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JP4390939B2 - 内燃機関用ノック制御装置 - Google Patents

内燃機関用ノック制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の運転状態をノック判定に基づき制御する内燃機関用ノック制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、内燃機関で発生する振動信号波形から抽出したノック信号に対してノック判定を行い点火時期・燃料噴射量等のノック制御要因を制御する内燃機関用ノック制御装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述の内燃機関用ノック制御装置におけるノック検出システムとしては、ノックセンサで検出した振動信号波形からノック信号をバンドパスフィルタで抽出し、このノック信号のピーク出力値を対数正規分布の出力分布特性として求め、所定のノック判定レベルとの比較によりノック発生の有無を判定するものであった。
【0004】
ところで、例えば、WOT(Wide Open Throttle:スロットルバルブ全開状態・全負荷),機関回転数2000〔rpm〕近傍でノック発生なしのような特定の運転条件において、更に点火時期を遅角させると、通常のノック発生時の図13(a)に示すノック信号と異なる図13(b)に示すような、燃焼に関わるノイズ信号(以下、これを『疑似ノック信号』という)が発生することがあった。
【0005】
これらノック信号と疑似ノック信号とを比較すると、ノック信号はピーク出力タイミングが早く信号発生時間が短いのに対し、疑似ノック信号は出力値がほぼ一定で信号発生時間が長いという特徴がある。しかし、これらノック信号と疑似ノック信号との周波数はほぼ同じである。したがって、点火時期の過渡遅角制御途中に疑似ノック信号をノック信号として誤検出すると、更なる遅角制御を遂行してしまうこととなりノック発生時の適切なフィードバック制御が不能になるという不具合があった。
【0006】
そこで、この発明はかかる不具合を解決するためになされたもので、ノック信号とノイズによる疑似ノック信号とを区別して内燃機関の運転状態を適切に制御可能な内燃機関用ノック制御装置の提供を課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の内燃機関用ノック制御装置によれば、信号抽出手段で抽出されたノック信号によるノック発生状況がノック検出手段で検出され、その検出結果に基づきノイズ判定手段でノック発生時と異なるノイズによる疑似ノック発生状況にあると判定されたとき、特定運転領域内の特定の特性切替運転領域において特性切替手段によって信号抽出手段のフィルタ特性が切替えられる。これにより、ノック・疑似ノック発生が正確に判定されることとなり内燃機関の運転状態が適切に制御される。
【0008】
また、前記ノイズ判定手段は、気筒グループの最大ノック検出頻度を、気筒グループの最小ノック検出頻度で除したノック検出頻度の比に基づき、疑似ノック発生状況にあると判定されることでノック・疑似ノック発生が正確に判定される。
【0009】
請求項2の内燃機関用ノック制御装置によれば、信号抽出手段で抽出されたノック信号によるノック発生状況がノック検出手段で検出され、その検出結果に基づきノイズ判定手段でノック発生時と異なるノイズによる疑似ノック発生状況にあると判定されたとき、特定運転領域内の特定の特性切替運転領域において特性切替手段によって信号抽出手段のフィルタ特性が切替えられる。これにより、ノック・疑似ノック発生が正確に判定されることとなり内燃機関の運転状態が適切に制御される。
また、前記ノイズ判定手段では、内燃機関の点火毎のノック信号のピーク出力値の対数正規分布の出力分布特性における各気筒毎の標準偏差値がそれぞれ算出され、気筒グループの最大標準偏差値を気筒グループの最小標準偏差値で除した標準偏差値の比に基づき疑似ノック発生状況にあると判定されることでノック・疑似ノック発生が正確に判定される。
【0010】
請求項3の内燃機関用ノック制御装置における特性切替手段では、信号抽出手段におけるフィルタ特性の切替がノック検出及び疑似ノック判定にそれぞれ最適な中心周波数または帯域幅のうち少なくとも1つにより実施されるため、ノック・疑似ノック発生が正確に判定されることとなり内燃機関の運転状態が適切に制御される。
【0011】
請求項の内燃機関用ノック制御装置における特性切替手段では、信号抽出手段におけるフィルタ特性の切替が全気筒一律またはノイズ判定気筒で実施されるため、ノック・疑似ノック発生気筒が正確に判定されることとなり内燃機関の運転状態が適切に制御される。
【0012】
請求項5の内燃機関用ノック制御装置における特性切替手段では、信号抽出手段におけるフィルタ特性の切替が特性切替運転領域を外れたとき解除されるため、フィルタ特性切替時の不連続性が頻繁に発生することが防止されることとなり内燃機関の運転状態が適切に制御される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
【0015】
図1は本発明の実施の形態の一実施例にかかる内燃機関用ノック制御装置における全体構成を示すブロック図である。
【0016】
図1において、10は内燃機関のシリンダブロック(図示略)に取付けられ、内燃機関に発生する振動信号波形を検出する振動ピックアップとしてのノックセンサであり、11はノックセンサ10の振動信号波形からノックに関連した成分を抽出する中心周波数をマイクロコンピュータ20からのそのときの運転条件による切替信号に対応して切替自在なバンドパスフィルタ(Band Pass Filter:特定周波数帯域通過フィルタ;以下、『BPF』と記す)である。このBPF11で抽出されたノック信号は、ピークホールド回路12にてマイクロコンピュータ20からのピークホールド信号に対応してピークホールドされたのちA/D変換器21でA/D変換(アナログ−ディジタル変換)されピーク出力値Vとしてマイクロコンピュータ20に取込まれる。
【0017】
また、マイクロコンピュータ20には内燃機関の気筒判別センサ15からノック検出気筒を特定するための気筒判別信号が取込まれる。この他、マイクロコンピュータ20には内燃機関の例えば、クランク角センサ、吸気量センサ、水温センサ等からの各種センサ信号が取込まれる。これら取込まれた信号に基づきマイクロコンピュータ20にて点火時期、燃料噴射量等が演算される。そして、マイクロコンピュータ20からその演算結果がイグナイタ30、インジェクタ(燃料噴射弁)40等に出力される。なお、本実施例の内燃機関としては、#1気筒〜#4気筒の4気筒構成が想定されている。
【0018】
ここで、マイクロコンピュータ20は、周知の各種演算処理を実行する中央処理装置としてのCPU、制御プログラムを格納したROM、各種データを格納するRAM、B/U(バックアップ)RAM、入出力回路及びそれらを接続するバスライン等からなる論理演算回路として構成されている。
【0019】
上述のように、内燃機関で発生する振動信号波形からノック信号を抽出しノック判定を実施する構成で、マイクロコンピュータ20からの切替信号に対応したフィルタ特性としてBPF11の中心周波数が基本ノック周波数f0 に設定された状態を『フィルタ特性A』、マイクロコンピュータ20からの切替信号に対応したフィルタ特性としてBPF11の中心周波数が高周波ノック周波数f1 に設定された状態を『フィルタ特性B』と記し、以下に説明する。
【0020】
図2は上述のフィルタ特性A,Bを機関回転数Ne〔rpm〕をパラメータとするノック検出性にて示す特性図である。図2に示すように、フィルタ特性Aによるノック検出性は機関回転数Neが低くなるに連れて高くなる左上がりの傾向、フィルタ特性Bによるノック検出性は機関回転数Neが高くなるに連れて高くなる右上がりの傾向と互いに相反する特性を有する。つまり、機関回転数Neが所定の機関回転数N1 までの低回転側の運転領域αにおいては、フィルタ特性Aによるノック検出性が許容検出レベルを越えて良好であり、機関回転数Neが所定の機関回転数N1 を越える高回転側の運転領域βではフィルタ特性Bによるノック検出性が許容検出レベルを越えて良好である。このため、機関回転数N1 を境にしてその前後でノック検出性が良好な方のフィルタ特性を選択的に用いることで機関回転数Ne全般に渡ってノック検出性を良好なものとすることができる。
【0021】
また、図3は上述のフィルタ特性A,Bを点火時期を遅角させた疑似ノックの発生し易い特定の運転条件における機関回転数Ne〔rpm〕をパラメータとするノイズ誤検出率〔%〕にて示す特性図である。図3に示すように、内燃機関の特定の運転条件として例えば、WOT,機関回転数2000〔rpm〕近傍の特定運転領域γ内において、フィルタ特性Aではノイズによる疑似ノックをノックと間違う多くの誤検出があるためノイズ誤検出率が高いが、フィルタ特性Bではさほど誤検出がないためノイズ誤検出率が低いことが分かる。
【0022】
そして、図4は上述のフィルタ特性A,Bを疑似ノックが発生し易い特定運転領域γ内で各気筒毎の点火時期における進角側のノック発生時のノック判定率〔%〕及び遅角側の疑似ノック発生時にノック発生と間違う判定率〔%〕を示す特性図である。図4に示すように、フィルタ特性Aでは点火時期を進角させたノック発生時の判定率及びノック発生なし時から更に遅角させた疑似ノック発生時にノック発生と間違う判定率(誤判定率)とも大きな値となり、フィルタ特性Bではノック発生時の判定率の方が疑似ノック発生時にノック発生と間違う判定率を大きく上回っている。
【0023】
次に、本発明の実施の形態の一実施例にかかる内燃機関用ノック制御装置で使用されているマイクロコンピュータ20におけるノック・疑似ノック判定するための具体的なBPF11の中心周波数設定の処理手順を示す図5及びBPF11の中心周波数初期設定の処理手順を示す図6のフローチャートに基づき、図7及び図8を参照して説明する。この中心周波数設定ルーチンはマイクロコンピュータ20にて繰返し実行される。
【0024】
ここで、図7は各気筒におけるノック出力のピーク出力値Vの対数正規分布の出力分布特性としてのlog(V)分布特性を示す特性図である。なお、以下では、ノック信号のピーク出力値Vの対数正規分布の出力分布特性を、単に『log(V)分布特性』と記す。また、図8は内燃機関の機関回転数〔rpm〕と負荷とをパラメータとしたノック制御領域及び疑似ノック判定領域を示す説明図である。なお、図8に示すノック制御領域のうちZ1 ,Z3 は基本ノック周波数f0 をBPF11の中心周波数としてノック検出する領域、Z4 は高周波ノック周波数f1 をBPF11の中心周波数としてノック検出する領域、Z2 は通常では基本ノック周波数f0 及びノイズ判定時では高周波ノック周波数f1 をそれぞれBPF11の中心周波数としてノック検出する領域、Z5 はノイズ発生による疑似ノック判定する領域であり、フィルタ特性切替時に不連続性が頻繁に発生しないよう領域Z5 <領域Z2 に設定されている。
【0025】
図5において、ステップS101で、例えば、内燃機関の100点火毎の各気筒毎のノック検出頻度Ci (i=1,2,3,4)、内燃機関の100点火毎のlog(V)分布特性における各気筒毎の標準偏差値Si (i=1,2,3,4)がそれぞれ算出される。次にステップS102に移行して、図7に示す#3気筒及び#4気筒を疑似ノックの発生し易い気筒としてW気筒グループ、図7に示す#1気筒及び#2気筒を疑似ノックの発生し難い気筒としてB気筒グループとし、W気筒グループの最大ノック検出頻度CWmax 、B気筒グループの最大ノック検出頻度CBmax 及び最小ノック検出頻度CBmin 、W気筒グループの最大標準偏差値SWmax 、B気筒グループの最小標準偏差値SBmin がそれぞれ算出される。また、W気筒グループの最大標準偏差値SWmax をB気筒グループの最小標準偏差値SBmin で除した標準偏差値に基づく比HS(図7参照)、W気筒グループの最大ノック検出頻度CWmax をB気筒グループの最小ノック検出頻度CBmin で除したノック検出頻度に基づく比HCがそれぞれ算出される。
【0026】
次にステップS103に移行して、ノック制御領域内で予め設定された疑似ノックの発生し易い特定運転領域にあるかが判定される。ステップS103の判定条件が成立、即ち、特定運転領域としての図8に示す領域Z2 にあるときにはステップS104に移行し、B気筒グループの最大ノック検出頻度CBmax が所定値K0未満であるかが判定される。ステップS104の判定条件が成立、即ち、B気筒グループの最大ノック検出頻度CBmax が所定値K0未満と少ないときにはステップS105に移行し、ノックセンサ10の振動信号波形からノックに関連した成分を抽出するBPF11の中心周波数を切替える周波数切替フラグFFが「0」にセット、即ち、BPF11の中心周波数が基本ノック周波数f0 に設定されているかが判定される。なお、内燃機関のイグニッションスイッチ(図示略)のオン時、BPF11の中心周波数初期設定ルーチンを示す図6のステップS201にて、周波数切替フラグFFは「0」にセットされ、BPF11の中心周波数は基本ノック周波数f0 に初期設定されている。
【0027】
ステップS105の判定条件が成立、即ち、FF=0とBPF11の中心周波数が基本ノック周波数f0 に設定されているときにはステップS106に移行し、ステップS102で算出されたノック検出頻度に基づく比HCが所定値K1を越えているかが判定される。ステップS106の判定条件が成立、即ち、ノック検出頻度に基づく比HCが所定値K1を越え大きいときにはステップS107に移行し、ステップS102で算出された標準偏差値に基づく比HSが所定値K2を越えているかが判定される。ステップS107の判定条件が成立、即ち、標準偏差値に基づく比HSが所定値K2を越え大きいときには疑似ノック発生状況にあると見做されるためステップS108に移行し、周波数切替フラグFFが「1」にセットされ、BPF11の中心周波数が高周波ノック周波数f1 に切替えられ(図8参照)、本ルーチンを終了する。
【0028】
一方、ステップS106の判定条件が成立せず、即ち、ノック検出頻度に基づく比HCが所定値K1以下と小さいとき、またはステップS107の判定条件が成立せず、即ち、標準偏差値に基づく比HSが所定値K2以下と小さいときにはステップS109に移行する。ステップS109では、周波数切替フラグFFが「0」とBPF11の中心周波数が基本ノック周波数f0 のまま(図8参照)、本ルーチンを終了する。
【0029】
一方、ステップS103の判定条件が成立せず、即ち、特定運転領域としての図8に示す領域Z2 にないとき、またはステップS104の判定条件が成立せず、即ち、B気筒グループの最大ノック検出頻度CBmax が所定値K0以上と大きいとき、またはステップS105の判定条件が成立せず、即ち、周波数切替フラグFFが「1」とBPF11の中心周波数が高周波ノック周波数f1 に切替えられているときには何もすることなく本ルーチンを終了する。なお、この中心周波数設定ルーチン終了後のノック回避のための点火時期の進角/遅角処理ルーチンは省略する。
【0030】
このように、本実施例の内燃機関用ノック制御装置は、内燃機関(図示略)で発生する振動信号波形を検出するノックセンサ10からノック信号を抽出するフィルタ特性を切替自在な信号抽出手段としてのBPF(バンドパスフィルタ)11と、BPF11で抽出したノック信号に基づき内燃機関の特定運転領域としてのノック制御領域Z1 〜Z4 (図8参照)におけるノック発生状況を検出するマイクロコンピュータ20にて達成されるノック検出手段と、前記ノック検出手段による検出結果に基づきノイズ発生の有無を判定するマイクロコンピュータ20にて達成されるノイズ判定手段と、前記ノイズ判定手段による判定結果に基づきノック制御領域Z1 〜Z4 内の特定の特性切替運転領域としての領域Z2 (図8参照)でBPF11におけるフィルタ特性を切替えるマイクロコンピュータ20にて達成される特性切替手段とを具備するものである。また、本実施例の内燃機関用ノック制御装置は、前記ノイズ判定手段がノイズ発生の有無を内燃機関の気筒毎のノック検出頻度の差に基づき判定するものである。そして、本実施例の内燃機関用ノック制御装置は、前記特性切替手段がBPF11におけるフィルタ特性の切替を中心周波数により実施するものである。更に、本実施例の内燃機関用ノック制御装置は、前記特性切替手段がBPF11におけるフィルタ特性の切替を全気筒一律で実施するものである。また、本実施例の内燃機関用ノック制御装置は、前記特性切替手段がBPF11におけるフィルタ特性の切替をノック制御領域内の特定の特性切替運転領域としての領域Z2 (図8参照)を外れたとき解除するものである。
【0031】
つまり、内燃機関のノック制御領域Z1 〜Z4 におけるノック発生状況が検出され、このうち領域Z2 で気筒毎のノック検出頻度の差に基づきノック発生と異なるノイズによる疑似ノック発生状況にあると見做されるときには全気筒のフィルタ特性としてBPF11の中心周波数がノック検出のための基本ノック周波数f0 から疑似ノック判定のための高周波ノック周波数f1 に切替えられる。このBPF11のフィルタ特性の切替状態は、イグニッションスイッチがオン時の初期設定にて解除され復帰され、切替時の不連続性が頻繁に発生しないよう所謂ヒステリシス特性が設けられている。これにより、ノック・疑似ノック発生が正確に判定されることとなり、内燃機関の運転状態を適切に制御することができる。
【0032】
次に、本発明の実施の形態の一実施例にかかる内燃機関用ノック制御装置で使用されているマイクロコンピュータ20におけるノック・疑似ノック判定するためのBPF11の中心周波数設定の処理手順の変形例を示す図9のフローチャートに基づき、上述の図8を参照して説明する。なお、この中心周波数設定ルーチンはマイクロコンピュータ20にて繰返し実行される。また、この中心周波数設定ルーチン終了後のノック回避のための点火時期の進角/遅角処理ルーチンは省略する。
【0033】
図9において、ステップS301で、ノック制御領域内で予め設定された疑似ノックの発生し易い特定運転領域にあるかが判定される。ステップS301の判定条件が成立、即ち、特定運転領域としての図8に示す領域Z2 にあるときにはステップS302に移行し、ノックセンサ10の振動信号波形からノックに関連した成分を抽出するBPF11の中心周波数を切替える周波数切替フラグFFが「0」にセットされ、BPF11の中心周波数が基本ノック周波数f0 に設定されているかが判定される。なお、上述と同様、内燃機関のイグニッションスイッチ(図示略)のオン時、周波数切替フラグFFは「0」にセットされ、BPF11の中心周波数は基本ノック周波数f0 に初期設定されている。
【0034】
ステップS302の判定条件が成立、即ち、FF=0とBPF11の中心周波数が基本ノック周波数f0 に設定されているときにはステップS303に移行し、点火時期遅角量TRETが所定値K3未満であるかが判定される。ステップS303の判定条件が成立、即ち、点火時期遅角量TRETが所定値K3未満と小さいときには疑似ノック発生状況にあると見做されるためステップS304に移行し、周波数切替フラグFFが「1」にセットされ、BPF11の中心周波数が高周波ノック周波数f1 に切替えられ(図8参照)、本ルーチンを終了する。
【0035】
一方、ステップS303の判定条件が成立せず、即ち、点火時期遅角量TRETが所定値K3以上と大きいときにはステップS305に移行し、周波数切替フラグFFが「0」とBPF11の中心周波数が基本ノック周波数f0 のまま(図8参照)、本ルーチンを終了する。一方、ステップS301の判定条件が成立せず、即ち、特定運転領域としての図8に示す領域Z2 にないとき、またはステップS302の判定条件が成立せず、即ち、周波数切替フラグFFが「1」とBPF11の中心周波数が高周波ノック周波数f1 に切替えられているときには何もすることなく本ルーチンを終了する。
【0036】
このように、本変形例の内燃機関用ノック制御装置は、マイクロコンピュータ20にて達成される特性切替手段がBPF11におけるフィルタ特性の切替を点火時期遅角量TRETが所定値K3未満のとき実施するものである。つまり、点火時期遅角量TRETが所定値K3未満と小さくなると疑似ノック発生状況にあると見做すことができるため、BPF11の中心周波数がノック検出のための基本ノック周波数f0 から疑似ノック判定のための高周波ノック周波数f1 に切替えられる。これにより、ノック・疑似ノック発生が正確に判定されることとなり、内燃機関の運転状態を適切に制御することができる。
【0037】
次に、本発明の実施の形態の一実施例にかかる内燃機関用ノック制御装置で使用されているマイクロコンピュータ20におけるノック・疑似ノック判定するためのBPF11の中心周波数設定の処理手順の他の変形例を示す図10のフローチャートに基づき、図11及び上述の図8を参照して説明する。ここで、図11は疑似ノック発生なし気筒及び疑似ノック発生気筒のlog(V)分布特性を利用したノック・疑似ノック判定を示す特性図である。なお、この中心周波数設定ルーチンはマイクロコンピュータ20にて繰返し実行される。また、この中心周波数設定ルーチン終了後のノック回避のための点火時期の進角/遅角処理ルーチンは省略する。
【0038】
図10において、ステップS401で、ノック制御領域内で予め設定された疑似ノックの発生し易い特定運転領域にあるかが判定される。ステップS401の判定条件が成立、即ち、特定運転領域としての図8に示す領域Z2 にあるときにはステップS402に移行し、ノックセンサ10の振動信号波形からノックに関連した成分を抽出するBPF11の中心周波数を切替える周波数切替フラグFFが「0」の基本ノック周波数f0 にセットされているかが判定される。なお、上述と同様、内燃機関のイグニッションスイッチ(図示略)のオン時、周波数切替フラグFFは「0」にセットされ、BPF11の中心周波数は基本ノック周波数f0 に初期設定されている。
【0039】
ステップS402の判定条件が成立、即ち、FF=0とBPF11の中心周波数が基本ノック周波数f0 に設定されているときにはステップS403に移行し、図11に示すように、log(V)分布特性でlog(V)が累積頻度0σ、即ち、50〔%〕である中央値VM の前後における累積頻度の1σ〔%〕に対応するlog(V)の幅Sから累積頻度の−1σ〔%〕に対応するlog(V)の幅S′を減算した絶対値が所定値KSを越えているかが判定される。なお、この|S−S′|の値は疑似ノック発生なし時で理想的には「0」となる。また、log(V)が累積頻度0σ、即ち、50〔%〕である中央値VM の前後における直線性に基づき疑似ノック発生の有無を判定することもできる。
【0040】
ステップS403の判定条件が成立、即ち、|S−S′|の値が所定値KSを越え大きいときには疑似ノック発生状況にあると見做されるためステップS404に移行し、周波数切替フラグFFが「1」にセットされ、BPF11の中心周波数が高周波ノック周波数f1 に切替えられ(図8参照)、本ルーチンを終了する。
【0041】
一方、ステップS403の判定条件が成立せず、即ち、|S−S′|の値が所定値KS以下と小さいときにはステップS405に移行し、周波数切替フラグFFが「0」にセッとBPF11の中心周波数が基本ノック周波数f0 のまま(図8参照)、本ルーチンを終了する。一方、ステップS401の判定条件が成立せず、即ち、特定運転領域としての図8に示す領域Z2 にないとき、またはステップS402の判定条件が成立せず、即ち、周波数切替フラグFFが「1」とBPF11の中心周波数が高周波ノック周波数f1 に切替えられているときには何もすることなく本ルーチンを終了する。
【0042】
このように、本変形例の内燃機関用ノック制御装置は、マイクロコンピュータ20にて達成されるノイズ判定手段がノイズ発生の有無を内燃機関の気筒毎のノック発生状況の対数正規分布より求めた各気筒毎の中央値VM に対する正の標準偏差値+σと負の標準偏差値−σとの差である|S−S′|の値に基づき判定するものである。つまり、疑似ノック発生なし時には|S−S′|の値は小さくほぼ「0」となるため、|S−S′|の値が所定値KSを越え大きくなるときには疑似ノック発生時と判定できるのである。これにより、ノック・疑似ノック発生が正確に判定されることとなり、内燃機関の運転状態を適切に制御することができる。
【0043】
図12は本発明の実施の形態の一実施例にかかる内燃機関用ノック制御装置における全体構成の変形例を示すブロック図である。なお、図中、上述の実施例と同様の構成または相当部分からなるものについては同一符号及び同一記号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0044】
上述の実施例ではBPF11のフィルタ特性として中心周波数を内部にて切替えて用いたが、図12に示すように、本変形例では異なる中心周波数からなる2つのノックセンサ10A,10Bを有し、ノックセンサ10A,10BからBPF11への信号伝達経路途中にスイッチ回路14を配設し、マイクロコンピュータ20からの切替信号にてスイッチ回路14における信号伝達経路を切替えるものである。即ち、ノックセンサ10A,10Bからの信号波形をスイッチ回路14を介して選択的にBPF11に入力し、ノックセンサ10A,10B及びBPF11にてノック信号を抽出するフィルタ特性を切替えるものである。
【0045】
このような構成においても、上述の実施例における構成と同様、ノック・疑似ノック発生が正確に判定でき、内燃機関の運転状態を適切に制御することができるという効果が期待できる。
【0046】
ところで、上記実施例では、内燃機関の運転条件に対応してBPF11の中心周波数を切替えたが、本発明を実施する場合には、これに限定されるものではなく、BPFの帯域幅(Q値)を運転条件に応じて切替えるようにしてもよい。また、BPFの中心周波数と帯域幅(Q値)とを組合わせ運転条件に応じて切替えるようにしてもよい。
【0047】
また、上記実施例では、フィルタ特性をノイズ発生の運転領域で全気筒一律に切替えたが、本発明を実施する場合には、これに限定されるものではなく、ノイズ発生気筒が予め特定される内燃機関では、ノイズ発生領域でノイズ発生気筒のフィルタ特性を切替、ノイズ発生がない気筒のフィルタ特性は切替えないようにしてもよい。
【0048】
そして、上記実施例では、フィルタ特性の復帰タイミングが頻繁に切替わることを防止するため、ノック制御領域内の特定の特性切替運転領域を外れたときとしてイグニッションスイッチがオン時の初期設定で解除し復帰させるようにしているが、本発明を実施する場合には、これに限定されるものではなく、アイドル時等の特定の運転条件で解除し復帰させるようにしてもよい。
【0049】
更に、上記実施例では、気筒毎にノイズ発生状況が異なるときのノック・疑似ノック判定について述べたが、本発明を実施する場合には、これに限定されるものではなく、全気筒で一様にノイズ発生するものでは各気筒間の差に基づきノック・疑似ノック判定を実施するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態の一実施例にかかる内燃機関用ノック制御装置における全体構成を示すブロック図である。
【図2】 図2は本発明の実施の形態の一実施例にかかる内燃機関用ノック制御装置によるフィルタ特性を機関回転数をパラメータとするノック検出性にて示す特性図である。
【図3】 図3は本発明の実施の形態の一実施例にかかる内燃機関用ノック制御装置によるフィルタ特性を機関回転数をパラメータとするノイズ誤検出率にて示す特性図である。
【図4】 図4は本発明の実施の形態の一実施例にかかる内燃機関用ノック制御装置によるフィルタ特性を疑似ノックが発生し易い特定運転領域内で点火時期に対するノック・疑似ノックの判定率にて示す特性図である。
【図5】 図5は本発明の実施の形態の一実施例にかかる内燃機関用ノック制御装置で使用されているマイクロコンピュータにおけるノック・疑似ノック判定するためのBPFの中心周波数設定の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】 図6は図5のBPFの中心周波数初期設定の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】 図7は本発明の実施の形態の一実施例にかかる内燃機関用ノック制御装置における各気筒毎のlog(V)分布特性を示す特性図である。
【図8】 図8は本発明の実施の形態の一実施例にかかる内燃機関用ノック制御装置で用いられる内燃機関の機関回転数と負荷とをパラメータとしたノック制御領域及び疑似ノック判定領域を示す説明図である。
【図9】 図9は本発明の実施の形態の一実施例にかかる内燃機関用ノック制御装置で使用されているマイクロコンピュータにおけるノック・疑似ノック判定するためのBPFの中心周波数設定の処理手順の変形例を示すフローチャートである。
【図10】 図10は本発明の実施の形態の一実施例にかかる内燃機関用ノック制御装置で使用されているマイクロコンピュータにおけるノック・疑似ノック判定するためのBPFの中心周波数設定の処理手順の他の変形例を示すフローチャートである。
【図11】 図11は本発明の実施の形態の一実施例にかかる内燃機関用ノック制御装置における疑似ノック発生なし気筒及び疑似ノック発生気筒のlog(V)分布特性を利用したノック・疑似ノック判定を示す特性図である。
【図12】 図12は本発明の実施の形態の一実施例にかかる内燃機関用ノック制御装置における全体構成の変形例を示すブロック図である。
【図13】 図13はノック信号と特定の運転条件における疑似ノック信号との違いを示す図である。
【符号の説明】
10 ノックセンサ
11 BPF(バンドパスフィルタ)
12 ピークホールド回路
15 気筒判別センサ
20 マイクロコンピュータ

Claims (5)

  1. 内燃機関で発生する振動信号波形からノック信号を抽出するフィルタ特性を切替自在な信号抽出手段と、
    前記信号抽出手段で抽出した前記ノック信号に基づき前記内燃機関の特定運転領域におけるノック発生状況を検出するノック検出手段と、
    前記ノック検出手段による検出結果に基づきノイズ発生の有無を判定するノイズ判定手段と、
    前記ノイズ判定手段による判定結果に基づき前記特定運転領域内の特定の特性切替運転領域で前記信号抽出手段におけるフィルタ特性を切替える特性切替手段とを具備し、
    前記ノイズ判定手段は、擬似ノックの発生し易い第1の気筒グループの最大ノック検出頻度を、前記擬似ノックの発生し難い第2の気筒グループの最小ノック検出頻度で除したノック検出頻度の比に基づき、前記擬似ノック発生状況にあると判定することを特徴とする内燃機関用ノック制御装置。
  2. 内燃機関で発生する振動信号波形からノック信号を抽出するフィルタ特性を切替自在な信号抽出手段と、
    前記信号抽出手段で抽出した前記ノック信号に基づき前記内燃機関の特定運転領域におけるノック発生状況を検出するノック検出手段と、
    前記ノック検出手段による検出結果に基づきノイズ発生の有無を判定するノイズ判定手段と、
    前記ノイズ判定手段による判定結果に基づき前記特定運転領域内の特定の特性切替運転領域で前記信号抽出手段におけるフィルタ特性を切替える特性切替手段とを具備し、
    前記ノイズ判定手段は、前記内燃機関の点火毎のノック信号のピーク出力値の対数正規分布の出力分布特性における各気筒毎の標準偏差値がそれぞれ算出され、擬似ノックの発生し易い第1の気筒グループの最大標準偏差値を前記擬似ノックの発生し難い第2の気筒グループの最小標準偏差値で除した標準偏差値の比に基づき前記疑似ノック発生状況にあると判定することを特徴とする内燃機関用ノック制御装置。
  3. 前記特性切替手段は、前記信号抽出手段におけるフィルタ特性の切替を中心周波数または帯域幅のうち少なくとも1つにより実施することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内燃機関用ノック制御装置。
  4. 前記特性切替手段は、前記信号抽出手段におけるフィルタ特性の切替を全気筒一律またはノイズ判定気筒で実施することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内燃機関用ノック制御装置。
  5. 前記特性切替手段は、前記信号抽出手段におけるフィルタ特性の切替を前記特性切替運転領域を外れたとき解除することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内燃機関用ノック制御装置。
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