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JP4389880B2 - 光記録媒体記録回路、光記録媒体記録装置及びレーザ光の強度調整方法 - Google Patents

光記録媒体記録回路、光記録媒体記録装置及びレーザ光の強度調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、光記録媒体記録回路、光記録媒体記録装置及びレーザ光の強度調整方法に関するものであり、特に、レーザ光を照射して光記録媒体へ情報を記録する際にレーザ光強度調整の指標として用いる評価関数を、前記レーザ光の反射光に応じて調整する光記録媒体記録回路、光記録媒体記録装置及びレーザ光の強度調整方法に関するものである。
従来、デジタル情報を記録可能な光ディスクなどの光記録媒体としてさまざまな種類のものが知られている。
特に、有機色素を用いることにより一度だけデジタル情報を記録可能な追記型光記録媒体として、CD−R(Compact Disk Recordable)、DVD+R、DVD−R(Digital Versatile Disk Recordable)などが知られている。また、相変化材料を用いることにより書き換え可能な書き換え型光記録媒体として、CD−RW(Compact Disk ReWritable)、DVD−RW(Digital Versatile Disk ReWritable)、DVD−RAM(Digital Versatile Disk Random Access Memory)、BD−RE(Blu-ray Disk ReWritable)などが知られている。
これらの光記録媒体は、一般的に厳格に管理されたラインで生産されているが、製造メーカ各社の製造方法の相違や生産ロット間のばらつきにより、光記録媒体の記録層に用いられる色素成分や合金成分にばらつきが生じることがある。
特に、有機色素を用いる追記型光記録媒体では、光記録媒体の製造工程、利用者の使用状態及び保存状態によって、光記録媒体の反りや面振れが発生したり、この反りや面振れの状態が変化することがある。なお、光記録媒体の反りとは、光記録媒体が傘を開いたように変形等した状態をいい、また、光記録媒体の面振れとは、光記録媒体を回転させたときに、光記録媒体の記録面が回転角に応じて上下に変動するうねりのある状態をいう。
このように光記録媒体の記録層の色素成分や合金成分のばらつき、また、光記録媒体の反りや面振れが生じると、同じ製造メーカの同じ型番の光記録媒体であっても、光記録媒体の記録面への情報の記録状態が異なることとなり、したがって、この情報の再生に際し、再生信号の品位が一定とならず、データの復号が困難となる場合があった。
そこで、再生信号の品位を一定に保つことができるように、光記録媒体に記録するためのレーザ光の強度を調整する方法として、OPC(Optimum Power Calibration)及びランニングOPCなどの制御方法が知られている。
OPCとは、データを記録する前に、光記録媒体の試し書き領域であるPCA(Power Calibration Area)に所定のパターンのレーザ光を照射して試し書きを行い、このように試し書きをしたデータを再生して、ある評価基準に従って最適なレーザ光の強度を決定し、記録品質を向上させているものである。
また、ランニングOPCとは、光記録媒体に記録用のレーザ光を照射して所要の情報を記録している際に、そのレーザ光の反射光を検出して、検出した反射光の強度に応じて照射するレーザ光の強度を補正しているものである。
このOPCとランニングOPCを用い、光記録媒体への情報の記録開始に際して、光記録媒体のPCAにOPCを一度だけ実行し、このOPCによって決定されたレーザ光の強度で光記録媒体への情報の記録開始し、その後はランニングOPCによってレーザ光の強度を適正な状態に調整するようにしている。
なお、光記録媒体は、内周と外周とにおいて製造工程における記録層形成のバラツキなどが生じやすく、光記録媒体の径方向に沿ってレーザ光の適正な強度が異なっていることが多い。
このような光記録媒体の内周と外周とにおける適正なレーザ光の強度変動を反映するために、ランニングOPCを行う際には、評価関数が用いられている。
この評価関数は、レーザ光の強度に対するピット形成の深さを示した特性曲線であって、ランニングOPCでは、この特性曲線に基づいてレーザ光の強度を調整することにより、光記録媒体に高品質で情報が書き込めるようにしている。
なお、ランニングOPCでは、レーザ光による光記録媒体への情報の記録時におけるレーザ光の反射光を検出してレーザ光の強度調整を行っているが、検出している反射光は、記録された情報の読み出し時の反射光とは異なるために、反射光が記録状態を正しく反映しているとは限らないおそれがあった。
そこで、昨今では、光記録媒体に情報の記録処理を行っている途中で記録処理を中断し、中断前に記録した情報を再生して、再生時の反射光の検出結果に基づいてレーザ光の強度調整を行って記録処理を再開させることにより、より適正な強度のレーザ光での記録処理が実行できるようにすることも行われている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−234812号公報
しかしながら、光記録媒体への情報の記録処理を中断してレーザ光の強度を再開したとしても、ランニングOPCでは記録用のレーザ光の反射光に基づいてレーザ光の強度調整を行っているために、再開後のランニングOPCによる補正によってレーザ光の強度が適正な強度から外れていくおそれがあり、記録処理の中断、レーザ光の強度調整、記録処理の再開を頻繁に繰り返すことによって記録処理の処理時間が極めて長くなるおそれがあった。
また、ランニングOPCに用いる評価関数は、使用する光記録媒体の種類によって適正な評価関数が異なるために、光記録媒体の種類ごとに適正な評価関数を準備しておくことが望ましいが、光記録媒体の製造バラツキによって、準備していた評価関数が必ずしもその光記録媒体に対して適正となっていない場合もあった。
本発明者はこのような現状に鑑み、適正なレーザ強度をできるだけ維持しながら記録処理を実行可能とすべく研究開発を行って、本発明を成すに至ったものである。
本発明の光記録媒体記録回路では、光記録媒体へのレーザ光の照射によって、この光記録媒体への情報の記録又は再生を行う光ピックアップ部と、この光ピックアップ部を制御する制御部と、前記光記録媒体へ情報を記録する際に前記レーザ光の反射光に応じてこのレーザ光の強度を調整するためのレーザ光の強度に対するピット形成の深さを示す複数の評価関数を予め記憶した記憶部とを備え、前記制御部は、前記光記録媒体へ情報の記録処理を行う前に、前記光記録媒体に設けられた試し書き領域に、前記レーザ光の強度を変化させながら複数のテストデータを記録し、再生信号における振幅対称性のずれ量を示す値であるβの値を、前記試し書き領域に記録された前記複数のテストデータを再生した再生信号からそれぞれ算出し、前記算出したβの値から最適な記録状態が得られる前記レーザ光の強度を特定した後、当該特定した強度のレーザ光を出力する各評価関数の目標値を特定し、前記算出したβの値及び前記特定したレーザ光の強度に基づいて前記複数の評価関数の中から最も適正な評価関数を特定して前記光記録媒体へ情報の記録処理を行い、前記光記録媒体へ情報の記録処理を行っている途中で記録処理を中断し、前記中断前に前記光記録媒体に記録した情報を再生し、当該再生した情報に基づいて算出したβの値と、前記テストデータを再生した再生信号から算出したβの値とを比較し、その差が許容範囲を越えていた場合、前記記録中断直前に用いた評価関数についてその目標値に対するβの値の関係を示した曲線を、βの値を縦軸とし、目標値を横軸としたグラフで表したときに、当該グラフ上で前記曲線を平行移動して、前記記録中断直前に用いた評価関数における前記特定した目標値と、前記記録中断後に測定して算出された前記βの値との交点を通るような補正評価関数を想定し、前記記憶部に記憶した複数の評価関数のうち、前記補正評価関数と最も誤差の少ない評価関数を新たな評価関数として評価関数の変更を行い、レーザ光の強度を調整することとした。
また、本発明の光記録媒体記録装置では、光記録媒体へのレーザ光の照射によって、この光記録媒体への情報の記録又は再生を行う光ピックアップ部と、この光ピックアップ部を制御する制御部と、前記光記録媒体へ情報を記録する際に前記レーザ光の反射光に応じてこのレーザ光の強度を調整するためのレーザ光の強度に対するピット形成の深さを示す複数の評価関数を予め記憶した記憶部とを備え、前記制御部は、前記光記録媒体へ情報の記録処理を行う前に、前記光記録媒体に設けられた試し書き領域に、前記レーザ光の強度を変化させながら複数のテストデータを記録し、再生信号における振幅対称性のずれ量を示す値であるβの値を、前記試し書き領域に記録された前記複数のテストデータを再生した再生信号からそれぞれ算出し、前記算出したβの値から最適な記録状態が得られる前記レーザ光の強度を特定した後、当該特定した強度のレーザ光を出力する各評価関数の目標値を特定し、前記算出したβの値及び前記特定したレーザ光の強度に基づいて前記複数の評価関数の中から最も適正な評価関数を特定して前記光記録媒体へ情報の記録処理を行い、前記光記録媒体へ情報の記録処理を行っている途中で記録処理を中断し、前記中断前に前記光記録媒体に記録した情報を再生し、当該再生した情報に基づいて算出したβの値と、前記テストデータを再生した再生信号から算出したβの値とを比較し、その差が許容範囲を越えていた場合、前記記録中断直前に用いた評価関数についてその目標値に対するβの値の関係を示した曲線を、βの値を縦軸とし、目標値を横軸としたグラフで表したときに、当該グラフ上で前記曲線を平行移動して、前記記録中断直前に用いた評価関数における前記特定した目標値と、前記記録中断後に測定して算出された前記βの値との交点を通るような補正評価関数を想定し、前記記憶部に記憶した複数の評価関数のうち、前記補正評価関数と最も誤差の少ない評価関数を新たな評価関数として評価関数の変更を行い、レーザ光の強度を調整することとした。
また、本発明のレーザ光の強度調整方法では、記憶部に記憶したレーザ光の強度に対するピット形成の深さを示す複数の評価関数に基づいて光ピックアップ部から光記録媒体にレーザ光を照射することにより前記光記録媒体に情報を記録する記録処理における前記レーザ光の強度調整方法であって、前記光記録媒体へ情報の記録処理を行う前に、前記光記録媒体に設けられた試し書き領域に、前記レーザ光の強度を変化させながら複数のテストデータを記録するステップと、再生信号における振幅対称性のずれ量を示す値であるβの値を、前記試し書き領域に記録された前記複数のテストデータを再生した再生信号からそれぞれ算出するステップと、前記算出したβの値から最適な記録状態が得られる前記レーザ光の強度を特定した後、当該特定した強度のレーザ光を出力する各評価関数の目標値を特定し、前記算出したβの値及び前記特定したレーザ光の強度に基づいて前記複数の評価関数の中から最も適正な評価関数を特定して前記光記録媒体へ情報の記録処理を行うステップと、前記光記録媒体へ情報の記録処理を行っている途中で記録処理を中断するステップと、前記中断前に前記光記録媒体に記録した情報を再生し、当該再生した情報に基づいて算出したβの値と、前記テストデータを再生した再生信号から算出したβの値とを比較し、その差が許容範囲を越えていた場合、前記記録中断直前に用いた評価関数についてその目標値に対するβの値の関係を示した曲線を、βの値を縦軸とし、目標値を横軸としたグラフで表したときに、当該グラフ上で前記曲線を平行移動して、前記記録中断直前に用いた評価関数における前記特定した目標値と、前記記録中断後に測定して算出された前記βの値との交点を通るような補正評価関数を想定し、前記記憶部に記憶した複数の評価関数のうち、前記補正評価関数と最も誤差の少ない評価関数を新たな評価関数として評価関数の変更を行い、レーザ光の強度を調整するステップとを有することとした。
請求項1記載の発明では、光記録媒体へのレーザ光の照射によって、この光記録媒体への情報の記録又は再生を行う光ピックアップ部と、この光ピックアップ部を制御する制御部と、光記録媒体へ情報を記録する際にレーザ光の反射光に応じてこのレーザ光の強度を調整するためのレーザ光の強度に対するピット形成の深さを示す複数の評価関数を予め記憶した記憶部とを備え、制御部は、光記録媒体へ情報の記録処理を行う前に、光記録媒体に設けられた試し書き領域に、レーザ光の強度を変化させながら複数のテストデータを記録し、再生信号における振幅対称性のずれ量を示す値であるβの値を、試し書き領域に記録された複数のテストデータを再生した再生信号からそれぞれ算出し、算出したβの値から最適な記録状態が得られるレーザ光の強度を特定した後、当該特定した強度のレーザ光を出力する各評価関数の目標値を特定し、算出したβの値及び特定したレーザ光の強度に基づいて複数の評価関数の中から最も適正な評価関数を特定して光記録媒体へ情報の記録処理を行い、光記録媒体へ情報の記録処理を行っている途中で記録処理を中断し、中断前に光記録媒体に記録した情報を再生し、当該再生した情報に基づいて算出したβの値と、テストデータを再生した再生信号から算出したβの値とを比較し、その差が許容範囲を越えていた場合、記録中断直前に用いた評価関数についてその目標値に対するβの値の関係を示した曲線を、βの値を縦軸とし、目標値を横軸としたグラフで表したときに、当該グラフ上で曲線を平行移動して、記録中断直前に用いた評価関数における特定した目標値と、記録中断後に測定して算出されたβの値との交点を通るような補正評価関数を想定し、記憶部に記憶した複数の評価関数のうち、補正評価関数と最も誤差の少ない評価関数を新たな評価関数として評価関数の変更を行い、レーザ光の強度を調整することによって、記録処理の再開後には、より適正な評価関数に基づいてレーザ光の強度調整を行うことができ、光記録媒体の全域にわたって安定した高品質の記録処理を実行できる。また、光記録媒体の製造バラツキがあったとしても、バラツキに応じて適切な評価関数を用いることができる。また、試し書き領域を効率よく利用してより適正なレーザ光の強度を特定できる。
請求項記載の発明では光記録媒体へのレーザ光の照射によって、この光記録媒体への情報の記録又は再生を行う光ピックアップ部と、この光ピックアップ部を制御する制御部と、光記録媒体へ情報を記録する際にレーザ光の反射光に応じてこのレーザ光の強度を調整するためのレーザ光の強度に対するピット形成の深さを示す複数の評価関数を予め記憶した記憶部とを備え、制御部は、光記録媒体へ情報の記録処理を行う前に、光記録媒体に設けられた試し書き領域に、レーザ光の強度を変化させながら複数のテストデータを記録し、再生信号における振幅対称性のずれ量を示す値であるβの値を、試し書き領域に記録された複数のテストデータを再生した再生信号からそれぞれ算出し、算出したβの値から最適な記録状態が得られるレーザ光の強度を特定した後、当該特定した強度のレーザ光を出力する各評価関数の目標値を特定し、算出したβの値及び特定したレーザ光の強度に基づいて複数の評価関数の中から最も適正な評価関数を特定して光記録媒体へ情報の記録処理を行い、光記録媒体へ情報の記録処理を行っている途中で記録処理を中断し、中断前に光記録媒体に記録した情報を再生し、当該再生した情報に基づいて算出したβの値と、テストデータを再生した再生信号から算出したβの値とを比較し、その差が許容範囲を越えていた場合、記録中断直前に用いた評価関数についてその目標値に対するβの値の関係を示した曲線を、βの値を縦軸とし、目標値を横軸としたグラフで表したときに、当該グラフ上で曲線を平行移動して、記録中断直前に用いた評価関数における特定した目標値と、記録中断後に測定して算出されたβの値との交点を通るような補正評価関数を想定し、記憶部に記憶した複数の評価関数のうち、補正評価関数と最も誤差の少ない評価関数を新たな評価関数として評価関数の変更を行い、レーザ光の強度を調整することによって、請求項1記載の発明と同様に、記録処理の再開後には、より適正な評価関数に基づいてレーザ光の強度調整を行うことができ、光記録媒体の全域にわたって安定した高品質の記録処理を実行できる。また、光記録媒体の製造バラツキがあったとしても、バラツキに応じて適切な評価関数を用いることができる。また、試し書き領域を効率よく利用してより適正なレーザ光の強度を特定できる。
請求項記載の発明では、記憶部に記憶したレーザ光の強度に対するピット形成の深さを示す複数の評価関数に基づいて光ピックアップ部から光記録媒体にレーザ光を照射することにより光記録媒体に情報を記録する記録処理におけるレーザ光の強度調整方法であって、光記録媒体へ情報の記録処理を行う前に、光記録媒体に設けられた試し書き領域に、レーザ光の強度を変化させながら複数のテストデータを記録するステップと、再生信号における振幅対称性のずれ量を示す値であるβの値を、試し書き領域に記録された複数のテストデータを再生した再生信号からそれぞれ算出するステップと、算出したβの値から最適な記録状態が得られるレーザ光の強度を特定した後、当該特定した強度のレーザ光を出力する各評価関数の目標値を特定し、算出したβの値及び特定したレーザ光の強度に基づいて複数の評価関数の中から最も適正な評価関数を特定して光記録媒体へ情報の記録処理を行うステップと、光記録媒体へ情報の記録処理を行っている途中で記録処理を中断するステップと、中断前に光記録媒体に記録した情報を再生し、当該再生した情報に基づいて算出したβの値と、テストデータを再生した再生信号から算出したβの値とを比較し、その差が許容範囲を越えていた場合、記録中断直前に用いた評価関数についてその目標値に対するβの値の関係を示した曲線を、βの値を縦軸とし、目標値を横軸としたグラフで表したときに、当該グラフ上で曲線を平行移動して、記録中断直前に用いた評価関数における特定した目標値と、記録中断後に測定して算出されたβの値との交点を通るような補正評価関数を想定し、記憶部に記憶した複数の評価関数のうち、補正評価関数と最も誤差の少ない評価関数を新たな評価関数として評価関数の変更を行い、レーザ光の強度を調整するステップと、を有することによって、記録処理の再開後には、より適正な評価関数に基づいてレーザ光の強度調整を行うことができ、光記録媒体の全域にわたって安定した高品質の記録処理を実行可能とすることができる。また、光記録媒体の製造バラツキがあったとしても、バラツキに応じて適切な評価関数を用いることができる。また、試し書き領域を効率よく利用してより適正なレーザ光の強度を特定できる。
本発明の光記録媒体記録回路、光記録媒体記録装置及びレーザ光の強度調整方法では、光記録媒体へのレーザ光の照射によって、この光記録媒体への情報の記録又は再生を行う光ピックアップ部と、この光ピックアップ部を制御する制御部と、光記録媒体へ情報を記録する際にレーザ光の反射光に応じてこのレーザ光の強度を調整するための評価関数を予め記憶した記憶部とを備えており、制御部では、光記録媒体へ情報の記録処理を行っている途中で記録処理を中断し、中断前に記録した情報を再生して、再生時の反射光の検出結果に基づいて評価関数を調整しているものである。
すなわち、ランニングOPCに用いる評価関数を、記録処理時における記録状態に基づいて調整することによって、記録処理を再開した場合には、より適正な評価関数に基づいてレーザ光の強度調整を行うことができるので、より安定した高品質の記録処理を実行することができる。特に、評価関数を調整したことによって、光記録媒体の全域にわたって高品質の記録処理を実行できる。
以下において、図面に基づいて本発明の実施形態を詳説する。図1は本発明の実施の形態における光記録媒体記録回路からなる光記録媒体記録装置のブロック図である。
光記録媒体記録装置は、光記録媒体10を回転駆動させるスピンドルモータ11と、このスピンドルモータ11によって回転している光記録媒体10にレーザ光を照射するとともに照射したレーザ光の反射光を受光する光ピックアップ部12を備えている。
スピンドルモータ11は、サーボプロセッサ13によって制御された第1モータドライバ14によって駆動制御されている。

光ピックアップ部12は、光記録媒体10の記録面にレーザ光を照射するレーザダイオード(図示せず)とそのレーザ光の反射光を受光する複数の受光素子(図示せず)とを備えており、レーザダイオードは、制御部である制御プロセッサ15によって制御されたレーザドライバ16によって制御されて、所要の強度のレーザ光を照射するようにしている。
制御プロセッサ15には、所要の評価関数を記憶した記憶部であるメモリ17を接続しており、このメモリ17に記憶された評価関数に基づいて制御プロセッサ15はレーザ光の強度調整を行っている。
また、受光素子は、光記録媒体2の記録面に照射されたレーザ光の反射光を受光してRF(Radio Frequency)信号を出力しており、出力されたRF信号はRFアンプ18に入力されて増幅され、制御プロセッサ15及びサーボプロセッサ13に入力している。
光ピックアップ部12は、サーボプロセッサ13によって制御された第2モータドライバ19を介してスレッドモータ20を制御することにより、スレッドモータ20によって光記録媒体2の径方向に沿って進退移動させるようにしている。すなわち、光ピックアップ部12は、スレッドモータ20の出力軸に連動連結した螺旋棒21に螺合体22を介して連結し、スレッドモータ20によって螺旋棒21を回転させることにより螺旋棒21に沿って光ピックアップ部12を進退移動可能としている。
さらに、光ピックアップ部12は、サーボプロセッサ13によって制御されたアクチュエータドライバ23によって、光記録媒体10と光ピックアップ部12との間隔を調整可能としている。
このように構成された光記録媒体記録装置の制御部である制御プロセッサ15は、図2に示すフローチャートに基づいてランニングOPCを実行しながら光記録媒体へ情報の記録処理をするようにしている。なお、ここでは、記憶部であるメモリ17は、複数の評価関数を記憶しているものとする。また、記録処理の中断は、制御部においてあらかじめ設定した所定のタイミングで行われるものとしている。
まず、光記録媒体記録装置では、光記録媒体への所要の情報の記録開始にともなってOPC(Optimum Power Calibration)を実行する。
OPCでは、光記録媒体10の試し書き領域であるPCA(Power Calibration Area)に、ステップライトを行っている(ステップS1)。ステップライトとは、制御プロセッサ15から所定のパターンとしたテストデータを出力するとともに、出力するレーザ光の強度を一定時間ごとに一定間隔で変化させてPCAに書き込みを行う記録処理である。
PCAは、一般的に光記録媒体10の最内周部分と最外周部分とに設けられており、この最内周部分と最外周部分とを用いてステップライト中にランニングOPCで用いる各評価関数に基づくデータ取得を行っている。
ステップライトによる記録処理の終了後、制御プロセッサ15は、各条件で書き込まれたテストデータを再生して、再生信号からβ及び/またはアシンメトリ値を算出する(ステップS2)。
ここで、β及びアシンメトリ値は、再生信号における振幅対称性のずれ量を示す値であり、図3に示すように、光記録媒体10の再生によって光ピックアップ部12から出力されたRF信号の波形を用いて、それぞれ以下に示す式で表されるものである。
アシンメトリ値=[(I14H+I14L)/2−(I3H+I3L)/2]/I14
β=[(RFAv−I14L)/2−(I14H+RFAv)/2]/I14
制御プロセッサ15は、算出されたβ及び/またはアシンメトリ値から最適な記録状態が得られるレーザ光の強度を特定し(ステップS3)、次いで、特定された強度のレーザ光を出力可能とする各評価関数の目標値をそれぞれ特定している(ステップS4)。
評価関数における目標値の特定とは、図4(a)に示すように、レーザ光の各強度(power)におけるβの値をプロットして得られるβ曲線において、最適なβが得られるレーザ光の強度を特定し、図4(b)に示す評価関数の各制御目標値に対する出力特性曲線から、特定されたレーザ光の強度を出力可能な制御目標値を特定するものである。
さらに、制御プロセッサ15は、算出されたβ及び/またはアシンメトリ値、及び、特定されたレーザ光の強度に基づいて、最も適正な評価関数を特定している(ステップS5)。
本実施形態では、複数の評価関数のそれぞれにおいてレーザ光の強度の特定、及び評価関数の特定を行っているが、光記録媒体10への所要の情報の記録開始時に光記録媒体10に記録されている光記録媒体10の識別情報などを読み取って光記録媒体10の種類を特定し、その光記録媒体10に対して適正な評価関数だけを用いて行ってもよい。
このように、光記録媒体10に最適な評価関数だけを用いてOPCを行うことによって、PCAを効率よく利用して適正なレーザ光の強度を特定できる。
または、光記録媒体10の種類にかかわらず常に所定の評価関数を用いてステップライトを行ってレーザ光の強度を特定してもよく、常に所定の評価関数のみを使用することによってOPCの制御を行いやすくすることができ、PCAを効率よく利用して適正なレーザ光の強度を特定できる。
レーザ光の強度の特定、及び評価関数の特定後、制御プロセッサ15は、光ピックアップ部12から出力されるレーザ光の強度をOPCで特定された強度とし、光記録媒体10への所要の情報の記録処理を開始する(ステップS6)。
制御プロセッサ15は、記録処理が終了するまではランニングOPCを実行することにより、評価関数に基づいてレーザ光の強度を制御している。記録する情報がなくなった場合には、制御プロセッサ15は記録処理が終了するようにしている(ステップS7)。
一方、制御プロセッサ15は、記録処理状態においてあらかじめ設定した所定のタイミングとなった場合に記録処理を中断する(ステップS8)。
本実施形態では、光ピックアップ部12が光記録媒体10の径方向に所定寸法だけ移動したことを検出してステップS8による記録処理の中断を行っているが、所定時間の経過ごとに記録処理の中断を行ってもよいし、所定量の情報の記録が行われたことを検出して記録処理の中断を行ってもよい。
あるいは、あらかじめ特定したレーザ光の強度に基づいて所定の強度範囲を設定し、ランニングOPCによるレーザ光の強度制御によってレーザ光の強度が強度範囲を超えたことを検出して記録処理の中断を行ってもよい。
このようにレーザ光の強度に基づいて記録処理の中断判定を行うことによって、レーザ光の強度異常により記録処理の中断が必要と判断される場合のみ記録処理を中断することができるので、中断回数を削減でき、記録処理をより高効率で行うことができる。
なお、中断判定の基準となる強度範囲は、必要に応じてどのような強度範囲を採用してもよく、好適には中断判定によって中断されるレーザ光の出力の開始時点の強度を基準として範囲設定することが望ましい。
ステップS8において、記録処理を中断するタイミングではない場合には、制御プロセッサ15はステップS6に戻ってランニングOPCを続行するようにしている。
ステップS8において、記録処理を中断した場合には、制御プロセッサ15は中断前に光記録媒体10に記録した情報を再生し(ステップS9)、再生信号からβ及び/またはアシンメトリ値を算出する(ステップS10)。
ステップS10で得られたβ及び/またはアシンメトリ値が、ステップS2で得られたβ及び/またはアシンメトリ値と比較して許容範囲の値であった場合には、制御プロセッサ15はステップS6に戻ってランニングOPCを再開するようにしている(ステップS11)。
一方、ステップS11でβ及び/またはアシンメトリ値が許容範囲を越えていた場合には、図5に示すように、制御プロセッサ15は、記録処理開始時のランニングOPC目標値と、中断後に測定して算出されたβとの交点を通るように中断前に用いていた評価関数を平行移動させて補正評価関数を想定し、記憶部であるメモリ17に記憶された評価関数で補正評価関数と最も誤差の少ない評価関数を新たな評価関数として評価関数の変更を行っている(ステップS12)。
そして、制御プロセッサ15は、ステップS6に戻り、新たな評価関数に基づいてランニングOPCを再開するようにしている。
このように、β及び/またはアシンメトリ値の変動を検出して、β及び/またはアシンメトリ値の変動量が大きい場合には評価関数を変更することにより、光記録媒体10への情報の記録時点での最も制御性の高い評価関数を用いてレーザ光の出力強度を調整できるので、光記録媒体10の全域にわたって安定した高品質の記録処理を実行できる。
特に、複数の評価関数をあらかじめ用意していることによって、光記録媒体10に製造バラツキがあったとしても、バラツキに応じて適切な評価関数を用いることができる。
新しい評価関数に基づいて光記録媒体10への記録処理を再開する場合には、レーザ光の出力強度が急激に変動する場合があり、記録特性の悪化を招くおそれがあるので、レーザ光の出力強度をゆっくりと変更するようにしている。
制御プロセッサ15は、ステップS6からステップS12の処理を繰り返して、ステップS7において記録処理の終了を検出することによって処理を終了している。
次に、評価関数をあらかじめ1つしかメモリ17に記憶していない場合について、図6のフローチャートに基づいて詳説する。なお、記録処理の中断は、前述した複数の評価関数を設けている場合と同様に、制御部においてあらかじめ設定した所定のタイミングで行われるものとしている。
まず、光記録媒体記録装置では、光記録媒体への所要の情報の記録開始にともなって、光記録媒体10の試し書き領域であるPCAにステップライトを行うことによってOPCを実行する(ステップT1)。
ステップライトによる記録処理の終了後、制御プロセッサ15は、各条件で書き込まれたテストデータを再生して、再生信号からβ及び/またはアシンメトリ値を算出する(ステップT2)。
制御プロセッサ15は、算出されたβ及び/またはアシンメトリ値から最適な記録状態が得られるレーザ光の強度を特定し(ステップT3)、次いで、特定された強度のレーザ光を出力可能とする評価関数の目標値を特定している(ステップT4)。
その後、制御プロセッサ15は、光ピックアップ部12から出力されるレーザ光の強度をOPCで特定された強度とし、光記録媒体10への所要の情報の記録処理を開始する(ステップT5)。
制御プロセッサ15は、記録処理が終了するまではランニングOPCを実行することにより、評価関数に基づいてレーザ光の強度を制御している。記録する情報がなくなった場合には、制御プロセッサ15は記録処理が終了するようにしている(ステップT6)。
一方、制御プロセッサ15は、記録処理状態においてあらかじめ設定した所定のタイミングとなった場合に記録処理を中断する(ステップT7)。
記録処理を中断するタイミングではない場合には、制御プロセッサ15はステップT5に戻ってランニングOPCを続行するようにしている。
ステップT7において、記録処理を中断した場合には、制御プロセッサ15は中断前に光記録媒体10に記録した情報を再生し(ステップT8)、再生信号からβ及び/またはアシンメトリ値を算出する(ステップT9)。
ステップT9で得られたβ及び/またはアシンメトリ値が、ステップT2で得られたβ及び/またはアシンメトリ値と比較して許容範囲の値であった場合には、制御プロセッサ15はステップT5に戻ってランニングOPCを再開するようにしている(ステップT10)。
一方、ステップT10でβ及び/またはアシンメトリ値が許容範囲を越えていた場合には、図7に示すように、制御プロセッサ15は、記録処理開始時のランニングOPC目標値と、中断後に測定して算出されたβとの交点を通るように中断前に用いていた評価関数を平行移動させて補正評価関数を想定する。
次いで、制御プロセッサ15は、補正評価関数のβが、ステップT2で得られた値となる場合の補正評価関数の制御目標値を新目標値として設定するようにしている(ステップS12)。
そして、制御プロセッサ15は、ステップT5に戻り、新目標値の制御目標値に基づいてランニングOPCを再開するようにしている。
このように、評価関数が1つだけの場合には、βに合わせて評価関数を平行移動させて、所望のβとなる制御目標値を調整することによって、光記録媒体10の全域にわたって安定した高品質の記録処理を実行できる。
制御プロセッサ15は、ステップT5からステップT11の処理を繰り返して、ステップT6において記録処理の終了を検出することによって処理を終了している。
本発明の実施形態にかかる光記録媒体記録装置のブロック図である。 複数の評価関数がある場合における光記録媒体記録回路の制御プロセッサにおける制御のフローチャートである。 β及びアシンメトリ値の説明図である。 評価関数における制御目標値の決定方法説明図である。 複数の評価関数がある場合における評価関数の調整方法の説明図である。 評価関数が1つだけの場合における光記録媒体記録回路の制御プロセッサにおける制御のフローチャートである。 評価関数が1つだけの場合における評価関数の調整方法の説明図である。
符号の説明
10 光記録媒体
11 スピンドルモータ
12 光ピックアップ部
13 サーボプロセッサ
14 第1モータドライバ
15 制御プロセッサ
16 レーザドライバ
17 メモリ
18 RFアンプ
19 第2モータドライバ
20 スレッドモータ
21 螺旋棒
22 螺合体
23 アクチュエータドライバ

Claims (3)

  1. 光記録媒体へのレーザ光の照射によって、この光記録媒体への情報の記録又は再生を行う光ピックアップ部と、
    この光ピックアップ部を制御する制御部と、
    前記光記録媒体へ情報を記録する際に前記レーザ光の反射光に応じてこのレーザ光の強度を調整するためのレーザ光の強度に対するピット形成の深さを示す複数の評価関数を予め記憶した記憶部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記光記録媒体へ情報の記録処理を行う前に、前記光記録媒体に設けられた試し書き領域に、前記レーザ光の強度を変化させながら複数のテストデータを記録し、
    再生信号における振幅対称性のずれ量を示す値であるβの値を、前記試し書き領域に記録された前記複数のテストデータを再生した再生信号からそれぞれ算出し、
    前記算出したβの値から最適な記録状態が得られる前記レーザ光の強度を特定した後、当該特定した強度のレーザ光を出力する各評価関数の目標値を特定し、前記算出したβの値及び前記特定したレーザ光の強度に基づいて前記複数の評価関数の中から最も適正な評価関数を特定して前記光記録媒体へ情報の記録処理を行い、
    前記光記録媒体へ情報の記録処理を行っている途中で記録処理を中断し、
    前記中断前に前記光記録媒体に記録した情報を再生し、当該再生した情報に基づいて算出したβの値と、前記テストデータを再生した再生信号から算出したβの値とを比較し、その差が許容範囲を越えていた場合、
    前記記録中断直前に用いた評価関数についてその目標値に対するβの値の関係を示した曲線を、βの値を縦軸とし、目標値を横軸としたグラフで表したときに、当該グラフ上で前記曲線を平行移動して、前記記録中断直前に用いた評価関数における前記特定した目標値と、前記記録中断後に測定して算出された前記βの値との交点を通るような補正評価関数を想定し、
    前記記憶部に記憶した複数の評価関数のうち、前記補正評価関数と最も誤差の少ない評価関数を新たな評価関数として評価関数の変更を行い、レーザ光の強度を調整することを特徴とする光記録媒体記録回路。
  2. 光記録媒体へのレーザ光の照射によって、この光記録媒体への情報の記録又は再生を行う光ピックアップ部と、
    この光ピックアップ部を制御する制御部と、
    前記光記録媒体へ情報を記録する際に前記レーザ光の反射光に応じてこのレーザ光の強度を調整するためのレーザ光の強度に対するピット形成の深さを示す複数の評価関数を予め記憶した記憶部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記光記録媒体へ情報の記録処理を行う前に、前記光記録媒体に設けられた試し書き領域に、前記レーザ光の強度を変化させながら複数のテストデータを記録し、
    再生信号における振幅対称性のずれ量を示す値であるβの値を、前記試し書き領域に記録された前記複数のテストデータを再生した再生信号からそれぞれ算出し、
    前記算出したβの値から最適な記録状態が得られる前記レーザ光の強度を特定した後、当該特定した強度のレーザ光を出力する各評価関数の目標値を特定し、前記算出したβの値及び前記特定したレーザ光の強度に基づいて前記複数の評価関数の中から最も適正な評価関数を特定して前記光記録媒体へ情報の記録処理を行い、
    前記光記録媒体へ情報の記録処理を行っている途中で記録処理を中断し、
    前記中断前に前記光記録媒体に記録した情報を再生し、当該再生した情報に基づいて算出したβの値と、前記テストデータを再生した再生信号から算出したβの値とを比較し、その差が許容範囲を越えていた場合、
    前記記録中断直前に用いた評価関数についてその目標値に対するβの値の関係を示した曲線を、βの値を縦軸とし、目標値を横軸としたグラフで表したときに、当該グラフ上で前記曲線を平行移動して、前記記録中断直前に用いた評価関数における前記特定した目標値と、前記記録中断後に測定して算出された前記βの値との交点を通るような補正評価関数を想定し、
    前記記憶部に記憶した複数の評価関数のうち、前記補正評価関数と最も誤差の少ない評価関数を新たな評価関数として評価関数の変更を行い、レーザ光の強度を調整することを特徴とする光記録媒体記録装置。
  3. 記憶部に記憶したレーザ光の強度に対するピット形成の深さを示す複数の評価関数に基づいて光ピックアップ部から光記録媒体にレーザ光を照射することにより前記光記録媒体に情報を記録する記録処理における前記レーザ光の強度調整方法であって、
    前記光記録媒体へ情報の記録処理を行う前に、前記光記録媒体に設けられた試し書き領域に、前記レーザ光の強度を変化させながら複数のテストデータを記録するステップと、
    再生信号における振幅対称性のずれ量を示す値であるβの値を、前記試し書き領域に記録された前記複数のテストデータを再生した再生信号からそれぞれ算出するステップと、
    前記算出したβの値から最適な記録状態が得られる前記レーザ光の強度を特定した後、当該特定した強度のレーザ光を出力する各評価関数の目標値を特定し、前記算出したβの値及び前記特定したレーザ光の強度に基づいて前記複数の評価関数の中から最も適正な評価関数を特定して前記光記録媒体へ情報の記録処理を行うステップと、
    前記光記録媒体へ情報の記録処理を行っている途中で記録処理を中断するステップと、
    前記中断前に前記光記録媒体に記録した情報を再生し、当該再生した情報に基づいて算出したβの値と、前記テストデータを再生した再生信号から算出したβの値とを比較し、その差が許容範囲を越えていた場合、前記記録中断直前に用いた評価関数についてその目標値に対するβの値の関係を示した曲線を、βの値を縦軸とし、目標値を横軸としたグラフで表したときに、当該グラフ上で前記曲線を平行移動して、前記記録中断直前に用いた評価関数における前記特定した目標値と、前記記録中断後に測定して算出された前記βの値との交点を通るような補正評価関数を想定し、前記記憶部に記憶した複数の評価関数のうち、前記補正評価関数と最も誤差の少ない評価関数を新たな評価関数として評価関数の変更を行い、レーザ光の強度を調整するステップと、を有することを特徴とするレーザ光の強度調整方法。
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