JP4269677B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動モータによって車両のステアリング機構に操舵補助力を与える電動パワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、運転者がハンドル(ステアリングホイール)に加える操舵トルクに応じて電動モータを駆動することによりステアリング機構に操舵補助力を与える電動パワーステアリング装置が用いられている。この電動パワーステアリング装置では、操舵のための操作手段であるハンドルに加えられる操舵トルクを検出して当該操舵トルクを示すトルク検出信号を出力するトルクセンサが設けられており、そのトルクセンサからのトルク検出信号に基づき電動モータに流すべき電流の目標値が設定される。そして、比例積分制御器によりこの目標値と電動モータに実際に流れる電流の検出値との偏差に基づき、電動モータの駆動手段に与えるべき指令値が生成される。電動モータの駆動手段は、その指令値に応じたデューティ比のパルス幅変調信号(PWM信号)を生成するPWM信号生成回路と、そのPWM信号のデューティ比に応じてオン/オフするパワートランジスタを用いて構成されるモータ駆動回路とから成り、そのデューティ比に応じた電圧すなわち指令値に応じた電圧を電動モータに印加する。この電圧印加によって電動モータに流れる電流は電流検出回路によって検出され、上記目標値とこの検出値との差が上記指令値を生成するための偏差として使用される。このように、電動パワーステアリング装置では、比例積分制御器により、トルクセンサからのトルク検出信号が示す操舵トルクに基づき設定される目標値の電流が電動モータに流れるようにフィードバック制御が行われる。
【0003】
この比例積分制御器の比例ゲインおよび積分ゲイン(以下「PIゲイン」という)の値は、システム全体の応答性を上げるために高い方が望ましいが、PIゲインの値を高くしすぎると機械系の固有振動周波数近傍、具体的には10〜25Hz近傍でシステムが不安定になりやすくなる。そのため、従来では、PIゲインの値はあまり高く設定することなくシステム全体の応答性を犠牲にしてシステムを安定とし、さらに実用周波数帯域における位相特性を改善するために位相補償器が設けられる。具体的には、トルクセンサからのトルク検出信号が位相補償器に与えられ、位相補償器によりトルク検出信号の位相が進められることにより実用周波数帯域におけるシステム全体の応答性が向上する。なお、この構成によりゲイン特性が高くなる周波数帯域では、さらに新たなローパスフィルタが追加される。
【0004】
以上のように、電動モータに流すべき電流の目標値は位相補償器により補償された操舵トルクに応じて決定されるが、さらに詳しくは、位相補償器により補償された操舵トルクに応じて決定される電流値に対して、電動モータの慣性モーメントの影響を抑制するための慣性補償電流値、ステアリングホイールの収斂性を向上させるためのダンピング制御電流値、およびステアリングホイールの戻り時の操作性を向上させるための戻し制御電流値などが加算されることにより、電動モータに流すべき電流の目標値が決定される。なお、一般的に慣性補償電流値は、操舵トルクの微分値に応じて決定される。このような構成は、例えば特開2002−249063号公報に開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−249063号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記電動パワーステアリング装置は、位相補償器により補償された操舵トルクの微分値に基づき慣性補償電流値が決定されるため、実際の操舵トルクに基づき決定される結果とは必ずしも一致せず、期待される制御結果が得られない場合が生じる。また、位相補償器により補償された操舵トルクに基づき、上記ダンピング制御等の各種補償制御や各種判定が行われる場合も同様の問題が生じる。
【0007】
また、上記電動パワーステアリング装置では、電動モータに流すべき電流の目標値が、予め作成されたアシストテーブル(アシストマップ)に基づき決定されることが多いが、このアシストテーブルには不感帯や特性折点が含まれるため、これら近傍の制御領域では期待される設計通りの特性が得られない場合がある。さらに、このアシストテーブルが変更される場合には、変更後のアシストテーブルに対応する位相補償器のパラメータを再設計しなければならない。
【0008】
そこで、本発明の目的は、位相補償器を用いつつ期待される(設計通りの)制御結果や制御特性が得られる電動パワーステアリング装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
第1の発明は、車両操舵のための操作手段によって加えられる操舵トルクに応じて電動モータを駆動することにより当該車両のステアリング機構に操舵補助力を与える電動パワーステアリング装置であって、
前記操舵トルクを検出するトルクセンサと、
前記電動モータに供給すべき電流の値を目標値として設定する目標値設定手段と、
前記電流目標値と前記電動モータに流れる電流との電流偏差に基づき、前記電動モータに対してフィードバック制御を行う制御手段と
を備え、
前記目標値設定手段は、
前記トルクセンサから位相補償されていない前記操舵トルクを受け取り、受け取られた操舵トルクに基づき前記電動モータに供給すべき電流を決定するための基本アシスト電流値を設定する基本アシスト電流設定手段と、
前記基本アシスト電流値を補正するための位相補償されていない補償電流値を出力する補償手段と、
前記基本アシスト電流値と前記補償電流値とを加算することにより得られる位相補償されていない加算電流値を出力する第1の加算手段と、
前記加算電流値の位相補償を行うことにより得られる位相補償電流値を出力する位相補償手段と、
前記位相補償電流値と前記加算電流値とを加算することにより得られる値を前記電動モータに供給すべき電流の値として出力する第2の加算手段と
を含むことを特徴とする。
【0010】
このような第1の発明によれば、位相補償手段は、基本アシスト電流設定手段の後段に設けられる。そのため、基本アシスト電流設定手段(に含まれるアシストテーブル)の不感帯や特性折点は、位相補償手段のパラメータを設定するための設計に対し影響を与えることがない。同様に、上記アシストテーブルの変更も位相補償手段のパラメータを設定するための設計に対し何ら影響を与えることがない。よって、位相補償手段を用いつつ期待される(設計通りの)制御結果や制御特性が得られる電動パワーステアリング装置を提供することができる。またこの発明によれば、基本アシスト電流設定手段および補償手段に対し、位相補償手段を介することなく直接にトルクセンサからの操舵トルクが与えられる。そのため、期待される(設計通りの)制御結果を得ることができる。さらに、この発明によれば、位相補償電流値と加算電流値とを加算することにより得られる値が電動モータに供給すべき電流の値として出力されるので、(伝達関数の分子がsの1次関数となる)位相補償手段を用いつつ期待される(設計通りの)制御結果や制御特性が得られる。
【0013】
第2の発明は、第1の発明において、
前記補償手段は、前記トルクセンサから前記操舵トルクを受け取り、受け取られた操舵トルクの微分値に基づき前記電動モータの慣性補償のための慣性補償電流値を設定する慣性補償手段を含み、
前記補償電流値は、前記慣性補償電流値を含むことを特徴とする。
【0014】
このような第2の発明によれば、慣性補償手段は、位相補償手段を介することなく直接にトルクセンサから与えられる操舵トルクの微分値に基づき慣性補償電流値を設定する。そのため、期待される(設計通りの)制御結果を得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。
<1.全体構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング装置の構成を、それに関連する車両構成と共に示した概略図である。この電動パワーステアリング装置は、操舵のための操作手段としてのハンドル(ステアリングホイール)100に一端が固着されるステアリングシャフト102と、そのステアリングシャフト102の他端に連結されたラックピニオン機構104と、ハンドル100の回転角度である操舵角を検出する舵角センサ2と、ハンドル100の操作によってステアリングシャフト102に加えられる操舵トルクを検出するトルクセンサ3と、この電動パワーステアリング装置が搭載される車両の車速を検出する車速センサ4と、ハンドル操作(操舵操作)による運転者の負荷を軽減するための操舵補助力を発生させる電動モータ6と、そのモータ6の発生する操舵補助力をステアリングシャフト102に伝達する減速ギヤ7と、車載バッテリ8からイグニションスイッチ9を介して電源の供給を受け、舵角センサ2、トルクセンサ3、および車速センサ4からのセンサ信号に基づきモータ6の駆動を制御する電子制御ユニット(ECU)5とを備えている。
【0016】
ここで、ステアリングシャフト102において、ハンドル100側の部分と、減速ギヤ7を介して操舵補助トルクの加えられる部分との間にはトーションバーが介装されている。トルクセンサ3は、そのトーションバーのねじれを検出することにより操舵トルクを検出する。このようにして検出された操舵トルクの検出値Tは、操舵トルク検出信号としてトルクセンサ3から出力され、ECU5に入力される。また、舵角センサ2は、ハンドル100の回転角である舵角の検出値θを示す信号を舵角信号として出力する。さらに、車速センサ4は、車両の走行速度である車速の検出値Vを示す信号を車速信号として出力する。これらの舵角信号および車速信号もECU5に入力される。
【0017】
このような電動パワーステアリング装置を搭載した車両において運転者がハンドル100を操作すると、その操作による操舵トルクがトルクセンサ3によって検出され、その操舵トルクの検出値Tと車速センサ4によって検出された車速の検出値Vとに基づいてECU5によりモータ6が駆動される。これによりモータ6は操舵補助力を発生し、この操舵補助力が減速ギヤ7を介してステアリングシャフト102に加えられることにより、操舵操作による運転者の負荷が軽減される。すなわち、ハンドル操作によって加えられる操舵トルクと、モータ6の発生する操舵補助力によるトルクとの和が出力トルクとして、ステアリングシャフト102を介してラックピニオン機構104に与えられる。これによりピニオン軸が回転すると、その回転がラックピニオン機構104によってラック軸の往復運動に変換される。ラック軸の両端はタイロッドおよびナックルアームから成る連結部材106を介して車輪108に連結されており、ラック軸の往復運動に応じて車輪108の向きが変わる。
【0018】
<2.制御装置の構成および動作>
図2は、上記電動パワーステアリング装置における制御装置であるECU5の機能的構成を示すブロック図である。このECU5は、モータ制御部として機能するマイクロコンピュータ(以下「マイコン」と略記する)10と、そのマイコン10から出力される指令値Dに応じたデューティ比のパルス幅変調信号(PWM信号)を生成するPWM信号生成回路18と、そのPWM信号のデューティ比に応じた電圧をモータ6に印加するモータ駆動回路20と、モータ6に流れる電流を検出する電流検出器19とから構成される。
【0019】
マイコン10は、その内部のメモリに格納された所定のプログラムを実行することにより、目標電流設定部12と減算器14とフィードバック制御演算部(以下「FB制御演算部」と略記する)16とからなるモータ制御部として機能する。このモータ制御部において、目標電流設定部12は、舵角センサ2から出力される舵角の検出値θ(以下、単に「舵角θ」という)と、トルクセンサ3から出力される操舵トルクの検出値T(以下、単に「操舵トルクT」という)と、車速センサ4から出力される車速の検出値V(以下、単に「車速V」という)とに基づき、モータ6に流すべき電流の目標値Itを決定する。この目標電流設定部12の詳細な構成および動作については後述する。減算器14は、この目標電流設定部12から出力される電流目標値Itと電流検出器19から出力されるモータ電流の検出値Isとの偏差It−Isを算出する。FB制御演算部16は、この偏差It−Isに基づく比例積分制御演算によって、PWM信号生成回路18に与えるべきフィードバック制御のための上記指令値Dを生成する。
【0020】
PWM信号生成回路18は、この指令値Dに応じたデューティ比のパルス信号、すなわち指令値Dに応じてパルス幅の変化するPWM信号を生成する。モータ駆動回路20は、典型的にはバッテリ8の電源ラインと接地ラインとの間に接続される4個の電力用の電界効果型トランジスタからなるブリッジ回路であって、PWM信号のパルス幅(デューティ比)に応じた電圧をモータ6に印加する。モータ6は、その電圧印加によって流れる電流に応じた大きさおよび方向のトルクを発生する。このように、電流目標値Itを受け取る減算器14、FB制御演算部16、PWM信号生成回路18、モータ駆動回路20、およびモータ電流の検出値Isを減算器14へ出力する電流検出器19は、モータ6に対するフィードバック制御を行う制御手段を構成する。
【0021】
<3.目標電流設定部の詳細な構成および動作>
図3は、上記一実施形態における目標電流設定部12の構成を示すブロック図である。この目標電流設定部12は、各種補償のために算出される補償電流値Icを出力する補償部121と、操舵トルクTを受け取り上記電流目標値Itを決定するための基礎となるべき基本アシスト電流値Iaを出力する基本アシスト電流設定部122と、補償電流値Icと基本アシスト電流値Iaとを加算して得られる加算電流値It’を出力する加算器124と、この加算電流値It’を受け取り所定の位相補償を行うことにより目標電流値Itを出力する位相補償部123とを含む。また、補償部121は、操舵トルクTを受け取りその微分値dT/dtを出力する微分器1211aと、この微分値dT/dtを受け取りモータ6の慣性モーメントの影響を抑制するための慣性補償電流値Iiを出力する慣性補償部1212と、舵角θを受け取りその微分値である操舵角速度ωを出力する微分器1211bと、この操舵角速度ωを受け取りステアリングホイール100の収斂性を向上させるためのダンピング制御電流値Idを出力するダンパ制御部1213と、慣性補償電流値Iiとダンピング制御電流値Idとを加算することにより上記補償電流値Icを出力する加算器1214とを含む。以下、上記構成要素の動作について詳細に説明する。
【0022】
基本アシスト電流設定部122は、操舵トルクTと車速Vとに基づき基本アシスト電流値Iaを算出する。具体的には、適切な操舵補助力を発生させるための基礎となるべき基本アシスト電流値Iaと操舵トルクTとの関係を車速Vをパラメータとして示すテーブル(「アシストテーブル」と呼ばれる)が基本アシスト電流設定部122に予め保持されており、基本アシスト電流設定部122は、このアシストテーブルを参照して基本アシスト電流値Iaを設定する。図4は、このアシストテーブルの一例を示す図である。図4に示されるように、このアシストテーブルは、車速Vが小さいほど、また操舵トルクTが大きいほど基本アシスト電流値Iaを大きくするように設定される。そうすれば、ハンドルが重いときほど操舵補助力が大きくなり、操舵操作が容易になる。また、このアシストテーブルは、操舵トルクTが0近傍の所定の範囲内にある場合には基本アシスト電流値Iaが0となる不感帯を有し、車速Vが低い場合において操舵トルクTの絶対値が所定の大きさを超える場合には基本アシスト電流値Iaが一定となる特性折点を有している。
【0023】
慣性補償部1212は、微分器1211aから出力される操舵トルクTの微分値(dT/dt)に基づき慣性補償電流値Iiを算出する。具体的には、適切な慣性補償を行うための慣性補償電流値Iiと操舵トルクTの微分値(dT/dt)との関係を示すテーブルまたは慣性補償電流値Iiを算出するための所定のゲインKjが慣性補償部1212に予め保持されており、慣性補償部1212は、このテーブルまたはゲインKjに基づき慣性補償電流値Iiを設定する。また、ダンパ制御部1213は、微分器1211bから出力される操舵角速度ωに基づきダンピング制御電流値Idを出力する。このダンパ制御部1213も、慣性補償部1212と同様に、適切なダンパ制御を行うためのダンピング制御電流値Idと操舵角速度ωとの関係を示すテーブルまたはダンピング制御電流値Idを算出するための所定のゲインKcがダンパ制御部1213に予め保持されており、ダンパ制御部1213は、このテーブルまたはゲインKcに基づきダンピング制御電流値Idを設定する。なお、これらのテーブルは、上記アシストテーブルと同様に、車速Vをパラメータとして上記関係を示すテーブルであってもよい。
【0024】
位相補償部123は、加算器124により基本アシスト電流値Iaと補償電流値Icとが加算されて得られる加算電流値It’に対して位相補償を行うことにより、目標電流値Itを出力する。具体的には位相補償部123は、制御系における伝達特性の遅れを補償し、制御系の安定を図るために、上記加算電流値It’に対して所定のパラメータを有する位相進み・位相遅れのフィルタを通すことにより位相補償を行い、位相補償された目標電流値Itを出力する。この位相補償部123の伝達関数G(s)は、ラプラス変換に基づく変数であって微分演算子に相当するものをsとし、補償後の減衰係数をζ1 とし、被補償系の減衰係数をζ2 とし、補償後の自然角周波数をω1 とし、被補償系の自然角周波数をω2 とするとき、次式(1)のように示される。
G(s)=(s2+2ζ2ω2s+ω2 2)/(s2+2ζ1ω1s+ω1 2)…(1)
【0025】
また、上式(1)は、ω1 =ω2 =ωn とするとき、次式(2)のように示される。
G(s)=(s2+2ζ2ωns+ωn 2)/(s2+2ζ1ωns+ωn 2)…(2)
【0026】
ここで、上記減衰係数ζ1 ,ζ2 がそれぞれ0より大きく1より小さい場合、上式(1)または上式(2)は複素領域に極と零点をもつため、このときの周波数特性に現れる共振点や反共振点を利用することにより位相補償部123の各パラメータを設定するための設計を行うことができる。
【0027】
<4.効果>
上記一実施形態によれば、位相補償部123は、基本アシスト電流設定部122の後段に設けられる。そのため、基本アシスト電流設定部122に含まれるアシストテーブルの不感帯や特性折点は、位相補償部123のパラメータを設定するための設計に対し影響を与えることがない。同様に、アシストテーブルの変更も位相補償部123のパラメータを設定するための設計に対し何ら影響を与えることがない。よって、位相補償器を用いつつ期待される(設計通りの)制御結果や制御特性が得られる電動パワーステアリング装置を提供することができる。
【0028】
また上記一実施形態によれば、基本アシスト電流設定部122および補償部121に対し、位相補償部を介することなく直接にトルクセンサ3からの操舵トルクTが与えられる。そのため、基本アシスト電流設定部122および補償部121(特に慣性補償部1212)において、期待される制御結果を得ることができる。
【0029】
<5.変形例>
上記一実施形態では、位相補償部123により加算電流値It’に対して位相補償が行われ目標電流値Itが出力されるが、位相補償部により加算電流値It’に対してさらに加算されるべき位相補償電流値が出力される構成でもよい。
【0030】
図5は、上記一実施形態の変形例における上記位相補償電流値を出力する位相補償部を含む目標電流設定部12の構成を示すブロック図である。図5に示すように、位相補償部223は、加算電流値It’に対して位相補償を行うことにより位相補償電流値Ipを出力し、加算器125は加算電流値It’にこの位相補償電流値Ipをさらに加算することにより目標電流値Itを出力する。この位相補償部223の伝達関数G(s)は、ω1 =ω2 =ωn とするとき、次式(3)のように示される。
G(s)=2(ζ2−ζ1)ωns/(s2+2ζ1ωns+ωn 2)…(3)
【0031】
ここで、減衰係数ζ1 ,ζ2 がそれぞれ0より大きく1より小さい場合、上式(3)は複素領域に極と零点をもつため、このときの周波数特性に現れる共振点や反共振点を利用することにより位相補償部223の各パラメータを設定するための設計を行うことができる。
【0032】
上記一実施形態では、微分器1211aは、慣性補償部1212に操舵トルクTの微分値(dT/dt)を与える構成である。しかし、微分器1211aは、微分器1211bからの操舵角速度ωを受け取りその微分値である操舵角加速度を慣性補償部1212に与え、慣性補償部1212はこの操舵角加速度に基づき慣性補償電流値Iiを出力してもよい。また、舵角センサ2に代えてステアリングホイールの操舵角速度ωを検出する操舵角速度センサが設けられ、さらに微分器1211bが省略され、操舵角速度センサからの操舵角速度ωがダンパ制御部1213に入力されてもよい。
【0033】
上記一実施形態では、補償部121には、慣性補償部1212およびダンパ制御部1213が含まれるが、さらにステアリングホイールの戻り時の操作性を向上させるための戻し制御を行う戻し制御部など、電動パワーステアリング装置を含む車両の機械的要素に関連する補償や電気的要素に関連する公知の補償(例えばダイナミクス補償)を行う各種制御部が含まれていてもよい。また、補償部121には、これらの補償を行う制御部の1つ以上が含まれていれば足りる。また、基本アシスト電流設定部122に含まれるアシストテーブルの不感帯や特性折点による影響またはアシストテーブルの変更による影響を回避するためには、位相補償部123が基本アシスト電流設定部122の後段に設けられていれば足りるため、補償部121(および加算器124)は省略されてもよい。
【0034】
上記一実施形態では、マイコン10が所定のプログラムを実行することにより、目標電流設定部12における各種構成要素をソフトウェア的に実現するように構成したが、これらの構成要素の一部または全部は、専用の電子回路等によりハードウェア的に実現されてもよい。また、上記一実施形態では、電動モータ6はブラシ付きの一般的な直流モータであるが、本発明における駆動手段としての電動モータは、上記モータに限定されるものではなく、例えばブラシレスモータであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング装置の構成をそれに関連する車両構成と共に示す概略図である。
【図2】上記一実施形態に係る電動パワーステアリング装置における制御装置であるECUの機能的構成を示すブロック図である。
【図3】上記一実施形態における目標電流設定部の構成を示すブロック図である。
【図4】上記一実施形態における基本アシスト電流設定部に予め保持されるアシストテーブルの一例を示す図である。
【図5】上記一実施形態の変形例における位相補償部を含む目標電流設定部の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 …舵角センサ
3 …トルクセンサ
4 …車速センサ
5 …電子制御ユニット(ECU)
6 …モータ
10 …マイクロコンピュータ(モータ制御部)
12 …目標電流設定部(目標値設定手段)
14 …減算器
16 …フィードバック制御演算部(FB制御演算部)
18 …PWM信号生成回路
19 …電流検出器
20 …モータ駆動回路
121 …補償部
122 …基本アシスト電流設定部
123,223 …位相補償部
124,125,1214 …加算器
1211a,1211b …微分器
1212 …慣性補償部
1213 …ダンパ制御部
It …電流目標値
It’…加算電流値
Is …電流検出値
Ia …基本アシスト電流値
Ii …慣性補償電流値
Id …ダンピング制御電流値
Ic …補償電流値
V …車速
T …操舵トルク
θ …舵角
ω …操舵角速度
Claims (2)
- 車両操舵のための操作手段によって加えられる操舵トルクに応じて電動モータを駆動することにより当該車両のステアリング機構に操舵補助力を与える電動パワーステアリング装置であって、
前記操舵トルクを検出するトルクセンサと、
前記電動モータに供給すべき電流の値を目標値として設定する目標値設定手段と、
前記電流目標値と前記電動モータに流れる電流との電流偏差に基づき、前記電動モータに対してフィードバック制御を行う制御手段と
を備え、
前記目標値設定手段は、
前記トルクセンサから位相補償されていない前記操舵トルクを受け取り、受け取られた操舵トルクに基づき前記電動モータに供給すべき電流を決定するための基本アシスト電流値を設定する基本アシスト電流設定手段と、
前記基本アシスト電流値を補正するための位相補償されていない補償電流値を出力する補償手段と、
前記基本アシスト電流値と前記補償電流値とを加算することにより得られる位相補償されていない加算電流値を出力する第1の加算手段と、
前記加算電流値の位相補償を行うことにより得られる位相補償電流値を出力する位相補償手段と、
前記位相補償電流値と前記加算電流値とを加算することにより得られる値を前記電動モータに供給すべき電流の値として出力する第2の加算手段と
を含むことを特徴とする、電動パワーステアリング装置。 - 前記補償手段は、前記トルクセンサから位相補償されていない前記操舵トルクを受け取り、受け取られた操舵トルクの微分値に基づき前記電動モータの慣性補償のための慣性補償電流値を設定する慣性補償手段を含み、
前記補償電流値は、前記慣性補償電流値を含むことを特徴とする、請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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