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JP4366047B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医療用画像診断装置、非破壊検査装置、放射線を用いた分析装置などに用いられる光検出装置および放射線検出装置などの撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
放射線検出装置に適用される撮像装置の等価回路図の一例を図8に、その平面図を図9に示す。図8、図9において、P11〜P44は光電変換素子、T11〜T44はTFTである。光電変換素子は共通のバイアス線Vs1〜4に接続されており、一定バイアスが印加されている。各TFTのゲート電極は共通のゲート線Vg1〜4に接続されている。各ゲート線はゲート駆動装置に接続され、ゲート駆動装置からの駆動パルスにより、TFTのON、OFFが制御される。また各TFTのソースまたはドレイン電極は共通の信号線Sig1〜4に接続されており、Sig1〜4は読み出し装置に接続されている。
【0003】
被検体に向けて曝射されたX線は、被検体により減衰を受けて透過し、蛍光体層で可視光に変換され、この可視光が光電変換素子に入射し、光電変換素子で電荷が発生する。この電荷は、ゲート駆動装置により印加されるゲート駆動パルスによりTFTを介して信号線に転送され、読み出し装置により読み出される。その後共通のバイアス線Vs1〜4により、光電変換素子で発生した電荷は除去される。
【0004】
従来この種の代表的な放射線検出装置としては、MIS型光電変換素子とスイッチTFTとから構成されたMIS−TFT構造の撮像装置に上述の蛍光体を接着した放射線検出装置がある。
【0005】
図10にその模式的断面図の一例を示す。10は光電変換素子、20はTFTを示す。11は光電変換素子の下電極、12は絶縁層、15は光電変換素子10にバイアスを印加するためのバイアス線、16は光電変換素子10の光電変換層およびTFT20の半導体層、17は半導体層16上に形成される配線と半導体層16のオーミックコンタクトをとるための電極層、21はTFT20のゲート電極、22はTFT20のソース・ドレイン電極、30は入射の放射線を可視光に変換するための蛍光体層、31は蛍光体層30を接着するための接着層、32は実装用保護層、36は耐湿保護層である。放射線は図10の上部より入射し、蛍光体により可視光に変換され、MIS型光電変換素子に入射し、電荷として変換され蓄積される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような放射線撮像装置において、放射線量を低減する目的等で高感度化の要求が高まる一方、入射した可視光が保護膜等により反射され、光学的な損失が発生していることが、高感度化を達成する上での大きな問題となっていた。特に、機能分離した保護膜を複数層設けた場合には上記問題が大きくなる可能性がある。
【0007】
そこで、本発明は、蛍光体からの発光を効率良く光電変換素子に導入するために、光電変換素子上の保護膜等の構成を改良し、光電変換層より上層の膜による反射を低減し、高感度な撮像装置および放射線検出装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、本発明の撮像装置は、電変換層と、前記光電変換層上に配置された電極層と、前記電極層上に配置された複数の保護層と、前記保護層上に配置された波長変換体と、を有し、前記光電変換層の屈折率をna、前記電極層の屈折率をnbとし、前記複数の保護層の屈折率を前記電極層側から順に、nc1、nc2・・・・nci、nci+1(i=1、2、3・・・)とする場合、前記波長変換体が発光する550nmの光に対し、na−nb≦1.5かつnb−nc1≦1.5かつnc1−nc2≦1.5かつ・・・・nci−nci+1≦1.5の関係を有し、前記複数の保護層は、前記電極層側から、膜厚が200nm以下で屈折率が2.1以上である第1の窒化シリコン、屈折率が2.1未満である第2の窒化シリコンを有することを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、電変換層と、前記光電変換層上に配置された電極層と、前記電極層上に配置された透明電極層と、前記透明電極層上に配置された第1の保護層と、前記第1の保護層上に配置された第2の保護層と、前記第2の保護層上に配置された波長変換体と、を有し、前記電極層は、15から30nmの膜厚を有し、前記第1、第2の保護層の屈折率をnc1、nc2とする場合、前記波長変換体が発光する550nmの光に対し、nc1−nc2≦1.5の関係を有することを特徴とする。
【0011】
詳細は発明の実施の形態で述べる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、本実施形態の撮像装置の等価回路および平面図の一例として図8および図9を用いて説明する。
【0013】
以下、撮像装置の基本構成の例として、図10に示すように波長変換体としての蛍光体層が設けられ、光電変換層、電極層および保護層が基板側からこの順で積層されているものとし、この構成の積層膜における屈折率と入射光量との関係について説明する。光電変換層の屈折率naをna=4.4、電極層の屈折率nbをnb=3.8とし、保護層の屈折率ncを可変とする。また、光電変換層の吸収係数kaをka=0.40、電極層の吸収係数kbをkb=0.15、保護層の吸収係数kcをkc=0.00とする。また、光電変換層の膜厚をda、電極層の膜厚をdb=60nm、保護層の膜厚を一定とする。
【0014】
この条件において、横軸を電極層の屈折率から保護層の屈折率を減じた差Δn=nb−ncとし、縦軸を保護層への入射光量に対する光電変換層への入射光量とすると、図1の結果が得られる。ここで、実際の撮像装置においては、光電変換層の膜厚ばらつき等の原因でその出力は装置間、装置面内で±5%程度のばらつきをもつ。
【0015】
すなわち、図1において入射光量の損失は、屈折率の差が0である場合に対して、10%以内であることが望ましいため、電極層の屈折率から保護層の屈折率を減じた差Δnは1.5以下であることが望ましい。また、図1では、光電変換層の屈折率から電極層の屈折率を減じた差は0.6であり、1.5以下である。
【0016】
このように、上記の層構成を有する撮像装置において、光電変換層の屈折率をna、電極層の屈折率をnb、保護層の屈折率をncとする場合、na−nb≦1.5かつnb−nc≦1.5の関係が成り立つと、光電変換層に入射する光の光量損失が少なく、10%以内とすることができる。
【0017】
保護層が複数形成される場合も同様に、光電変換層の屈折率をna、電極層の屈折率をnbとし、保護層の屈折率を電極層に隣接する側から順に、nc1、nc2・・・・nci、nci+1(i=1、2、3・・・)とする場合、na−nb≦1.5かつnb−nc1≦1.5かつnc1−nc2≦1.5・・・・・nci−nci+1≦1.5の関係が成り立つと、光電変換層に入射する光の光量損失が少なくてすむ。
【0018】
〔実施形態1〕
以下、本発明の第1の実施形態を図面を用いて説明する。図2は、本実施形態の1画素の断面図を示し、10は光電変換素子、20はTFTを示す。光電変換素子10およびTFT20においてアモルファスシリコンで形成される半導体層16上にPまたはBがドープされたアモルファスシリコンである、オーミックコンタクトをとるための電極層17(ここではn+層)が積層され、保護層としてTFT用表面安定化保護層37と耐湿性用の保護層36と実装用保護層32とが、光電変換素子10とTFT20を覆うように電極層17上にこの順で積層されている。本実施形態では、TFT用表面安定化保護層37にはSiN−2が使用されており、耐湿用の保護層36にはSiN−1が、実装用保護層32にはPI(ポリイミド)が使用されている。つまり、機能分離された保護層が3層形成されていることになる。
【0019】
上記のような層構成の画素が複数形成されている光センサに、X線等の放射線を可視光等の光に変換するための波長変換体として、例えば蛍光体層30が接着層31を介して接着されている。
【0020】
このとき半導体層16、n+層17の屈折率をそれぞれna、nbとし、耐湿性用の保護層の屈折率ncとし、吸収係数をそれぞれka、kb、kcとし、膜厚をそれぞれda、db、dcとする。
【0021】
ここで、蛍光体層30として使用されるGOSの発光ピーク付近である550nmの波長の光に対する各膜の屈折率、吸収係数、膜厚が図3中の(1)、(2)、(3)のような関係にある場合、図4の結果が得られる。図4は、横軸が耐湿性用の保護層の膜厚を、縦軸が実装用保護層32への入射光量に対する半導体層16への入射光量を示しており、図3中の(1)、(2)、(3)の条件の比較結果である。
【0022】
(1)は図10に示す層構成であり、耐湿性用の保護層36には屈折率が1.9のSiN−1を用いている。(2)は同様に図10に示す層構成の放射線検出装置を用いた結果であるが、耐湿性用の保護層36にはn+層17との屈折率差が1.5以下になるような屈折率2.4のSiN−2を用いている。
【0023】
また(3)は、図2に示す層構成の場合の結果であり、光電変換素子10とTFT20上にはTFT用表面安定化保護層37としてSiN−2と耐湿性用保護層36としてSiN−1が形成される構成になっている。
【0024】
ここでは、どの条件においても屈折率がna>nb>ncの関係となっているが、(1)ではn+層17と耐湿用保護層36としてのSiN−1との屈折率差が1.9と大きいため、この界面での反射による入射光量の損失も大きい。
【0025】
これに対して(2)では、n+層17と耐湿性用保護層36としてのSiN−2の屈折率差が1.4となっており、この界面での反射は低減されているために、保護膜の膜厚によっては入射光量が80%近くに達し大きくなるが、屈折率が2.4のSiN−2では吸収がおこるため、耐湿性用の保護層として機能する膜厚においては(1)より入射光量の損失が大きくなる場合がある。したがって、図4において膜厚が200nm以内で、ある程度正確に膜厚分布を制御することが可能で、その膜厚で保護膜としての機能を十分満たしているような場合においては、入射光量を大きくすることができるため、このような構成も有効である。この構成で、更に屈折率が2.4程度で、波長変換体である蛍光体層によって変換された光に対して吸収の少ない、特に吸収係数が0の薄膜を用いて実施すれば、膜厚の変化による入射光量の変化も小さくすることができ、更に効果は大きくなる。
【0026】
これに対して、(3)ではn+層17と耐湿性用保護層36としてのSiN−1との屈折率差を表面安定化保護層37としてのSiN−2により小さく、実装用の保護層との差を更に小さくすることにより、na−nb≦1.5かつnb−nc1≦1.5かつnc1−nc2≦1.5の関係が成り立つため入射光量の損失を低減できる。加えて、保護膜の膜厚分布に対する光入射量の変化率も小さく保つことが可能となる。
【0027】
ここでは、実装用保護層32のPIの屈折率をnzとおいたが、nc3とおいてもnc2−nc3≦1.5の関係が成り立っている。
【0028】
具体的には、図4に示すように膜厚によって最小値と最大値の間で変化する入射光量の最小値が(1)の65%から(3)の73%へと8%増加した。また、屈折率差の大きい膜が隣接して積層されていると、(1)のように耐湿性用の保護層36の膜厚ばらつきが入射光量に大きな影響を与える場合があり、特に(3)のように隣接する層の屈折率差を小さくすることにより、感度ばらつきを低減する効果もある。
【0029】
〔実施形態2〕
以下、本発明の第2の実施形態を図面を用いて説明する。
【0030】
図5は、本実施形態における1画素の断面図を示す。光電変換素子10およびTFT20において半導体層16上にオーミックコンタクト層である電極層17(ここではn+層)が積層され、保護層としてTFT用表面安定化保護層37と平坦化膜39と耐湿性用の保護層36と実装用保護層32とが電極層17上にこの順で積層されている。
【0031】
TFT用表面安定化保護層37にはSiN−2が、平坦化膜にはBCB(ベンゾシクロブテン)が、耐湿用の保護層36にはSiN−1がそれぞれ使用されており、実装用保護層32にはPI(ポリイミド)が使用されている。
【0032】
上記のような層構成を有する画素が複数形成されている光センサに、X線等の放射線を可視光等の光に変換するための波長変換体、例えば蛍光体層30が接着層31を介して接着されている。
【0033】
このとき半導体層16、n+層17の屈折率をそれぞれna、nbとし、保護層の屈折率を電極側にある層の屈折率から順にnc1、nc2・・・nciとし、吸収係数をそれぞれka、kb、kc1、kc2・・・kciとし、膜厚をそれぞれda、db、dc1、dc2・・・dciとする。
【0034】
ここで、蛍光体層30として使用されるCsIの発光ピーク付近である550nmの波長の光に対する各膜の屈折率、吸収係数、膜厚が図6中の(1)、(2)の条件の場合、図7の結果が得られる。図7では、横軸が耐湿性用の保護層の膜厚を、縦軸が実装用保護層への入射光量に対する半導体層への入射光量を示しており、図中の(1)、(2)の場合の結果である。
【0035】
(1)はn+層17の上に屈折率が1.6である平坦化膜39が形成され、それを覆って屈折率が1.9の耐湿性用の保護層36が形成される構成の場合の結果である。すなわち、これは図5において、TFT用表面化安定化保護層37がない構成のときに使用した場合の例である。
【0036】
(2)は図5に示す構成のときの結果で、n+層17上にTFT用表面安定化保護層37としての、屈折率2.4のSiN−2が形成され、それを覆って平坦化膜39が形成され、さらにその上に耐湿性用の保護層36としてのSiN−1が形成される構成の例である。
【0037】
図7から明らかなように、(1)ではn+層17と平坦化膜39のBCBとの屈折率差が2.2と大きいため、この界面での反射による入射光量の損失も非常に大きい。
【0038】
これに対して(2)では、TFT用表面安定化保護層37としてSiN−2が形成されることで、平坦化層39としてのBCBとSiN−2との屈折率の差が0.8、n+層17とSiN−2との屈折率の差が1.4となり、各々の界面での反射が低減できている。
【0039】
つまり、na−nb≦1.5かつnb−nc1≦1.5かつnc1−nc2≦1.5かつnc2−nc3≦1.5の関係が成り立つため入射光量の損失を低減できる。
【0040】
ここでは、実装用保護層32のPIの屈折率をnzとおいたが、nc4とおいてもnc3−nc4≦1.5の関係が成り立っている。
【0041】
具体的には、膜厚によって最小値と最大値の間で変化する入射光量の最小値が(1)の61%から(2)の75%へと14%増加した。また、屈折率差の大きい膜が隣接していると、(1)のように耐湿性用の保護層の膜厚ばらつきが入射光量に大きな影響を与える場合があるため、感度ばらつきを低減する効果もある。
【0042】
〔実施形態3〕
以下、本発明の第3の実施形態を図面を用いて説明する。
【0043】
図11は、本実施形態における1画素の断面図を示す。光電変換素子10およびTFT20において半導体層16上にオーミックコンタクト層である電極層17(ここではn+層)が積層され、その上に透明導電層、本実施形態においてはITO40が形成されている点が他の実施形態と異なる。このように、バイアス配線上に更にITO40を設けることによって、n+層の膜厚を小さくすることが可能となり、これによって入射光量を更に向上させることが可能となる。このITO40は、センサ素子上に存在するものであって、TFTのソース・ドレイン電極上はあってもなくてもどちらでもよい。
【0044】
上記のような層構成を有する画素が複数形成されている光センサに、X線等の放射線を可視光等の光に変換するための波長変換体、例えば蛍光体層30が接着層31を介して接着されている。
【0045】
このとき半導体層16、n+層17の屈折率をそれぞれna、nbとし、ITO40の屈折率はnc1=1.9、吸収係数はkc1=0.00とする。
【0046】
ここで、蛍光体層30として使用されるCsIの発光ピーク付近である550nmの波長の光に対する各膜の屈折率、吸収係数、膜厚が図12の条件の場合、図13の結果が得られる。図13では、横軸が耐湿性用の保護層の膜厚を、縦軸が実装用保護層への入射光量に対する半導体層への入射光量を示している。
【0047】
本実施形態においては、保護膜と電極層(n+層)との間にITO40などからなる透明電極層を形成することによって、吸収係数を有する電極層(n+層)を薄くしてセンサ素子への入射光量を高めることができ、入射光量の膜厚依存をおおむね10%以内とすることができた。特にそのときの電極層であるn+層の膜厚は15nm〜30nmが好ましい。この膜厚よりも薄くなるとオーミックコンタクトをとるのが難しくなり、逆に厚くなると入射光量が減少するためである。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、光電変換層側に形成される層の屈折率から隣接する入射側の層の屈折率を引いた値がおおむね1.5以下になるような層構成にすることにより、光電変換層より入射側に形成される層による入射光量の損失を低減することができる。
【0049】
また本発明によれば、n+層からなる電極層と保護層との間に透明電極層を形成することによって、電極層の膜厚を薄くすることが可能となり、これによって入射光量自体を増大させ、保護層の膜厚ばらつきによる入射光量のばらつきを10%以内とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するためのグラフである。
【図2】本発明の第1の実施形態の1画素における断面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態における屈折率、吸収係数および膜厚の条件および従来例における屈折率、吸収係数および膜厚の条件を示す表である。
【図4】図3における条件(1)から(3)の下での耐湿性保護層36の膜厚の変化に対する実装用保護層32の入射光量と半導体層16への入射光量の比率の変化を示すグラフである。
【図5】本発明の第2の実施形態の1画素における断面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態の比較で適用される屈折率、吸収係数および膜厚の条件を示す表である。
【図7】図6における条件(1)および(2)の耐湿性保護層36の膜厚の変化に対する実装用保護層32の入射光量と半導体層16への入射光量の比率の変化を示すグラフである。
【図8】撮像装置の等価回路を示す図である。
【図9】撮像装置の平面図である。
【図10】撮像装置の1画素における断面図を示す一例である。
【図11】本発明の第3の実施形態の撮像装置の1画素の断面図である。
【図12】本発明の第3の実施形態における屈折率、吸収係数および膜厚の条件および従来例における屈折率、吸収係数および膜厚の条件を示す図である。
【図13】図12における条件の下での耐湿性保護層36の膜厚の変化に対する実装用保護層32の入射光量と半導体層16への入射光量の比率の変化を示すグラフである。
【符号の説明】
10 光電変換素子
16 半導体層
17 電極層
20 TFT
32 実装用保護層
36 保護層
37 TFT用表面安定化保護層

Claims (11)

  1. 電変換層と、前記光電変換層上に配置された電極層と、前記電極層上に配置された複数の保護層と、前記保護層上に配置された波長変換体と、を有し、
    前記光電変換層の屈折率をna、前記電極層の屈折率をnbとし、前記複数の保護層の屈折率を前記電極層から順に、nc1、nc2・・・・nci、nci+1(i=1、2、3・・・)とする場合、前記波長変換体が発光する550nmの光に対し、na−nb≦1.5かつnb−nc1≦1.5かつnc1−nc2≦1.5かつ・・・・・nci−nci+1≦1.5の関係を有し、
    前記複数の保護層は、前記電極層側から、膜厚が200nm以下で屈折率が2.1以上である第1の窒化シリコン、屈折率が2.1未満である第2の窒化シリコンを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記光電変換層は絶縁基板上に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記光電変換層はアモルファスシリコンを材料としていることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記電極層はPまたはBがドープされたアモルファスシリコンを材料としていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記保護層は、前記波長変換体により変換された光に対する吸収係数が0であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 電変換層と、前記光電変換層上に配置された電極層と、前記電極層上に配置された透明電極層と、前記透明電極層上に配置された第1の保護層と、前記第1の保護層上に配置された第2の保護層と、前記第2の保護層上に配置された波長変換体と、を有し、
    前記電極層は、15から30nmの膜厚を有し、前記第1、第2の保護層の屈折率をnc1、nc2とする場合、前記波長変換体が発光する550nmの光に対し、nc1−nc2≦1.5の関係を有することを特徴とする撮像装置。
  7. 前記光電変換層は絶縁基板上に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記光電変換層はアモルファスシリコンを材料としていることを特徴とする請求項6又は7に記載の撮像装置。
  9. 前記電極層はPまたはBがドープされたアモルファスシリコンを材料としていることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記第1の保護層は窒化シリコンからなることを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 前記第2の保護層はポリイミドからなることを特徴とする請求項6乃至10のいずれか1項に記載の撮像装置。
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