JP4240915B2 - 通信端末 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、通信端末に関し、特に表示部に着信に関する情報を表示して、着信を報知するする携帯電話機等の通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機、PDA端末等の通信端末は、無線基地局との間に電波による通信回線を設定し、無線により音声、データ等を送受して通信を行うものであり、送受信部の他、通信端末全体を統括して制御する制御部を有している。また、通信端末の一つである携帯電話機は、電話機に対する操作指示を入力する操作部と、操作に関する情報を表示する表示部とを有し、操作部及び表示部は制御部によって制御されている。そして、この表示部には、操作に関する情報を表示する領域の他に、携帯電話機の作動状態を表示するピクト部が設けられている。
【0003】
携帯電話機は、通常の待受時において待受画面を表示している(なお、消費電力を抑えるために画面表示を停止している場合もある)。そして、携帯電話機の使用者からの操作入力に伴って画面を機能に関する機能画面に切り替える。使用者は、表示部に表示される携帯電話機の機能画面を見ながら操作部を操作して携帯電話機に対する動作の指示をする。例えば、操作部を操作して、表示部に表示される操作メニューに従って携帯電話機の着信音の設定をしたり、表示部に表示される入力項目に従ってメモリダイヤル(電話帳)の登録をしたり、送信するメールを作成したり、静止画像や動画を表示させたり、単にカメラが写している被写体を表示させたり、ゲームをしていたり、その他のアプリケーションを使用したりすることなど、これらの携帯電話機(通信端末)の動作に関する画面が機能画面に含まれる。
【0004】
なお、待受画面とは、上述した機能画面以外の画面であり、例えば使用者が操作をしていない状態の画面である。近年の携帯電話機では、電波強度、電池残量、時刻などのほかに壁紙やアニメーションを表示しているものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、使用者が、携帯電話機に対して動作の指示を操作している途中に着信があると、表示部には着信があった旨を報知する着信画面が優先して表示され、機能画面が消去されてしまう問題があった。また、着信表示をする際に、操作指示の途中の情報を格納したとしても、該着信に関する通話後に改めて機能画面を表示して入力操作を行わなければならず、操作が煩雑となる問題があった。
【0006】
また、着信時において、入力操作を優先して、着信表示を行わないよう制御すると、着信があったことが分からずに、重要な相手先からの着信を見逃してしまう問題があった。
【0007】
また、着信音、光、振動等によって着信を報知しても、誰からの着信なのかが表示部に表示されないと、発信者が分からず、電話に出るべきか否かの判断が困難であった。
【0008】
このように、携帯電話機の操作中に着信があった場合でも、該操作を継続しつつ、着信情報を表示することができる携帯電話機が求められていた。本発明は、通信端末の操作中に着信があっても、現在の操作状態を変えることなく着信表示をする通信端末を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、使用者の操作に対応して所定の機能画面を表示する表示部を有する通信端末において、前記通信端末の表示部を少なくとも待受画面から機能画面に切り替えており、かつ、使用者の操作中に着信を受けると、前記表示部における操作入力位置を判定し、前記入力位置が前記表示部の上方にある場合、表示部の下方に着信の表示を行い、前記入力位置が前記表示部の下方にある場合、表示部の上方に着信の表示を行うことにより、前記機能画面を保持した状態で前記表示部の該操作入力位置とは異なる位置に着信の表示(例えば、該着信の発信者情報の表示)をすることを特徴とする。
【0010】
ここで、機能画面を保持した状態とは表示部に表示されている機能画面を何ら変更しない態様や機能画面のおおよその表示内容を変更しない態様などが含まれる。
【0011】
第2の発明は、第1の発明において、前記着信の表示は、少なくとも前記通信端末の状態を表示するピクト表示領域に表示されることを特徴とする。
【0012】
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記表示部は、前記着信の表示を横スクロールによって表示することを特徴とする。
【0013】
第4の発明は、使用者の操作に対応して所定の機能画面を表示する表示部を有する通信端末において、使用者の操作中に前記通信端末に着信があると、前記表示部における操作入力位置を判定し、前記表示部は、所定の機能画面を保持した状態で、前記入力位置が前記表示部の上方にある場合、表示部の下方に着信の表示を行い、前記入力位置が前記表示部の下方にある場合、表示部の上方に着信の表示を行うことにより、該機能画面内の該操作入力位置とは異なる位置に着信を上書き表示することを特徴とする。
【0014】
第5の発明は、第4の発明において、前記表示部は、前記着信の表示を横スクロールによって表示することを特徴とする。
【0015】
第6の発明は、少なくとも機能モードと、該機能モードに対応して所定の情報を表示する表示部とを有する通信端末において、前記機能モード中であり、かつ、使用者の操作中に前記通信端末に着信があると、前記表示部における操作入力位置を判定し、前記入力位置が前記表示部の上方にある場合、表示部の下方に着信の表示を行い、前記入力位置が前記表示部の下方にある場合、表示部の上方に着信の表示を行うことにより、該機能モードを保持した状態で前記表示部の該操作入力位置とは異なる位置に着信の表示をすることを特徴とする。
【0016】
第7の発明は、第6の発明において、前記表示部は、前記着信の表示を横スクロールによって表示することを特徴とする。
【0017】
【発明の作用および効果】
第1の発明では、使用者の操作に対応して所定の機能画面を表示する表示部を有する通信端末において、前記通信端末の表示部を少なくとも待受画面から機能画面に切り替えており、かつ、使用者の操作中に着信を受けると、前記表示部における操作入力位置を判定し、前記入力位置が前記表示部の上方にある場合、表示部の下方に着信の表示を行い、前記入力位置が前記表示部の下方にある場合、表示部の上方に着信の表示を行うことにより、前記機能画面を保持した状態で前記表示部の該操作入力位置とは異なる位置に着信の表示をするので、現在の表示内容の主要部を消去することなく着信情報を表示することができ、通信端末の状態を変えることなく着信情報を表示することができ、現在行われている操作入力を妨げることなく着信情報を表示することができ、通信端末の操作を中断することなく着信情報を表示することができる。
【0018】
第2の発明では、前記着信の表示は、少なくとも前記通信端末の状態を表示するピクト表示領域に表示される。すなわち、ピクト表示領域は機能画面において当該機能に関して使用されない表示領域であり、このようなピクト表示領域に着信の報知をするので、操作の妨げにならないで着信を報知することができる。
【0019】
第3の発明では、前記表示部は、前記着信の表示を横スクロールによって表示するので、通信端末の操作を中断することなく、着信情報(例えば、メール本文)を確認することができる。
【0020】
第4の発明では、使用者の操作に対応して所定の機能画面を表示する表示部を有する通信端末において、使用者の操作中に前記通信端末に着信があると、前記表示部における操作入力位置を判定し、前記表示部は、所定の機能画面を保持した状態で、前記入力位置が前記表示部の上方にある場合、表示部の下方に着信の表示を行い、前記入力位置が前記表示部の下方にある場合、表示部の上方に着信の表示を行うことにより、該機能画面内の該操作入力位置とは異なる位置に着信を上書き表示するので、通信端末の使用者に着信の報知を気付かせやすく、現在行われている操作入力を妨げることなく着信情報を表示することができ、通信端末の操作を中断することなく着信情報を表示することができる。
【0021】
第5の発明では、前記表示部は、前記着信の表示を横スクロールによって表示するので、通信端末の操作を中断することなく、着信情報(例えば、メール本文)を確認することができる。
【0022】
第6の発明では、少なくとも機能モードと、該機能モードに対応して所定の情報を表示する表示部とを有する通信端末において、前記機能モード中であり、かつ、使用者の操作中に前記通信端末に着信があると、前記表示部における操作入力位置を判定し、前記入力位置が前記表示部の上方にある場合、表示部の下方に着信の表示を行い、前記入力位置が前記表示部の下方にある場合、表示部の上方に着信の表示を行うことにより、該機能モードを保持した状態で前記表示部の該操作入力位置とは異なる位置に着信の表示をするので、現在の表示内容の主要部を消去することなく着信情報を表示することができ、機能モードを解除することなく着信情報を表示することができ、さらに、現在行われている操作入力を妨げることなく着信情報を表示することができ、通信端末の操作を中断することなく着信情報を表示することができる。
【0023】
第7の発明では、前記表示部は、前記着信の表示を横スクロールによって表示するので、通信端末の操作を中断することなく、着信情報(例えば、メール本文)を確認することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について、携帯電話機を例として、図面を参照して説明する。
【0025】
図1は、本実施の形態の携帯電話機の主要な構成を示すブロック図である。
【0026】
アンテナ1は送受信部2に接続されており、無線基地局からの電波を受信し、無線基地局に対し電波を送信する。送受信部2は送信部及び受信部により構成され、送信部はアンテナ1から送信する高周波信号を生成する。受信部はアンテナ1で受信した高周波信号を増幅、周波数変換等をして、ベースバンド信号としてRF制御部3に出力する。
【0027】
RF制御部3はベースバンド部及び無線制御部により構成されており、ベースバンド部は、ベースバンド部内のコーデック部にて、ベースバンド信号を音声信号に復調する。また、コーデック部では音声信号を変調し、ベースバンド信号を生成する。さらに、無線制御部では、送受信部2が送受信する周波数や、送受信タイミング、送信する電波の出力を制御する。
【0028】
また、制御部4は、主にCPUにて構成されており、RAM5及びROM6に記憶されたデータに基づいて、送受信部2、操作部7、表示インターフェース8、表示部9等の携帯電話機の各部を制御する。操作部7は、文字、数字の入力、携帯電話機への動作の指示を受け付ける。表示インターフェース8は、制御部4からの表示データを受け、表示部9を駆動するドライバ回路である。また、携帯電話機への着信を報知する着信ランプ(図示省略)が設けられている。
【0029】
表示部9は、表示インターフェース8に駆動され、文字情報、携帯電話機の動作状態等を表示する液晶表示パネルと、液晶表示パネルを照明するバックライトとによって構成される。また、表示部9は、主表示部9aと副表示部9bとで構成されている。主表示部9aは、通信により送られてきた文字情報や、操作に関する情報として操作メニュー、入力項目や、キー入力のエコーバックを表示する。また、副表示部9bは、専ら、携帯電話機の状態(電波強度、電池残量、時刻など)又は携帯電話機の操作に関する情報を表示したり、機能キー(ファンクションキー)に現在割り当てられている機能を表示するものであり、主表示部9aより小さく、主表示部9a内の一部の表示エリアに設けられる。なお、副表示部9bを、主表示部9aとは別の表示パネルとして構成してもよい。また、主表示部9aと副表示部9bとが略同一平面上など同一方向から視認し得る位置に設けられているものであれば、主表示部9aと副表示部9bとが別の面(例えば、正面と背面等の同一方向から視認し得ない位置)に設けられているものに比べて使用者が操作中に着信の表示を認識しやすい。
【0030】
さらに、携帯電話機には、音響信号を電気信号に変換する送話部(図示省略)、電気信号を音響信号に変換する受話部(図示省略)を有している。
【0031】
図2は、本発明の実施の形態の携帯電話機において着信待受時の動作を示すフローチャートである。
【0032】
制御部では、携帯電話機の動作を司るメインプログラムが動作している。このメインプログラムでは、操作部のキースイッチが操作されたかを、定期的にスキャンして監視している(S101)。設定スイッチが操作されたことを検出すると(S101で”有”)、機能の設定やメモリダイヤル登録や、メールの作成や、着信音の設定等の付加機能を実行する設定モードに移行し、表示部にこれらの付加機能設定のための機能画面(例えば、図3(a)に示すメニュー画面や着信音の設定画面、メール作成・閲覧画面、電話帳設定画面)を表示する(S102)。なお、この設定モードとは使用者が付加機能の設定操作を行っているモードを示し、機能モードの一部である。従って、機能モードは上述の設定モード以外にもカメラ(図示省略)から画像を取り込むカメラモードや、記憶されている画像の閲覧モード、ゲームモード、電卓モードなども含まれる。
【0033】
そして、設定モード中に携帯電話機への着信を検出すると(S103)、基地局から送信されてきた呼出信号から発信者番号等の発信者情報を抽出する。そして、発信者番号をRAM5に格納し、この着信に関する発信者番号をメモリダイヤル中から検索して、メモリダイヤルに一致する電話番号が記憶されていたら、発信者番号と共に、対応する名前をRAM5に記憶する(S104)。
【0034】
なお、この着信がメールの着信であれば、発信者メールアドレス(又は発信者電話番号)及びメールデータ(メール本文)をRAM5に格納し、この着信に関する発信者メールアドレス(又は発信者電話番号)をメモリダイヤル中から検索して、メモリダイヤルに一致する発信者メールアドレス(又は発信者電話番号)が記憶されていたら、メールデータと共に対応する名前をRAM5に記憶する(S104)。
【0035】
そして、着信ランプを点滅させ、使用者に着信があったことを報知すると共に、CPUが、設定モードを継続しているか否かを判断する(S105)。設定モードを継続している場合とは、設定モードのアプリケーションが起動している状態であり、このステップS105の判定は、着信を受けて、メモリダイヤルを検索する間にアプリケーションを終了していないか否かを判断するためのものである。そして、設定モードが継続していると判断されたならば(S105で”Yes”)、該着信に関する発信者電話番号等の情報(着信情報)の表示位置を後述の方法により決定する(S106)。
【0036】
この着信情報の表示位置としては、表示画面のピクト部を選択する方法がある。すなわち、図3にて後述するように、表示画面の上部には携帯電話機に動作状態(電池残量、電界強度等)を図形(ピクトグラム)によって表示するピクト部が設けられており、このピクト部に着信情報を表示するように表示位置を決定する。なお、着信があった旨を強調するため、ピクト部に着信表示をすると共に、機能画面の一部を使用して文字を大きく表示することも可能である。
【0037】
また、着信情報の表示位置として、現在実行中の設定モードにおける操作(特に、データの入力)を阻害しない位置を選択する方法もある。すなわち、入力操作中のカーソル位置を判断し、カーソル位置から遠い部分に着信情報を表示するように表示位置を決定する。これは、カーソル位置に近い位置に表示してしまうと、入力操作を阻害してしまうからである。なお、入力操作中のカーソル位置に加え、今後入力される項目(すなわち、この後にカーソルが移動する方向)を判断し、カーソルが移動する方向とは異なる位置に着信情報を表示するように表示位置を決定することもできる。この場合は、カーソルが移動する方向に表示してしまうと、入力が進むにつれて表示が入力操作等を阻害してしまうことを防ぐためである。
【0038】
着信情報の表示位置が決定したら、この表示位置に表示領域を設け、ステップS104でRAM5に格納した発信者番号、対応する名前(メールの着信の場合は、発信者メールアドレス、対応する名前、メールデータ)を表示部9に表示する。
【0039】
そして、通話キーが操作されたか否かを検出し(S108)、通話キーの操作を検出すると(S108で”Yes”)、基地局との間で通話チャネルを設定して、通話状態に移行する(S109)。
【0040】
一方、通話キーの操作が検出されなければ(S108で”No”)、発信者番号を表示した着信報知状態を維持したまま、設定モードを継続する(S113)。
【0041】
また、ステップS105で、設定モードの解除と判断されたら、着信情報を表示画面全面に表示する通常の着信表示をする(S111)。そして、通話キーが操作されたか否かの検出処理(S114)に移行する。
【0042】
図3は、本発明の実施の形態の携帯電話機における表示部の表示内容を説明する図であり、通話の着信があった場合の表示画面を示す。
【0043】
図3(a)は、電話機の機能として着信音パターンを設定中の画面の表示を示す。この画面では着信の種類毎に着信音を設定することができるものであり、画面の最上部に携帯電話機の動作状態を示す図形(ピクトグラム)が表示されるピクト部が設けられている。本実施の形態のピクト部には、左から順に、携帯電話機の動作時間を示す電池残量表示、携帯電話機が受信している基地局からの電波の強さを示す電界強度表示、時刻表示、操作可能な方向キーを示す表示がされている。
【0044】
図3(b)は、携帯電話機に音声による通話の着信があり、設定モードが継続された場合の表示例(図2のステップS107)を示し、この着信に関する情報(着信情報)がピクト部に表示されている。すなわち、ピクト部には、着信があった旨を表示する「着信」の文字と、発信者の電話番号に基づいてメモリダイヤルの記憶内容を検索して読み出した発信者名を表示している。なお、発信者名ではなく発信者の電話番号を表示するように構成してもよい。
【0045】
このとき、着信情報は、表示部の最上部(ピクト部)に着信情報を表示する表示領域を設けて表示されるので、現在実行中の機能設定画面を消去して、機能設定を中断することなく、着信前の画面(図3(a))の操作に関する表示部分を保持したまま、発信者名等の着信情報を表示することができる。
【0046】
図3(c)は、着信情報表示(図3(b))後、通話に移行した状態(図2のステップS109)の表示例を示す。通話状態では、現在実行中の機能設定画面を着信前(図3(a))と同様に保持したまま、表示部の最上部(ピクト部)に通話中である旨及び通話時間が表示される。
【0047】
このように、着信中(着信表示中)も、通話中も、現在実行中の機能設定画面を保持しているので、通話中も設定操作が可能である。
【0048】
図3(d)は、終話キーによる終話操作がされ、通話が終了した状態を示す。通話終了後も、着信前の画面(図3(a))が維持される。
【0049】
図4は、本発明の実施の形態の携帯電話機における表示部の表示内容を説明する図であり、メールの着信があった場合の表示画面を示す。
【0050】
図4(a)は、電話機の機能として着信音パターンを設定中の画面の表示を示す。画面の最上部に携帯電話機の動作状態を示す図形(ピクトグラム)が表示されるピクト部が設けられており、電池残量表示、電界強度表示、時刻表示、操作可能キー方向表示がされている。
【0051】
図4(b)は、携帯電話機にメールの着信があり、設定モードが継続された場合の表示例(図2のステップS107)を示し、着信したメールに関する情報がピクト部に表示されている。すなわち、ピクト部には、メールの着信があった旨を表示する図形と、発信者のメールアドレス等に基づいてメモリダイヤルの記憶内容を検索して読み出した発信者名を表示している。なお、発信者名ではなく発信者のメールアドレスや電話番号を表示するように構成してもよい。
【0052】
このとき、メール着信情報は、表示部の最上部(ピクト部)に着信情報を表示する表示領域を設けて表示されるので、現在実行中の機能設定画面を消去して、機能設定を中断することなく、着信前の画面(図4(a))の操作に関する表示部分を保持したまま、発信者名等のメール着信情報を表示することができる。
【0053】
図4(c)、図4(d)は、メールの本文がピクト部に表示されている状態を示す。図4(b)の状態から、ピクト部に表示されたメール着信情報が横スクロールして、メール発信者氏名の後にメール本文が左に流れるように表示される。なお、スクロール表示ではなく、メール着信情報とメール本文とを切り替えて交互に表示するように構成してもよい。なお、メール本文でなくメールの件名を表示するように構成してもよい。
【0054】
このように、メールを受信したときでも、現在実行中の機能設定画面を保持しているので、設定操作を中断することなく、着信メールに関する情報を確認することができ、さらにメール本文も確認することが可能となる。
【0055】
なお、図3、図4では、同一表示部内のピクト部に着信情報を表示する例について説明したが、ピクト部を主表示部9aでなく副表示部9bに表示するように構成し、着信時には、副表示部9bに携帯電話機の動作状態ではなく着信情報を表示するように構成することもできる。また、副表示部9bに機能キー(ファンクションキー)の機能(図4(a)の最下部の「戻る」「選択」「機能」)を表示するように構成し、着信時には、副表示部9bにファンクションキーの機能ではなく着信情報を表示するように構成することもできる。
【0056】
図5は、本発明の実施の形態の携帯電話機における表示部の表示内容を説明する図であり、ピクト部でなく入力の妨げにならない位置に着信に関する情報(着信情報)を表示する表示領域を設けて着信情報を表示する例である。
【0057】
図5(a)は、電話機のメモリダイヤル(電話帳)に電話番号の登録中の画面表示を示す。電話帳の入力項目には、名前、電話番号1、電話番号2、住所、メールアドレスの入力欄が設けられている。
【0058】
図5(b)は、携帯電話機に着信があり、設定モードが継続された場合の表示例(図2のステップS107)を示す。図5(b)に示す状態では、電話番号1の途中まで入力されており、図中「■」で示すカーソルは、表示画面の上の方にあるので、画面の最下部に着信情報の表示領域を設けて、該表示領域に着信情報は表示される。
【0059】
図5(c)は、図5(b)と同様に、携帯電話機に音声による通話の着信があり、設定モードが継続された場合の表示例(図2のステップS107)を示す。図5(c)に示す状態では、メールアドレスの途中まで入力されており、図中「■」で示すカーソルは、表示画面の下の方にあるので、画面の最上部に着信情報の表示領域を設けて、該表示領域に着信情報は表示される。
【0060】
図5(b)、図5(c)に示す表示状態では、着信情報として、着信があった旨を表示する「着信」の文字と、発信者の電話番号とが表示されている。なお、発信者電話番号でなく、発信者の電話番号に基づいてメモリダイヤルの記憶を検索して読み出した発信者名を表示するように構成してもよい。また、通話の着信でなくメールを受信した場合は、前述(図4)と同様に、メール発信者氏名の後にメール本文又はメールの件名を表示するように構成してもよい。
【0061】
以上、入力操作を中断しないように画面最上部又は最下部に着信情報を表示する例について説明したが、画面の入力操作に支障がない位置に着信情報がポップアップして表示されるように構成することもできる。
【0062】
図6は、本発明の実施の形態の携帯電話機における表示部の表示内容を説明する図であり、着信情報をポップアップして表示する例である。
【0063】
図6も前図と同様に、携帯電話機に着信があり、設定モードが継続された場合の表示例(図2のステップS107)を示す。図6に示す状態では、携帯電話機が受信したメールが表示されている。着信情報は画面の中央部に着信情報表示領域を設けて、該表示領域に着信情報がポップアップ表示される。このポップアップ表示中に、メール表示の操作を継続すれば、ポップアップした着信情報の表示は消去される。
【0064】
なお、通話の着信でなくメールを受信した場合は、前述(図4)と同様に、メール発信者氏名の後にメール本文又はメールの件名を表示するように構成してもよい。
【0065】
また、以上、機能設定中やメモリダイヤル登録中に着信表示をする例について説明したが、メール作成中、画像表示中、ウェブブラウジング中(ホームページ閲覧中)、JAVA(登録商標)アプリ起動中の着信においても、ピクト部等の表示部(表示画面)の一部に着信情報を表示することによって、現在実行中の画面を保持したまま(すなわち、現在実行中の操作を中断することなく)、着信情報や、メール本文を確認することができる。
【0066】
また、表示部への表示と共に、表示部に設けられたバックライトを点滅して、着信報知を強調することもできる。
【0067】
また、音声による通信及びメールの着信について説明したが、プッシュ形サービスのように、携帯電話機側から何ら発信(リクエスト)せずに受信される情報の着信も本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の携帯電話機の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態の携帯電話機の動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態の携帯電話機の音声通話の着信時の表示例である。
【図4】本発明の実施の形態の携帯電話機のメールの着信時の表示例である。
【図5】本発明の実施の形態の携帯電話機の音声通話の着信時の表示例である。
【図6】本発明の実施の形態の携帯電話機の音声通話の着信時の表示例である。
【符号の説明】
1 アンテナ
2 送受信部
3 RF制御部
4 制御部
5 メモリ(RAM)
6 メモリ(ROM)
7 操作部(キーボード)
8 表示インターフェース
9 表示部
9a 主表示部
9b 副表示部
Claims (7)
- 使用者の操作に対応して所定の機能画面を表示する表示部を有する通信端末において、
前記通信端末の表示部を少なくとも待受画面から機能画面に切り替えており、かつ、使用者の操作中に着信を受けると、前記表示部における操作入力位置を判定し、前記入力位置が前記表示部の上方にある場合、表示部の下方に着信の表示を行い、前記入力位置が前記表示部の下方にある場合、表示部の上方に着信の表示を行うことにより、前記機能画面を保持した状態で前記表示部の該操作入力位置とは異なる位置に着信の表示をすることを特徴とする通信端末。 - 前記着信の表示は、少なくとも前記通信端末の状態を表示するピクト表示領域に表示されることを特徴とする請求項1に記載の通信端末。
- 前記表示部は、前記着信の表示を横スクロールによって表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信端末。
- 使用者の操作に対応して所定の機能画面を表示する表示部を有する通信端末において、
使用者の操作中に前記通信端末に着信があると、前記表示部における操作入力位置を判定し、前記表示部は、所定の機能画面を保持した状態で、前記入力位置が前記表示部の上方にある場合、表示部の下方に着信の表示を行い、前記入力位置が前記表示部の下方にある場合、表示部の上方に着信の表示を行うことにより、該機能画面内の該操作入力位置とは異なる位置に着信を上書き表示することを特徴とする通信端末。 - 前記表示部は、前記着信の表示を横スクロールによって表示することを特徴とする請求項4に記載の通信端末。
- 少なくとも機能モードと、該機能モードに対応して所定の情報を表示する表示部とを有する通信端末において、
前記機能モード中であり、かつ、使用者の操作中に前記通信端末に着信があると、前記表示部における操作入力位置を判定し、前記入力位置が前記表示部の上方にある場合、表示部の下方に着信の表示を行い、前記入力位置が前記表示部の下方にある場合、表示部の上方に着信の表示を行うことにより、該機能モードを保持した状態で前記表示部の該操作入力位置とは異なる位置に着信の表示をすることを特徴とする通信端末。 - 前記表示部は、前記着信の表示を横スクロールによって表示することを特徴とする請求項6に記載の通信端末。
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