[go: up one dir, main page]

JP4267667B2 - 監視装置 - Google Patents

監視装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4267667B2
JP4267667B2 JP2007043590A JP2007043590A JP4267667B2 JP 4267667 B2 JP4267667 B2 JP 4267667B2 JP 2007043590 A JP2007043590 A JP 2007043590A JP 2007043590 A JP2007043590 A JP 2007043590A JP 4267667 B2 JP4267667 B2 JP 4267667B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
atmospheric pressure
value
learning
learning value
internal combustion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007043590A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008208728A (ja
Inventor
竜也 田原
俊介 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2007043590A priority Critical patent/JP4267667B2/ja
Priority to US12/034,885 priority patent/US7818104B2/en
Publication of JP2008208728A publication Critical patent/JP2008208728A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4267667B2 publication Critical patent/JP4267667B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M15/00Testing of engines
    • G01M15/04Testing internal-combustion engines
    • G01M15/09Testing internal-combustion engines by monitoring pressure in fluid ducts, e.g. in lubrication or cooling parts
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F9/00Measuring volume flow relative to another variable, e.g. of liquid fuel for an engine
    • G01F9/001Measuring volume flow relative to another variable, e.g. of liquid fuel for an engine with electric, electro-mechanic or electronic means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/22Safety or indicating devices for abnormal conditions
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/24Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means
    • F02D41/2406Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means using essentially read only memories
    • F02D41/2425Particular ways of programming the data
    • F02D41/2429Methods of calibrating or learning
    • F02D41/2451Methods of calibrating or learning characterised by what is learned or calibrated

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

この発明は、内燃機関の作動状態を監視する監視装置に関し、特に学習によって算出された大気圧を用いて積算空気量を監視する構成に関する。
近年、自動車の排出物質による環境負荷を低減するために、様々な取組みが行われている。このような取組みの一つとして、スロットル開度、点火時期、燃料噴射時期、燃料噴射量、吸排気バルブの開閉タイミングなどを状況に応じて最適制御し、排出物質を低減(低エミッション化)するための環境型の内燃機関が開発されている。
このような環境型の内燃機関における最適制御には、始動直後の冷間(コールド)状態での制御ロジックが含まれる。内燃機関は燃料の燃焼によって作動するため、作動によって発熱して温間状態になる。そのため、一般的な内燃機関は、温間状態での燃焼が最適化するように設計されること多い。一方で、十分長い期間において停止状態であった内燃機関が始動された直後には、当該内燃機関は冷間状態となっているため、本来の燃焼状態を実現できないことがある。そこで、このような始動直後の冷間状態における燃料の燃焼を最適化するための制御ロジックが実装されるようになっている。
このような始動直後の冷間状態の内燃機関からの排出物質は「コールドスタートエミッション」とも称され、このコールドスタートエミッションを低減するための内燃機関の制御は「CSS(Cold Start Strategy)制御」とも称される。
このようなCSS制御を可能とする内燃機関を搭載した自動車には、CSS制御の作動状態を監視するための監視装置が設けられることがある。このような監視装置は、「CSSモニタ」とも称され、内燃機関におけるCSS制御の健全性を監視する。具体的には、CSSモニタは、一例として内燃機関に供給される空気量に基づいて、作動状態の異常の有無を判断する。
ところで、内燃機関での燃料の燃焼には空気中の酸素が用いられるため、空気量密度に応じて必要な空気量も変化する。すなわち、最適な空気量は大気圧に応じて変化することになるため、CSSモニタにおいて用いられる判定値も大気圧に応じて変更する必要がある。
このような大気圧に応じた特性値の変更方法として、過去の履歴に基づく学習方式が採用されることも多い。たとえば、特開平11−294233号公報(特許文献1)には、大気圧センサを設けずに、低地から高地へ移動したときも、吸入空気量を精度よく推定して、アイドル回転数を適切な目標回転数に制御するとともに、排気空燃比の目標空燃比からのずれによる排気エミッションの悪化を抑制するための内燃機関のアイドル回転数制御装置が開示されている。このアイドル回転数制御装置は、流量制御弁の開度に応じて定まるバイパスを流れる空気の流量を補正する学習値をエアフローメータにより計測された空気流量に応じて更新するISC空気流量学習値更新手段を備える。
特開平11−294233号公報 特開平07−247888号公報 特開2005−325794号公報 特開2004−052599号公報
上述した学習方式において十分な算出精度を得るためには、学習度合い(たとえば学習値の更新回数)が十分高くなければならない。すなわち、学習度合いが低い間では、十分な算出精度を得ることができない。
そのため、バッテリの過放電(いわゆる、バッテリ上がり)や制御装置の交換によって、学習値がリセット(ゼロクリア)されてしまうと、正常な大気圧を得ることができない。そのため、このような場合には、内燃機関の作動状態が正常であるにもかかわらず、異常であると誤判断するおそれがあった。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、大気圧学習値の算出精度が低い場合であっても、内燃機関の作動状態が異常であると誤って判断することを抑制可能な監視装置を提供することである。
この発明のある局面に従えば、内燃機関の作動状態を監視する監視装置であって、大気圧を取得する大気圧取得手段と、大気圧取得手段によって取得される大気圧の履歴に基づいて大気圧学習値を算出する学習値算出手段と、所定期間内に内燃機関へ吸入された積算空気量を算出する積算空気量算出手段と、積算空気量が大気圧学習値に応じた所定の判定値を下回っているときに、内燃機関の作動状態が異常であると判断する異常判断手段とを備える。そして、判定値は、大気圧学習値に加えて、学習値算出手段による大気圧学習値の学習度合いに応じて設定される。
この局面に従う監視装置によれば、所定期間内に内燃機関へ吸入された積算空気量が大気圧学習値に応じた所定の判定値を下回っているときに、内燃機関の作動状態が異常であると判断する。そして、この判定値は、大気圧学習値に加えて、学習値算出手段による大気圧学習値の学習度合いに応じて設定される。そのため、バッテリの過放電や制御装置の交換によって、大気圧学習値の学習度合いが十分でない場合であっても、内燃機関の作動状態が異常であると誤って判断しないような判定値を設定できる。
好ましくは、この局面に従う監視装置は、学習値算出手段による大気圧学習値の学習回数を所定のしきい値と比較する比較手段と、大気圧学習値の学習回数がしきい値を下回っているときに、判定値として、学習値算出手段において予め定められた大気圧学習値の初期値に対応する値を設定する判定値設定手段とをさらに備える。
この発明の別の局面に従えば、内燃機関の作動状態を監視する監視装置であって、大気圧を取得する大気圧取得手段と、大気圧取得手段によって取得される大気圧の履歴に基づいて大気圧学習値を算出する学習値算出手段と、所定期間内に内燃機関へ吸入された積算空気量を算出する積算空気量算出手段と、積算空気量が大気圧学習値に応じた所定の判定値を下回っているときに、内燃機関の作動状態が異常であると判断する異常判断手段と、学習値算出手段による大気圧学習値の学習回数が所定のしきい値を下回っているときに、異常判断手段を無効化する無効化手段とを備える。
この局面に従う監視装置によれば、所定期間内に内燃機関へ吸入された積算空気量が大気圧学習値に応じた所定の判定値を下回っているときに、内燃機関の作動状態が異常であると判断する一方で、大気圧学習値の学習回数が所定のしきい値を下回っていれば、この内燃機関の作動状態が異常であるか否かの判断処理を無効化する。そのため、バッテリの過放電や制御装置の交換によって、大気圧学習値の学習度合いが十分でない場合には、内燃機関の異常判断が行われない。
好ましくは、内燃機関は、スロットル機構によって吸入される空気流量を制御され、大気圧取得手段は、スロットル機構の開度と、内燃機関に吸入される空気流量とに基づいて、大気圧を算出する。
好ましくは、積算空気量算出手段は、内燃機関の作動開始から積算空気量の算出を開始する。
好ましくは、内燃機関は、ガソリンの燃焼により作動する。
この発明によれば、大気圧学習値の算出精度が低い場合であっても、内燃機関の作動状態が異常であると誤って判断することを抑制可能な監視装置を実現できる。
この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
(車両の全体構成)
図1は、この発明の実施の形態1に従う監視装置を備えた車両1の要部を示す概略構成図である。
図1を参照して、本実施の形態に従う監視装置は、たとえば制御装置200が実行するプログラムにより実現される。車両1は、ガソリンの燃焼により作動するガソリン内燃機関(以下、「エンジン」とも称す)100で発生する駆動力により走行可能な自動車である。なお、車両1は、エンジン100に加えて、モータをさらに搭載したハイブリッド車両であってもよい。
エンジン100には、エアクリーナ102から空気が吸入される。エンジン100に吸入される空気流量は、スロットル機構104により調整される。スロットル機構104は、一例として、制御装置200からのスロットル指令に従って、モータにより駆動される電気制御式スロットルバルブからなる。
スロットル指令は、アクセル開度センサ144によって検出される運転者によるアクセルペダル146の踏込量(アクセル開度)に応答して、制御装置200で生成される。また、スロットル開度センサ128がスロットル機構104におけるスロットルバルブの開度(スロットル開度TA)を検出する。さらに、エアクリーナ102とスロットル機構104との間の流路内にフローメータ126が設けられ、エンジン100に吸入される空気流量(エアフロ出力GA)が検出される。
吸入された空気は、シリンダ106(燃焼室)においてインジェクタ108から噴射された燃料と混合される。一例として、インジェクタ108の噴射孔は、シリンダ106内に設けられており、燃料は、シリンダ106の吸気側(空気が導入される側)からシリンダ106内に直接噴射される。また、インジェクタ108が燃料を噴射するタイミングは、制御装置200からの噴射時期信号によって制御される。なお、図1には、エンジン100の一例として、インジェクタ108の噴射孔がシリンダ106内に設けられた直噴エンジンを図示するが、これに限られずポート噴射用のインジェクタが設けられたエンジンであってもよい。
シリンダ106内の混合気は、点火プラグ110により着火されて燃焼する。なお、点火プラグ110が着火するタイミングは、制御装置200からの点火時期信号によって制御される。点火プラグ110の着火によって燃焼した後の混合気、すなわち排気ガスは、三元触媒112により浄化された後に車外へ排出される。
この混合気の燃焼によりピストン114が押し下げられ、クランクシャフト116が回転する。また、クランクシャフト116の回転数、すなわちエンジン回転数NEは、クランク角センサ140によって検出される。
シリンダ106の頭頂部には、シリンダ106に導入される空気の量および時期を制御するための吸気バルブ118、およびシリンダ106から排出される排気ガスの量および時期を制御するための排気バルブ120が設けられている。吸気バルブ118は、カム122により駆動され、排気バルブ120はカム124により駆動される。
また、エンジン100の周囲には、エンジン冷却水の循環経路が形成され(図示しない)、ラジエタ130によって放熱(冷却)される。また、循環経路に設けられた冷却水センサ132によって、エンジン冷却水の冷却水温度WTが検出される。
制御装置200は、一例として、CPU(Central Processing Unit)202と、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などからなるメモリ部204とを主体とするECU(Electronic Control Unit)で構成される。そして、制御装置200は、後述する各センサから入力された信号や、メモリ部204に格納されたマップおよびプログラムなどに基づいて、エンジン100が所望の運転状態になるように、スロットル開度、点火時期、燃料噴射時期、燃料噴射量、吸排気バルブの開閉タイミングなどを制御する。
特に、本実施の形態に従う制御装置200は、運転者の操作によってイグニッションスイッチ142からIG(イグニッション)オンが与えられると、セルモータ(図示しない)によるクランキング動作を行ってエンジン100を始動するとともに、冷却水温度WTに基づいてエンジン100の状態(冷間状態や温間状態)を判定する。そして、エンジン100が冷間状態であれば、冷間時に生じる排出物質(コールドスタートエミッション)を低減できるように所定の制御動作(以下、「CSS制御」とも称す)を実行する。
さらに、制御装置200は、フローメータ126からの空気流量(エアフロ出力GA)に基づいて、エンジン100が始動されてから所定期間内(たとえば、20秒間)にエンジン100へ吸入された積算空気量を算出する。そして、当該所定期間の経過後において、制御装置200は、積算空気量と所定の判定値とを比較する。積算空気量が所定の判定値を下回っていれば、制御装置200は、エンジン100におけるCSS制御が異常であると判断し、警告表示灯150を点灯または点滅して運転者にCSS制御の異常を通知するとともに、CSS異常出力を示すダイアグコードを出力する。
(制御装置の制御構造)
図2は、この発明の実施の形態1に従う制御装置200で実行される制御構造の概略を示すブロック図である。
図2を参照して、制御装置200は、制御構造として大気圧算出部300とCSSモニタ部400とを含む。大気圧算出部300は、大気圧を取得するとともに、取得される大気圧の履歴に基づいて大気圧学習値を算出する。すなわち、所定の制御周期毎に大気圧が取得され、当該取得された大気圧によって大気圧学習値が更新される。なお、本実施の形態に従う大気圧算出部300は、後述するように、大気圧センサを用いることなく大気圧を算出する。
また、CSSモニタ部400は、大気圧算出部300で算出された大気圧学習値を用いて、CSS制御の異常の有無を監視する。すなわち、CSSモニタ部400は、エンジン100が始動されてから所定期間内にエンジン100へ吸入された積算空気量を算出するとともに、積算空気量が算出された大気圧学習値に応じた所定の判定値を下回っているか否かを判断する。さらに、CSSモニタ部400は、大気圧学習値に加えて、大気圧算出部300における大気圧学習値に対する学習度合いに応じて、CSS制御が異常であると誤判断されることを回避できるように判定値を設定する。
(大気圧算出部)
図3は、この発明の実施の形態1に従う大気圧算出部300で実行される制御構造の概略を示すブロック図である。
図3を参照して、大気圧算出部300は、割算部302と、特性格納部304と、減算部306と、掛算部308と、加算部310と、遅延部(D)312と、更新検出部314とを含む。
割算部302および特性格納部304は、各制御周期における大気圧を取得するための部位であり、大気圧センサを用いることなく、スロットル開度センサ128(図1)からのスロットル開度TAと、フローメータ126(図1)からのエアフロ出力GAとに基づいて、大気圧を算出する。具体的には、エンジン100が正常な作動状態にあれば、エンジン100に吸入される空気流量(エアフロ出力GA)は、スロットル開度TAおよび大気圧に応じた一定の関係に従って定まる。そのため、エアフロ出力GAに対するスロットル開度TAの比率(GA/TA)は、大気圧との間に一定の関係を有することになる。そこで、比率GA/TAと大気圧#PAとの関係を対応付けたマップを予め実験的に取得して特性格納部304に格納するとともに、特性格納部304は、割算部302で算出された比率GA/TAに対応する大気圧#PAを出力する。
減算部306、掛算部308、加算部310、および遅延部312は、制御周期毎に算出される大気圧#PAの履歴に基づいて、大気圧学習値PA(n)を学習によって算出するための部位である。ここで、学習方式を採用するのは、エンジン100の作動状態や各センサの検出精度などに起因して、特性格納部304から制御周期毎に出力される大気圧#PAは比較的変動が大きい一方で、実際の大気圧の変化速度は比較的緩やかであるので、大気圧学習値PA(n)を安定的に算出する必要があるためである。
図3では、特定の制御周期における大気圧学習値をPA(n)と表すとともに、前回の制御周期で算出された大気圧学習値を大気圧前回値PA(n−1)と表す。なお、大気圧前回値PA(n−1)は、レジスタで構成される遅延部312によって保持出力される。
特性格納部304から出力された大気圧#PAは、減算部306において、大気圧前回値PA(n−1)を減じられた後に掛算部308へ出力される。そして、掛算部308では、減算部306からの出力値に学習係数Kp(0<Kp<1)が乗じられて加算部310へ出力される。加算部310は、掛算部308からの出力値に大気圧前回値PA(n−1)を加えて、大気圧学習値をPA(n)として出力する。すなわち、大気圧学習値PA(n)と大気圧前回値PA(n−1)との間には、以下のような関係式が成立する。
大気圧学習値PA(n)=Kp×#PA+(1−Kp)×PA(n−1)
このように、各制御周期では、当該制御周期に算出された大気圧#PAを用いて大気圧前回値PA(n−1)が更新されて、新たな大気圧学習値PA(n)が算出される。なお、大気圧学習値を算出するための学習方式は、図3に示す構成に限られず、各制御周期に算出される大気圧#PAの履歴に基づいて算出するものであれば、いずれの構成であってもよい。
大気圧算出部300には更新検出部314がさらに設けられており、大気圧学習値PA(n)が更新された回数(学習回数)を積算し、学習回数PAchgとして出力される。
図4は、大気圧学習値PA(n)の学習初期における変化特性の一例を示す図である。
図4を参照して、上述の関係式に示されるように、各制御周期の大気圧学習値PA(n)は、当該制御周期に算出された大気圧#PAおよび大気圧前回値PA(n−1)にそれぞれ所定の比率を乗じ、両者を加算したものである。そのため、学習初期、すなわち大気圧学習値PA(0)が初期値(たとえば、高度2400mに相当する大気圧)となっている場合には、大気圧学習値PA(n)が本来の大気圧を示すようになるまでには、大気圧#PAの加算を比較的多くの回数実行する必要がある。言い換えれば、更新検出部314から出力される学習回数PAchgが十分に大きくなるまでは、大気圧算出部300で算出される大気圧学習値PA(n)の算出精度は低いといえる。なお、大気圧学習値PA(n)の算出精度が十分に高くなるまでに要する学習回数PAchgは、学習係数Kpの大きさなどに依存する。
そこで、後述するように、CSSモニタ部400では、この学習回数PAchgに基づいて大気圧学習値PA(n)の算出精度を判断し、CSS制御が異常であるとの誤判断を回避できるように判定値を選択的に設定する。
(CSSモニタ部)
図5は、この発明の実施の形態1に従うCSSモニタ部400で実行される制御構造の概略を示すブロック図である。
図5を参照して、CSSモニタ部400は、積算部402と、タイマ部(TM)404と、比較部406,414と、特性格納部408と、初期値格納部410と、選択部412とを含む。
積算部402およびタイマ部404は、エンジン100の始動されてから所定期間が経過するまでにエンジン100へ吸入された積算空気量GASUMを算出するための部位である。すなわち、積算部402は、イグニッションスイッチ142(図1)からIGオンが与えられると、それ以前に格納していた積算値をリセットして、フローメータ126(図1)からのエアフロ出力GAの積算を開始する。ここで、タイマ部404もIGオンに応答して、エアフロ出力GAの積算を行うべき所定期間(たとえば、20秒)の計測を開始する。そして、タイマ部404が所定期間の計測を完了すると、すなわちIGオンから所定期間が経過すると、タイマ部404からストップ信号が積算部402へ与えられる。このストップ信号に応答して、積算部402はエアフロ出力GAの積算を停止し、当該時点までの積算によって算出された積算空気量GASUMを比較部406へ出力する。
さらに、積算空気量GASUMがエンジン100のアイドル状態におけるエアフロ出力GAから算出されるために、運転者がレーシング(空ぶかし)を行っている期間中は、エアフロ出力GAの積算を中断するように構成してもよい。
比較部406は、算出された積算空気量GASUMに基づいて、CSS制御における異常の有無を判断するための部位であり、積算部402で積算された積算空気量GASUMと、選択部412を介して与えられる判定値THcssとを比較する。そして、積算空気量GASUMが判定値THcssを下回っているときに、CSS制御が異常であると判断し、CSS異常出力を発する。
特性格納部408、初期値格納部410、および選択部412は、大気圧学習値PA(n)および学習回数PAchgに応じて、判定値THcssを設定するための部位である。特性格納部408は、大気圧学習値PA(n)および冷却水温度WTに関係付けて規定した判定値THcssの特性がマップ形式で格納されており、IGオンが与えられると、その時の大気圧学習値PA(n)および冷却水温度WTに対応する判定値THcssが選択部412へ出力される。
一方、初期値格納部410には、大気圧学習値PA(n)が初期値(たとえば、高度2400mに相当する大気圧)となっている場合の判定値に相当する初期判定値THintが格納されている。
選択部412は、比較部414からの選択指令SELに応じて、特性格納部408からの判定値THcssおよび初期値格納部410からの初期判定値THintのいずれか一方を比較部406へ出力する。
比較部414は、大気圧算出部300における大気圧学習値PA(n)の学習回数PAchgを所定のしきい値PAGOKと比較し、大気圧学習値PA(n)の算出精度を判断する。すなわち、しきい値PAGOKには大気圧学習値PA(n)の算出精度が十分に高いとみなすことのできる学習回数が設定され、学習回数PAchgがしきい値PAGOK以上であれば、特性格納部408からの判定値THcssが比較部406へ出力される一方で、学習回数PAchgがしきい値PAGOKを下回っていれば、初期値格納部410からの初期判定値THintが比較部406へ出力される。
したがって、大気圧学習値PA(n)が十分に学習されて算出精度が高い場合には、通常の判定値THcssを用いてCSS制御の異常の有無が監視される一方で、大気圧学習値PA(n)の学習が不十分で算出精度が低い場合には、大気圧学習値PA(n)の初期値に対応する初期判定値THintを用いてCSS制御の異常の有無が監視される。これにより、大気圧学習値PA(n)の学習が不十分であるときに、CSS制御が異常であると誤判断されることを回避できる。
なお、初期判定値THintは、大気圧学習値PA(n)の初期値に対応して設定されるので、特性格納部408に格納される判定値THcssの特性値のうち、最も小さい値とほぼ等しくなる。
(フローチャート)
上述した制御装置200で実行される制御構造の処理フローをまとめると以下のようになる。
図6は、この発明の実施の形態1に従う大気圧算出部300での処理手順を示すフローチャートである。なお、各処理の実行主体は、制御装置200内のCPU202である。
図6を参照して、CPU202は、エンジン100が作動中であるか否かを判断する(ステップS100)。エンジン100が作動中でなければ(ステップS100においてNO)、CPU202は最初のステップに戻り、再度処理を実行する。すなわち、CPU202は、エンジン100の作動中に限って、ステップS102以下の処理を実行する。
エンジン100が作動中であれば(ステップS100においてYES)、CPU202は最初の学習処理であるか否かを判断する(ステップS102)。なお、ここで言う「最初の学習処理」とは、バッテリの過放電や制御装置の交換によって、学習値などがリセット(ゼロクリア)された後の最初の学習処理を意味する。
最初の学習処理であれば(ステップS102においてYES)、CPU202は、初期化処理を実行する(ステップS104)。この「初期化処理」には、大気圧前回値PA(n−1)への初期値の設定、学習回数PAchgのゼロクリアなどが含まれる。
最初の学習処理でなければ(ステップS102においてNO)、もしくは初期化処理の実行後(ステップS104の後)、CPU202は、スロットル開度センサ128からスロットル開度TAを取得し(ステップS106)、フローメータ126からエアフロ出力GAを取得する(ステップS108)。そして、CPU202は、エアフロ出力GAに対するスロットル開度TAの比率GA/TAに基づいて、メモリ部204に格納されているマップを参照し、大気圧#PAを算出する(ステップS110)。CPU202は、取得した大気圧#PAを用いて前回の制御演算時に算出された大気圧前回値PA(n−1)を更新し、新たな大気圧学習値PA(n)を算出する(ステップS112)。そして、CPU202は、新たに算出した大気圧学習値PA(n)を大気圧前回値PA(n−1)にセット(ステップS114)した後、学習回数PAchgを1だけインクリメントする(ステップS116)。そして、CPU202は、最初のステップに戻り、再度処理を実行する。
図7は、この発明の実施の形態1に従うCSSモニタ部400での処理手順を示すフローチャートである。なお、各処理の実行主体は、制御装置200内のCPU202である。
図7を参照して、CPU202は、IGオンが与えられたか否かを判断する(ステップS200)。IGオンが与えられていなければ(ステップS200においてNO)、CPU202は最初のステップに戻り、再度処理を実行する。すなわち、CPU202は、IGオンが与えられた場合に限って、ステップS202以下の処理を実行する。
IGオンが与えられれば(ステップS200においてYES)、CPU202は、フローメータ126からのエアフロ出力GAの積算を開始する(ステップS202)。そして、CPU202は、エアフロ出力GAを所定期間にわたって継続的に積算して積算空気量GASUMを算出する(ステップS204)。
その後、CPU202は、学習回数PAchgがしきい値PAGOK以上であるか否かを判断する(ステップS206)。学習回数PAchgがしきい値PAGOK以上であれば(ステップS206においてYES)、CPU202は、当該時点の大気圧学習値PA(n)および冷却水温度WTに基づいて、メモリ部204に格納されているマップを参照し、判定値THcssを設定する(ステップS208)。
一方、学習回数PAchgがしきい値PAGOKを下回っていれば(ステップS206においてNO)、CPU202は、メモリ部204に格納されている初期判定値THintを判定値THcssとして設定する(ステップS210)。
そして、CPU202は、ステップS204において算出した積算空気量GASUMが判定値THcssを下回っているか否かを判断する(ステップS212)。積算空気量GASUMが判定値THcssを下回っていれば(ステップS212においてYES)、CPU202は、CSS制御が異常であると判断してCSS異常出力を発する(ステップS214)。そして、CPU202は、処理を終了する。
一方、積算空気量GASUMが判定値THcssを下回っていなければ(ステップS212においてNO)、CPU202は、CSS制御が正常であると判断し(ステップS216)、何らの異常出力も発しない。そして、CPU202は、処理を終了する。
この発明の実施の形態1によれば、IGオンが与えられてエンジンが始動した後、所定期間が経過するまでにエンジンへ吸入された積算空気量が大気圧学習値に応じた所定の判定値を下回っているときに、内燃機関の作動状態が異常であると判断する。そして、この判定値は、大気圧学習値および大気圧学習値の学習回数に応じて設定される。すなわち、大気圧学習値の学習回数が、大気圧学習値の算出精度が十分に高いとみなすことのできるしきい値を下回っていれば、大気圧学習値の初期値に対応する値を判定値として設定する。
これにより、バッテリの過放電や制御装置の交換によって大気圧学習値がリセットされた直後などの大気圧学習値の学習度合いが十分でない場合であっても、エンジン(CSS制御)の作動状態が異常であると誤って判断しないような判定値を設定できる。よって、大気圧学習値の算出精度が低い場合であっても、エンジン(CSS制御)の作動状態の作動状態が異常であると誤って判断することを回避できる。
[実施の形態2]
上述のこの発明の実施の形態1では、学習回数PAchgに基づいてCSS制御の異常状態を判断するための判定値を選択的に設定する構成について説明したが、学習回数PAchgに基づいてCSS制御についての異常判断ロジックを無効化してもよい。そこで、この発明の実施の形態2では、学習回数PAchgがしきい値PAGOKを下回っていれば、CSS制御についての異常判断を無効化する構成について説明する。
この発明の実施の形態2に従う監視装置を備えた車両1Aは、制御装置200Aにおける制御構造を除いて、図1に示す車両1と同様であるので詳細な説明は繰返さない。また、この発明の実施の形態2に従う制御装置200Aで実行される制御構造は、図2に示すこの発明の実施の形態1に従う制御装置200で実行される制御構造において、CSSモニタ部400に代えて、CSSモニタ部400Aを設けたものと等価である。大気圧算出部300については、上述の実施の形態1と同様であるので、詳細な説明は繰返さない。
図8は、この発明の実施の形態2に従うCSSモニタ部400Aで実行される制御構造の概略を示すブロック図である。
図8を参照して、CSSモニタ部400Aの制御構造は、図5に示すCSSモニタ部400の制御構造において、初期値格納部410および選択部412に代えて、無効化部416を設けたものである。
比較部406は、積算部402によって積算された積算空気量GASUMと、特性格納部408から与えられる判定値THcssとを比較し、積算空気量GASUMが判定値THcssを下回っているときに、CSS制御が異常であると判断し、CSS異常出力を発する。
ここで、比較部406の出力側に無効化部416が設けられ、比較部414からの指令に応じて、比較部406から出力され得るCSS異常出力を遮断する。すなわち、無効化部416は、比較部414からの指令に応じて、CSS制御についての異常判断ロジックを無効化する部位である。
前述したように、比較部414は、大気圧学習値PA(n)の学習回数PAchgを所定のしきい値PAGOKと比較し、大気圧学習値PA(n)の算出精度を判断する。そして、学習回数PAchgがしきい値PAGOKを下回っていれば、CSS制御についての異常判断ロジックを無効化するように、無効化部416に遮断指令を与える。
その他の部位については、前述したこの発明の実施の形態1に従うCSSモニタ部400の制御構造と同様であるので、詳細な説明は繰返さない。
図9は、この発明の実施の形態2に従うCSSモニタ部400Aでの処理手順を示すフローチャートである。なお、各処理の実行主体は、制御装置200A内のCPU202である。
図9を参照して、CPU202は、IGオンが与えられたか否かを判断する(ステップS300)。IGオンが与えられていなければ(ステップS300においてNO)、CPU202は最初のステップに戻り、再度処理を実行する。すなわち、CPU302は、IGオンが与えられた場合に限って、ステップS302以下の処理を実行する。
IGオンが与えられれば(ステップS300においてYES)、フローメータ126からのエアフロ出力GAの積算を開始する(ステップS302)。そして、CPU202は、エアフロ出力GAを所定期間にわたって継続的に積算して積算空気量GASUMを算出する(ステップS304)。
その後、CPU202は、学習回数PAchgがしきい値PAGOKであるか否かを判断する(ステップS306)。学習回数PAchgがしきい値PAGOK以上であれば(ステップS306においてYES)、CPU202は、当該時点の大気圧学習値PA(n)および冷却水温度WTに基づいて、メモリ部204に格納されているマップを参照し、判定値THcssを設定する(ステップS308)。そして、CPU202は、積算空気量GASUMが判定値THcssを下回っているか否かを判断する(ステップS310)。
積算空気量GASUMが判定値THcssを下回っていれば(ステップS310においてYES)、CPU202は、CSS制御が異常であると判断してCSS異常出力を発する(ステップS312)。そして、CPU202は、処理を終了する。一方、積算空気量GASUMが判定値THcssを下回っていなければ(ステップS310においてNO)、CPU202は、CSS制御が正常であると判断し、何らの異常出力も発しない(ステップS314)。そして、CPU202は、処理を終了する。
また、学習回数PAchgがしきい値PAGOKを下回っていれば(ステップS306においてNO)、CSS制御についての異常判断ロジックを無効化する(ステップS316)。そして、CPU202は、以後の処理を行わずに終了する。
この発明の実施の形態2によれば、IGオンが与えられてエンジンが始動した後、所定期間が経過するまでにエンジンへ吸入された積算空気量が大気圧学習値に応じた所定の判定値を下回っているときに、内燃機関の作動状態が異常であると判断する。ここで、大気圧学習値の学習回数が、大気圧学習値の算出精度が十分に高いとみなすことのできるしきい値を下回っていれば、この異常判断ロジックは無効化される。
これにより、バッテリの過放電や制御装置の交換によって大気圧学習値がリセットされた直後などの大気圧学習値の学習度合いが十分でない場合であっても、エンジン(CSS制御)の作動状態が異常であると誤って判断しないようにマスクすることができる。よって、大気圧学習値の算出精度が低い場合であっても、エンジン(CSS制御)の作動状態の作動状態が異常であると誤って判断することを回避できる。
[実施の形態1および2の変形例]
上述のこの発明の実施の形態1および2では、大気圧算出部300が大気圧センサを用いることなく、スロットル開度TAとエアフロ出力GAとに基づいて大気圧を算出する構成について説明したが、大気圧センサを用いる構成を採用してもよい。大気圧センサを用いる場合にも、安定性やノイズ耐性を高めるために、CSS制御についての異常判断には、学習によって算出される大気圧学習値を用いるのが望ましい。
図10は、この発明の実施の形態1および2の変形例に従う大気圧算出部300Aで実行される制御構造の概略を示すブロック図である。
図10を参照して、大気圧算出部300Aの制御構造は、図3に示す大気圧算出部300の制御構造において、割算部302および特性格納部304を取り除き、減算部306に大気圧センサ(図示しない)で検出された大気圧%PAを直接入力するようにしたものに相当する。なお、大気圧センサとしては、大気圧に応じた電極間の距離の変化を静電容量の変化として検出する静電容量式などが用いられる。
大気圧算出部300Aでの学習ロジックについては、前述の大気圧算出部300における学習ロジックと同様であるので、詳細な説明は繰返さない。
本願発明と上述の実施の形態1および2との対応関係については、割算部302および特性格納部304が「大気圧取得手段」を実現し、減算部306、掛算部308、加算部310、および遅延部312が「学習値算出手段」を実現し、積算部402およびタイマ部404が「積算空気量算出手段」を実現し、比較部406が「異常判断手段」を実現し、比較部414が「比較手段」を実現し、特性格納部408、初期値格納部410、および選択部412が「判定値設定手段」を実現し、無効化部416が「無効化手段」を実現する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1に従う監視装置を備えた車両の要部を示す概略構成図である。 この発明の実施の形態1に従う制御装置で実行される制御構造の概略を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に従う大気圧算出部で実行される制御構造の概略を示すブロック図である。 大気圧学習値の学習初期における変化特性の一例を示す図である。 この発明の実施の形態1に従うCSSモニタ部で実行される制御構造の概略を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に従う大気圧算出部での処理手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に従うCSSモニタ部での処理手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2に従うCSSモニタ部で実行される制御構造の概略を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2に従うCSSモニタ部での処理手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1および2の変形例に従う大気圧算出部で実行される制御構造の概略を示すブロック図である。
符号の説明
1,1A 車両、100 内燃機関(エンジン)、102 エアクリーナ、104 スロットル機構、106 シリンダ、108 インジェクタ、110 点火プラグ、112 三元触媒、114 ピストン、116 クランクシャフト、118 吸気バルブ、120 排気バルブ、122,124 カム、126 フローメータ、128 スロットル開度センサ、130 ラジエタ、132 冷却水センサ、140 クランク角センサ、142 イグニッションスイッチ、144 アクセル開度センサ、146 アクセルペダル、150 警告表示灯、200,200A 制御装置、202 CPU、204 メモリ部、300,300A 大気圧算出部、302 割算部、304,408 特性格納部、306 減算部、308 掛算部、310 加算部、312 遅延部(D)、314 更新検出部、400,400A CSSモニタ部、402 積算部、404 タイマ部(TM)、406,414 比較部、410 初期値格納部、412 選択部、416 無効化部。

Claims (6)

  1. 内燃機関の作動状態を監視する監視装置であって、
    大気圧を取得する大気圧取得手段と、
    前記大気圧取得手段によって取得される大気圧の履歴に基づいて大気圧学習値を算出する学習値算出手段と、
    所定期間内に前記内燃機関へ吸入された積算空気量を算出する積算空気量算出手段と、
    前記積算空気量が前記大気圧学習値に応じた所定の判定値を下回っているときに、前記内燃機関の作動状態が異常であると判断する異常判断手段とを備え、
    前記判定値は、前記大気圧学習値に加えて、前記学習値算出手段による前記大気圧学習値の学習度合いに応じて設定される、監視装置。
  2. 前記監視装置は、
    前記学習値算出手段による前記大気圧学習値の学習回数を所定のしきい値と比較する比較手段と、
    前記大気圧学習値の学習回数が前記しきい値を下回っているときに、前記判定値として、前記学習値算出手段において予め定められた前記大気圧学習値の初期値に対応する値を設定する判定値設定手段とをさらに備える、請求項1に記載の監視装置。
  3. 内燃機関の作動状態を監視する監視装置であって、
    大気圧を取得する大気圧取得手段と、
    前記大気圧取得手段によって取得される大気圧の履歴に基づいて大気圧学習値を算出する学習値算出手段と、
    所定期間内に前記内燃機関へ吸入された積算空気量を算出する積算空気量算出手段と、
    前記積算空気量が前記大気圧学習値に応じた所定の判定値を下回っているときに、前記内燃機関の作動状態が異常であると判断する異常判断手段と、
    前記学習値算出手段による前記大気圧学習値の学習回数が所定のしきい値を下回っているときに、前記異常判断手段を無効化する無効化手段とを備える、監視装置。
  4. 前記内燃機関は、スロットル機構によって吸入される空気流量を制御され、
    前記大気圧取得手段は、前記スロットル機構の開度と、前記内燃機関に吸入される空気流量とに基づいて、前記大気圧を算出する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の監視装置。
  5. 前記積算空気量算出手段は、前記内燃機関の作動開始から前記積算空気量の算出を開始する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の監視装置。
  6. 前記内燃機関は、ガソリンの燃焼により作動する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の監視装置。
JP2007043590A 2007-02-23 2007-02-23 監視装置 Expired - Fee Related JP4267667B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007043590A JP4267667B2 (ja) 2007-02-23 2007-02-23 監視装置
US12/034,885 US7818104B2 (en) 2007-02-23 2008-02-21 Monitoring apparatus and method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007043590A JP4267667B2 (ja) 2007-02-23 2007-02-23 監視装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008208728A JP2008208728A (ja) 2008-09-11
JP4267667B2 true JP4267667B2 (ja) 2009-05-27

Family

ID=39716858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007043590A Expired - Fee Related JP4267667B2 (ja) 2007-02-23 2007-02-23 監視装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7818104B2 (ja)
JP (1) JP4267667B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008215128A (ja) * 2007-03-01 2008-09-18 Toyota Motor Corp 監視装置
JP5291726B2 (ja) * 2009-02-06 2013-09-18 本田技研工業株式会社 大気圧推定装置
JP2010265867A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Toyota Motor Corp 車載内燃機関の制御装置
JP2013189964A (ja) * 2012-03-15 2013-09-26 Hitachi Automotive Systems Ltd エンジンの制御装置

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58192947A (ja) * 1982-05-04 1983-11-10 Nippon Denso Co Ltd 内燃機関制御方法
JPH0689690B2 (ja) * 1987-03-18 1994-11-09 株式会社ユニシアジェックス 内燃機関の空燃比の学習制御装置
JP2535935B2 (ja) * 1987-08-11 1996-09-18 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の燃料噴射方法
JPH0361137U (ja) * 1989-09-08 1991-06-14
JP3407313B2 (ja) * 1991-09-02 2003-05-19 株式会社デンソー 内燃機関用制御装置
JPH08210173A (ja) * 1995-02-02 1996-08-20 Unisia Jecs Corp スロットル弁の汚れ学習制御装置
JP3502687B2 (ja) 1995-03-13 2004-03-02 トヨタ自動車株式会社 圧力洩れ測定方法
JPH09158793A (ja) * 1995-12-05 1997-06-17 Denso Corp 燃料蒸散防止機構用異常検出装置
JP3503430B2 (ja) * 1997-07-04 2004-03-08 スズキ株式会社 エバポパージシステムの異常診断装置
JPH11294233A (ja) 1998-04-13 1999-10-26 Toyota Motor Corp 内燃機関のアイドル回転数制御装置
JP4357807B2 (ja) 2002-07-17 2009-11-04 トヨタ自動車株式会社 車載された内燃機関の自動停止始動制御装置
JP4319583B2 (ja) 2004-05-17 2009-08-26 三菱電機株式会社 内燃機関の制御装置
JP4462142B2 (ja) * 2005-07-28 2010-05-12 株式会社デンソー 内燃機関用制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20080208404A1 (en) 2008-08-28
US7818104B2 (en) 2010-10-19
JP2008208728A (ja) 2008-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3538545B2 (ja) 内燃機関のラジエータ故障検知装置
JP2003120398A (ja) 内燃機関のラジエータ故障検知装置
JP2013002386A (ja) エンジンの制御装置
US7809491B1 (en) Method to perform carbon canister purge and adaption of air-fuel ratio estimation parameters
JP4267667B2 (ja) 監視装置
US8240298B2 (en) Abnormality diagnosis apparatus for secondary air supply assembly of internal combustion engine
US7131321B2 (en) Throttle system abnormality determination apparatus
US7085671B2 (en) Abnormality detection apparatus of engine temperature adjusting thermostat
JP2004324525A (ja) 内燃機関の失火判定装置
JP4348842B2 (ja) 大気圧検出装置
JP3938670B2 (ja) 燃料噴射制御装置
JP4004911B2 (ja) 内燃機関制御デバイスの故障診断装置
US10233855B2 (en) Failure diagnosis apparatus for diagnosing an insufficient output of an internal combustion engine
JPH0626414A (ja) Ffv用エンジンの始動制御方法
JP4104848B2 (ja) 内燃機関の吸気系故障診断装置およびフェールセーフ装置
JP5980083B2 (ja) 車両情報記憶処理装置および車両情報記憶処理方法
JP2010127180A (ja) デポジット除去装置
JP4114245B2 (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JPH0733797B2 (ja) アイドル回転数制御方法
JP5980112B2 (ja) 車両情報記憶処理装置および車両情報記憶処理方法
US6705288B2 (en) Starting control apparatus for internal combustion engine
JP4345853B2 (ja) 吸気系センサの異常診断装置
JP5790594B2 (ja) 内燃機関のラフアイドル検出装置
JPH09217643A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2005036652A (ja) 内燃機関の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090203

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090218

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140227

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees