JP4484262B2 - タイヤ用表示ラベルの付設方法 - Google Patents
タイヤ用表示ラベルの付設方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4484262B2 JP4484262B2 JP02438299A JP2438299A JP4484262B2 JP 4484262 B2 JP4484262 B2 JP 4484262B2 JP 02438299 A JP02438299 A JP 02438299A JP 2438299 A JP2438299 A JP 2438299A JP 4484262 B2 JP4484262 B2 JP 4484262B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tire
- black
- display label
- label
- attached
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイヤ製造工程でタイヤに付されるバーコードやロゴ等の表示がされたタイヤ用表示ラベルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からタイヤ製造工程で各タイヤを識別するためにタイヤにバーコード入りのタイヤ表示ラベルが付設されており、例えば特開平7−266811号公報に記載されたものは、長円形状をしたラベルの長方形状の主区域にバーコードが表示されている。
【0003】
このバーコードラベルは、加硫前の生タイヤの時に付設され、その後の製造過程及び回収後等にバーコードリーダにより読み取りタイヤの識別を行うものであり、図6に図示するようにバーコードラベル01は加硫後のタイヤ02におけるタイヤビード部02aの外側に付設され、通常使用するためホイール03のリム03aに装着されると、リム03aによってバーコードラベル01は内側に隠される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるにリム03aによって隠されるタイヤビード部02aの外面領域は狭く、その領域に付設されたバーコードラベル01を完全に隠すことは難しく、図7に示すようにかなりの割合でバーコードラベル01の一部がリム03aからはみ出して特にバーコードラベル01のはみ出す一辺近傍は白色をしていて目立ち見苦しい。
【0005】
本発明は、斯かる点に鑑みなされたもので、その目的とする処は、タイヤビード部の外側に付設されたタイヤ用表示ラベルがリムからはみ出しても目立たず外観の妨げとならないタイヤ用表示ラベルの付設方法を供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用効果】
上記目的を達成するために、本発明は、略長方形状をなしタイヤの識別情報が表示されたタイヤ用表示ラベルの一対の長尺辺のうちの一辺近傍に帯状に黒色表示し、前記タイヤ用表示ラベルをタイヤビード部外側でホイールのリムに大部分隠される部位に前記黒色に表示された長尺辺がタイヤ中心より遠心側になるように付着するタイヤ用表示ラベルの付設方法とした。
【0007】
略長方形状をしたタイヤ用表示ラベルの一対の長尺辺のうちのタイヤに付設するとタイヤ中心より遠心側となる一辺近傍を帯状に黒色表示したので、タイヤをリムに装着したときにリムからラベルがはみ出しても、はみ出し部分は帯状に黒色表示した部分であり、タイヤと同系色で目立たず見苦しくない。
【0008】
後からはみ出し部分を黒く塗るなどの面倒な作業が不要である。
なおここに黒色とは、通常のタイヤの色とされる黒色のことを意味する。
【0009】
識別表示を印刷するときに同時に帯状の黒色表示を印刷するので、タイヤ用表示ラベルを効率良く製造することができる。
【0010】
請求項2記載の発明は、タイヤ製造工程でタイヤビード部外側のリムが装着されるとリムに一部または全部隠れる部分に付設される略長方形状をしたタイヤ用表示ラベルにおいて、一対の長尺辺のうちのタイヤに付設するとタイヤ中心より遠心側となる一辺近傍に帯状の黒色表示を印刷したラベルにタイヤ製造工程で識別表示を印刷することを特徴とするタイヤ用表示ラベルである。
識別表示を印刷する際に、既にラベルに帯状の黒色表示がなされているので、タイヤ製造工程での印刷で印刷手段の印字ヘッド等の寿命を向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下本発明に係る一実施の形態について図1ないし図5に基づき説明する。
本実施の形態に係るタイヤ用表示ラベル1の平面図を図1に示す。
図2は図1におけるII−II線に沿って切断した断面を説明上厚さを誇張して図示した断面図である。
【0012】
表示ラベル1は、平面視で横長の長方形状をして4つの角部が円弧状に切り取られて丸みをなしている。
表示ラベル1の基材2は、耐熱性合成樹脂フィルムであり、その表面にバーコード3が印刷されるとともに、長尺の一辺に沿って一定幅で黒帯4が印刷されている。
なお黒帯4は、一定幅でなくて変形した帯状をなしていてもよい。
【0013】
この基材2の印刷面をポリエステル等からなる透明な保護膜5が、被覆している。
また基材2の裏面にはゴムまたはポリビニル系の粘着層6が形成されており、生タイヤに付着できるようになっている。
【0014】
この表示ラベル1の製造工程を図3に示す。
図3▲1▼に示すように基材2の裏面に粘着層6を形成して離型紙7を付設して取り扱い易い状態にしておく。
そして基材2の表面に黒帯4を印刷し(図3▲2▼参照)、次いでバーコード3を印刷し(図3▲3▼参照)、印刷面に保護膜5を被覆する(図3▲4▼参照)。
【0015】
こうして製造された表示ラベル1は、離型紙7を剥がして粘着層6により加硫前の生タイヤにおけるビード部の外側面に付着される。
その際、表示ラベル1の黒帯4が印刷された辺をタイヤ中心より遠心側になるように付着する。
【0016】
生タイヤが加硫されるときは、付着された表示ラベル1は加硫工程で金型内で加熱加圧されて、図4に示すようにタイヤ10のビード部11の外側面に一体的に固着される。
表示ラベル1の黒帯4はタイヤ中心より遠心側にある。
【0017】
バーコード3は、その表示ラベル1が付着されるタイヤの種別,大きさ等の識別情報がコード化されて表示されており、未加硫の生タイヤに付設され、生タイヤを加硫までの過程で識別できるようにするとともに、加硫後に表示ラベル1を一体的に固着して残し、以後の工程でバーコードリーダで読んでタイヤ10の選別が確実に行われるようにしている。
【0018】
そして最終的に使用するために、タイヤ10にホイール20が装着されると、図5に示すようにホイール20のリム21が、タイヤ10のビード部11の外側に掛かり、表示ラベル1を内側に隠す。
【0019】
しかし表示ラベル1の一部がリム21より外側にはみ出しているが、同部分は黒帯4が表示された所であり、よってタイヤ10の色に紛れて目立たず見苦しいことはない。
したがって表示ラベル1が外観を損なうようなことはない。
【0020】
以上のように表示ラベル1の一辺近傍を予め黒帯表示しておくことで、該表示ラベル1を付設したタイヤ10を通常使用するためホイール20に装着すると、リム21に大部分が隠れ、はみ出した部分は黒色をしてタイヤ10の色に紛れて外観を損なうことがない。
【0021】
ホイール装着後に、リム21からはみ出した部分を黒く塗るなどの面倒な作業が不要である。
【0022】
なお図3に示す表示ラベル1の製造過程で、図3▲2▼の黒帯4の印刷と図3▲3▼のバーコード3の印刷を同時に行ってもよいが、黒帯4を印刷した段階で各タイヤ工場に出荷してタイヤ工場内でバーコード3をプリントアウトして保護膜5を被覆してもよく、こうすることでバーコードを印字するプリンタが黒帯をプリントアウトする必要がなく印字ヘッドの寿命を長く保ってコストの低減を図ることができる。
【0023】
以上の実施の形態では、表示ラベル10にバーコード4を印刷していたが、バーコードの代わりにロゴマーク等を印字した表示ラベルあるいはバーコードとロゴマークを同時に印刷した表示ラベルにも本発明は適用されるものである。
なおバーコードにはその情報を数字等で表示付加したものもあり、斯かる表示ラベルも本発明が適用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るタイヤ用表示ラベルの平面図である。
【図2】図1におけるII−II線に沿って切断した断面を説明上厚さを誇張して図示した断面図である。
【図3】同表示ラベルの製造工程を順次断面図で示す説明図である。
【図4】同表示ラベルが付設されたタイヤの部分斜視図である。
【図5】同タイヤにホイールを装着された状態の部分側面図である。
【図6】従来の表示ラベルが付設されたタイヤにホイールを装着した状態を示す部分斜視図である。
【図7】同部分側面図である。
【符号の説明】
1…表示ラベル、2…基材、3…バーコード、4…黒帯、5…保護膜、6…粘着層、7…離型紙、
10…タイヤ、11…ビード部、
20…ホイール、21…リム。
Claims (1)
- 略長方形状をなしタイヤの識別情報が表示されたタイヤ用表示ラベルの一対の長尺辺のうちの一辺近傍に帯状に黒色表示し、
前記タイヤ用表示ラベルをタイヤビード部外側でホイールのリムに大部分隠される部位に前記黒色に表示された長尺辺がタイヤ中心より遠心側になるように付着することを特徴とするタイヤ用表示ラベルの付設方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02438299A JP4484262B2 (ja) | 1999-02-01 | 1999-02-01 | タイヤ用表示ラベルの付設方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02438299A JP4484262B2 (ja) | 1999-02-01 | 1999-02-01 | タイヤ用表示ラベルの付設方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000221884A JP2000221884A (ja) | 2000-08-11 |
JP4484262B2 true JP4484262B2 (ja) | 2010-06-16 |
Family
ID=12136644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02438299A Expired - Fee Related JP4484262B2 (ja) | 1999-02-01 | 1999-02-01 | タイヤ用表示ラベルの付設方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4484262B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112013001206T5 (de) * | 2012-02-29 | 2014-11-13 | Firestone Industrial Products Company, Llc | Wechselanzeiger, Elastomerartikel und Verfahren |
US10152672B2 (en) | 2014-09-29 | 2018-12-11 | Avery Dennison Corporation | Tire tracking RFID label |
JP2020026246A (ja) * | 2018-08-15 | 2020-02-20 | マーシャル インダストリアル コープ. | マーク付きリムとその作製プロセス |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH062378U (ja) * | 1992-06-18 | 1994-01-14 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤ用ラベル |
JP3412900B2 (ja) * | 1994-02-23 | 2003-06-03 | ブラザー工業株式会社 | バーコードデータ作成装置 |
JPH07266811A (ja) * | 1994-03-29 | 1995-10-17 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | タイヤ用バーコードラベル |
JPH09240677A (ja) * | 1996-03-01 | 1997-09-16 | Fuji Seal Co Ltd | ラベル付き容器及びラベル付き容器の製造方法 |
JPH1088086A (ja) * | 1996-09-10 | 1998-04-07 | Oji Paper Co Ltd | 粘着ラベル |
JPH10143073A (ja) * | 1996-11-06 | 1998-05-29 | Bridgestone Corp | バーコードラベル及びバーコードラベルの形成方法 |
JPH10268775A (ja) * | 1997-03-28 | 1998-10-09 | Sato:Kk | タイヤ用表示ラベル連続体およびその加工方法 |
JP3046685U (ja) * | 1997-08-29 | 1998-03-10 | 晴男 山田 | ラベルおよびラベル貼付装置 |
-
1999
- 1999-02-01 JP JP02438299A patent/JP4484262B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000221884A (ja) | 2000-08-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6235376B1 (en) | Display label and method for forming display label | |
AU2011201506B2 (en) | Use of colored indicia on tires as a designator | |
EP1073031B1 (en) | Permanent tamper resistant bar code labels for tires | |
US20220194144A1 (en) | Display assemblies and methods for applying the same to vulcanized rubber articles | |
US5873607A (en) | Construction for a laminated window label | |
US20130160913A1 (en) | Tire with label and relief groove | |
EP2594418A1 (en) | Rubber article with a label and method of manufacturing | |
WO2006081197A2 (en) | Permanent marking of molded rubber products | |
US6391134B1 (en) | Tire with sidewall having integral applique over spaced apart scuff resistant ribs | |
JP4484262B2 (ja) | タイヤ用表示ラベルの付設方法 | |
JPH10222070A (ja) | 情報記録領域付タイヤ及びこのタイヤへの表示方法 | |
JPH10187044A (ja) | 表示ラベル及び表示ラベルの形成方法 | |
JPH07266811A (ja) | タイヤ用バーコードラベル | |
EP0691223B1 (en) | Making a rubber product with a precisely located applique preferable protected by scuff ribs | |
CA2121938C (en) | Making a tire with a precisely located label or printing | |
JPS6127711A (ja) | タイヤ識別用バーコード付きタイヤ及びタイヤの自動識別方法 | |
AU2012100111A4 (en) | Use of colored indicia on tires as a designator | |
AU2012251942A1 (en) | Use of colored indicia on tires as a designator |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051219 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090224 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090416 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090630 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090818 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091117 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100108 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100323 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100323 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |