JP4353621B2 - 半導体装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、外部から与えられる電源電位を昇圧する電位発生回路を含む半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)は、メモリアレイのワード線を駆動する電位として、外部から与えられた電源電位よりも高い電位を発生する昇圧回路を内蔵している。
【0003】
図16は、DRAMのメモリセルの構成を示した図である。
図16を参照して、メモリセルMCは、ワード線にゲートが接続されビット線BLとストレージノードSNとの間に接続されたNチャネルMOSトランジスタ302と、ストレージノードSNに一方端が接続され、他方端がセルプレート電位Vcpに結合されたキャパシタ304とを含む。
【0004】
NチャネルMOSトランジスタ302の基板電位は、P型基板を用いている場合には負電圧のバックゲート電位Vbbになっている場合が多い。また、キャパシタの他方端に与えられるセルプレート電位Vcpは、電源電位Vccの2分の1に設定される場合が多い。
【0005】
ここで、メモリセルMCにデータとしてH(ハイ)レベルが書込まれる場合を考える。このとき、ビット線BLには電源電位Vccが与えられ、NチャネルMOSトランジスタ302はワード線WLの活性化に伴い導通する。そして、ストレージノードSNに電源電位Vccが伝達される。
【0006】
図17は、Hレベルのデータがメモリセルに書込まれる場合のNチャネルMOSトランジスタ302に与えられる電位を説明するための図である。
【0007】
図17を参照して、ストレージノードSNが当初接地電位であり、ビット線BLから電源電位Vccが与えられてストレージノードSNの電位が接地電位から電源電位Vccに変化する場合を考える。この場合は、NチャネルMOSトランジスタ302のドレインDがビット線に結合され、ソースSがストレージノードSNに結合され、ゲートGがワード線に接続されていることになる。ストレージノードSNの電位が電源電位Vccになった場合には、基板電位Vbbのため、NチャネルMOSトランジスタ302の基板バイアス電圧VbsとしてVbb−Vccという大きな値が印加される。
【0008】
もともと、メモリセルに使用されるアクセストランジスタのしきい値電圧Vthは、サブスレッショルドリーク電流を小さくして、リフレッシュ特性をよくするために、通常の周辺回路に用いられるNチャネルMOSトランジスタのしきい値電圧よりも大きく設定されている。先に述べたように、ソース電位が上昇し、基板バイアス電圧Vbsが大きくなると、NチャネルMOSトランジスタ302のしきい値電圧が基板バイアス効果により大きくなる。
【0009】
図18は、基板バイアス電圧Vbsとしきい値電圧Vthの関係を示した図である。
【0010】
図17、図18を参照して、NチャネルMOSトランジスタ302の基板バイアス電圧Vbsが0Vのときにしきい値電圧がVt0であったとする。
【0011】
メモリセルのストレージノードSNにLレベルが書込まれストレージノードSNの電位が0Vのときには、基板バイアス電圧Vbsの値は基板電位Vbbと等しくなり、しきい値電圧Vthは図18に示したしきい値電圧Vt1となる。
【0012】
次に、メモリセルにHデータが書込まれた場合には、ストレージノードSNの電位がVccとなるため、基板バイアス電圧Vbsは|Vbb−Vcc|となり、しきい値電圧Vthは大きくなって、その値は図18に示したしきい値電圧Vt2となる。
【0013】
ビット線BLのHレベルの電位である電源電位VccをストレージノードSNに電圧降下なく伝達するためには、ワード線WLの電位は電源電位Vccよりもしきい値電圧Vth分以上高く設定する必要がある。
【0014】
図19は、メモリセルに書込む電圧とそれに必要なワード線の活性化電位の関係を示した図である。
【0015】
図19を参照して、グラフG1は、メモリセルのストレージノードSNに伝達する電位を示している。グラフG2は、グラフG1の電位にメモリセルのトランジスタのしきい値電圧を加えた値を示す。メモリセルにLレベルである0Vを書込む場合には、グラフG1とグラフG2の差は図18で示したしきい値電圧Vt1である。一方、メモリセルにHレベルである電源電位Vccを書込みたい場合には、グラフG2は、グラフG1よりもしきい値電圧Vt2だけ高くなる。実際にワード線に与える活性化電位の下限はグラフG3で示すようにグラフG2の電位にさらにマージンを加えた電位となる。
【0016】
実際のワード線の活性化電位は、高い活性化電位が必要となる書込電圧が電源電位Vccの場合を基準に設定されている。したがって、グラフG3は、電源電位Vccが変化した場合のワード線WLの活性化電位を示したものと等しくなる。
【0017】
すなわち、ワード線の活性化に必要な電位は電源電位Vccの変化に応じてさらにしきい値電圧の基板バイアス効果の変化分を加味して変化することになる。
【0018】
このワード線WLの活性化電位は、内部で昇圧された昇圧電位Vppを用いる場合が多い。
【0019】
図20は、従来の昇圧電位Vppを発生する昇圧回路の基本原理を示した図である。
【0020】
図20を参照して、昇圧回路310は、電源電位Vccにアノードが結合され、カソードがノードN11に接続され、ノードN11を電源電位Vccにプリチャージするダイオード312と、昇圧動作をするためのクロック信号を発生する発振回路316と、一方端がノードN11に接続され他方端がクロック発生回路316の出力に接続されるキャパシタ314と、ノードN11にアノードが接続されカソードから昇圧電位Vppを出力するダイオード318とを含む。プリチャージ用のダイオード312によってノードN11が電源電位Vccにプリチャージされると、その後、発振回路316が発生するLレベルが接地電位であり、Hレベルが電源電位Vccであるクロック信号によって、ノードN11は電源電位Vccから電源電位Vccの2倍に昇圧される。昇圧された電位はダイオード318を介して昇圧電位Vppとして出力される。
【0021】
なお、以上の説明は、簡単のためダイオード312,318による順方向の電圧降下は無視している。
【0022】
図21は、昇圧回路の実際の構成を示した回路図である。
図21を参照して、昇圧回路320はクロック信号CLKを一方端に受けるキャパシタ321,322を含む。キャパシタ321の他方端はノードN12に接続される。また、キャパシタ322の他方端はノードN13に接続される。
【0023】
昇圧回路320は、さらに、電源電位Vccが与えられるノードからのN12に向けてダイオード接続されたNチャネルMOSトランジスタ324と、電源電位Vccが与えられるノードからノードN13に向けてダイオード接続されたNチャネルMOSトランジスタ326と、ノードN12とN14との間に接続されゲートがノードN13に接続されバックゲートに基板電位Vbbが与えられるNチャネルMOSトランジスタ328とを含む。ノードN14からは昇圧電位Vppが出力される。
【0024】
動作前においては、ノードN12,N13は、電源電位Vcc、もしくは電源電位VccからNチャネルMOSトランジスタのしきい値電圧分低い電位にプリチャージされている。このプリチャージは、ダイオード接続されたNチャネルMOSトランジスタ324,326によって行なわれる。
【0025】
クロック信号CLKが入力され、キャパシタ321,322の一方端の電位が0Vから電源電位Vccに昇圧される。
【0026】
すると、ノードN12,N13は、容量結合により電源電位Vccから電源電位Vccの2倍の電位に上昇する。ノードN12に生じた電源電位Vccの2倍の電位はNチャネルMOSトランジスタ328を介してノードN14に供給される。このとき、NチャネルMOSトランジスタ328のしきい値電圧Vthn分だけ昇圧電位Vppには電圧降下が生ずる。
【0027】
すなわち、図21で示した回路では、ノードN12に生じた高電位をNチャネルMOSトランジスタ328のしきい値電圧分だけ低下させて出力していた。
【0028】
次に、従来において、より高い昇圧電位Vppを出力することができる昇圧回路について説明する。
【0029】
図22は、昇圧回路330の構成を示した回路図である。
図22を参照して、昇圧回路330は、昇圧電位Vppを出力するトランジスタにトリプルウェル構造を用いたNチャネルMOSトランジスタ334が用いられる。NチャネルMOSトランジスタ334のバックゲートはノードN15に接続されている。
【0030】
図23は、NチャネルMOSトランジスタ334の断面構造を示した図である。
【0031】
図23を参照して、P基板342の主表面上にはNウェル344が設けられ、Nウェル344の内部にはPウェル345が設けられる。Nウェル344は、N型の不純物領域346を介してノードN15に接続されている。また、Pウェル345は、P型の不純物領域350を介してノードN15に接続されている。さらに、Pウェル345の主表面上にはNチャネルMOSトランジスタ334が設けられる。NチャネルMOSトランジスタ334は、N型の不純物領域352,354およびゲート電極356を含む。不純物領域352はノードN15に接続され、ゲート電極356とノードN15の間にはキャパシタ332が接続されている。そして、不純物領域354から昇圧電位Vppが出力される。
【0032】
ノードN15は、不純物領域350を介してPウェル345に接続されており、不純物領域354とPウェル345の間のPN接合によりノードN15の電位は不純物領域354に伝えられる。よって、Vppのノードは、電源電位Vccの2倍の電位からPn接合電圧Vjvだけ低い電位となる。しかしながら、一般に、NチャネルMOSトランジスタ334のしきい値電圧VthよりはPN接合電圧Vjvは値が小さいため、図21で示した回路よりは高い昇圧電位を作り出すことができる。
【0033】
図24は、さらに高い昇圧電位を出力することができる従来の昇圧回路360の構成を示した回路図である。
【0034】
図24を参照して、昇圧回路360は、クロック信号CLKが一方端に与えられ、他方端はノードN16に接続されたキャパシタ362と、クロック信号CLKを入力に受けて振幅を拡大して出力するレベル変換部364と、レベル変換部364の出力とノードN17との間に接続されるキャパシタ366と、ゲートがノードN17に接続されゲートがノードN17に接続されノードN16に得られた昇圧電位を導通時に昇圧電位Vppとして出力するNチャネルMOSトランジスタ368とを含む。NチャネルMOSトランジスタ368のバックゲートは基板電位Vbbに結合される。
【0035】
図25は、図24におけるレベル変換部364の構成を示した回路図である。
図25を参照して、レベル変換部364は、入力信号INを受けて反転するインバータ372と、接地ノードとノードN18との間に接続されゲートに入力信号INを受けるNチャネルMOSトランジスタ374と、ノードN19と接地ノードとの間に接続されゲートにインバータ372の出力を受けるNチャネルMOSトランジスタ376と、昇圧電位Vppが与えられるノードとノードN18との間に接続されゲートがノードN19に接続されるPチャネルMOSトランジスタ378と、昇圧電位Vppが与えられるノードとノードN19との間に接続されゲートがノードN18に接続されるPチャネルMOSトランジスタ380とを含む。ノードN19からは入力信号INの振幅が拡大された出力信号OUTが出力される。
【0036】
再び図24を参照して、昇圧回路360の動作を簡単に説明する。NチャネルMOSトランジスタ368のゲート電位は、レベル変換部364の出力によって電源電位Vccの2倍の電位よりもさらに高く昇圧される。したがって、ノードN16に生ずる電源電位Vccの2倍の電位を電位降下させることなく昇圧電位Vppとして出力することができる。
【0037】
図26は、図24と同様な工夫が施された他の昇圧回路380の構成を示した回路図である。
【0038】
図26を参照して、昇圧回路380は、クロック信号CLKが一方端に与えられ他方端がノードN20に接続されたキャパシタ382と、クロック信号CLKを受けて反転するインバータ384と、クロック信号CLKが一方端に与えられ他方端がノードN21に接続されるキャパシタ386と、ノードN21を電源電位Vccにプリチャージするためのダイオード388と、ノードN21とノードN22との間に接続されゲートにインバータ384の出力を受けるPチャネルMOSトランジスタ390と、ノードN22と接地ノードとの間に接続されゲートにインバータ384の出力を受けるNチャネルMOSトランジスタ392とを含む。
【0039】
昇圧回路380は、さらに、ノードN22とノードN23との間に接続されるキャパシタ394と、ノードN23を電源電位Vccにプリチャージするためのダイオード396と、ノードN20とノードN24との間に接続されゲートがノードN23に接続されるNチャネルMOSトランジスタ398とを含む。ノードN24からは昇圧電位Vppが出力される。
【0040】
図27は、昇圧回路380の動作を説明するための波形図である。
図26、図27を参照して、初期状態ではノードN21、N23はそれぞれダイオード388,396によって電源電位Vccにプリチャージされている。次に、クロック信号CLKが0Vから電源電位Vccに立上がると、ノードN21の電位は電源電位Vccから電源電位Vccの2倍の電位に上昇する。この電位はノードN22に伝達されて、キャパシタ394による容量結合によってノードN23の電位は電源電位Vccから電源電位Vccの3倍の電位に上昇する。すなわち、従来は電源電位の2倍に設定されていたノードN23の電位は電源電位Vccの3倍の電位まで上昇させることができる。よって、キャパシタ382によってノードN20に作られた電源電位の2倍の電位は電源電位の3倍の電位をゲートに受けるNチャネルMOSトランジスタ398によって電位降下することなく伝達される。
【0041】
図28は、出力部のトランジスタとしてPチャネルMOSトランジスタを用いた昇圧回路400の構成を示した回路図である。
【0042】
図28を参照して、昇圧回路400は、クロック信号CLKを受ける直列に接続されたインバータ404,406と、インバータ406の出力に一方端が接続され他方端がノードN25に接続されるキャパシタ408と、クロック信号CLKを受けてレベル変換してノードN26に出力するレベル変換回路402と、ノードN25とノードN27との間に接続されゲートがノードN26に接続されるPチャネルMOSトランジスタ410とを含む。
【0043】
PチャネルMOSトランジスタ410のバックゲートはノードN27に接続される。また、ノードN27からは昇圧電位Vppが接続される。この昇圧電位Vppはレベル変換回路402にも供給される。
【0044】
図29は、レベル変換回路402の構成を示した回路図である。
図29を参照して、レベル変換回路402は、入力信号INを受けて反転するインバータ412と、入力信号INをゲートに受けノードN28と接地ノードとの間に接続されるNチャネルMOSトランジスタ414と、ノードN29と接地ノードとの間に接続されゲートにインバータ412の出力を受けるNチャネルMOSトランジスタ416と、昇圧電位Vppが与えられるノードとノードN28との間に接続されゲートがノードN29に接続されるPチャネルMOSトランジスタ418と、昇圧電位Vppが与えられるノードとノードN29との間に接続されゲートがノードN28に接続されるPチャネルMOSトランジスタ420とを含む。
【0045】
レベル変換回路402は、さらに、昇圧電位Vppが与えられるノードとノードN30との間に接続されゲートがN29に接続されるPチャネルMOSトランジスタ424と、ノードN30と接地ノードとの間に接続されゲートがノードN29に接続されるNチャネルMOSトランジスタ422とを含む。ノードN30からはレベル変換回路402の出力信号OUTが出力される。
【0046】
再び図28を参照して簡単に昇圧回路400の動作を説明する。
まず、動作前には、ノードN25は電源電位Vcc、もしくは電源電位Vccよりしきい値電圧分低いレベルにプリチャージされている。
【0047】
次に、クロック信号CLKにパルスが与えられ、キャパシタ408による容量結合により電源電位Vccの2倍までノードN25の電位が上昇する。
【0048】
このときに、クロック信号CLKの反転信号をレベル変換回路402によってNチャネルMOSトランジスタ410のゲートに与える。この反転信号は振幅が0Vから昇圧電位Vppとなるように振幅が拡大されている。ノードN25の電位が2VccとなったときにノードN26の電位は0Vとなる。PチャネルMOSトランジスタ410は導通し、ノードN25の電位を降下させることなくノードN27に出力する。また、クロック信号CLKがLレベルのときには、ノードN26は昇圧電位Vppとなり、PチャネルMOSトランジスタ410は非導通状態となる。
【0049】
図30は、出力部分にPチャネルMOSトランジスタを用いる他の例である昇圧回路430の構成を示した回路図である。
【0050】
図30を参照して、昇圧回路430は、クロック信号CLKを受ける直列に接続されたインバータ434,436と、インバータ436の出力が一方端に与えられ他方端はノードN31に接続されるキャパシタ438と、クロック信号CLKを受けて反転するインバータ432と、インバータ432の出力を一方端に受け他方端はノードN32に接続されるキャパシタ440と、ノードN31から電源電位Vccが与えられるノードに向けて順方向にダイオード接続されるNチャネルMOSトランジスタ442と、ノードN32から電源電位Vccが与えられるノードに向けて順方向にダイオード接続されるNチャネルMOSトランジスタ444と、ノードN31とノードN33との間に接続されゲートがノードN32に接続されるPチャネルMOSトランジスタ446とを含む。PチャネルMOSトランジスタ446のバックゲートはノードN33に接続され、ノードN33からは昇圧電位Vppが出力される。
【0051】
簡単に昇圧回路430の動作を説明する。まず、動作前には、ノードN31は電源電位Vccもしくは電源電位よりしきい値電圧分だけ低い電位にプリチャージされている。クロック信号CLKがLレベルからHレベルに変化すると、キャパシタ438による容量結合によりノードN31の電位は電源電位Vccの2倍の電位に上昇する。
【0052】
このとき、ノードN32の電位はキャパシタ440による容量結合により電位が降下しようとしてもNチャネルMOSトランジスタ444によってプリチャージされるため、電源電位Vccに維持される。すなわち、PチャネルMOSトランジスタ446はノードN31が電源電位の2倍となりゲート電位が電源電位Vccとなっているため、導通状態になり電源電位の2倍の電位が電圧降下を起こすことなくノードN33に伝達される。
【0053】
一方、クロック信号CLKがHレベルからLレベルに立下がったときには、ノードN31は、NチャネルMOSトランジスタ442によってプリチャージ状態にされその電位は電源電位Vccになる。一方、ノードN32の電位はキャパシタ440による容量結合により電源電位Vccの2倍の電位となる。すなわち、ゲート電位が昇圧電位Vppと等しくなるため、PチャネルMOSトランジスタ446は非導通状態となる。
【0054】
図31は、昇圧回路に接続される負荷回路の説明をするための概略図である。
図31を参照して、先に図19によって説明した昇圧回路310が出力する昇圧電位Vppは、DRAMに含まれるワードドライバ452やロウデコーダ454など昇圧レベルを必要とする回路の電源電位として用いられる。DRAMのアクセスが始まると、昇圧電位Vppは電流消費により電位が降下する。電位が降下したままであるとワードドライバ452が駆動するワード線の電位が十分に上がらない。または、ワード線を駆動するための所要時間が長くなったりする。したがって、性能劣化や誤動作の原因となる。
【0055】
しかし、昇圧電位Vppの電位を高く維持するために常時昇圧回路310を動作させると、DRAM全体としての消費電流が多くなってしまう。そこで、消費電流を抑える工夫をしている。
【0056】
図32は、従来において採用されている昇圧電位Vppを発生させる構成を示したブロック図である。
【0057】
図32を参照して、昇圧電位Vppを監視するディテクタ回路462が設けられる。ディテクタ回路462は、昇圧電位Vppが下がると、活性化信号/OEによりリング発振器464を動作させてクロック信号を発生させる。応じて昇圧回路466がポンプ動作により昇圧電位Vppの電位を上昇させる。昇圧電位Vppの電位が設定電位以上となると、ディテクタ回路462は、リング発振器464を非活性化させてクロック信号CLKを停止し昇圧回路466のポンプ動作を停止させる。また、特に昇圧電位Vppから電流が多く消費されるロウ系のコマンドが入力された場合に、たとえば制御信号/RASに同期して活性化される昇圧回路468を設けてもよい。
【0058】
図33は、図32に示したディテクタ回路462の第1の例を示した回路図である。
【0059】
図33を参照して、第1の例であるディテクタ回路462aは、昇圧電位Vppが与えられるノードN34とノードN35との間に接続されゲートが電源電位Vccに結合されたNチャネルMOSトランジスタ472と、ノードN35と接地ノードとの間に接続される抵抗474とを含む。ノードN35からは、活性化信号である制御信号/OEが出力される。
【0060】
たとえば、NチャネルMOSトランジスタ472にはメモリアレイ部に用いられるしきい値電圧の大きなトランジスタが用いられる。このディテクタ回路462aの場合には、昇圧電位VppがVcc+Vth(memo)と等しくなるように制御信号/OEがコントロールされる。なお、しきい値電圧Vth(memo)はNチャネルMOSトランジスタ452のしきい値電圧である。
【0061】
図34は、ディテクタ回路462の第2の例を示した回路図である。
図34を参照して、ディテクタ回路462bは、昇圧電位Vppが与えられるノードN34とノードN36との間に接続されゲートにノードN36が接続されるPチャネルMOSトランジスタ476と、ノードN36とノードN35との間に接続されゲートが電源電位Vccに結合されるPチャネルMOSトランジスタ478と、ノードN35と接地ノードとの間に接続される抵抗480とを含む。ノードN35からは制御信号/OEが出力される。
【0062】
ディテクタ回路462bの場合には、昇圧電位VppはVcc+2Vthpとなるように制御信号/OEが制御される。なお、VthpはPチャネルMOSトランジスタ476,478のしきい値電圧である。
【0063】
つまり、昇圧電位Vppが設定値よりも下がった場合には、PチャネルMOSトランジスタ476,478は導通し制御信号/OEがHレベルとなる。また、昇圧電位Vppが設定値以上となった場合には、PチャネルMOSトランジスタ456,458は非導通状態となり、ノードN35は抵抗460によってLレベルとなるため制御信号/OEもLレベルなとる。
【0064】
【発明が解決しようとする課題】
近年、DRAMが用いられる機器は低消費電力であることが要求されるため、DRAMも外部から与えられる電源電位Vccが低下する傾向にある。ここで、低電源電圧で動作するDRAMの場合を考える。
【0065】
図35は、電源電位と昇圧電位との間の関係を示した図である。
図35を参照して、グラフG10は、Vpp=Vccとなるグラフであり、グラフG14は、Vpp=2Vccとなるグラフである。
【0066】
今まで説明してきた従来の昇圧回路の場合には、理想的な回路であってもVppは電源電位Vccの2倍のレベルしか作ることができない。つまり、昇圧電位Vppのレベルは、電源電位Vccの変化に対して2倍の傾きを持つということである。メモリセルに電源電位Vccを書込むためには、ワード線の活性化電位はメモリセルのしきい値電圧分だけ高い電位(グラフG11)だけ高くないといけない。また、さらに動作マージンや制御マージンが要求されるので、実際にメモリセルのワード線を駆動する電位はグラフG13で示したような電位が必要となる。すなわち、昇圧回路の実力レベルはグラフG13よりも高い電位を出力できる実力が必要である。
【0067】
しかし、理想的な昇圧回路であっても、その出力電位である昇圧電位Vppは電源電位Vccの2倍の傾きを持つため、電源電位Vccが低下すると急激に出力電位は低下してしまう。そして、点Aで必要な電位(グラフG13)と供給される電位(グラフG14)が等しくなってしまい、点Aよりも低電圧側ではワード線の駆動に必要な電位が発生できない。
【0068】
したがって、なるべく高い、すなわち電源電位Vccの2倍の電位を理想的に出力できるような回路とするために、従来においては、図21、図22で示したようなトリプルウェル工程を用いたり、ゲート電位を高くするため図23、図25に示すように回路素子数を増加させたり、図26、図28で示すようにしきい値電圧分の低下をなくすためPチャネルMOSトランジスタを出力部分に使用する構成に変えたりしていたが、それぞれプロセス工程が複雑になったり回路素子数が増えたり移動度が小さいPチャネルMOSトランジスタのための素子サイズが増大しレイアウト面積が増加したりするという弊害があった。
【0069】
この発明の目的は、外部から与えられる電源電圧が低い場合にも、適切な昇圧電位Vppを発生することができ、かつ、回路数、レイアウト面積、消費電流そしてプロセス工程それぞれの観点において有利な昇圧回路を提供することである。
【0070】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の半導体装置は、昇圧電位を受ける第1のノードの電位を検知する電圧検知部と、電圧検知部の出力に応じて源クロック信号を発生するクロック信号発生回路と、外部から与えられる外部電源電位を源クロック信号に応じて昇圧し、第1のノードに与える昇圧部とを備え、昇圧部は、第2のノードを所定の電位にプリチャージするプリチャージ回路と、源クロック信号に応じて第2のノードの電位を上昇させる昇圧回路と、第2のノードと第1のノードとの間に接続される第1導電型の第1の電界効果トランジスタと、第1の電界効果トランジスタのゲート電位を源クロック信号に応じて駆動する第1の駆動回路と、第2のノードと第1のノードとの間に接続される第2導電型の第2の電界効果トランジスタと、第2の電界効果トランジスタのゲート電位を源クロック信号に応じて駆動する第2の駆動回路とを含む。
【0071】
請求項2に記載の半導体装置は、請求項1に記載の半導体装置の構成に加えて、電圧検知部は、昇圧電位が第1の電位以下の場合に源クロック信号の活性化を指示する第1の検知回路と、昇圧電位が第1の電位より大きい第2の電位を超えた場合に第1の動作モードから第2の動作モードに動作モード切換を指示する第2の検知回路とを含み、クロック信号発生回路は、第1の検知回路の出力に応じて源クロック信号を発生するクロック発振部と、第2の検知回路の出力および源クロック信号に応じて、第1、第2の駆動回路を活性化するクロック出力部とを含み、クロック出力部は、第1の動作モードでは第1の駆動回路を活性化し、第2の動作モードでは第2の駆動回路を活性化する。
【0072】
請求項3に記載の半導体装置は、請求項2に記載の半導体装置の構成において、第1導電型の第1の電界効果トランジスタは、NチャネルMOSトランジスタであり、第2導電型の第2の電界効果トランジスタは、PチャネルMOSトランジスタである。
【0073】
請求項4に記載の半導体装置は、請求項2に記載の半導体装置の構成において、第1の電界効果トランジスタは、第2の電界効果トランジスタよりも、流すことが可能な電流値が大きい。
【0074】
請求項5に記載の半導体装置は、請求項2に記載の半導体装置の構成に加えて、第1の検知回路は、第1のノードから第3のノードに向かう向きを順方向としてダイオード接続された第3の電界効果トランジスタと、第3のノードと第4のノードとの間に接続され、ゲートに外部電源電位を受ける第4の電界効果トランジスタと、第4のノードと接地ノードとの間に接続される第1の抵抗とを有する。
【0075】
請求項6に記載の半導体装置は、請求項2に記載の半導体装置の構成に加えて、第2の検知回路は、第1のノードと第5のノードとの間に接続され、ゲートに外部電源電位が降圧された電位を受ける第5の電界効果トランジスタと、第5のノードと接地ノードとの間に接続される第2の抵抗とを有する。
【0076】
請求項7に記載の半導体装置は、請求項1に記載の半導体装置の構成に加えて、昇圧回路は、一方端の電位が源クロック信号に応じて変化し、他方端が第2のノードに接続されるキャパシタを含む。
【0077】
請求項8に記載の半導体装置は、請求項1に記載の半導体装置の構成に加えて、第2の検知回路は、電源投入時に、所定の時間を計測し、所定の時間だけ第1の動作モードにモード固定を行なうタイマ回路と、昇圧電位が第2の電位を超えたことを検知する電圧検知部と、タイマ回路と電圧検知部との出力に応じて、動作モード切換指示を行なう出力部とを含む。
【0078】
請求項9に記載の半導体装置は、請求項1に記載の半導体装置の構成に加えて、行列状に配列され、データを保持する複数のメモリセルを含むメモリアレイと、複数のメモリセルの行に対応して設けられる複数のワード線と、アドレス信号に応じてメモリアレイの行選択を行なう行選択回路とをさらに備え、行選択回路は、アドレス信号に対応する行選択を行なう行デコーダと、行デコーダが選択したメモリセルの行に対応するワード線を昇圧電位に活性化するワード線駆動回路とを含む。
【0079】
【発明の実施の形態】
以下において、本発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
【0080】
図1は、本発明の実施の形態の半導体記憶装置1の構成を示した概略ブロック図である。
【0081】
図1を参照して、半導体記憶装置1は、制御信号Ext./RAS、Ext./CAS、Ext./WEをそれぞれ受ける制御信号入力端子2〜6と、アドレス入力端子群8と、データ信号DQ0〜DQnが入出力される端子群14と、接地電位Vssが与えられる接地端子12と、外部電源電位Vccが与えられる電源端子10とを備える。
【0082】
半導体記憶装置1は、さらに、クロック発生回路22と、行および列アドレスバッファ24と、行選択回路26と、列デコーダ28と、センスアンプ+入出力制御回路30と、メモリセルアレイ32と、ゲート回路18と、データ入力バッファ20およびデータ出力バッファ34とを備える。
【0083】
クロック発生回路22は、制御信号入力端子2、4を介して外部から与えられる外部行アドレスストローブ信号Ext./RASと外部列アドレスストローブ信号Ext./CASとに基づいた所定の動作モードに相当する制御クロックを発生し、半導体記憶装置全体の動作を制御する。
【0084】
行および列アドレスバッファ24は、外部から与えられるアドレス信号A0〜Ai(iは自然数)に基づいて生成したアドレス信号を行選択回路26および列デコーダ28に与える。
【0085】
行選択回路26と列デコーダ28とによって指定されたメモリセルアレイ32中のメモリセルMCは、センスアンプ+入出力制御回路30とデータ入力バッファ20またはデータ出力バッファ34とを介して入出力端子14を通じて外部とデータ信号DQ0〜DQnをやり取りする。
【0086】
半導体記憶装置1は、さらに、電源端子10に与えられる外部電源電位Vccを受けて内部で昇圧し、昇圧電位Vppを出力するVpp発生回路36を備える。昇圧電位Vppは、行選択回路26に供給され、メモリセルアレイのワード線WLなどに供給される。
【0087】
図2は、図1における行選択回路26の構成を説明するためのブロック図である。
【0088】
図2を参照して、行選択回路26は、Vpp発生回路36が出力する昇圧電位Vppを動作電源電位として受けてメインワード線駆動信号/MWLを出力する行デコーダ&メインワードドライバ42と、サブデコード信号/SDを出力するSD信号デコーダ44と、サブデコード信号/SDを受けてバッファリングするリピータ46と、リピータ46の出力およびメインワード線駆動信号/MWLに応じてワード線WLを駆動するサブワードドライバ48とを含む。
【0089】
図3は、図2における行デコーダ&メインワードドライバ42の概略的な構成を示す回路図である。
【0090】
図3を参照して、行デコーダ&メインワードドライバ42は、行アドレス信号RAm,RAnを受けるNAND回路52と、行アドレス信号RAlに応じて導通しNAND回路52の出力をノードN1に伝達するNチャネルMOSトランジスタ54と、リセット信号RESETに応じてノードN1を昇圧電位Vppに結合させるPチャネルMOSトランジスタ56と、ノードN1と昇圧電位Vppが与えられるノードとの間に接続されるPチャネルMOSトランジスタ58と、ノードN1が入力に接続される直列に接続されたインバータ60,62とを含む。PチャネルMOSトランジスタ56,58のバックゲートには、ともに昇圧電位Vppが与えられる。インバータ60の出力はPチャネルMOSトランジスタ58のゲートに与えられる。また、インバータ62の出力はメインワード線駆動信号/MWLとなる。
【0091】
なお、インバータ60,62に使用されている記号は、これらのインバータが昇圧電位Vppを動作電源電位として受けて動作するものであることを示す。
【0092】
図4は、図2におけるSD信号デコーダ44の構成を示した回路図である。
図4を参照して、SD信号デコーダ44は、ノードN2と接地ノードとの間に直列に接続されるNチャネルMOSトランジスタ68,66と、リセット信号RESETに応じてノードN2を昇圧電位Vppに結合させるPチャネルMOSトランジスタ70と、ノードN2と昇圧電位Vppが与えられるノードとの間に接続されるPチャネルMOSトランジスタ72と、ノードN2が入力に接続される直列に接続されたインバータ74,76とを含む。PチャネルMOSトランジスタ70,72のバックゲートには、ともに昇圧電位Vppが与えられる。インバータ74の出力はPチャネルMOSトランジスタ72のゲートに与えられ、インバータ76の出力はサブデコード信号/SD0となる。
【0093】
なお、インバータ74,76は昇圧電位Vppが動作電源電位として与えられるインバータである。
【0094】
図5は、図2におけるリピータ46の構成を示した回路図である。
図5を参照して、リピータ46は、サブデコード信号/SD0を受けて反転しサブデコード信号SDを出力するインバータ82と、サブデコード信号SDを受けて反転しサブデコード信号/SDを出力するインバータ84とを含む。
【0095】
なお、インバータ82,84は昇圧電位Vppを動作電源電位として受けて動作するインバータである。
【0096】
図6は、図2におけるサブワードドライバ48の構成を示した回路図である。
図6を参照して、サブワードドライバ48は、メインワード線駆動信号/MWLに応じてサブデコード信号SDをワード線WLに伝達するPチャネルMOSトランジスタ92と、メインワード線駆動信号/MWLがHレベルのときに導通してワード線WLを接地ノードに接続するNチャネルMOSトランジスタ94と、サブデコード信号/SDがHレベルのときに導通してワード線WLを接地ノードに接続するNチャネルMOSトランジスタ96とを含む。PチャネルMOSトランジスタ92のバックゲートには、昇圧電位Vppが与えられる。
【0097】
図7は、図1におけるメモリセルMCの構成を説明するための回路図である。
図7を参照して、メモリセルMCは、ワード線WLにゲートが接続されビット線BLとストレージノードSNとの間に接続されるNチャネルMOSトランジスタ102と、ストレージノードSNとストレージノードSNに一方端が接続され他方端がセルプレート電位Vcpに接続されるキャパシタ104とを含む。
【0098】
図8は、図1におけるVpp発生回路36の構成を示したブロック図である。
図8を参照して、Vpp発生回路36は、昇圧電位Vppのレベルを検知する電圧検知回路111と、電圧検知回路111の出力に応じて複数のクロック信号を出力するクロック信号発生回路115と、クロック信号発生回路115の出力に応じて昇圧電位Vppを発生する昇圧部120とを含む。
【0099】
電圧検知回路111は、検知回路112,114を含む。検知回路112は、昇圧電位Vppに応じてクロック信号の発生をコントロールする制御信号CLKEを出力する。また検知回路114は、昇圧電位Vppに応じて制御信号PNCHGを出力する。
【0100】
クロック信号発生回路115は、制御信号CLKEに応じてクロック信号CLKSを発生するリングオシレータ116と、制御信号PNCHGおよびクロック信号CLKSに応じてクロック信号CKA,/CKA,CKB,/CKB,CKB2を出力するクロック出力部118とを含む。
【0101】
Vpp発生回路36は、さらに、クロック出力部118の出力するクロック信号CLKSに応じて昇圧電位Vppを出力する昇圧部120とを含む。なお、昇圧部120の出力ノードNOUTはVpp発生回路が動作開始する前に電源電位Vccにダイオード122によってプリチャージされる。
【0102】
図9は、図8における検知回路112の構成を示した回路図である。
図9を参照して、検知回路112は、昇圧電位Vppが与えられるノードとノードN2との間に接続されゲートがノードN2に接続されるPチャネルMOSトランジスタ132と、ノードN2とノードN3との間に接続されゲートが電源電位Vccに結合されるPチャネルMOSトランジスタ134と、ノードN3と接地ノードとの間に接続される抵抗136とを含む。なお、ノードN3からは制御信号/CLKEが出力される。検知回路112は、さらに、制御信号/CLKEを受けて反転し制御信号CLKEを出力するインバータ137を含む。
【0103】
図10は、図8における検知回路114の構成を示した回路図である。
図10を参照して、検知回路114は、昇圧電位Vppが与えられるノードとノードN4との間に接続されるPチャネルMOSトランジスタ138と、ノードN4と接地ノードとの間に接続される抵抗140とを含む。PチャネルMOSトランジスタ138のゲートにはVcc−ΔVαの電位が与えられる。そして、ノードN4からは制御信号PNCHGが出力される。
【0104】
検知回路114は、さらに、Vcc−ΔVαの電位を発生してPチャネルMOSトランジスタ138のゲートに与える電位発生回路139を含む。電位発生回路139は、電源電位Vccが与えられるノードと接地ノードとの間に直列に接続される抵抗R1〜R4と、抵抗R2に並列接続されるフューズ素子F1と、抵抗R3に並列接続されるフューズ素子F2とを含む。抵抗R2と抵抗R3の接続ノードからは電位発生回路139の出力電位であるVcc−ΔVαが出力される。なお、電位発生回路139の出力電位は、原則的には抵抗R1と抵抗R4との抵抗分割により決定される。ただし、フューズ素子F1を切断すると出力電位は下がり、フューズ素子F2を切断すると出力電位は上がる。フューズを選択的に切断することにより、後に説明するPチャネルMOSトランジスタによる駆動とNチャネルMOSトランジスタによる駆動を切換える検出電位Vdet1の値を調整することが可能となっている。
【0105】
図11は、図8におけるリングオシレータ116の回路例を示した回路図である。
【0106】
図11を参照して、リングオシレータ116は、制御信号CLKEを一方の入力に受けクロック信号CLKSを他方の入力に受けるNAND回路142と、NAND回路142の出力を受ける直列に接続されたインバータ144〜154を含む。インバータ154の出力はクロック信号CLKSとなる。なお、NAND回路142およびインバータ144〜154は合計奇数段の反転を行なうため、クロック信号CLKEがHレベルになるとリングオシレータ116は自励発振し、クロック信号CLKSを出力する。
【0107】
図12は、図8におけるクロック出力部118の構成を示した回路図である。
図12を参照して、クロック出力部118は、クロック信号CLKSを受ける直列に接続されたインバータ162〜168と、クロック信号CLKSおよびインバータ168の出力を受けてクロック信号/CKAを出力するNOR回路170と、クロック信号/CKAを受けて反転しクロック信号CKAを出力するインバータ172とを含む。
【0108】
クロック出力部118は、さらに、クロック信号CLKSおよびインバータ168の出力を受けるNAND回路174と、NAND回路174の出力および制御信号PNCHGを受けてクロック信号CKB2を出力するNOR回路176と、NAND回路174の出力と制御信号PNCHGとを受けてクロック信号CKBを出力するNAND回路178と、クロック信号CKBを受けて反転しクロック信号/CKBを出力するインバータ180とを含む。
【0109】
図13は、図8における昇圧部120の構成を示した回路図である。
図13を参照して、昇圧部120は、クロック信号/CKAが一方端に与えられるキャパシタ182と、電源電位Vccが与えられるノードとノードN6との間に接続されゲートがキャパシタ182の他方端に接続されるNチャネルMOSトランジスタ184と、電源電位Vccが与えられるノードとN5との間にされゲートがキャパシタ182の他方端に接続されるNチャネルMOSトランジスタ186と、一方端にクロック信号CKB2が与えられ他方端がノードN5に接続されるキャパシタ188と、一方端にクロック信号CKAが与えられ他方端がノードN6に接続されるキャパシタ189と、一方端にクロック信号/CKBが与えられ他方端はノードN7に接続されるキャパシタ194と、一方端にクロック信号CKBが与えられるキャパシタ190とを含む。
【0110】
昇圧部120は、さらに、キャパシタ190の他方端のゲートに接続され電源電位Vccが与えられるノードとノードN7との間に接続されるNチャネルMOSトランジスタ192と、ゲートがノードN7に接続されノードN8とノードN6との間に接続されるPチャネルMOSトランジスタ198と、ゲートがノードN5に接続されノードN8とノードN6との間に接続されるNチャネルMOSトランジスタ196とを含む。
【0111】
NチャネルMOSトランジスタ196のバックゲートはノードN6に接続され、PチャネルMOSトランジスタのバックゲートはノードN8に接続される。また、ノードN8からは昇圧電位Vppが出力される。
【0112】
この昇圧部120の出力段には、最終段のドライバ回路として異なる導電型を持つトランジスタ、すなわち、PチャネルMOSトランジスタ198およびNチャネルMOSトランジスタ196が並列に接続されている。
【0113】
NチャネルMOSトランジスタ184によって電源電位Vccに充電されたノードN6の電位はキャパシタ189の容量結合によってクロック信号CKAに応じて昇圧される。すると、ノードN6の電位が電源電位Vccの2倍の電位に上昇し、最終ドライバトランジスタであるPチャネルMOSトランジスタ198、NチャネルMOSトランジスタ196を通ってノードN8に電荷が供給される。
【0114】
同様に、NチャネルMOSトランジスタ192によって電源電位Vccに充電されたノードN7は、キャパシタ194の容量結合によってクロック信号/CKBに応じてさらに電位が上昇する。ノードN7の電位は電源電位Vccの2倍に上昇し、そのときに、PチャネルMOSトランジスタ198は非導通状態となる。次に、NチャネルMOSトランジスタ192のゲート電位がクロック信号CKBの変化に応じてHレベルとなると、ノードN7は電源電位Vccに結合されPチャネルMOSトランジスタ198は導通する。
【0115】
同様にNチャネルMOSトランジスタ186で電源電位Vccに充電されたノードN5は、クロック信号CKB2の変化に応じてキャパシタ188の容量結合によってさらに電位が上昇する。ノードN5の電位は上昇して電源電位Vccの2倍の電位になりそのときにNチャネルMOSトランジスタ196は導通状態となる。しかし、キャパシタ182によってクロック信号/CKAに容量結合されるNチャネルMOSトランジスタ186のゲート電位がHレベルになると、ノードN5の電位は電源電位Vccとなり、NチャネルMOSトランジスタ196は非導通状態になる。これらの動作によって昇圧部120はクロック信号CKAにより電源電位Vccの2倍の電位になったノードN6の電位をトランジスタ196,198の両方によってノードN8に供給する。
【0116】
図14は、Vpp発生回路36の動作を説明するための波形図である。
図8、図14を参照して、時刻t0においては、Vpp発生回路36が動作を開始し初期電圧である電源電位Vccから電位が上昇し始める。このときには、検知回路112が出力する制御信号CLKEがHレベルであり、検知回路114が出力する制御信号PNCHGはLレベルである。したがって、時刻t0〜t1まではリングオシレータ116はクロック信号CLKを出力し、そしてクロック出力部118は、クロック信号CKA,/CKAおよびCKB2を活性化する。一方、クロック信号CKB,/CKBは非活性化されている。
【0117】
時刻t1において、昇圧電位Vppが第1の検出電位Vdet1を超えると、検知回路114が電位の変化を検知して制御信号PNCHGをLレベルからHレベルに立上げる。応じてクロック出力部118は、クロック信号CKA,/CKAの活性化は維持したまま、クロック信号CKB2を非活性化させクロック信号CKB,/CKBを活性化させる。すると、図13のNチャネルMOSトランジスタ196のゲート電位は固定され、PチャネルMOSトランジスタ198が導通状態となってノードN6の電位をノードN8に伝達する。このようにして、電位が低い間は移動度が大きいNチャネルMOSトランジスタ196を使用してノードN6の電位をノードN8に伝達し、電位が一定値を超えた場合はVpp発生回路の自身の消費電力を抑えるため移動度が小さいPチャネルMOSトランジスタ198のゲート電位のみを駆動するように切換える。
【0118】
時刻t2において、昇圧電位Vppの電位が目的の電位Vdet2に到達すると、検知回路112が電位の変化を検知して制御信号CLKEはHレベルからLレベルに立下がる。すると、Vpp発生回路36は動作を停止して消費電流の低減が図られる。
【0119】
時刻t3において、単発的にメモリのアクセスが行なわれると、一時的に昇圧電位Vppの電位は低下する。たとえば、シンクロナスDRAMでは、ロウ系の活性化はアクティブコマンドACTが入力されるときに行なわれる。検出電位Vdet1よりも低下しない場合には、検知回路112のみが制御信号を変化させ、応じてPチャネルMOSトランジスタ198が駆動され昇圧電位Vppを目的の電位にまで復帰させる。
【0120】
時刻t4において昇圧電位が復帰すると、再び検知回路112によって制御信号CLKEが非活性化されVpp発生回路36は動作を停止する。
【0121】
時刻t5〜t6において連続的にメモリへのアクセスが起こると、昇圧電位Vppは検出電位Vdet1よりも低下する。すると、検知回路112に加えて検知回路114も制御信号を変化させる。時刻t6〜t7の間は移動度が大きなNチャネルMOSトランジスタ側のドライバトランジスタの動作によって急速に電位が回復する。そして、昇圧電位が検出電位Vdet1よりも上昇すると、時刻t7〜t8においては移動度が小さなPチャネルMOSトランジスタによる駆動に切換わる。
【0122】
なお、駆動力の大きさは、MOSトランジスタのサイズ、すなわちゲート長とチャネル長の比でも調節できる。したがって、サイズの異なる2つのトランジスタを並列に設け、サイズの大きなトランジスタで外部電源電位Vccから検出電位Vdet1まで昇圧電位Vppを昇圧し、サイズの小さなトランジスタで検出電位Vdet2とVdet1の間に昇圧電位Vppが維持されるような構成にしてもよい。
【0123】
図15は、Vpp発生回路の変形例を示したブロック図である。
図15を参照して、Vpp発生回路200は、図8に示したVpp発生回路36の構成において、電圧検知回路111に代えて電圧検知回路201を含む。
【0124】
電圧検知回路201は、電圧検知回路111の構成に加えて、電源投入時にリセットを指示するパワーオンリセット信号PORを受けて一定の時間を計測するタイマ回路202と、検知回路114およびタイマ回路202の出力を受けて切換信号PNCHGを出力するAND回路204とをさらに含む。
【0125】
電源投入直後は、消費電力も安定しないので昇圧電位Vppは安定しない場合が多い。このような構成とすれば、電源投入直後は大きな電位変化を調整するために、NチャネルMOSトランジスタのドライバトランジスタにより昇圧電位Vppが発生され、一定時間経過して昇圧電位Vppが安定した頃に、NチャネルMOSトランジスタとPチャネルMOSトランジスタとを使用して図14にて先に説明したような昇圧動作が行なわれる。
【0126】
以上説明したように、昇圧電位Vppが大幅に低下し、大きな駆動力が必要なときには、キャリアの移動度がPチャネルMOSトランジスタの2倍あるNチャネルMOSトランジスタによるドライバトランジスタ主体で電荷を供給し、昇圧電位Vppの低下が小さい場合には、駆動力の小さいPチャネルMOSトランジスタで高い電位を維持することが可能になる。また、PチャネルMOSトランジスタによるドライバも併用しているためNチャネルMOSトランジスタの場合に問題になるドライバのしきい値電圧分の電圧降下の問題もなく高い昇圧電位を供給することができる。高い昇圧電位Vppの供給をNチャネルMOSトランジスタのドライバがする必要がないので、ゲートのダブルブーストやトリプルウェル構造を用いてのダイオード接続などをする必要がなく、回路構成やプロセス工程の簡略化およびレイアウト面積の削減を図ることができる。さらに、すべてをPチャネルMOSトランジスタによるドライブトランジスタとしていないので、同じ供給能力を満たすにもドライバ部分のレイアウト面積を削減することができる。
【0127】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0128】
【発明の効果】
請求項1に記載の半導体装置は、PチャネルMOSトランジスタによるドライバも併用しているため、NチャネルMOSトランジスタの場合に問題になるドライバのしきい値電圧分の電圧降下の問題もなく高い昇圧電位を供給することができる。
【0129】
請求項2、3に記載の半導体装置は、請求項1に記載の半導体装置の奏する効果に加えて、昇圧電位Vppが大幅に低下し、大きな駆動力が必要なときには、キャリアの移動度がPチャネルMOSトランジスタの2倍あるNチャネルMOSトランジスタによるドライバトランジスタ主体で電荷を供給し、昇圧電位Vppの低下が小さい場合には、PチャネルMOSトランジスタで高い電位を保持することが可能になる。
【0130】
請求項4に記載の半導体装置は、請求項2に記載の半導体装置の奏する効果に加えて、昇圧電位Vppが大幅に低下し、大きな駆動力が必要なときには、大きな電流を流すことができるMOSトランジスタを使用して電荷を供給し、昇圧電位Vppの低下が小さい場合には、小さな電流を流すMOSトランジスタで高い電位を保持するので、昇圧回路の消費電流の最適化を図ることが可能になる。
【0131】
請求項5、6に記載の半導体装置は、請求項2に記載の半導体装置の奏する効果に加えて、昇圧電位Vppの低下を検出することができる。
【0132】
請求項7に記載の半導体装置は、請求項1に記載の半導体装置の奏する効果に加えて、昇圧電位として出力するため高電位を発生することができる。
【0133】
請求項8に記載の半導体装置は、請求項1に記載の半導体装置の奏する効果に加えて、昇圧電位における電流消費が不安定になりがちな電源投入時における昇圧電位を安定化させることができる。
【0134】
請求項9に記載の半導体装置は、請求項1に記載の半導体装置の奏する効果に加えて、半導体記憶装置のワード線を駆動する電位を高くできるので、書込読出に有利で、かつ、非アクセス時の消費電力を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の半導体記憶装置1の構成を示した概略ブロック図である。
【図2】 図1における行選択回路26の構成を説明するためのブロック図である。
【図3】 図2における行デコーダ&メインワードドライバ42の概略的な構成を示す回路図である。
【図4】 図2におけるSD信号デコーダ44の構成を示した回路図である。
【図5】 図2におけるリピータ46の構成を示した回路図である。
【図6】 図2におけるサブワードドライバ48の構成を示した回路図である。
【図7】 図1におけるメモリセルMCの構成を説明するための回路図である。
【図8】 図1におけるVpp発生回路36の構成を示したブロック図である。
【図9】 図8における検知回路112の構成を示した回路図である。
【図10】 図8における検知回路114の構成を示した回路図である。
【図11】 図8におけるリングオシレータ116の回路例を示した回路図である。
【図12】 図8におけるクロック出力部118の構成を示した回路図である。
【図13】 図8における昇圧部120の構成を示した回路図である。
【図14】 Vpp発生回路36の動作を説明するための波形図である。
【図15】 Vpp発生回路の変形例を示したブロック図である。
【図16】 DRAMのメモリセルの構成を示した図である。
【図17】 Hデータがメモリセルに書込まれる場合のNチャネルMOSトランジスタ302に与えられる電位を説明するための図である。
【図18】 基板バイアス電圧Vbsとしきい値電圧Vthの関係を示した図である。
【図19】 メモリセルに書込む電圧とそれに必要なワード線の活性化電位の関係を示した図である。
【図20】 従来の昇圧電位Vppを発生する昇圧回路の基本原理を示した図である。
【図21】 昇圧回路の実際の構成を示した回路図である。
【図22】 昇圧回路330の構成を示した回路図である。
【図23】 NチャネルMOSトランジスタ334の断面構造を示した図である。
【図24】 さらに高い昇圧電位を出力することができる従来の昇圧回路360の構成を示した回路図である。
【図25】 図24におけるレベル変換部364の構成を示した回路図である。
【図26】 図24と同様な工夫が施された他の昇圧回路380の構成を示した回路図である。
【図27】 昇圧回路380の動作を説明するための波形図である。
【図28】 出力部のトランジスタとしてPチャネルMOSトランジスタを用いた昇圧回路400の構成を示した回路図である。
【図29】 レベル変換回路402の構成を示した回路図である。
【図30】 出力部分にPチャネルMOSトランジスタを用いる他の例である昇圧回路430の構成を示した回路図である。
【図31】 昇圧回路に接続される負荷回路の説明をするための概略図である。
【図32】 従来において採用されている昇圧電位Vppを発生させる構成を示したブロック図である。
【図33】 図32に示したディテクタ回路462の第1の例を示した回路図である。
【図34】 ディテクタ回路462の第2の例を示した回路図である。
【図35】 電源電位と昇圧電位との間の関係を示した図である。
【符号の説明】
1 半導体記憶装置、2 制御信号入力端子、8 アドレス入力端子群、10電源端子、12 接地端子、14 入出力端子、18 ゲート回路、20 データ入力バッファ、22 クロック発生回路、24 列アドレスバッファ、26行選択回路、28 列デコーダ、30 入出力制御回路、32 メモリセルアレイ、34 データ出力バッファ、36 Vpp発生回路、42 メインワードドライバ、44 SD信号デコーダ、46 リピータ、48 サブワードドライバ、52 NAND回路、54,66,68,94,96,102,184〜192,196 NチャネルMOSトランジスタ、56,58,70,72,92,132,134,138,198 PチャネルMOSトランジスタ、60,62,74〜84,137 インバータ、104,182,194 キャパシタ、111 電圧検知回路、112,114 検知回路、115 クロック信号発生回路、116 リングオシレータ、118 クロック出力部、120 昇圧部、122 ダイオード、136,140 抵抗、200 発生回路、201 電圧検知回路、202 タイマ回路、204 AND回路、BL ビット線、MC メモリセル、SN ストレージノード、WL ワード線。
Claims (9)
- 昇圧電位を受ける第1のノードの電位を検知する電圧検知部と、
前記電圧検知部の出力に応じて源クロック信号を発生するクロック信号発生回路と、
外部から与えられる外部電源電位を前記源クロック信号に応じて昇圧し、前記第1のノードに与える昇圧部とを備え、
前記昇圧部は、
第2のノードを所定の電位にプリチャージするプリチャージ回路と、
前記源クロック信号に応じて前記第2のノードの電位を上昇させる昇圧回路と、
前記第2のノードと前記第1のノードとの間に接続される第1導電型の第1の電界効果トランジスタと、
前記第1の電界効果トランジスタのゲート電位を前記源クロック信号に応じて駆動する第1の駆動回路と、
前記第2のノードと前記第1のノードとの間に接続される第2導電型の第2の電界効果トランジスタと、
前記第2の電界効果トランジスタのゲート電位を前記源クロック信号に応じて駆動する第2の駆動回路とを含む、半導体装置。 - 前記電圧検知部は、
前記昇圧電位が第1の電位以下の場合に前記源クロック信号の活性化を指示する第1の検知回路と、
前記昇圧電位が前記第1の電位より大きい第2の電位を超えた場合に第1の動作モードから第2の動作モードに動作モード切換を指示する第2の検知回路とを含み、
前記クロック信号発生回路は、
前記第1の検知回路の出力に応じて前記源クロック信号を発生するクロック発振部と、
前記第2の検知回路の出力および前記源クロック信号に応じて、前記第1、第2の駆動回路を活性化するクロック出力部とを含み、
前記クロック出力部は、前記第1の動作モードでは前記第1の駆動回路を活性化し、前記第2の動作モードでは前記第2の駆動回路を活性化する、請求項1に記載の半導体装置。 - 前記第1導電型の前記第1の電界効果トランジスタは、NチャネルMOSトランジスタであり、
前記第2導電型の前記第2の電界効果トランジスタは、PチャネルMOSトランジスタである、請求項2に記載の半導体装置。 - 前記第1の電界効果トランジスタは、前記第2の電界効果トランジスタよりも、流すことが可能な電流値が大きい、請求項2に記載の半導体装置。
- 前記第1の検知回路は、
前記第1のノードから第3のノードに向かう向きを順方向としてダイオード接続された第3の電界効果トランジスタと、
前記第3のノードと第4のノードとの間に接続され、ゲートに前記外部電源電位を受ける第4の電界効果トランジスタと、
前記第4のノードと接地ノードとの間に接続される第1の抵抗とを有する、請求項2に記載の半導体装置。 - 前記第2の検知回路は、
前記第1のノードと第5のノードとの間に接続され、ゲートに前記外部電源電位が降圧された電位を受ける第5の電界効果トランジスタと、
前記第5のノードと接地ノードとの間に接続される第2の抵抗とを有する、請求項2に記載の半導体装置。 - 前記昇圧回路は、
一方端の電位が前記源クロック信号に応じて変化し、他方端が前記第2のノードに接続されるキャパシタを含む、請求項1に記載の半導体装置。 - 前記第2の検知回路は、
電源投入時に、所定の時間を計測し、前記所定の時間だけ第1の動作モードにモード固定を行なうタイマ回路と、
前記昇圧電位が前記第2の電位を超えたことを検知する電圧検知部と、
前記タイマ回路と前記電圧検知部との出力に応じて、前記動作モード切換指示を行なう出力部とを含む、請求項1に記載の半導体装置。 - 行列状に配列され、データを保持する複数のメモリセルを含むメモリアレイと、
前記複数のメモリセルの行に対応して設けられる複数のワード線と、
アドレス信号に応じて前記メモリアレイの行選択を行なう行選択回路とをさらに備え、
前記行選択回路は、
前記アドレス信号に対応する行選択を行なう行デコーダと、
前記行デコーダが選択したメモリセルの行に対応する前記ワード線を前記昇圧電位に活性化するワード線駆動回路とを含む、請求項1に記載の半導体装置。
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