JP4246163B2 - キャビンのダクト構造 - Google Patents
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Description
例えば特許文献1においては、キャビンの後部にエアコン本体が配備され、該エアコン本体は、キャビンの底壁に形成された出口に連通され、該出口は床下送風ダクトに連通され、該床下送風ダクトはキャビン前部のダッシュボード内に形成された送風ダクトに連通され、該送風ダクトがダッシュボード上部に配備されたデフロスタ吹出口及び前面吹出口に連通されている土工車両のキャビン内空気調和装置が提案されている。
また、前記フロントパネルは単板で形成されており、キャビンを構成する部材として強度の向上を図る必要があった。
そこで、本発明は、ダクトの部品点数を削減すると共にフロントパネルの強度を向上させることができるキャビンのダクト構造を提供するようにしたものである。
前記フロントパネルは、キャビンの上下方向に延びるダクト形成部を備え、前記送風ダクトは、該ダクト形成部と、該ダクト形成部をキャビン室内側から覆うダクト構成部材とから形成されている点にある。
また、フロントパネルはダクト構成部材によって補強されることとなり、これによってフロントパネルの強度が向上する。
また、本発明の他の技術的手段は、前記フロントパネルは平板により構成され、前記ダクト形成部は、該平板をプレス成型してなる点である。
これによれば、フロントパネルはプレス成型によって塑性変形されることとなり、該フロントパネルの強度がさらに向上することとなる。
これによれば、送出しダクトを介してエアコン本体からの空調空気がキャビン前部まで送り込まれ、送風ダクト及び吹出しダクトを通じて前記空調空気をキャビン前部から後部に吹き出すことができる。
また、本発明の他の技術的手段は、前記送風ダクトには、キャビンの室内外を貫通する筒体が配備され、該筒体には、ステアリング機構の伝動軸が軸心廻りに回転自在に挿通され、該伝動軸のキャビン室外側の端部にパワステコントローラが連結され、該伝動軸のキャビン室内側の端部にステアリングハンドルが連結されている点である。
さらに、本発明の他の技術的手段は、前記エアコン本体は、キャビンの後部に配備され、前記送出しダクトは、キャビンの後部から前部に延出されてエアコン本体と送風ダクトとを連結する延出部を備え、キャビンの底部には、前記延出部を収容する収容部が凹設されており、該収容部に収容された延出部の上面は該収容部の上端縁と略面一若しくは該上端縁よりも下方に位置している点である。
図1に示す如く、本実施の形態に係るトラクタは、エンジン2と、フライホイールハウジング、クラッチハウジング、ミッションケース等からなる伝動ケース3とを連結してなる車体1を有し、該車体1の前部は左右一対の前輪6によって支持され、後部は左右一対の後輪7によって支持されている。該車体1の前部には、ラジエータやバッテリー等の車両機器が配備され、これら車両機器は開閉自在のボンネット8によって覆われている。また、車体1の後部にはキャビン9が搭載されている。
キャビン9の上部側背面には、リアルーフビーム16とリアミドルビーム18とを連結する左右一対の上背面ピラー20が配置され、キャビン9の下部側背面には、リアミドルビーム18からキャビン9の底部に向けて延びる左右一対の下背面ピラー21が配備されている。
また、図2及び図3に示す如く、左右一対のフロントピアー12の下端部には、対向するフロントピアー12に向けて延びるフロントフロアビーム23が連結されており、前記左右一対のサイドフロアビーム22の先端部は、フロントピアー12の下端部から左右方向で同じ側にあるフロントフロアビーム23の左右方向中途部に連結されている。
また、左右一対のフロントピアー12の間には、キャビン9の室内と室外を仕切る板状のフロントパネル24が該左右一対のフロントピアー12の間の左右方向中央部且つ上下方向やや下方に配備されており、該フロントパネル24の側下端部はそれぞれ、左右方向で同じ側となるフロントフロアビーム23に連結されている。
また、左右一対のフロントピラー12間にはフロントウインド31が設けられ、左右方向で同じ側にあるフロントピラー12とリアピラー13との間は乗降口とされ、該フロントピラー12とリアピラー13との間にはドア32が設けられている。
また、図2及び図3に示す如く、キャビンフレーム11の側部後下部には、左右方向で同じ側にあるサイドフレーム19の湾曲部からサイドフロアビーム22までを塞ぐ板状のサイドパネル35が左右にそれぞれ配備され、これら左右一対のサイドパネル35の間には、キャビンフレーム11を底部から背面下部にかけて塞ぐ板状のフロアシート36が設けられている。
また、サイドパネル35の左右方向外面側には、後輪7を前方から上方にかけて覆う後輪フェンダ(図示省略)がそれぞれ設けられている。
また、図3に示す如く、キャビンフレーム11の上部にはルーフ39が設けられ、該ルーフ39は中空状に形成されており、該ルーフ39の左右一側、本実施の形態では左側部の後部には、外側方に突出した外気取入れ部42が設けられている。
また、図2に示す如く、左右一対のリアピラー13は中空状に形成されており、左側のリアピラー13の上部開口はルーフ39の前記中空状の空間に連通されている。これによって外気取入れ部42からルーフ39内に取り入れられた外気が該リアピラー13内を通過することが可能となっている。
図1に示す如く、キャビン9の内部には、後部にオペレータが着座すべき着座部51が配備されると共に、前部に車体1を操作するための操作部52が配備されている。
図4、図5及び図8に示す如く、前記操作部52は、前記フロントパネル24の前後面に亘って配備されたステアリング機構53、フロントパネル24の上後方に配備された計器部54a、ワイパモータ54b、フロントパネル24の後方に配備されたクラッチペダル55及び左右一対のブレーキペダル56等を備えている。
また、図1に示す如く、前記着座部51は、オペレータが着座するシート64と、該シート64を支持するクッション装置及び前後位置調整装置等を備えたシート支持部65と、該シート支持部65を支持するシート台66とを備えている。
該シート台66は、フロアシート36と上下方向に間隔をおいて位置する上部壁66a
と、この上部壁66aの前縁から下方に且つフロアシート36にまで延出する前部壁66bとを備えている。また、該シート台66は、左右両側縁が前記サイドパネル35に溶接等によって固着され、上部壁66aの後縁がフロアシート36の背面壁36bに溶接等によって固着され、前部壁66bの下縁が溶接等によってフロアシート36に固着されている。
エアコン本体Aは、冷房装置と暖房装置とを備えている。
暖房装置は、例えば、エンジン2の熱で熱せられた温媒をヒータに送ると共に該ヒータからエンジン2側に戻すように温媒を循環させるようにした構造のものが採用される。
該エアコン本体Aは、ケーシング内にエバポレータとヒータと送風機(ブロワ)等とを収納してなると共にキャビン9室内に配置されており、コンプレッサーと、放熱器と、膨張弁等はボンネット8内に配置されている。
図2及び図3に示す如く、外気導入ダクト部71は、上述の如くルーフ39に形成された外気取り入れ部42と、前記ルーフ39内の中空状の空間を通じて外気取り入れ部42に連通された左側のリアピラー13とを備え、エアコン収容部72は、前記フロアシート36と左右のサイドパネル35とシート台66とによって密閉状に形成されており、該エアコン収容部72と外気導入ダクト部71とは、左側のサイドパネル35の内面側に配備された中継ダクト74を介して互いに連通されている。
また、エアコン収容部72を構成する壁部、本実施の形態ではシート台66の上部壁66aの左側の後部側には、フィルタを介してキャビン9室内の空気(内気)をエアコン収容部72内に取り入れる内気取入れ部75が設けられている。
また、エアコン本体Aの前面側右側には、該エアコン本体Aから空調空気を送出する送出口A1が設けられ、該送出口A1にはエアコン本体Aから送出された空調空気を導出する前記空調空気導出ダクト部73が接続されている。
ャビン9の底部を前後方向に延びる送出しダクト76と、該送出しダクト76に連通されてキャビン9の前部を上下方向に延びる送風ダクト77と、該送風ダクト77に連通されてエアコン本体Aからの空調空気をキャビン9内に吹き出す吹出しダクト78とから形成されている。
送出しダクト76は、合成樹脂によって形成され、フロアシート36の底壁部31a(キャビン9の底部)に沿って前方に延出した延出部76aと、該延出部76aの後端から後上方に斜行する後斜行部76bと、フロアシート36の底壁部36aの左右方向中央部の形状に沿って前上方に斜行する前斜行部76cとから構成されている。
また、前記空間Sを形成するフロアシート36の底壁部36aの後部側にも、フロアシート36を上方から下方に向けて凹ませることにより形成された凹部36dが形成され、該凹部36d上にエアコン本体Aを収容することにより、送出しダクト76の後斜行部76bがキャビン9室内に露出しないように構成されている。
前記送風ダクト77は、前記フロントパネル24に形成されたダクト形成部79と、該ダクト形成部79をキャビン室内側より覆うダクト構成部材80とから形成されている。
図7に示す如く、ダクト構成部材80は、合成樹脂によって形成され、ダクト形成部79に対向して上下方向に延びる平坦部80aと、該平坦部80aの左右両側からダクト形成部79に向けて延びる左右一対の脚部80bとを備えた断面コ字状に形成されており、各脚部80bは、ダクト形成部79の左右方向で同じ側となる屈曲部79aの外側に当接した状態でフロントパネル24の上下方向に沿って延びている。
また、ダクト構成部材80は、図7に示す如く、平坦部80aに立設された複数の板状
の支持体81を介して前記横軸体62を支持している。
図5及び図6に示す如く、前記吹出しダクト78は、合成樹脂によって形成され、前記エアコン本体Aからの空調空気が送り込まれる吹出し基部83と、該吹出し基部83に連結されてキャビン9内を空調すべく空調空気を吹き出すメインダクト部84と、前記吹出し基部83に連結されて前記空調空気をフロントウインド31に吹き出すデフロスタダクト部85とを備え、前記吹出し基部83には、前記空調空気をメインダクト部84とデフロスタダクト部85に分配する空気分配機構86が配備されている。
メインダクト部84は、メイン連通孔87を介して吹出し基部83に連通されており、図4に示す如く、前記ステアリングハンドル59のハンドル軸59aを跨いだ状態でキャビン9の後方に向けて延伸される左右一対のメイン吹出し部84aを備えたマニホールド状に形成され、該メイン吹出し部84aの先端部には、キャビン9の上方に向けて空調空気を吹き出すアッパー吹出し口84bと、キャビン9の下方に向けて空調空気を吹き出すロア吹出し口84cとが形成されている。
なお、前記各吹出し口84b、84c、84dには、風向きを変更する風向き変更グリルが配備されている。
デフロスタダクト部85は、フロントパネル24の外縁部に沿って上下方向に延びる左右一対の側部分85aと、該左右側部分85aの上端を連結する上部分85bとによって、フロントパネル24の外縁に沿う門型状に形成されている。
図3に示す如く、前記左右一対の側部分82a及び上部分82bには、複数箇所にフロントウインド31の内面側に向けて空気を吹き出す複数(本実施の形態においては6つ)のデフ吹出し口89がフロントウインド31に対して放射状に配備されている。
該デフ吹出し口89の幅は、図5及び図7に示す如く、前記側部分82a及び上部分82bの幅よりも小さく形成されている。この様に側部分82a及び上部分82b内を流れるメインの空調空気の流れに対してデフ吹出し口89の開口幅に段差を設けることにより、フロントウインド31の内面側に向けて吹き出される空調空気の流速が側部分82a及び上部分82b内での流速よりも速いものとなって、これによって該空調空気によるフロントウインド31の曇り止め効果がより向上される。
縁部がプレス成型されている。
また、図5に示す如く、前記メイン挿通孔87とデフ挿通孔88は、吹出し基部83内にて互いに対向しており、これらメイン挿通孔87とデフ挿通孔88との間に前記空気分配機構86が配備されている。
空気分配機構86は、メイン連通孔87とデフ連通孔88とを択一的に閉塞可能な蓋体90を備え、該蓋体90は、平板状に形成されて上端がヒンジ機構91を介して枢支されており、メイン連通孔87を閉塞する第1閉塞位置とデフ連通孔88を閉塞する第2閉塞位置との間で揺動自在に支持されている。
また、送風ダクト77の上部及び吹出しダクト78は、前記ステアリング機構53のハンドルポスト58の基部、横軸体62、支持体81等と共にインストルメントパネル(図示省略)によって覆われており、吹出しダクト78の各吹出し口84b、84c、84dは、該インストルメントパネルに適宜形成された開口を介してキャビン9の内部に通じている。
そして、これら外気及び内気は、エアコン収容部72のエアコン本体Aによって温度・湿度等が調整されると共に塵芥等が除去された空調空気となり、該空調空気は図5に示す空調空気導出ダクト部73によってキャビン9の後下部からキャビン9の前部に案内される。このとき、送出しダクト76の延出部76a、後斜行部76b、前斜行部76c及び送風ダクト77がフロアシート36に沿って配備されることにより、空調空気導出ダクト部73はキャビン9の外方に向けて凸の円弧状に形成されることとなり、これによって、該空調空気導出ダクト部73を流れる空調空気の送風ロスが可及的に減じられる。
吹出しダクト78に至った空調空気は、先ず、吹出し基部83に流れ込む。そして、吹出し基部83内に配備された空気分配機構86によって、メインダクト部84とデフロスタダクト部85に分配される。
空気分配機構86の蓋体90が前記第1閉塞位置に設定された場合、吹出し基部83とメインダクト部84とを連通するメイン連通孔87が蓋体90によって閉塞されるため、メインダクト部84に空調空気が流れ込むことはなく、空調空気はすべてデフ連通孔88を通じてデフロスタダクト部85に流れ込むこととなる。
じてメインダクト部84に流れ込むこととなる。
また、蓋体90が第1閉塞位置と第2閉塞位置の位置で駐止された場合、メイン連通孔87側の蓋体90と吹出し基部83の内壁との間隔と、デフ連通孔88側の蓋体90と吹出し基部83の内壁との間隔に応じ、適宜空調空気が分配される。例えば、図6中に二点鎖線で示す如く、蓋体90がメイン連通孔87とデフ連通孔88の中間となる中間位置に駐止された場合、メインダクト部84とデフロスタダクト部85には、それぞれ吹出し基部83に流入した空調空気の半分が流れ込むこととなり、図6中に実線で示す如く蓋体90がデフ連通孔88側に大きく傾いた位置に駐止されている場合には、メインダクト部84にデフロスタダクト部85よりも多量の空調空気が流れ込むこととなる。
ここで、アッパー吹出し口84bはキャビン9の後上方に向けて配備され、ロア吹出し口84cは前記操作部52の下方に向けて配備されているため、これらの吹出し口84b、85cから空調空気が吹き出されることにより、キャビン9内で空気が滞留することはない。
なお、これらの吹出し口84b、84c、84dから吹き出される空調空気の吹出し方向は、前記風向き変更グリルによって適宜変更可能である。
この様に吹出しダクト78からキャビン9内に吹き出された空調空気は、ドア32、リアサイドウインド33に沿って後方にスムーズに流れると共にインナールーフ40内面に沿って流れてキャビン9後部の内気取入れ部75に至る。該内気取入れ部75に流れ込んだ空調空気は、エアコン収容部72を介してエアコン本体Aに吸引され、該エアコン本体Aの送出口A1から空調空気導出ダクト部73を介して再びキャビン9の前部からキャビン9内に向けて吹き出される。この様なエアダクト構造70によって、キャビン室の内気循環が効率よく行われるようになっている。
また、フロントパネル24は、ダクト形成部79及び吹出しダクト78のデフロスタダクト部85と対向する外縁部がプレス形成されているため、これによっても強度の向上が図られている。
また、異なる観点からみれば、キャビン9の前部に配備されたフロントパネル24と該フロントパネル24と補強支持する部材(ダクト構成部材80)とによって送風ダクト77は形成されており、キャビン9室内の省スペース化を図りつつ、キャビン9の内部側に送風ダクト77を配備することが可能となる。これによって、送風ダクト77を通過する空調空気に対するキャビン9外部の外気やボンネット8内部の熱の影響を可及的に低減でき、エアコン本体Aの負荷を抑えることが可能となるのである。
また、キャビン9外部のフロントパネル24の前部にパワステコントローラ57が配備され、キャビン9内部のフロントパネル24の後部にステアリングハンドル59が配備され、これらパワステコントローラ57とステアリングハンドル59とを連結する伝動軸60が送風ダクト77を貫通して配備されているため、キャビン9の前部に伝動軸60及び送風ダクト77を別々に配備するための大きなスペースが必要なく、これら伝動軸60及び送風ダクト77の配置構造も簡易なものとなってキャビン9の組立が簡単となると共に製造コストも抑えられる。
また、空気分配機構86が吹出しダクト78に配備されていることにより、該空気分配機構86は、キャビン9室内に吹き出される直前、つまり、空調空気導出ダクト部73の最も川下となる部位に配備されていることとなる。これによって、エアダクト構造70の川上側(例えばエアコン収容部72近傍)からメインダクト部84に連通するダクトとデフロスタダクト部85に連通するダクトを分岐して形成する必要はなく、ダクト構造の簡素化が図られると共にキャビン9室内の省スペース化が図られるのである。
また、デフロスタダクト部85は、上部分85bと側部分85aとによって門型状に形成され、該上部分85bと吹出し基部83とがデフ連通孔88を介して挿通されているた
め、両側部分85aの先端には吹出し基部83からの空調空気が略等しく流れ込むこととなり、これによって、デフロスタダクト部85のデフ吹出し口89から吹き出される空調空気の空気量に左右方向の偏りが生じることはなく、フロントウインド31の曇りが略左右対称に除去されるのである。
また、フロントパネル24のダクト形成部79をキャビン9の内部に向けて膨出させた場合にも、本実施の形態と同様の効果が得られる。
また、吹出しダクト78のメインダクト部84の左右一対のメイン吹出し部84aには、アッパー吹出し口84b、ロア吹出し口84c及びサイド吹出し口84dがそれぞれ配備されているが、これらの内の2つ若しくは1つのみを配備した構成としても構わない。
9 キャビン
11 キャビンフレーム
31 フロントウインド
42 外気取入れ部
70 エアダクト構造
71 外気導入ダクト部
72 エアコン収容部
73 空調空気導出ダクト部
75 内気取入れ部
76 送出しダクト
76a 延出部
77 送風ダクト
78 吹出しダクト
79 ダクト形成部
80 ダクト構成部材
83 吹出し基部
84 メインダクト部
84a メイン吹出し部
84b アッパー吹出し口
84c ロア吹出し口
84d サイド吹出し口
85 デフロスタダクト部
86 空気分配機構
87 メイン挿通孔
88 デフ挿通孔
89 デフ吹出し口
90 蓋体
Claims (3)
- トラクタ車体(1)の後部にマウントゴムを介してキャビン(9)が搭載され、このキャビン(9)の前部に、該キャビン(9)の室内と室外を仕切るフロントパネル(24)が配備され、エアコン本体(A)から送出される空調空気を案内する送風ダクト(77)が前記フロントパネル(24)に沿って上下方向に設けられており、
前記フロントパネル(24)は、キャビン(9)の上下方向に延びるダクト形成部(79)を備え、前記送風ダクト(77)は、該ダクト形成部(79)と、該ダクト形成部(79)をキャビン(9)室内側から覆うダクト構成部材(80)とから形成されており、
前記ダクト形成部(79)は前記フロントパネル(24)を形成する平板をプレス成型でキャビン(9)の前側に膨出して形成され、前記ダクト構成部材(80)はダクト形成部(79)と対向する断面コ字状に形成されており、
前記送風ダクト(77)は、その下端部がキャビン(9)の後部に配備されたエアコン本体(A)からの空調空気を該送風ダクト(77)に送り出す送出しダクト(76)に連結されると共に、その上端部が前記空調空気をキャビン(9)内に吹き出す吹出しダクト(78)に連結されていることを特徴とするキャビンのダクト構造。 - 前記送出しダクト(76)は、キャビン(9)の後部から前部に延出されてエアコン本体(A)と送風ダクト(77)とを連結する延出部(76a)を備え、キャビン(9)の底部を構成するフロアシート(36)には、上方から下方に向けて凹ませることにより形成されていて前記延出部(76a)を収容する収容部(36c)が凹設されており、該収容部(36c)に収容された延出部(76a)の上面は該収容部(36c)の上端縁と略面一若しくは該上端縁よりも下方に位置していることを特徴とする請求項1に記載のキャビンのダクト構造。
- 前記送風ダクト(77)のダクト形成部(79)とダクト構成部材(80)とには、キャビン(9)の室内外を貫通する筒体(77a)が配備され、該筒体(77a)には、ステアリング機構(53)の伝動軸(60)が軸心廻りに回転自在に挿通され、該伝動軸(60)のキャビン室外側の端部に前記フロントパネル(24)の前方に配備されたパワステコントローラ(57)が連結され、該伝動軸(60)のキャビン室内側の端部にステアリングハンドル(59)が連結されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のキャ
ビンのダクト構造。
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