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JP4337165B2 - 自動車の側部車体構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は強度の向上を図ることができる自動車の側部車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図11は従来の自動車の側部車体構造におけるフロントピラー部を分解して示したもので、通常、以下のような部品で構成されている。
フロントピラー部100は、外側に配設されるサイドボデイアウタパネル101と、室内側に配設されるフロントピラーインナパネル102と、サイドボデイアウタパネル101とフロントピラーインナパネル102との間に配設されるフロントピラーリーンフォースメント103とで構成されている。
【0003】
フロントピラーリーンフォースメント103は、図12に示すように、サイドボデイアウタパネル101のフロントピラー部104裏面に重合するようにして配設され、両側フランジ部103aをサイドボデイアウタパネル101とフロントピラーインナパネル102のフランジ部101a,102a相互間に接合されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の自動車の側部車体構造によると、車体前方からフロントピラー部100に衝撃荷重が加わると、図13に示すように、フロントピラー部100の閉断面Sが保てずに変形する虞があった。
【0005】
本発明は上記従来技術の課題を解決し、フロントピラー部の強度の向上を図ることができる自動車の側部車体構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、インナパネルとサイドボデイアウタパネルでサイドボデイを構成し、このサイドボデイのフロントピラー部にフロントピラー部補強用の横断面がコ字状をした第1のリーンフォースメントを内装した自動車の側部車体構造において、前記第1のリーンフォースメントの内側に第2のリーンフォースメントを内装し、前記第1のリーンフォースメントの車両前後方向の面と第2のリーンフォースメントの車両前後方向の面とを互いに略平行に、車幅方向に間隔を開けて空間を設け、前記第2のリーンフォースメントをアッパードアヒンジ締め付け部からロアードアヒンジ締め付け部に渡る範囲に配置し、さらに前記第2のリーンフォースメントをアッパードアヒンジ締め付け部とロアードアヒンジ締め付け部及びドアオープンストッパ接合部とは互いに離し、そのうえ下部側の横断面がコ字状をした上記第2のリーンフォースメントの両側面を前記第1のリーンフォースメントの内側両側面に接合し、多重構造にして、前方からの衝撃荷重に対するフロントピラー部の剛性を向上したことにある。
また、本発明は、上記ロアードアヒンジ締め付け部の下側で、前記間隔を狭めて第2のリーンフォースメントの横断面形状を大きくした部分に補助補強部材を内装し、該補助補強部材の周囲に設けられたフランジ部の三方を上記第2のリーンフォースメントの横断面がコ字状をした下部側内側面に接合して第2のリーンフォースメントの内面側を支えるようにしたことにある。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0008】
図1ないし図10において、1は自動車の車体であり、この車体1の側面には、フロントドアおよびリヤドアを設けたサイドボディ2が設けられている。サイドボディ2には、フロントドアを設けたドア開口部の前端部にフロントピラー部3が設けられている。
フロントピラー部3は、図2に示すように、室外側に設けられるサイドボデイアウタパネル4と、室内側に設けられるフロントピラーインナパネル5とで閉じ断面S構造に形成されている。このフロントピラー部3には、第1のリーンフォースメント6が内装されており、この第1のリーンフォースメント6に補強されて、アッパードアヒンジ7およびロアードアヒンジ8がボルト9を介してボルト締めされている(図4、図7、図9参照)。この第1のリーンフォースメント6としては、フロントピラー部3全長に亘って一体物を使用しても良く、上下に分かれているものを使用しても良い。したがって、アッパードアヒンジ7とロアードアヒンジ8は一体物のリーンフォースメントで補強しても良く、別々のリーンフォースメントで補強しても良い。
【0009】
第1のリーンフォースメント6は、両側フランジ部6aをサイドボデイアウタパネル4と、フロントピラーインナパネル5の両側フランジ部4a,5a相互間に挟持されてスポット溶接wされている。アッパードアヒンジ7とロアードアヒンジ8の中間位置のフロントピラー部3には、ドアオープンストッパ10が設けられており、このドアオープンストッパ10が設けられた位置では、第1のリーンフォースメント6はフロントピラー部3の内側に湾曲して段部11が形成されている。この第1のリーンフォースメント6の段部11にドアオープンストッパ10が接合されている(図8参照)。また、アッパードアヒンジ7の上方側のドアガラス12近傍のフロントピラー部3には、ドアミラー13を取り付けるドアミラー取付ボルト14が第1のリーンフォースメント6に補強されて設けられている(図6参照)。
【0010】
上記フロントピラー部3には、下部側の横断面がコ字状をした第2のリーンフォースメント15が内装されており、この第2のリーンフォースメント15は、両側面15aを第1のリーンフォースメント6の内側両側面6bに接合している(図9参照)。そして、この第2のリーンフォースメント15の下部側内側面15bには、プレート状の補助補強部材16が接合されている。この補助補強部材16は周囲にフランジ部16aが設けられており、この補助補強部材16の三方のフランジ部16aを第2のリーンフォースメント15の下部側内側面15bに接合して取り付けられている(図10参照)。
【0011】
フロントピラー部3の下端部には車体後方に向けてサイドシル部17が設けられており、このサイドシル部17には、縦断面コ字状のサイドシルストレングス等のサイドシルリーンフォースメント18、19が内装されている(図5参照)。
【0012】
上記構成によると、フロントピラー部3には、第1のリーンフォースメント6に第2のリーンフォースメント15を重合させて設けたので、フロントピラー部3の剛性の向上を図ることができる。また、第2のリーンフォースメント15の内面側には、補助補強部材16の三方のフランジ部16aを接合して取り付けたので、フロントピラー部3の剛性を向上することができる。
【0013】
なお、本発明は、上記実施の形態のみに限定されるものではなく、例えば、第2のリーンフォースメント15に接合する補助補強部材16は、フロントピラー部3の一個所に配設したが、複数個所に配設しても良く、また、厚みも任意に設定することができる。等、その他本発明の要旨を変更しない範囲内で適宜変更して実施し得ることは言うまでもない。
【0014】
【発明の効果】
以上述べたように本発明による自動車の側部車体構造によれば、以下のような効果を奏することができる。
インナパネルとサイドボデイアウタパネルでサイドボデイを構成し、このサイドボデイのフロントピラー部にフロントピラー部補強用の横断面がコ字状をした第1のリーンフォースメントを内装した自動車の側部車体構造において、前記第1のリーンフォースメントの内側に第2のリーンフォースメントを内装し、前記第1のリーンフォースメントの車両前後方向の面と第2のリーンフォースメントの車両前後方向の面とを互いに略平行に、車幅方向に間隔を開けて空間を設け、前記第2のリーンフォースメントをアッパードアヒンジ締め付け部からロアードアヒンジ締め付け部に渡る範囲に配置し、さらに前記第2のリーンフォースメントをアッパードアヒンジ締め付け部とロアードアヒンジ締め付け部及びドアオープンストッパ接合部とは互いに離し、そのうえ下部側の横断面がコ字状をした上記第2のリーンフォースメントの両側面を前記第1のリーンフォースメントの内側両側面に接合し、多重構造にしたので、フロントピラー部の剛性を向上することができる。
上記ロアードアヒンジ締め付け部の下側で、前記間隔を狭めて第2のリーンフォースメントの横断面形状を大きくした部分に補助補強部材を内装し、該補助補強部材の周囲に設けられたフランジ部の三方を上記第2のリーンフォースメントの横断面がコ字状をした下部側内側面に接合したので、第2のリーンフォースメントの剛性を向上できるとともに、フロントピラー部の剛性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動車の側部車体構造の実施の形態を示す車体の概念図である。
【図2】本発明による自動車の側部車体構造の実施の形態を示す、図1のX部の分解斜視図である。
【図3】図1のフロントピラー部を示す拡大図である。
【図4】図3のA−A線拡大断面図である。
【図5】図3のB−B線拡大断面図である。
【図6】図3のC−C線拡大断面図である。
【図7】図3のD−D線拡大断面図である。
【図8】図3のE−E線拡大断面図である。
【図9】図3のF−F線拡大断面図である。
【図10】図3のG−G線拡大断面図である。
【図11】従来の自動車の側部車体構造を示す分解斜視図である。
【図12】図3のY−Y線拡大断面図である。
【図13】従来のフロントピラー部の変形状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 車体
2 サイドボディ
3 フロントピラー部
4 サイドボデイアウタパネル
5 フロントピラーインナパネル
6 第1のリーンフォースメント
7 アッパードアヒンジ
8 ロアードアヒンジ
9 ボルト
10 ドアオープンストッパ
11 段部
12 ドアガラス
13 ドアミラー
14 ドアミラー取付ボルト
15 第2のリーンフォースメント
16 補助補強部材
17 サイドシル部

Claims (2)

  1. インナパネルとサイドボデイアウタパネルでサイドボデイを構成し、このサイドボデイのフロントピラー部にフロントピラー部補強用の横断面がコ字状をした第1のリーンフォースメントを内装した自動車の側部車体構造において、前記第1のリーンフォースメントの内側に第2のリーンフォースメントを内装し、前記第1のリーンフォースメントの車両前後方向の面と第2のリーンフォースメントの車両前後方向の面とを互いに略平行に、車幅方向に間隔を開けて空間を設け、前記第2のリーンフォースメントをアッパードアヒンジ締め付け部からロアードアヒンジ締め付け部に渡る範囲に配置し、さらに前記第2のリーンフォースメントをアッパードアヒンジ締め付け部とロアードアヒンジ締め付け部及びドアオープンストッパ接合部とは互いに離し、そのうえ下部側の横断面がコ字状をした上記第2のリーンフォースメントの両側面を前記第1のリーンフォースメントの内側両側面に接合し、多重構造にしたことを特徴とする自動車の側部車体構造。
  2. 上記ロアードアヒンジ締め付け部の下側で、前記間隔を狭めて第2のリーンフォースメントの横断面形状を大きくした部分に補助補強部材を内装し、該補助補強部材の周囲に設けられたフランジ部の三方を上記第2のリーンフォースメントの横断面がコ字状をした下部側内側面に接合したことを特徴とする請求項1に記載の自動車の側部車体構造。
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