JP4259307B2 - 車体構造 - Google Patents
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Description
このような技術は、車両前方が衝突した場合に、フロントサイドメンバがアコーディオン状に潰れ得るように形成することで、車室に対して伝達される衝撃を吸収させるとともに、車室まわりを形成する部材の剛性を高く設定することで、当該車両の安全性を向上させるものである。
このうち、ピラーブレース140は、フロントサイドメンバ120の前方部分121aの後端でダッシュクロスメンバ128と接合され、スタッドボルトなどによって固定されている。
このうち、フロントサイドメンバ1は、車両前方が衝突した場合、図3に示すように、前方部1aがアコーディオン状に潰れて衝撃を吸収できるようにクラッシャブル構造が採用されている。
また、図1に示すように、フロントサイドメンバ1上にはダッシュパネル4が設けられ、このダッシュパネル4は、図3などに示す側面視において、フロントサイドメンバ1の屈曲箇所1d近傍から上方へ延在する前面パネル4aと、屈曲箇所1dから斜め下後方へ延在する床面パネル4bとから構成され、車室の前面および下面を形成するようになっている。
この前部ロアブラケット15は、図6に示すように、フロントサイドメンバ1の長手方向に沿って形成されるとともに上方へ向けて立設する一対の第1側壁部15a,15aと、この第1側壁部15a,15aの後端を接続し、フロントサイドメンバ1の幅方向に亘って形成された第1直立部15dとによって、主に構成されており、図3に示す側面視において、直角三角形の形状となるように形成されている。なお、本実施形態において、この前部ロアブラケット15は、側面視において、直角三角形状であるが、厳密にこのような直角三角形とすることに限定するものではなく、概ね三角形状となっていればよい。
一方、図1に示すように、後部ロアブラケット2は、フロントサイドメンバ1の長手方向に沿って形成されるとともにダッシュパネル4の床面パネル4bを介して車両上方に向けて立設する一対の第2側壁部2a,2aと、この第2側壁部2a,2aの両前端および両下端を接続し、フロントサイドメンバ1の幅方向に亘って形成された第2直立部2bとによって、主に構成されている。
また、図6に示すように、前部ロアブラケット15の幅寸法(即ち、左右の側壁15a,15a間の幅寸法)W2は、フロントサイドメンバ1の幅寸法(即ち、左右の側壁1h,1h間の幅寸法)W1と合致するように設計されている。なお、この図6において前部ロアブラケット15に隠れているため後部ロアブラケット2は図示されていないが、この後部ロアブラケット2の幅寸法も前部ロアブラケット15の幅寸法(即ち、W2)と同一となるように設計されている。
換言すれば、前部ロアブラケット15および後部ロアブラケット2の中心軸AX2と、フロントサイドメンバ1の中心軸AX1とを合致させることにより、前部ロアブラケット15における左右の側壁15a,15aおよび後部ロアブラケット2における左右の側壁2a,2aと、フロントサイドメンバ1における左右の側壁1h,1hとを、それぞれオーバラップさせることができるようになっている。
これにより、フロントサイドメンバ1を介して前部ロアブラケット15に対して荷重(衝撃)が加わった際に、この入力された荷重をフロントサイドメンバ1から前部ロアブラケット15および後部ロアブラケット2に対して確実に伝達させることができるようになっている。
そして、図6に示すような正面視において、前部ロアブラケット15および後部ブラケット2の幅寸法W2が、フロントサイドメンバ1の幅寸法W1と合致するように設定しているので、前部ロアブラケット15および後部ロアブラケット2が、フロントサイドメンバ1に入力された荷重(衝撃)を確実に受け止め、そして、入力された衝撃をダッシュクロスメンバ3へ伝達することができるようになっている。
ここで、図2に示すピラー8は、車両左側のピラーの水平断面を示しており、車室内に面したピラーインナ10と、車外に面したサイドパネルアウタ(ピラーアウタ)11と、ピラーインナ10とサイドパネルアウタ11との間に介装されサイドパネルアウタ11の車室側の面(内面)に沿って形成されたリンフォース12とから構成され、平面視で略6角形の形状となっている。
また、図3および図4に示すように、ダッシュクロスメンバ3の端部は、サイドブラケット9を介してピラー8の角部C2に接続されている。つまり、ダッシュクロスメンバ3を軸方向にそのまま仮想的に伸ばした延長線(図2中一点鎖線参照)の内側(即ち、内径dの中)に第2角部(所定の角部)C2が位置するようにダッシュクロスメンバ3がピラー8に固着されている。これにより、ダッシュクロスメンバ3に対して荷重が入力されると、この荷重はピラー8の角部C2に伝達されることになるので、大きな荷重が入力されても確実に受け止めることができる。これは、ピラー8の強度が角部において高くなっていることに着目した設定である。
第3ブラケット部9cは、第2ブラケット部9bの後方からピラーインナ10の第2部分10bに略直交する角度で車両の後方へ向けて屈曲し、その後、ピラーインナ10の第3部分10cに沿うように屈曲して形成されている。
本発明の第一実施形態にかかる車体構造は上述のように構成されるので、以下のような効果を奏する。
また、サイドブラケット9は、ダッシュクロスメンバ3の外径を軸方向に仮想的に伸ばした延長線(図2中一点鎖線参照)の中に第2角部C2が内在するような位置に固着されるように設計されているため、ダッシュクロスメンバ3に対して荷重が入力されると、この荷重は、ピラー8の所定の角部(ここでは第2角部C2)に向けて作用する。
また、このバルクヘッド13はピラー8とダッシュクロスメンバ3とがサイドブラケット9を介して接続される箇所の近傍のみを部分的に補強するものであるので、ピラー8の強度を高めながらも、ピラー8の重量の増大を最小限に抑えることができる。
さらに、フロントサイドメンバ1の前方部1aの後部上面に前部ロアブラケット15が固着されるとともに、フロントサイドメンバ1の中間部1bの前部上面に、前部ロアブラケット15およびダッシュクロスメンバ3を保持する後部ロアブラケット2が固着され、且つ、前部ロアブラケット15の側壁15a,15a、後部ロアブラケット2の側壁2a,2aおよびサイドメンバ1の側壁1h,1hの車体幅方向におけるそれぞれの位置が一致しているので、フロントサイドメンバ1に荷重(衝撃)が入力された場合、この衝撃を、前部ロアブラケット15および後部ロアブラケット2が確実に受け止めることが可能となるとともに、前部ロアブラケット15および後部ロアブラケット2に受け止められた衝撃を確実にダッシュクロスメンバ3に対して伝達することが可能となる。したがって、フロントサイドメンバ1に入力された衝撃は、フロントサイドメンバ1のみによって受け止められるのではなく、前部ロアブラケット15,後部ロアブラケット2およびダッシュクロスメンバ3を介してピラー8によっても受け止められるので、衝突時に入力された荷重を確実にピラー8に分散させることができる。
次に上述した一実施形態の変形例に係る本願発明の車体構造ついて説明する。なお、本変形例は原則的に上述の一実施形態の構成(図1〜図6参照)と同様であるので、この一実施形態と異なる部分についてのみ、図7を用いて説明する。また、上述の一実施形態と同一の部材については同一の符号を付し、異なる部分のみを異なる符号を付して説明する。
このうち、本変形例に係るダッシュクロスメンバ21はその端面21aが、ダッシュクロスメンバ21の軸に対して直角となるように形成されている点で、上述の一実施形態に係るダッシュクロスメンバ3とは異なっている。
これにより、車両前方からフロントサイドメンバ1に入力された衝撃(荷重)がダッシュクロスメンバ21を介してピラー8に伝達される際に、ダッシュクロスメンバ21とピラー8との間に介装されているサイドブラケット19の第2ブラケット面19bが、ダッシュクロスメンバ21からの荷重を垂直に受けるようになっている。
以上、本発明の一実施形態およびその変形例を説明したが、本発明は係る実施形態やその変形例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
また、上述の実施形態およびその変形例において、前部ロアブラケット15と後部ロアブラケット2との間にダッシュパネル4が介在するように構成したが、特にこのような構造に限定するものではない。
1a 水平部
1b 中間部
2 後部ロアブラケット(第2ブラケット)
2a 第2側壁部
2b 第2直立部
3 ダッシュクロスメンバ(クロス部材)
8 ピラー(多角形ピラー)
9 サイドブラケット
15 前部ロアブラケット(第1ブラケット)
15a 第1側壁部
15d 第1直立部
C2 第2角部(所定の角部)
W1 フロントサイドメンバの幅寸法
W2 第1および第2ブラケットの幅寸法
Claims (3)
- 車両の車体の前方から後方に向かって水平に延在する前方部と該前方部の後部から屈曲して後方に向かって斜め下方に延在する中間部とを有するメンバ部材と、
該車体の上下方向に配設されたピラーと、
該車両のダッシュパネルの後方に配置され該ピラーと該メンバ部材とを接続するクロス部材と、
該メンバ部材の該前方部の後部上面と該ダッシュパネルの前面とに固着された第1ブラケットと、
該第1ブラケットの後方に位置して該ダッシュパネルを介して該第1ブラケットに固着されるとともに該メンバ部材の該中間部の前部上面に固着され該クロス部材を保持する第2ブラケットとを備える車体構造において、
該メンバ部材は、該車体の長手方向および上下方向に沿って形成される一対の側壁を有し、
該第1ブラケットは、該メンバ部材の長手方向に沿って形成されるとともに上方へ向けて立設される一対の第1側壁部を有し、
該第2ブラケットは、該メンバ部材の長手方向に沿って形成されるとともに上方へ向けて立設される一対の第2側壁部を有し、
該メンバ部材の該一対の側壁、該第1ブラケットの該一対の第1側壁および該第2ブラケットの該一対の第2側壁の該車体の幅方向におけるそれぞれの位置が一致するように構成され、
該クロス部材は、該一対の第2側壁部により該第2ブラケットに保持されている
ことを特徴とする、車体構造。 - 該第1ブラケットは、該一対の第1側壁部の両後端を接続し該メンバ部材の幅方向に亘って形成された第1直立部を有し、
該第2ブラケットは、該一対の第2側壁部の両前端を接続し該メンバ部材の幅方向に亘って形成されるとともに該第1ブラケットの第1直立部に対して固着される第2直立部を有する
ことを特徴とする、請求項1記載の車体構造。 - 該第1ブラケットが側面視において略三角形に形成されている
ことを特徴とする、請求項1または2記載の車体構造。
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