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JP4481625B2 - 2次元走査装置及びそれを用いた走査型画像表示装置 - Google Patents

2次元走査装置及びそれを用いた走査型画像表示装置 Download PDF

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Description

本発明は2次元走査装置及びそれを用いた走査型画像表示装置に関し、特に偏向手段で偏向された光束(偏向光束)を2次元的に走査することによって被走査面(スクリーン面)上に2次元画像を投影表示するようにしたものである。
光源手段から発せられた光束を偏向手段によって2次元的に偏向し、被走査面上をスポットで2次元的に光走査することによって2次元画像を形成するようにした2次元走査装置は種々と提案されている(例えば特許文献1、2参照)。
特許文献1では、光源手段から出射した光束を2次元的に偏向可能な偏向手段により偏向し、歪曲特性がf・sinθ特性を成している走査レンズにより被走査面上を2次元的に走査するものである。同文献1では走査レンズのf・sinθ特性と電気的な補正とにより画像の歪みを補正している。
特許文献2では、屈折面と反射面とを含む光学素子を用いており、光学素子の内部で光路を折り返す2次元走査光学系であって、偏心収差を補正するために屈折面もしくは反射面を面内面外共に回転対称軸を有さない非回転対称面にて構成したものである。同文献2では1つの光学素子によって構成された2次元走査光学系を用いながらも広い走査角に渡り、被走査面上における走査光の等速性を良好に補正している。また高精度な描画に必要なテレセントリック性を達成することも可能としている。
特開平08-146320号公報 特開平11-84291号公報
前述したように2次元走査装置は光源手段から発せられた光束を2次元的に偏向可能な偏向手段により偏向し、2次元走査光学系を介して被走査面上に2次元画像を形成するものである。このとき被走査面上の2次元走査画像に画像歪が生じることが一般に知られている。所謂、ディストーションである。
ディストーションには、2次元走査光学系の歪曲収差としてのディストーションや、等速走査性のディストーションや、被走査面上に描かれた画像の枠が湾曲することを称したTVディストーション等がある。また被走査面に対して画像を斜めに投影した場合、台形歪が発生する。
特許文献1では、走査光学系のf・sinθ特性と電気的な補正とによりTVディストーションを補正したものであるが、電気的に補正することは難しいという課題があった。
特許文献2では、広い走査角を有し、等速走査性のディストーションを補正し、かつテレセントリック性を達成することも可能としているが、2次元走査によって生じるTVディストーションを補正するものではない。同文献2においてTVディストーションや台形歪などの画像歪が生じると、画像の品位が劣化して高品位な画像を表示できないという問題点があった。
本発明は偏向手段により偏向された光束を2次元的に光走査して表示させた走査画像の画像歪を良好に補正することができる2次元走査装置の提供を目的とする。特に偏向手段により2次元的に偏向されることにより生じるTVディストーションや被走査面に対して画像を斜めに投影したことにより生じる台形歪を良好に補正することができる2次元走査光学系を搭載し、常に画像歪が無く高品位な画像を表示することができる2次元走査装置及びそれを用いた走査型画像表示装置の提供を目的とする。
請求項1の発明の2次元走査装置は、
光源手段と、該光源手段から発せられた光束を2次元方向に偏向する偏向手段と、該偏向手段により偏向された光束を被走査面上に導光する走査光学手段と、を有する2次元走査装置において、
該走査光学手段は1つ以上の走査光学素子を有し、該1つ以上の走査光学素子のうち1つ以上の走査光学素子は、1つ以上の面がアナモフィック面であり、該1つ以上の面のアナモフィック面は、第1の方向における曲率半径の絶対値が、該第1の方向と直交する第2の方向に沿って一方から他方へ向かうにつれて連続的に小さくなる曲率半径単調変化アナモフィック面であることを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、
前記偏向手段により偏向された光束のうち、前記第2の方向における中心画角の光束は、前記被走査面に対して有限の角度を有して入射することを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、
前記第2の方向において、前記偏向手段により偏向された全ての光束は、前記被走査面に対して入射する角度をθviとするとき、θvi≧0degであることを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項1の発明において、
前記第2の方向において、前記曲率半径単調変化アナモフィック面を有する走査光学素子の前記第1の方向の曲率半径の絶対値が小さい部分を通過した光束の前記被走査面へ入射する角度は、該曲率半径の絶対値が大きい部分を通過した光束の該被走査面へ入射する角度よりも大きいことを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項1の発明において、
前記1つ以上の走査光学素子のうち1つ以上の走査光学素子は、前記曲率半径単調変化アナモフィック面を複数有し、該複数の曲率半径単調変化アナモフィック面のうち、1つ以上の面は正の屈折力を有し、1つ以上の面は負の屈折力を有し、該正の屈折力を有する曲率半径単調変化アナモフィック面の前記第1の方向の曲率半径の絶対値が大きい側と、該負の屈折力を有する曲率半径単調変化アナモフィック面の該第1の方向の曲率半径の絶対値が大きい側とを一致させたことを特徴としている。
請求項6の発明は、請求項1又は5の発明において、
前記1つ以上の走査光学素子のうち1つ以上の走査光学素子は、前記曲率半径単調変化アナモフィック面を複数有し、該複数の曲率半径単調変化アナモフィック面のうち、1つ以上の面は正の屈折力を有し、1つ以上の面は負の屈折力を有し、該正の屈折力を有する曲率半径単調変化アナモフィック面の前記第1の方向の曲率半径の絶対値が小さい側と、該負の屈折力を有する曲率半径単調変化アナモフィック面の該第1の方向の曲率半径の絶対値が小さい側とを一致させたことを特徴としている。
請求項7の発明は、請求項1の発明において、
前記1つ以上の走査光学素子のうち1つ以上の走査光学素子は、入射面又は/及び出射面に前記曲率半径単調変化アナモフィック面を有し、前記偏向手段側に凹面を向けたメニスカスレンズであることを特徴としている。
請求項8の発明は、請求項1の発明において、
前記1つ以上の走査光学素子のうち1つ以上の走査光学素子は、前記第1の方向の曲率半径の絶対値よりも前記第2の方向の曲率半径の絶対値の方が大きいアナモフィック面を有することを特徴としている。
請求項9の発明は、請求項1の発明において、
前記1つ以上の走査光学素子のうち1つ以上の走査光学素子は、樽型のトーリック面を有することを特徴としている。
請求項10の発明は、請求項1の発明において、
前記1つ以上の走査光学素子のうち1つ以上の走査光学素子は、母線を中心とし、該母線と平行な軸を中心に回転させて形成される面を有することを特徴としている。
請求項11の発明は、請求項1の発明において、
前記1つ以上の走査光学素子のうち1つ以上の走査光学素子は、前記第2の方向において、チルトしていることを特徴としている。
請求項12の発明は、請求項1又は11の発明において、
前記1つ以上の走査光学素子のうち1つ以上の走査光学素子は、前記第2の方向において、シフトしていること特徴としている。
請求項13の発明は、請求項1の発明において、
前記走査光学手段は、前記第2の方向よりも前記第1の方向に屈折力が強いアナモフィック走査光学系であることを特徴としている。
請求項14の発明は、請求項1の発明において、
前記光源手段と前記偏向手段との間に、前記第2の方向よりも前記第1の方向の屈折力が弱いアナモフィック入射光学系を配置し、該光源手段から発せられた光束を該第2の方向よりも該第1の方向の収束度が弱い光束、もしくは該光束を該第2の方向よりも該第1の方向の発散度が強い光束に変換していることを特徴としている。
請求項15の発明は、請求項14の発明において、
前記アナモフィック入射光学系は、前記第1の方向に負の屈折力を有するシリンドリカルレンズを有することを特徴としている。
請求項16の発明は、請求項14の発明において、
前記アナモフィック入射光学系は、前記第1の方向に負の屈折力、前記第2の方向に正の屈折力を有するアナモフィックレンズを有することを特徴としている。
請求項17の発明の走査型画像表示装置は請求項1乃至16の何れか1項に記載の2次元走査装置を備えたことを特徴としている。
請求項18の発明の走査型カラー画像表示装置は、請求項1乃至16の何れか1項に記載の2次元走査装置に光源手段として3色の光源を備えたことを特徴としている。
本発明によれば走査光学手段(2次元走査光学系)を構成する1つ以上の走査光学素子のうち1つ以上の走査光学素子の1つ以上の面をアナモフィック面より形成し、該1つ以上のアナモフィック面を第1の1次元方向(第1の方向)における曲率半径の絶対値が、第2の1次元方向(第2の方向)に沿って一方から他方へ向かうにつれて連続的に大から小へ変化する曲率半径単調変化アナモフィック面とすることにより、偏向手段により光束を2次元的に光走査して表示させた走査画像の画像歪を良好に補正することができる2次元走査装置を達成することができる。
特に偏向手段により2次元的に偏向されることにより生じるTVディストーションや被走査面に対して画像を斜めに投影したことにより生じる台形歪を良好に補正することができる2次元走査光学系を搭載し、常に画像歪が無く高品位な画像を表示することができる走査型画像表示装置を達成することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
図1は本発明の実施例1における2次元走査装置を用いた走査型画像表示装置の要部斜視図、図2は本発明の実施例1における要部概要図である。
図中、1は光源手段であり、例えば赤色半導体レーザ等より成っている。
2は集光レンズ(コリメータレンズ)であり、光源手段1から放射された発散光束を平行光束(もしくは収束光束もしくは発散光束)に変換している。
3は開口絞りであり、通過光束を制限してビーム形状を整形している。
7は第2の1次元方向(第2の方向)よりも第1の1次元方向(第1の方向)の屈折力が弱いアナモフィック入射光学系であり、光源手段1と第1の偏向器4aとの間に配置されている。尚、アナモフィック入射光学系7は第1の偏向器4aと第2の偏向器4bとの間に配置しても良い。本実施例におけるアナモフィック入射光学系7は第1の1次元方向にのみ負の屈折力(パワー)を有するシリンドリカルレンズより成り、光源手段1から放射された光束を第1の1次元方向にのみ発散光束に変換し、第2の1次元方向は平行光束のまま第1の偏向器に入射させている。
尚、本明細書において第1の1次元方向とは走査線(X軸方向)に対して平行な方向(X軸方向 子線方向)を意味し、第2の1次元方向とは走査線(X軸方向)に対して垂直な方向(Y軸方向 母線方向)を意味する。
4は偏向手段(2次元偏向手段)であり、例えば反射面を1つの面に有した1次元方向に共振可能な第1の偏向器4aと、等角速度にて偏向が可能な第2の偏向器(偏向ミラー)4bとを有している。
本実施例では光源手段1から発せられた光束を第1の偏向器4aによって水平方向(X軸方向)に偏向し、該第1の偏向器4aからの光束(偏向光束)を第2の偏向器4bによって垂直方向(Y軸方向)へ偏向することで、光源手段1から発せられた光束を2次元的に偏向している。
5は走査光学手段としての2次元走査光学系であり、走査光学素子としての第1、第2、第3の3枚の走査レンズ5a,5b,5cを有しており、垂直方向(Y軸方向)よりも水平方向(X軸方向)にパワーが強いアナモフィック走査光学系より構成されており、偏向手段4によって2次元的に偏向された光束を被走査面としてのスクリーン面6上にスポットとして結像させている。
本実施例においては第1、第2、第3の3枚の走査レンズ5a,5b,5cのうち、該第1の走査レンズ5aの入射面5ai、出射面5ao、そして第2の走査レンズ5bの入射面5biが水平方向(X軸方向)の曲率半径の絶対値よりも垂直方向(Y軸方向)の曲率半径の絶対値の方が大きいアナモフィック面より形成されている。またこのアナモフィック面は水平方向(X軸方向)における曲率半径の絶対値が、垂直方向(Y軸方向)に沿って一方から他方へ向かうにつれて連続的に大から小へ変化する曲率半径単調変化アナモフィック面より形成されている。また曲率半径単調変化アナモフィック面を有する第1、第2の走査レンズ5a,5bは偏向手段4側に凹面を向けたメニスカスレンズより成っている。
6は被走査面としてのスクリーン面である。
本実施例においては光源手段1から発せられた発散光束は集光レンズ2により平行光束に変換され、開口絞り3によって光束幅が制限される。開口絞り3を通過した光束はアナモフィック入射光学系7によって水平方向にのみ発散光束に変換される。変換された光束は第1の偏向器4aにより水平方向(X軸方向)に偏向され、さらに第2の偏向器4bにより垂直方向(Y軸方向)へ偏向され2次元的に偏向する。
そして偏向手段4によって2次元的に偏向された光束が2次元走査光学系5を介してスクリーン面6上に導光され、該スクリーン面6上を2次元的に光走査している。このように第1の偏向器4aにより水平方向へ高速に光走査して走査線を描き、第2の偏向器4bにより垂直方向に低速に光走査してスクリーン面6上に2次元画像を表示している。
本実施例では第1の偏向器4aにはMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術などで作製されたMEMSデバイス(MEMSミラー)を用いている。
図3にMEMSデバイスの要部概要図を示す。
同図において4aは第1の偏向器としてなるMEMSデバイスである。反射面4a-1はトーションバー4a-2によって筐体4a-3へ支持されており、反射面4a-1の裏面に備えた磁石が不図示のコイルから発生する磁力に反応して1次元方向に振動する。この振動によって光束が水平方向に偏向されるようにMEMSデバイス4aの向きを合わせている。
また第2の偏向器4bとしては等角速度で変位するステッピングモータに取り付けた平面ミラー(偏向ミラー)を用いている。本実施例においては第1の偏向器であるMEMSデバイス4aと第2の偏向器である偏向ミラー4bとを近づけて配置しており、その間隔を7.0(mm)としている。
2次元走査装置によってスクリーン面6上に描かれる走査画像は、入力した映像信号の通りに表示されることが望ましい。しかしながら2次元走査装置では、2次元走査光学系5の歪曲収差や等速性のディストーションに加えて、TVディストーションが発生し、映像信号で与えられた所望の形状から画像歪が生じ、走査画像の品位を劣化させて問題となっていた。特に2次元走査に起因するTVディストーションは、通常、矩形形状であるはずの枠線や格子状の映像が湾曲して表示されるものであり、画像の品位を著しく劣化させるものであった。
また本実施例における2次元走査装置は斜め投影方式にてスクリーン面6上に走査画像を表示させている。
図4は本実施例における2次元走査装置の垂直方向(Y軸方向)の要部概要図(垂直断面図)である。
同図に示したように第1の偏向器4a及び第2の偏向器4bで偏向された光束は2次元走査光学系5を介してスクリーン面6上を光走査する。このとき垂直方向(Y軸方向)における中心画角の光束Lvcは、スクリーン面に対して有限の角度θvc(≠0deg)を有して入射している。特に全ての光束は垂直方向においてスクリーン面6に対して入射する入射角θviをθvi≧0degとしている。
このように斜め投影方式により、スクリーン面6上に表示した走査画像を上方へシフトさせ、観察者にとって見やすいように走査画像を配置している。尚、図4においてLvhは最大画角の光束、Lvlは最小画角の光束である。
次に2次元走査光学系5を構成する第1、第2、第3の3枚の走査レンズ5a,5b,5cについて図5を用いて説明する。
同図は本実施例における2次元走査装置の2次元走査光学系5の垂直断面図である。
本実施例では2次元走査光学系5を3枚の走査レンズ5a,5b,5cから構成し、偏向手段4側から順に第1の走査レンズ5a,第2の走査レンズ5b,第3の走査レンズ5cとしている。尚、2次元走査光学系5の光軸AXは、第2の偏向器4bの中心を通過し、第1の走査レンズ5aの光軸AX5aに対して平行となる軸として定義する。
第1、第2、第3の3枚の走査レンズ5a,5b,5cは2次元走査光学系5の光軸AXに対して垂直方向(Y軸方向)において、シフト又は/及びチルトして配置されており、特に第1の走査レンズ5aと第2の走査レンズ5bは、2次元走査光学系5の光軸AXに対して光束が通過しない側へシフトされている。よって第1の走査レンズ5aと第2の走査レンズ5bは夫々の走査レンズ5a,5bの光軸AX5a,AX5bに対して片側(図面上、上側)のみを使用している。
図6は本実施例における2次元走査装置の2次元走査光学系5の垂直断面図である。
同図に示すように第1、第2、第3の走査レンズ5a,5b,5cに光線が通過しない部分はカットしている。第1、第2の走査レンズ5a、5bは夫々のレンズ光軸AX5a,AX5b(不図示)から図面上、下側の部分を使用しないため、カットされている。
表−1に本実施例における2次元走査装置の構成を示す。
表−1に示すように第1の走査レンズ5aの入射面5ai、出射面5ao、そして第2の走査レンズ5bの入射面5biにYトーリック面(Yトロイダル面)を採用している。その他の走査レンズのレンズ面は球面もしくはシリンドリカル面で構成している。
ここで図7(A)、(B)を用いてYトーリック面を説明する。図7(A)はYトーリック面の母線と子線の関係を示す図であり、図7(B)は図7(A)で示す母線を回転させて形成されるYトーリック面の要部概要図である。
図7(A)に示したようにYトーリック面は垂直方向(Y軸方向)が母線である。この母線と同一平面内にあって且つ母線から距離Rxだけ離れた位置に回転軸がある。図7(B)に示したようにYトーリック面はこの回転軸を中心に母線を回転させて形成される面である。Yトーリック面は母線と回転軸との距離によって子線方向(水平方向)の曲率半径(以下「子線曲率半径」とも称す。)が決まり、母線の中心における子線曲率半径はRxであるが、母線方向(垂直方向)に沿った位置での子線曲率半径Rxiを母線形状に応じて変化させることができる面である。このため比較的容易に曲率半径が徐々に変化する面を作製することができ、ガラスレンズを研磨して加工することも可能である。
第1の走査レンズ5aの入射面5ai、出射面5ao、そして第2の走査レンズ5bの入射面5biは、Yトーリック面の母線を曲率半径Ryの円弧形状としている。また母線の曲率中心は偏向手段4側にあり、Yトーリック面の回転軸も偏向手段4側に持たせて樽型のトーリック面としてのYトーリック面を形成している。このとき子線曲率半径Rxiは母線の位置によって変化するが、上記3面5ai、5ao、5biともに子線曲率半径の絶対値が母線の中心から離れるに従って徐々に小さくなる形状としている。
図8は第1の走査レンズ5aの入射面5ai、出射面5ao、そして第2の走査レンズ5bの入射面5biの子線曲率半径の絶対値の変化の様子を示す図である。
第1の走査レンズ5aの入射面5ai、出射面5ao、そして第2の走査レンズ5bの入射面5biは、上記の如くYトーリック面(Yトロイダル面)を採用し、該Yトーリック面の母線は円弧で曲率半径が一定でありながら、該母線に沿った子線曲率半径の絶対値が、一方から他方へ向かうにつれて連続的に大から小へと単調に変化する曲率半径単調変化アナモフィック面としている。これにより本実施例では偏向手段4によって2次元的に光走査する際に生じる画像歪(TVディストーションや台形歪)を補正している。
図9は本実施例における走査画像(格子)を示した図である。尚、表-2に本実施例における走査画像のTVディストーションならびに台形歪の値を示す。図10は比較例として2次元走査光学系による画像歪の補正が無い場合の走査画像(格子)を示した図である。尚、表-3に比較例におけるTVディストーションならびに台形歪の値を示す。尚、TVディストーションおよび台形歪の値は0に近いほど性能が良い。
次にTVディストーション及び台形歪みの算出方法について図11(A)、(B)を用いてを説明する。
図11(A)は、TVディストーションの算出方法を説明する図である。TVディストーションは、表示された画面の枠が湾曲した量を示した収差量であり、画面中央を通る軸に沿った変異量を画面の幅で割ったものである。よって、画面枠の各辺におけるTVディストーションは以下の式で表される。
上辺 L1 : a/B×100(%)
下辺 L2 : b/B×100(%)
左辺 L3 : c/A×100(%)
右辺 L4 : d/A×100(%)
また図11(B)は台形歪みの算出方法を説明する図である。台形歪みは表示された画面の枠が傾斜した量を示した収差量であり、画面の角の変異量を画面の幅で割ったものである。よって画面枠の各辺における台形歪みは以下の式で表される。
上辺 L1 : e/2/B×100(%)
下辺 L2 : f/2/B×100(%)
左辺 L3 : g/2/A×100(%)
右辺 L4 : h/2/A×100(%)
前記図10に示したように2次元走査光学系による画像歪の補正が無い比較例の場合は斜め投影方式による台形歪が発生し、走査画像の下部から上部にかけて徐々に水平方向に広がって表示されている。このとき台形歪の量は右辺L3・左辺L4で4.32%も発生している。
また偏向手段4により2次元的に偏向された光束をスクリーン面6上に光走査することによるTVディストーションが垂直方向に発生している。これは第1の偏向器4aで水平方向に偏向された光束が、垂直方向へ偏向する第2の偏向器4bに対して、水平断面においていろいろな角度で入射するためであり、2つの1次元偏向器を用いる場合は、後に偏向する側の方向にTVディストーションの湾曲が発生する。比較例ではTVディストーションの量が右辺・左辺で54%も発生して問題となる。
そこで本実施例では上述した構成より成る2次元走査光学系5を用いることにより、TVディストーションならびに台形歪を良好に補正している。特にYトーリック面を用いて曲率半径単調変化アナモフィック面として用いたことによって、画像歪の補正効果を向上させている。
また2次元走査光学系5に複数の曲率半径単調変化アナモフィック面を設けることにより、画像歪の補正効果を格段に向上させている。このとき少なくとも1つの曲率半径単調変化アナモフィック面を正のパワーを有する面とし、X軸方向において少なくとも1つの曲率半径単調変化アナモフィック面を負のパワーを有する面として、互いの曲率半径の絶対値が大きくなる側又は/及び小さくなる側を一致させ、子線曲率半径をベンディングさせることが好ましい。これにより水平方向(X軸方向)のトータルのパワーを変更せずに主平面の位置を変更することができるので水平方向の画像歪、即ち縦線が湾曲した画像歪を良好に補正することができる。
図12は本実施例の垂直方向(Y軸方向)において、スクリーン面の位置と該スクリーン面へ入射する光束の入射角との関係を示した図である。
本実施例ではスクリーン面6の垂直方向において、偏向手段4ならびに2次元走査光学系5の位置に対して上側に映像を投影する斜め投影方式にてスクリーン面6上を光走査している。このとき偏向手段4によって偏向され、2次元走査光学系5を介してスクリーン面6へ到達した光束のうち、スクリーン面6の下部へ到達した光束はスクリーン面6に対して小さな角度で入射している。
一方、スクリーン面6の上部へ到達する光束はスクリーン面6へ大きな角度で入射している。光束がスクリーン面6上へ到達する位置によって、光束のスクリーン面6への入射角度は徐々に変化している。
本実施例における夫々のYトーリック面5ai,5ao,5biは全て樽型のトーリック面であり、且つ母線の中央がスクリーン面6の垂直方向(Y軸方向)において下側にあるので、夫々のYトーリック面5ai,5ao,5biの子線曲率半径が大きな部分を通過した光束がスクリーンの下部へ到達し、夫々のYトーリック面5ai,5ao,5biの子線曲率半径が小さな部分を通過した光束がスクリーンの上部へ到達する。
即ち、垂直方向において、曲率半径単調変化アナモフィック面を有する走査レンズ5a,5bの子線方向(水平方向)の曲率半径の絶対値が小さい部分を通過した光束がスクリーン面6へ入射する角度θvhは、該走査レンズ5a,5bの子線方向の曲率半径の絶対値が大きい部分を通過した光束のスクリーン面6へ入射する角度θvlよりも大きくなるように構成している。これによって本実施例では画像歪を良好に補正している。
このように本実施例ではスクリーン面6上を2次元的に光走査して画像を表示する2次元走査装置において、偏向手段4によって2次元的に偏向される際に生じるTVディストーションや斜め投影方式によって生じる台形歪などの画像歪を良好に補正している。特に2次元走査光学系5を構成する第1、第2、第3の3つの走査レンズのうち少なくとも1つの面においては、母線方向(垂直方向)に沿った位置における子線方向(水平方向)の曲率半径の絶対値が単調に変化する曲率半径単調変化アナモフィック面とすることにより、画像歪を良好に補正することができる。これによりスクリーン面6上に歪が補正された高品位の走査画像を表示することができる2次元走査装置を提供することができる。
本実施例では走査レンズのレンズ面に曲率半径単調変化アナモフィック面を用いた例について説明したが、これに限ったものではなく、例えば偏向手段とスクリーン面との間に反射ミラーを設け、該反射ミラーの反射面に曲率半径単調変化アナモフィック面を形成しても本発明は前述の実施例と同等の効果を得ることができる。
また本実施例では上述した如く光源手段1と第1の偏向器4aとの間にアナモフィック入射光学系7を配置している。このアナモフィック入射光学系7は垂直方向(Y軸方向)よりも水平方向(X軸方向)のパワーが弱く、光源手段1から発せられた光束を垂直方向よりも水平方向の収束度が弱い光束、もしくは光束を垂直方向よりも水平方向の発散度が強い光束に変換できる。
本実施例におけるアナモフィック入射光学系7は入射面が平面であり、出射面が水平方向に凹面を有したシリンドリカル面である1枚のシリンドリカルレンズから構成されている。
本実施例では光源手段1から発せられた光束をコリメータレンズ2で平行光束に変換した後、アナモフィック入射光学系7により水平方向にのみ発散光束に変換し、垂直方向は平行光束のまま第1の偏向器4aへ入射させている。
本実施例のようにTVディストーションや斜め投影方式によって生じる台形歪などの画像歪を良好に補正するには、2次元走査光学系5にアナモフィックなパワーを持たせることが効果的であるが、一方で水平方向と垂直方向とで非点収差が発生し易くなり、解像度の劣化を招く。
そこで本実施例では光源手段1から偏向手段4までの間にアナモフィック入射光学系7を配置することにより、2次元走査光学系5で生じた非点収差を補正するようにしている。
本実施例において光源手段1から発せられた光束は、まず第1の偏向器4aにより水平方向に偏向され、次に第2の偏向器4bにより垂直方向に偏向されて、スクリーン上を2次元走査される。このとき光源手段1と第1の偏向器4aとの間に配置したアナモフィック入射光学系7は前述の如く水平方向のパワー(集光力)を垂直方向のパワーよりも弱くしている。具体的にはアナモフィック入射光学系7を構成する1枚のシリンドリカルレンズ7を水平方向は負のパワーとし、垂直方向はノンパワーとしている。これにより2次元走査光学系5によってスクリーン面6上に発生する非点収差を良好に補正している。更には2次元走査光学系5の画像歪を補正する効果を増大させている。
本実施例ではアナモフィック入射光学系7にシリンドリカルレンズを用いたことにより、製造を容易にし、かつコストダウンを図っている。
このように本実施例においては上述した構成より成る2次元走査光学系を用いることにより、偏向手段により2次元的に偏向されることにより生じるTVディストーションやスクリーン面に対して画像を斜めに投影したことにより生じる台形歪を良好に補正している。
尚、本実施例では第1の走査レンズ5aの入射面、出射面、そして第2の走査レンズ5aの入射面の3つの面に曲率半径単調変化アナモフィック面を形成したが、これに限るものではなく、1つ以上の面に形成すれば良い。
図13は本発明の実施例2における2次元走査装置の垂直方向の要部断面図(垂直断面図)である。同図において図1に示した要素と同一要素には同符番を付している。
本実施例において前述の実施例1と異なる点は2次元走査光学系5を構成する各走査レンズ5a,5b,5cのレンズ形状を変更したことである。その他は構成及び光学的作用は実施例1と略同様であり、これにより同様な効果を得ている。
即ち、同図において5は2次元走査光学系(走査光学手段)であり、実施例1とは異なるレンズ形状より成る第1、第2、第3の3枚の走査レンズ5a,5b,5cを有しており、偏向手段4によって2次元的に偏向された光束をスクリーン面6上にスポットとして結像させている。
表−4に本実施例における2次元走査装置の構成を示す。
本実施例では第1の走査レンズ5aの入射面5ai、出射面5ao、そして第2の走査レンズ5bの入射面5biをYトーリック面とし、その他の走査レンズのレンズ面は球面もしくはシリンドリカル面にて構成している。
本実施例のYトーリック面は、垂直方向(Y軸方向)の形状である母線形状を下記(1)式で表現される非球面形状とし、母線と同一の平面に存在し、且つ母線から距離Xだけ離れた位置にある軸を中心に回転させてできる面(以下「非球面Yトーリック面」(非球面Yトロイダル面)とも称す。)である。尚、非球面Yトーリック面を有するレンズを以下「非球面Yトーリックレンズ」とも称す。
但し、
Ry : Y方向の曲率半径
k : コーニック定数
A,B,C,D : 非球面係数
Yトーリック面は母線から回転軸までの距離が子線曲率半径となるので、母線に沿った子線曲率半径の変化は母線形状によって決まる。本実施例のように母線を非球面形状で構成した場合、子線形状は円弧のままとなるが、子線円弧形状の曲率半径を比較的自由に決定することができる利点がある。
図14は本実施例の第1の走査レンズ5aの入射面5ai、出射面5ao、そして第2の走査レンズ5bの入射面5biにおける子線曲率半径の絶対値の変化の様子を示す図である。
本実施例においても前述の実施例1と同様に第1の走査レンズ5aの入射面5ai、出射面5ao、そして第2の走査レンズ5bの入射面5biは、母線(垂直方向)及び子線(水平方向)ともに曲率中心が偏向手段4側にある樽型のトーリック面であって、母線に沿った子線曲率半径の絶対値が一方から他方へ向かうにつれ連続的に大から小へ単調に減少する曲率半径単調変化アナモフィック面としている。これにより本実施例では偏向手段4によって2次元的に光走査する際に生じる画像歪(TVディストーションや台形歪)を良好に補正している。
また子線曲率半径の絶対値が大きい側を第1の走査レンズ5aの入射面5ai、出射面5ao、そして第2の走査レンズ5bの入射面5biで一致させており、負のパワーの面と正のパワーの面とによる子線曲率半径のベンディングさせている。さらに本実施例では母線形状を非球面形状とすることにより垂直方向の収差補正のみならず、子線曲率半径の変化に自由度を持たせてTVディストーションならびに台形歪の補正効果を大きくしている。
図15は本実施例の走査画像(格子)を示す図である。尚、表−5にTVディストーションと台形歪の量を示す。
本実施例の2次元走査装置ではTVディストーションの量が上辺L1で0.18%、下辺L2で0.08%、左辺L3で0.09%、右辺L4で0.09%であり、良好に補正している。台形歪の量は左辺L3で0.12%、右辺L4で0.12%とかなり良好に補正している。
本実施例のように母線が非球面形状な非球面Yトーリックレンズを用いれば、子線曲率半径が比較的自由に選択できるので、TVディストーション又は/及び台形歪を良好に補正することができる子線曲率半径の変化に設定することができる。これにより前述の実施例1の構成よりもTVディストーションならびに台形歪を更に良好に補正することができる。
本実施例では非球面Yトーリックレンズを例に挙げたが、これに限ったものではなく、例えば母線形状に相関なく、子線曲率半径を変化させても本発明の効果を十分に得ることができる。
またこの2次元走査装置を走査型画像表示装置に搭載することにより、常に高品位な画像を表示することのできる画像形成装置を提供することができる。
図16は本発明の実施例3における2次元走査装置の垂直方向の要部断面図(垂直断面図)である。同図において図1に示した要素と同一要素には同符番を付している。
本実施例において前述の実施例2と異なる点は非球面Yトーリック面の他に、母線方向と子線方向の曲率半径に相関のない自由曲面を設けて2次元走査光学系5を構成したことである。その他は構成及び光学的作用は実施例1と略同様であり、これにより同様な効果を得ている。
即ち、同図において5は2次元走査光学系(走査光学手段)であり、実施例2とは異なるレンズ形状より成る第1、第2、第3の3枚の走査レンズ5a,5b,5cを有しており、偏向手段4によって2次元的に偏向された光束をスクリーン面6上にスポットとして結像させている。本実施例における2次元走査光学系5は非球面Yトーリック面の他に、母線方向と子線方向の曲率半径に相関のない自由曲面を設けて構成している。
表-6に、本実施例における2次元走査光学装置の構成を示す。
本実施例の2次元走査光学系5も前述の実施例2と同様に第1、第2、第3の3枚の走査レンズ5a、5b、5cで構成されている。このうち第1の走査レンズ5aの入射面5ai、出射面5ao、そして第2の走査レンズ5bの入射面5biに非球面Yトーリック面(非球面Yトロイダル面)を用いており、第2の走査レンズ5bの出射面5bo、第3の走査レンズ5cの入射面5ciに下記(2)式に示したXY多項式で表現される自由曲面を用いている。
但し、
R : 曲率半径 ( R=Ry=Rx )
K : コーニック定数
Cmn : XYの係数
m,n : 整数 ( m + n ≦ 6 )
図17は本実施例の第1の走査レンズ5aの入射面5ai、出射面5ao、そして第2の走査レンズ5bの入射面5biにおける子線曲率半径の絶対値の変化の様子を示す図である。
本実施例においても前述の実施例2と同様に第1の走査レンズ5aの入射面5ai、出射面5ao、そして第2の走査レンズ5bの入射面5biの非球面Yトーリック面は、子線曲率半径が母線方向(垂直方向)に沿って変化し、該母線方向の一方から他方へ向けて子線曲率半径が単調に増加する曲率半径単調変化アナモフィック面としている。これにより本実施例では偏向手段4によって2次元的に光走査する際に生じる画像歪(TVディストーションや台形歪)を良好に補正している。
図18は本実施例での第2の走査レンズ5bの出射面5boと第3の走査レンズ5cの入射面5ciとにおける子線曲率半径の絶対値の変化を示した図である。同図は横軸に垂直方向の画角をとり、縦軸に水平方向の画角が最大かつ垂直方向の画角が各値のときに光束が各レンズ面を通過した位置における子線の局所の曲率半径(局所曲率半径)の絶対値をとっている。
本実施例の第2の走査レンズ5bの出射面5boと第3の走査レンズ5cの入射面5ciは各々XY多項式で表現された自由曲面としており、子線形状が非球面形状から成っているため、レンズ面の水平方向(X軸方向)の位置により子線の局所曲率半径が変化する面である。また水平方向は偶数次の非球面係数のみを用いてレンズ光軸を挟んだ左右で対称な形状とし、左右対称に使用しているが、垂直方向(Y軸方向)には奇数次の非球面係数を用いて非対称な形状とし、レンズ光軸に対しても非対称に使用している。
この面の特性を生かし、TVディストーションや台形歪などの画像歪が発生しやすい画像の周辺部において、垂直方向に局所曲率半径を単調に変化させることにより、画像歪を良好に補正することができる。
本発明の比較例では、垂直方向(Y軸方向)の線(左辺L3、右辺L4)にTVディストーションや台形歪が発生している。そこで本実施例では第2の走査レンズ5bの出射面5boと第3の走査レンズ5cの入射面5ciを水平方向における周辺部(画角10割)において、水平方向の曲率半径(局所曲率半径)が垂直方向に沿って一方から他方へ向かうにつれて徐々に大きくなる子線曲率単調変化面(局所曲率半径単調変化アナモフィック面)とすることにより、偏向手段4によって2次元的に光走査する際に生じる画像歪(TVディストーションや台形歪)を良好に補正している。
図19は本実施例の2次元走査装置における走査画像(格子)を示した図である。尚、表−7にTVディストーションおよび台形歪の量を示す。
本実施例における2次元走査装置では、TVディストーションは、上辺L1が0.02%、下辺L2が0.06%、左辺L3が0.01%、右辺L4が0.01%であり、TVディストーションをほぼ完全に補正している。また台形歪は上辺L1、下辺L2、左辺L3、右辺L4共に0.00%であり、台形歪を完全に補正している。
これにより従来より画像の品位を低下させて問題となっていたTVディストーションや台形歪などの画像歪を2次元走査光学系によりほぼ完全に補正することができ、常に良好なる高品位な画像が得られる2次元画像表示装置を提供することができる。
尚、本実施例では第2の走査レンズ5bの出射面、そして第3の走査レンズ5cの入射面の2つの面に子線曲率単調変化面を形成したが、これに限るものではなく、1つ以上の面に形成すれば良い。
(カラー画像形成装置)
尚、本発明の各実施例1、2、3における光源手段を、例えば図20に示すように赤1-R・緑1-G・青1-Bの3色の光源とし、該3色の光源1-R・1-G・1-Bのそれぞれの発光点から出射した光束をそれぞれ対応するコリメータレンズ2-R,2-G,2-Bにより平行光束に変換し、ダイクロイックプリズム8などの色合成手段により合成して1本の白色光束Bwを形成し、図示しない偏向手段へ入射させ2次元的に偏向させ、本発明の2次元走査装置を用いてスクリーン上に2次元カラー画像を表示させる走査型カラー画像表示装置として用いても良い。
本発明の各実施例1、2、3における2次元走査装置は、赤・緑・青の各色光において、倍率色収差が良好に補正されており、走査型カラー画像表示装置に対応させている。
また各実施例1、2、3では、1次元方向に偏向可能な2つの偏向器を組み合わせて偏向手段4を構成したが、これに限ったものではなく、例えば図21に示したような、2次元方向に共振可能なMEMSデバイスを1つ用いた場合でも本発明の効果を得ることができる。このとき反射面4-1に対して斜入射する方向に曲率半径単調変化アナモフィック面の曲率半径の絶対値が変化するように設定すれば良い。
尚、図21において4は偏向手段、4−1は反射面、4−2はトーションバー、4−3は筐体、4−4はトーションバー、4−5は筐体である。
図22は本発明の実施例4における2次元走査装置の要部概要図である。同図において図1に示した要素と同一要素には同符番を付している。
本実施例において前述の実施例1と異なる点はアナモフィック入射光学系17にアナモフィックレンズを用いた点と、これに合わせて走査光学系5を構成する各走査レンズのレンズ形状を変更したことである。その他は構成及び光学的作用は実施例1と略同様であり、これにより同様な効果を得ている。
即ち、同図において17はアナモフィック入射光学系であり、水平方向(X軸方向)におけるパワーが負、垂直方向(Y軸方向)におけるパワーが正より成る1枚のアナモフィックレンズを有している。尚、アナモフィック入射光学系17は複数のアナモフィックレンズより構成しても良く、また他のレンズと組み合わせても良い。5は走査光学手段としての2次元走査光学系であり、第1、第2、第3の3枚の走査レンズ5a,5b,5cを有しており、偏向手段4によって2次元的に偏向された光束を不図示のスクリーン面上にスポットとして結像させている。
表−8に本実施例における2次元走査光学装置の構成を示す。
次に本実施例におけるアナモフィック入射光学系17について説明する。
アナモフィック入射光学系17は、水平方向(X軸方向)におけるパワーが負、垂直方向(Y軸方向)におけるパワーが正より成り、入射面17iが平面であり、出射面17oの水平方向の形状が凹面、垂直方向の形状が凸面のアナモフィック面から成る1枚のアナモフィックレンズで構成されている。
このアナモフィック入射光学系17は、光源手段1からの平行光束を水平方向においては発散光束に変換し、垂直方向においては収束光束に変換している。
図23は本実施例の2次元走査装置における走査画像(格子)を示す図である。尚、表‐9にTVディストーションおよび台形歪の値を示す。
本実施例における2次元走査装置において、TVディストーションは上辺L1が0.02%、下辺L2が0.06%、左辺L3が0.14%、右辺L4が0.14%であり、前述した実施例1と比較してTVディストーションをより良好に補正している。また台形歪は上辺L1、下辺L2共に0.00%、左辺L3、右辺L4共に0.20%であり、台形歪を良好に補正している。
このように光源手段1と第2の偏向器4bとの間にアナモフィック入射光学系17を配置することによって、2次元走査光学系5によるTVディストーションや台形歪などの画像歪を補正する効果を助長し、画像歪の少ない2次元走査装置を提供することができる。
さらにはアナモフィック入射光学系17の水平方向(X軸方向)におけるパワーが垂直方向(Y軸方向)におけるパワーよりも弱くなるように設定すると大きな効果が得られる。
尚、本実施例ではアナモフィック入射光学系17の水平方向におけるパワーを負、垂直方向におけるパワーを正としたが、これに限ったものではなく、例えばアナモフィック入射光学系17の水平方向におけるパワーが垂直方向よりも弱い正としても本発明と同等の効果が得られる。また本実施例ではアナモフィック入射光光学系としてアナモフィックレンズを用いたが、これに限ったものではなく、例えばアナモフィックミラーを用いても本発明と同等の効果が得られる。
尚、各実施例1〜4においては2次元走査光学系を3枚の走査レンズより構成したが、これに限ったものではなく、例えば単一、もしくは2枚、もしくは4枚以上で構成してもよい。このとき1枚以上の走査レンズの1つ以上の面に曲率半径単調変化アナモフィック面を設けて構成すれば良い。また回折光学素子を含ませて2次元走査光学系を構成しても良い。
本発明の実施例1における2次元走査装置の要部斜視図 本発明の実施例1における要部概要図 MEMSデバイスの要部概要図 本発明の実施例1における2次元走査装置の垂直方向の要部概要図 本発明の実施例1における2次元走査光学系の垂直断面図 本発明の実施例1における2次元走査光学系の垂直断面図 Yトーリック面の説明図 本発明の実施例1における走査レンズの子線曲率半径変化の様子を示す図 本発明の実施例1における走査画像(格子)を示す図 比較例における走査画像(格子)を示す図 TVディストーションならびに台形歪みの算出方法の説明図 スクリーンの位置と入射角との関係を示す図 本発明の実施例2における2次元走査装置の垂直方向断面図 本発明の実施例2における走査レンズの子線曲率半径変化の様子を示す図 本発明の実施例2における走査画像(格子)を示す図 本発明の実施例3における2次元走査装置における垂直方向断面図 本発明の実施例3における走査レンズの子線曲率半径変化の様子を示す図 本発明の実施例3における第2の走査レンズの出射面と第3の走査レンズの入射面における子線曲率半径変化の様子を示す図 本発明の実施例3における走査画像(格子)を示す図 本発明のカラー表示用3色光源の要部概要図 本発明の2次元方向に共振可能なMEMSデバイスの要部概要図 本発明の実施例4における2次元走査装置の要部概要図 本発明の実施例4における走査画像(格子)を示す図
符号の説明
1 光源手段(半導体レーザ)
2 集光レンズ(コリメータレンズ)
3 開口絞り
4 偏向手段(偏向器:MEMSミラー、ガルバノミラー)
4a 第1の偏向器
4b 第2の偏向器
5 走査光学手段(2次元走査光学系)
5a 第1の走査レンズ
5b 第2の走査レンズ
5c 第3の走査レンズ
6 被走査面(スクリーン面)
7、17 アナモフィック入射光学系

Claims (18)

  1. 光源手段と、該光源手段から発せられた光束を2次元方向に偏向する偏向手段と、該偏向手段により偏向された光束を被走査面上に導光する走査光学手段と、を有する2次元走査装置において、
    該走査光学手段は1つ以上の走査光学素子を有し、該1つ以上の走査光学素子のうち1つ以上の走査光学素子は、1つ以上の面がアナモフィック面であり、該1つ以上の面のアナモフィック面は、第1の方向における曲率半径の絶対値が、該第1の方向と直交する第2の方向に沿って一方から他方へ向かうにつれて連続的に小さくなる曲率半径単調変化アナモフィック面であることを特徴とする2次元走査装置。
  2. 前記偏向手段により偏向された光束のうち、前記第2の方向における中心画角の光束は、前記被走査面に対して有限の角度を有して入射することを特徴とする請求項1記載の2次元走査装置。
  3. 前記第2の方向において、前記偏向手段により偏向された全ての光束は、前記被走査面に対して入射する角度をθviとするとき、θvi≧0degであることを特徴とする請求項1記載の2次元走査装置。
  4. 前記第2の方向において、前記曲率半径単調変化アナモフィック面を有する走査光学素子の前記第1の方向の曲率半径の絶対値が小さい部分を通過した光束の前記被走査面へ入射する角度は、該曲率半径の絶対値が大きい部分を通過した光束の該被走査面へ入射する角度よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の2次元走査装置。
  5. 前記1つ以上の走査光学素子のうち1つ以上の走査光学素子は、前記曲率半径単調変化アナモフィック面を複数有し、該複数の曲率半径単調変化アナモフィック面のうち、1つ以上の面は正の屈折力を有し、1つ以上の面は負の屈折力を有し、該正の屈折力を有する曲率半径単調変化アナモフィック面の前記第1の方向の曲率半径の絶対値が大きい側と、該負の屈折力を有する曲率半径単調変化アナモフィック面の該第1の方向の曲率半径の絶対値が大きい側とを一致させたことを特徴とする請求項1記載の2次元走査装置。
  6. 前記1つ以上の走査光学素子のうち1つ以上の走査光学素子は、前記曲率半径単調変化アナモフィック面を複数有し、該複数の曲率半径単調変化アナモフィック面のうち、1つ以上の面は正の屈折力を有し、1つ以上の面は負の屈折力を有し、該正の屈折力を有する曲率半径単調変化アナモフィック面の前記第1の方向の曲率半径の絶対値が小さい側と、該負の屈折力を有する曲率半径単調変化アナモフィック面の該第1の方向の曲率半径の絶対値が小さい側とを一致させたことを特徴とする請求項1又は5記載の2次元走査装置。
  7. 前記1つ以上の走査光学素子のうち1つ以上の走査光学素子は、入射面又は/及び出射面に前記曲率半径単調変化アナモフィック面を有し、前記偏向手段側に凹面を向けたメニスカスレンズであることを特徴とする請求項1記載の2次元走査装置。
  8. 前記1つ以上の走査光学素子のうち1つ以上の走査光学素子は、前記第1の方向の曲率半径の絶対値よりも前記第2の方向の曲率半径の絶対値の方が大きいアナモフィック面を有することを特徴とする請求項1記載の2次元走査装置。
  9. 前記1つ以上の走査光学素子のうち1つ以上の走査光学素子は、樽型のトーリック面を有することを特徴とする請求項1記載の2次元走査装置。
  10. 前記1つ以上の走査光学素子のうち1つ以上の走査光学素子は、母線を中心とし、該母線と平行な軸を中心に回転させて形成される面を有することを特徴とする請求項1記載の2次元走査装置。
  11. 前記1つ以上の走査光学素子のうち1つ以上の走査光学素子は、前記第2の方向において、チルトしていることを特徴とする請求項1記載の2次元走査装置。
  12. 前記1つ以上の走査光学素子のうち1つ以上の走査光学素子は、前記第2の方向において、シフトしていること特徴とする請求項1又は11記載の2次元走査装置。
  13. 前記走査光学手段は、前記第2の方向よりも前記第1の方向に屈折力が強いアナモフィック走査光学系であることを特徴とする請求項1記載の2次元走査装置。
  14. 前記光源手段と前記偏向手段との間に、前記第2の方向よりも前記第1の方向の屈折力が弱いアナモフィック入射光学系を配置し、該光源手段から発せられた光束を該第2の方向よりも該第1の方向の収束度が弱い光束、もしくは該光束を該第2の方向よりも該第1の方向の発散度が強い光束に変換していることを特徴とする請求項1記載の2次元走査装置。
  15. 前記アナモフィック入射光学系は、前記第1の方向に負の屈折力を有するシリンドリカルレンズを有することを特徴とする請求項14記載の2次元走査装置。
  16. 前記アナモフィック入射光学系は、前記第1の方向に負の屈折力、前記第2の方向に正の屈折力を有するアナモフィックレンズを有することを特徴とする請求項14記載の2次元走査装置。
  17. 請求項1乃至16の何れか1項に記載の2次元走査装置を備えたことを特徴とする走査型画像表示装置。
  18. 請求項1乃至16の何れか1項に記載の2次元走査装置に光源手段として3色の光源を備えたことを特徴とする走査型カラー画像表示装置。
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