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JP4420556B2 - テープ印刷装置 - Google Patents

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JP4420556B2
JP4420556B2 JP2000367689A JP2000367689A JP4420556B2 JP 4420556 B2 JP4420556 B2 JP 4420556B2 JP 2000367689 A JP2000367689 A JP 2000367689A JP 2000367689 A JP2000367689 A JP 2000367689A JP 4420556 B2 JP4420556 B2 JP 4420556B2
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聡 橋本
浩 小林
吉清 古屋
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Seiko Epson Corp
King Jim Co Ltd
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Seiko Epson Corp
King Jim Co Ltd
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷ヘッドのプラテンへの押圧・揺動点位置を、テープ状部材の幅に合わせて移動可能とするテープ印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のテープ印刷装置として、特開平7−195794号公報に記載のものが知られている。このテープ印刷装置では、プラテンに対峙する印刷ヘッドが、ヘッド支持軸に遊装されると共に、ヘッド支持軸に回動自在に取り付けられたヘッド押圧部材の水平ピンに、上下中間位置を支点として揺動自在に取り付けられている。印刷時には、ヘッド押圧部材が回動し、印刷テープとインクリボンとを挟み込んだ状態で印刷ヘッドをプラテンに対し押し付けるが、このときプラテンが傾いていても、プラテンの傾きに応じて印刷ヘッドが揺動し、印刷ヘッドは、プラテンと平衡状態を維持しながら押圧される。一方、印刷テープおよびインクリボンは、テープカートリッジの外郭を成すカートリッジケースに収容した状態で提供される。この場合、テープカートリッジには、収容する印刷テープのテープ幅に応じて、カートリッジケースの厚みが異なるものが複数種用意されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来のテープ印刷装置では、図14に示すように、使用するテープカートリッジの種別により、すなわち印刷テープ(およびインクリボン)のテープ幅により、印刷ヘッド100に臨む上下方向の位置が異なるものとなる。一方、印刷ヘッド100は、ヘッド押圧部材により水平ピンの位置を押圧部位Pとして、プラテン102に押圧される。印刷ヘッド100の高さ(発熱素子101の素子列の長さ)は、最大幅の印刷テープT1に対応しているため、最大幅の印刷テープT1では、印刷テープT1の上下中間位置と印刷ヘッド100に対する押圧部位Pとが合致するが、幅狭の印刷テープT2では、その上下中間位置と印刷ヘッド100に対する押圧部位Pの位置がずれることとなる。このため、幅狭の印刷テープT2では、発熱素子101が列方向において均一に押圧されず、印刷品質が悪化する問題があった。もっとも、印刷ヘッド100で常に印刷テープの中心位置を押圧するべく、印刷ヘッド100自体を上下動させることは、印刷ヘッド100廻りの構造が複雑化する。
【0004】
本発明は、幅の異なるテープ状部材に対し、印刷ヘッドのプラテンへの押圧・揺動点位置を移動させて、印刷ヘッドをプラテンに均一に押し当てることができるテープ印刷装置を提供することをその目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のテープ印刷装置は、収容したテープ状部材のテープ幅に応じて形状の異なるテープカートリッジを着脱自在に装着可能なカートリッジ装着部と、テープ状部材の幅方向に発熱素子を列設し、発熱素子の列設方向中間位置を中心に揺動自在に構成された印刷ヘッドと、印刷ヘッドが発熱素子の列設方向中間位置で連結され、この連結点を中心に印刷ヘッドをプラテンに対し押圧するヘッド押圧部材と、印刷ヘッドおよびヘッド押圧部材にそれぞれ形成した発熱素子の列設方向に延在する長穴に挿通して印刷ヘッドとヘッド押圧部材とを連結すると共に、ヘッド押圧部材に対する印刷ヘッドの揺動中心となる支点ピンと、カートリッジ装着部に装着したテープカートリッジと協働して、支点ピンをテープ状部材の幅方向の中間位置にほぼ合致させるように、長穴に沿って移動させる移動手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】
この構成によれば、テープ幅に応じて形状の異なるテープカートリッジに収容したテープ状部材に印刷を行う際に、テープ状部材を印刷ヘッドおよびプラテン間に挟み込んだ状態で、ヘッド押圧部材が、発熱素子の列設方向の中間位置において印刷ヘッドおよびヘッド押圧部材にそれぞれ形成した長穴に挿通する支点ピンを介して、印刷ヘッドをプラテンに向かって押圧する。この場合、印刷ヘッドは、ヘッド押圧部材に対して支点ピンを中心に押圧方向に揺動する。また、支点ピンは、装着したテープカートリッジの種別に基づいて、移動手段により長穴に沿って発熱素子の列設方向に適宜移動する。より具体的には、幅の異なるテープ状部材のテープ幅方向のほぼ中間位置に、支点ピンを適宜移動し、この状態で印刷ヘッドを押圧することができる。これにより、幅の異なるテープ状部材に対しても、テープ幅に対する発熱素子の中間位置を常に均一に押圧することができる。
【0007】
この場合、移動手段は、一方の端部に支点ピンを係止すると共に、発熱素子の列設方向に移動自在に構成されたピン移動部材と、一方の端部をピン移動部材に係止すると共に他方の端部をカートリッジ装着部内に突出させ、装着したテープカートリッジにより回動してピン移動部材を発熱素子の列設方向に移動させる回動アームとを有することが、好ましい。
【0008】
この構成によれば、テープカートリッジをカートリッジ装着部に装着すると、テープカートリッジの形状に基づいて、回動アームが異なった回動角度に回動して、ピン移動部材を発熱素子の列設方向に移動させる。これにより、ピン移動部材と共に支点ピンも発熱素子の列設方向に移動するため、テープ状部材の幅に応じて、支点ピンをテープ状部材の幅方向の適切な位置に移動させることができる。すなわち、カートリッジ装着部に装着するテープカートリッジの押込み力を利用して、支点ピンを物理的かつ直接的に移動させることができる。なお、回動角度を決定するテープカートリッジの形状の相違には、全体としての厚みの相違の他、テープカートリッジ下面の部分的な厚みの相違などがある。また、ピン移動部材と支点ピンとを一体に形成してもよい。
【0009】
この場合、印刷ヘッドの長穴およびヘッド押圧部材の長穴は、発熱素子の列設方向に直交する方向に離間してそれぞれ設けられ、ピン移動部材は、長穴の中間位置で支点ピンを係止していることが、好ましい。
【0010】
この構成によれば、ピン移動部材は、印刷ヘッドおよびヘッド押圧部材のそれぞれの長穴の間に配置され、支点ピンの両端部を長穴に挿通する。これにより、支点ピンを長穴に沿って確実に平行移動させることができる。なお、ピン移動部材は、発熱素子の列設方向に直交する方向に形成した挿通穴で支点ピンの中間部を係止していることが好ましい。
【0011】
これらの場合、ヘッド押圧部材を押圧方向に回動自在に支持するヘッド支持軸を、更に備え、ピン移動部材は、ヘッド支持軸にスライド自在に且つ回動自在に軸支されていることが、好ましい。
【0012】
この構成によれば、ヘッド押圧部材を回動自在に支持するヘッド支持軸により、ピン移動部材は、押圧方向に回動自在に支持されると共に列設方向の移動を案内される。これにより、ヘッド支持軸を有効に利用して、支点ピンをより一層安定して列設方向に移動させることができ、且つ部品点数の増加を抑制することができる。
【0013】
この場合、ヘッド支持軸は、長穴からの支点ピンの離脱を阻止するように配設されていることが、好ましい。
【0014】
この構成によれば、長穴に挿通状態の支点ピンが、印刷ヘッドの揺動運動に伴なって、長穴からヘッド支持軸に向かって抜け落ちるのを有効に阻止する。なお、支点ピンは、ヘッド支持軸とは反対側の方向に対し抜け落ちないように、ヘッド支持軸側の端部に頭部を形成することが好ましい。
【0015】
これらの場合、ヘッド押圧部材は、印刷ヘッドを発熱素子の列設方向において位置規制する位置規制部を有することが、好ましい。
【0016】
この構成によれば、印刷ヘッドは、ヘッド押圧部材からの押圧を受けて回動しても、発熱素子の列設方向のぶれを防止することができると共に、支点ピンの発熱素子の列設方向の移動に引きずられて、移動するのを防止することができる。なお、位置規制部は、印刷ヘッドをヘッド押圧部材の内側で発熱素子の列設方向に位置規制することが、好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面に基づいて、本発明の一実施形態に係るテープ印刷装置について説明する。このテープ印刷装置は、テープ状部材の印刷テープを収容したテープカートリッジを着脱自在に装着し、テープカートリッジから印刷テープを引き出しながら、これに所望の文字や図形などの印刷を行い、印刷テープの印刷済み部分を所定の長さに切断して、ラベルを作成するものである。また、このテープ印刷装置は、幅の異なる印刷テープに対しても、印刷品質を損なうことなく適切に印刷することができるものである。
【0018】
図1ないし図3を参照して、テープ印刷装置について説明する。図1は、テープ印刷装置の全体斜視図であり、図2は、蓋体を開蓋した状態の全体斜視図であり、図3は、開閉蓋を開放した状態のテープ印刷装置の全体平面図である。これらの図に示すように、テープ印刷装置1は、装置ケース2により外殻を形成した装置本体3と、装置本体3に着脱自在に装着したテープカートリッジ20とから構成され、このテープカートリッジ20内に印刷対象物となる剥離紙付きの印刷テープTを繰り出し自在に収容している。
【0019】
装置本体3は、右後部上面に印刷テープTの隅部をトリミングするトリム部4と、トリム部4の左隣に窪入した開閉ボタン5とが配設されており、開閉ボタン5の左隣には、外側の表面が装置ケース2の上面の一部となる窓付きの開閉蓋6が取り付けられている。開閉蓋6は、開閉ボタン5の押釦操作により開閉され、開閉蓋6の内側には、テープカートリッジ20を着脱自在に装着するカートリッジ装着部30が形成されている。
【0020】
カートリッジ装着部30と連通して、装置本体3の左側面には、印刷済みの印刷テープTを装置外部に送り出すためのテープ排出口7が形成され、またこのテープ排出口7とカートリッジ装着部30との間には、切断機構が内蔵されており、印刷テープTをフルカットしたり、ハーフカットしたりして、ラベルを作成する。一方、装置本体3の右側面後部には、ACアダプタ用のアダプタ差込口8と、パーソナルコンピュータ等と通信接続するための接続コネクタ9とが設けられている。また、装置本体3は、左前部上面に電源をON−OFF操作する電源入力キー10と、パーソナルコンピュータ等との接続をON−OFF操作する通信入力キー11とが、左側から順に装置ケース2に窪入して配設されている。
【0021】
装置本体3の前部中央上面には、三日月形状の表示部12が盛上り形成されている。表示部12の手前側上面に電源表示ランプ17の他、通信表示ランプ等の各種の動作状態において点灯・消灯する表示ランプが配設されている。表示部12の後方であって、電源入力キー10および通信入力キー11が配設された面と同一平面上には、各種の入力手段となる複数のキーからなるキーボード13が配設され、このキーボード13の上側には、これを開閉自在に覆う大型の蓋体14が装置本体3の中間部に取り付けられている。
【0022】
蓋体14は、開閉蓋6を逃げた後部右半部に内蔵したヒンジにより、上下方向に開閉自在に構成され、内側の面にディスプレイ15が組み込まれている。すなわち、蓋体14は、閉蓋状態では、キーボード13を覆い隠して保護し、一方開蓋状態ではヒンジを中心に後上方斜め姿勢に開放され、手前にキーボード13を開放すると共に、正面にディスプレイ15をし、キーボード13による入力作業を可能状態とする。ディスプレイ15は、台形の形状の内側に長方形の表示画面18を有しており、キーボード13から入力したデータを表示画面18に表示する。
【0023】
このように構成された装置本体3は、手前側から後方奥側に従って装置ケース2が幅厚に形成されており、蓋体14の閉蓋状態では、表示部12と蓋体14の外側表面とで平面視略「U」字状のウエッジ面を形成し、このウエッジ面が装置本体3後半部の上面と面一になると共に、キーボード13が配設された上面に連続する形態となり、全体として重厚感を醸し出す外観デザインとなっている。また、表示部12と閉蓋状態の蓋体14との間は、凹部位となっており、この凹部位は、指を挿入可能とし、蓋体14を上方向に開放する際に使用される共に、装置ケース2裏面に没入形成した指挿入部(図示省略)と協働してグリップ構造となり、装置本体3の容易な持ち運びを許容するものである。
【0024】
このテープ印刷装置1をユーザが使用する場合には、先ず開閉ボタン5を押釦して、開閉蓋6を開蓋し、カートリッジ装着部30にテープカートリッジ20を装着する。このとき、テープカートリッジ20に形成したヘッド開口23をカートリッジ装着部30のヘッドユニット33に案内して、テープカートリッジ20をカートリッジ装着部30に装着すると、印刷テープTおよびインクリボンRがプラテン27およびヘッドユニット33内の印刷ヘッド50との間に挿入され、且つプラテン駆動軸34がテープカートリッジ20のプラテン27に、リボン巻取軸35がテープカートリッジ20のリボン巻取コア26に係合する。そして、開閉蓋6を閉塞すると、印刷テープTおよびインクリボンRを挟むように、印刷ヘッド50が回動して、プラテン27に当接し印刷待機状態となる(詳細は後述する)。
【0025】
次に、電源入力キー10を押釦してONすると共に、これに相前後して蓋体14を開蓋して、キーボード13を開放し、ディスプレイ15を正面に位置させて入力の準備を行う。ここで、ディスプレイ15を参照しながらキーボード13を操作して、所望の文字等を入力・編集して、印刷実行を指令する。印刷実行が指令されると、印刷テープTおよびインクリボンRが同時に送られ、適宜印刷ヘッド50が駆動し、インクリボンRのインクが熱転写して印刷テープTに印刷が行われる。
【0026】
なお、印刷後のインクリボンRは、リボン巻取コア26に巻き取られ、一方印刷後の印刷テープTは、テープ排出口7に送られてゆき、切断機構が駆動して、印刷済み部分が切り落とされ、ラベルが作成される。この場合、印刷テープTを切り落とす(フルカット)前に、印刷テープTに剥離紙のみを残したハーフカットを施すこともできる。これにより、ラベルは、スリットの入ったタブ状のものが連続して形成される。また、このようにして形成したラベルの端部をトリム部4によりR形状に成形切断することもできる。
【0027】
一方、図3に示すように、装置本体3内のカートリッジ装着部30は、中央部にテープカートリッジ20の装着を案内するガイド突起36と、テープカートリッジ20の被駆動部に回転動力を付与するプラテン駆動軸34およびリボン巻取軸35と、印刷ヘッド50を備えたヘッドユニット33とが立設されていると共に、右下隅部には、装着したテープカートリッジ20の種別(主として印刷テープTの幅)を検出する検出部37が配設されている。また、カートリッジ装着部30の底板31上には、複数(3箇所)のスペーサ38が設けられていると共に、中央奥側に方形状に底板31を刳抜いたアーム用開口39が形成されている。
【0028】
なお、アーム用開口39には、後述する回動アーム80の押下げ片部83が挿入され、押下げ片部83がカートリッジ装着部30内に突出する。さらに、カートリッジ装着部30の下側には、プラテン駆動軸34およびリボン巻取軸35を回転させるモータを有するテープ送り機構(図示省略)が内蔵されており、プラテン駆動軸34によりテープカートリッジ20のプラテン27を回転させて印刷テープTを送り、リボン巻取軸35によりテープカートリッジ20のインクリボンRを巻取る側のリボン巻取コア26を回転させてインクリボンRを巻き取り走行させる。
【0029】
また、開閉蓋6の内側右部には、細長いヘッド操作板16がカートリッジ装着部30内に突出形成されている(図13参照)。ヘッド操作板16に対応して、カートリッジ装着部30右側部には、細長の板挿入穴32が没入形成され、板挿入穴32には、挿入したヘッド操作板16に係合するヘッド操作レバー40が配設されている。ヘッド操作板16の回動は、ヘッド操作レバー40を含む連動機構を介して、後述するヘッド押圧部材60に伝達され、印刷ヘッド50を回動させる。すなわち、開閉蓋6を閉塞すると、ヘッド操作板16を介して印刷ヘッド50がプラテン27側に回動し、逆に開閉蓋6を開放すると、ヘッド操作板16を介して印刷ヘッド50がプラテン27から離間する方向に回動する。
【0030】
ところで、このように構成されたカートリッジ装着部30には、厚みの異なるテープカートリッジ20が装着される。図4(a)は厚手のテープカートリッジ20bを示し、図4(b)は薄手のテープカートリッジ20aを示している。この場合、薄手のテープカートリッジ20aは、複数のスペーサ38によりカートリッジ装着部30の底板31から幾分浮いた状態で装着され、厚手のテープカートリッジ20bは、その下面がカートリッジ装着部30の底板31に接するように装着される。このため、厚手のテープカートリッジ20bには、スペーサ38に対応する位置に、スペーサ38を逃げる逃げ溝21が形成されている。
【0031】
テープカートリッジ20は、図4および図5に示すように、上ケースおよび下ケースからなる上下2分割構造のカートリッジケース22により、その外郭が形成されている。カートリッジケース22の内部には、印刷テープTを巻回したテープコア24と、インクリボンRを巻回したリボン繰出コア25と、インクリボンRを巻き取るリボン巻取コア26と、プラテンゴムを巻装したプラテン27とが回転自在に収容されている。印刷テープTは、テープコア24から繰り出され、一方インクリボンRは、リボン繰出コア25から繰り出され、プラテン27の位置で印刷テープTと重なって併走した後、リボン巻取コア26に巻き取られる。また、この印刷テープTおよびインクリボンRが重なる部分には、装置本体3のヘッドユニット33が臨むヘッド開口23が形成されている。
【0032】
次に、図6ないし図8を参照して、印刷ヘッド50廻りの構造について説明する。カートリッジ装着部30の下側空間には、ベースフレーム41が配設されており、ベースフレーム41上には、印刷ヘッド50および印刷ヘッド50を押圧するヘッド押圧部材60を回動自在に支持するヘッド支持軸42が立設されている。印刷ヘッド50は、ヘッド本体51と、ヘッド本体51を支持するヘッドホルダ52とで構成されている。ヘッド本体51は、ヘッド支持軸42から最も離れた端部に、多数の発熱素子53が上下方向にアレイ状に列設されており、発熱素子53の並び、すなわちヘッド本体51の高さは、最も幅広の印刷テープTに対応する高さを有している。
【0033】
ヘッドホルダ52は、上下の中間位置を支点として、ヘッド押圧部材60に揺動自在に連結されており、且つこの状態で上支持板54および下支持板55の端部に形成した上下一対の取付孔部(59,59)で、ヘッド支持軸42に遊びをもって装着されている(図9参照)。取付孔部(59,59)は、前後方向に長孔となっている。また、ヘッドホルダ52の上下中間部の背面側には、ヘッドホルダ52の一部を切り起こすようにして左右方向に離間した一対の支持受け片(57,57)が突出形成されている。
【0034】
一対の支持受け片(57,57)には、上下方向(列設方向)に延在するヘッド側長穴(58,58)がそれぞれ貫通形成され、この一対のヘッド側長穴(58,58)に沿って左右方向に延在する支点ピン90(後述する)が移動自在となっている。ヘッドホルダ52は、一対のヘッド側長穴(58,58)と、ヘッド押圧部材60の左右一対の後述する押圧側長穴(64,64)とが合致するようにして、且つ両方の一対の長穴(58,64)に挿通した支点ピン90を介してヘッド押圧部材60に揺動自在に連結されている。
【0035】
すなわち、印刷ヘッド50は、ヘッド押圧部材60が回動してヘッドホルダ52をプラテン27側(前側)に押圧すると、ヘッドホルダ52もヘッド支持軸42を中心に回動し、支点ピン90を介してヘッド本体51をプラテン27に押し付ける。その際、ヘッドホルダ52は、支点ピン90を揺動中心として、ヘッド本体51が高さ方向の全域に亘ってプラテン27に密着するように、適宜揺動する。
【0036】
ヘッド押圧部材60は、上下一対の軸受部(62,62)でヘッド支持軸42に回動自在に支持されている。ヘッド押圧部材60の下端部は、ヘッドアーム61が水平に延びている。ヘッドアーム61の尾端部は、ベースフレーム41の側端まで延びており、この尾端部には、ヘッド加圧バネ43の一方の端部およびヘッドリリースバネ44の一方の端部が係止されている(図13参照)。ヘッド加圧バネ43およびヘッドリリースバネ44は、ヘッドアーム61の尾端部からそれぞれ逆方向に延びており、ヘッド加圧バネ43の他端部はヘッド操作レバー40に係止され、ヘッドリリースバネ44の他端部はベースフレーム41に係止されている。
【0037】
図13に示すように、ヘッド操作レバー40には、開閉蓋6のヘッド操作板16が係合しており、開閉蓋6を閉塞すると、ヘッド操作板16を介してヘッド操作レバー40が回動する。ヘッド操作レバー40が回動すると、ヘッドリリースバネ44に抗してヘッドアーム61、すなわちヘッド押圧部材60がヘッド支持軸42を中心に回動し、印刷テープTおよびインクリボンRを挟み込むようにして、ヘッドホルダ52を介して発熱素子53がプラテン27に当接する。一方、開閉蓋6を開放すると、まったく逆の動作で、ヘッド操作板16、ヘッド操作レバー40、ヘッド押圧部材60、およびヘッドホルダ52がそれぞれ逆方向に回動し、印刷ヘッド50がプラテン27から離間する。
【0038】
また、ヘッド押圧部材60は、図6、図8および図9に示すように、上下中間部には、左右方向に離間した一対のブラケット片(63,63)が前面側に突出形成されている。一対のブラケット片(63,63)には、上下方向に延在する押圧側長穴(64,64)がそれぞれ貫通形成され、この一対の押圧側長穴(64,64)に沿って支点ピン90が移動自在となっている。一対の押圧側長穴(64,64)は、一対のヘッド側長穴(58,58)とほぼ同一形状となっており、一対のヘッド側長穴(58,58)と互いの形状を合致するようにして、支点ピン90が挿通される。
【0039】
すなわち、ヘッド押圧部材60の一対のブラケット片(63,63)とヘッドホルダ52の一対の支持受け片(57,57)との間で、ピン移動部材70の上端部を挟むと共に、各一対の長穴(58,64)およびピン移動部材70の上端部に支点ピン90を挿通した状態とすると、ヘッド押圧部材60および印刷ヘッド50は、互いに前後方向に位置規制がされる。この状態でヘッド押圧部材60が回動すると、印刷ヘッド50は支点ピン90を中心に揺動すると共に、支点ピン90を介して一対の押圧側長穴(64,64)から一対のヘッド側長穴(58,58)に、押圧力が伝えられる。
【0040】
また、ヘッド押圧部材60は、上下方向においても、印刷ヘッド50の移動を規制している。すなわち、ヘッド押圧部材60の上側の軸受部(62,62)から左右方向に延在した上支持部材65と下側の軸受部(62,62)との間で、印刷ヘッド50を上下方向に移動規制している。より具体的には、図12に示すように、上下一対の軸受部(62,62)および上支持部材65には、位置規制突起66が内側にそれぞれプレス成形され、計3つの位置規制突起66が、ヘッドホルダ52の上支持板54の左右2箇所と下支持板55の1箇所とに当接し、ヘッドホルダ52を上下方向に位置規制している。したがって、印刷ヘッド50は、ヘッド押圧部材60からの押圧力を受けて揺動しても、上下方向のぶれが防止される用になっていると共に、支点ピン90の上下方向の移動に引きずられないようになっている。
【0041】
ところで、図7ないし図9に示すように、印刷ヘッド50とヘッド押圧部材60との間には、支点ピン90を保持するピン移動部材70が介設されている。ピン移動部材70は、上下中間部の円筒状の取付部71により、ヘッド支持軸42に上下方向に摺動自在に且つ回動自在に軸支されている。また、ピン移動部材70の上端部は、他の部位に比してやや厚みをもって形成され、一対の支持受け片(57,57)および一対のブラケット片(63,63)の間に位置していると共に、左右方向に挿通穴72が貫通形成されている。
【0042】
挿通穴72は、支点ピン90の形状に対応して形成されており、支点ピン90が挿通するようになっている。したがって、ピン移動部材70は、上端部の挿通穴72に支点ピン90を挿通させ、支点ピン90の両端部を一対のヘッド側長穴(58,58)と一対の押圧側長穴(64,64)とから突出させ、且つ上端部で支点ピン90の中間部を係止して、支点ピン90を伴って上下方向に移動可能となっている。これにより、支点ピン90は、一対のヘッド側長穴(58,58)および一対の押圧側長穴(64,64)に沿って、平行移動する。
【0043】
支点ピン90は、ヘッド支持軸42側の端部が他の部位且つ長穴に比して拡大形成された頭部91を有しており、ヘッド側長穴(58,58)、一対の押圧側長穴(64,64)、および挿通穴72に挿通した状態において、この頭部91により挿通穴72、ヘッド側長穴(58,58)および押圧側長穴(64,64)から、印刷ヘッド50の揺動運動に伴って離脱しないようになっている。すなわち、支点ピン90は、その頭部91により、発熱素子53側への抜け落ちが支持受け片(57,57)(またはブラケット片(63,63))に当接することで、またヘッド支持軸42側への抜け落ちがヘッド支持軸42に突き当たることで、阻止されるようになっている。
【0044】
また、支点ピン90は、ヘッド押圧部材60に対する印刷ヘッド50の揺動中心となって、且つ印刷ヘッド50への押圧点となってヘッド押圧部材60からの押圧力を伝える。この揺動点且つ押圧点は、支点ピン90が上下方向に移動することで適宜移動させることができるようになっていて、印刷テープTの幅方向の中心位置に移動されるようになっている。
【0045】
また、ピン移動部材70は、その下端部をヘッド支持軸42側に屈曲して形成されており、下端部の中間位置に形成されたバネ係合部73に移動部材リリースバネ75の一方の端部が係止していると共に、終端位置にアーム係合部74が形成されている。移動部材リリースバネ75の他端部は、ベースフレーム41に係止しており、ピン移動部材70は、ベースフレーム41に引張られた状態となっている。
【0046】
アーム係合部74の下面には、後述する回動アーム80の一方の端部が当接しており、ピン移動部材70は、回動アーム80が回動すると、アーム係合部74を介して、上下方向に移動する(移動部材リリースバネ75に抗して)。ピン移動部材70が上下方向に移動すると、支点ピン90もヘッド側長穴(58,58)および押圧側長穴(64,64)に沿って上下方向に移動するため、印刷ヘッド50への揺動点且つ押圧点も上下方向に移動する。
【0047】
回動アーム80は、図6ないし図8に示すように、ベースフレーム41の一部をなして上方向に立上った左右一対のアーム支持部(81,81)と、前後方向に延在しアーム支持部(81,81)に軸支されたアーム本体82とで構成されている。アーム本体82は、アーム支持部(81,81)を中心として上下にシーソー様に回動する。また、アーム本体82は、前側の端部が上方向に屈曲して形成した押下げ片部83を有し、押下げ片部83は、アーム用開口39からカートリッジ装着部30内に突出している。押下げ片部83は、テープカートリッジ20により押し下げ可能となっている。
【0048】
一方、アーム本体82の後側の端部は、ヘッド支持軸42を挟んで二股に形成されており、アーム係合部74側の押上げ片部84と、これに反対側のベース当接片部85とが屈曲形成されている(図7および図10等参照)。押上げ片部84は、アーム係合部74の下面に当接係止するように上方向に屈曲し、一方ベース当接片部85は、下方向に屈曲してその下端面がベースフレーム41に当接するようになっている。この場合、回動アーム80は、アーム支持部(81,81)を支点として、押下げ片部83が力点を構成すると共に、押上げ片部84が作用点を構成している。そして、押上げ片部84は、常にアーム係合部74に当接した状態を維持し、またベース当接片部85は、回動アーム80の回動によりベースフレーム41からその当接している下端面が離間可能になっている。なお、ピン移動部材70の自重を利用することで、移動部材リリースバネ75を省略してもよく、もちろん押上げ片部84をアーム係合部74に常には当接しないようにしてもよい。したがって、カートリッジ装着部30に装着するテープカートリッジ20の押込み力を利用して、支点ピン90を物理的且つ直接的に移動させることができるようになっている。
【0049】
詳細は後述するが、例えば厚手のテープカートリッジ20bがカートリッジ装着部30に装着されると、押下げ片部83が押し下げられると共に、押上げ片部84が押し上げられてアーム係合部74を介して、ピン移動部材70が上動し、支点ピン90も上動する。
【0050】
ここで、図10および図11を参照して、薄厚両テープカートリッジ20(20a,20b)をカートリッジ装着部30に装着した場合の支点ピン90の移動動作について説明する。図10は薄手のテープカートリッジ20aからなり、幅狭の印刷テープT1およびインクリボンR1が搭載され、図11は厚手のテープカートリッジ20bからなり、幅広の印刷テープT2およびインクリボンR2が搭載されている。
【0051】
図10に示すように、スペーサ38に支持されてカートリッジ装着部30に薄手のテープカートリッジ20aが装着されると、回動アーム80のアーム本体82は、テープカートリッジ20aに押されず、水平な姿勢である定常状態を維持する。また、これに対応してピン移動部材70は下方位置にあり、支点ピン90は、ヘッド側長穴(58,58)および押圧側長穴(64,64)において下方位置にある。この状態からヘッド押圧部材60が回動し、印刷ヘッド50に押圧力を付加すると、印刷ヘッド50が支点ピン90を押圧部位P1として、背面側からプラテン27に向かって押圧される。一方、支点ピン90の高さ位置は、カートリッジ装着部30に装着した薄手のテープカートリッジ20aにおける印刷テープのほぼ中間位置(H1)に合致しており、支点ピン90は、印刷テープT1のほぼ中間位置(H1)を押圧部位P1として、印刷ヘッド50をプラテン27に押し付ける。
【0052】
一方、図11に示すように、スペーサ38を逃げてカートリッジ装着部30に厚手のテープカートリッジ20bが装着されると、回動アーム80のアーム本体82は、テープカートリッジ20bにより押し下げられ、シーソー様に回動してピン移動部材70を押し上げる。これにより、ピン移動部材70は、上方位置に移動し、支点ピン90は、ヘッド側長穴(58,58)および押圧側長穴(64,64)において上方位置にある。この状態からヘッド押圧部材60が回動し、印刷ヘッド50に押圧力を付加すると、印刷ヘッド50が支点ピン90を押圧部位P2として、背面側からプラテン27に向かって押圧される。一方、支点ピン90の高さ位置は、カートリッジ装着部30に装着した厚手のテープカートリッジ20bにおける印刷テープT2のほぼ中間位置(H2)に合致しており、支点ピン90は、印刷テープT2のほぼ中間位置(H2)を押圧部位P2として、印刷ヘッド50をプラテン27に押し付ける。
【0053】
このように、ピン移動部材70に係止された支点ピン90は、厚さの異なるテープカートリッジ20(20a,20b)に対応して、これに搭載されている印刷テープ(T1,T2)のテープ幅方向のほぼ中間位置(H1,H2)に適宜移動する。このため、印刷テープの(T1,T2)の中間位置(H1,H2)と、これに密着する印刷ヘッド50の押圧部位(P1,P2)とがほぼ合致し、印刷ヘッド50は、その発熱素子53の列設方向において印刷テープ(T1,T2)に均一な押圧力で密着することとなる。したがって、テープ幅の広狭にかかわらず、印刷テープTが受ける印刷ヘッド50の押圧力は、上下方向において均一な分布となり、印刷品質を良好且つ安定に保つことができる。
【0054】
なお、本実施形態では、薄手のテープカートリッジ20aが、カートリッジ装着部30の底板31に接しないようにしたが、薄手のテープカートリッジ20aであってもカートリッジ装着部30の底板31に接するように装着してもよい。かかる場合には、薄手のテープカートリッジ20aを、押下げ片部83の位置において部分的に没入形成して、押下げ片部83を押し下げないこととする。
【0055】
またなお、本実施形態では、テープカートリッジ20の装着動作を利用して回動アーム80を回動させ、ピン移動部材70を上下に移動させるようにしているが、モータ等の駆動装置を用い、上記の検出部37によるテープカートリッジ20の種別に基づいて、ピン移動部材70(支点ピン90)を沿って上下に移動させるようにしても良い。
【0056】
さらに、本実施形態では、薄手のテープカートリッジ20aと厚手のテープカートリッジ20bとの2種類のテープカートリッジ20を用いる場合について説明したが、2種類以上のテープカートリッジ20を用いる場合にも適用できることは、言うまでもない。かかる場合には、テープカートリッジ20(印刷テープTのテープ幅)の種別により、支点ピン90の移動停止位置を適宜変えてもいいし(この場合は、回動アーム80の回動角度を適宜変える)、上記の逃げ溝21の深さを異なるものとしてもよい。
【0057】
もっとも、テープカートリッジ20の厚みは同一であるが、これに搭載している印刷テープTの幅が異なり、且つ印刷テープTが上下いずれかに片寄っている場合でも、常に印刷テープTのテープ幅のほぼ中心位置を、支点ピン90を介して押圧できることは言うまでもない。例えば、印刷テープTの幅6〜12mmのものを一の厚さのテープカートリッジ20で構成しても、テープ幅のほぼ中心位置を押圧することができるものである。
【0058】
またなお、本実施形態では、位置規制突起66を上支持部材65にも1箇所形成したが、これを省略して、一対の軸受部(62,62)のみに位置規制突起66を形成してもよい。
【0059】
【発明の効果】
本発明のテープ印刷装置によれば、幅の異なるテープ状部材のテープ幅方向のほぼ中間位置に、支点ピンを長穴に沿って適宜移動させることができるので、幅の異なるテープ状部材に対し、印刷ヘッドを適切に押し当てることができる。したがって、幅の異なるテープ状部材に対し、常に安定かつ良質な印刷を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るテープ印刷装置の全体斜視図である。
【図2】テープ印刷装置の蓋体を開放した状態の全体斜視図である。
【図3】テープ印刷装置の開閉蓋を開放した状態の平面図である。
【図4】(a)厚手のテープカートリッジ、(b)薄手のテープカートリッジの斜視図である。
【図5】テープカートリッジの断面図である。
【図6】印刷ヘッド廻りの構造を表した拡大斜視図である。
【図7】図6において、ヘッド押圧部材を取り去った状態で、印刷ヘッド廻りの構造を裏面側から見た拡大斜視図である。
【図8】図6において、印刷ヘッドを取り去った状態の拡大斜視図である。
【図9】印刷ヘッド廻りの分解拡大斜視図である。
【図10】薄手のテープカートリッジと印刷ヘッド廻りとの関係を表した断面図である。
【図11】厚手のテープカートリッジと印刷ヘッド廻りとの関係を表した断面図である。
【図12】印刷ヘッド廻りの正面図である。
【図13】テープ印刷装置の部分側面図である。
【図14】従来の薄厚両テープカートリッジと印刷ヘッドとの関係を表した断面図である。
【符号の説明】
1 テープ印刷装置
3 装置本体
6 開閉蓋
14 蓋体
16 ヘッド操作板
20 テープカートリッジ
21 逃げ溝
27 プラテン
30 カートリッジ装着部
32 板挿入穴
41 ベースフレーム
42 ヘッド支持軸
50 印刷ヘッド
51 ヘッド本体
52 ヘッドホルダ
53 発熱素子
57 支持受け片
58 ヘッド側長穴
59 取付孔部
60 ヘッド押圧部材
61 ヘッドアーム
62 軸受部
63 ブラケット片
64 押圧側長穴
66 位置規制突起
70 ピン移動部材
71 取付部
72 挿通穴
74 アーム係合部
80 回動アーム
83 押下げ片部
84 押上げ片部
85 ベース当接片部
90 支点ピン
T 印刷テープ
R インクリボン
P 押圧部位
H 中間位置

Claims (6)

  1. 収容したテープ状部材のテープ幅に応じて形状の異なるテープカートリッジを着脱自在に装着可能なカートリッジ装着部と、
    前記テープ状部材の幅方向に発熱素子を列設し、当該発熱素子の列設方向中間位置を中心に揺動自在に構成された印刷ヘッドと、
    前記印刷ヘッドが前記発熱素子の列設方向中間位置で連結され、この連結点を中心に前記印刷ヘッドをプラテンに対し押圧するヘッド押圧部材と、
    前記印刷ヘッドおよび前記ヘッド押圧部材にそれぞれ形成した前記発熱素子の列設方向に延在する長穴に挿通して当該印刷ヘッドと当該ヘッド押圧部材とを連結すると共に、前記ヘッド押圧部材に対する前記印刷ヘッドの揺動中心となる支点ピンと、
    前記カートリッジ装着部に装着した前記テープカートリッジと協働して、前記支点ピンを前記テープ状部材の幅方向の中間位置にほぼ合致させるように、前記長穴に沿って移動させる移動手段とを備えたことを特徴とするテープ印刷装置。
  2. 前記移動手段は、一方の端部に前記支点ピンを係止すると共に、前記発熱素子の列設方向に移動自在に構成されたピン移動部材と、
    一方の端部を前記ピン移動部材に係止すると共に他方の端部を前記カートリッジ装着部内に突出させ、装着した前記テープカートリッジにより回動して当該ピン移動部材を前記発熱素子の列設方向に移動させる回動アームとを有することを特徴とする請求項1に記載のテープ印刷装置。
  3. 前記印刷ヘッドの長穴および前記ヘッド押圧部材の長穴は、前記発熱素子の列設方向に直交する方向に離間してそれぞれ設けられ、
    前記ピン移動部材は、前記長穴の中間位置で前記支点ピンを係止していることを特徴とする請求項2に記載のテープ印刷装置。
  4. 前記ヘッド押圧部材を押圧方向に回動自在に支持するヘッド支持軸を、更に備え、
    前記ピン移動部材は、前記ヘッド支持軸にスライド自在に且つ回動自在に軸支されていることを特徴とする請求項2または3に記載のテープ印刷装置。
  5. 前記ヘッド支持軸は、前記長穴からの前記支点ピンの離脱を阻止するように配設されていることを特徴とする請求項4に記載のテープ印刷装置。
  6. 前記ヘッド押圧部材は、前記印刷ヘッドを前記発熱素子の列設方向において位置規制する位置規制部を有することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のテープ印刷装置。
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