JP4238054B2 - トラヒック負荷分散方法およびそれを利用した基地局装置、通信システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はトラヒック負荷分散方法およびそれを利用した基地局装置、通信システムに関する。特に、基地局装置においてトラヒックの負荷分散を処理するトラヒック負荷分散方法およびそれを利用した基地局装置、通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
端末装置を中継回線に接続する場合、中継回線の使用率が高くなると、中継回線におけるふくそうを制御するために、優先順位の低い端末装置からの発信をほとんど規制したり、または優先順位にかかわらず一律的にスループットを制限する方法などが実行されていた。また、中継回線にふくそう制御装置を設け、当該ふくそう制御装置が端末装置の優先順位と中継回線のふくそう状態に応じて優先順位の低い端末装置のスループットを制限する方法も検討されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平3−268641号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来、携帯電話や簡易型携帯電話のような無線通信システムでは、必要な時だけ基地局装置と端末装置を接続していた。しかしながら、無線データ通信に特化した基地局装置では、当該基地局装置に端末装置が長時間あるいは常時接続される場合も想定される。このため、端末装置が発呼時にトラヒックの少ない基地局装置を選択するだけでなく、既に基地局装置に接続されている端末装置をトラヒックの状況に応じて他の基地局装置に切り替えるような負荷分散が必要となる。さらに、常時接続する場合において、端末装置が基地局装置と常に通信を行っているとは限らず、待機状態の端末も多いと予想される。そこで、通信中の端末装置をもとにした負荷分散に加えて、待機中の端末装置が通信を開始しても最適なスループットが得られるような負荷分散が必要となる。
【0005】
以上の負荷分散を目的として、従来のふくそう制御装置を簡易型携帯電話システムに導入した場合、簡易型携帯電話システムにおける基地局装置や端末装置の数が多いため、ふくそう制御装置に負荷がかかりすぎてしまう虞がある。
【0006】
本発明者はこうした状況を認識して、本発明をなしたものであり、その目的は、基地局装置で処理可能なトラヒック負荷分散方法およびそれを利用した基地局装置、通信システムを提供することである。また、待機中の端末装置を考慮したトラヒック負荷分散方法およびそれを利用した基地局装置、通信システムを提供することである。また、適応変調を考慮したトラヒック負荷分散方法およびそれを利用した基地局装置、通信システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のある態様は、複数の端末装置を接続可能な基地局装置である。この装置は、本基地局装置に接続された複数の端末装置とそれぞれ通信する通信部と、本基地局装置と通信中の端末装置に対する予想伝送速度と待機中の端末装置に対する予想伝送速度をもとに、潜在伝送速度を計算する計算部と、比較対象基地局装置との間で、潜在伝送速度を含んだデータを交換する交換部と、交換したデータから計算された比較対象基地局装置の潜在伝送速度が計算部によって計算された潜在伝送速度より大きい場合に、通信中の端末装置のうち、比較対象基地局装置と接続可能な端末装置を選択する選択部と、選択した端末装置に対して、比較対象基地局装置への接続を指示する指示部とを含む。
【0008】
以上の装置により、基地局装置で計算した潜在伝送速度を他の基地局装置と交換し、複数の潜在伝送速度を比較して端末装置の接続先の変更を決定するため、基地局装置内で処理可能である。
【0010】
通信部は、通信中の端末装置のそれぞれから、接続可能な基地局装置の識別情報と、当該接続可能な基地局装置と通信した場合の端末装置における予想伝送速度とを取得し、通信中の端末装置のそれぞれが接続可能な基地局装置の識別情報と、当該接続可能な基地局装置と通信した場合の端末装置における予想伝送速度とを記憶する記憶部とをさらに含んでもよい。
「伝送速度の予測値」は、速度の次元を有した値そのものでなくても、速度に対応可能な情報であればよいものとする。
【0013】
交換部は、選択した端末装置が比較対象基地局装置と通信した場合の予想伝送速度を含んだデータを記憶部から比較対象基地局装置に出力し、さらに比較対象基地局装置から、通信対象に選択した端末装置を加えた場合の比較対象基地局装置における仮の潜在伝送速度を含んだデータを入力し、計算部は、通信対象から選択した端末装置を除いた場合の仮の潜在伝送速度を計算し、指示部は、入力したデータに含まれた比較対象基地局装置における仮の潜在伝送速度と計算した仮の潜在伝送速度をもとにして、選択した端末装置に対して比較対象基地局装置への接続を指示してもよい。
【0014】
計算部は、記憶部の中にある選択した端末装置に対応した予想伝送速度をもとに、通信対象に選択した端末装置を加えた場合の比較対象基地局装置における仮の潜在伝送速度と、通信対象から選択した端末装置を除いた場合の仮の潜在伝送速度を計算し、指示部は、ふたつの計算した仮の潜在伝送速度をもとにして、選択した端末装置に対して比較対象基地局装置への接続を指示してもよい。
【0015】
計算部は、潜在伝送速度を計算するために、通信中の端末装置と待機中の端末装置のすべての予想伝送速度の総和を、通信中の端末装置と待機中の端末装置の数で除算し、さらに当該除算した結果を、通信中の端末装置と待機中の端末装置の数で除算してもよい。比較対象基地局装置は、通信中の端末装置が利用可能な基地局装置として設定されたものであってもよい。
【0016】
本発明の別の態様は、複数の端末装置を接続可能な基地局装置におけるトラヒック負荷分散方法である。この方法は、本基地局装置に接続された複数の端末装置とそれぞれ通信するステップと、本基地局装置と通信中の端末装置に対する予想伝送速度と待機中の端末装置に対する予想伝送速度をもとに、潜在伝送速度を計算するステップと、比較対象基地局装置との間で、潜在伝送速度を含んだデータを交換するステップと、交換したデータから計算された比較対象基地局装置の潜在伝送速度が計算された潜在伝送速度より大きい場合に、通信中の端末装置のうち、比較対象基地局装置と接続可能な端末装置を選択するステップと、選択した端末装置に対して、比較対象基地局装置への接続を指示するステップとを含む。
本発明のさらに別の態様は、通信システムである。この通信システムは、複数の端末装置と、複数の端末装置とそれぞれ通信する基地局装置と含み、基地局装置は、本基地局装置と通信中の端末装置に対する予想伝送速度と待機中の端末装置に対する予想伝送速度をもとに、潜在伝送速度を計算する計算部と、比較対象基地局装置との間で、潜在伝送速度を含んだデータを交換する交換部と、交換したデータから計算された比較対象基地局装置の潜在伝送速度が計算部によって計算された潜在伝送速度より大きい場合に、通信中の端末装置のうち、比較対象基地局装置と接続可能な端末装置を選択する選択部と、選択した端末装置に対して、比較対象基地局装置への接続を指示する指示部とを含む。
【0017】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【0018】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
実施の形態1は、複数の基地局装置と複数の端末装置を含む通信システムにおいて、所定の基地局装置に多くの端末装置が接続しているために、当該所定の基地局装置についてのトラヒックが他の基地局装置と比較して大きくなっている状況を想定する。さらに、基地局装置と端末装置間の通信における変調方式は、それらの間の伝搬環境に応じて適応的に変化する。また、これらの端末装置の中には、基地局装置と通信中のものもあれば、待機中のものもある。本実施の形態における端末装置は、接続可能な基地局装置を検索し、さらにそれぞれの基地局装置に接続した場合の最適な変調方式を予測し(以下、この変調方式を「予想変調方式」という)、予想変調方式のリストを接続対象の基地局装置に送信する。
【0019】
基地局装置は、接続した端末装置からの予想変調方式のリストをもとにして、通信中の端末装置を対象にした伝送速度(以下、「通信伝送速度」という)を計算し、さらに計算した通信伝送速度を他の基地局装置(以下、「比較対象基地局装置」という)と交換する。基地局装置は、比較対象基地局装置における通信伝送速度が計算した通信伝送速度より大きければ、予想変調方式のリストの中にある比較対象基地局装置に接続可能な端末装置とその予想変調方式を比較対象基地局装置に送信し、比較対象基地局装置から当該端末装置を接続に加えた場合の伝送速度(以下、「仮伝送速度」という)を受信する。また、基地局装置においても当該端末装置を接続から除外した場合の伝送速度(以下、これも「仮伝送速度」という)を計算する。さらに、比較対象基地局装置における仮伝送速度が計算した仮伝送速度より大きい場合に、基地局装置は当該端末装置に対して、比較対象基地局装置に接続先を変更するように指示する。
【0020】
さらに、通信中の端末装置を対象にした以上の処理に加えて、待機中の端末装置も加えた伝送速度(以下、「潜在伝送速度」という)も計算し、計算した潜在伝送速度を比較対象基地局装置と交換し、通信伝送速度に対する処理と同様の処理を実行する。
【0021】
図1は、実施の形態1に係る通信システム100を示す。通信システム100は、基地局装置10と総称される第1基地局装置10a、第2基地局装置10b、第3基地局装置10c、第4基地局装置10d、第5基地局装置10e、端末装置12と総称される第1端末装置12a、第2端末装置12b、第3端末装置12c、第4端末装置12dを含む。
【0022】
基地局装置10は、図示しない公衆回線にそれぞれ接続されており、それぞれの基地局装置10の基地局IDを制御信号に含めて送信する。
端末装置12は、基地局装置10とそれぞれ接続可能であるが、ここではすべて第1基地局装置10aに接続している。
【0023】
図2は、端末装置12の構成を示す。端末装置12は、RF部16、送信部18、受信部20、信号処理部22、インターフェース部24、品質測定部26、判定部28、基地局ID抽出部30、リスト生成部32、変調方式テーブル34、制御部36を含む。また、インターフェース部24は、スピーカ部38、マイク部40、LCD部42、キー操作部44を含む。
【0024】
RF部16は、ベースバンドの信号と無線周波数の信号間の周波数変換処理、増幅処理、ADまたはDA変換処理等を行う。また、端末用アンテナ14を接続する。
受信部20は、受信した信号を復調処理する。ここでは、受信した信号の変調方式をBPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(16 Quadrature Amplitude Modulation)のいずれかとする。なお、変調方式の決定は後述の基地局装置10でなされる。
【0025】
品質測定部26は、受信した信号から回線品質を測定する。回線品質として、ここでは受信電力値とするが、これ以外にも任意のものでよく、例えば希望波電力対干渉波電力比、遅延スプレッド、ビット誤り率などでもよい。
【0026】
変調方式テーブル34は、測定した受信電力値に対する変調方式をあらかじめ記憶している。図3は、変調方式テーブル34のデータ構造を示す。受信電力値に応じて変調方式が定められている。
【0027】
判定部28は、変調方式テーブル34をもとにして、品質測定部26で測定した受信電力値から予想変調方式を判定する。
基地局ID抽出部30は、受信した信号から基地局IDを抽出する。端末装置12は、接続可能な基地局装置10を検索するので、抽出される基地局IDが複数になる場合もある。
【0028】
リスト生成部32は、基地局ID抽出部30で抽出した基地局IDと判定部28で判定した予想変調方式を対応付けてリストを作成する。図4は、リスト生成部32が生成した基地局装置10のリストを示す。「基地局No.」が基地局IDに相当し、「基地局No.」に対応した予想変調方式がリストに書き込まれる。
【0029】
信号処理部22は、受信部20で復調した信号に対して処理を実行する。また、信号を送信する場合に、リスト生成部32で生成したリストを付加する場合もある。さらに、リスト生成部32で生成したリストをもとに実際に接続すべき基地局装置10を選択する。
【0030】
送信部18は、信号を変調処理する。変調方式は、上述のBPSK、QPSK、16QAMのいずれかであるが、ここでは基地局装置10から指示されるものとする。
【0031】
インターフェース部24は、ユーザとのインターフェース機能を備え、着信処理、発信処理、通話処理等を実行する。例えば、スピーカ部38が着信音を出力し、LCD部42が所定の情報を表示する。その他に入力のためにマイク部40、キー操作部44を備える。
制御部36は、端末装置12のタイミング制御等を実行する。
【0032】
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリのロードされた予約管理機能のあるプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
【0033】
図5は、基地局装置10の構成を示す。基地局装置10は、基地局用アンテナ50、RF部52、送信部54、受信部56、信号処理部58、ネットワークインターフェース部60、制御部62、変調方式決定部64、計算部66、選択部68、指示部70、記憶部76を含む。また、指示部70は、比較部72、決定部74を含む。信号として、端末装置数200、予想変調方式202、伝送速度計算結果204を含む。
【0034】
RF部52は、ベースバンドの信号と無線周波数の信号間の周波数変換処理、増幅処理、ADまたはDA変換処理等を行う。また、基地局用アンテナ50を接続する。
受信部56は、受信した信号を復調処理する。ここでも、受信した信号の変調方式をBPSK、QPSK、16QAMのいずれかとする。
【0035】
変調方式決定部64は、受信した信号から上り回線の回線品質を測定する。回線品質として、ここでは受信電力値とするが、これ以外にも任意のものでよく、例えば希望波電力対干渉波電力比、遅延スプレッド、ビット誤り率などでもよい。また、測定した受信電力値に対する変調方式をあらかじめ記憶しておき、測定した受信電力値から上り回線で使用する変調方式を決定する。また、端末装置12から受けとった予想変調方式を上り回線にも使用する場合、変調方式決定部64は不要となる。
【0036】
記憶部76は、端末装置12から受けとったリストをもとに、基地局装置10と端末装置12の組み合わせに対応した予想変調方式のデータベースを作成し、作成したデータベースを記憶する。図6は、記憶部76に記憶した端末のデータベースを示す。「端末No.」は、端末IDであり、基地局装置10、端末装置12、予想変調方式が対応付けられて記憶されている。なお、記憶部76は、基地局装置10の内部に備えられてもよい。
【0037】
選択部68は、後述する計算部66で通信伝送速度、潜在伝送速度、仮伝送速度を計算するために必要な予想変調方式を記憶部76から選択する。また、比較対象基地局装置に接続可能な端末装置12およびその予想変調方式を記憶部76から選択する。
【0038】
計算部66は、予想変調方式から通信伝送速度、潜在伝送速度、仮伝送速度を計算する。まず、予想変調方式を対応する伝送速度(以下、「予想伝送速度」という)に変換する。例えば、BPSKを16kbpsに、QPSKを32kbpsに、16QAMを64kbpsに変換する。通信伝送速度は以下の通り計算する。
【0039】
【数1】
[通信伝送速度]=[通信中の端末装置の予想伝送速度の総和]/[通信中の端末装置数]/[通信中の端末装置数]
上記の式における最後の「通信中の端末装置数」による除算は、ひとつの基地局装置10に接続した端末装置12の数が増えれば増えるほど、リソースを取り合うことになり、ひとつの基地局装置10あたりの伝送速度が低下することを考慮している。また、潜在伝送速度は以下の通り計算する。
【0040】
【数2】
[潜在伝送速度]=[通信中と待機中の端末装置の予想伝送速度の総和]/[通信中と待機中の端末装置数]/[通信中と待機中の端末装置数]
常時接続を前提とするシステムでは、基地局装置10に複数の端末装置12が接続されていたとしても、全てが通信しておらず、多くの端末装置12は待機状態であると考えられる。ここで、いつ通信をはじめるか分からない待機中の端末装置12に、最適な伝送速度を与えられるように上述の潜在伝送速度を計算する。また、仮伝送速度は、通信伝送速度と潜在伝送速度に所定の端末装置12を加えたり、あるいは除外して計算する。計算結果は、後述の比較部72に出力すると共に、比較対象基地局装置に送信するために、ネットワークインターフェース部60に出力する。
【0041】
比較部72は、計算部66で計算した通信伝送速度、潜在伝送速度、仮伝送速度と、ネットワークインターフェース部60から入力した比較対象基地局装置における通信伝送速度、潜在伝送速度、仮伝送速度を比較する。
決定部74は、比較部72の比較結果をもとにして処理を決定する。処理については後述する。
【0042】
信号処理部58は、受信部56で復調した信号に対して処理を実行する。また、通信で使用する変調方式を決定する。さらに、端末装置12に対して送信する信号に、通信に使用する変調方式の情報や基地局IDを付加する。
【0043】
ネットワークインターフェース部60は、ネットワークとのインターフェース機能を備え、通信プロトコルの変換等を実行する。比較対象基地局装置と通信伝送速度、潜在伝送速度、仮伝送速度、予想変調方式の交換も行う。なお、比較対象基地局装置の設定方法であるが、予め比較対象基地局装置である基地局装置10を設定する方法と、端末装置12からの情報をもとに通信中の端末装置12が利用可能な全ての基地局装置10を比較対象基地局装置として設定する方法が考えられる。前者の場合、記憶部76のデータベースの縮小となるが分散効率は劣る。また、基地局装置10が増加した場合に比較対象基地局装置を再設定する必要がある。
【0044】
後者は、前者に比べ、ひとつの基地局装置10がカバーする比較対象基地局装置の範囲が広がり、システムの規模によっては、記憶部76に記憶したデータベースの増大によって、情報交換のトラヒックの増加も見込まれる。しかし、基地局装置10の増設による設定変更が必要とならない点や、多くの情報を扱うことにより効率のよい負荷分散が可能となる。なお、どちらの比較対象基地局装置を選択してもよいが、選択結果に応じて、図2のリスト生成部32で生成されるリストや記憶部76のデータベースが異なる。
【0045】
送信部54は、信号をBPSK、QPSK、16QAMのいずれかの変調方式で変調処理する。
制御部62は、基地局装置10のタイミング制御等を実行する。
【0046】
図7は、計算部66の構成を示す。計算部66は、端末数取得部80、総伝送レート計算部82、除算部84、除算部86を含む。
端末数取得部80は、信号処理部58から端末装置数200を入力する。総伝送レート計算部82は、予想変調方式202を入力し、予想伝送速度に変換した後に、それの総和を計算する。除算部84は、総伝送レート計算部82の計算結果を端末装置数200で除算し、除算部86は除算部84の除算結果をさらに端末装置数200で除算する。
【0047】
図8は、負荷分散の処理手順を示すフローチャートである。図5における計算部66は、通信伝送速度と潜在伝送速度を計算し、ネットワークインターフェース部60によって比較対象基地局装置との間で通信伝送速度と潜在伝送速度を交換する(S10)。計算した通信伝送速度が所定のしきい値より小さくなる場合(S12のY)、比較対象基地局装置における通信伝送速度と比較する(S14)。計算した通信伝送速度より、比較対象基地局装置における通信伝送速度の方が高い場合(S16のY)、分散処理手順を実行する(S18)が、低い場合は(S16のN)処理を行わない。一方、計算した通信伝送速度が所定のしきい値より小さくない場合(S12のN)、比較対象基地局装置における潜在伝送速度と比較する(S20)。計算した潜在伝送速度より、比較対象基地局装置における潜在伝送速度の方が高い場合(S22のY)、分散処理手順を実行する(S24)が、低い場合は(S22のN)処理を行わない。
【0048】
図9は、詳細な負荷分散の処理手順を示すフローチャートである。図9における処理手順は、図8における処理手順のステップ18とステップ24に相当する。これらは対象とする端末装置12が通信中の端末装置12のみか、あるいは通信中と待機中の端末装置12であるかという点が異なるのみで、それ以外の処理は同一であるが、ここでは通信中の端末装置12として説明する。
【0049】
図5の選択部68は記憶部76のデータベースから現在通信中の端末装置12のうち、比較対象基地局装置と接続可能な端末装置12を選択する(S30)。なお、選択した端末装置12はひとつでなく、複数であってもよく、また複数の組み合わせであってもよい。対象となる端末装置12が存在すれば(S32のY)、対象となる端末装置12に対応した予想変調方式の情報を比較対象基地局装置に送信する(S34)。計算部66では、現在通信中の端末装置12から対象となる端末装置12を除外した仮伝送速度を計算する(S36)。ネットワークインターフェース部60は、比較対象基地局装置における仮伝送速度を受信する(S38)。ふたつの仮伝送速度をもとにして、ふたつの基地局装置10の伝送速度の合計が最大となるように、対象となる端末装置12の接続する基地局装置10を決定し、その結果端末装置12を切替える(S40)。
【0050】
図10は、負荷分散処理のシーケンス図である。第1基地局装置10aは、第2基地局装置10bに通信伝送速度を送信する(S50)。また、第2基地局装置10bは、第1基地局装置10aに通信伝送速度を送信する(S52)。第1基地局装置10aは、ふたつの通信伝送速度を比較して(S54)、第2基地局装置10bにおける通信伝送速度のほうが高い場合、第2基地局装置10bに接続可能な端末装置12の情報を送信する(S56)。第1基地局装置10aは、仮伝送速度を計算し(S58)、第2基地局装置10bも仮伝送速度を計算する(S60)。第2基地局装置10bから仮伝送速度が送信され(S62)、第1基地局装置10aでふたつの仮伝送速度が比較される(S64)。
【0051】
以上の構成による通信システム100の動作を説明する。端末装置12は、品質測定部26において回線品質を測定し、判定部28で回線品質に対応した予想変調方式を決定すると、基地局ID抽出部30で取得した基地局IDに対応させる。リスト生成部32では、基地局IDに対しての予想変調方式のリストを生成すると、生成したリストを送信部18から基地局装置10に送信する。基地局装置10は、接続した端末装置12から送信されたリストを記憶部76に記憶してデータベースを作成する。計算部66がデータベースをもとにして通信伝送速度を計算し、これをネットワークインターフェース部60を介して比較対象基地局装置と交換する。
【0052】
比較部72は計算した通信伝送速度と比較対象基地局装置における通信伝送速度を比較して、後者の方が大きい場合に、選択部68は比較対象基地局装置に接続可能な端末装置12を選択して、その予想変調方式の情報をネットワークインターフェース部60から比較対象基地局装置に送信する。さらに、比較対象基地局装置から仮伝送速度を入力し、さらに計算部66でも仮伝送速度を計算し、比較部72が両者を比較した結果、比較対象基地局装置における仮伝送速度の方が大きい場合に、対象となった端末装置12に対して比較対象基地局装置に接続する指示を与える。
【0053】
さらに、計算部66がデータベースをもとにして潜在伝送速度を計算し、これをネットワークインターフェース部60を介して比較対象基地局装置と交換する。比較部72は計算した潜在伝送速度と比較対象基地局装置における潜在伝送速度を比較して、後者の方が大きい場合に、選択部68は比較対象基地局装置に接続可能な端末装置12を選択して、その予想変調方式の情報をネットワークインターフェース部60から比較対象基地局装置に送信する。さらに、比較対象基地局装置から仮伝送速度を入力し、さらに計算部66でも仮伝送速度を計算し、比較部72が両者を比較した結果、比較対象基地局装置における仮伝送速度の方が大きい場合に、対象となった端末装置12に対して比較対象基地局装置に接続する指示を与える。
【0054】
本実施の形態によれば、基地局装置間で互いに計算した伝送速度を比較して、端末装置の接続の変更が決定されるため、基地局装置内のみで処理可能である。また、潜在的な伝送速度も考慮するため、待機中の端末装置を含めた負荷分散処理が可能である。また、回線品質に応じた変調方式をもとに伝送速度を計算しているため、適応変調にも適用可能である。
【0055】
(実施の形態2)
実施の形態2は、実施の形態1と同様に、複数の基地局装置と複数の端末装置を含む通信システムにおいて、所定の基地局装置が通信伝送速度を計算し、さらに計算した通信伝送速度を比較対象基地局装置と交換し、それらの比較結果をもとにしたトラヒック負荷分散方法に関する。実施の形態1では、比較対象基地局装置における仮伝送速度を取得するために、予想変調方式のリストの中にある比較対象基地局装置に接続可能な端末装置とその予想変調方式を比較対象基地局装置に一旦送信し、比較対象基地局装置で仮伝送速度を計算し、当該計算結果を受信していた。実施の形態2における基地局装置では、予想変調方式のリストの中にある比較対象基地局装置に接続可能な端末装置とその予想変調方式をもとにして、比較対象基地局装置における仮伝送速度も内部で計算する。
【0056】
実施の形態2における通信システム100として図1に示されるものが、端末装置12として図2に示されるものが、基地局装置10として図5に示されるものが有効である。ここでは、図5の計算部66における仮伝送速度の計算方法が異なる。
【0057】
図11は、実施の形態2に係る詳細な負荷分散の処理手順を示すフローチャートである。図11における処理手順は、図9と同様に、図8における処理手順のステップ18とステップ24に相当する。
【0058】
図5の選択部68は記憶部76のデータベースから現在通信中の端末装置12のうち、比較対象基地局装置と接続可能な端末装置12を選択する(S70)。なお、選択した端末装置12はひとつでなく、複数であってもよく、また複数の組み合わせであってもよい。対象となる端末装置12が存在すれば(S72のY)、計算部66で現在通信中の端末装置12から対象となる端末装置12を除外した仮伝送速度を計算する(S74)。また、計算部66は、対象となる端末装置12を加えた比較対象基地局装置における仮伝送速度を計算する(S76)。ふたつの仮伝送速度をもとにして、ふたつの基地局装置10の伝送速度の合計が最大となるように、対象となる端末装置12を切替える(S78)。
【0059】
以上の構成による通信システム100の動作を説明する。端末装置12は、品質測定部26において回線品質を測定し、判定部28で回線品質に対応した予想変調方式を決定すると、基地局ID抽出部30で取得した基地局IDに対応させる。リスト生成部32では、基地局IDに対しての予想変調方式のリストを生成すると、生成したリストを送信部18から基地局装置10に送信する。基地局装置10は、接続した端末装置12から送信されたリストを記憶部76に記憶してデータベースを作成する。
【0060】
計算部66がデータベースをもとにして通信伝送速度を計算し、これをネットワークインターフェース部60によって比較対象基地局装置と交換する。比較部72は計算した通信伝送速度と比較対象基地局装置における通信伝送速度を比較して、後者の方が大きい場合に、選択部68は比較対象基地局装置に接続可能な端末装置12を選択して、計算部66が比較対象基地局装置における仮伝送速度を計算する。さらに計算部66は基地局装置10についての仮伝送速度を計算し、比較部72が両者を比較した結果、比較対象基地局装置における仮伝送速度の方が大きい場合に、対象となった端末装置12に対して比較対象基地局装置に接続する指示を与える。
【0061】
さらに、計算部66がデータベースをもとにして潜在伝送速度を計算し、これをネットワークインターフェース部60によって比較対象基地局装置と交換する。比較部72は計算した潜在伝送速度と比較対象基地局装置における潜在伝送速度を比較して、後者の方が大きい場合に、選択部68は比較対象基地局装置に接続可能な端末装置12を選択して、計算部66が比較対象基地局装置における仮伝送速度を計算する。さらに計算部66は基地局装置10についての仮伝送速度を計算し、比較部72が両者を比較した結果、比較対象基地局装置における仮伝送速度の方が大きい場合に、対象となった端末装置12に対して比較対象基地局装置に接続する指示を与える。
【0062】
本実施の形態によれば、情報の交換が実施の形態1の場合より少ないにもかかわらず、基地局装置間で互いに計算した伝送速度を比較して、端末装置の接続の変更が決定されるため、基地局装置内のみで処理可能である。また、潜在的な伝送速度も考慮するため、待機中の端末装置を含めた負荷分散処理が可能である。また、回線品質に応じた変調方式をもとに伝送速度を計算しているため、適応変調にも適用可能である。
【0063】
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【0064】
実施の形態1または2において、伝送速度を決定する要因として変調方式のみを考慮しているが、これに限らず例えば、誤り訂正の符号化率を考慮してもよい。本変形例によれば、より細かいステップで伝送速度を決定できる。つまり、伝送速度を決定する要因であれば、何でもよい。
【0065】
【発明の効果】
本発明によれば、基地局装置で処理可能なトラヒック負荷分散方法およびそれを利用した基地局装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係る通信システムを示す構成図である。
【図2】 図1の端末装置の構成を示す図である。
【図3】 図2の変調方式テーブルのデータ構造を示す図である。
【図4】 図2のリスト生成部が生成した基地局装置のリストを示す図である。
【図5】 図1の基地局装置の構成を示す図である。
【図6】 図5の記憶部に記憶した端末のデータベースを示す図である。
【図7】 図5の計算部の構成を示す図である。
【図8】 図5による負荷分散の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】 図8の詳細な負荷分散の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】 図1の負荷分散処理のシーケンス図である。
【図11】 実施の形態2に係る詳細な負荷分散の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 基地局装置、 12 端末装置、 14 端末用アンテナ、 16 RF部、 18 送信部、 20 受信部、 22 信号処理部、 24 インターフェース部、 26 品質測定部、 28 判定部、 30 基地局ID抽出部、 32 リスト生成部、 34 変調方式テーブル、 36 制御部、 38 スピーカ部、 40 マイク部、 42 LCD部、 44 キー操作部、50 基地局用アンテナ、 52 RF部、 54 送信部、 56 受信部、 58 信号処理部、 60 ネットワークインターフェース部、 62 制御部 64 変調方式決定部、 66 計算部、 68 選択部、 70 指示部、 72 比較部、 74 決定部、 76 記憶部、 80 端末数取得部、 82 総伝送レート計算部、 84 除算部、 86 除算部、 100 通信システム、 200 端末装置数、 202 予想変調方式、 204 伝送速度計算結果。
Claims (8)
- 複数の端末装置を接続可能な基地局装置であって、
本基地局装置に接続された複数の端末装置とそれぞれ通信する通信部と、
前記本基地局装置と通信中の端末装置に対する予想伝送速度と待機中の端末装置に対する予想伝送速度をもとに、潜在伝送速度を計算する計算部と、
比較対象基地局装置との間で、潜在伝送速度を含んだデータを交換する交換部と、
前記交換したデータから計算された前記比較対象基地局装置の潜在伝送速度が前記計算部によって計算された潜在伝送速度より大きい場合に、前記通信中の端末装置のうち、前記比較対象基地局装置と接続可能な端末装置を選択する選択部と、
前記選択した端末装置に対して、前記比較対象基地局装置への接続を指示する指示部と、
を含むことを特徴とする基地局装置。 - 前記通信部は、前記通信中の端末装置のそれぞれから、接続可能な基地局装置の識別情報と、当該接続可能な基地局装置と通信した場合の前記端末装置における予想伝送速度とを取得し、
前記通信中の端末装置のそれぞれが接続可能な基地局装置の識別情報と、当該接続可能な基地局装置と通信した場合の前記端末装置における予想伝送速度とを記憶する記憶部と、
をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。 - 前記交換部は、前記選択した端末装置が前記比較対象基地局装置と通信した場合の予想伝送速度を含んだデータを前記記憶部から前記比較対象基地局装置に出力し、さらに前記比較対象基地局装置から、通信対象に前記選択した端末装置を加えた場合の前記比較対象基地局装置における仮の潜在伝送速度を含んだデータを入力し、
前記計算部は、通信対象から前記選択した端末装置を除いた場合の仮の潜在伝送速度を計算し、
前記指示部は、前記入力したデータに含まれた比較対象基地局装置における仮の潜在伝送速度と前記計算した仮の潜在伝送速度をもとにして、前記選択した端末装置に対して前記比較対象基地局装置への接続を指示することを特徴とする請求項2に記載の基地局装置。 - 前記計算部は、前記記憶部の中にある前記選択した端末装置に対応した予想伝送速度をもとに、通信対象に前記選択した端末装置を加えた場合の前記比較対象基地局装置における仮の潜在伝送速度と、通信対象から前記選択した端末装置を除いた場合の仮の潜在伝送速度を計算し、
前記指示部は、ふたつの前記計算した仮の潜在伝送速度をもとにして、前記選択した端末装置に対して前記比較対象基地局装置への接続を指示することを特徴とする請求項2に記載の基地局装置。 - 前記計算部は、前記潜在伝送速度を計算するために、前記通信中の端末装置と前記待機中の端末装置のすべての予想伝送速度の総和を、前記通信中の端末装置と前記待機中の端末装置の数で除算し、さらに当該除算した結果を、前記通信中の端末装置と前記待機中の端末装置の数で除算することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の基地局装置。
- 前記比較対象基地局装置は、前記通信中の端末装置が利用可能な基地局装置として設定されたものであることを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
- 複数の端末装置を接続可能な基地局装置におけるトラヒック負荷分散方法であって、
本基地局装置に接続された複数の端末装置とそれぞれ通信するステップと、
前記本基地局装置と通信中の端末装置に対する予想伝送速度と待機中の端末装置に対する予想伝送速度をもとに、潜在伝送速度を計算するステップと、
比較対象基地局装置との間で、潜在伝送速度を含んだデータを交換するステップと、
前記交換したデータから計算された前記比較対象基地局装置の潜在伝送速度が前記計算 された潜在伝送速度より大きい場合に、前記通信中の端末装置のうち、前記比較対象基地局装置と接続可能な端末装置を選択するステップと、
前記選択した端末装置に対して、前記比較対象基地局装置への接続を指示するステップと、
を含むことを特徴とするトラヒック負荷分散方法。 - 複数の端末装置と、
複数の端末装置とそれぞれ通信する基地局装置と含み、
前記基地局装置は、
本基地局装置と通信中の端末装置に対する予想伝送速度と待機中の端末装置に対する予想伝送速度をもとに、潜在伝送速度を計算する計算部と、
比較対象基地局装置との間で、潜在伝送速度を含んだデータを交換する交換部と、
前記交換したデータから計算された前記比較対象基地局装置の潜在伝送速度が前記計算部によって計算された潜在伝送速度より大きい場合に、前記通信中の端末装置のうち、前記比較対象基地局装置と接続可能な端末装置を選択する選択部と、
前記選択した端末装置に対して、前記比較対象基地局装置への接続を指示する指示部と、
を含むことを特徴とする通信システム。
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