JP4390160B2 - 分割型光ファイバテープ心線の製造用一括被覆ダイス装置及び製造方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、同一平面上に並列された光ファイバ心線上に被覆樹脂を一括被覆して形成した複数の光ファイバテープ心線、及びその光ファイバテープ心線を更に同一平面上に並列して被覆樹脂を一体被覆した分割型光ファイバテープ心線に関し、特にその製造用の一括被覆ダイス装置、この一括被覆ダイス装置を備えた分割型光ファイバテープ心線の製造装置及び分割型光ファイバテープ心線の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図5(a)に例示する、複数の光ファイバ心線を一体被覆した分割型光ファイバテープ心線を製造するには、特開平3−150519号公報に記載されているように図8に示す分岐部30aを有するタイプのダイス装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記公報に記載されている従来の分岐部を有するタイプのダイス装置を使用して分割型光ファイバ心線を製造する方法では線速が大きくなると、図5(c)に例示するように、分割型光ファイバテープ心線26中の光ファイバ心線1の整列が乱れ、同一平面上の位置からのずれが大きくなるいわゆる段差異常を生ずる場合がある。
【0004】
この段差異常があると光ファイバの布設施工工程等において分割型光ファイバテープ心線26中の光ファイバ心線1をV溝基板のV溝上に正しく載置することができず融着接続が困難となる。また、段差異常に起因して光損失増加が生ずるおそれがあるのでこの段差異常を抑制することは極めて重要である。
【0005】
具体的には図6に示すように、分割型光ファイバテープ心線26中の両端の光ファイバ心線1の中心を結ぶ直線Lに対し、中間に位置する各光ファイバ心線1の中心のこの直線LからのずれΔa乃至Δfを段差といい、これらをできるだけ小さくしなければならない。
【0006】
特に、近時において生産技術が向上し線速が顕著に増大したことからこの段差異常が大きくなる問題が顕在化してきた。
本発明者は、この原因を調べた結果、光ファイバテープ心線を製造する工程において、図8に例示する分岐部30aを有する従来の一括被覆ダイス装置を使用する一括樹脂被覆方法では、分岐部30aで光ファイバ心線1の進行方向と逆方向の被覆樹脂の不安定な渦流Jが生じて、一括被覆ダイス装置の被覆樹脂中に生ずるセルフセンタリングフォースが乱れることに起因することをみいだした。
【0007】
一般に液体を貯えたテーパ部を有するダイス中に線状体を通過させると線状体の通過によって液体中に引き摺り流が発生し、この引き摺り流によって線状体がダイスの中心に位置するように働く力、即ちセルフセンタリングフォースが作用する。
従って、通常は、光ファイバが液状の被覆樹脂で満たされた一括被覆ダイス装置2の各光ファイバ通路を通過する場合、セルフセンタリングフォースが作用して出口開口35の中心に維持される。
【0008】
発明者は、図8に例示する従来の一括被覆ダイス装置を使用した場合において、光ファイバの線速が高くなると光ファイバの進行方向に進む樹脂流が分岐部30aと衝突して不安定な渦流Jを生じ、この渦流Jがセルフセンタリングフォースを乱すことに起因して段差異常が生ずることを見出した。そしてこの渦流を排除できるダイス装置の構造を明らかにすることにより本発明を完成した。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数の光ファイバ心線を複数の群に分けてそれぞれの群の光ファイバ心線に被覆樹脂を一括被覆して複数の光ファイバテープ心線とし、前記複数の光ファイバテープ心線にさらに被覆樹脂を一体被覆する分割型光ファイバテープ心線の製造方法であって、
前記光ファイバテープ心線の製造工程では、各群の光ファイバ心線を同一平面上に並列させて、一括被覆ダイス装置にて被覆樹脂を一括被覆し、前記被覆樹脂を硬化させて複数の光ファイバテープ心線を同時に製造し、
前記一括被覆ダイス装置は、ニップル部、ダイス部および前記ニップル部とダイス部の間に形成される樹脂溜まり空間を有し、前記ニップル部および前記ダイス部は平行な二平面を有しかつその平面に直交する方向に横断面が長孔形状の光ファイバ通路を複数有し、前記ニップル部の複数の光ファイバ通路はテーパ部分を備え、前記ダイス部の複数の光ファイバ通路は入口側よりテーパ部分とストレート部分からなり、前記ダイス部の隣合う光ファイバ通路の中心軸間距離が2mm以上4mm以下であり、前記ダイス部の各光ファイバ通路が、前記ニップル部の各光ファイバ通路と前記樹脂溜まり空間を介して対応しており、
前記樹脂溜まり空間および前記ダイス部の光ファイバ通路に前記被覆樹脂を供給して前記各群の光ファイバ心線を前記各光ファイバ通路を通過させて前記被覆樹脂を一括被覆し、
前記分割型光ファイバテープ心線の製造工程では、前記複数の光ファイバテープ心線を同一平面上に並列させて、一体被覆ダイス装置にて被覆樹脂を被覆し、前記被覆樹脂を硬化させて分割型光ファイバテープ心線を製造し、
前記一体被覆ダイス装置は、前記一括被覆ダイス装置よりも下流に設けられ、ニップル部、ダイス部および前記ニップル部と前記ダイス部の間に形成される樹脂溜まり空間を有し、前記ニップル部および前記ダイス部は横断面が長孔形状の光ファイバ通路を有し、前記ニップル部の光ファイバ通路はテーパ部分を備え、前記ダイス部の光ファイバ通路は入口側よりテーパ部分とストレート部分からなり、
前記樹脂溜まり空間および前記ダイス部の光ファイバ通路に前記被覆樹脂を供給して前記複数の光ファイバテープ心線を前記光ファイバ通路を通過させて前記被覆樹脂を一体被覆することを特徴とする。
前記一括被覆ダイス装置の前記ダイス部分の光ファイバ通路が二つあり、前記光ファイバ通路は、そのテーパ部分と前記光ファイバ通路の各中心軸を含む平面とが交わる部分のテーパ半角の内、相互に壁部を挟んで隣接する内側のテーパ部分のテーパ半角をβ、外側のテーパ部分のテーパ半角をγとして、γ>βの関係が満たされるものであることが好ましい。
【0010】
前記一括被覆ダイス装置の前記ダイス部分の光ファイバ通路が二つあり、前記光ファイバ通路は、そのテーパ部分と前記光ファイバ通路の各中心軸を含む平面とが交わる部分のテーパ半角の内、相互に壁部を挟んで隣接する内側のテーパ部分のテーパ半角をβ、外側のテーパ部分のテーパ半角をγとして、γ>βの関係が満たされるものであることが好ましい。
【0011】
本発明により、大きな線速で樹脂被覆する場合においても光ファイバテープ心線中の光ファイバの段差の大きさを顕著に小さくすることができ、分割型光ファイバテープ心線を用いた光ファイバ心線の融着接続時において光ファイバ心線をV溝基板のV溝へ正確に問題なく載置することが可能となった。また段差異常に起因する光損失増加を回避することができる。
また、本発明により分割型光ファイバテープ心線の生産性を高め、製造コストを低減できる効果を奏することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図8に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、同じ部位には同じ番号を付して重複する説明を省略する。
【0013】
(一括被覆ダイス装置)
本発明の実施の形態の一括被覆ダイス装置2についてその縦断面図を図1(a)に示す。以下、光ファイバ通路13、14の光ファイバ心線1の進行方向を縦方向といい、光ファイバ心線1の進行方向に直交する方向を横方向という。
本装置2のダイス部10の光ファイバ通路14について、入口開口側から出口開口側を見たA−A′矢視図を図1(b)に 、逆に出口開口側から入口開口側を見たB−B′矢視図を同図(c) に示す。
【0014】
本発明の実施の形態の一括被覆ダイス装置2は、図1からわかるように、全体として円柱状の形状を有し、入口側にニップル部9があり、出口側にダイス部10があり、これらはその中間に樹脂溜り空間8が形成されるように円筒状のスリーブ11により固定されている。この円柱状の一括被覆ダイス装置の縦方向に複数の長孔形状の横断面を有する光ファイバ通路13、14が貫通している。
またこの一括被覆ダイス装置2は、樹脂溜り空間8が図示しない被覆樹脂供給部と連通する。
通常この一括被覆ダイス装置2のダイス部10及びニップル部9の光ファイバ通路は、金属材料を放電加工法により微細加工して製造される.
【0015】
(光ファイバ通路)
光ファイバ通路13、14の横方向の断面は、いずれも偏平な長孔形状を有する。即ち、樹脂被覆すべき同一平面上に整列された光ファイバ心線1の形状に対応して、この平面に平行な一対の直線部分(以下単に長辺部という。)とこの直線部を挟んで対向する位置にある曲線部分(以下単に短辺部という。)からなる。
前記各光ファイバ通路14は、図1(b)、(c)から分かるようにそれら長孔形状の各長辺部が、光ファイバ通路の出口開口15の中心を通る各光ファイバ通路の中心軸Z(図2参照)を含む平面と平行になるように配列されている。
また前記各光ファイバ通路14の長孔形状の各短辺部の表面は、樹脂流の乱れを回避する都合上、いずれの部分も角張らずに曲率半径ができるだけ大きくなるように構成することが望ましく、例えば半円、半楕円等が典型的である。
ニップル部9の光ファイバ通路13についても同様である。
【0016】
また、ダイス部10の光ファイバ通路14のテーパ部分(以下、単にテーパ部分という。)は、図1(a)、(b)からわかるように、光ファイバの進行方向、即ち出口方向に向かって横方向の断面積が縮小しており、光ファイバ通路14のストレート部分(以下、単にストレート部分という。)は断面積が一定であり、 その入口部がテーパ部分の終端部分と連続している。
ニップル部9の光ファイバ通路13のテーパ部分についても同様である。
【0017】
(ニップル部)
ニップル部9は、図1(a)に例示するように、複数の光ファイバ通路13を有する。
ニップル部9の入口開口側ストレート部分及びテーパ部分は、光ファイバの挿入を容易とするガイド機能を有する。なお、ニップル部9として、入口開口側のストレート部分を省略した構造も可能である。
【0018】
(ダイス部)
ダイス部10は、複数の光ファイバ通路14について、それぞれ入口開口側のテーパ部分17と出口開口側のストレート部分18からなり、その横方向の断面はいずれも長辺部と短辺部からなる長孔形状を有し、その光ファイバ通路14の各中心軸Zがニップル部9のそれらと一致する。
【0019】
ダイス部10は、セルフセンタリングフォースによる光ファイバ心線1の整列機能と、同一平面上に整列された光ファイバ心線1上に、被覆樹脂を一括被覆する機能を有する。この場合において、光ファイバ心線1が同一平面上に正確に整列され、段差異常を生じないことが、光ファイバ心線1をV溝上に正確に載置し適切に溶融接続を行う観点から極めて重要である。また段差異常による光損失増加を回避する観点からも重要である。
【0020】
(ダイス部の構造)
本発明の主要構成であるダイス部10は、図8に示す従来の線速を前提とする一括被覆ダイス装置2の分岐部30aを排し、高線速での樹脂被覆時においても、この分岐部30aに起因する光ファイバ通路間の樹脂の渦流Jを生じないダイス構造を採用する。これにより高速でも光ファイバ心線1の段差の大きさを顕著に抑制することが可能となった。
【0021】
即ちダイス部10の構造としては、図1、2から分かるように、複数の各光ファイバ通路14がいずれも同じ構造を有しており、入口開口側のテーパ部分17と出口開口15側のストレート部分18からなり、その横方向の断面はいずれの部分も短辺部と長辺部からなる長孔形状を有している。
【0022】
特にダイス部10の各光ファイバ通路14のテーパ部分17は、図2に示すように、その全長(以下単にテーパ長という。)をLとし、各光ファイバ通路14の中心軸Z間の距離をPとし、各出口開口15の長辺方向の長さをWとし、各光ファイバ通路14の壁部を挟んで相互に隣接するテーパ部分と光ファイバ通路14の各中心軸Zを含む平面とが直交する部分のテーパ半角がいづれも等しい場合はこれをαとして P−W−2L×tanα≧0を満たすことを特徴とする。
一般的には、図3(b)に示すように、各光ファイバ通路14の壁部を挟んで相互に隣接するテーパ部分と光ファイバ通路14の各中心軸Zを含む平面とが直交する部分のテーパ半角をθ1、θ2としてP−W−L×(tanθ1+ tanθ2)≧0を満たす。
【0023】
各光ファイバ通路14の中心軸Z間の距離Pは、あまり大きくするとダイス装置2自体が大きくなり好ましくなく、また一体被覆ダイス装置3との間で光ファイバ心線1に横方向の張力が作用してダイス装置2の出口開口15に接触し、樹脂被覆が変形する恐れもあることから0.5mm<P≦10mmの範囲が好適である。
テーパ長Lは2mm≦L≦10mmの範囲が好適である。テーパ半角αはセルフセンタリングフォースを考慮して1度≦α≦10度の範囲が好適である。
【0024】
(テーパ半角が非対称な一括被覆ダイス装置)
分割型光ファイバテープ心線26に含まれる各光ファイバテープ心線16間の隣接する光ファイバ1の間隔Y(図6参照)があまりに離れていると、光ファイバ心線1を融着接続する際、分割型光ファイバテープ心線26中の光ファイバ心線1の一部がV溝基板上のV溝からはみ出して融着作業が不可能になるという問題が生ずる。
【0025】
この間隔Yを狭めた分割型光ファイバテープ心線26を必要とする場合には、図3(a)に示すテーパ半角が非対称なダイス部10を有するダイス装置2を使用して製造し、図5(b)に例示するように分割型光ファイバテープ心線26中の隣接する各光ファイバテープ心線16間で各光ファイバテープ心線16中に含まれる光ファイバ心線1を相互にそれぞれ内側に接近させることができる。
【0026】
即ち、図3(a)に例示するように、ダイス部10の光ファイバ通路14が2つの場合であって、ダイス部10のテーパ部分17の短辺部と光ファイバ通路の中心軸Zを含む面とが交わる部分のテーパ半角の内、相互に壁部を挟んで隣接する内側のテーパ部分のテーパ半角をβ、外側のテーパ部分のテーパ半角をγとして、γ>βの関係を満たす非対象ダイス部の場合、セルフセンタリングフォースのバランスが相互に内側にずれる。従って、このダイス部10を使用すると、図5(b)に例示するように、二つの光ファイバテープ心線16間の各光ファイバ心線1が相互に内側に偏位し、光ファイバテープ心線16間で隣接する光ファイバ心線1間の距離Yを最適にした分割型光ファイバテープ心線26を製造することができる。
【0027】
(分割型光ファイバテープ心線の製造装置)
分割型光ファイバテープ心線26の製造装置は、その構成を図7に例示するように、光ファイバサプライ6、集線ローラ4、一括被覆ダイス装置2、紫外線硬化装置5、5a、一体被覆ダイス装置3、ターンローラ7、巻取り機7aからなる。
【0028】
図7に示す例では、集線ローラ4からターンローラ7までの工程を垂直方向に配置したがこれに限定されるものではなく、一括被覆ダイス装置2と紫外線硬化装置5及び一体被覆ダイス装置3とその紫外線硬化装置5aはそれぞれ同一方向に構成しなければならないが、その他の工程は任意の方向に配置可能である。
【0029】
光ファイバサプライ6は、光ファイバ心線1を巻き取ったリールからなり、中間工程で形成される光ファイバテープ心線16毎にその中に含まれる光ファイバ心線1の数だけ用意される。
【0030】
集線ローラ4は、光ファイバサプライ6からの複数の光ファイバ心線1を、同一平面上に並列させるとともに、その方向を変換して次工程の一括被覆ダイス装置2に供給する機能を有するローラ装置である。
【0031】
一括被覆ダイス装置2は、既にその構造及び機能を詳述したように、各光ファイバ群を同一平面上に並列した状態になるように被覆樹脂を一括被覆して、同時に複数の光ファイバテープ心線16を形成する装置である。
紫外線硬化装置5は、一括被覆ダイス装置2で被覆樹脂を一括被覆されて形成された光ファイバテープ心線16へ紫外線を照射して紫外線硬化する装置である。
【0032】
一体被覆ダイス装置3は、図4に例示するように、同一平面上に並列された光ファイバテープ心線16上に被覆樹脂を一体被覆して分割型光ファイバテープ心線26を形成する装置である。
その構造は、入口側にニップル部23があり、出口側にダイス部24があり、これらはその中間に樹脂溜り空間28が形成されるようにスリーブ21により固定されている。またこの一体被覆ダイス装置3は、樹脂溜り空間28が図示しない被覆樹脂供給部と連通する。
【0033】
ニップル部23、樹脂溜り空間28及びダイス部24の構造及び機能は、一括被覆ダイス装置2のニップル部9、樹脂溜り空間8及びダイス部10のそれらと似た構造であるが、光ファイバ通路が1のみであること、全体的にサイズが大きく、特にダイス部24の出口開口の長辺方向の長さが通過する光ファイバテープ心線16中の光ファイバ心線1の数に応じて大きくなっていることが特徴である。
紫外線硬化装置5aは、被覆樹脂を一体被覆して形成された分割型光ファイバテープ心線26に紫外線を照射して紫外線硬化する装置である。
【0034】
ターンローラ7は、紫外線硬化装置5aを通過した分割型光ファイバテープ心線26の横方向位置を維持するとともに、その進行方向を巻取り機9の方向に変換するローラ装置である。
巻取り装置7aは、分割型光ファイバテープ心線26をボビンに巻き取るための装置である。
【0035】
【実施例】
(実施例1 対称型のダイス部10を備えた一括被覆ダイス装置2を使用、テーパ半角α=8度、テーパ長L=8mm、中心軸間距離P=4mm)
前記分割型光ファイバテープ心線26の製造装置を使用して、光ファイバ心線1を4本を含む、幅が約1.05mm、厚さが約0.31mmの4心の光ファイバテープ心線16の2枚をサブユニットとする、幅が約2.2mm、厚さが約0.33mmの分割型光ファイバテープ心線26を製造した。
【0036】
まず、全部で8本の、ガラス層の上に1次被覆層、2次被覆層、着色層を積層した外径250μmの光ファイバ心線1を、集線ローラ4に供給して同一平面上に整列した光ファイバ群を形成し、方向を変換して一括被覆ダイス装置2へ300m/分の線速で供給した。
一括被覆ダイス装置2では、2500cpsの粘度の紫外線硬化型樹脂を供給して、4本の光ファイバ心線1からなる光ファイバテープ心線16を、同時に2枚形成した。
【0037】
使用した一括被覆ダイス装置2はそのニップル部9とダイス部10がそれぞれ2つの長孔形状の光ファイバ通路13、14を有する。
ニップル部9の光ファイバ通路13は入口開口からストレート部、テーパ部、ストレート部が形成されている。
ニップル部9とダイス部10との間に樹脂溜り空間8を有する。
【0038】
ダイス部10は、図2に例示する対称型のテーパ部17を有するものを使用し、光ファイバ通路14は入口開口からテーパ部17、ストレート部18が形成され、その光ファイバ通路の中心軸Z間の距離Pは4mm、各光ファイバ通路の出口開口15の長辺方向の長さWは1.2mm、短辺方向の長さは0.32mm、短辺部の横方向断面は半円状である。前記テーパ部分17のテーパ長Lは8mm、短辺部のテーパ半角αは8度である。
【0039】
一括被覆した2枚の光ファイバテープ心線16は、紫外線硬化装置5を通過させることにより紫外線を照射して硬化させた後、一体被覆ダイス装置3を通過させ、同時に2枚の、同一平面上に並列した光ファイバテープ心線16上に、紫外線硬化型樹脂を一体被覆して分割型光ファイバテープ心線26を製造した。
【0040】
使用する一体被覆ダイス装置3は、そのニップル部23とダイス部24がそれぞれ1つの長孔形状の光ファイバ通路を有する。
ニップル部23の光ファイバ通路は入口開口からストレート部、テーパ部、ストレート部が形成されている。
【0041】
ニップル部23とダイス部24との間に樹脂溜り空間28が形成されている。ダイス部24の光ファイバ通路は入口開口からテーパ部、ストレート部が形成され、そのテーパ部分の短辺部のテーパ半角が1.5度である。出口開口の長辺方向の長さは2.3mm、短辺方向の長さは0.34mmである。
【0042】
一体被覆した分割型光ファイバテープ心線26は、紫外線硬化装置5aを通過させることにより紫外線を照射して硬化させ、ターンローラ7によりその方向を転じた後巻取り機7aにより巻き取った。
【0043】
以上により、光ファイバ心線1を4本を含む幅1.05mm、厚さ0.31mmの4心の光ファイバテープ心線16の2枚をサブユニットとする幅2.2mm、厚さ0.33mmの分割型光ファイバテープ心線26を製造した。その横断面を模式的に図5(a)に示す。
【0044】
この分割型光ファイバテープ心線26に含まれる光ファイバ心線1の各段差Δa乃至Δf(図6参照)はいづれも充分小さく5μmから17μmの範囲にあり、端部の被覆を除去して露出させた8本の光ファイバ心線1をV溝基板のV溝上に問題なく載置することができ、融着接続に何の支障も生じなかった。またこの光ファイバテープ心線の各光ファイバ心線1の光損失増加を測定したが前記段差に起因する増加は認められなかった。
【0045】
(実施例2 対称型のダイス部10を備えた一括被覆ダイス装置2を使用、テーパ半角α=4度、テーパ長L=7mm、中心軸間距離P=3mm)
図2に例示する対称型のダイス部10を備えた一括被覆ダイス装置2を使用し、このダイス部10のテーパ部17の短辺部のテーパ半角αを4度、テーパ長Lを7mm、光ファイバ通路の中心軸Z間の距離Pを3mm、他は前記実施例1と同じ条件として、分割型光ファイバテープ心線26を製造した。その横断面を模式的に図5(a)に示す。
【0046】
製造した分割型光ファイバテープ心線26中の光ファイバ心線1の各段差Δa乃至Δfはいづれも充分小さく8μmから19μmの範囲にあり、各光ファイバ心線1をV溝基板のV溝上に支障なく載置することができ、融着接続に何の支障も生じなかった。またこの光ファイバテープ心線の各光ファイバ心線1の光損失増加を測定したが前記段差に起因する増加は認められなかった。
【0047】
(実施例3 対称型のダイス部10を備えた一括被覆ダイス装置2を使用、テーパ半角α=1.5度、テーパ長L=4mm、中心軸間距離P=2mm)
図2に例示する対称型のダイス部10を備えた一括被覆ダイス装置2を使用し、このダイス部10のテーパ部17の短辺部のテーパ半角αを1.5度、テーパ長Lを4mm、光ファイバ通路の中心軸Z間の距離Pを2mm、他は前記実施例1と同じ条件として、分割型光ファイバテープ心線26を製造した。その横断面を模式的に図5(a)に示す。
【0048】
製造した分割型光ファイバテープ心線26の、各段差Δa乃至Δfはいづれも充分小さく3μmから12μmの範囲にあり、光ファイバ心線1をV溝基板のV溝上に適切に載置することができ、融着接続に何の支障も生じなかった。またこの光ファイバテープ心線の各光ファイバ心線1の光損失増加を測定したが前記段差に起因する増加は認められなかった。
【0049】
(実施例4 非対称型のダイス部10を備えた一括被覆ダイス2を使用、テーパ半角β=1.5度、テーパ半角γ=3度、テーパ長L=4mm、中心軸間距離P=2mm)
図3(a)に例示する非対称型のダイス部10を備えた一括被覆ダイス装置2を使用し、このダイス部10のテーパ部分17の短辺部と光ファイバ通路の中心軸Zを含む平面とが交わる部分のテーパ半角の内、壁部を挟んで相互に隣接する内側のテーパ半角βを1.5度、外側のテーパ半角γを3度、テーパ長Lを4mm、光ファイバ通路14の中心軸Z間の距離Pを2mm、他は前記実施例1と同じ条件として、分割型光ファイバテープ心線26を製造した。その横断面を模式的に図5(b)に示す。
【0050】
製造した分割型光ファイバテープ心線26中の光ファイバテープ心線16間の相互間の光ファイバ心線1の間の幅Yは290μmと十分小さく、8本の光ファイバ心線1はすべてV溝基板のV溝上からはみ出すことなくV溝上に余裕を有して載置することができた。
【0051】
また製造した分割型光ファイバテープ心線26の各段差Δa乃至Δfはいづれも6μmから13μmの範囲にあり充分小さく光ファイバ心線1をV溝基板のV溝上に適切に載置することができ、融着接続に何の支障も生じなかった。またこの光ファイバテープ心線の各光ファイバ心線1の光損失増加を測定したが前記段差に起因する増加は認められなかった。
【0052】
(実施例5 非対称型のダイス部10を備えた一括被覆ダイス2を使用、テーパ半角β=4度、テーパ半角γ=8度、テーパ長L=5mm、中心軸間距離P=2.5mm)
図3(a)に例示する非対称型のダイス部10を備えた一括被覆ダイス装置2を使用し、このダイス部10のテーパ部分17の短辺部と光ファイバ通路の中心軸Zを含む平面とが交わる部分のテーパ半角の内、壁部を挟んで相互に隣接する内側のテーパ半角βを4度、外側のテーパ半角γを8度、テーパ長Lを5mm、光ファイバ通路14の中心軸Z間の距離Pを2.5mmとし、他は前記実施例1と同じ条件として、分割型光ファイバテープ心線26を製造した。その横断面を模式的に図5(b)に示す。
【0053】
製造した分割型光ファイバテープ心線26中の光ファイバテープ心線16間の隣接する光ファイバ心線1の間の幅Yは300μmと十分小さく、8本の光ファイバ心線1はすべてV溝基板のV溝上からはみ出すことなくV溝上に余裕を有して載置することができた。
また製造した分割型光ファイバテープ心線26の各段差Δa乃至Δfはいづれも充分小さく7μmから16μmの範囲にあり、光ファイバ心線1をV溝基板のV溝上に適切に載置することができ、融着接続に何の支障も生じなかった。またこの光ファイバテープ心線の各光ファイバ心線1の光損失増加を測定したが前記段差に起因する増加は認められなかった。
【0054】
(比較例)
図8に示す従来型の一括被覆ダイス装置2を用い、他は前記実施例1と同じ条件として、分割型光ファイバテープ心線26を製造した。その横断面を模式的に図5(c)に示す。
この場合、分割型光ファイバテープ心線26中の各光ファイバ心線1の各段差Δa乃至Δfはかなり大きくなり33μm乃至45μmの範囲にあった。
【0055】
この光ファイバ心線1をV溝基板のV溝上に正確に載置することは困難であり融着接続できなかった。
また分割型光ファイバテープ心線26中の光ファイバテープ心線16間の隣接する光ファイバ心線1の間の幅Yも360μmと大きく、V溝基板のV溝上から8本の光ファイバ心線1の一部がはみ出した。
ちなみに、線速を従来のレベルである100m/分と小さくし、他は実施例1と同じ条件で分割型光ファイバテープ心線26を製造したところ、各段差Δa乃至Δfは18μm乃至23μmの範囲とかなり小さくすることができた。
【0056】
尚、前記発明の実施の形態及び実施例では、4心の光ファイバテープ心線16を2枚製作し合計8心の分割型光ファイバテープ心線26を製造する場合を中心に説明したが、これに限定されるものではなく、2心の光ファイバテープ心線16を2枚製作し合計4心の分割型光ファイバテープ心線26を製造する場合、8心のファイバテープ心線16を2枚製作し合計16心の分割型光ファイバテープ心線26を製造する場合、12心のファイバテープ心線16を2枚製作し合計24心の分割型光ファイバテープ心線26を製造する場合の各場合についても、本発明を適用することができる。
【0057】
また前記発明の実施の形態及び実施例では、光ファイバ1としてガラス層の上に一次被覆層、二次被覆層、着色層を積層した光ファイバ心線を使用したが、これに限定されるものではなくガラス層の上に一次被覆層又は一次被覆層と2次被覆層を積層した光ファイバ素線1を使用することもできる。
また前記発明の実施の形態及び実施例では、円柱状体の平面に直交する方向に光ファイバ通路14を有するダイス部10を使用したが、平行な2平面を有す柱状体であれば円柱状の形状に限定されるものではなく、角柱の平面に直交する方向に光ファイバ通路14を有するダイス部10を使用することもできる。
【0058】
【発明の効果】
本発明により、従来の一括被覆ダイス装置中の分岐部を廃し、被覆樹脂の不安定な渦流とこれに起因するセルフセンタリングフォースの乱れを抑制するダイス構造を採用することにより、分割型光ファイバテープ心線中の光ファイバの段差を、高線速で樹脂被覆する場合においても顕著に小さくし、V溝基板上のV溝に正確に載置することができ、分割型光ファイバテープ心線を用いた光ファイバの融着接続作業の効率化を実現した。
また、これにより分割型光ファイバテープ心線の生産性を高め、製造コストを低減可能とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一括被覆ダイス装置の構造を示す断面図である。図1(a)は同装置の縦断面図、同図(b)は同装置のダイス部の入口から出口方向を見た矢視図、同図(c)は同装置のダイス部の出口から入口方向を見た矢視図である。
【図2】本発明の一括被覆ダイス装置の対称型のダイス部の構造を示す縦断面図である。
【図3】本発明の一括被覆ダイス装置のダイス部の他の構造を示す縦断面図である。
図3(a)は本発明の一括被覆ダイス装置の非対称型のダイス部の縦断面図、同図(b)は対称型及び非対称型を含む一般的なダイス部の縦断面図と各部分の符号を説明するための図である。
【図4】本発明の一体被覆ダイス装置の構造を示す縦断面図である。
【図5】分割型光ファイバテープ心線の構造を示す横断面図である。
【図6】光ファイバテープ心線中の光ファイバの整列状態を示す横断面図である。
【図7】分割型光ファイバテープ心線の製造装置を示す図である。
【図8】従来の一括被覆ダイス装置の構造を示す断面図である。図8(a)は同装置の縦断面図、同図(b)は同装置のダイス部の入口から出口方向を見た矢視図、同図(c)は同装置のダイス部の出口から入口方向を見た矢視図である。
【符号の説明】
1:光ファイバ
2:一括被覆ダイス装置
3:一体被覆ダイス装置
4:集線ローラ
5、5a:紫外線硬化装置
6:光ファイバサプライ
7:ターンローラ
7a:巻取り機
8、28:樹脂溜り空間
9、23、39:ニップル部
10、24、30:ダイス部
11、21、31:スリーブ
13、14:光ファイバ通路
15、35:ダイス部出口開口
16:光ファイバテープ心線
17:テーパ部分
18:ストレート部分
26:分割型光ファイバテープ心線
Claims (2)
- 複数の光ファイバ心線を複数の群に分けてそれぞれの群の光ファイバ心線に被覆樹脂を一括被覆して複数の光ファイバテープ心線とし、前記複数の光ファイバテープ心線にさらに被覆樹脂を一体被覆する分割型光ファイバテープ心線の製造方法であって、
前記光ファイバテープ心線の製造工程では、各群の光ファイバ心線を同一平面上に並列させて、一括被覆ダイス装置にて被覆樹脂を一括被覆し、前記被覆樹脂を硬化させて複数の光ファイバテープ心線を同時に製造し、
前記一括被覆ダイス装置は、ニップル部、ダイス部および前記ニップル部とダイス部の間に形成される樹脂溜まり空間を有し、前記ニップル部および前記ダイス部は平行な二平面を有しかつその平面に直交する方向に横断面が長孔形状の光ファイバ通路を複数有し、前記ニップル部の複数の光ファイバ通路はテーパ部分を備え、前記ダイス部の複数の光ファイバ通路は入口側よりテーパ部分とストレート部分からなり、前記ダイス部の隣合う光ファイバ通路の中心軸間距離が2mm以上4mm以下であり、前記ダイス部の各光ファイバ通路が、前記ニップル部の各光ファイバ通路と前記樹脂溜まり空間を介して対応しており、
前記樹脂溜まり空間および前記ダイス部の光ファイバ通路に前記被覆樹脂を供給して前記各群の光ファイバ心線を前記各光ファイバ通路を通過させて前記被覆樹脂を一括被覆し、
前記分割型光ファイバテープ心線の製造工程では、前記複数の光ファイバテープ心線を同一平面上に並列させて、一体被覆ダイス装置にて被覆樹脂を被覆し、前記被覆樹脂を硬化させて分割型光ファイバテープ心線を製造し、
前記一体被覆ダイス装置は、前記一括被覆ダイス装置よりも下流に設けられ、ニップル部、ダイス部および前記ニップル部と前記ダイス部の間に形成される樹脂溜まり空間を有し、前記ニップル部および前記ダイス部は横断面が長孔形状の光ファイバ通路を有し、前記ニップル部の光ファイバ通路はテーパ部分を備え、前記ダイス部の光ファイバ通路は入口側よりテーパ部分とストレート部分からなり、
前記樹脂溜まり空間および前記ダイス部の光ファイバ通路に前記被覆樹脂を供給して前記複数の光ファイバテープ心線を前記光ファイバ通路を通過させて前記被覆樹脂を一体被覆する分割型光ファイバテープ心線の製造方法。 - 前記一括被覆ダイス装置の前記ダイス部分の光ファイバ通路が二つあり、前記光ファイバ通路は、そのテーパ部分と前記光ファイバ通路の各中心軸を含む平面とが交わる部分のテーパ半角の内、相互に壁部を挟んで隣接する内側のテーパ部分のテーパ半角をβ、外側のテーパ部分のテーパ半角をγとして、γ>βの関係が満たされるものであり、前記各群の光ファイバ心線を前記光ファイバ通路を通過させて前記被覆樹脂を一括被覆する請求項1に記載の分割型光ファイバテープ心線の製造方法。
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