JP4352630B2 - 接続代行装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、任意のマルチメディア端末間での通信に介在する接続代行装置に関し、特に、様々なアドレス空間が混在するマルチメディア通信ネットワークにおいて、任意のマルチメディア端末間の通信での呼接続機能を担う装置に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のIPネットワークにおいて、IPパケットが異なったアドレス空間を透過するためには、NAT(Network Address Translator)やNAPT(Network Address and Port Translation)などの装置が用いられていた。
【0003】
NAT及びNAPTは、異なったアドレス体系をもつアドレス空間間でIPパケットの透過を実現するために、アドレス空間のエッジ部分にて、静的あるいは動的にIPアドレスの付け替えを行う。NATは、アドレスの1対1の変換を実現し、NAPTは、複数アドレスを1つのアドレス上の異なるポート番号に割り当て、多対1の変換を実現している。
【0004】
以下、従来のアドレス変換方法の一例としてNATによる場合を、図2のシーケンス図を参照しながら説明する。
【0005】
図2において、アドレス空間Aの端末Aは、そのアドレス空間AについてIPアドレスAが付与されており、アドレス空間Bの端末Bは、そのアドレス空間BについてIPアドレスBが付与されている。
【0006】
NATには、他のアドレス空間のIPアドレスをアドレス空間A用に変換する際のIPアドレスA’と、他のアドレス空間のIPアドレスをアドレス空間B用に変換する際のIPアドレスB’とが登録されている(T1)。
【0007】
このような状態において、端末Aが端末Bを宛先とする送信先のIPアドレスがBのパケットを送信すると(T2)、NATは、そのパケットの送信元のIPアドレスAと、アドレス空間Bでの上記で登録されている変換用のIPアドレスB’とを対応付けたIPアドレス変換テーブルを作成し(T3)、その後、パケットの送信元IPアドレスAをB’に変換してIPアドレスBに送信する(T4、T5)。
【0008】
端末Bは、そのパケットを受信し、必要な処理を行い、パケットの返信が必要な場合には、受信パケットの送信元IPアドレスB’を送信先IPアドレスとするパケットを返信する(T6)。このような返信パケットはNATに到達し、NATは、上記で作成したIPアドレス変換テーブルを参照し(T7)、返信パケットの送信先IPアドレスB’をAに変換してアドレス空間A(のネットワーク)に送信する(T8、T9)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、NATやNAPTは、OSI第3層のIPアドレスを付け替えるだけである。すなわち、NATやNAPTは、H323やSIP(Session Initiation Protocol)等のマルチメディア通信プロトコルに対しては、第3層以上のレイヤに存在するアドレス情報の変換を行わず、そのため、異なるアドレス空間に存在する端末間での通話が不可能であった。
【0010】
また、NATやNAPTでは、アドレス変換のためのIPアドレスを、事前に手動で登録しておかなければならないため、利用する際のオペレーションが煩雑であるという課題もあった。
【0011】
参考文献:
RFC1631 The Ip Network Address Translator(NAT)
RFC2391 Load Sharing Using IP Network Address Translation(LSNAT)
ITU−T H323 Packet Based Multimedia Communication Systems
RFC2543 Session Initiation Protocol(SIP)
そのため、様々なアドレス空間(例えばプライベートアドレスとグローバルアドレスやIPV4とIPV6等)が混在するマルチメディア通信ネットワークにおいて、任意のマルチメディア端末間の通信を可能ならしめる装置が求められている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
第1の本発明の接続代行装置は、第1のアドレス空間に存在する第1のマルチメディア端末と、上記第1のアドレス空間とは異なる第2のアドレス空間に存在する第2のマルチメディア端末との間での通信に介在するものであって、通信プロトコルを監視してアドレス変換情報を自動作成及び又は自動削除するアドレス変換情報作成削除手段と、上記アドレス変換情報に基づいて、第1及び第2のマルチメディア端末間の呼接続を代行して実行する接続代行手段とを有し、上記アドレス変換情報作成削除手段は、上記第1のマルチメディア端末から上記第2のマルチメディア端末へ向けて送信された、通信を開始するための通信開始パケットが与えられると、その通信開始パケットの内容を分析して、上記第1のマルチメディア端末のアドレス及び、上記第2のマルチメディア端末のアドレスを把握し、把握した上記第1のマルチメディア端末のアドレス及び上記第2のマルチメディア端末のアドレスを利用して、上記アドレス変換情報を作成し、上記接続代行手段は、上記第1のマルチメディア端末又は上記第2のマルチメディア端末のいずれか一方のマルチメディア端末から、当該接続代行装置を送信先アドレスとする通信パケットが与えられると、上記通信パケットに記述されている送信元アドレスを、他方のマルチメディア端末が存在するアドレス空間における当該接続代行装置のアドレスに書き換え、さらに、上記通信パケットに記述されている送信先アドレスを、上記他方のマルチメディア端末のアドレスに書き換え、送信元アドレス及び送信先アドレスを書き換えた通信パケットを上記他法のマルチメディア端末に向けて送出することを特徴とする。
【0013】
第2の本発明の接続代行装置は、第1のゲートキーパによって呼接続が管理される第1のゾーンに存在する第1のマルチメディア端末と、第2のゲートキーパによって呼接続が管理される第2のゾーンに存在する第2のマルチメディア端末との間での通信に介在するものであって、少なくともゲートキーパ間通信情報を用いて上記第1及び第2のマルチメディア端末のアドレス変換情報を自動作成及び又は自動削除するアドレス変換情報作成削除手段と、作成したアドレス変換情報に基づき、第1及び又は第2のゲートキーパの接続制御を代行する接続制御代行手段と、上記第1及び第2のマルチメディア端末間の通信情報でのアドレスを変換するアドレス変換手段とを有し、上記アドレス変換情報作成削除手段は、上記第1のマルチメディア端末から上記第2のマルチメディア端末への接続要求が上記第1のゲートキーパにあった際に、上記第1のゲートキーパと上記第2のゲートキーパとの間を流れるゲートキーパ間通信情報を分析して、上記第2のマルチメディア端末のアドレスを把握し、上記第1のマルチメディア端末から上記第2のマルチメディア端末へ向けて送信された、通信を開始するための通信開始パケットが与えられると、その通信開始パケットの内容を分析して、上記第1のマルチメディア端末のアドレスを把握し、把握した上記第1のマルチメディア端末のアドレス及び上記第2のマルチメディア端末のアドレスを利用して、上記アドレス変換情報を自動作成し、上記接続代行手段は、上記第1のマルチメディア端末又は上記第2のマルチメディア端末のいずれか一方のマルチメディア端末から、当該接続代行装置を送信先アドレスとする通信パケットが与えられると、上記通信パケットに記述されている送信元アドレスを、他方のマルチメディア端末が存在するアドレス空間における当該接続代行装置のアドレスに書き換え、さらに、上記通信パケットに記述されている送信先アドレスを、上記他方のマルチメディア端末のアドレスに書き換え、送信元アドレス及び送信先アドレスを書き換えた通信パケットを上記他法のマルチメディア端末に向けて送出することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
(A)第1の実施形態
以下、本発明による接続代行装置(以下、PROXY装置と呼ぶ)の第1の実施形態を図面を参照しながら説明する。
【0015】
(A−1)第1の実施形態の構成
図3は、第1の実施形態のPROXY装置のマルチメディア通信ネットワークにおける位置を示すブロック図である。
【0016】
図3において、符号11はアドレス空間A(のネットワーク)に存在するマルチメディア端末Aを示し、符号12はアドレス空間B(のネットワーク)に存在するマルチメディア端末Bを示している。ここで、アドレス空間AとBは、異なるアドレス空間であり、例えば、アドレス空間AとBはプライベートアドレスとグローバルアドレスの空間であったり、IPV4とIPV6のアドレス空間であったりする。
【0017】
第1の実施形態のPROXY装置13は、アドレス空間Aに繋がるネットワーク・インタフェース131と、アドレス空間Bに繋がるネットワーク・インターフェース132とを有し、アドレス空間Aに対し、マルチメディア端末Bの代行を行うものであり、アドレス空間Bに対し、マルチメディア端末Aの代行を行うものである。
【0018】
PROXY装置13は、機能的には、図1に示すように、アドレス空間A(のネットワーク)側との送受信を行う対空間A通信部13A、アドレス空間B(のネットワーク)側との送受信を行う対空間B通信部13B、アドレス変換のためのアドレス対応テーブル13Cを自動作成するアドレス対応テーブル自動作成部13D、アドレス変換を行うアドレス変換部13Eとを有する。
【0019】
また、PROXY装置13は、受信したパケットに対し、優先処理を行うか非優先処理を行うかを制御する優先制御部13Fや、自動作成したアドレス対応テーブルがある瞬間に妥当な接続のものであるのかを確認するテーブル確認部13Gを有する。
【0020】
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、アドレス空間Aのマルチメディア端末11(端末A)が発呼、アドレス空間Bのマルチメディア端末12(端末B)が着呼である場合の呼接続時の第1の実施形態のPROXY装置13の動作を、図4のシーケンス図を参照しながら説明する。
【0021】
なお、マルチメディア端末11のIPアドレスを「10.1.1.1」、マルチメディア端末12のIPアドレスを「13.1.1.1」、ネットワーク・インターフェース131のIPアドレスを「10.1.1.253」、ネットワーク・インターフェース132のIPアドレスを「13.1.1.253」として説明を行う。
【0022】
また、マルチメディア端末11には、予め他のアドレス空間に存在するマルチメディア端末と通信をする際の発呼先ゲートウェイとしてPROXY装置13のネットワーク・インターフェース131のIPアドレス「10.1.1.253」を登録しておき、一方、マルチメディア端末12には、予め他のアドレス空間に存在するマルチメディア端末と通信をする際の発呼先ゲートウェイとしてPROXY装置13のネットワーク・インターフェース132のIPアドレス「13.1.1.253」を登録しておく。
【0023】
マルチメディア端末11は、マルチメディア端末12との通信が必要となったときにおいて、マルチメディア端末11は、着呼マルチメディア端末12のIPアドレス「13.1.1.1」から着呼マルチメディア端末12が自己が所属するアドレス空間Aにないことがわかるため、本来の送信先のマルチメディア端末12のIPアドレス「13.1.1.1」をデータ部に含む通信開始パケット(呼接続パケット)を、IPアドレス「13.1.1.1」のゲートウェイである、IPアドレスが「10.1.1.253」のPROXY装置13のネットワーク・インターフェース131に対して送信する(T20、T21)。
【0024】
PROXY装置13は、発呼マルチメディア端末11から送られたマルチメディア通信プロトコルに従う通信開始パケット(呼接続パケット)から、着呼マルチメディア端末12のIPアドレスなどを調べ、アドレス対応テーブル13Cを自動作成した後、通信開始パケットの送信元アドレス及び送信先アドレスを変換する(T22)。
【0025】
PROXY装置13によるこのようなアドレス対応テーブル13Cの自動作成、アドレス変換処理(T22)は、具体的には、以下の通りである。
【0026】
第1に、受信した通信開始パケットから、発呼元のマルチメディア端末11のIPアドレス「10.1.1.1」を認識する。
【0027】
第2に、受信した通信開始パケットから、本来の送信先のマルチメディア端末12のIPアドレス「13.1.1.1」を認識する。
【0028】
第3に、認識した発呼元のマルチメディア端末11のIPアドレス「10.1.1.1」を送信元側のアドレス空間Aとは異なる他のアドレス空間Bのネットワーク・インターフェース132のIPアドレス「13.1.1.253」に対応付けると共に、認識した本来の送信先のマルチメディア端末12のIPアドレス「13.1.1.1」を送信元側のアドレス空間Aのネットワーク・インターフェース131のIPアドレス「10.1.1.253」に対応付けたアドレス対応テーブル13Cを作成する。
【0029】
第4に、受信した通信開始パケットのIPヘッダ部及びデータ部に含まれている全ての送信先IPアドレス及び送信元IPアドレスを、自動作成したアドレス対応テーブル13CのIPアドレス対応に従って変換する。
【0030】
以上のようにしてIPアドレスが変換された通信開始パケットがアドレス空間B(のネットワーク)に送信され、送信先マルチメディア端末12に到達する(T23)。この際の通信開始パケットのIPヘッダ部の送信元IPアドレスは、ネットワーク・インターフェース132のIPアドレス「13.1.1.253」となっている。
【0031】
マルチメディア端末12は、呼接続要求に応じられるか否かの判断処理などを行い、呼接続要求に対するOK、NGを表している、送信先IPアドレスを「13.1.1.253」とし、送信元IPアドレスを「13.1.1.1」とした返信パケットを作成して送信する(T24、T25)。
【0032】
これにより、PROXY装置13は、上記で作成したアドレス対応テーブル13Cを参照して、受信した返信パケットのIPヘッダ部及びデータ部に含まれている全ての送信先IPアドレス及び送信元IPアドレスを、上記で作成したアドレス対応テーブル13CのIPアドレス対応に従って変換した後(T26)、アドレス空間A(のネットワーク)に送信し、マルチメディア端末11に到達する(T27)。PROXY装置13からマルチメディア端末11への返信パケットのIPヘッダ部の送信元IPアドレスは、上記変換によって「10.1.1.1」となっている。
【0033】
返信パケットの内容が通信OKであれば呼が確立し、これ以降、アドレス空間Aのマルチメディア端末11と、アドレス空間Bのマルチメディア端末12とがPROXY装置13を介して、パケット通信を行う。この際、PROXY装置13は、マルチメディア端末11又は12からパケットを受信すると、受信したパケットのIPヘッダ部及びデータ部に含まれている全ての送信先IPアドレス及び送信元IPアドレスを、上記で作成したアドレス対応テーブル13CのIPアドレス対応に従って変換し、送信先のアドレス空間(のネットワーク)に送信する。
【0034】
通信終了時には、一方のマルチメディア端末が、マルチメディア通信プロトコルに従う通信終了パケット(呼切断パケット)を送信する。図4は、マルチメディア端末11が通信終了パケットを送信した場合(T28、T29)を示している。通信終了パケットを送信したマルチメディア端末11は、この送信をもって、通信を終了させる(T30)。
【0035】
通信終了パケットを受信したPROXY装置13は、上記と同様にして、IPアドレスの変換を行って、他方のマルチメディア端末12に向けて通信終了パケットを送信する(T31、T32)。また、PROXY装置13は、この送信後に、通信終了パケットに係る、アドレス対応テーブルの内容を自動削除する(T33)。
【0036】
通信終了パケットを受信したマルチメディア端末12は、この受信をもって、通信を終了させる(T33)。
【0037】
次に、PROXY装置13内の優先制御部13Fが実行する、受信したパケットに対し、優先接続処理を行うか非優先接続処理を行うかの制御動作を、図5のフローチャートを参照しながら説明する。
【0038】
PROXY装置13は、アドレス対応テーブル13Cを作成しているため、マルチメディア端末間のパケットを監視する機能を持っている。そのため、PROXY装置13内の優先制御部13Fは、パケットを受信すると(T40)、その受信パケットのポート番号から、そのパケットの種別を判断して(T41)、パケットの特性に応じた優先接続制御を実行する(T42)。
【0039】
なお、対空間A通信部13A及び対空間B通信部13Bは、内部に受信バッファを備えており、対空間A通信部13A、アドレス変換部13D及び対空間B通信部13Bは、優先制御下で、受信パケットを送信処理する。
【0040】
次に、PROXY装置13内のテーブル確認部13Gが実行する、アドレス対応テーブル13Cの確認動作を、図6のフローチャートを参照しながら、説明する。すなわち、自動作成したアドレス対応テーブル13Cがある瞬間に妥当な接続のものであるのかを確認する動作を説明する。
【0041】
PROXY装置13内のテーブル確認部13Gは、図6(A)に示すように、音声パケットの無音状態、あるいは画像パケットにおいて必要とする画像データの有無を判断する機能(T51)と、このようなパケット(図6では有効パケットと表現)が連続していない期間を計測するタイマ機能(T52)を付加することにより、PROXY装置13は必要としていないデータのやり取りが実施されている期間を検出できる。なお、タイマ機能は、クロックにより常時計時を行うものであり、有効パケット受信時にはクリアされるものである。
【0042】
監視動作(図6(B))は周期的に起動され、1個のアドレス対応を取り出しては(T53)、そのアドレス対応のタイマ値が、ネットワーク管理者が予め設定した値MAXを超えているかを判別し(T54)、超えていれば、PROXY装置13は該期間が経過した接続を切断し、アドレス対応テーブル13Cを更新する(T55)。このような処理を、アドレス対応テーブル13Cに格納されている全てのアドレス対応について行う(T56)。
【0043】
(A−3)第1の実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態によれば、異なったアドレス空間に存在する任意のマルチメディア端末間で通信を行う際に、発呼側のアドレス空間のエッジ部分に存在するPROXY装置が、着呼先マルチメディア端末への通信手続きを代行することにより、異なったアドレス空間が混在するネットワークにおいて、NATやNAPTでは不可能であったマルチメディア端末間での通信が可能となる。
【0044】
また、第1の実施形態によれば、IPアドレス変換方法において、通信パケットと、PROXY装置13のネットワーク・インターフェース部分のIPアドレスから、アドレス対応テーブルを自動作成するため、事前にIPアドレスを登録する必要がなくなり、オペレーションの煩雑さが解消される。
【0045】
さらに、第1の実施形態によれば、例えば、図3の例では、アドレス空間Aのマルチメディア端末11がアドレス空間Bのマルチメディア端末12へ接続する際のIPアドレスは、ネットワーク・インターフェース132部分のIPアドレスのみを利用するため、IPアドレスの無駄使いということを防止できている。
【0046】
また、第1の実施形態によれば、PROXY装置13は、マルチメディア通信プロトコルのパケットを監視し、種類を識別できることから、パケットの種別に応じたパケットの優先接続制御も可能となる。
【0047】
さらに、第1の実施形態によれば、自動作成したアドレス対応テーブル13Cの妥当性を、PROXY装置13自身が判断することができる。
【0048】
(B)第2の実施形態
次に、本発明による接続代行装置(以下、PROXY装置と呼ぶ)の第2の実施形態を図面を参照しながら説明する。
【0049】
第2の実施形態のPROXY装置は、異なるアドレス空間に存在するH323マルチメディア端末がH323プロトコルによる異なるゲートキーパ管理下にそれぞれ存在する場合に対応するものである。
【0050】
(B−1)第2の実施形態の構成
図7は、第2の実施形態のPROXY装置のマルチメディア通信ネットワークにおける位置を示すブロック図である。
【0051】
図7において、符号21はアドレス空間A(のネットワーク)に存在するH323マルチメディア端末Aを示し、符号22はアドレス空間B(のネットワーク)に存在するH323マルチメディア端末Bを示している。この第2の実施形態においても、アドレス空間AとBは、異なるアドレス空間であり、例えば、アドレス空間AとBはプライベートアドレスとグローバルアドレスの空間であったり、IPV4とIPV6のアドレス空間であったりする。
【0052】
第2の実施形態のPROXY装置23は、アドレス空間Aに繋がるネットワーク・インターフェース231(図7ではアドレス空間Aゲートウェイアドレスと表記)とアドレス空間Bに繋がるネットワーク・インターフェース232(図7ではアドレス空間Bゲートウェイアドレスと表記)とを有している。
【0053】
この第2の実施形態の場合、アドレス空間Aにはゲートキーパ24(ゲートキーパA)が設けられており、ゲートキーパ24は、アドレス空間Aに存在するH323マルチメディア端末間の通信を制御する。また、アドレス空間Bにはゲートキーパ25(ゲートキーパB)が設けられており、ゲートキーパ25は、アドレス空間Bに存在するH323マルチメディア端末間の通信を制御する。
【0054】
第2の実施形態のPROXY装置23の内部機能構成は、第1の実施形態のPROXY装置13とほぼ同様であるので、その説明は省略する(図1参照)。
【0055】
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、H323マルチメディア端末21(端末A)が発呼元となるH323マルチメディア端末22(端末B)との呼確立動作を、図8及び図9に示すシーケンス図を参照しながら説明する。
【0056】
なお、通信開始前において、アドレス空間AのH323マルチメディア端末21は、自己が属するアドレス空間Aのゲートキーパ24に自己(IPアドレスなど)を登録しておくと共に、アドレス空間BのH323マルチメディア端末22は、自己が属するアドレス空間Bのゲートキーパ25に自己(IPアドレスなど)を登録しておくことを要する。
【0057】
すなわち、端末登録の必要が生じたH323マルチメディア端末21は、RRQパケット(登録要求パケット)を同一アドレス空間A内のゲートキーパ24に送信し、ゲートキーパ24は登録を許可して、RCFパケット(登録確認パケット)をマルチメディア端末21に返信することにより(T60〜T63)、登録が実行される。
【0058】
アドレス空間BのH323マルチメディア端末22に付いても同様にして(T60〜T63)、ゲートキーパ25に登録する。
【0059】
一方、ゲートキーパ24は、ゲートキーパ24に登録されていないH323マルチメディア端末への接続要求があった場合に、LPQパケット(端末位置要求パケット)により、別のゲートキーパに対して、目的のH323マルチメディア端末登録の有無を問い合わせる機能を有している。ここで、ゲートキーパ24には予めLRQパケットの送信先としてPROXY装置23のアドレス空間Aに繋がるネットワーク・インターフェース231のIPアドレス(10.1.1.253)を設定しておく。
【0060】
また、ゲートキーパ25も同様の機能を有しており、予めLRQパケットの送信先としてPROXY装置23のアドレス空間Bに繋がるネットワーク・インターフェース232のIPアドレス(13.1.1.253)を設定しておく。
【0061】
PROXY装置23には、ゲートキーパのIPアドレスとして、ゲートキーパ24のIPアドレス(10.1.1.200)及びゲートキーパ25のIPアドレス(13.1.1.200)を登録しておく。
【0062】
H323マルチメディア端末21は、H323マルチメディア端末22との通信が必要になったときには、登録しているゲートキーパ24に対し、ARQパケット(アドミッション要求パケット)を送信する(T64、T65)。すなわち、H323マルチメディア端末21は、登録しているゲートキーパ24に対し、本来の送信先のH323マルチメディア端末22への通信制御のため、アドレス解決及び呼接続を問い合わせる。
【0063】
ゲートキーパ24は、自アドレス空間A内に本来の着呼端末であるH323マルチメディア端末22がないことを認識し、LRQパケット(端末位置要求パケット)をPROXY装置23に送信する。PROXY装置23は受信したLRQパケットの送信先IPアドレスをゲートキーパ25のIPアドレス(13.1.1.200)に変換し、さらにLRQパケットの送信元IPアドレスをPROXY装置23のアドレス空間Bに繋がるネットワーク・インターフェース232のIPアドレス(13.1.1.253)に変換して、他のアドレス空間Bのゲートキーパ25に送信する(T66〜T69)。
【0064】
PROXY装置23からのLRQパケットを受信したゲートキーパ25は、存在の確認が求められたH323マルチメディア端末22が登録されているので、LRQパケットの送信先であるPROXY装置23のアドレス空間Bに繋がるネットワーク・インターフェース232(13.1.1.253)に向けて、LCFパケット(端末位置確認パケット)を送信する(T70、T71)。なお、このとき、LCFパケットには、着呼端末のIPアドレス情報として、H323マルチメディア端末22のIPアドレス(13.1.1.1)が含まれている。
【0065】
ゲートキーパ25からのLCFパケットを受信したPROXY装置23は、受信したLCFパケット内の着呼端末のIPアドレス情報であるH323マルチメディア端末22のIPアドレス(13.1.1.1)を、PROXY装置23のアドレス空聞Aに繋がるネットワーク・インターフェース231のIPアドレス(10.1.1.253)に変換する。さらに、PROXY装置23は、LCFパケットの送信先IPアドレスをゲートキーパ24のIPアドレス(10.1.1.200)に変換し、LCFパケットの送信元IPアドレスをPROXY装置23のアドレス空間Aに繋がるネットワーク・インターフェース231のIPアドレス(10.1.1.253)に変換し、アドレス空間Aのゲートキーパ24に送信する(T72、T73)。
【0066】
PROXY装置23からLCFパケットを受信したゲートキーパ24は、LCFパケット内の着呼端末のIPアドレス情報(PROXY装置23のアドレス空間Aに繋がるネットワーク・インターフェース231のIPアドレス)を参照し、この着呼端末のIPアドレス情報を発呼端末であるH323マルチメディア端末21に知らせるために、H323マルチメディア端末21に対してACFパケット(アドミッション確認パケット)を送信する。ACFパケットには、着呼端末のIPアドレス情報が含まれており、ACFパケットを受信した発呼端末であるH323マルチメディア端末21は、この着呼端末のIPアドレス(10.1.1.253)に対して通信開始パケットを送信する(T74〜T76)。
【0067】
PROXY装置23は、受信したマルチメディア通信プロトコルに従う通信開始パケットから着呼マルチメディア端末22のIPアドレスなどを調べ、アドレス対応テーブルを自動作成した後、通信開始パケットの送信元IPアドレス及び発信先IPアドレスを変換して、送信先のH323マルチメディア端末22に向けて送信する(T77〜T79)。
【0068】
通信開始パケットを受信したマルチメディア端末22は、ゲートキーパ25との間で、ARQパケット及びACFパケットを授受し合い(T80、T81)、通信状態にあること(通信に参加していること)をゲートキーパ25に通知しておく。
【0069】
その後、マルチメディア端末22は、通信開始パケットに対する返信パケットを作成して送信する(T82、T83)。
【0070】
これにより、PROXY装置23は、上記で作成したアドレス対応テーブルを参照して、受信した返信パケットのIPヘッダ部及びデータ部に含まれている全ての送信先IPアドレス及び送信元IPアドレスを、上記で作成したアドレス対応テーブルCのIPアドレス対応に従って変換した後(T84)、アドレス空間A(のネットワーク)に返信パケットを送信し、この返信パケットがマルチメディア端末21に到達する(T85)。
【0071】
これ以降、アドレス空間AのH323マルチメディア端末21と、アドレス空間BのH323マルチメディア端末22とがPROXY装置23を介して、通常のパケット通信を行う。この際、PROXY装置23は、マルチメディア端末21又は22からパケットを受信すると、受信したパケットのIPヘッダ部及びデータ部に含まれている全ての送信先IPアドレス及び送信元IPアドレスを、上記で作成したアドレス対応テーブルのIPアドレス対応に従って変換し、送信先のアドレス空間(のネットワーク)に送信する。
【0072】
図10は、第2の実施形態における通信終了時の動作を示すシーケンス図である。
【0073】
この第2の実施形態も、第1の実施形態と同様に動作するが(図4参照)、各H323マルチメディア端末21、22が、自己に係るゲートキーパ24、25に対し、DRQパケット(開放要求パケット)と、DCFパケット(開放確認パケット)とを授受し合い(T97、T98)、ゲートキーパ24、25に通信に参加しなくなったことを認識させる点が、第1の実施形態とは異なっている。
【0074】
なお、第2の実施形態において、PROXY装置23内の優先制御部(図1参照)が実行する、受信したパケットに対し、優先接続処理を行うか非優先接続処理を行うかの制御動作は、第1の実施形態と同様である。
【0075】
また、第2の実施形態において、PROXY装置23内のテーブル確認部(図1参照)が実行する、アドレス対応テーブルの確認動作も、第1の実施形態と同様である。
【0076】
(B−3)第2の実施形態の効果
以上のように、第2の実施形態によれば、アドレス空間ごとに異なるゲートキーパの管理下にある任意のマルチメディア端末間で通信を行う場合において、PROXY装置が、ゲートキーパ間の通信パケットから各マルチメディア端末間のアドレス対応テーブルを作成することにより、マルチメディア端末間の通信においてゲートキーパの接続制御を代行することが可能となり、既存の装置では不可能であった異なるアドレス空間で、尚かつ異なるゲートキーパの管理化にあるマルチメディア端末(例えばH323マルチメディア端末)間での通信が可能となる。
【0077】
他の効果については、第1の実施形態と同様である。
【0078】
(C)他の実施形態
PROXY装置は、接続規模が拡大するにつれて、パケットの呼処理数が増加し、輻輳状態を起こすことが予想される。
【0079】
そこで、以下、第1の実施形態や第2の実施形態のPROXY装置13、23が、呼接続規模が拡大した際に伴う輻輳を、どのように防止するかについて説明する。
【0080】
PROXY装置33(13又は23)に、システム稼動中に常時稼動している常駐スレッド33Aと、各呼が接続される際に呼ごとに呼処理を実行する呼処理スレッド33Bとを持たせる。常駐スレッド33Aは、パケット監視と受信したパケットからアドレス対応テーブルを作成する処理を実行する。呼処理スレッド33Bは、呼制御の処理とメディアを運ぶパケットの処理を実行する。
【0081】
PROXY装置33は、新たな呼接続パケットを受信すると、常駐スレッド33Aにてアドレス対応テーブルの更新処理を行い、新しい呼接続のための呼処理スレッド33Bを生成する。
【0082】
以上のような常駐スレッドと呼処理スレッドによる処理機能をPROXY装置にもたせることにより、アドレス対応テーブルを一元管理しながら、各呼ごとに処理を分離することが可能となる。このため、呼接続規模が拡大していった際にも、パケットの輻輳を防止することが可能となる。
【0083】
【発明の効果】
本発明によれば、様々なアドレス空間が混在するマルチメディア通信ネットワークにおいて、任意のマルチメディア端末間の通信を可能とする接続代行装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のPROXY装置の機能ブロック図である。
【図2】NATのIPアドレス変換のシーケンスの説明図である。
【図3】第1の実施形態のPROXY装置のマルチメディア通信ネットワークにおける位置を示すブロック図である。
【図4】第1の実施形態のPROXY装置の呼接続時などの動作のシーケンスを示す説明図である。
【図5】第1の実施形態のPROXY装置の優先接続制御動作を示すフローチャートである。
【図6】第1の実施形態のPROXY装置のアドレス対応テーブルの確認動作を示すフローチャートである。
【図7】第2の実施形態のPROXY装置のマルチメディア通信ネットワークにおける位置を示すブロック図である。
【図8】第2の実施形態のPROXY装置の呼接続時の動作シーケンスを示す説明図(その1)である。
【図9】第2の実施形態のPROXY装置の呼接続時の動作シーケンスを示す説明図(その2)である。
【図10】第2の実施形態のPROXY装置の呼切断時の動作シーケンスを示す説明図である。
【図11】他の実施形態による多数の呼に対応する処理方法の説明図である。
【符号の説明】
11、12、21、22…マルチメディア端末、
13、23、33…PROXY装置、
13C…アドレス対応テーブル、
13D…アドレス対応テーブル自動作成部、
13E…アドレス変換部、
13F…優先制御部、
13G…テーブル確認部、
24、25…ゲートキーパ、
33A…常駐スレッド、
33B…呼処理スレッド。
Claims (5)
- 第1のアドレス空間に存在する第1のマルチメディア端末と、上記第1のアドレス空間とは異なる第2のアドレス空間に存在する第2のマルチメディア端末との間での通信に介在する接続代行装置であって、
通信プロトコルを監視してアドレス変換情報を自動作成及び又は自動削除するアドレス変換情報作成削除手段と、
上記アドレス変換情報に基づいて、第1及び第2のマルチメディア端末間の呼接続を代行して実行する接続代行手段と
を有し、
上記アドレス変換情報作成削除手段は、上記第1のマルチメディア端末から上記第2のマルチメディア端末へ向けて送信された、通信を開始するための通信開始パケットが与えられると、その通信開始パケットの内容を分析して、上記第1のマルチメディア端末のアドレス及び、上記第2のマルチメディア端末のアドレスを把握し、把握した上記第1のマルチメディア端末のアドレス及び上記第2のマルチメディア端末のアドレスを利用して、上記アドレス変換情報を作成し、
上記接続代行手段は、上記第1のマルチメディア端末又は上記第2のマルチメディア端末のいずれか一方のマルチメディア端末から、当該接続代行装置を送信先アドレスとする通信パケットが与えられると、上記通信パケットに記述されている送信元アドレスを、他方のマルチメディア端末が存在するアドレス空間における当該接続代行装置のアドレスに書き換え、さらに、上記通信パケットに記述されている送信先アドレスを、上記他方のマルチメディア端末のアドレスに書き換え、送信元アドレス及び送信先アドレスを書き換えた通信パケットを上記他法のマルチメディア端末に向けて送出する
ことを特徴とする接続代行装置。 - 第1のゲートキーパによって呼接続が管理される第1のゾーンに存在する第1のマルチメディア端末と、第2のゲートキーパによって呼接続が管理される第2のゾーンに存在する第2のマルチメディア端末との間での通信に介在する接続代行装置であって、
少なくともゲートキーパ間通信情報を用いて上記第1及び第2のマルチメディア端末のアドレス変換情報を自動作成及び又は自動削除するアドレス変換情報作成削除手段と、
作成したアドレス変換情報に基づき、第1及び又は第2のゲートキーパの接続制御を代行する接続制御代行手段と、
上記第1及び第2のマルチメディア端末間の通信情報でのアドレスを変換するアドレス変換手段とを有し、
上記アドレス変換情報作成削除手段は、上記第1のマルチメディア端末から上記第2のマルチメディア端末への接続要求が上記第1のゲートキーパにあった際に、上記第1のゲートキーパと上記第2のゲートキーパとの間を流れるゲートキーパ間通信情報を分析して、上記第2のマルチメディア端末のアドレスを把握し、上記第1のマルチメディア端末から上記第2のマルチメディア端末へ向けて送信された、通信を開始するための通信開始パケットが与えられると、その通信開始パケットの内容を分析して、上記第1のマルチメディア端末のアドレスを把握し、把握した上記第1のマルチメディア端末のアドレス及び上記第2のマルチメディア端末のアドレスを利用して、上記アドレス変換情報を自動作成し、
上記接続代行手段は、上記第1のマルチメディア端末又は上記第2のマルチメディア端末のいずれか一方のマルチメディア端末から、当該接続代行装置を送信先アドレスとする通信パケットが与えられると、上記通信パケットに記述されている送信元アドレスを、他方のマルチメディア端末が存在するアドレス空間における当該接続代行装置のアドレスに書き換え、さらに、上記通信パケットに記述されている送信先アドレスを、上記他方のマルチメディア端末のアドレスに書き換え、送信元アドレス及び送信先アドレスを書き換えた通信パケットを上記他法のマルチメディア端末に向けて送出する
ことを特徴とする接続代行装置。 - 透過するマルチメディア通信プロトコルの上記第1及び第2のマルチメディア端末間の通信情報を監視し、その通信情報種類を識別し、その通信情報の特性に応じた優先接続制御を実行する優先制御手段をさらに有することを特徴とする請求項1又は2に記載の接続代行装置。
- 透過するマルチメディア通信プロトコルの上記第1及び第2のマルチメディア端末間の通信情報を監視し、必要としていないデータの授受期間を検出して閾値期間と比較し、閾値期間を超えている通信情報に係るアドレス変換情報を更新すると共に、呼接続を切断するアドレス変換情報確認手段をさらに有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の接続代行装置。
- システム稼動中に常時稼動している常駐スレッドと、各呼が接続される際に呼ごとに呼処理を実行する呼処理スレッドとを有し、
上記常駐スレッドが、上記アドレス変換情報作成削除手段として機能すると共に、通信情報の監視を必要とする上記各手段での通信情報の監視機能とを担当し、
上記呼処理スレッドが、いずれかの上記手段が実行している呼制御の処理と、音声データや画像データなどのメディアを運ぶ通信情報の処理とを実行する機能を担当する
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の接続代行装置。
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