JP4345212B2 - ラバースイッチの防水構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、回路基板に設けられたスイッチパターンと操作部の操作に応じてスイッチパターンに接離するキーとを有し押操作の復帰力としてゴムの弾性を利用したラバースイッチの防水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のラバースイッチの防水構造としては、キーが一体に形成された弾性体シートをプリント基板よりなる回路基板上に配設し、キーが遊挿されるキー挿通孔が前壁に形成された筐体の前壁の後面において円筒状の防水用リブを後方へ突設し防水用リブの先端縁を弾性体シートにおけるキー周辺の部分に押し付けるように構成して水の侵入経路の沿面距離を長くした構造や、キーが遊挿されるキー挿通孔が前壁に形成された筐体の前壁の後面側に上記キー挿通孔周部に当接させた弾性体シートを押圧する押え板を設けて封止した構造などが採用されている。ここに、後者の構造では、弾性体シートを押圧して封止するために、押え板に圧入孔を設けるとともに弾性体シートに圧入孔へ圧入される圧入突起を設ける構成や、押え板をねじにより筐体に取り付ける構成などが採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述の前者の防水構造では、筐体の内部に防水用リブの突出高さ分だけのスペースが必要になって他の部品の収納スペースが狭くなってしまうという不具合があった。このため、薄型の筐体では筐体内において防水構造に必要なスペースの占める割合が大きくなってしまうので、筐体の薄型化が防水用リブの突出高さにより制約されてしまうという不具合があった。また、上述の後者の防水構造では、弾性体シートを押圧するために、圧入、ねじ止めなどの作業が必要なので、組立性が悪いという不具合があった。また、後者の防水構造においても筐体の内部に弾性体シートおよび押え板を収納しているので、他の部品の収納スペースが狭くなってしまうという不具合があった。
【0004】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、省スペース化が図れ組立性が良好なラバースイッチの防水構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、回路基板に設けられたスイッチパターンと操作部の操作に応じてスイッチパターンに接離するキーとを有し押操作の復帰力としてゴムの弾性を利用したラバースイッチであって、上記キーが遊挿されるキー挿通孔が前壁に形成され且つキー挿通孔の周縁から全周にわたって前方へ筒状の前面側ガイドリブが突設された筐体と、ラバースイッチの操作部を露出させる窓孔が形成され筐体の前面に固着される前カバーとを備え、筐体と前カバーのいずれか一方に係止孔が設けられ他方に係止爪が設けられてなり係止爪が係止孔に係止される形で前カバーが筐体に固着されるものであって、上記操作部は、後端縁が筐体の前面における前面側ガイドリブの周辺に当接し上記押操作により上記復帰力を作用させる筒状の防水カバーがキートップの前端部から連続一体に突設され、前カバーの窓孔の内周面において周方向の全周にわたって防水カバーの後部の外周面との間の距離を防水カバーの厚みよりも小さくするように突設された環状の防水用押付突起が防水カバーの外周面に押し付けられて密着した状態で防水カバーの後部の周壁が前面側ガイドリブの外周面と前カバーの窓孔の内周面との間に挟持され、上記防水カバーにおいて前面側ガイドリブとの対向面において周方向の全周にわたって前面側ガイドリブとの距離を他の部位よりも小さくするように突設された環状の防水用弾性突起が弾性変形して前面側ガイドリブに密着してなることを特徴とするものであり、キー挿通孔の周縁から全周にわたって前方へ筒状の前面側ガイドリブが突設された筐体と、ラバースイッチの操作部を露出させる窓孔が形成され筐体の前面に固着される前カバーとを備え、上記操作部は、後端縁が筐体の前面における前面側ガイドリブの周辺に当接し上記押操作により上記復帰力を作用させる筒状の防水カバーがキートップの前端部から連続一体に突設され、前カバーの窓孔の内周面において周方向の全周にわたって防水カバーの後部の外周面との間の距離を防水カバーの厚みよりも小さくするように突設された環状の防水用押付突起が防水カバーの外周面に押し付けられて密着した状態で防水カバーの後部の周壁が前面側ガイドリブの外周面と前カバーの窓孔の内周面との間に挟持され、上記防水カバーにおいて前面側ガイドリブとの対向面において周方向の全周にわたって前面側ガイドリブとの距離を他の部位よりも小さくするように突設された環状の防水用弾性突起が弾性変形して前面側ガイドリブに密着しているので、従来の防水用リブを筐体の前壁の後面から後方へ突出させた防水構造や筐体内に弾性体シートおよび押え板を配設した防水構造に比べて省スペースで確実な防水機能が得られる。また、組立時には筐体の前方から前面側ガイドリブを通してキー挿通孔へキーを挿入してキートップの前端部から連続一体に突設された防水カバーの後端縁を筐体の前面に当接させた後、操作部を露出させる窓孔が形成された前カバーを筐体の前方から固着すれば防水構造が実現されるから、前カバーを筐体に固着する構成として前カバーを筐体に嵌め込む構成を採用することができて、圧入やねじ止めなどの作業が不要になり、組立性が向上する。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、上記防水カバーの後端部には上記筐体の前面に密着する後鍔片が全周にわたって突設され、上記前カバーの後面において上記窓孔の周部には後鍔片が密着する凹部が形成され、後鍔片は上記筐体の前面と上記前カバーの後面の凹部の底面との間に挟持されているので、従来のように筐体の内部に防水用リブを設けることなしに水の侵入経路の沿面距離を長くすることができ、防水性を高めることができるるとともに、上記キーの上記筐体からの脱落を防止することができる。
【0007】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、上記スイッチパターンおよび上記キーをそれぞれ複数個ずつ備え、1枚のシート状のゴムに上記複数個のキーがそれぞれ防水カバーを介して一体に形成されているので、複数個のラバースイッチの防水構造を実現することができる。
【0008】
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3の発明において、上記筐体は、上記キー挿通孔の周縁から全周にわたって後方へ筒状の後面側ガイドリブが突設されているので、ラバースイッチの操作性が向上する。
【0009】
請求項5の発明は、請求項4の発明において、上記前面側ガイドリブおよび上記後面側ガイドリブは、円筒状の形状に形成されているので、ラバースイッチの操作性がさらに向上する。
【0010】
請求項6の発明は、請求項5の発明において、上記後面側ガイドリブの後端部は、後端縁に近づくほど内径が大きくなる形状に形成されているので、ラバースイッチのキーの先端部が上記後面側ガイドリブに接触するのを防ぐことができる。
【0011】
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6の発明において、上記操作部の前面の中央部には操作位置を指示する指示凹部が形成されているので、操作部に押力を作用させるべき位置が前面の中央部であることが明確に示され、また、手触りでも分かるようになるから、さらに操作性が向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】
本実施形態では、図1および図2に示すように、筐体1の前壁1aに操作部7の押操作の復帰力としてゴムの弾性を利用したラバースイッチ5の円柱状のキー5aが遊挿される円形状のキー挿通孔4が形成されている。ここに、筐体1は合成樹脂により形成され、キー5aはゴムにより形成されている。以下では、図1における上下方向を前後方向として規定する。キー5aの先端縁には可動接点(図示せず)が固着されており、筐体1内には、キー5aの先端縁に固着された上記可動接点に対向する部位にスイッチパターンとしての固定接点(図示せず)が設けられたプリント基板よりなる回路基板12が配設されている。
【0013】
筐体1は、前壁1aの前面におけるキー挿通孔4の周縁から全周にわたって前方へ円筒状の前面側ガイドリブ2が突設され、前壁1aの後面におけるキー挿通孔4の周縁から全周にわたって後方へ円筒状の後面側ガイドリブ3が突設されている。
【0014】
筐体1の前壁1aの前面側には、ラバースイッチ5の操作部7を露出させる円形状の窓孔10が形成されキー5aの脱落を防止する合成樹脂製の前カバー9が当該前カバー9の後面を前壁1aの前面に当接させた形で固着されている。
【0015】
ところで、操作部7は、後端縁が筐体1の前面における前面側ガイドリブ2の周辺に当接し上記押操作により上記復帰力を作用させる円筒状の防水カバー7bがキートップ5bの前端部から連続一体に突設されている。また、防水カバー7bの後端部には筐体1の前面に密着する後鍔片7cが全周にわたって突設され、前カバー9の後面において窓孔10の周部には底面に後鍔片7cが密着する凹部9bが形成され、後鍔片7cは筐体1の前面と前カバー9の後面の凹部9bの底面との間に挟持されている。したがって、水の侵入経路の沿面距離を長くすることができ、防水性を高めることができる。なお、凹部9bは円形状に開口されている。
【0016】
本実施形態では、操作部7を押操作することにより、防水カバー7bが弾性変形してキー5aが回路基板12に近づく向きに変位し、押操作を解除すると防水カバー7bの復帰力により、キー5aが回路基板12から離れる向きに変位して押操作前の位置に戻ることになる。すなわち、操作部7の操作によりキー5aの先端縁に固着された上記可動接点が回路基板12に設けられた上記固定接点と接離する。ここにおいて、本実施形態では、キー5aが前面側ガイドリブ2および後面側ガイドリブ3に案内されて前後方向(キー5aの軸方向)に移動するので、操作性が向上する。また、操作部7の前面の中央部(すなわち、キートップ5bの前面の中央部)には操作位置を指示する断面弧状の指示凹部7dが形成されているので、操作部7に押力を作用させるべき位置が前面の中央部であることが明確に示され、また、手触りでも分かるようになるから、さらに操作性が向上する。また、前カバー9は、窓孔10の周部の全周にわたって前方へ突出し先端縁が操作前の操作部7の前面に揃うリブ9aが突設されているので、防水カバー7bを押すような誤操作を防止することができる。
【0017】
さらに、後面側ガイドリブ3の後端部3aは、後端縁に近づくほど内径が大きくなる形状に形成されているので、キー5aの先端部が後面側ガイドリブ3に接触するのを防ぐことができる。なお、キー5aを導電性ゴムにより形成すれば、先端に設ける上記可動接点を省略することができる。
【0018】
ところで、本実施形態では、前カバー9の窓孔10の内周面において周方向の全周にわたって防水カバー7bの後部の外周面との間の距離を防水カバー7bの厚みよりも小さくするように突設された円環状の防水用押付突起11が防水カバー7bの外周面に押し付けられて密着した状態で防水カバー7bの後部の周壁が前面側ガイドリブ2の外周面と前カバー9の窓孔10の内周面との間に挟持され、防水カバー7bにおいて前面側ガイドリブ2との対向面において周方向の全周にわたって前面側ガイドリブ2との距離を他の部位よりも小さくするように突設された円環状の防水用弾性突起8(図2参照)が弾性変形して前面側ガイドリブ2に密着している。すなわち、ラバースイッチ5は、操作部7を操作することで、密閉状態を保ちながら防水カバー7bの弾性によりキー5aが前後方向に変位して上記可動接点と上記固定接点とからなる接点部がオンオフする。
【0019】
上述の前カバー9は、筐体1に嵌め込むことで固着されるものであり、筐体1に設けられた係止孔(図示せず)に係止される係止爪(図示せず)が突設されている。なお、本実施形態では、前カバー9に係止爪を設け、筐体1に係止孔を設けた例を示したが、前カバー9に係止孔を設け、筐体1に係止爪を設ける構成としてもよい。
【0020】
しかして、本実施形態では、キー挿通孔4の周縁から全周にわたって前方へ円筒状の前面側ガイドリブ2が突設された筐体1と、ラバースイッチ5の操作部7を露出させる窓孔10が形成され筐体1の前面に固着される前カバー9とを備え、操作部7は、後端縁が筐体1の前面における前面側ガイドリブ2の周辺に当接し上記押操作により上記復帰力を作用させる円筒状の防水カバー7bがキートップ5bの前端部から連続一体に突設され、前カバー9の窓孔10の内周面において周方向の全周にわたって防水カバー7bの後部の外周面との間の距離を防水カバー7bの厚みよりも小さくするように突設された円環状の防水用押付突起11が防水カバー7bの外周面に押し付けられて密着した状態で防水カバー7bの後部の周壁が前面側ガイドリブ2の外周面と前カバー9の窓孔10の内周面との間に挟持され、防水カバー7bにおいて前面側ガイドリブ2との対向面において周方向の全周にわたって前面側ガイドリブ2との距離を他の部位よりも小さくするように突設された円環状の防水用弾性突起8が弾性変形して前面側ガイドリブ2に密着しているので、従来の防水用リブを筐体の前壁の後面から後方へ突出させた防水構造や筐体内に弾性体シートおよび押え板を配設した防水構造に比べて省スペースで確実な防水機能が得られる。また、組立時には筐体1の前方から前面側ガイドリブ2を通してキー挿通孔4へキー5を挿入してキートップ5bの前端部から連続一体に突設された防水カバー7bの後端縁を筐体1の前面に当接させた後、操作部7を露出させる窓孔10が形成された前カバー9を筐体1の前方から固着すれば防水構造が実現されるから、前カバー9を筐体1に固着する構成として前カバー9を筐体1に嵌め込む構成を採用することができて、圧入やねじ止めなどの作業が不要になり、組立性が向上する。
【0021】
ところで、上記実施形態では、ラバースイッチ5を1つのみ設けてあるが、1枚のシート状のゴムに上記キー5aを複数個一体に形成して、回路基板12に複数個のスイッチパターンを設けるようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】
請求項1の発明は、回路基板に設けられたスイッチパターンと操作部の操作に応じてスイッチパターンに接離するキーとを有し押操作の復帰力としてゴムの弾性を利用したラバースイッチであって、上記キーが遊挿されるキー挿通孔が前壁に形成され且つキー挿通孔の周縁から全周にわたって前方へ筒状の前面側ガイドリブが突設された筐体と、ラバースイッチの操作部を露出させる窓孔が形成され筐体の前面に固着される前カバーとを備え、筐体と前カバーのいずれか一方に係止孔が設けられ他方に係止爪が設けられてなり係止爪が係止孔に係止される形で前カバーが筐体に固着されるものであって、上記操作部は、後端縁が筐体の前面における前面側ガイドリブの周辺に当接し上記押操作により上記復帰力を作用させる筒状の防水カバーがキートップの前端部から連続一体に突設され、前カバーの窓孔の内周面において周方向の全周にわたって防水カバーの後部の外周面との間の距離を防水カバーの厚みよりも小さくするように突設された環状の防水用押付突起が防水カバーの外周面に押し付けられて密着した状態で防水カバーの後部の周壁が前面側ガイドリブの外周面と前カバーの窓孔の内周面との間に挟持され、上記防水カバーにおいて前面側ガイドリブとの対向面において周方向の全周にわたって前面側ガイドリブとの距離を他の部位よりも小さくするように突設された環状の防水用弾性突起が弾性変形して前面側ガイドリブに密着してなるものであり、キー挿通孔の周縁から全周にわたって前方へ筒状の前面側ガイドリブが突設された筐体と、ラバースイッチの操作部を露出させる窓孔が形成され筐体の前面に固着される前カバーとを備え、上記操作部は、後端縁が筐体の前面における前面側ガイドリブの周辺に当接し上記押操作により上記復帰力を作用させる筒状の防水カバーがキートップの前端部から連続一体に突設され、前カバーの窓孔の内周面において周方向の全周にわたって防水カバーの後部の外周面との間の距離を防水カバーの厚みよりも小さくするように突設された環状の防水用押付突起が防水カバーの外周面に押し付けられて密着した状態で防水カバーの後部の周壁が前面側ガイドリブの外周面と前カバーの窓孔の内周面との間に挟持され、上記防水カバーにおいて前面側ガイドリブとの対向面において周方向の全周にわたって前面側ガイドリブとの距離を他の部位よりも小さくするように突設された環状の防水用弾性突起が弾性変形して前面側ガイドリブに密着しているので、従来の防水用リブを筐体の前壁の後面から後方へ突出させた防水構造や筐体内に弾性体シートおよび押え板を配設した防水構造に比べて省スペースで確実な防水機能が得られるという効果がある。また、組立時には筐体の前方から前面側ガイドリブを通してキー挿通孔へキーを挿入してキートップの前端部から連続一体に突設された防水カバーの後端縁を筐体の前面に当接させた後、操作部を露出させる窓孔が形成された前カバーを筐体の前方から固着すれば防水構造が実現されるから、前カバーを筐体に固着する構成として前カバーを筐体に嵌め込む構成を採用することができて、圧入やねじ止めなどの作業が不要になり、組立性が向上するという効果がある。
【0023】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、上記防水カバーの後端部には上記筐体の前面に密着する後鍔片が全周にわたって突設され、上記前カバーの後面において上記窓孔の周部には後鍔片が密着する凹部が形成され、後鍔片は上記筐体の前面と上記前カバーの後面の凹部の底面との間に挟持されているので、従来のように筐体の内部に防水用リブを設けることなしに水の侵入経路の沿面距離を長くすることができ、防水性を高めることができるとともに、上記キーの上記筐体からの脱落を防止することができるという効果がある。
【0024】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、上記スイッチパターンおよび上記キーをそれぞれ複数個ずつ備え、1枚のシート状のゴムに上記複数個のキーがそれぞれ防水カバーを介して一体に形成されているので、複数個のラバースイッチの防水構造を実現することができるという効果がある。
【0025】
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3の発明において、上記筐体は、上記キー挿通孔の周縁から全周にわたって後方へ筒状の後面側ガイドリブが突設されているので、ラバースイッチの操作性が向上する。
【0026】
請求項5の発明は、請求項4の発明において、上記前面側ガイドリブおよび上記後面側ガイドリブは、円筒状の形状に形成されているので、ラバースイッチの操作性がさらに向上する。
【0027】
請求項6の発明は、請求項5の発明において、上記後面側ガイドリブの後端部は、後端縁に近づくほど内径が大きくなる形状に形成されているので、ラバースイッチのキーの先端部が上記後面側ガイドリブに接触するのを防ぐことができる。
【0028】
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6の発明において、上記操作部の前面の中央部には操作位置を指示する指示凹部が形成されているので、操作部に押力を作用させるべき位置が前面の中央部であることが明確に示され、また、手触りでも分かるようになるから、さらに操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態を示す概略断面図である。
【図2】同上を分解した状態の概略断面図である。
【符号の説明】
1 筐体
1a 前壁
2 前面側ガイドリブ
3 後面側ガイドリブ
4 キー挿通孔
5 ラバースイッチ
5a キー
5b キートップ
7 操作部
7b 防水カバー
7c 後鍔片
7d 指示凹部
8 防水用弾性突起
9 前カバー
10 窓孔
11 防水用押付突起
12 回路基板
Claims (7)
- 回路基板に設けられたスイッチパターンと操作部の操作に応じてスイッチパターンに接離するキーとを有し押操作の復帰力としてゴムの弾性を利用したラバースイッチであって、上記キーが遊挿されるキー挿通孔が前壁に形成され且つキー挿通孔の周縁から全周にわたって前方へ筒状の前面側ガイドリブが突設された筐体と、ラバースイッチの操作部を露出させる窓孔が形成され筐体の前面に固着される前カバーとを備え、筐体と前カバーのいずれか一方に係止孔が設けられ他方に係止爪が設けられてなり係止爪が係止孔に係止される形で前カバーが筐体に固着されるものであって、上記操作部は、後端縁が筐体の前面における前面側ガイドリブの周辺に当接し上記押操作により上記復帰力を作用させる筒状の防水カバーがキートップの前端部から連続一体に突設され、前カバーの窓孔の内周面において周方向の全周にわたって防水カバーの後部の外周面との間の距離を防水カバーの厚みよりも小さくするように突設された環状の防水用押付突起が防水カバーの外周面に押し付けられて密着した状態で防水カバーの後部の周壁が前面側ガイドリブの外周面と前カバーの窓孔の内周面との間に挟持され、上記防水カバーにおいて前面側ガイドリブとの対向面において周方向の全周にわたって前面側ガイドリブとの距離を他の部位よりも小さくするように突設された環状の防水用弾性突起が弾性変形して前面側ガイドリブに密着してなることを特徴とするラバースイッチの防水構造。
- 上記防水カバーの後端部には上記筐体の前面に密着する後鍔片が全周にわたって突設され、上記前カバーの後面において上記窓孔の周部には後鍔片が密着する凹部が形成され、後鍔片は上記筐体の前面と上記前カバーの後面の凹部の底面との間に挟持されてなることを特徴とする請求項1記載のラバースイッチの防水構造。
- 上記スイッチパターンおよび上記キーをそれぞれ複数個ずつ備え、1枚のシート状のゴムに上記複数個のキーがそれぞれ防水カバーを介して一体に形成されてなることを特徴とする請求項1記載のラバースイッチの防水構造。
- 上記筐体は、上記キー挿通孔の周縁から全周にわたって後方へ筒状の後面側ガイドリブが突設されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のラバースイッチの防水構造。
- 上記前面側ガイドリブおよび上記後面側ガイドリブは、円筒状の形状に形成されてなることを特徴とする請求項4記載のラバースイッチの防水構造。
- 上記後面側ガイドリブの後端部は、後端縁に近づくほど内径が大きくなる形状に形成されてなることを特徴とする請求項5記載のラバースイッチの防水構造。
- 上記操作部の前面の中央部には操作位置を指示する指示凹部が形成されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のラバースイッチの防水構造。
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