JP4258733B2 - 内燃機関の空燃比制御装置 - Google Patents
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Description
まず、図1に基づいてエンジン制御システム全体の概略構成を説明する。内燃機関であるエンジン11の吸気管12の最上流部には、エアクリーナ13が設けられ、このエアクリーナ13の下流側に、吸入空気量を検出するエアフローメータ14が設けられている。このエアフローメータ14の下流側には、DCモータ等のモータ15によって開度調節されるスロットルバルブ16と、スロットル開度を検出するスロットル開度センサ17とが設けられている。
吸気管圧力PMのなまし値PMSMは、吸気管圧力PMの変化(燃料噴射量の変化)に対して遅れて変化するウエット蒸発量(吸気ポートの内壁面等に付着した燃料の蒸発量)を反映した情報となるため、吸気管圧力PMとそのなまし値PMSMとの偏差DPMは、ウエット蒸発量の遅れの情報となる。前述したように、加速時や減速時等の過渡時には、ウエット蒸発量の遅れによって筒内に吸入される混合気の空燃比が目標空燃比付近に維持されずに変動するため、吸気管圧力PMとそのなまし値PMSMとの偏差DPM(ウエット蒸発量の遅れの情報)を過渡判定値と比較することで、筒内に吸入される混合気の空燃比が目標空燃比付近からずれて変動する過渡状態であるか否かを精度良く判定することができる。
図2に示す空燃比メイン制御プログラムは、エンジン運転中に所定周期で実行される。本プログラムが起動されると、まず、ステップ101で、後述する図3の過渡状態判定プログラムを実行することで、吸気管圧力PMとそのなまし値PMSMとの偏差DPMを過渡判定値と比較して、筒内に吸入される混合気の空燃比が目標空燃比付近からずれて変動する過渡状態であるか否かを判定する。
図3に示す過渡状態判定プログラムは、図2の空燃比メイン制御プログラムのステップ101で実行されるサブルーチンであり、特許請求の範囲でいう過渡状態判定手段としての役割を果たす。
PMSM(n) =PMSM(n-1) ×(1−K)+PM×K
ここで、PMSM(n) は今回の吸気管圧力なまし値、PMSM(n-1) は前回の吸気管圧力なまし値、Kはなまし係数である。
DPM=PM−PMSM
図4に示すスキップ量・積分量算出プログラムは、図2の空燃比メイン制御プログラムのステップ102で実行されるサブルーチンである。本プログラムが起動されると、まず、ステップ301で、上流側の酸素センサ25の出力電圧がリッチ/リーン判定電圧よりも高いか否かによって排出ガスの空燃比が目標空燃比(例えば理論空燃比)よりもリッチであるか否かを判定する。
これらのステップ302〜305の処理が特許請求の範囲でいう過渡時補正手段としての役割を果たす。
図5に示す空燃比F/B補正量算出プログラムは、図2の空燃比メイン制御プログラムのステップ103で実行されるサブルーチンである。本プログラムが起動されると、まず、ステップ401で、前回の上流側の酸素センサ25の出力電圧がリッチ/リーン判定電圧よりも高いか否かによって前回の排出ガスの空燃比が目標空燃比(例えば理論空燃比)よりもリッチであるか否かを判定し、前回の排出ガスの空燃比がリッチであると判定された場合には、ステップ402に進み、今回の上流側の酸素センサ25の出力電圧がリッチ/リーン判定電圧よりも高いか否かによって今回の排出ガスの空燃比が目標空燃比よりもリッチであるか否かを判定する。
FAF(n) =FAF(n-1) −KIR
FAF(n) =FAF(n-1) +KPL
FAF(n) =FAF(n-1) +KIL
FAF(n) =FAF(n-1) −KPR
前記実施例1では、吸気管圧力PMとそのなまし値PMSMとの偏差DPM(ウエット蒸発量の遅れの情報)を過渡判定値と比較して過渡状態であるか否かを判定するようにしたが、過渡時にウエット蒸発量の遅れを考慮して燃料噴射量を補正するシステムでは、燃料噴射量の過渡補正量がウエット蒸発量の遅れの情報となることに着目して、本実施例2では、燃料噴射量の過渡補正量を過渡判定値と比較して過渡状態であるか否かを判定するようにしている。
FAEW=DPM×K
尚、上記各実施例1,2では、吸気管圧力PMとそのなまし値PMSMとの偏差DPMをウエット蒸発量の遅れの情報として用いたが、吸入空気量とそのなまし値との偏差をウエット蒸発量の遅れの情報として用いるようにしても良い。
Claims (3)
- 内燃機関の排気通路に配置された排出ガスセンサの出力が目標値に向かう方向に空燃比補正量を所定の積分量ずつ補正して前記排出ガスセンサの出力が前記目標値を越えたときに前記空燃比補正量をそれまでとは反対方向に所定のスキップ量だけ補正する処理を繰り返す内燃機関の空燃比制御装置において、
所定の過渡状態であるか否かを判定する過渡状態判定手段と、
前記過渡状態であると判定されたときに、該過渡状態以外のときよりも前記積分量を小さくして前記スキップ量を大きくする過渡時補正手段とを備え、
前記過渡状態判定手段は、過渡判定値を機関温度の情報に応じて設定し、吸気管圧力又は吸入空気量とそのなまし値との偏差を前記過渡判定値と比較して前記過渡状態であるか否かを判定することを特徴とする内燃機関の空燃比制御装置。 - 内燃機関の排気通路に配置された排出ガスセンサの出力が目標値に向かう方向に空燃比補正量を所定の積分量ずつ補正して前記排出ガスセンサの出力が前記目標値を越えたときに前記空燃比補正量をそれまでとは反対方向に所定のスキップ量だけ補正する処理を繰り返す内燃機関の空燃比制御装置において、
所定の過渡状態であるか否かを判定する過渡状態判定手段と、
前記過渡状態であると判定されたときに、該過渡状態以外のときよりも前記積分量を小さくして前記スキップ量を大きくする過渡時補正手段とを備え、
前記過渡状態判定手段は、過渡判定値を機関温度の情報に応じて設定し、燃料噴射量の過渡補正量を前記過渡判定値と比較して過渡状態であるか否かを判定することを特徴とする内燃機関の空燃比制御装置。 - 前記過渡状態判定手段は、前記機関温度の情報として、内燃機関の油温、冷却水温、吸気温、変速装置の油温のうちの少なくとも1つを用いることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の空燃比制御装置。
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