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JP4483071B2 - 戸当り装置の床面用部材及び戸当り装置 - Google Patents

戸当り装置の床面用部材及び戸当り装置 Download PDF

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JP4483071B2
JP4483071B2 JP2000341120A JP2000341120A JP4483071B2 JP 4483071 B2 JP4483071 B2 JP 4483071B2 JP 2000341120 A JP2000341120 A JP 2000341120A JP 2000341120 A JP2000341120 A JP 2000341120A JP 4483071 B2 JP4483071 B2 JP 4483071B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は戸当り装置の床面用部材及び戸当り装置の改良に係り、更に詳しくは、床面用部材を設置する際に床面に嵌合凹部を形成せずに設置できるようにし、また、床面用部材の可動部材の動きによって生じる音を低減すると共に、可動部材が扉を停止させたときの衝撃も緩和することができるようにしたものに関する。
【0002】
【従来技術】
扉を設ける場合、壁近傍の床面には、通常、扉を開いたときに壁と衝突して互いに損傷しないようにする戸当り装置が設置されている。
【0003】
このような戸当り装置としては、例えば、特開平11−287062号公報に開示されたようなものが知られている(図15,図16参照)。
この戸当り装置は、床面に設置して使用する床面用部材8と、扉の下部側に取り付けて使用する扉用部材9とを備え、床面用部材8の可動部材80が、扉用部材9に備えられた磁石90の磁力により起き上がって停止面91と係合することで、扉を所定の位置で停止させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した戸当り装置は、次の点で一層の改良が求められていた。
(1) 床面用部材8は、可動部材80の基部側がクランク状に折り曲げて形成してあるので、床面用部材8の裏面には可動部材80の軸部800を収容するための凸部81が形成される。そのため、床面用部材8を設置する際には、床面にこの凸部81を埋め込む嵌合凹部85を床面を削って形成する必要がある。嵌合凹部85を誤った位置に形成した場合は、その部分の床板を新しいものに交換するしか補修ができない。
また、床面に嵌合凹部を形成するので、施工の迅速性にも欠けていた。
【0005】
(2) 可動部材80が、磁石90によって瞬時に起き上がって扉用部材9と当たった際に衝撃音が生じており、この音の低減策が求められていた。
また、扉を停止させる際に、可動部材80と停止面91とが直接当たっており、床面用部材8や扉用部材9に相当な衝撃が加わっていたので、この緩和策も求められていた。この際にも衝撃音が生じており、この音の低減策も求められていた。
更には、可動部材80が起き上がった状態から倒れたときにも、可動部材80が床面用部材8に当たって衝撃音が生じており、この音の低減策も求められていた。
【0006】
ところで本発明者は、床面に凸状物として形成される床面用部材の厚みについて、実用上支障が少ない厚みを導き出す実験を行っていた。そして、前記実験を重ねることにより、床面用部材の厚みが5mmを越えるものについては、例えば、車椅子の車輪の乗り上がりが困難になったり、歩行時に躓き易くなったりする傾向が見られたので、実用的でないことが分かった。
【0007】
本発明の目的は、床面に嵌合凹部を形成せずに設置できるようにする戸当り装置の床面用部材及び戸当り装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、可動部材が扉用部材や床面用部材と当たったときに生じる衝撃音を低減したり、扉を停止させたときの衝撃を緩和したりする戸当り装置の床面用部材及び戸当り装置を提供することにある。
更に、本発明の他の目的は、床面に設置した床面用部材によって、例えば、車椅子の車輪の乗り上がりが困難になったり、歩行時に躓き易くなったりしない戸当り装置の床面用部材及び戸当り装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために講じた本発明の手段は次のとおりである。
第1の発明にあっては、
床面への設置面が平面に形成され、上面には可動部材収容凹部が形成されている基部材と、
上記可動部材収容凹部に収容されており、基部側には軸部を有し、当該軸部を中心として上下方向に回動する可動部材と、
を備え、
上記基部材において、
上記可動部材収容凹部は、上面の一部を凹ませて形成してあり、
上記可動部材の軸部が収容される軸部収容凹部は、上記可動部材収容凹部と連続して形成してあり、
上記可動部材収容凹部の基部側の底部には、裏面と貫通した可動部材挿入口が形成してあり、
上記可動部材挿入口の上方には、可動部材の起き上がりを鋭角の所要角度で止める傾斜面を有するストッパー部が、基部材の上面から可動部材収容凹部側にやや張り出して形成してあり、
上記可動部材は、
磁着可能な板状体で平板状に形成され、昇降部と該昇降部の回動の中心となる軸部が一体になっており、該軸部は、昇降部の基端部の両側部に、側方に突出して形成してあり、
上記軸部の一方又は両方には、緩衝性及び伸縮性を有する合成樹脂又はゴム製の緩衝材が、軸部の全周にわたり、軸部に薄膜を形成するように設けてあり、
上記可動部材は、上記基部材の裏面側から可動部材挿入口に挿入して軸部を軸部収容凹部に収容し、昇降部を可動部材収容凹部に収容することで、基部材と一体に組まれており、
上記可動部材収容凹部を除く上記基部材の上面と、上記可動部材収容凹部に収容された可動部材の上面は面一である
戸当り装置の床面用部材である。
【0009】
第2の発明にあっては、
床面への設置面が平面である基部材と、
基部側に軸部を有し、当該軸部を中心として起き上がり及び倒れる可動部材と、
を備え、
上記基部材は、
上面から凹ませて形成してある可動部材収容凹部と、上記可動部材収容凹部と連続して形成してあり、上記可動部材の軸部が収容される軸部収容凹部を有し、
上記可動部材収容凹部の基部側の底部には、裏面と貫通した可動部材挿入口が形成してあり、
上記軸部収容凹部は、裏面から凹ませて可動部材挿入口と連なるようにして可動部材挿入口の両側に形成してあり、
上記可動部材挿入口の上方には、可動部材の起き上がりを鋭角の所要角度で止める傾斜面を有するストッパー部が、基部材の上面から可動部材収容凹部側にやや張り出して形成してあり、
上記可動部材は、
磁着可能な板状体で平板状に形成され、昇降部と該昇降部の回動の中心となる軸部が一体になっており、該軸部は、昇降部の基端部の両側部に、側方に突出して形成してあり、
上記軸部の一方又は両方には、緩衝性及び伸縮性を有する合成樹脂又はゴム製の緩衝材が、軸部の全周にわたり、軸部に薄膜を形成するように設けてあり、
上記可動部材は、上記基部材の裏面側から可動部材挿入口に挿入して軸部を軸部収容凹部に収容し、昇降部を可動部材収容凹部に収容することで、基部材と一体に組まれており、
上記可動部材収容凹部を除く上記基部材の上面と、上記可動部材収容凹部に収容された可動部材の上面は面一である、
戸当り装置の床面用部材である。
【0010】
第3の発明にあっては、
起き上がり状態の可動部材が倒れて基部材と当たったときの衝撃音を低減する衝撃音低減手段が備えてあることを特徴とする、
第1または第2の発明に係る戸当り装置の床面用部材である。
【0011】
第4の発明にあっては、
基部材の厚みが5mm以下であることを特徴とする、
第1,第2または第3の発明に係る戸当り装置の床面用部材である。
【0012】
第5の発明にあっては、
可動部材は板状体を打ち抜いて形成してあり、打ち抜きの際に基端側の上緑部または下緑部の少なくとも一方が丸く形成されたことを特徴とする、
第1,第2,第3または第4の発明に係る戸当り装置の床面用部材である。
【0014】
の発明にあっては、
基部材が鋳造により成形されていることを特徴とする、
第1,第2,第3,第4または第5の発明に係る戸当り装置の床面用部材である。
【0015】
の発明にあっては、
基部材が非磁性材料で形成されていることを特徴とする、
第1,第2,第3,第4,第5,または第6の発明に係る戸当り装置の床面用部材である。
【0016】
の発明にあっては、
第1,第2,第3,第4,第5,第6または第7の発明に係る床面用部材と、
扉に取り付けて使用される扉用部材と、
を備え、
上記扉用部材は、
可動部材を磁力によって起き上がらせる起立手段と、
起き上がった可動部材と係合して扉の動きを止める停止手段と、
を備えていることを特徴とする、
戸当り装置である。
【0017】
の発明にあっては、
可動部材が起き上がって扉用部材と当たったときの衝撃音を低減する衝撃音低減手段が、可動部材と扉用部材のいずれか一方または双方に備えてあることを特徴とする、
の発明に係る戸当り装置である。
【0018】
第1の発明にあっては、
可動部材が起き上がって扉用部材と当たったときの衝撃音を低減する衝撃音低減手段が扉用部材側に設けてあり、当該衝撃音低減手段には、可動部材と当たった状態で扉が動いたとき剥がされないようにする剥離防止手段が備えられていることを特徴とする、
の発明に係る戸当り装置である。
【0019】
第1の発明にあっては、
扉の動きを止めるときの衝撃を和らげる衝撃緩和手段が設けてあることを特徴とする、
8,第9または第10の発明に係る戸当り装置である。
【0020】
「床面への設置面が平面である」という用語は、設置面が平面である場合や、厳密には平面でなくても設置にあたっては平面として取り扱っても支障がない場合を含む概念として使用している。
【0021】
「板状の可動部材」という用語は、可動部材が板状である場合や、厳密には板状でなくても板状として取り扱っても支障がない場合を含む概念として使用している。
【0022】
「基部材の上面と可動部材の上面は面一である」という用語は、基部材の上面と可動部材の上面が面一である場合や、厳密には面一でなくても面一として取り扱っても支障がない場合を含む概念として使用している。
【0023】
「可動部材と基部材が当たる」という用語は、可動部材と基部材が直接当たる場合や、可動部材と基部材が間接的に当たる場合も含む概念として使用している。
【0024】
基部材を成形する非磁性材料としては、例えば、亜鉛、真鍮、アルミニウム、マグネシウム、チタン、ステンレス、合成樹脂、陶磁器、これらを含んで形成してある材料等を挙げることができる。また、これらの表面は、メッキや塗装や合成樹脂で被覆することもできる。
【0025】
(作 用)
戸当り装置の床面用部材及び戸当り装置は次のように作用する。
扉用部材は、扉の下側に固定手段等を用いて設置される。床面用部材は、扉用部材の軌道上の床面に設置位置を決め、そのまま固定手段等を用いて設置される。
【0026】
扉を開いて床面用部材が設置された位置まで動かすと、磁力によって可動部材が瞬時に起き上がり、停止手段と係合して扉は停止する。
【0027】
扉を閉じると、可動部材は停止手段より外れて倒れ、可動部材収容凹部内に収容される。その際、衝撃音が発生するが、衝撃音低減手段を備えた床面用部材では、その衝撃音を低減することができる。
【0028】
基部材の厚みが5mm以下に設定してある床面用部材は、例えば、車椅子の車輪の乗り上がりが困難になることもなく、歩行時に躓き易くなることもない。
【0029】
可動部材が板状体を打ち抜いて形成してある床面用部材は、角に別途丸みを形成する工程が不要であり、その分製作時間の短縮が図れる。
【0030】
可動部材の起立角度制限手段を有する床面用部材は、可動部材が直立した状態を維持する角度まで回動しないので、可動部材は起き上がらせていた力がなくなれば、自重で倒れて可動部材収容凹部に収容される。
【0031】
基部材が非磁性材料で形成されている床面用部材は、基部材が磁化せず、起立手段による作用が妨げられることがない。
【0032】
衝撃音低減手段を備えている戸当り装置では、可動部材が瞬時に起き上がって扉用部材に当たったときの衝撃音が低減する。
【0033】
剥離防止手段が備えてある戸当り装置は、可動部材が衝撃音低減手段に当たった状態で扉を動かしても衝撃音低減手段が剥がれない。
【0034】
衝撃緩和手段が設けてある戸当り装置は、扉を停止させたときに衝撃緩和手段が変形して衝撃を緩和する。また、衝撃の緩和により衝撃音も低減する。
【0035】
【発明の実施の形態】
本発明を図面に示した実施の形態に基づき更に詳細に説明する。
図1は本発明に係る戸当り装置の第1の実施の形態を示す使用状態説明図、
図2は起き上がった可動部材が、磁着面に設けてある緩衝板に当たっている状態を示す部分断面説明図、
図3は図2に示す状態から扉が動いて、可動部材の先端が停止面に設けてある緩衝材と当たっている状態を示す部分断面説明図、
図4は床面用部材の分解斜視図、
図5は床面用部材の縦断面図、
図6は床面用部材の基部側を示しており、可動部材が可動部材収容凹部に収容されている状態を示す拡大断面説明図、
図7は床面用部材の基部側を示しており、可動部材が図3に示す状態より起き上がってストッパー部と当たり、所要の位置で停止した状態を示す拡大断面説明図、
図8は床面用部材を構成する基部材の底面図、
図9は床面用部材を構成する基部材の縦断面図、
図10は扉用部材を底面側からみた斜視図である。
戸当り装置は、床面6の表面に設置される床面用部材Kと、扉7の下端面に取り付けられる扉用部材T1とを備えている。なお、図1において扉7は、扉用部材T1を説明するための便宜上、想像線で示している。
【0036】
床面用部材Kは、平面視において外形が略円形状に形成してある薄板状の基部材1を備えている。基部材1の上部側の外周緑には、全周にわたり面取加工が施してある。また、基部材1には上面から裏面に貫通した貫通穴10,10が所要間隔を設けて2箇所に形成してある。各貫通穴10の内縁にはざぐりが設けてある。貫通穴10,10には、床面用部材Kを床面6に固定するための木ネジN1が通して設けてある(図1,図2,図3参照)。本実施の形態で基部材1は、約3.5mmの厚みに形成してあるが、基部材の厚みはこれに限定するものではなく、上記した理由により5mm以下であるものが好ましい。
【0037】
基部材1の略中央部には、上面の一部をやや凹ませて可動部材収容凹部11が形成してある。可動部材収容凹部11には、薄板状の可動部材2が収容してある。可動部材2については後述する。
【0038】
可動部材収容凹部11は、平面視において一方の短辺が円弧を描く曲線状に形成してある略長方形状を有している。可動部材収容凹部11は、所要の幅を有し、基部材1の直径よりもやや短い長さを有する大きさに形成してある。本実施の形態で基部材1の直径(裏面)は、略70mmに設定してある。また、可動部材収容凹部11は、幅が略21.4mm、長さが略60.2mm(中央部分)に設定してある。しかし、基部材1及び可動部材収容凹部11の大きさは、これに限定するものではなく、適宜設定できる。
【0039】
基部材1の形状も平面視において略円形状のものに限定せず、例えば、平面視において略楕円形状、略三角形状、略正方形状、略長方形状、略多角形状等を有するものが使用できる。また、可動部材収容凹部11の形状も略長方形状のものに限定せず、例えば、平面視において略円形状、略楕円形状、略三角形状、略正方形状、略多角形状等を有するものが使用できる。
【0040】
可動部材収容凹部11の底部は平面状に形成してある。可動部材収容凹部11の底部には、横倒時の可動部材2の裏面が載置される。可動部材収容凹部11は、可動部材2の厚みよりもやや深く、収容された可動部材2の上面が基部材1の上面より僅かに凹んだ状態になる深さにしてある。しかし、この凹み幅は極僅かである。そのため可動部材2の上面と基部材1の上面は、面一として取り扱っても支障がない。
【0041】
可動部材収容凹部11の基部側の底部には、裏面と貫通した長方形状の可動部材挿入口12が形成してある。
【0042】
基部材1の裏面は床面6への設置面であり、略平面状に形成してある。裏面における可動部材挿入口12の短辺側の両方には、可動部材2に形成してある軸部20,20を収容する軸部収容凹部13,13が、裏面から凹ませて可動部材挿入口12と連なるようにして形成してある。
【0043】
軸部収容凹部13,13の外端側は底面視において半円弧状に形成してあり、可動部材2が扉7を停止させたときの衝撃による応力が集中してかかることによる割れ等が生じにくくなっている。(例えば、外端側が角部を有する形状に形成してある場合では、上記衝撃による応力が、この角部に集中してかかるので、ここから割れやひびが生じることがある)。
【0044】
また、可動部材挿入口12及び軸部収容凹部13,13の上方には、傾斜面を有するストッパー部120が、基部材1の上面から可動部材収容凹部11側にやや張り出して形成してある(図5,図6,図7,図8,図9参照)。ストッパー部120は、可動部材2の起き上がりを鋭角の所要角度で止める起立角度制限手段を構成する。
【0045】
裏面側において可動部材挿入口12及び軸部収容凹部13,13の周りには、裏面をやや凹ませて、裏蓋3を嵌め込むための裏蓋収容凹部14が形成してある。裏蓋収容凹部14は、裏蓋3を嵌め込んだときに、裏蓋3の下面が基部材1の裏面より僅かに凹んだ状態になる深さにしてある。
【0046】
裏蓋収容凹部14内には、嵌め込んだ裏蓋3を取り付けるための係合凸部15が3箇所に形成してある。各係合凸部15は、基部材1の裏面よりやや突出する程度の高さを有し、かつ、周面に先細り状のテーパーを有するように形成してある(図9参照)。
【0047】
本実施の形態で示す基部材1は、非磁性材料である亜鉛合金を鋳型に流し込んで成形した鋳造品である。しかし、基部材を形成する材料は、これに限定するものではなく、例えば、磁性材料である鉄、銅等の金属(表面がメッキや塗装や合成樹脂で被覆してあるものを含む)等を使用することもできる。しかし、非磁性材料でつくることが好ましい。また、基部材の製造方法も鋳造に限定せず、例えば、プレス加工や削り出し等によっても形成できる。
【0048】
可動部材2は、昇降部21と、昇降部21の回動の中心となる軸部20,20を備えている。昇降部21は、可動部材収容凹部11に略隙間無く収容されるように、平面視において一方の短辺が、可動部材収容凹部11に形成された円弧を描く曲線と略同一曲率を有するような略長方形状に形成してある。軸部20,20は、昇降部21の基端部の両側部に、側方に突出して形成してある。
【0049】
可動部材2は、約1.6mmの厚みを有する磁性材料である鉄製の板状体をプレスにより打ち抜いて形成してある。これにより可動部材2は平板状で軸部20,20と昇降部21が一体になっている。また、可動部材2は、打ち抜きによって、打ち込み側の緑部の角が丸く形成してある。打ち込み側と反対の側の緑部は、バリ取り加工が施されて、打ち込み側と略同じように角がやや丸く形成してある。このように基部側の角が丸く形成してあることにより、角が基部材1に当たって起き上がらなくなることがない。
【0050】
本実施の形態でバリ取りは、打ち抜いた可動部材2を入れた容器を回転または振動させて表面の仕上げを行うバレル加工で行っている。しかし、バリ取りの方法は、これに限定するものではない。このように可動部材2の緑部は角が丸く形成してあるが、丸くする方法が上記方法によるので、緑部が円弧状に形成されることはなく、角の間には依然として平面部が残されている(図6,図7参照)。しかしながら、緑部の形状はこれに限定するものではなく、円弧状に形成することもできる。
【0051】
図4において下側にあたる可動部材2の軸部20には、緩衝性及び伸縮性を有するポリエチレン製の管状体からなる緩衝材22が、周面部を被覆するように差し込んで設けてある。緩衝材22は、伸びた状態で軸部20の全周にわたり、軸部20に薄膜を形成するように設けてある(図4,図6,図7参照)。緩衝材22は、起き上がり状態の可動部材が倒れて基部材と当たったときの衝撃音を低減する衝撃音低減手段構成する。
【0052】
可動部材2は、基部材1の裏面側から可動部材挿入口12に挿入して、基端部がストッパー部120の下方に位置するように軸部20,20を軸部収容凹部13,13に収容し、昇降部21を可動部材収容凹部11に略隙間無く収容することで、基部材1と一体に組まれている。可動部材2は、可動部材収容凹部11に収容した状態で、緩衝材22の上部が変形してストッパー部120と接触しており、緩衝材22の下部が裏蓋の上面と接触している(図6参照)。
【0053】
本実施の形態で可動部材2は、幅が略21mm、長さが略59.8mmに設定してある。しかし、可動部材2の大きさはこれに限定せず、可動部材収容凹部11の大きさによって適宜設定できる。
また、本実施の形態で示す可動部材2は、板状体を打ち抜いて形成したが、可動部材の形成方法はこれに限定するものではない。可動部材は、鋳造や削り出し等で製造もできる。
【0054】
本実施の形態で可動部材2は、鉄製の板状体で、表面に錆防止及び外観の向上のためにメッキを施したものを使用した。しかし、可動部材は、後述するように磁石45に磁着可能であれば良く、その材質は特に限定するものではない。可動部材は、磁着可能な金属を含むように形成してあれば良い。
【0055】
また、緩衝材は、本実施の形態で示すものに限定するものではなく、可動部材2が倒れて基部材1に当たったときの衝撃音が低減できれば、形成する材料や形状、設ける箇所や設ける方法は、特に限定するものではない。緩衝材を形成する材料としては、例えば、他の合成樹脂類(例えば、(発泡)ポリウレタン樹脂等)、ゴム、塗料、オイル(グリースを含む)、不織布、コルク等が使用できる。また、例えば、図12に示すような箇所に設けることもできる。なお、図12で示すものについては後述する。更に、緩衝材は、接着、嵌め込み、付着(塗布、ディッピング)、貼着等により設けることもできる。
【0056】
本実施の形態で緩衝材22は、予め定めた一方の軸部20のみに設けたが、両方の軸部20,20に設けることもできる。なお、緩衝材22を設ける軸部20の側を予め定めたのは、保守管理を容易にするためである。
【0057】
裏蓋収容凹部14には裏蓋3が取り付けてある。裏蓋3には、係合凸部15と対応する箇所に係合孔30が形成してある。裏蓋3は、金属製の板状体をプレスを打ち抜いて形成してある。しかし、裏蓋3は鋳造や削り出し等により製造することもできる。
【0058】
裏蓋3は、各係合孔30を対応する係合凸部15に合わせて裏蓋収容凹部14に嵌め込み、係合孔30を通過して突出した係合凸部15の先端をハンマー等で叩きつぶして径を拡げ、裏蓋収容凹部14から外れないように取り付けてある。可動部材挿入口12と軸部収容凹部13,13は、裏蓋3を裏蓋収容凹部14に取り付けることで塞がれて、外部から見えない。
【0059】
扉用部材T1は、平面視において外形が略長円形状に形成してある基部材4を備えている。基部材4の両側の略半円部分は、下緑部を除いてやや径が小さく形成してある。また、基部材4の両側の下縁部には、外方に張り出したフランジ部40,40が形成されている。
【0060】
基部材4には、上面から裏面に貫通した貫通穴41,41が所要間隔を設けて2箇所に形成してある。各貫通穴41の下側の内縁にはざぐりが設けてある。貫通穴41,41には、扉用部材T1を扉に固定するための木ネジN2が通して設けてある(図1参照)。
【0061】
基部材4の裏側には、可動部材2が起き上がったときに昇降部21が磁着する磁着面42と、停止手段である停止面43が形成してある(図2,図3,図10参照)。磁着面42と停止面43は、共に傾斜して形成してある。磁着面42の下部側は、横方向に拡がり、起き上がった昇降部21が磁着面42に磁着し易いように形成してある(図10参照)。
【0062】
また、基部材4には、略円形状を有する磁石収容凹部44が磁着面42の表面より内方に凹ませて形成してある。磁石収容凹部44には起立手段である磁石45が収容してある。磁石45は下面が磁着面42の表面と略面一に収容してある。
【0063】
停止面43には、衝撃緩和手段である緩衝材46が設けてある。緩衝材46は、所要厚みを有し、表面が平面状に形成してあるゴム製のものを使用しており、接着剤により張り付けてある。なお、緩衝材46の表面は、例えば、凹凸状や波形状に形成することもできる。
【0064】
また、磁着面42の表面には、音を低減する衝撃音低減手段である緩衝板47が設けてある。緩衝板47は、薄板状のゴム板を使用しており、接着剤により張り付けてある。緩衝板47は、中央部分における磁着面42の全幅にわたる箇所に、溝部470が形成されている。(図10参照)。
【0065】
本実施の形態で示す基部材4は、非磁性材料である亜鉛合金を鋳型に流し込んで成形した鋳造品である。しかし、基部材を形成する材料は、これに限定するものではなく、例えば、磁性材料である鉄等の金属(表面がメッキや塗装や合成樹脂で被覆してあるものを含む)等を使用することもできる。また、基部材の製造方法も鋳造に限定せず、例えば、プレス加工や削り出し等によっても形成できる。
【0066】
本実施の形態で磁石45は、下面が磁着面42の表面と略面一になるように設けたが、磁石45の取り付け状態は限定するものではない。磁石は、昇降部21を起き上がらせることができればよい。従って、この機能を満たすことができれば、例えば、磁石と昇降部21との間に所要の部材を介在させることもできるし、磁着面42より凹ませて設けることもできるし、凸部を形成するように設けることもできる。また、通常、磁石45は永久磁石が使用されるが、これも限定せず、例えば、電磁石も使用できる。
【0067】
本実施の形態で緩衝材46や緩衝板47は、ゴム製のものを使用したが、形成する材料や設ける方法は、特に限定するものではない。材料としては、例えば、他の合成樹脂類(例えば、(発泡)ポリウレタン樹脂等)、塗料、不織布、コルク等、各種緩衝性を備えたものを使用することもできる。また、嵌め込み、付着(塗布、ディッピング)、貼着等により設けることもできる。更に、緩衝板については、例えば、起き上がって扉用部材T1に当たる可動部材2の所要位置に設けてもよい。
【0068】
(作 用)
図1ないし図10を参照して本発明の第1の実施の形態の作用を説明する。
扉用部材T1と床面用部材Kを、扉7と床面6にそれぞれ設置する。
扉用部材T1は、扉7の下端面に予め形成しておいた凹部に嵌め込んで、木ネジN2,N2を貫通穴41,41に挿通させてねじ込んで取り付けられる。扉用部材T1は、昇降部21の先端が緩衝材46に係合したときに、昇降部21と磁着面42とが略同じ傾斜角度を有し、昇降部21の上面が磁着面42に磁着する高さ位置に設置してある。
【0069】
また、本実施の形態において扉用部材T1は、フランジ部40,40を下端面に引っ掛けて、フランジ部40,40の厚み分だけ下端面より張り出すようにして設置した。しかし、扉用部材T1の取り付けは、これに限定せず、機能上支障がなければ、扉7の下端面と面一になるように設置することもできるし、下端面より凹ませて設置することもできる。
【0070】
床面用部材Kは、可動部材2の形状を軸部20,20が基部側の側方に突出した平板状に形成したので、従来の床面用部材の裏面に形成されていたような凸部を不要にでき、裏面が略平面状に形成できた。
更に、可動部材2を平板状に形成したことにより、これを収容する基部材1の厚みも薄くできた。これにより設置した際に床面6上に設けられる部分は、従来の床面用部材ほどではないが、実用上支障のない程度まで薄くできた。
【0071】
従って、床面用部材Kは、扉用部材T1の軌道上の床面6に設置位置を決め、木ネジN1,N1を貫通穴10,10に挿通させて床面6にねじ込んで、床面用部材Kの上面が床面6の表面と略面一にして取り付けられる。
【0072】
このように床面用部材Kは、従来形成していたような嵌合凹部を形成せずに床面6に設置できる。このため誤った位置に設置した場合でも、床板を新しいものに交換することなく、簡単に設置し直すことができる。また、設置が簡単になるので、施工も迅速になる。
【0073】
扉7を、床面用部材Kが設置された位置まで開くと、磁石45の磁力により 昇降部21が引き寄せられ軸部20,20を中心として瞬時に起き上がる。
【0074】
起き上がった昇降部21は、先部側の上面が緩衝板47の下部側に当たって磁着面42に磁着する。昇降部21は、起き上がって緩衝板47に当たるので、磁着面42に当たったときの衝撃音が低減できる。
【0075】
そして、昇降部21は、扉7が開かれるにつれて、上面が緩衝板47の下部側と擦れ合いながら僅かに上昇する(図2参照)。なお、昇降部21の先端は、緩衝材46に当たるまでは、緩衝板47に当たらない。
【0076】
扉7が開かれるにつれて上昇した昇降部21の先端は、緩衝材46に当たって係合する。これにより扉7は動きが止められ停止する。昇降部21は先端が緩衝材46に係合することにより、磁着面42と略同じ傾斜角度で傾斜し、上面が緩衝板47の表面に当たって磁着面42に磁着する(図3参照)。
【0077】
このように昇降部21の先端が緩衝材46に係合することで扉7が停止するので、扉7が停止したときの可動部材2と扉用部材T1に加わる衝撃を緩和することができ、戸当り装置の寿命を延ばすことができる。また、衝撃が緩和されることにより、衝撃音も低減できる。
【0078】
なお、図3で示す可動部材2は、床面から略19度の角度で傾斜している。しかし、可動部材2が緩衝材46と当たる角度は、これに限定するものではなく、床面用部材Kと扉用部材T1の上下の間隔により変わる。
【0079】
磁着面42と磁着した可動部材2は、磁力によりこの状態が維持される。これにより扉7も所定の位置で停止した状態が維持される。
【0080】
扉7の停止した状態を解除するときは、扉7を閉じる方向へ動かせば良い。扉7を閉じる方向へ動かすことにより、磁着面42の下部側が昇降部21を押し下げ、これにより磁着状態が解除される。そして、可動部材2は、倒れて可動部材収容凹部11内に収容される。
【0081】
可動部材2が倒れて可動部材収容凹部11に収容されるときには、緩衝材22がストッパー部120と裏蓋3に接触して変形した状態となるので、緩衝材22によって可動部材2が基部材1と当たったときの振動が抑えられ、衝撃音の低減が図れる。また、可動部材が倒れる際には、緩衝材22がストッパー部120と裏蓋3に接触しているので、この摩擦抵抗によっても可動部材収容凹部11に収容されるときの衝撃音の低減が図れる。
【0082】
また、可動部材2は、可動部材収容凹部11内に収容された状態で、緩衝材22が変形してストッパー部120と接触しているので、この状態でのがたつきが少ない。
【0083】
ストッパー部120が、基部材1の上面から可動部材収容凹部11側にやや張り出して、可動部材2の上方に形成してあるので、可動部材2は、起き上がると基部側の上面がストッパー部120に当たる。また、下部も裏蓋3の上面に当たる。そして、これらが協働することで可動部材2は鋭角の所要の角度で止められる(図7参照)。
【0084】
このように可動部材2は、起き上がりが所要の角度で止められるので、立ったままの状態が維持される角度まで回動しない。従って、可動部材2は、起き上がらせていた力がなくなれば、自重で下降して可動部材収容凹部11内に収容される。このように可動部材2は、床面6から突出した状態を維持できないので、踏んでも怪我をせず安全である。
【0085】
なお、図7で示す可動部材2は、略40度の角度で傾斜した状態で、基部側の上面がストッパー部120に当たっている。しかし、ストッパー部120の形状や停止する可動部材2の角度は、これに限定するものではない。
【0086】
ところで近年では、室内空気を循環させて室内環境の向上を図るといった観点から、床面との間の隙間が大きく形成される扉が設置される場合もある。そのため、このような扉にも対応できる床面用部材が求められている。
【0087】
可動部材2は、基部材1の直径よりもやや短い長さを有するので、可動部材2の起き上がり幅を従来のものより大きくできる。これにより床面用部材Kは、床面との間の隙間が大きく形成される扉にも対応可能である。なお、可動部材2の長さを長くすれば、大きな隙間が形成される扉にも対応可能であるが、強度的な観点から可動部材2の長さは、基端から先端までが30〜100mm内に設定されるのが望ましい。
【0088】
可動部材2は、板状体をプレスにより打ち抜いて、その際に打ち込み側の緑部の角が丸く形成されているので、この部分の角に別途丸みを形成する工程は不要である。従って、その分製作時間の短縮が図れる。また、打ち込み側とは反対の側も角を丸くする必要があるが、可動部材2がプレスにより打ち抜いてあることにより、バリを取る加工を施すことで角を丸くすることができる。バリ取りは作業が簡単なバレル加工で対応できる。つまり、可動部材2の角に丸みを形成するのは簡単である。なお、角が丸く形成されていなければ、角が基部材1に当たって起き上がらないことがあるので、角はやや丸く形成されてる方が好ましい。
【0089】
本実施の形態で扉用部材T1は、昇降部21の先端が緩衝材46に係合したときに、昇降部21と磁着面42とが略同じ傾斜角度を有する高さ位置に設置したが、扉用部材T1の設置位置は、特に限定するものではない。例えば、本実施の形態で示す位置よりも高い位置にも設置できるし、低い位置にも設置できる。
【0090】
図11は扉用部材T1が本実施の形態で示す位置よりも高い位置に設置してある状態を示す部分断面説明図である。
図11に示す位置に扉用部材T1が設置されている場合では、起き上がった昇降部21は、先端が緩衝板47に当たって磁着面42に磁着される。この場合、昇降部21の先端は、緩衝板47に溝部470が設けてあることにより、溝部470を形成する2箇所の角部に当たる(図示省略)。そして、昇降部21は、扉7が開かれるにつれて、先端と溝部470の角部が擦れ合いながら(角部はやや変形しながら)僅かに上昇する。このとき溝部470がなければ、上昇した昇降部21は、先端の中央部分が緩衝板47に当たって食い込むことがあり、この状態で扉が開けられれば、昇降部21の先端が緩衝板47を押しやって剥がしてしまうことがある。
【0091】
図12は、裏蓋3と裏蓋3の上面に設けられた緩衝材22aを示している。この緩衝材22aは、変形性を有しており、裏蓋3aを取り付ける際に基部材1の裏面側から可動部材挿入口12に挿入することで設けられる。この緩衝材22aは、可動部材2が可動部材収容凹部11に収容された状態で、基部側と裏蓋3の間に挟まれて変形するので、この緩衝材22aによって可動部材2が倒れて基部材1と当たったときの振動を抑えることができ、衝撃音の低減が図れる。また、緩衝材22aが可動部材2に当たって変形していることによって、可動部材2は摩擦抵抗が加わった状態で倒れるので、これによっても可動部材収容凹部11に収容されるときの衝撃音の低減が図れる。
【0092】
図13は本発明に係る戸当り装置の第2の実施の形態を示す使用状態説明図、図14は図13に示す戸当り装置により扉を停止させている状態を示す側面視説明図である。
なお、図13及び図14において、上記図1ないし図11で示したものと同一または同等箇所には同一の符号を付して示している。また、以下の説明において構造について上記で示した箇所と重複する説明は省略する。
【0093】
戸当り装置は、床面用部材Kと、扉7の下部側の側面に外方に突出させて取り付けられる扉用部材T2とを備えている。
【0094】
扉用部材T2は、側面視において外形が略長方形状に形成してある基部材取着台部50と、基部材取着台部50の表面から外方に突出させてある基部材当接台部51を備えている。基部材取着台部50と基部材当接台部51は、一体に形成してある。基部材取着台部50と基部材当接台部51の内部には、基部材取着台部50の扉7と当接する面から凹ませて肉抜部501が形成してある(図13参照)。
【0095】
基部材取着台部50には、表面から裏面に貫通しており、上方から下方に延びる貫通長穴500,500が所要間隔を設けて両側の2箇所に形成してある。各貫通長穴500の表側の内縁にはざぐりが設けてある。貫通長穴500,500には、扉用部材T2を扉に固定するための木ネジN2が通して設けてある(図13参照)。
【0096】
基部材当接台部51の裏側には、磁着面42と停止面43が形成してある(図14参照)。また、基部材当接台部51には、略円形状を有する磁石収容凹部44が、磁着面42の表面より内方に凹ませて形成してあり、更に、基部材当接台部51の内部には、磁石収容凹部44の表面より凹ませて肉抜部510が形成してある(図14参照)。上記した肉抜部501及び肉抜部510は、材料の低減と、軽量化のために形成してある。
【0097】
扉用部材T2は、扉7の下部側の側面に、木ネジN2,N2を貫通長穴500,500に挿通させてねじ込んで、外方に突出し、かつ、基部材取着台部50の下部が扉7の下端面と略面一になるようにして取り付けてある。本実施の形態で扉用部材T2は、基部材取着台部50の下部が扉7の下端面と略面一になるようにして設置したが、扉用部材T2の取り付け状態はこれに限定せず、機能上支障がなければ、扉7の下端面より突出させても設置できるし、下端面より上方に位置させても設置できる。
【0098】
本明細書で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるということは言うまでもない。
【0099】
【発明の効果】
本発明は上記構成を備え、次の効果を有する。
(a)本発明に係る床面用部材は、従来形成していたような嵌合凹部を形成せずに床面に設置できる。このため誤った位置に設置した場合でも、床板を新しいものに交換することなく、簡単に設置し直すことができる。また、設置が簡単なので施工も迅速できる。
【0100】
(b)可動部材が倒れて基部材と当たったときの衝撃音を低減する衝撃音低減手段を備えた床面用部材は、扉を閉じたりして可動部材が倒れて基部材に当たったときの衝撃音が低減できる。
また、可動部材が起き上がって扉用部材と当たったときの衝撃音を低減する衝撃音低減手段を備えた戸当り装置は、可動部材が瞬時に上昇して扉用部材に当たったときの衝撃音が低減できる。このように上記手段を備えたものは、衝撃音の低減を図って騒音が少なくできる。
【0101】
(c)基部材の厚みが5mm以下に設定してある床面用部材は、床面に設置した床面用部材によって、例えば、車椅子の車輪の乗り上がりが困難になることもなく、歩行時に躓き易くなることもない。
【0102】
(d)可動部材が板状体を打ち抜いて形成してある床面用部材は、角に別途丸みを形成する工程が不要であり、その分製作時間の短縮が図れる。
【0103】
(e)起立角度制限手段を有する床面用部材は、起き上がる可動部材を所要の鋭角で止めて、当該角度より上昇しないようにできる。従って、可動部材は、立ったままの状態が維持される角度まで回動しない。このため可動部材は、起き上がらせていた力がなくなれば、自重で倒れて可動部材収容凹部内に収容される。このように床面用部材は、可動部材が床面から突出した状態を維持できないので、踏んでも怪我をせず安全である。
【0104】
(f)基部材が非磁性材料で形成されている床面用部材は、基部材が磁化せず、可動部材が基部材に磁着されることがない。これにより起立手段による作用が妨げられることがない。
【0105】
(g)剥離防止手段が備えてある戸当り装置は、可動部材が衝撃音低減手段に当たった状態で扉を動かしたときでも、衝撃音低減手段が可動部材によって剥がれない。
【0106】
(h)衝撃緩和手段が設けてある戸当り装置は、扉を停止させたときに衝撃緩和手段が変形して、可動部材と扉用部材に加わる衝撃を緩和する。これにより戸当り装置の寿命を延ばすことができる。また、衝撃が緩和されることにより、衝撃音も低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る戸当り装置の第1の実施の形態を示す使用状態説明図。
【図2】起き上がった可動部材が、磁着面に設けてある緩衝板に当たっている状態を示す部分断面説明図。
【図3】図2に示す状態から扉が動いて、可動部材の先端が停止面に設けてある緩衝材と当たっている状態を示す部分断面説明図。
【図4】床面用部材の分解斜視図。
【図5】床面用部材の縦断面図。
【図6】床面用部材の基部側を示しており、可動部材が可動部材収容凹部に収容されている状態を示す拡大断面説明図。
【図7】床面用部材の基部側を示しており、可動部材が図3に示す状態より起き上がってストッパー部と当たり、所要の位置で停止した状態を示す拡大断面説明図。
【図8】床面用部材を構成する基部材の底面図。
【図9】床面用部材を構成する基部材の縦断面図。
【図10】扉用部材を底面側からみた斜視図。
【図11】図11は扉用部材T1が本実施の形態で示す位置よりも高い位置に設置してある状態を示す部分断面説明図。
【図12】裏蓋と裏蓋の上面に設けられた緩衝材を示す斜視説明図。
【図13】本発明に係る戸当り装置の第2の実施の形態を示す使用状態説明図。
【図14】図13に示す戸当り装置により扉を停止させている状態を示す側面視説明図。
【図15】従来の戸当り装置を示す使用状態説明図。
【図16】図15に示す戸当り装置により扉を停止させている状態を示す部分断面説明図。
【符号の説明】
K 床面用部材
T1,T2 扉用部材
N1,N2 木ネジ
1 基部材
10 貫通穴
11 可動部材収容凹部
12 可動部材挿入口
120 ストッパー部
13 軸部収容凹部
14 裏蓋収容凹部
15 係合凸部
2 可動部材
20 軸部
21 昇降部
22,22a 緩衝材
3,3a 裏蓋
30 係合孔
4 基部材
40 フランジ部
41 貫通穴
42 磁着面
43 停止面
44 磁石収容凹部
45 磁石
46 緩衝材
47 緩衝板
470 溝部
50 基部材取着台部
500 貫通長穴
501 肉抜部
51 基部材当接台部
510 肉抜部
6 床面
7 扉
8 床面用部材
80 可動部材
800 軸部
81 凸部
85 嵌合凹部
9 扉用部材
90 磁石
91 停止面

Claims (11)

  1. 床面(6)への設置面が平面に形成され、上面には可動部材収容凹部(11)が形成されている基部材(1)と、
    上記可動部材収容凹部(11)に収容されており、基部側には軸部(20)を有し、当該軸部(20)を中心として上下方向に回動する可動部材(2)と、
    を備え、
    上記基部材(1)において、
    上記可動部材収容凹部(11)は、上面の一部を凹ませて形成してあり、
    上記可動部材(2)の軸部(20)が収容される軸部収容凹部(13)は、上記可動部材収容凹部(11)と連続して形成してあり、
    上記可動部材収容凹部(11)の基部側の底部には、裏面と貫通した可動部材挿入口(12)が形成してあり、
    上記可動部材挿入口(12)の上方には、可動部材(2)の起き上がりを鋭角の所要角度で止める傾斜面を有するストッパー部(120)が、基部材(1)の上面から可動部材収容凹部(11)側にやや張り出して形成してあり、
    上記可動部材(2)は、
    磁着可能な板状体で平板状に形成され、昇降部(21)と該昇降部(21)の回動の中心となる軸部(20)が一体になっており、該軸部(20)は、昇降部(21)の基端部の両側部に、側方に突出して形成してあり、
    上記軸部(20)の一方又は両方には、緩衝性及び伸縮性を有する合成樹脂又はゴム製の緩衝材(22)が、軸部(20)の全周にわたり、軸部(20)に薄膜を形成するように設けてあり、
    上記可動部材(2)は、上記基部材(1)の裏面側から可動部材挿入口(12)に挿入して軸部(20)を軸部収容凹部(13)に収容し、昇降部(21)を可動部材収容凹部(11)に収容することで、基部材(1)と一体に組まれており、
    上記可動部材収容凹部(11)を除く上記基部材(1) の上面と、上記可動部材収容凹部(11)に収容された可動部材(2)の上面は面一である、
    戸当り装置の床面用部材。
  2. 床面(6) への設置面が平面である基部材(1) と、
    基部側に軸部(20)を有し、当該軸部(20)を中心として起き上がり及び倒れる可動部材(2) と、
    を備え、
    上記基部材(1) は、
    上面から凹ませて形成してある可動部材収容凹部(11)と、上記可動部材収容凹部(11)と連続して形成してあり、上記可動部材(2)の軸部(20)が収容される軸部収容凹部(13)を有し、
    上記可動部材収容凹部(11)の基部側の底部には、裏面と貫通した可動部材挿入口(12)が形成してあり、
    上記軸部収容凹部(13)は、裏面から凹ませて可動部材挿入口(12)と連なるようにして可動部材挿入口(12)の両側に形成してあり、
    上記可動部材挿入口(12)の上方には、可動部材(2)の起き上がりを鋭角の所要角度で止める傾斜面を有するストッパー部(120)が、基部材(1)の上面から可動部材収容凹部(11)側にやや張り出して形成してあり、
    上記可動部材(2)は、
    磁着可能な板状体で平板状に形成され、昇降部(21)と該昇降部(21)の回動の中心となる軸部(20)が一体になっており、該軸部(20)は、昇降部(21)の基端部の両側部に、側方に突出して形成してあり、
    上記軸部(20)の一方又は両方には、緩衝性及び伸縮性を有する合成樹脂又はゴム製の緩衝材(22)が、軸部(20)の全周にわたり、軸部(20)に薄膜を形成するように設けてあり、
    上記可動部材(2)は、上記基部材(1)の裏面側から可動部材挿入口(12)に挿入して軸部(20)を軸部収容凹部(13)に収容し、昇降部(21)を可動部材収容凹部(11)に収容することで、基部材(1)と一体に組まれており、
    上記可動部材収容凹部(11)を除く上記基部材(1)の上面と、上記可動部材収容凹部(11)に収容された可動部材(2)の上面は面一である、
    戸当り装置の床面用部材。
  3. 起き上がり状態の可動部材(2)が倒れて基部材(1)と当たったときの衝撃音を低減する衝撃音低減手段が備えてあることを特徴とする、
    請求項1または2記載の戸当り装置の床面用部材。
  4. 基部材(1)の厚みが5mm以下であることを特徴とする、
    請求項1,2または3記載の戸当り装置の床面用部材。
  5. 可動部材(2)は板状体を打ち抜いて形成してあり、打ち抜きの際に基端側の上緑部または下緑部の少なくとも一方が丸く形成されたことを特徴とする、
    請求項1,2,3または4記載の戸当り装置の床面用部材。
  6. 基部材(1)が鋳造により成形されていることを特徴とする、
    請求項1,2,3,4または5記載の戸当り装置の床面用部材。
  7. 基部材(1)が非磁性材料で形成されていることを特徴とする、
    請求項1,2,3,4,5または6記載の戸当り装置の床面用部材。
  8. 請求項1,2,3,4,5,6または7記載の床面用部材(K)と、
    扉(7) に取り付けて使用される扉用部材(T1,T2)と、
    を備え、
    上記扉用部材(T1,T2)は、
    可動部材(2)を磁力によって起き上がらせる起立手段と、
    起き上がった可動部材(2)と係合して扉の動きを止める停止手段と、
    を備えていることを特徴とする、
    戸当り装置。
  9. 可動部材(2)が起き上がって扉用部材(T1,T2)と当たったときの衝撃音を低減する衝撃音低減手段が、可動部材(2)と扉用部材(T1,T2) のいずれか一方または双方に備えてあることを特徴とする、
    請求項記載の戸当り装置。
  10. 可動部材(2)が起き上がって扉用部材(T1,T2)と当たったときの衝撃音を低減する衝撃音低減手段が扉用部材(T1,T2)側に設けてあり、当該衝撃音低減手段には、可動部材(2)と当たった状態で扉(7)が動いたとき剥がされないようにする剥離防止手段が備えられていることを特徴とする、
    請求項記載の戸当り装置。
  11. 扉の動きを止めるときの衝撃を和らげる衝撃緩和手段が設けてあることを特徴とする、
    請求項8,9または10記載の戸当り装置。
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