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JP2005076237A - 油圧制御装置 - Google Patents

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JP2005076237A
JP2005076237A JP2003305815A JP2003305815A JP2005076237A JP 2005076237 A JP2005076237 A JP 2005076237A JP 2003305815 A JP2003305815 A JP 2003305815A JP 2003305815 A JP2003305815 A JP 2003305815A JP 2005076237 A JP2005076237 A JP 2005076237A
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Masayuki Nakamura
雅之 中村
Toyoaki Sagawa
豊明 佐川
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Kawasaki Precision Machinery Ltd
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Kayaba Industry Co Ltd
Kawasaki Precision Machinery Ltd
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Abstract

【課題】 この発明の目的は、2つのアクチュエータが外部から受ける負荷に差があったときに、両アクチュエータをレバー操作に応じた作動速度とすることができる油圧制御装置を提供することである。
【解決手段】 第1アクチュエータに圧力供給源の圧油を導く第1回路と、第2アクチュエータに圧力供給源の圧油を導く第2回路と、これら第1回路と第2回路とを連通する連通路20と、この連通路20に設けた連通弁21とを備え、上記連通弁21は、第1回路の負荷圧と第2回路の負荷圧との差が、設定した圧力以下のとき、連通路20を介して第1回路と第2回路とを連通し、設定した圧力を超えたとき、第1回路と第2回路との連通を遮断する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、2つのアクチュエータを同時に作動させる油圧制御装置に関する。
図4は、建設車両等に用いられる油圧制御装置の回路図を示している。
図示するように、走行用のアクチュエータ101,102に切換弁103,104を接続している。これら切換弁103,104は、可変ポンプP2に接続した流入ポート105,106と、圧力補償弁107,108に接続した中継ポート109,110とを形成している。また、切換弁103,104を左右どちらに切り換えても、上記流入ポート105,106と中継ポート109,110とが連通するようにしている。そして、その連通過程で形成される可変絞り111,112の開度は、切換弁103,104の切換量に比例する。
上記中継ポート109,110の下流側には、上記圧力補償弁107,108を接続するとともに、この圧力補償弁107,108の下流側を第1連通ポート113,114と第2連通ポート115,116とに接続している。これら第1、第2連通ポート113〜116は、切換弁103,104が図示の中立位置にあるとき、戻りポート117〜120を介してタンク通路121に連通する。
そして、切換弁103,104が図面左側位置に切り換わると、第1連通ポート113,114が、第1アクチュエータポート122,123に連通するとともに、第2アクチュエータポート124,125が戻りポート118,120を介してタンク通路121に連通する。
また、切換弁103,104が図面右側位置に切り換わると、第2連通ポート115,116が、第2アクチュエータポート124,125に連通するとともに、第1アクチュエータポート122,123が戻りポート117,119を介してタンク通路121に連通する。
上記のようにした切換弁103,104は、図面左端に設けた第1パイロット室126,127と、図面右端に設けた第2パイロット室128,129とのそれぞれを、図示していないパイロット減圧弁に接続している。
このパイロット減圧弁は、図示しないスロットルレバーを倒した方向に応じて、第1パイロット室126,127にパイロット圧を導き、第2パイロット室128,129をタンクT2に連通するか、もしくは、第2パイロット室128,129にパイロット圧を導き、第1パイロット室126,127をタンクT2に連通する構成にしている。
また、上記パイロット減圧弁は、上記スロットルレバーの操作量に応じてパイロット圧の大きさを制御できるようにしている。
上記可変ポンプP2は、レギュレータ130に連結している。このレギュレータ130には、シャトル弁131が選択したアクチュエータ101,102の負荷圧のうち最も高い負荷圧を導くようにしている。
そして、上記レギュレータ130は、最高負荷圧に一定の圧力を加算した吐出圧を維持するように、可変ポンプP2の吐出流量を制御する。
なお、シャトル弁131とレギュレータ130との連通過程には、リリーフ弁132を設けている。
上記圧力補償弁107,108は、その一方のパイロット室133,134を、負荷検出流路139を介して上記シャトル弁131に連通させている。したがって、この一方のパイロット室133,134にも最高負荷圧が導かれる。
また、この一方のパイロット室133,134には、スプリング135,136のバネ力を作用させている。
そして、上記一方のパイロット室133,134と対向する他方のパイロット室137,138は、この圧力補償弁107,108の上流側の圧力を導くようにしている。
このようにした圧力補償弁107,108は、切換弁103,104の可変絞り111,112の下流側の圧力を、最高負荷圧よりもスプリング135,136のバネ力相当分の圧力を加算した値に制御する。
パイロット減圧弁を操作して、切換弁103,104の第1パイロット室126,127にパイロット圧を導くと、切換弁103,104が図面左側位置に切り換わる。したがって、可変ポンプP2からの圧油が第1アクチュエータポート122,123を経由してアクチュエータ101,102に供給され、アクチュエータ101,102は作動する。そして、これらアクチュエータ101,102からの戻り圧油が、第2アクチュエータポート124,125を経由してタンク通路121に戻される。
上記のようにしてアクチュエータ101,102を作動させると、アクチュエータ101,102の負荷圧が負荷検出流路139に導かれるが、上記したようにシャトル弁131で最高負荷圧が選択されてレギュレータ130に導かれる。そして、レギュレータ130は、最高負荷圧に一定の圧力を加算した吐出圧を維持するように、可変ポンプP2の吐出流量を制御する。
また、このときの最高負荷圧は、圧力補償弁107,108の一方のパイロット室133,134にも導かれる。したがって、切換弁103,104の可変絞り111,112の前後の差圧は一定に保たれる。
なお、切換弁103,104の第2パイロット室128,129にパイロット圧を導いて、切換弁103,104を図面右側位置に切り換えた場合は、その供給側と戻り側とが上記とは逆になるだけなので、その説明を省略する。
上記のようにした油圧制御装置では、上記切換弁103,104を同じ量だけ切り換えると、走行用のアクチュエータ101,102の作動速度が等しくなるので、車両は直進走行する。
しかし、可変ポンプP2とアクチュエータ101,102との間に設けた切換弁103,104、圧力補償弁107,108、他の流路等に加工誤差がどうしても生じてしまうので、アクチュエータ101側とアクチュエータ102側とで圧力損失が異なる。また、油の漏れ量にも差が生じるので、アクチュエータ101,102の作動速度に差ができてしまう。そのため、車両を直進走行させようとしても、曲がってしまうという問題があった。
上記の問題を解消するために、図5に示すような装置が従来から知られている。
図5に示すように、上記切換弁103,104には、第3連通ポート140,141と第4連通ポート142,143を形成している。また、これら切換弁103,104には、切換弁103,104をフルに切り換えたときの切換位置である全速走行ポジション103a,104aと103b,104bとを設けている。
上記第3連通ポート140,141は、切換弁103,104を全速走行ポジション103a,104aに切り換えたとき、第1アクチュエータポート122,123と連通するようにしている。一方、上記第4連通ポート142,143は、切換弁103,104を全速走行ポジション103b,104bに切り換えたとき、第2アクチュエータポート124,125と連通するようにしている。
そして、上記のようにした第3、第4連通ポート140〜143のすべては、連通路144を介して連通するようにしている。
上記のような従来の装置において、切換弁103,104を全速走行ポジション103a,104aに切り換えると、可変絞り111,112の開度が最大になるとともに、第1アクチュエータポート122と123とが、第3連通ポート140,141及び連通路144を介して連通する。第1アクチュエータポート122と123とが連通すると、アクチュエータ101,102に供給される圧油の量が等しくなる。したがって、走行用のアクチュエータ101,102の作動速度は等しくなり、当該車両の直進性を確保することができる。
特開平8−338404号公報(第2〜4頁、図1,図2)
上記図5に示す従来の油圧制御装置では、切換弁103,104を全速走行ポジション103a,104aに切り換えると、切換弁103と切換弁104とが連通する。この状態で、アクチュエータ101とアクチュエータ102とが外部から受ける負荷に差があると、アクチュエータ101,102間に圧力差が生じるので、圧力の低いアクチュエータにより多くの圧油が供給されてしまう。したがって、アクチュエータ101,102の作動速度に差ができてしまうことになる。
例えば、図3のような傾斜地を走行すると、アクチュエータ101がアクチュエータ102よりも大きい負荷を受けるので、アクチュエータ101の圧力が高くなる。このため、アクチュエータ101,102間に圧力差が生じ、圧力の低いアクチュエータ102により多くの圧油が供給されてしまう。したがって、アクチュエータ102の作動速度がアクチュエータ101よりも速くなり、車両はアクチュエータ101側に曲がってしまう。
また、車両が曲がるのを是正するために、アクチュエータ101により多くの圧油を供給しようとしても、アクチュエータ102の圧力が低いので、アクチュエータ102に供給される圧油がさらに増加してしまう。したがって、アクチュエータ101側に曲がるのをさらに助長してしまう。
つまり、従来の装置では、平地を走行する場合には直進性を確保できるが、図3のような傾斜地を走行する場合、すなわちアクチュエータ101とアクチュエータ102とが外部から受ける負荷の差が大きい場合には、車両が曲がってしまうという問題があった。
この発明の目的は、2つのアクチュエータが外部から受ける負荷に差があったときに、両アクチュエータをレバー操作に応じた作動速度とすることができる油圧制御装置を提供することである。
第1の発明は、第1アクチュエータに圧力供給源の圧油を導く第1回路と、第2アクチュエータに圧力供給源の圧油を導く第2回路と、これら第1回路と第2回路とを連通する連通路と、この連通路に設けた連通弁とを備え、上記連通弁は、第1回路の負荷圧と第2回路の負荷圧との差が、設定した圧力以下のとき、連通路を介して第1回路と第2回路とを連通し、設定した圧力を超えたとき、第1回路と第2回路との連通を遮断することを特徴とする。
第2の発明は、第1回路と第2回路とを連通する連通位置と、第1回路と第2回路との連通を遮断する遮断位置とを有する連通弁であって、この連通弁には第1パイロット室と第2パイロット室とを設けるとともに、第1パイロット室側及び第2パイロット室側に付勢力を等しくした付勢手段を設け、上記第1パイロット室に第1回路の負荷圧を導く第1パイロット通路と、第2パイロット室に第2回路の負荷圧を導く第2パイロット通路と、連通路上であって、上記第1パイロット通路と第2パイロット通路との間に設けた絞りとを備え、第1パイロット室に導かれた第1回路の負荷圧と、第2パイロット室に導かれた第2回路の負荷圧との差が、上記付勢手段の付勢力以下のとき、連通弁が連通位置を保ち、第1回路と第2回路とを連通し、付勢力を超えたとき、連通弁が遮断位置に切り換わり、第1回路と第2回路との連通を遮断することを特徴とする。
第3の発明は、連通路は、その一端を第1回路の最下流側に接続し、その他端を第2回路の最下流側に接続したことを特徴とする。
第1〜3の発明によれば、連通路に設けた連通弁によって、第1回路と第2回路との負荷圧の差が、設定した圧力以下のとき第1回路と第2回路とを連通し、設定した圧力を超えたとき第1回路と第2回路との連通を遮断するようにしている。したがって、第1アクチュエータと第2アクチュエータとが外部から受ける負荷の差によって、第1、第2アクチュエータ間の圧力差が設定した圧力を超えたときには、第1、第2アクチュエータに供給される圧油の量がほぼ等しくなるので、第1、第2アクチュエータをレバー操作に応じた作動速度とすることができる。
特に、第2の発明によれば、連通路上であって、第1パイロット通路と第2パイロット通路との間に絞りを設けたので、供給路と供給路とが連通し連通路に圧油が流れるとき、その圧油が急激に流れてしまうのを抑えることができる。圧油の急激な流れを抑えることができるので、圧油の急激な流れに伴う振動が起こらない。したがって、上記装置自体の振動を抑制することができる。
また、第3の発明によれば、連通路の一端を第1回路の最下流側に接続し、その他端を第2回路の最下流側に接続することによって、連通路と第1、第2アクチュエータとの距離を短くしている。したがって、連通路と第1、第2アクチュエータとの間の圧力損失や油漏れなどの影響が少ないので、第1、第2アクチュエータの負荷を正確に検出することができる。
図1〜図3に、この発明の一実施形態である油圧制御装置の回路図を示す。
図示するように、この発明の圧力供給源である可変ポンプPに吐出路3を設けるとともに、この吐出路3を第1供給路4aと第1供給路5aとに分岐している。
また、上記第1供給路4aには切換弁6を設け、第1供給路5aには切換弁7を設けている。そして、上記切換弁6の下流側の供給路を第2供給路4bとし、切換弁7の下流側の供給路を第2供給路5bとしている。
さらに、上記第1供給路4aには、第2供給路4bを介して走行用の第1アクチュエータ1を接続し、第1供給路5aには、第2供給路5bを介して走行用の第2アクチュエータ2を接続している。したがって、第1、第2アクチュエータ1,2には、第1、第2供給路4a,4bおよび第1、第2供給路5a,5bを介して可変ポンプPからの圧油が供給される。
上記第2供給路4b,5bには、圧力補償弁8,9を設けている。そして、これら圧力補償弁8,9の第1パイロット室8a,9aには、第1、第2アクチュエータ1,2の負荷圧のうち最も高い負荷圧を、第1パイロット通路11,12を介して導いている。
また、この圧力補償弁8,9の第1パイロット室8a,9a側には、バネ力を等しくしたスプリング18,19を設けている。
一方、圧力補償弁8,9の第2パイロット室8b,9bには、それぞれ第2パイロット通路14,15を介して各切換弁6,7の下流側の圧力を導いている。
そのため、各圧力補償弁8,9は、その上流側の圧力、すなわち各切換弁6,7の下流側の圧力を、最高負荷圧にスプリング18,19のバネ力相当分の圧力を加算した値に維持するようにその開度を保つ。
なお、上記第1、第2アクチュエータ1,2の最高負荷圧は、シャトル弁10によって選択するようにしている。また、このシャトル弁10によって選択した最高負荷圧を、パイロット通路13から上記第1パイロット通路11,12を介して各圧力補償弁8,9の第1パイロット室8a,9aに導いている。
そして、上記シャトル弁10によって選択した最高負荷圧は、パイロット通路16を介してレギュレータ17にも導いている。このレギュレータ17は、最高負荷圧に一定の圧力を加算した吐出圧を保つように、可変ポンプPの吐出流量を制御する。
また、上記第2供給路4bと第2供給路5bとを連通路20によって連通するとともに、この連通路20には、連通弁21を設けている。この連通弁21は、第2供給路4bと第2供給路5bとを連通路20を介して連通する連通位置Aと、第2供給路4bと第2供給路5bとの連通を遮断する遮断位置B,Cとから構成されている。
上記連通弁21の第1パイロット室21aには、第1アクチュエータ1側の圧力を、第1パイロット通路22を介して導いている。一方、連通弁21の第2パイロット室21bには、第2アクチュエータ2側の圧力を、第2パイロット通路23を介して導いている。
そして、上記連通弁21の両端には、バネ力を等しくしたスプリング24,25を設けている。したがって、この連通弁21は、第1アクチュエータ1側の圧力と、第2アクチュエータ2側の圧力との差が、スプリング24,25の設定圧以下の場合、図示の連通位置Aから移動せずに、第2供給路4bと第2供給路5bとを連通する。
一方、第1アクチュエータ1側の圧力と、第2アクチュエータ2側の圧力との差が、スプリング24,25の設定圧を超えると、連通弁21は、連通位置Aから遮断位置Bまたは遮断位置Cに切り換わり、第2供給路4bと第2供給路5bとの連通を遮断することになる。
なお、連通弁21を切り換えるのに必要な第1アクチュエータ1側と第2アクチュエータ2側の圧力差は、スプリング24,25の設定圧によって決まる。したがって、スプリング24,25の設定圧を変更すれば、連通弁21を切り換えるのに必要な圧力差も変更することができる。
また、上記連通弁21には、絞り26を設けている。この絞り26によって、第2供給路4bと第2供給路5bとが連通し連通路20に圧油が流れるとき、その圧油の急激な流れを抑えることができる。圧油の急激な流れを抑えることができるので、圧油の急激な流れに伴う振動が起こらない。したがって、上記装置自体の振動を抑制することができる。
なお、上記第1供給路4aと切換弁6と、第2供給路4bと圧力補償弁8とで、この発明の第1回路を構成している。また、上記第1供給路5aと切換弁7と、第2供給路5bと圧力補償弁9とで、この発明の第2回路を構成している。
上記可変ポンプPから吐出された圧油は、吐出路3を介して両第2供給路4b,5bに導かれる。第1供給路4aに導かれた圧油は、切換弁6→第2供給路4a→圧力補償弁8を介して第1アクチュエータ1に供給される。一方、第1供給路5aに導かれた圧油は、切換弁7→第2供給路5a→圧力補償弁9を介して第2アクチュエータ2に供給される。
このとき、各圧力補償弁8,9の第1パイロット室8a、9aには、最高負荷圧が作用しているので、各圧力補償弁8,9の上流側の圧力、すなわち各切換弁6,7の下流側の圧力は、最高負荷圧にスプリング18,19のバネ力相当分の圧力を加算した値に保たれる。
一方、各切換弁6,7の上流側の圧力は、可変ポンプPによって最高負荷圧に一定圧力を加算した値に保たれている。そのため、各切換弁6,7の上流・下流の圧力差、すなわち、各切換弁6,7前後の圧力差は等しくなる。したがって、各切換弁6,7を切り換えたときに、それぞれの開度に応じた割合の流量が、第2供給路4b,5bを介して第1、第2アクチュエータ1,2に供給されることになる。
このとき、第1アクチュエータ1側の圧力と、第2アクチュエータ2側の圧力との差が、スプリング24,25の設定圧以下であれば、連通弁21は図示の連通位置Aから移動せずに、第2供給路4bと第2供給路5bとが連通路20を介して連通する。
一方、第1アクチュエータ1側の圧力と、第2アクチュエータ2側の圧力との差が、スプリング24,25の設定圧を超えると、連通弁21は遮断位置BまたはCに切り換わり、第2供給路4bと第2供給路5bとの連通を遮断する。
上記実施形態によれば、第2供給路4bと第2供給路5bとの連通を遮断するので、第1アクチュエータ1と第2アクチュエータ2とが外部から受ける負荷の差によって、第1、第2アクチュエータ1,2間に圧力差ができても、圧力の低いアクチュエータに多くの圧油が供給されてしまうことがない。つまり、第1、第2アクチュエータ1,2に対する圧油の供給量がほぼ等しくなるので、第1アクチュエータ1と第2アクチュエータ2をレバー操作に応じた作動速度とすることができる。
したがって、上記装置を用いた車両で図3のような傾斜地を走行しても、第1、第2アクチュエータ1,2の作動速度は等しくなるので、当該車両の直進性を確保することができる。
なお、上記実施形態では、絞り26を連通弁21に設けているが、この絞り26は、連通路20上であって、第1パイロット通路22と第2パイロット通路23との間に設ければよい。
例えば、図2に示すように、絞り26を連通路20に設ければ、連通弁21を絞り26のスペース分だけ小型化することができる。
また、連通路20は、図1、図2に示すように、その一端を第2供給路4bの最下流側に接続し、その他端を第2供給路5bの最下流側に接続して第2供給路4bと第2供給路5bとを連通するようにしているが、第2供給路4bと第2供給路5bとを連通すれば、どこに接続してもかまわない。
ただし、この実施形態のように、第2供給路4bの最下流側と第2供給路5bの最下流側とを連通させれば、連通路20と第1、第2アクチュエータ1,2との距離が短くなる。したがって、連通路と第1、第2アクチュエータ1,2との間の圧力損失や油もれなどの影響が少ないので、第1、第2アクチュエータ1,2の負荷を正確に検出することができる。
そして、この実施形態では、2つのアクチュエータ1,2に走行用のアクチュエータを用いているが、どのようなアクチュエータを用いてもかまわない。
例えば、演劇の舞台装置には、2つのシリンダアクチュエータによって、舞台を上下に移動するものがある。このような舞台装置のシリンダアクチュエータに、この発明の油圧制御装置を用いれば、舞台装置に偏った力がかかったとしても、2つのシリンダアクチュエータの作動速度はほぼ等しくなるので、舞台装置を水平のまま上下に移動することができる。
さらに、この実施形態では、上記連通弁21の第1パイロット室21a側及び第2パイロット室21b側に設けたスプリング18,19をこの発明の付勢手段として用いているが、ソレノイドやエアシリンダなどを付勢手段として用いてもよい。つまり、連通弁21に付勢力を与えるものであれば、その手段はスプリングに限定されない。さらに、この付勢手段の付勢力を可変に制御できるようにしてもよい。
また、この実施形態では、1つの可変ポンプで2つのアクチュエータを作動させるロードセンシング回路を用いているが、可変ポンプを2つにして、2つのアクチュエータにそれぞれ接続するようにしてもよい。
第1実施形態を示す回路図である。 第2実施形態を示す回路図である。 傾斜地を走行する車両を示す図である。 従来の油圧制御装置を示す回路図である。 図4の油圧制御装置に連通路を設けた図である。
符号の説明
1,2 第1、第2アクチュエータ
4a,5a 第1供給路
4b,5b 第2供給路
6、7 切換弁
8,9 圧力補償弁
20 連通路
21 連通弁
21a 第1パイロット室
21b 第2パイロット室
22 第1パイロット通路
23 第2パイロット通路
24,25 スプリング
26 絞り
P 可変ポンプ

Claims (3)

  1. 第1アクチュエータに圧力供給源の圧油を導く第1回路と、第2アクチュエータに圧力供給源の圧油を導く第2回路と、これら第1回路と第2回路とを連通する連通路と、この連通路に設けた連通弁とを備え、上記連通弁は、第1回路の負荷圧と第2回路の負荷圧との差が、設定した圧力以下のとき、連通路を介して第1回路と第2回路とを連通し、設定した圧力を超えたとき、第1回路と第2回路との連通を遮断する油圧制御装置。
  2. 第1回路と第2回路とを連通する連通位置と、第1回路と第2回路との連通を遮断する遮断位置とを有する連通弁であって、この連通弁には第1パイロット室と第2パイロット室とを設けるとともに、第1パイロット室側及び第2パイロット室側に付勢力を等しくした付勢手段を設け、上記第1パイロット室に第1回路の負荷圧を導く第1パイロット通路と、第2パイロット室に第2回路の負荷圧を導く第2パイロット通路と、連通路上であって、上記第1パイロット通路と第2パイロット通路との間に設けた絞りとを備え、第1パイロット室に導かれた第1回路の負荷圧と、第2パイロット室に導かれた第2回路の負荷圧との差が、上記付勢手段の付勢力以下のとき、連通弁が連通位置を保ち、第1回路と第2回路とを連通し、付勢力を超えたとき、連通弁が遮断位置に切り換わり、第1回路と第2回路との連通を遮断する請求項1記載の油圧制御装置。
  3. 連通路は、その一端を第1回路の最下流側に接続し、その他端を第2回路の最下流側に接続した請求項1または2記載の油圧制御装置。
JP2003305815A 2003-08-29 2003-08-29 油圧制御装置 Expired - Fee Related JP3957664B2 (ja)

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JP2010151189A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Kayaba Ind Co Ltd 走行系の制御回路
JP2014206224A (ja) * 2013-04-12 2014-10-30 古河ユニック株式会社 作業車両の走行用圧油供給装置
WO2025121076A1 (ja) * 2023-12-06 2025-06-12 日立建機株式会社 診断装置、作業機械、及び診断システム

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