JP7094871B2 - 作業機 - Google Patents
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Description
特許文献1に開示された作業機は、キャビン内に収容された運転席の下方にエアコン本体が設けられている。エアコン本体から吹き出される空調空気を流通させるダクト構造体は、運転席の右側から前方に延びると共に運転席の右斜め前方で立ち上がっている。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑み、空調空気による前窓の視界確保を速やかに行える作業機を提供することを目的とする。
図1は、本実施形態に係る作業機1の全体構成を示す概略平面図である。図2は、作業機1の概略側面図である。本実施形態では、作業機1として旋回作業機であるバックホーが例示されている。
図1、図2に示すように、作業機1は、機体(旋回台)2と、走行装置3と、作業装置4とを備えている。機体2上にはキャビン5が搭載されている。キャビン5の室内には、オペレータ(運転者)が着座する運転席(座席)6が設けられている。言い換えると、運転席6は機体2に搭載され、キャビン5は運転席6を包囲している。また、キャビン5は、運転席保護装置である。運転席保護装置としては、キャノピであってもよい。また、運転席6は、オペレータが座る部位である座部6Aと、オペレータの背を受ける部位である背もたれ部6Bとを有する。
また、図1に示すように、前後方向K1に直交する方向である水平方向を機体幅方向K2(機体2の幅方向)として説明する。機体2の幅方向の中央部から右部、或いは、左部へ向かう方向を機体外方(機体幅方向の外方)として説明する。言い換えれば、機体外方とは、機体幅方向K2であって機体2の幅方向の中心から離れる方向のことである。機体外方とは反対の方向を、機体内方(機体幅方向の内方)として説明する。言い換えれば、機体内方とは、機体幅方向K2であって機体2の幅方向の中心に近づく方向である。
図2に示すように、機体2は、走行フレーム3A上に旋回ベアリング8を介して旋回軸心X1回りに旋回可能に支持されている。旋回軸心X1は、旋回ベアリング8の中心を通る上下方向に延伸する軸心である。
図1、図3に示すように、機体2の幅方向K2の他側部(右側部)には、原動機E1が搭載されている。原動機E1は、機体2に縦置きに搭載されている。縦置きとは、原動機E1のクランク軸の軸心が前後方向に延伸する状態に配置されることである。
原動機E1の後部には、油圧ポンプP1が設けられている。油圧ポンプP1は、原動機E1の動力によって駆動されて油圧駆動部に使用される作動油を加圧して吐出する。油圧駆動部は、例えば、作業機1に装備された油圧アクチュエータ等である。原動機E1の前方には、ラジエータR1、オイルクーラO1及びコンデンサD1が配置されて機体2に搭載されている。ラジエータR1は、原動機E1の冷却水を冷却する冷却機器であり、オイルクーラO1は、作動油を冷却する冷却機器である。また、コンデンサD1は、作業機1に装備された空調装置(エアコンディショナ)の冷媒を冷却する冷却機器(凝縮器)である。
図2、図3に示すように、機体2は、旋回軸心X1回りに旋回する基板(以下、旋回基板という)9を有する。旋回基板9は、鋼板等から形成されており、機体2の底部を構成する。原動機E1は、この旋回基板9に搭載されている。旋回基板9の上面の中央側には、補強部材である縦リブ9L,9Rが前部から後部にわたって設けられている。縦リブ9Lは、機体2の幅方向K2の中央から一側寄りに配置され、縦リブ9Rは他側寄りに配置されている。また、旋回基板9に、縦リブ9L,9Rの他、機体2に搭載される機器等の搭載物を支持する支持部材等が設けられることにより、機体2の骨格となる旋回フレームが構成される。旋回フレームの水平方向の周囲は、旋回カバー12によって覆われる(図4、図5参照)。
図3、図4、図5に示すように、ウエイト10は、旋回基板9の後部の機体幅方向K2の幅よりも幅狭(機体2後部の幅の略1/2)に形成されていて旋回基板9の機体幅方向K2の中央側に配置されている。ウエイト10の上端は、キャビン5及び運転席6の上下中途部の高さ位置に位置している。即ち、ウエイト10は、旋回基板9からキャビン5及び運転席6の上下中途部位置までの高さに形成されている。
第1形成面47は、キャビン5より後方に配置された後部搭載部材の側面で形成されている。この後部搭載部材の側面は、キャビン5の下部の後方に位置し且つ機体外方を向く側面である。後部搭載部材は、本実施形態では、第1カバー18A及びウエイト10である。第1カバー18Aは、燃料タンクT1を覆うカバー部材であって、ウエイト10と運転部42との間に設けられている。また、第1カバー18Aは、燃料タンクT1の上方を覆う上壁部50と、燃料タンクT1の左の側方を覆う側壁部51とを有する。後部搭載部材の側面、即ち、第1形成面47は、第1カバー18Aの側面(側壁部51の外側面)と、ウエイト10の左の側面10aとで形成されている。第1形成面47は、キャビン5の機体幅方向K2の中央部より機体2の幅方向中央部寄りに位置している。なお、第1形成面47は、第1カバー18Aの側面とウエイト10の側面10aとで形成される構成に限らず、例えば、燃料タンク(後部搭載部材)T1の側壁によって形成してもよい。
ステップ49は、キャビン5の下端部側に設けられていてスペース46の下面を形成する。即ち、ステップ(床面)49の上方空間がスペース46である。また、ステップ49は、機体2の上面を形成する部材であり、作業者が乗ることが可能である。また、ステップ49の近傍に燃料タンクT1が配置されている。
図5に示すように、キャビン5の背面側には、室内からキャビン5の後方を視認可能な後部窓52が設けられている。この後部窓52は、キャビン5の背面の左部(機体外方側)で、且つスペース46の前方に設けられている。また、後部窓52は、キャビン5の上部から下部にわたって形成されている。後部窓52の機体幅方向K2の幅は、スペース46の前部の機体幅方向K2の一端部から他端部にわたる幅に形成され、後部窓52の下部は、スペース46に対応している。
また、ステップ49は、燃料タンクT1の側方に設けられている。図6に示すように、第1カバー18Aの上壁部50は、燃料タンクT1の上部(上壁)に設けられていて燃料を給油するための給油口の上方に形成された開口55を有する。開口55は、蓋部材54によって開閉可能に塞がれる。これにより、本実施形態では縦長形状の燃料タンクT1を搭載しているので燃料の給油口の位置が高くなるが、作業者がステップ49に乗って給油作業を行うことで容易に給油することができる。
また、図4に示すように、ステップ49の下方の機体2内には、燃料に混入した水分を除去するセディメンタ58、原動機E1に燃料を送る燃料ポンプ59等が収容されている。
図6に示すように、キャビン5の機体外方側の側面(左側)には、ドア53が設けられている。ドア53は、後部がヒンジ61によって縦軸心回りに回転可能に支持されていて前部が機体幅方向K2に移動して乗降口62を開閉する。
図1、図3に示すように、旋回軸心X1位置には、スイベルジョイント(油圧機器)S1が設けられている。スイベルジョイントS1は、作動油を流通させる油圧機器であって、機体2側の油圧機器と走行装置3側の油圧機器との間で作動油を流通させる回転継手(ロータリジョイント)である。スイベルジョイントS1の前方に旋回モータM3が配置されている。スイベルジョイントS1の後方にコントロールバルブ(油圧機器)V1が配置されている。
コントロールバルブV1を構成する制御弁は、作業機1に装備された油圧シリンダや油圧モータ等の油圧アクチュエータを制御する制御弁である。また、コントロールバルブV1を構成する制御弁は、後述の制御装置U1によって電気的に制御される制御弁であり、例えば、パイロット式の電磁弁が採用される。パイロット式の電磁弁は、ソレノイドによって制御されるパイロット圧によりメインスプールを動かして作動油の流れを制御する弁である。コントロールバルブV1を構成する制御弁は、例えば、第1走行モータM1、第2走行モータM2、旋回モータM3、ドーザシリンダ、スイングシリンダC2、ブームシリンダC3、アームシリンダC4、後述する作業具24を作動する作業具シリンダC5を制御する制御弁、作業具24に装備された油圧アクチュエータを制御する予備制御弁等である。予備制御弁は、詳しくは、油圧アクチュエータが装備された作業具24が装着された場合に、該油圧アクチュエータを制御する制御弁である。
旋回モータM3からスイベルジョイントS1、コントロールバルブV1、作動油タンクT2を経て油圧ポンプP1に至る配置ゾーンが、これら油圧機器を配置する油圧機器配置部13である。また、言い換えると、キャビン5と原動機E1との間に油圧機器が配置される油圧機器配置部13が設けられ、該油圧機器配置部13に配置される油圧機器は、スイベルジョイントS1、旋回モータM3、コントロールバルブV1を含む。油圧機器配置部13は、スイベルジョイントS1、旋回モータM3、コントロールバルブV1を配置する第1配置部(配置部)13Aと、作動油タンクT2及び油圧ポンプP1を配置する第2配置部13Bとを有する(図1参照)。
スイベルジョイントS1、旋回モータM3、及びコントロールバルブV1は、これら各機器の一部または全部がキャビン5から機体幅方向K2に外れた位置に設けられている。これにより、メンテナンス時等において、キャビン5を下ろさずに上記各機器に、アクセスできる。
第1カバー体15は、機体2の右部の前部に位置し、ラジエータR1、オイルクーラO1、コンデンサD1を覆っている。第1カバー体15の前部の側面には、第1カバー体15内に外気を取り入れる外気取入口19が設けられている。冷却ファンF1によって吸引されることにより外気取入口19から外気が取り入れられる。
第3カバー体17は、第1カバー体15及び第2カバー体16と、キャビン5(運転席6)との間に位置し、機器配置部13を覆っている。本実施形態では、第3カバー体17は、原動機E1とキャビン5との間の機器配置部13である第1配置部13Aを覆っている。即ち、第3カバー体17は、スイベルジョイントS1、旋回モータM3、及びコントロールバルブV1を覆っている。
図1、図2に示すように、支持ブラケット20の前部(機体2から突出した部分)には、スイング軸26を介してスイングブラケット21が縦軸心回りに揺動可能に取り付けられている。したがって、スイングブラケット21は、機体幅方向K2に(スイング軸26を中心として水平方向に)回動可能である。また、スイング軸26は、運転部42よりも機体幅方向K2の他方側に位置している。
作業具24は、アーム23の先端側に作業具枢軸24Aを介して枢支されている。詳しくは、作業具24は、ブーム22が機体正面方向を向く状態において、アーム23に横軸心回りに回動可能に枢着されている。これによって、作業具24は、アーム23に対して近接する方向(クラウド方向)及び離反する方向(ダンプ方向)に揺動可能である。また、言い換えると、バケット24は、アーム23に、スクイ動作及びダンプ動作可能に設けられている。スクイ動作とは、バケット24をブーム22に近づける方向に揺動させる動作であり、例えば、土砂等を掬う場合の動作である。また、ダンプ動作とは、バケット24をブーム22から遠ざける方向に揺動させる動作であり、例えば、掬った土砂等を落下(排出)させる場合の動作である。
このように、ブーム22の最上げ位置のときにバケット24の一部がスイングブラケット21の前端よりも後方に位置するように、アーム23及びバケット24を機体2に近づけることができるので、機体2を旋回させる際において、作業装置4を小さい半径で旋回動作させることができる。これにより、例えば、ダンプカーの荷台に土砂等を積む作業やアーム23の先端側に設けたフックに運搬物を吊って吊り作業を行う場合等に動作を安定させることができる。また、ブーム22の最上げ位置のときにバケット24の位置を機体2に近づけるとともに高くすることができるので、ダンプカーの荷台に土砂等を積む際に、作業機2を荷台に近づけることができ、作業性を高めることができる。また、図2に実線で示す状態からアーム23をブーム22から遠ざかる方向に揺動させると、バケット24の底部の軌跡が上向きとなるので、ダンプカーの荷台に土砂等を積む際のダンプ動作がスムーズに行える。
作業具センサ263Cは、アーム23に取り付けられている。作業具センサ263Cは、第4連動リンク機構266によって作業具24に連動連結されている。したがって、作業具センサ263Cは、作業具枢軸24A回りの作業具24の回転角度を検出する。つまり、作業具センサ263Cは、アーム23に対する作業具24の位置を検出する。
図9は、スイングブラケット21及び作業装置4の制御システムを示す。制御システムは、制御装置U1と、スイング制御弁268と、ブーム制御弁269と、アーム制御弁270と、作業具制御弁271とを有する。
スイング制御弁268、ブーム制御弁269、アーム制御弁270及び作業具制御弁271は、コントロールバルブV1を構成する制御弁であり、前述したパイロット式の電磁弁によって構成されている。スイング制御弁268はスイングシリンダC2を制御し、ブーム制御弁269はブームシリンダC3を制御し、アーム制御弁270はアームシリンダC4を制御し、作業具制御弁271は作業具シリンダC5を制御する。
第1操縦ハンドル82Lは、例えば、機体2を旋回操作可能であり且つアーム23を揺動操作可能である。第1操縦ハンドル82Lは、操作方向及び操作量を検出するセンサ(ポジションセンサ)82Aを有している。該センサ82Aは、制御装置U1に接続されている。したがって、制御装置U1は、センサ82Aからの検出信号に基づいて、旋回モータM3を制御する旋回制御弁(図示省略)及びアーム制御弁270を制御する。
そこで、作業機1は、作業具24がキャビン5に干渉しない位置でスイングブラケット21の動作を停止させるスイング干渉防止機能を有する。このスイング干渉防止機能について説明する。
また、規制位置の設定は、スイングブラケット21を、ブーム22が機体正面方向を向いている中央位置から運転部42側に揺動させた位置で行えるようにしてもよい。
図10に実線で示すように、スイングブラケット21が機体正面方向を向く中央位置でブーム22を上昇させると、機体幅方向K2においてブーム22がキャビン5とオーバーラップする。即ち、ブーム22は、運転部42の側方まで上げ動作可能である。この状態から、矢印で示すように、スイングブラケット21を右側に揺動させると、ブーム22がキャビン5(運転部42)に近接して干渉するおそれがある。また、仮想線で示すように、スイングブラケット21を右側に揺動させた状態で、ブーム22を上昇させる場合においても、ブーム22はキャビン5(運転部42)に近接して干渉するおそれがある。
図9に示すように、制御装置U1は、位置検出部283と、ブーム停止部278とを有する。位置検出部283は、スイングセンサ261とブームセンサ263Aからの検出信号に基づいてキャビン5(運転部42)に対するブーム22の位置を検出する。即ち、支持ブラケット20に対するスイングブラケット21の位置と、スイングブラケット21に対するブーム22の位置とから、キャビン5に対するブーム22の位置が検出される。つまり、スイングセンサ261及びブームセンサ263Aは、運転部42に対するブーム22の位置を検出する検出センサ285を構成する。
具体的には、ブーム22を機体正面方向よりも所定角度以上右にスイングさせた状態から上昇させる操作が行われた場合、位置検出部283の検出結果に基づいて、ブーム停止部278は、ブーム22がキャビン5(運転部42)に近接するか否かを判断し、近接すると判断した場合にはブーム22がキャビン5(運転部42)に干渉しないようにブーム22の動作を停止する。
具体的には、揺動停止部277は、ブーム22を所定角度以上上昇させた状態から機体正面方向よりも右にスイングさせる操作が行われた場合、位置検出部283の検出結果に基づいて、ブーム22がキャビン5(運転部42)に近接するか否かを判断し、近接すると判断した場合にはブーム22がキャビン5(運転部42)に干渉しないようにスイング動作を停止させる。
図9に示すように、制御装置U1は、スイング停止部279と、停止機能解除部280とを有する。また、制御装置U1には、停止解除スイッチ282が接続されている。停止解除スイッチ282は、例えば、操縦台81に設けられる。停止解除スイッチ282は、ハードウェアスイッチでもよいし、ソフトウェアスイッチでもよい。
停止機能解除部280は、停止解除スイッチ282をON操作することで、スイング停止部279によるスイング動作の停止機能(スイング中央停止機能)を規制する。即ち、スイング停止部279によるスイング動作の停止を行わせない。これにより、スイング中央停止機能を必要としないオペレータが作業機1を快適に使用することができる。また、停止解除スイッチ282をOFF操作することで、スイング中央停止機能が作動する状態になる。
図4、図6に示すように、キャビン5内には、操縦装置41が設けられている。この操縦装置41は、運転席6の前方に設けられ、床部5Bに設置されている。運転席6と操縦装置41とで作業機1を運転(操縦)する運転部42が構成されている。なお、本実施形態では、運転部42がキャビン5内に配置されている構成(キャビン仕様)について説明するが、これに限らず、運転部42の前後方向K1及び機体幅方向K2が外部に開放され、上方が屋根で覆われた構成(キャノピ仕様)であってもよく、運転部42の前後方向K1、機体幅方向K2および上方が外部に開放された構成であってもよい。
図12に示すように、取付プレート286は、取付台93の主部93Aの下面に取り付けられている。図14に示すように、取付台93の右部には、通し穴286aが上下方向に貫通状に形成されている。図15Aに示すように、通し穴286aの下方には、床部5Bを貫通して形成された通し穴5Dが形成されている。取付台93に取り付けられる機器(操縦部材82、モニタ84、スイッチ類等)に接続されるハーネスは、通し穴286a及び通し穴5Dを通って配策される。
図15Aに示すように、ガスシリンダ287は、シリンダチューブ287Aと、ピストンロッド287Bとを有する。シリンダチューブ287Aは、支持パイプ288内に挿入され、上下方向に延伸する状態で支持パイプ288に支持されている。ピストンロッド287Bは、下部がシリンダチューブ287A内に挿入されていて、シリンダチューブ287Aに上下動可能に支持されている。つまり、ガスシリンダ287は、シリンダチューブ287Aに対してピストンロッド287Bが上下動(突出方向及び後退方向に移動)することで長さ方向に伸縮可能である。ピストンロッド287Bの上部は、取付台93に連結されている。
固定部361は、例えば、支持パイプ288の右側の上部に設けられる。固定部361は、支持パイプ288に形成されたスリット362と、スリット362の幅方向の一側に隣接して設けられた第1部材363と、スリット362の幅方向の他側に隣接して設けられた第2部材364と、第1部材363と第2部材364とを近接させる固定具365とを有する。
第1部材363は、スリット362の幅方向と平行な方向に貫通して形成された挿通孔363aを有する。第2部材364は、スリット362の幅方向と平行な方向に貫通して形成されたネジ穴364aを有する。
なお、固定具365は、ネジの作用で第1部材363と第2部材364とを近接させるものに限定されることはない。例えば、固定具365は、操作ハンドル369を回すことにより、カムの作用等によって第1部材363と第2部材364とを近接させる構造のものであってもよい。
図16Aに示すように、回り止め機構289は、支持パイプ288に取り付けられたガイド部材289Bと、取付プレート286に取り付けられたスライド部材289Aとを有する。ガイド部材289Bは、支持パイプ288の左側に上下方向に延伸して配置され、該支持パイプ288に固定されている。また、ガイド部材289Bは、支持パイプ288の上部から下部にわたって設けられている。
上下限規制部371は、例えば、回り止め機構289に設けられる。詳しくは、上下限規制部371は、スライド部材289Aに形成された長穴372と、ガイド部材289Bに取り付けられた規制部材373とを有する。
規制部材373は、長穴372を挿通してガイド部材289Bの側面(左側面)に当接している。規制部材373は、ボルト374によってガイド部材289Bに取り付けられている。ボルト374は規制部材373を貫通すると共にガイド部材289Aに形成されたネジ穴375にねじ込まれている。規制部材373は、長穴372からガイド部材289Bとは反対側に若干突出しており、ボルト374の締め付け力がスライド部材289Aに及ばないように形成されている。なお、規制部材373は、溶接やリベット等によってガイド部材289Bに取り付けられていてもよい。
肘置き部材83は、第1アームレスト83Lと、第2アームレスト83Rとを含む。第1アームレスト83Lは、第1操縦ハンドル82Lの後側から後方に延びる。詳しくは、第1アームレスト83Lは、第1操縦ハンドル82Lの後側から後方に行くに従って機体外方(左方)に移行する傾斜方向に延びる。また、第1アームレスト83Lは、第1延出部93Lの上方に該第1延出部93Lに沿って配置されている。第1アームレスト83Lは、第1延出部93Lに支持部材103Lを介して取り付けられている。
図4、図6に示すように、運転席6(シート台77)の側方の床部5B上には、オペレータの足を置くための足置き部79が設けられている。足置き部79は、運転席6及びシート台77の一側方(左の側方)の第1部分79Lと、運転席6及びシート台77の他側方(右の側方)の第2部分79Rとを含む。
図4に示すように、運転席6の下方には、空調装置の本体であるエアコン本体63が設けられている。エアコン本体63は、床部5Bに設置される。エアコン本体63は、エバポレータ及び送風ファンを有する。エアコン本体63から吹き出された空調空気は、ダクト構造体296を流通して前窓5Cの内面に吹き出される。ダクト構造体296は、操縦装置41(操縦台81)の下方を通って前方に延伸すると共に操縦装置41と前窓5Cとの間に立ち上がる。
図21に示すように、第1側板部307と第2側板部308との間隔は、第1開口300の前端から前方に向かうに従って徐々に幅広になると共に、通し穴5Dの前方で急激に広がっている。
図22に示すように、第3ダクト299は、前壁部299aと、後壁部299bと、第1側壁部299cと、第2側壁部299dと、上壁部299eとを有し、下端は開口している。図19に示すように、第3ダクト299の下部は、第1突出部305a、第2突出部307a、第3突出部308a及び連結部309を囲むように配置されて床部5Bに当接している。前壁部299aの下部は、第1突出部305aにボルト311A及びボルト311Bによって固定されている。図23に示すように、後壁部292dの下部は、取付ステー292にボルト312A及びボルト312Bによって固定されていて、支持パイプ288に支持されている。図18B、図22に示すように、前壁部299aは、下部に、該前壁部299aを貫通して形成された開口299hを有し、この開口299hを介してボルト312A及びボルト312Bを締め付けることができる。この開口299hは、後壁部292dを取付ステー292にボルト固定した後、蓋板360によって閉塞される。
図18Aに示すように、後壁部299dは、上部299d1が下部299d2よりも前方に位置し、上部299d1と下部299d2とは、上方に向かうに従って前方に移行する傾斜状の中間壁299d3によって連結されている。また、図22に示すように、前壁部299aは、平板状である。したがって、第3ダクト299は、上部の機体前後方向K1の前後幅が下部に対して幅狭に形成されている。また、図22に示すように、第3ダクト299は、機体幅方向K2の横幅が上部から下部にわたって略同幅である。
また、図18Aに示すように、後壁部299dの上部299d1の背面側に、可動カバー290Aの前カバー290Abが位置している。これにより、第3ダクト299を操縦台81に近接させることができ、第3ダクト299を操縦台81と前窓5Cとの間にコンパクトに配置することができる。
図24~図26に示すように、ダクト構造体296は、第3ダクト299から分岐された第4ダクト313と、第4ダクト313に設けられた吹出し部(第2吹出し部という)314を有する。第4ダクト313は、第1構成体313Aと、第2構成体313Bとを有する。第1構成体313Aは、第3ダクト299の下部の右側に接続されている。また、第1構成体313Aは、第3ダクト299から右方に突出している。第2構成体313Bは、第3ダクト299の右方に立設されている。第2吹出し部314は、第4ダクト313を流通する空調空気を運転席6側に向けて吹出し可能である。また、第2吹出し部314は、第2構成体313B(第4ダクト313)に伸縮管315を介して接続されている。これにより、第2吹出し部314は、第2構成体313Bから取り外して移動させることが可能であり、且つオペレータ295に近接させることができる。また、伸縮管315は伸縮及び湾曲が可能であり、第2吹出し部314の位置及び向きを任意に変更できる。これにより、オペレータ295が所望の箇所に空調空気を当てることができる。
後支持フレーム147は、機体2に立設された立設フレーム316と、立設フレーム316とウエイト10とを連結する連結フレーム317と、立設フレーム316から前方に突出する突出フレーム318とを有する。立設フレーム316は、第1縦部材316Aと、第2縦部材316Bと、第3縦部材316Cと、第1横部材316Dと、第2横部材316Eとを有する。
図28に示すように、原動機配置部320には、複数の取付部材(第1取付部材321A~第4取付部材321D)が設けられている。第1取付部材321A及び第2取付部材321Bは、原動機配置部320の前部に機体幅方向K2に間隔をあけて設けられている。第3取付部材321C及び第4取付部材321Dは、原動機配置部320の後部に機体幅方向K2に間隔をあけて設けられている。
図29に示すように、原動機E1の前部の右側には、オイルフィルタ322が取り付けられている。オイルフィルタ322は、原動機E1の潤滑油である原動機オイル(エンジンオイル)に含まれる不純物を取り除くフィルタである。
図30に示すように、フィルタ接合部323及びオイルフィルタ322の下方には、オイルフィルタ322を外す際に流れ落ちるオイルを受ける受け皿331が設けられている。
また、第1係合ピン332A及び第2係合ピン332Bは、図35に示すように、底壁331aの中央部から機体外方側(右側)に偏倚して設けられている。言い換えると、第1係合ピン332A及び第2係合ピン332Bは、受け皿331の幅方向(機体幅方向K2)の中心よりも原動機E1から遠い側に設けられている。さらに、別の言い方をすると、第1係合ピン332A及び第2係合ピン332Bは、フィルタ接合部323よりも、オイルフィルタ322の頭部(フィルタ頭部)322b寄りに設けられている。フィルタ頭部322bとは、オイルフィルタ322における基部322aとは反対側の部位である。
図34に示すように、第2プレート325B(支持台325)には、複数の挿通穴(第1挿通穴333A、第2挿通穴333B)が形成されている。第1挿通穴333A及び第2挿通穴333Bは、第2プレート325Bを貫通して形成されている。第1挿通穴333Aは、第1係合ピン332Aが挿通する穴である。第2挿通穴333Bは、第2係合ピン332Bが挿通する穴である。
係合ピン332に係合ピン332を挿通することで、受け皿331が支持台325に取り付けられている。即ち、受け皿331は支持台325に取り外し可能に設けられている。また、受け皿331を上下方向に移動するだけで簡単に取り付け又は取り外すことができる。
なお、ボンネット16は、機体外方側の側面に開閉可能な開閉カバーを有しており、該開閉カバーを開くことにより、オイルフィルタ322及び受け皿331に容易にアクセスすることができる。
図37に示すように、ベース板338は、矩形の板材によって形成され、板面が上下方向を向くように配置されて第1バルブマウント336A~第4バルブマウント336Dに載置され且つ第1バルブマウント336A~第4バルブマウント336Dを介してバルブ受台319に取り付けられている。つまり、ベース板338は、機体2に取り付けられている。
図37に示すように、連結プレート341は、メインプレート340の上部の左側面に固定された第1板部341aと、第1板部341aの上端からメインプレート340より右方に延出する第2板部341bとを有する。図40に示すように、第1板部341aと第2板部341bとのコーナ部に、複数の係合部(第1係合部342A、第2係合部342B)が前後方向K1に間隔をあけて形成されている。第1係合部342A及び第2係合部342Bは、連結プレート341を貫通して形成された穴によって形成されている。
図38に示すように、第14セクションVS14は、機体幅方向K2に間隔をあけて並べて配置されたボルト344A及びボルト344Bによってベース板338に連結されている。ボルト344Aは、ベース板338に形成された挿通穴346Aを下方から挿通して第14セクションVS14に形成されたネジ穴346Aにねじ込まれている。ボルト344Bは、ベース板338に形成された挿通穴346Bを下方から挿通して第14セクションVS14に形成されたネジ穴346Bにねじ込まれている。
図39、図40、図41に示すように、振れ止め部材352は、取付ステー353と、保持筒354と、防振ブッシュ355と、取付具356とを有する。
図41に示すように、取付具356は、第2板部341bに設けられた取付壁341cを下方から挿通すると共にスリーブ355Cを挿通するボルト356Aと、ボルト356Aに螺合されたナット356Bとを有する。
図42に示すように、連結プレート341に形成された第1係合部342A及び第2係合部342Bは、バルブ台337を吊り上げるための吊り具359を係合する部位である。吊り具359は、第1係合部342Aに挿通される第1引掛け部359Aと、第2係合部342Bに挿通される第2引掛け部359Bとを有する。連結プレート341に吊り具359を係合する係合部342A、342Bを形成することで、部材の兼用化による構造の簡素化を図ることができる。
図43~図48は、昇降装置86の他の実施形態を示している。
図45、図46に示すように、昇降装置86は、取付プレート286と、支持パイプ288と、昇降筒376と、連結部材377と、ガススプリング378とを有する。取付プレート286は、取付台93に取り付けられる。支持パイプ288は、上下方向に延伸する軸心を有し且つ上端及び下端が開口した円筒状であって、床部5Bに立設されている。支持パイプ288の下部には、床部5Bに固定された補強リブ291(図43参照)が設けられている。
図45~図47に示すように、昇降筒376は、支持パイプ288よりも若干小径で且つ上端及び下端が開口した円筒状であり、支持パイプ288内に挿入されている。昇降筒376は、支持パイプ288に対して軸心方向(上下方向)に相対移動可能である。
図44、図45に示すように、昇降装置86は、ガススプリング378の上昇限界及び下降限界を規制する上下限規制部397を有している。上下限規制部397は、昇降装置86の前部に設けられている。上下限規制部397は、支持パイプ288に形成された長穴398と、昇降筒376に取り付けられた規制部材399とを有する。長穴398は、支持パイプ288の前部且つ上部に形成されている。長穴398は、上下方向に長い長穴であって、支持パイプ288を貫通して形成されている。
図49~図53は、ダクト構造体296の他の実施形態を示している。
先ず、他の実施形態のダクト構造体296の概要を説明する。このダクト構造体296は、図49に示すように、エアコン本体63から床部5Bの上方を通って前方に延伸すると共に操縦装置41と前窓5Cとの間に立ち上がっている。この他の実施形態にあっては、ダクト構造体296を床部5Bの上方に配設することにより、床部5Bの下方空間に配策されるハーネス382の配策経路を確保することができると共にハーネス382の撓み代を十分にとることができる。また、ダクト構造体296は、図51に示すように、操縦装置41の後方側で分岐して該操縦装置41の左側と右側を通り、その後、操縦装置41の前方側で合流(図50参照)している。これにより、運転席6の前方に操縦装置41があっても、ダクト構造体296を運転席6下方のエアコン本体63から操縦装置41と前窓5Cとの間に短い距離で延ばすことができ、風量低下を抑制することができる。
図49に示すように、ダクト構造体296は、エアコン本体63の吹出し口63aに接続される第1ダクト406と、第1ダクト406に連通すると共に床部5Bの上方に配置されて第1ダクト406から前方に延伸する第2ダクト407と、操縦装置41と前窓5Cとの間に設けられていて第2ダクト407に連通する第3ダクト408とを有する。
図53に示すように、接続口409に連通する主ダクト部位410の連通口410aの開口面積は、接続口409に連通する側部ダクト部位411の連通口411aの開口面積よりも大である。
図51に示すように、第2ダクト407は、後部側に主ダクト部位410の前部位410bに接続される後部位407aを有する。また、第2ダクト407は、後部位407aから分岐した第1分岐部位407b及び第2分岐部位407cを有する。
第2分岐部位407cは、後部位407aの右側から前方に延出している。また、第2分岐部位407cは、昇降装置86(操縦装置41)の右側方(側方)を通って昇降装置86の前方側に延出している。また、第2分岐部位407cは、昇降装置86の右側方で立ち上がっている。
他の実施形態において、支持台325は、前記一実施形態と略同様に構成されている。即ち、図54、図55、図56に示すように、支持台325は、原動機E1の右側面に複数のボルトによって取り付けられる第1プレート325Aと、後部が第1プレート325Aの側面に固定された第2プレート325Bとを有する。また、第2プレート325Bは、前部にマウント取付部327を有し、第2プレート325Bの後部には、第1補強部330A及び第2補強部材330Bが固定されている。
図54、図55に示すように、第2側壁331eには、受け皿331を持つための持ち手420が設けられている。持ち手420は、棒材によって形成されている。持ち手420は、第2側壁331eの右側面に固定されていて前後方向に間隔をあけて配置された第1杆部420a及び第2杆部420bと、第1杆部420aの上端から第2補強部材330Bの上方を通って機体外方に延出された第3杆部420cと、第2杆部420bの上端から第2補強部材330Bの上方を通って機体外方に延出された第4杆部420dと、第3杆部420cと第4杆部420dの機体外方側の端部同士を連結する第5杆部420eとを有する。第5杆部420eが把持部分である。
図57、図58に示すように、係合ピン421は、ピン本体423と、ピン本体423に設けられた押付部424とを有する。ピン本体423は、上下方向に延伸する軸心を有する四角柱状に形成されている。ピン本体423の上部は、底壁331aを貫通し、且つ底壁331aに固定されている。押付部424は、ピン本体423の下部後面から後方に突出している。押付部424は、上面に上方に向かうにつれて前方(水平方向)に移行する傾斜状の押付面424aを有する。
図57、図58に示すように、挿通穴422は、第1穴部422aと、第2穴部422bとを有する。第1穴部422aは、第2プレート325Bを上下方向に貫通して形成された四角柱状の穴である。この第1穴部422aに係合ピン421が上方から挿通可能である。第2穴部422bは、第1穴部422aの後面の上下方向中途部から下端にかけて形成され、且つ第1穴部422aから後方に向けて形成されている。
この他の実施形態にあっては、図55、図56に示すように、係合ピン421を挿通穴422の内面側に押し付けることで受け皿331を支持台325に対して固定する固定機構426を備えている。固定機構426は、前記当接部422cと、前記押付部424と、係止具417とを有する。
取付ベース417は、取付台416(上壁部416a)にボルト等によって取り付けられている。
左のアーム部429は、操作体428の左方に配置され、右のアーム部429は、操作体428の右方に配置されている。アーム部429は、機体内方側の第1アーム429aと、機体外方側の第2アーム429bとを有する。第1アーム429aは、後部が操作体428に機体幅方向K2に延伸する第2軸心X4回りに回転可能に取り付けられている。第2軸心X4は、第1軸心X3の後方に位置している。第1アーム429aは、前部にバネ受け429cを有する。第2アーム428bは、後部にバネ受け429dを有する。バネ受け429cとバネ受け429dとの間に、付勢部材431が設けられている。付勢部材431は、コイルバネで形成され、第1アーム429aと第2アーム429bとの重ね合わされた部分に外嵌めされている。左のアーム部429の第2アーム429bと右のアーム部429の第2アーム429bとの前部間に支軸432が設けられている。
前記構成の固定機構426は、以下に説明する操作で受け皿331を固定する。
図57に示すように、第2プレート325Bに載置されると共に挿通穴422に係合ピン421が挿通された状態の受け皿331に対し、操作体428を起こした状態で掛止ピン430を引掛け部419aに引っ掛ける。その後、操作体428を第1軸心X3回りに下方に揺動させると、受け皿331が後方に引かれ、押付部424(押付面424a)が当接部422cに押し付けられる。これにより、受け皿331の上方移動及び水平移動が規制され、受け皿331が支持台325にガタツキなく固定される。
また、係合ピン421は、受け皿331の上方移動がオイルフィルタ322によって規制されることで、挿通穴422からの離脱が規制される。
他の実施形態のその他の構成は、前記一実施形態と同様に構成される。
作業機1は、機体2と、機体2に前方突出状に設けられた支持ブラケット20と、支持ブラケット20に水平方向に揺動可能に枢支されたスイングブラケット21と、スイングブラケット21に取り付けられた作業装置4と、スイングブラケット21の位置を検出するスイングセンサ261と、スイングセンサ261からの検出信号を取得可能で且つスイングブラケット21の揺動動作を制御可能な制御装置U1と、制御装置U1に接続された規制スイッチ281と、を備え、制御装置U1は、スイングブラケット21を任意の規制位置に停止させて規制スイッチ281をON操作することにより該規制位置を記憶する記憶部276と、スイングブラケット21が規制位置に到達したことをスイングセンサ261が検出したときにスイングブラケット21の揺動動作を停止させる揺動停止部277とを有する。
また、制御装置U1は、規制スイッチ281をOFF操作したとき、または規制スイッチ281とは別の規制解除スイッチを操作したときに、記憶部276の記憶を解除する記憶解除部284を有する。
また、作業装置4の状態を検出する作業装置4センサを備え、制御装置U1は、作業装置4センサからの検出信号を取得可能であり、記憶部276は、作業装置4が所定の状態であるときのスイングブラケット21の規制位置を記憶する。
また、作業装置4は、スイングブラケット21に上下方向に揺動可能に枢支されたブーム22と、ブーム22に近接方向及び離反方向に揺動可能に枢支されたアーム23と、アーム23に近接方向及び離反方向に揺動可能に枢支された作業具24とを有し、作業装置4の前記所定の状態は、ブーム22を最上げ位置に揺動すると共にアーム23をブーム22に最も近接する位置に揺動し且つ作業具24をアーム23に最も近接する位置に揺動した状態である。
また、機体2に搭載された運転席6及び操縦装置41を有する運転部42を備え、規制位置の設定は、スイングブラケット21を、ブーム22が機体2正面方向を向いている中央位置から運転部42側に揺動させた位置で行える。
また、大きさの異なる作業具24を選択的に装着可能である。
この構成によれば、装着する作業具24に応じて作業具24を停止させる位置を設定することができ、様々な作業具24を使用する際に、作業具24が運転部42に干渉するのを気にする必要なくオペレータが作業を行うことができる。
また、機体2に搭載された運転席6及び操縦装置41を有する運転部42と、ブーム22の揺動角度を検出するブームセンサ263Aとを備え、制御装置U1は、スイングブラケット21をブーム22が機体正面方向を向く中央位置よりも運転部42から遠い側に揺動させた状態でブーム22を上げ動作させる場合に、スイングセンサ261及びブームセンサ263Aの検出結果に基づいてブーム22の位置を判断し、ブーム22が運転部42に干渉する前にブーム22の上げ動作を停止させる。
また、機体2と、機体2に前方突出状に設けられた支持ブラケット20と、支持ブラケット20に水平方向に揺動可能に枢支されたスイングブラケット21と、スイングブラケット21に取り付けられた作業装置4と、スイングブラケット21の位置を検出するスイングセンサ261と、機体2に搭載された運転席6及び操縦装置41を有する運転部42と、ブーム22の揺動角度を検出するブームセンサ263Aと、スイングセンサ261からの検出信号及びブームセンサ263Aからの検出信号を取得可能な制御装置U1とを備え、ブーム22は、運転部42の側方まで上げ動作可能であり、制御装置U1は、ブーム22を運転部42の側方まで上げた状態でスイングブラケット21を揺動動作させる場合に、スイングセンサ261及びブームセンサ263Aの検出結果に基づいてブーム22の位置を判断し、ブーム22が運転部42に干渉する前にスイングブラケット21の揺動動作を停止させる。
また、機体2と、機体2に前方突出状に設けられた支持ブラケット20と、支持ブラケット20に水平方向に揺動可能に枢支されたスイングブラケット21と、スイングブラケット21に取り付けられた作業装置4と、スイングブラケット21の位置を検出するスイングセンサ261と、機体2に搭載された運転席6及び操縦装置41を有する運転部42と、ブーム22の揺動角度を検出するブームセンサ263Aと、スイングセンサ261からの検出信号及びブームセンサ263Aからの検出信号を取得可能な制御装置U1とを備え、ブーム22は、運転部42の側方まで上げ動作可能であり、スイングブラケット21をブーム22が機体正面方向を向く中央位置よりも運転部42から遠い側に揺動させた状態でブーム22を上げ動作させる場合に、スイングセンサ261及びブームセンサ263Aの検出結果に基づいてブーム22の位置を判断し、ブーム22が運転部42に干渉する前にブーム22の上げ動作を停止させる。
また、作業機1は、機体2と、機体2に前方突出状に設けられた支持ブラケット20と、支持ブラケット20に水平方向に揺動可能に枢支されたスイングブラケット21と、スイングブラケット21に上下方向に揺動可能に枢支されたブーム22と、スイングブラケット21の位置を検出するスイングセンサ261と、スイングセンサ261からの検出信号を取得可能で且つスイングブラケット21の揺動動作であるスイング動作を制御可能な制御装置U1と、を備え、制御装置U1は、ブーム22が機体2正面方向を向く中央位置にスイングブラケット21が揺動したときにスイング動作を停止させるスイング停止部279を有する。
また、スイング停止部279は、スイング動作を停止してから所定時間を経過した後にスイング動作の停止を解除する。
また、制御装置U1に接続された停止解除スイッチ282を備え、制御装置U1は、停止解除スイッチ282を操作することで、スイング停止部279によるスイング動作の停止を行わせない停止機能解除部280を有する。
また、機体2に搭載された運転席6及び操縦装置41を有する運転部42と、運転部42に対するブーム22の位置を検出する検出センサ285と、を備え、制御装置U1は、検出センサ285からの信号を取得可能であり、且つブーム22が運転部42に干渉する前にブーム22を停止させるブーム停止部278を有する。
また、作業機1は、原動機E1と、原動機E1に取り付けられるオイルフィルタ322と、オイルフィルタ322の下方に設けられた支持台325と、支持台325に取り外し可能に設けられ、且つオイルフィルタ322を外す際に流れ落ちるオイルを受けることが可能であると共に該受けたオイルを保留可能な受け皿331と、を備えている。
また、受け皿331は、オイルフィルタ322によって支持台325からの取り外しが規制され、且つオイルフィルタ322を外すことにより取り外しが可能である。
また、受け皿331は、支持台325に形成された挿通穴(第1挿通穴333A、第2挿通穴333B、挿通穴422)に挿通される係合ピン(第1係合ピン332A、第2係合ピン332B、係合ピン421)を有し、係合ピンは、受け皿331の上方移動がオイルフィルタ322によって規制されることで、挿通穴からの離脱が規制される。
また、係合ピン421を挿通穴422の内面側に形成された当接部422cに押し付けることで受け皿331を支持台325に対して固定する固定機構426を備えている。
この構成によれば、機体2の振動等によって受け皿331が、がたつくのを防止することができる。
また、原動機E1は、オイルフィルタ322の基部322aを接合するフィルタ接合部323を有し、係合ピンは、フィルタ接合部323よりも、オイルフィルタ322における基部322aとは反対側であるフィルタ頭部322b寄りに設けられている。
また、原動機E1が搭載される機体2を備え、支持台325は、原動機E1に取り付けられ、且つ機体2に、原動機E1を防振支持するマウント部材(原動機マウント324)を介して支持される。
また、作業機1は、機体2と、機体2に取り付けられるベース板338を有するバルブ台337と、バルブ台337に取り付けられるコントロールバルブV1と、機体2に設けられた支持フレーム(後支持フレーム147)と、ベース板338の上方にベース板338と離間して配置される縦板339と、縦板339の上部を支持フレーム(後支持フレーム147)に連結する振れ止め部材352と、を備え、コントロールバルブV1は、上下方向に積み重ねて結合された複数の制御弁を有するセクショナルタイプの複合制御弁であり、最下部のセクション(第14セクションVS14)がベース板338に載置されてボルト固定されると共に、複数のセクションが縦板339にボルト固定される。
また、コントロールバルブV1の最下部のセクションが縦板339にボルト固定されている。
また、機体2に取り付けられたウエイト10を備え、支持フレームは、機体2に立設された立設フレーム316と、立設フレーム316とウエイト10とを連結する連結フレーム317と、立設フレーム316からバルブ台337の上方に向けて突出する突出フレーム318とを有し、振れ止め部材352は、突出フレーム318と縦板339とを連結している。
また、縦板339は、上部に連結プレート341を有し、振れ止め部材352は、突出フレーム318に取り付けられる取付ステー353と、取付ステー353に固定された保持筒354と、保持筒354内に保持された防振ブッシュ355と、防振ブッシュ355を連結プレート341に取り付ける取付具359とを有する。
また、連結プレート341は、バルブ台337を吊り上げるための吊り具359を係合する係合部(第1係合部342A、第2係合部342B)を有する。
この構成によれば、部材の兼用化による構造の簡素化を図ることができる。
また、機体2に固定されたバルブ受台319と、バルブ受台319にベース板338を防振支持するバルブマウント(第1バルブマウント336A~第4バルブマウント336D)と、を備えている。
また、作業機1は、運転席6と、運転席6の前方に配置された操縦装置41と、操縦装置41の前方に設けられた前窓5Cと、運転席6の下方に配置されたエアコン本体63と、エアコン本体63から前方に延伸すると共に操縦装置41と前窓5Cとの間に立ち上がるダクト構造体296と、備えている。
この構成によれば、床部5Bの上方において、操縦装置41を避けて短い距離でダクト構造体296をエアコン本体63から操縦装置41と前窓5Cとの間に延ばすことができる。
また、第1分岐部位407b及び第2分岐部位407cは、操縦装置41の前方側において上方に立ち上がっており、第3ダクト408は、第1分岐部位407bに接続する第1接続部408eと、第2分岐部位407cに接続する第2接続部408fとを有する。
また、第1ダクト406は、エアコン本体63の吹出し口63aに接続される接続口409と、接続口409から前方に延伸して第2ダクト407に接続される主ダクト部位410と、接続口409から分岐して後方に延びると共に空調空気を運転席6の側方に吹き出す側部ダクト部位411とを有する。
また、運転席6、操縦装置41、及びエアコン本体63が設置される運転部42を備え、ダクト構造体296は、エアコン本体63の吹出し口63aに接続される第1ダクト297と、運転部42の床部5Bの下方に配置されていて第1ダクト297に連通すると共に前方に延伸する第2ダクト298と、操縦装置41と前窓5Cとの間に設けられていて第2ダクト298に連通する第3ダクト299とを有する。
また、第2ダクト298は、延伸方向に垂直な断面形状が、床部5Bに沿う方向の長さの方が床部5Bに垂直な方向の長さよりも長い矩形形状であってもよい。
上記の構成によれば、第2ダクト298を床部5bの下方の限られたスペースに配置する場合であっても第2ダクト298の流路面積を大きく確保することができるので、空調空気の流路抵抗を小さくして風量を大きくすることができる。
この構成によれば、第1吹出し部299g、408aから吹き出される空調空気の流速が遅くなるのを抑制することができる。
この構成によれば、空調空気を運転席6側に供給することができる。
また、第2吹出し部314は、第4ダクト313に伸縮管315を介して接続されている。
また、第2吹出し部314は、第4ダクト313に対して着脱可能である。
この構成によれば、必要に応じて、第2吹出し部314を、第4ダクト313に取り付けた位置とオペレータ295に近接させる位置とに位置変更でき、至便である。
また、伸縮管315は湾曲可能であり、伸縮管315を湾曲させることで第2吹出し部314の向きを任意に設定可能である。
また、作業機1は、機体2に搭載された運転席6と、運転席6の近傍に配置されて機体2に立設された操縦装置41と、機体2の前部に設けられた作業装置4と、を備え、操縦装置41は、作業装置4を操縦する操縦部材82と、操縦部材82が取り付けられる取付台93と、取付台93を上下位置調整可能に支持する昇降装置86とを有する。
また、昇降装置86は、機体2に立設された支持パイプ288と、支持パイプ288に昇降可能に挿入され且つ取付台93が取り付けられた昇降筒376と、昇降筒376を上方に付勢するガススプリング378と、支持パイプ288に対して昇降筒376を上下方向に位置調整する位置調整部383とを有する。
また、昇降筒376内に、取付台93に取り付けられる機器に接続されるハーネス382が配策されている。
この構成によれば、ハーネス382の配策経路を容易に確保することができると共に、ハーネス382を保護することができる。
この構成によれば、昇降筒376内の空間を有効利用することができる。例えば、昇降筒376内にハーネス382を配策する場合、ハーネス382の配置スペースを容易に確保することができ、また、ハーネス382がガススプリング378に接触するのを防止することができる。
この構成によれば、位置調整部383を簡単に構成することができる。
また、昇降装置86は、ガススプリング378の伸長限界及び収縮限界を規制する上下限規制部397を有し、上下限規制部397は、支持パイプ288又は昇降筒376の一方に形成された上下方向に長い長穴398と、長穴398を挿通し且つ支持パイプ288又は昇降筒376の他方に取り付けられた規制部材399とを有する。
昇降装置86は、支持パイプ288の上端から下方に向けて形成されたスリット362と、スリット362の幅方向の一側で支持パイプ288に固定された第1部材363と、スリット362の幅方向の他側で支持パイプ288に固定された第2部材364と、第1部材363と第2部材364とを近接させる固定具365とを有する。
また、昇降装置86は、上下方向に延伸して設けられたシリンダチューブ287Aと、シリンダチューブ287Aに上下動可能に支持されたピストンロッド287Bとを含むガスシリンダ287を有し、ピストンロッド287Bは、取付台93に連結されると共に、シリンダチューブ287Aに封印されたガスの圧力によって上方に付勢され、且つシリンダチューブ287Aに対して任意の位置で停止可能である。
また、昇降装置86は、機体2に立設されていてシリンダチューブ287Aを支持する支持パイプ288と、支持パイプ288に取り付けられたガイド部材289Bと、取付台93に取り付けられていてガイド部材289Bに上下方向に案内されるスライド部材289Aとを有する。
また、ガスシリンダ287は、ピストンロッド287Bの先端側に設けられて取付台93に取り付けられたヘッド部材287Cと、シリンダチューブ287Aに対するピストンロッド287Bの停止を解除するロック解除レバー287Dとを有し、ロック解除レバー287Dは、ヘッド部材287Cから運転席6に向けて延びている。
また、操縦装置41は、運転席6の前方に配置され、且つ肘置き部材83を有し、操縦部材82は、第1操縦ハンドル82Lと、第1操縦ハンドル82Lの側方に位置する第2操縦ハンドル82Rとを含み、肘置き部材83は、第1操縦ハンドル82Lの後側から後方に延びる第1アームレスト83Lと、第2操縦ハンドル82Rの後側から後方に延びる第2アームレスト83Rとを含む。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
5C 前窓
6 運転席
41 操縦装置
63 エアコン本体
63a 吹出し口
296 ダクト構造体
297 第1ダクト
298 第2ダクト
299 第3ダクト
299g 第1吹出し部
313 第4ダクト
314 第2吹出し部
315 伸縮管
406 第1ダクト
407 第2ダクト
407b 第1分岐部位
407c 第2分岐部位
408 第3ダクト
408e 第1接続部
408f 第2接続部
409 接続口
410 主ダクト部位
411 側部ダクト部位
Claims (12)
- 運転席と、
前記運転席の前方に配置された操縦装置と、
前記操縦装置の前方に設けられた前窓と、
前記運転席の下方に配置されたエアコン本体と、
前記運転席、前記操縦装置、及び前記エアコン本体が設置される運転部と、
前記エアコン本体から前記運転部の床部の上方を前方に延伸すると共に前記操縦装置と前記前窓との間に立ち上がるダクト構造体と、
を備え、
前記操縦装置は、前記床部に立設されており、
前記ダクト構造体は、前記床部の上方を前記操縦装置の後方側から前方側へ前記操縦装置の下部の左側を通って延びる第1分岐部位と、前記床部の上方を前記操縦装置の後方側から前方側へ前記操縦装置の下部の右側を通って延びる第2分岐部位とに、前記操縦装置の後方側において分岐され、前記第1分岐部位及び前記第2分岐部位とは別体で形成され且つ前記操縦装置と前記前窓との間に配置されると共に前記第1分岐部位及び前記第2分岐部位の前部に接続された第3ダクトを有している作業機。 - 前記運転席が搭載された機体と、
前記機体の前部に設けられた作業装置と、
を備え、
前記操縦装置は、前記床部に立設された支持パイプと、前記支持パイプに昇降可能に挿入された昇降筒と、前記昇降筒の上部に設けられ前記作業装置を操縦する操縦部材が取り付けられる取付台と、前記支持パイプに対して前記昇降筒を上下方向に位置調整する位置調整部と、を有し、
前記第1分岐部位は、前記支持パイプの下部の左側を通って前記支持パイプの後方側から前方側に延び、
前記第2分岐部位は、前記支持パイプの下部の右側を通って前記支持パイプの後方側から前方側に延び、
前記第3ダクトは、前記支持パイプに固定された取付ステーに取り付けられている請求項1に記載の作業機。 - 前記ダクト構造体は、
前記エアコン本体の吹出し口に接続される第1ダクトと、
前記第1ダクトに連通すると共に前記運転部の床部の上方に配置されて前方に延伸する第2ダクトと、
を有し、
前記第2ダクトは、前記第1ダクトに接続される後部位と、前記後部位の左部から前方に延出する前記第1分岐部位と、前記後部位の右部から前方に延出する前記第2分岐部位とを有し、
前記第1分岐部位及び前記第2分岐部位の機体幅方向の間隔は、前記後部位から前方に向かうにつれて徐々に広がるように形成されていると共に前記操縦装置を挟む位置から前方に向けて略同間隔に形成されている請求項1又は2に記載の作業機。 - 前記第1分岐部位及び前記第2分岐部位は、前記操縦装置の前方側において上方に立ち上がっており、
前記第3ダクトは、下部に、前記第1分岐部位に接続する第1接続部と、前記第2分岐部位に接続する第2接続部とを有する二股状の二股部を含む請求項3に記載の作業機。 - 前記第1ダクトは、前記エアコン本体の吹出し口に接続される接続口と、前記接続口から前方に延伸して前記第2ダクトに接続される主ダクト部位と、前記接続口から分岐して後方に延びると共に空調空気を前記運転席の側方に吹き出す側部ダクト部位とを有する請求項3又は4に記載の作業機。
- 運転席と、
前記運転席の前方に配置された操縦装置と、
前記操縦装置の前方に設けられた前窓と、
前記運転席の下方に配置されたエアコン本体と、
前記エアコン本体から前方に延伸すると共に前記操縦装置と前記前窓との間に立ち上がるダクト構造体と、
前記運転席、前記操縦装置、及び前記エアコン本体が設置される運転部と、
を備え、
前記ダクト構造体は、
前記エアコン本体の吹出し口に接続される第1ダクトと、
前記運転部の床部の下方に配置されていて前記第1ダクトに連通すると共に前方に延伸する第2ダクトと、
前記操縦装置と前記前窓との間に設けられていて前記第2ダクトに連通する第3ダクトとを有し、
前記操縦装置は、前記床部に立設されており、
前記床部は、前記操縦装置の後方に形成されていて前記第1ダクトが連通する第1開口と、前記操縦装置の前方に形成されていて前記第3ダクトが連通する第2開口とを有し、
前記第2ダクトは、上方に開口しており、前記第1開口と前記第2開口とを連通し且つ前記第1開口と前記第2開口との間の当該第2ダクトの上端開口が前記床部によって塞がれるように前記床部に固定されている作業機。 - 前記第2ダクトは、前記第1開口の下方から前記第2開口の下方にわたって設けられる底板部と、前記底板部の前端から立ち上がる前板部と、前記底板部の後端から立ち上がる後板部と、前記底板部の左端部に立設されて固定された第1側板部と、前記底板部の右端部に立設されて固定された第2側板部とを有し、延伸方向に垂直な断面形状が、前記床部に沿う方向の長さの方が前記床部に垂直な方向の長さよりも長い矩形形状である請求項6に記載の作業機。
- 前記第3ダクトは、上端に設けられていて前記前窓に向けて空調空気を吹き出す第1吹出し部を有し、且つ機体幅方向の横幅が上部から下部にわたって略同幅であると共に上部の機体前後方向の前後幅が下部に対して幅狭に形成されている請求項1~7のいずれか1項に記載の作業機。
- 前記ダクト構造体は、前記第3ダクトから分岐された第4ダクトと、前記第4ダクトを流通する空調空気を前記運転席側に向けて吹出し可能な第2吹出し部とを有する請求項6又は7に記載の作業機。
- 前記第2吹出し部は、前記第4ダクトに伸縮管を介して接続されている請求項9記載の作業機。
- 前記第2吹出し部は、前記第4ダクトに対して着脱可能である請求項9または10に記載の作業機。
- 前記伸縮管は湾曲可能であり、前記伸縮管を湾曲させることで前記第2吹出し部の向きを任意に設定可能である請求項10に記載の作業機。
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