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JP4417470B2 - トレイ移送アーム、電子部品ハンドリング装置および電子部品試験装置 - Google Patents

トレイ移送アーム、電子部品ハンドリング装置および電子部品試験装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体集積回路素子などの各種電子部品(以下、代表的にICともいう。)をテストするための電子部品試験装置、およびこれに用いられるトレイ移送アームおよび電子部品ハンドリング装置に関し、特にカスタマトレイの種類に拘わらず電子部品の収納安定性を維持できる汎用性に富んだトレイ移送アーム、電子部品ハンドリング装置および電子部品試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ハンドラ(handler )と称される電子部品試験装置では、トレイに収納された多数のICを試験装置内に搬送し、各ICをテストヘッドに電気的に接触させ、IC試験装置本体(tester)に試験を行わせる。そして、試験を終了すると各ICをテストヘッドから搬出し、試験結果に応じたトレイに載せ替えることで、良品や不良品といったカテゴリへの仕分けが行われる。
【0003】
従来のハンドラでは、試験前のICを収納したり試験済のICを収納するためのトレイ(以下、カスタマトレイともいう。)と、IC試験装置内を搬送されるトレイ(以下、テストトレイともいう。)とが相違するので、試験を行う前および試験を終了したときにICの載せ替えが行われている。
【0004】
また、試験を終了したICをテストトレイからカスタマトレイへ載せ替える場合、良品、不良品といったカテゴリ分だけ空のカスタマトレイを用意し、ここにテストトレイからICを載せ替えるが、カスタマトレイが満杯になるとこれを搬出し、新たな空トレイを用意する必要がある。このため、トレイ移送アームと呼ばれる移載装置がIC試験装置に組み込まれている。
【0005】
従来のトレイ移送アームにおいては、図12に示すように、多数の被試験ICが搭載されたカスタマトレイKSTは、トレイ収納プレート34の下面に保持され、この状態で収納プレート34がX,Y,Z軸方向に動作することで、当該カスタマトレイKSTが所望の位置に移送されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したテストトレイは、そのハンドラの専用部品とされているが、カスタマトレイKSTについては、その形状、特に図示する厚さH(実質的にはH1)や被試験ICを搭載するポケットKST1の深さDは、カスタマトレイKSTの種類によって相違する。
【0007】
このため、ハンドラのトレイ移送アームを製作するに際しては、最も厚さHが厚いカスタマトレイの形状に合わせて製作するか、あるいはカスタマトレイの種類に応じてトレイ移送アームの保持用フック40を交換するのが一般的であった。
【0008】
しかしながら、最も厚さHが厚いカスタマトレイの形状に合わせると、それより厚さHが薄いカスタマトレイを保持したときに、図示するようにポケットKST1が深過ぎることもあり、このため、被試験ICと収納プレート34下面との隙間Sが大きくなって、カスタマトレイ搬送中に被試験ICがポケットKST1の定位置から飛び出すおそれがあった。
【0009】
また、カスタマトレイKSTの種類に応じて保持用フック40を専用品に交換することは、きわめて煩わしい作業をともない、段取り作業に長時間を要するといった問題があった。
【0010】
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、カスタマトレイの種類に拘わらず被試験ICの収納安定性を維持できる汎用性に富んだトレイ移送アームを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(1−1)上記目的を達成するために、本発明の第1の観点によれば、複数の被試験電子部品が搭載されたトレイを保持して移送するトレイ移送アームにおいて、前記トレイを保持するためのトレイ収納プレートと、前記被試験電子部品が搭載された電子部品収納部の開口面を被覆するカバープレートを有し、前記カバープレートが前記トレイの開口面の垂直方向に対して移動可能となるように、前記カバープレートは前記トレイ収納プレートに固定された保持用アングルで保持され、前記トレイ収納プレートと前記カバープレートとの間に余裕代が形成されることを特徴とするトレイ移送アームが提供される。
【0012】
本発明では、トレイ移送アームにトレイを保持して当該トレイを移送する際、トレイの種類に拘わらず、電子部品収納部の開口面をカバープレートで被覆することができる。これにより、被試験電子部品が正規の収納位置から飛び出すことなく安定するので、高速搬送が可能となるとともに、次工程における吸着ミスなどの不具合を未然に防止できる。また本発明では、カバープレートを前記トレイの開口面の垂直方面に対して移動可能に設けるため、厚さ等の形状が相違するトレイに対しても、一つのカバープレートで汎用することができる。さらにカバープレートをトレイ移送アームに設ける際に、開口面の垂直方向に余裕代を与えることで、厚いトレイを保持するときも、薄いトレイを保持するときでも、カバープレートは、その自重によりトレイの開口面に接触して被覆する。したがって、余裕代が許す限り、異なる種類のトレイに汎用することができる。
【0013】
本発明に係るカバープレートとしては特に限定されず、専用プレートの他、トレイ自体も含む趣旨である。すなわち、トレイをカバープレートとして用いることもできる。
【0014】
(1−2)上記発明において、前記カバープレートを設ける位置は特に限定されず、各トレイそのものに設ける他、前記トレイ移送アームに設けることができる。被試験電子部品の電子部品収納部からの飛び出しは、主として高速搬送時に生じ易いことから、カバープレートをトレイ移送アームに設けておくことで、これを簡便に防止することができる。
【0016】
(1−)上述したように、本発明に係るカバープレートは、トレイの種類に応じた専用部品とすることもできる。この場合、特に限定はされないが、カバープレートを前記トレイ移送アームに対して着脱可能に設け、前記トレイの電子部品収納部に向かって突出する突起部を形成することがより好ましい。
【0017】
このように、トレイの種類に応じて専用部品としても、交換すべき部品はカバープレートのみで足りるので、保持用フックを交換することに比べれば、段取り時間やコストアップも少なくなる。また、専用部品にすれば、カバープレートに、その被試験電子部品に応じた突起部が形成できるので、最も被試験電子部品の安定性が維持できる状態にすることが可能となる。
【0021】
(2)上記目的を達成するために、本発明の第2の観点によれば、複数の被試験電子部品が搭載されたトレイを格納するトレイ格納部と、前記トレイ格納部に格納されたトレイをローダ部へ移送するトレイ移送アームとを備えた電子部品ハンドリング装置において、前記トレイ移送アームは、前記トレイを保持するためのトレイ収納プレートと、前記被試験電子部品が搭載された電子部品収納部の開口面を被覆するカバープレートを有し、前記カバープレートが前記トレイの開口面の垂直方向に対して移動可能となるように、前記カバープレートは前記トレイ収納プレートに固定された保持用アングルで保持され、前記トレイ収納プレートと前記カバープレートとの間に余裕代が形成されることを特徴とする電子部品ハンドリング装置が提供される。
【0022】
また、複数の被試験電子部品が搭載されたトレイを格納するトレイ格納部と、試験済み電子部品が搭載されたアンローダ部のトレイを前記トレイ格納部へ移送するトレイ移送アームとを備えた電子部品ハンドリング装置において、前記トレイ移送アームは、前記トレイを保持するためのトレイ収納プレートと、前記試験済み電子部品が搭載された電子部品収納部の開口面を被覆するカバープレートを有し、前記カバープレートが前記トレイの開口面の垂直方向に対して移動可能となるように、前記カバープレートは前記トレイ収納プレートに固定された保持用アングルで保持され、前記トレイ収納プレートと前記カバープレートとの間に余裕代が形成されることを特徴とする電子部品ハンドリング装置が提供される。
【0025】
(3)上記目的を達成するために、本発明の第3の観点によれば、前記電子部品ハンドリング装置と、前記電子部品を電気的に接触させるためのテストヘッドと、前記電子部品の試験を行うテスターとを備えた電子部品試験装置が提供される。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明のトレイ移送アームが組み込まれた電子部品試験装置を示す一部破断斜視図、図2は同装置のトレイの取り廻し方法を示す概念図である。なお、図2は本実施形態の電子部品試験装置におけるトレイの取り廻し方法を理解するための図であって、実際には上下方向に並んで配置されている部材を平面的に示した部分もある。したがって、その機械的(三次元的)構造は図1を参照して説明する。
【0027】
本実施形態の電子部品試験装置1は、図1および図2に示すように、テストヘッドを含むチャンバ部100と、これから試験を行なう被試験ICを格納し、また試験済のICを分類して格納するトレイ格納部200と、被試験ICをチャンバ部100に送り込むローダ部300と、チャンバ部100で試験が行なわれた試験済のICを分類して取り出すアンローダ部400とから構成されている。
【0028】
なお、以下の説明では、本発明のトレイ移送アーム205をチャンバ方式の電子部品試験装置1に適用した場合を示すが、本発明のトレイ移送アームは被試験ICが搭載されたトレイ(以下、カスタマトレイKSTともいう。)を搬送するハンドラであれば適用することができ、下記のチャンバ方式電子部品試験装置にのみ限定されるものではなく、たとえばヒートプレート方式のものにも適用することができる。
【0029】
チャンバ部100
この電子部品試験装置1は、ICに高温または低温の温度ストレスを与えた状態でICが適切に動作するかどうかを試験(検査)し、当該試験結果に応じてICを分類する装置であって、こうした温度ストレスを与えた状態での動作テストは、試験対象となる被試験ICが多数搭載されたカスタマトレイKSTから当該電子部品試験装置1内を搬送されるテストトレイTSTに被試験ICを載せ替えて実施される。
【0030】
このテストトレイTSTは、ローダ部300で被試験ICが積み込まれたのちチャンバ部100に送り込まれ、当該テストトレイTSTに搭載された状態でチャンバ部100において各被試験ICが試験される。そして、試験済の被試験ICがアンローダ部400に運び出されたのち、当該アンローダ部400において各被試験ICは試験結果に応じたカスタマトレイKSTに載せ替えられる。
【0031】
チャンバ部100は、テストトレイTSTに積み込まれた被試験ICに目的とする高温又は低温の温度ストレスを与える恒温槽101と、この恒温槽101で熱ストレスが与えられた状態にある被試験ICをテストヘッドに接触させるテストチャンバ102と、テストチャンバ102で試験された被試験ICから、与えられた熱ストレイスを除去する除熱槽103とで構成されている。
【0032】
除熱槽103では、恒温槽101で高温を印加した場合は、被試験ICを送風により冷却して室温に戻し、また恒温槽101で例えば−30℃程度の低温を印加した場合は、被試験ICを温風またはヒータ等で加熱して結露が生じない程度の温度まで戻す。そして、この除熱された被試験ICをアンローダ部400に搬出する。
【0033】
図1に示すように、チャンバ部100の恒温槽101及び除熱槽103は、テストチャンバ102より上方に突出するように配置されている。ここで、テストトレイTSTは、ローダ部300で被試験ICを積み込み、恒温槽101に運び込まれる。図示は省略するが、恒温槽101には垂直搬送装置が設けられており、この垂直搬送装置によって、テストチャンバ102が空くまでの間、複数枚のテストトレイTSTが支持された状態で待機する。そして、この待機中に被試験ICに高温又は低温の温度ストレスが印加される。
【0034】
テストチャンバ102には、その中央にテストヘッド104が配置され、テストヘッド104の上にテストトレイTSTが運ばれて、被試験ICをテストヘッド104に電気的に接触させることにより試験が行われる。試験が終了したテストトレイTSTは、除熱槽103で除熱され、ICの温度を室温に戻したのち、アンローダ部400に排出される。
【0035】
また、恒温槽101と除熱槽103の上部間には、図1に示すように基板105が差し渡され、この基板105にテストトレイ搬送装置108が装着されている。この基板105上に設けられたテストトレイ搬送装置108によって、除熱槽103から排出されたテストトレイTSTは、アンローダ部400およびローダ部300を介して恒温槽101へ返送される。
【0036】
トレイ格納部200
トレイ格納部200には、試験前の被試験ICを格納する試験前ICストッカ201と、試験の結果に応じて分類された被試験ICを格納する試験済ICストッカ202とが設けられている。
【0037】
試験前ICストッカ201及び試験済ICストッカ202は、図3に示すように、枠状のトレイ支持枠203と、このトレイ支持枠203の下部から侵入して上部に向って昇降可能とするエレベータ204とを具備して構成されている。トレイ支持枠203には、図4の拡大図に示すようなカスタマトレイKSTが複数積み重ねられて支持され、この積み重ねられたカスタマトレイKSTがエレベータ204によって上下に移動される。
【0038】
そして、試験前ICストッカ201には、これから試験が行われる被試験ICが格納されたカスタマトレイKSTが積層されて保持される一方で、試験済ICストッカ202には、試験を終えた被試験ICが適宜に分類されたカスタマトレイKSTが積層されて保持されている。
【0039】
なお、これら試験前ICストッカ201と試験済ICストッカ202とは同じ構造とされているので、試験前ICストッカ201と試験済ICストッカ202とのそれぞれの数を必要に応じて適宜数に設定することができる。図1及び図2に示す例では、試験前ストッカ201に2個のストッカSTK−Bを設け、またその隣にアンローダ部400へ送られる空ストッカSTK−Eを2個設けるとともに、試験済ICストッカ202に8個のストッカSTK−1,STK−2,‥・,STK−8を設けて試験結果に応じて最大8つの分類に仕分けして格納できるように構成されている。つまり、良品と不良品の別の外に、良品の中でも動作速度が高速のもの、中速のもの、低速のもの、あるいは不良の中でも再試験が必要なもの等に仕分けされる。
【0040】
ローダ部300
上述したカスタマトレイKSTは、ローダ部300に運ばれ、当該ローダ部300において、カスタマトレイKSTに積み込まれた被試験ICが、ローダ部300に停止しているテストトレイTSTに積み替えられる。
【0041】
カスタマトレイKSTからテストトレイTSTへ被試験ICを積み替えるIC搬送装置としては、図1に示すように、基板105の上部に架設された2本のレール301と、この2本のレール301によってテストトレイTSTとカスタマトレイKSTとの間を往復する(この方向をY方向とする)ことができる可動アーム302と、この可動アーム302によって支持され、可動アーム302に沿ってX方向に移動できる可動ヘッド303とを備えたX−Y搬送装置304が用いられる。
【0042】
このX−Y搬送装置304の可動ヘッド303には、吸着ヘッドが下向に装着されており、この吸着ヘッドが空気を吸引しながら移動することで、カスタマトレイKSTから被試験ICを吸着し、その被試験ICをテストトレイTSTに積み替える。こうした吸着ヘッドは、可動ヘッド303に対して例えば8本程度装着されており、一度に8個の被試験ICをテストトレイTSTに積み替えることができる。
【0043】
なお、一般的なカスタマトレイKSTにあっては、被試験ICを搭載するための凹状ポケットKST1が、被試験ICの形状よりも比較的大きく形成されているので、カスタマトレイKSTに格納された状態における被試験ICの位置は、大きなバラツキを持っている。したがって、この状態で被試験ICを吸着ヘッドに吸着し、直接テストトレイTSTに運ぶと、テストトレイTSTに形成されたIC収納凹部に正確に落し込むことが困難となる。
【0044】
このため、本実施形態の電子部品試験装置1では、カスタマトレイKSTの設置位置とテストトレイTSTとの間にプリサイサ305と呼ばれるICの位置修正手段が設けられている。このプリサイサ305は、比較的深い凹部を有し、この凹部の周縁が傾斜面で囲まれた形状とされているので、この凹部に吸着ヘツドに吸着された被試験ICを落し込むと、傾斜面で被試験ICの落下位置が修正されることになる。これにより、8個の被試験ICの相互の位置が正確に定まり、位置が修正された被試験ICを再び吸着ヘッドで吸着してテストトレイTSTに積み替えることで、テストトレイTSTに形成されたIC収納凹部に精度良く被試験ICを積み替えることができる。
【0045】
図5は、図1のV-V 線に沿う断面図であり、基板105、後述するトレイ移送アーム205およびトレイ格納部200の縦断面図である。同図に示されるように、ローダ部300の基板105には、当該ローダ部300へ運ばれたカスタマトレイKSTが基板105の上面に臨むように配置される一対の窓部306,306が開設されている。また、この窓部306のそれぞれには、当該窓部306に運ばれたカスタマトレイKSTを保持するための保持用フック306aが設けられており、カスタマトレイKSTの上面が窓部306を介して基板105の表面に臨む位置でカスタマトレイKSTが保持される。
【0046】
また、それぞれの窓部306の下側には、カスタマトレイKSTを昇降させるための昇降テーブル307が設けられており、ここでは試験前の被試験ICが積み替えられて空になったカスタマトレイKSTを載せて下降し、この空トレイをトレイ移送アーム205の下側トレイ収納部に受け渡す。
【0047】
アンローダ部400
アンローダ部400にも、ローダ部300に設けられたX−Y搬送装置304と同一構造のX−Y搬送装置404,404が設けられ、このX−Y搬送装置404,404によって、アンローダ部400に運び出されたテストトレイTSTから試験済の被試験ICがカスタマトレイKSTに積み替えられる。
【0048】
図5の基板105、トレイ移送アーム205およびトレイ格納部200の縦断面図に示されるように、アンローダ部400の基板105には、当該アンローダ部400へ運ばれたカスタマトレイKSTが基板105の上面に臨むように配置される一対の窓部406,406が二対開設されている。また、この窓部406のそれぞれには、当該窓部406に運ばれたカスタマトレイKSTを保持するための保持用フック406aが設けられており、カスタマトレイKSTの上面が窓部406を介して基板105の表面に臨む位置でカスタマトレイKSTが保持される。保持用フック406aの具体的構成は特に限定されず、たとえば機構的にカスタマトレイKSTを掴んだり、あるいは吸着手段によりカスタマトレイKSTを保持することができる。
【0049】
また、それぞれの窓部406の下側には、カスタマトレイKSTを昇降させるための昇降テーブル407が設けられており、ここでは試験済の被試験ICが積み替えられて満杯になったカスタマトレイKSTを載せて下降し、この満杯トレイをトレイ移送アーム205の下側トレイ収納部に受け渡す。なお、昇降テーブル407の代わりに、それぞれの窓部406の直下に位置するストッカSTKのエレベータ204によってカスタマトレイKSTの昇降を行うこともできる。
【0050】
ちなみに、本実施形態の電子部品試験装置1では、仕分け可能なカテゴリーの最大が8種類であるものの、アンローダ部400の窓部406には最大4枚のカスタマトレイKSTしか配置することができない。したがって、リアルタイムに仕分けできるカテゴリは4分類に制限される。一般的には、良品を高速応答素子、中速応答素子、低速応答素子の3つのカテゴリに分類し、これに不良品を加えて4つのカテゴリで充分ではあるが、たとえば再試験を必要とするものなどのように、これらのカテゴリに属さないカテゴリが生じることもある。
【0051】
このように、アンローダ部400の窓部406に配置された4つのカスタマトレイKSTに割り当てられたカテゴリー以外のカテゴリーに分類される被試験ICが発生した場合には、アンローダ部400から1枚のカスタマトレイKSTをトレイ格納部200に戻し、これに代えて新たに発生したカテゴリーの被試験ICを格納すべきカスタマトレイKSTをアンローダ部400に転送し、その被試験ICを格納すればよい。ただし、仕分け作業の途中でカスタマトレイKSTの入れ替えを行うと、その間は仕分け作業を中断しなければならず、スループットが低下するといった問題がある。このため、本実施形態の電子部品試験装置1では、アンローダ部400のテストトレイTSTと窓部406との間にバッファ部405を設け、このバッファ部405に希にしか発生しないカテゴリの被試験ICを一時的に預かるようにしている。
【0052】
たとえば、バッファ部405に20〜30個程度の被試験ICが格納できる容量をもたせるとともに、バッファ部405の各IC格納位置に格納されたICのカテゴリをそれぞれ記憶するメモリを設けて、バッファ部405に一時的に預かった被試験ICのカテゴリと位置とを各被試験IC毎に記憶しておく。そして、仕分け作業の合間またはバッファ部405が満杯になった時点で、バッファ部405に預かっている被試験ICが属するカテゴリのカスタマトレイKSTをトレイ格納部200から呼び出し、そのカスタマトレイKSTに収納する。このとき、バッファ部405に一時的に預けられる被試験ICは複数のカテゴリにわたる場合もあるが、こうしたときは、カスタマトレイKSTを呼び出す際に一度に複数のカスタマトレイKSTをアンローダ部400の窓部406に呼び出せばよい。
【0053】
トレイ移送アーム205
図1に示すように、被試験ICストッカ201及び試験済ICストッカ202の上部には、基板105との間において、被試験ICストッカ201と試験済ICストッカ202の配列方向の全範囲にわたって移動するトレイ移送アーム205が設けられている。本例では、被試験ICストッカ201および試験済ICストッカ202の直上(Y軸方向にずれることなく)にローダ部300およびアンローダ部400の窓306,406が設けられているので、トレイ移送アーム205もX軸およびZ軸方向にのみ移動可能になっている。ちなみに、トレイ格納部200とローダ部300またはアンローダ部400との位置関係によっては、トレイ移送アーム205をX軸、Y軸およびZ軸の全ての方向に移動可能としても良い。
【0054】
このトレイ移送アーム205は、カスタマトレイKSTを左右(X方向)に並べて保持するための一対のトレイ収納部205a,205bを備え、ローダ部300およびアンローダ部400と被試験ICストッカ201および試験済ICストッカ202との間でカスタマトレイKSTの移送を行う。
【0055】
図6および図7は、トレイ移送アーム205の具体的実施形態を示す斜視図であり、図6は全体を組み付けた状態を示し(ただし、後述するカバープレート35の図示は省略する。)、図7は収納プレート34とカバープレート35との組み付け状態を示す。
【0056】
図6に示すように、トレイ移送アーム205は、X軸方向に延在して動作するボールネジ31によって当該X軸方向に移動するベースプレート32を備え、このベースプレート32の一主面に、Z軸方向に延在するリニアガイド33を介してトレイ収納プレート34が設けられている。
【0057】
このトレイ収納プレート34には、ベースプレート32に固定された第1流体圧シリンダ36のロッドが固定されており、当該第1流体圧シリンダ36が作動することで、トレイ収納プレート34はリニアガイド33に沿ってZ軸方向に移動する。
【0058】
また、トレイ収納プレート34の下面には、カスタマトレイKSTの周縁をガイドするためのガイドピン38が適宜箇所に設けられており、これらのガイドピン38に沿ってカスタマトレイKSTを保持することができる。
【0059】
さらに、このトレイ収納プレート34は、その下面にカスタマトレイKSTを保持するので、当該カスタマトレイKSTが落下しないように保持用フック機構39が設けられている。この保持用フック機構39は、たとえば同図に示すように、カスタマトレイKSTの四隅に相当する位置に配されたフック40を、第2流体圧シリンダ41で作動するリンク機構42で開閉する(90°回転させる)ように構成されている。つまり、カスタマトレイKSTを保持する際には、フック40を開いておき、カスタマトレイKSTを保持した状態で当該フック40を閉じることでカスタマトレイKSTがトレイ収納プレート34に保持される。同様に、カスタマトレイKSTを解放する際には、フック40を閉じたまま目的とする位置に移動し、ここでフック40を開くことでカスタマトレイKSTを解放することができる。
【0060】
なお、ボールネジ31の回転駆動制御、第1流体圧シリンダ36および保持用フック機構39の第2流体圧シリンダ41の制御は、同じく図外の制御装置によって実行される。
【0061】
ちなみに、図6に示す例では、一つのベースプレート32に一つのトレイ収納プレート34が設けられているが、図1に示すようにこのトレイ収納プレート34をX軸方向にもう一つ配設し、2つのトレイ収納プレート34のそれぞれで2枚のカスタマトレイKSTを一度に移送するように構成することもできる。
【0062】
この場合、図5に示すように、一対のトレイ収納部のピッチP1と、後述するローダ部300およびアンローダ部400の窓部306,406のそれぞれのピッチP3,P4,P5、およびトレイ格納部200のストッカSTKのピッチP6との全てを等しく設定することが望ましい。こうすることで、同じ位置で2つのカスタマトレイKSTを同時に移動させることができ、これにより交換速度が高まることになる。
【0063】
また、図6に示すトレイ移送アーム205では、第1流体圧シリンダ36によりトレイ収納プレート34をZ軸方向にも移動可能としたが、本発明ではこれに限定されず、Z軸方向は固定としても良い。
【0064】
特に本実施形態のトレイ移送アーム205は、トレイ収納プレート34の下面にカバープレート35が設けられている。図6では図示を省略したが、図7(A)(B)に示すように、本実施形態のカバープレート35は、縦および横がカスタマトレイKSTの縦および横のそれぞれとほぼ等しい大きさの板状体であって、側縁に4つのフランジ35cが形成されている。このフランジ35cは、当該カバープレート35をトレイ収納プレート34に取り付ける際に使用される部位であり、同図に示すように、保持用アングル35aをトレイ収納プレート34にボルトで固定し、このときこの保持用アングル35aにフランジ35cを挟み込むことにより、カバープレート35がトレイ収納プレート34に保持される。
【0065】
このように、カバープレート35は、トレイ収納プレート34に対して保持用アングル35aによって保持されているが、図8(C)に示すように、カスタマトレイKSTを保持しない状態では、余裕代(よゆうしろ)Lをもって保持されている。この余裕代Lを設けることにより、カバープレート35はZ軸方向に寸法Lだけ移動可能となっている。
【0066】
また、本実施形態に係るカバープレート35では、図7および図8に示すように、トレイ収納プレート34に取り付けたときに、下面、すなわちカスタマトレイKSTの上面と対面する主面に複数の突起部35bが形成されている。この突起部35bは、カスタマトレイのポケットKST1の位置に相当する位置に形成され、図8に示すように、カスタマトレイKSTを保持したときに被試験ICに対向してガタつきを防止する。
【0067】
ただし、この突起部35bは本発明に必須のものではない。たとえば、全てのカスタマトレイKSTに対してカバープレート35を汎用化する場合には、各カスタマトレイKSTにおいて被試験ICとカバープレート35との間の隙間が必ずしも等しくならず、したがって全てのカスタマトレイKSTに対して汎用できる突起部35bとすることは容易でない。したがって、こうした場合には突起部35bを省略する。これに対して、カバープレート35をある種類のカスタマトレイ群に対する専用品として用意する場合には、それらのカスタマトレイKSTに搭載される被試験ICも自ずと限られ、被試験ICとカバープレート35との間の隙間も定まるので、こうした突起部35bを被試験ICの形状に応じて形成し、カスタマトレイKST内でのガタつきを完全に防止する。
【0068】
次に動作を説明する。
ここでは図5を参照しながら、ストッカSTK−Bからローダ部300の一対の窓部306,306(以下の説明では、窓部306にはカスタマトレイKSTがセットされていない状態から開始するものとする。)に対して、これから試験を行う被試験ICが搭載されたカスタマトレイKSTをセットするまでの一連の動作を説明する。その他のシーケンスにおいても、本発明に関するトレイ移送アームの動作としては基本的に同じであるためここでは省略する。
【0069】
まず、トレイ移送アーム205をX軸方向に駆動して、試験前ストッカSTK−Bの直上で停止させる。次いで、試験前ストッカSTK−Bのエレベータ204を上昇させ、積み重ねられたカスタマトレイKSTをトレイ収納プレート34まで上昇させる。このとき、トレイ移送アーム205の保持用フック40は最初は開とし、エレベータ204によってカスタマトレイKSTがトレイ収納プレート34にセットされたら閉じる。これにより、エレベータ204が下降してもカスタマトレイKSTを保持することができる。以上の操作は、左右一対のトレイ収納部205a,205bについて実行しても良いし、何れか一方のトレイ収納部205a,205bのみについて実行しても良い。
【0070】
これと同時に、あるいは相前後して、ローダ部300の窓部306に設けられた昇降テーブル307をトレイ移送アーム205よりも下方に位置するまで下降させる。そして、トレイ移送アーム205をX軸方向に駆動し、この下降した状態の昇降テーブル307の直上で停止させる。
【0071】
ここで、昇降テーブル307を上昇させるか、あるいは第1流体圧シリンダ36の駆動によりトレイ収納プレート34を下降させるかして、トレイ収納プレートに保持されたカスタマトレイKSTを昇降テーブル307に移載する。この移載は、トレイ移送アーム205の保持用フック40を開くことにより行う。また、以上の操作も、左右一対のトレイ収納部205a,205bについて実行しても良いし、何れか一方のトレイ収納部205a,205bのみについて実行しても良い。
【0072】
試験前の被試験ICが搭載されたカスタマトレイKSTが昇降テーブル307に移載されたら、トレイ移送アーム205をX軸方向の何れかに移動させたのち、昇降テーブル307を上昇させ、ローダ部300の窓部306にカスタマトレイKSTをセットする。
【0073】
以上のシーケンスにより、ストッカSTK−Bからローダ部300の窓部306に対して、これから試験を行う被試験ICが搭載されたカスタマトレイKSTがセットされる。
【0074】
ここで、本実施形態の電子部品試験装置1のトレイ移送アーム205では、トレイ収納プレート34にカバープレート35を余裕代Lをもって設けているので、図8(A)に示す厚さH11のカスタマトレイKSTと、同図(B)に示す厚さH12(同図(A)に示すカスタマトレイKSTより薄い。)のカスタマトレイKSTとの2種類のカスタマトレイKSTが使用されても、カスタマトレイKSTのポケット開口部をカバープレート35にて閉塞することができ、被試験ICの飛び出しを防止できる。
【0075】
すなわち、同図(A)に示すトレイ収納プレート34下面と保持用フック40との寸法H0は、そのトレイ移送アーム205で共通の寸法とし、そのトレイ移送アーム205で使用されるカスタマトレイKSTのうち、最も厚さが厚いカスタマトレイKSTを基準に設定しておく。
【0076】
こうした厚いカスタマトレイKSTを保持した状態を同図(A)に示すが、このときの保持用アングル35aの部分において、トレイ収納プレート34下面とカバープレート35上面との間は、接触するか或いは僅かな隙間L1が形成されるだけである。
【0077】
これに対して、同じトレイ移送アーム205で厚さが薄いカスタマトレイKSTを保持すると、同図(B)に示すように、保持用アングル35aの部分において、トレイ収納プレート34下面とカバープレート35上面との間には同図(A)よりも大きな隙間L2が形成されることになる。つまり、カバープレート35の板厚をtとすると、H0=H11+t+L1=H12+t+L2の関係がある。
【0078】
何れの場合にも、カバープレート35は保持されるカスタマトレイKSTの上面に被せられ、カバープレート35自体の自重によってカスタマトレイKSTに接触するので、当該カスタマトレイKSTのポケットKST1に搭載された被試験ICが飛び出したりすることがなくなる。特に、同図(A)(B)に示すように、カバープレート35の裏面に突起部35bを設けておけば、被試験ICのガタつきがより確実に防止できる。
【0079】
また、本実施形態のカバープレート35は、保持用アングル35aのみによって着脱自在に設けられているので、厚さが大きく異なるカスタマトレイKSTを使用する場合や、ポケットKST1の深さが大きく異なり突起部35bを設けざるを得ない場合には、カバープレート35を専用品とするだけで、その他のトレイ収納プレート34などは汎用して使用することができる。
【0080】
他の実施形態
本発明のトレイ移送アームは種々に変形することができる。
図9および図10は本発明のトレイ移送アームの他の実施形態を示す断面図であり、(A)は図6のA方向、(B)は同図のB方向から見た断面図である。また、図11はフック40に形成されたカム溝を示す正面図である。
【0081】
上述した実施形態では、カバープレートを別部品35で構成してこれをトレイ収納プレート34に取り付けたが、本実施形態では、トレイ収納プレート34そのものをカバープレートとし、図9(B)に示すようにこのトレイ収納プレート34の裏面に、上述した実施形態で示された突起部35bに相当する突起部34bを形成している。この突起部34bも、カスタマトレイのポケットKST1の位置に相当する位置に形成され、カスタマトレイKSTを保持したときに被試験ICに対向してガタつきを防止する。
【0082】
また、カスタマトレイKSTの厚さが相違してもポケット開口部をトレイ収納プレート34の裏面に当接させるために、フック40が上下動可能とされている。すなわち、フック40には図11に示すようなカム溝401が形成されるとともに、トレイ収納プレート34には、このカム溝401に係合するピン402が固定されている。
【0083】
図9(A)に示すように、フック40を開閉させる(90°回転させる)リンク機構42は、トレイ収納プレート34に回動自在に設けられたシャフト403の上端に取り付けられているが、フック40は、一部に平坦面が形成されたシャフト403の下端部分に挿入され、これによりシャフト403が回転するとフック40もともに回転することになる。また、フック40の下側には当該フック40を同図において上側へ押し上げる力を付勢するコイルバネ404が設けられており、カム溝401とピン402との規制がない状態では、フック40はコイルバネ404の付勢によってシャフト403の上方へ移動する。
【0084】
図11に示すカム溝401とピン402との関係は、以下のようになっている。なお、図9はフック40を90°回転させるうちの最初の0〜45°までの状態を示し、図10は残りの45〜90°までの状態を示す。リンク機構42によりシャフト403を90°回転させてフック40を閉じる際には、まず最初の45°の回転中にカスタマトレイKSTを保持し、残りの45°の回転中に保持したカスタマトレイKSTを徐々に持ち上げ、最後にはフック40を開放することによりコイルバネ404の弾性力によってカスタマトレイKSTをトレイ収納プレート34の裏面に押し付ける。
【0085】
図11にはカム溝401とピン402との相対的な位置関係を示し、実際にはカム溝401が形成されたフック40が回転し、ピン402は動かないが、同図には理解を容易にするために、ピン402の相対的動作を示している。
【0086】
同図に示されるように、フック40を閉じる際には、まず最初にピンの位置は402Aにある。ここから45°回転した位置が402Bであり、402aから402Bまでの間のカム溝401は水平であるため、フック40はシャフト403とともに回転するだけで、上下方向には移動しない。
【0087】
この402Bの位置から402Cまで回転する際に、カム溝401とピン402との係合によってフック40はシャフト403に対してh1だけ上昇する。そして、ピン402が位置402Cまで到着するとコイルバネ404の弾性力によってピン402が位置402Dに達し、フック40が開放される。これにより、図10に示すようにカスタマトレイKSTがトレイ収納プレート34の裏面に押し付けられることになる。
【0088】
逆にフック40を開く際は、ピン402は位置402D→402B→402Aと相対的に動作することになる。
【0089】
このように、本実施形態のトレイ移送アーム205によれば、厚さ等の形状が相違するカスタマトレイKSTに対しても、その開口面をトレイ収納プレート34の裏面に押し当てることができ、被試験ICがポケットから飛び出すことなく安定する。したがって、カスタマトレイの高速搬送が可能となるとともに、次工程における吸着ミスなどの不具合を未然に防止できる。
【0090】
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
【0091】
たとえば、上述した実施形態ではカバープレート35を専用部品として製作する必要があるが、こうしたカバープレート35に代えて、同じ種類のカスタマトレイKST自体をトレイ収納プレート34に装着し、このカスタマトレイKSTで被試験ICの飛び出しを防止することもできる。
【0092】
【発明の効果】
以上述べたように、第1および第2の観点の発明によれば、トレイ移送アームにトレイを保持して当該トレイを移送する場合、トレイの種類に拘わらず、被試験電子部品が飛び出そうとする電子部品収納部の開口面をカバープレートで被覆することができるので、被試験電子部品が正規の収納位置から飛び出すことなく安定し、その結果、高速搬送が可能となるとともに、次工程における吸着ミスなどの不具合を未然に防止できる。
【0093】
また、カバープレートをトレイの開口面の垂直方向に対して移動可能に設けることで、厚さ等の形状が相違するトレイに対しても、一つのカバープレートで汎用することができる。
【0094】
第3の観点の発明によれば、電子部品収納部に被試験電子部品が搭載されたトレイを移送する場合、少なくとも電子部品収納部の開口面を被覆した状態でトレイを移送するので、被試験電子部品の飛び出しを防止することができる。これにより、被試験電子部品は、正規の収納位置から飛び出すことなく安定するので、高速搬送が可能となるとともに、次工程における吸着ミスなどの不具合を未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子部品試験装置の実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1に示す電子部品試験装置におけるトレイの取り廻し方法を示す概念図である。
【図3】図1に示す電子部品試験装置のICストッカの構造を示す斜視図である。
【図4】図1に示す電子部品試験装置で用いられるカスタマトレイを示す斜視図である。
【図5】図1のV-V 線に沿う断面図である。
【図6】本発明のトレイ移送アームの実施形態を示す斜視図である。
【図7】本発明のトレイ移送アームの実施形態を示す分解斜視図である。
【図8】本発明のトレイ移送アームの作用を説明する断面図(図6の VIII-VIII線相当断面図)である。
【図9】本発明のトレイ移送アームの他の実施形態を示す断面図である。
【図10】本発明のトレイ移送アームの他の実施形態を示す断面図である。
【図11】図9に示すフックの正面図である。
【図12】従来のトレイ移送アームを示す断面図である。
【符号の説明】
1…電子部品試験装置
100…チャンバ部
101…恒温槽
102…テストチャンバ
103…除熱槽
104…テストヘッド
105…基板
108…テストトレイ搬送装置
200…トレイ格納部
201…試験前ICストッカ
202…試験済ICストッカ
203…トレイ支持枠
204…エレベータ
205…トレイ移送アーム
205a,205b…トレイ収納部
31…ボールネジ
32…ベースプレート
33…リニアガイド
34…トレイ収納プレート
34b…突起部
35…カバープレート
35a…保持用アングル
35b…突起部
35c…フランジ
36…第1流体圧シリンダ
38…ガイドピン
39…保持用フック機構
40…フック
41…第2流体圧シリンダ
42…リンク機構
300…ローダ部
304…X−Y搬送装置
301…レール
302…可動アーム
303…可動ヘッド
305…プリサイサ
306…窓部
306a…保持用フック
307…昇降テーブル
400…アンローダ部
404…X−Y搬送装置
401…レール
402…可動アーム
403…可動ヘッド
405…バッファ部
406…窓部
406a…保持用フック
407…昇降テーブル
KST…カスタマトレイ(トレイ)
KST1…ポケット(電子部品収納部)
TST…テストトレイ

Claims (6)

  1. 複数の被試験電子部品が搭載されたトレイを保持して移送するトレイ移送アームにおいて、
    前記トレイを保持するためのトレイ収納プレートと、
    前記被試験電子部品が搭載された電子部品収納部の開口面を被覆するカバープレートを有し、
    前記カバープレートが前記トレイの開口面の垂直方向に対して移動可能となるように、前記カバープレートは前記トレイ収納プレートに固定された保持用アングルで保持され、前記トレイ収納プレートと前記カバープレートとの間に余裕代が形成されることを特徴とするトレイ移送アーム。
  2. 前記カバープレートは、前記トレイ移送アームに設けられていることを特徴とする請求項1記載のトレイ移送アーム。
  3. 前記カバープレートは、前記トレイ移送アームに着脱可能に設けられ、前記トレイの電子部品収納部に向かって突出する突起部が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のトレイ移送アーム。
  4. 電子部品の試験を行うために電子部品をテストヘッドに搬送し、電子部品をテストヘッドに電気的に接触させる電子部品ハンドリング装置であって、
    複数の前記電子部品が搭載されたトレイを格納するトレイ格納部と、
    前記トレイ格納部に格納されたトレイをローダ部へ移送するトレイ移送アームとを備え、
    前記トレイ移送アームは、前記トレイを保持するためのトレイ収納プレートと、
    前記被試験電子部品が搭載された電子部品収納部の開口面を被覆するカバープレートを有し、
    前記カバープレートが前記トレイの開口面の垂直方向に対して移動可能となるように、前記カバープレートは前記トレイ収納プレートに固定された保持用アングルで保持され、前記トレイ収納プレートと前記カバープレートとの間に余裕代が形成されることを特徴とする電子部品ハンドリング装置。
  5. 電子部品の試験を行うために電子部品をテストヘッドに搬送し、電子部品をテストヘッドに電気的に接触させる電子部品ハンドリング装置であって、
    複数の前記電子部品が搭載されたトレイを格納するトレイ格納部と、
    試験済み電子部品が搭載されたアンローダ部のトレイを前記トレイ格納部へ移送するトレイ移送アームとを備え、
    前記トレイ移送アームは、前記トレイを保持するためのトレイ収納プレートと、
    前記試験済み電子部品が搭載された電子部品収納部の開口面を被覆するカバープレートを有し、
    前記カバープレートが前記トレイの開口面の垂直方向に対して移動可能となるように、前記カバープレートは前記トレイ収納プレートに固定された保持用アングルで保持され、前記トレイ収納プレートと前記カバープレートとの間に余裕代が形成されることを特徴とする電子部品ハンドリング装置。
  6. 請求項4または5記載の電子部品ハンドリング装置と、
    前記電子部品を電気的に接触させるためのテストヘッドと、
    前記電子部品の試験を行うテスターと、
    を備えた電子部品試験装置。
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