JP4250288B2 - 画像形成システム、画像形成制御装置、制御方法、及び記憶媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成システム、画像形成制御装置、制御方法、及び記憶媒体に関し、特に、ネットワーク等の接続手段を介してホストコンピュータから画像データを受信し印刷指令を送信するコントローラと、複数の給紙段を備えコントローラから印刷指令を受信し印刷を行う画像形成装置とから構成されるシステムに適用する場合に好適な画像形成システム、画像形成制御装置、制御方法、及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、コントローラを装備すると共にコンピュータネットワークと接続され、コンピュータネットワークに接続されているコンピュータ等の端末からネットワークプリンタとして使用可能である複写機やプリンタ等の画像形成装置と、上記コンピュータ等の端末とから構成される画像プリンティングシステムが存在している。上記のコントローラと画像形成装置とは、ビデオインタフェースを介して接続されている。コントローラにおいては、ホストコンピュータ等から受け取ったページ記述言語等で記述された画像データをページメモリ上に展開する。画像形成装置は、ビデオインタフェースを介し、用紙搬送に同期して、用紙貼り位置の先端を示す画先信号(ITOP信号)をコントローラに送る。コントローラは、ITOP信号に同期して、画像データをビデオインタフェースを介して画像形成装置に送出する。
【0003】
画像形成装置の印刷方式が電子写真方式であれば、コントローラから受け取った画像データに基づきレーザ走査機構を駆動して、感光ドラムを感光させ画像形成し、感光ドラム上に形成されたトナー画像を用紙に転写していく。即ち、上記ITOP信号は、感光ドラム上において上記レーザ走査機構により走査されたレーザにより現像される箇所が、搬送されてくる用紙上に転写される位置に行くまでの時間を予め計算し、用紙の先端位置が転写位置に行くタイミングから、その時間分前倒しして出力するようになっている。
【0004】
また、上記コントローラのなかには、印刷したドキュメントが誰のものであるか分かるように、画像形成装置におけるドキュメント印刷完了後に、ドキュメントに追加して一枚、予め定められた用紙サイズにドキュメントファイル名・ページ数・ホストコンピュータ情報等を記載してプリントするように画像形成装置を制御する機能を備えたものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来技術においては下記のような問題があった。即ち、上述したような画像プリンティングシステムに対するユーザの要求に関しては、近年徐々に、システムの高機能化を求めるという要求がなされており、例えば本のように、表表紙、裏表紙、背表紙付きとなる出力ドキュメントを得たいという要求も存在する。即ち、画像プリンティングシステムに対し、表表紙、背表紙、裏表紙を自動的に生成する技術が要望されているという課題があった。
【0006】
本発明は、上述した点に鑑みなされたものであり、情報処理装置から送信されたページ記述言語で記述された印刷データに基づいて、ページ記述言語で記述された表紙用印刷データを別途生成することを可能とした画像形成システム、画像形成制御装置、制御方法、及び記憶媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、ネットワークを介して情報処理装置と接続された画像形成システムであって、ページ記述言語で記述された印刷データを前記情報処理装置から受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された印刷データを解析し、裏表紙、背表紙、表表紙から成る表紙を印刷する表紙印刷が指定されているか否かを判断する判断手段と、前記表紙印刷が指定されている場合、前記受信手段によって受信された印刷データから、用紙サイズ、ページ数、表紙に印刷されるべき表紙データを抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出されたページ数に基づいて、背表紙の幅を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された幅と前記抽出手段によって抽出された用紙サイズに基づいて、裏表紙、背表紙、表表紙を並べた際のサイズを計算し、表紙印刷用の用紙サイズを決定する決定手段と、前記受信手段によって受信された印刷データに基づいて生成された画像データを印刷処理する第一の印刷処理手段と、前記抽出手段によって抽出された表紙データと前記決定手段によって決定された用紙サイズに基づいて、ページ記述言語で記述された表紙用印刷データを生成する生成手段と、前記生成手段によって生成された表紙用印刷データに基づいて生成された表紙用画像データを印刷処理する第二の印刷処理手段と、を有することを特徴とする。
【0069】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0070】
図2は本発明の実施の形態に係る画像プリンティングシステムを構成する画像形成装置(フルカラー複写機)201とコントローラ202の外観を示す斜視図である。本発明の実施の形態に係る画像形成装置(フルカラー複写機)201は、ビデオインタフェース203、スキャナ部205、プリンタ部206を備えており、ビデオインタフェース203に接続されたビデオケーブル204を介してコントローラ202と接続されている。更に、画像形成装置(フルカラー複写機)201のスキャナ部205は、操作部207、原稿台208、圧板209を備え、プリンタ部206には、手差し給紙口211、排出口212、用紙カセット210が付設されている。
【0071】
上記構成を詳述すると、画像形成装置(フルカラー複写機)201において、スキャナ部205は、内蔵する不図示の一つの制御CPUによって制御され、プリンタ部206は、別の内蔵する不図示の一つの制御CPUによって制御される。スキャナ部205及びプリンタ部206が備える二つの制御CPUは、例えばデュアルポートRAM(DPRAM)のような通信手段を用いて通信を行い、制御コマンドや制御データのやり取りを行う。スキャナ部205側の制御CPUがマスタ、プリンタ部206側の制御CPUがスレーブとなっており、プリンタ部206の制御CPUはスキャナ部205の制御CPUの指令に従い、感光ドラムの回転スタートや、給紙、プリント動作等を制御する。
【0072】
スキャナ部205は、コピー動作を操作するための例えばLCDパネルから構成された操作部207と、透明ガラスからなる原稿台208と、原稿台208に載置された原稿を押さえるための圧板209と、原稿台208に原稿が載置されているか否かを検出する原稿台ガラス下部に存在する不図示の原稿センサと、原稿台208に載置されている原稿の画像を読み取る例えばCCD等の原稿台ガラス下部に存在する不図示の光電変換素子及びモータ等から構成された画像読み取り機構(スキャナ)とを備えている。
【0073】
コピー動作の場合、ユーザがスキャナ部205の原稿台208に原稿をセットし、操作部207のコピーボタンを押下すると、スキャナ部205の画像読み取り機構は、プリンタ部206の制御CPUとの通信により、印刷可能なタイミング、例えば電子写真系プリンタにおける感光ドラムの回転等に同期して、スキャナ部205の制御CPUによる制御で画像の読み取り動作を行いつつ、読み取った画像データを不図示のスキャナ−プリンタ間のビデオインタフェースを介してプリンタ部206へと出力する。
【0074】
図1は上記図2に示した本発明の実施の形態に係る画像プリンティングシステムのコントローラを中心とした電気的な構成例を概略的に示すブロック図である。本発明の実施の形態に係る画像プリンティングシステムのコントローラ320は、CPU321と、ROM322と、HDD(ハードディスク)コントローラ323と、内蔵HD324と、外部インタフェース325と、フレームメモリ326−1・PDLバッファ362−2を有するRAM326と、CPUバス33とを備えている。図中310はホストコンピュータ、330は画像形成装置、31、32はケーブルである。
【0075】
上記構成を詳述すると、画像形成装置におけるプリント動作の場合、ホストコンピュータ310がプリントデータ(ジョブ)の供給源となる。ホストコンピュータ310からコントローラ320へ送られるジョブは、通常、ポストスクリプト(米国アドビ社が開発したページ記述言語)等のページ記述言語(PDL)の形式で記述されており、画像形成装置330の給紙段やカラーモード等の印刷モード等も指定されている。
【0076】
コントローラ320は、ホストコンピュータ310からケーブル31、外部インタフェース325を介して供給されたプリントデータを、HDDコントローラ323を介して内蔵HD324に一旦保持する。内蔵HD324に保持されたプリントデータは、CPUバス33を介してRAM326上のPDLバッファ362−2に一時的に保持される。コントローラ320は、RAM326のPDLバッファ362−2に保持されているPDLデータをフレームメモリ326−1に展開して画像データを生成する。このとき、PDLデータに応じて、フルカラーまたはグレイスケール用の画像データを生成する。
【0077】
RAM326のフレームメモリ326−1に展開された画像データは、ケーブル32を介して画像形成装置330に送られるが、それに先んじて、PDLデータに記述されている給紙段や印刷モード等の印刷時に必要とされる情報は、コマンドとしてやはりケーブル32を介して画像形成装置330に送られる。本実施形態の画像形成装置330においては、ジョブ管理はスキャナ部205の制御CPUが行っているため、印刷情報や印刷開始指令等のコマンドはスキャナ部205の制御CPUに送られる。尚、コントローラ320におけるCPU321等の要部の詳細構成については後述する。
【0078】
上記コントローラ320から画像形成装置330に対するコマンドや画像データの送信に伴い、画像形成装置330のスキャナ部205では、コピーの時と同様、プリンタ部206に印刷開始指令を送り、プリンタ部206から印刷可能なタイミングを通知してもらい、そのタイミングに同期して、上記コントローラ320で展開された画像データをプリンタ部206へページ毎に送出する。
【0079】
尚、上記ケーブル31、32は、パラレルケーブル、SCSI(Small Computer System Interface)ケーブル、シリアルケーブル、ネットワークケーブル等の汎用ケーブルまたはその組み合わせや、専用のケーブルでも構わない。
【0080】
画像形成装置330のプリンタ部206では、スキャナ部205から送られてきたジョブの情報と画像データ信号を用いて、指定のカラー動作モード等を設定し、印刷動作を行う。画像データ信号がフルカラーの場合は、M(マゼンタ)・C(シアン)・Y(イエロー)・K(ブラック)プリント動作となり、画像データ信号がグレイスケールの場合は、K(単色)プリント動作となる。指定の給紙段、即ち、用紙カセット210または手差し給紙口211(上記図2参照)より用紙を給紙し、内蔵の不図示の画像形成機構へ搬送機構により搬送されてきた用紙上に、電子写真方式やインクジェット方式等の画像形成機構で画像形成を行い、排出口212(上記図2参照)へとプリントアウトする。
【0081】
このとき、画像形成装置330で印刷される画像の解像度は、コントローラ320から送られてくる画像データ信号のまま例えば400dpiとなるか、或いは画像形成装置330の機能によって補間処理を行い例えば倍の800dpiとすることで、印刷することも有効である。勿論、画像形成装置330の印画能力によって、解像度を上記400dpiの例えば半分の200dpiとして印刷することも考えられる。
【0082】
また、画像形成装置330のプリンタ部206には、不図示の両面印刷機構が装備されている。両面印刷が指定されたジョブにおいては、スキャナ部205の制御CPUより、1面目(裏面)印刷時においては、機外ではなく内蔵する両面トレイが排出先として指定される。しかる後に2面目(表面)印刷時においては、給紙元は両面トレイが指定され、2面目印刷後、機外に排出される。
【0083】
図3は上記図1及び図2に示した本発明の実施の形態に係る画像プリンティングシステムの画像形成装置201にフィニッシャとしてステープルソータ(STS)410を接続した場合の構成例を示す正面図である。本発明の実施の形態に係る画像プリンティングシステムの画像形成装置201に接続されたステープルソータ(STS)410は、ノンソートビン411と、ソートビン412とを備えている。
【0084】
上記構成を詳述すると、ステープルソータ(STS)410において、ノンソートビン411は、ソートビン412の上方に配設されており、ノンソート動作時の出力用紙を排出するためのビンである。ソートビン412は、複数部指定のジョブにおいて、ソート動作(ページ順を揃えたり複数部に仕分ける動作)やグループ動作(各ビンにそれぞれ同一ページを指定部数分出力する動作)指定時の出力用紙を各部または各ページ毎に排出するためのビンである。ノンソートビン411とソートビン412は、駆動機構(図示略)により両者が一体化して上下方向へ移動し、上下の位置によって排出されるビンが決定する。例えば図3においては、ソートビン412の上から4番目(第4ビン)が排出口と直結した状態で、このときの出力用紙は第4ビンに排出されることになる。
【0085】
通常、画像形成装置における複数ページ複数部指定時は、ページ毎に部数分ずつ連続して印刷が行われる。即ち、ソート動作の場合、第1ビンからページ1の1枚の用紙を排出する毎に1ビン下に移動し(改ビン)、指定部数枚の出力が終わったら、一旦その位置で停止し、ページ2の1枚目の用紙が排出されたら、折り返して今度は1ビン上に移動する。そして、以後同様に各ページの1枚目にて折り返し動作を行うことにより、各ビンに全ページが1枚ずつ排出されたソート出力を得ることができる。また、グループ動作の場合は、第1ビンからスタートし、指定ページ数枚分排出する毎に下に改ビンすることにより、各ビンにそれぞれ同一ページが指定部数枚分出力されたグループ出力を得ることができる。
【0086】
上記ステープルソータ(STS)410は、本例では20ビンのソートビンを装備しているので、ソート動作の時は20部まで、グループ動作の時は20ページまでを指定することが可能である。勿論、両面印刷動作時もソート動作及びグループ動作を行うことは可能で、この場合は2面目印刷時、即ち機外排出される時のみ、上記の改ビン動作を行う。当然、両面印刷のグループ動作時は40ページまで指定可能となる。
【0087】
更に、上記ステープルソータ(STS)410は、ステープル機能(用紙を綴じる機能)も備える。ステープルは、図4に示す如く、用紙の角部を綴じるコーナー(図4(a))、用紙の端部の複数箇所を綴じるダブル(図4(b))、用紙の端部の1箇所を綴じるシングル(図4(c))の位置指定が可能で、用紙のサイズや原稿の向きによって使い分けることができる。図4の例では、印刷された用紙が排出される方向は右方向で、印刷された面(両面印刷では2面が印刷された面)を上として、STS410の各ソートビン412に排出される。即ち、ステープルされている辺である左側がSTS410の存在する側である。全ての印刷用紙の排出完了後、STS410はプリンタ部206からの指令によってステープル動作を行う。図4に示す如く、用紙の短手辺を上下とする原稿においては、コーナーまたはダブル、用紙の長手辺を上下とする原稿においては、ダブルまたはシングルでステープルするのが望ましい。
【0088】
上述した画像形成装置330における両面やソート等のフィニッシング動作は、全てスキャナ部205の制御CPUからの動作指令によって行われる。そして、スキャナ部205の制御CPUは、指定した動作に合わせて画像データをプリンタ部206に送る。勿論、ホストコンピュータ310からのPDLデータには、これらのフィニッシング指定を含めることが可能であり、コントローラ320からコマンドとしてケーブル32を介して画像形成装置330のスキャナ部205の制御CPUに伝えられることにより、コピー時と同様、プリント時にも所望のフィニッシングを行うことができる。
【0089】
また、上記コントローラ320は、ケーブル32を介して画像形成装置330の例えば各給紙段における用紙サイズやメディア、用紙有無或いはエラーやJAM情報等のステータス情報等を取得し、ホストコンピュータ310に通知することも可能である。更に、このステータス情報に基づいて、画像形成装置330に対し所望の制御を行うことができる。
【0090】
上記コントローラ320において、一つのPDLデータの印刷完了前に、続けて複数のPDLデータがホストコンピュータ310からコントローラ320へ送られてきた場合は、続けてコントローラ320の内蔵HD324にキューイングし、RAM326のフレームメモリ326−1への画像展開完了毎に順次、PDLバッファ326−2に次のPDLデータを移すことにより、画像形成装置330で印刷を行っていく。勿論、フレームメモリ326−1に展開された画像データは、印刷完了しないと破棄されないので、印刷の進行具合に合わせてフレームメモリ326−1の領域に空き領域があったら画像展開を開始する。
【0091】
また、ソートジョブまたはグループジョブが連続する場合は、通常、前の印刷完了後に画像形成装置330の操作部(LCDパネル)207にメッセージを表示し、ユーザにソートビン412から用紙を取り除かせ、ソートビン412の紙無しステータス完了後に次のPDLデータの印刷を開始する。
【0092】
上記コントローラ320のCPU321は、ROM322に格納された制御プログラムに基づいて動作し、コントローラ320の機能を制御するものであり、図6〜図8のフローチャートに示す処理を実行する。内蔵HD324は、プリント済みのPDLデータやPDLデータを展開して生成した画像データを一時的に保持する領域や、フォントデータを格納する領域等を有し、HDDコントローラ323を介してCPUバス33に接続されている。RAM326は、上述した如く、コントローラ320がホストコンピュータ310より受信したPDLデータを一時的に保持するバッファであるPDLバッファ326−2と、PDLデータを展開しその展開した画像データを一時的に保持するためのフレームメモリ326−1とを含み、且つ制御プログラムで必要とされるその他作業領域も含む。
【0093】
ところで、上記コントローラ320のROM322は、例えばプログラマブルメモリ(EEPROM等)により構成してホストコンピュータ310等から制御プログラムをインストールすることも有効であるし、例えばフロッピーディスクやCD−ROM等のメモリ媒体及びそのドライバ等により構成することも有効である。尚、CPU321により読み取り可能な状態で制御プログラムを格納した状態のメモリ媒体自体(例えばROM322)が法上の発明を構成する。
【0094】
上記コントローラ320は、更に、表紙印刷制御機能を備えている。コントローラ320の表紙印刷制御機能は、図5に示す如く、ホストコンピュータ310よりコントローラ320へPDLデータとして送られてきた原稿画像を、画像形成装置330で所定の用紙に両面印刷した後、所定の用紙サイズ2枚分より大きなサイズの定型用紙に、所定の用紙サイズの表表紙と裏表紙及びその間の背表紙をまとめて生成し、画像形成装置330で印刷するように制御を行う機能である。ユーザは指定原稿印刷後に印刷されてくる表紙用紙を用いて、図5に示す如く、原稿を包み込むようにして貼り付け、余白を切り取ることにより、背表紙付きの本型の生成物を得ることができる。
【0095】
図9は上記図1乃至図3に示した本発明の実施の形態に係る画像プリンティングシステムのホストコンピュータ、コントローラ、画像形成装置の要部の構成を機能的に示した機能ブロック図である。本発明の実施の形態に係る画像プリンティングシステムのホストコンピュータは、通信手段1、制御手段2、記憶手段3を備え、コントローラは、通信手段4(外部インタフェース325)、制御手段5(CPU321)、記憶手段6(ROM322、内蔵HD324、RAM326)を備え、画像形成装置は、通信手段7、制御手段8(スキャナ部制御CPU、プリンタ部制御CPU)、画像読取手段9(スキャナ部205)、画像形成手段10(プリンタ部206)、後処理手段11(ステープルソータ410)を備えている。尚、便宜上、ROM、RAM、HDD等を一つにまとめて記憶手段として図示するものとする。
【0096】
上記構成を詳述すると、ホストコンピュータにおいて、通信手段1は、コントローラの通信手段4との間でデータ通信を行う。制御手段2は、ホストコンピュータ各部を制御するものであり、コントローラが上記の表紙印刷制御機能を備えない場合に、表紙印刷制御機能を備える。記憶手段3は、プログラムや各種データを記憶する。
【0097】
コントローラにおいて、通信手段4は、ホストコンピュータの通信手段1、画像形成装置の通信手段7との間でデータ通信を行う。制御手段5は、コントローラ各部を制御するものであり、上記の表紙印刷制御機能(印刷するドキュメントを包み込める大きさの表表紙、裏表紙、背表紙により構成される表紙データを生成し画像形成装置で印刷させる機能)を備える。記憶手段6は、プログラムや各種データを記憶する。
【0098】
画像形成装置において、通信手段7は、コントローラの通信手段4との間でデータ通信を行う。制御手段8は、画像形成装置各部を制御する。画像読取手段9は、原稿から画像を読み取るものであり、上記図2で詳述したような動作を行う。画像形成手段10は、用紙に画像を形成するものであり、上記図2で詳述したような動作を行う。後処理手段11は、ソート動作やステープル動作を行うものであり、上記図3で詳述したような動作を行う。
【0099】
図11は本発明のプログラム及び関連データが記憶媒体からコンピュータ等の装置に供給される概念例を示す説明図である。本発明のプログラム及び関連データは、フロッピディスクやCD−ROM等の記憶媒体1101をコンピュータ等の装置1102に装備された記憶媒体ドライブ挿入口1103に挿入することで供給される。その後、本発明のプログラム及び関連データを記憶媒体1101から一旦ハードディスクにインストールしハードディスクからRAMにロードするか、或いはハードディスクにインストールせずに直接RAMにロードすることで、本発明のプログラム及び関連データを実行することが可能となる。
【0100】
この場合、本発明の実施の形態に係る画像プリンティングシステムにおいて本発明のプログラムを実行する場合は、例えば上記図11に示したような手順で画像プリンティングシステムのコントローラ320に本発明のプログラム及び関連データを供給するか、或いは画像プリンティングシステムのコントローラ320に予め本発明のプログラム及び関連データを格納しておくことで、プログラム実行が可能となる。
【0101】
図10は本発明のプログラム及び関連データを記憶した記憶媒体の記憶内容の構成例を示す説明図である。本発明の記憶媒体は、例えばボリューム情報1001、ディレクトリ情報1002、プログラム実行ファイル1003、プログラム関連データファイル1004等の記憶内容で構成される。本発明のプログラムは、後述する図6〜図8のフローチャートに基づきプログラムコード化されたものである。
【0103】
次に、上記の如く構成された本発明の実施の形態に係る画像プリンティングシステムの動作を図6〜図8のフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
【0104】
図6〜図8のフローチャートは、ホストコンピュータ310から表紙印刷制御機能指定されたPDLデータがコントローラ320へ送られてきたときのコントローラ320における処理を表している。ここで実現している表紙印刷制御機能は、PDLデータのドキュメントを画像形成装置330で両面且つソートで指定部数出力し、ダブルでステープル後、必要な大きさの用紙に上記図5に示した裏表紙、背表紙、表表紙を指定部数枚出力するというものである。出力先は、画像形成装置330の各ソートビン412のステープルされたドキュメントの上に1枚ずつとすることもできるし、ノンソートビン411にまとめて出力することも可能である。
【0105】
画像形成装置330でプリント可能な定型用紙サイズは、A4、A3、B4、B5、LTR、Legal、11x17inch、A3ノビの各サイズとなっている。A4、LTR、B5については、長辺方向に給紙するRもサポートしている。これらのうちの最大サイズは、A3ノビ(305mmx457mm)であるので、表紙印刷制御機能を使えるドキュメントは、裏表紙、背表紙、表表紙と並べた際にA3ノビサイズ内に収めることのできるA4、B5、LTRサイズに限定している。R方向については、サポートしていない。
【0106】
尚、表紙印刷制御機能が指定されていた場合は、自動的に両面且つソート且つダブルステープルのフィニッシング指定がされる。これは、ホストコンピュータ310のPDLドライバ上で行ってもよいし、コントローラ320が表紙印刷制御機能指定を検出した時点で強制的に指定してもよい。
【0107】
また、画像形成装置330でプリント可能な用紙のメディアには、普通紙、厚紙、最厚口、薄紙、OHP紙、特殊紙とあるが、自動両面印刷可能なのは普通紙及び薄紙のみであるので、これ以外のメディアについても表紙印刷制御機能はサポートしていない。また、表紙については、片面印刷であるため、普通紙、薄紙だけでなく、厚紙や最厚口もメディアとして使用できる。これはホストコンピュータ310においてドライバで指定可能である。
【0108】
図6〜図8において、コントローラ320は、PDLデータをホストコンピュータ310から受信すると(ステップS100)、カラーモードやフィニッシング指定等の指定された印刷条件を解析する(ステップS101)。次に、コントローラ320は、表紙印刷制御機能が指定されているか否かを判断する(ステップS102)。ステップS102の判断において表紙印刷制御機能が指定されていない場合は、画像形成装置330により上述の通常の印刷処理を行う(ステップS103)。
【0109】
他方、上記ステップS102の判断において表紙印刷制御機能が指定されていた場合は、コントローラ320は、PDLデータより先ず表紙タイトルと裏表紙記載メッセージを抽出する。これらは、ホストコンピュータ310においてPDLデータに盛り込まれるようにしてあるか、もしくは表表紙用としてはドキュメントファイル名(拡張子がある場合は除く)、裏表紙メッセージは無しとすることも可能である。そして、コントローラ320は、指定用紙サイズ、メディアと、ページ数も併せて抽出しておく(ステップS104)。
【0110】
次に、コントローラ320は、抽出したドキュメントの指定サイズがA4、B5、LTR以外のものになっていないかチェックする(ステップS105)。ステップS105の判断においてドキュメントの指定サイズがA4、B5、LTR以外のものになっている場合は、画像形成装置の操作部207(またはコントローラ320のLCDパネル)に「表紙印刷不可能なサイズです」と表示し、画像形成装置330で通常のプリント処理を行う(ステップS103)。また、上記ステップS105では同様にメディアのチェックを行い、ステップS105の判断において普通紙または薄紙でない場合は、画像形成装置の操作部207(またはコントローラ320のLCDパネル)に「表紙印刷不可能なメディアです」と表示し、画像形成装置330で通常のプリント処理を行う(ステップS103)。
【0111】
他方、上記ステップS105の判断においてドキュメントの指定サイズが正しい場合は、コントローラ320は、次に背表紙の幅を計算する(ステップS106)。1枚の用紙の厚さは、紙質や湿度等によっても異なるが、単位面積当たりの重さにほぼ比例する。本実施形態では、1g/m2当たり0.0011mmを基本厚み係数としている。また、80〜105g/m2の範囲を普通紙、64〜79g/m2の範囲を薄紙として扱うことができるが、80g/m2を普通紙重さ標準値、64g/m2を薄紙重さ標準値として定めている。
【0112】
これらの値は、コントローラ320内のEEPROM等の書き換え可能な不揮発性メモリ媒体(ROM322)に書き込まれており、コントローラ320のLCDパネルまたはホストコンピュータ310より専用のユーティリティソフトを用いて、ユーザが使用状況によって書き換えてチューニングすることも可能である。これらの値を用い、背表紙幅は以下の計算式によって求められる。
【0113】
背表紙幅=(メディア別重さ標準値×基本厚み係数+平均トナー乗厚)×(ドキュメントページ数+1)/2
即ち、1部毎の用紙枚数にトナー乗量(用紙に定着させるトナーの量)を加味したものとすることにより、精度を高めるようにしている。無論、画像形成装置330に、紙厚検知手段及びトナー乗量検知手段を備えていれば、それらの検出結果から同様に背表紙幅を計算するようにすることも可能である。
【0114】
上記ステップS106で背表紙幅の計算が終わったら、コントローラ320は、今度は上記図5に示したように裏表紙、背表紙、表表紙を並べた際のサイズを計算する(ステップS107)。横サイズはドキュメントサイズの短手辺長さ×2倍に背表紙幅を加えたものになる。縦サイズはドキュメントサイズの長手辺方向の長さとなる。
【0115】
次に、コントローラ320は、上記の表紙サイズがA3ノビに収まるかどうかをチェックする(ステップS108)。縦については最大でもA4サイズの297mmであるので、A3ノビの短手辺長さである305mmを超えることはない。横については背表紙幅によってはみ出す可能性もある。例えばA4のドキュメントの場合、背表紙幅が457−210×2=37mmを超える場合はNGとなり、表紙印刷制御機能はキャンセルして、画像形成装置330で通常のプリント処理を行う(ステップS103)。同様に、B5では93mmを超える場合にNGとなり、LTRでは25mmを超える場合にNGとなる。
【0116】
次に、コントローラ320は、表紙印刷用の用紙サイズを決定する(ステップS109)。基本的に、上記ステップS107にて計算した表紙サイズより大きい最小の定型サイズを選択する。但し、ドキュメントのページ数が非常に少なく、背表紙幅が1mm以下になる場合は、背表紙分を無視し、ドキュメントサイズの2倍の大きさの定型用紙を選択する。即ち、ドキュメントがA4ならA3、LTRなら11x17inch、B5ならB4が表紙用用紙サイズとして選択される。通常の背表紙が1mmを超える厚みを持つ場合は、A4とLTRではA3ノビサイズが選択される。B5の場合は、背表紙幅が56mm以下ならばA3、68mm以下ならば11x17inch、93mm以下ならば12x18inchが選択できるが、このうちで画像形成装置330の用紙カセット210にセットされている用紙を優先して選択する。
【0117】
コントローラ320は、表紙用紙サイズが決まると、今度はケーブル32を介して画像形成装置330より得たステータス情報から、同サイズの定型用紙が画像形成装置330の複数(本例では二つ)の用紙カセット210の何れかにセットされているか否かを調べる(ステップS110)。ステップS110の判断において同サイズの定型用紙が用紙カセット210の何れかにセットされている場合は、コントローラ320は、該当する段を表紙用紙給紙段として決定し(ステップS111)、セットされていない場合は、手差し給紙口211を表紙用紙給紙段として決定する(ステップS112)。
【0118】
次に、コントローラ320は、表表紙のフォントサイズを選択する(ステップS113)。表紙タイトル領域は、左右と上辺は各一番近い辺から30mm、下辺はメディアの縦半分の位置に定められている。例えばA4ドキュメントにおいては横150mm×縦118mmとなる。これに表紙用に予め定められているフォントとタイトル文字によって、使用するフォントサイズを最大限大きいものに決定する。
【0119】
同様に、コントローラ320は、背表紙フォントサイズを選択する(ステップS114)。背表紙タイトル領域は、横は上記ステップS106にて計算した背表紙幅×縦はドキュメントの縦サイズの領域から、回り0.5mmずつ狭くしたものである。タイトル文字は表表紙と同じである。但し、背表紙幅が4mm未満である場合は、背表紙にタイトル文字は入れない。また、背表紙幅が1mm以下の場合は、背表紙領域自体全くないものとされ、1本の線となる。裏表紙については、予め所定のフォントサイズが定められている。裏表紙記載メッセージがある場合は、裏表紙のちょうど中心部に配置される。
【0120】
以上の処理結果をもとに、コントローラ320は、上記図5に示した裏表紙、背表紙、表表紙と並んだ画像を生成することのできるPDLデータを作成する(ステップS115)。これを表紙PDLデータと呼ぶ。そして、コントローラ320は、この作成した表紙PDLデータを、通常ホストコンピュータ310から送られてくるPDLデータと同様、内蔵HD324にキューイングする(ステップS116)。
【0121】
ここで、コントローラ320は、画像形成装置330によりドキュメントのPDLデータの印刷処理を通常と同様開始する(ステップS117)。このとき、上記ステップS112において画像形成装置330の手差し給紙段(手差し給紙口211)が選択されていた場合は、印刷開始前に画像形成装置の操作部207にメッセージを表示し、ユーザに表紙用紙サイズの定型用紙を手差し給紙段にセットすることを促す。また無論、表紙PDLデータの作成までに時間がかかることが見込まれる場合は、表紙PDLデータ作成と並行してドキュメントのPDLデータ印刷処理を画像形成装置330で開始しておくことも可能である。
【0122】
画像形成装置330でドキュメントのPDLデータの印刷処理が完了すると、指定部数分の各ビンに、ダブルでステープルされたドキュメントが1部ずつ出力された状態となっている。通常、画像形成装置330で続けてソートジョブを行う場合は、既にビンにある用紙はユーザに取り除かせるよう操作部207にメッセージを表示し、全ての用紙が取り除かれた後にプリントスタートを行うが、表紙PDLデータの場合は画像形成装置330でそのままプリントを開始する(ステップS118)。こうすることによって画像形成装置330から得られる出力は、各ビンに1部ずつ、ステープルされたドキュメントと、その上に1枚ずつの表紙出力となる。尚、上記ステップS118の処理後は、本処理を終了するかまたは次のPDLデータの処理へ移行する(ステップS130)。
【0123】
また、画像形成装置330における表紙プリントにおいては、ソートを行わずに全てノンソートビン411にドキュメントの部数枚分の表紙出力を行ってもよい。これはホストコンピュータ310上のドライバオプションとすることもできる。
【0124】
更に、画像形成装置330にソータが未装着の場合や、敢えて画像形成装置330のノンソートビン411のみに出力したい場合は、コレート(丁合い)動作と組み合わせることも可能である。コレート(丁合い)とは、ソート出力を全部数引き抜いてそのまま重ねた状態の出力をノンソートビン411に直接得る動作である。例えば3ページ3部のドキュメント印刷をコレートで行うと、画像形成装置330の出力はFaceUpであるので、印刷されるページ順は、3、2、1、3、2、1、3、2、1と繰り返し1枚ずつ印刷されることになる。当然、ステープルすることはできない。
【0125】
コレート出力と組み合わせる場合は、ソート&ステープル時と同様にドキュメントのコレート出力完了後に、まとめて部数枚分の表紙を印刷し出力してもよいが、ステープルされないため、1部ずつの区切りが分かりにくくなる。よって、表紙用紙を1部毎の分け目を示す合紙として使用することも有効である。即ち、上記の例で言うと、3、2、1、表紙、3、2、1、表紙、3、2、1、表紙、という順に印刷される(実際には3、2、1それぞれは両面印刷であるので、両面2面目の印刷時にこれが行われる)。当然、このように一旦出力した画像データも後ほど繰り返して出力するわけであるから、コントローラ320のフレームメモリ326−1には、ドキュメントPDLデータと表紙PDLデータの両方が画像データに展開されて、同時に存在させる必要がある。
【0126】
また、本実施形態では、コントローラ320に表紙印刷制御機能を持たせた例を説明してきたが、ホストコンピュータ310上のアプリケーションソフトでこの機能を実現することも可能であるのは自明である。この場合、ソート&ステープルを用いる場合は、ホストコンピュータ310からコントローラ320へドキュメントPDLデータを送った後に、表紙PDLデータを上記説明してきた処理と全く同様にホストコンピュータ310で生成し、続けてコントローラ320へ送ることにより実現できるが、コントローラ320からは表紙PDLデータも通常のPDLデータと同様として扱われる。
【0127】
このとき、画像形成装置330の各ソートビン412に1枚ずつ表紙出力を行うパターンでは、上述したようにソートジョブが続くものとして扱われてしまい、ドキュメントを取り除いてからしか表紙が印刷されなくなってしまうので、ノンソートビン411に部数分の表紙をまとめて出力するパターンを採るのがよい。もしくは、最初から表紙込みのPDLデータを生成し、上述のコレート&合紙のパターンを採るようにするのがよい。
【0128】
また、画像形成装置330における印刷完了後にユーザが手作業で糊付け&余白カットを行うのではなく、画像形成装置330を、自動的にグリューにて製本するタイプのフィニッシャと組み合わせることができるのも自明である。勿論、ドキュメントと表紙の印刷完了後に、オフラインの製本機にかけてもよい。
【0129】
以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、画像データをコントローラ320へ送信するホストコンピュータ310と、ホストコンピュータ310から画像データを受信し画像データ展開を行うと共に印刷指令を画像形成装置330へ送信するコントローラ320と、コントローラ320から印刷指令を受信し印刷を行う画像形成装置とを備えた画像プリンティングシステムにおいて、コントローラ320(またはホストコンピュータ310)は、印刷ドキュメントを包み込み可能な大きさの表表紙、裏表紙、背表紙に関する背表紙付き表紙データを生成し、背表紙付き表紙データに基づき印刷を行わせる表紙印刷制御機能を有するため、下記のような作用及び効果を奏する。
【0130】
上記構成において、コントローラ320は、PDLデータをホストコンピュータ310から受信すると、カラーモードやフィニッシング指定等の指定された印刷条件を解析すると共に、表紙印刷制御機能が指定されているか否かを判断する。表紙印刷制御機能が指定されていた場合は、PDLデータから表紙タイトル、裏表紙記載メッセージ、指定用紙サイズ、メディア、ページ数を抽出する。ドキュメントの指定サイズが正しい場合は、背表紙の幅、裏表紙・背表紙・表表紙を並べた際のサイズ、表紙印刷用の用紙サイズを決定した後、同サイズの定型用紙が用紙カセット210の何れかにセットされている場合は該当する段を表紙用紙給紙段として決定し、セットされていない場合は手差し給紙口211を表紙用紙給紙段として決定する。
【0131】
更に、コントローラ320は、表表紙のフォントサイズ、背表紙フォントサイズを選択し、裏表紙、背表紙、表表紙と並んだ画像を生成することのできる表紙PDLデータを作成し、画像形成装置330でドキュメントのPDLデータの印刷を通常と同様開始すると共に、表紙PDLデータの印刷を開始するよう指令する。これにより、画像形成装置330から得られる出力は、各ビンに1部ずつ、ステープルされたドキュメントと、その上に1枚ずつの表紙出力となる。
【0132】
従って、本発明の実施の形態においては、ドキュメントプリント時に、併せて表表紙から背表紙、裏表紙まで含んだ表紙を自動的に生成することができるという優れた効果を奏する。
【0133】
[他の実施の形態]
(1)上述した本発明の実施の形態においては、画像形成装置の印刷方式については特定しなかったが、本発明は、電子写真方式、インクジェット方式、熱転写方式、静電方式など各種印刷方式に適用することが可能である。
【0134】
(2)また、上述した本発明の実施の形態においては、画像形成装置として複写機の場合を例に上げたが、本発明は、プリンタ装置に適用することも可能である。
【0135】
尚、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。上述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0136】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
【0137】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0138】
更に、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0139】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、情報処理装置は、画像形成システムに対してページ記述言語で記述された印刷データを送信することによって表紙印刷の指示を行うことができる。このとき、ページ記述言語で記述された表紙用印刷データを予め情報処理装置において生成しておく必要はない。ページ記述言語で記述された印刷データに含まれた表紙印刷の指示に従って、画像形成システム側で、ページ記述言語で記述された表紙用印刷データを生成するからである。つまり、情報処理装置から送信されたページ記述言語で記述された印刷データに基づいて、ページ記述言語で記述された表紙用印刷データを別途生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像プリンティングシステムのコントローラを中心とした電気的な構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る画像プリンティングシステムの画像形成装置及びコントローラの外観を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る画像プリンティングシステムの画像形成装置にフィニッシャとしてステープルソータを接続した場合の外観を示す正面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る画像プリンティングシステムにおいて印刷されるドキュメントに対してSTSにおける3種類のステープル位置を示すものであり、(a)はコーナーのステープル位置、(b)はダブルのステープル位置、(c)はシングルのステープル位置を示す説明図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る画像プリンティングシステムにおいて表紙の印刷結果とその使用法を示す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る画像プリンティングシステムのコントローラにおける処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態に係る画像プリンティングシステムのコントローラにおける処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態に係る画像プリンティングシステムのコントローラにおける処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態に係る画像プリンティングシステムのホストコンピュータ、コントローラ、画像形成装置の要部の構成を機能的に示した機能ブロック図である。
【図10】本発明のプログラム及び関連データを記憶した記憶媒体の記憶内容の構成例を示す説明図である。
【図11】本発明のプログラム及び関連データが記憶媒体から装置に供給される概念例を示す説明図である。
【符号の説明】
1、4、7 通信手段
2、5、8 制御手段
3、6 記憶手段
9 画像読取手段
10 画像形成手段
11 後処理手段
205 スキャナ部
206 プリンタ部
211 手差し給紙口
310 ホストコンピュータ
320 コントローラ
321 CPU
325 外部インタフェース
326−1 フレームメモリ
326−2 PDLバッファ
330 画像形成装置
410 ステープルソータ
411 ノンソートビン
412 ソートビン
Claims (11)
- ネットワークを介して情報処理装置と接続された画像形成システムであって、
ページ記述言語で記述された印刷データを前記情報処理装置から受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された印刷データを解析し、裏表紙、背表紙、表表紙から成る表紙を印刷する表紙印刷が指定されているか否かを判断する判断手段と、
前記表紙印刷が指定されている場合、前記受信手段によって受信された印刷データから、用紙サイズ、ページ数、表紙に印刷されるべき表紙データを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段によって抽出されたページ数に基づいて、背表紙の幅を算出する算出手段と、
前記算出手段によって算出された幅と前記抽出手段によって抽出された用紙サイズに基づいて、裏表紙、背表紙、表表紙を並べた際のサイズを計算し、表紙印刷用の用紙サイズを決定する決定手段と、
前記受信手段によって受信された印刷データに基づいて生成された画像データを印刷処理する第一の印刷処理手段と、
前記抽出手段によって抽出された表紙データと前記決定手段によって決定された用紙サイズに基づいて、ページ記述言語で記述された表紙用印刷データを生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された表紙用印刷データに基づいて生成された表紙用画像データを印刷処理する第二の印刷処理手段と、を有することを特徴とする画像形成システム。 - 前記画像形成システムは、前記受信手段、前記判断手段、前記抽出手段、前記算出手段、前記決定手段、前記生成手段を備える画像形成制御装置と、前記第一の印刷処理手段と前記第二の印刷処理手段とを備える画像形成装置とによって構成されることを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
- 前記生成手段による前記表紙用印刷データを生成する処理と、前記第一の印刷処理手段による印刷処理とを並行して処理することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成システム。
- 前記抽出手段によって抽出された用紙サイズが、所定のサイズであるか否かを判断する第二の判断手段を更に有し、
前記第二の判断手段によって前記所定のサイズであると判断されなかった場合、前記生成手段による表紙用印刷データの生成を行わないことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の画像形成システム。 - 前記決定手段によって決定された用紙サイズが、所定のサイズより大きいか否かを判断する第三の判断手段を更に有し、
前記第三の判断手段によって前記所定のサイズより大きいと判断された場合、前記生成手段による表紙用印刷データの生成を行わないことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の画像形成システム。 - 前記抽出手段は、前記受信手段によって受信された印刷データから用紙の種別を抽出し、当該抽出された種別が所定の種別ではない場合、前記生成手段による表紙用印刷データの生成を行わないことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の画像形成システム。
- 前記第一の印刷処理手段によって印刷処理された画像データを、1部毎にソートして出力し、前記第二の印刷処理手段によって印刷処理された表紙用画像データを、前記1部毎に分けて出力することを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の画像形成システム。
- 前記第一の印刷処理手段によって印刷処理された画像データを、1部毎にソートして出力し、前記第二の印刷処理手段によって印刷処理された表紙用画像データを、複数部数分の枚数をまとめて出力することを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の画像形成システム。
- ネットワークを介して情報処理装置と接続された画像形成制御装置で あって、
ページ記述言語で記述された印刷データを前記情報処理装置から受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された印刷データを解析し、裏表紙、背表紙、表表紙から成る表紙を印刷する表紙印刷が指定されているか否かを判断する判断手段と、
前記表紙印刷が指定されている場合、前記受信手段によって受信された印刷データから、用紙サイズ、ページ数、表紙に印刷されるべき表紙データを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段によって抽出されたページ数に基づいて、背表紙の幅を算出する算出手段と、
前記算出手段によって算出された幅と前記抽出手段によって抽出された用紙サイズに基づいて、裏表紙、背表紙、表表紙を並べた際のサイズを計算し、表紙印刷用の用紙サイズを決定する決定手段と、
前記受信手段によって受信された印刷データに基づいて生成された画像データを画像形成装置に送信する第一の送信手段と、
前記抽出手段によって抽出された表紙データと前記決定手段によって決定された用紙サイズに基づいて、ページ記述言語で記述された表紙用印刷データを生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された表紙用印刷データに基づいて生成された表紙用画像データを前記画像形成装置に送信する第二の送信手段と、を有することを特徴とする画像形成制御装置。 - ネットワークを介して情報処理装置と接続された画像形成システムの制御方法であって、
ページ記述言語で記述された印刷データを前記情報処理装置から受信する受信ステップと、
前記受信ステップによって受信された印刷データを解析し、裏表紙、背表紙、表表紙から成る表紙を印刷する表紙印刷が指定されているか否かを判断する判断ステップと、
前記表紙印刷が指定されている場合、前記受信ステップによって受信された印刷データから、用紙サイズ、ページ数、表紙に印刷されるべき表紙データを抽出する抽出ステップと、
前記抽出ステップによって抽出されたページ数に基づいて、背表紙の幅を算出する算出ステップと、
前記算出ステップによって算出された幅と前記抽出ステップによって抽出された用紙サイズに基づいて、裏表紙、背表紙、表表紙を並べた際のサイズを計算し、表紙印刷用の用紙サイズを決定する決定ステップと、
前記受信ステップによって受信された印刷データに基づいて生成された画像データを印刷処理する第一の印刷処理ステップと、
前記抽出ステップによって抽出された表紙データと前記決定ステップによって決定された用紙サイズに基づいて、ページ記述言語で記述された表紙用印刷データを生成する生成ステップと、
前記生成ステップによって生成された表紙用印刷データに基づいて生成された表紙用画像データを印刷処理する第二の印刷処理ステップと、を有することを特徴とする制御方法。 - 請求項10に記載の画像形成システムの制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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