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JP4283072B2 - 自動二輪車の配管構造 - Google Patents

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JP4283072B2
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Description

本発明は、自動二輪車のエンジンの周辺の配管構造に関する。
自動二輪車のエンジンの周囲においては、蒸散ガソリン、液体ガソリン、蒸散した冷却水、液体の冷却水等といった流体を移送する箇所が多数存在し、このためエンジンの周囲には配管が施されている。従来の自動二輪車のエンジン周辺の配管構造は、幅が狭いという自動二輪車の構造上の理由により車体前後に渡って管を配置することが多く、エンジン周辺の限られた空間内に配管する必要があることから、この管には主として可撓性に富んだゴム等の弾性体製のチューブが用いられていた(特許文献1参照)。
実公平5−9996号公報
しかしながら、上述した如き従来の自動二輪車の配管構造にあっては、弾性体製のチューブを使用しているため捻れ易く、自動二輪車の製造、修理又はメンテナンスにおいてこのような捻れが生じないようにチューブを取り付ける必要があり、当該チューブの取り付け作業に煩雑な手間がかかっていた。またチューブが夫々別体であるため取り付け間違いが生じ易く、取付作業者の負担が大きかった。
また、エンジンの近傍にチューブが配設されていたため、これらのチューブが外部に露出されることとなっていた。エンジン及びその周辺部分は構造が複雑であり、自動二輪車の製造、修理又はメンテナンスにおいては多数の部品をこれらの箇所に取り付け又は取り外す必要があるが、前記チューブがエンジンの近傍に配設された状態では、部品の取り付け又は取り外しに邪魔となっていた。
また、このようなチューブがエンジン近傍に露出されていることは、自動二輪車全体の美的外観の観点から好ましくない。特に、所謂アメリカンタイプ又はネイキッドタイプ等のエンジンの周辺を覆い隠すカウリングが設けられておらず、エンジンが露出したタイプの自動二輪車ではこの点が重要であり、かかるチューブをなるべく外部に露出しないように構成することが以前から望まれている。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、従来に比してエンジンの周辺の配管作業を容易にすることができる自動二輪車の配管構造を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、エンジン周辺の部品の取り付け又は取り外しを容易とすることが可能な自動二輪車の配管構造を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、自動二輪車全体の美的外観を向上させることが期待できる自動二輪車の配管構造を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る自動二輪車の配管構造は、自動二輪車のエンジン近傍において前後に渡って設けられた流体通流用の複数の管を備え、前記複数の管は、当該自動二輪車のエンジン後方に配置されたトランスミッションハウジングの上側に前記トランスミッションハウジングに沿って設けられた剛性管と、前記剛性管の前端および後端に連結された弾性体製のチューブと、をそれぞれしており、前記複数の剛性管は、並列して一体的に結合された状態で前記トランスミッションハウジングに固定されている。
かかる構成とすることにより、剛性管が捻れることがないため、従来に比して配管作業を容易なものとすることができる。また、複数の管がエンジンの後側上部かつトランスミッションハウジングの上側で一纏めにされるため、従来の配管構造のようにチューブがエンジン周辺に散在することがなく、エンジン周辺の部品の取り付け又は取り外しを容易なものとすることができる。更に、自動二輪車のエンジン後側上部かつトランスミッションハウジングの上側は、エンジン周辺の他の部位に比べて部品等を隠しやすく、この部位にエンジンに沿わせた剛性管を配置することにより、剛性管が外部に露出することが防止され、これにより自動二輪車全体の美的外観を向上させることが期待できる。
また、夫々の剛性管が一体的に結合されていることにより、夫々の剛性管の自動二輪車本体に対する取り付け又は取り外しが、複数の剛性管のユニットを自動二輪車本体に対して取り付け又は取り外すだけで済み、夫々の剛性管が別個に構成されている場合に較べてかかる作業を大幅に容易化することが可能となる。
なお、ここでいう剛性とは、剛性管をエンジン後側上部又はトランスミッションハウジング上側に取り付けるときに、少なくともこの取り付けに必要な程度の力が剛性管に加えられても殆ど変形しない程度に剛性を示す性質を意味している。よって、ここでいう剛性管は殆ど弾性がないものに限られず、その素材としては、金属、適度な弾性を有するプラスチック、FRP等の複合材料を利用しうる。
前記複数の剛性管は、側面視で重なるように一体化されていてもよい。
かかる構成とすることにより、側方から見た自動二輪車全体の美的外観を向上させることが期待できる。
また、上記発明においては、前記剛性管がシートの下方に配置されている構成とすることが好ましい。自動二輪車のシートの下方には、後輪用のサスペンションを覆い隠すためのカバーが設けられていることが多く、このためかかる構成とすることにより、このカバーによって剛性管が外部に露出することが防止され、より一層自動二輪車全体の美的外観を向上させることが期待できる。
また、上記発明においては、前記剛性管が金属製であることが好ましい。かかる構成とすることにより、剛性管を低廉なコストで製造することができる。
また、上記発明においては、前記管の何れかが、燃料タンク又はキャブレタと、蒸散ガソリンのガソリン成分を吸収するキャニスタとに連結されており、前記燃料タンク又はキャブレタから前記キャニスタへ蒸散ガソリンを送出するように構成されていることが好ましい。
また、この場合においては、前記キャニスタの前段に蒸散ガソリンと液体ガソリンとを分離するセパレータが設けられており、前記燃料タンク又はキャブレタから送出された蒸散ガソリンが、前記セパレータを通過して前記キャニスタに与えられるように構成されていることが好ましい。
また、この場合においては、前記管の何れかが、前記セパレータと前記燃料タンクとに連結されており、前記セパレータによって分離された液体ガソリンを前記燃料タンクに送出するように構成されていることが好ましい。
また、上記発明においては、前記管の何れかが、ラジエータキャップと冷却水のリザーバタンクとに連結されており、前記ラジエータキャップから前記リザーバタンクへ蒸散した冷却水を送出し、前記リザーバタンクから前記ラジエータキャップへ凝縮した冷却水を送出するように構成されていることが好ましい。
本発明に係る自動二輪車の配管構造による場合は、剛性管が捻れることがないため、従来に比して配管作業を容易なものとすることができる。また、複数の管がエンジンの後側上部又はトランスミッションハウジングの上側で一纏めにされるため、従来の配管構造のようにチューブがエンジン周辺に散在することがなく、エンジン周辺の部品の取り付け又は取り外しを容易なものとすることができる。更に、自動二輪車のエンジン後側上部又はトランスミッションハウジングの上側にエンジン又はトランスミッションハウジングに沿わせた剛性管を配置することにより、剛性管が外部に露出することが防止され、これにより自動二輪車全体の美的外観を向上させることが期待できる。
以下、本発明の実施の形態に係る自動二輪車の配管構造について、図面を参照しながら具体的に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る配管構造を有する自動二輪車の外観を示す側面図である。図1に示す如く、本実施の形態に係る自動二輪車1は、所謂アメリカンタイプのものであり、エンジンEを覆い隠すカウリングが設けられておらず、エンジンEが側方に露出されている。かかるエンジンEは、前輪2及び駆動輪たる後輪3の間に配設され、自動二輪車1の車体を形成するフレーム4に取り付けられている。また、フレーム4の左側には、サイドスタンド5が設けられている。なお、本実施の形態における上下方向、前後方向及び左右方向とは、当該自動二輪車1に搭乗した運転者から見たときの上下方向、前後方向及び左右方向を意味するものとしている。
図2は、本発明の実施の形態に係るエンジンの部分断面左側面図であり、図3は、その部分断面右側面図である。該エンジンEはV型2気筒の4サイクルエンジンであり、側面視において略V字状をなすように前後に配置された2つのシリンダ6,7と、これらのシリンダ6,7の下方に設けられたクランクケース8と、このクランクケース8の下方に設けられたオイルパン9とを備えている。かかるシリンダ6,7は、夫々の上部にシリンダヘッド6a,7aを有しており、その内部にバルブ及びロッカーシャフト等の動弁系(図示せず)を有している。
図4は、シリンダ6,7を除いたエンジンEの主要なハウジング部品を示す分解斜視図である。図4に示すように、エンジンEは左右で対をなす左側クランクケース10と右側クランクケース11とを備えている。左側クランクケース10及び右側クランクケース11が左右から突き合わされて締結されることによってクランクケース8が構成されるようになっている。左側クランクケース10及び右側クランクケース11は、夫々の対向部分に複数の凹状部分が形成されており、その凹状部分を形成する縁部及び壁部の端面同士が接合されることによって、複数の内部空間たる、クランク室20,トランスミッション室21,出力シャフト室22,及びセパレータ室23がこのクランクケース8内に形成されている。
左側クランクケース10の左側部(外側部)は右側へ窪んで凹状に形成されており、これがクラッチ室24の一部を構成するようになっている。かかる左側クランクケース10には、右側が凹状に窪んだ形状の内側クラッチカバー12が左側から取り付けられて互いの周縁部が接合されており、内側クラッチカバー12の左側部には外側クラッチカバー13が取り付けられている。これにより、左側クランクケース10、内側クラッチカバー12及び外側クラッチカバー13によって概ね閉塞された空間であるクラッチ室24が形成されている。
左側クランクケース10、内側クラッチカバー12、及び外側クラッチカバー13には、内底部が下方へ窪んだオイル溜部24aが形成されている。該オイル溜部24aには、クラッチ室24内に集められたオイルが溜められる。
右側クランクケース11の右側部(外側部)前寄りの位置にはカムカバー14が取り付けられる。右側クランクケース11とカムカバー14との対向部分は夫々凹状に窪んだ形状をなしており、カムカバー14の周縁部端面が右側クランクケース11の右側に設けられたカムカバー14の接合用の端面に接合されている。これにより、右側クランクケース11及びカムカバー14によって囲まれる空間たるカム室25が形成されている。かかるカム室25内には、カム及びカムチェーン等が収納されている。
また、右側クランクケース11の右側部後寄りの位置には内側ミッションカバー15が取り付けられ、該内側ミッションカバー15の右側部には外側ミッションカバー17が取り付けられる。かかる内側ミッションカバー15及び外側ミッションカバー17によって、本発明に係るトランスミッションカバーが構成されている。右側クランクケース11と内側ミッションカバー15との対向部分は夫々凹状に窪んだ形状をなしており、内側ミッションカバー15の周縁部端面(本発明に係る接合面)が右側クランクケース11の右側に設けられた内側ミッションカバー15の接合用の端面(本発明に係る接合面)に接合されている。また、内側ミッションカバー15及び外側ミッションカバー17の対向部分も夫々凹状に窪んだ形状をなしており、夫々の周縁部の端面が接合されている。そして、内側ミッションカバー15及び外側ミッションカバー17によって形成される内部空間は、オイル貯蓄室26をなしている。
左側クランクケース10及び右側クランクケース11の下部にはオイルパン9が取り付けられる。その結果、該オイルパン9は、クランク室20及びトランスミッション室21の下方に位置する。
なお、図示していないが、上述した各部材間にはシール部材が介装されており、気体及び液体が各部材間の接続箇所から漏れでないようになっている。
図5は、図2に示すエンジンEのV-V断面図である。図5に示すようにエンジンEにおいて、クランク室20はシリンダ6,7の下方に位置し、該クランク室20の後方にはトランスミッション室21が配置されている。該トランスミッション室21はオイルタンクとしても用いられる。
トランスミッション室21の後方には出力シャフト室22が配置されており、トランスミッション室21の右側部分は、出力シャフト室22の右側部に沿って後方へ延設されている。また、該出力シャフト室22の後方にはセパレータ室23が配置されている。更に、エンジンEの左側部であってクランク室20及びトランスミッション室21の左側にはクラッチ室24が配置されており、エンジンEの右側部であってトランスミッション室21の右側にはオイル貯蓄室26が配置されている。
前記クランク室20、トランスミッション室21、出力シャフト室22、セパレータ室23、及びクラッチ室24は、左側クランクケース10と右側クランクケース11とが閉じ合わさってできるクランクケース8によって一体的に成形されている。従って、各室20〜24を夫々別体に構成した場合に比べ、部品点数を削減できるため、エンジン重量及び組立作業工数も削減することができる。また、エンジンEをコンパクト化することができる。
図6は、左側クランクケース10の右側面図である。図6に示すように、クランク室20とクラッチ室24とを仕切る隔壁38には、クランクシャフト30を支持する軸受80の周りに複数の通気孔81が設けられている。該通気孔81は、隔壁38を貫通しており、クラッチ室24に配置されるゼネレータ39(図6に示す破線を参照)へ向けて開口している。
従って、ピストン33の上下動によって生じるクランク室20内の圧力変動に伴い、複数の通気孔81を通じてクランク室20とクラッチ室24との間をガスが行き来する。行き来したガスはゼネレータ39に吹きかけられるため、比較的高温になるゼネレータ39を冷却することができる。
左側クランクケース10には、クラッチ室24の後端上部と出力シャフト室22の上部とを連通する通気孔82が設けられている。また、出力シャフト室22とセパレータ室23とは隔壁83により仕切られている。該隔壁83における出力シャフト室22の上下方向の中央位置には、該出力シャフト室22とセパレータ室23とを連通する通気孔84が設けられている。
セパレータ室23内には複数のリブ85が設けられており、該リブ85によってセパレータ室23は互いに連通する複数の小空間86に分けられている。隔壁83の下部には、セパレータ室23の下部にてトランスミッション室21へ連通する通流孔87が設けられている。
また、隔壁83の下部には、出力シャフト室22の下部にてセパレータ室23へ連通する通流孔88が設けられている。出力シャフト室22は、通流孔87,88を通じてトランスミッション室21にも連通している。更に、左側クランクケース10におけるセパレータ室23の上部位置には管状の継手89が取り付けられており、該継手89を通じてセパレータ室23はクランクケース8の外部に連通し得るようになっている。
次に、エンジンEにおけるブローバイガスの流れについて、図6を参照して説明する。クランク室20内ではブローバイガスが発生し、このブローバイガスは隔壁38に設けられた通気孔81を通じてクラッチ室24へ流入し、ゼネレータ39に吹きかけられて該ゼネレータ39を冷却した後、該クラッチ室24内を後方へ流れる(図中の破線で示す矢符参照)。後方へ流れたブローバイガスは、クラッチ室24の後部に設けられた通気孔82を通じ、出力シャフト室22へ上部から流入する。
通気孔82から出力シャフト室22へ流入する際、該出力シャフト室22は膨張室の役割を果たし、ブローバイガスの一部は気液分離する。分離したオイル分は、出力シャフト室22の下部に設けられた通流孔88を通じてセパレータ室23へ流入し、更に通流孔87を通じてトランスミッション室21へ流れて行く。
一方、残りのブローバイガスは、出力シャフト室22に設けられた通気孔84を通じ、セパレータ室23へ流入する。通気孔84は、出力シャフト室22の上下方向における中央位置に設けられているため、出力シャフト室22内で分離したオイルが、該通気孔84を通じてセパレータ室23内へ浸入するのを防止することができる。
セパレータ室23内は複数の小空間86に分けられており、ブローバイガスは該小空間86を移動する過程で更に気液分離される。その結果、分離したオイル分は、セパレータ室23の下部に設けられた通流孔87を通じてトランスミッション室21へ流れて行き、分離したガス分は継手89を通じ、更に、管117(図8参照)を通じて吸気系(エアクリーナ等)へ送られる。
このように、オイル分を含むブローバイガスは、出力シャフト室22及びセパレータ室23にて気液分離され、分離したオイル分はオイルタンクを成すトランスミッション室21へ戻される。僅かにオイル分を含むガスは、吸気系へ送られた後、エンジンEの燃焼室(図示せず)へ送られて燃焼される。
次に、エンジンEの周囲の配管構造について説明する。図3及び図4に示すように、クランクケース8のシリンダ7より後方の部分、即ちトランスミッション室21を構成している部分は、その上面が後方へ向かうに従って下がるように傾斜した形状をなしている。そして、図3に示すように、このようなクランクケース8の後部上面には、以下に説明するような構成のパイプ結合体101が取り付けられている。
図7は、本発明の実施の形態に係るパイプ結合体の構成を示す部分拡大右側面図であり、図8は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車の配管構造の全体構成を示す平面図である。図7及び図8に示すように、パイプ結合体101は、5つの剛性管101a〜101eを有している。剛性管101a〜101eは、夫々炭素鋼、アルミニウム合金等の金属製であり、蝋付けにて互いに一体的に結合されている。クランクケース8の後部上面には若干の起伏が設けられているが、各剛性管101a〜101eは、このクランクケース8の後部上面に沿うように、夫々当該箇所の形状に合わせて複数箇所で屈曲されている。かかるパイプ結合体101は、夫々の剛性管101a〜101eが前後方向へ延びるように取付金具102によってクランクケース8にボルト締結されている。
図8に示すように、最も左側に配置されている剛性管101aの前端には、ゴム製のチューブ103aの一端が連結されており、このチューブ103aの他端は図示しないエアクリーナに連結されている。また、エンジンEの後方には、キャニスタ105,セパレータ106及びリザーバタンク107が設けられており、剛性管101aの後端は、ゴム製のチューブ104aを介してキャニスタ105の上端面に設けられた排出口105aに接続されている。このようにして、チューブ103a,剛性管101a及びチューブ104aによって、エアクリーナとキャニスタ105とを繋ぐ管119aが構成されている。
図9は、キャニスタ105,セパレータ106及びリザーバタンク107の配置構成及び配管構成を示す背面図である。図8及び図9に示すように、エンジンEの後方には、左から右へ向かって順にキャニスタ105,セパレータ106,リザーバタンク107が配置されている。キャニスタ105は略直方体形状をなしており、その上端面には前述した排出口105aと、吸入口105cとが設けられている。このキャニスタ105は、活性炭等からなるフィルタ(図示せず)を内蔵しており、吸入口105cから吸入した蒸散ガソリンのガソリン成分を当該フィルタによって吸収し、こうして濾過したガスを排出口105aからエアクリーナへ排出するようになっている。
また、セパレータ106は略円筒形状をなしており、その上端面には蒸散ガソリン及び液体ガソリンを吸入する吸入口106cと、蒸散ガソリンを前記キャニスタ105へ送出する送出口108とが、またその側面下端部には液体ガソリンを排出する排出口106dが、その下端面には通気口106eが設けられている。図8に示すように、セパレータ106の吸入口106cは、ゴム製のチューブ104cの一端に連結されており、このチューブ104cの他端が5本の剛性管101a〜101eの中で中央に配置されている剛性管101cの後端に連結されている。また、剛性管101cの前端には、ゴム製のチューブ103cの一端が連結されており、このチューブ103cの他端が燃料タンク109(図1参照)に連結されている。このようにして、チューブ103c,剛性管101c及びチューブ104cによって、燃料タンク109とセパレータ106の吸入口106cとを繋ぐ管119cが構成されている。
また、セパレータ106の送出口108には、ゴム製のチューブ110の一端が連結されており、このチューブ110の他端がキャニスタ105の吸入口105cに連結されている。排出口106dには、同様にゴム製のチューブ104dの一端が連結されており、このチューブ104dの他端が、右から2つ目に配置されている剛性管101dの後端に連結されている。剛性管101dの前端には、ゴム製のチューブ103dの一端が連結されており、このチューブ103dの他端が燃料タンク109に連結されている。このようにして、チューブ103d,剛性管101d及びチューブ104dによって、燃料タンク109とセパレータ106の排出口106dとを繋ぐ管119dが構成されている。
更に、通気口106eには、ゴム製のチューブ104eの一端が連結されており、このチューブ104eの他端が最も右に配されている剛性管101eの後端に連結されている。剛性管101eの前端には、ゴム製のチューブ103eの一端が連結されており、かかるチューブ103eの他端が図示しないスロットルボディーに連結されている。このようにして、チューブ103e,剛性管101e及びチューブ104eによって、スロットルボディとセパレータ106とを繋ぐ管119eが構成されている。
図10は、セパレータ106の構成を示す模式的断面図である。燃料タンク109の中に溜まった蒸散ガソリンは、チューブ103c,剛性管101c及びチューブ104cを通って吸入口106cからセパレータ106の内部に吸入される。また、蒸散ガソリンがチューブ103c,剛性管101c及びチューブ104cを通過する間に凝縮した液体ガソリンも、吸入口106cからセパレータ106に与えられる。セパレータ106は、図10に示すように、上下に3つの部屋111,112,113が並設された構造となっており、上段の部屋111と、中段の部屋112とを隔離する壁114にはバルブ115が設けられており、中段の部屋112と下段の部屋113とを隔離する壁はダイアフラム116となっている。通気口106eは下段の部屋113に繋がっており、また上述のようにこの通気口106eはスロットルボディーに連通している。これによってスロットルボディーにて発生した負圧によって下段の部屋113の圧力が低下してダイアフラムが下降し、この結果中段の部屋112の内圧が低下してバルブ115が開放されることとなる。また、スロットルボディーにて発生する負圧は脈動しているため、ダイアフラムは上下動を繰り返すこととなり、よってバルブ115は開閉を繰り返すように動作する。
上段の部屋111には上述のように吸入口106cから蒸散ガソリン及び液体ガソリンが導入される。また、上段の部屋111に溜まった蒸散ガソリンの一部は、ここで凝縮して液体ガソリンとなる。このようにして上段の部屋111に溜まった液体ガソリンはバルブ115の開放によって中段の部屋112へと送られ、こうして蒸散ガソリンと液体ガソリンとが分離される。中段の部屋112に溜まった液体ガソリンは、排出口106dから燃料タンクへと戻される。一方、上端の部屋111に溜まった蒸散ガソリンは、送出口108からチューブ110を通して吸入口105cからキャニスタ105の内部へと送られる。
また、図9に示すように、リザーバタンク107の下端部には冷却液の入出口107bが設けられており、この入出口107bには、ゴム製のチューブ104bの一端が連結されている。図8に示すように、このチューブ104bの他端は、左から2つ目に配置されている剛性管101bの後端に連結されている。剛性管101bの前端には、ゴム製のチューブ103bの一端が連結されており、このチューブ103bの他端は、エンジンEの上方に設けられたサーモスタット120に連結されている。このようにして、チューブ103b,剛性管101b及びチューブ104bによって、サーモスタット120とリザーバタンク107とを繋ぐ管119bが構成されている。かかる構成により、冷却システムの水温が高い場合には、サーモスタット120から蒸散冷却水及び液体冷却水がリザーバタンク107へ送られ、また冷却システムの水温が低い場合には、リザーバタンク107からサーモスタット120へ液体冷却水が戻されることとなる。
また、図8に示すように、クランクケース8の上端に設けられた継手89(図6参照)にはゴム製のチューブからなる管117の一端が連結されており、この管117は前後方向へ延びるように配置されて、その他端がエアクリーナ等の吸気系に連結されている。なお、この管117の一部を金属等の剛性材料によって構成された剛性管とし、この剛性管を前述したパイプ結合体101の一部に含む構成としてもよい。
また、以上の如き構成の他にも、例えば燃料タンクの給油口付近に溜まった余剰ガソリン及び雨水等を自動二輪車1の外部に排出するための管、又は吸気系からキャニスタ105へと連なり、キャニスタ105のフィルタに溜まったガソリン成分を吸気系で発生した負圧によって吸引するための管を設け、これらの管の一部を剛性管としてクランクケース8の後側上部に配置してもよい。
図11は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車の配管構造の一部の構成を示す部分拡大右側面図である。図11に示すように、チューブ103a〜103eは、パイプ結合体101から前方へ延設され、シリンダヘッド6a,7aの上方に配されている。また、これらのチューブ103a〜103eには、上方から燃料タンク109が被せられ、チューブ103a〜103eが燃料タンク109に隠れて殆ど外部に露出しないように構成されている。また、シリンダ7の後方であって、クランクケース8の上方の部分には、左右共に後輪用サスペンションを隠すためのカバー118(図1参照)が設けられており、これによってパイプ結合体101が外部に露出しないようになっている。
以上の如き構成により、自動二輪車1のエンジンEの近傍において前後に渡って設けられた流体通流用の複数の管119a〜119e夫々の一部が、剛性管101a〜101eとされており、これらの剛性管101a〜101eが捻れることがないため、従来に比して配管作業を容易なものとすることができる。
また、複数の剛性管101a〜101eが一体的に結合されたパイプ結合体101をクランクケース8の後側上部に取り付けているため、複数の管119a〜109eがエンジンの後側上部で一纏めにされ、従来の配管構造のようにチューブがエンジン周辺に散在することがなく、エンジン周辺の部品の取り付け又は取り外しを容易なものとすることができる。
また、剛性管101a〜101eがパイプ結合体101として一体的に結合されているので、夫々の剛性管101a〜101eの自動二輪車1本体に対する取り付け又は取り外しが、パイプ結合体101を自動二輪車1本体に対して取り付け又は取り外すだけで済み、夫々の剛性管101a〜101eが別個に構成されている場合に較べてかかる作業が大幅に容易化する。
また、パイプ結合体101を、カバー118によって隠しているため、自動二輪車1全体の美的外観が向上する。特に、本実施の形態に係る自動二輪車1のように、アメリカンタイプ等のエンジンが外部に露出されている形式のものにあっては、外部に露出したパイプを少なくすることができ、その効果が著しい。
また、剛性管101a〜101eを金属製としたので、夫々の剛性管101a〜101eを低廉なコストで製造することができる。
なお、剛性管101a〜101eを金属製とする構成に限定されるものではなく、剛性管101a〜101eをクランクケース8の後側上部に取り付けるときに、この取り付けに必要な程度の力が剛性管101a〜101eに加えられても殆ど変形しない程度に弾性を示さない性質を有するものであれば、適度な剛性を有するプラスチック製又はFRP等の複合材料製であってもよい。
なお、本発明の実施の形態においては、クランクケース8の一部をトランスミッションハウジングとした構成について述べたが、これに限定されるものではなく、クランクケースとトランスミッションハウジングとを各別に設けた構成とし、このトランスミッションハウジングの上側にパイプ結合体101を取り付ける構成であってもよい。
また、本発明に係る配管構造は、アメリカンタイプの自動二輪車に搭載されるものに限定されず、ロードレーサタイプや他のタイプの自動二輪車に対しても適用することができる。また、自動二輪車に限られず、例えば四輪バギー、自動車等のエンジンにも適用することができる。
更に、上述した実施形態は一実施形態であり、本願発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本願発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
本発明に係るエンジン冷却構造は、従来に比して配管作業を容易なものとすることができ、また従来に比してエンジン周辺の部品の取り付け又は取り外しを容易とすることが可能となるとともに、自動二輪車全体の美的外観を向上させることが期待できるという効果を奏し、自動二輪車のエンジンの周辺の配管構造等として有用である。
本発明の実施の形態に係るエンジン冷却構造を搭載した自動二輪車の左側面図である。 本発明の実施の形態に係るエンジンの部分断面左側面図である。 本発明の実施の形態に係るエンジンの部分断面右側面図である。 シリンダを除いたエンジンの主要なハウジング部品を示す分解斜視図である。 図2に示すエンジンのV-V断面図である。 左側クランクケースの右側面図である。 本発明の実施の形態に係るパイプ結合体の構成を示す部分拡大右側面図である。 本発明の実施の形態に係る自動二輪車の配管構造の全体構成を示す平面図である。 キャニスタ,セパレータ及びリザーバタンクの配置構成及び配管構成を示す背面図である。 セパレータの構成を示す模式的断面図である。 本発明の実施の形態に係る自動二輪車の配管構造の一部の構成を示す部分拡大右側面図である。
1 自動二輪車
2 前輪
3 後輪(駆動輪)
4 フレーム
5 サイドスタンド
6,7 シリンダ
6a,7a シリンダヘッド
8 クランクケース
9 オイルパン
10 左側クランクケース
11 右側クランクケース
12 内側クラッチカバー
13 外側クラッチカバー
14 カムカバー
15 内側ミッションカバー
17 外側ミッションカバー
20 クランク室
21 トランスミッション室
22 出力シャフト室
23 セパレータ室
24 クラッチ室
24a オイル溜部
25 カム室
26 オイル貯蓄室
30 クランクシャフト
33 ピストン
38 隔壁
39 ゼネレータ
80 軸受
81 通気孔
82 通気孔
83 隔壁
84 通気孔
85 リブ
86 小空間
87 通流孔
88 通流孔
89 継手
101 パイプ結合体
101a〜101e 剛性管
102 取付金具
103a〜103e チューブ
104a〜104e チューブ
105 キャニスタ
105a 排出口
105c 吸入口
106 セパレータ
106c 吸入口
106d 排出口
106e 通気口
107 リザーバタンク
107b 入出口
108 送出口
109 燃料タンク
110 チューブ
111 部屋
112 部屋
113 部屋
114 壁
115 バルブ
116 ダイアフラム
117 管
118 カバー
119a〜119e 管
120 サーモスタット

Claims (8)

  1. 自動二輪車のエンジン近傍において前後に渡って設けられた流体通流用の複数の管を備え、
    前記複数の管は、当該自動二輪車のエンジン後方に配置されたトランスミッションハウジングの上側に前記トランスミッションハウジングに沿って設けられた剛性管と、前記剛性管の前端および後端に連結された弾性体製のチューブと、をそれぞれしており、
    前記複数の剛性管は、並列して一体的に結合された状態で前記トランスミッションハウジングに固定されている自動二輪車の配管構造。
  2. 前記複数の剛性管は、側面視で重なるように一体化されている自動二輪車の配管構造。
  3. 前記剛性管は、シートの下方に配置されている請求項1又は2に記載の自動二輪車の配管構造。
  4. 前記剛性管は、金属製である請求項1乃至の何れかに記載の自動二輪車の配管構造。
  5. 前記管の何れかが、燃料タンク又はキャブレタと、蒸散ガソリンのガソリン成分を吸収するキャニスタとに連結されており、前記燃料タンク又はキャブレタから前記キャニスタへ蒸散ガソリンを送出するように構成されている請求項1乃至の何れかに記載の自動二輪車の配管構造。
  6. 前記キャニスタの前段に蒸散ガソリンと液体ガソリンとを分離するセパレータが設けられており、前記燃料タンク又はキャブレタから送出された蒸散ガソリンが、前記セパレータを通過して前記キャニスタに与えられるように構成されている請求項に記載の自動二輪車の配管構造。
  7. 前記管の何れかが、前記セパレータと前記燃料タンクとに連結されており、前記セパレータによって分離された液体ガソリンを前記燃料タンクに送出するように構成されている請求項に記載の自動二輪車の配管構造。
  8. 前記管の何れかが、ラジエータキャップと冷却水のリザーバタンクとに連結されており、前記ラジエータキャップから前記リザーバタンクへ蒸散した冷却水を送出し、前記リザーバタンクから前記ラジエータキャップへ凝縮した冷却水を送出するように構成されている請求項1乃至の何れかに記載の自動二輪車の配管構造。
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