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JP4484695B2 - 吸収性物品の個別包装体 - Google Patents

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JP4484695B2
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Description

本発明は、吸収性物品を包装材と共に長手方向に折り畳み、該包装材の所定箇所を封止してなる吸収性物品の個別包装体に関する。
従来、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)等の吸収性物品は、包装材とともに折り畳まれ、個別包装(個装)されて市販等されている。また、このような吸収性物品は、通常、粘着部を介してショーツ等の下着に固定されて使用されるが、包装された状態においては、そのような粘着部は剥離紙等によって被覆され保護されている。
このような吸収性物品を使用する際には、吸収性物品を包装材から引き剥がし、また、剥離紙等を剥がして粘着部を露出させるが、その状態における吸収性物品は、通常、長手方向の全体が展開された状態となる。
そのため、特に着用者の前後方向に比較的長い吸収性物品においては、吸収性物品を持ったときに、その後端部を持てば前端部、その前端部を持てば後端部が下方に垂れ下がってしまい、ショーツ等の適切な位置に吸収性物品を容易に固定することができなかった。例えば、垂れ下がった前端部や後端部が意図せずに不適切な部位にくっついてしまうことがあり、そのような場合には、一旦引き剥がして再度付け直す必要があり、場合によっては、更に煩雑な作業が必要となっていた。
特許文献1には、幅方向に折り畳まれた左右のフラップが剥離ストラップに接着されており、該剥離ストラップに、該剥離ストリップの取り外しを開始する手段を設けた衛生ナプキンが記載されている。しかし、この衛生ナプキンにおいても、吸収性物品をショーツ等に固定する際には、長手方向に全体が展開した状態となるため、固定する際の操作性が良好ではない。
特許第3100629号公報
従って、本発明の目的は、吸収性物品の肌当接面を使用直前まで衛生的に保護することができ、また、吸収性物品を、ショーツ等に固定する際の操作性を向上することのできる吸収性物品の個別包装体を提供することにある。
本発明は、縦長の本体、該本体の左右両側に延設された一対のウイング部を有している吸収性物品を、包装材と共に長手方向に折り畳み、該包装材の所定箇所を封止してなる吸収性物品の個別包装体であって、前記吸収性物品は、前記各ウイング部が前記本体の肌当接面側に折り畳まれており、且つ該吸収性物品の長手方向における前記ウイング部を有する部分上に、該ウイング部より後方に位置する部分を重ね、更にその上に該ウイング部より前方に位置する部分を重ねるようにして長手方向に折り畳まれており、前記各ウイング部の非肌当接面側の面と前記ウイング部より後方に位置する部分とが、両者間に配された剥離シートに、それぞれ粘着部を介して剥離可能に接着されており、前記包装材の所定箇所を開封し、前記ウイング部より前方に位置する部分のみを展開した状態において、前記剥離シートの一部が摘めるようになされていることを特徴とする吸収性物品の個別包装体を提供することにより、上記の目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品の個別包装体は、吸収性物品の肌当接面を使用直前まで衛生的に保護することができ、また、吸収性物品を、ショーツ等に固定する際の操作性に優れている。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照して説明する。
本発明の第1実施形態としての吸収性物品の個別包装体は、図1に示すように、生理用ナプキン1を包装材9により個別に包装してなる生理用ナプキンの個別包装体10である。
本実施形態における生理用ナプキン1(以下、ナプキン1ともいう)は、図2に示すように、肌当接面を構成する表面シート2、非肌当接面を構成する裏面シート3及びこれら両シート間に介在された液保持性の吸収体4を具備し、実質的に縦長の形状を有している。表面シート2は、液透過性の中央シート2a及びその左右両側に一部を重ねた状態で接合された撥水性の側部シート2b,2bからなる。
ナプキン1は、長手方向の一端部から他端部に向かって順に、着用時に着用者の腹部寄りの位置に配される前方部A、着用者の液排泄部に対向配置される排泄部対向部B及び着用者の背中寄りの位置に配される後方部Cを有している。
ナプキン1は、その幅方向の中央部分に、表面シート2、吸収体4及び裏面シート3がこの順に積層された構成の本体5を有し、該本体5の左右両側に、吸収体4の両側縁から延出した表面シート2及び裏面シート3により形成されたフラップ部を有している。
フラップ部は、排泄部対向部Bにおいてナプキン1の幅方向の外方に向かって大きく張り出しており、これにより本体5の左右両側に、一対のウイング部6,6が形成されている。また、フラップ部は、後方部Cにおいてもナプキン1の幅方向の外方に向かって大きく張り出しており、これにより本体5の左右両側に、一対の後部フラップ部7,7が形成されている。
ウイング部6は、裏面シート3側の面に、粘着剤の塗工により形成されたウイング部粘着部81を有している。ウイング部6は、ナプキン1をショーツ等の下着に固定する際に、裏面シート3側に折り曲げられ、ウイング部粘着部81を介してショーツ等の下着の非肌対向面に粘着固定される。後部フラップ部7は、裏面シート3側の面に、粘着剤の塗工により形成された後部粘着部82を有している。後部フラップ部7は、ナプキン1をショーツ等の下着に固定する際に、本体5の側方に延ばされた状態で、後部粘着部82を介してショーツ等の下着の肌対向面上に粘着固定される。
本体5の裏面シート3側の面には、矩形状に粘着剤が塗工されて本体粘着部5aが形成されている。ナプキン1は、その長手方向において、ウイング部6と後部フラップ部7との間が幅狭に括れている。
本実施形態の個別包装体10は、例えば、下記のようにして得られる
先ず、図3に示すように、ナプキン1を、包装材9上に載置する。ウイング部6及び後部フラップ7は、本体5の両側縁に沿って本体5の表面シート2側(肌当接面側)に折り曲げておく。そして、矩形状の剥離シート12を、左右のウイング部6,6における各ウイング部粘着部81が被覆されるように、両ウイング部6,6上に載置する。剥離シート12と包装材9とは一部においても接合されていない。剥離シート12は、ナプキン1の排泄部対向部Bから前方部Aにかけた領域に配置されている。即ち、剥離シート12は、ウイング部6だけでなく、それより前方に位置する部分である図3中Fで示す部分にも存在している。
そして、その状態において、ナプキン1を、ウイング部6と後部フラップ部7との境界部よりもやや後端部寄りの位置において、包装材9と共に長手方向に折り曲げる。即ち、ナプキン1の後端部近傍の、図3中Dで示す部分を、表面シート2側に折り曲げ、当該部分よりもナプキン前方部側に位置する図中Eで示す部分上に積層する。この折り曲げは、後部粘着部82が剥離シート12上に重なるように行う。このときの折り線を、図3中にL1で示す。この1回目の折り曲げにより、ナプキン1の長手方向におけるウイング部6,6を有する部分E1上に、ウイング部6より後方に位置する部分である図3中Dで示す部分が重ねられる。本ナプキン1においては、排泄部対向部Bと、ナプキン1の長手方向におけるウイング部6,6を有する部分E1とが略一致している。
次いで、ナプキン1を、排泄部対向部Bと前方部Aとの境界部付近において、包装材9と共に長手方向に折り曲げる。即ち、ウイング部6より前方に位置する部分である図3中Fで示す部分を、表面シート2側に折り曲げ、ウイング部6を有する部分E1上に重ねた状態の図3中Dで示す部分上に積層する。従って、剥離シート12もナプキン1のFで示す部分とともに折り畳まれている。このときの折り線を、図3中にL2で示す。ナプキン1は、このようにして、包装材9と共に長手方向に折り畳まれてコンパクトな形態となる。
そして、折り畳まれた状態のナプキン1の両側縁から幅方向外方に延出する包装材9の両側部をエンボス加工等の公知の接合方法により封止すると共に、包装材9の端縁部を公知のタブテープ11を所定箇所に止着することにより、図1に示すようなナプキン1の個別包装体10が得られる。
このようにして得られた本実施形態のナプキンの個別包装体においては、各ウイング部6の裏面シート3側の面と各後部フラップ部7の裏面シート3側の面(非肌当接面側の面)とが、それぞれに設けられたウイング部粘着部81又は後部粘着部82を介して剥離シート12に剥離可能に接着された状態となっている。尚、本実施形態の個別包装体10においては、ウイング部粘着部81又は後部粘着部82は、剥離シート12と介して互いに重なっている。即ち、ウイング部粘着部81及び後部粘着部82は、ナプキン1の幅方向における同じ位置であって、図3中L1で示される折り線からの距離が等しい位置にほぼ同様の大きさに形成されている。
本体の肌当接面は、本体の両面のうち、着用時に着用者の肌側に向けられる面であり、本体の非肌当接面は、本体の両面のうち、着用時にショーツ等の下着側(着用者の肌側とは反対側)に向けられる面である。ウイング部及び後部フラップ部それぞれの非肌当接面側の面は、図2に示すように吸収性物品を平面状に拡げた状態において本体の非肌当接面と同方向を向いた面である。
ウイング部粘着部81及び後部粘着部82形成用の粘着剤としては、それぞれ、生理用ナプキン等の吸収性物品の粘着部形成用に従来用いられている各種の粘着剤を特に制限なく用いることができ、ウイング部粘着部81と後部粘着部82とで、粘着剤の種類が同一であっても異なっていても良い。
剥離シート12としては、ウイング部粘着部81又は後部粘着部82を剥離可能に接着可能な各種のものを用いることができ、例えば、紙や樹脂フィルム等からなる基材シートの両面に剥離処理を施したもの等を用いることができる。剥離処理としては、例えばシリコン系樹脂、フッ素系樹脂、または四フッ化エチレン系樹脂などの離型処理液等を、塗工するかスプレー塗布し表面に薄い被膜を形成する方法、さらに紫外線照射や熱処理により剥離被膜を安定化させる方法等を挙げることができる。また、基材シートに水解機能を有するものを用いることにより、ナプキンをショーツ等の下着に固定したあと、使用後のナプキンを包むなどの用途のない剥離シートはトイレに廃棄することができる。水解性を有する基材シートとしては、水溶性のポリビニールアセテート(PVA)樹脂や水分散可能な各種水解紙に上記剥離処理を施したものを用いることができる。なお、水解性を有する基材シートへの剥離処理は、ドット状やブロック状のように部分的におこなうことによってシートの崩壊が起こりやすくしたものを用いることが好ましく、さらにPVA樹脂で形成して部分的膨潤・部分的溶解による崩壊が促進するよう形成されたものがより好ましい。
本実施形態の個別包装体10においてナプキン1を使用する際には、タブテープ11を摘んで引っ張り、図3及び図4中Fで示す部分(ウイング部より前方に位置する部分)を開いて、図4に示す状態とする。
本実施形態の個別包装体10は、このようにして、図4中Fで示す部分(ウイング部より前方に位置する部分)のみを展開した状態において、剥離シート12の一部12aが、折り畳まれたナプキン1から延出しており、該一部12aを摘めるようになっている。剥離シートの一部12aが摘めるための具体的構成としては、図4に示すように、ナプキン1の長手方向の後端部13からその延長方向の外方に向かって剥離シート12の一部が延出していることが好ましい。
本実施形態の個別包装体10においては、ナプキン1の長手方向におけるウイング部6より前方に位置する部分のみを展開した状態において、剥離シート12の一部12aが起立するようになされている。即ち、図4中Fで示す部分(ウイング部より前方に位置する部分)を展開し、該部分と、図4中DEで示す部分(互いに積層された、ナプキン1の長手方向におけるウイング部6を有する部分と該ウイング部6より後方に位置する部分とからなる部分)とが同一平面状になるように拡げた状態において、その平面に対して、剥離シート12の一部12aが角度(例えば30〜150度)をなして起立するようになされている。剥離シート12の一部12aが起立することで、該一部12aが摘み易くなり、ナプキン1の装着操作が一層容易となる。
剥離シート12の一部12aを起立させるために、本実施形態においては、剥離シート12を、図4中Fで示す部分(ウイング部より前方に位置する部分)と他の部分との間の折り線L2においてナプキン1と共に同じ方向に折り曲げ、剥離シート12に折り癖をつけてある。ナプキン1と共に折り曲げて付けた折り癖により剥離シート12を起立させる観点から、剥離シート12は、折り癖が残り易くへたりにくい材料、例えば紙や不織布、あるいはポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリビニルアルコール等からなるフィルム、及びこれらの複合材料から構成することが好ましい。また、同様の観点から、ナプキン1を折り畳んだ状態において、剥離シート12の端縁12bは、前記折り線L2から1〜5cm程度、ナプキン前端縁14方向(タブテープの方向)に延出した位置にあること、及び/又は、ナプキン1の前端縁14と後端縁13との間にあることが好ましい。
本実施形態の個別包装体10におけるナプキン1の好ましい使用方法においては、図4に示すように、包装材9の所定箇所を開封し、ウイング部より前方に位置する部分Fのみを展開した状態において、包装材9をナプキン1から引き剥がす。ナプキン1は、包装材9を引き剥がしても、ウイング部6と後部フラップ部7とが剥離シート12を介して互いに接合されていることによって、2つ折りのコンパクトな形態を維持している。
そして、この状態のナプキン1を、図5(a)に示すように、ショーツのクロッチ部20に載置し、該ナプキン1の一部を本体粘着部5aの一部を介してクロッチ部20上に固定する。次いで、ナプキン1から露出する剥離シート12の一部12aを摘んで、図5(a)中の矢印で示す方向に引っ張り、図5(b)に示すように、ナプキン1を長手方向に展開させるようにして、剥離シート12を取り去る。
次いで、ウイング部6,6及び後部フラップ部7,7を左右に開き、ウイング部6は、クロッチ部20の両側縁に沿って折り曲げ、ウイング部粘着部81を介してクロッチ部の非肌対向面側に固定し、後部フラップ部7は、後部粘着部82を介してクロッチ部20の肌対向面に固定する。
本実施形態のナプキンの個別包装体によれば、包装材9を引き剥がした状態においても、ナプキン1がコンパクトな形態を維持しており、そのようなコンパクトな状態において、ショーツのクロッチ部20等に対する位置決めができ、次いで、そのナプキンを長手方向に展開して、ウイング部6や後部フラップ部7により強固にクロッチ部20等に固定することができる。また、ナプキンを長手方向に展開する操作を、剥離シート12を引っ張るという簡単な操作で行うことができる。そのため、ナプキン1を、操作性良く、適切な位置に容易に固定することができる。特に、本実施形態のように後部フラップを有するような長い形態の場合、不適切な箇所に誤って接着固定することがなく、有用である。また、ナプキンを長手方向に展開する直前まで、ナプキンの肌当接面をナプキンや剥離シート等で被覆しておくことができるので、衛生面でも優れている。
図6は、本発明の第2実施形態を示す図である。第2実施形態については、上述した第1実施形態の個別包装体10と異なる点を主として説明し、同様の点は同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない点は、第1実施形態の個別包装体10についての説明が適宜適用される。
第2実施形態におけるナプキン1Aにおいては、図6に示すように、後部フラップ部7には後部粘着部82が形成されておらず、本体5部分の裏面シート側の面に、一対の後部粘着部83が形成されている。ナプキン1Aの本体5は、包装材9上に載せられている部分に矩形状の本体粘着部5aを有するとともに、包装材9から延出した部分に上述した後部粘着部83が設けられている。
第2実施形態の個別包装体は、ナプキン1Aを、一点鎖線L4を折り線として、図6(b)中D1で示す部分をD2で示す部分に重ねるようにして折り曲げた後、更に一点鎖線L1を折り線として、D1で示す部分とD2で示す部分とを重ねた状態のまま、それらを図6中Eで示す部分に重ねるように折り曲げ、以後は、第1実施形態と同様にして得られる。
第2実施形態の個別包装体においては、各ウイング部6の裏面シート3側の面(非肌当接面側の面)と、ウイング部6より後方に位置する部分としての後方部Cにおける本体5の裏面シート3側の面が、両者間に配された剥離シート12に、それぞれに設けられたウイング部粘着部81又は後部粘着部83を介して剥離可能に接着されている。 そして、第2実施形態の個別包装体においても、図6(b)中Fで示す部分(ウイング部より前方に位置する部分)のみを展開した状態において、剥離シート12の一部12a、具体的には、図6(b)中の折り線L2より上方に位置する部分が、折り曲げられたナプキン1から延出して摘めるようになっている。
第2実施形態の個別包装体においてナプキン1Aを使用する際には、包装材9の所定箇所を開封し、図6(b)中Fで示す部分のみを展開し、その状態で、ナプキン1Aから包装材9を引き剥がす。ナプキン1Aは、包装材9を引き剥がしても、ウイング部6と本体5における展開状態においては相離間することになる二つの部位が、単一の剥離シート12に接着された両粘着部81,83の接着力によって互いに接合され、3つ折りのコンパクトな形態を維持している。
第2実施形態の個別包装体においても、このようなコンパクトな状態のナプキン1Aをクロッチ部上に載置し、その一部を固定した後、剥離シート12の一部を摘んで引っ張ることにより、ナプキン1Aを長手方向に展開できるので、第1実施形態の個別包装体と同様の効果が奏される。
上述した各実施形態における各部の形成材料としては、生理用ナプキン等の吸収性物品の個別包装体に、従来用いられているものを特に制限なく用いることができる。例えば、裏面シートとしては、樹脂フィルムや樹脂フィルムと不織布等との積層体等を用いることができる。
本発明の吸収性物品の個別包装体は、上記の実施形態に制限されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々変形可能である。例えば、表面シートは、その全体が一枚の液透過性のシートからなるものを用いることもできる。また、ウイング部及び後部フラップ部は、本体の構成材を延出させて形成されたものに代えて、別材を固定して形成することもできる。また、吸収性物品は、後部フラップ部を有しないものであっても良い。剥離シート12の形状は、長方形、正方形、台形、六角形、楕円形等とすることができる。また、ウイング部粘着部と後部粘着部とは、剥離シート12の一方の面側と他方の面側とで同じ位置に形成されていなくても良い。また、用いる剥離シートは両面剥離性のものだけでなく、片面剥離性シートの非剥離面を部分的に接合してものを用いても良く、具体的にはウイング部と後部フラップ部を覆う一枚の剥離シートを接合したもの、ウイング部及び後部フラップ部各々の剥離シートを接合するなどして形成することができる。
各粘着部に使用される粘着剤は、直接、フラップ部や本体等の非肌当接面に塗布してもよく、剥離シートや剥離処理された包装材に塗布した後に非肌当接面に添着されてもよい。
本発明の吸収性物品の個別包装体は、本発明の吸収性物品の好ましい装着方法(例えば、ナプキン1,1Aに関して上述したナプキンの装着方法)を、消費者が容易に実行することができるように、その好ましい装着方法が記載されたパッケージとして、市販、流通等させることが好ましい。即ち、吸収性物品の装着方法として、包装材の所定箇所を開封し、ウイング部より前方に位置する部分のみを展開した状態において吸収性物品から該包装材を取り除き、該包装材を取り除いた吸収性物品を下着に載置及び固定し、ウイング部より後方に位置する部分とウィング部の非肌当接面側の面との間に介在する前記剥離シートを摘んで引っ張り、吸収性物品のウイング部より後方に位置する部分を展開して下着に固定する、吸収性物品の装着方法が記載されたパッケージとして、市販、流通等させることが好ましい。
このようなパッケージは、吸収性物品の個別包装体の複数個を収納袋や箱に収容して得られる。収納袋や箱としては、従来、複数個の吸収性物品を纏めて販売するために用いられている各種公知の、樹脂フィルム製の袋、紙製の箱、合成樹脂製の箱等を用いることができる。
吸収性物品の装着方法の記載場所としては、収納袋や箱の外面や、個別包装体の包装材、剥離シートの摘み部、収納袋や箱に入れた説明書等が挙げられるが、収納袋や箱の外面に表示することが好ましい。また、吸収性物品の装着方法の記載は、消費者がその記載に従うことにより、その装着方法を実行できる限り、文言や言い回し、表現方法等は特に制限されず、文章のみで表現されていても、図(イラスト等)や写真と文章との組合せで表現されていても、図や写真のみで表現されていても良い。
本発明における吸収性物品は、生理用ナプキンの他、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド等の他の吸収性物品であっても良い。
図1は、本発明の一実施形態としての生理用ナプキンの個別包装体を示す斜視図である。 図2は、図1の個別包装体における生理用ナプキンを示す概略図で、図2(a)は表面シート側を示す平面図、図2(b)は裏面シート側を示す底面図である。 図3は、図1の個別包装体の構成及び製造手順を説明するための展開図である。 図4は、図1の個別包装体を一部開封した状態を示す図である。 図5は、図1の個別包装体における生理用ナプキンの使用方法を示す図で、図5(a)は、ナプキンをショーツのクロッチ部上に載置し位置決めした状態、図5(b)は、ナプキンを長手方向に展開した状態を示す図である。 図6は、本発明の他の実施形態を示す図で、図6(a)は、図2(b)相当図、図6(b)は、図3相当図である。
符号の説明
10 生理用ナプキンの個別包装体
2 表面シート(表面層)
3 裏面シート(裏面層)
4 吸収体(吸収層)
5 本体
6 ウイング部
7 後部フラップ部
81 フラップ部粘着部
82,83 後部粘着部
9 包装材
12 剥離シート
A 前方部
B 排泄部対向部
C 後方部

Claims (2)

  1. 縦長の本体、該本体の左右両側に延設された一対のウイング部を有している吸収性物品を、包装材と共に長手方向に折り畳み、該包装材の所定箇所を封止してなる吸収性物品の個別包装体であって、
    前記吸収性物品は、前記各ウイング部が前記本体の肌当接面側に折り畳まれており、且つ該吸収性物品の長手方向における前記ウイング部を有する部分上に、該ウイング部より後方に位置する部分を重ね、更にその上に該ウイング部より前方に位置する部分を重ねるようにして長手方向に折り畳まれており、
    前記各ウイング部の非肌当接面側の面と前記ウイング部より後方に位置する部分とが、両者間に配された、両面とも剥離性である剥離シートの各面に、それぞれ粘着部を介して剥離可能に接着されており、
    前記剥離シートは、前記吸収性物品の長手方向における前記ウイング部を有する部分から前記ウイング部より前方に位置する部分に亘って配されており、該剥離シートは、前記包装材とは一部においても接合されておらず、
    前記吸収性物品は、前記ウイング部より後方に位置する部分に一対の後部フラップ部を有し、該各後部フラップ部は、前記本体の肌当接面側に折り畳まれており、該各後部フラップ部の非肌当接面側の面が、前記剥離シートに接着されており、
    前記包装材の所定箇所を開封し、前記ウイング部より前方に位置する部分のみを展開した状態において、前記剥離シートの一部が起立していることにより、該剥離シートの一部が摘めるようになされていることを特徴とする吸収性物品の個別包装体。
  2. 縦長の本体、該本体の左右両側に延設された一対のウイング部を有している吸収性物品を、包装材と共に長手方向に折り畳み、該包装材の所定箇所を封止して包装された吸収性物品の個別包装体が複数個収容されているパッケージであって、
    前記吸収性物品は、前記各ウイング部が前記本体の肌当接面側に折り畳まれており、且つ該吸収性物品の長手方向における前記ウイング部を有する部分上に、該ウイング部より後方に位置する部分を重ね、更にその上に該ウイング部より前方に位置する部分を重ねるようにして長手方向に折り畳まれており、
    前記各ウイング部の非肌当接面側の面と前記ウイング部より後方に位置する部分とが、両者間に配された、両面とも剥離性である剥離シートの各面に、それぞれ粘着部を介して剥離可能に接着されており、
    前記剥離シートは、前記吸収性物品の長手方向における前記ウイング部を有する部分から前記ウイング部より前方に位置する部分に亘って配されており、該剥離シートは、前記包装材とは一部においても接合されておらず、
    前記吸収性物品は、前記ウイング部より後方に位置する部分に一対の後部フラップ部を有し、該各後部フラップ部は、前記本体の肌当接面側に折り畳まれており、該各後部フラップ部の非肌当接面側の面が、前記剥離シートに接着されており、
    前記個別包装体は、前記包装材の所定箇所を開封し、前記ウイング部より前方に位置する部分のみを展開した状態において、前記剥離シートの一部が起立していることにより、該剥離シートの一部が摘めるようになされており、
    前記吸収性物品の装着方法として、前記包装材の所定箇所を開封し、前記ウイング部より前方に位置する部分のみを展開した状態において吸収性物品から該包装材を取り除き、該包装材を取り除いた吸収性物品を下着に載置及び固定し、前記ウイング部より後方に位置する部分と該ウィング部の非肌当接面側の面との間に介在する前記剥離シートを摘んで引っ張り、該吸収性物品のウイング部より後方に位置する部分を展開して下着に固定する、吸収性物品の装着方法が記載されたパッケージ。
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