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JP4438757B2 - 車両用冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に設けられるエンジンラジエタ、コンデンサなどの冷却用熱交換器を用いて冷媒を冷却する車両用冷却装置に関する。
車両には、例えば、エンジンルーム内に、エンジン冷却水の冷却用とするエンジンラジエタ、車両用空調装置(以下、エアコンとする)の冷却用熱交換器であるコンデンサなどの冷却用熱交換器(以下、熱交換器とする)が設けられており、車両前方側の空気を冷却風として導入して、導入された冷却風がエンジンラジエタ、コンデンサを通過することにより、冷却水や空調用の冷媒が冷却されるようにしている。
近年、燃費向上や、エミッション、騒音の低減を目的として、車両停止時にエンジンを停止するアイドリングストップ制御が適用された車両や、エンジンに加えて電気モータによる走行が可能なハイブリッド車などが普及している。
これらの車両では、走行速度、運転操作状態などから所定のエンジン停止条件が満たされたときにエンジン駆動を停止すると共に、復帰条件が満たされると、停止されているエンジンを駆動する制御(以下、エコラン制御とする)が行われるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、エンジンラジエタへの冷却風の導風は、メカニカルファンによって行われており、エンジンが停止されることにより、メカニカルファンの駆動も停止され、エンジンラジエタやコンデンサの冷却能力の低下等が生じる。
これを抑えるために、特許文献1に提案されるように冷却水温度が上昇したときに、エンジン停止を禁止すると、エコラン制御によって得られる効果が低下する。
エコラン制御によって得られる効果を確保しながら、エンジン停止状態でのエンジンラジエタ等の冷却効率の低下を抑える方法としては、電動ファンを用いる方法が考えられ、アイドルストップ時に電動ファンを駆動する提案がなされている(例えば、特許文献2参照。)。また、エンジンを停止したときに、電動ファンを駆動して、エンジンルーム内の熱気を排気する提案がなされている(例えば、特許文献3参照。)。
さらに、電動ファンのみを用いて冷却風の導風を行うときに対しては、車両の走行速度の上昇ないしエアコンの冷媒圧力の上昇に応じて、2つの電動ファンを段階的に駆動する提案がなされている(例えば、特許文献4参照。)。
また、自動アイドリングストップ制御に関する技術ではないが、エンジンによって駆動されるメカニカルファンと、電動ファンを設けた技術が開示されている(例えば、特許文献5参照。)。
また、エンジン排気量が比較的小さい(例えば、1500cc程度まで)車両では、エンジンラジエタの冷却負荷も小さいため、出力が200w〜300w程度の電動ファンであっても、自動アイドリングストップ時において所望の冷却効果を得ることが可能であるが、例えば、トラックなどの大型車両などのようにエンジン排気量が大きい場合、エンジンラジエタの冷却負荷も大きくなる。
このために、大排気量エンジンを搭載した自動アイドリングストップ車両で、電動ファンのみによってエンジン停止時の熱交換器の冷却性能を確保しようとすると、ファンを大型化する必要があると共に、出力の大きなファンモータ(例えば、出力が3Kwなどのモータ)が必要となる。
このような電動ファンを設けるためには、大きなスペースが必要となると共に、消費電力も大きくなり(例えば、3Kwでは、46vで100A程度)、このために、バッテリに対しても大きな負荷となってしまうという問題がある。
特開2003−201882号公報 特開2002−316529号公報 特開2003−237384号公報 特開2005−30363号公報 特開平9−156383号公報
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、自動アイドリングストップ制御が適用された車両において、メカニカルファンと電動ファンを用い、冷却風によって冷却用熱交換器の冷却を図るときに、所望の冷却能力が得られる車両用冷却装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、エンジン停止条件の成立によってエンジンを停止すると共に、エンジン再始動条件の成立によってエンジンを再始動するエンジン制御手段を含む車両に設けられて、車外から冷却用熱交換器へ導風する冷却風により、冷却用熱交換器内の冷媒を冷却する車両用冷却装置であって、前記エンジンの駆動力によって駆動されて、前記冷却風を前記冷却用熱交換器へ導風する第1の冷却ファンと、電気モータによって駆動されて、前記冷却風を前記冷却用熱交換器へ導風する第2の冷却ファンと、予め設定されている条件及び前記エンジンの停止/始動に基づいて前記第1の冷却ファン又は前記第2の冷却ファンの一方を駆動するように選択すると共に、前記第1の冷却ファン又は前記第2の冷却ファンの他方を停止するように選択する選択手段と、前記選択手段によって前記駆動するように選択された前記第1又は第2の冷却ファンが駆されるように制御すると共に、前記停止するように選択された前記第1及び第2の冷却ファンが停止されるように制御する冷却制御手段と、を含む。
この発明によれば、エンジンによって駆動されるメカニカルファンである第1の冷却ファンと、電気モータによって駆動される電動ファンである第2の冷却ファンを設け、選択手段によって第1又は第2の冷却ファンの何れか一方を駆動するように選択したときに、選択した第1又は第2の冷却ファンによって冷却用熱交換器への冷却風の導風を行う。これと共に、第1又は第2の冷却ファンの他方を停止する。
これにより、例えば、エンジン制御手段が、車両の走行が停止しているときにエンジンを停止するアイドリングストップ制御を行っているときにも、エンジンを駆動することなく、冷却用熱交換器への冷却風の導風が可能となる。
請求項2に係る発明は、前記エンジンが始動されているときに、前記選択手段は、前記第2の冷却ファンを停止するように択する。
この発明によれば、エンジンが始動されているときには、第1の冷却ファンを選択する。これにより、第2の冷却ファンが停止されて、エンジンの駆動力を用いた第1の冷却ファンによる冷却用熱交換器の冷却が可能となる。
請求項3に係る発明は、前記エンジン停止条件に基づいて前記エンジンが停止されているときに、前記選択手段が、前記車両の走行速度に基づいて、前記第2の冷却ファンを駆動するように選択するか否かを判定する。
この発明によれば、エンジン停止条件が成立してエンジンが停止されているときに、車両の走行速度に応じて第2の冷却ファンを選択するか否かを判定する。
ハイブリッド車では、エコラン制御が行われることによりエンジンを停止して、電気モータによる走行が可能となっている。また、車両が走行状態では、第1又は第2の冷却ファンが停止した状態でも、冷却風が導風され、車両の走行速度が高くなることにより冷却風の導風量が増加する。
ここから、車両の走行速度が予め設定している速度よりも低いときに第2の冷却ファンを選択することにより、効率的な冷却用熱交換器の冷却が可能となる。
請求項4に係る発明は、前記冷却用熱交換器の冷却負荷を検出する検出手段を含み、前記エンジン停止条件に基づいて前記エンジンが停止されているときに、前記選択手段が、前記検出手段の検出結果から前記第2の冷却ファンが駆動されるように選択するか否かを判定する。
この発明によれば、検出手段によって冷却用熱交換器の冷却負荷を検出し、この検出結果に基づいて第2の冷却ファンを駆動するように選択するか否かを判定する。これにより、第2の冷却ファンを用いた的確な冷却用熱交換器の冷却が可能となる。
請求項5に係る発明は、前記検出手段によって検出された前記冷却負荷が予め設定されている値を超えた場合、前記選択手段が、前記第2の冷却ファンが駆動されるように択する。
また、請求項6に係る発明は、前記第2の冷却ファンが駆動されるように選択されているときに、前記検出手段によって検出された前記冷却負荷が予め設定されている値を超えた場合、前記第1の冷却ファンが駆動されるように択する。
この発明によれば、検出手段によって検出する冷却負荷が、予め設定されている値を超えたときに、第2の冷却ファンを駆動するように選択し、また、第2の冷却ファンが選択されているときに、冷却負荷が予め設定されている値を超えると第1の冷却ファンを選択する。
これにより、大排気量のエンジンを用いた車両であっても、エンジン冷却水の冷却を行うエンジンラジエタの的確な冷却が可能となる。
また、車両用空調装置に設けられるコンデンサが冷却用熱交換器であるときに、コンデンサを用いた空調用の冷媒の適正な冷却が可能となるので、エンジンが停止することによりコンデンサの冷却能力が低下して、車室内の快適性が損なわれてしまうのを確実に防止することができる。
このような本発明に適用される検出手段としては、冷却用熱交換器に対する冷却負荷を直接的に検出するものであっても良いが、冷却負荷に対する冷却用熱交換器の冷却能力の相対値を検出する構成を適用することができる。
例えば、冷却用熱交換器がエンジンラジエタであるときには、検出手段として、エンジンラジエタによって冷却された冷却水の温度(冷却水温度)を検出する温度センサを用いることができ、冷却用熱交換器が空調装置のコンデンサであるときには、コンデンサによって冷却された冷媒の圧力を検出する圧力センサを、検出手段として用いることができる。
また、温度センサによって検出された冷却水温度が予め設定している温度より高くなっているとき及び、圧力センサによって検出された冷媒圧力が予め設定されている圧力よりも高くなっているときには、エンジンラジエタ及びコンデンサの冷却能力に対して冷却負荷が大きくなっていると判断できる。
請求項7に係る発明は、前記冷却制御手段が、前記エンジン制御手段に含まれ、前記第1の冷却ファンが駆動されるように選択されたか否かが、前記エンジン停止条件及び前記エンジン再始動条件に含まれる
この発明によれば、第1の冷却ファンが選択されたか否かを、エンジン停止条件及びエンジン再始動条件として、第1の冷却手段が選択されていないときには、エンジン停止条件が成立可能となるようにし、第1の冷却ファンが選択されたときには、エンジン再始動条件が成立されるようにする。
これにより、エンジン停止条件及びエンジン再始動条件に基づいた冷却用熱交換器の適正な冷却が可能となる。
このような発明が適用されるエンジン制御装置は、冷却風が通過することにより内部の冷媒が冷却される冷却用熱交換器と、前記エンジンの駆動力によって駆動されて前記冷却風を前記冷却用熱交換器へ導風する第1の冷却ファンと、電気モータによって駆動されて前記冷却風を前記冷却用熱交換器へ導風する第2の冷却ファンと、を含む車両に設けられて、予め設定されているエンジン停止条件が成立したときに、エンジンを停止すると共に、エンジン再始動条件が成立したときに、停止されている前記エンジンを再始動するエンジン制御装置であって、前記エンジン停止条件及び前記エンジン再始動条件が成立しているか否かに基づいて前記第1又は第2の冷却ファンの何れか一方を選択可能な選択手段と、前記選択手段が前記第1又は第2の冷却ファンを選択したときに該当冷却ファンを駆動する駆動制御手段と、を含む構成とすることができる。
以上説明したように本発明によれば、エンジン停止条件に基づいて停止されているエンジンの駆動を抑えながら、冷却用熱交換器による適切な冷却が可能となるという優れた効果が得られる。
特に、本発明では、冷却用熱交換器に対する冷却負荷に基づいて、冷却能力を段階的に増加させるので、効率的で的確な冷却用熱交換器の冷却及びエンジン停止制御が可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1には、本発明の第1の実施の形態に適用した車両10の前部の概略構成を示している。なお、図1では、車両前後方向の前方側を矢印F方向、車両上下方向の上方側を矢印U方向として示し、矢印F方向及び矢印U方向のそれぞれと直交する方向が車両幅方向となるようにしている。
この車両10の前部のエンジンルーム12内には、エンジン14が配設されている。また、車両10のエンジンルーム12内には、エンジン14の車両前方側に、冷却装置16が配設されている。
冷却装置16は、冷却用熱交換器として、エンジン14との間でエンジン冷却水が循環されるエンジンラジエタ18と、図示しない空調装置(エアコン)の冷凍サイクルを形成して、空調用の冷媒が循環されるコンデンサ20を含んでいる。
冷却装置16では、エンジンラジエタ18がエンジン14側に配置され、コンデンサ20が、エンジンラジエタ18の車両前方側に隣接して配置されている。
車両10には、前端部にフロントバンパグリル(図示省略)が設けられ、車両前方側の空気を、このフロントバンパグリルからエンジンルーム12内に導風可能となっている。冷却装置16では、この空気を冷却風として、冷却風がコンデンサ20及びエンジンラジエタ18を通過することにより、冷凍サイクルを循環される冷媒及び、エンジン冷却水の冷却が行われるようにしている。
一方、冷却装置16には、エンジンラジエタ18の車両後方側(エンジン14とエンジンラジエタ18の間)に、第1の冷却ファンとして冷却ファン22が設けられている。この冷却ファン22は、エンジン14の図示しないクランクシャフトに連結され、エンジン14の駆動力によって回転駆動される(以下、メカニカルファン22とする)。冷却装置16では、メカニカルファン22が回転駆動されることにより車両前方側の空気が冷却風として導風される。
また、冷却装置16には、コンデンサ20の車両前方側に第2の冷却ファンとする冷却ファン24が設けられている。この冷却ファン24は、駆動源としてファンモータ26が連結されており、ファンモータ26が作動することにより車両前方側の空気を冷却風としてコンデンサ20へ向けて押し込むようになっている(以下、電動ファン24とする)。
冷却装置16には、エンジンラジエタ18とメカニカルファン22の間の空間を覆い、エンジンラジエタ18を通過した冷却風を車両後方側へ送り出し可能とすると共に、エンジンルーム12内の空気がエンジンラジエタ18とメカニカルファン22の間に入り込むのを防止するファンシュラウド28が設けられている。
また、冷却装置16には、コンデンサ20と電動ファン24の間の空間を覆い、車両前方側の空気を、冷却風として導風可能とすると共に、エンジンルーム12内の空気が、コンデンサ20と電動ファン24の間に入り込むのを防止したファンシュラウド30が設けられている。
なお、ファンシュラウド28、30は、メカニカルファン22ないし電動ファン24が配置され、冷却風の通過が可能となるリング状の開口が形成された公知の一般的構成を適用することができる。
これにより冷却装置16では、メカニカルファン22又は電動ファン24の何れか一方が駆動されるか、車両10が走行することにより、車両前方側の空気を、冷却風として導風可能となっている。
また、冷却装置16では、ファンモータ26として、出力(定格出力)が200w〜300wの小型の電気モータが用いられている。これにより、冷却装置16では、電動ファン24が駆動されたときよりも、メカニカルファン22が駆動されたときの方が、冷却風の導風量が多くなり、大きな冷却能力が得られるようになっている。
図2に示されるように、冷却装置16は、冷却制御手段として冷却コントローラ32が設けられている。この冷却コントローラ32には、ファンモータ26が接続しており、電動ファン24が、冷却コントローラ32によって駆動が制御されるようになっている。
一方、車両10は、走行用の駆動源としてエンジン14に加えて図示しない電気モータが設けられた所謂ハイブリッド車となっている。これにより、車両10では、所定の走行条件が満たされエンジン停止条件が成立することによるエンジン14の駆動を停止し、燃費向上等が可能となっている。また、車両10では、予め設定されているエンジン14の再始動条件が満たされエンジン再始動条件が成立することにより、停止されているエンジン14が再始動されて、エンジン14の駆動力を用いた走行が可能なっている。
車両10には、エンジン14(図1参照)の始動及び停止を制御するエンジン制御手段となるエンジンECU34及び、走行用の電気モータ等の作動を制御するハイブリッドECU(図示省略)が設けられており、車両10は、エンジンECU34及びハイブリッドECUによって走行時の駆動制御などがなされるようになっている。
このとき、エンジンECU34では、各種のセンサ等によって車両10の走行状態及び運転者による運転操作状態を検出し、検出結果が予め設定されているエンジン停止条件を満たすことにより、エンジン14を停止すると共に、エンジン再始動条件が満たされると、エンジン14の再始動を行うようになっている。
これにより、エンジンECU34では、例えば、車速センサ36によって車両10の走行速度(車速)が、「0」となったことを検出すると、車両10が停止していると判断してエンジン14を停止する(アイドルストップ制御)などし、燃費の向上、エミッション抑制などを達成するようにしている。
また、車両10には、エンジン14の冷却水温度を検出する温度センサ38が設けられており、この温度センサ38が、エンジンECU34に接続している。これにより、エンジンECU34では、エンジン14の冷却水温度の検知が可能となっている。
なお、このようなハイブリッドECUを含むエンジンECU34の構成及び制御は、公知の構成及び制御方法を適用することができ、ここでは詳細な説明を省略する。また、本実施の形態では、所謂ハイブリッド車を例に説明するが、本発明は、これに限らず、エンジン停止条件及びエンジン再始動条件が設定され、設定条件に基づいてエンジン14の停止、再始動を行うアイドリングストップ車などの任意の構成の車両に適用することができる。
一方、車両10には、エアコンの作動を制御するエアコンECU40が設けられている。このエアコンECU40は、設定温度、日射量、室内温度、外気温度などに基づいて、車室内が設定温度となるように車室内へ吹き出す空調風の温度及び風量を制御する。このとき、エアコンECU40では、図示しないコンプレッサによって冷媒を圧縮しながらコンデンサ20へ送り込み、この冷媒が、コンデンサ20で圧縮されて液化される。このとき、コンデンサ20を通過する冷却風との間で熱交換がなされる一般的構成となっている。
このようなエアコンには、圧力センサ42が設けられており、この圧力センサ42が、エアコンECU40に接続している。これにより、エアコンECU40では、コンデンサ20が所定の冷却能力で冷媒の冷却を行って、所望の冷房能力が得られているか否かの確認が可能となっている。なお、このようなエアコン及びエアコンECU40の基本的構成は、従来公知の構成を適用でき、ここでは、詳細な説明を省略する。
ところで、冷却コントローラ32は、エンジンECU34及びエアコンECU40と接続しており、これにより、エンジンECU34から、エンジン14が停止状態となっているか否か、すなわち、エンジン停止条件が成立してエンジン14が停止されているか、また、エンジン14の再始動条件が成立してエンジン14が再始動されているか否かの検出が可能となっている。
一方、冷却コントローラ32では、エンジン14が停止しているときに、エンジンラジエタ18及びコンデンサ20の冷却能力の制御を行うようになっている。
このとき、冷却コントローラ32は、エンジンECU34が車速センサ36によって検出する車両10の走行速度の読み込むと共に、エアコンECU40が圧力センサ42によって検出している冷媒圧力の読み込みを行うようになっている。
冷却装置16では、車両10が走行中であることにより、メカニカルファン22及び電動ファン24を停止した状態でも、車両前方側の空気がファンシュラウド30を通過して冷却風として導風されるようになっており、車両10の走行速度が高くなることにより、冷却風の導風量も増加する。
ここから、冷却コントローラ32では、エンジンECU34を介して取得する車両10の走行速度が予め設定されている速度(設定速度、例えば、約20Km/h〜30km/h)を超えているときには、メカニカルファン22及び電動ファン24を駆動するまでも無く、エンジンラジエタ18及びコンデンサ20で所定の冷却能力が得られていると判断するようにしている。
なお、この設定速度は、走行速度に対するエンジンラジエタ18及びコンデンサ20の冷却能力と、エンジンラジエタ18及びコンデンサ20に対する冷却負荷等に基づいて設定されるものであってよい。
これに対して、車両10の走行速度が設定速度に達していないときには、エンジンラジエタ18及びコンデンサ20、特にエアコンを作動させて車室内の空調を行っているときには、コンデンサ20の冷却能力が不足する可能性がある。
ここから、冷却コントローラ32では、エアコンECU40から圧力センサ42によって検出している冷媒圧力を読み込み、この冷媒圧力から、コンデンサ20に対する冷却負荷が、コンデンサ20の冷却能力を超えているか否かを判断する。
すなわち、エアコンでは、コンデンサ20の冷房能力に対して、冷房負荷(熱負荷)が増大する。ここから、冷却コントローラ32では、冷媒圧力が予め設定されている圧力(設定値)を超えたときに、コンデンサ20の冷却能力に対して、冷却負荷が大きくなり、コンデンサ20の冷却能力を大きくする必要が生じたと判断するようにしている。
冷却コントローラ32では、コンデンサ20の冷媒圧力から冷却能力を大きくする必要が生じたと判断すると、電動ファン24を作動させることにより、冷却能力の増加を図り、また、電動ファン24を動作させているときに、冷却能力の増加が必要となると、電動ファン24に換えてメカニカルファン22を選択し、電動ファン24を停止すると共に、エンジンECU34へ、エンジン14の始動要求を行う。
これにより、エンジンECU34が停止されているエンジン14が始動されることによりメカニカルファン22が駆動され、コンデンサ20及びエンジンラジエタ18の冷却能力の増加が図られるようにしている。
以下に、第1の実施の形態の作用を説明する。
冷却装置16が設けられている車両10は、エンジンECU34に、予めエンジン停止条件及びエンジン再始動条件が設定されており、エンジンECU34では、車両走行状態ないし運転操作状態から、エンジン停止条件が成立することによりエンジン14を停止する。また、エンジンECU34では、エンジン14を停止している状態で、エンジン再始動条件が成立することによりエンジン14の再始動を行い、エンジン14の駆動力を用いた走行を行う(エコラン制御)。
ところで、車両10では、エンジン14が駆動されることにより、エンジン14の駆動力によってメカニカルファン22が駆動されて、エンジンラジエタ18によるエンジン冷却水の冷却及び、コンデンサ20によるエアコンの冷媒の冷却が行われるが、エンジン14が停止することにより、メカニカルファン22の駆動が停止して冷却効率が低下する。
これにより、例えば、エアコンを用いた車室内の空調が行われていると、車室内を所望の空調状態に維持できなくなると共に、乗員に不快感を生じさせてしまうことがある。
ここから、冷却装置16では、エンジン14が停止されているときに、コンデンサ20の効率的で的確な冷却が可能となるようにしている。
図3には、このときに実行される処理の概略を示している。なお、このフローチャートは、エンジン停止条件が成立し、このエンジン停止条件に基づいて、エンジンECU34がエンジン14を停止することにより実行され、また、エンジン再始動条件が成立し、エンジン再始動条件の成立に基づいてエンジン14が再始動されることにより終了する。すなわち、冷却コントローラ32は、エンジン停止条件及びエンジン再始動条件に基づいてエンジン14が停止されているときに冷却処理を実行する。
冷却コントローラ32では、エンジン停止条件に基づいてエンジン14が停止されると、最初のステップ100で、エンジンECU34が車速センサ36によって検出している車両10の走行速度(以下、走行速度vとする)を読み込み、次ぎのステップ102では、走行速度vが予め設定している設定速度(以下、設定速度vsする)に達しているか否かを確認する。
ここで、走行速度vが設定速度vsに達していないとき(v<vs)には、ステップ102で否定判定してステップ104へ移行する。このステップ104ではエアコンECU40が圧力センサ42によって検出しているコンデンサ20の冷媒圧力Pを読み込み、次のステップ106では、冷媒圧力Pが予め設定している圧力(以下、設定圧力Psとする)を超えているか否かを確認する。
ここで、冷却装置16では、エンジン14の停止状態で、車両10の走行速度vが設定速度vsに達していないときには、エンジンラジエタ18及びコンデンサ20、特にコンデンサ20の冷却能力に不足が生じる可能性がある。
また、エアコンでは、コンデンサ20の冷却能力が、冷房負荷である熱負荷よりも低いと、冷媒圧力Pが高くなり、設定圧力Psを超える(P>Ps)と所望の冷房能力が得られなくなる。
ここから、冷却コントローラ32では、ステップ102及びステップ106で否定判定されることにより、コンデンサ20及びエンジンラジエタ18の冷却を開始する。
なお、走行速度vが設定速度vsを超えている(ステップ102で肯定判定)か、冷媒圧力Pが設定圧力Psに達していないとき(ステップ106で肯定判定)には、所定の冷却能力が確保されていると判断してステップ108へ移行し、電動ファン24を駆動しているか否か、すなわち、ファンモータ26を作動させているか否かを確認する。これにより、ファンモータ26が作動され電動ファン24が駆動されているときには、ステップ108で肯定判定してステップ110へ移行し、ファンモータ26を停止した後に、ステップ100へ戻る。
一方、コンデンサ20の冷媒圧力Pが設定圧力Psを超えている(P≧Ps)ときには、ステップ106で肯定判定されてステップ112へ移行する。このステップ112では、先ず、電動ファン24を駆動して、電動ファン24を用いた冷却風の導風を行っているか否かを確認する。
ここで、電動ファン24を駆動していないときには、ステップ112で否定判定してステップ114へ移行し、ファンモータ26の駆動を開始することにより、電動ファン24を用いた冷却風の導風を行う。
これにより、車両前方側の空気が電動ファン24によって冷却風として導風され、コンデンサ20へ向けて押し込まれ、コンデンサ20及びエンジンラジエタ18の冷却能力の増加が図られる。
一方、電動ファン24を駆動させているにもかかわらず、コンデンサ20の冷媒圧力Pが、設定圧力Psを超えているときには、ステップ112で肯定判定されてステップ116へ移行する。
このステップ116では、エンジンECU34へ、エンジン14の駆動要求を出力する。これと共に、ステップ118では、電動ファン24の駆動を停止する(ファンモータ26の停止)。
エンジンECU34では、エンジン停止条件が成立しているときに、冷却コントローラ32から、エンジン始動要求が入力されることにより、エンジン14を駆動する。
これにより、メカニカルファン22が駆動され、メカニカルファン22によって吸引される多量の冷却風が、コンデンサ20及びエンジンラジエタ18を通過し、コンデンサ20の冷却能力が高くなり、冷媒圧力Pの低下が図られる。
一方、冷却コントローラ32では、エンジン始動要求を行い、電動ファン24を停止すると、ステップ120へ移行して、エアコンECU40で検出している冷媒圧力Pを読み込み、次のステップ122では、冷媒圧力Pが設定圧力Psを下回ったか否かを確認する。
これにより、冷媒圧力Pが設定圧力Psを下回ると、ステップ122で肯定判定してステップ124へ移行し、エンジンECU34へのエンジン始動要求を解除する。
エンジンECU34では、エンジン始動要求が解除され、かつ、エンジン停止条件が成立していると、エンジン14の駆動を停止する。なお、このときに、エンジン再始動条件が成立していれば、エンジン始動要求の解除の有無にかかわらず、エンジンECU34が、継続してエンジン14を駆動する。
このようにして、コンデンサ20に対する冷却能力の制御が行われることにより、車室内の乗員が不快に感じることのない空調状態に保たれる。
また、エンジンラジエタ18及びコンデンサ20が必要としている冷却能力が、電動ファン24の送風能力でまかなうことができるときには、エンジン14を不必要に駆動させる必要が無いので、燃費の低下などを抑制することができる。
したがって、エンジン14のエコラン制御を行いながら、コンデンサ20を用いた的確な冷却を効率的に行うことができる。このとき、エンジン14の排気量が大きく、エンジンラジエタ18の冷却負荷が大きくとも、エンジンラジエタ18の適正な冷却が可能となる。
なお、以上説明した本実施の形態では、走行車速vが設定速度vsを超えているか否か及び、冷媒圧力Pが設定圧力Psを超えているか否かによってメカニカルファン22及び電動ファン24の駆動/停止を行うようにしたが、設定速度vs及び設定圧力Psに、メカニカルファン22又は電動ファン24の駆動開始の設定値と、駆動停止の設定値に差(ヒシテリシス)を持たせるようにしても良い。
〔第2の実施の形態〕
次に本発明の第2の実施の形態を説明する。なお、第2の実施の形態の基本的構成は、前記した第1の実施の形態と同じであり、第2の実施の形態において第1の実施の形態と同一の部品には、同一の符号を付与してその説明を省略する。
前記した第1の実施の形態では、走行車速vから、エンジンラジエタ18及びコンデンサ20が所定の冷却能力となっているか否かを判断し、所定の冷却能力が得られない可能性が生じたときに、コンデンサ20の冷媒圧力Pから、コンデンサ20の冷却負荷に応じた冷却能力が得られているか否かを確認するようにしがた、第2の実施の形態では、エンジンラジエタ18及びコンデンサ20のそれぞれで、冷却負荷に応じた冷却能力が得られているか否かを確認するようにしている。
このとき、冷却コントローラ32では、エンジンECU34が温度センサ38によって検出しているエンジン14の冷却水温度Wtを読み込み、冷却水温度Wtが、予め設定している設定値(以下、設定温度Wtsとする)を超えているか否から、エンジンラジエタ18で熱負荷に応じた冷却能力が得られているか否かを判断するようにしている。
図4には、第2の実施の形態に係る冷却制御の概略を示している。
このフローチャートは、エンジン停止条件が成立してエンジンECU34がエンジン14を停止することにより実行され、エンジン再始動条件が成立してエンジン14が再始動されることにより終了する。
このフローチャートでは、エンジン停止条件の成立によってエンジン14が停止すると、最初のステップ130で、エンジンECU34が検出している冷却水温度Wtを読み込み、ステップ132では、冷却水温度Wtが設定温度Wtsを超えているか否かを確認する。
また、ステップ104では、エアコンECU40から冷媒圧力Pを読み込み、ステップ106は、冷媒圧力が設定圧力Psを超えているか否かを確認する。
これにより、冷媒圧力Pが設定圧力Psを超え(P≧Ps)てステップ106で肯定判定するか、冷却水温度Wtが設定温度Wtsを超え(Wt≧Wts)てステップ132で肯定判定されることにより、ステップ112へ移行して、冷却制御を開始する。
ここで、電動ファン24を駆動しているにもかかわらず、エンジンラジエタ18の冷却負荷がエンジンラジエタ18の冷却能力を超えているか、コンデンサ20の冷却負荷がコンデンサ20の冷却能力を超えているときには、ステップ112で肯定判定して、エンジン14の始動要求を行う(ステップ116)と共に、電動ファン24を停止する(ステップ118)。
この後、ステップ134では、エンジン14の冷却水温度Wtを読み込み、次のステップ136では、冷却水温度Wtが設定温度Wtsよりも低下しているか否かを確認する。また、ステップ120では、冷媒圧力Pを読み込み、次のステップ122では、冷媒圧力Pが設定圧力Psを下回っているか否かを確認する。
ここで、エンジン14の始動要求に基づいてエンジン14が始動されて、メカニカルファン22によるエンジンラジエタ18及びコンデンサ20の冷却が開始され、冷却水温度Wtが設定温度Wtsを下回る(Wt<Wts)と共に、冷媒圧力Pが設定圧力Psを下回って(P<Ps)、ステップ136及びステップ122で肯定判定されると、ステップ124へ移行して、エンジン14の始動要求を解除し、メカニカルファン22を用いた冷却を終了する。
このように、冷却用熱交換器として設けているエンジンラジエタ18及びコンデンサ20のそれぞれに対して、冷却負荷に応じた冷却能力が得られているか否かを確認しながら、メカニカルファン22及び電動ファン24の駆動を制御することにより、エアコンの空調能力(冷房能力)の確保と共に、エンジン14のオーバーヒートの防止を図ることができる。
〔第3の実施の形態〕
次に本発明の第3の実施の形態を説明する。なお、第3の実施の形態の基本的構成は、前記した第1及び第2の実施の形態と同じであり、第3の実施の形態で、第1乃至第2の実施の形態と同一の部品には、同一の符号を付与してその説明を省略する。
図5には、第3の実施の形態に係る車両10Aの要部の概略を示している。この車両10Aは、エンジン14に加えて電気モータ(何れも図示省略)を用いた走行が可能なハイブリッド車となっている。
車両10Aのエンジンルーム12内には、冷却装置50が配設されている。この冷却装置50は、冷却用熱交換器としてエンジンラジエタ18、コンデンサ20Aに加え、バッテリに蓄積した電力から電気モータの駆動用電力を発生するインバータ装置の冷却に用いるラジエタ(以下、HVラジエタ52とする)が設けられている。
冷却装置50では、車両後方側にエンジンラジエタ18が配設され、車両前方側にコンデンサ20Aと、HVラジエタ52が、車両幅方向に並べられて配設されている。これにより、冷却風がコンデンサ20、HVラジエタ52のそれぞれに導風され、コンデンサ20A、HVラジエタ52を通過した冷却風が、エンジンラジエタ18を通過するようになっている。
なお、冷却装置50では、車両前方側にコンデンサ20AとHVラジエタ52を配置し、車両後方側にエンジンラジエタ18を配置しているが、冷却用熱交換器の配列はこれに限るものではなく、例えば、車両前方側にコンデンサ20Aを配置し、コンデンサ20Aの車両後方側に、エンジンラジエタ18とHVラジエタ52を車幅方向に並べて配置するようにしても良く、また、車両前方側からHVラジエタ52、コンデンサ20A、エンジンラジエタ18を順に配列するなど、各冷却用熱交換器の大きさなどを考慮した任意の配列を適用することができる。
冷却装置50には、車両後方側にファンシュラウド28が連結されてメカニカルファン22が配置され、車両前方側にファンシュラウド30が連結されて電動ファン24が配置されている。
これにより、冷却装置50では、車両10Aの走行時、メカニカルファン22の駆動時及び電動ファン24の駆動時に、車両前方側から導風された冷却風が、コンデンサ20A、HVラジエタ52及びエンジンラジエタ18のそれぞれを通過するようになっている。
図6に示されるように、車両10Aには、図示しない走行用の電気モータの駆動及び電気モータの駆動に用いる電力の蓄積等を制御するハイブリッドECU54が設けられている。
冷却装置50の冷却コントローラ32Aには、エンジンECU34、エアコンECU40及びハイブリッドECU54が接続されている。また、ハイブリッドECU54には、インバータ装置を冷却する冷却水の温度を検出する温度センサ56が接続しており、冷却コントローラ32Aは、ハイブリッドECU54が温度センサ56によって検出する冷却水温度を読み込むようになっている。
このように構成されている冷却装置50では、エンジンラジエタ18、コンデンサ20A及びHVラジエタ52のそれぞれの冷却負荷と冷却能力に基づいて、メカニカルファン22及び電動ファン24の駆動を制御するようにしている。
図7には、このときの冷却処理の概略を示している。このフローチャートは、エンジン停止条件が成立して、エンジンECU34がエンジン14を停止することにより実行され、エンジン再始動条件が成立してエンジン14が再始動されることにより終了する。
冷却コントローラ32Aでは、エンジン停止条件が成立しエンジン14の駆動が停止されると、先ず、エンジンECU34からエンジン14の冷却水温度Wtを読み込み(ステップ130)、冷却水温度Wtが設定温度Wtsを超えているか否かを確認する(ステップ132)。
また、ステップ140では、ハイブリッドECU54からインバータ装置の冷却水温度WItを読み込み、次のステップ142では、読み込んだ冷却水温度WItが予め設定されている温度(以下、設定温度WItsとする)を超えているか否かを確認する。
さらに、冷却コントローラ32Aでは、エアコンECU40から冷媒圧力Pを読み込み(ステップ106)、冷媒圧力Pが設定圧力Psを超えているか否かを確認する。
ここで、エンジンラジエタ18、コンデンサ20A又はHVラジエタ52の何れかで、冷却能力に対して冷却負荷が大きくなることにより、ステップ108、132、142の何れかで肯定判定されてステップ112へ移行する。
例えば、HVラジエタ52の冷却能力に対して冷却負荷が大きくなり、冷却水温度WItが設定温度WItsを超える(WIt≧WIts)と、ステップ142で肯定判定されてステップ112へ移行する。
このステップ112では、電動ファン24が駆動されているか否か、すなわち電動ファン24を用いた冷却が行われているか否かを確認し、電動ファン24が停止していれば、ステップ112で否定判定してステップ114へ移行することにより、先ず、電動ファン24を用いた冷却を行う。
これにより、電動ファン24によって冷却風がコンデンサ20A、HVラジエタ52のそれぞれへ押し込まれて、この冷却風による冷媒や冷却水の冷却が行われる。
これに対して、電動ファン24を用いた冷却を行っているにもかかわらず、冷却負荷に対して冷却能力が低くなっているときには、ステップ112で肯定判定してステップ116へ移行することにより、エンジンECU34に対して、エンジン14の始動要求を行うと共に、電動ファン24を停止する(ステップ118)。
これにより、メカニカルファン22を用いたエンジンラジエタ18、コンデンサ20A及びHVラジエタ52の冷却が開始される。
一方、エンジン14の始動要求を行うとステップ134では、エンジン14の冷却水温度Wtを読み込み、冷却水温度Wtが設定温度Wtsよりも低くなっているか否かを確認する(ステップ136)。
また、ステップ144では、ハイブリッドECU54からインバータ装置の冷却水温度WItを読み込み、次のステップ146では、この冷却水温度WItが設定温度WItsよりも低くなっているか否かを確認する。
さらに、冷却コントローラ32Aでは、冷媒圧力Pを読み込むと(ステップ120)、冷媒圧力Pが設定圧力Psよりも低くなっているか否かを確認する(ステップ122)。
ここでメカニカルファン22が駆動されることにより、冷却水温度Wt、WItのそれぞれが設定温度Wts、WItsよりも低くなり(Wt<Wts、WIt<WIts)、かつ、冷媒圧力Pが設定圧力Psよりも低くなる(P<Ps)と、ステップ136、146、122のそれぞれで肯定判定されてステップ124へ移行する。
これにより、冷却コントローラ32Aは、エンジンECU34へのエンジン始動要求を解除し、エンジンECU34は、エンジン始動要求が解除されることにより、エンジン停止条件及びエンジン再始動条件に基づいたエンジン14の停止、再始動を行う。
このように、冷却装置50においても、エンジン14の排気量が大きく、エンジンラジエタ18の冷却負荷が大きいときにも、出力の大きいファンモータ26を用いることなく、エンジン14を駆動するのを抑えながら、エンジンラジエタ18、コンデンサ20A及びHVラジエタ54を用いて適正な冷却が可能となる。
一方、以上説明した本実施の形態では、冷却用熱交換器の車両後方側にメカニカルファン22を設けると共に、車両前方側にファンモータ26によって駆動される電動ファン24を設けるようにしたが、本発明は、これに限るものではない。
例えば、図8に示されるように、ハイブリッド車に設けられるエアコンには、コンプレッサ60の駆動源として、エンジン14と別にコンプレッサモータ62が設けられることがある。
このようなコンプレッサモータ62が設けられているときには、コンプレッサ60とコンプレッサモータ62の間に電磁クラッチ64を設け、電磁クラッチ64を介して、コンプレッサモータ62の駆動力が、コンプレッサ60と電動ファン24のそれぞれへ伝達可能となるようにする。
また、冷却コントローラ32は、ファンモータ26の駆動/停止に換えて、この電磁クラッチ64のオン/オフを制御する。これにより、ファンモータ26を省くことができる。
また、電磁クラッチを設けるときに、例えば、車両後方側に配置する冷却ファン(例えば、メカニカルファン22)に電磁クラッチを設け、この冷却ファンの駆動源を電磁クラッチによって切り換えるようにしても良い。すなわち、エンジンとファンモータの何れかによって冷却ファンが駆動されるように電磁クラッチを配置する。
これにより、一つの冷却ファンをエンジンとファンモータの何れかで駆動可能となるので、例えば、冷却用熱交換器の車両前方側に配置する冷却ファン及びファンシュラウド(例えば電動ファン24とファンシュラウド30)を省略することができる。
車両前方側に冷却ファンやファンシュラウドを設けた場合、冷却風の導風効率の低下が生じてしまうことがあるが、異なる駆動源の駆動力によって冷却ファンを駆動するときに、車両前方側の冷却ファン及びファンシュラウドを省略することができるので、冷却風の導風効率の向上を図ることができ、冷却風を用いるときの冷却効率の向上を図ることができる。
なお、以上説明した本実施の形態では、エンジン制御手段であるエンジンECU34と別に、冷却コントローラ32、32Aを設けたが、冷却コントローラ32、32Aの機能をエンジンECU34に合わせ持たせ、エンジン始動要求の有無を、エンジン停止条件及びエンジン再始動条件に含ませるようにしても良い。
すなわち、エンジンECU34で、エンジンラジエタ18の冷却負荷を判断すると共に、エアコンECU40から読み込む冷媒圧力からコンデンサ202対する冷却負荷を判断し、この判断結果に基づいて電動ファン24の駆動を制御すると共に、エンジン始動要求が解除されている状態では、エンジン停止条件が成立可能となるようにし、エンジン始動要求が行われているときには、エンジン再始動条件が成立するようにすれば良い。
このとき、コンデンサ20に対する冷却負荷は、エアコンECU40が判断し、エアコンECU40がコンデンサ20の冷却能力の増加を要求したときに、エンジンECU34が電動ファン24を駆動させると共に、電動ファン24を駆動させているときに、エアコンECU40が冷却能力の増加を要求したときに、エンジン再始動条件が成立したと判断して、エンジン14を再始動させるものであっても良い。
また、以上説明した本実施の形態は、本発明の構成を限定するものではない。例えば、本実施の形態では、エンジンラジエタ14とコンデンサ20、エンジンラジエタ18、コンデンサ20A及びHVラジエタ52の冷却を例に説明したが、本発明が適用される冷却装置を用いて冷却する冷却用熱交換器及び冷却用熱交換器の組み合わせはこれに限るものではなく、車両に設けられる任意の冷却用熱交換器及び任意の冷却用熱交換器の組み合わせに適用することができる。
第1の実施の形態に係る車両の要部の概略図である。 第1の実施の形態に係る冷却装置を含む要部のブロック図である。 第1の実施の形態に係る冷却処理の概略を示す流れ図である。 第2の実施の形態に係る冷却処理の概略を示す流れ図である。 第3の実施の形態に係る車両の要部の概略図である。 第3の実施の形態に係る冷却装置を含む要部のブロック図である。 第3の実施の形態に係る冷却処理の概略を示す流れ図である。 本発明が適用される他の一例を示す冷却装置を含む要部のブロック図である。
符号の説明
10、10A 車両
14 エンジン
16、50 冷却装置
18 エンジンラジエタ(冷却用熱交換器)
20、20A コンデンサ(冷却用熱交換器)
22 メカニカルファン(冷却ファン、第1の冷却ファン)
24 電動ファン(冷却ファン、第2の冷却ファン)
26 ファンモータ
28、30 ファンシュラウド
32 冷却コントローラ(選択手段、冷却制御手段)
34 エンジンECU(エンジン制御手段)
36 速度センサ(検出手段)
38 温度センサ(検出手段)
40 エアコンECU
42 圧力センサ(検出手段)
52 HVラジエタ(冷却用熱交換器)
54 ハイブリッドECU
56 温度センサ(検出手段)

Claims (7)

  1. エンジン停止条件の成立によってエンジンを停止すると共に、エンジン再始動条件の成立によってエンジンを再始動するエンジン制御手段を含む車両に設けられて、車外から冷却用熱交換器へ導風する冷却風により、冷却用熱交換器内の冷媒を冷却する車両用冷却装置であって、
    前記エンジンの駆動力によって駆動されて、前記冷却風を前記冷却用熱交換器へ導風する第1の冷却ファンと、
    電気モータによって駆動されて、前記冷却風を前記冷却用熱交換器へ導風する第2の冷却ファンと、
    予め設定されている条件及び前記エンジンの停止/始動に基づいて前記第1の冷却ファン又は前記第2の冷却ファンの一方を駆動するように選択すると共に、前記第1の冷却ファン又は前記第2の冷却ファンの他方を停止するように選択する選択手段と、
    前記選択手段によって前記駆動するように選択された前記第1又は第2の冷却ファンが駆されるように制御すると共に、前記停止するように選択された前記第1及び第2の冷却ファンが停止されるように制御する冷却制御手段と、
    を含む車両用冷却装置。
  2. 前記エンジンが始動されているときに、前記選択手段が、前記第2の冷却ファンを停止するように選択する請求項1に記載の車両用冷却装置。
  3. 前記エンジン停止条件に基づいて前記エンジンが停止されているときに、前記選択手段が、前記車両の走行速度に基づいて、前記第2の冷却ファンを駆動するように選択するか否かを判定する請求項1に記載の車両用冷却装置。
  4. 前記冷却用熱交換器の冷却負荷を検出する検出手段を含み、
    前記エンジン停止条件に基づいて前記エンジンが停止されているときに、前記選択手段が、前記検出手段の検出結果から前記第2の冷却ファンが駆動されるように選択するか否かを判定する請求項1又は請求項3に記載の車両用冷却装置。
  5. 前記検出手段によって検出された前記冷却負荷が予め設定されている値を超えた場合、前記選択手段が、前記第2の冷却ファンが駆動されるように選択する請求項4に記載の車両用冷却装置。
  6. 前記第2の冷却ファンが駆動されるように選択されているときに、前記検出手段によって検出された前記冷却負荷が予め設定されている値を超えた場合、前記第1の冷却ファンが駆動されるように選択する請求項5に記載の車両用冷却装置。
  7. 前記冷却制御手段が、前記エンジン制御手段に含まれ、前記第1の冷却ファンが駆動されるように選択されたか否かが、前記エンジン停止条件及び前記エンジン再始動条件に含まれる請求項1から請求項6の何れか1項に記載の車両用冷却装置。
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