JP4476474B2 - 接続材とその製造方法、および接続構造の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、配線板における層間の接続もしくは配線板と実装部品との接続を行うための接続材もしくは接続構造およびそれらの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、配線板においては導体層と導体層との間の電気的接続をとる層間接続構造が随所に形成される。配線板にはまた、実装部品との間の接続構造も適宜形成される。これらの接続構造を、高密度かつ高生産性をもって実現する手法として、「新層間接続法による高密度プリント配線板の開発」(回路実装学会誌Vol.11、No.2、pp106-112(1996)) に記載されたものが挙げられる。そこには、銅スルーホールめっき法による層間接続技術に代わる接続方法として、印刷技術により導電ペーストを用いて導電性バンプを形成する技術が紹介されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した従来の技術による接続構造には、次のような問題点があった。すなわちこの技術では、基本的に導電ペーストを用いて接続構造を形成するので、導電経路をなすバンプの導電率がさほど高くなく、接続抵抗が無視できなかった。このため、接続の信頼性に不安があり、また、大電流用途には使いにくかった。
【0004】
本発明は、前記した従来の技術による接続構造が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは、集積密度や生産性が高くかつ接続抵抗がきわめて低い層間接続等を実現するための接続材、およびその接続構造、さらにはそれらの製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この課題の解決を目的としてなされた本発明の接続材は、基層導体層と、基層導体層の上に存在する主導体層と、主導体層の上にパターン状に存在するとともに主導体層とは材質が異なる第1めっき層と、基層導体層と主導体層との間に位置するとともにそれらとも第1めっき層とも材質が異なる第2めっき層とを有し、主導体層が第1めっき層をマスクとしてエッチングされて離散的な凸状部をなしており、第1めっき層は上に凸となるように湾曲しているものである。
【0006】
本発明の接続材においては、主導体層がエッチングされている箇所では第2めっき層もエッチングされていることが望ましい。
【0007】
本発明の接続材は、主導体層の一面にパターン状に主導体層とは材質が異なる第1めっき層を形成し、主導体層の他面全体に、主導体層とも第1めっき層とも材質が異なる第2めっき層を形成し、第2めっき層の他面全体に第2めっき層とは材質が異なる基層導体層を形成し、第1めっき層をマスクとして主導体層をエッチングして離散的な凸状部をなさしめ、第1めっき層を加熱することにより上に凸となるように湾曲させることにより製造される。ここで、第1めっき層を加熱する代わりに、第1めっき層を上方から圧迫して上に凸となるように湾曲させるようにしてもよい。
【0008】
また、主導体層の一面にパターン状に主導体層とは材質が異なる第1めっき層を形成し、主導体層の他面全体に、主導体層とも第1めっき層とも材質が異なる第2めっき層を形成し、第2めっき層の他面全体に第2めっき層とは材質が異なる基層導体層を形成し、第1めっき層をマスクとして主導体層をエッチングして離散的な凸状部をなさしめ、第1めっき層を加熱することにより上に凸となるように湾曲させ、第1めっき層側の面に被接続物を配置して、凸状部の頂部が第1めっき層を介して被接続物に接触する状態とし、凸状部により被接続物と基層導体層とを接続すれば、本発明の接続材を利用した接続構造が得られる。ここで、第1めっき層を加熱する代わりに、第1めっき層を上方から圧迫して上に凸となるように湾曲させるようにしてもよい。
【0009】
ここにおいて、主導体層をエッチングした後で主導体層をマスクとして第2めっき層をエッチングし、その際第1めっき層を残すことが望ましい。
【0010】
本発明では、「凸状部」が接続の導通経路を構成している。そして凸状部は、「主導体層」がエッチングされた残りである。よって、主導体層を銅箔のような金属性の素材で形成しておくことにより、ペースト等の絶縁成分を含むものと比較してはるかに低抵抗な接続構造、およびその接続構造を形成するための接続材が得られる。また、フォトリソグラフィ等によるパターンマスク形成が、第1めっき層形成時の1回だけで済むので、生産性も高い。
【0011】
ここで、本発明の接続材を利用して低抵抗な接続構造を形成する際には、接続材の上方から樹脂(接着層)を押し付け、凸状部に樹脂を貫通させた後に被接続物を接続材に接着することになる。そして、凸状部に樹脂を貫通させた後に第1めっき層の上(凸状部の頂部)に樹脂が残留してしまう。そこで、本発明では、凸状部の上に存在する第1めっき層が上に凸となるように湾曲させている。そのため、樹脂を貫通させやすく、また第1めっき層に残留する樹脂の量も減少する。さらに、被接続物を接続材に接着する際に行うプレスにより、第1めっき層上に存在する残留樹脂が周囲に逃がされる。従って、接続材に被接続物を接着させた後には、第1めっき層上には残留樹脂が存在しない。すなわち、接続の導通経路中には絶縁成分を含むものがほとんど存在しない。これにより、非常に低い抵抗の接続構造が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0013】
まず、本実施の形態に係る接続構造を製造するための出発状態を説明する。本実施の形態に係る接続構造は、100μm程度の厚さの銅箔を出発材料として製造される(図1)。この銅箔1は、主導体層である。最初に、銅箔1に対し、両面にめっきを施す(図2)。その際、図中上側の面(以下、上面という)はパターン付きのスズめっき2とし、図中下側の面(以下、下面という)は全面のニッケルめっき3とする。厚さはともに3μm程度でよい。上側のパターン付きのスズめっき2の形成は、一旦全面めっきしてパターンエッチングする方法でもよいし、あらかじめネガパターンのマスクレジストを形成しておいて、マスクレジストのない箇所にのみめっきを形成する方法でもよい。
【0014】
続いて、上面に全面マスクを形成する。この状態で、下面全面に厚さ20μm程度の銅めっき5を形成する(図3)。この銅めっき5は、基層導体層である。この状態では、銅箔1(主導体層)と銅めっき5(基層導体層)との間にニッケルめっき3が位置している。
【0015】
次に、上面のマスクレジストをすべて除去し、下面に全面マスクを形成する。この状態で、アルカリエッチング液によりエッチングする。すると、主導体層である銅箔1のみがエッチングされる。その際、スズめっき2がエッチングマスクとして作用する。よって銅箔1は、スズめっき2のない箇所のみがエッチングされ、離散的な凸状体10となる(図4)。このとき、エッチングマスクとして作用しているのが金属めっき(スズめっき2)であるため、樹脂系のレジストマスクに比べて銅箔1に対する密着力が強い。このため、エッチング中の液圧(スプレー圧)で剥離することがない。よって、スズめっき2のパターンに忠実なパターンの凸状体10が確実に形成される。
【0016】
続いて、硝酸系エッチング液(はんだ剥離液等)によりエッチングする。このとき、ニッケルは銅よりエッチングされやすいので、凸状体10に覆われた部分を除き、ニッケルめっき3も同時にエッチングされる。この相対的なエッチング速度でみると、このとき凸状体10がエッチングマスクとして作用するので、凸状体10のない箇所で銅めっき5が上方に向けて露出した状態となる(図5)。この状態では、ニッケルめっき3は凸状体10の下にのみ存在している。また、この状態では、上方のスズめっき2は残っている。
【0017】
そして、図5の状態のものを加熱する。このときの加熱は、スズめっき2が軟化して凸状体10の頂部を覆うようになるまで行えばよい。そうすると、スズめっき2は、柔らかくなり凸状体10の頂部を覆うようにだれてくるので、上に凸となるように湾曲する(図6)。このようにスズめっき2が湾曲するのは、図6に示すように、凸状体10の頂部における面積よりもスズめっき2の面積の方が少し大きいからである。
【0018】
なお、本実施の形態では、図5の状態でスズめっき2を湾曲させているが、図4の状態でスズめっき2を湾曲させてから、硝酸系エッチング液によるエッチングを行い、図6の状態のものを得るようにしてもよい。また、スズめっき2を加熱する代わりに、スズめっき2を上方から圧迫して湾曲させてもよい。この場合には、若干クッション性のある部材を押しつければよい。
【0019】
次に、接着層を組み合わせる。すなわち、図6の状態のものの各凸状体10の上方から接着層を押し付け、凸状体10が接着層6を貫通する状態とする(図7)。ここで、凸状体10の頂部、正確にはスズめっき2が、上に凸となるように湾曲している。このため、接着層6を貫通させやすい。また、スズめっき2の上に残留する接着層6の量も少ない。なお、接着層6としては、ガラスクロスプリプレグ、不織布プリプレグ、樹脂シート等のいずれでも使用可能である。あるいは、液状樹脂を塗布してもよい。図7の状態では、凸状体10の上のスズめっき2が、接着層6の上部に顔を出している。
【0020】
続いて、図7の状態のものの上に銅箔7を組み合わせ、各凸状体10の頂部がスズめっき2を介して銅箔7と接する状態とする(図8)。この状態では、スズめっき2と銅箔7との間に接着層6が若干残っている。そしてこれをプレスして、図9の状態とする。その際のプレスは、通常のプレス圧より高めの390N/cm2 程度とする。各凸状体10の頂部と銅箔7とを強固に密着させるためである。図9の状態では、各凸状体10が、スズめっき2を介して銅箔7と接触しており、かつ、ニッケルめっき3を介して銅めっき5(基層導体層)と接触している。すなわち各凸状体10は、銅めっき5(基層導体層)と銅箔7(上層)との間の層間接続構造をなしている。
【0021】
また、図8の状態においてスズめっき2と銅箔7との間に残留していた接着層6は、プレスにより周囲に逃がされる。凸状体10の上のスズめっき2が湾曲しているからである。従って、図9の状態では、スズめっき2と銅箔7との間に接着層6が介在していない。そしてその後、銅めっき5(基層導体層)と銅箔7(上層)とにそれぞれ、適宜のパターニングを施せばよい。
【0022】
なお、図7の状態において、凸状体10の頂部をエッチングすることにより、スズめっき2の上に残留している接着層6を除去するようにしてもよい。これにより、図9の状態において、スズめっき2と銅箔7との間に接着層6が確実に介在しなくなるからである。
【0023】
この構造では、層間接続箇所の導電経路が下から、ニッケルめっき3、凸状体10、そしてスズめっき2により構成されている。この導電経路には、導電ペーストにより構成される部分は含まれていない。また、スズめっき2と銅箔7との間に接着層6が残留していない。すなわちそのほとんどがソリッドな金属により構成されている。したがって、そのビア抵抗は著しく低い。また、層間接続の構成のためのパターニングは、図2の上側のスズめっき2を形成するためのマスクレジスト1回のみで済む。ビアホールめっきのような複雑な工程もない。よって生産性にも優れる。このことは高い集積度の実現にも寄与する。さらに、図5の状態のものまたは図9の状態のもの(凸状体10の配置は標準的なものとする)をストックしておいて、受注次第でその後のプロセス(銅めっき5(下層)および銅箔7(上層)のパターニングを含む)に供することもできる。そこで、図5の状態のものを「接続材」と呼ぶことができる。
【0024】
続いて、変形例を説明する。上記における第1の変形例として、製造プロセス中の図5から図9に至る範囲を別の方法で製造する例が挙げられる。すなわち、図10に示すように、図5の状態のものの各凸状体10の上方に樹脂付き銅箔8を配置し、プレスするのである。樹脂付き銅箔8は、当然ながら、銅箔81が図中上方となり樹脂層82が各凸状体10に対面するように配置する。プレスは、上記と同様、通常のプレス圧より高めの390N/cm2 程度とする。これにより、各凸状体10が樹脂層82を突き破って銅箔81に接触し、各凸状体10の頂部が、スズめっき2を介して銅箔81と強固に密着する状態となる。すなわち、図9と同様の状態が得られる。
【0025】
次に第2の変形例として、配線板内の層間接続でなく、配線板とICチップ等の実装部品との接続に応用する例が挙げられる。すなわち、図11に示すように、図7の状態のものの上に実装部品9を組み合わせ、各凸状体10の頂部がスズめっき2を介して実装部品9のパッドと接する状態とする。そしてこれをプレスして、各凸状体10の頂部と実装部品9のパッドとが密着する状態とする。その際のプレスは、上記と同様、通常のプレス圧より高めの390N/cm2 程度とする。プレス後の状態では、各凸状体10が、スズめっき2を介して実装部品9のパッドと強固に密着しており、かつ、ニッケルめっき3を介して銅めっき5(基層導体層)と接触している。すなわち各凸状体10は、銅めっき5(基層導体層)と実装部品9との間の相互接続構造をなしている。その後、銅めっき5(基層導体層)に適宜のパターニングを施せばよい。
【0026】
以上詳細に説明したように本実施の形態では、出発材料である銅箔1(主導体層)の片面全面にニッケルめっき3を形成するとともにその反対側の面にパターン付きのスズめっき2を形成し、ニッケルめっき3の表面に銅めっき5(基層導体層)を形成することとしている。そして、スズめっき2をエッチングマスクとして銅箔1をエッチングして離散的な凸状体10となし、凸状体10をエッチングマスクとしてニッケルめっき3をエッチングすることとしている。さらに、スズめっき2を上に凸となるように湾曲させている。
【0027】
これにより、接続箇所の導電経路のほとんどがソリッドな金属(銅箔1など)により構成された接続材を得ている。また、その接続材に上層(銅箔7)または実装部品9をプレスすることにより、接続構造を得ている。そして、上層(銅箔7)または実装部品9に直接接触するスズめっき2の上に、接着層6が残留しない。すなわち、導電経路中に絶縁成分がほとんど含まれないのである。かくして、導通箇所の抵抗が著しく低く、集積度や生産性にも優れた接続材、接続構造、およびそれらの製造方法が実現されている。
【0028】
なお、本実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。例えば、本実施の形態では、主導体層(銅箔1、凸状体10)および基層導体層(銅箔5)を銅で構成し、パターンめっきをスズで構成し、全面めっきをニッケルで構成したが、これら各部の金属種の組み合わせは、違っていてもよい。ただし、めっきにより適切に形成できることと、互いに選択的にエッチング可能であることが条件である。例としては、スズめっき2の代わりにハンダめっきを用いることが挙げられる。
【0029】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように本発明によれば、集積密度や生産性が高くかつ接続抵抗がきわめて低い層間接続等を実現するための接続材、およびその接続構造、さらにはそれらの製造方法が提供されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る接続構造の製造の出発材である銅箔を示す断面図である。
【図2】図1の銅箔にパターンスズめっきおよび全面ニッケルめっきを施した状態を示す断面図である。
【図3】図2の状態の下面に全面銅めっきを施した状態を示す断面図である。
【図4】図3の状態に対し、銅箔をエッチングして離散的な凸状体をなさしめた状態を示す断面図である。
【図5】図4の状態における全面ニッケルめっきのうち露出している部分をエッチングした状態を示す断面図である。
【図6】図5の状態ものを加熱してスズめっきを湾曲させた状態を示す断面図である。
【図7】図6の状態に対し、接着層を組み合わせた状態を示す断面図である。
【図8】図7の状態に対し銅箔を組み合わせた状態を示す断面図である。
【図9】図8の状態のものをプレスして層間接続構造とした状態を示す断面図である。
【図10】図6の状態に対し、樹脂付き銅箔を組み合わせる状況を示す断面図である。
【図11】図7の状態に対し実装部品を組み合わせる状況を示す断面図である。
【符号の説明】
1 銅箔(主導体層)
2 スズめっき(第1めっき層)
3 ニッケルめっき(第2めっき層)
4 金めっき(第1めっき層)
5 銅めっき(基層導体層)
7 銅箔(被接続物)
9 実装部品(被接続物)
10 凸状体
Claims (7)
- 基層導体層と、
前記基層導体層の上に存在する主導体層と、
前記主導体層の上にパターン状に存在するとともに前記主導体層とは材質が異なる第1めっき層と、
前記基層導体層と前記主導体層との間に位置するとともにそれらとも前記第1めっき層とも材質が異なる第2めっき層とを有し、
前記主導体層が前記第1めっき層をマスクとしてエッチングされて離散的な凸状部をなしており、
前記第1めっき層は上に凸となるように湾曲していることを特徴とする接続材。 - 請求項1に記載する接続材において、
前記主導体層がエッチングされている箇所では前記第2めっき層もエッチングされていることを特徴とする接続材。 - 主導体層の一面にパターン状に前記主導体層とは材質が異なる第1めっき層を形成し、
前記主導体層の他面全体に、前記主導体層とも前記第1めっき層とも材質が異なる第2めっき層を形成し、
前記第2めっき層の他面全体に前記第2めっき層とは材質が異なる基層導体層を形成し、
前記第1めっき層をマスクとして前記主導体層をエッチングして離散的な凸状部をなさしめ、
前記第1めっき層を加熱することにより上に凸となるように湾曲させることを特徴とする接続材の製造方法。 - 主導体層の一面にパターン状に前記主導体層とは材質が異なる第1めっき層を形成し、
前記主導体層の他面全体に、前記主導体層とも前記第1めっき層とも材質が異なる第2めっき層を形成し、
前記第2めっき層の他面全体に前記第2めっき層とは材質が異なる基層導体層を形成し、
前記第1めっき層をマスクとして前記主導体層をエッチングして離散的な凸状部をなさしめ、
前記第1めっき層を上方から圧迫して上に凸となるように湾曲させることを特徴とする接続材の製造方法。 - 主導体層の一面にパターン状に前記主導体層とは材質が異なる第1めっき層を形成し、
前記主導体層の他面全体に、前記主導体層とも前記第1めっき層とも材質が異なる第2めっき層を形成し、
前記第2めっき層の他面全体に前記第2めっき層とは材質が異なる基層導体層を形成し、
前記第1めっき層をマスクとして前記主導体層をエッチングして離散的な凸状部をなさしめ、
前記第1めっき層を加熱することにより上に凸となるように湾曲させ、
前記第1めっき層側の面に被接続物を配置して、前記凸状部の頂部が前記第1めっき層を介して被接続物に接触する状態とし、前記凸状部により被接続物と前記基層導体層とを接続していることを特徴とする接続構造の製造方法。 - 主導体層の一面にパターン状に前記主導体層とは材質が異なる第1めっき層を形成し、
前記主導体層の他面全体に、前記主導体層とも前記第1めっき層とも材質が異なる第2めっき層を形成し、
前記第2めっき層の他面全体に前記第2めっき層とは材質が異なる基層導体層を形成し、
前記第1めっき層をマスクとして前記主導体層をエッチングして離散的な凸状部をなさしめ、
前記第1めっき層を上方から圧迫して上に凸となるように湾曲させ、
前記第1めっき層側の面に被接続物を配置して、前記凸状部の頂部が前記第1めっき層を介して被接続物に接触する状態とし、前記凸状部により被接続物と前記基層導体層とを接続していることを特徴とする接続構造の製造方法。 - 請求項3から請求項6に記載するいずれか1つの製造方法において、
前記主導体層をエッチングした後で前記主導体層をマスクとして前記第2めっき層をエッチングし、その際前記第1めっき層を残すことを特徴とする製造方法。
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