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JP4417813B2 - 半導体記憶装置及びメモリカード - Google Patents

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Description

本発明は、半導体記憶装置及びメモリカードに関し、特に、ワード線に接続されたメモリセルのデータを読み出す場合における、選択ゲート線への信号供給順序に変形を加えた、半導体記憶装置、及び、そのような半導体記憶装置を搭載したメモリカードに関する。
半導体記憶装置の中でも、記憶したデータを不揮発的に保持する不揮発性半導体記憶装置が広く普及している。このような不揮発性半導体記憶装置には、例えば、NAND型と呼ばれるメモリセルアレイ構造を有するものがある。
NAND型のメモリセルアレイは、ソース/ドレイン領域を共通にする形で直列的に接続された複数のメモリセルと、これら複数のメモリセルのドレイン側に接続されたドレイン側選択トランジスタと、これら複数のメモリセルのソース側に接続されたソース側選択トランジスタとを備えたNANDセルユニットが複数配置されて構成されている。
また、メモリセルアレイには、複数のワード線が並列に設けられており、このワード線方向に並ぶメモリセルのゲート電極を共通に接続している。また、ワード線方向に並ぶドレイン側選択トランジスタのそれぞれのゲート電極は、ドレイン側選択ゲート線により共通に接続されており、ワード線方向に並ぶソース側選択トランジスタのそれぞれのゲート電極は、ソース側選択ゲート線により共通に接続されている。ワード線方向に交差する方向に、複数のビット線が並列に設けられており、各ビット線はドレイン側選択トランジスタを介して、対応するNANDセルユニットに接続されている。
このようなNAND型の不揮発性半導体記憶装置では、メモリセルからデータを読み出す際の動作は、例えば次のように行われる。まず、ドレイン側選択ゲート線を0Vから4V程度に昇圧する。続いて、ビット線に1V程度の電圧を供給する。
次に、データを読み出すメモリセルが接続されているワード線(選択ワード線)には、読み出し電圧を供給し、それ以外のワード線(非選択ワード線)には4V程度の電圧を供給する。続いて、ソース側選択ゲート線を0Vから4V程度に昇圧する。
そして、ビット線の電位変化を検出することにより、読み出すべきメモリセルに“0”データが格納されているのか、それとも、“1”データが格納されているのかを、判定する。具体的には、例えば、フローティングゲートに電子が注入され、メモリセルのしきい値が高くなった状態を“0”データと定義し、逆に、フローティングゲートから電子が引き抜かれ、メモリセルのしきい値が低くなった状態を“1”データと予め定義しておけばよい。
このようなタイミングでワード線、ドレイン側選択ゲート線、ソース側選択ゲート線、ビット線に電圧を印加するが、このタイミングを変更した先願として特願2003−315782号が存在する。
特願2003−315782号
本発明は、ワード線に接続されたメモリセルのデータを読み出す場合における、選択ゲート線への信号供給順序に変形を加えた、半導体記憶装置、及び、そのような半導体記憶装置を搭載したメモリカードを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る半導体記憶装置は、
第1の方向に沿って設けられて、第1の選択トランジスタのゲート電極が接続される、第1の選択ゲート線と、
前記第1の方向に沿って設けられて、第2の選択トランジスタのゲート電極が接続される、第2の選択ゲート線と、
前記第1の選択ゲート線と前記第2の選択ゲート線との間に、前記第1の方向に沿って設けられて、それぞれにメモリセルのゲート電極が接続される、複数のワード線であって、前記第1の選択ゲート線に隣接するワード線である第1隣接ワード線に接続されたメモリセルのデータが読み出される場合には、前記第1の選択ゲート線が昇圧された後に、前記第2の選択ゲート線が昇圧され、前記第2の選択ゲート線に隣接するワード線である第2隣接ワード線に接続されたメモリセルのデータが読み出される場合には、前記第2の選択ゲート線が昇圧された後に、前記第1の選択ゲート線が昇圧される、複数のワード線と、
を備えることを特徴とする。
本発明に係るメモリカードは、
半導体記憶装置が搭載されたメモリカードであって、前記半導体記憶装置は、
第1の方向に沿って設けられて、第1の選択トランジスタのゲート電極が接続される、第1の選択ゲート線と、
前記第1の方向に沿って設けられて、第2の選択トランジスタのゲート電極が接続される、第2の選択ゲート線と、
前記第1の選択ゲート線と前記第2の選択ゲート線との間に、前記第1の方向に沿って設けられて、それぞれにメモリセルのゲート電極が接続される、複数のワード線であって、前記第1の選択ゲート線に隣接するワード線である第1隣接ワード線に接続されたメモリセルのデータが読み出される場合には、前記第1の選択ゲート線が昇圧された後に、前記第2の選択ゲート線が昇圧され、前記第2の選択ゲート線に隣接するワード線である第2隣接ワード線に接続されたメモリセルのデータが読み出される場合には、前記第2の選択ゲート線が昇圧された後に、前記第1の選択ゲート線が昇圧される、複数のワード線と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ワード線に接続されたメモリセルのデータを読み出す場合における、選択ゲート線への信号供給順序に変形を加えた、半導体記憶装置、及び、そのような半導体記憶装置を搭載したメモリカードを提供することができる。
〔基本技術〕
図1は、NAND型の不揮発性半導体記憶装置におけるメモリセルアレイMCAの構成を示す図であり、図2は、1つのNANDセルユニットの構成を示す図である。
図2に示すように、NANDセルユニットにおいては、ソース/ドレイン領域を共通にする形で複数のメモリセルMC0〜MCiが直列に接続されている。メモリセルMC0のソース側には、ソース側選択トランジスタS1が接続されており、このソース側選択トランジスタS1を介して、このNANDセルユニットがセルソース線CELSRCに接続されている。
メモリセルMCiのドレイン側には、ドレイン側選択トランジスタS2が接続されており、このドレイン側選択トランジスタS2を介して、このNANDセルユニットがビット線BLに接続されている。このような構成により、ビット線BLから、ドレイン側選択トランジスタS2、メモリセルMCi…メモリセルMC0、ソース側選択トランジスタS1を通り、セルソース線CELSRCまでの電流経路が形成される。
図1に示すように、このようなNANDセルユニットが複数設けられて、メモリセルアレイMCAを構成している。具体的には、メモリセルアレイMCAにおいては、複数のワード線WL0〜WLiが並列に設けられており、各ワード線WL0〜WLiは、それぞれ、ワード線方向に並ぶメモリセルMC0〜MCiのゲート電極を共通に接続している。また、これらワード線WL0〜WLiと並列に、ソース側選択ゲート線SGSが設けられており、ワード線方向に並ぶソース側選択トランジスタS1のゲート電極を共通に接続している。さらに、これらワード線WL0〜WLiを挟んで、ソース側選択ゲート線SGSと反対側に、ワード線WL0〜WLiと並列に、ドレイン側選択ゲート線SGDが設けられており、ワード線方向に並ぶドレイン側選択トランジスタS2のゲート電極を共通に接続している。
また、複数のビット線BL0〜BLjが、ワード線方向と交差する方向であるビット線方向に並列に設けられている。各ビット線BL0〜BLjは、対応するNANDセルユニットにおけるドレイン側選択トランジスタS2のドレインに接続されている。
ここで説明する基本技術においては、ワード線方向は、第1の方向と定義され、ビット線方向は、第2の方向と定義され、ソース側選択ゲート線SGSは、第1の選択ゲート線と定義され、ソース側選択トランジスタS1は、第1の選択トランジスタと定義され、ドレイン側選択ゲート線SGDは、第2の選択ゲート線と定義され、ドレイン側選択トランジスタは、第2の選択トランジスタと定義される。
次に、このようなメモリセルアレイMCAからデータを読み出す動作を説明する。図3は、メモリセルMC5のデータを読み出す場合のタイミングチャートを示す図である。この図3に示すように、まず、時刻t1で、ドレイン側選択ゲート線SGDを0Vから4V程度に昇圧する。続いて、時刻t2で、ビット線BL0に1V程度の電圧を供給する。
次に、時刻t3で、ワード線WL0〜WLiに所定の電圧を供給する。具体的には、読み出すべきメモリセルMC5に接続されたワード線(以下、選択ワード線という)WL5には、読み出し電圧を供給し、それ以外のメモリセルが接続されたワード線(以下、非選択ワード線という)WL0〜WL4、WL6〜WLiには、4V程度の電圧を供給する。続いて、時刻t4で、ソース側選択ゲート線SGSを0Vから4V程度に昇圧する。
不揮発性のメモリセルMCでは、例えば、メモリセルのフローティングゲートに電子が注入され、メモリセルMCのしきい値が高くなった状態を“0”データと定義し、フローティングゲートから電子が引き抜かれ、メモリセルMCのしきい値が低くなった状態を“1”データと定義する。したがって、選択ワード線に所望の電圧を印加した場合、読み出すメモリセルMCが“1”データであれば、そのNANDセルユニットではビット線BLからセルソース線CELSRCに導通し、ビット線BLの電圧が低くなる。読み出すメモリセルMCが“0”データであれば、そのNANDセルユニットは導通せず、ビット線BLの電圧は低くならない。このように、ビット線BLの電圧がセルのデータによって変動するので、ビット線BLの電圧が低くなるかどうかで、メモリセルMCのデータ読み出しを行うことができる。
この読み出しが終了した後、時刻t5で、ドレイン側選択ゲート線SGDと、ワード線WL0〜WLiと、ソース側選択ゲート線SGSの電圧を0Vに放電するとともに、すべてのビット線BL0〜BLjをショートする。時刻t6で、すべて同電位になったビット線BL0〜BLjを0Vに放電する。
図4は、メモリセルMC1のデータを読み出す場合のタイミングチャートを示す図である。この図4から分かるように、基本的な電圧の印加タイミングはメモリセルMC5の場合と同じであるが、時刻t3で、ワード線WL0〜WLiに供給する電圧は、選択ワード線WL0には読み出し電圧を供給し、非選択ワード線WL1〜WLiには4V程度の電圧を供給する点で相違している。
これらの読み出し動作において、図3及び図4の矢印Aに示すようなカップリングノイズや、図4の矢印Bに示すようなカップリングノイズが発生する。すなわち、図3及び図4の矢印Aに示したように、選択ワード線は、隣接する非選択ワード線とのカップリングノイズにより、所定の読み出し電圧よりも高い電圧にオーバーシュートするので、次の動作をターゲットの電圧に戻るまで待つ必要がある。また、図4の矢印Bに示したように、ワード線WL0が選択ワード線の場合、ワード線WL0はソース側選択ゲート線SGSに隣接しているので、ソース側選択ゲート線SGSを昇圧すると、ワード線WL0はカップリングノイズを受けて、同様にオーバーシュートする。しかも、時刻t4では、ドレイン側選択トランジスタS2も導通しているので、メモリセルMC0がカップリングノイズを受けて導通すると、読み出すデータが“1”データの場合には、ビット線放電が生じてしまい、好ましくない。
すなわち、選択ワード線WL0には、所望の電圧より高い電圧が印加された状態で、ビット線BLの放電が開始されてしまう。この結果、メモリセルMC0のしきい値電圧が、意図した値よりも低く見えてしまう。微細加工が進につれて、ワード線WL0〜WLiや、選択ゲート線SGS、SGDに用いられるゲート配線材料は、低抵抗化が求められ、薄膜化が困難になる一方で、ゲート配線間のスペースは狭くなり、ゲート配線間のカップリングノイズは大きくなる。また、メモリセルMCの信頼性、耐久性の観点から、メモリセルMCのトンネル絶縁膜の薄膜化は困難になってきており、ワード線WL0〜WLiや、選択ゲート線SGS、SGDの容量の中で、配線間容量の占める割合が高くなってきており、このため、ゲート配線間のカップリングノイズは益々大きくなってきている。
NANDセルユニットの部分断面図である図5を用いて、このことを詳しく説明すると、ワード線WLには近接する配線との間に様々な容量が発生する。主たる容量としては、フローティングゲートFGとの間に発生する容量C1と、チャネルが形成される基板又はウェルとの間に発生する容量C2と、隣接するワード線WL、WLとの間に発生する容量C3、C4と、ソース側選択ゲート線SGSが存在する。また、ドレイン側選択ゲート線SGD、あるいはソース側選択ゲート線SGSの裏打ち配線AWが存在する場合には、この裏打ち配線AWとの間に発生する容量C5が存在する。
一般に、容量Cは、C=ε(S/d)で表現される。ここで、εは、比誘電率であり、Sは電極の面積であり、dは電極間の距離である。したがって、微細化が進んで、ゲート配線間の距離が短くなると、距離dが小さくなったこととなり、容量Cは増加する。また、ゲート配線の低抵抗化を図るために、ゲート配線の厚さhを厚くすると、面積Sが大きくなったこととなり、容量Cは増加する。
ここで、発明者の研究によると、h/dが1.8より大きくなると、ゲート配線間のカップリングノイズの影響が現れ始めることが分かった。特に、例えばh=200nmで、スペースが71nmになると顕著に現れ、この場合のh/dは約2.82となる。また、h=200nmで、スペースが55nmになると、h/dは約3.64となる。
以下の各実施形態においては、上述したメモリセルMC0のデータを読み出す際に、ソース側選択ゲート線SGSからのカップリングノイズが、データ読み出しに悪影響を及ぼさないようにしている。
〔第1実施形態〕
図6は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、ワード線WL0に接続されているメモリセルMC0のデータを読み出す場合のタイミングチャートを示す図である。なお、このワード線WL0は、本実施形態における第1の選択ゲート線(SGS)に隣接するワード線である第1隣接ワード線に相当する。
この図6に示すように、メモリセルMC0のデータを読み出す場合には、まず、時刻t1で、ソース側選択ゲート線SGSを0Vから4V程度に昇圧する。続いて、時刻t2で、ビット線BLに1V程度の電圧を供給する。
次に、時刻t3で、ワード線WL0〜WLiに所定の電圧を供給する。具体的には、読み出すべきメモリセルMC0に接続された選択ワード線WL0には、読み出し電圧を供給し、それ以外のメモリセルが接続された非選択ワード線WL1〜WLiには、4V程度の電圧を供給する。続いて、時刻t4で、ドレイン側選択ゲート線SGDを0Vから4V程度に昇圧する。そして、ビット線BLの電圧が低くなるかどうかで、メモリセルのデータ読み出しを行う。
この読み出しが終了した後、時刻t5で、ドレイン側選択ゲート線SGDと、ワード線WL0〜WLiと、ソース側選択ゲート線SGSの電圧を0Vに放電するとともに、すべてのビット線BL0〜BLjをショートする。時刻t6で、すべて同電位になったビット線BL0〜BLjを0Vに放電する。
なお、ここでは、この図6に示した電圧供給順序を、逆方向の電圧供給順序と言うこととする。
図7は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、ワード線WLiに接続されているメモリセルMCiのデータを読み出す場合のタイミングチャートを示す図である。なお、このワード線WLiは、本実施形態における第2の選択ゲート線(SGD)に隣接するワード線である第2隣接ワード線に相当する。
この図7に示すように、メモリセルMCiのデータを読み出す場合には、まず、時刻t1で、ドレイン側選択ゲート線SGDを0Vから4V程度に昇圧する。続いて、時刻t2で、ビット線BLに1V程度の電圧を供給する。
次に、時刻t3で、ワード線WL0〜WLiに所定の電圧を供給する。具体的には、読み出すべきメモリセルMCiに接続された選択ワード線WLiには、読み出し電圧を供給し、それ以外のメモリセルが接続された非選択ワード線WL1〜WLi−1には、4V程度の電圧を供給する。続いて、時刻t4で、ソース側選択ゲート線SGSを0Vから4V程度に昇圧する。そして、ビット線BLの電圧が低くなるかどうかで、メモリセルのデータ読み出しを行う。
この読み出しが終了した後、時刻t5で、ドレイン側選択ゲート線SGDと、ワード線WL0〜WLiと、ソース側選択ゲート線SGSの電圧を0Vに放電するとともに、すべてのビット線BL0〜BLjをショートする。時刻t6で、すべて同電位になったビット線BL0〜BLjを0Vに放電する。
なお、ここでは、この図7に示した電圧供給順序を、順方向の電圧供給順序と言うこととする。この順方向の電圧供給順序は、基本技術で説明した図3の電圧供給順序と同じである。
図8は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の全体構成を説明するためのブロック図である。この図8に示すように、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、メモリセルアレイ1と、ビット線制御回路2と、カラムデコーダ3と、データ入出力バッファ4と、データ入出力端子5と、ワード線制御回路6と、制御信号及び制御電圧発生回路7と、制御信号入力端子8とを備えている。
メモリセルアレイ1には、図1に示したメモリセルアレイMCAが複数配置されて構成されている。ビット線制御回路2は、ビット線BL0〜BLjを制御するための回路であり、上述したようにビット線BL0〜BLjに電圧を供給したり、ビット線BL0〜BLjの電圧の変化を検出して、データを判別したりする。カラムデコーダ3は、カラムアドレスに基づいて、ビット線BL0〜BLjを選択する。メモリセルMCからデータを読み出す場合、選択されたビット線BL0〜BLjのデータは、データ入出力バッファ4を介して、データ入出力端子5から出力される。
ワード線制御回路6は、ワード線WL0〜WLiと、選択ゲート線SGS、SGDと、セルソース線CELSRCと、セルウェルCPwellを制御するための回路である。すなわち、ワード線制御回路6は、上述したようにワード線WL0〜WLiと選択ゲート線SGS、SGDとに電圧を供給して、順方向の電圧供給順序で読み出しを行ったり、逆方向の電圧供給順序で読み出しを行ったりする。また、ワード線制御回路6は、読み出し動作の間、セルソース線CELSRCと、セルウェルCPwellとを、0Vに維持する。
制御信号及び制御電圧発生回路7は、制御信号入力端子8からの制御信号の入力を受けて、各種の制御信号及び制御電圧を各部に供給する。例えば、読み出し動作の際には、制御信号及び制御電圧発生回路7は、カラムアドレスをカラムデコーダ3に供給し、ローアドレスをワード線制御回路6に供給する。また、制御信号及び制御電圧発生回路7は、これらの動作に必要な、例えば、上述した0Vの電圧、1Vの電圧、4Vの電圧、及び、読み出し電圧などを、ワード線制御回路6とビット線制御回路2などに供給する。
以上のように、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、ソース側選択ゲート線SGSに隣接したワード線WL0に接続されているメモリセルのデータを読み出す場合には、ソース側選択ゲート線SGSの電圧を昇圧した後に、ドレイン側選択ゲート線SGDを昇圧することとした。このため、ビット線BLからの電圧がメモリセルMC0に供給された後に、メモリセルMC0の接続されたワード線WL0の電圧が、ソース側選択ゲート線SGSからのカップリングノイズによりオーバーシュートしてしまうのを回避することができる。換言すれば、時刻t4においては、ソース側選択ゲート線SGSからのカップリングノイズによる影響を受けることなく、メモリセルMC0のデータを読み出すことができる。
一方、ドレイン側選択ゲート線SGDに隣接したワード線WLiに接続されているメモリセルのデータを読み出す場合には、ドレイン側選択ゲート線SGDの電圧を昇圧した後に、ソース側選択ゲート線SGSを昇圧することとした。このため、ビット線BLからの電圧がメモリセルMCiに供給された後に、メモリセルMCiの接続されたワード線WLiの電圧が、ドレイン側選択ゲート線SGDからのカップリングノイズによりオーバーシュートしてしまうのを回避することができる。換言すれば、時刻t4においては、ドレイン側選択ゲート線SGDからのカップリングノイズによる影響を受けることなく、メモリセルMCiのデータを読み出すことができる。
なお、本実施形態においては、ワード線WL1〜WLi−1に接続されているメモリセルMC1〜MCi−1のデータを読み出す際に、順方向の電圧供給順序でデータ読み出し動作を行うか、それとも、逆方向の電圧供給順序でデータ読み出しを行うかは、任意に設定することができる。例えば、微細加工技術が進歩するに従って、ソース側選択ゲート線SGSに隣接するワード線WL0だけではなく、2本隣のワード線WL1も、ソース側選択ゲート線SGSからのカップリングノイズの影響を受けることも考えられる。このような場合は、隣のワード線WL0だけでなく、2本隣のワード線WL1についても、逆方向の電圧供給順序で読み出し動作を行うようにすればよい。また、ドレイン側選択ゲート線SGDの隣のワード線WLiだけでなく、2本隣のワード線WLi−1についても、順方向の電圧供給順序で読み出し動作を行うようにしてもよい。この場合、ワード線WL1が、第1隣接ワード線(WL0)に隣接するワード線である第3隣接ワード線に相当し、ワード線WLi−1が、第2隣接ワード線(WLi)に隣接するワード線である第4隣接ワード線に相当する。
さらにまた、ソース側選択ゲート線SGSに隣接したワード線WL0に接続されているメモリセルのデータを読み出す場合には、ソース側選択ゲート線SGSを昇圧した後に、ドレイン側選択ゲート線SGDを昇圧すれば足り、それ以外の昇圧順序は、任意に変更できる。同様に、ドレイン側選択ゲート線SGDに隣接したワード線WLiに接続されているメモリセルのデータを読み出す場合には、ドレイン側選択ゲート線SGDの電圧を昇圧した後に、ソース側選択ゲート線SGSを昇圧すれば足り、それ以外の昇圧順序は、任意に変更できる。
〔第2実施形態〕
上述した第1実施形態では、ソース側選択ゲート線SGSやドレイン側選択ゲート線SGDに裏打ち配線を設けない場合、或いは、裏打ち配線が設けられているとしても、この裏打ち配線からのカップリングノイズの影響を無視した場合を説明したが、第2実施形態では、この裏打ち配線が設けられており、一部のワード線については裏打ち配線からのカップリングノイズの影響を受ける場合を想定した不揮発性半導体記憶装置を説明する。
図9は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のNANDセルユニットの断面図である。この図9に示すように、ソース側選択トランジスタS1とドレイン側選択トランジスタS2との間には、ソース/ドレイン領域SDを共有して、直列に接続された、メモリセルMC0〜MCiが設けられている。メモリセルMC0〜MCiのそれぞれは、フローティングゲートFGを備えているとともに、コントロールゲートとなるワード線WL0〜WLiを備えている。ソース側選択トランジスタS1は、ソース側選択ゲート線SGSを備えており、ドレイン側選択トランジスタS2は、ドレイン側選択ゲート線SGDを備えている。
ソース側選択ゲート線SGSは、図示しない部分で、ソース裏打ち配線SAWに電気的に接続されており、ドレイン側選択ゲート線SGDは、図示しない部分で、ドレイン裏打ち配線DAWに電気的に接続されている。ソース裏打ち配線SAWは、本実施形態における第1の選択ゲート線(SGS)に電気的に接続されて、その下に一部のワード線が位置している第1の裏打ち配線に相当し、ドレイン裏打ち配線DAWは、本実施形態における第2の選択ゲート線(SGD)に電気的に接続されて、その下に一部のワード線が位置している第2の裏打ち配線に相当する。
ソース側選択トランジスタS1は、ソース/ドレイン領域SDを介して、セルソース線CELSRCに接続されている。ドレイン側選択ゲート線SGDは、ソース/ドレイン領域SDと、ビット線コンタクトBCとを介して、ビット線BLに接続されている。
これらの裏打ち配線SAW、DAWは、配線の低抵抗化を図るために形成されるものである。したがって、ソース側選択ゲート線SGSの電圧を昇圧する際には、ソース裏打ち配線SAWも昇圧され、ドレイン側選択ゲート線SGDの電圧を昇圧する際には、ドレイン裏打ち配線DAWも昇圧される。
ソース裏打ち配線SAWの電圧が昇圧されると、このソース裏打ち配線SAWの下に設けられている、例えば、ワード線WL10、WL11、WL12も、ソース裏打ち配線SAWからのカップリングノイズを受けて、電圧がオーバーシュートしてしまう。そこで、本実施形態では、ワード線WL10、WL11、WL12に接続されているメモリセルMC10、MC11、MC12のデータを読み出す際にも、第1実施形態で述べた逆方向の電圧供給順序で各選択ゲートSGS、SGD、各ワード線線WL、及び、ビット線BLに電圧を供給する。
同様に、ドレイン裏打ち配線DAWの電圧が昇圧されると、このドレイン裏打ち配線DAWの下に設けられている、例えば、ワード線WL20、WL21、WL22も、ドレイン裏打ち配線DAWからのカップリングノイズを受けて、電圧がオーバーシュートしてしまう。そこで、本実施形態では、ワード線WL20、WL21、WL22に接続されているメモリセルMC20、MC21、MC22のデータを読み出す際にも、第1実施形態で述べた順方向の電圧供給順序で各選択ゲート線SGS、SGD、各ワード線WL、及び、ビット線BLに電圧を供給する。
この逆方向の電圧供給順序、及び、順方向の電圧供給順序をより詳しく説明すると、次のようになる。
図10は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、例えば、ワード線WL10に接続されているメモリセルMC10のデータを読み出す場合のタイミングチャートを示す図である。
この図10に示すように、メモリセルMC10のデータを読み出す場合には、まず、時刻t1で、ソース側選択ゲート線SGSを0Vから4V程度に昇圧する。続いて、時刻t2で、ビット線BLに1V程度の電圧を供給する。
次に、時刻t3で、ワード線WL0〜WLiに所定の電圧を供給する。具体的には、読み出すべきメモリセルMC10に接続された選択ワード線WL10には、読み出し電圧を供給し、それ以外のメモリセルが接続された非選択ワード線WL0〜WL9、WL11〜WLiには、4V程度の電圧を供給する。続いて、時刻t4で、ドレイン側選択ゲート線SGDを0Vから4V程度に昇圧する。そして、ビット線BLの電圧が低くなるかどうかで、メモリセルのデータ読み出しを行う。
この読み出しが終了した後、時刻t5で、ドレイン側選択ゲート線SGDと、ワード線WL0〜WLiと、ソース側選択ゲート線SGSの電圧を0Vに放電するとともに、すべてのビット線BL0〜BLjをショートする。時刻t6で、すべて同電位になったビット線BL0〜BLjを0Vに放電する。
なお、本実施形態においては、ワード線WL0に接続されたメモリセルMC0のデータを読み出す場合も、上述した第1実施形態で述べたように、この図10と同様の逆方向の電圧供給順序で電圧を供給する。
図11は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、例えば、ワード線WL20に接続されているメモリセルMC20のデータを読み出す場合のタイミングチャートを示す図である。
この図11に示すように、メモリセルMC20のデータを読み出す場合には、まず、時刻t1で、ドレイン側選択ゲート線SGDを0Vから4V程度に昇圧する。続いて、時刻t2で、ビット線BLに1V程度の電圧を供給する。
次に、時刻t3で、ワード線WL0〜WLiに所定の電圧を供給する。具体的には、読み出すべきメモリセルMC20に接続された選択ワード線WL20には、読み出し電圧を供給し、それ以外のメモリセルが接続された非選択ワード線WL0〜WL19、WL21〜WLiには、4V程度の電圧を供給する。続いて、時刻t4で、ソース側選択ゲート線SGSを0Vから4V程度に昇圧する。そして、ビット線BLの電圧が低くなるかどうかで、メモリセルのデータ読み出しを行う。
この読み出しが終了した後、時刻t5で、ドレイン側選択ゲート線SGDと、ワード線WL0〜WLiと、ソース側選択ゲート線SGSの電圧を0Vに放電するとともに、すべてのビット線BL0〜BLjをショートする。時刻t6で、すべて同電位になったビット線BL0〜BLjを0Vに放電する。
なお、本実施形態においては、ワード線WLiに接続されたメモリセルMCiのデータを読み出す場合も、上述した第1実施形態で述べたように、この図11と同様の順方向の電圧供給順序で電圧を供給する。また、これ以外の構成は、上述した第1実施形態と同様である。
以上のように、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、ソース裏打ち配線SAWの下に設けられたワード線WL10、WL11又はWL12のいずれかに接続されているメモリセルMCのデータを読み出す場合には、ソース側選択ゲート線SGSの電圧を昇圧した後に、ドレイン側選択ゲート線SGDを昇圧することとした。このため、ビット線BLからの電圧がメモリセルMCに供給された後に、メモリセルMCの接続されたワード線WL10、WL11又はWL12の電圧が、ソース裏打ち配線SAWからのカップリングノイズによりオーバーシュートしてしまうのを回避することができる。換言すれば、時刻t4においては、ソース裏打ち配線SAWからのカップリングノイズによる影響を受けることなく、メモリセルMCのデータを読み出すことができる。
一方、ドレイン裏打ち配線DAWの下に設けられたワード線WL20、WL21又はWL22のいずれかに接続されているメモリセルのデータを読み出す場合には、ドレイン側選択ゲート線SGDの電圧を昇圧した後に、ソース側選択ゲート線SGSを昇圧することとした。このため、ビット線BLからの電圧がメモリセルMCに供給された後に、メモリセルMCの接続されたワード線WL20、WL21又はWL22の電圧が、ドレイン裏打ち配線DAWからのカップリングノイズによりオーバーシュートしてしまうのを回避することができる。換言すれば、時刻t4においては、ドレイン裏打ち配線DAWからのカップリングノイズによる影響を受けることなく、メモリセルMCのデータを読み出すことができる。
なお、本実施形態においても、上述した第1実施形態で述べたのと同様に、ワード線WL0と、ワード線WLiと、ソース裏打ち配線SAWの下に設けられているワード線WL10〜WL12と、ドレイン裏打ち配線DAWの下に設けられているワード線WL20〜WL22とを除いた、ワード線WLに接続されているメモリセルMCのデータを読み出す際に、順方向の電圧供給順序でデータ読み出し動作を行うか、それとも、逆方向の電圧供給順序でデータ読み出しを行うかは、任意に設定することができる。例えば、第1実施形態で述べたのと同様に、ソース側選択ゲート線SGSに隣接したワード線WL0だけでなく、2本隣のワード線WL1についても、逆方向の電圧供給順序で読み出し動作を行うようにしてもよい。また、ドレイン側選択ゲート線SGDに隣接したワード線WLiだけでなく、2本隣のワード線WLi−1についても、順方向の電圧供給順序で読み出し動作を行うようにしてもよい。
なお、本実施形態では、ソース裏打ち配線SAWの直下に設けられているワード線WL10〜WL12について読み出し動作を行う場合に、逆方向の電圧供給順序で電圧を供給すると説明したが、ソース裏打ち配線SAWのカップリングノイズを受けるであろうワード線WL9、WL13等について読み出し動作を行う場合にも、逆方向の電圧供給順序で電圧を供給するようにしてもよい。
同様の考えから、ドレイン裏打ち配線DAWの直下に設けられているワード線WL20〜WL22について読み出し動作を行う場合に、順方向の電圧供給順序で電圧を供給すると説明したが、ドレイン裏打ち配線DAWのカップリングノイズを受けるであろうワード線WL19、WL23等について読み出し動作を行う場合にも、順方向の電圧供給順序で電圧を供給するようにしてもよい。
また、本実施形態においても、上述した第1実施形態と同様に、ソース側選択ゲート線SGSに隣接したワード線WL0に接続されているメモリセルのデータを読み出す場合や、ソース裏打ち配線SAWの下に設けられているワード線WLに接続されているメモリセルMCのデータを読み出す場合には、ソース側選択ゲート線SGSを昇圧した後に、ドレイン側選択ゲート線SGDを昇圧すれば足り、それ以外の昇圧順序は、任意に変更できる。
同様に、ドレイン側選択ゲート線SGDに隣接したワード線WLiに接続されているメモリセルのデータを読み出す場合や、ドレイン裏打ち配線DAWの下に設けられているワード線WLに接続されたメモリセルMCのデータを読み出す場合には、ドレイン側選択ゲート線SGDの電圧を昇圧した後に、ソース側選択ゲート線SGSを昇圧すれば足り、それ以外の昇圧順序は、任意に変更できる。
〔第3実施形態〕
上述した第1及び第2実施形態におけるNAND型の不揮発性半導体記憶装置では、非選択のNANDセルユニットとビット線BLとの間、或いは、セルソース線CELSRCとの間を、切り離すため、選択トランジスタS1、S2は、メモリセルMCを構成するトランジスタよりも高いカットオフ特性が要求される。このため、図9からも分かるように、選択トランジスタS1、S2の幅W1、W2は、ワード線WLの幅Wより広くなるよう形成されている。
しかしながら、微細加工技術が進み、例えば、最小線幅が70nm未満になると、レイアウトパターンに周期性が求められ、選択トランジスタS1、S2の幅W1、W2と、ワード線WLの幅Wが大きく異なると、リソグラフィが困難になってくる。
そこで、第3実施形態では、図12及び図13に示すように、ワード線WLの幅Wと、ソース側選択ゲート線SGS1、SGS2の幅W1と、ドレイン側選択ゲート線SGD1、SGD2の幅W2を、それぞれ同程度にし、選択トランジスタとして2個のトランジスタを直列に接続することで、カットオフ特性を満たすようにしている。なお、図12の例では、選択ゲート線の幅W1、W2が、ワード線WLの幅Wと実質的に等しい場合を示しているが、選択ゲート線の幅W1、W2が、ワード線WLの幅Wのおよそ3倍以下(すなわち、3倍から1倍の間)になると、このような構成が望ましくなってくると考えられる。
具体的には、ソース側選択ゲート線SGS1にゲート電極が接続されたソース側選択トランジスタS11と、ソース側選択ゲート線SGS2にゲート電極が接続されたソース側選択トランジスタS12とにより、ソース側選択ゲートを構成する。また、ドレイン側選択ゲート線SGD1にゲート電極が接続されたドレイン側選択トランジスタS21と、ドレイン側選択ゲート線SGD2にゲート電極が接続されたドレイン側選択トランジスタS22とにより、ドレイン側選択ゲートを構成する。なお、これ以外の点は、上述した第1実施形態と同様の構成である。
また、ここでは、ソース側選択ゲート線SGS1が、本実施形態における第1の選択ゲート線に相当し、ソース側選択ゲート線SGS2が、本実施形態における第1の選択ゲート線を挟んで、第1隣接ワード線(WL0)と反対側の位置に設けられた第3の選択ゲート線に相当する。ドレイン側選択ゲート線SGD2が、本実施形態における第2の選択ゲート線に相当し、ドレイン側選択ゲート線SGD1が、本実施形態における第2の選択ゲート線を挟んで、第2隣接ワード線(WLi)と反対側の位置に設けられた第4の選択ゲート線に相当する。
ソース側選択トランジスタS11が、本実施形態における第1の選択トランジスタに相当し、ソース側選択トランジスタS12が、本実施形態における第3の選択トランジスタに相当し、ドレイン側選択トランジスタS22が、本実施形態における第2の選択トランジスタに相当し、ドレイン側選択トランジスタS21が、本実施形態における第4の選択トランジスタに相当する。
図14は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、ワード線WL0に接続されているメモリセルMC0のデータを読み出す場合のタイミングチャートを示す図である。
この図14に示すように、メモリセルMC0のデータを読み出す場合には、まず、時刻t1で、ソース側選択ゲート線SGS1、SGS2を同じタイミングで0Vから4V程度に昇圧する。続いて、時刻t2で、ビット線BLに1V程度の電圧を供給する。
次に、時刻t3で、ワード線WL0〜WLiに所定の電圧を供給する。具体的には、読み出すべきメモリセルMC0に接続された選択ワード線WL0には、読み出し電圧を供給し、それ以外のメモリセルが接続された非選択ワード線WL1〜WLiには、4V程度の電圧を供給する。続いて、時刻t4で、ドレイン側選択ゲート線SGD1、SGD2を同じタイミングで0Vから4V程度に昇圧する。そして、ビット線BLの電圧が低くなるかどうかで、メモリセルのデータ読み出しを行う。
この読み出しが終了した後、時刻t5で、ドレイン側選択ゲート線SGD1、SGD2と、ワード線WL0〜WLiと、ソース側選択ゲート線SGS1、SGS2の電圧を0Vに放電するとともに、すべてのビット線BL0〜BLjをショートする。時刻t6で、すべて同電位になったビット線BL0〜BLjを0Vに放電する。
なお、ここでは、この図14に示した電圧供給順序を、逆方向の電圧供給順序と言うこととする。
図15は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、ワード線WLiに接続されているメモリセルMCiのデータを読み出す場合のタイミングチャートを示す図である。
この図15に示すように、メモリセルMCiのデータを読み出す場合には、まず、時刻t1で、ドレイン側選択ゲート線SGD1、SGD2を同じタイミングで0Vから4V程度に昇圧する。続いて、時刻t2で、ビット線BLに1V程度の電圧を供給する。
次に、時刻t3で、ワード線WL0〜WLiに所定の電圧を供給する。具体的には、読み出すべきメモリセルMCiに接続された選択ワード線WLiには、読み出し電圧を供給し、それ以外のメモリセルが接続された非選択ワード線WL1〜WLi−1には、4V程度の電圧を供給する。続いて、時刻t4で、ソース側選択ゲート線SGS1、SGS2を同じタイミングで0Vから4V程度に昇圧する。そして、ビット線BLの電圧が低くなるかどうかで、メモリセルのデータ読み出しを行う。
この読み出しが終了した後、時刻t5で、ドレイン側選択ゲート線SGD1、SGD2と、ワード線WL0〜WLiと、ソース側選択ゲート線SGS1、SGS2の電圧を0Vに放電するとともに、すべてのビット線BL0〜BLjをショートする。時刻t6で、すべて同電位になったビット線BL0〜BLjを0Vに放電する。
なお、ここでは、この図15に示した電圧供給順序を、順方向の電圧供給順序と言うこととする。
以上のように、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、ソース側選択ゲート線SGS1に隣接したワード線WL0に接続されているメモリセルのデータを読み出す場合には、ソース側選択ゲート線SGS1の電圧を昇圧した後に、ドレイン側選択ゲート線SGD1、SGD2を昇圧することとした。このため、ビット線BLからの電圧がメモリセルMC0に供給された後に、メモリセルMC0の接続されたワード線WL0の電圧が、ソース側選択ゲート線SGS1からのカップリングノイズによりオーバーシュートしてしまうのを回避することができる。換言すれば、時刻t4においては、ソース側選択ゲート線SGS1からのカップリングノイズによる影響を受けることなく、メモリセルMC0のデータを読み出すことができる。
一方、ドレイン側選択ゲート線SGD2に隣接したワード線WLiに接続されているメモリセルのデータを読み出す場合には、ドレイン側選択ゲート線SGD2の電圧を昇圧した後に、ソース側選択ゲート線SGS1、SGS2を昇圧することとした。このため、ビット線BLからの電圧がメモリセルMCiに供給された後に、メモリセルMCiの接続されたワード線WLiの電圧が、ドレイン側選択ゲート線SGD2からのカップリングノイズによりオーバーシュートしてしまうのを回避することができる。換言すれば、時刻t4においては、ドレイン側選択ゲート線SGD2からのカップリングノイズによる影響を受けることなく、メモリセルMCiのデータを読み出すことができる。
なお、本実施形態においても、上述した第1実施形態と同様に、ワード線WL1〜WLi−1に接続されているメモリセルMC1〜MCi−1のデータを読み出す際に、順方向の電圧供給順序でデータ読み出し動作を行うか、それとも、逆方向の電圧供給順序でデータ読み出しを行うかは、任意に設定することができる。
また、ソース側選択ゲート線SGS1に隣接したワード線WL0に接続されているメモリセルのデータを読み出す場合には、ソース側選択ゲート線SGS1、SGS2を昇圧した後に、ドレイン側選択ゲート線SGD1、SGD2を昇圧すれば足り、それ以外の昇圧順序は、任意に変更できる。同様に、ドレイン側選択ゲート線SGD2に隣接したワード線WLiに接続されているメモリセルのデータを読み出す場合には、ドレイン側選択ゲート線SGD1、SGD2の電圧を昇圧した後に、ソース側選択ゲート線SGS1、SGS2を昇圧すれば足り、それ以外の昇圧順序は、任意に変更できる。
〔第4実施形態〕
上述した第3実施形態では、ソース側選択ゲート線SGS1、SGS2やドレイン側選択ゲート線SGD1、SGD2に裏打ち配線を設けない場合、或いは、裏打ち配線が設けられているとしても、この裏打ち配線からのカップリングノイズの影響を無視した場合を説明したが、第4実施形態では、上述した第2実施形態と同様に、これらの裏打ち配線が設けられており、一部のワード線については裏打ち配線からのカップリングノイズの影響を受ける場合を想定した不揮発性半導体記憶装置を説明する。
図16は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のNANDセルユニットの断面図である。上述した第2実施形態と異なる点を説明すると、ソース側選択ゲート線SGS1は、図示しない部分で、ソース裏打ち配線SAW1に電気的に接続されており、ソース側選択ゲート線SGS2は、図示しない部分で、ソース裏打ち配線SAW2に電気的に接続されている。また、ドレイン側選択ゲート線SGD1は、図示しない部分で、ドレイン裏打ち配線DAW1に電気的に接続されており、ドレイン側選択ゲート線SGD2は、図示しない部分で、ドレイン裏打ち配線DAW2に電気的に接続されている。すなわち、各選択ゲート線に対応した裏打ち配線が設けられている。
なお、ソース裏打ち配線SAW1は、本実施形態における第1の選択ゲート線(SGS1)に電気的に接続されて、その下に一部のワード線が位置している第1の裏打ち配線に相当し、ドレイン裏打ち配線DAW2は、本実施形態における第2の選択ゲート線(SGD2)に電気的に接続されて、その下に一部のワード線が位置している第2の裏打ち配線に相当する。
ソース裏打ち配線SAW2は、本実施形態における第3の選択ゲート線(SGS2)に電気的に接続されて、その下に一部のワード線が位置している第3の裏打ち配線に相当し、ドレイン裏打ち配線DAW1は、本実施形態における第4の選択ゲート線(SGD1)に電気的に接続されて、その下に一部のワード線が位置している第4の裏打ち配線に相当する。
上述した第2実施形態と同様に、これらの裏打ち配線SAW1、SAW2、DAW1、DAW2は、配線の低抵抗化を図るために形成されるものである。したがって、ソース側選択ゲート線SGS1の電圧を昇圧する際には、ソース裏打ち配線SAW1も昇圧され、ソース側選択ゲート線SGS2の電圧を昇圧する際には、ソース裏打ち配線SAW2も昇圧される。また、ドレイン側選択ゲート線SGD1の電圧を昇圧する際には、ドレイン裏打ち配線DAW1も昇圧され、ドレイン側選択ゲート線SGD2の電圧を昇圧する際には、ドレイン裏打ち配線DAW2も昇圧される。
ソース裏打ち配線SAW1の電圧が昇圧されると、このソース裏打ち配線SAW1の下に設けられている、例えば、ワード線WL10、WL11も、ソース裏打ち配線SAW1からのカップリングノイズを受けて、電圧がオーバーシュートしてしまう。また、ソース裏打ち配線SAW2の電圧が昇圧されると、このソース裏打ち配線SAW2の下に設けられている、例えば、ワード線WL13、WL14も、ソース裏打ち配線SAW2からのカップリングノイズを受けて、電圧がオーバーシュートしてしまう。
そこで、本実施形態では、ワード線WL10、WL11、WL13、WL14に接続されているメモリセルMCのデータを読み出す際にも、第3実施形態で述べた逆方向の電圧供給順序で各選択ゲート線SGS1、SGS2、SGD1、SGD2、ワード線WL、及び、ビット線BLに電圧を供給する。
同様に、ドレイン裏打ち配線DAW1の電圧が昇圧されると、このドレイン裏打ち配線DAW1の下に設けられている、例えば、ワード線WL20、WL21も、ドレイン裏打ち配線DAW1からのカップリングノイズを受けて、電圧がオーバーシュートしてしまう。また、ドレイン裏打ち配線DAW2の電圧が昇圧されると、このドレイン裏打ち配線DAW2の下に設けられている、例えば、ワード線WL23、WL24も、ドレイン裏打ち配線DAW2からのカップリングノイズを受けて、電圧がオーバーシュートしてしまう。
そこで、本実施形態では、ワード線WL20、WL21、WL23、WL24に接続されているメモリセルMCのデータを読み出す際にも、第3実施形態で述べた順方向の電圧供給順序で各ゲート線及びビット線BLに電圧を供給する。
この逆方向の電圧供給順序、及び、順方向の電圧供給順序をより詳しく説明すると、次のようになる。
図17は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、例えば、ワード線WL10に接続されているメモリセルMC10のデータを読み出す場合のタイミングチャートを示す図である。
この図17に示すように、メモリセルMC10のデータを読み出す場合には、まず、時刻t1で、ソース側選択ゲート線SGS1、SGS2を同じタイミングで0Vから4V程度に昇圧する。続いて、時刻t2で、ビット線BLに1V程度の電圧を供給する。
次に、時刻t3で、ワード線WL0〜WLiに所定の電圧を供給する。具体的には、読み出すべきメモリセルMC10に接続された選択ワード線WL10には、読み出し電圧を供給し、それ以外のメモリセルが接続された非選択ワード線WL0〜WL9、WL11〜WLiには、4V程度の電圧を供給する。続いて、時刻t4で、ドレイン側選択ゲート線SGD1、SGD2を同じタイミングで0Vから4V程度に昇圧する。そして、ビット線BLの電圧が低くなるかどうかで、メモリセルのデータ読み出しを行う。
この読み出しが終了した後、時刻t5で、ドレイン側選択ゲート線SGD1、SGD2と、ワード線WL0〜WLiと、ソース側選択ゲート線SGS1、SGS2の電圧を0Vに放電するとともに、すべてのビット線BL0〜BLjをショートする。時刻t6で、すべて同電位になったビット線BL0〜BLjを0Vに放電する。
なお、本実施形態においては、ワード線WL0に接続されたメモリセルMC0のデータを読み出す場合も、上述した第3実施形態で述べたように、この図17と同様の逆方向の電圧供給順序で電圧を供給する。
図18は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、例えば、ワード線WL20に接続されているメモリセルMC20のデータを読み出す場合のタイミングチャートを示す図である。
この図18に示すように、メモリセルMC20のデータを読み出す場合には、まず、時刻t1で、ドレイン側選択ゲート線SGD1、SGD2を同じタイミングで0Vから4V程度に昇圧する。続いて、時刻t2で、ビット線BLに1V程度の電圧を供給する。
次に、時刻t3で、ワード線WL0〜WLiに所定の電圧を供給する。具体的には、読み出すべきメモリセルMC20に接続された選択ワード線WL20には、読み出し電圧を供給し、それ以外のメモリセルが接続された非選択ワード線WL0〜WL19、WL21〜WLiには、4V程度の電圧を供給する。続いて、時刻t4で、ソース側選択ゲート線SGS1、SGS2を同じタイミングで0Vから4V程度に昇圧する。そして、ビット線BLの電圧が低くなるかどうかで、メモリセルのデータ読み出しを行う。
この読み出しが終了した後、時刻t5で、ドレイン側選択ゲート線SGD1、SGD2と、ワード線WL0〜WLiと、ソース側選択ゲート線SGS1、SGS2の電圧を0Vに放電するとともに、すべてのビット線BL0〜BLjをショートする。時刻t6で、すべて同電位になったビット線BL0〜BLjを0Vに放電する。
なお、本実施形態においては、ワード線WLiに接続されたメモリセルMCiのデータを読み出す場合も、上述した第3実施形態で述べたように、この図18と同様の順方向の電圧供給順序で電圧を供給する。また、これ以外の構成は、上述した第3実施形態と同様である。
以上のように、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、ソース裏打ち配線SAW1又はSAW2の下に設けられたワード線WL10、WL11、WL13又はWL14のいずれかに接続されているメモリセルMCのデータを読み出す場合には、ソース側選択ゲート線SGS1、SGS2の電圧を昇圧した後に、ドレイン側選択ゲート線SGD1、SGD2を昇圧することとした。このため、ビット線BLからの電圧がメモリセルMCに供給された後に、メモリセルMCの接続されたワード線WL10、WL11、WL13又はWL14の電圧が、ソース裏打ち配線SAW1、SAW2からのカップリングノイズによりオーバーシュートしてしまうのを回避することができる。換言すれば、時刻t4においては、ソース裏打ち配線SAW1、SAW2からのカップリングノイズによる影響を受けることなく、メモリセルMCのデータを読み出すことができる。
一方、ドレイン裏打ち配線DAW1又はDAW2の下に設けられたワード線WL20、WL21、WL23又はWL24のいずれかに接続されているメモリセルのデータを読み出す場合には、ドレイン側選択ゲート線SGD1、SGD2の電圧を昇圧した後に、ソース側選択ゲート線SGS1、SGS2を昇圧することとした。このため、ビット線BLからの電圧がメモリセルMCに供給された後に、メモリセルMCの接続されたワード線WL20、WL21、WL23又はWL24の電圧が、ドレイン裏打ち配線DAW1、DAW2からのカップリングノイズによりオーバーシュートしてしまうのを回避することができる。換言すれば、時刻t4においては、ドレイン裏打ち配線DAW1、DAW2からのカップリングノイズによる影響を受けることなく、メモリセルMCのデータを読み出すことができる。
なお、本実施形態においても、上述した第3実施形態で述べたのと同様に、ワード線WL0と、ワード線WLiと、ソース裏打ち配線SAW1、SAW2の下に設けられているワード線WL10、WL11、WL13及びWL14と、ドレイン裏打ち配線DAW1、DAW2の下に設けられているワード線WL20、WL21、WL23及びWL24とを除いた、ワード線WLに接続されているメモリセルMCのデータを読み出す際に、順方向の電圧供給順序でデータ読み出し動作を行うか、それとも、逆方向の電圧供給順序でデータ読み出しを行うかは、任意に設定することができる。例えば、第3実施形態で述べたのと同様に、ソース側選択ゲート線SGS1に隣接するワード線WL0だけでなく、2本隣のワード線WL1についても、逆方向の電圧供給順序で読み出し動作を行うようにしてもよい。また、ドレイン側選択ゲート線SGD2に隣接するワード線WLiだけでなく、2本隣のワード線WLi−1についても、順方向の電圧供給順序で読み出し動作を行うようにしてもよい。
なお、本実施形態では、ソース裏打ち配線SAW1、SAW2の直下に設けられているワード線WL10、WL11、WL13、WL14について読み出し動作を行う場合に、逆方向の電圧供給順序で電圧を供給すると説明したが、ソース裏打ち配線SAW1、SAW2のカップリングノイズを受けるであろうワード線WL9、WL12、WL15について読み出し動作を行う場合にも、逆方向の電圧供給順序で電圧を供給するようにしてもよい。
同様の考えから、本実施形態では、ドレイン裏打ち配線DAW1、DAW2の直下に設けられているワード線WL20、WL21、WL23、WL24について読み出し動作を行う場合に、順方向の電圧供給順序で電圧を供給すると説明したが、ドレイン裏打ち配線DAW1、DAW2のカップリングノイズを受けるであろうワード線WL19、WL22、WL25について読み出し動作を行う場合にも、順方向の電圧供給順序で電圧を供給するようにしてもよい。
さらにまた、本実施形態においても、上述した第3実施形態と同様に、ソース側選択ゲート線SGS1に隣接したワード線WL0に接続されているメモリセルのデータを読み出す場合や、ソース裏打ち配線SAW1、SAW2の下に設けられているワード線WLに接続されているメモリセルMCのデータを読み出す場合には、ソース側選択ゲート線SGS1、SGS2を昇圧した後に、ドレイン側選択ゲート線SGD1、SGD2を昇圧すれば足り、それ以外の昇圧順序は、任意に変更できる。
同様に、ドレイン側選択ゲート線SGD2に隣接したワード線WLiに接続されているメモリセルのデータを読み出す場合や、ドレイン裏打ち配線DAW1、DAW2の下に設けられているワード線WLに接続されたメモリセルMCのデータを読み出す場合には、ドレイン側選択ゲート線SGD1、SGD2の電圧を昇圧した後に、ソース側選択ゲート線SGS1、SGS2を昇圧すれば足り、それ以外の昇圧順序は、任意に変更できる。
〔第5実施形態〕
第5実施形態は、上述した第3実施形態の変形例であり、読み出し動作の際には、どのワード線WLに接続されているメモリセルMCを読み出す場合でも、上述した順方向の電圧供給順序で電圧を供給するが、ソース側選択ゲート線SGS1とソース側選択ゲート線SGS2に電圧を供給するタイミングをずらして、まずソース側選択ゲート線SGS1に電圧を供給した後に、ソース側選択ゲート線SGS2に電圧を供給するようにしたものである。それ以外の構成は、上述した第3実施形態と同様である。
なお、本実施形態においては、図13におけるソース側選択ゲート線SGS1が、第1の選択ゲート線に相当し、ソース側選択ゲート線SGS2が、本実施形態における第1の選択ゲート線を挟んで、第1隣接ワード線(WL0)と反対側の位置に設けられた第2の選択ゲート線に相当する。ドレイン側選択ゲート線SGD2が、第1隣接ワード線と反対側の位置にあるワード線である第2隣接ワード線(WLi)と隣接する第3の選択ゲート線に相当する。ドレイン側選択ゲート線SGD1が、本実施形態における第3の選択ゲート線を挟んで、第2隣接ワード線(WLi)と反対側の位置に設けられた第4の選択ゲート線に相当する。
ソース側選択トランジスタS11が、本実施形態における第1の選択トランジスタに相当し、ソース側選択トランジスタS12が、本実施形態における第2の選択トランジスタに相当し、ドレイン側選択トランジスタS22が、本実施形態における第3の選択トランジスタに相当し、ドレイン側選択トランジスタS21が、本実施形態における第4の選択トランジスタに相当する。
図19は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、ワード線WL0に接続されているメモリセルMC0のデータを読み出す場合のタイミングチャートを示す図である。なお、これ以外のワード線WL1〜WLiに接続されているメモリセルMCのデータを読み出す場合でも、この図19と同様の電圧供給順序で電圧を供給する。
この図19に示すように、メモリセルMC0のデータを読み出す場合には、まず、時刻t1で、ドレイン側選択ゲート線SGD1、SGD2を同じタイミングで0Vから4V程度に昇圧する。続いて、時刻t2で、ビット線BLに1V程度の電圧を供給する。
次に、時刻t3で、ワード線WL0〜WLiに所定の電圧を供給する。具体的には、読み出すべきメモリセルMC0に接続された選択ワード線WL0には、読み出し電圧を供給し、それ以外のメモリセルが接続された非選択ワード線WL1〜WLiには、4V程度の電圧を供給する。続いて、時刻t4で、ソース側選択ゲート線SGS1を0Vから4V程度に昇圧する。続いて、時刻t4’で、ソース側選択ゲート線SGS2を0Vから4V程度に昇圧する。そして、ビット線BLの電圧が低くなるかどうかで、メモリセルのデータ読み出しを行う。
この読み出しが終了した後、時刻t5で、ドレイン側選択ゲート線SGD1、SGD2と、ワード線WL0〜WLiと、ソース側選択ゲート線SGS1、SGS2の電圧を0Vに放電するとともに、すべてのビット線BL0〜BLjをショートする。時刻t6で、すべて同電位になったビット線BL0〜BLjを0Vに放電する。
なお、ここでは、この図19に示した電圧供給順序を、順方向の電圧供給順序と言うこととする。
以上のように、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、読み出し動作を順方向の電圧供給順序で行うとともに、ワード線WL0と隣接するソース側選択ゲート線SGS1を昇圧した後に、その外側にあるソース側選択ゲート線SGS2を昇圧することとした。このため、時刻t4’でソース側選択ゲート線SGS2を昇圧したとしても、ワード線WL0へのカップリングノイズを極力抑えることができる。
すなわち、時刻t4で、ソース側選択ゲート線SGS1を0Vから4V程度に昇圧するが、その際には、ワード線WL0は、ソース側選択ゲート線SGS1からのカップリングノイズにより電圧がオーバーシュートする。しかし、ソース側選択ゲート線SGS2がまだ0Vであるので、ソース側選択ゲートトランジスタSG12がカットオフ状態であり、このためビット線BLの電圧を放電するメモリセルとなっている場合でも、ビット線BLからの放電は開始されない。したがって、ワード線WL0の電圧のオーバーシュートが回復するまで待つことができ、ワード線WLが所望の読み出し電圧になった後に、読み出し動作(ビット線放電)を行うことができる。
ここで、本実施形態においては、図20に示すように、ソース側選択ゲート線SGS2の昇圧速度を、ソース側選択ゲート線SGS1の昇圧速度より遅くしてもよい。また、図21に示すように、ソース側選択ゲート線SGS2に供給する電圧を、ソース側選択ゲート線SGS1に供給する電圧より低くしてもよい。さらには、図22に示すように、ソース側選択ゲート線SGS2の昇圧速度を、ソース側選択ゲート線SGS1の昇圧速度より遅くして、且つ、ソース側選択ゲート線SGS2に供給する電圧を、ソース側選択ゲート線SGS1に供給する電圧より低くしてもよい。このようにすることにより、ソース側選択ゲート線SGS2からワード線WL0に与えるカップリングノイズの影響を、さらに抑えることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず種々に変形可能である。例えば、上述した第3実施形態乃至第5実施形態においては、ソース側選択トランジスタが2個であり、ドレイン側選択トランジスタも2個である場合を例に説明したが、これら選択トランジスタの数は任意であり、3個、4個でもよく、さらにはソース側選択トランジスタとドレイン側選択トランジスタとの数が異なっていてもよい。
また、上述した第1実施形態乃至第5実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、図23に示すように、メモリカード10に搭載することが可能である。すなわち、不揮発性半導体記憶装置20と、この不揮発性半導体記憶装置20をコントロールするコントローラ30とを搭載して、メモリカード10を構成することもできる。
また、上述した実施形態では、不揮発性半導体記憶装置を例に説明したが、複数のワード線と選択ゲート線とを有する他の形式の半導体記憶装置に対しても、本発明を適用することができる。
基本技術及び第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置におけるメモリセルアレイの構成を示す図。 図1のメモリセルアレイ内における1つのNANDセルユニットの構成を示す図。 基本技術におけるメモリセルのデータを読み出す際のタイミングチャートを示す図(内側のワード線に接続されたメモリセルのデータを読み出す場合)。 基本技術におけるメモリセルのデータを読み出す際のタイミングチャートを示す図(ソース側選択ゲート線に隣接するワード線に接続されたメモリセルのデータを読み出す場合)。 NANDセルユニットの部分的な断面図。 第1実施形態におけるメモリセルのデータを読み出す際のタイミングチャートを示す図(ソース側選択ゲート線に隣接するワード線に接続されたメモリセルのデータを読み出す場合)。 第1実施形態におけるメモリセルのデータを読み出す際のタイミングチャートを示す図(ドレイン側選択ゲート線に隣接するワード線に接続されたメモリセルのデータを読み出す場合)。 第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の全体構成を説明するブロック図。 第2実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置におけるNANDセルユニットの断面図。 第2実施形態におけるメモリセルのデータを読み出す際のタイミングチャートを示す図(ソース側選択ゲート線の裏打ち配線の下に位置するワード線に接続されたメモリセルのデータを読み出す場合)。 第2実施形態におけるメモリセルのデータを読み出す際のタイミングチャートを示す図(ドレイン側選択ゲート線の裏打ち配線の下に位置するワード線に接続されたメモリセルのデータを読み出す場合)。 第3実施形態における選択ゲート線とワード線との配線パターンと配線幅を説明する図。 第3実施形態における1つのNANDセルユニットの構成を示す図。 第3実施形態におけるメモリセルのデータを読み出す際のタイミングチャートを示す図(ソース側選択ゲート線に隣接するワード線に接続されたメモリセルのデータを読み出す場合)。 第1実施形態におけるメモリセルのデータを読み出す際のタイミングチャートを示す図(ドレイン側選択ゲート線に隣接するワード線に接続されたメモリセルのデータを読み出す場合)。 第4実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置におけるNANDセルユニットの断面図。 第4実施形態におけるメモリセルのデータを読み出す際のタイミングチャートを示す図(ソース側選択ゲート線の裏打ち配線の下に位置するワード線に接続されたメモリセルのデータを読み出す場合)。 第4実施形態におけるメモリセルのデータを読み出す際のタイミングチャートを示す図(ドレイン側選択ゲート線の裏打ち配線の下に位置するワード線に接続されたメモリセルのデータを読み出す場合)。 第5実施形態におけるメモリセルのデータを読み出す際のタイミングチャートを示す図。 図19のタイミングチャートの変形例を示す図。 図19のタイミングチャートの変形例を示す図。 図19のタイミングチャートの変形例を示す図。 各実施形態における不揮発性半導体記憶装置を搭載したメモリカードの構成を示すブロック図。
符号の説明
BL、BL0〜BLj ビット線
WL、WL0〜WLi ワード線
SGS、SGS1、SGS2 ソース側選択ゲート線
SGD、SGD1、SGD2 ドレイン側選択ゲート線
MC、MC0〜MCi メモリセル
CELSRC セルソース線
S1、S11、S12 ソース側選択トランジスタ
S2、S21、S22 ドレイン側選択トランジスタ
MCA メモリセルアレイ
SAW、SAW1、SAW2 ソース裏打ち配線
DAW、DAW1、DAW2 ドレイン裏打ち配線

Claims (5)

  1. 第1の方向に沿って設けられて、第1の選択トランジスタのゲート電極が接続される、第1の選択ゲート線と、
    前記第1の方向に沿って設けられて、第2の選択トランジスタのゲート電極が接続される、第2の選択ゲート線と、
    前記第1の選択ゲート線と前記第2の選択ゲート線との間に、前記第1の方向に沿って設けられて、それぞれにメモリセルのゲート電極が接続される、複数のワード線であって、前記第1の選択ゲート線に隣接するワード線である第1隣接ワード線に接続されたメモリセルのデータが読み出される場合には、前記第1の選択ゲート線が昇圧された後に、前記第2の選択ゲート線が昇圧され、前記第2の選択ゲート線に隣接するワード線である第2隣接ワード線に接続されたメモリセルのデータが読み出される場合には、前記第2の選択ゲート線が昇圧された後に、前記第1の選択ゲート線が昇圧される、複数のワード線と、
    を備えることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記第1隣接ワード線に隣接するワード線である第3隣接ワード線に接続されたメモリセルのデータが読み出される場合には、前記第1の選択ゲート線が昇圧された後に、前記第2の選択ゲート線が昇圧され、前記第2隣接ワード線に隣接するワード線である第4隣接ワード線に接続されたメモリセルのデータが読み出される場合には、前記第2の選択ゲート線が昇圧された後に、前記第1の選択ゲート線が昇圧される、ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記1の選択ゲート線に電気的に接続され、その下に前記ワード線の一部が位置している、第1の裏打ち配線と、
    前記2の選択ゲート線に電気的に接続され、その下に前記ワード線の一部が位置している、第2の裏打ち配線と、
    をさらに備えており、
    前記第1の裏打ち配線の下に設けられているワード線に接続されたメモリセルのデータが読み出される場合には、前記第1の選択ゲート線が昇圧された後に、前記第2の選択ゲート線が昇圧され、前記第2の裏打ち配線の下に設けられているワード線に接続されたメモリセルのデータが読み出される場合には、前記第2の選択ゲート線が昇圧された後に、前記第1の選択ゲート線が昇圧される、ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記第1の方向に交差する方向である第2の方向に並ぶ前記メモリセルはソース/ドレイン領域を共有して直列に接続されてNANDセルユニットを構成しており、
    前記NANDセルユニットは、前記第1の選択トランジスタを介してセルソース線に接続されており、前記第2の選択トランジスタを介してビット線に接続されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  5. 半導体記憶装置が搭載されたメモリカードであって、前記半導体記憶装置は、
    第1の方向に沿って設けられて、第1の選択トランジスタのゲート電極が接続される、第1の選択ゲート線と、
    前記第1の方向に沿って設けられて、第2の選択トランジスタのゲート電極が接続される、第2の選択ゲート線と、
    前記第1の選択ゲート線と前記第2の選択ゲート線との間に、前記第1の方向に沿って設けられて、それぞれにメモリセルのゲート電極が接続される、複数のワード線であって、前記第1の選択ゲート線に隣接するワード線である第1隣接ワード線に接続されたメモリセルのデータが読み出される場合には、前記第1の選択ゲート線が昇圧された後に、前記第2の選択ゲート線が昇圧され、前記第2の選択ゲート線に隣接するワード線である第2隣接ワード線に接続されたメモリセルのデータが読み出される場合には、前記第2の選択ゲート線が昇圧された後に、前記第1の選択ゲート線が昇圧される、複数のワード線と、
    を備えることを特徴とするメモリカード。
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