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JP4244773B2 - 車両用シート - Google Patents

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JP4244773B2 JP2003350985A JP2003350985A JP4244773B2 JP 4244773 B2 JP4244773 B2 JP 4244773B2 JP 2003350985 A JP2003350985 A JP 2003350985A JP 2003350985 A JP2003350985 A JP 2003350985A JP 4244773 B2 JP4244773 B2 JP 4244773B2
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Description

この発明は、例えば老人や身体障害者(以下、単に乗員とも言う)が車両への乗降を楽に行えるようにした福祉車両用のシートとして好適な車両用シートに関する。
この種のシートは、例えば特開2001−130293号公報あるいは特開2002−178804号公報に開示されているように、乗員が着座するシート本体を車両正面向きの位置とドア開口部側に向いた位置との間で回転可能とし、さらにドア開口部側に向いた位置からドア開口部を経て当該シート本体を車両室外側へ移動可能とすることで、着座者はシート本体に着座したまま、車両への乗降を楽に行うことができる構成となっている。
シート本体を車室内側と車室外側との間で車幅方向に移動させるための傾斜スライド機構により、シート本体が車室外側のより低い位置(より路面に近い高さ)まで移動され、これにより車室外における乗員(着座者)のシート本体への移動あるいはシート本体から車椅子等への移動を楽に行うことができる。
また、この傾斜スライド機構には、二段階でスライドする傾斜二段階式のスライド機構が用いられている。車室外側へ下る二段階のスライド機構を用いることによって、車室内では当該スライド機構をコンパクトに収納できる一方、シート本体を車室外へ移動させる場合には当該シート本体を車室外へ十分な距離だけ移動させることができ、これにより当該シート本体を路面に近い高さまで確実に移動させることができるようになっている。
特開2001−130293号公報 特開2002−178804号公報
ところが、従来車幅方向の移動手段として傾斜スライド機構を用いた場合には、スライドレールの後部側(車室内側)が前部側よりも高くなる方向に傾斜した状態で固定されていたため、シート本体の車室内における高さ(着座者のいわゆるヒップポイント、以下「着座高さ」ともいう)が高くなる問題があった。シート本体の車室内における着座高さをより低く設定するには、スライドレールの傾斜角度を緩くしてその後部を低くすることが考えられるが、この場合にはスライド距離を大きくしてドア開口部から離れた位置まで移動させなければシート本体の車室外における高さを低くすることができなくなる。
本願発明は、シート本体の車室外への移動手段として傾斜スライド機構を用いた車両用シートであって、シート本体の車室内における着座高さを低く設定しつつ、車室外のドア開口部付近においてより低い位置にシート本体を移動させることができる車両シートを提供することを目的とする。
このため、本発明は、特許請求の範囲に記載した構成の車両用シートとした。
請求項1記載の車両用シートによれば、スライドフレームが車室外側へ移動することにより、およびシート本体がスライドフレームに対して車室外側へ移動することによりシート本体ひいては着座者が車室外側へ移動することができる。スライドフレームは車室外側へ移動すると車室外側へ下る方向に傾動し、車室内においてはほぼ水平状態に保持されるので、車室内におけるシート本体の着座高さを従来よりも低く設定しつつ、車室外においてシート本体をより路面に近い高さまで下降させることができる。しかも、シート本体は、車両フロアに対するスライドフレームの移動およびスライドフレームに対する当該シート本体の移動の2段階で車室外側へ移動可能であるので、コンパクトな構成でシート本体を大きな距離移動させることができ、これによりシート本体を路面に近い高さまで確実に下降させることができる。
また、請求項記載の車両用シートによれば、スライドフレームが車室外側へ移動すると、傾動軸と案内部との間隔が小さくなることにより、当該スライドフレームがその車室外側端部を低くする方向に傾動する。逆に、スライドフレームが車室内側へ移動すると、傾動支軸と案内部との間隔が大きくなることにより、当該スライドフレームがその車室外側端部を高くする方向に傾動し、最終的に車室内では略水平の位置に保持され、これにより上記作用効果を得ることができる。
また、請求項記載の車両用シートによれば、スライドフレームに対してシート本体がさらに上下に傾動可能に支持されている。また、シート本体は、車両フロアの第1支持面に支持されることにより所定姿勢でスライドフレームと一体で車室外側へ移動し、スライドフレームが車室外側へ移動した後、第1支持面に連続する第2支持面に支持されることにより引き続き所定姿勢で車室外側へ移動しながら下降する。このため、スライドフレームが車室外側へ移動しつつその車室外側端部を下方へ変位させる方向に傾動している間の、シート本体の姿勢がスライドフレームの傾動の影響を受けない。
請求項記載の車両用シートによれば、着座者はシート本体に着座した状態のまま、車両正面向きに位置とドア開口部側に向いた位置との間で回転され、かつそのまま車室内外間を移動することができるので、より一層当該車両用シートの使い勝手を向上させることができる。
本願発明によれば、車室内においてシート本体の座面高さ(着座者の着座高さ)を他のシートと同等程度に低く設定しつつ、少ないスライド量でシート本体を車室外のより路面に近い高さまで下降させることができるので、車室内外における当該車両用シートの使用感および使い勝手を一層高めることができる。
次に、本発明の実施の形態を図1〜図8に基づいて説明する。図1は、本実施形態の車両用シート1を助手席に適用した車両Mを示している。図1では、車両左側(図1において下側)の助手席用のドアDが開放されて、シート本体10が車室内の着座位置からドア開口部Kを経て車室外側へ移動される状態が示されている。
本例の車両用シート1は、シート本体10を車両前後方向に移動可能であり、かつ車両正面向きの着座位置とドア開口部K側に向いた横向き位置との間で約90度水平方向に回転させることができる。また、本例の車両用シート1は、シート本体10をドア開口部K側に向いた横向きの状態で車室内と車室外との間で車幅方向(図1において上下方向)に移動させつつ昇降させることができる。
図1では、着座位置に位置するシート本体10が実線で示され、ドア開口部K側に向いた横向き位置および室外側へ移動した状態のシート本体10がそれぞれ二点鎖線で示されている。
図2に示すように、車両用シート1は、シート本体10と、このシート本体10を車両前後方向(図2において紙面に直交する方向)に移動させるための前後スライド機構20と、シート本体10を車両正面向きの着座位置とドア開口部K側に向いた横向き位置との間で回転させる回転機構30と、ドア開口部K側に向いた状態のシート本体10を車室内外間で移動させるためのシート移動機構100を備えている。シート移動機構100は、第1のスライド機構50と第2のスライド機構80を備えた二段階スライド機構を有している。以下、各部の構成について説明する。なお、以下の説明において、特に断らない限り前後、左右等の方向についはシート本体10に着座した着座者を基準として用いる。
図1に示すようにシート本体10は、シートクッション11(座部)とシートバック12(背もたれ)を備えている。シートクッション11は、シートホルダ57のシートベース13上に載置された状態で固定されている。また、図示は省略したが、シートバック12は、シートクッション11に対する傾動角度を調整するためのリクライニング機構を備えている。
前後スライド機構20は、車両MのフロアF上に、相互に一定の間隔をおいて車両前後方向に平行に固定された断面コ字形のガイドレール22,22を備えている。この2本のガイドレール22,22を介して前後スライドベース23が車両Mの前後方向にスライド可能に設けられている。
両ガイドレール22,22間において、車両フロアFと前後スライドベース23との間には、駆動モータ24aとこの駆動モータ24aにより回転するねじ軸24bとこのねじ軸24bに噛み合わされたナット24cを有する前後駆動装置24が取り付けられている。駆動モータ24aおよびねじ軸24bが車両フロアF側に取り付けられ、ナット24cが前後スライドベース23の下面に取り付けられている。この前後駆動装置24によれば、駆動モータ24aが起動してねじ軸24bが回転するとこのねじ軸24bに噛み合わされたナット24cがねじ軸24bの軸方向に移動し、これにより前後スライドベース23が車両前後方向へ移動する。この前後スライド機構20によってシート本体10を車両前後方向に移動させることができ、これによりいわゆるシートポジションを調整することができる。前後スライドベース23の上面に回転機構30が配置されている。
この回転機構30は、前後スライドベース23の上面に設置されている。この回転機構30は、相互に同軸で回転可能に組み合わされた外輪31と内輪32を主体とするもので、外輪31が前後スライドベース23の上面に固定され、内輪32が回転ベース33の下面に固定されている。また、図示は省略したが、前後スライドベース23の上面には回転モータが取り付けられており、この回転モータの回転出力は、歯車伝達機構を介して内輪32に伝達され、これにより回転ベース33およびその上面に設置されたシート移動機構100が一体で回転し、ひいてはシート本体10が車両正面向きの位置とドア開口部K側に向いた横向き位置との間で一体で回転する。
前後スライド機構20と回転機構30は、それぞれの駆動モータ24aおよび回転モータが適切に制御されることにより連動して動作させることができる。すなわち、シート本体10は、車両前方へ移動しながら車両正面向きの位置からドア開口部K側に向けて回転し、逆に車両後ろ側へ移動しながら横向き位置から車両正面向きの位置に向けて回転される。これにより、着座者の足等が例えばインパネやピラー等に干渉することなく、限られたスペースでスムーズにシート本体10が約90°回転されるようになっている。
なお、上述のように車室内におけるシート本体10の前後方向の位置(いわゆるシートポジション)を着座者の体格等に合わせて任意に変更する際は、回転機構30を停止させた状態で、前後スライド機構20を単独で動作させる。
上記回転ベース33の上面に、シート移動機構100を介してシート本体10が設置されている。シート移動機構100は、上記回転機構30によってドア開口部K側へ向けられた状態のシート本体10を車幅方向(図2において左右方向)に移動させつつフロアFよりも高い位置(車室内における着座高さ)とこれよりも低く路面に近い高さとの間で昇降させる機能を有している。
このシート移動機構100は、主にシート本体10を搭載したシートホルダ57と、スライドフレーム81と、第1および第2のスライド機構50,80とで構成されている。先ず、第2のスライド機構80について説明する。図3および図5に、第2のスライド機構80の詳細が示されている。この第2のスライド機構80は、矩形に枠組みされたスライドフレーム81を車室内外間で移動させる駆動装置としての機能を有するもので、駆動モータ82と、これにより回転するねじ軸83と、このねじ軸83に噛み合わされたナット84を備えている。駆動モータ82は、回転ベース33上に設置されている。一端側が駆動モータ82の出力軸に連結されたねじ軸83の他端側は、回転ベース33上に固定された軸受け85によりその軸回りに回転自在に支持されている。このため、駆動モータ82が起動すると、ねじ軸83がその軸回りに回転し、これによりナット84が図5において左右方向(着座者から見て前後方向)に移動する。ナット84は、傾動ブラケット86を介してスライドフレーム81側に取り付けられている。
図5に示すように傾動ブラケット86は、ナット84から左右両側方へ延びている。この傾動ブラケット86の両端部には、それぞれ支軸87を介してスライドフレーム81の側部が上下に傾動可能に支持されている。すなわち、スライドフレーム81は、その後端部寄りの位置(車室内側)において、傾動ブラケット86により上下に傾動可能に支持されている。一方、回転ベース33の前端部(図3、図5において左端部)には、左右一対の受けローラ34,34がそれぞれブラケット35を介して回転自在に設けられている。この受けローラ34,34が特許請求の範囲に記載した案内部の一実施形態に相当する。
この受けローラ34,34に、上記スライドフレーム81の前端側が載せ掛けられている。両受けローラ34,34の上端は、支軸87よりも低い位置に設定されているため、スライドフレーム81は、車室内側の後退位置において僅かに車室外側の端部が車室内側の端部より低くなる方向に傾斜している。このため、駆動モータ82が起動してナット84が前側(図5において左側)に移動すると、スライドフレーム81の傾動支持部(支軸87を介して傾動ブラケット86に支持された部位、以下同じ)が前側に移動し、従って当該傾動支持部と案内部(上記受けローラ34,34に受けられた部位、以下同じ)との間隔が徐々に小さくなっていく。しかも、上記したように受けローラ34,34の上端が、スライドフレーム81の支軸87よりも低い位置に設定されている。このため、スライドフレーム81は車室外側に移動するほど、車室外側へ下る方向の傾斜角度が徐々に大きくなっていく。
本実施形態では、図5において実線で示すようにスライドフレーム81が車室内側に戻されてその傾動支持部が最も後ろ側に移動した状態において、当該スライドフレーム81は約19°に傾斜した状態となるように、傾動支持部および案内部の位置が設定されている。また、図5において二点鎖線で示すようにスライドフレーム81が車室外側に移動してその傾動支持部が最も前側に移動した状態では、スライドフレーム81の傾斜角度が約30°になるように各部の位置および関係する部材の寸法等が設定されている。
スライドフレーム81の左右側部には、カム板88,88が左右対称に取り付けられている。両カム板88,88の上面にはそれぞれカム面88aが形成されている。図8に示すようにカム面88aは、後ろ側の誘導部88aaと、中央の保持部88abと、前側の水平部88acを備えている。これらの機能についは後述する。
次に、シートホルダ57および第1のスライド機構50の詳細が図4および図6に示されている。両スライドプレート51,51は、図示するように対向する向きに配置されており、平面的に見てその間に第1のスライド機構50が配置されている。この両スライドプレート51,51の上面に前記シートベース13が載せ掛けられた状態に固定されている。この両スライドプレート51,51およびシートベース13がシートホルダ57を構成している。
第1のスライド機構50はシートホルダ57をスライドプレート81に対してその側枠に沿う方向にスライドさせるための駆動装置としての機能を有するもので、スライドフレーム81の前端に取り付けた駆動モータ53と、これにより軸回りに回転するねじ軸54と、このねじ軸54に噛み合わされたナット55を備えている。ねじ軸54の一端部は駆動モータ53の出力軸に連結され、他端部は、スライドフレーム81の後部に回転自在に支持されている。
上記ナット55の両側部からは支軸部55a,55aが側方へ突き出すように設けられている。この支軸部55a,55aを介して上記両スライドプレート51,51の後端部が上下に傾動可能に連結されている。このため、上記支軸部55a,55aを中心にして両スライドプレート51,51ひいてはシート本体10が上下に傾動可能に支持されている。
シートホルダ57が第1のスライド機構50によりスライドフレーム81に対してスライド可能な範囲の後端位置に位置している状態では、シートホルダ57の傾動支点(支軸部55aの軸心)と、スライドフレーム81の傾動支点(支軸87の軸心)は同軸上に一致している。
シートホルダ57および第1のスライド機構50は、第2のスライド機構80によりスライドフレーム81をスライドさせるとこれと一体で移動する。
両スライドプレート51,51の外側面の下部には、それぞれガイドローラ56が回転自在に取り付けられている。両ガイドローラ56,56は、回転ベース33の上面に転動可能に接地されている。このため、駆動モータ82が起動してスライドフレーム81が車室外側に移動する段階であって、シートホルダ57がこのスライドフレーム81と一体で車室外側に移動する段階では両ガイドローラ56,56が回転ベース33上を車室外側に向かって転動する。
回転ベース33の前端部付近であって、上記ガイドローラ56,56が移動する経路上には、傾動凸部33a,33aが設けられている。スライドフレーム81の車室外側(着座者から見て前方)への移動に伴ってシートホルダ57がスライドフレーム81と一体に車室外側に移動すると、ガイドローラ56,56がそれぞれ回転ベース33上を転動して上記傾動凸部33a上に乗り上がる。ガイドローラ56,56が傾動凸部33a,33aに乗り上がると、シートホルダ57,57が支軸部55a,55aを中心にしてその先端側を上方へ変位させる方向(図6において時計回り方向)に傾動するため、シート本体10がその上部を後ろ側へ変位させる方向に傾動(後傾動)し、従ってシート本体10に着座した着座者の姿勢が頭部を後ろへ移動させて低くする方向に変化する。回転ベース33の上面および傾動凸部33aが、特許請求の範囲に記載した第1支持面の一実施形態に相当する。この第1支持面上をガイドローラが56,56が転動することにより、シートホルダ57の支軸部55aを中心とする上下方向の傾動位置が所定の位置に維持され、ひいてはシート本体10の着座姿勢が所定の位置に維持される。
傾動凸部33a,33aの位置は、シートホルダ57とスライドフレーム81が一体で車室外側へ移動する段階であって、着座者がドア開口部Kを通過する手前でシート本体10が後ろ側へ傾動されるように設定されている。これによれば、シート本体10の車室外側への移動若しくは車室内側への移動途中であってドア開口部Kを通過する時に、着座者は予め後ろ側に傾動して頭部を低くした状態でドア開口部Kを通過することができることから(ヘッドクリアランスの確保)、着座者の頭部等がドア開口部Kの上端縁に干渉することを避けることができる。傾動凸部33a,33aの位置および高さ(回転ベース33の上面からの盛り上がり高さ)等については、この条件を満たすように適切に設定されている。
シート本体10(着座者)がドア開口部Kを通過した後には、ガイドローラ56,56はそれぞれ傾動凸部33aを乗り越えて回転ベース33上に戻され、これによりシート本体10の後ろ側への傾きが戻されて着座者は通常の着座姿勢に戻される。
スライドフレーム81が傾動しつつ車室外側のスライド端に至ると、このスライドフレーム81は約30°で傾斜した状態となり、この状態で第1のスライド機構50の駆動モータ53が起動するとねじ軸54がその軸回りに回転してシートホルダ81がほぼスライドフレーム81に沿って下降しつつ車室外側に移動する。
スライドフレーム81に対してシートホルダ57が最も後ろ側(室内側)に位置する状態(支軸部55aと支軸87が同軸に一致している状態)では、このガイドローラ56はカム面88aの後端部から外れた位置に位置する。これに対して、スライドフレーム81に対してシートホルダ57が車室外側(図において左側)へ相対的に移動すると、カム板88のカム面88a上にガイドローラ56が乗り上がり、以後シートホルダ57の相対移動に伴ってカム面88a上をガイドローラ56が車室外側へ向かって転動する。
前記したように両カム板88,88のカム面88aは、後ろ側の誘導部88aaと中央の保持部88abと前側の水平部88acを備えている。図7および図8に示すようにスライドフレーム81が車室外側のスライド端まで移動した状態では、カム板88,88は、その前側の水平部88acを下方にする方向に約30°で傾斜した状態となっており、その後ろ側の誘導部88aaが回転テーブル33の上面に対してほぼ面一に連なった状態となる。誘導部88aa、保持部88abおよび水平部88acは、後述するようにシートホルダ57のスライドフレーム81に対する移動に伴ってシート本体10および着座者を水平な着座姿勢(シートベース13が水平となる姿勢)またはこの着座姿勢よりも僅かに後ろ側に傾動した姿勢(シートベース13の前側が後ろ側よりも高くなる姿勢)に保持するために当該シートホルダ57の傾動位置を所定の位置に保持する機能を有している。このことから、カム板88のカム面88aが特許請求の範囲に記載した第2支持面の一実施形態に相当する。この第2支持面上をガイドローラ56が転動することによりシート本体10が着座者が安心してシート本体10に着座できる姿勢に保持される。
以上のように構成した本実施形態の車両用シート1は、次のように動作する。当該車両用シート1は、車両走行時等であって、シート本体10が車室内側において車両進行方向正面向きに位置される状態(図1において実線で示す状態)では、シートホルダ57はスライドフレーム81に対して後退端に位置しており、従ってシートホルダ57の傾動中心(支軸部55aの軸心)とスライドフレーム81の傾動中心が一致した状態となっている。この正面向きに位置する状態において、スライドフレーム81は、車両前側へ下る方向に約5°の角度で傾斜している。このため、当該スライドフレーム81は、その前部と後部に高さ方向に寸法差がほとんどない状態(ほぼ水平状態)で位置され、これによりシート本体10の座面高さ(シートポジション)が従来よりも低く設定されている。
この正面向きの状態では、図示省略した操作パネルの前方移動用または後方移動用の操作スイッチをオン操作し、これにより駆動モータ24aを起動してシート本体10を回転機構30、スライドフレーム81およびシートホルダ57と一体に車両前後方向に移動させることにより、シート本体10のシートポジションを調整することができる。
次に、着座者が車室外へ降りる場合には、図示省略した操作パネルの降車用の操作スイッチをオン操作すると、前後スライド機構20と回転機構30が連動して作動されることにより、シート本体10が車両正面向きの位置からドア開口部K側に向けて回転しながら、車両前方へスライドする。これにより、シート本体10または着座者の足や膝等がインパネやドア開口部Kに干渉しないように当該シート本体10をドア開口部K側に回転させることができる。なお、前後スライド機構20および回転機構30は、操作スイッチをオン操作している間作動する。操作スイッチのオン操作を止めると、シート本体10の前後移動および回転動作がその場で停止される。
シート本体10がドア開口部K側に向けられた状態(図2において実線で示す状態)になると、これが図示省略したセンサ等の検知手段により検知され、これに基づいて第2のスライド機構80の駆動モータ82が自動的に起動してスライドフレーム81が車室外側へスライドし始める。なお、スライドフレーム81が車室外側へスライドする動作は、上記操作スイッチをオン操作している間続行される。操作スイッチのオン操作を止めると、スライドフレーム81のスライド動作が停止される。スライドフレーム81は、車室外側へスライドしつつ、支軸87を中心にしてその車室外側先端を下方へ変位させる方向(図2において反時計回り方向)に傾動させる。
スライドフレーム81の車室外側へのスライドに伴って、シートホルダ57も車室外側へスライドする。この段階では、シートホルダ57の傾動支点(支軸部55aの軸心)は、スライドフレーム81の傾動支点(支軸87の軸心)に一致している。このため、スライドフレーム81が車室外側へスライドしつつ下方へ傾動する一方、シートホルダ57,57はガイドローラ56,56を回転テーブル33上を転動させながら水平にスライドする。
スライドフレーム81が車室外側へスライドすると、その傾動支点(支軸部87)と受けローラ34との間の間隔が小さくなるため、スライドフレーム81の傾斜角度が徐々に大きくなる。図5に示すように本実施形態では、傾動支点が最も車室外に移動すると、スライドフレーム81は約30°で傾斜した状態となるように設定されている。従来傾斜角度が19°程度であったことを考えると、スライドフレーム81の傾斜角度は従来に比して大幅に大きくなっている。
スライドフレーム81が車室外側のスライド端に至る直前において、シートフレーム57のガイドローラ56,56がそれぞれ回転テーブル33上の傾動凸部33aに乗り上がり、これによりシート本体10が支軸部55aを中心にしてその先端側を上方へ変位させる方向に傾動し、これにより着座者がシート本体10と一体で後ろ側に適度な角度で倒され、従って着座者の頭部が後ろ側の低い位置に移動する。このシート本体10および着座者が後ろ側へ傾斜した状態のまま、さらにスライドフレーム81が車室外側へスライドすることによりシート本体10および着座者がドア開口部Kを車室内側から車室外側へ通過する。
こうして、スライドフレーム81が約5°から約30°まで傾斜角度を大きくしながら車室外側へスライドして、その車室外側のスライド端に至ると、これが図示省略した検知手段により検知され、これに基づいて駆動モータ53が起動してシートホルダ57がさらに車室外側へスライドし始める。図7に示すようにスライドフレーム81が車室外側のスライド端に至ると、カム板88の後端部(車室内側の端部)が回転ベース33の前端面に対向した状態となり、これによりカム板88のカム面88aと回転ベース33の上面がほぼ面一に連なった状態となる。このため、駆動モータ53が起動してシートホルダ57がスライドフレーム81に対して車室外側へさらにスライドを開始すると、両ガイドローラ56,56が回転テーブル33の上面からカム板88のカム面88a(誘導部88aa)上に乗り移る。
以後、両ガイドローラ56,56をそれぞれカム面88a上を転動させながら、シートホルダ57が約30°の角度で傾斜するスライドフレーム81に沿って下降しながらさらに車室外側へスライドする。この段階では、シートホルダ57の傾動支点(支軸部55a)がスライドフレーム81に沿った直線経路に沿って下降しつつ車室外側へ移動する。
これに対して、両ガイドローラ56,56は、シートフレーム57ひいてはシート本体10の車室外側への移動に伴ってそれぞれカム面88aの誘導部88aaから保持部88abへ、保持部88abから水平部88acへ順に転動される。両ガイドローラ56,56が誘導部88aaを経て保持部88abに転動されることによりシート本体10および着座者が僅かに後ろ側に傾動した姿勢に保持される。着座者はこの姿勢で移動することにより、安定した姿勢のまま安心してシート移動装置100を動作させることができる。シートホルダ57のスライド動作が進行して、両ガイドローラ56,56が保持部88abから水平部88acに至ると、シート本体10および着座者が水平姿勢に戻される。本実施形態において、カム板88,88のカム面88a,88aはそれぞれこの条件を満たす形状に形成されている。
なお、シートホルダ57のスライドフレーム81に対する移動動作(駆動モータ53の起動状態)は、操作スイッチをオン操作している間維持される。操作スイッチのオン操作を止めると、シートホルダ57のスライドフレーム81に対する移動動作が停止され、従ってシート本体10の車室外側への移動がその場で停止される。
両ガイドローラ56,56が水平部88acに至ってシート本体10が車室外側の移動端に至ると、これが図示省略した検知手段により検知され、これに基づいて駆動モータ53が自動的に停止されて、以上でシート本体10の車室外側への移動動作が完了する。この車室外側の移動端では、シート本体10が路面に近い高さにまで下降されており、これによりシート本体10と例えば車椅子との間の乗り移り動作を楽に行うことができる。
車室外側に移動したシート本体10を車室内に戻すには、図示省略した操作パネルの乗車用の操作スイッチをオン操作すればよい。乗車用の操作スイッチをオン操作し続けることにより、シート本体10は車室外から上記した動作を逆にたどって車室内の正面向きに位置に戻される。
以上のように構成した本実施形態の車両用シート1によれば、第1および第2のスライド機構50,80が、シート本体10の車室外側への移動に伴って徐々に傾斜される構成を備え、シート本体10が車室内に戻された状態では、シートホルダ57およびスライドフレーム81がほぼ水平に位置されることから、従来よりも当該シート移動装置100を高さ方向にコンパクトに格納することができ、これにより従来よりもシート本体10の座面高さ(ヒップポイント)を低くすることができる。シート本体10の座面高さを低く設定することができるので、着座者は車室内において他の乗員と同等の高さに着座することでき、これにより当該車両用シート1に着座した着座者が車室内において疎外感等を味わうことがなくなる。
また、上記のように着座者の座面高さを低く設定しつつ、従来よりも大きな角度でスライドフレーム81を傾斜させることができるので、従来よりも少ないスライド量でシート本体10および着座者を車室外のより路面に近い高さまで下降させることができ、これにより車室外におけるシート本体10と車椅子等との間における乗り移り動作を従来よりも楽に行うことができ、また介護者の負担を低減することができる。
さらに、第1および第2のスライド機構50,80を動作させて、シート本体10を車室内から車室外へ、あるいはその逆に車室外から車室内へ移動させる途中で、シート本体10および着座者が僅かに後ろ側に傾動した状態とされるので、着座者がドア開口部Kに干渉することが防止され、また、安定した姿勢で車室内外間を移動することができる。
以上説明した実施形態には、種々変更を加えることができる。例えば、前後スライド機構20および回転機構30は、省略することができる。
また、ドア開口部Kの高さ寸法に余裕があるのであれば、傾動凸部33a,33aを省略してシート本体10のドア開口部K通過時における当該シート本体10の傾動動作を省略してもよい。
さらに、助手席位置に適用する場合を例示したが、例えば後部席等その他のシートに適用することもできる。
また、第1支持面(回転ベース33の上面および傾動凸部33aの起伏形状)または第2支持面(カム面88a)の曲線形状については、ドア開口部のサイズおよびシート本体10の必要な傾動角度等に併せて任意に設定することができ、例示した形態に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係る車両シートを助手席に搭載した車両の平面図である。 図1において矢印(2)方向から見た車両用シートの側面図である。本図では、シート本体がドア開口部側に向けられた状態が示されている。また、車室外側に移動したシート本体が二点鎖線で示されている。 シート移動装置の平面図であって、第2のスライド機構の平面図である。 シート移動装置の平面図であって、第1のスライド機構の平面図である。 図3の(5)−(5)線矢視図であって、第2スライド機構の側面図である。 図4の(6)−(6)線矢視図であって、第1のスライド機構の側面図である。 図4の(7)−(7)線矢視図であって、スライドフレームの動きを示す側面図である。 カム板に対するガイドローラの動きを示す側面図である。
符号の説明
M…車両、K…ドア開口部、F…車両フロア
1…車両用シート
2…
10…シート本体
11…シートクッション
12…シートバック
13…シートベース
20…前後スライド機構
22…ガイドレール
23…前後スライドベース
24…前後駆動装置
24a…駆動モータ、24b…ねじ軸、24c…ナット
30…回転機構
31…外輪
32…内輪
33…回転ベース(第1支持面)、33a…傾動凸部(第1支持面)
34…受けローラ(案内部)
35…ブラケット
50…第1のスライド機構
51…スライドプレート
53…駆動モータ
54…ねじ軸
55…ナット、55a…支軸部
56…ガイドローラ
57…シートホルダ
80…第2のスライド機構
81…スライドフレーム
82…駆動モータ
83…ねじ軸
84…ナット
85…軸受け
86…傾動ブラケット
87…支軸
88…カム板
88a…カム面(第2支持面)
100…シート移動機構

Claims (2)

  1. 車両のフロアに、車両のドア開口部を経て車室内位置と車室外位置との間を移動可能で、車室外位置へ移動するとこれに伴い車室外側端部が下降して傾斜し、車室内位置へ移動するとこれに伴い車室外側端部が上昇して略水平となるように支持されたスライドフレームと、該スライドフレームに、これに沿って車室内外方向へ移動可能に支持されたシート本体とを備え、
    前記スライドフレームは、車両フロアに車室内外方向で移動可能に設けられた傾動軸により、その車室外側端部が上下動するように傾動可能に支持されているとともに、前記傾動軸よりも車室外側でかつ該傾動軸よりも低い位置において、車両フロアに移動しないように設けられた案内部に相対移動可能に支持されており、
    前記シート本体は前記スライドフレームに対してその室外側端部が上下動するように回動可能に支持されており、前記車両フロアには、前記スライドフレームがその車室外側端部を昇降させつつ前記シート本体と一体で車室内外間を移動している間、前記シート本体が所定姿勢となるように前記シート本体を支持する第1支持面が設けられており、前記スライドフレームには、前記第1支持面に連続し、該スライドフレームが車室外位置にある状態で前記シート本体が前記スライドフレームに対して移動している間、前記シート本体が所定姿勢となるように前記シート本体を支持する第2支持面が設けられている車両用シート。
  2. 前記車両フロアには水平方向で回転可能に設けられた回転ベースが設けられ、前記傾動軸および案内部が前記回転ベースに設けられており、前記回転ベースの回転により前記シート本体を前記スライドフレームと一体に車両正面向きの位置とドア開口部側に向いた位置との間で回転させることができる請求項に記載の車両用シート。
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