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JP4441386B2 - 流量切換型フローディバイダ - Google Patents

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JP4441386B2
JP4441386B2 JP2004323095A JP2004323095A JP4441386B2 JP 4441386 B2 JP4441386 B2 JP 4441386B2 JP 2004323095 A JP2004323095 A JP 2004323095A JP 2004323095 A JP2004323095 A JP 2004323095A JP 4441386 B2 JP4441386 B2 JP 4441386B2
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Description

本発明は、ポンプから供給される流体を優先流回路に所定流量供給するとともに余剰流回路にも分流して供給する流量切換型のフローディバイダに関する。
従来、ポンプから供給される作動流体である圧油を優先流回路に所定流量供給するとともに、その残油を余剰流回路に供給するロードセンシングフロープライオリティバルブや流量制御弁が知られている(特許文献1、2参照)。特許文献1に記載のロードセンシングフロープライオリティバルブは、供給ポート、制御流ポート及び余剰流ポートが形成された本体を有し、この本体内にメインスプールが内装され、メインスプールの一端はパイロット室に臨み、パイロット室の反対側にはケース部材が嵌合されてそのケース部材内に補助スプールが摺動自在に内装されている。そして、ケース部材には、補助スプールの移動位置に応じて開度を可変にした制御オリフィスが形成され、この制御オリフィスを介して供給ポートと制御流ポートとが連通するようになっている。また、制御オリフィスの上流側の圧力はパイロット室に作用し、制御流ポート側の圧力が補助スプールの一端に作用し、制御流ポート側の圧力上昇に伴って補助スプールが移動して、制御オリフィスの開度を大きくするようになっている。
また、特許文献2に記載の流量制御弁は、ポンプポートと制御流ポートとの流通路に第1オリフィスを形成した第1プランジャと、制御流ポート側の圧力に応じて作動する第2プランジャとを備えている。そして、第1プランジャには、第1オリフィスとは別の第2オリフィスも形成されており、制御流ポート側が高くなったとき、第2プランジャが移動してポンプポートから第2オリフィスを経由して制御流ポートへと至る流通路を開くようになっている。なお、第2プランジャが移動していないときは、圧油は、ポンプポートから第1オリフィスのみを経て制御流ポートへと誘導される。
特開平7−323855号公報(第3−4頁、第1図) 特開昭55−155983号公報(第2−3頁、第1図)
前述のように、特許文献1に記載のロードセンシングフロープライオリティバルブ、及び特許文献2に記載の流量制御弁は、いずれも、ポンプから供給される圧油を優先流回路に所定流量供給するとともに、その残油を余剰流回路に供給するものである。そして、特許文献1に記載のロードセンシングフロープライオリティバルブにおいては、補助スプールを移動させて制御オリフィスの開度を変更することで、制御流ポート側(即ち、優先流回路側)へ供給する所定流量を切り換えられるようになっている。一方、特許文献2に記載の流量制御弁においても、第2プランジャを移動させて第2オリフィスを通過する流通路を開くことで、制御流ポート側(即ち、優先流回路側)へ供給する所定流量を切り換えられるようになっている。
しかしながら、特許文献1に記載のロードセンシングフロープライオリティバルブでは、メインスプール、ケース部材、及び補助スプールが、同一線上に配置されているものであるため、スプール軸方向の長さ寸法が大きくなってしまう。このため、このロードセンシングフロープライオリティバルブを配設するためには、上記スプール軸方向におけるより長大な配設スペースが必要となってしまうという問題がある。また、長手方向の寸法が制限された所定の配設スペース内に配設するためには、スプール長さ、ストローク長、内蔵するバネの仕様等の種々の条件において、大きく設計上の制約を受けることになる。そして、これらの制約に伴って、回路内での圧力損失の増大や制御流量の不安定化を招き易くなってしまうことになる。
また、特許文献2に記載の流量制御弁では、第2プランジャによって開閉される流通路は、第1プランジャの上流側で分岐通路を介してポンプポートと連通するようになっている。即ち、第1オリフィスを経由しないポンプポートからの圧油は、分岐通路及び第2プランジャを経て第2オリフィスを通過し、制御流ポートへと導かれるようになっている。この構成のため、この流量制御弁では、第2プランジャを移動させて第2オリフィスを経由する流通路を開くようにするために、第1プランジャの下流側の制御流ポートの油圧を第1プランジャの上流側から分岐する流通路に配置される第2プランジャに作用させるための通路を形成する必要がある。このため、この流量制御弁では、回路構成が複雑になってしまうという問題がある。
本発明は、上記実情に鑑みることにより、長さ方向の寸法が長大となってしまうことを抑制してコンパクト化を図ることができるとともに、回路構成が複雑になってしまうことを抑制することができる流量切換型フローディバイダを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段及び効果
本発明は、ポンプから供給される流体を優先流回路に所定流量供給するとともに余剰流回路にも分流して供給する流量切換型のフローディバイダに関する。
そして、本発明による流量切換型フローディバイダは、上記目的を達成するために以下のようないくつかの特徴を有しており、以下の特徴を単独で、若しくは、適宜組み合わせて備えている。
上記目的を達成するための本発明の流量切換型フローディバイダにおける第1の特徴は、ポンプの下流側に接続されるポンプポートと、前記優先流回路に接続される優先流ポートと、前記余剰流回路に接続される余剰流ポートと、が形成された本体ブロックと、前記本体ブロックにおいて、前記ポンプポートに連通する供給流路と前記優先流ポートに連通する優先流路と前記余剰流ポートに連通する余剰流路とにそれぞれ連通し、前記供給流路からの流体を前記優先流路と前記余剰流路とに分流するフローディバイダバルブと、前記フローディバイダバルブに設けられるとともに、前記供給流路と前記優先流路との間に配置されて前記優先流路への流量を絞る第1絞りと、前記本体ブロックにおいて、前記フローディバイダバルブが配置される線上とは異なる線上に配置され、前記優先流路に連通するとともに前記第1絞りの上流側で前記フローディバイダバルブを介して前記供給流路に連通し、前記フローディバイダバルブを介して連通する前記供給流路と前記優先流路とを接続するよう切り換えられる切換バルブと、前記切換バルブに設けられ、当該切換バルブが切り換えられて前記供給流路と前記優先流路とが接続されたときに当該切換バルブを介した前記優先流路への流量を絞る第2絞りと、を備えていることである。
この構成によると、フローディバイダバルブにより、第1絞りを介して所定流量が優先流回路へと供給され、その残流量が余剰流回路へと供給される。そして、切換バルブが切り換えられることで、供給流路と優先流路とが接続され、第2絞りを介しても優先流回路へとポンプからの流体が供給される。即ち、優先流回路へ供給する所定流量を切り換えることができるようになっている。
そして、この流量切換型フローディバイダによると、切換バルブは、本体ブロックにおいて、フローディバイダバルブが配置される線上とは異なる線上に配置されている。このため、切換バルブとフローディバイダバルブとが同一直線上に配置されることがなく、長く延びてしまうような寸法配置になってしまうことを防止できる。これにより、長さ方向の寸法が長大となってしまうことを抑制してコンパクト化(小型化)を図ることができる流量切換型フローディバイダを得ることができる。また、第2絞りが設けられる切換バルブは、優先流路に連通するとともに第1絞りの上流側でフローディバイダバルブを介して供給流路に連通しているため、切換バルブの作動のための複雑な回路を形成する必要もなく、回路構成が複雑になってしまうことを抑制することができる。
本発明の流量切換型フローディバイダにおける第2の特徴は、前記切換バルブは、前記優先流路が低圧の状態から高圧の状態へと移行することに伴って、前記フローディバイダバルブを介して連通する前記供給流路と前記優先流路とを接続するよう切り換えられることである。
この構成によると、優先流回路が高圧の状態になると、切換バルブが切り換えられて、第2絞りを通過する流路からも優先流回路へとポンプからの流体が供給される。従って、優先流回路の負荷状態に応じて、優先流回路へ供給する所定の流量を切り換える構成の切換バルブを容易に形成することができる。
本発明の流量切換型フローディバイダにおける第3の特徴は、前記フローディバイダバルブと前記切換バルブとが互いに平行な線上にそれぞれ配置されていることである。
この構成によると、フローディバイダバルブと切換バルブとが平行に並んで配置されるため、これらをよりコンパクトに集約された状態で配置することができる。従って、流量切換型フローディバイダの更なるコンパクト化を図ることができる。
本発明の流量切換型フローディバイダにおける第4の特徴は、前記フローディバイダバルブは、前記本体ブロック内に形成され、前記供給流路と前記優先流路と前記余剰流路とがそれぞれ連通する第1スプール孔と、前記第1スプール孔内に移動自在に配置され、スプール軸方向に移動することで前記余剰流路への流量を変更するとともに前記第1絞りが設けられている第1スプールと、を備えていることである。
この構成によると、本体ブロック内に第1スプール孔を形成するとともに、第1絞りが設けられた第1スプールを第1スプール孔内に配置することにより、フローディバイダバルブを簡易な構成で形成することができる。
本発明の流量切換型フローディバイダにおける第5の特徴は、前記第1絞りを通過した流体は、中空円筒状に形成された部分を有する前記第1スプールの内部を通過して前記優先流路へと供給されることである。
この構成によると、第1絞りを通過した流体を第1スプールの中空部分を通過させることで圧力損失の低減を図ることができるとともに、第1スプールの内部のスペースを有効的に活用することができる。また、中空円筒状の第1スプールに第1絞りを形成するため、より高精度に調整可能な第1絞りを容易に形成することができ、第1絞りの設計の精度を向上させることができる。
本発明の流量切換型フローディバイダにおける第6の特徴は、前記切換バルブは、前記優先流路に連通するとともに、連通路を介して前記第1スプール孔に連通する第2スプール孔と、前記第2スプール孔に移動自在に配置され、スプール軸方向に移動することで前記供給流路と前記優先流路とを接続するとともに前記第2絞りが設けられている第2スプールと、を備えていることである。
この構成によると、第1スプール孔と優先流路とを連通可能な第2スプール孔を形成するとともに、第2絞りが設けられた第2スプールを第2スプール孔内に配置することにより、切換バルブを簡易な構成で形成することができる。
本発明の流量切換型フローディバイダにおける第7の特徴は、前記第2絞りを通過した流体は、中空円筒状に形成された部分を有する前記第2スプールの内部を通過して前記優先流路へと供給されることである。
この構成によると、第2絞りを通過した流体を第2スプールの中空部分を通過させることで圧力損失の低減を図ることができるとともに、第2スプールの内部のスペースを有効的に活用することができる。また、中空円筒状の第2スプールに第2絞りを形成するため、より高精度に調整可能な第2絞りを容易に形成することができ、第2絞りの設計の精度を向上させることができる。
本発明の流量切換型フローディバイダにおける第8の特徴は、前記フローディバイダバルブは、前記供給流路と前記優先流路とを連通する第3絞りと、前記供給流路と前記余剰流路とを連通する第4絞りとを有し、前記第3絞りと前記第4絞りとは、いずれも前記第1絞りの上流側に設けられるとともに前記第1スプール孔と前記第1スプールとにより形成されていることである。
この構成によると、第1スプール孔内で第1スプールが移動することによって供給流路からの流体を優先流路に所定流量供給するとともに余剰流路へ供給する流量を変更することができるため、フローディバイダバルブを容易に形成することができる。
本発明の流量切換型フローディバイダにおける第9の特徴は、前記第3絞りは、前記第1スプール孔と前記第1スプールに設けられているノッチとにより形成されていることである。
この構成によると、第3絞りを第1スプール孔と第1スプールに設けられているノッチとにより形成することで、第1スプールの移動に伴って第3絞りの開度を比例的に増減することができる。このため、より高精度に調整可能な第3絞りを容易に形成することができ、第3絞りの設計の精度を向上させることができる。また、第3絞りの下流側への制御流量の安定化を図ることができる。
本発明の流量切換型フローディバイダにおける第10の特徴は、前記フローディバイダバルブは、前記第1スプールの一方の端部が位置する第1パイロット室を有し、前記第1絞りと前記第3絞りとの間と、前記第1パイロット室とが、前記第1スプール内に形成されている流路を介して連通していることである。
この構成によると、優先流路に分流された流体の第1絞り上流側の圧力を第1パイロット室に作用させるための流路を第1スプール内の内部のスペースを有効的に活用して設けることができる。
本発明の流量切換型フローディバイダにおける第11の特徴は、前記切換バルブは、前記第2スプールの一方の端部が位置するとともに前記優先流路に連通する第2パイロット室を有することである。
この構成によると、優先流路における流体の圧力に応じて切換バルブを切り換える構成を簡易な構造で容易に実現することができる。
本発明の流量切換型フローディバイダにおける第12の特徴は、前記切換バルブは、前記第2スプールの一方の端部とは反対側における他方の端部を前記第2パイロット室側に向かって付勢するバネと、当該バネが配置されるバネ室とを有し、前記第2パイロット室と前記バネ室とが前記第2スプールの内部を介して連通し、前記第2スプールは、前記バネ室に位置している部分の外径よりも前記第2パイロット室に位置している部分の外径の方が大きくなるように形成されていることである。
この構成によると、第2スプールにおけるバネ室に位置している部分と第2パイロット室に位置している部分とには同じ流体圧力が作用し、その両方の部分の断面積の差に伴って第2スプールをバネ室側に向かって付勢する力が発生する。そして、第2スプールの断面積差に伴う付勢力がバネ力に抗して作用するため、第2パイロット室が連通する優先流路における流体の圧力に応じて第2スプールをバネ室側に向かって移動させることができる。即ち、第2スプールの外径寸法を適宜設定するという簡易な構成によって、優先流路における流体の圧力に応じて第2スプールが移動して切り換えられる切換バルブを容易に形成することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、本発明の実施形態に係る流量切換型フローディバイダは、ポンプから供給される流体を優先流回路に所定流量供給するとともに余剰流回路にも分流して供給する場合に、広く適用することができるものである。また、本実施形態の流量切換型フローディバイダは、例えば、フォークリフトにおいて、ポンプからの圧油を優先流回路であるパワーステアリング装置(油圧ステアリング装置)と余剰流回路である荷役回路(荷役用の油圧アクチュエータ回路)とに分流して供給するために用いることができ、本実施形態ではこの場合について説明するが、必ずしもこの用途の例に限定されるものではない。即ち、フォークリフトにおける他の油圧回路を優先流回路及び余剰流回路とする場合に対しても適用することができ、また、フォークリフト以外における油圧回路の制御に対しても適用することができるものである。
図1は、本発明の実施形態に係る流量切換型フローディバイダを例示した図であって、その断面図を示したものである。図1に示す流量切換型フローディバイダ1は、フォークリフト(図示せず)に備えられる油圧回路の一部として設けられ、略直方体の形状に形成されている。そして、この流量切換型フローディバイダ1は、油圧ポンプ(図示せず)から供給される圧油(流体)を優先流回路であるパワーステアリング装置(図示せず)と余剰流回路である荷役回路(図示せず)とに分流して供給することができるように配設される。また、この流量切換型フローディバイダ1は、図1に示すように、本体ブロック11や、この本体ブロック11内に組み込まれるフローディバイダバルブ12および切換バルブ13等を備えて構成されている。なお、図1は、流量切換型フローディバイダ1が接続されているパワーステアリング装置や荷役回路が作動していない状態(作業者によって操作されていない状態)である中立状態での流量切換型フローディバイダ1の断面図を示したものである。
本体ブロック11には、図1に示すように、ポンプポート14、優先流ポート15、および余剰流ポート16等の複数のポートが開口するように形成されている。ポンプポート14は、フォークリフトに搭載されて圧油を供給するポンプ(図示せず)の下流側に接続される。また、優先流ポート15及び及び余剰流ポート16は、同様にフォークリフトに搭載されるパワーステアリング装置及び荷役回路(フォークリフトの荷役用の各種油圧アクチュエータの作動を制御する回路)にそれぞれ接続される。また、図1において二点鎖線で示す余剰流ポート16は、図1に示される断面に対して紙面手前側で開口するように設けられている。なお、以下の説明においては、流量切換バルブ1において、ポンプポート14側を上流側とし、優先流ポート15及び余剰流ポート16側を下流側として説明する。
本体ブロック11には、油圧ポンプから供給される圧油が通過する経路である供給流路17、優先流路18、及び余剰流路19等の各種流路が形成されている。供給流路17は、その上流側がポンプポート14に連通するとともに、その下流側が本体ブロック11内に組み込まれているフローディバイダバルブ12に連通するように形成されている。優先流路18は、上流側がフローディバイダバルブ12に連通するとともに、下流側が優先流ポート15に連通するように形成されている。なお、優先流ポート15は、図1に示される断面に対して紙面奥側で優先流路18と連通している。また、余剰流路19は、上流側がフローディバイダバルブ12に連通するとともに、下流側が余剰流ポート16に連通するように形成されている。
なお、本体ブロック11には、フローディバイダバルブ12及び切換バルブ13とともに、アンロード圧力補償バルブ21も組み込まれている。このアンロード圧力補償バルブ21が設けられることで、余剰流路19からタンク(図示せず)に連通するタンク流路20へと至る流路を通過する圧油の流量を調整可能になっている。
フローディバイダバルブ12は、上述のように、本体ブロック11内に組み込まれており、供給流路17と優先流路18と余剰流路19とにそれぞれ連通し、供給流路17からの圧油を優先流路18と余剰流路19とに分流して供給するように配設されている。なお、図中に示す矢印は、ポンプポート14から供給される圧油の流動方向を図示したものである(図2、図3、図5についても同様)。このフローディバイダバルブ12は、第1スプール孔22、第1スプール23、第1パイロット室24、バネ25、バネ室29、第1絞り26、第3絞り27、第4絞り28などを備えて構成されている。
第1スプール孔22は、本体ブロック11内における円筒状の空間として形成されており、供給流路17と優先流路18と余剰流路19とがそれぞれ連通している。なお、供給流路17の下流側は、第1スプール孔22に対して2箇所で開口して連通している。そして、供給流路17が開口する2箇所の略中間の位置にて、余剰流路19の上流側が第1スプール孔22に開口して連通している。また、優先流路18の上流側は、第1スプール孔22における最も下流側の端部と連通している。
第1スプール23は、第1スプール孔22内に移動自在に配置されており、その一方の端部はパイロット室24に位置している。そして、第1スプール23の他方の端部には、中空円筒状に形成された部分が設けられており、この他方の端部が、第1スプール23における円筒状の中空部分により一部区画されるバネ室29内に配置されるバネ25と当接して付勢されている。これにより、バネ室29内の圧油の圧力とパイロット室24内の圧油の圧力との差圧による付勢力とバネ25による付勢力とが釣り合う位置で第1スプール23の移動が平衡状態となるようになっている。そして、後述するように、バネ室29やパイロット室24の圧力が変動して瞬間的に平衡状態が崩れると、再び平衡状態を保つように第1スプール23がスプール軸方向に移動して、優先流路18に所定流量を供給するとともに余剰流路19への流量を変更することになる。
また、第1スプール23には、供給流路17と優先流路18との間に配置されて優先流路18への流量を絞るオリフィスとして形成された第1絞り26が設けられている。この第1絞り26は、第1スプール23の外周側から第1スプール23における円筒状の中空部分に対して開口するように形成されている。このため、第1絞り26を通過した圧油は、第1スプール23の内部(円筒状の中空部分)を通過して優先流路18へと供給されることになる。なお、この実施の形態においては、第1絞り26は、スプール軸方向と直交する断面における中心位置に関して対称な位置となる2箇所に設けられている。このため、この2箇所の第1絞り26に流入する圧油によって第1スプール23に対してスプール軸方向と直交する方向に作用する流体力を相殺できるようになっている。
また、フローディバイダバルブ12の第3絞り27および第4絞り28は、いずれも第1絞り26の上流側に設けられており、第3絞り27は供給流路17と優先流路18とを連通する位置に、第4絞り28は供給流路17と余剰流路19とを連通する位置にそれぞれ設けられている。そして、第3絞り27および第4絞り28は、いずれも第1スプール孔22と第1スプール23とにより形成されている。また、第3絞り27および第4絞り28とも、第1スプール孔22と第1スプール23に設けられているノッチとにより形成されている。
また、フローディバイダバルブ12においては、第1スプール23内にパイロット流路30が形成されている。このパイロット流路30は、第1絞り26と第3絞り27との間で開口するとともに、第1スプール23に形成されてパイロット室24に連通しているダンパオリフィス31とも連通している。これにより、第1絞り26の上流側であって第3絞り27の下流側における圧油の圧力がパイロット流路30を介してパイロット室24に作用するようになっている。なお、第1スプール23内には、ボール状の弁体がバネにより弁座に付勢される構造の逆止弁32が設けられており、そのバネとパイロット流路30内の圧油とによる付勢力に対してパイロット室24内の圧油による付勢力が大きくなってしまったような場合に、パイロット室24からパイロット流路30へ圧油が流動することを許容するようになっている。
切換バルブ13はフローディバイダバルブ12が配置される線上とは異なる線上に配置されており、フローディバイダバルブ12と切換バルブ13とが互いに平行な線上にそれぞれ配置されるようになっている。この切換バルブ13は、優先流路18に連通するとともに第1絞り26の上流側でフローディバイダバルブ12を介して供給流路17に連通している。そして、この切換バルブ13が切り換えられることで、フローディバイダバルブ12を介して連通する供給流路17と優先流路18とが接続されるようになっている。この切換バルブ13は、第2スプール孔33、第2スプール34、第2絞り35、第2パイロット室36、バネ37、バネ室39などを備えて構成されている。
第2スプール孔33は、第1スプール孔22と同様に本体ブロック11内における円筒状の空間として形成されている。そして、第2スプール孔33の下流側は優先流路18に連通しており、第2スプール孔33の上流側は連通路38を介して第1スプール孔22に連通している。
第2スプール34は、第2スプール孔33内に移動自在に配置されており、その一方の端部は優先流路18に連通する第2パイロット室36に位置している。そして、第2スプール34の他方の端部には、中空円筒状に形成された部分が設けられており、この他方の端部が、第2スプール34における円筒状の中空部分と第2スプール孔33とにより区画されるバネ室39内に配置されるバネ37と当接して第2パイロット室36側に向かって付勢されている。この第2スプール34は、後述するように、優先流路18が低圧の状態から高圧の状態に移行することに伴って(即ち、第2パイロット室36内の圧油の圧力の上昇に伴って)スプール軸方向に移動し、これにより、フローディバイダバルブ12を介して連通する供給流路17と優先流路18とを接続するように切換バルブ13が切り換えられるようになっている。
また、第2スプール34には、切換バルブ13が切り換えられて(即ち、第2スプール34が移動して)供給流路17と優先流路18とが接続されたときに切換バルブ13を介した優先流路18への流量を絞るオリフィスとして形成された第2絞り35が設けられている。この第2絞り35は、第2スプール34の外周側から第2スプール34における円筒状の中空部分に対して開口するように形成されている。このため、第2絞り35を通過した圧油は、第2スプール34の内部(円筒状の中空部分)と第2パイロット室36とを通過して優先流路18へと供給されることになる。また、この実施の形態においては、第2絞り35は、第1スプール23に設けられている第1絞り26と同様に、対称位置となる2箇所に設けられて、スプール軸方向と直交する方向に作用する流体力を相殺できるようになっている。なお、第2パイロット室36とバネ室39とは、第2スプール34の内部の中空部分を介して連通した状態になっている。
次に、上述した流量切換型フローディバイダ1の作動について、即ち、ポンプから供給される圧油をパワーステアリング装置に所定流量供給するとともに荷役回路にも分流して供給する作動について、図2乃至図5に示す部分断面図を参照しつつ説明する。
まず、パワーステアリング装置側に負荷が発生しておらず(パワーステアリング装置が作動しておらず)、荷役回路側にも負荷が発生していない(荷役用の油圧アクチュエータが作動していない)状態から、荷役回路側のみに負荷が発生した場合(荷役回路側の圧力が高くなった場合)について、図2及び図3に基づいて説明する。
図2は、パワーステアリング装置側及び荷役回路側のいずれにも負荷が発生していない状態を示す部分断面図である。この状態において、ポンプから供給された圧油は、まず、ポンプポート14から供給流路17を通過する。そして、第4絞り28を通過した圧油は、余剰流路19を経て余剰流ポート16から荷役回路へと供給される。一方、供給流路17から第3絞り27を通過した圧油は、第1スプール23に形成された第1絞り26を通過し、バネ室29および優先流路18を経て優先流ポート15からパワーステアリング装置へと供給される。また、このとき、第1絞り26の上流側の圧油の圧力は、図中点線で示すように、第1スプール23に形成されたパイロット流路30およびダンパオリフィス31を介して伝わり、第1パイロット室24へと作用している。
ここで、第1絞り26の上流側(連通路38内)における圧油の圧力をPfとし、第1絞り26の下流側(バネ室29内および優先流路18内)の圧油の圧力をPsとする。そして、第1スプール23のスプール軸方向と直交する断面の面積(第1スプール23においてその外周が第1スプール孔22に摺接する部分での断面積)をAとし、バネ室29に配置されるバネ25によるバネ力をFとする。そうすると、下式(1)が成立する平衡状態となるように、第1スプール23が位置することになる。
[数1]
Pf×A=Ps×A+F (1)
ここで、(1)式が成立する平衡状態における第1絞り26の上流側と下流側との圧力差をΔPとすると(この場合、圧力差ΔPが第1絞り26での圧力損失に相当する)、ΔP=Pf−Psであるため、(1)式に基づいて、下式(2)の関係が導かれる。
[数2]
ΔP×A=F (2)
従って、図2に示す状態では、第1スプール23は、第1絞り26前後での圧力差ΔPによって第1パイロット室24側からバネ室29側へ作用する付勢力と、バネ25によるバネ力Fとが釣り合う位置で平衡状態を保っていることになる。この平衡状態において、荷役回路側に負荷が発生すると、第1絞り26の上流側は第3絞り27及び第4絞り28を介して余剰流路19と連通しているため、荷役回路側に負荷が発生した際に、瞬間的に第1絞り26の上流側の圧力Pfが高くなる状態が発生する。このため、下式(3)の関係が瞬間的に成立することになる。
[数3]
Pf×A>Ps×A+F (3)
荷役回路側の圧油の圧力が高くなって、上式(3)に示す関係が瞬間的に成立すると、図2に示す平衡状態は保てなくなり、高くなった第1絞り26の上流側の圧油の圧力Pfがパイロット流路30およびダンパオリフィス31を介して第1パイロット室24に作用することで、第1スプール23が第1パイロット室24側からバネ室29側へと移動することになる。これにより、図2に示す状態から図3に示す状態へと移行することになる。
第1スプール23が移動して図3に示す状態へと移行すると、これに伴って、第4絞り28の開度が広げられるとともに第3絞り27の開度が絞られることになるため、第1絞り26の上流側の圧力Pfは減圧されることになる。これにより、荷役回路側の圧力が高くなり瞬間的に圧力Pfが高くなって(3)式の関係が成立しても、第1スプール23が圧力Pfを減圧する方向に移動するため、再び、(1)式で示す平衡状態へと移行することになる。なお、バネ25のバネ力Fがほぼ一定であれば、上述のように荷役回路側の圧力変動が生じても(荷役回路側の圧力が高くなる場合だけでなく低くなる場合であっても)、第1スプール23の位置が変化することによって(1)式及び(2)式の関係が保たれて、ΔPはほぼ一定に保たれることになる。そして、第1絞り26におけるオリフィス径は一定であるため、第1絞り26を通過する流量はほぼ一定に保たれることになる。
上述のように作動することにより、第1絞り26を通過して優先流路18及び優先流ポート15を経てパワーステアリング装置に供給される流量は所定の一定流量に保たれ、第4絞り28を通過して余剰流路19及び余剰流ポート16を経て荷役回路に供給される流量が変更されることになる。なお、上述のように荷役回路側の圧力変動のみが生じてパワーステアリング側に負荷が発生していない場合であれば、第2スプール34はバネ室39内に配置されたバネ37によってバネ室39から第2パイロット室36へと向かう方向に付勢されたままの状態に保たれているため、切換バルブ13は切り換えられない。このため、図2および図3に示すように、第2絞り35の開口部分は第2スプール孔33により閉じられた状態のままとなっている(以下、切換バルブ13がこの状態にあることを切換バルブ13が「遮断位置」にあるという)。
次に、パワーステアリング装置が作動して負荷が発生した場合について説明する。パワーステアリング装置に負荷が発生していない場合は、流量切換型フローディバイダ1は、例えば図2や図3に示すような状態になっている。なお、図2は荷役回路側に負荷が発生していない状態であり、図3は荷役回路側に負荷が発生している状態である。このようにパワーステアリング装置に負荷が発生していない状態では、パワーステアリング装置側の圧力が所定の圧力よりも低い低圧の状態にある。このため、図2および図3に示すように、第2スプール34は、バネ室39内に配置されたバネ37によって第2パイロット室36側へと付勢されており、第2パイロット室36を区画しているスプール座40に対して押し付けられた状態になっている。即ち、この状態では、切換バルブ13は切り換えられていない状態であり、遮断位置になっている。なお、スプール座40には、第2スプール34がバネ37によって付勢されて押し付けられている状態であっても第2パイロット室36と優先流路18とを連通した状態とする開口部が形成されている。
ここで、切換バルブ13が、遮断位置から、第2絞り35を介して連通路38と優先流路18とを連通した状態(以下、切換バルブ13がこの状態にあることを切換バルブ13が「連通位置」にあるという)へと切り換えられる構成について詳しく説明する。図4は、切換バルブ13およびその周囲の部分を拡大して示す部分断面図である。切換バルブ13の第2スプール34は、スプール軸方向に亘って同一の外径寸法のスプールとして形成されているものではなく、第2パイロット室36に位置している部分の外径寸法D2の方がバネ室39に位置している部分の外径寸法D1よりも大きくなるように形成されている。即ち、第2スプール34は、D2>D1の関係が成立するように形成されている。なお、本体ブロック11には第2スプール孔33に開口するドレン溝41が形成されており、第2スプール34においてこのドレン溝41に対応する箇所には外周溝42が形成されている。そして、第2スプール34は、外周溝42よりも第2パイロット室36側に位置している部分の外径寸法がD2となるように形成され、外周溝42よりもバネ室39側に位置している部分の外径寸法がD1となるように形成されている。また、前述のように、第2パイロット室36とバネ室39とは、第2スプール34の内部を介して連通した状態になっている。
切換バルブ13が上述のように形成されているため、第2スプール34におけるバネ室39に位置している部分(外径D1の部分)と第2パイロット室36に位置している部分(外径D2の部分)とには同じ圧油の圧力が作用し、その両方の部分の断面積の差に伴って第2スプール34をバネ室39側に向かって付勢する力が発生する。そして、バネ37のバネ力に抗して作用する第2スプール34の断面積差に伴う付勢力が、バネ37のバネ力によって第2スプール34をスプール座40に押し付けている押し付け力を上回ることで、第2スプール34がバネ室39側に向かって移動することになる。
したがって、パワーステアリング装置に負荷が発生してパワーステアリング装置側の圧力が低圧の状態から高圧の状態になると(所定の圧力よりも高くなると)、第2スプール34が、バネ37のバネ力に抗してバネ室39側に向かって所定のストローク量を移動し、図4に示すように第2絞り35が連通路38に開口する位置まで移動することになる。即ち、第2絞り35を介して連通路38と優先流路18とが連通される連通位置に切換バルブ13が切り換えられることになる。
図5は、図2に示す状態から切換バルブ13が連通位置に切り換えられて平衡状態となっている状態を示す部分断面図である。パワーステアリング装置側の圧力が、図2に示すように低圧の状態から、所定の圧力よりも高い高圧の状態になると、切換バルブ13が連通位置へと切り換えられる。これにより、供給流路17は、第1絞り26を介して優先流路18に連通するとともに、切換バルブ13の第2絞り35を介しても優先流路18に連通することになる。
切換バルブ13が連通位置に切り換えられると、第1絞り26だけでなく、第1絞り26および第2絞り35の両方を圧油が通過して優先流路18に供給されることになる。このため、切換バルブ13が連通位置に切り換わった際には、第1絞り26の上流側の圧油の圧力であるとともに第2絞り35の上流側の圧油の圧力でもある圧力Pfと、優先流路18内(第1絞り26および第2絞り35の下流側)の圧油の圧力Psとの圧力差ΔPは、切換バルブ13が連通位置に切り換わる前よりも小さくなってしまうことになる。即ち、切換バルブ13が連通位置に切り換わった際には、第1絞り26の上流側の圧力Pfに対する下流側の圧力Psの圧力差が少なくなる状態に移行することになる。このため、下式(4)の関係が瞬間的に成立することになる
[数4]
Pf×A<Ps×A+F (4)
パワーステアリング装置側の圧力が高くなって切換バルブ13が連通位置に切り換えられ、上式(4)に示す関係が瞬間的に成立すると(前述の(1)式に示す平衡状態が崩れると)、式(1)の関係が成立する平衡状態になるまで、第1スプール23がバネ室29側から第1パイロット室24側に向かって移動することになる。即ち、第1スプール23が第1パイロット室24側へと移動することで、第4絞り28の開度が絞られるとともに第3絞り27の開度が広げられ、第1絞り26の上流側の圧力Pfが昇圧されて、図5に示す状態に移行し、(1)式の関係が成立する平衡状態に保たれることになる。従って、パワーステアリング装置側が高圧の状態になって切換バルブ13が連通位置に切り換えられている状態では、第1絞り26および第2絞り35の両方を圧油が通過する状態で、第1絞り26(及び第2絞り35)の上流側と優先流路18内との圧力差ΔPが一定である式(1)の関係が成立する平衡状態に保たれるように第1スプール23の平衡位置が決定されることになる。
以上説明したように、本実施形態の流量切換型フローディバイダ1によると、フローディバイダバルブ12により、第1絞り26を介して所定流量がパワーステアリング装置(優先流回路)へと供給され、その残流量が荷役回路(余剰流回路)へと供給される。そして、切換バルブ13が切り換えられることで、供給流路17と優先流路18とが接続され、第2絞り35を介してもパワーステアリング装置へとポンプからの流体が供給される。即ち、パワーステアリング装置へ供給する所定流量を切り換えることができるようになっている。
そして、この流量切換型フローディバイダ1によると、切換バルブ13は、本体ブロック11において、フローディバイダバルブ12が配置される線上とは異なる線上に配置されている。このため、切換バルブ13とフローディバイダバルブ12とが同一直線上に配置されることがなく、長く延びてしまうような寸法配置になってしまうことを防止できる。これにより、長さ方向の寸法が長大となってしまうことを抑制してコンパクト化(小型化)を図ることができる流量切換型フローディバイダを得ることができる。そして、長さ方向の寸法が長大となってしまうことを抑制できることで、長大な配設スペースが必要となることも緩和され、長手方向の寸法が制限されているような配設スペース内に配設することも容易となる。さらに、この場合において、スプール長さ、ストローク長、内蔵するバネの仕様等の種々の条件に関して、設計上の制約を受けてしまうことを緩和でき、これらの設計上の制約が発生することで回路内での圧力損失の増大や制御流量の不安定化を招いてしまうようなことも抑制できる。また、第2絞り35が設けられる切換バルブ13は、優先流路18に連通するとともに第1絞り26の上流側でフローディバイダバルブ12を介して供給流路17に連通しているため、切換バルブ13の作動のための複雑な回路を形成する必要もなく、回路構成が複雑になってしまうことを抑制することができる。
従って、この流量切換型フローディバイダ1によると、長さ方向の寸法が長大となってしまうことを抑制してコンパクト化を図ることができるとともに、回路構成が複雑になってしまうことを抑制することができる。
また、流量切換型フローディバイダ1によると、パワーステアリング装置が高圧の状態になると、切換バルブ13が切り換えられて、第2絞り35を通過する流路からもパワーステアリング装置へとポンプからの流体が所定流量供給される。従って、パワーステアリング装置の負荷状態に応じて、パワーステアリング装置へ供給する所定の流量を切り換える構成の切換バルブ13を容易に形成することができる。
また、流量切換型フローディバイダ1によると、フローディバイダバルブ12と切換バルブ13とが平行に並んで配置されるため、これらをよりコンパクトに集約された状態で配置することができる。従って、流量切換型フローディバイダの更なるコンパクト化を図ることができる。
また、流量切換型フローディバイダ1によると、本体ブロック11内に第1スプール孔22を形成するとともに、第1絞り26が設けられた第1スプール23を第1スプール孔22内に配置することにより、フローディバイダバルブ12を簡易な構成で形成することができる。
また、流量切換型フローディバイダ1によると、第1絞り26を通過した圧油を第1スプール23の中空部分を通過させることで圧力損失の低減を図ることができるとともに、第1スプール23の内部のスペースを有効的に活用することができる。また、中空円筒状の第1スプール23に第1絞り26を形成するため、より高精度に調整可能な第1絞り26を容易に形成することができ、第1絞り26の設計の精度を向上させることができる。
また、流量切換型フローディバイダ1によると、第1スプール孔22と優先流路18とを連通可能な第2スプール孔33を形成するとともに、第2絞り35が設けられた第2スプール34を第2スプール孔33内に配置することにより、切換バルブ13を簡易な構成で形成することができる。
また、流量切換型フローディバイダ1によると、第2絞り35を通過した圧油を第2スプール34の中空部分を通過させることで圧力損失の低減を図ることができるとともに、第2スプール34の内部のスペースを有効的に活用することができる。また、中空円筒状の第2スプール34に第2絞り35を形成するため、より高精度に調整可能な第2絞り35を容易に形成することができ、第2絞り35の設計の精度を向上させることができる。
また、流量切換型フローディバイダ1によると、第3絞り27と第4絞り28とが第1絞り26の上流側で第1スプール孔22と第1スプール23とにより形成されている。このため、第1スプール孔22内で第1スプール23が移動することによって供給流路17からの圧油を優先流路18に所定流量供給するとともに余剰流路19へ供給する流量を変更することができるため、フローディバイダバルブ12を容易に形成することができる。
また、流量切換型フローディバイダ1によると、第3絞り27を第1スプール孔22と第1スプール23に設けられているノッチとにより形成することで、第1スプール23の移動に伴って第3絞り27の開度を比例的に増減することができる。このため、より高精度に調整可能な第3絞り27を容易に形成することができ、第3絞り27の設計の精度を向上させることができる。また、第3絞り27の下流側への制御流量の安定化を図ることができる。
また、流量切換型フローディバイダ1によると、優先流路18に分流された圧油の第1絞り26の上流側の圧力を第1パイロット室24に作用させるための流路(パイロット流路30)を第1スプール23内の内部のスペースを有効的に活用して設けることができる。
また、流量切換型フローディバイダ1によると、切換バルブ13が、第2スプール34の一方の端部が位置するとともに優先流路18に連通する第2パイロット室36を有している。このため、優先流路18における圧油の圧力に応じて切換バルブ13を切り換える構成を簡易な構造で容易に実現することができる。
また、流量切換型フローディバイダ1によると、第2スプール34の外径寸法がバネ室39側よりも第2パイロット室36側が大きくなるように形成されるとともに、バネ室39と第2パイロット室36とが連通するように切換バルブ13が構成されている。そして、これにより、切換バルブ13は、優先流路18における圧油の圧力に応じて第2スプール34がバネ室39側に向かって移動するようになっている。従って、第2スプール34の外径寸法を適宜設定するという簡易な構成によって、優先流路18における圧油の圧力に応じて第2スプール34が移動して切り換えられる切換バルブ13を容易に形成することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。また、本発明は、例えば、次のように変更して実施してもよい。
(1)本実施形態においては、フローディバイダバルブと切換バルブとが互いに平行な線上にそれぞれ配置されている場合を例示して説明したが、両バルブが異なる線上に配置されていれば、必ずしもこの通りでなくてもよい。例えば、フローディバイダバルブと切換バルブとがそれぞれ配置される線同士が、互いに延長した場合でも交差することのないねじれの位置にあるものであってもよい。
(2)本実施形態においては、切換バルブが優先流路の圧力の作用によって連通位置へと切り換えられる場合を説明したが、必ずしもこの通りでなくてもよい。例えば、切換バルブを電磁弁で構成してもよい。この場合、例えば、パワーステアリング装置の作動に伴って、切換バルブである電磁弁を励磁して切り換えるように構成することができる。
(3)本実施形態においては、第1絞り及び第2絞りは、いずれもオリフィスとして形成されている場合を例にとって説明したが、必ずしもこの通りでなくてもよい。例えば、チョーク状に形成されている絞りであっても本発明を適用することができる。また、本実施形態においては、第1絞り及び第2絞りがいずれも2箇所に形成される場合を例にとって説明したが、必ずしも2箇所には限定されない。
(4)本実施形態においては、第1絞りを通過した圧油が中空円筒状に形成された第1スプールの内部を通過し、第2絞りを通過した圧油が中空円筒状に形成された第2スプールの内部を通過する場合を例にとって説明したが、必ずしもこの通りでなくてもよい。例えば、第1スプール(又は第2スプール)と第1スプール孔(又は第2スプール孔)との間に形成される絞りを圧油が通過するとともに第1スプール(又は第2スプール)の外周をスプール軸方向に沿って優先流路へと流動するようなものであってもよい。
(5)本実施形態においては、第3絞りが第1スプール孔と第1スプールに設けられているノッチとにより形成されている場合を説明したが、必ずしもこの通りでなくてもよい。例えば、ノッチが形成されていなくてもよい。
(6)本実施形態においては、第1絞りの上流側と第1パイロット室とが第1スプール内に形成されている流路を介して連通している場合を例にとって説明したが、必ずしもこの通りでなくてもよい。例えば、第1絞りの上流側と第1パイロット室とが、本体ブロック内に形成される流路を介して連通しているものであってもよい。
本発明の一実施形態に係る流量切換型フローディバイダの断面図を例示したものである。 図1に示す流量切換型フローディバイダの作動を説明する部分断面図である。 図1に示す流量切換型フローディバイダの作動を説明する部分断面図である。 図1に示す流量切換型フローディバイダの作動を説明する部分断面図である。 図1に示す流量切換型フローディバイダの作動を説明する部分断面図である。
符号の説明
1 流量切換型フローディバイダ
11 本体ブロック
12 フローディバイダバルブ
13 切換バルブ
14 ポンプポート
15 優先流ポート
16 余剰流ポート
17 供給流路
18 優先流路
19 余剰流路
22 第1スプール孔
23 第1スプール
26 第1絞り
33 第2スプール孔
34 第2スプール
35 第2絞り

Claims (12)

  1. ポンプから供給される流体を優先流回路に所定流量供給するとともに余剰流回路にも分流して供給する流量切換型のフローディバイダであって、
    ポンプの下流側に接続されるポンプポートと、前記優先流回路に接続される優先流ポートと、前記余剰流回路に接続される余剰流ポートと、が形成された本体ブロックと、
    前記本体ブロックにおいて、前記ポンプポートに連通する供給流路と前記優先流ポートに連通する優先流路と前記余剰流ポートに連通する余剰流路とにそれぞれ連通し、前記供給流路からの流体を前記優先流路と前記余剰流路とに分流するフローディバイダバルブと、
    前記フローディバイダバルブに設けられるとともに、前記供給流路と前記優先流路との間に配置されて前記優先流路への流量を絞る第1絞りと、
    前記本体ブロックにおいて、前記フローディバイダバルブが配置される線上とは異なる線上に配置され、前記優先流路に連通するとともに前記第1絞りの上流側で前記フローディバイダバルブを介して前記供給流路に連通し、前記フローディバイダバルブを介して連通する前記供給流路と前記優先流路とを接続するよう切り換えられる切換バルブと、
    前記切換バルブに設けられ、当該切換バルブが切り換えられて前記供給流路と前記優先流路とが接続されたときに当該切換バルブを介した前記優先流路への流量を絞る第2絞りと、
    を備えていることを特徴とする流量切換型フローディバイダ。
  2. 前記切換バルブは、前記優先流路が低圧の状態から高圧の状態へと移行することに伴って、前記フローディバイダバルブを介して連通する前記供給流路と前記優先流路とを接続するよう切り換えられることを特徴とする請求項1に記載の流量切換型フローディバイダ。
  3. 前記フローディバイダバルブと前記切換バルブとが互いに平行な線上にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の流量切換型フローディバイダ。
  4. 前記フローディバイダバルブは、
    前記本体ブロック内に形成され、前記供給流路と前記優先流路と前記余剰流路とがそれぞれ連通する第1スプール孔と、
    前記第1スプール孔内に移動自在に配置され、スプール軸方向に移動することで前記余剰流路への流量を変更するとともに前記第1絞りが設けられている第1スプールと、
    を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の流量切換型フローディバイダ。
  5. 前記第1絞りを通過した流体は、中空円筒状に形成された部分を有する前記第1スプールの内部を通過して前記優先流路へと供給されることを特徴とする請求項4に記載の流量切換型フローディバイダ。
  6. 前記切換バルブは、
    前記優先流路に連通するとともに、連通路を介して前記第1スプール孔に連通する第2スプール孔と、
    前記第2スプール孔に移動自在に配置され、スプール軸方向に移動することで前記供給流路と前記優先流路とを接続するとともに前記第2絞りが設けられている第2スプールと、
    を備えていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の流量切換型フローディバイダ。
  7. 前記第2絞りを通過した流体は、中空円筒状に形成された部分を有する前記第2スプールの内部を通過して前記優先流路へと供給されることを特徴とする請求項6に記載の流量切換型フローディバイダ。
  8. 前記フローディバイダバルブは、前記供給流路と前記優先流路とを連通する第3絞りと、前記供給流路と前記余剰流路とを連通する第4絞りとを有し、
    前記第3絞りと前記第4絞りとは、いずれも前記第1絞りの上流側に設けられるとともに前記第1スプール孔と前記第1スプールとにより形成されていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の流量切換型フローディバイダ。
  9. 前記第3絞りは、前記第1スプール孔と前記第1スプールに設けられているノッチとにより形成されていることを特徴とする請求項8に記載の流量切換型フローディバイダ。
  10. 前記フローディバイダバルブは、前記第1スプールの一方の端部が位置する第1パイロット室を有し、
    前記第1絞りと前記第3絞りとの間と、前記第1パイロット室とが、前記第1スプール内に形成されている流路を介して連通していることを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の流量切換型フローディバイダ。
  11. 前記切換バルブは、前記第2スプールの一方の端部が位置するとともに前記優先流路に連通する第2パイロット室を有することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の流量切換型フローディバイダ。
  12. 前記切換バルブは、前記第2スプールの一方の端部とは反対側における他方の端部を前記第2パイロット室側に向かって付勢するバネと、当該バネが配置されるバネ室とを有し、
    前記第2パイロット室と前記バネ室とが前記第2スプールの内部を介して連通し、
    前記第2スプールは、前記バネ室に位置している部分の外径よりも前記第2パイロット室に位置している部分の外径の方が大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項11に記載の流量切換型フローディバイダ。

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