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JP4332752B2 - インクカートリッジ - Google Patents

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JP4332752B2
JP4332752B2 JP2006353986A JP2006353986A JP4332752B2 JP 4332752 B2 JP4332752 B2 JP 4332752B2 JP 2006353986 A JP2006353986 A JP 2006353986A JP 2006353986 A JP2006353986 A JP 2006353986A JP 4332752 B2 JP4332752 B2 JP 4332752B2
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    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
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    • B41J2/17513Inner structure

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Description

本発明は、画像記録に際して液状のインクを用いる、プリンタ、ファクシミリ、画像記録装置、多機能装置に着脱可能に供給されるインクカートリッジに係り、より詳しくは、本体ケースにインク供給弁と大気開放弁とを備えたインクカートリッジの物流時の保護と、前記装置に装着する前に前記大気開放弁を介して本体ケース内に大気を確実に導入することができる構成に関する。
本体ケースにインク供給弁と大気開放弁とを備えたインクカートリッジを保護する手段として、特許文献1では、インクカートリッジの本体ケース内に、インク貯留部(インク室)と、このインク貯留部からインクを取り出すためのインク供給弁と、前記インク貯留部を大気開放するための大気開放弁とを有し、且つ前記インク供給弁に連通するインク供給口と、前記大気開放弁に連通する大気導入口とが、前記本体ケースの同じ側面板に開口されたものが開示されている。
このインクカートリッジは、画像記録装置の装置本体に装着される前の状態では、インクが予め貯留されたインク貯留部内は負圧に保持されており、且つ大気開放弁及びインク供給弁はそれぞれ弁体を圧縮バネにより口部の座面に弾接して、密閉されている。
そして、特許文献1におけるインクカートリッジでは、大気開放弁を操作するための棒状の操作部が大気導入口を貫通して本体ケースの外側に突出している。
このインクカートリッジの物流時や保管時に、前記操作部が不用意に押されて、大気開放弁が開くと、インク貯留部内に大気が入り込み、インク内の気体が溶け込む。また、大気開放弁が開放された状態であって、その大気開放弁の位置がインク貯留部より下方に位置していたり、弁体が傾く等して、大気開放弁を介して外にインク漏れが発生するという問題があった。
そこで、特許文献1に記載の発明では、インク供給口と大気導入口とが開口している前記本体ケースの同じ側面板に、大気開放弁の突出している操作部に接触しないような孔若しくは凹部を有する保護部材を添えた状態が解除されないように、保護部材と、インクカートリッジとを共に樹脂袋に入れて真空パックすることが開示されている。
特開2006−142590号公報(図4〜図6参照)
ところで、特許文献1に記載のものを含め、一般的にインクカートリッジでは、そのインク貯留部内に充填するインク内に気体が溶け込んでいると、使用時に、記録ヘッド内などで気体が気泡となって、記録時にノズル詰まりが発生して印字性能が劣化する。これを防止するため、脱気した状態のインクを充填している。また、この状態を保持するため、インク貯留部内を負圧(真空)状態に保持している。
その場合、インクカートリッジを画像記録装置の所定の装着部にセットするとき、大気開放弁の開放よりもインク供給弁が先に開放されると、インク貯蔵部が負圧状態に陥る。その結果、インク貯蔵部内の負圧により、記録ヘッドのノズルのメニスカスが破られ、ノズルから入った大気が記録ヘッドのインク通路に介在し、インクの吐出不良が発生するから、その動作不良を回復するためのメンテナンス動作が余分にかかり、インクの大量廃棄に繋がるという問題があった。
そこで、インクカートリッジを画像記録装置の所定の装着部にセットする前に、インクカートリッジの単体状態で、大気開放弁を前もって一時的に開放させることが考えられる。ところが、インクカートリッジの本体ケース内でインク貯留部(インク室)を介して大気開放弁とインク供給弁の設置個所が連通しているので、ユーザが本体ケースを手に持った姿勢のとき、大気開放弁(大気導入口)がインク供給弁(インク供給口)の位置より低い位置にある場合、インクの水頭差により、大気開放弁(大気導入口)から導入された大気(空気)がインク供給弁の近傍に到達する虞がある。この状態で、インクカートリッジを装着すると、インク供給口を介して記録ヘッドのノズル方向にインクと共に気泡(空気)を送出してしまうことになり、上述のインクの吐出不良が発生し易くなるという問題が解決できなかった。
本発明は、インクカートリッジに設けられた大気開放弁の大気開放の作業を、インク供給弁の開放(インク供給接続)作業よりも確実に先行できるようにすることを第1目的とし、さらに、インクカートリッジの本体ケースが所定姿勢のときのみ、ユーザが大気開放弁の大気開放を実行可能とするインクカートリッジを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明のインクカートリッジは、本体ケース内に、インク貯留部と、このインク貯留部からインクを取り出すためのインク供給弁と、前記インク貯留部を大気開放するための大気開放弁とを有し、且つ前記インク供給弁に連通するインク供給口と、前記大気開放弁に連通する大気導入口とが、前記本体ケースの側面に開口されてなるインクカートリッジにおいて、前記大気開放弁の作動片が前記大気導入口から外向きに突出されており、少なくとも前記大気導入口を外側から覆うカバー体が、前記本体ケースに対して、前記作動片の突出方向と交差する方向に移動可能、且つ着脱可能に設けられ、前記カバー体の内面にはカム突起部が設けられ、当該カバー体が前記本体ケースの一側面に対して平行状に離脱する方向に移動されるとき、前記カム突起部が前記作動片を突出方向と反対向きに後退させて前記大気開放弁が開放するように構成され、前記本体ケースの内部には、当該本体ケースの姿勢によって、前記大気開放弁が開放可能となる状態と、開放阻止される状態とに選択的に規制する規制手段が設けられていることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインクカートリッジにおいて、前記本体ケースの同じ側面に前記大気導入口と前記インク供給口とが開口され、前記同じ側面のうち、前記大気導入口は、前記インク供給口よりも前記カバー体が前記離脱方向へ移動する方向の下流側に適宜隔てられた位置に配置され、前記カバー体には、その離脱移動方向と反対方向への移動を阻止するストッパー部が設けられているものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のインクカートリッジにおいて、前記大気導入口が開口された前記本体ケースの一側面に対して交差して隣接する他の一側面には前記インク供給口が開口され、前記カバー体には、その離脱移動方向と反対方向への移動を阻止するストッパー部が、前記インク供給口が開口された前記他の一側面に当接するように設けられているものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載のインクカートリッジにおいて、前記規制手段は、空所内にて前記大気開放弁に対して接離方向に移動可能に配置された移動体を備え、この移動体の重力の方向または前記空所の接離方向に沿う移動体の重力の分力により、前記接離方向に前記移動体が移動するように構成されているものである。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のインクカートリッジにおいて、前記移動体は球体または楕円体であることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載のインクカートリッジにおいて、前記作動片の先端には、前記カム突起部に摺接するカムフォロアが設けられていることを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明の構成では、本体ケース内に、インク貯留部と、このインク貯留部からインクを取り出すためのインク供給弁と、前記インク貯留部を大気開放するための大気開放弁とを有し、且つ前記インク供給弁に連通するインク供給口と、前記大気開放弁に連通する大気導入口とが、前記本体ケースの側面に開口されてなるインクカートリッジにおいて、前記大気開放弁の作動片が前記大気導入口から外向きに突出されており、少なくとも前記大気導入口を外側から覆うカバー体が、前記本体ケースに対して、前記作動片の突出方向と交差する方向に移動可能、且つ着脱可能に設けられ、前記カバー体の内面にはカム突起部が設けられ、当該カバー体が前記本体ケースの一側面に対して平行状に離脱する方向に移動されるとき、前記カム突起部が前記作動片を突出方向と反対向きに後退させて前記大気開放弁が開放するように構成されているものである。
従って、インクカートリッジを画像記録装置のカートリッジ装着部にセットする前に、予め、インクカートリッジのインク貯留部内の負圧を開放すべくカバー体を所定の方向に離脱させれば、確実に大気開放弁の大気開放のみが実行できる。
また、作動片が本体ケースの一側面から突出していても、この部分をカバー体で覆った状態で、保管・物流の段階に置くことができるから、不用意にインクカートリッジ内の負圧が解除されたり、内部のインクが漏れ出すという不都合も回避できるという効果を奏する。
そして、カバー体をインクカートリッジの本体ケースから抜き出して外せば、作動片は突出して大気開放弁は閉止されるから、カートリッジ装着部にインクカートリッジをセットするまでの間、大気開放弁からのインクの流出を防止できる。
さらに、請求項1に記載の発明によれば、前記本体ケースの内部には、当該本体ケースの姿勢によって、前記大気開放弁が開放可能となる状態と、開放阻止される状態とに選択的に規制する規制手段が設けられているものである。従って、ユーザが正規でない姿勢でインクカートリッジを持ち、カバー体を離脱しようとしても、規制手段のために、大気開放弁が開放できず、インクカートリッジへの大気導入操作を誤ることがない。
請求項2に記載の発明によれば、本体ケースの同じ側面において、前記大気導入口は、前記インク供給口よりも前記カバー体が前記離脱方向へ移動する方向の下流側に適宜隔てられた位置に配置され、前記カバー体には、その離脱移動方向と反対方向への移動を阻止するストッパー部が設けられているものであるので、カバー体を正規の方向、つまり、大気開放弁が先に開放される方向にのみ離脱させることができるので、ユーザが誤った方向にカバー体を離脱操作することが無くなるという効果を奏する。また、そのための構造も極めて簡単であるから、コストの低減にも寄与できる。
請求項3に記載の発明によれば、前記大気導入口が開口された前記本体ケースの一側面に対して交差して隣接する他の一側面には前記インク供給口が開口され、前記カバー体には、その離脱移動方向と反対方向への移動を阻止するストッパー部が、前記インク供給口が開口された前記他の一側面に当接するように設けられているものである。
従って、前記大気導入口が開口された前記本体ケースの側面と前記インク供給口が開口された本体ケースの側面とが異なる場合にも、カバー体の所定の個所にストッパー部を設けることで、このカバー体の離脱方向は決定され、ユーザが誤った方向にカバー体を離脱操作することが無くなるという効果を奏する。また、そのための構造も極めて簡単であるから、コストの低減にも寄与できる。
請求項4に記載の発明によれば、前記規制手段は、空所内にて前記大気開放弁に対して接離方向に移動可能に配置された移動体を備え、この移動体の重力の方向または前記空所の案内方向に沿う移動体の重力の分力により、前記接離方向に前記移動体が移動するように構成されているものである。
従って、インクカートリッジを正規の姿勢にするための規制手段の構成が極めて簡単となり、製造コストを安くできるという効果を奏する。
請求項5に記載の発明によれば、前記移動体は球体または楕円体であるので、インクカートリッジの姿勢の変化に応じた空所に対する移動体の移動が円滑且つ迅速にできるという効果を奏する。
請求項6に記載の発明によれば、前記作動片の先端には、前記カム突起部に摺接するカムフォロアが設けられているので、カバー体の離脱方向への移動に伴う作動片の進退動が円滑に行えるという効果を奏する。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1(a)及び図1(b)は本発明の一実施形態に係るインクカートリッジの外観図、図2(a)〜図2(c)はインクカートリッジに保護用のカバー体を装着した状態の図、図3(a)及び図3(b)はカバー体の図、図4はインクカートリッジにおける大気導入口とインク供給口を下向きにした姿勢のときのインクカートリッジ内部の状態を示す断面図、図5は大気導入口とインク供給口を横向きにし、且つ大気導入口が上位置にある姿勢のときのインクカートリッジ内部の状態を示す断面図、図6(a)及び図6(b)は正しい姿勢で、カバー体を離脱させる状態を示す外観図、図7は図6(a)のときのインクカートリッジ内部の状態を示す断面図、図8(a)〜図8(c)及び図9は第2実施形態を示す説明図である。
本実施形態のインクカートリッジ1は、図1(a)、図1(b)、及び図5に示すごとく、内部にインク貯留部3と大気開放弁4とインク供給弁5とを有する本体ケース2と、この本体ケース2の外側を囲む外周ケース7とを備えている。本体ケース2及び外周ケース7は、2つの広巾面と、その4周を囲む狭い幅面の4つの側面とからなり、側面視で実質上矩形状の直方体である。外周ケース7は本体ケース2を囲むように扁平な左右方向(厚み方向、図1(b)のX軸方向)に2つ割りの部位7a、7bにて構成されている。
本体ケース2は、図5に示すごとく、内径部であってX軸方向の中途部に補強用の平板9aを有し、且つこの平板9aに連設してX軸方向に延びる枠部(図示せず)を有している。平板9aにおける広巾面には、その表裏面にインクが連通し得るように、複数個所に連通孔10が穿設されている。そして、平板9aの表裏面からX軸方向に適宜隔てられた位置で枠部の端面に接着された表裏のフィルムにより本体2は密閉されている。これにより、本体ケース2内に扁平板9aを内装したインク貯留部3が形成されることになる。また、大気開放弁4及びインク供給弁5はインク貯留部3と連通している。
本体ケース2における扁平な4側の枠部のうち、一側の枠部である一側面板2aには、、大気開放弁4に連通する大気導入口11と、インク供給弁5に連通するインク供給口12とが円錐孔状にて開口されている。この大気導入口11とインク供給口12とは、同一側面である一側面板2aの外面を覆う外周ケース7の扁平な一側面に開口している(図1(a)、図1(b)、及び図5参照)。なお、インク供給口12の外側には筒状のキャップ12aが突出している。
インク供給口12に連通する本体ケース2内のインク供給室13内には、インク供給弁5の弁体5a、弁保持枠5b及び略円錐状のバネ体5cが直列にて進退動可能に配置されている。図示しない画像記録装置の装置本体(ハウジング)のカートリッジ装着部にインクカートリッジ1をセットすると、カートリッジ装着部側から突出するインク抽出筒にて弁保持枠5bが押される。これにより、ゴム状の弾性部材からなるバネ体5cの付勢力に抗して弁体5aがインク供給口12を構成する部材12bの一端面(奥端面)である弁座から離れて開放され、インク貯留部3内のインクがカートリッジ装着部側のインク抽出管を介して、記録ヘッドへ供給されるように構成されている。
大気導入口11に連通する本体ケース2内の大気導入室14内には、大気開放弁4の弁体4a、弁保持枠4b及び略円錐状のバネ体4cが直列にて進退動可能に配置されている。弁体4aには、大気導入口11から外に突出する丸軸状の作動片15が突出している。弁体4aに対する弁座は大気導入口11を構成する部材11bの奥端面に形成されている。また、大気導入室14内に連通する空所20が規制手段の要素として形成され、この空所20に規制手段における移動体としての球体(鋼球)21が空所20の案内面20aに沿って移動可能に配置されている(図4、図5及び図7参照)。ここで、作動片15の軸線の延びる方向を図4、図5及び図7においてY軸方向とし、このY軸方向と直交方向であって、大気導入口11とインク供給口12とが一列状に並ぶ方向をZ軸方向とするとき、実施形態では、空所20の案内面20aが延びる案内方向とはZ軸方向である。換言すると、空所20の案内方向とは、球体21が大気開放弁4のバネ体4cに対して接離する方向でもあり、さらに換言すると、球体21が大気開放弁4に接近することにより、当該大気開放弁4の開放を阻止する位置と、球体21が大気開放弁4から離間(離隔)することにより、大気開放弁4の開放を許容する位置とを結ぶ方向でもある。
さらに、球体21は、その自重により、その重力の方向または空所20の案内面20aに沿う球体21の重力の分力により、前記大気開放弁4に対する接離方向に移動可能である。
他方、カバー体22の移動に応じて作動片15がゴム状の弾性部材からなるバネ体5cの付勢力に抗して押されると(後退すると)、弁体4aが弁座から離れて開放されるように構成されている。実施形態では、図3(a)及び図3(b)に示すように、カバー体22は左右一対の側板22aと、一対の側板22aの一端間を繋ぐ天板22bと、一対の側板22aの上下長手側縁間を繋ぐ表板22cとにより構成されている。カバー体22は少なくとも大気導入口11を外側から覆うものであり、カバー体22が、本体ケース2(外周ケース7)に対して、作動片15の突出方向と交差する方向であって、大気導入口11とインク供給口12とが直線状に並ぶ方向(大気導入口11が開口する面と平行な方向)にのみ移動可能、且つ着脱可能に設けられるものである。
カバー体22における表板22cの内面には、上下長手のカム突起部25が一体的に設けられている。カバー体22が本体ケース2に対して離脱する方向(大気導入口11が開口する面と平行な方向)に沿って移動されるとき、カム突起部25が作動片15を突出方向と反対向きに後退させて大気開放弁4が開放するように構成されている。
実施形態では、左右一対の側板22aの内面には、上下長手のガイド突条23が突出形成されている。左右一対の側板22aの内面の間の隙間寸法は、インクカートリッジ1の外周ケース7の扁平な一側面であって少なくとも大気導入口11を覆うように設定されている。即ち、外ケース7の広巾面に凹み形成された上下長手の案内溝24にガイド突条23が摺動自在に嵌まり、カバー体22にてインクカートリッジ1の外ケース7の扁平な一側面であって少なくとも大気導入口11を覆う。また、カバー体22に天板22bが存在するため、天板22bが外ケース7の外面に当接してそれ以上移動不能となるストッパー部の機能を有することになる(図4、図5参照)。
また、ストッパー部となる天板22bがあるため、天板22bが本体ケース2の側面から平行状にて遠ざかる方向にのみカバー体22が外れる(離脱)方向に移動可能となるのである。そして、カバー体22が本体ケース2から外れる方向に移動するときは、その移動方向(離脱移動方向、図3(b)で矢印A方向)の下流側に大気導入口11が位置しており、カバー体22の離脱移動方向への移動時、長い区間にわたってカバー体22の表板22cで覆われていることになる。
実施形態では、図3(a)及び図3(b)に示すように、カム突起部25は、カバー体22が本体ケース2から外れる方向に移動する方向に沿って長く形成されている。また、カム突起部25は、側面視(図3(b)参照)において、天板22bに近い側で突出量が小さく、遠ざかるにつれて順次突出量が大きくなる傾斜部25aを有し、その傾斜部25aに連設して突出量が大きい状態が続く突出平坦部25bを備えている。突出平坦部25bの後の後傾斜部25cを介して元の突出量に戻る。
他方、作動片15の先端にはカムフォロアの一例としての摺接部材26が取付けられている。摺接部材26は、カム突起部25の表面に当接するときの摩擦抵抗を少なくし、カバー体22の移動に応じた作動片15の進退動を円滑に行えるようにするためのものである。この摺接部材26のカム突起部25の表面に当接する形状は、図1(a)、図4、図5に示すように傾斜面としても良いし、図示しないが、半球状などの突湾曲面であっても良い。
ところで、図示しないが、プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能を備えた多機能装置(MFD:Multi Function Device )のハウジングの前面に設けられた蓋体を開いて、ハウジング内部のカートリッジ収納部に、本発明のインクカートリッジ1を着脱可能に装着するものである。図示しないが、カートリッジ収納部の挿入奥側には、大気導入口11を貫通して大気開放弁4を押して大気開放させるための操作棒と、インク供給口12を貫通してインク供給弁5を開放し、記録ヘッド部へインクを導くためのインク抽出管とが水平状で突出している。そして、操作棒の設置位置がインク抽出管よりも高い位置に設定されている。従って、インクカートリッジ1の正規(正しい)装着姿勢は、カートリッジ収納部への挿入方向に大気導入口11及びインク供給口12が向き、且つ大気導入口11がインク供給口12よりも高い位置にあるような直立姿勢である。また、大気開放弁4の開放がインク供給弁5とインク抽出管との接続(インク導入)より確実に先立って行われるように構成されている。
上記のような正規の姿勢でインクカートリッジ1をセットすることにより、インクカートリッジ1内のインク貯留部3のうち高い位置の大気導入口11側に空気(気泡)が集まり、その気泡がインク供給弁5を介して記録ヘッド側に導入されないようにできる。
本発明では、画像記録装置のカートリッジ装着部にセットする前に、カバー体22をインクカートリッジ1から外す(離脱する)ことにより、大気開放弁4を介してインクカートリッジ1のインク貯留部3の負圧を大気圧近くに開放する。その場合、インクカートリッジ1の姿勢によっては、インク供給弁5の近くに空気部分が集まった状態であると、後にカートリッジ装着部に正規の姿勢でセットしても、インク供給弁5の近傍に残った気泡がインク供給弁5を介して記録ヘッド側に導入されるおそれがある。
そこで、大気導入口11が高い位置にあるようなインクカートリッジ1の姿勢で、カバー体22をインクカートリッジ1から離脱することが好ましい。そのため、図5に示すように、カバー体22における天板22bが上位置(つまり大気導入口11が高い位置)にあるように、ユーザーがインクカートリッジ1を手に持つ。そうすると、本体ケース2内の移動体である球体21はその自重により空所20の底側に移動し、大気開放弁4のバネ体4cの裏面(外周面)に対して球体21が大きく離れている(図5の状態参照)。従って、作動片15の押圧により大気開放弁4の開放(開き)が許容される。
その状態で、カバー体22を上方向にスライド移動させると(図6(a)及び図6(b)参照)、カバー体22の内面のカム突起部25の突出平坦部25bで作動片15を押す。作動片15が押されると、バネ体4cは弾性変形できる(図7参照、但し図7ではバネ体4cは図示せず)。従って、大気開放弁4が開放状態(負圧が開放される)となり、インクカートリッジ1内のインク貯留部3に大気が導入されると、インク貯留部3の上部側(インク供給弁5から大きく離れた部位)に空気溜まりができることになる。カバー体22が完全にインクカートリッジ1から離脱されると(少なくとも、後傾斜部25cを越え個所がカムフォロアである摺接部材26に当接すると)、バネ体4cによる付勢力にて大気開放弁4は元の閉止状態に戻ることができる。
なお、大気開放弁4が開放されたとき、インク貯留部3のうち、インク供給弁5から遠く且つ上位置に空気溜まりができるようにする、ユーザによるインクカートリッジ1の持ち姿勢(正規の姿勢)は、少なくとも、インクカートリッジ1の姿勢は、大気開放弁4の作動片15が横向きに突出する方向(図5の状態参照)か、下向きに突出する方向であって、大気導入口11がインク供給口12よりも高い位置となるような姿勢である。
このような正規の姿勢のインクカートリッジ1においては、球体21が空所20の案内面20aを転がって、バネ体4cの裏面(外周面)に対して離間できるからである。
インクカートリッジ1を正規でない姿勢のとき、例えば、大気開放弁4の作動片15が真下向きに突出する方向(図4の状態参照)か、真上向きに突出する方向にあって、実質上、Z軸方向が水平方向である姿勢のときには、略円錐状のバネ体4cの裏面(外周面)に対して球体21が当接若しくは近接していることになる。従って、カバー体2を外す方向にスライド移動させて、作動片15がバネ体4cの方向に押されても、球体21がバネ体4cの弾性変形を阻止しているので、大気開放弁4は開放できない(図4の状態参照)。
なお、第1実施形態では、水平面に対して、大気導入口11側がインク供給口12側よりも低くなるように、インクカートリッジ1が傾斜している姿勢も正規の姿勢ではない。このような姿勢では、空所20の下側の案内面20aがバネ体4cに向かって下向きに傾斜している。従って、空所20内の案内面20aに沿う方向の球体21の重力の分力により、球体21が案内面20aを転がって、バネ体4cの裏面(外周面)に対して球体21が当接若しくは近接し、作動片15が押されても大気開放弁4は閉止状態を保持するのである。
図8(a)〜図8(c)及び図9は、第2実施形態を示す。この実施形態におけるインクカートリッジ30の本体ケース32は、2つの広巾平面からなる側板32a(他方の側板32bは図示せず)と、この2つの側板を繋ぐ狭い幅の4つの側板32c、32d、32e、32fとからなり、側面視で実質上矩形状の直方体である。その4つの側板のうちの一側板(一側面)32d(例えば、図8(b)で右側面)には、大気開放弁34に連通する大気導入口31が開口している。上記一側板(一側面)32dと直交して隣接する他の1つの側面側板32f(例えば、図8(b)で下側面)には、インク供給弁(図示せず)に連通するインク供給口33が開口されている。
大気導入口31に連通する本体ケース32内の大気導入室内37には、大気開放弁34の弁体34a、弁保持枠及びバネ体が直列にて進退動可能に配置されている。大気開放弁34には、大気導入口31から外に突出する丸軸状の作動片35が突出している。作動片35の先端部には舟型の摺接体36が設けられている。
作動片35ひいては摺接体36が一側板(一側面)32dに接近する方向に押されるとき、大気開放弁34の弁体34aが弁座から離れて本体ケース32外の大気が大気導入室内37に導入され得る。
大気導入室37内に連通する空所40が規制手段の要素として形成され、この空所40に規制手段における移動体としての球体(鋼球)41が空所40の案内面40aに沿って移動可能に配置されている(図8(b)及び図8(c)参照)。ここで、作動片35の軸線の延びる方向を図8(a)、図8(c)においてY軸方向とし、このY軸方向と直交方向であって、インク供給口33が開口する方向をZ軸方向(鉛直方向)とするとき、実施形態では、空所40の案内面40aが延びる案内方向とはZ軸方向である。
さらに、球体41は、その自重により、その重力の方向または空所40の案内面40aに沿う球体41の重力の分力により、前記大気開放弁34に対する接離方向に移動可能である。
従って、案内面40aがZ軸方向(鉛直方向)に沿って延びるようなインクカートリッジ30の姿勢のとき(図8(a)及び図8(c)参照)には、球体41が自重により大気開放弁4の弁体34aから離れて下方に移動し、大気開放弁34を開放可能とする。
逆に、図8(b)に示すように、空所40の案内面40aが水平か若しくは球体41が弁体34aの下面に位置するような傾き状態であるインクカートリッジ30の姿勢では、大気開放弁34は閉止状態を保持する(大気開放弁34の開放を阻止する)。
他方、カバー体42の移動に応じて作動片35が図示しないバネ体の付勢力に抗して押されると(後退すると)、弁体34aが弁座から離れて開放されるように構成されている。第2実施形態では、図8(a)〜図8(c)に示すように、カバー体42は左右一対の側板42aと、一対の側板42aの一端間を繋ぐ端板42bと、一対の側板42aの上下長手側縁間を繋ぐ表板42cとにより構成されている。カバー体42は少なくとも大気導入口11を外側から覆うものであり、カバー体42が、本体ケース32に対して、作動片35の突出方向と交差する方向であって、大気導入口31とインク供給口33とが直線状に並ぶ方向(大気導入口31が開口する面と平行な方向)にのみ移動可能、且つ着脱可能に設けられるものである。
カバー体42における表板42cの内面には、上下長手のカム突起部45が一体的に設けられている。そして、カバー体42が本体ケース2に対して大気導入口31が開口する面と平行な方向に沿って離脱する方向に移動されるとき、カム突起部45が作動片35(摺接部材36)を突出方向と反対向きに後退させて大気開放弁4が開放するように構成されている。
カバー体42は本体ケース32の広巾面に凹み形成された上下長手の案内溝(図示せず)にガイド突条(図示せず)が摺動自在に嵌まり、カバー体42にてインクカートリッジ1の本体ケース32の扁平な一側面であって少なくとも大気導入口31を覆う。また、カバー体42に端板42bが存在するため、端板42bが本体ケース32の外面に当接してそれ以上移動不能となるストッパー部の機能を有することになる(図8(a)及び図8(c)参照)。
また、ストッパー部となる端板42bがあるため、端板42bが本体ケース32の側面板32cから平行状にて遠ざかる方向にのみカバー体42が外れる(離脱)方向に移動可能となるのである。そして、カバー体42が本体ケース32から外れる方向に移動するときは、その移動方向(離脱移動方向、図8(b)で矢印A方向)の下流側に大気導入口31が位置しており、カバー体42の離脱移動方向への移動時、長い区間にわたってカバー体42の表板42cで覆われていることになる。
さらに、カバー体42における端板42bはインク供給口33の側面等を覆うように長く形成されている。カバー体42を本体ケース32にセットした状態において、この端板42bにてインク供給口33の表面全体を覆って保護するように構成しても良いし、端板42bを短くして、インクンク供給口33が覆われない構成としても良い。
実施形態では、図8(b)及び図3(c)に示すように、カム突起部45は、カバー体42が本体ケース32から外れる方向に移動する方向に沿って長く形成されている。また、カム突起部45は、側面視(図8(b)参照)において、端板42bに近い側で突出量が小さく、遠ざかるにつれて順次突出量が大きくなる傾斜部45aを有し、その傾斜部45aに連設して突出量が大きい状態が続く突出平坦部45bを備えている。突出平坦部45bの後の後傾斜部45cを介して元の突出量に戻る。
第2実施形態においても、画像記録装置のカートリッジ装着部にセットする前に、カバー体42をインクカートリッジ30から外す(離脱する)ことにより、大気開放弁34を介してインクカートリッジ30のインク貯留部3の負圧を大気圧近くに開放する。
そこで、インク供給口33が低い位置にあるようなインクカートリッジ1の姿勢で、且つ、上記規制手段である球体41が大気開放弁34から離間して開放できる姿勢で、カバー体42をインクカートリッジ30から離脱することが好ましい。そのため、図8(b)に示すように、カバー体42における端板42bが下位置にあるように、ユーザーがインクカートリッジ30を手に持つ。そうすると、本体ケース32内の移動体である球体41はその自重により空所40の底側に移動し、大気開放弁34の弁体34aの裏面に対して球体41が大きく離れている。従って、作動片35の押圧により大気開放弁34の開放(開き)が許容される。
その状態で、カバー体42を下方向にスライド移動させると(図8(b)参照)、カバー体42の内面のカム突起部45の突出平坦部45bで作動片35(カムフォロアである摺接部材36)を押す。作動片35が押されると、大気開放弁4が開放状態(負圧が開放される)となり、インクカートリッジ30内のインク貯留部3に大気が導入される。インク貯留部3の上部側(インク供給弁から大きく離れた部位)に空気溜まりができることになる。カバー体42が完全にインクカートリッジ30から離脱されると(少なくとも、後傾斜部45cを越え個所がカムフォロアである摺接部材36に当接すると)、バネ体による付勢力にて大気開放弁34は元の閉止状態に戻ることができる。
なお、インクカートリッジ30を正規でない姿勢のとき、例えば、大気開放弁34の作動片35が上下向きに突出する方向(図8(c)の状態参照)か、下向きに突出する方向にあって、実質上、Z軸方向が水平方向である姿勢のときには、弁体34aの裏面に対して球体41が当接若しくは近接していることになる。従って、カバー体42を外す方向にスライド移動させて、作動片35が押されても、球体41が弁体34aの開放方向への移動を阻止しているので、大気開放弁34は開放できない。
一旦、大気開放されたインクカートリッジ30を画像記録装置のカートリッジ収容部にセットするときには、図9に示すごとく、大気導入口31が上向き(インクカートリッジ30の側板32dを上向きにし、且つ大気導入口31が位置する個所を若干下げるようにインクカートリッジ30を傾けた状態にてセットする。これにより、上記球体41が弁体34aから離間して大気開放弁34が開放可能状態にすることができる。
移動体として球体21(41)に代えて楕円球であっても良い。要するに、規制手段の一つの要素である移動体の自重若しくはその重力の移動案内面に沿う方向の分力より、移動体が移動案内面に沿って円滑に移動若しくは転がれば良い。また、移動体による大気開放弁の開放を阻止する個所はバネ体でなく、大気開放弁の任意の個所(例えば、大気開放弁の最奥部)であっても良いので空所20(40)もそれに応じた個所に形成して良い。
(a)は本発明の第1実施形態に係るインクカートリッジの外観側面図、(b)は大気導入口が開口している側の正面図である。 (a)はインクカートリッジにカバー体を装着した状態の側面図、(b)は平面図、(c)はカバー体側から見た正面図である。 (a)はカバー体の一部断面で示す正面図、(b)は図3(a)の IIIb −IIIb矢視側断面図である。 インクカートリッジにおける大気導入口とインク供給口を下向きにし、カバー体を取付けた姿勢のときのインクカートリッジ内部の状態を示す断面図である。 大気導入口とインク供給口を横向きにし、且つ大気導入口が上位置にある姿勢のときのカバー体を取付けたインクカートリッジ内部の状態を示す断面図である。 (a)は正規の姿勢でカバー体を外すときのカートリッジの側面図、(b)は正面図である。 図6(b) のVII −VII 線矢視拡大断面図である。 (a)は第2実施形態におけるインクカートリッジにカバー体を装着した状態の側面図、(b)はカバー体をインクカートリッジから離脱する方向に移動させている一部切欠き側断面図、(c)は不正規の姿勢の時の一部切欠き側断面図である。 カバー体を外した状態のインクカートリッジのセット時の姿勢を示す一部切欠き側断面図である。
1、30インクカートリッジ
2、32本体ケース
3インク貯留部
4、34大気開放弁
5インク供給弁
7外ケース
9a平板
10連通孔
11、31大気導入口
12、33インク供給口
13インク供給室
14、34大気導入室
15、35作動片
20、40規制手段としての空所
20a、40a案内面
21、41規制手段としての球体
23ガイド突条
24案内溝
25、45カム突起部
26、46摺接部材

Claims (6)

  1. 本体ケース内に、インク貯留部と、このインク貯留部からインクを取り出すためのインク供給弁と、前記インク貯留部を大気開放するための大気開放弁とを有し、且つ前記インク供給弁に連通するインク供給口と、前記大気開放弁に連通する大気導入口とが、前記本体ケースの側面に開口されてなるインクカートリッジにおいて、
    前記大気開放弁の作動片が前記大気導入口から外向きに突出されており、
    少なくとも前記大気導入口を外側から覆うカバー体が、前記本体ケースに対して、前記作動片の突出方向と交差する方向に移動可能、且つ着脱可能に設けられ、
    前記カバー体の内面にはカム突起部が設けられ、
    当該カバー体が前記本体ケースの一側面に対して平行状に離脱する方向に移動されるとき、前記カム突起部が前記作動片を突出方向と反対向きに後退させて前記大気開放弁が開放するように構成され、
    前記本体ケースの内部には、当該本体ケースの姿勢によって、前記大気開放弁が開放可能となる状態と、開放阻止される状態とに選択的に規制する規制手段が設けられていることを特徴とするインクカートリッジ。
  2. 前記本体ケースの同じ側面に前記大気導入口と前記インク供給口とが開口され、
    前記同じ側面のうち、前記大気導入口は、前記インク供給口よりも前記カバー体が前記離脱方向へ移動する方向の下流側に適宜隔てられた位置に配置され、
    前記カバー体には、その離脱移動方向と反対方向への移動を阻止するストッパー部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のインクカートリッジ。
  3. 前記大気導入口が開口された前記本体ケースの一側面に対して交差して隣接する他の一側面には前記インク供給口が開口され、
    前記カバー体には、その離脱移動方向と反対方向への移動を阻止するストッパー部が、前記インク供給口が開口された前記他の一側面に当接するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載のインクカートリッジ。
  4. 前記規制手段は、空所内にて前記大気開放弁に対して接離方向に移動可能に配置された移動体を備え、この移動体の重力の方向または前記空所の接離方向に沿う移動体の重力の分力により、前記接離方向に前記移動体が移動するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のインクカートリッジ。
  5. 前記移動体は球体または楕円体であることを特徴とする請求項4に記載のインクカートリッジ。
  6. 前記作動片の先端には、前記カム突起部に摺接するカムフォロアが設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のインクカートリッジ。
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