JP4305035B2 - 捲回式円筒型リチウムイオン電池 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は捲回式円筒型リチウムイオン電池に係り、特に、正、負極集電体の長手方向一側に複数の短冊状正、負極リード片が形成され正、負極リード片に隣接して長手方向に未塗布部を残して活物質合剤が塗布された正、負極が、セパレータを介して正、負極リード片を互いに逆向きにして捲回された電極捲回群を具備する捲回式円筒型リチウムイオン電池を具備する捲回式円筒型リチウムイオン電池に関する。
【0002】
【従来の技術】
捲回式円筒型リチウムイオン電池は、高エネルギ密度であるメリットを活かして、主にVTRカメラやノートパソコン、携帯電話等のポータブル機器の電源に使用されている。
【0003】
一方、自動車産業界においては環境問題に対応すべく、排出ガスのない、動力源を完全に電池のみにした電気自動車や、内燃機関エンジンと電池との両方を動力源とするハイブリッド(電気)自動車の開発が加速され、一部実用化の段階にきている。
【0004】
電気自動車の電源となる電池には当然高出力、高エネルギが得られる特性が要求され、これらの要求にマッチした電池としてリチウムイオン電池が注目されている。これらの要求に応えるために、例えば、電極の集電体である金属箔の一部に活物質を塗布せずに残しておき、短冊状に加工し直接リード片を形成することで、電池の内部抵抗を小さくして高出力化を図る技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
一方、電極捲回群を有する円筒型電池においては、充放電効率の低下又は寿命特性、信頼性の観点から、図7に示すように、負極31の周辺の一部、例えば、負極リード片側が正極21の端部と対向しないように正、負極21、31が配設された技術が知られている(例えば、特許文献2、3参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−92335号公報(図1、図3、段落番号「0016」、、「0021」、「0023」、)
【特許文献2】
特開平1−128370号公報(図2、図3)
【特許文献3】
実開平2−150760号公報(図1、図4)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献の技術を再現したところ、電池を放置しておくと電池の異常な容量低下を引き起こす場合があった。本発明者が詳細に調査した結果、異常な容量低下を引き起こした電池は、電池の微小内部短絡による自己放電により電圧が異常に低下していることが判明した。この電池を解体すると、複数の短冊状リード片の一部の根元の加工端が、セパレータを貫通して微小に負極に到達している箇所が発見された。また、この加工端を詳しく調べると、リード加工時に形成されたバリがわずかながらに存在していた。リード片は、電極が捲回された後に集電部材に結束されているので、リード片の根元から結束方向に折り曲げられることになる。このとき、根元部分が対極の負極方向に押し付けられる力が働き、加工時のバリがあった場合等は特に振動等によってセパレータを貫通して負極に到達すると推察できる。
【0008】
また、電圧が異常に低下していた別の電池では、正極の捲回始端又は捲回終端の活物質合剤未塗布部に形成されていた切断バリがセパレータを貫通して微小に負極に到達している箇所が発見された。
【0009】
本発明は上記事案に鑑み、容量、出力を確保可能な捲回式円筒型リチウムイオン電池を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、正、負極集電体の長手方向一側に複数の短冊状正、負極リード片が形成され前記正、負極リード片に隣接して前記長手方向に未塗布部を残して活物質合剤が塗布された正、負極が、セパレータを介して前記正、負極リード片を互いに逆向きにして捲回された電極捲回群を具備する捲回式円筒型リチウムイオン電池において、前記負極集電体の前記負極リード片が形成されていない長手方向他側端が、前記長手方向と交差する幅方向で、前記正極集電体の前記未塗布部の部分に位置付けられるように配置されている。本発明では、負極集電体の負極リード片が形成されていない長手方向他側端が、長手方向と交差する幅方向で、正極集電体の未塗布部の部分に位置付けられるように配置されているため、正、負極リード片の形成箇所からバリが突出しセパレータを貫通しても正負極間で微小短絡が生じないので、電圧低下が抑制され容量、出力を確保することができる。
【0011】
第1の態様において、正極集電体の未塗布部における正極集電体の幅方向両端が負極集電体の長手方向他側端部に交わるため、正極集電体の未塗布部における正極集電体の幅方向両端からバリが突出しセパレータを貫通して負極集電体の他側端部と短絡を生ずることがあるが、正極集電体の幅方向両端のうち少なくとも一端かつ正極集電体の未塗布部の部分と、負極集電体の長手方向他側端部との間に絶縁体を介在させれば、正極集電体の未塗布部における正極集電体の幅方向両端のうち少なくとも一端からバリが突出していても絶縁体でバリと負極との接触を防止することができるので、正負極間の微小短絡を防止することができる。
【0013】
また、本発明において、絶縁体を正極集電体の幅方向両端のうち少なくとも一端かつ正極集電体の未塗布部の部分の表裏面に貼付された粘着テープとするようにしてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、図面を参照して、本発明を円筒型リチウムイオン二次電池に適用した第1の実施の形態について説明する。
【0015】
(構成)
図1に示すように、本実施形態の円筒型リチウムイオン二次電池(以下、二次電池という。)40は、帯状の正、負極板が厚さ40μmのポリエチレン製セパレータを介して捲回された電極捲回群6を備えている。
【0016】
図2及び図3に示すように、正、負極板20、30は、基材となる正、負極集電体9、19にアルミニウム箔、圧延銅箔がそれぞれ用いられている。正、負極集電体9、19の長手方向一側には、短冊状の正、負極リード片9a、19aが所定間隔で形成されている。正、負極板20、30の両面には、正、負極リード片9a、19aに隣接して長手方向に未塗布部13を残して正、負極活物質合剤がほぼ均等、均質に塗布され、正、負極活物質合剤層17、18が形成されている。正極活物質合剤には、正極活物質に充放電によりリチウムを放出、吸蔵可能なリチウム遷移金属複酸化物が用いられており、負極活物質合剤には、負極活物質に充放電によりリチウムを吸蔵、放出可能な非晶質炭素が用いられている。セパレータは、長手方向及び長手方向に交差する幅方向において正、負極集電体9、19より大きな面積を有している。なお、図2では、正極リード片9aの長さをA、未塗布部13の幅をB、正極活物質合剤層17の幅をCで表している。
【0017】
図3に示すように、正、負極板20、30は、捲回前に、正、負極リード片9a、19aを互いに逆向きにして配置される。このとき、正、負極リード片9a、19aが、幅方向で負、正極集電体19、9の長手方向他側端部に対しそれぞれ上、下方にオフセット配置されている。すなわち、正、負極リード片9a、19aの形成端9b、19bは、幅方向で負、正極集電体19、9の長手方向他側端部から上、下方にずらされている。上、下方のズレ幅は、未塗布部13の幅Bのほぼ半分に設定されている。負極板30の幅方向両端は、正極板20の幅方向両端より左右にはみ出している。このため、負極活物質合剤層18は正極活物質合剤層17に対し長手方向及び幅方向にはみ出すように配置され、正極活物質合剤層17は負極活物質合剤層18に全面で対向する。なお、図3においてセパレータは捨象している。
【0018】
<正極板の作製>
正極活物質にリチウム遷移金属複酸化物としてマンガン酸リチウム(LiMn2O4)を選定し、マンガン酸リチウム粉末と、導電剤として平均粒径5μmの鱗片状黒鉛と、結着剤としてポリフッ化ビニリデンとを質量比85:10:5で混合し、これに分散溶媒のN−メチル−2−ピロリドンを添加、混練したスラリを厚さ20μmの正極集電体9の両面に塗布し正極活物質合剤層17とした。このとき、正極集電体9の長手方向一側に幅A+Bの未塗布部を残した。その後、乾燥、プレス、裁断して正極活物質合剤層17の幅Cが300mm、長さが6000mm、厚さ(アルミニウム箔含む)が230μmの正極板20を得た。乾燥後の正極活物質合剤の塗布量は、280g/m2とした。
【0019】
上記幅A+Bの未塗布部を切り欠き、切り欠き残部を長さAの正極リード片9aとした。隣り合う正極リード片9aを、20mm間隔で設けた。また、正極リード片9aの幅を10mmとし、未塗布部13の幅Bを6mmとした。
【0020】
<負極板の作製>
非晶質炭素として呉羽化学工業株式会社製カーボトロンP粉末90重量部に、結着剤として10重量部のポリフッ化ビニリデンを添加し、これに分散溶媒のN−メチル−2−ピロリドンを添加、混練したスラリを厚さ10μmの負極集電体19の両面に塗布し負極活物質合剤層18とした。このとき、負極集電体19の長手方向の一側に幅A+Bの未塗布部を残した。その後、乾燥、プレス、裁断して負極活物質合剤層18の幅が306mm、長さが6200mm、厚さ(圧延銅箔含む)が140μmの負極板30を得た。乾燥後の負極活物質合剤の塗布量は、66g/m2とした。
【0021】
正極板20と同様に幅A+Bの未塗布部を切り欠き、切り欠き残部を負極リード片19aとした。隣り合う負極リード片19aを、20mm間隔で設けた。また、負極リード片19aの幅を10mmとし、負極リード片19aに隣接する未塗布部23の幅を2mmとした。
【0022】
<電池の作製>
図1及び図3に示すように、作製した正極板20と負極板30とを、これら両極板が直接接触しないようにセパレータを介して正、負極リード片9a、19aを互いに逆向きに配置し捲回して電極捲回群6を作製した。このとき、正、負極リード片9a、19aの形成端9b、19bが、幅方向で負、正極集電体19、9の長手方向の他側端部から上、下方にズレるようにした。電極捲回群6の径を61±0.5mmに調整した。
【0023】
正極板20に形成された正極リード片9を変形させ、その全てを、軸芯11のほぼ延長線上にある極柱(正極外部端子1)周囲から一体に張り出している鍔部7周面付近に集合、接触させた後、リード片9と鍔部7周面とを超音波溶接してリード片9aを鍔部7周面に接続し固定した。また、負極外部端子1’と負極板30に形成された負極リード片19aとの接続操作も、正極外部端子1と正極リード片9aとの接続操作と同様に行った。
【0024】
その後、正極外部端子1及び負極外部端子1’の鍔部7周面全周に絶縁被覆8を施した。この絶縁被覆8は、電極捲回群6外周面全周にも及ぼした。絶縁被覆8には、基材がポリイミドで、その片面にヘキサメタアクリレートからなる粘着剤を塗布した粘着テープを用いた。この粘着テープを鍔部7周面から電極捲回群6外周面に亘って何重にも巻いて絶縁被覆8とした。電極捲回群6の最大径部が絶縁被覆8存在部となるように巻き数を調整し、該最大径を電池容器5の内径より僅かに小さくして電極捲回群6を電池容器5内に挿入した。電池容器5には、外径67mm、内径66mmのステンレス製円筒を用いた。
【0025】
そして、アルミナ製で円盤状電池蓋4裏面と当接する部分の厚さ2mm、内径16mm、外径25mmの第2のセラミックワッシャ3’を、先端が正極外部端子1を構成する極柱、先端が負極外部端子1’を構成する極柱にそれぞれ嵌め込んだ。また、アルミナ製で厚さ2mm、内径16mm、外径28mmの平板状の第1のセラミックワッシャ3を電池蓋4に載置し、正極外部端子1、負極外部端子1’をそれぞれ第1のセラミックワッシャ3に通した。その後、電池蓋4周端面を電池容器5開口部に嵌合し、双方の接触部全域をレーザ溶接した。このとき、正極外部端子1、負極外部端子1’は、電池蓋4の中心に形成された穴を貫通して電池蓋4外部に突出している。そして、第1のセラミックワッシャ3、金属製ナット2底面よりも平滑な金属ワッシャ14を、この順に正極外部端子1、負極外部端子1’にそれぞれ嵌め込んだ。なお、電池蓋4には電池の内圧上昇に応じて開裂する内圧低減機構としての開裂弁10が設けられている。開裂弁10の開裂圧は、1.3×106〜1.8×106Paとした。
【0026】
次いで、ナット2を正極外部端子1、負極外部端子1’にそれぞれ螺着し、第2のセラミックワッシャ3’、第1のセラミックワッシャ3、金属ワッシャ14を介して電池蓋4を鍔部7とナット2の間で締め付けにより固定した。このときの締め付けトルク値は約7N・mとした。なお、締め付け作業が終了するまで金属ワッシャ14は回転しなかった。この状態で、電池蓋4裏面と鍔部7の間に介在させたゴム(EPDM)製Oリング16の圧縮により電池容器5内部の主として電極捲回群6の発電要素は外気から遮断される。
【0027】
その後、電池蓋4に設けた注液口15から480gの非水電解液を電池容器5内に注液し、その後注液口15を封止することにより二次電池40を完成させた。
【0028】
非水電解液には、エチレンカーボネートとジメチルカーボネートとジエチルカーボネートとの体積比1:1:1の混合溶媒中へ6フッ化リン酸リチウム(LiPF6)を1モル/リットル溶解したものを用いた。なお、二次電池40には、電池容器5の温度の上昇に応じて電流を遮断する、例えば、PTC(Positive Temperature Coefficient)素子や、内圧の上昇に応じて電気的接続が切断されるような電流遮断機構は設けられていない。
【0029】
(作用等)
本実施形態の二次電池40では、正、負極リード片9a、19aが、正極集電体9の幅方向で負、正極集電体19、9の長手方向他側端部からそれぞれ上、下方にオフセット配置されている。このため、正、負極リード片9a、19aの形成端9b、19bからバリが突出しセパレータを貫通しても正、負極板20、30間で微小短絡が生じない。従って、二次電池40は電圧低下が抑制され容量、出力を確保することができる。
【0030】
また、本実施形態の二次電池40では、正、負極板20、30は、負極活物質合剤層18が正極活物質合剤層17に対し長手方向及び幅方向にずらされて配設されており、正極活物質合剤層17は、負極活物質合剤層18に全面で対向されている。このため、正極活物質合剤層17及び負極活物質合剤層18の対向面積が大きくなる。従って、高容量、高出力の二次電池40を得ることができる。
【0031】
更に、本実施形態の二次電池40では、正、負極板20、30の幅A+Bの未塗布部を切り欠くことで複数の正、負極リード片9a、19aが形成されている。このため、正、負極リード片9a、19aでの抵抗を抑制することができるので、高出力の二次電池40とすることができる。
【0032】
(第2実施形態)
次に、本発明を円筒型リチウムイオン二次電池に適用した第2の実施の形態について説明する。なお、上述した第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略し、異なる箇所のみ説明する。
【0033】
図4及び図5に示すように、本実施形態では、正極集電体9の幅方向両端(捲回始端、捲回終端)のうち少なくとも一端かつ正極集電体9の未塗布部13の部分13a(及び/又は、13b)と、負極集電体19の長手方向他側端部との間に、ポリプロピレン製で片面に接着剤が塗着された略矩形状の粘着テープ25が介在している。すなわち、粘着テープ25は、部分13a(13b)の表面に貼付されており、長手方向及び幅方向において未塗布部13から僅かにずれて(はみ出して)いる。部分13a(13b)の裏面には、粘着テープ25と同形状、同材質で不図示の粘着テープが粘着テープ25と対向して貼付されている。
【0034】
本実施形態の二次電池では、正極集電体9の幅方向両端のうち少なくとも一端かつ正極集電体9の未塗布部13の部分13a(13b)と、負極集電体19の長手方向他側端部との間に、粘着テープ25が介在されている。このため、正極集電体9の未塗布部13における正極集電体9の幅方向両端のうち少なくとも一端から切断バリが突出していても粘着テープ25で切断バリと負極板30との接触を防止することができる。従って、正、負極板20、30間の微小短絡を抑制して電池の容量、出力を確保することができる。
【0035】
また、本実施形態の二次電池では、2枚の粘着テープは、未塗布部13の部分13a(13b)の表裏面に貼付されている。このため、正、負極板20、30が捲回されたときに、部分13bの表裏面側にそれぞれ位置する負極板30に切断バリが接触することを抑制することができる。従って、より微小短絡を防止することができる。更に、粘着テープ25を部分13a(13b)に貼付することで容易に固定することができるので、作業性を向上させることができる。
【0036】
なお、本実施形態では、正、負極リード片9a、19aの形成端9b、19bが、幅方向で負、正極板30、20の長手方向他側端部から上、下方にずらされている例を示したが、正、負極リード片9a、19aの形成端9b、19bと負、正極板30、20の長手方向他側端部とが対向するようにしてもよい。このようにしても、正極集電体9の未塗布部13における正極集電体9の幅方向両端のうち少なくとも一端から切断バリが突出するときにバリが負極板30に接触することを防止することができる。
【0037】
また、本実施形態では、2枚の粘着テープが部分13a(13b)の表裏面に貼付されている例を示したが、1枚の粘着テープを折り曲げて部分13a(13b)の表裏面に貼付するようにしてもよいし、複数枚の粘着テープ25を貼付するようにしてもよいし、粘着テープ25の形状も限定されるものではない。
【0038】
更に、上記実施形態では、正極板20において正極リード片9aの長さA、未塗布部13の幅B、正極活物質合剤層の幅Cがそれぞれ44、6、300mmに設定されている例を示したが、これらの値は限定されるものではなく、例えは、正極活物質合剤層17の幅Cをより大きくすることで、より高容量、高出力の電池とすることができる。
【0039】
また、上記実施形態では、正、負極リード片9a、19aの負、正極集電体19、9の長手方向他側端部に対する上、下方のズレ幅が未塗布部13の幅Bのほぼ半分に設定されている例を示したが、ズレ幅はこれに限定されず、例えば、ズレ幅をより大きくすることで、微小短絡の発生を更に抑制することができる。
【0040】
更に、上記実施形態では、電気自動車用電源等に用いられる大形の二次電池40を例示したが、電池の大きさ、電池容量には限定されず、有底筒状容器(缶)に電池上蓋がカシメ封口されている構造の円筒型電池に適用してもよい。特に電気自動車用電源に用いられる電池は、高容量、高出力な特性が要求されるため、本発明の適用は好ましい。
【0041】
更にまた、上記実施形態では、絶縁被覆8に、基材がポリイミドで、その片面にヘキサメタアクリレートからなる粘着剤を塗布した粘着テープを用いたが、特にこれに限定されるものではない。例えば、基材がポリプロピレンやポリエチレン等のポリオレフィンで、その片面又は両面にヘキサメタアクリレートやブチルアクリレート等のアクリル系粘着剤を塗布した粘着テープや、粘着剤を塗布しないポリオレフィンやポリイミドからなるテープ等を好適に使用してもよい。
【0042】
また更に、上記実施形態では、正極活物質に、マンガン酸リチウムを用いる例を示したが、リチウムコバルト複合酸化物であるコバルト酸リチウム、リチウムニッケル複合酸化物であるニッケル酸リチウム、リチウムマンガン複酸化物であるマンガン酸リチウムはもちろんのこと、リチウムとコバルト、ニッケル、マンガンの任意の組合せの複酸化物を用いてもよいし、これらの複酸化物に更に異種金属のドープがなされたものを用いてもよい。また、層状岩塩構造を有するマンガン酸リチウム(LiMnO2)、結晶中のリチウムやマンガンの一部を異種金属で置換又はドープした材料や結晶中の酸素の一部をS、P等で置換又はドープした材料を使用するようにしてもよい。
【0043】
また、上記実施形態では、リチウムイオン電池用極板活物質の結着剤としてポリフッ化ビニリデンを用いる例を示したが、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリブタジエン、ブチルゴム、ニトリルゴム、スチレン/ブタジエンゴム、多硫化ゴム、ニトロセルロース、シアノエチルセルロース、各種ラテックス、アクリロニトリル、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン、フッ化プロピレン、フッ化クロロプレン、ビニルアルコール等の重合体及びこれらの混合体などを用いてもよい。
【0044】
更にまた、上記実施形態では、リチウムイオン電池用負極活物質に非晶質炭素をと用いる例を示したが、例えば、天然黒鉛や、人造の各種黒鉛材、コークスなどの炭素質材料等でよく、その粒子形状においても、鱗片状、球状、繊維状、塊状等、特に制限されるものではない。
【0045】
更に、上記実施形態では、非水電解液として、一般的なリチウム塩を電解質とし、これを有機溶媒に溶解した電解液が用いられる例を示したが、リチウム塩や有機溶媒は特に制限されない。例えば、電解質としては、LiClO4、LiAsF6、LiPF6、LiBF4、LiB(C6H5)4、CH3SO3Li、CF3SO3Li等やこれらの混合物を用いることができる。
【0046】
そして、上記実施形態では、非水電解液の有機溶媒としてエチレンカーボネートとジメチルカーボネートとジエチルカ−ボネ−トの体積比1:1:1の混合溶液を用いる例を示したが、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、エチルメチルカーボネート、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン、γ−ブチロラクトン、テトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、4−メチル−1,3−ジオキソラン、ジエチルエーテル、スルホラン、メチルスルホラン、アセトニトリル、プロピオニトニル等またはこれら2種類以上の混合溶媒を用いるようにしてもよいし、混合配合比についても限定されるものではない。
【0047】
【実施例】
以下、上記実施形態に従って作製した実施例の二次電池について説明する。なお、比較のために作製した比較例の電池についても併記する。
【0048】
(実施例1)
実施例1では、第1実施形態に従って、正、負極リード片9a、19aが、幅方向で負、正極集電体19、9の長手方向他側端部からそれぞれ上、下方にオフセット配置され正、負極板20、30が捲回された捲回群を用いて二次電池40を作製した。
【0049】
(実施例2)
実施例2では、第2実施形態に従って、正極板20の部分13aに更に2枚の粘着テープ25を貼付した以外は実施例1と同様に二次電池を作製した。
【0050】
(比較例1)
図6及び図7に示すように、比較例1では、正極リード片の長さDを48mm、正極活物質合剤塗布部の幅Fを300mm、未塗布部の幅Eを2mmとし、正極リード片の形成端と負極板31の他側とを対向させて捲回した捲回群を用いて二次電池を作製した。すなわち、比較例1では、正、負極リード片が、実施例1のように幅方向で負、正極集電体の長手方向他側端部からそれぞれ上、下方にオフセット配置されていない。
【0051】
<試験・評価>
次に、上述した実施例及び比較例の各電池をそれぞれ50個作製し、室温で充電した後放置し、放置期間中の電圧を追跡し、電圧が低下した電池の個数(電圧低下電池数)を調べた。充電条件は、4.2V定電圧、制限電流80A、3.5時間とした。放置温度条件は、25±2゜Cとした。下表1に、試験結果を示す。
【0052】
【表1】
【0053】
表1に示すように、実施例1の電池では、正、負極リード片9a、19aの形成端9b、19bが、幅方向で負、正極板30、20の長手方向の他側から上、下方にオフセット配置されているため、正極リード片の形成端が負極板31と対向してる比較例1の電池に比べて異常な電圧低下を起こす率(電圧低下電池数/製作数×100)が低いことが判明した。また、実施例2の電池では、部分13a及び13bの少なくとも一方に、粘着テープ25が貼付されているので、異常な電圧低下を起こす率が更に低いことが判明した。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、負極集電体の負極リード片が形成されていない長手方向他側端が、長手方向と交差する幅方向で、正極集電体の未塗布部の部分に位置付けられるように配置されているため、正、負極リード片の形成箇所からバリが突出しセパレータを貫通しても正負極間で微小短絡が生じないので、電圧低下が抑制され容量、出力を確保することができる、という効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用可能な第1実施形態の円筒型リチウムイオン二次電池の断面図である。
【図2】第1実施形態の円筒型リチウムイオン二次電池の正極板の正面図である。
【図3】第1実施形態の円筒型リチウムイオン二次電池の正、負極板の正面図である。
【図4】第2実施形態の円筒型リチウムイオン二次電池の粘着テープが貼付された正極板の正面図である。
【図5】第2実施形態の円筒型リチウムイオン二次電池の正、負極板の正面図である。
【図6】従来の円筒型リチウムイオン二次電池の正極板の正面図である。
【図7】従来の円筒型リチウムイオン二次電池の正、負極板の正面図である。
【符号の説明】
6 電極捲回群
9 正極集電体
9a、19a 正極リード片、負極リード片
9b、19b 形成箇所
13、23 未塗布部
13a、13b 部分
19 負極集電体
25 粘着テープ(絶縁体)
20 正極板(正極)
30 負極板(負極)
40 円筒型リチウムイオン二次電池(円筒型リチウムイオン電池)
Claims (3)
- 正、負極集電体の長手方向一側に複数の短冊状正、負極リード片が形成され前記正、負極リード片に隣接して前記長手方向に未塗布部を残して活物質合剤が塗布された正、負極が、セパレータを介して前記正、負極リード片を互いに逆向きにして捲回された電極捲回群を具備する捲回式円筒型リチウムイオン電池において、前記負極集電体の前記負極リード片が形成されていない長手方向他側端が、前記長手方向と交差する幅方向で、前記正極集電体の前記未塗布部の部分に位置付けられるように配置されたことを特徴とする捲回式円筒型リチウムイオン電池。
- 前記正極集電体の前記幅方向両端のうち少なくとも一端かつ該正極集電体の前記未塗布部の部分と、前記負極集電体の長手方向他側端部との間に絶縁体が介在することを特徴とする請求項1に記載の捲回式円筒型リチウムイオン電池。
- 前記絶縁体は、前記正極集電体の前記幅方向両端のうち少なくとも一端かつ該正極集電体の前記未塗布部の部分の表裏面に貼付された粘着テープであることを特徴とする請求項2に記載の捲回式円筒型リチウムイオン電池。
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