JP4293345B2 - 取っ手付き物品集積包装体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は複数個の物品を熱収縮性フィルムにより一括包装した物品集積包装体に、持ち運びに便利な取っ手を取り付けた取っ手付き物品集積包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】
缶や瓶などの物品を複数個一まとめにして熱収縮性フィルムで被包し、周囲から加熱することにより該被包フィルムを収縮させる集積包装方式が知られている。この方式によれば、円筒形状の物品や凹凸のある物品であっても複数個を緊密に包装することができ、見栄えも良い。
【0003】
このような熱収縮性フィルムを用いた物品集積包装体を持ち運びやすくするため、手提げ用の取っ手を該物品集積包装体に取り付けることが提案されている。例えば、特許文献1には、熱収縮性フィルムを用いた物品集積包装体の短手方向の両側面に非熱収縮シート製吊り手バンドの両端を粘着剤で接合した吊り手バンド付き物品集積包装体が開示されている。また、特許文献2には、熱収縮性フィルムを用いた物品集積包装体の上面側の表面に、帯状シートからなる手提げ用取っ手を取り付けた取っ手付き収縮包装体が開示されている。
【0004】
しかし、従来の取っ手付き物品集積包装体では、手提げ用の取っ手が熱収縮性フィルムに固着されているため、取っ手を握って物品集積包装体を持ち上げると、熱収縮性フィルムのうち取っ手の固着部位に力が集中してかかるため、熱収縮性フィルムがその部位から破断しやすいという問題があった。また、取っ手として厚みのあるシートが用いられているため、触感や持ちやすさが良好であるとは言えず、また例えば段積みの時など消費者の手に渡る前は該取っ手が邪魔になりやすいという問題もあった。
【0005】
【特許文献1】
実公平5−36851号公報
【特許文献2】
特開平2−109868号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、持ち運びの際に物品群を被包する熱収縮性フィルムが破断しにくく、触感や持ちやすさに優れ、しかも消費者の手に渡る前にも邪魔にならない取っ手を有する取っ手付き物品集積包装体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前記目的を達成するため鋭意検討した結果、複数個の円筒状物品からなり且つ列数が偶数の配列をなす物品群を熱収縮性フィルムで被包した包装体に、特定の材質からなるフィルムで構成された取っ手を特定の方法で取り付けると、持ち運び性や触感に優れるとともに、持ち運ぶ際に被包フィルム(熱収縮性フィルム)が破断しにくく、しかも持ち運ぶとき以外でも取っ手が邪魔にならないことを見出し、本発明を完成した。
【0008】
すなわち、本発明は、複数個の円筒状物品からなり且つ列数が偶数の配列をなす物品群を熱収縮性フィルムで被包し、その熱収縮力により該物品群を緊密に一括包装してなる包装体と、手提げ用の取っ手とからなる取っ手付き物品集積包装体であって、前記包装体における物品群の列方向の全周をF 10 値0.1〜40MPaの軟質フィルムで構成された取っ手により巻装し、該取っ手を手で握って当該物品集積包装体を持ち上げた際、該包装体の上面から列方向の側面にかけてのコーナー部において、取っ手が円筒状物品間の隙間に入り込むようにしたことを特徴とする取っ手付き物品集積包装体を提供する。
【0009】
この取っ手付き物品集積包装体において、熱溶着により形成された袋状熱収縮性フィルムの該熱溶着部に熱収縮時に生じる皺状突起、又はスリーブ状熱収縮性フィルムの熱収縮時に形成される両端開口部が、包装体の全周に巻装された取っ手により被覆されていてもよい。また、袋状又はスリーブ状の熱収縮性フィルムのシール部が存在する面を含んで包装体の全周が取っ手により巻装され、該シール部が取っ手により被覆されていてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、必要に応じて図面を参照しつつ詳細に説明する。本発明の取っ手付き物品集積包装体は、複数個の円筒状物品からなり且つ列の数が偶数である配列を有する物品群を熱収縮性フィルムで被包し、その熱収縮力により該物品群を緊密に一括包装してなる包装体と、手提げ用の取っ手とからなる。
【0011】
被包される物品としては、形状が円筒状であって、該円筒状物品を複数個一まとめに包装でき、且つそれを手で(特に片手で)持ち運べるようなものであれば特に限定されず、例えば、内容物の入った缶、ガラス瓶、プラスチックボトル(ペットボトル等)などが例示される。前記内容物としては、特に制限されず、例えば、ビール、日本酒、ワイン等の酒類、ジュース類、炭酸飲料、水、お茶などの飲料;肉、魚肉、果物などの食品類;ペットフード、医薬品、工業用薬品、化粧品、洗剤などが挙げられる。なお、円筒状とは、必ずしも断面が真円である必要はなく、断面が楕円や、角が丸みを帯びた多角形状など、断面が円に近似した形状の柱状体を含む意義に用いられる。
【0012】
円筒状物品の配列は列の数が偶数(例えば、2、4等)であるような配列であればよい。円筒状物品は立てた状態で配置することが多いが、横に寝かせた状態で配置してもよい。円筒状物品は1段積みでもよく、2段以上積んだ状態で被包されてもよい。円筒状物品の個数は特に限定されず、物品の重さ等により適宜選択できる。代表的な物品の配列として、例えば2列×2〜6個(計4〜12個)、4列×4〜6個(計16〜24個)などが挙げられる。本発明では、円筒状物品の列の数が偶数であるため、包装体における物品群の列方向の全周を軟質フィルムで構成された取っ手で巻装すると、その取っ手を手で握って物品集積包装体を持ち上げた際、該包装体の上面から列方向の側面にかけてのコーナー部において、列方向に直交する方向の中央部に位置する円筒状物品間の隙間(窪み)に取っ手が入り込んで取っ手がずれにくくなり、重心も取りやすくなる。そのため、持った時の安定感が極めて良好で、持ち運びやすいという大きな利点が得られる。
【0013】
複数個の物品を被包する熱収縮性フィルムとしては、熱収縮性を有するフィルムであれば特に限定されず、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリエチレンフィルムやポリプロピレンフィルムなどのポリオレフィン系フィルム等の何れであってもよいが、使用後に自然界に廃棄されても環境に大きな負荷を与えない生分解性のフィルム、特にポリ乳酸系重合体からなるフィルムが好ましい。
【0014】
ポリ乳酸系重合体とは、乳酸(D−乳酸、L−乳酸、DL−乳酸、又はこれらの混合物)を単量体成分とする重合体を意味し、乳酸と他のヒドロキシカルボン酸又はラクトン類との共重合体も含まれる。他のヒドロキシカルボン酸として、例えば、グリコール酸、2−メチル乳酸、2−ヒドロキシ酪酸、3−ヒドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ酪酸、2−ヒドロキシ−3−メチル酪酸、2−ヒドロキシ−3,3−ジメチル酪酸、2−ヒドロキシカプロン酸などが挙げられる。ラクトン類としては、例えば、γ−ブチロラクトン、δ−バレロラクトン、ε−カプロラクトンなどが例示される。
【0015】
ポリ乳酸系重合体を構成する全単量体に占める乳酸の割合は、一般に50モル%以上、好ましくは80モル%以上、さらに好ましくは90モル%以上であり、特に95モル%以上(例えば100モル%)のものが好ましい。ポリ乳酸系重合体は単独で又は2種以上を混合して用いてもよい。例えば、L−乳酸とD−乳酸との比率が異なるポリ乳酸系重合体を2種以上組み合わせて用いることができる。
【0016】
ポリ乳酸系重合体を得る方法としては、特に限定されず、縮重合法、開環重合法等の公知の方法を採用できる。例えば、縮重合法では、乳酸、又は乳酸と他の単量体成分とを直接脱水縮合することにより任意の組成を有するポリ乳酸系重合体を得ることができる。また、開環重合法では、乳酸の環状2量体であるラクチドを、適当な触媒の存在下で重合させることにより任意の組成のポリ乳酸系重合体を得ることができる。
【0017】
ポリ乳酸系重合体の重量平均分子量は、特に限定されないが、通常5万〜100万、好ましくは8万〜40万程度である。分子量が小さすぎると機械物性や耐熱性が劣り、分子量が大きすぎると成形加工性が低下する。
【0018】
熱収縮性フィルムはポリ乳酸系重合体を主樹脂成分として含んでいればよく、ポリ乳酸系重合体以外の樹脂成分を少量含んでいてもよい。ポリ乳酸系重合体以外の樹脂として、例えば、脂肪族ポリエステル、脂肪族ポリエステルアミド、脂肪族ポリエステルエーテル、脂肪族ポリエステルカーボネートなどの生分解性樹脂などが挙げられる。ポリ乳酸系重合体以外の樹脂は単独で又は2種以上組み合わせて使用できる。これらの中でも脂肪族ポリエステルが特に好ましい。ポリ乳酸系重合体に脂肪族ポリエステルを添加することによりフィルムの柔軟性を向上させることができる。
【0019】
前記脂肪族ポリエステルは、脂肪族又は脂環式ジオール成分と脂肪族又は脂環式ジカルボン酸成分との縮重合、脂肪族又は脂環式ヒドロキシカルボン酸の縮重合、ラクトン類の開環重合、又はこれらの組み合わせにより製造される。各単量体成分は複数種組み合わせて用いることもできる。脂肪族又は脂環式ジオール成分としては、例えば、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、プロピレングリコール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオールなどの脂肪族ジオール;ジエチレングリコールなどのポリアルキレングリコール;1,2−シクロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジメタノールなどの脂環式ジオールなどが例示される。脂肪族又は脂環式ジカルボン酸成分としては、例えば、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン二酸などの脂肪族ジカルボン酸;1,4−デカヒドロナフタレンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸などの脂環式ジカルボン酸などが挙げられる。脂肪族又は脂環式ヒドロキシカルボン酸及びラクトン類としては、前記例示のものを使用できる。
【0020】
上記の脂肪族ポリエステルにおいては、脂肪族又は脂環式ジカルボン酸成分の一部(例えば0.1〜50モル%程度)を芳香族ジカルボン酸成分で置き換えてもよい。このようにして得られるポリエステル(芳香族脂肪族ポリエステル)をポリ乳酸系重合体に添加して得られるフィルムは、耐衝撃性に特に優れ、熱収縮させた後にも破断しにくいという特徴を有する。前記芳香環ジカルボン酸としては、例えば、イソフタル酸、テレフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、4,4′−ビフェニルジカルボン酸などが挙げられる。これらは単独で又は2種以上混合して使用できる。
【0021】
前記脂肪族ポリエステルの代表的な例として、ポリブチレンサクシネート(PBS)、ポリブチレンサクシネートアジペート(PBSA)、ポリカプロラクトン(PCL)などが挙げられる。
【0022】
熱収縮性フィルムを構成する樹脂全体に占めるポリ乳酸系重合体の割合は、通常50重量%以上(50〜100重量%、特に50〜95重量%)、好ましくは60重量%以上(60〜100重量%、特に60〜90重量%)、さらに好ましくは65重量%以上(65〜100重量%、特に65〜85重量%)である。ポリ乳酸系重合体の割合が少ないと、透明性が低下したり、脂肪族ポリエステル等を多く混合した場合には軟らかくなりすぎて収縮仕上がり性が低下しやすくなる。
【0023】
熱収縮性フィルムには、必要に応じて、滑剤、充填剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、難燃剤、着色剤等の各種添加剤が含まれていてもよい。熱収縮性フィルムは複数の層で構成することもできる。熱収縮性フィルムの厚みは、通常8〜100μm、好ましくは10〜60μm、さらに好ましくは15〜40μm程度である。フィルムの厚みが8μm未満の場合は、機械的強度が低下して破れやすくなり、フィルムの厚みが100μmを超えると、コストが高くなり実用的でない。熱収縮性フィルムとしては、商品がはっきりと視認できるように、透明性の高いものが好ましい。
【0024】
熱収縮性フィルムは、フィルムを製造する際の慣用の方法、例えば、押出法により製造できる。例えば、ポリ乳酸系樹脂に必要に応じて他の樹脂や添加剤を加えた樹脂組成物を、Tダイ又は環状ダイを備えた押出機を用いて溶融押出し成形し、冷却ロールにより冷却した後、延伸処理することにより製造できる。
【0025】
延伸はテンター方式、チューブ方式の何れの方式で行うこともできる。延伸は一軸延伸(横一軸延伸又は縦一軸延伸)であっても二軸延伸であってもよい。一軸延伸の場合、延伸処理は、例えば、70〜100℃程度の温度で、幅方向(横方向;TD方向)(又は長さ方向)に1.5〜10倍、好ましくは2〜8倍程度延伸し、必要に応じて、長さ方向(縦方向;MD方向)(又は横方向)にも低い延伸倍率(例えば1.5倍程度以下)で延伸することにより行われる。また、二軸延伸の場合の延伸処理は、例えば、70〜100℃程度の温度下、一方の方向(例えば幅方向)に1.5〜10倍、好ましくは2〜8倍程度、他方の方向(例えば長さ方向)に1.5〜10倍、好ましくは2〜8倍程度延伸することにより行われる。
【0026】
熱収縮性フィルムの熱収縮率は少なくとも一方向に15%以上、好ましくは30%以上である。例えば、ポリ乳酸系重合体を主成分とした一軸延伸フィルムの場合、80℃の熱水に10秒間浸漬処理したとき、主延伸方向において、通常20〜70%、好ましくは20〜60%程度である。また、ポリ乳酸系重合体を主成分とした二軸延伸フィルムの場合の熱収縮率は、80℃の熱水に10秒間浸漬処理したとき、一方の方向(例えば幅方向)において、通常20〜70%、好ましくは20〜60%程度、他方の方向(例えば長さ方向)において、通常20〜70%、好ましくは20〜60%程度である。熱収縮率が低すぎると、物品群を緊密にラップすることが困難になりやすく、熱収縮率が高すぎると、製造が困難であるとともに、収縮応力が強くなり、被包装物の変形や収縮時のシール破袋が起こりやすい。
【0027】
また、熱収縮性フィルムのF10値(引張試験においてフィルム試験片が10%伸びたときの引張強さ;引張弾性率;単位MPa)(JIS K 7127「プラスチックフィルム及びシートの引張試験方法」に準拠;引張速度:200mm/分)は、一軸延伸フィルムの場合、主延伸方向において、通常0.1〜50MPaであり、ポリ乳酸系重合体を主成分とするフィルムの場合は、好ましくは20〜80MPa程度である。二軸延伸フィルムの場合のF10値は、幅方向、長さ方向とも、通常0.1〜50MPaであり、ポリ乳酸系重合体を主成分とするフィルムの場合は、好ましくは20〜80MPa程度である。F10値が小さすぎると、腰が無く加工が困難になりやすく、逆に大きすぎると、衝撃により破れやすくなり、使用時に支障を来しやすい。
【0028】
本発明においては、包装体における物品群の列方向(列に沿った方向)の全周が軟質フィルムで構成された取っ手により巻装されている。取っ手を軟質フィルムで構成するので、触感に優れるとともに、重量物であっても手に提げた時に安定感があり持ち運びやすい。また、包装体を安定性よく支えるために取っ手の幅を広くしても、手で握ると包装体の中央部に寄ってひとまとまりになり持ちやすくなる。さらに、厚みが薄いので、コストを低減できるだけでなく、使用しない時、特に物品集積包装体を段積みする際に、取っ手が邪魔にならない。また軟質であることから、物品の角(エッジ)と当接する部位からの被包フィルム(熱収縮性フィルム)の破れを防止できる。加えて、包装体の全周を取っ手で巻装しているので、取っ手を被包フィルムに固着する場合と異なり、取っ手を握って物品集積包装体を持ち運ぶ際、被包フィルムに局所的に力が加わることがないので、被包フィルムが破断しにくい。
【0029】
さらに、通常、取っ手により包装体の全周を巻装すると、取っ手を持った時にバランスが崩れて包装体が回転しやすくなるが、本発明では、前述したように、取っ手が軟質フィルムで構成され、被包される物品群の列の数が偶数であり、且つ物品の形状が円筒状であることが相俟って、包装体の全周を取っ手で巻装しても、包装体の上面から側面にかけてのコーナー部において、取っ手が円筒状物品間の隙間(窪み)に入り込んでずれにくくなるとともに、重心を取りやすくなる。そのため、物品集積包装体を持った時の安定感が極めて良好であり、非常に持ち運びやすい。
【0030】
取っ手を構成する軟質フィルムの材料としては、柔軟性、伸縮性を有する軟質素材であればよく、例えば、ポリ乳酸系重合体、脂肪族ポリエステル(芳香族脂肪族ポリエステルを含む)、軟質ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のエチレン系又は酢酸ビニル系重合体、ポリブタジエン等のエラストマー及びこれらの混合物などの軟質樹脂素材を使用できるが、これらに限定されるものではない。ポリ乳酸系重合体、脂肪族ポリエステルとしては上記に例示のものを使用できる。ポリエチレンなどにおいては、ブロッキング防止剤や滑剤の添加量の少ない滑り性の低いものが好ましい。特に、軟質ポリ塩化ビニルやエチレン−酢酸ビニル共重合体等からなる表面の自己粘着性を有するフィルムは、取っ手がずれにくく好ましい。
【0031】
これらの中でも、例えば、ポリブチレンサクシネート(PBS)、ポリブチレンサクシネートアジペート(PBSA)、ポリカプロラクトン(PCL)などのポリ乳酸系重合体以外の脂肪族ポリエステルや、ポリ乳酸系重合体とこれらの混合物が好適である。取っ手をこれらの樹脂で形成すると、柔軟性に優れるだけでなく、例えばポリ乳酸系重合体で形成された被包フィルムと一緒に自然界に廃棄されても生分解されるので、環境に負荷を与えない。
【0032】
特に好適な軟質フィルムでは、該フィルムを構成する樹脂全体に占める脂肪族ポリエステル(ポリ乳酸系重合体を除く)の割合は、50重量%以上、好ましくは80重量%以上、さらに好ましくは90重量%以上である。
【0033】
軟質フィルムには、必要に応じて、滑剤、充填剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、難燃剤、着色剤等の各種添加剤が含まれていてもよい。軟質フィルムは複数の層で構成することもできる。軟質フィルムの厚みは、通常10〜100μm、好ましくは15〜50μm、さらに好ましくは20〜30μm程度である。フィルムの厚みが10μm未満の場合は、機械的強度が低下して破断しやすくなり、フィルムの厚みが100μmを超えると剛性が高くなって持ち難くなるとともに、持った際の触感が悪くなる。
【0034】
軟質フィルムは透明、半透明、不透明の何れであってもよいが、取っ手であることがすぐに判別できるようにするため、また熱収縮性フィルムのシール部や、該熱収縮性フィルムの熱収縮時に形成される開口部や皺状突起などを隠蔽するため、少なくとも熱収縮性フィルムよりも透明性が低いか、或いは半透明又は不透明であるのが好ましい。また、透明である場合には、該軟質フィルムに印刷等の加工を施し、取っ手であることがすぐに判別できるようにされているのが好ましい。
【0035】
取っ手の形状としては持ち運びやすい形状であれば特に限定されない。取っ手の幅は、例えば20〜140mmであり、清涼飲料水やビール等の缶(直径50〜68mm程度、例えば250〜500ml缶)の2列×3缶(計6缶)の集積包装の場合は、50〜130mm程度が好ましい。この幅が20mm未満では、物品集積包装体を手で持った時にバランスが崩れやすくなる。また、この幅が大きすぎるとコスト高になり外観も悪くなる。
【0036】
取っ手を構成する軟質フィルムは、フィルムを製造する際の慣用の方法、例えば、押出法により製造できる。例えば、軟質樹脂素材に必要に応じて適当な添加剤を加えた樹脂組成物を、Tダイ又は環状ダイを備えた押出機を用いて溶融押出し成形し、冷却ロールで冷却することにより製造できる。必要であれば延伸処理を施してもよい。
【0037】
取っ手を構成する軟質フィルムのF10値(前記と同意義)は、通常40MPa以下(例えば0.1〜40MPa)、好ましくは30MPa以下(例えば0.1〜30MPa)である。F10値が大きすぎると、触感が劣り、手に提げた時の安定感が低下し、持ち運び難くなるとともに、物品の角(エッジ)と当接する部位から破断しやすくなる。
【0038】
包装体の全周を取っ手により巻装する方法としては、特に限定されないが、例えば、(i)帯状の取っ手で包装体の全周を巻き、該帯状取っ手の両端部を粘着剤や接着剤により接合したり、ヒートシールや溶断シール、インパルスシール等の熱溶着により接合する方法、(ii)予め帯状の取っ手の両端部を上記のような方法で接合して環状の取っ手を作製した後、この環状取っ手の環の中に包装体を挿入することにより包装体の全周を取っ手で巻装する方法などが挙げられる。前記粘着剤、接着剤としては、特に制限はなく、取っ手の構成材料の種類等に応じて、溶剤型、エマルジョン型、ホットメルト型等の中から適宜選択使用できるが、使用済みの包装体がそのまま自然界に廃棄されてもパッケージ全体が微生物等によって分解されるように、澱粉のり、膠、天然ゴム等の生分解性接着剤を用いるのが好ましい。なお、取っ手を外れにくくするため、或いは取っ手を仮に固定するため、取っ手と包装体の被包フィルム(熱収縮性フィルム)とを部分的に上記の粘着剤や接着剤、熱溶着等により接合してもよい。この場合、予め、被包フィルムの該当箇所に粘着剤や接着剤を塗布しておいてもよい。
【0039】
本発明の取っ手付き物品集積包装体は、例えば図1に示されるように、複数個の円筒状物品(缶ビール等)3からなり且つ列数が偶数の配列をなす物品群を例えばポリ乳酸系重合体からなる袋状の熱収縮性フィルム(例えば二軸延伸フィルム)1で被包し、加熱により熱収縮させて、物品群を緊密に一括包装した包装体を作製した後、該包装体における物品群の列方向の全周を帯状の軟質フィルム5で1周巻きし、両端部を粘着剤や接着剤、熱溶着等により接合させ、取っ手とすることにより製造できる。前記袋状の熱収縮性フィルム1は、幅広の熱収縮性フィルムを丸めて両端を熱溶着(ヒートシール、溶断シール、インパルスシール等)するか、又は2枚の幅広の熱収縮性フィルムを重ねて両端部を熱溶着することによりスリーブ状(筒状)とし、この中に複数の物品を挿入した後、その左右両端を熱溶着することにより形成できる。なお、熱収縮性フィルムをスリーブ状にする工程は、物品の挿入後であってもよい。図1において、2は熱溶着の際のシール部(熱溶着部)である。
【0040】
このような袋状の熱収縮性フィルム1を熱収縮させると、シール部2のうち前記スリーブ状のフィルムの左右両端部に対応する部位の一部(一方の端部に付き通常2箇所)に、図1に示されるような皺状突起4が生じる。この皺状突起4は見た目が悪いことに加え、比較的硬く尖っているため、包装体同士の接触により包装体が損傷したり、消費者の手に当たって痛みを生じさせることがある。従って、このような皺状突起4が取っ手5により被覆或いは隠蔽されるように物品3の配列を決めるのが好ましい。
【0041】
本発明の取っ手付き物品集積包装体は、また、図2に示されるように、複数個の円筒状物品(缶ビール等)3からなり且つ列数が偶数の配列をなす物品群を例えばポリ乳酸系重合体からなるスリーブ状の熱収縮性フィルム(例えば一軸延伸フィルム)10で被包し、加熱により熱収縮させて、物品群を緊密に一括包装した包装体を作製した後、該包装体における物品群の列方向の全周を帯状の軟質フィルム5で1周巻きし、両端部を粘着剤や接着剤、熱溶着等により接合させ、取っ手とすることにより製造できる。前記スリーブ状の熱収縮性フィルム10は、幅広の熱収縮性フィルムを丸めて両端を熱溶着するか、又は2枚の幅広の熱収縮性フィルムを重ねて両端部を熱溶着することにより作製できる。なお、幅広の熱収縮性フィルムの両端の熱溶着は、物品を挿入する前、後の何れで行ってもよい。図2において、2は熱溶着の際のシール部(熱溶着部)である。
【0042】
このようなスリーブ状の熱収縮性フィルム10を熱収縮させると、スリーブ状熱収縮性フィルムの左右両端部に相当する位置に、図2に示されるような開口部14が形成される。この開口部14は見た目が悪く、また塵芥などが包装体の中に入りやすい。そのため、このような開口部14が取っ手5により被覆或いは隠蔽されるように物品3の配列を決めるのが好ましい。
【0043】
また、前記熱収縮性フィルムのシール部2は他の部分に比べ強度が弱くなりやすく、見た目も良くない。そのため、該シール部2が取っ手5により被覆或いは隠蔽されるように物品3の配列を決めるのが好ましい。図1及び図2の例では、包装体のうち熱収縮性フィルムのシール部2が存在する面を含んで包装体の全周が取っ手5により巻装されている。このような取っ手付き物品集積包装体では、シール部2の強度の弱さを取っ手5の強度でカバー(補強)することができる。特に、滑り性の低い軟質フィルムからなる取っ手5は、補強効果が高い。
【0044】
本発明の取っ手付き物品集積包装体では、例えば図3に示されるように、取っ手5を手で握って物品集積包装体を持ち上げると、取っ手5が軟質フィルムで構成され、被包される物品群の列の数が偶数であり、且つ物品の形状が円筒状であることから、包装体の上面においては取っ手5が中央に寄って持ちやすくなるとともに、包装体の上面から側面にかけてのコーナー部においては、取っ手が円筒状物品間の隙間(窪み)に入り込んでずれにくくなり、重心も取りやすい。そのため、物品集積包装体を安定感よく持ち運ぶことができる。
【0045】
【発明の効果】
本発明の取っ手付き物品集積包装体によれば、包装体の全周が取っ手で巻装されているので持ち運びの際に物品群を被包する熱収縮性フィルムが破断しにくい。また、取っ手が軟質フィルムで構成されているので、触感や持ちやすさに優れるとともに、流通段階で取っ手が邪魔にならない。さらに、取っ手が軟質フィルムで構成され、被包される物品群の列の数が偶数であり、且つ物品の形状が円筒状であるため、包装体の上面から側面にかけてのコーナー部において取っ手が円筒状物品間の隙間に入り込んでずれにくくなるので、物品集積包装体を安定感よく持ち運ぶことができる。
【0046】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づいてより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
【0047】
実施例1
熱収縮性フィルムとして、ポリ乳酸系重合体及び脂肪族ポリエステルを主成分とした熱収縮性フィルム[三菱樹脂(株)製、商品名「エコロージュS SK101」、厚み20μm]を用いた。この熱収縮性フィルムの熱収縮率は、80℃の熱水に10秒間浸漬処理した時、幅方向において35%、長さ方向において25%であった。また、この熱収縮性フィルムのF10値は、幅方向において35MPa、長さ方向において25MPaであった。
上記帯状の熱収縮性フィルムを、図1に示されるように、幅方向に丸めて両端部を溶断により接合してスリーブ状とし、この中に350ml缶(円筒状の缶)を互いの缶表面を接触させた状態で2列×3個の配列で設置し、前記スリーブ状フィルムの左右両端を溶断シールにより熱溶着させた。続いて、この包装体を140℃の熱風トンネル内に導入してフィルムを収縮させ、計6個の350ml缶を緊密に密着包装し、収縮包装体を得た。
一方、脂肪族ポリエステル[昭和高分子(株)製、商品名「ビオノーレ」]をTダイを備えた押出機を用いて溶融押出しし、冷却ロールで冷却したのち、切断して、長さ600mm、幅120mm、厚み20μmの取っ手用軟質フィルムを作製した。この取っ手用軟質フィルムのF10値は、長さ方向において20MPaであった。
前記収縮包装体における物品群の列方向の全周を前記取っ手用軟質フィルムで1周巻きし、その両端部をヒートシールで接合し、取っ手とした。熱収縮性フィルムをスリーブ状にした時のシール部のうち包装体側面に存在する部分、及びスリーブ状フィルムの両端を溶断シールした部位に生じる皺状突起は取っ手によって被覆された。
得られた取っ手付き物品集積包装体を手で持ったところ、十分な強度を有しており、触感が良く、安定感があって持ち運びやすく、しかも段積みをしても取っ手が邪魔にならなかった。また、外観についても、緊密に包装されており、シール部や皺状突起が取っ手によって被覆されているので、見栄えがよく且つ安全であった。さらに、被包フィルム及び取っ手が生分解性の樹脂で形成されているので、使用後に自然界に廃棄されても環境への負荷が極めて小さい。
【0048】
実施例2
実施例1と同様の帯状の熱収縮性フィルムを、図2に示されるように、幅方向に丸めて両端部をヒートシールにより接合してスリーブ状とし、この中に350ml缶(円筒状の缶)を互いの缶表面を接触させた状態で2列×3個の配列で設置した。続いて、この包装体を140℃の熱風トンネル内に導入してフィルムを収縮させ、計6個の350ml缶を緊密に密着包装し、収縮包装体を得た。
一方、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム[(株)アイセロ化学製、商品名「L140」]を切断して、長さ600mm、幅120mm、厚み50μmの取っ手用軟質フィルムを作製した。この取っ手用軟質フィルムのF10値は、長さ方向において9MPaであった。
前記収縮包装体における物品群の列方向の全周を前記取っ手用軟質フィルムで1周巻きし、その両端部を粘着剤[日立化成ポリマー(株)製、商品名「ハイボンXH249−4」]で接合し、取っ手とした。熱収縮性フィルムをスリーブ状にした時のシール部のうち包装体側面に存在する部分、及び熱収縮の際にスリーブ状フィルムの両端部に相当する部位に形成される開口部は取っ手によって被覆された。
得られた取っ手付き物品集積包装体を手で持ったところ、十分な強度を有しており、触感が良く、安定感があって持ち運びやすく、しかも段積みをしても取っ手が邪魔にならなかった。また、外観についても、緊密に包装されており、シール部や開口部が取っ手によって被覆されているので見栄えがよく、しかも塵芥が包装体内部に入るのを防止できる。さらに、被包フィルム及び取っ手が生分解性の樹脂で形成されているので、使用後に自然界に廃棄されても環境への負荷が極めて小さい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の取っ手付き物品集積包装体の一例とその製造工程を示す概略図である。
【図2】本発明の取っ手付き物品集積包装体の他の例とその製造工程を示す概略図である。
【図3】図1に示す取っ手付き物品集積包装体を手に提げた時の状態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 熱収縮性フィルム
2 シール部
3 物品
4 皺状突起
5 取っ手
6 物品と物品の隙間
10 熱収縮性フィルム
14 開口部
Claims (3)
- 複数個の円筒状物品からなり且つ列数が偶数の配列をなす物品群を熱収縮性フィルムで被包し、その熱収縮力により該物品群を緊密に一括包装してなる包装体と、手提げ用の取っ手とからなる取っ手付き物品集積包装体であって、前記包装体における物品群の列方向の全周をF 10 値0.1〜40MPaの軟質フィルムで構成された取っ手により巻装し、該取っ手を手で握って当該物品集積包装体を持ち上げた際、該包装体の上面から列方向の側面にかけてのコーナー部において、取っ手が円筒状物品間の隙間に入り込むようにしたことを特徴とする取っ手付き物品集積包装体。
- 熱溶着により形成された袋状熱収縮性フィルムの該熱溶着部に熱収縮時に生じる皺状突起、又はスリーブ状熱収縮性フィルムの熱収縮時に形成される両端開口部が、包装体の全周に巻装された取っ手により被覆されている請求項1記載の取っ手付き物品集積包装体。
- 袋状又はスリーブ状の熱収縮性フィルムのシール部が存在する面を含んで包装体の全周が取っ手により巻装され、該シール部が取っ手により被覆されている請求項1記載の取っ手付き物品集積包装体。
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