JP2002190156A - 再生装置、再生方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents
再生装置、再生方法、プログラムおよび記録媒体Info
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- JP2002190156A JP2002190156A JP2001262478A JP2001262478A JP2002190156A JP 2002190156 A JP2002190156 A JP 2002190156A JP 2001262478 A JP2001262478 A JP 2001262478A JP 2001262478 A JP2001262478 A JP 2001262478A JP 2002190156 A JP2002190156 A JP 2002190156A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 入力信号が可変レートで符号化されたデジタ
ル音響信号を有している場合、その入力信号が、どのよ
うな種類の信号かを正確に判別する再生装置を提供す
る。 【解決手段】 再生装置1は、入力信号を受け取る信号
入力部10と、入力信号の所定の検索範囲内に、連続す
るN個(Nは2以上の整数)の同期信号のうち最初の同
期信号が存在するか否かに基づいて入力信号の種類を判
別する入力信号判別部20と、入力信号の種類に応じた
信号処理を入力信号に対して行う信号処理部30とを備
えている。
ル音響信号を有している場合、その入力信号が、どのよ
うな種類の信号かを正確に判別する再生装置を提供す
る。 【解決手段】 再生装置1は、入力信号を受け取る信号
入力部10と、入力信号の所定の検索範囲内に、連続す
るN個(Nは2以上の整数)の同期信号のうち最初の同
期信号が存在するか否かに基づいて入力信号の種類を判
別する入力信号判別部20と、入力信号の種類に応じた
信号処理を入力信号に対して行う信号処理部30とを備
えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に記録さ
れたデジタル音響信号および符号化されたストリーム信
号を再生することが可能な再生装置、再生方法、プログ
ラムおよび記録媒体に関する。
れたデジタル音響信号および符号化されたストリーム信
号を再生することが可能な再生装置、再生方法、プログ
ラムおよび記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CD(Compact Dis
k)やDAT(Digital Audio Tap
e)などの記録媒体には、2ch・16bit・PCM
という記録方式に従ってデジタル音響信号が記録されて
いた。以下、本明細書では、この記録方式に従って記録
されたデジタル音響信号を「PCM(Pulse Co
deModulation)デジタル音響信号」とい
う。
k)やDAT(Digital Audio Tap
e)などの記録媒体には、2ch・16bit・PCM
という記録方式に従ってデジタル音響信号が記録されて
いた。以下、本明細書では、この記録方式に従って記録
されたデジタル音響信号を「PCM(Pulse Co
deModulation)デジタル音響信号」とい
う。
【0003】近年、CDやDATなどの記録媒体に所定
の符号化方式に従って符号化されたデジタル音響信号を
記録する技術が開発されている。例えば、その所定の符
号化方式の一例として、MP3(MPeg audio
layer 3)が知られている。以下、本明細書で
は、MP3に従って符号化されたデジタル音響信号を
「MP3ストリーム信号」という。
の符号化方式に従って符号化されたデジタル音響信号を
記録する技術が開発されている。例えば、その所定の符
号化方式の一例として、MP3(MPeg audio
layer 3)が知られている。以下、本明細書で
は、MP3に従って符号化されたデジタル音響信号を
「MP3ストリーム信号」という。
【0004】MP3は、MPEG(Motion Pi
cture Experts Group)の規格であ
る。MP3によれば、デジタル音響信号が可変レートで
符号化され、その符号化されたデジタル音響信号がCD
に記録される。
cture Experts Group)の規格であ
る。MP3によれば、デジタル音響信号が可変レートで
符号化され、その符号化されたデジタル音響信号がCD
に記録される。
【0005】PCMデジタル音響信号がCDに記録され
ている場合には、そのPCMデジタル音響信号をD/A
変換することにより、CDに記録されたデジタル音響信
号を再生することができる。これに対し、符号化された
デジタル音響信号がCDに記録されている場合には、そ
の符号化されたデジタル音響信号をデコードした後にD
/A変換しなければ、CDに記録されたデジタル音響信
号を再生することができない。
ている場合には、そのPCMデジタル音響信号をD/A
変換することにより、CDに記録されたデジタル音響信
号を再生することができる。これに対し、符号化された
デジタル音響信号がCDに記録されている場合には、そ
の符号化されたデジタル音響信号をデコードした後にD
/A変換しなければ、CDに記録されたデジタル音響信
号を再生することができない。
【0006】したがって、従来、その固定レートで符号
化されたデジタル音響信号から検出された同期信号が出
現する周期性を調べることにより、デジタル音響信号が
PCMデジタル音響信号であるか固定レートで符号化さ
れたデジタル音響信号であるかを判別し、入力信号の種
類に応じた信号処理を入力信号に対して行うことが可能
となる技術が知られている。このような技術は、例え
ば、特願平11−355179号公報(発明の名称:再
生装置および再生方法)に記載されている。
化されたデジタル音響信号から検出された同期信号が出
現する周期性を調べることにより、デジタル音響信号が
PCMデジタル音響信号であるか固定レートで符号化さ
れたデジタル音響信号であるかを判別し、入力信号の種
類に応じた信号処理を入力信号に対して行うことが可能
となる技術が知られている。このような技術は、例え
ば、特願平11−355179号公報(発明の名称:再
生装置および再生方法)に記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の技術によれば、入力信号が、可変レートで符号化され
たデジタル音響信号を有している場合、その入力信号
が、どのような種類の信号かを正確に判別することがで
きなかった。可変レートで符号化されたデジタル音響信
号の同期信号の出現に周期性がないためである。このた
め、可変レートで符号化されたデジタル音響信号をデコ
ードすることなくD/A変換したために、再生装置から
雑音が出力される可能性があるという問題点があった。
の技術によれば、入力信号が、可変レートで符号化され
たデジタル音響信号を有している場合、その入力信号
が、どのような種類の信号かを正確に判別することがで
きなかった。可変レートで符号化されたデジタル音響信
号の同期信号の出現に周期性がないためである。このた
め、可変レートで符号化されたデジタル音響信号をデコ
ードすることなくD/A変換したために、再生装置から
雑音が出力される可能性があるという問題点があった。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、入力信号が可変レートで符号化され
たデジタル音響信号を有している場合、その入力信号が
PCM信号であるか、可変レートで符号化されたデジタ
ル音響信号であるかを判別することを可能とする再生装
置、再生方法、プログラムおよび記録媒体を提供するこ
とを目的とする。
されたものであり、入力信号が可変レートで符号化され
たデジタル音響信号を有している場合、その入力信号が
PCM信号であるか、可変レートで符号化されたデジタ
ル音響信号であるかを判別することを可能とする再生装
置、再生方法、プログラムおよび記録媒体を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による再生装置
は、入力信号を受け取る信号入力部と、前記入力信号の
所定の検索範囲内に、連続するN個(Nは2以上の整
数)の同期信号のうち最初の同期信号が存在するか否か
に基づいて前記入力信号の種類を判別する入力信号判別
部と、前記入力信号の種類に応じた信号処理を前記入力
信号に対して行う信号処理部とを備え、それにより上記
目的が達成される。
は、入力信号を受け取る信号入力部と、前記入力信号の
所定の検索範囲内に、連続するN個(Nは2以上の整
数)の同期信号のうち最初の同期信号が存在するか否か
に基づいて前記入力信号の種類を判別する入力信号判別
部と、前記入力信号の種類に応じた信号処理を前記入力
信号に対して行う信号処理部とを備え、それにより上記
目的が達成される。
【0010】前記入力信号は、ヘッダ部とデータ部とを
含む可変長のフレームを有しており、前記入力信号判別
部は、前記所定の検索範囲内に同期信号が存在するか否
かを判別し、前記所定の検索範囲内に前記同期信号が存
在する場合には、前記フレームの長さに基づいて次の同
期信号の位置を算出し、前記次の同期信号の位置に次の
同期信号が存在するか否かを判別してもよい。
含む可変長のフレームを有しており、前記入力信号判別
部は、前記所定の検索範囲内に同期信号が存在するか否
かを判別し、前記所定の検索範囲内に前記同期信号が存
在する場合には、前記フレームの長さに基づいて次の同
期信号の位置を算出し、前記次の同期信号の位置に次の
同期信号が存在するか否かを判別してもよい。
【0011】前記フレームの長さは、前記ヘッダ部のビ
ットレートと前記ヘッダ部のサンプリング周波数とに基
づいて算出されてもよい。
ットレートと前記ヘッダ部のサンプリング周波数とに基
づいて算出されてもよい。
【0012】前記入力信号判別部は、前記次の同期信号
の位置に次の同期信号が存在しない場合には、前記所定
の検索範囲を更新し、前記更新された所定の検索範囲内
に同期信号が存在するか否かを判別してもよい。
の位置に次の同期信号が存在しない場合には、前記所定
の検索範囲を更新し、前記更新された所定の検索範囲内
に同期信号が存在するか否かを判別してもよい。
【0013】前記入力信号は、ヘッダ部とデータ部とを
含む可変長のフレームを有しており、前記入力信号判別
部は、前記ヘッダ部のビットレートが不定を示す値であ
るか否かを判別し、前記ヘッダ部のビットレートが不定
を示す値である場合には、前記所定の検索範囲を更新
し、前記更新された所定の検索範囲内に同期信号が存在
するか否かを判別してもよい。
含む可変長のフレームを有しており、前記入力信号判別
部は、前記ヘッダ部のビットレートが不定を示す値であ
るか否かを判別し、前記ヘッダ部のビットレートが不定
を示す値である場合には、前記所定の検索範囲を更新
し、前記更新された所定の検索範囲内に同期信号が存在
するか否かを判別してもよい。
【0014】前記入力信号は、ヘッダ部とデータ部とを
含む可変長のフレームを有しており、前記入力信号判別
部は、前記ヘッダ部のビットレートの値と前記ヘッダ部
のビットレートの前記値以外の前記ヘッダ部の前記フレ
ームの状態を示す少なくとも1つのデータの値とに基づ
いて、前記所定の検索範囲を更新し、前記更新された所
定の検索範囲内に同期信号が存在するか否かを判別して
もよい。
含む可変長のフレームを有しており、前記入力信号判別
部は、前記ヘッダ部のビットレートの値と前記ヘッダ部
のビットレートの前記値以外の前記ヘッダ部の前記フレ
ームの状態を示す少なくとも1つのデータの値とに基づ
いて、前記所定の検索範囲を更新し、前記更新された所
定の検索範囲内に同期信号が存在するか否かを判別して
もよい。
【0015】前記所定の検索範囲は2Kbyteでよ
い。
い。
【0016】前記入力信号判別部は、前記所定の検索範
囲内に、前記連続するN個の同期信号のうち前記最初の
同期信号が存在する場合には、前記入力信号が符号化さ
れたデジタル音響信号であると判別してもよい。
囲内に、前記連続するN個の同期信号のうち前記最初の
同期信号が存在する場合には、前記入力信号が符号化さ
れたデジタル音響信号であると判別してもよい。
【0017】前記入力信号判別部は、前記所定の検索範
囲内に、前記連続するN個の同期信号のうち前記最初の
同期信号が存在しない場合には、前記入力信号がパルス
符号変調(PCM)デジタル音響信号であると判別して
もよい。
囲内に、前記連続するN個の同期信号のうち前記最初の
同期信号が存在しない場合には、前記入力信号がパルス
符号変調(PCM)デジタル音響信号であると判別して
もよい。
【0018】前記入力信号判別部は、前記入力信号のデ
ータ量をカウントし、前記入力信号のアドレスを出力す
るデータカウンタと、前記入力信号から同期信号を検出
し、その検出結果を示す検出信号を出力する同期信号検
出部と、前記検出信号が前記同期信号検出部から出力さ
れた前記検出信号に基づいて値がインクリメントされる
同期信号カウンタ格納部と、初回の同期信号の検出信号
に応答して、前記データカウンタから出力されるアドレ
スを格納する初回同期信号アドレス格納部と、前記初回
同期信号アドレス格納部に格納された前記アドレスが、
前記所定の検索範囲であるか否か、さらに前記同期信号
カウンタ格納部の前記値がN以上か否かに基づいて前記
入力信号の前記種類を決定する種類決定部とを含んでよ
い。
ータ量をカウントし、前記入力信号のアドレスを出力す
るデータカウンタと、前記入力信号から同期信号を検出
し、その検出結果を示す検出信号を出力する同期信号検
出部と、前記検出信号が前記同期信号検出部から出力さ
れた前記検出信号に基づいて値がインクリメントされる
同期信号カウンタ格納部と、初回の同期信号の検出信号
に応答して、前記データカウンタから出力されるアドレ
スを格納する初回同期信号アドレス格納部と、前記初回
同期信号アドレス格納部に格納された前記アドレスが、
前記所定の検索範囲であるか否か、さらに前記同期信号
カウンタ格納部の前記値がN以上か否かに基づいて前記
入力信号の前記種類を決定する種類決定部とを含んでよ
い。
【0019】前記入力信号は、同期信号とヘッダ部とデ
ータ部とを含む可変長のフレームを有しており、前記入
力信号判別部は、前記検出信号に応答して前記検出され
た同期信号が含まれる可変長のフレームの長さを算出
し、次の同期信号までのアドレス間隔を算出するヘッダ
情報解析部と、前記初回同期信号アドレス格納部に格納
されている前記アドレスと前記算出された前記アドレス
間隔とに基づいて、前記初回の同期信号の次の同期信号
のアドレスを算出し、前記算出された次の同期信号の前
記アドレスが前記データカウンタから出力されるアドレ
スに一致した場合に、前記データカウンタから出力され
る前記アドレスを格納する次回同期信号アドレス格納部
とをさらに含んでよい。
ータ部とを含む可変長のフレームを有しており、前記入
力信号判別部は、前記検出信号に応答して前記検出され
た同期信号が含まれる可変長のフレームの長さを算出
し、次の同期信号までのアドレス間隔を算出するヘッダ
情報解析部と、前記初回同期信号アドレス格納部に格納
されている前記アドレスと前記算出された前記アドレス
間隔とに基づいて、前記初回の同期信号の次の同期信号
のアドレスを算出し、前記算出された次の同期信号の前
記アドレスが前記データカウンタから出力されるアドレ
スに一致した場合に、前記データカウンタから出力され
る前記アドレスを格納する次回同期信号アドレス格納部
とをさらに含んでよい。
【0020】前記再生装置は、前記入力信号判別部の動
作条件を変更するホストコントローラをさらに備えてよ
い。
作条件を変更するホストコントローラをさらに備えてよ
い。
【0021】前記入力信号判別部の前記動作条件は、前
記入力信号の最小単位、前記所定の検索範囲および前記
Nの値の少なくとも1つを含んでよい。
記入力信号の最小単位、前記所定の検索範囲および前記
Nの値の少なくとも1つを含んでよい。
【0022】前記入力信号の前記最小単位は、1ビット
でよい。
でよい。
【0023】前記入力信号は、ヘッダ部とデータ部とを
含む可変長のフレームを有しており、前記所定の検索範
囲は、前記フレームの長さよりも大きくてよい。
含む可変長のフレームを有しており、前記所定の検索範
囲は、前記フレームの長さよりも大きくてよい。
【0024】前記再生装置は、前記入力信号判別部の動
作条件を変更するホストコントローラをさらに備え、前
記入力信号判別部の前記動作条件は、前記更新された所
定の検索範囲を含んでよい。
作条件を変更するホストコントローラをさらに備え、前
記入力信号判別部の前記動作条件は、前記更新された所
定の検索範囲を含んでよい。
【0025】前記更新された所定の検索範囲の先頭アド
レスは、前記連続するN個の同期信号のうち前記最初の
同期信号の最後のアドレスよりも少なくとも1ビット大
きい位置でよい。
レスは、前記連続するN個の同期信号のうち前記最初の
同期信号の最後のアドレスよりも少なくとも1ビット大
きい位置でよい。
【0026】前記再生装置は、前記入力信号判別部の動
作条件を変更するホストコントローラをさらに備え、前
記入力信号判別部の前記動作条件は、前記ヘッダ部の前
記フレームの状態を示す少なくとも1つのデータの値で
よい。
作条件を変更するホストコントローラをさらに備え、前
記入力信号判別部の前記動作条件は、前記ヘッダ部の前
記フレームの状態を示す少なくとも1つのデータの値で
よい。
【0027】前記ホストコントローラは、前記ヘッダ部
の前記フレームの状態を示す少なくとも1つのデータの
値に順位付けを行い、前記順位付けに基づいて前記ヘッ
ダ部の前記フレームの状態を示す少なくとも1つのデー
タの値を変更してよい。
の前記フレームの状態を示す少なくとも1つのデータの
値に順位付けを行い、前記順位付けに基づいて前記ヘッ
ダ部の前記フレームの状態を示す少なくとも1つのデー
タの値を変更してよい。
【0028】本発明による再生方法は,入力信号を受け
取るステップと、前記入力信号の所定の検索範囲内に、
連続するN個(Nは2以上の整数)の同期信号のうち最
初の同期信号が存在するか否かに基づいて前記入力信号
の種類を判別するステップと、前記入力信号の種類に応
じた信号処理を前記入力信号に対して行うステップとを
包含し、それにより上記目的が達成される。
取るステップと、前記入力信号の所定の検索範囲内に、
連続するN個(Nは2以上の整数)の同期信号のうち最
初の同期信号が存在するか否かに基づいて前記入力信号
の種類を判別するステップと、前記入力信号の種類に応
じた信号処理を前記入力信号に対して行うステップとを
包含し、それにより上記目的が達成される。
【0029】本発明によるプログラムは、コンピュータ
に再生処理を実行させるためのプログラムであって、前
記再生処理は、入力信号を受け取るステップと、前記入
力信号の所定の検索範囲内に、連続するN個(Nは2以
上の整数)の同期信号のうち最初の同期信号が存在する
か否かに基づいて前記入力信号の種類を判別するステッ
プと、前記入力信号の種類に応じた信号処理を前記入力
信号に対して行うステップとを包含し、それにより上記
目的が達成される。本発明による記録媒体は、コンピュ
ータに再生処理を実行させるためのプログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記
再生処理は、入力信号を受け取るステップと、前記入力
信号の所定の検索範囲内に、連続するN個(Nは2以上
の整数)の同期信号のうち最初の同期信号が存在するか
否かに基づいて前記入力信号の種類を判別するステップ
と、前記入力信号の種類に応じた信号処理を前記入力信
号に対して行うステップとを包含し、それにより上記目
的が達成される。
に再生処理を実行させるためのプログラムであって、前
記再生処理は、入力信号を受け取るステップと、前記入
力信号の所定の検索範囲内に、連続するN個(Nは2以
上の整数)の同期信号のうち最初の同期信号が存在する
か否かに基づいて前記入力信号の種類を判別するステッ
プと、前記入力信号の種類に応じた信号処理を前記入力
信号に対して行うステップとを包含し、それにより上記
目的が達成される。本発明による記録媒体は、コンピュ
ータに再生処理を実行させるためのプログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記
再生処理は、入力信号を受け取るステップと、前記入力
信号の所定の検索範囲内に、連続するN個(Nは2以上
の整数)の同期信号のうち最初の同期信号が存在するか
否かに基づいて前記入力信号の種類を判別するステップ
と、前記入力信号の種類に応じた信号処理を前記入力信
号に対して行うステップとを包含し、それにより上記目
的が達成される。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。
の実施の形態を説明する。
【0031】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1の再生装置1の構成を示す。記録媒体12から読
み出された信号が入力信号として再生装置1に入力され
る。典型的には、記録媒体12は、CDである。あるい
は、記録媒体12は、DATであってもよい。
形態1の再生装置1の構成を示す。記録媒体12から読
み出された信号が入力信号として再生装置1に入力され
る。典型的には、記録媒体12は、CDである。あるい
は、記録媒体12は、DATであってもよい。
【0032】以下、再生装置1に入力される入力信号
は、MP3ストリーム信号100またはPCM信号20
0のいずれかであると仮定する。なお、本発明の再生装
置1に入力される入力信号がこれらの特定の2つの信号
に限定されるわけではない。再生装置1に入力される複
数の入力信号の種類が、入力信号の所定の検索範囲内
に、連続する複数の同期信号のうち最初の同期信号が存
在するか否かに基づいて決定され得る限り、本発明を任
意の入力信号に適用することができる。
は、MP3ストリーム信号100またはPCM信号20
0のいずれかであると仮定する。なお、本発明の再生装
置1に入力される入力信号がこれらの特定の2つの信号
に限定されるわけではない。再生装置1に入力される複
数の入力信号の種類が、入力信号の所定の検索範囲内
に、連続する複数の同期信号のうち最初の同期信号が存
在するか否かに基づいて決定され得る限り、本発明を任
意の入力信号に適用することができる。
【0033】図2Aは、MP3ストリーム信号100の
フォーマットを示す。
フォーマットを示す。
【0034】MP3ストリーム信号100は、複数のフ
レーム110を含む。複数のフレーム110のそれぞれ
は、同期信号111と、フレームヘッダ112と、サブ
フレームデータ114とを含む。
レーム110を含む。複数のフレーム110のそれぞれ
は、同期信号111と、フレームヘッダ112と、サブ
フレームデータ114とを含む。
【0035】MP3ストリーム信号100では、同期信
号111は、12ビットデータである。同期信号111
は、値“0xfff”を有している。MP3ストリーム
信号100では、フレームヘッダ112は、20ビット
データである。フレームヘッダ112は、そのフレーム
ヘッダ112が含まれているフレーム110の状態を示
すデータである「フレーム状態データ」(ビットレート
115、レイヤ116、サンプリング周波数117、エ
ンファシス118等)を含む。MP3ストリーム信号1
00では、ビットレート115は、値“0x00”から
値“0x0f”を有している。なお、実施の形態1にお
いて、ビットレート115が、値“0x00”および値
“0x0f”を有している場合は、そのビットレート1
15が不定であることを示すとする。
号111は、12ビットデータである。同期信号111
は、値“0xfff”を有している。MP3ストリーム
信号100では、フレームヘッダ112は、20ビット
データである。フレームヘッダ112は、そのフレーム
ヘッダ112が含まれているフレーム110の状態を示
すデータである「フレーム状態データ」(ビットレート
115、レイヤ116、サンプリング周波数117、エ
ンファシス118等)を含む。MP3ストリーム信号1
00では、ビットレート115は、値“0x00”から
値“0x0f”を有している。なお、実施の形態1にお
いて、ビットレート115が、値“0x00”および値
“0x0f”を有している場合は、そのビットレート1
15が不定であることを示すとする。
【0036】図2Bは、PCM信号200のフォーマッ
トを示す。
トを示す。
【0037】PCM信号200は、記録媒体12に設け
られている複数のトラック(例えば、トラック0、トラ
ック1、...、トラックM)に記録されている。ここ
で、Mは任意の整数である。
られている複数のトラック(例えば、トラック0、トラ
ック1、...、トラックM)に記録されている。ここ
で、Mは任意の整数である。
【0038】PCM信号200は、左チャンネル用の信
号210Lと、右チャンネル用の信号210Rとを交互
に含む。
号210Lと、右チャンネル用の信号210Rとを交互
に含む。
【0039】図1を再び参照して、再生装置1は、入力
信号を受け取る信号入力部10と、その入力信号の所定
の検索範囲内に、連続するN個の同期信号のうち最初の
同期信号が存在するか否かに基づいてその入力信号の種
類を判別する入力信号判別部20と、入力信号の種類に
応じた信号処理をその入力信号に対して行う信号処理部
30とを含む。なお、Nは2以上の整数である。
信号を受け取る信号入力部10と、その入力信号の所定
の検索範囲内に、連続するN個の同期信号のうち最初の
同期信号が存在するか否かに基づいてその入力信号の種
類を判別する入力信号判別部20と、入力信号の種類に
応じた信号処理をその入力信号に対して行う信号処理部
30とを含む。なお、Nは2以上の整数である。
【0040】入力信号判別部20は、所定の検索範囲内
に同期信号が存在するか否かを判別し、所定の検索範囲
内に同期信号が存在する場合には、フレームの長さに基
づいて次の同期信号の位置を算出する。そして、入力信
号判別部20は、次の同期信号の位置に次の同期信号が
存在するか否かを判別する。
に同期信号が存在するか否かを判別し、所定の検索範囲
内に同期信号が存在する場合には、フレームの長さに基
づいて次の同期信号の位置を算出する。そして、入力信
号判別部20は、次の同期信号の位置に次の同期信号が
存在するか否かを判別する。
【0041】入力信号判別部20は、次の同期信号の位
置に次の同期信号が存在しない場合には、所定の検索範
囲を更新する。そして、入力信号判別部20は、更新さ
れた所定の検索範囲内に同期信号が存在するか否かを判
別する。
置に次の同期信号が存在しない場合には、所定の検索範
囲を更新する。そして、入力信号判別部20は、更新さ
れた所定の検索範囲内に同期信号が存在するか否かを判
別する。
【0042】入力信号判別部20は、ヘッダ部のビット
レートが不定を示す値であるか否かを判別し、ヘッダ部
のビットレートが不定を示す値である場合には、所定の
検索範囲を更新し、更新された所定の検索範囲内に同期
信号が存在するか否かを判別する。
レートが不定を示す値であるか否かを判別し、ヘッダ部
のビットレートが不定を示す値である場合には、所定の
検索範囲を更新し、更新された所定の検索範囲内に同期
信号が存在するか否かを判別する。
【0043】入力信号判別部20は、その所定の検索範
囲内に、その連続するN個の同期信号のうちその最初の
同期信号が存在するか否かを判別する。その入力信号判
別部20は、その所定の検索範囲内に、その連続するN
個の同期信号のうちその最初の同期信号が存在する場合
には、その入力信号がMP3ストリーム信号100であ
ると判別する。
囲内に、その連続するN個の同期信号のうちその最初の
同期信号が存在するか否かを判別する。その入力信号判
別部20は、その所定の検索範囲内に、その連続するN
個の同期信号のうちその最初の同期信号が存在する場合
には、その入力信号がMP3ストリーム信号100であ
ると判別する。
【0044】その入力信号判別部20は、その所定の検
索範囲内に、その連続するN個の同期信号のうちその最
初の同期信号が存在しない場合には、その入力信号がP
CM信号200であると判別する。
索範囲内に、その連続するN個の同期信号のうちその最
初の同期信号が存在しない場合には、その入力信号がP
CM信号200であると判別する。
【0045】入力信号判別部20は、入力信号の種類を
示す検出信号を信号処理部30に出力する。例えば、入
力信号がMP3ストリーム信号100である場合には、
入力信号判別部20は値「1」を有する検出信号を信号
処理部30に出力し、入力信号がPCM信号200であ
る場合には、入力信号判別部20は値「0」を有する検
出信号を信号処理部30に出力する。
示す検出信号を信号処理部30に出力する。例えば、入
力信号がMP3ストリーム信号100である場合には、
入力信号判別部20は値「1」を有する検出信号を信号
処理部30に出力し、入力信号がPCM信号200であ
る場合には、入力信号判別部20は値「0」を有する検
出信号を信号処理部30に出力する。
【0046】入力信号判別部20による検出結果を再生
装置1のユーザに知らせるようにしてもよい。その検出
結果を再生装置1のユーザに知らせる方法としては種々
の方法がある。例えば、入力信号がMP3ストリーム信
号100である場合には、再生装置1の液晶パネル(図
示せず)に「MP3インジケータ」を表示し、入力信号
がPCM信号200である場合には、再生装置1の液晶
パネルに「PCMインジケータ」を表示するようにして
もよい。あるいは、MP3ストリーム信号100が再生
装置1に入力された場合に「この再生装置では、MP3
ストリーム信号を再生することはできません。デジタル
オーディオインタフェース用の外部端子に外部レシーバ
を接続して下さい。」という音声を出力するようにして
もよい。
装置1のユーザに知らせるようにしてもよい。その検出
結果を再生装置1のユーザに知らせる方法としては種々
の方法がある。例えば、入力信号がMP3ストリーム信
号100である場合には、再生装置1の液晶パネル(図
示せず)に「MP3インジケータ」を表示し、入力信号
がPCM信号200である場合には、再生装置1の液晶
パネルに「PCMインジケータ」を表示するようにして
もよい。あるいは、MP3ストリーム信号100が再生
装置1に入力された場合に「この再生装置では、MP3
ストリーム信号を再生することはできません。デジタル
オーディオインタフェース用の外部端子に外部レシーバ
を接続して下さい。」という音声を出力するようにして
もよい。
【0047】なお、入力信号判別部20の詳細な構成
は、図3を参照して後述される。更に、入力信号判別部
20の詳細は動作は、図4を参照して後述される。
は、図3を参照して後述される。更に、入力信号判別部
20の詳細は動作は、図4を参照して後述される。
【0048】信号処理部30は、入力信号がPCM信号
200である場合にはその入力信号をD/A変換部40
に出力し、入力信号がMP3ストリーム信号100であ
る場合にはその入力信号がD/A変換部40に出力され
ることを禁止するように動作する。例えば、入力信号が
MP3ストリーム信号100である場合には、信号処理
部30は、入力信号の信号レベルを0に減衰させてもよ
いし、入力信号がD/A変換部40に出力されないよう
に入力信号の経路を変更するようにしてもよい。
200である場合にはその入力信号をD/A変換部40
に出力し、入力信号がMP3ストリーム信号100であ
る場合にはその入力信号がD/A変換部40に出力され
ることを禁止するように動作する。例えば、入力信号が
MP3ストリーム信号100である場合には、信号処理
部30は、入力信号の信号レベルを0に減衰させてもよ
いし、入力信号がD/A変換部40に出力されないよう
に入力信号の経路を変更するようにしてもよい。
【0049】あるいは、入力信号がMP3ストリーム信
号100である場合には、信号処理部30は、入力信号
の信号レベルを抑制し、その抑制された信号レベルを有
する入力信号をD/A変換部40に出力するように動作
してもよい。
号100である場合には、信号処理部30は、入力信号
の信号レベルを抑制し、その抑制された信号レベルを有
する入力信号をD/A変換部40に出力するように動作
してもよい。
【0050】このように、信号処理部30が動作するこ
とにより、MP3ストリーム信号100がデコードされ
ることなくD/A変換部40に出力されることが防止さ
れる(または、抑制される)。その結果、再生装置1か
ら雑音が出力されることが防止される(または、再生装
置1から出力される雑音が低減される)。
とにより、MP3ストリーム信号100がデコードされ
ることなくD/A変換部40に出力されることが防止さ
れる(または、抑制される)。その結果、再生装置1か
ら雑音が出力されることが防止される(または、再生装
置1から出力される雑音が低減される)。
【0051】なお、信号処理部30から出力される信号
レベルのデフォルトを0(または、抑制された値)に設
定しておき、入力信号がPCM信号200であると決定
された場合にのみ信号処理部30から出力される信号レ
ベルを増幅するようにしてもよい。このような制御によ
っても、再生装置1から雑音が出力されることを防止す
る(または、再生装置1から出力される雑音を低減す
る)ことができる。
レベルのデフォルトを0(または、抑制された値)に設
定しておき、入力信号がPCM信号200であると決定
された場合にのみ信号処理部30から出力される信号レ
ベルを増幅するようにしてもよい。このような制御によ
っても、再生装置1から雑音が出力されることを防止す
る(または、再生装置1から出力される雑音を低減す
る)ことができる。
【0052】信号処理部30から出力されるデジタル信
号は、D/A変換部40によってアナログ信号に変換さ
れる。D/A変換部40から出力されるアナログ信号
は、アナログ信号再生部50を介して出力機器50a
(例えば、スピーカ)から出力される。
号は、D/A変換部40によってアナログ信号に変換さ
れる。D/A変換部40から出力されるアナログ信号
は、アナログ信号再生部50を介して出力機器50a
(例えば、スピーカ)から出力される。
【0053】信号入力部10から出力される入力信号
は、デジタルオーディオインタフェース60にも入力さ
れる。デジタルオーディオインタフェース60は、入力
信号を所定のフォーマット(例えば、IEC958フォ
ーマット)を有するデジタル信号に変換し、そのデジタ
ル信号を外部端子62を介して再生装置1の外部に出力
する。デジタルオーディオインタフェース60として
は、例えば、SPDIFが採用され得る。外部端子62
には、例えば、入力信号をデコードする能力を有するデ
コーダを内蔵した外部レシーバ(図示せず)が接続され
る。
は、デジタルオーディオインタフェース60にも入力さ
れる。デジタルオーディオインタフェース60は、入力
信号を所定のフォーマット(例えば、IEC958フォ
ーマット)を有するデジタル信号に変換し、そのデジタ
ル信号を外部端子62を介して再生装置1の外部に出力
する。デジタルオーディオインタフェース60として
は、例えば、SPDIFが採用され得る。外部端子62
には、例えば、入力信号をデコードする能力を有するデ
コーダを内蔵した外部レシーバ(図示せず)が接続され
る。
【0054】外部レシーバに内蔵のデコーダを用いて入
力信号をデコードすることにより、その入力信号がMP
3ストリーム信号100であるかPCM信号200であ
るかを決定することができる。その入力信号がMP3ス
トリーム100である場合には、その入力信号は外部レ
シーバにおいてデコードされた後にD/A変換される。
その入力信号がPCM信号200である場合には、その
入力信号は外部レシーバにおいてD/A変換される。
力信号をデコードすることにより、その入力信号がMP
3ストリーム信号100であるかPCM信号200であ
るかを決定することができる。その入力信号がMP3ス
トリーム100である場合には、その入力信号は外部レ
シーバにおいてデコードされた後にD/A変換される。
その入力信号がPCM信号200である場合には、その
入力信号は外部レシーバにおいてD/A変換される。
【0055】このように、入力信号の種類に応じて入力
信号に対して適切な処理をすることにより、デジタルオ
ーディオインタフェース60から出力された信号を適切
に再生することができる。
信号に対して適切な処理をすることにより、デジタルオ
ーディオインタフェース60から出力された信号を適切
に再生することができる。
【0056】なお、図1に示される各構成要素は、ハー
ドウェア(例えば、回路)によって実現されてもよい
し、ソフトウェア(例えば、プログラム)によって実現
されてもよい。あるいは、図1に示される各構成要素
は、ハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせによ
っても実現され得る。
ドウェア(例えば、回路)によって実現されてもよい
し、ソフトウェア(例えば、プログラム)によって実現
されてもよい。あるいは、図1に示される各構成要素
は、ハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせによ
っても実現され得る。
【0057】図3は、入力信号判別部20の構成を示
す。入力信号判別部20は、データカウンタ21と、同
期信号検出部22と、同期信号カウンタ格納部23と、
初回同期信号アドレス格納部24と、種類決定部25
と、ヘッダ情報解析部26と、次回同期信号アドレス格
納部27とを含む。
す。入力信号判別部20は、データカウンタ21と、同
期信号検出部22と、同期信号カウンタ格納部23と、
初回同期信号アドレス格納部24と、種類決定部25
と、ヘッダ情報解析部26と、次回同期信号アドレス格
納部27とを含む。
【0058】データカウンタ21は、信号入力部10か
ら出力され入力信号判別部20に入力された入力信号の
データ量をカウントする。そして、データカウンタ21
は、その入力信号のアドレスを初回同期信号アドレス格
納部24と、次回同期信号アドレス格納部27とに出力
する。
ら出力され入力信号判別部20に入力された入力信号の
データ量をカウントする。そして、データカウンタ21
は、その入力信号のアドレスを初回同期信号アドレス格
納部24と、次回同期信号アドレス格納部27とに出力
する。
【0059】同期信号検出部22は、信号入力部10か
ら出力され入力信号判別部20に入力された入力信号か
ら同期信号を検出する。そして、同期信号検出部22
は、その検出結果を示す検出信号をデータカウンタ21
と、同期信号カウンタ格納部23と、ヘッダ情報解析部
26とに出力する。
ら出力され入力信号判別部20に入力された入力信号か
ら同期信号を検出する。そして、同期信号検出部22
は、その検出結果を示す検出信号をデータカウンタ21
と、同期信号カウンタ格納部23と、ヘッダ情報解析部
26とに出力する。
【0060】同期信号カウンタ格納部23は、同期信号
検出部22から出力された検出信号を入力し、入力され
た検出信号に基づいて同期信号カウンタ格納部23の値
Cを“1”だけインクリメントする。そして、同期信号
カウンタ格納部23は、インクリメントされた値を種類
決定部25へ出力する。
検出部22から出力された検出信号を入力し、入力され
た検出信号に基づいて同期信号カウンタ格納部23の値
Cを“1”だけインクリメントする。そして、同期信号
カウンタ格納部23は、インクリメントされた値を種類
決定部25へ出力する。
【0061】初回同期信号アドレス格納部24は、初回
の同期信号の検出信号に応答してデータカウンタ21か
ら出力されるアドレスを格納する。初回同期信号アドレ
ス格納部24は、その格納されたアドレスを種類決定部
25に出力する。
の同期信号の検出信号に応答してデータカウンタ21か
ら出力されるアドレスを格納する。初回同期信号アドレ
ス格納部24は、その格納されたアドレスを種類決定部
25に出力する。
【0062】種類決定部25は、初回同期信号アドレス
格納部24に格納されたアドレスが、所定の検索範囲で
あるか否か、さらに同期信号カウンタ格納部23から出
力された同期信号カウンタ格納部23の値がN以上か否
かに基づいて入力信号の種類を決定する。種類決定部2
5は、入力信号判別部20に入力された入力信号がMP
3ストリーム信号100であるかPCM信号200であ
るかを決定し、その結果を信号処理部30へ出力する。
格納部24に格納されたアドレスが、所定の検索範囲で
あるか否か、さらに同期信号カウンタ格納部23から出
力された同期信号カウンタ格納部23の値がN以上か否
かに基づいて入力信号の種類を決定する。種類決定部2
5は、入力信号判別部20に入力された入力信号がMP
3ストリーム信号100であるかPCM信号200であ
るかを決定し、その結果を信号処理部30へ出力する。
【0063】ヘッダ情報解析部26は、同期信号検出部
22から出力された検出信号に応答して、その検出され
た同期信号が含まれる可変長のフレームの長さを算出
し、次の同期信号までのアドレス間隔を算出する。ヘッ
ダ情報解析部26は、この算出されたアドレス間隔を次
回同期信号アドレス格納部27へ出力する。
22から出力された検出信号に応答して、その検出され
た同期信号が含まれる可変長のフレームの長さを算出
し、次の同期信号までのアドレス間隔を算出する。ヘッ
ダ情報解析部26は、この算出されたアドレス間隔を次
回同期信号アドレス格納部27へ出力する。
【0064】次回同期信号アドレス格納部27は、初回
同期信号アドレス格納部24に格納されているアドレス
とヘッダ情報解析部26によって算出されたアドレス間
隔とに基づいて、初回の同期信号の次の同期信号のアド
レス(次回同期信号アドレス)を算出する。そして、次
の同期信号のアドレスが、検出信号に応答してデータカ
ウンタ21から出力されるアドレスに一致したときに、
データカウンタ21から出力されるアドレスを格納す
る。
同期信号アドレス格納部24に格納されているアドレス
とヘッダ情報解析部26によって算出されたアドレス間
隔とに基づいて、初回の同期信号の次の同期信号のアド
レス(次回同期信号アドレス)を算出する。そして、次
の同期信号のアドレスが、検出信号に応答してデータカ
ウンタ21から出力されるアドレスに一致したときに、
データカウンタ21から出力されるアドレスを格納す
る。
【0065】図4は、図3に示される入力信号判別部2
0の動作を示す。入力信号判別部20は、ステップS4
01〜S415を実行する。
0の動作を示す。入力信号判別部20は、ステップS4
01〜S415を実行する。
【0066】ステップS401で、入力信号判別部20
は、所定の検索範囲の先頭アドレスP1と初回同期信号
アドレス格納部に格納されている初回同期信号アドレス
P2とを初期化する(例えば、P1=0およびP2=
0)。このような初期化動作は、例えば、再生装置1の
起動時に行われる。
は、所定の検索範囲の先頭アドレスP1と初回同期信号
アドレス格納部に格納されている初回同期信号アドレス
P2とを初期化する(例えば、P1=0およびP2=
0)。このような初期化動作は、例えば、再生装置1の
起動時に行われる。
【0067】ステップ402で、所定の検索範囲内に初
回の同期信号があるか否かが判定される。その判定は、
例えば以下に示される動作によって行われる。
回の同期信号があるか否かが判定される。その判定は、
例えば以下に示される動作によって行われる。
【0068】MP3ストリーム信号100では、同期信
号111は、12ビットデータである。同期信号111
は、値“0xfff”を有している。したがって、同期
信号検出部22は、現在入力中のデータを含めた過去1
2ビットのデータと同期信号を示す値“0xfff”と
を比較する。同期信号検出部22が、初回の同期信号を
検出した時、同期信号検出部22は、同期信号の検出結
果を示す検出信号をデータカウンタ21に出力する。デ
ータカウンタ21は、この検出信号を入力した時に、検
出した同期信号のアドレスを、種類決定部25に出力す
る。種類決定部25は、入力されたこの同期アドレスが
所定の検索範囲内にあるか否かを判定する。この所定の
検索範囲は、再生装置1の性能によって任意である。実
施の形態1では、所定の検索範囲は、2Kbyteとす
る。
号111は、12ビットデータである。同期信号111
は、値“0xfff”を有している。したがって、同期
信号検出部22は、現在入力中のデータを含めた過去1
2ビットのデータと同期信号を示す値“0xfff”と
を比較する。同期信号検出部22が、初回の同期信号を
検出した時、同期信号検出部22は、同期信号の検出結
果を示す検出信号をデータカウンタ21に出力する。デ
ータカウンタ21は、この検出信号を入力した時に、検
出した同期信号のアドレスを、種類決定部25に出力す
る。種類決定部25は、入力されたこの同期アドレスが
所定の検索範囲内にあるか否かを判定する。この所定の
検索範囲は、再生装置1の性能によって任意である。実
施の形態1では、所定の検索範囲は、2Kbyteとす
る。
【0069】ステップS402の判定が「No」の場
合、種類決定部25は、再生装置1に入力された入力信
号は、PCM信号であると決定し(ステップS40
3)、入力信号判別部20は、判別動作を終了する。
合、種類決定部25は、再生装置1に入力された入力信
号は、PCM信号であると決定し(ステップS40
3)、入力信号判別部20は、判別動作を終了する。
【0070】ステップS402の判定が「Yes」の場
合、動作はステップS404に分岐する。
合、動作はステップS404に分岐する。
【0071】ステップ404で、同期信号検出部22
は、同期信号カウンタ格納部23のカウントの値Cの初
期化を行う(例えば、C=0)。このような初期化動作
は、同期信号検出部22が所定の検索範囲内に初回の同
期信号を検出した時に行う。
は、同期信号カウンタ格納部23のカウントの値Cの初
期化を行う(例えば、C=0)。このような初期化動作
は、同期信号検出部22が所定の検索範囲内に初回の同
期信号を検出した時に行う。
【0072】ステップS405で、初回同期信号アドレ
ス格納部24は、初回の同期信号の検出信号に応答して
データカウンタ21から出力される初回同期信号アドレ
スP 2を格納する。
ス格納部24は、初回の同期信号の検出信号に応答して
データカウンタ21から出力される初回同期信号アドレ
スP 2を格納する。
【0073】ステップS406で、ヘッダ情報解析部2
6は、同期信号検出部22から出力された検出信号に応
答して、フレームヘッダの解析を行う。
6は、同期信号検出部22から出力された検出信号に応
答して、フレームヘッダの解析を行う。
【0074】ステップS407で、ヘッダ情報解析部2
6は、フレームヘッダの解析結果から、ビットレートが
不定を示す値であるか否かを判定する。なお、ビットレ
ートが、値“0x00”および値“0x0f”を有して
いる場合は、そのビットレートが不定であることを示す
とする。
6は、フレームヘッダの解析結果から、ビットレートが
不定を示す値であるか否かを判定する。なお、ビットレ
ートが、値“0x00”および値“0x0f”を有して
いる場合は、そのビットレートが不定であることを示す
とする。
【0075】ステップS407の判定が「Yes」の場
合、入力信号判別部20の動作はステップS415に分
岐する。
合、入力信号判別部20の動作はステップS415に分
岐する。
【0076】ステップS407の判定が「No」の場
合、入力信号判別部20の動作はステップS408に分
岐する。
合、入力信号判別部20の動作はステップS408に分
岐する。
【0077】ステップS408では、ヘッダ情報解析部
26は、フレームヘッダに含まれるビットレートとサン
プリング周波数に基づいて、フレームの長さを算出す
る。例えばMPEG1 Layer3で規定されている
MP3ストリーム信号のフレームの長さFLは、(数
1)によって与えられる。
26は、フレームヘッダに含まれるビットレートとサン
プリング周波数に基づいて、フレームの長さを算出す
る。例えばMPEG1 Layer3で規定されている
MP3ストリーム信号のフレームの長さFLは、(数
1)によって与えられる。
【0078】
【数1】 FL=(1152/FS)×(BR/8)[byte] ここで、FSは、サンプリング周波数を示す。BRは、
ビットレートを示す。なお、(数1)は、サンプリング
周波数FS=48000Hzのフレームの長さF Lを示
す式である。
ビットレートを示す。なお、(数1)は、サンプリング
周波数FS=48000Hzのフレームの長さF Lを示
す式である。
【0079】ステップS409では、次回同期信号アド
レス格納部27は、初回同期信号アドレス格納部24に
格納されているアドレスP2とヘッダ情報解析部26に
よって算出されたフレームの長さFL(アドレス間隔)
とに基づいて、初回の同期信号の次の同期信号のアドレ
ス(次回同期信号アドレス)を算出する。
レス格納部27は、初回同期信号アドレス格納部24に
格納されているアドレスP2とヘッダ情報解析部26に
よって算出されたフレームの長さFL(アドレス間隔)
とに基づいて、初回の同期信号の次の同期信号のアドレ
ス(次回同期信号アドレス)を算出する。
【0080】ステップS410では、次回同期信号アド
レス格納部27は、算出された次回同期信号アドレスに
次の同期信号があるか否かを判定する。この判定は、検
出信号に応答してデータカウンタ21から出力されるア
ドレスが次回同期信号アドレスに一致するか否かを判定
することによって行う。
レス格納部27は、算出された次回同期信号アドレスに
次の同期信号があるか否かを判定する。この判定は、検
出信号に応答してデータカウンタ21から出力されるア
ドレスが次回同期信号アドレスに一致するか否かを判定
することによって行う。
【0081】ステップS410の判定が「No」の場
合、入力信号判別部20の動作はステップS415に分
岐する。
合、入力信号判別部20の動作はステップS415に分
岐する。
【0082】ステップS410の判定が「Yes」の場
合、入力信号判別部20の動作はステップS411に分
岐する。
合、入力信号判別部20の動作はステップS411に分
岐する。
【0083】ステップS411では、次回同期信号アド
レス格納部27は、次回同期信号アドレス格納部27で
算出された次回同期信号アドレスを格納する。
レス格納部27は、次回同期信号アドレス格納部27で
算出された次回同期信号アドレスを格納する。
【0084】ステップS412では、同期信号カウンタ
格納部23は、次回同期信号アドレス格納部27に次回
同期信号アドレスが格納される度に、同期信号カウンタ
格納部23の値を“1”だけインクリメントする。そし
て、同期信号カウンタ格納部23は、その値を種類決定
部25へ出力する。
格納部23は、次回同期信号アドレス格納部27に次回
同期信号アドレスが格納される度に、同期信号カウンタ
格納部23の値を“1”だけインクリメントする。そし
て、同期信号カウンタ格納部23は、その値を種類決定
部25へ出力する。
【0085】ステップS413では、種類決定部25
は、同期信号カウンタ格納部23の値が、所定の閾値
(N)以上であるか否かに基づいて再生装置1に入力さ
れた入力信号の種類を決定する。
は、同期信号カウンタ格納部23の値が、所定の閾値
(N)以上であるか否かに基づいて再生装置1に入力さ
れた入力信号の種類を決定する。
【0086】ステップS413の判定が「Yes」の場
合、種類決定部25は、再生装置1に入力された入力信
号は、MP3ストリーム信号であると決定し(ステップ
S414)、入力信号判別部20は、判別動作を終了す
る。
合、種類決定部25は、再生装置1に入力された入力信
号は、MP3ストリーム信号であると決定し(ステップ
S414)、入力信号判別部20は、判別動作を終了す
る。
【0087】ステップS413の判定が「No」の場
合、動作はステップS406に分岐する。
合、動作はステップS406に分岐する。
【0088】図5Aは、同期信号カウンタ格納部23の
値が所定の閾値(N=255)以上である入力信号を示
す。図5Aでは、初回の同期信号が所定の検索範囲内に
ある。さらに、同期信号カウンタの値が所定の閾値(N
=255)以上である。したがって、この入力信号は、
MP3ストリーム信号であると判別し得る。 ステップ
S415では、入力信号判別部20は、所定の検索範囲
を変更する。変更された所定の検索範囲の先頭アドレス
は、初回同期信号アドレス格納部に格納されているアド
レスP2よりも所定のビットだけ大きいアドレスとな
る。
値が所定の閾値(N=255)以上である入力信号を示
す。図5Aでは、初回の同期信号が所定の検索範囲内に
ある。さらに、同期信号カウンタの値が所定の閾値(N
=255)以上である。したがって、この入力信号は、
MP3ストリーム信号であると判別し得る。 ステップ
S415では、入力信号判別部20は、所定の検索範囲
を変更する。変更された所定の検索範囲の先頭アドレス
は、初回同期信号アドレス格納部に格納されているアド
レスP2よりも所定のビットだけ大きいアドレスとな
る。
【0089】図5Bは、変更される前の所定の検索範囲
と変更された所定の検索範囲とを示す。図5Bでは、P
1は、変更される前の所定の検索範囲の先頭アドレスを
示す。P2は、初回同期信号アドレスを示す。P1’は、
変更された所定の検索範囲の先頭アドレスを示す。
と変更された所定の検索範囲とを示す。図5Bでは、P
1は、変更される前の所定の検索範囲の先頭アドレスを
示す。P2は、初回同期信号アドレスを示す。P1’は、
変更された所定の検索範囲の先頭アドレスを示す。
【0090】図5Bでは、変更された所定の検索範囲の
先頭アドレスP1’は、初回同期信号アドレス格納部に
格納されている初回同期信号アドレスP2よりも1ビッ
トだけ大きいアドレスとなっている。
先頭アドレスP1’は、初回同期信号アドレス格納部に
格納されている初回同期信号アドレスP2よりも1ビッ
トだけ大きいアドレスとなっている。
【0091】本実施の形態1では、所定の検索範囲を2
Kbyte、閾値Nの値を255にした。同期信号と同
じ信号が現れる可能性が高い入力信号が再生装置1に入
力される場合には、所定の検索範囲の値および閾値Nの
値を予め大きく設定すると、入力信号の種類の判別がよ
り正確に行える。
Kbyte、閾値Nの値を255にした。同期信号と同
じ信号が現れる可能性が高い入力信号が再生装置1に入
力される場合には、所定の検索範囲の値および閾値Nの
値を予め大きく設定すると、入力信号の種類の判別がよ
り正確に行える。
【0092】図6A〜Cは、入力信号の種類を誤って判
定しやすい入力信号の具体例を示す。
定しやすい入力信号の具体例を示す。
【0093】図6Aは、信号72までのデータがすべて
“f”である入力信号71を示す。MP3ストリーム信
号100では、同期信号111は、値“0xfff”を
有している。したがって、図6Aに示される入力信号7
1が従来の再生装置に入力された場合には、信号72
が、同期信号であるか、「ごみデータ」(再生されるべ
きトラックのデータとは無関係のデータ)であるかの正
しい判別ができない。この入力信号71が再生装置1に
入力された場合、同期信号に続くフレームヘッダの解析
結果から、ビットレートが不定を示す値であることが判
定され、同期信号でないことが区別できる。
“f”である入力信号71を示す。MP3ストリーム信
号100では、同期信号111は、値“0xfff”を
有している。したがって、図6Aに示される入力信号7
1が従来の再生装置に入力された場合には、信号72
が、同期信号であるか、「ごみデータ」(再生されるべ
きトラックのデータとは無関係のデータ)であるかの正
しい判別ができない。この入力信号71が再生装置1に
入力された場合、同期信号に続くフレームヘッダの解析
結果から、ビットレートが不定を示す値であることが判
定され、同期信号でないことが区別できる。
【0094】図6Bは、MP3ストリーム信号に含まれ
る所定の同期信号と同一の信号を含むPCMデジタル音
響信号の具体例を示す。図6Bに示されるPCMデジタ
ル音響信号が再生装置1に入力された場合には、MP3
のフレームヘッダに含まれたビットレートに従ったアド
レス間隔と同じ間隔で、同期信号が出てくる可能性は極
めて低い。したがって、同期信号カウンタ格納部の値
が、所定の値まで達することは無いために、入力信号が
PCMデジタル音響信号であると正しく判別することが
できる。
る所定の同期信号と同一の信号を含むPCMデジタル音
響信号の具体例を示す。図6Bに示されるPCMデジタ
ル音響信号が再生装置1に入力された場合には、MP3
のフレームヘッダに含まれたビットレートに従ったアド
レス間隔と同じ間隔で、同期信号が出てくる可能性は極
めて低い。したがって、同期信号カウンタ格納部の値
が、所定の値まで達することは無いために、入力信号が
PCMデジタル音響信号であると正しく判別することが
できる。
【0095】図6Cは、MP3ストリーム信号が途中で
不連続に接続されている具体例を示す。図6Cに示され
るMP3ストリーム信号が再生装置1に入力された場合
には、不連続に接続されている部分が所定の同期信号検
出範囲内であれば、不連続に接続されている部分の終了
後から再度同期信号の検出を行い、MP3ストリーム信
号であると正しく判別することができる。
不連続に接続されている具体例を示す。図6Cに示され
るMP3ストリーム信号が再生装置1に入力された場合
には、不連続に接続されている部分が所定の同期信号検
出範囲内であれば、不連続に接続されている部分の終了
後から再度同期信号の検出を行い、MP3ストリーム信
号であると正しく判別することができる。
【0096】以上のように、本発明の再生装置および再
生方法によれば、その再生装置に入力された入力信号が
可変レートで符号化されたデジタル音響信号を有してい
る場合、その入力信号がPCM信号であるか、可変レー
トで符号化されたデジタル音響信号であるかを判別する
ことができる。
生方法によれば、その再生装置に入力された入力信号が
可変レートで符号化されたデジタル音響信号を有してい
る場合、その入力信号がPCM信号であるか、可変レー
トで符号化されたデジタル音響信号であるかを判別する
ことができる。
【0097】なお、フレームヘッダの解析結果から得た
ビットレートの値に基づいて、入力信号判別部20が、
所定の検索範囲を変更することは必須ではない。入力信
号判別部20が、ヘッダ部のビットレートの値とヘッダ
部のビットレートの値以外の少なくとも1つの「フレー
ム状態データの値」とに基づいて、所定の検索範囲を更
新し、更新された所定の検索範囲内に同期信号が存在す
るか否かを判別してもよい。
ビットレートの値に基づいて、入力信号判別部20が、
所定の検索範囲を変更することは必須ではない。入力信
号判別部20が、ヘッダ部のビットレートの値とヘッダ
部のビットレートの値以外の少なくとも1つの「フレー
ム状態データの値」とに基づいて、所定の検索範囲を更
新し、更新された所定の検索範囲内に同期信号が存在す
るか否かを判別してもよい。
【0098】ここで、図2(a)を再び参照して、「フ
レーム状態データの値」とは、フレームヘッダ112に
含まれるデータの値であって、そのフレームヘッダ11
2が含まれているフレーム110の状態を示すデータ
(ビットレート115、レイヤ116、サンプリング周
波数117、エンファシス118等)の値のことをい
う。
レーム状態データの値」とは、フレームヘッダ112に
含まれるデータの値であって、そのフレームヘッダ11
2が含まれているフレーム110の状態を示すデータ
(ビットレート115、レイヤ116、サンプリング周
波数117、エンファシス118等)の値のことをい
う。
【0099】MP3ストリーム信号のフレームヘッダ1
12は、複数のフレーム状態データを含む。フレームヘ
ッダ112が含むこれらのデータは、入力信号がMP3
ストリーム信号であると判別できるデータである。これ
らのデータに基づいて入力信号がMP3ストリーム信号
であるか否かを判別する動作を追加することにより、フ
レーム110が、MP3ストリーム信号であるという確
率を高くするとができる。したがって、少ないフレーム
を判定するだけで、入力信号がMP3ストリーム信号で
あるか否かを判別することが可能となり、短い時間で正
確な入力信号の判別が可能となる。
12は、複数のフレーム状態データを含む。フレームヘ
ッダ112が含むこれらのデータは、入力信号がMP3
ストリーム信号であると判別できるデータである。これ
らのデータに基づいて入力信号がMP3ストリーム信号
であるか否かを判別する動作を追加することにより、フ
レーム110が、MP3ストリーム信号であるという確
率を高くするとができる。したがって、少ないフレーム
を判定するだけで、入力信号がMP3ストリーム信号で
あるか否かを判別することが可能となり、短い時間で正
確な入力信号の判別が可能となる。
【0100】図7は、入力信号判別部20が行うフレー
ムヘッダの解析動作を示す。なお、図7において、図4
に示される構成要素と同一の構成要素には同一の参照番
号を付し、その説明を省略する。
ムヘッダの解析動作を示す。なお、図7において、図4
に示される構成要素と同一の構成要素には同一の参照番
号を付し、その説明を省略する。
【0101】ステップS501で、ヘッダ情報解析部2
6は、フレームヘッダを解析して、ビットレートが不定
を示す値であるか否かを判定する。なお、ビットレート
が、値“0x00”および値“0x0f”を有している
場合は、そのビットレートが不定であることを示すとす
る。
6は、フレームヘッダを解析して、ビットレートが不定
を示す値であるか否かを判定する。なお、ビットレート
が、値“0x00”および値“0x0f”を有している
場合は、そのビットレートが不定であることを示すとす
る。
【0102】ステップS501の判定が「Yes」の場
合、入力信号判別部20の動作はステップS415に分
岐する。
合、入力信号判別部20の動作はステップS415に分
岐する。
【0103】ステップS501の判定が「No」の場
合、入力信号判別部20の動作はステップS502に分
岐する。
合、入力信号判別部20の動作はステップS502に分
岐する。
【0104】ステップS502で、ヘッダ情報解析部2
6は、フレームヘッダを解析して、レイヤの値がフレー
ムがMP3ストリーム信号のフレームであることを示す
値であるか否かを判定する。例えば、レイヤが、値“0
x01”を有していない場合は、そのフレームはMP3
ストリーム信号のフレームではないとする。
6は、フレームヘッダを解析して、レイヤの値がフレー
ムがMP3ストリーム信号のフレームであることを示す
値であるか否かを判定する。例えば、レイヤが、値“0
x01”を有していない場合は、そのフレームはMP3
ストリーム信号のフレームではないとする。
【0105】ステップS502の判定が「No」の場
合、入力信号判別部20の動作はステップS415に分
岐する。
合、入力信号判別部20の動作はステップS415に分
岐する。
【0106】ステップS502の判定が「Yes」の場
合、入力信号判別部20の動作はステップS503に分
岐する。
合、入力信号判別部20の動作はステップS503に分
岐する。
【0107】ステップS503で、ヘッダ情報解析部2
6は、フレームヘッダを解析して、サンプリング周波数
の値がフレームがMP3ストリーム信号のフレームであ
ることを示す値であるか否かを判定する。例えば、サン
プリング周波数が、値“0x03”を有している場合
は、そのフレームはMP3ストリーム信号のフレームで
はないとする。
6は、フレームヘッダを解析して、サンプリング周波数
の値がフレームがMP3ストリーム信号のフレームであ
ることを示す値であるか否かを判定する。例えば、サン
プリング周波数が、値“0x03”を有している場合
は、そのフレームはMP3ストリーム信号のフレームで
はないとする。
【0108】ステップS503の判定が「Yes」の場
合、入力信号判別部20の動作はステップS415に分
岐する。
合、入力信号判別部20の動作はステップS415に分
岐する。
【0109】ステップS503の判定が「No」の場
合、入力信号判別部20の動作はステップS504に分
岐する。
合、入力信号判別部20の動作はステップS504に分
岐する。
【0110】ステップS504で、ヘッダ情報解析部2
6は、フレームヘッダの解析結果から、エンファシスの
値がフレームがMP3ストリーム信号のフレームである
か否かを示す値であるか否かを判定する。例えば、エン
ファシスが、値“0x03”を有している場合は、その
フレームはMP3ストリーム信号のフレームではないと
する。
6は、フレームヘッダの解析結果から、エンファシスの
値がフレームがMP3ストリーム信号のフレームである
か否かを示す値であるか否かを判定する。例えば、エン
ファシスが、値“0x03”を有している場合は、その
フレームはMP3ストリーム信号のフレームではないと
する。
【0111】ステップS504の判定が「Yes」の場
合、入力信号判別部20の動作はステップS415に分
岐する。
合、入力信号判別部20の動作はステップS415に分
岐する。
【0112】ステップS504の判定が「No」の場
合、入力信号判別部20の動作はステップS408に分
岐する。
合、入力信号判別部20の動作はステップS408に分
岐する。
【0113】以上のように、本発明の再生装置によれ
ば、フレームヘッダが含むデータに基づいて入力信号が
MP3ストリーム信号であるか否かを判別する動作を追
加することができる。したがって、少ないフレームを判
定するだけで、入力信号の種類の判別を確率を高くする
ことが可能となり、短い時間でより正確に入力信号の判
別ができる。
ば、フレームヘッダが含むデータに基づいて入力信号が
MP3ストリーム信号であるか否かを判別する動作を追
加することができる。したがって、少ないフレームを判
定するだけで、入力信号の種類の判別を確率を高くする
ことが可能となり、短い時間でより正確に入力信号の判
別ができる。
【0114】(実施の形態2)図8は、本発明の実施の
形態2の再生装置2の構成を示す。再生装置2は、再生
装置1(図1)の構成に加えて、ホストコントローラ7
0をさらに含んでいる。
形態2の再生装置2の構成を示す。再生装置2は、再生
装置1(図1)の構成に加えて、ホストコントローラ7
0をさらに含んでいる。
【0115】なお、図8において、図1に示される構成
要素と同一の構成要素には同一の参照番号を付し、その
説明を省略する。
要素と同一の構成要素には同一の参照番号を付し、その
説明を省略する。
【0116】ホストコントローラ70は、入力信号判別
部20の動作条件を変更する。入力信号判別部20から
出力される検出信号は、信号処理部30ではなく、ホス
トコントローラ70に供給される。ホストコントローラ
70から出力される制御信号は、信号処理部30に供給
される。ホストコントローラ70は、入力信号判別部2
0の動作条件を初期設定するための信号である動作条件
設定信号を入力信号判別部20に出力する。
部20の動作条件を変更する。入力信号判別部20から
出力される検出信号は、信号処理部30ではなく、ホス
トコントローラ70に供給される。ホストコントローラ
70から出力される制御信号は、信号処理部30に供給
される。ホストコントローラ70は、入力信号判別部2
0の動作条件を初期設定するための信号である動作条件
設定信号を入力信号判別部20に出力する。
【0117】入力信号判別部20の動作条件は、例え
ば、入力信号の最小単位、所定の検索範囲、更新された
所定の検索範囲、閾値Nの値およびヘッダ部のフレーム
状態データの値などである。
ば、入力信号の最小単位、所定の検索範囲、更新された
所定の検索範囲、閾値Nの値およびヘッダ部のフレーム
状態データの値などである。
【0118】入力信号判別部20の動作条件は、再生装
置の性能に応じて、任意に設定できる。例えば、入力信
号の最小単位は、1ビットである。所定の検索範囲は、
入力信号に含まれるMP3ストリーム信号の1フレーム
の長さ以上であればよい。また、更新された所定の検索
範囲の先頭アドレスは、初回同期信号の最後のアドレス
よりも少なくとも1ビット大きい位置にあればよい。
置の性能に応じて、任意に設定できる。例えば、入力信
号の最小単位は、1ビットである。所定の検索範囲は、
入力信号に含まれるMP3ストリーム信号の1フレーム
の長さ以上であればよい。また、更新された所定の検索
範囲の先頭アドレスは、初回同期信号の最後のアドレス
よりも少なくとも1ビット大きい位置にあればよい。
【0119】ホストコントローラ70は、ヘッダ部のフ
レーム状態データの値に順位付けを行い、その順位付け
に基づいて、ヘッダ情報解析部26が解析するヘッダ部
のフレーム状態データの値を選択する。
レーム状態データの値に順位付けを行い、その順位付け
に基づいて、ヘッダ情報解析部26が解析するヘッダ部
のフレーム状態データの値を選択する。
【0120】ホストコントローラ70は、入力信号判別
部20が動作し始める前に、入力信号判別部20の動作
条件を初期設定するための信号である動作条件設定信号
を入力信号判別部20に出力する。例えば、ホストコン
トローラ70による入力信号判別部20の動作条件の初
期設定は、再生装置2の起動時に行われる。
部20が動作し始める前に、入力信号判別部20の動作
条件を初期設定するための信号である動作条件設定信号
を入力信号判別部20に出力する。例えば、ホストコン
トローラ70による入力信号判別部20の動作条件の初
期設定は、再生装置2の起動時に行われる。
【0121】図6Aを再び参照して、入力信号71が再
生装置2に入力された場合、再生装置1で設定された所
定の検索範囲よりも所定の検索範囲を広げることによ
り、再生装置1では入力信号の種類を正しく判定できな
かった信号も、再生装置2では正しく判定できる。ま
た、再生装置2で設定した同期信号カウンタ格納部23
の閾値Nを、再生装置1で設定した値よりも大きくする
ことにより、再生装置2は、再生装置1より正確な判定
をすることができる。
生装置2に入力された場合、再生装置1で設定された所
定の検索範囲よりも所定の検索範囲を広げることによ
り、再生装置1では入力信号の種類を正しく判定できな
かった信号も、再生装置2では正しく判定できる。ま
た、再生装置2で設定した同期信号カウンタ格納部23
の閾値Nを、再生装置1で設定した値よりも大きくする
ことにより、再生装置2は、再生装置1より正確な判定
をすることができる。
【0122】閾値Nの値を小さくすること、あるいは入
力信号の入力レートを高くすることにより、入力信号
が、ストリーム信号であると判断する時間を短縮するこ
とも可能である。この場合、ストリーム信号が再生装置
に入力された時からストリーム信号がデコードされる時
までの時間を短くできる。
力信号の入力レートを高くすることにより、入力信号
が、ストリーム信号であると判断する時間を短縮するこ
とも可能である。この場合、ストリーム信号が再生装置
に入力された時からストリーム信号がデコードされる時
までの時間を短くできる。
【0123】ホストコントローラ70が、ヘッダ情報解
析部26が行うフレーム状態データを変更することによ
りエラー耐性を変更できる。また、フレーム状態データ
の判定を行っているとき、入力信号判別部20が、判定
状況をホストコントローラ70に知らせることにより、
入力信号の入力の状態に応じて、外部から判定をするか
否かの重み付けあるいは順位付けを任意に変更すること
ができる。したがって、正確に入力信号を判別すること
ができる。
析部26が行うフレーム状態データを変更することによ
りエラー耐性を変更できる。また、フレーム状態データ
の判定を行っているとき、入力信号判別部20が、判定
状況をホストコントローラ70に知らせることにより、
入力信号の入力の状態に応じて、外部から判定をするか
否かの重み付けあるいは順位付けを任意に変更すること
ができる。したがって、正確に入力信号を判別すること
ができる。
【0124】以上のように、本発明の再生装置によれ
ば、入力信号判別部の動作条件を任意に変更できるた
め、ユーザが求める性能を重視した再生装置が実現でき
る。
ば、入力信号判別部の動作条件を任意に変更できるた
め、ユーザが求める性能を重視した再生装置が実現でき
る。
【0125】上述した実施の形態1および2で説明した
再生処理は、コンピュータに再生処理を実行させるため
のプログラムによっても実施可能である。さらに、上述
した実施の形態1および2で説明した再生処理は、コン
ピュータに再生処理を実行させるためのプログラムの形
式で記録媒体に記録され得る。記録媒体としては、フロ
ッピー(登録商標)ディスクやCD−ROMなどのコン
ピュータによって読み取り可能な任意のタイプの記録媒
体を使用することができる。記録媒体から読み出された
再生処理プログラムをコンピュータにインストールする
ことにより、そのコンピュータを再生装置として機能さ
せることが可能になる。
再生処理は、コンピュータに再生処理を実行させるため
のプログラムによっても実施可能である。さらに、上述
した実施の形態1および2で説明した再生処理は、コン
ピュータに再生処理を実行させるためのプログラムの形
式で記録媒体に記録され得る。記録媒体としては、フロ
ッピー(登録商標)ディスクやCD−ROMなどのコン
ピュータによって読み取り可能な任意のタイプの記録媒
体を使用することができる。記録媒体から読み出された
再生処理プログラムをコンピュータにインストールする
ことにより、そのコンピュータを再生装置として機能さ
せることが可能になる。
【0126】
【発明の効果】本発明によれば、入力信号から同期信号
が検出され、その所定の同期信号が連続する複数の同期
信号のうち、所定の検索範囲内に存在する最初の同期信
号であるか否かに応じて入力信号の種類が決定される。
これにより、入力信号の一部をデコードするだけで、入
力信号の種類を識別することが可能になり、入力信号の
種類に応じた信号処理を入力信号に対して行うことが可
能になる。その結果、再生装置から出力される雑音が低
減される。
が検出され、その所定の同期信号が連続する複数の同期
信号のうち、所定の検索範囲内に存在する最初の同期信
号であるか否かに応じて入力信号の種類が決定される。
これにより、入力信号の一部をデコードするだけで、入
力信号の種類を識別することが可能になり、入力信号の
種類に応じた信号処理を入力信号に対して行うことが可
能になる。その結果、再生装置から出力される雑音が低
減される。
【0127】本発明によれば、フレームヘッダが含むデ
ータに基づいて入力信号がMP3ストリーム信号である
か否かを判別する動作を追加することができる。したが
って、少ないフレームを判定するだけで、入力信号の種
類の判別を確率を高くすることが可能となり、短い時間
でより正確に入力信号の判別ができる。
ータに基づいて入力信号がMP3ストリーム信号である
か否かを判別する動作を追加することができる。したが
って、少ないフレームを判定するだけで、入力信号の種
類の判別を確率を高くすることが可能となり、短い時間
でより正確に入力信号の判別ができる。
【0128】本発明によれば、入力信号判別部の動作条
件を任意に変更できるため、ユーザが求める性能を重視
した再生装置が実現できる。
件を任意に変更できるため、ユーザが求める性能を重視
した再生装置が実現できる。
【図1】本発明の実施の形態1の再生装置1の構成を示
す図
す図
【図2A】MP3ストリーム信号100のフォーマット
を示す図
を示す図
【図2B】PCM信号200のフォーマットを示す図
【図3】入力信号判別部20の構成を示す図
【図4】入力信号判別部20の動作を示すフローチャー
ト
ト
【図5A】同期信号カウンタ格納部23の値が所定の閾
値(N=255)以上である入力信号を示す図
値(N=255)以上である入力信号を示す図
【図5B】変更される前の所定の検索範囲と変更された
所定の検索範囲とを示す図
所定の検索範囲とを示す図
【図6A】信号72までのデータがすべて“f”である
入力信号71を示す図
入力信号71を示す図
【図6B】MP3ストリーム信号に含まれる所定の同期
信号と同一の信号を含むPCMデジタル音響信号の具体
例を示す図
信号と同一の信号を含むPCMデジタル音響信号の具体
例を示す図
【図6C】MP3ストリーム信号が途中で不連続に接続
されている具体例を示す図
されている具体例を示す図
【図7】入力信号判別部20が行うフレームヘッダの解
析動作を示すフローチャート
析動作を示すフローチャート
【図8】本発明の実施の形態2の再生装置2の構成を示
す図
す図
1、2 再生装置 10 信号入力部 12 記録媒体 20 入力信号判別部 21 データカウンタ 22 同期信号検出部 23 同期信号カウンタ格納部 24 初回同期信号アドレス格納部 25 種類決定部 26 ヘッダ情報解析部 27 次回同期信号アドレス格納部 30 信号処理部 40 D/A変換部 50 アナログ信号再生部 60 デジタルオーディオインターフェイス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 末吉 雅弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D044 AB05 BC03 CC04 FG18 FG30 GK11 5D045 DA11 DB00
Claims (22)
- 【請求項1】 入力信号を受け取る信号入力部と、 前記入力信号の所定の検索範囲内に、連続するN個(N
は2以上の整数)の同期信号のうち最初の同期信号が存
在するか否かに基づいて前記入力信号の種類を判別する
入力信号判別部と、 前記入力信号の種類に応じた信号処理を前記入力信号に
対して行う信号処理部とを備えた再生装置。 - 【請求項2】 前記入力信号は、ヘッダ部とデータ部と
を含む可変長のフレームを有しており、 前記入力信号判別部は、前記所定の検索範囲内に同期信
号が存在するか否かを判別し、前記所定の検索範囲内に
前記同期信号が存在する場合には、前記フレームの長さ
に基づいて次の同期信号の位置を算出し、前記次の同期
信号の位置に次の同期信号が存在するか否かを判別す
る、請求項1に記載の再生装置。 - 【請求項3】 前記フレームの長さは、前記ヘッダ部の
ビットレートと前記ヘッダ部のサンプリング周波数とに
基づいて算出される、請求項2に記載の再生装置。 - 【請求項4】 前記入力信号判別部は、前記次の同期信
号の位置に次の同期信号が存在しない場合には、前記所
定の検索範囲を更新し、前記更新された所定の検索範囲
内に同期信号が存在するか否かを判別する、請求項2に
記載の再生装置。 - 【請求項5】 前記入力信号は、ヘッダ部とデータ部と
を含む可変長のフレームを有しており、 前記入力信号判別部は、前記ヘッダ部のビットレートが
不定を示す値であるか否かを判別し、前記ヘッダ部のビ
ットレートが不定を示す値である場合には、前記所定の
検索範囲を更新し、前記更新された所定の検索範囲内に
同期信号が存在するか否かを判別する、請求項1に記載
の再生装置。 - 【請求項6】 前記入力信号は、ヘッダ部とデータ部と
を含む可変長のフレームを有しており、前記入力信号判
別部は、前記ヘッダ部のビットレートの値と前記ヘッダ
部のビットレートの前記値以外の前記ヘッダ部の前記フ
レームの状態を示す少なくとも1つのデータの値とに基
づいて、前記所定の検索範囲を更新し、前記更新された
所定の検索範囲内に同期信号が存在するか否かを判別す
る、請求項1に記載の再生装置。 - 【請求項7】 前記所定の検索範囲は2Kbyteであ
る、請求項1に記載の再生装置。 - 【請求項8】 前記入力信号判別部は、前記所定の検索
範囲内に、前記連続するN個の同期信号のうち前記最初
の同期信号が存在する場合には、前記入力信号が符号化
されたデジタル音響信号であると判別する、請求項1に
記載の再生装置。 - 【請求項9】 前記入力信号判別部は、前記所定の検索
範囲内に、前記連続するN個の同期信号のうち前記最初
の同期信号が存在しない場合には、前記入力信号がパル
ス符号変調(PCM)デジタル音響信号であると判別す
る、請求項1に記載の再生装置。 - 【請求項10】 前記入力信号判別部は、 前記入力信号のデータ量をカウントし、前記入力信号の
アドレスを出力するデータカウンタと、 前記入力信号から同期信号を検出し、その検出結果を示
す検出信号を出力する同期信号検出部と、 前記検出信号が前記同期信号検出部から出力された前記
検出信号に基づいて値がインクリメントされる同期信号
カウンタ格納部と、 初回の同期信号の検出信号に応答して、前記データカウ
ンタから出力されるアドレスを格納する初回同期信号ア
ドレス格納部と、 前記初回同期信号アドレス格納部に格納された前記アド
レスが、前記所定の検索範囲であるか否か、さらに前記
同期信号カウンタ格納部の前記値がN以上か否かに基づ
いて前記入力信号の前記種類を決定する種類決定部とを
含む、請求項1に記載の再生装置。 - 【請求項11】 前記入力信号は、同期信号とヘッダ部
とデータ部とを含む可変長のフレームを有しており、前
記入力信号判別部は、 前記検出信号に応答して前記検出された同期信号が含ま
れる可変長のフレームの長さを算出し、次の同期信号ま
でのアドレス間隔を算出するヘッダ情報解析部と、 前記初回同期信号アドレス格納部に格納されている前記
アドレスと前記算出された前記アドレス間隔とに基づい
て、前記初回の同期信号の次の同期信号のアドレスを算
出し、前記算出された次の同期信号の前記アドレスが前
記データカウンタから出力されるアドレスに一致した場
合に、前記データカウンタから出力される前記アドレス
を格納する次回同期信号アドレス格納部とをさらに含
む、請求項10に記載の再生装置。 - 【請求項12】 前記再生装置は、前記入力信号判別部
の動作条件を変更するホストコントローラをさらに備え
た、請求項1に記載の再生装置。 - 【請求項13】 前記入力信号判別部の前記動作条件
は、前記入力信号の最小単位、前記所定の検索範囲およ
び前記Nの値の少なくとも1つを含む、請求項12に記
載の再生装置。 - 【請求項14】 前記入力信号の前記最小単位は、1ビ
ットである、請求項13に記載の再生装置。 - 【請求項15】 前記入力信号は、ヘッダ部とデータ部
とを含む可変長のフレームを有しており、前記所定の検
索範囲は、前記フレームの長さよりも大きい、請求項1
3に記載の再生装置。 - 【請求項16】 前記再生装置は、前記入力信号判別部
の動作条件を変更するホストコントローラをさらに備
え、前記入力信号判別部の前記動作条件は、前記更新さ
れた所定の検索範囲を含む、請求項4に記載の再生装
置。 - 【請求項17】 前記更新された所定の検索範囲の先頭
アドレスは、前記連続するN個の同期信号のうち前記最
初の同期信号の最後のアドレスよりも少なくとも1ビッ
ト大きい位置にある、請求項16に記載の再生装置。 - 【請求項18】 前記再生装置は、前記入力信号判別部
の動作条件を変更するホストコントローラをさらに備
え、前記入力信号判別部の前記動作条件は、前記ヘッダ
部の前記フレームの状態を示す少なくとも1つのデータ
の値である、請求項6に記載の再生装置。 - 【請求項19】 前記ホストコントローラは、前記ヘッ
ダ部の前記フレームの状態を示す少なくとも1つのデー
タの値に順位付けを行い、前記順位付けに基づいて前記
ヘッダ部の前記フレームの状態を示す少なくとも1つの
データの値を変更する、請求項18に記載の再生装置。 - 【請求項20】 入力信号を受け取るステップと、 前記入力信号の所定の検索範囲内に、連続するN個(N
は2以上の整数)の同期信号のうち最初の同期信号が存
在するか否かに基づいて前記入力信号の種類を判別する
ステップと、 前記入力信号の種類に応じた信号処理を前記入力信号に
対して行うステップとを包含する再生方法。 - 【請求項21】 コンピュータに再生処理を実行させる
ためのプログラムであって、前記再生処理は、 入力信号を受け取るステップと、 前記入力信号の所定の検索範囲内に、連続するN個(N
は2以上の整数)の同期信号のうち最初の同期信号が存
在するか否かに基づいて前記入力信号の種類を判別する
ステップと、 前記入力信号の種類に応じた信号処理を前記入力信号に
対して行うステップとを包含する、プログラム。 - 【請求項22】 コンピュータに再生処理を実行させる
ためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体であって、前記再生処理は、 入力信号を受け取るステップと、 前記入力信号の所定の検索範囲内に、連続するN個(N
は2以上の整数)の同期信号のうち最初の同期信号が存
在するか否かに基づいて前記入力信号の種類を判別する
ステップと、 前記入力信号の種類に応じた信号処理を前記入力信号に
対して行うステップとを包含する、記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001262478A JP2002190156A (ja) | 2000-09-05 | 2001-08-30 | 再生装置、再生方法、プログラムおよび記録媒体 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000-268250 | 2000-09-05 | ||
JP2000268250 | 2000-09-05 | ||
JP2001262478A JP2002190156A (ja) | 2000-09-05 | 2001-08-30 | 再生装置、再生方法、プログラムおよび記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002190156A true JP2002190156A (ja) | 2002-07-05 |
Family
ID=26599248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001262478A Withdrawn JP2002190156A (ja) | 2000-09-05 | 2001-08-30 | 再生装置、再生方法、プログラムおよび記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002190156A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8086331B2 (en) | 2005-02-01 | 2011-12-27 | Panasonic Corporation | Reproduction apparatus, program and reproduction method |
-
2001
- 2001-08-30 JP JP2001262478A patent/JP2002190156A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8086331B2 (en) | 2005-02-01 | 2011-12-27 | Panasonic Corporation | Reproduction apparatus, program and reproduction method |
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Date | Code | Title | Description |
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