JP4369957B2 - 再生装置 - Google Patents
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Description
ところが近年は、オーディオの符号化方式の多様化が進み、その中には、DTS-HD、DD/DD+のように、オーディオストリームのオーディオフレームを、下位互換のための基本データと、拡張データとから構成しているものがある。基本データ、拡張データという二面構造をもっているので、かかる符号化方式のオーディオストリームは、基本データのみがデコードされる場合と、拡張データがデコードされる場合とがある。オーディオストリームの管理テーブルに、5.1ch、7.1chといったサラウンドのチャネル数が記述されていたとしても、それらのチャンネル数で再生がなされるのは、オーディオフレームにおける拡張データをデコードしたときであり、下位互換のための基本データをデコードしただけでは、そのようなチャンネル数での再生はなされないことがある。
以降、本発明に係る再生装置の実施形態について説明する。先ず始めに、本発明に係る再生装置の実施行為のうち、使用行為についての形態を説明する。図1は、本発明に係る再生装置の、使用行為についての形態を示す図である。図1において、本発明に係る再生装置は、再生装置300である。この再生装置300は、テレビ400、AVアンプ500、スピーカ600から構成されるホームシアターシステムで使用される。
BD-ROM100は、映画作品が記録された記録媒体である。
ローカルストレージ200は、再生装置に組み込まれ、映画配給者のサーバから配信されたコンテンツの受け皿として利用されるハードディスク、又は、SDメモリカードである。
続いて、BD-ROM100の内部構成を説明する。図2は、BD-ROMにおけるファイル・ディレクトリ構成を示す図である。本図においてBD-ROMには、Rootディレクトリの下に、BDMVディレクトリがある。
図2は、BD-ROMの内部構成を示す図である。本図の第4段目にBD-ROMを示し、第3段目にBD-ROM上のトラックを示す。本図のトラックは、BD-ROMの内周から外周にかけて螺旋状に形成されているトラックを、横方向に引き伸ばして描画している。このトラックは、リードイン領域と、ボリューム領域と、リードアウト領域とからなる。本図のボリューム領域は、物理層、ファイルシステム層、応用層というレイヤモデルをもつ。ディレクトリ構造を用いてBD-ROMの応用層フォーマット(アプリケーションフォーマット)を表現すると、図中の第1段目のようになる。この第1段目においてBD-ROMには、Rootディレクトリの下に、BDMVディレクトリがある。
PLAYLISTディレクトリには、拡張子mplsが付与されたファイル(00001.mpls)がある。
CLIPINFディレクトリには、拡張子clpiが付与されたファイル(00001.clpi)がある。
STREAMディレクトリには、拡張子m2tsが付与されたファイル(00001.m2ts)がある。
<BD-ROMの構成その1.AVClip>
先ず初めに、拡張子.m2tsが付与されたファイルについて説明する。図3は、拡張子.m2tsが付与されたファイルがどのように構成されているかを模式的に示す図である。拡張子.m2tsが付与されたファイル(00001.m2ts)は、AVClipを格納している。AVClipはMPEG2-TransportStream形式のデジタルストリームである。このデジタルストリームは、デジタル化された映像、デジタル化された音声を(上1段目)、PESパケットからなるエレメンタリストリームに変換し(上2段目)、更にTSパケットに変換して(上3段目)、同じく字幕系のプレゼンテーショングラフィクスストリーム(PresentatiionGraphics(PG)ストリーム)及び対話系のインタラクティブグラフィクスストリーム(Interactive Graphics(IG)ストリーム)を(下1、下2段目)、更にTSパケットに変換して(下3段目)、これらを多重化することで構成される。
ここでAVClipを構成するPESパケットは、1つ以上の“STC_Seuence”を構成する。“STC_Seuence”とは、PESパケットの配列であって、そのPTS、DTSが参照しているSystemTime Clock(STC)の値に、STC不連続点(system time-base discontinuity)が存在しないものをいう。STC不連続点がないことがSTC_Seuenceの要件であるので、1つのSTC_Seuenceを構成するPESパケット列のうち、STC不連続点の直後に位置するPESパケットであって、PCR(ProgramClock Reference)を包含したものから、次のSTC不連続点の直前までが1つのSTC_Seuenceになる。
AVClipを構成する188バイトのTSパケットは、第2段目に示すように4バイトのTS_extra_header(図中のハッチング部)、が付されて、192バイト長のSourceパケットになる。このTS_extra_headerは、Arrival_Time_Stampを含む。
かかるAVClipは、通常のコンピュータファイル同様、複数のファイルエクステントに分割され、BD-ROM上の領域に記録される。第4段目はAVClipがどのようにBD-ROMに記録されるかを模式的に示す。この第4段目においてファイルを構成する各ファイルエクステントは、予め定められたSexetent以上のデータ長を有する。
ここでBD-ROMにおいて光ピックアップのジャンプに要する時間は、
Tjump=Taccess+Toverhead
で与えられる。
Taccessは、ジャンプ距離に応じて与えられる時間(m秒)であり、
ジャンプ距離(論理ブロック数)が0〜5000であるなら179m秒、
ジャンプ距離(論理ブロック数)が5001〜10,000であるなら210m秒、
ジャンプ距離(論理ブロック数)が10,001〜20,000であるなら270m秒、
ジャンプ距離がハーフストロークであるなら990m秒、
ジャンプ距離がフルストロークであるなら1220m秒になる。
BD-ROMから読み出されたTSパケットは、リードバッファと呼ばれるバッファに格納された上、デコーダに出力されるが、リードバッファへの入力が、Rudというビットレートで行われ、ECCブロックにおけるセクタ数をSeccとした場合、
Toverheadは、
Toverhead≦(2×Secc×8)/Rud=20m秒
という計算で与えられる。
BD-ROMから読み出されたTSパケットは、Sourceパケットの状態でリードバッファに格納された上、TS_Recording_rateという転送レートで、デコーダに供給される。
従って、リードバッファが、アンダーフローしないためのバッファ蓄積量は、
Boccupied≧(Tjump/1000×8)×((192/188)×TS_Recording_rate)
となる。
リードバッファへの入力レートはRud、リードバッファからの出力レートはTS_Recording_rate×(192/188)であるので、リードバッファへの蓄積レートは、入力レート−出力レートの計算で与えられ、(Rud−TS_Recording_rate×(192/188))になる。
Tx=Boccupied/(Rud−TS_Recording_rate×(192/188))
になる。
BD-ROMからの読み出しには、この時間TxにおいてRudでのTSパケット入力を継続する必要があるので、AVClipを複数のエクステントに分割して記録する場合の、エクステント一個当たりの最小データ長Sexetentは、
Sexetent=Rud×Tx
=Rud×Boccupied/(Rud−TS_Recording_rate×(192/188))
≧Rud×(Tjump/1000×8)×((192/188)×TS_Recording_rate)
/(Rud−TS_Recording_rate×(192/188))
≧(Rud×Tjump/1000×8)×
×TS_Recording_rate×192/(Rud×188−TS_Recording_rate×192)
になる。
よって
Sexetent≧
(Tjump×Rud/1000×8)×
(TS_Recording_rate×192/(Rud×188−TS_Recording_rate×192))
になる。
AVClipを構成する各ファイルエクステントは、こうして算出されたSextent以上のデータ長をもつことにより、AVClipを構成する各ファイルエクステントが、BD-ROM上において離散的に位置されたとしても、再生時においてデコーダへのTSパケット供給が途絶えさせることなく、連続的に読み出されることになる。
<オーディオストリームの種類>
次に、AVClipに多重化されているオーディオストリーム(Primaryオーディオストリーム)について説明する。
BD-ROM規格では、DTS-HD、DD/DD+やDD/MLPといった拡張フォーマットを有するオーディオストリームを扱っており、AVClipには、かかるオーディオストリームがPrimaryオーディオストリームとして多重化されている。
以降、DTS-HD、DD/DD+やDD/MLPといったオーディオストリームのオーディオフレームの構造についての説明する。図7の第1段目は、基本データと、拡張データとからなるオーディオフレームを示し、第2段目〜第4段目は、DTS-HD、DD/DD+やDD/MLPにおけるオーディオフレームを示す。
Extension Substreamは、DTS-ES,DTS-96/24,DTS-HDを有している。DTS-ESは、5.1chに1チャネルを足した6.1Ch,48KHzであり、DTS-96/24は、5.1Ch,96KHzである。DTS-HDは、192kHz/6chロスレスのオーディオデータを格納することができる。
DTS-HDの場合は、拡張データは基本データとの差分であり、拡張データも含めたオーディオストリームのチャンネル数が、基本データのチャンネル数より減ることはない。
続いてDD/MLPについて説明する。DD/MLPとは、BD-ROMのために新たに定義されているオーディオストリームである。
データフォーマット拡張の仕組みを使うことにより、新しいデータフォーマットに対応したデコーダでは、より高音質・多チャンネルで楽しめるが、従来のデコーダを搭載した再生装置300では、従来のオーディオフォーマットで再生できる範囲のみを再生するといったことが可能となる。これは、全く新しいフォーマットを作って従来の再生装置300では再生できない場合に比べて、下位互換性を保つことができるため、オーディオストリームを作る側としては従来の再生環境である再生装置300も利用でき、有効である。
<BD-ROMの構成その2.Clip情報>
続いて拡張子.clpiが付与されたファイルについて説明する。拡張子.clpiが付与されたファイル(00001.clpi,00002.clpi,00003.clpi・・・・・)は、Clip情報を格納している。Clip情報は、個々のAVClipについての管理情報である。図8は、Clip情報の内部構成を示す図である。本図の左側に示すようにClip情報は、
i)AVClipについての情報を格納した『ClipInfo()』、
ii)ATC Sequence,STC Sequenceに関する情報を格納した『Sequence Info()』
iii)Program Sequenceに関する情報を格納した『Program Info()』
iv)『Characteristic Point Info(CPI())』からなる。
続いてCharacteristic Point Infoについて説明する。図中の引き出し線cu2は、CPIの構成をクローズアップしている。引き出し線cu2に示すように、CPIは、Ne個のEP_map_for_one_stream_PID(EP_map_for_one_stream_PID(0)〜EP_map_for_one_stream_PID(Ne-1))からなる。これらEP_map_for_one_stream_PIDは、AVClipに属する個々のエレメンタリストリームについてのEP_mapである。EP_mapは、1つのエレメンタリストリーム上において、アップデートが存在するエントリー位置のパケット番号(SPN_EP_start)を、エントリー時刻(PTS_EP_start)と対応づけて示す情報である。図中の引き出し線cu3は、EP_map_for_one_stream_PIDの内部構成をクローズアップしている。
<Clip情報の説明その2.EP_map>
以下、具体例を通じて、EP_mapについて説明する。図9は、映画のビデオストリームに対するEP_map設定を示す図である。第1段目は、表示順序に配置された複数のピクチャ(MPEG4-AVCに規定されたIDRピクチャ、Iピクチャ、Bピクチャ、Pピクチャ)を示し、第2段目は、そのピクチャにおける時間軸を示す。第4段目は、BD-ROM上のTSパケット列を示し、第3段目は、EP_mapの設定を示す。
<PlayList情報>
続いて、PlayList情報について説明する。拡張子“mpls”が付与されたファイル(00001.mpls)は、PlayList(PL)情報を格納したファイルである。
<PlayList情報の説明その1.MainPath情報>
先ずMainPathについて説明する。MainPathは、主映像たるビデオストリームやオーディオストリームに対して定義される再生経路である。
PlayList情報は、PlayItem情報#1,#2という2つのPlayItem情報を含んでおり、これらPlayItem情報#1,#2のIn_time,Out_timeにより、2つの再生区間が定義されることになる。これらの再生区間を配列させると、AVClip時間軸とは異なる時間軸が定義されることになる。これが第1段目に示すPlayItem時間軸である。このように、PlayItem情報の定義により、AVClipとは異なる時間軸の定義が可能になる。
<STN_table>
このプレイリスト情報において特徴的であるのは、STN_Tableである。
図12は、STN_tableの内部構成を示す図である。本図に示すようにSTN_tableは、STN_tableにおけるStream_entryと、Stream_attributeとの組み(entry-attribute)を複数含み、これらentry−attributeの組みの個数(number_of_video_stream_entries,number_of_audio_stream_entries,number_of_PG_stream_entries,number_of_IG_stream_entries)を示すデータ構造になっている。
entry−attributeの詳細について説明する。
図13(a)は、ビデオストリームに対応したStream_attributeを示す図である。
図13(b)は、Primaryオーディオストリームに対応したStream_attributeを示す図である。
PrimaryオーディオストリームにおけるStream_attributeは、オーディオストリームの符号化方式を示す『stream_coding_type』と、対応するオーディオストリームのチャネル構成を示し、マルチチャネル出力の可否を示す『audio_presentation_type』と、対応するオーディオストリームのサンプリング周波数を示す対応する『Sampling_frequency』と、オーディオストリームの言語属性を示す『audio_languagecode』からなる。
以上が記録媒体についての説明である。続いて本発明に係る再生装置について説明する。
リードバッファ2は、FIFOメモリであり、BD-ROMから読み出されたTSパケットが先入れ先出し式に格納される。
デマルチプレクサ3は、リードバッファ2に読み出されたTSパケットのうち、0x1011,0x1100〜0x111F,0x1200〜0x121F,0x1400〜141FのPIDをもつものを、リードバッファ2に取り込み、これらのPIDをもつTSパケットのうち、変換部24から通知されたPID参照値をもつものを、ビデオデコーダ4、InteractiveGraphicsデコーダ11、Presentation Graphicsデコーダ13に出力する。
ビデオプレーン5は、非圧縮形式のピクチャを格納しておくためのプレーンである。プレーンとは、再生装置において一画面分の画素データを格納しておくためのメモリ領域である。ビデオプレーン5における解像度は1920×1080であり、このビデオプレーン5に格納されたピクチャデータは、16ビットのYUV値で表現された画素データにより構成される。
オーディオデコーダ7は、バッファ6に格納されたTSパケットをPESパケットに変換して、このPESパケットに対しデコード処理を行い、非圧縮状態のLPCM状態のオーディオデータを得て出力する。これによりPrimaryオーディオストリームにおけるデジタル出力がなされる。
Interactive Graphics(IG)プレーン12は、IGデコーダ11によるデコードで得られた非圧縮グラフィクスが書き込まれる。
Presentation(PG)デコーダ13は、BD-ROM又はローカルストレージ200から読み出されたPGストリームをデコードして、非圧縮グラフィクスをPresentationGraphicsプレーン14に書き込む。Presentationデコーダ13によるデコードにより、字幕が画面上に現れることになる。
合成部17は、Interactive Graphicsプレーン12の格納内容と、Presentation Graphicsプレーン14の格納内容と、ビデオプレーン5の格納内容とを合成した合成画像を得る。
STC_delta=PTS1(1stEND)+Tpp−PTS2(2ndSTART)
として表現される。以上のようにSTC_deltaを求め、これが足し合わされたクロックの計数値を各デコーダに出力する。これにより各デコーダは、2つのSTC_Seuenceにあたるストリームを途切れなく再生してゆくことができる。以上により、1つのAVClipの中に、2以上のSTC_Seuenceが存在したとしても、また、連続して再生されるべき2以上のAVClipのそれぞれが、異なるSTC_Seuenceをもっていたとしても、これらのSTC_Seuence間のデコード処理を、シームレスに実行することができる。
ATC生成部19は、Arrival Time Clock(ATC)を生成する。そしてATC_Seuenceの切り換わり時において、それまでのATC_SeuenceにおけるATC値(ATC1)に、ATC_deltaと呼ばれるオフセット値を加算することにより、それまでのATC_SeuenceにおけるATC値(ATC1)と、新しいATC_SeuenceのATC値(ATC2)とを連続した値にする。この加算により、ATC2=ATC1+ATC_deltaになる。ATC_deltaとは、これまで読み出されているトランスポートストリーム(TS1)の最後のTSパケットの入力時点T1から、新たに読み出されたトランスポートストリーム(TS2)の最初のTSパケットの入力時点T2までのオフセット値をいい、“ATC_delta≧N1/TS_recording_rate”という計算式で与えられる。ここで入力時点T2は、TS2の最初のTSパケットの入力時点を、TS1の時間軸上に投影した時点を意味する。またN1は、TS1の最後のビデオPESパケットに後続する、TSパケットのパケット数である。BD-ROMにおいてかかるATC_deltaは、Clip情報に記述されるので、これを用いることにより、ATC_deltaを計算することができる。以上の計算により、これまでのATC_SeuenceがもっているATC値(ATC1)と、新たなATC_SeuenceがもっているATC値(ATC2)とを、連続した値にすることができる。ATC_deltaが足し合わされたクロックの計数値をデマルチプレクサ3に出力することで、シームレスなバッファ制御を実現することができる。
バッファリングの連続性をみたすには、他に以下の1),2)を満たす必要がある。
1) STC2(2ndSTART)>STC2(1stEND)をみたすこと、
ここでSTC2(1stEND)は、STC1(1stEND)を、STC2の時間軸に投影した値であり、STC2(1stEND)=STC1(1stEND)-STC_deltaという計算式で与えられる。
2) TS1からのTSパケットの取り出しと、TS2からのTSパケットの取り出しとが、同じ時間軸に投影されたSTC1と、STC2とにより定義され、バッファのアンダーフローや、オーバーフローをもたらさないこと。
コントローラ22は、プレイリスト再生(カレントPL情報に従った再生制御のことである)を実行することで、BD-ROMの再生制御を実現する。
変換部24は、PSRセット23に格納されているPrimaryオーディオストリーム、Secondaryオーディオストリームのストリーム番号を、STN_Tableに基づき、PIDの参照値に変換して、PIDの参照値をデマルチプレクサ3に出力する。
操作受付部26は、リモコンに対してなされた操作をユーザから受け付け、そうした操作を示すUser Operation情報をコントローラ22に通知する。
以上が、本実施形態に係る再生装置のハードウェア構成である。続いて本実施形態に係る再生装置のソフトウェア構成について説明する。
これらの構成要素の処理は、PSRセット23におけるPSR1に基づく。以降、PSR1について説明する。
PSR1は、Primaryオーディオストリームのストリーム番号を格納している。このストリーム番号は、カレントPlay ItemのSTN_tableにentryが記述されている複数Primaryオーディオストリームのうち、1つを特定するものである。PSR1の設定値が変化すれば、再生装置はこの変化後のPrimaryオーディオストリームを再生する。PSR1は初期値として0xFFが設定されており、再生装置により1〜32の値に設定されうる。この0xFFは、不定値であり、Primaryオーディオストリームが存在しない旨、又は、Primaryオーディオストリームが選択されてない旨を示す。1〜32の設定値は、Primaryオーディオストリームのストリーム番号として解釈される。
以降、プレイリスト処理部41〜PSR設定部43についての説明を開始する。
<機能構成の詳細その1.プレイリスト処理部41>
プレイリスト処理部41は、PL再生を実現するものであり、PlayItem情報のIn_timeにあたる位置から、Out_timeにあたる位置までビデオストリーム及びPrimaryオーディオストリームを再生する。
Procedure実行部42は、あるPlayItem情報から別のPlayItem情報への切り換わりが生じた場合、又はストリーム番号を切り換える旨の操作がユーザによりなされた場合、所定のストリーム選択プロシージャを実行して、PSR1に新たなストリーム番号を書き込む。再生装置は、PSR1に書き込まれたストリーム番号に応じて、Primaryオーディオストリームを再生するので、かかるPSR1の設定を通じて、Primaryオーディオストリームが選択されることになる。
また、ユーザ操作の際、ストリーム選択プロシージャを実行するのは、ユーザ操作にてPSR1に格納されるストリーム番号が、常に正しいとは限らず、不正なストリーム番号が書き込まれようとした際のリカバリーが必要になるからである。
Invalidとは、PSR1の値が、0であるか、又は、Play ItemのSTN_tableに記述されたentry数を上回る番号になっていることを意味する。また、PlayItemのSTN_tableに記述されたentry数が1〜32の値であったとしても、デコードできない場合がある。
Procedure when playback condition is changedは、何等かの事象が再生装置に生じたため、再生装置の状態が変化した際に実行すべき処理手順を示す。
これら破線枠に示されるProcedure when playback condition is changed、Procedure when streamchange is requestedが、本発明の主眼となるストリームの選択手順であり、後でフローチャートを交えて詳細に説明する。
状態遷移を意味する矢印に添えられた注釈は、各状態遷移のトリガとなるべき事象を意味する。つまり本図では、”Load Disc”、”Change aStream”,”Start PlayList playback”,”Cross a PlayItem boundary”,”TerminatePlayList playback”というような事象が発生した際、PSR1の状態遷移がなされることになる。これらの記法を理解して図16(a)を参照すれば、Invalid→Invalidの状態遷移時、Valid→Invalidの状態遷移時には、上述した処理手順は実行されていないことがわかる。これに対しInvalid→Valid間の状態遷移、Valid→Valid間の状態遷移は何れも破線枠を経由している。つまりPSR1をValidに設定するにあたって、上述したProcedurewhen playback condition is changed、Procedure when stream change is requestedによりPSR1は設定されるのである。
『Load Disc』とは、再生装置にBD-ROMがローディングされたとの事象を意味する。PSR1は、かかるローディング時において、一旦不定値(0xFF)に設定されるのである。
『Start PlayList playback』とは、PLに基づく再生処理が開始したとの事象を意味する。かかる事象が発生時において、Procedurewhen playback condition is changedが実行され、PSR1はValidに設定されることがわかる。
『ChangeXXX』とは、ユーザによるXXX(本図ではStream)の切り換え要求がなされたとの事象を意味する。PSR1がInvalidである場合に、かかる事象が発生すれば(図中のcj1)、PSR1はその要求通りの値に設定される。こうして設定された値がたとえ有効なストリーム番号を示していたとしても、このPSR1の設定値はInvalidな値として取り扱われる。即ち、事象”ChangeXXX”による状態遷移では、InvalidであるPSRが、Validに変えることはない。
ステップS1は、STN_tableにおけるentry数が0であるか否かの判定であり、もし0であればPSR1の値を維持する(ステップS3)。
ステップS6、ステップS7は、全てのPrimaryオーディオストリームについてステップS8を繰り返すループ処理を形成している。このループ処理において、処理対象となる個々のPrimaryオーディオストリームを、Primaryオーディオストリームiという。ステップS8は、Primaryオーディオストリームiが3つの条件条件(a)(b)(c)を満たすかのチェックを行う。
条件(b)とは、Primaryオーディオストリームiの言語属性が再生装置の言語設定と同じであることであり、これを満たすか否かの判定は、STN_tableに記述されたPrimaryオーディオストリームiのAudio_language_codeがPSR16の設定値と同じであるか否かの比較でなされる。
これらの複数の条件のうち、「Primaryオーディオストリームiがどれとどれを満たすか」、また「何個の条件を満たすか」という、満たすべき条件のパターンにより、本フローチャートは、Primaryオーディオストリームに優先順位を付与する。
ステップS10は、条件(a)(b)(c)の全てを満たすPrimaryオーディオストリームが存在するかどうかの判定である。もし存在すれば、条件(a)(b)(c)を満たすPrimaryオーディオストリームの番号をPSR1に設定する(ステップS15)。
ステップS11は、条件(a)(b)(c)の全てを満たすPrimaryオーディオストリームが存在しない場合、条件(a)(b)を満たすPrimaryオーディオストリームが存在するかどうかの判定である。もし存在すれば、条件(a)(b)を満たすPrimaryオーディオストリームのうち、STN_tableにおけるエントリー順位が最も高いものをPSR1に設定する(ステップS16)。
もしPSR1の設定値が0xFFであるなら、PSR1を設定する(ステップS24)。このステップS24の処理手順は、図17に示した処理手順と同一である(図17のうち、ステップS9の判定はProcedurewhen stream change is requestedでは必要ではない。何故ならProcedure when stream change isrequestedでは、条件条件(a)(b)(c)を満たすPrimaryオーディオストリームが1つも存在しない場合、ユーザが設定した値XをPSR1に設定せず、PSR1の設定値を維持するからである。)。
以降具体例を交えながら、本フローチャートの処理について説明する。
この具体例で想定している再生装置は、図19(a)に示す通りであり、DTS-HD形式のオーディオストリームをデコードする能力は持っていないが、LPCMのデコード能力や、DD/DD+をデコードする能力は具備している。そして日本語音声を示すよう、言語設定がなされているものとする。
かかる記述内容のSTN_tableが処理対象であると、図17のステップS8において各オーディオストリームが、条件(a)、条件(b)、条件(c)を具備しているかどうかのチェックがなされる。ここで1つ目のオーディオストリーム(1)は、3つの条件のうち、条件(a)しか満たさない。2つ目のオーディオストリーム(2)は、3つの条件のうち、条件(a)、条件(c)を満たす。
以上の説明により、条件(a)、条件(b)、条件(c)の全てを満たすストリームが選択されることが明らかになった。
DTS-HD、DD/DD+は、基本データと、拡張データとからなり、基本データがデコードされる場合と、拡張データがデコードされる場合とがある。STN_tableにおける「audio_presentation_type」に、5.1ch、7.1chといったサラウンドのチャネル数が記述されており、STN_tableにおける「sampling_frenquency」に、96kHz,192kHzといった周波数が記述されていたとしても、それらのチャンネル数、サンプリング周波数で再生がなされるのは、オーディオフレームにおける拡張データをデコードしたときであり、下位互換のための基本データをデコードしただけでは、そのようなチャンネル数、サンプリング周波数での再生はなされないことがある。
デコード能力(パラメータ1):
再生装置300でデコードする場合は、搭載されているデコーダのデコード能力
ビットストリームを伝送する場合は、レシーバのデコード能力
伝送路の能力(パラメータ2):
接続されているオーディオ出力の伝送能力
スピーカー構成(パラメータ3):
サラウンドを再生できる可能性
図20は、パラメータ1〜パラメータ3が、どのように定まるかを模式的に示す図である。本図における第1段目は、再生装置300、AVアンプ500、スピーカ600を示し、第3段目は、PSR15における各符号化方式(CODEC=LPCM,DTS-HD,DD/DD+,DD/MLP)毎に定められたパラメータ1、パラメータ2、パラメータ3を示す図である。第1段目ー第3段目間の第2段目は、これら第3段目におけるパラメータ1〜パラメータ3が、再生装置300、AVアンプ500、スピーカ600のうち、何れの特性から定まるかを示す。
デコード能力を示すパラメータ1は、再生装置のデコード能力を示す場合と、レシーバのデコード能力を示す場合とがある。前者のように、再生装置側のデコード能力が示されるのは、再生装置300でデコードした後にアナログ出力、あるいは、LPCMとしてデジタル出力する場合である。
HDMIについては、現在のところLPCMしか伝送できないが、今後は拡張されてDTS-HDやDD/DD+、DD/MLPがビットストリームのまま伝送できるようになる可能性が高い。DTS-HDやDD/DD+、DD/MLPがビットストリームのまま伝送できるように拡張されたとしても、LPCMでも伝送可能である。再生装置300でデコードしてLPCMとして伝送するか、デコードせずにビットストリームとして伝送するかにより、パラメータ1として設定するデコード能力が、再生装置300のデコード能力とレシーバのデコード能力のどちらに従って設定されるかが切り替わる。HDMIの場合は、接続時に再生装置300とレシーバが通信を行い、レシーバ側のデコード能力を再生装置300側に通知することができるため、接続先により動的に変えることも可能である。
<伝送能力>
伝送能力がパラメータ2としてPSRに規定されているその理由は、以下の通りである。
1)アナログ出力の場合
オーディオストリームを再生装置300側でデコードしてアナログ出力する場合は、その再生装置300に搭載されているデコーダが何チャンネルまでデコードできるかというデコード能力(1)と、その再生装置300が何チャンネルまでアナログ出力できるかという内部の回路の問題(2)、あるいは、出力端子の構成により、その再生装置300がステレオ出力までしかできないのか、サラウンド音声を出力できるのか(3)が決まる。
ディジタル出力の場合、伝送できるか否かは、ディジタル出力を伝送する伝送路のフォーマットの影響を大きく受ける。上述したようなS/PDIFでは、ディジタルオーディオデータを圧縮しないLPCMデータの場合は、1サンプルあたり16ビット、2チャンネル、48kHzまでの音声しか出力できず、圧縮オーディオの場合は、DTSの場合、DTSオーディオストリームか、DTS-HDオーディオストリームのCoreSubstreamしか出力できない。同様にDD/DD+やDD/MLPの場合、DD(AC-3)のみか、DD/DD+やDD/MLPのDD部分しかS/PDIFで規定された伝送路上にデータを送り出すことができない。これは主に伝送路上の転送速度を制限するために規定された、規格上の制限である。
S/PDIFは、LPCMなら192kHz/16bit/2chまでを伝送することができ、DTS-HDなら伝送を行うことができる。DD(AC-3)でも伝送を行うことができ、DD/DD+ならDD部分、DD/MLPもDD部分なら伝送することができる。
アナログ出力の場合は、再生装置300の内部の回路構成や、スピーカーを接続するための端子の構成に依存する。
<スピーカ構成>
スピーカー構成が、PSRにおいてパラメータとして規定されている理由は、以下の通りである。たとえ、サラウンド音声をデコードできて、サラウンド音声を伝送できたとしても、最終的にスピーカーが2つしかなければステレオ出力になる。この場合、デコーダが2チャンネルしかデコードできない、あるいは、伝送路が2チャンネルしか伝送できない場合と、結果的には変わらない。そのため、スピーカー構成もPrimaryオーディオストリーム選択プロシージャに影響を及ぼす1つの要素になる。
以上が、3つのパラメータについての説明である。以降、これら3つのパラメータが、各符号化方式において、どのように規定されるかについて説明する。
図23(b)は、パラメータ1〜パラメータ3と、その規定内容とを表形式で表す図である。この表は、規定内容欄と、その右側の備考欄からなる。この表の見方としては、かかる符号化方式のパラメータ1、パラメータ2、パラメータ3は、本来備考欄のように規定すべきであったが、BD-ROM再生装置への実装を考慮して、規定内容欄のように、規定したという考察の経緯を示す。
LPCMのパラメータ2は、伝送できるチャンネル数が、2チャンネルまでか、又は、3チャンネル以上かを示す。その理由は、以下の通りである。伝送路の能力に関しては、何kHz/何ビット/何チャンネルまでのLPCMを外部に伝送可能かを示す必要がある。先にも述べたように、S/PDIFのようなディジタルインターフェイスの場合、チャンネル数などに制限があるためである。だが、実際は、周波数やビット数は影響を及ぼさないため、BD-ROM再生装置のPSR15は、上述したように設定されている。
以上がLPCMについての3つのパラメータについての説明である。
続いて、DTS-HDにおける3つのパラメータについて説明する。
図24(a)は、DTS-HDにするパラメータを示す図である。DTS-HDに対するパラメータは、本図に示すようにデコード能力を示すパラメータ1、伝送路能力を示すパラメータ2、スピーカ構成を示すパラメータ3からなる。
DTS-HDのパラメータ3は、スピーカー構成としてサラウンド出力が可能かを示す。
以上が、DTS-HDにおけるパラメータ1、パラメータ2、パラメータ3についての説明である。続いて、DD/DD+における3つのパラメータについて説明する。
図25(b)は、パラメータ1〜パラメータ3と、その規定内容とを表形式で表す図である。この表は、規定内容欄と、その右側の備考欄からなる。この表の見方としては、かかる符号化方式のパラメータ1、パラメータ2、パラメータ3は、本来備考欄のように規定すべきであったが、BD-ROM再生装置への実装を考慮して、規定内容の欄のように、規定したという考察の経緯を示す。
DD/DD+のパラメータ3は、スピーカー構成として、サラウンド出力が可能かを示す。
以上が、DD/DD+についての説明である。
続いて、DD/MLPにおける3つのパラメータについて説明する。
図26(b)は、パラメータ1〜パラメータ3と、その規定内容とを表形式で表す図である。この表は、規定内容欄と、その右側の備考欄からなる。この表の見方としては、かかる符号化方式のパラメータ1、パラメータ2、パラメータ3は、本来備考欄のように規定すべきであったが、BD-ROM再生装置への実装を考慮して、規定内容欄のように、規定したという考察の経緯を示す。
DD/MLPのパラメータ3は、スピーカー構成に関しては、サラウンド出力が可能かを示す。
以上が、DD/MLPについての説明である。
図27(a)は、 DD+,DD/MLPにおけるパラメータを示す図である。本図におけるパラメータは、DD/DD+のデコード能力を示すパラメータ1a、DD/MLPのデコード能力を示すパラメータ1b、DD/DD+及びDD/MLPの伝送路能力を示すパラメータ2、DD/DD+及びDD/MLPのスピーカ構成を示すパラメータ3からなる。
Procedure実行部42は、Primaryオーディオストリームを選択の対象にするにあたって、PSRセット23における符号化方式毎のパラメータ1〜パラメータ3からなるパラメータ群のうち、そのPrimaryオーディオストリームの符号化方式に対応するものを特定して、特定したパラメータ群の設定値が、所定の値になっているかどうかをチェックすることにより、条件(a)、条件(b)、条件(c)が満たされているか否かを判定する。
PSR設定部43は、ユーザからの操作に従って、PSR15にパラメータ1〜パラメータ3を設定する処理を行う。かかる設定にあたって、PSR設定部43は、セットアップメニューを表示して、このセットアップメニューを介して、再生装置300に接続されている機器のデコード能力や、再生装置300と、その機器との間の伝送路能力、再生装置300が存在するホームシアターシステムにおけるスピーカ構成を受け付け、そうして受け付けたデコード能力、伝送路能力、スピーカ構成から、PSR15におけるパラメータ1〜パラメータ3を設定する。再生装置300が、HDMIを介して機器と接続されているような場合、HDMIにおけるデータの送受信により、接続先機器のデコード能力やスピーカ構成を取得してもよい。
オーディオストリームを再生するための再生装置300のデコーダ能力、伝送路の能力、スピーカー構成(サラウンド出力能力)を細かく表現するためには、これまで述べた情報をPSR15内に表現しなくてはならない。
だが、第1実施形態で述べたPrimaryオーディオストリームの選択プロシージャにおいて、適切なオーディオストリームを選択するためにパラメータを参照するだけであるなら、これまで述べた各要素を最適化して、Primaryオーディオストリームの選択プロシージャに合わせた情報を提供することも可能である。
条件(c)について複雑なケースとしては、基本データだけ再生するとステレオの音声だが、拡張データも加えるとサラウンド音声になるようなケースである。たとえば、DTS-HDでは、CoreSubstreamとして48kHz/2chのオーディオデータを、Extension Substreamでは192kHz/6chロスレスのオーディオデータを格納することができ、このような場合に前述のようなケースが発生する。つまり、基本データしかデコードできない再生装置300でのPrimaryオーディオストリームの選択プロシージャでは、対象ストリームをステレオとして扱うが、拡張データもデコードできる再生装置300では同じオーディオストリームをサラウンドとして扱うことになる。この区別も付けられるようにする必要がある。従って条件(c)を満たすかどうかの判定は、スピーカー構成(サラウンド出力能力)、さらにLPCMの場合は伝送路の能力を加味せねばならない。
図28は、LPCMにおけるパラメータ1〜パラメータ2が、どのように定まるかを模式的に示す図である。本図における第1段目は、再生装置300、AVアンプ500、スピーカ600を示し、第3段目は、PSR15における各符号化方式毎に定められたパラメータ1、パラメータ2を示す図である。第1段目ー第3段目間の第2段目は、これら第3段目におけるパラメータ1〜パラメータ2が、再生装置300、AVアンプ500、スピーカ600のうち、何れの特性から定まるかを示す。
図29は、LPCMオーディオストリームに対するパラメータの一例である。図29(a)は、条件(a)を判定するために参照する再生能力(パラメータ1)と、条件(c)を判定するために参照するサラウンド出力能力(パラメータ2)から構成される。
図29(b)は、伝送路能力と、スピーカ構成との組合せにより、パラメータ2がどのように規定されるかを示す。本図に示すように伝送路能力が、“8チャネルまで伝送可能”であり、スピーカ構成が、スピーカーが3つ以上、あるいは、仮想サラウンドを実現できる場合にのみ、パラメータ2は、“サラウンド出力能力有り”に設定される。これ以外、つまり、伝送路能力が、2チャネルのみ伝送可能である場合、又は、スピーカ構成が2つ以下の場合は、パラメータ2は、サラウンド出力能力無しに設定される。このように規定した理由は、以下の通りである。たとえ伝送路がマルチチャンネルを伝送することができても、最終出力であるスピーカーが2つしかなければ、そのうち2本しか出力できない。その場合、サラウンド出力能力はないことになる。また、たとえスピーカーが複数個用意されていたとしても、伝送路が2チャンネルしか伝送することができなければ、サラウンド出力はできない。CDの音声を伝送するために作られたS/PDIFは、LPCMを2チャンネルまでしかできず、これを利用するような場合は、サラウンド出力能力はないことになる。サラウンド出力能力があるというのは、伝送路がマルチチャンネルを伝送できて、スピーカーがサラウンドに対応している、あるいは、仮想サラウンドを実現できる場合である。このような事情から、パラメータ1、パラメータ2を上述したように規定している。
図31(a)は、条件(a)を判定するために参照する再生能力(パラメータ1)と、条件(c)を判定するために参照するサラウンド出力能力(パラメータ2)とから、LPCMに対するcapabilityを規定する一例を示す。
本図における伝送能力の分類は、“S/PDIFを閾値として48kHzまで伝送できるか”、“192kHzまで伝送できるか”である。
図32は、DTS/DTS-HD,DD/DD+,DD/MLPにおけるパラメータ1〜パラメータ2をどのように定めるかを模式的に示す図である。本図における第1段目は、再生装置300、AVアンプ500、スピーカ600を示し、第3段目は、PSR15における各符号化方式毎に定められたパラメータ1、パラメータ2を示す図である。第1段目ー第3段目間の第2段目は、これら第3段目におけるパラメータ1〜パラメータ2が、再生装置300、AVアンプ500、スピーカ600のうち、何れの特性から定まるかを示す。
図33(a)は、条件(a)を判定するために参照する再生能力(パラメータ1)と、条件(c)を判定するために参照するサラウンド出力能力(パラメータ2)とを示す。図33(a)に示すように、再生能力を表すパラメータ1は、デコード能力と伝送路能力の関係から決まる。サラウンド出力能力は、スピーカー構成と等価である。
伝送路能力の分類は、“DTSストリーム及びCore Substreamのみ伝送可能であるか”、それに加えて、“Extension Substreamも伝送可能であるか”である。
伝送路能力の分類は、“DDおよびDD/DD+のDD部分を伝送できるか”、それに加えて、“DDおよびDD/DD+のDD+部分を伝送できるか”である。
デコード能力が、“DDオーディオストリームおよび、DD/DD+オーディオストリームのDD部分のみ”である場合、たとえ伝送路にDD+も含めて伝送する能力があったとしても、DDオーディオストリームおよびDD/DD+オーディオストリームのDD部分の再生能力しかない。
デコード能力が“DD/DD+のDD+部分”である場合、DD/DD+をデコードする能力があったとしても、伝送路にDD/DD+のDD+部分を伝送する能力がなければ、DDオーディオストリームおよびDD/DD+オーディオストリームのDD部分の再生能力しかない。つまり、DD/DD+オーディオストリームを再生可能とパラメータ1に設定するためには、DD/DD+のDD+部分もデコードできるデコード能力と、DD/DD+のDD+部分も含めて伝送できる伝送能力がそろっている必要がある。
伝送路能力の分類は、“DDおよびDD/MLPのDD部分を伝送できるか”、それに加えて、“DDおよびDD/MLPのMLP部分を伝送できるか”である。
デコード能力が“DDオーディオストリームおよび、DD/MLPオーディオストリームのDD部分のみ”である場合、たとえ伝送路にMLPも含めて伝送する能力があったとしても、DDオーディオストリームおよびDD/MLPオーディオストリームのDD部分の再生能力しかない。
デコード能力が“デコーダにDD/MLPのMLP部分もデコード可”である場合でも、伝送路にDD/MLPのMLP部分を伝送する能力がなければ、DDオーディオストリームおよびDD/MLPオーディオストリームのDD部分の再生能力しかない。つまり、DD/MLPオーディオストリームを再生可能とパラメータ1に設定するためには、DD/MLPのMLP部分もデコードできるデコード能力と、DD/MLPのMLP部分も含めて伝送できる伝送能力がそろっている必要がある。
これまで説明したPSR15を用いることにより、Primaryオーディオストリームの選択プロシージャにおいて、条件(a)と条件(c)をより細かく判定することができる。
条件(a)に関わる再生能力の判定について説明する。
対象となるオーディオストリームと、PSR15に設定されている再生能力を比較して、対象となるオーディオストリームを音として出力することが可能ならば、条件(a)を満たすと判定結果を下し、音として出力できなければ判定は条件(a)は満たさないと判定すべきである。
図36においてまず、オーディオストリームの周波数は192kHzであるか否かを判定する(ステップS181)。
もしステップS181でNoであれば、再生能力有りと判定結果を下す(ステップS182)。
DTS-HDの場合、たとえデコーダがCore Substreamしかデコードできなかったとしても、あるいは、伝送路がCore Substreamしか伝送できなかったとしても、対象となるオーディオストリームのうちCoreSubstream部分は音として出力することが可能である。BD-ROMではこのような場合、条件(a)は満たすと判定される。
DD/MLPの場合、たとえデコーダがDD/MLPのDD部分しかデコードできなかったとしても、あるいは、伝送路がDD/MLPのDD部分しか伝送できなかったとしても、対象となるオーディオストリームのうちDD/MLPのDD部分は音として出力することが可能である。BD-ROMではこのような場合、条件(a)は満たすと判定される。
条件(c)に関わるサラウンド出力の判定について説明する。
対象となるオーディオストリームと、PSR15に設定されているサラウンド出力能力を比較して、対象となるオーディオストリームをサラウンド音声として出力することが可能ならば、サラウンド出力能力有りと判定と判定結果を下し、サラウンドとして出力できなければサラウンド出力能力無しと判定結果を下す。失敗した場合は、そのオーディオストリームに対して、優先度を設定しないようにする。
Extension Substreamを加えてもステレオであれば、サラウンド出力能力はないと判定する(ステップS227)。Core Substreamがサラウンドであり、ExtensionSubstreamを加えてもサラウンドであれば、デコーダがExtension Substreamをデコードできるか(ステップS225)、伝送路がExtensionSubstreamを伝送できるかを判定する(ステップS226)。デコーダがExtension Substreamもデコードでき、さらに、伝送路がExtensionSubstreamを伝送できる場合は、スピーカー構成がサラウンド出力に対応しているかの判定(ステップS222)を経た上で、サラウンド出力能力有りと判定結果を下す(ステップS223)。
図40は、DD/DD+のサラウンド出力能力が再生装置に存在するか否かの判定手順を示すフローチャートである。まず、DD/DD+のDD部分がサラウンドであり、DD/DD+のDD+部分を加える、或は、DD+部分で置き換えてもサラウンドであるか否かを判定する(ステップS231)。もしYesであるなら、スピーカー構成がサラウンド出力に対応しているか否かを判定する(ステップS232)。もしサラウンド出力に対応している場合、サラウンド出力能力有りとの判定結果を下す(ステップS233)。
デコーダがDD/DD+のDD部分しかデコードできない場合(ステップS235でNo)、あるいは、伝送路がDD/DD+のDD部分しか伝送できない場合(ステップS236でNo)、サラウンド出力能力無しと判定結果を下す(ステップS237)。
DD/MLPのDD部分がステレオであり、DD/MLPのMLP部分を加える、或は、MLP部分で置き換えてもステレオであれば(ステップS245でNo)、サラウンド出力能力無しと判定結果を下す(ステップS248)。
PSR設定部43は、セットアップメニューを表示して、このセットアップメニューを介して、再生装置300に接続されている機器のデコード能力や、再生装置300と、その機器との間の伝送路能力、再生装置300が存在するホームシアターシステムにおけるスピーカ構成を受け付け、そうして受け付けたデコード能力、伝送路能力、スピーカ構成から、符号化方式毎のパラメータ1、パラメータ2を導出する。この導出は、図28、図30、図32に示した通りである。そうして得られた符号化方式毎のパラメータ1、パラメータ2を、PSR15に設定する。
第3実施形態は、パラメータの規定を第2実施形態より更に、最適化する実施形態である。どのように最適化するかというと、
基本データにおいて
0)デコード能力がないか(incapable)、
1)デコード能力があるか(stereo capable)、、
2)デコード能力+サラウンド出力能力があるか(Surround capable)を符号化方式毎に表すようにし、
これとは別に、拡張データにおいて
0)デコード能力がないか(incapable)、
1)デコード能力があるか(stereo capable)、、
2)デコード能力+サラウンド出力能力があるか(Surround capable)を符号化方式毎に表すようにしている。
本図の第2段目に示すように、各符号化方式の基本データ、拡張データ毎に定められたCapabilityは、再生装置300内のデコーダの特性と、AVアンプ500内のデコーダの特性との論理和(図中のOR)、再生装置300及びAVアンプ500間の伝送路と、スピーカ600の特性との論理積(図中のAND1)、及び、当該論理和と当該論理積との論理積(図中のAND2)に基づく。これらの特性との関連について述べると、再生装置300内のデコーダ、AVアンプ500内のデコーダのどちらかの特性が、“ステレオ音声のデコード能力有り”である場合、各符号化方式の基本データ、拡張データ毎に定められたCapabilityは、stereocapableを示す。
PSR15のビットb0からビットb3までは、LPCM形式のオーディオストリームをデコードして再生する能力が再生装置に存在するか否かを示す。この4ビットが0001bなら、ステレオ属性をもつ48/96KHzのLPCMオーディオストリームを再生する能力が、再生装置に存在することを示す。この4ビットが0010bなら、サラウンド属性をもつ48/96KHzのLPCMオーディオストリームを再生する能力が、再生装置に存在することを示す。この4ビットが0101bなら、ステレオ属性をもつ全ての周波数のLPCMオーディオストリームを再生する能力が、再生装置に存在することを示す。この4ビットが0110bなら、サラウンド属性をもつ全ての周波数のLPCMオーディオストリームを再生する能力が、再生装置に存在することを示す。
PSR15のビットb8からビットb11までは、DTS-HD形式のオーディオストリームをデコードして再生する能力が再生装置に存在するか否かを示す。この4ビットの下位2ビットが01bなら、DTS-HDオーディオストリームの基本データ(Coresubstream)がステレオ属性をもっている場合、これを再生する能力が、再生装置に存在することを示す。この4ビットの下位2ビットが10bなら、DTS-HDオーディオストリームの基本データ(Coresubstream)がサラウンド属性をもっている場合、これを再生する能力が、再生装置に存在することを示す。
PSR15のビットb12からビットb15までは、DD/MLP形式のオーディオストリームをデコードして再生する能力が再生装置に存在するか否かを示す。この4ビットの下位2ビットが01bなら、DD/MLPオーディオストリームの基本データ(AC-3)がステレオ属性をもっている場合、これを再生する能力が、再生装置に存在することを示す。この4ビットの下位2ビットが10bなら、DD/MLPオーディオストリームの基本データ(AC-3)がサラウンド属性をもっている場合、これを再生する能力が、再生装置に存在することを示す。
以上が本実施形態にかかるPSR15の説明である。続いて、本実施形態にかかるProcedure実行部42の処理手順について説明する。
続いて、第2実施形態にかかるProcedure実行部42の処理手順について説明する。本実施形態では、PSR15が、図43のように規定されたので、条件(a)が満たされているか否か、条件(c)が満たされているか否かの判定は、下記の手順に従う。
まず始めに、条件(a)を満たすか否かの、Procedure実行部42による判定について説明する。Procedure実行部42は、PSR15に存在する、各符号化方式の基本データ、拡張データ毎のCapabilityのうち、対象となるPrimaryオーディオストリームの符号化方式に対応するものを参照して、その符号化方式のうち、基本データの、拡張データのどちらかが、stereocapable又はsurround capableを示しているなら、再生装置は、対象となるPrimaryオーディオストリームをデコードする能力をもっており、条件(a)は満たされていると判定する。対応する符号化方式のうち、基本データの、拡張データのどちらもが、incapableを示しているなら、再生装置は、対象となるPrimaryオーディオストリームをデコードする能力をもっておらず、条件(a)は満たされていないと判定する。以上が、条件(a)に対する判定である。
次に、条件(c)を満たすか否かのProcedure実行部42による判定について説明する。Procedure実行部42は、Primaryオーディオストリームを選択の対象にするにあたって、PSRセット23における符号化方式毎の(DD/DD+capability,DTS-HDcapability,DD/MLPcapability)のうち、そのPrimaryオーディオストリームの符号化方式に対応するものを特定する。そして特定した符号化方式における、基本データに対応するビット及び拡張データに対応するビットのうち、拡張データに対応するビット(DependentSubstream,Extensionsubstream MLP Audio)の設定値が、所定の値になっているかどうかをチェックする。これにより、条件(c)が満たされているか否かを判定する。
図45は、DD/DD+のサラウンド出力能力が再生装置に存在するか否かの判定手順を示すフローチャートである。まず、DD/DD+のDD部分がサラウンドであり、DD/DD+のDD+部分を加える、或は、DD+部分で置き換えてもサラウンドであるか否かを判定する(ステップS331)。もしYesであるなら、サラウンド出力能力ありと判定結果を下す(ステップS333)。
これらステップS334〜ステップS335が何れもYesである場合は、サラウンド出力能力有りと判定結果を下す(ステップS333)。デコーダがDD/DD+のDD部分しかデコードできない、あるいは、伝送路がDD/DD+のDD部分しか伝送できない場合は、対象となるオーディオストリームはステレオであり、サラウンド出力能力無しと判定される(ステップS337)。
PSR設定部43は、セットアップメニューを表示して、このセットアップメニューを介して、再生装置300におけるデコード能力、再生装置300に接続されている機器のデコード能力や、再生装置300と、その機器との間の伝送路能力、再生装置300が存在するホームシアターシステムにおけるスピーカ構成を受け付ける。そうして受け付けたデコード能力、伝送路能力、スピーカ構成から、各符号化方式の、基本データ毎、拡張データ毎のcapabilityを、設定する。
セットアップメニューを介した操作を行うユーザが、最終消費者である場合、かかる最終消費者は、再生装置300に接続されている機器のデコード能力や、再生装置300と、その機器との間の伝送路能力、再生装置300が存在するホームシアターシステムにおけるスピーカ構成をセットアップメニューに対して入力する。かかる入力に基づき、PSR設定部43は、メーカーの技術者により設定された各符号化方式における基本データ毎、拡張データ毎のcapabilityを、再設定することができる。
以上のように本実施形態によれば、拡張フォーマットを有するPrimaryオーディオストリームが条件(a)、条件(c)を満たすか否かを判定するにあたって、条件(a)を満たすかどうかは、基本データのデコード能力が存在するか否かを判定すればよく、条件(c)を満たすかどうかは、拡張データのデコード能力と、サラウンド出力能力とが存在するか否かを判定すればよいので、条件(c)の判定手順の詳細を変えることで、拡張フォーマットを有するようなPrimaryオーディオストリームをも、Primaryオーディオストリーム選択プロシージャの対象に加えることができる。DTS,AC-3の存在のみを想定していたようなPrimaryオーディオストリーム選択プロシージャに対して、僅かな変更を加えることにより、拡張フォーマットを有するようなPrimaryオーディオストリームを対象にするようなPrimaryオーディオストリーム選択プロシージャを再生装置に実装することができる。
第4実施形態は、PSR15の動的変更に関する実施形態である。
これまでの説明においては、PSR15は再生装置300に搭載されているデコーダ、再生装置300に接続されている伝送路の状態によって、静的にパラメータが設定されており、ストリームの再生中はPSR15が変更されない場合を想定してる。デコーダや伝送路の能力は独立事象であり、常に同じ状態と想定しているためである。
また、HDMIにおいて、SDビデオを伝送中のため、オーディオの帯域が足りない場合は、伝送速度をn倍して帯域を上げることも可能である。先ほどの例だと、4倍すると192kHz/8chのLPCMを伝送可能になるため、HDと同じ帯域を使うことができる。再生装置300はPSR15を動的に変更しなくてもよいように、HDMIの伝送速度の方を調整することも可能である。
以上、本願の出願時点において、出願人が知り得る最良の実施形態について説明したが、 以下に示す技術的トピックについては、更なる改良や変更実施を加えることができる。各実施形態に示した通り実施するか、これらの改良・変更を施すか否かは、何れも任意的であり、実施する者の意思によることは留意されたい。
符号化方式がDTS-HDである場合、Core Substreamしかデコードできない場合、あるいは伝送できない場合は、Procedure実行部42は、再生不可能と判定してもよい。また、DD/DD+あるいはDD/MLPのDD部分しかデコードできない場合、あるいは伝送できない場合は、Procedure実行部42は、再生不可能と判定してもよい。
図36のステップS181において、ダウンサンプリングやダウンミックスしなければ出力できない場合、サラウンド出力能力を“無し”としてもよい。
(LPCMにおけるデコード能力)
S/PDIFのように、伝送路の帯域の制限上、LPCMをダウンサンプリングやダウンミックスする必要が可能性としてある場合、再生装置300はLPCMのデコード能力とともにダウンサンプリング・ダウンミックスなどの能力を備えていてはじめて、LPCMのデコード能力ありと判定することが望ましい。
第1実施形態では、ステレオとサラウンドを区別することにしたが、将来において、より細かなスピーカ構成を表現する必要がある場合は、ステレオとサラウンドを区別するだけではなく、出力できるチャンネル数を表したり、スピーカー配置のパターンを列挙してそれぞれのパターンを表してもよい。また、オーディオストリームに頭部伝達関数などの係数を作用させることにより、仮想的に音場を定位させ、たとえスピーカーが2つしかなくてもサラウンドに聞かせる技術を利用する場合、スピーカーが2つであってもシステムパラメータにはサラウンドと設定しておいてもよい。
本実施形態ではSTN_tableに登録されているストリームが必ず存在することを前提としている。そのためPlayItem情報が参照するストリームの存在をチェックするステップは存在しない。BD-ROMとローカルストレージ200とを組み合せたバーチャルファイルシステムを構築する場合、PlayItemはストリームを参照しているが、実際にはそのストリームはダウロードされていない、または、存在しない場合があり得る。そのため、STN_tableなどから参照するストリームが実際にBD-ROM、あるいは、ローカルストレージ200に存在することを確認するステップを条件(a)と同等の優先順位で設定してもよい。このような方法をとると、存在しないストリームを誤って選択してしまう危険性が無くなる。
各実施形態においてフローチャートを引用して説明した制御手順や、機能的な構成要素による制御手順は、ハードウェア資源を用いて具体的に実現されていることから、自然法則を利用した技術的思想の創作といえ、“プログラムの発明”としての成立要件を満たす。
本発明に係るプログラムは、コンピュータが実行することができる実行形式のプログラム(オブジェクトプログラム)であり、各実施形態に示したフローチャートの各ステップや、機能的構成要素の個々の手順を、コンピュータに実行させるような1つ以上のプログラムコードから構成される。ここでプログラムコードは、プロセッサのネィティブコード、JAVA(登録商標)バイトコードというように、様々な種類がある。またプログラムコードによる各ステップの実現には、様々な態様がある。外部関数を利用して、各ステップを実現することができる場合、この外部関数をコールするコール文が、プログラムコードになる。また、1つのステップを実現するようなプログラムコードが、別々のオブジェクトプログラムに帰属することもある。命令種が制限されているRISCプロセッサでは、算術演算命令や論理演算命令、分岐命令等を組合せることで、フローチャートの各ステップが実現されることもある。
コンパイラによる翻訳は、構文解析、最適化、資源割付、コード生成といった過程からなる。構文解析では、ソースプログラムの字句解析、構文解析および意味解析を行い、ソースプログラムを中間プログラムに変換する。最適化では、中間プログラムに対して、基本ブロック化、制御フロー解析、データフロー解析という作業を行う。資源割付では、ターゲットとなるプロセッサの命令セットへの適合を図るため、中間プログラム中の変数をターゲットとなるプロセッサのプロセッサが有しているレジスタまたはメモリに割り付ける。コード生成では、中間プログラム内の各中間命令を、プログラムコードに変換し、オブジェクトプログラムを得る。
本発明に係るプログラムは、以下のようにして使用することができる。
(i)組込プログラムとしての使用
本発明に係るプログラムを組込プログラムとして使用する場合、プログラムにあたるロードモジュールを、基本入出力プログラム(BIOS)や、様々なミドルウェア(オペレーションシステム)と共に、命令ROMに書き込む。こうした命令ROMを、制御部に組み込み、CPUに実行させることにより、本発明に係るプログラムを、再生装置300の制御プログラムとして使用することができる。
再生装置300が、ハードディスク内蔵モデルである場合は、基本入出力プログラム(BIOS)が命令ROMに組み込まれており、様々なミドルウェア(オペレーションシステム)が、ハードディスクにプレインストールされている。また、ハードディスクから、システムを起動するためのブートROMが、再生装置300に設けられている。
(コントローラ22)
各実施形態に示したコントローラ22は、一個のシステムLSIとして実現することができる。
ここでパッケージの種別に着目するとシステムLSIには、QFP(クッド フラッド アレイ)、PGA(ピン グリッド アレイ)という種別がある。QFPは、パッケージの四側面にピンが取り付けられたシステムLSIである。PGAは、底面全体に、多くのピンが取り付けられたシステムLSIである。
システムLSIにパッケージングされるベアチップは、“フロントエンド部”、“バックエンド部”、“デジタル処理部”からなる。“フロントエンド部”は、アナログ信号を、デジタル化する部分であり、“バックエンド部”はデジタル処理の結果、得られたデータを、アナログ化して出力する部分である。
先に“組込プログラムとしての使用”で述べたように、命令ROMには、プログラムにあたるロードモジュールや、基本入出力プログラム(BIOS)、様々なミドルウェア(オペレーションシステム)が書き込まれる。本実施形態において、特に創作したのは、このプログラムにあたるロードモジュールの部分なので、プログラムにあたるロードモジュールを格納した命令ROMを、ベアチップとしてパッケージングすることにより、本発明に係るシステムLSIは生産することができる。
さらに、各記録読出装置の構成要素の一部又は全てを1つのチップとして構成してもよい。集積回路化は、上述したSoC実装,SiP実装に限るものではなく、専用回路又は汎用プロセスで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(FieldProgrammable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なシリコンフィギュラブル・プロセッサを利用することが考えられる。更には、半導体技術の進歩又は派生する技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積回路化を行っても良い。例えば、バイオ技術の適応などが可能性としてありうる。
200 ローカルストレージ
300 再生装置
400 テレビ
500 AVアンプ
600 スピーカ
1 BD-ROMドライブ
2 リードバッファ
3 デマルチプレクサ
4 ビデオデコーダ
5 ビデオプレーン
6 バッファ
7 オーディオデコーダ
10 スイッチ
11 Interactive Graphicsデコーダ
12 Interactive Graphicsプレーン
13 Presentation Graphicsデコーダ
14 Presentation Graphicsプレーン
17 合成部
18 STC生成部
19 ATC生成部
21 メモリ
22 コントローラ
23 PSRセット
24 変換部
25 通信部
26 操作受付部
27 HDMI送受信部
41 プレイリスト処理部
42 Procedure実行部
43 PSR設定部
Claims (2)
- 再生装置であって、
再生すべき複数オーディオストリームのそれぞれが、複数の条件のうち、どれを満たすかを判定して、満たすと判定された条件の組合せに応じてオーディオストリームを選ぶ選択手段と、
選択されたオーディオストリームを再生する再生手段と、
セッティングレジスタとを備え、
前記複数の条件のうち所定の1つは、オーディオストリームのチャネル属性がサラウンドになっていて、尚且つ、当該オーディオストリームのサラウンド出力を処理できることであり、
オーディオストリームのオーディオフレームは、基本データと、拡張データとから構成され、
前記セッティングレジスタは、複数の符号化方式の基本データに対応した第1のフラグ群と、複数の符号化方式の拡張データに対応した第2のフラグ群とを含み、
第1のフラグ群は、基本データのサラウンド出力を処理できるか否かを符号化方式毎に示す複数のフラグによって構成されており、
第2のフラグ群は、拡張データのサラウンド出力を処理できるか否かを符号化方式毎に示す複数のフラグによって構成されており、
オーディオストリームの符号化方式には、DD/DD+、DTS-HD、DD/MLPがあり、
DD/DD+の基本データは、インデペンドサブストリームであり、DD/DD+の拡張データは、デペンドサブストリームであり、
DTS-HDの基本データは、コアサブストリームであり、DTS-HDの拡張データは、エクステンションサブストリームであり、
DD/MLPの基本データは、DDデータであり、DD/MLPの拡張データは、MLPオーディオである
ことを特徴とする再生装置。 - 拡張データの出力能力には、
拡張データをデコードして、サラウンド音声として出力することができる第1のレベル、
拡張データをデコードして、ステレオ音声として出力することができる第2のレベル、
ステレオ音声としての出力も不可能な第3のレベルがあり、
前記選択手段は、第2フラグ群における複数のフラグのうち、そのオーディオストリームの符号化方式に対応するものの設定値が第1のレベルを示す値になっているかどうかのチェックによって、オーディオストリームのサラウンド出力を処理できるか否かを判定する
ことを特徴とする請求項1記載の再生装置。
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