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JP4481664B2 - 平角絶縁導線の製造方法 - Google Patents

平角絶縁導線の製造方法 Download PDF

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本発明は、絶縁コイルに使用する平角絶縁導線の製造方法およびその製造方法で作製された平角絶縁導線ならびにそれを使用した絶縁コイルに関するものである。
従来より、コイル状に巻回した場合、断面形状が円形の導線(以下、丸線という)より占積率が高く、機器等の小型化が望めるという点で、断面形状が平角状の導線(以下、平角線という)の外周に絶縁層を設けた平角絶縁導線が使用されてきた。
この平角絶縁導線に使用される平角線の製造方法としては、従来技術の伸線加工(特許文献1)、1方向の圧延加工(特許文献2)、スリット加工(特許文献3)、それらを合わせたもの(例えば、特許文献4)などが適用され平角線を作製していた。近年平角線に要求される精度、特にコーナー部分のR(図3の丸印の箇所、R1〜R4)を小さくし、より占積率を向上させることが望まれてきている。
しかしながら、上記した平角線の製造方法では、コーナー部のRを小さくするには限界があったり、また、煩雑な製造工程を経なければならないという種々の問題が存在していた。まず、伸線加工では、加工中、常に導線に引張荷重が働くため、ダイスのコーナー部にまで十分に加工対象物(導線)が充填しないため、コーナー部のRの小さくするのには限界がある。また、コーナー部のRを小さくするためには、特に細径の場合は、ダイスが多数枚必要となり、工程の煩雑さおよびコスト高となる。
1方向の圧延加工では、圧延ロールと接触する側(52a)は平坦に加工されるものの、圧延ロールと接しない側(52b)は、図5のようになり、丸線よりは占積率はある程度向上するものの限界があった。
スリット加工では、コーナー部のRは小さくエッジが立つ(コーナ部がほぼ直角)が、スリット加工特有のばりの発生により、後の絶縁層を設ける段階でばりが絶縁層の形成を阻害するので、ばりを除去する工程が必要となり工程が煩雑になり、かつ、ばりのないコーナー部までばり除去の影響が及ぶために結果的にコーナー部がある程度Rを有するようになってしまうという問題があった。
つまり、従来技術では、作製された平角線の導体のコーナー部の角Rを小さくすることには限界があり、また、コーナー部を直角にできるスリット加工においてもばり除去という工程が必要で、かつ、その工程により、ばりのないコーナ部にRを持たせてしまうという問題があった。
特開2002−260461号公報 特許3151795号公報 特開2001−291444号公報 特開2002−307104号公報
本発明の課題は、上記のような問題点を解決することを課題とし、詳細には、冷間加工後の平角線のコーナー部の角Rが小さく、かつ、ばり除去などの工程を有さない平角線の製造工程を有した平角絶縁導線の製造方法を提供することを課題とする。
上記課題は、
(1)対向する2組の圧延ロールによって形成されている断面略四角状の空隙を有するカセットローラーダイスの該空隙に断面形状が円状である銅線を通し、前記圧延ロールで冷間加工させて断面形状が平角状である銅線に加工する加工工程、および前記断面形状が平角状である銅線の外周に電着によって絶縁層を形成させる形成工程を有することを特徴とする平角絶縁導線の製造方法、
(2)前記加工工程の後、さらに四角状の孔を有するダイスによる伸線加工工程を有する(1)に記載の平角絶縁導線の製造方法、
(3)前記断面形状が平角状である銅線の短辺と長辺との比が、1:1〜1:2である(1)または(2)の平角絶縁導線の製造方法、
(4)前記絶縁層がアクリル系水分散樹脂ワニスからなる(1)〜(3)に記載の平角絶縁導線の製造方法、
(5)(1)〜(4)のいずれかに記載の平角絶縁導線の製造方法で作製された平角絶縁導線、
(6)(5)に記載の平角絶縁導線を巻回してなる絶縁コイル、で解決することができる。
本発明によれば、従来技術のような製造方法で作製される平角線よりもコーナー部のRが小さく、かつ、ばりなどの発生がないので、引続き作製された平角線の外周に絶縁層を形成させても、コーナー部に十分でかつ均一な絶縁皮膜(絶縁層)を形成させることができ、占積率が大きい絶縁コイルの作製が可能となる。
本発明の平角絶縁導体の製造方法を図1を用いて説明する。送り出しボビン1から母線(断面形状が円形の丸線)2を引き出し、ガイドロール3を介して、対向する2組の圧延ローラを有するカセットローラーダイス(以下、CRDという)4に母線2を通して冷間加工する。その後、CRD4によって断面平角状に加工された母線(平角線5)は、ガイドロール6、キャブスタン7を介して巻取りボビン8に巻回される。引続き、巻取りボビン8から平角線5を引出し、洗浄した後(洗浄槽9)、電着槽10、焼付槽11を経て、製品巻取りボビン12に平角絶縁導体13を巻取る。平角絶縁導体13の断面を図4に示す。
または、図示しないが、巻取りボビンに巻取ることなく工程1(母線を平角線へ加工する工程)、工程2(平角線の外周に絶縁層を形成させる工程)を連続して製造し、製品巻取りボビンに平角絶縁導体を巻取る。
本発明に適用される母線2は、公知の材料が適用される。例えば、Cu、Cu合金、Al、Al合金、Ag、Ag合金が適用される、より具体的には、例えば、オーディオ関連の機器に使用される6N−Cu(99.9999%以上の純度のCu)、7N−Cu(99.99999%以上の純度のCu)等が挙げられる。特に純度の高い6N-Cu、7N−Cuのような、非常に高価で柔らかい(断線しやすい)材料(母線)を平角線に加工する場合は、加工時に張力をかけず、不要な材料費、加工費(スリット加工後に行われるばり除去)が要らない点で後述するCRDでの加工が最適である。また、これらの材料から選ばれる母線は、伸線加工と、少なくとも1回以上の焼鈍工程を組合わせて、強度および伸びを調整したものを適用すればよい。
ガイドロール3、6は、後述するCRD4の前後に設けられ、圧延前の母線2の中心とCRD4の形成された断面形状が四角形の空隙部の中心と圧延後の平角線5の中心を同一軸線上に安定して位置づけさせるためのものである。
本発明に使用されるCRD4は、図2に示すとおり、対向する2対の圧延ローラ(41、42と43、44)によって形成された空隙部Aを有するものである。ここで母線2は、紙面の裏面より表面に向けて空隙部Aを通過し、丸線から平角線へと冷間加工される。
ここで、空隙部Aは、図2の41cと図2の42cとの距離:距離e)×(図2の43aと図2の44aとの距離:距離f)で算出された面積を指す。空隙間Aの形成は、圧延ローラ41と圧延ローラ43との間隔a(図2の41aと43a間の距離)、圧延ローラ42と圧延ローラ43との間隔b(図2の42aと43a間の距離)、圧延ローラ41と圧延ローラ44との間隔c(図2の41bと44a間の距離)、圧延ローラ42と圧延ローラ44との間隔d(図2の42bと44a間の距離)、圧延ローラ41と圧延ローラ42との距離e(図2の41cと42c間の距離)によって決定される。間隔a、間隔b、間隔cおよび間隔dは、得られる平角線のコーナー部の角Rを小さくするために、0mm〜0.3mmが好ましい。圧延加工後の平角線の短尺側の長さが0.5mm以下の場合は、0mm〜0.1mmであるのがより好ましい。最もコーナ部の角Rを小さくするためには、0.005mm〜0.05mmが最も好ましい。
ここで、平角線の短尺側の長さとは、図3のYの長さを指す。また、平角線の断面形状が正方形である場合は、X、Yのどちらで測定してもよい。
また、距離eは、所望する平角線5の幅(厚さ)によって適宜決定すればよい。
圧延ロール41、42、43、44の外径は、加工対象の母線2の線径や、加工後の平角線の大きさにより適宜設定すれば良く、具体的には、5mm〜200mmの外径のものが好ましい。圧延ロール41、42間の距離e、圧延ロール43、44間の距離fは、加工前後の丸線、平角線の断面積の大きさにもよるが、0.1mm〜10mmが好ましく。特に小断面積の平角線を加工する場合は、0.1mm〜0.5mmが好ましい。また、eとfとの関係は、e:f=1:1〜1:2が好ましく、得られる平角線の断面形状が真四角(正方形)となり、占積率が最もよくなる点で、1:1〜1:1.2が最も好ましい。圧延ロールの材質は、セラミック、超硬合金、工具鋼、高速度工具鋼等が挙げられるが、経済性の観点で工具鋼が好ましい。
また、個々の圧延ロールは、駆動式、非駆動式であってもよいが、設備が安価であるという点で、非駆動式が好ましい。
また、加工前の母線2の断面積:Bと加工後の平角線5の断面積:S(図3のX×Yで算出)との関係は、(1)式で算出され、
(加工率(W(%)=100×(B−S)/B)・・・(1)式
Wは、5%≦W≦15%であれば、平角線5のコーナー部のRが、0.05mm〜0.07mmというスリット加工後、ばり除去工程を施して作製される平角線のコーナー部の角Rと同等の寸法を得ることができるので好ましい。
キャプスタン7は、巻取りボビン8に巻回される平角線5を引抜力と巻取る際の巻取りボビン8に発生する遠心力とを調整するために使用されるものであり、特に平角線の短尺側が0.5mm以下の細線を扱う時は、断線防止という点で必要である。キャプスタン7は、公知の装置を適用すればよく、一般的に、キャプスタン7に平角線5を2〜3回巻回した後に巻取りボビン8に巻き取らせればよいし、巻取りボビンには巻き取らないで、連続して後述する電着工程へ進んでもよい。また、ガイドロール6とキャプスタン7の間に、ダイス孔が四角状の伸線ダイス(図示せず)を設けて、CRD4で加工された線の断面形状を整える工程(スキンパス工程)を設けてもよい。スキンパス工程は、スキンパス工程の前後の加工率(%)が、5%〜20%となる範囲で実施すればよく、加工率は(1)式と同様に算出すればよい。
引続いて、電着工程を説明する。電着工程は、巻取りボビン8に巻回された平角線5(または、巻取りボビンに巻回せず、キャプスタン7から直接引き出された平角線)を洗浄槽9に浸漬させ、平角線表面に付着した、異物、酸化物等を除去する。洗浄手段は公知の方法を適用すれば良く、例えば、超音波洗浄、プラズマ照射、酸洗またはこれらの複合等が適用できる。洗浄することで、平角線5の表面性状がよくなり、電着による絶縁層との密着力が向上する。
本発明の電着槽10では、平角線5の外周に電着によって絶縁層14を設けるために設けられたものである。一般に導線の外周に絶縁層を設ける手段としては、ディッピング法、電着法等が挙げられるが、コーナー部を有する平角線(特に、コーナー部の角Rが小さい平角線)に対しては、コーナー部への絶縁皮膜形成性が優れている電着法が好ましい。電着材料(電着ワニス)は、公知の材料を適用すれば良いが、具体的には、コーナー部(R1〜R4)の絶縁皮膜厚さ≧平坦部(51a)の絶縁皮膜厚さの関係となる点で、アクリル系水分散樹脂ワニスを適用したものが好ましく、特には、耐熱性が優れているという点で、エポキシ−アクリル系水分散樹脂ワニスが好ましい。この電着ワニスを使用した電着条件は、例えば、特公平07−120491号公報に記載された条件を適用すればよい。
形成される絶縁層の厚さは、平坦部(51a)で1μm〜5μm、より好ましくは、1.5μm〜3μmである。
本発明の焼付槽11では、電着により形成した絶縁皮膜を絶縁層としてするために余剰の溶剤等を除去させるために設けられたものである。例えば、前記した変性アクリル樹脂ワニスを適用した場合は、焼付槽11内の雰囲気温度は、100℃〜700℃が好ましく、より好ましくは、200℃〜450℃である。100℃より低いと、十分な密着力を得ることができず、450℃超えると形成した絶縁層が熱劣化してしまい所望の耐電圧特性が発現しなかったり、製品寿命が短くなる傾向になる。
また、本発明の、平角絶縁導線の製造方法には、電着槽10と焼付槽11の間に余分な電着ワニスを除去する洗浄槽(図示せず)を適宜設けてもよい。焼付け後は、製品巻取りボビン12へ平角絶縁導線13を巻き取ればよいが、絶縁層の外周にさらにコーティング層を形成させる製品に対しては、コーティング層を形成させるための各槽(図示せず)を適宜設定すればよい。
作製された平角絶縁導線は13は、所望の長さに切断された後、巻回されて絶縁コイルとして使用される。巻回の種類としては、整列巻、エッジワイズコイル巻、α巻などが挙げられ、使用される態様に適宜あわせればよく、例えば、ボイスコイル、モーターコイル、インダクタコイル等に適用される。中でもボイスコイルに適用する場合は、6N−Cuまたは7N−Cuを適用することで、ノイズの少ないの音を得る点で好ましい。
以下、実施例および比較例をもって本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらの記載により何ら限定されるものではない。
表1に示す条件にて、平角線を作製し、引続いて、前記平角線の外周に電着により絶縁層を形成させた。絶縁層を形成させる工程(電着工程)は、実施例、比較例とも同じものを使用した。また、母線は、銅線を使用した。
実施例1:線径が0.494mmの母線をガイドロールを介してCRDの空隙A(0.43mm×0.43mm(圧延ローラ41,42間の距離が0.43mm、圧延ローラ43、44間の距離が0.43mm))に通して冷間加工し、ガイドロール、キャプスタンを介して平角線を作製し、その後、前記平角線の外周に以下の電着工程で絶縁層を形成させて平角絶縁導体を作製した。
実施例2:母線の線径を0.506mmとしたこと以外は、実施例1と同様に平角絶縁導体を作製した。
実施例3:母線の線径を0.510mmとしたこと以外は、実施例1と同様に平角絶縁導体を作製した。
実施例4:線径0.510mmの母線をガイドロールを介してCRDの空隙A(0.45mm×0.45mm(圧延ローラ41,42間の距離が0.45mm、圧延ローラ43、44間の距離が0.45mm))に通して冷間加工し、スキンパスした後(□0.43mmのダイス孔が形成された伸線ダイスに通した後:加工率:8.69%)ガイドロール、キャプスタンを介して、平角線を作製し、実施例1と同じ条件で絶縁層を形成させて平角絶縁導体を作製した。
比較例1:線径0.550mmの母線を□0.43mmのダイス孔が形成された伸線ダイスに通して冷間加工(伸線加工)した以外、実施例1と同様に平角絶縁導体を作製した。
比較例2:厚さ0.44mmの板材より、幅0.43mmずつ切断し(スリット加工)、その後バリ除去工程を施した後、実施例1と同様に平角絶縁導体を作製した。
(電着工程)
洗浄槽 :有機溶剤、超音波洗浄
電着槽 :エポキシ−アクリル系水分散樹脂ワニス(ワニス温度:25℃)
焼付槽 :大気中、400℃×10分間
Figure 0004481664
(コーナー部の角Rの測定)
図3に示すx、y、X、Yをマイクロスコープ(倍率:100倍)を用いて測定し、コーナ部の角R、作製された平角線の断面積を以下の式にて算出した。
角R(mm)=(x+y)/2
表1には、4コーナー部の平均を作製されたコーナー部の角Rとして記載した。
平角線の断面積S(mm)=X×Y
表1には、上記平角線の断面積Sを用いて、算出した加工率を記載した。
加工率W(%)
=100×(母線の断面積−平角線の断面積))/(母線の断面積)
本発明は、平角絶縁導体に使用される平角線のコーナ部のRを小さく、かつ、ばり除去などの工程を有さない平角線の製造工程で作製された平角絶縁導線は、占積率に優れた絶縁コイルとして使用することができる。
本発明の平角絶縁導線の製造方法の一例を示す図である。 本発明に使用するCRDの構造を示す図である。 平角線の断面でコーナー部およびそのR(R1〜R4)を測定箇所を示す図である。 本発明の平角絶縁導線の製造方法で作製された平角絶縁電線の断面の一例を示す図である。 従来の1方向の圧延ロールで作製された平角線の断面形状を示す図である。
符号の説明
1 送り出しボビンから
2 母線
3、6 ガイドロール
4 対向する2組の圧延ローラを有するカセットローラーダイス
41、42、43、44 圧延ローラ
5 平角線
51 平角線の断面
52 1方向の圧延によって作製された平角線の断面
7 キャブスタン
8 巻取りボビン
9 洗浄槽
10 電着槽
11 焼付槽
12 製品巻取りボビン
13 平角絶縁導体
131 導体部
132 絶縁層
A 空隙部
Z 空隙部の近傍
R1、R2、R3、R4 平角線のコーナー部
x、y コーナ部のRを決定するための測定箇所
X、Y 平角線の断面積を決定するための測定箇所




Claims (6)

  1. 対向する2組の圧延ロールによって形成されている断面略四角状の空隙を有するカセットローラーダイスの該空隙に断面形状が円状である銅線を通し、前記圧延ロールで冷間加工させて断面形状が平角状である銅線に加工する加工工程、および前記断面形状が平角状である銅線の外周に電着によって絶縁層を形成させる形成工程を有することを特徴とする平角絶縁導線の製造方法。
  2. 前記加工工程の後、さらに四角状の孔を有するダイスによる伸線加工工程を有する請求項1に記載の平角絶縁導線の製造方法。
  3. 前記断面形状が平角状である銅線の短辺と長辺との比が、1:1〜1:2である請求項1または請求項2の平角絶縁導線の製造方法。
  4. 前記絶縁層がアクリル系水分散樹脂ワニスからなる請求項1〜3に記載の平角絶縁導線の製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の平角絶縁導線の製造方法で作製された平角絶縁導線。
  6. 請求項5に記載の平角絶縁導線を巻回してなる絶縁コイル。
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