[go: up one dir, main page]

JP3153394B2 - 内燃機関のノッキング検出方法 - Google Patents

内燃機関のノッキング検出方法

Info

Publication number
JP3153394B2
JP3153394B2 JP24422493A JP24422493A JP3153394B2 JP 3153394 B2 JP3153394 B2 JP 3153394B2 JP 24422493 A JP24422493 A JP 24422493A JP 24422493 A JP24422493 A JP 24422493A JP 3153394 B2 JP3153394 B2 JP 3153394B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
knocking
knock
internal combustion
combustion engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP24422493A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0797954A (ja
Inventor
正博 佐藤
政克 藤下
正実 志田
隆之 海老澤
征一 川崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Car Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Car Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP24422493A priority Critical patent/JP3153394B2/ja
Publication of JPH0797954A publication Critical patent/JPH0797954A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3153394B2 publication Critical patent/JP3153394B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関のノッキング
を検出するための方法及びこれを用いた点火時期制御方
法に係り、特に内燃機関の運転状態の変化によるノッキ
ングの誤検出の低減に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のようにノッキングは燃焼室内の端
末部の未燃ガスの自己発火により燃焼室内のガスが振動
を起こし、この振動が機関本体に伝わる現象である。
【0003】そして、このノッキングは機関の発生エネ
ルギーの損失(出力低下)や機関各部への衝撃、さらに
は燃費の低下等を招来するため、できるだけ回避するの
が望ましく、そのためにはノッキングの発生を正確に検
出することが不可欠である。このような要請のもと、例
えば特開昭58−45520 号公報に記載のように、振動検出
センサの出力信号の中から5〜12kHzの範囲の共鳴
周波数成分だけをバンドパスフィルタを用いて分離し、
その出力の積分値がバックグランドレベルより大きくな
ったか否かでノッキングの発生を検出する方法や、特開
平3−47449号公報に記載されているように、複数の共鳴
周波数成分を取り出してノッキングの検出を行う方法な
どがあった。
【0004】ところで、前記バックグランドレベルは、
例えば数1,数2に示すように、前回のバックグランド
レベルBGL1 と、今回の振動検出センサf1 の出力信
号との加重平均、もしくは前回の振動検出センサの出力
2 と、今回の振動検出f1センサの出力を加重平均し
て求める。
【0005】
【数1】 BGL=kBGL1+(1−k)f1 …(数1)
【0006】
【数2】 BGL=kf1+(1−k)f2 …(数2) k:定数 そのため、上記の技術は、加速時等の過渡時において、
図9に示すように、バックグランドレベルの追従遅れが
生じ、前記過渡時においては、目標となるバックグラン
ドレベルの値よりも、演算されたバックグランドレベル
の値の方が小さくなるため、S/N比の増大によるノッ
キングの誤検出の可能性が大きくなるという問題があ
る。
【0007】この問題を解決する技術として、例えば特
開平3−124941 号公報に開示されているように、前記バ
ックグランドレベルを常時運転領域別に学習,記憶して
おき、ノッキングを検出する運転領域の突入時、又は過
渡時においては、演算されたバックグランドレベルでは
なく、前記学習,記憶されたバックグランドレベルを用
いて、ノッキング判定を行う方法が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術は、学習されたバックグランドレベルをそのまま
用いてノッキング判定を行っているため、前記学習値が
突入時の要求されるバックグランドレベルよりも低い値
に学習されている場合は、ノッキングの誤判定が発生す
る恐れがある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上述し
た課題は、内燃機関の燃焼室近傍に設けられ、内燃機関
の燃焼状態を検出する燃焼状態検出手段を備え、前記
焼検出手段の状態信号からノッキングに関する特徴成分
を抽出し、前記状態信号に基づいて、ノッキングの判定
の基準となる比較成分の演算を行い、前記特徴成分と前
記比較成分に基づいてノッキングの判定を行う内燃機関
のノッキング検出方法において、ノック制御領域である
特定運転領域のみ前記比較成分の演算を行い、前記特
定領域の離脱における前記比較成分の演算値を保持し、
前記特定運転領域の再突入時には、前記保持された比較
成分の値と、前記特定運転領域の比較成分の基準値とな
予め定められた比較成分基準値とを比較し、大きい方
の値を前記突入時における比較成分の初期値とすると共
に、その初期値に基づいて前記比較成分の演算、及びノ
ッキングの判定を行うことにより解決できる。
【0010】
【作用】本発明によれば、学習,保持されたバックグラ
ンドレベルと、基準となるバックグランドレベルとを比
較し、大きい方のバックグランドレベルを特定運転領域
(以下、ノック制御領域と記す)の突入時におけるバッ
クグランドレベルの初期値とするため、前記初期値を適
切な値に設定でき、ノッキングの誤判定を低減すること
ができる。また、前記基準値を学習し、更にその学習値
に限界値を設けたため、前記基準値が異常な値になるこ
とを抑制することができる。
【0011】
【実施例】以下図面に従い、本発明の一実施例を詳細に
説明する。
【0012】まず始めに、本発明におけるノッキングの
発生の有無の判定の原理について説明する。エンジンの
振動には多くの振動成分が含まれている。例えば、ピス
トンの摩擦,クランク軸の回転,弁の作動などによる振
動成分などである。さらに、これらの振動成分はエンジ
ン状態によって変化する。
【0013】エンジンにノッキングが発生すると、ノッ
キングに特有な振動が発生する。ノッキングの発生の有
無の判定は、振動センサが検出するエンジンの全体の振
動からノッキングに特有な振動を分離することによって
なされる。
【0014】図4はノッキングが発生していない時の振
動センサの出力の周波数成分の解析結果を表わした図で
ある。一方、図5はノッキングが発生した時の振動セン
サの出力の周波数成分の解析結果を表わした図である。
【0015】そして図4と図5を比較すれば分かるよう
に、ノッキングが発生している場合は、ノッキングが発
生していない場合に比して、各々の特徴成分、即ち共鳴
周波数成分が大きくなっていることが理解できる。
【0016】次に図6,図7を用いて、ノッキング判定
指標を用いたノッキング発生の有無の判定について説明
する。なお、原理動作の説明のために、共鳴周波数f10
(例えば6.3KHz)とf01(例えば13.0KHz)
の周波数成分を用いて説明する。しかしながら、これに
拘束されるものではなく、任意の2以上の共鳴周波数成
分を用いてノッキング発生の有無の判定ができる。
【0017】振動センサはノッキング発生による振動と
バックグランド振動を含んだ振動を合成して検出する。
したがって、ノッキング判定指標Iは、ノッキングが発
生していないときはバックグランド振動で定められる指
標Ib となり、ノッキングが発生したときはバックグラ
ンド振動Ib とノッキングの発生による振動Ik を含ん
で定められる指標Iとなる。
【0018】上記ノッキング判定指標Iを主要な共鳴周
波数成分を用いて数式化すると下式となる。
【0019】 I=ω10P(f10)+ω20P(f20)+ω01P(f01) +ω30P(f30)+ω11P(f11) ここで、ωはエンジン回転数で定まる実数値をとる。ま
た、1か0かの2値をとることもできる。Pは各共鳴周
波数成分の振動強度(パワースペクトル)である。
【0020】図6に示すようにバックグランド振動の共
鳴周波数成分によって示されるノック判定指標Ib とノ
ッキングの発生による振動の共鳴周波数成分によって示
される指標Ik は方向と大きさを異にしている。これは
人間による聴覚試験でも明らかなように、ノック無の場
合のエンジン音に対しノック有の場合は例えばカリカリ
等という音で聴き分けられるものであり、ノック有り無
しによって音色が異なるためである。
【0021】バックグランド振動にノッキングの発生に
よる振動が加わってくると、振動センサに含まれる
01,f10成分によるノック判定指標Iは図6の場合で
はノック判定閾値I01を下回る領域に入り、また図7で
閾値I02の外側に出ることによりノッキング発生の有り
を判定することができる。
【0022】なお、本明細書において、(1)式の右辺
の5つの項に限らず、振動センサの出力に含まれる複数
の共鳴周波数成分を複合的に用いたものをすべてノック
指数と定義する。
【0023】このように、ノック判定指数を用いるとバ
ックグランド振動に対してノッキングの発生による特有
な周波数成分の構成が考慮されるので、バックグランド
振動が大きくなってもノッキング発生の有無が判定でき
る。
【0024】以下、本発明の中心となるノッキングの検
出方法について詳細に説明する。
【0025】図8は周波数毎の振動強度(パワースペク
トル)を表わしており、ノッキングが発生している場合
を実線で示し、ノッキングが発生していない場合を破線
で示してあり、ノッキングの発生によって各共鳴周波数
帯での振動強度が大きくなっていることがわかる。
【0026】本発明では、ノッキング有り無しにおける
振動強度の比(S/N比)にて前述のノック指数を求め
ているが、各検出周波数毎にノッキング無し時の振動強
度(バックグランドレベル)を過去に検出したノック周
波数成分を基に平均化処理にて作成している。
【0027】このため、過渡運転状態のようなエンジン
回転数急変によるメカノイズの増大やエンジン負荷急変
による燃焼振動の増大等によるノック無し時振動強度の
急変時には、バックグランドレベルが最新のノック周波
数成分値に追従できず、結果として、図9に示すノッキ
ングの誤判定に至る危険性があった。
【0028】ノック制御はエンジン回転数,エンジン負
荷で定まる特定領域のみ規定されている場合が多く、こ
の場合においてバックグランドレベルの平滑化処理に
は、前記特定ノック制御領域のみで行う場合と、領域に
無関係に行う場合との2通りの処理方法が存在してい
る。この両者の説明を図9を用いて説明する。
【0029】前者の方法においては、前回のノック制御
領域離脱時のバックグランドレベルを、ノック制御領域
再突入時のバックグランドレベルの初期値として、その
まま設定されてしまう。このときのバックグランドレベ
ルの初期値が異常に高い場合には、過渡時におけるバッ
クグランドレベルが目標値に迅速に収束するが、その反
面、目標値に収束するまでの間、ノッキングが検出され
にくくなる。また、後者の方法は、ノック制御領域突入
時におけるバックグランドレベルが目標値付近にあるた
め、ノッキングを精度良く検出できるが、過渡時に追従
性が悪化し、バックグランドレベルが目標値に迅速に収
束できなくなる。
【0030】上述したように、2者は相反する特徴を有
しているため、この二者の各々の特長を生かし合い、か
つ各々の欠点を相殺し合うような方法でバックグランド
レベルの平滑化処理を行わなければならない。
【0031】そこで本発明では、バックグランドレベル
の平滑化処理をノック制御領域に限定し、バックグラン
ドレベルを適当な高い値より収束させ過渡運転時でもバ
ックグランドレベルの追従性を改善し誤判定発生を抑制
可能とするとともに、ノック制御領域突入時のノック制
御性の確保を可能とするようにしたものである。
【0032】まず、CPUによるノッキング発生の有無
の判定処理の動作を図1を用いて説明する。
【0033】図1において、このフローチャートは爆発
サイクル毎に実行されるもので、CPUに割込みをかけ
て起動される。
【0034】ステップ140では現在の運転状態がノッ
ク制御領域内にいるかどうかの判定を行い、領域内なら
ば以下ステップ141に進み、領域外ならノック制御は
行わない。なお、このノック制御領域判定はステップ1
02,105,106等の前段に設定されていてもかま
わない。
【0035】ステップ141では、前回の爆発サイクル
時にノック制御領域内にいたかどうか、即ち、ノック領
域突入時の判定を行い、前回もノック領域内であり継続
してノック領域内にいたと判断した場合は、ステップ1
01に進み、前回がノック制御領域外でありノック領域
突入時と判断した場合は、ステップ142にてBGLiに予
めメモリ内に設定していた初期値BGLINTi をセットしス
テップ101へ進む。ステップ101では振動センサか
らの出力信号がA/D変換器で変換されたA/D変換値
が取り込まれる。
【0036】次にステップ102ではA/D変換された
振動センサの信号を周波数分析する。この周波数分析は
高速フィーリェ変換やウォルシュフィーリェ変換といっ
た手法で行われる。
【0037】この後、ステップ103で周波数分析され
た信号のうち、共鳴周波数を含む周波数帯をn個選択す
る。本実施例では8個の共鳴周波数が選択される。
【0038】ステップ103で周波数が選択されると、
次にステップ104で振動強度を表わすS/N比を選択
周波数毎に求める。
【0039】つまり、複数の選択周波数(f1……f
n)と、これに対応した周波数のバックグランドレベル
(BGL1……BGLn)を求め、各周波数毎のS/N
比SLi=fi/BGLiを求める。
【0040】したがって本実施例ではSL1=f1/B
GL1,……,SLi=fn/BGLnが求められる。
【0041】ステップ132はカウンタであり、1個の
選択周波数のS/N比を1回演算する度に1ずつ加算さ
れる。ステップ133でカウンタ値iの値が選択個数
n、例えば8と等しいか否かを判定し、n=iならば、
ステップ105へ進み、n>iならば、ステップ129
へ進み、選択周波数の全てのS/N比を演算するまで上
記判定をくり返す。
【0042】次に、ステップ105でこれら選択された
周波数のうちS/N比が大きい順にm個、本実施例では
5個を抽出してノック強度を求める。このノック強度を
求める式は例えば、
【0043】
【数3】
【0044】で表わされるようにS/N比を加算して求
められる。
【0045】ノック強度が求まると、ステップ106で
ノック判定のための所定値とステップ105で求められ
たノック強度が比較され、ステップ105で求められた
ノック強度が大きいと判断されるとノッキングが生じた
としてステップ107でノッキングが検出される。
【0046】その後ステップ108でノッキング発生を
示すノックフラグに“1”をセットする。このノックフ
ラグは別に起動される点火制御タスクで用いられる。
【0047】一方、ステップ106でノック強度が所定
値より小さいと判断されるとノッキングが生じていない
としてステップ109で各バックグランドレベルBGL
iが予め定めた限界値、ここでは下限リミッタBGLMTiよ
り大きいかどうかが判断される。本実施例ではBGL1
……BGL8に対してBGLMT1……BGLMT8が比較される。
【0048】ステップ109でバックグランドレベルが
下限リミッタBGLMTiより大きいと判断、つまり正常のバ
ックグランドレベルと判断されるとステップ110でバ
ックグランドレベルBGLiの更新が行われる。
【0049】このバックグランドレベルBGLiの更新
は選択された周波数の振動強度をフィルタ処理して求め
られる。具体的には各々の選択された周波数毎にBGL
i=BGLi×(1−α)+fi×αで求められる。
【0050】逆に、ステップ109でバックグランドレ
ベルBGLiが下限リミッタBGLMTiより小さいと判断
し、つまり、異常バックグランドレベルと判断されると
リミッタ値をセットして次回のステップ104のBGLiとし
て用いる。
【0051】また、ステップ104の前段には、選択周
波数fiの下限リミッタfLMTiを設け、異常値入力
の抑制を行っている。
【0052】ステップ129で各周波数fi毎にその強
度が所定の下限リミッタfLMTiより大きいあるいは
等しいかどうかを判別する。この判断で大きいあるいは
等しいと判断されるとステップ104に進み通常のS/
N比計算を実行する。
【0053】一方、ステップ129で各周波数fi毎に
その強度が所定の下限リミッタfLMTiより小さいと
判断されるとステップ130に進み、周波数fiの強度
とバックグランドレベルのS/N比を1にする。即ち、
対応の周波数に対してノッキングが発生していないとす
る処理を実行する。
【0054】次にステップ131で対応の周波数の強度
を所定の下限リミッタfLMTiに置き換え、ステップ
105に進みノック強度の計算を行う。
【0055】この処理は、周波数強度に下限リミッタを
設定することにより、各周波数の強度が異常に低下した
時に生ずる量子化誤差によるS/N比異常増大という問
題を解決する。
【0056】ここで、ステップ129の各周波数fiの
下限リミッタfLMTiと、ステップ109のバックグ
ランドレベルの下限リミッタBGLMTiとは、併用しても良
いし、どちらか片方だけの採用でもかまわない。
【0057】次にステップ112ではノックフラグを
“0”にセットする。
【0058】以上の処理でノック検出ルーチンが終了す
るが、このルーチンでセットされたノックフラグが点火
制御タスクで使用されることになる。尚、下限リミッタ
はバックグランドレベル判断のためのしきい値と共用さ
れているが、別々に設けても良い。
【0059】以上のようにして得られたノック発生の信
号は以下に述べる点火制御タスクで使用されるのでその
説明を行う。
【0060】図10は点火装置のシステム構成図であ
る。空気はエアクリーナ1の入口部より入り、ダスト
3,絞弁を有するスロットルボディ5,吸気筒6を通り
エンジン7のシリンダ内に吸入される。吸入空気量はダ
クト3に設けられた熱線式空気流量計によって検出さ
れ、検出信号はコントロールユニット9に入力される。
【0061】一方、燃料は図示していない燃料タンクか
らインジェクタ16を経て噴射され、吸入通路内で吸入
空気と混合されエンジン7のシリンダ内に供給される。
混合気はエンジン7で圧縮され、点火フラグ15により
着火された爆発後に排気管8から排出される。排気管8
には排気センサ11が設けられており、検出信号はコン
トロールユニット9に入力される。
【0062】点火コイル13で発生した高電圧は分配器
14によって各気筒に分配され、点火プラグ15に供給
される。エンジンの回転状態はクランク角センサ12に
よって検出され、クランク角センサ12は1回転毎の絶
対位置を示すRef信号および当該絶対位置からの所定
角度移動した位置を示すPOS信号を出力する。Ref信
号及びPOS信号はコントロールユニット9に入力され
る。エンジン7には振動を検出する振動センサ151が
取りつけてあり、検出信号はコントロールユニット9に
入力される。
【0063】コントロールユニット9は各センサからの
信号に基づいて燃料供給量及び点火時期等を演算し、イ
ンジェクタ16及び点火コイル13に制御信号を出力す
る。図11は、コントロールユニット9の詳細を示す図
である。コントロールユニット9はCPU20,A/D
変換器21,ROM22,入力I/O23,RAM2
4,DPRAM25 ,出力I/Oの26およびバス37で構成
される制御用ブロック34と、CPU29,ポート2
7,タイミング回路28,A/D変換器30,ROM3
1,RAM32,クロック33,オペレーショナル回路
38、およびバス36で構成されるノッキング検出用ブ
ロック35に分けられる。ここで、CPU20,CPU
29のデータの交換はデュアルポートRAMであるDPRA
M25を通じてなされる。
【0064】熱線式流量計2によって検出された吸入空
気量Qa はA/D変換器21によってディジタル値に変
換され、CPU20に取りこまれる。またクランク角セ
ンサ12によって検出されるRef信号及びPOS信号は
入力I/O23を通じてCPU20に取り込まれる。C
PU20はROM22に保持しているプログラムに従っ
て演算処理し、演算結果は出力I/O26から燃料噴射
量を意味する燃料噴射時間信号Ti,点火時期信号θig
n としての各々のアクチュエータに伝えられる。演算処
理中の必要なデータ保持はRAM24によってなされ
る。
【0065】一方、タイミング回路28は、オペレーシ
ョン回路37が上死点(Top DeadCenter)を示すTDC
信号を発生すると、CPU20がポート27に入力した
内容に従って、クロック33の発生する周期信号を分周
してサンプリング信号を発生する。サンプリング信号が
発生すると、A/D変換器30は振動センサ151の出
力信号Pをディジタル値に変換する。
【0066】ノッキングを検出するための振動センサ
は、従来のものは13KHz付近で共振するが、本実施
例では少なくとも18〜10KHzまでの共鳴周波数成
分を得るために、18KHz以上で共振するものを用い
ている。
【0067】CPU29はROM31に保持しているプ
ログラムに従いサンプリングされたディジタル値をRA
M32に格納すると共に、図1に示したようにフローチ
ャートをもとに格納したデータに基づいて周波数分析
し、ノッキングの発生の有無の判定をする。ノッキング
の発生の有無の判定結果はDPRAM25 を介してCPU20
に伝えられる。
【0068】次にCPU20による点火時期の演算動作
を図12のフローチャートを用いて説明する。このフロ
ーチャートの動作は一定時間周期、例えば10msec 毎
に起動される。ステップ201で、RAM24内に設定
された所定のレジスタからエンジン回転数N及び吸入空
気量Qを読みこむ。ステップ202で、単位回転数あた
りの吸入空気量Q/Nを演算しさらにQ/Nから燃料噴
射時間幅Tiをもとめ、燃料供給のためにROM22内
に保持している基本点火時期マップから基本点火時期θ
baseを求める。ステップ203で図1に示すフローチャ
ートにより判定したノックフラグ(knockflag )の内容
によってノッキングの発生の有無の判定をする。ノッキ
ングが発生していれば、ステップ213で点火時期θad
v から所定の遅角量Δθret を減算する。なお、この減
算によって点火時期が遅角(リタード)される。ステッ
プ214で、ノッキング発生により、遅角させた点火時
期を所定の回転例えば50と比較すること(ステップ2
05)でリカバーするベースを決定する。カウントデー
タAを初期化してステップ208に進む。
【0069】一方、ステップ203でノッキングが発生
していなければ、ステップ204で、カウントデータA
を1つカウントアップする。カウントデータAはノッキ
ング発生により遅角された点火時期θadvを進角量Δθa
dvだけリカバーする時間になったかを判定するために用
いられる。ステップ205で、カウントデータAが所定
値50に等しくなったかを判断する。この図16に示す
フローは10msec 毎に起動されるので、カウントデー
タAが50に等しくなるときは、カウントデータAが初
期化されてから0.5秒が経過したときであり、0.5秒
経過毎にリカバーされる。ステップ205で、カウント
データAが50に等しくなっていなければステップ20
6に進む。ステップ206で、遅角値θadv に所定の進
角量Δθadv 加算する。この加算により点火時期がリカ
バーされることになる。
【0070】次に、ステップ208で基本点火時期θba
seに上記のごとく求めた点火時期θadvを加えることに
より点火時期θignを演算する。ステップ209で、エ
ンジン回転数N及び単位回転数あたりの吸入空気量Q/
Nに応じて、最大進角値θres を求める。最大進角値θ
res はROM31内に格納されている最大進角値マップ
から読みだすことによってなされる。ステップ210で
点火時期θign が最大進角値θres を超えたかを判断す
る。超えていなければステップ211に進む。最大進角
値θres を超えていると、進角しすぎているので、ステ
ップ211で最大進角値θres を点火時効θign とす
る。
【0071】最後に点火時期θign が設定された後に、
ステップ212でエンジン状態に応じて、ディレイ時間
td,サンプリング点数ns,分周比tsをポート27
に出力する。
【0072】なお、分周比tsによって振動センサの出
力のディジタル値のサンプリング周期が決まり、サンプ
リング点数nsによってサンプリング点数が決まる。
【0073】このようにして複数の共鳴周波数成分から
ノッキングを検出して点火時期を制御することで、機関
のノッキングを回避することが可能となる。
【0074】ところで、シリンダブロックに取り付けら
れた振動センサーからの出力は、エンジン回転数及び負
荷の上昇により増大する特性を持っている。
【0075】これは、エンジン内でのピストンスラッジ
などのメカニカルノイズや燃焼モード変化によるもので
ある。
【0076】上述のノック指数作成においてノック周波
数成分とバックグランドレベルより算出することを示し
たが、バックグランドレベルはノック周波数成分の平均
化処理にて求めており、ある一定の時定数を持っている
ため、過渡運転状態にてノック周波数成分の新値に対し
必ず遅れてしまう。
【0077】このことは、本発明の前提にあるような各
周波数毎検出の比率方式においては分母側が見かけ上小
さくなることになり、計算後のノック指数は大きくなる
ことになる。
【0078】このノック指数とノック判定用しきい値と
の比較でノック判定を行うのであるから、過渡状態にお
いては両方のクリアランスは非常に小さくなり、結果的
にノック検出手段としては非常に敏感なものとなり、最
悪の状態において前記両者の関係は逆転し、ノッキング
の発生が無いのにもかかわらずノッキング有りと判定す
るノッキング誤判定となってしまう(前述の図9)。
【0079】前述にも示した通り、バックグランドレベ
ルの平滑化処理には、前記特定ノック制御領域のみで行
う場合と、領域に無関係に行う場合との2通りの処理方
法が存在しているが、本発明においては、ノック制御を
エンジン回転数,エンジン負荷で定まる特定領域のみに
規定している場合には、バックグランドレベルの平滑化
処理をノック制御領域に限定している。これは、ノック
領域突入時にバックグランドレベルの更新初期値を最適
値に設定することにより、バックグランドレベルを適当
な、そして、現状値より高めの値より収束させ過渡運転
時でもバックグランドレベルの追従性を改善し誤判定発
生を抑制可能とするとともに、ノック制御領域突入時の
ノック制御性の感度低下を抑えることができるからであ
る。
【0080】以下、ノック制御領域突入時の初期値設定
の詳細例について説明する。
【0081】その1つの実施例として、図1のステップ
142に示されているように、予めメモリ内に設定され
ているバックグランドレベル基準値をBGLINTi として持
ち、ノック制御領域突入時には、このBGBLINTiをBGL
iの初期値として設定し、この初期値を用いてステップ
104のS/N比の計算,ステップ105乃至ステップ
106のノッキング判定、及びステップ110のBGL
iの平均化処理を行う。
【0082】このBGLINTi は図18に示す通り、エンジ
ンの回転数,負荷,気筒,検出周波数毎に設定してもよ
い。
【0083】次に、第2の実施例を図13乃至図14を
用いて説明する。
【0084】図13のステップ301でノック制御領域
の離脱時を判定し、離脱時ならばステップ302でノッ
ク制御領域内でのBGLiの最終値BGLENDi をメモリー
に保持する。このステップ301乃至ステップ302
は、図1のステップ140の前後いずれかに設けてもよ
い。更に、図1のステップ142に代えて、図14のス
テップ150で、前記BGLENDi をBGLiの初期値に設
定する。以降の処理は第1の実施例で説明したものと同
様の処理を行う。
【0085】この第2の実施例によれば、第1の実施例
で説明したBGLINTi を設定する際のマッチング工数を削
減することができる。また、前BGLENDi は、図19に示
すように、エンジンの回転数,負荷,気筒,検出周波数
毎に領域分けされ、メモリに格納されても良い。
【0086】次に、第3の実施例を図15を用いて説明
する。
【0087】図1のステップ142に代えて、図15の
ステップ151で、ノック制御領域突入時の検出周波数
成分(ノック周波数成分fi)を初期値として設定す
る。
【0088】この第3の実施例によれば、メモリ容量の
節約に寄与することができ、メモリ容量の少ないマイコ
ンシステムを用いる場合には効果的である。
【0089】次に第4の実施例を図16を用いて説明す
る。この第4の実施例は、第1の実施例と第2の実施例
を組み合わせ、更に発展させたものである。
【0090】図1のステップ142に代えて、図16の
ステップ152で前記BGLINTi と前記BGLENDi を比較
し、大きい方をノック制御領域突入時のBGLiの初期
値として設定する。
【0091】次に第5の実施例を図17を用いて説明す
る。この第5の実施例は、第1の実施例と第2の実施例
を組み合わせ、更に発展させたものである。
【0092】図1のステップ142に代えて、図17の
ステップ154で前記BGLINTi と前記ノック周波数成分
fiを比較し、大きい方をノック制御領域突入時のBG
Liの初期値として設定する。
【0093】上述した第4,第5の実施例によれば、ノ
ック制御領域突入時のバックグランドレベルの初期値を
適切な値に設定できる。警えば、図9に示すバックグラ
ンドレベルの目標値近傍、もしくはそれよりも高い値に
設定できる。
【0094】また、前記のバックグランドレベルの基準
値を学習してもよく、学習することにより、エンジンの
経時劣化、及び製作行程におけるばらつきを排除でき
る。この方法を図20乃至図21を用いて説明する。
【0095】図20のステップ140でノック制御領域
内であるか否かの判定を行う。ノック制御領域内と判定
されたならば、ステップ156で演算されたバックグラ
ンドレベルBGLiとバックグランドレベル基準値BGLI
NTi と比較する。前記BGLiの方が大きいならば、ステッ
プ157で、前回保持されたBGLINTi に代えて、前記BG
Liを保持し、次回のバックグランドレベルの基準値BGLI
NTi とする。また、図20のステップ157に代えて、
図21のステップ158に示すように、前回保持されて
いるBGLINTi と今回求めたBGLiを平均化処理、即ち
【0096】
【数4】
【0097】として、次回のバックグランドレベルの基
準値BGLINTi としてもよい。
【0098】上述の図20,図21の各処理は、図1と
は別のルーチンで起動してもよく、また、図1の、例え
ばステップ140と141の間に挿入してもよい。その
時は、ステップ157、もしくはステップ158とステ
ップ141を連結させなければならない。
【0099】更に、図22に示すように、前記BGLINTi
の学習値に限界値を設け、異常値の学習を阻止してもよ
い。例えば、予め設定した限界値を持ち、学習したBGLI
NTiと前記限界値とを比較し、前記BGLINTi が限界値を
越えたならば、前記限界値をバックグランドレベルの基
準値BGLINTi として保持する。
【0100】上記のBGLINTi の学習値は、BGLINTi が元
々記憶されていたメモリとは別のメモリ(例えばRAM
等)に格納されてもよく、また、前記学習値もしくは限
界値は図16に示すような領域にわけて保持、もしくは
設定しても良い。
【0101】また、ノックセンサ出力信号のゲイン補正
時、及び記述していないが、ゲイン切換後の特定期間
は、バックグランドの学習値の更新を禁止した方が良
い。その方法を図23を用いて説明する。
【0102】図23のステップ140でノック制御領域
であるか否かを判定する。ノック制御領域内であればス
テップ160でゲイン切換時か否かを判定する。切換時
でなければ、ステップ161でBGLINTi の学習を行い、
切換時があればBGLINTi の学習を禁止する。
【0103】また、図23における処理は、図1と別ル
ーチンで起動してもよいし、図1のステップ140とス
テップ141の間に挿入してもよい。
【0104】この方法により、BGLINTi の学習値の誤学
習要因を排除でき、異常値の学習を未然に防止できる。
【0105】
【発明の効果】本発明によれば、過渡時におけるノッキ
ングの誤判定を防止でき、エンジン運転の定常,過渡を
問わずノック検出精度を向上することができ、全運転状
態での最適化点火時期制御が可能となり、機関出力,燃
費,エミッションの向上に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例となるフローチャート。
【図2】ノック強度の算出方法を説明するフローチャー
ト。
【図3】ノック判定の方法を説明するフローチャート。
【図4】ノックが発生していない時の振動波形図。
【図5】ノックが発生した時の振動波形図。
【図6】ノックのスペクトル強度に関する図。
【図7】ノックのスペクトル強度に関する図。
【図8】ノック発生時と発生していない時の振動強度を
示す図。
【図9】過渡時ノック誤判定に関する概略図。
【図10】システム構成図。
【図11】制御装置の構成図。
【図12】点火演算を示すフローチャート。
【図13】ノック領域から離脱するときのBGLiを保
持するフローチャート。
【図14】ノック領域突入時初期値設定例を示すフロー
チャート。
【図15】ノック領域突入時初期値設定例を示すフロー
チャート。
【図16】ノック領域突入時初期値設定例を示すフロー
チャート。
【図17】ノック領域突入時初期値設定例を示すフロー
チャート。
【図18】BGLINTi の領域分けメモリ格納域。
【図19】BGLENDi の領域分けメモリ格納域。
【図20】ノック領域突入時初期値学習例を示すフロー
チャート。
【図21】ノック領域突入時初期値学習例を示すフロー
チャート。
【図22】バックグランドレベル学習値のリミッタを示
す図。
【図23】ゲイン切換時バックグランドレベル学習禁止
を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…エアクリーナ、2…熱線式空気流量計、3…ダク
ト、5…スロットルセンサ、6…吸気管、7…エンジ
ン、8…排気管、9…コントロールユニット、11…空
燃比を測る空燃比センサ、12…クランク角センサ、1
3…点火コイル、14…ディストリビュータ、15…点
火フラグ、16…燃料噴射弁、200…燃焼状態セン
サ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 志田 正実 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会 社 日立製作所 自動車機器事業部内 (72)発明者 海老澤 隆之 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会 社 日立製作所 自動車機器事業部内 (72)発明者 川崎 征一 茨城県勝田市大字高場字鹿島谷津2477番 地3 日立オートモティブエンジニアリ ング株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−45520(JP,A) 特開 平3−47449(JP,A) 特開 平3−124941(JP,A) 特開 平4−370349(JP,A) 特開 平6−108915(JP,A) 特開 平4−86531(JP,A) 特開 平3−141867(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 45/00 368 F02P 5/152 F02P 5/153

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の燃焼室近傍に設けられ、内燃機
    関の燃焼状態を検出する燃焼状態検出手段を備え、前記
    燃焼検出手段の状態信号からノッキングに関する特徴成
    分を抽出し、前記状態信号に基づいて、ノッキングの判
    定の基準となる比較成分の演算を行い、前記特徴成分と
    前記比較成分に基づいてノッキングの判定を行う内燃機
    関のノッキング検出方法において、ノック制御領域であ
    特定運転領域のみ前記比較成分の演算を行い、前記
    特定領域の離脱における前記比較成分の演算値を保持
    し、前記特定運転領域の再突入時には、前記保持された
    比較成分の値と、前記特定運転領域の比較成分の基準値
    となる予め定められた比較成分基準値とを比較し、大き
    い方の値を前記突入時における比較成分の初期値とする
    と共に、その初期値に基づいて前記比較成分の演算、及
    びノッキングの判定を行うことを特徴とする内燃機関の
    ノッキング検出方法。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載の内燃機関の
    ノッキング検出方法において、前記比較成分基準値は、
    前記特定運転領域のみにおいて学習され、その学習を運
    転領域別,気筒別,前記特徴成分別のいずれか1つ、も
    しくはこれらの全てを含む領域別に記憶されることを特
    徴とする内燃機関のノッキング検出方法。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第2項に記載の内燃機関の
    ノッキング検出方法において、前記比較成分基準値の学
    習値は、前回の記憶内容よりも、今回求めた比較成分の
    演算値が大きいときに、その演算値を記憶,更新するこ
    とを特徴とする内燃機関のノッキング検出方法。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第2項または第3項のいず
    れかに記載の内燃機関のノッキング検出方法において、
    前記比較成分基準値の学周値に限界値を設け、前記比較
    成分基準値の学周値が前記限界値を越えたならば、前記
    学習値に代えて前記限界値を記憶,更新することを特徴
    とする内燃機関のノッキング検出方法。
JP24422493A 1993-09-30 1993-09-30 内燃機関のノッキング検出方法 Expired - Fee Related JP3153394B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24422493A JP3153394B2 (ja) 1993-09-30 1993-09-30 内燃機関のノッキング検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24422493A JP3153394B2 (ja) 1993-09-30 1993-09-30 内燃機関のノッキング検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0797954A JPH0797954A (ja) 1995-04-11
JP3153394B2 true JP3153394B2 (ja) 2001-04-09

Family

ID=17115594

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24422493A Expired - Fee Related JP3153394B2 (ja) 1993-09-30 1993-09-30 内燃機関のノッキング検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3153394B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5557286B2 (ja) * 2010-11-11 2014-07-23 株式会社エー・アンド・デイ ノッキング判定方法及び装置
JP6444777B2 (ja) * 2015-03-06 2018-12-26 ダイハツ工業株式会社 ノッキングレベルの評価システム
JP6429938B1 (ja) * 2017-05-22 2018-11-28 三菱電機株式会社 内燃機関の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0797954A (ja) 1995-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3668497B2 (ja) 内燃機関のノッキング検出方法及び点火時期制御方法
JP4390774B2 (ja) 内燃機関の点火時期制御装置
US5287837A (en) Knock suppressing apparatus for internal combustion engine
JP3084889B2 (ja) 内燃機関用ノック制御装置
JP2001227400A (ja) 内燃機関用ノック制御装置
WO2008044623A1 (fr) Dispositif de jugement de cliquetis de moteur à combustion interne et procédé de jugement de cliquetis
JP3325067B2 (ja) 内燃機関のノッキング検出装置
EP0096869B1 (en) Method and apparatus of ignition timing control
JP2005090250A (ja) エンジンのノック制御装置
JP4357501B2 (ja) 内燃機関のノッキング判定装置
JP3153394B2 (ja) 内燃機関のノッキング検出方法
JP3236766B2 (ja) 振動検出装置
JPH0750010B2 (ja) ノッキング検出装置の異常判定装置
JPS6311832A (ja) 多気筒エンジンのノツキング検出装置
JP4390939B2 (ja) 内燃機関用ノック制御装置
JP2003278592A (ja) 内燃機関のノック制御装置
JPH01178773A (ja) ガソリンエンジンのノツキング検出方法
JP4324137B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP4992049B2 (ja) 内燃機関の点火時期制御装置
JP4487453B2 (ja) 内燃機関用ノッキング検出装置
JPS6114479A (ja) 多気筒内燃機関の点火時期制御装置
JP2729329B2 (ja) ノッキング制御装置
JP2640018B2 (ja) ノッキング制御装置
JPH08326594A (ja) 内燃機関のノッキング検出装置
JPH07146215A (ja) 内燃機関のノッキング検出方法及び検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080126

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080126

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090126

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090126

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100126

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100126

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100126

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110126

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110126

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120126

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130126

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees