JP4317625B2 - 開口容易缶蓋 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、タブによって容易に開蓋させることのできる開口容易缶蓋に関し、特に内容物を充填した後の内圧が大気圧より高くなる正内圧缶に使用される缶蓋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
タブによって開蓋させることのできる缶蓋として、ステイオンタブ(SOT)式の缶蓋が知られている。これは、開蓋のためのタブおよびタブによって切り開かれる開口片を、開蓋後においても缶蓋に取り付けられた状態に残すことにより、環境保全および資源の回収等に資するように構成した缶蓋であり、具体的には、缶蓋の上面平坦部(パネル部)の中央部に一体的に形成したリベットによってタブを缶蓋に取り付け、パネル部のうちそのタブの先端部すなわち押し下げ端の下側に位置する部分に、つなぎ部が残るように端部同士を離隔させた開放形状のスコア線によって区画される開口片を形成して構成されている。したがって、タブの後端部すなわち持ち上げ端を引き上げることにより、タブによって梃子作用を生じさせて開口片を相対的に押し下げ、これによってスコア線に破断を生じさせて開口片を缶の内部に押し込み、かつスコア線の端部が離隔しているつなぎ部によって開口片をパネル部につなぎ止めた状態とするようになっている。
【0003】
上記のタブは、缶蓋の上面に取り付けられるものであるから、缶蓋の上面側に突出する要因になるが、タブが缶蓋の最上端よりも突出していると、缶蓋のハンドリング時や内容物の充填が終了した缶詰の搬送時等に、タブが他の缶蓋や搬送経路の案内ガイド等に引っかかり、あるいは押される等の事態が生じてスコア線に破断が生じたり、あるいはタブの向きが変わってしまって開口片を開くことができず、あるいはタブがリベットから取れてしまう等の不都合が生じることがある。
【0004】
缶蓋が製造当初の平坦な形状を維持している場合には、タブが缶蓋の巻締部上端より上方に突出することはないが、炭酸飲料を充填する缶や内容物の充填後に加熱殺菌処理される缶等においては、内圧が高くなることにより、缶蓋の中央部が盛り上がり、この形状が永久変形として残ることがある。このような場合、中央部の盛り上がりに伴いタブも盛り上がり、最悪の場合には、缶蓋外周部の巻締部より上に突出し、缶の搬送時や自動販売機による販売の際等にタブが引っかかってトラブルを生じる可能性が高い。このような不都合を解決するために、実開平3−123826号公報に記載された缶蓋では、タブのうち、リベットに取り付けてある部分より持ち上げ端(指掛け部)側の部分を押し上げる凸部をパネル部に形成し、缶蓋の中央部が内圧の上昇によって盛り上がった場合であっても、タブの指掛け部側を押し上げてタブが傾かないようにし、その結果、タブの先端部(押し下げ端)が必要以上に上方へ突出しないようにしている。
【0005】
また、特公平6−41301号公報に記載された缶蓋では、リベットの基部の周囲の一部分にリベットを10度前後傾斜させる金属成形加工を施してその部分の剛性を高くしており、その結果、缶の内圧が高くなった場合、従来の蓋より盛り上がりを抑制できるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した実開平3−123826号公報に記載された構造では、缶蓋の中央部の盛り上がり量と、それより外周側の部分の盛り上がり量との偏差を凸部によって解消することにより、内圧が上昇した場合のタブの傾きやそれに起因するタブ先端部の上方への突出を防止することになる。しかしながら、缶蓋が缶胴に取り付けられていない段階では、缶蓋が平坦であってパネル部の中央部の盛り上がりがないことに起因して、タブの指掛け部側の端部が凸部によって相対的に大きく押し上げられた状態となり、その結果、指掛け部側の端部が上方に突出し、これが原因となって缶蓋のハンドリング時にタブが積層された他の缶蓋の内面を傷付けたりする等の支障が生じる可能性がある。
【0007】
また、上述した特公平6−41301号公報に記載された構造では、リベットの基部すなわちパネル部の中央部の剛性が高くなることにより、缶の内圧が高くなった場合の缶蓋の盛り上がりを抑制することができる。しかしながら、リベットの基部は、リベットを成形するためのコイニング加工を受けていて加工硬化を生じているから、その部分に更に金属成形加工を施すとすれば、リベット基部に亀裂や破断が生じる可能性があり、更にはコイニング加工された内面保護被膜のダメージが大きくなるので、少なくとも金属成形加工の程度が制約され、その結果、缶の内圧の上昇に伴うパネル部の盛り上がりを充分に防止し得るほどの構成ではなかった。さらに、開口面積を増大するためにスコア線で区画される開口片を大きくすると、それに伴ってパネル部に形成された窪み部の面積が大きくなるが、その窪み部の面積が大きくなってもリベットあるいはその基部を増大させることはないから、リベットの基部にリベットを10度前後傾斜させる金属成形加工を施してリベット基部の周りの金属のゆるみを少なくするだけでは、パネル部の増大に伴う缶蓋の盛り上がりを抑制するには十分ではなかった。
【0008】
ところで、タブを缶蓋に取り付けるためのリベットは、パネル部にコイニング加工を施してパネル部の一部を張り出させることにより形成する。そのために、そのコイニング加工を施した部分の周囲には余肉(金属のゆるみ)が生じ、その余肉の量は、スコア線によって区画される開口部の増大に伴う窪み部の増大に応じて大きくなる。それと同時に、リベット基部から窪み部の形成部分までの距離が従来より遠くなるので、余肉に対する吸収性能が低下する。このような余肉の増大に伴い、内圧がかかった際のリベット部及びその周りのパネル部の盛り上がりに対しては、上記従来の構造では特別な配慮が成されていず、そのために缶蓋のハンドリング時あるいは内容物を充填した後の缶詰の搬送や加熱殺菌処理及び輸送時等の際に、タブが引っかかってトラブルが生じたり、あるいはタブの押し下げ端下面とパネル部上面とのすき間が大きくなるため、スコア線での不意の破断が生じる等の問題があった。
【0009】
この発明は、上記の技術的課題に着目してなされたものであり、コイニング加工に伴う余肉を吸収して内部圧力の上昇に伴うパネル部の盛り上がりを抑制するとともに、缶詰を収納した段ボール箱を多段にパレット積みして輸送される時、段ボールのカートンに食い込んだ状態で輸送時の振動が缶詰の軸方向に加わった際等に、膨出したタブを介してその振動がスコア線の残厚部分に繰り返し伝達され、その繰り返し荷重により発生する疲労破壊、すなわち内容物の漏洩につながるスコアの亀裂を確実に防止することのできる開口容易缶蓋を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段およびその作用】
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、パネル部の中央部に、コイニング加工を伴って突出させたリベット部が形成されるとともに、そのリベット部よりも外周側におけるパネル部の所定位置に、つなぎ部が残るように両端部が離隔された開放形状のスコア線によって開口片が区画形成され、その開口片上に一方の押し下げ端を位置させかつ他方の持ち上げ端を前記リベット部を挟んで開口片とは反対側のパネル部上に位置させたタブが、その中間部に形成された折り曲げ可能な舌片部を介して前記リベット部によりパネル部に固着された開口容易缶蓋において、前記開口片の外側でかつ前記コイニング加工の領域の外周側に、前記パネル部を凹変形させたビードが、前記コイニング加工領域の外周縁に沿って湾曲して形成され、且つ、前記コイニング加工領域が、前記リベット部を中心とした環状形状をなすとともに、前記ビードがそのコイニング加工領域と同心円状の円弧形状をなすことを特徴とする缶蓋である。
【0011】
したがって請求項1の発明においては、コイニング加工によってパネル部に生じた余肉がコイニング加工領域の外周縁に沿って湾曲して形成されたビードによって吸収されるので、缶内圧が大気圧より高くなる正内圧缶用の缶蓋として使用される場合であっても、パネル部の缶内圧によるリベット部及びその周りのパネル部の盛り上がりが少なくなる。したがって、タブの押し下げ端下面とパネル部上面とのすき間が従来蓋より少なくなるにともなって、缶詰製品の輸送中の振動によるスコアの不意の破断を防止することができる。また、タブが必要以上に缶蓋の上方に盛り上がることを抑制され、缶詰の加熱殺菌処理工程や搬送時にタブがガイド部材等にひっかかるトラブルが回避される。
【0013】
また、コイニング加工に伴って生じる余肉の吸収が、少ない加工量で効率良くおこなわれるので、缶蓋のパネル部の盛り上がりの抑制効果が更に向上する。
【0014】
さらに、請求項2の発明は、請求項1の構成に加えて、前記タブの前記舌片部が、前記タブの外周部分の上面より窪んだ凹部内に形成されており、前記ビードが、この凹部を前記パネル部に投影した範囲内に、前記タブを取り付けてある上面とは反対の下面側に窪んだ凹ビードとして形成され、その凹ビードの窪み量が、前記凹部の表面に接触しない範囲を満足する量であることを特徴とする缶蓋である。
【0015】
したがって請求項2の発明においては、凹ビードの窪み量に対して、タブにおける凹部の窪み量が大きいので、同種の缶蓋を厚さ方向に向きを揃えて重ねた場合(スタックした場合)でも、上側の缶蓋における凹ビードの底面が、下側の缶蓋におけるタブの凹部内でその凹部の表面から離隔した位置に保持される。すなわち両者が接触しないので、缶蓋をスタックした場合に、凹ビードの内面保護被膜が損傷を受けることが回避される。
【0016】
そして、請求項3の発明は、請求項1もしくは請求項2のいずれかの構成に加えて、前記ビードの各端部と前記スコア線との間隔が、0.5mm乃至2.0mmの範囲に設定されていることを特徴とする缶蓋である。
【0017】
したがって請求項3の発明においては、コイニング加工に伴う余肉を吸収する際に、スコア線に影響を及ぼさず、しかも缶蓋の内面保護被膜のダメージを大きくさせることなくビード成形することができる。すなわち、ビード成形はスコア成形後に行われるため、ビードの各端部とスコア線との間隔が、0.5mm未満の場合には、ビードの端部がスコア線に近づき過ぎて、スコア線を破断させる等の影響を与えやすく、一方、2.0mmを超えると、コイニング加工により発生した余肉を吸収するためにはビードの窪み量を大きくせざるを得ず、そのため内面保護被膜を損傷させ易い。したがって、ビードの各端部とスコア線との間隔は、0.5mm乃至2.0mmの範囲に設定される。
【0018】
さらに、請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかの構成に加えて、前記開口片の内側でかつ前記コイニング加工の領域の外周側に、前記パネル部を凹変形させたビードが、前記コイニング加工領域の外周縁に沿って湾曲して形成されていることを特徴とする缶蓋である。
【0019】
したがって請求項4の発明においては、スコア線を形成することに伴うリベット周りの開口片側の余肉が、開口片の内側に凹変形させたビードによって吸収される。それによって、開口片側の余肉によって生じるリベット部の軸の倒れを抑制することができる。言い換えれば、缶内圧が上昇しパネル部が盛り上がる際に、タブの上面が、持ち上げ端側と押し下げ端側との浮き上がりの差の少ない、実質上、水平状態を維持した状態でパネル部を盛り上がらせることが可能となり、タブの押し下げ端下面とパネル部上面との間に形成されるすき間を小さくさせることにより、リベット繰り返し強度を向上させ、輸送中等の振動によるスコア亀裂を防ぐことができる。しかも、パネル部の盛り上がりを更に抑制することができるため、タブの上面が巻締部上端と同じになる時の缶内圧、すなわち「バルジ圧」を向上させることが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明を具体例に基づいて説明する。図1および図2は、本発明の一例を示すものであって、ここに示す開口容易缶蓋1(以下、缶蓋1とする)は、一例として厚さ0.235mmのアルミニウム合金製平板材からなり、その中央部に円盤状のパネル部2が形成されている。そのパネル部2の外周には、図1において紙面よりも奥方向(図2の下方向)に窪み、かつ外周壁3aと内周壁3bとで囲まれた外周溝3が形成されている。その外周溝3から図1において紙面よりも手前方向(図2の上方向)に向けてチャックウォール4を介してフランジ・カール部5が延出している。一方、環状の外周溝3における外周壁3aの下端に連続する部分(外周溝3の底部)は断面円弧状に形成され、その曲率半径Rが0.35mm以上0.66mm以下に形成されている。なお、このフランジ・カール部5が有底円筒状の缶胴(図示せず)の開口縁部に巻き締められることによって、缶蓋1が缶胴に固着され、缶体が構成される。
【0021】
また、パネル部2には、図1において紙面よりも奥方向(図2の下方向)に窪む窪み部6が形成されている。そして、この窪み部6の周囲に沿って、破断用の主スコア線7aと非破断用の補助スコア線7bとから成るスコア線7が、両端を離隔した状態で刻設されている。そして、このスコア線7によって囲まれる部分が開口片8を構成している。したがって、スコア線7の互いに離隔している両端部の間の部分が、開口片8をパネル部2につないでいるつなぎ部となっている。さらに、その開口片8には、図1において紙面よりも手前方向(図2の上方向)に突出する補強ビード9が形成されている。
【0022】
さらに、パネル部2のほぼ中心部であって開口片8の外側でかつスコア線7に隣接した位置に、リベット10がパネル部2から突出させて形成され、つまみ片(タブ)11から延出した舌片部12が、このリベット10によってパネル部2に固定されている。そのつまみ片11のうち、図1における開口片8の紙面に対する手前側(開口片8の上側)に位置する一端部が押し下げ端13を構成し、またリベット10を挟んで押し下げ端13とは反対側のつまみ片11の端部が持ち上げ端14を構成している。
【0023】
そして、つまみ片11の外周部分は、カール加工によりつまみ片11の上面から下方かつ内方へ曲げられ、さらに内方から上方に曲げられて、断面がカール形状となっており、かつそのつまみ片11の外周部分の上面より、図1での紙面よりも奥方向(図2の下方向)に舌片部12があり、その接続部分が傾斜面となっている。すなわち、つまみ片11には、リベット10の周囲に外周部分の上面より舌片部12が下に位置するように、図1での紙面よりも奥方向(図2の下方向)に窪む凹部Aが形成されている。なお、この実施例におけるつまみ片11は、アルミニウム合金製であり、厚さ0.32mmの平板材から形成されている。そして、凹部Aは、つまみ片11の上面より約1.0mm(好ましくは、0.9mm〜1.3mm)窪む形状に形成されている。
【0024】
また、つまみ片11の持ち上げ端14の外周側に位置する窪み部6の部分には、図1の紙面方向でパネル部2の平面から奥方向(図2の下方向)に約1.5mm窪む指掛け用凹部15が設けられている。この指掛け用凹部15はほぼ楕円形であって、その短軸がパネル部2の径方向にほぼ一致している。また、パネル部2の径方向における外周溝3の内周壁3bの上端とパネル部2との連結部から指掛け用凹部15の外縁までの長さが約1.7mm(好ましくは0.9mm〜2.5mm)となる様に、指掛け用凹部15が形成されている。
【0025】
さらに、前記リベット10を挟んで前記開口片8とは反対側の部分であってかつ後述するリベット加工の際に圧印加工される圧印加工領域(コイニング加工領域)Bの外側近傍に、図1での紙面よりも奥方向(図2の下方向)に窪みかつリベット10と同心のほぼC字状の凹ビードCが形成されている。このほぼC字状の凹ビードCは、エンボス加工によって、窪み部6の平面より図1での紙面よりも奥方向(図2の下方向)に約0.33mm(好ましくは0.25mm〜0.45mm)窪む凹形状に形成されている。すなわちその窪み量は、前記凹部Aの窪み量より小さくなっている。また、この凹ビードCは、この凹部Aを前記パネル部2に投影した範囲内に形成されている。
【0026】
なお、リベット加工において圧印加工(材料の伸びを伴うコイニング加工)される圧印加工領域Bは、缶蓋1を形成するために使用する金属板の厚さやつまみ片11を形成するために使用する金属板の厚さやリベット形状により決定されるが、この実施例では、パネル部2の中心と同心で外側の直径が約6.4mmである。また、つまみ片11のリベット穴径は、約3.8mmである。
【0027】
この缶蓋1を二枚積層した状態を図3に示す。ここに示すように、二枚の缶蓋1をそれらの厚さ方向に向きを揃えて重ねると、隣り合う缶蓋1のフランジ・カール部5同士が接触する。すなわち、上積みの缶蓋1のフランジ・カール部5の下端が下積みの缶蓋1のフランジ・カール部5の上端と接触する。その結果、下積みの缶蓋1のつまみ片11と上積みの缶蓋1の内面とが接触しない状態となる。この状態は、下積みの缶蓋1のつまみ片11の持ち上げ端14が、上積みの缶蓋1の開口片8の内面と対面する位置(図示しない)にあっても変わりはない。
【0028】
また、最も深く窪んだ指掛け用凹部15の位置が、つまみ片11の持ち上げ端14よりも缶蓋1の半径方向で外側にあるので、この部分の内面保護被膜がつまみ片11と接触して傷つけられることはない。さらに、上積みの缶蓋1のほぼC字状の凹ビードCの位置が、下積みの缶蓋1のつまみ片11の凹部Aよりも缶蓋の半径方向内側にあり、上積みの缶蓋1のほぼC字状の凹ビードCの窪み深さが、下積みの缶蓋1のつまみ片11の凹部Aの窪み深さより浅いので、この部分の内面保護被膜がつまみ片11と接触して傷つけられることはない。したがって、缶蓋1を積み重ねても下積みの缶蓋1のつまみ片11により上積みの缶蓋1の内面保護被膜が傷つけられることはない。このことは、次の検査方法によって確認された。
【0029】
まず、缶蓋1に固着されているつまみ片11の表面(最上面)に鮮やかな色の染料を塗布した後、もう一枚の缶蓋1を同一向きにして上に重ね、相対的に回転させてから、上積みの缶蓋1の内面側を観察する。下積みの缶蓋1のつまみ片11と接触した上積みの缶蓋1の内面にはつまみ片11に塗布した染料が付着しているはずであるから、缶蓋1を積み重ねた場合に、つまみ片11との接触により内面保護被膜が損傷を受ける虞がある場合にはこの検査方法で発見できる。この実施例の缶蓋1は、この検査方法で内面保護被膜に染料が付着しなかったので、缶蓋1の内面保護被膜は傷つけられる虞がないことが確認できた。
【0030】
上述した凹ビードCは、例えば缶蓋1の成形過程のうち図4に示すように、スコア線7を形成した後でかつタブ11を取り付ける前に成形加工される。その結果、前述した圧印加工領域Bに圧印加工を施すことにより生じる余肉(ルーズメタル)が、パネル部2の部分的な変形によって形成した凹ビードCによって吸収される。したがって上述した缶蓋1では、凹ビードCが形成されていることにより、缶胴に巻締めて缶体として使用された場合、内圧の上昇に伴う缶蓋1の膨出が抑制され、また同時につまみ片(タブ)11の浮き上がりが抑制される。したがって内容物を充填した後の缶詰搬送時にタブ11に荷重が繰り返し作用したり、それに伴ってスコア線7に破断もしくは亀裂が生じることが有効に防止される。また、上記の缶蓋1では、凹ビードCを形成することにより、パネル部2の剛性が増大し、特に凹ビードCの端部がスコア線7の近傍に位置しているので、つまみ片11の持ち上げ端14を引き上げておこなう開蓋時のパネル部2の余肉による変形を抑制して、スコア線7の破断を確実に開始かつ進行させることができる。
【0031】
なお、上記の具体例では、圧印加工に伴う余肉を吸収するビードCを凹ビードとして形成したが、この発明では、そのビードCを凸ビードとして形成しても良い。その例を図5乃至図7に示してある。これらの図に示すように、凸ビードCを形成する場合、その位置は、前述した具体例と同様に、リベット成形のための圧印加工領域B内に形成すると、圧印加工領域Bの加工硬化がさらに増加するだけで、余肉の吸収にはあまり効果が得られないので、その領域Bの外側の部分とし、その形状は、圧印加工領域Bの外周縁に沿った円弧状、もしくはリベット10と同心の円弧状とする。なお、外周縁に一部がかかる場合もある。また、その両端部とスコア線7との間隔は、0.5〜2.0mm好ましくは1.0〜1.8mmとする。さらに、つまみ片11との干渉を避けるために、舌片部12の外周側に形成されているスリット部Sに一致するように凸ビードCが形成されている。こうすることにより、凸ビードCとつまみ片11との干渉が生じないので、つまみ片11が浮き上がることが防止される。
【0032】
また、この発明では、開口片8側にも余肉吸収のためのビードC1 を形成することができる。その例を図8乃至図10に示してあり、これらの図に示すように、開口片8側の凹ビードC1 は、圧印加工領域Bの外側で、かつスコア線7を避けた位置に形成されている。また、その凹ビードC1 の窪み深さは、つまみ片11における凹部Aの窪み量より少なく、しかも、その凹ビードC1の位置は、この凹部Aをパネル部2に投影した範囲内となっている。そのため、缶蓋1を重ねた場合であっても、凹ビードC1 が下側の缶蓋1のつまみ片11に接触することが回避され、缶蓋内面の保護被膜の損傷が防止される。このように、開口片8側とこれとは反対側との両方にビードC,C1 を形成することにより、圧印加工に伴うパネル部の余肉と併せて、スコア線7を形成することに伴う開口片8内の余肉がこれらのビードC,C1 によって吸収されるので、缶胴に巻締めて缶体として構成した場合の内圧の上昇によるパネル部2やつまみ片11の膨出が、より効果的に抑制される。更にまた、上記具体例では、正内圧缶用の缶蓋だけでなく加熱殺菌処理される負圧缶用の缶蓋にも適用できる。
【0033】
つぎに、この発明による効果を確認するためにおこなった試験例を以下に示す。
【試験例1】
板厚0.235mmの204径蓋、スコア開口面積が365mm2で、タブ板厚0.32mmと0.30mmの2種類の缶蓋についてバルジ圧、リベット繰り返し強度を評価した。その評価結果を表1に示してある。リベット近傍(開口始端近傍)のスコアの残厚は、表1に示すとおりであった。またバルジ圧は、空の缶胴に缶蓋を巻き締めた後、その缶体の内圧を上昇させ、タブが巻締部の上端に達した時点の圧力として測定した。また、リベット繰り返し強度は、缶詰輸送中の振動によるスコアの疲労破壊を想定し、実際に輸送によって疲労破壊させた破断面と同様の“ストライエーション”と呼ばれる縞模様の疲労破断面が見られるように設定したリベット繰り返し強度試験機で測定する。このリベット繰り返し強度試験は、次の検査手順で行われる。まず、巻締機で市販のコーラをガスボリューム(GV)3.5で充填し、充填した缶詰を40℃×5分間、温水中で加温し、25℃に放冷しておく。そして、リベット繰り返し強度試験機に缶詰をセットし、タブの持ち上げ端を段ボールのカートンに食い込んだ状態を想定して押さえ込み、その状態で、タブ押し下げ端上面に押込み端子を、スコアが割れるまで押込み続け(繰り返しストローク数:150回/分、押込み量1mm)、スコアに亀裂が生じた時点までの繰り返し回数をカウントした。
【0034】
【表1】
(評価結果)
▲1▼ 凹ビードありの実施例1は、凹ビードなしの比較例1に対して、バルジ圧が20KPa(約0.20kgf/cm2) 高くなっていた。また、リベット繰り返し強度は、比較例1における237回を大きく上回り、414回に達しており、リベット繰り返し強度が向上していることが確認された。つまり、実施例1の構造では、缶内圧の上昇に伴いパネル面が凸膨出する際に、タブノーズ(押下部)下面とパネル面との距離が比較例1に比べて小さいため、リベット繰り返しストローク量が小さく、スコアへのダメージが少なくなるからであると推測される。
▲2▼ 凹ビードありの実施例2は、凹ビードなしの比較例2に対して、バルジ圧が20KPa(約0.20kgf/cm2)高い。また、リベット繰り返し強度は、比較例2の308回を大きく上回り、503回に達しており、リベット繰り返し強度が向上していることが分かる。
▲3▼ 凹ビードありの実施例3は、凹ビードなしの比較例3に対して、バルジ圧が25KPa(約0.25kgf/cm2)高い。また、リベット繰り返し強度は、比較例3の292回を大きく上回り、485回に達しており、リベット繰り返し強度が向上していることが確認された。
▲4▼ 凹ビードありの実施例4は、凹ビードなしの比較例4に対して、バルジ圧が25KPa(約0.25kgf/cm2)高い。また、リベット繰り返し強度は、比較例4の419回を大きく上回り、660回に達しており、リベット繰り返し強度が向上していることが確認された。
【0035】
つぎに、タブの膨出量についての試験例を示す。
【試験例2】
Cビードなしの蓋、タブ側のみCビード(凹ビード)を形成した蓋、タブ側とスコア側の両方にCビード(凹ビード)を形成した蓋の3種類を、空缶に巻き締め、その内圧を次第に上昇させた場合の、缶内圧の変化とタブノーズ先端の巻締部上端からの膨出量を測定した。その測定結果を図11に示す。
図11において、+値が巻締部上端からの突出量を、−値が巻締部上端からの下がり量を表す。また、タブノーズ先端が巻締部上端と同一ラインすなわち、タブ膨出量が0となるときの缶内圧を「バルジ圧」とする。
試験蓋は、板厚0.235mmの蓋径204径、凹ビード形状は、深さ0.305mm、幅1.93mm、底の曲率半径0.38mmとした。また、凹ビード先端位置をスコア線から約1.0mmとした。
(評価結果)
▲1▼ タブ側のみCビードありの蓋(図11の(イ)の線)は、Cビードなしの蓋(同(ハ)の線)に比べて、パネル面のルーズメタル(金属の余肉)の影響が少なく、タブノーズ先端が、巻締部上端から0.2〜0.3mm下がる傾向があり、この現象は缶内圧が上昇しても変わらず、よって、バルジ圧が向上していることが確認された。これにより、エンド板厚(缶蓋の板厚)を低減することが可能となる。
▲2▼ さらに、タブ側とスコア側との両方にCビードありの蓋(同(ロ)の線)は、図11に(イ)の線で示す缶蓋よりも更にタブノーズ先端が下がる傾向にあり、バルジ圧が更に向上していることが確認された。
その理由は、タブ側に加えて、スコア側にもビードを形成することにより、リベット垂直軸のタブの持ち上げ端14への倒れが小さくなり、パネル部が膨出してもタブが水平状態に近くなり、その結果、タブノーズ(押下部)下面とパネル面との距離が、図11に(イ)の線で示す缶蓋よりも更に小さくなるからであると推測される。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、リベットの成形に伴うコイニング加工によってパネル部に生じた余肉がビードによって吸収されるので、缶胴に缶蓋を巻締めて、内圧が大気圧より高くなる正内圧缶として構成した場合であっても、パネル部やタブの缶内圧による盛り上がりが抑制される。その結果、缶詰の搬送時等におけるスコア線の亀裂や破断等の不良を未然に防止することができる。
【0037】
また、請求項2の発明によれば、余肉吸収のためのビードを、コイニング加工領域と同心円状の円弧形状に形成したことにより、コイニング加工に伴って生じる余肉を、より効果的に吸収でき、その結果、缶蓋あるいはタブの盛り上がりの抑制効果を向上させることができる。
【0038】
さらに、請求項3の発明によれば、凹ビードの窪み量に対して、タブにおける凹部の窪み量が大きいので、同種の缶蓋を厚さ方向に向きを揃えて重ねた場合(スタックした場合)、上側の缶蓋における凹ビードの底面が、下側の缶蓋におけるタブの凹部内でその凹部の表面から離隔した位置に保持され、その結果、両者が接触しないので、缶蓋をスタックした場合に、凹ビードの内面保護被膜が損傷を受けることを有効に回避することができる。
【0039】
そして、請求項4の発明によれば、ビードが、スコア線の破断を生じさせることなく、コイニング加工に伴う余肉を幅広く吸収することができる。
【0040】
さらに、請求項5の発明によれば、コイニング加工に伴う余肉と併せてスコア線を形成することに伴う余肉を、各ビードによって吸収でき、リベット部がタブの持ち上げ端側に倒れるのが抑制されるので、缶胴に巻締めた後に缶の内圧が上昇した際、タブの持ち上げ端側と押し下げ端側との膨出差を少なくして、より効果的に抑制することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一例を示す正面図である。
【図2】 図1のII−IIの断面図である。
【図3】 図1の缶蓋を二枚厚さ方向に向きを揃えて重ねた状態の断面図である。
【図4】 図1の缶蓋の成形過程においてビードを形成した状態の正面図である。
【図5】 本発明の他の例を示す正面図である。
【図6】 図5のVI−VIの断面図である。
【図7】 図6の凸ビードの部分を拡大して示す断面図である。
【図8】 本発明の更に他の例を示す正面図である。
【図9】 図8のIX−IXの断面図である。
【図10】 図9の缶蓋を二枚厚さ方向に向きを揃えて重ねた状態の断面図である。
【図11】 この発明の効果を確認するためにおこなった缶内圧に対するタブの膨出量の測定結果を示す線図である。
【符号の説明】
1…缶蓋、 2…パネル部、 5…フランジ・カール部、 6…窪み部、 7…スコア線、 8…開口片、 10…リベット、 11…つまみ片(タブ)、 12…舌片部、 13…押し下げ端、 14…持ち上げ端、 A…凹部、 B…圧印加工領域(コイニング部)、 C,C1 …ビード。
Claims (4)
- パネル部の中央部に、コイニング加工を伴って突出させたリベット部が形成されるとともに、そのリベット部よりも外周側におけるパネル部の所定位置に、つなぎ部が残るように両端部が離隔された開放形状のスコア線によって開口片が区画形成され、その開口片上に一方の押し下げ端を位置させかつ他方の持ち上げ端を前記リベット部を挟んで開口片とは反対側のパネル部上に位置させたタブが、その中間部に形成された折り曲げ可能な舌片部を介して前記リベット部によりパネル部に固着された開口容易缶蓋において、
前記開口片の外側でかつ前記コイニング加工の領域の外周側に、前記パネル部を凹変形させたビードが、前記コイニング加工領域の外周縁に沿って湾曲して形成され、且つ、前記コイニング加工領域が、前記リベット部を中心とした環状形状をなすとともに、前記ビードがそのコイニング加工領域と同心円状の円弧形状をなすことを特徴とする開口容易缶蓋。 - 前記タブの前記舌片部が、前記タブの外周部分の上面より窪んだ凹部内に形成されており、前記ビードが、この凹部を前記パネル部に投影した範囲内に、前記タブを取り付けてある上面とは反対の下面側に窪んだ凹ビードとして形成され、その凹ビードの窪み量が、前記凹部表面に接触しない範囲を満足する量であることを特徴とする請求項1に記載の開口容易缶蓋。
- 前記ビードの各端部と前記スコア線との間隔が、0.5mm乃至2.0mmの範囲に設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の開口容易缶蓋。
- 前記開口片の内側でかつ前記コイニング加工の領域の外周側に、前記パネル部を凹変形させたビードが、前記コイニング加工領域の外周縁に沿って湾曲して形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の開口容易缶蓋。
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