[go: up one dir, main page]

JP4225184B2 - 地図信頼度算出装置 - Google Patents

地図信頼度算出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4225184B2
JP4225184B2 JP2003381682A JP2003381682A JP4225184B2 JP 4225184 B2 JP4225184 B2 JP 4225184B2 JP 2003381682 A JP2003381682 A JP 2003381682A JP 2003381682 A JP2003381682 A JP 2003381682A JP 4225184 B2 JP4225184 B2 JP 4225184B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
map
information
reliability
map information
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003381682A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005147713A (ja
Inventor
浩一 黒田
真次 松本
智 田家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2003381682A priority Critical patent/JP4225184B2/ja
Publication of JP2005147713A publication Critical patent/JP2005147713A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4225184B2 publication Critical patent/JP4225184B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Instructional Devices (AREA)
  • Navigation (AREA)

Description

本発明は、地図信頼度算出装置に関し、特に、走行制御装置等に利用される地図情報の信頼度を算出する装置に関する。
車両の走行軌跡と地図情報の道路形状を比較し、両者の相違がある基準を超えた場合、道路形状が実際の走行軌跡と異なる旨を地図管理基地局に通報し、地図管理基地局側は地図情報を修正し、修正した地図情報を車両へ向けて送出する技術がある(特許文献1参照)。
しかしながら、従来の技術を用いた場合、地図情報が修正され、車両に送信されるまで旧い地図情報を利用しなければならないという問題があった。また、車両の走行軌跡を、地図情報の道路形状と比較するためには、所定時間の走行が必要であるため、それまで誤った地図情報を利用しなければならないという問題があった。加えて、一般道に沿って高速道路が新設された場合、実際の走行軌跡と既存の一般道の道路形状との相違が殆ど無いため、既存道路と新設道路との相違点を判別することが難しいという問題があった。
このように、地図情報の変更等が反映されていない旧い地図情報を用いた場合、正確な経路案内や正確な車両制御を行うことができないという不都合があった。
さらに、旧くなった地図情報を更新するため、所定のタイミング(一定期間ごと)に地図情報をダウンロードすることも行われているが、通信状況や車両の状況によっては地図情報を確実にダウンロードできない場合があり、その場合は旧い地図情報をそのまま利用しなければならなかった。また、車両が走行する度に最新の地図情報をダウンロードすることも行われているが、通信コストの負担が大きいという問題があった。
特開平10−289396号公報
本発明は、以上の課題を鑑みてなされたのものであり、経時的に変化する地図情報の信頼度を算出し、信頼度に応じた車両制御を行うことを目的とする。
本発明によれば、現在利用している第1の地図情報の第1バージョン情報と、外部から取得する第2の地図情報の第2バージョン情報とを取得する情報取得手段と、情報取得手段により取得された前記第1バージョン情報と前記第2バージョン情報とに基づいて、第1の地図情報の信頼度を算出する地図信頼度算出手段とを有する地図信頼度算出装置が提供される。
本発明の地図信頼度算出装置は、地図情報の新旧に応じて地図の信頼度を定量的に算出することができる。また、本発明の地図信頼度算出装置により算出された地図の信頼度を経路案内や車両制御に利用することにより、正確な経路案内、信頼性の高い車両制御を行うことができる。
以下、図面に基づいて、本発明に係る実施形態の車両制御システム100を説明する。車両制御システム100は、ユーザが搭乗する車両に搭載され、地図情報に基づいて車両に搭載された各種車載装置を制御する。特に、本実施形態の車両制御システム100は、地図情報が最新のものでない場合、地図情報の旧さから地図情報の信頼度を算出し、算出された信頼度に応じて地図情報の利用手法を変化させ、信頼度に応じた車両制御を行う。
図1に車両制御システム100の構成の概要を示した。図1に示すように、車両制御システム100は、車載装置により利用される地図情報の信頼度を算出する地図信頼度算出装置200と、地図情報を利用して車両の制御を行う車載装置300とを有している。地図信頼度算出装置200は、現在使用している地図情報のバージョン情報に基づいて地図情報の信頼度を算出する。車載装置300は、地図信頼度算出装置200により算出された信頼度に応じて利用する情報の選択、車両の走行の制御を行う。車載装置300は、地図信頼度算出装置200にて生成された制御命令に従って動作してもよいし、車載装置300が信頼度に基づいて生成した制御命令に従って動作してもよい。互いに情報を授受する地図信頼度算出装置200と車載装置300とは、有線又は無線の車載LAN等により通信可能なように接続されている。車載装置300のナビゲーション装置310は、GPS機能(Global Positioning System)、および自律航法を利用して、自車位置を検出するとともに目的地に至る経路を案内する一般のナビゲーション機能を有する。ナビゲーション装置310にて取得された情報は、地図信頼度算出装置200、車載装置300にも利用可能な情報である。
<第1実施形態>
第1実施形態の車両制御システム100のブロック構成を図2に示した。図2に示すように、本実施形態の車両制御システム100は、地図信頼度算出装置200と、各種の車載装置300とを有している。
図2に示すように、地図信頼度算出装置200は、各種情報を取得する情報取得手段210と、取得された情報に基づいて地図情報の信頼度を算出する地図信頼度算出手段220と、算出された信頼度に基づいて車載装置300に対する制御命令を生成する制御命令生成手段230とを有する。具体的には、少なくとも、地図情報の信頼度を算出するプログラム、および/または信頼度に基づいて車載装置300の制御命令を生成するプログラムを格納したROMと、このROMに格納されたプログラムを実行することで、地図信頼度算出手段220、制御命令生成手段230として機能するCPUと、アクセス可能な記憶装置(図示せず)として機能するRAMとを備えている。
以下、地図信頼度算出装置200の各構成について説明する。
情報取得手段210は、外部のサーバにアクセスして情報を取得するための通信機能を少なくとも有し、地図情報、地図情報の更新日時やバージョン番号等の地図情報の新しさに関するバージョン情報、現在の時刻等の情報を取得する。具体的に、情報取得手段210は、第1バージョン情報取得部211と、地図情報取得部212と、と、第2バージョン情報取得部213と、現在時刻取得部214とを有している。
地図情報取得部212は、現在利用している第1の地図情報、第1の地図情報よりも新しい第2の地図情報等を取得する。本実施形態の地図情報取得部212は、地図提供サーバにアクセスして地図情報を取得する。地図情報のデータダウンロードは、携帯電話を用いてインターネット網より接続した地図サーバからダウンロードしても良く、また道路に設置されたビーコンなどのインフラから行っても良い。その場合は、ビーコンやFM多重放送などの情報提供インフラからの情報を受信するためのアンテナおよびコンバータも備える。取得する地図情報は、提供される地図情報の全部でもよいし、メッシュ状に区分された所定領域についての一部の地図情報であってもよい。この場合、所定領域の地図情報には、所定領域を特定する領域識別情報が含まれ、取得の対象となる地図情報の特定が可能である。地図情報取得部212により取得された地図情報は、例えばHDDなどのような書換え可能な記憶メディアに記憶する。
第1バージョン情報取得部211は、車載装置300が現在利用している第1の地図情報の更新日時、バージョン識別子などの第1バージョン情報を取得する。バージョン識別子は、バージョンの版番号、バージョン更新日時などの情報のバージョンを特定する情報である。現在利用されている第1地図情報が地図信頼度算出装置200の記憶手段に格納されている場合は、その記憶手段にアクセスして第1バージョン情報を取得する。
第2バージョン情報取得部213は、新たに取得される第2の地図情報の更新日時、バージョン識別子等の第2バージョン情報を取得する。第2の地図情報が地図情報提供サーバに格納されている場合は、通信機能を用いて第2バージョン情報をサーバから取得する。ちなみに、第2の地図情報は、第1の地図情報よりも更新日時が遅く、バージョン番号が高い(バージョンアップがより多く行われている)地図情報である。
現在時刻取得部214は、内蔵されたタイマ又は外部から現在時刻を取得する。
地図信頼度算手段220は、情報取得手段210により取得された第1バージョン情報と第2バージョン情報とに基づいて、現在利用している第1地図情報の信頼度を算出する。本実施形態の地図信頼度算出手段220は、比較部221と、算出部222と、出力部223とを有している。
比較部221は、第1バージョン情報と第2バージョン情報とを比較する。比較部221は、第1バージョン情報に含まれる更新日時と第2バージョン情報に含まれる更新日時とを比較し、その時間の差分を求めてもよいし、第1バージョン情報に含まれるバージョン番号と第2バージョン情報に含まれるバージョン番号とを比較し、バージョンアップが行われた回数の差分を求めてもよい。また、比較部221は、第1バージョン情報の更新日時と情報取得手段210により取得された現在時刻とを比較し、その時間の差分を求めてもよい。この場合、外部の地図サーバとの通信手段を持たなくても地図情報の信頼度(新旧)を判断することができる。
算出部222は、比較部221が求めた時間的な差分に基づいて地図情報の信頼度を算出する。信頼度は、地図情報の新しさに基づく信頼性を示す値である。本実施形態の算出部222は、比較部221が求める時間的な差分と信頼度とを対応づけた対応データを参照して、比較結果に基づいて信頼度を算出する。算出手法は特に限定されず、算出部222は、所定の演算式を用いて信頼度を算出してもよい。これにより、信頼度を定量的な値として得ることができる。
出力部223は、算出部222により算出された第1地図情報の信頼度を車載装置300の各装置又は制御命令生成手段230へ向けて出力する。車載装置300に出力された地図情報の信頼度は、提示手段350を介してユーザに提示され、ナビゲーション装置310の経路案内に利用され、バッテリ回生制御装置330の回生制御に利用され、車線逸脱防止装置340の車線逸脱防止制御に利用される。また、制御命令生成手段230に送出された地図情報の信頼度は、車載装置300の各装置又は情報取得手段210に対する制御命令の生成に利用される。
制御命令生成手段230は、地図信頼度算出手段220が算出した信頼度に基づいて制御命令を生成する。
制御命令生成手段230は、算出された信頼度が所定の閾値よりも低い場合、情報取得手段210に、現在利用している第1の地図情報よりも新しい地図情報を外部から取得させ、第1の地図情報を更新させる制御命令を生成する。信頼度の閾値は、信頼度の態様(更新日時の差分、現在時刻との差分、バージョン番号の差分)に応じて設定されることが好ましい。この制御命令が実行されることにより、現在利用している地図情報が旧くなって、信頼度が低下したと判断されたタイミングで、現在利用している地図情報(第1の地図情報)を更新することができる。これにより常に新しい、信頼度の高い地図情報を利用することができ、地図情報を利用する各車載装置300の処理の信頼性を維持することができる。
制御命令生成手段230は、地図情報を用いて情報処理を行うナビゲーション装置310、走行制御装置320、バッテリ回生制御装置330、車線逸脱防止制御装置340等の車載装置300に向けて制御命令を送出する。
また、制御命令生成手段230は、地図信頼度算出手段220により算出された地図情報の信頼度に基づいて車両に搭載された各種車載装置を制御する制御命令を生成する。つまり、制御命令生成手段230は、地図情報に含まれる情報のうち利用する情報の地図属性(処理時にプレビューする(読み込む)地図属性)を制限することにより地図情報の利用手法を変化させる制御命令を生成し、または地図情報を利用して行われる走行制御、地図情報を利用したバッテリ回生制御、地図情報を利用した車線逸脱防止制御等の制御手法を変更させる制御命令を生成する。
制御命令生成手段230は、地図情報に含まれる情報のうち利用する情報の地図属性と信頼度とを予め対応づけた対応情報を参照して、信頼度に基づいて利用する地図属性を選択判断し、利用する地図属性のみが含まれる地図情報を読み込ませる制御命令を車載装置300に向けて送出する。
制御命令生成手段230は、地図情報の信頼度と利用する地図属性(又は利用しない地図属性)とを対応づけた、信頼度−地図属性対応情報231を有する。この信頼度−地図属性対応情報231の一例を図3に示した。図3に示すように、信頼度は地図データの旧さとして表され、この信頼度と利用しない地図属性とが対応づけられている。地図属性として、インターチェンジの所在位置(IC)、ジャンクションの所在位置(JCT)、交差点の位置、信号の位置、料金所の位置、車線数、道路幅、道路種別、道路の極率、道路の勾配、一時停止をするべき位置が示されている。
制御命令生成手段230は、信頼度−地図属性対応情報231を参照し、地図情報の旧さが1ヶ月以上である場合、道路の曲率、道路の勾配、一時停止の地図属性以外の地図属性を選択し、選択された地図属性のみを含む地図情報を利用させる旨の制御命令を生成する。また、地図情報の旧さが1年以上である場合、道路の車線数、道路幅、道路種別の地図属性を除いた地図属性を選択し、選択された地図属性のみを含む地図情報を利用させる旨の制御命令を生成する。さらに、地図情報の旧さが3年以上である場合、インターチェンジの所在位置、ジャンクションの所在位置、信号の位置、料金所の位置以外の地図属性である、道路の勾配、一時停止、道路の車線数、道路幅、道路種別を除いた地図情報を利用させる旨の制御命令を作成する。
信頼度−地図属性対応情報231において、1ヶ月以上更新がされていない地図情報に含まれる、カーブの曲率や勾配、一時停止の場所に関する情報は利用しないこととした。これらの情報は、車両走行制御における減速制御や警報制御、またはHEV(ハイブリッド車両)、FCV(燃料電池電気自動車)等の電気自動車の充放電制御を行うにあたり重要な情報であり、旧い情報に基づいて誤った制御を行う事態を避けるためである。また、1年以上更新がされていない地図情報に含まれる車線数、道路幅、道路種別は利用しないこととした。これらの情報は、車線逸脱防止制御、特に車線認識において重要な情報であり、旧い情報に基づいて誤った制御を行う事態を避けるためである。3年以上更新がされていない場合でも、地図情報に含まれるインターチェンジ、ジャンクション、交差点、信号、料金所の所在位置は利用する。これらの位置が変更される可能性は極めて低く、走行制御やバッテリ回生制御等に与える影響も比較的低いからである。
このように、算出された信頼度に基づいて所定の地図属性を除き、有用な地図属性のみを含む地図情報を利用させることにより、地図情報を用いて制御を行う車載装置300は、旧い地図情報に基づいて誤った判断をすることがなく、正確な制御を行うため、信頼性の高い車載装置300を提供することができる。
たとえば、ナビゲーション装置310は、旧い地図情報に基づいて誤った推奨経路を提示することを防止するとともに、現実とは異なる情報を提示することをも防止することができる。走行制御装置320は、旧い地図情報に基づいて誤った走行速度制御(減速度制御または加速度制御)を行うことを防止することができる。バッテリ回生防止制御装置340は、旧い地図情報に基づいて誤ったバッテリ回生制御を行うことを防止することができる。車線逸脱防止制御装置340は、旧い地図情報に基づいて誤った車線逸脱防止制御を行うこと防止することができる。
次に、地図信頼度算出装置200の動作を説明する。地図信頼度算出装置200の制御手順を図4のフローチャートに示した。
情報取得手段210の第1バージョン情報取得部211は、現在使用している第1の地図情報の第1バージョン情報(Vd)を取得する(S111)。本例の第1バージョン情報は、第1の地図情報の更新日時(Vd)である。対象とする地図情報の範囲は、例えば自車位置の所在する領域であって、メッシュ状に区分された所定領域の地図情報であってもよいし、自車位置から一定範囲(例えば半径1km)の地図情報としても良い。現在時刻取得部214は、現在の日時(Nd)を取得する(S112)。第2バージョン情報取得部213は、外部から取得する第2の地図情報の第2バージョン情報(Sd)を取得する(S113)。本例の第2バージョン情報は、第2の地図情報のバージョンの日付(Sd)である。第2地図情報の更新日時であってもよい。
地図信頼度算出手段220は、第1の地図情報の信頼度を算出する(S114)。具体的に、算出部222は、第1の地図情報(利用中の地図情報)の更新日時(Vd)と第2の地図情報のバージョンの日付(Sd)との差を算出する(S114)。算出した結果が所定の値Ds(たとえば7日など)よりも大きい場合(Vd−Sd>Ds)である場合、第1の地図情報は最新のものではなく、信頼度が低いと判断してS115へ進み、そうでない場合、第1の地図情報は最新のものであり、S117へ進み、第1の地図情報の旧さ(現在時刻からの時間的ずれ)を示す信頼度Mn=0(第1の地図情報は最新である)とみなす。
S115において、第1地図情報が旧く、信頼度が低いと判断された場合、制御命令生成手段230は、第2の地図情報をダウンロードさせる制御命令を生成し、情報取得手段210に向けて送出する。情報取得手段210はこの命令に従い第2地図情報のダウンロードを行う。ダウンロード(DL)は、自動的に行われるように自動ダウンロード(DL)設定としておくことも可能である。ダウンロードが自動的に行われる場合には(S115のYes)、最新の地図情報がダウンロードされることとなり、第1の地図情報は最新の地図情報であり、S117へ進む。
自動的にダウンロード(DL)が行われない場合はS118へ進む。S118では、算出部222が、第1地図情報の信頼度Mnを算出する。信頼度Mnは、第1地図情報のバージョンの日付(Vd)と現在日時(Nd)との差に基づいて求められる。算出部222は、Mn=Nd(現在時刻)−Vd(バージョンの日付)を算出する。
なお、地図情報の自動ダウンロードは、道路に設置されたビーコンなどのインフラから地図情報を取得する場合や、固定料金制の携帯電話を用いて地図サーバから取得する場合のように、新たな地図情報のダウンロードに課金されない場合に利用することが好ましい。
制御命令生成手段230は、地図情報に含まれる情報のうち利用する情報の地図属性と信頼度とを対応づけた対応情報231を参照して、算出された信頼度(MnまたはDs)に基づいて、利用する地図属性を判断し、利用する地図属性のみが含まれる地図情報を利用させる制御命令を生成し、車載装置300に向けて出力する。車載装置300は、この制御命令に従い地図属性が制限された地図情報をプレビューする(読み込む)。
本実施形態によれば、旧い地図情報を利用する場合であっても、経路案内、走行制御、バッテリ回生制御、車線逸脱防止制御に与える悪影響を抑制し、これらの制御において誤判断、誤作動が起きることを防止することができる。最新の地図情報が取得できない事態であっても、安全性の高い走行制御、バッテリ回生制御、車線逸脱防止制御を実行させることができる。
<第2実施形態>
第2実施形態は、地図情報の信頼度をマップマッチング履歴に基づいて算出する点を特徴とし、この点が第1実施形態と異なる。説明の重複を避けるため、ここでは共通する部分についての説明は省略し、異なる点を中心に説明する。
第2実施形態の地図情報信頼度算出装置200のブロック構成を図5に示した。図5に示すように、本実施形態の情報処理手段210は、マップマッチング履歴取得部215を有している。マップマッチング履歴取得部215は、現在利用している第1の地図情報に基づくマップマッチング履歴をナビゲーション装置310から取得する。本実施形態では、ナビゲーション装置310が行ったマップマッチング履歴を取得する。マップマッチングとは、GPS機能(Global Positioning System)等を利用する自車位置検出機能により検出された、自車両の実際の走行経路(走行ポイント)と第1の地図情報上の経路とを比較し、両経路のずれ量を参照しながら車両の走行経路を特定する処理である。両経路のずれ量が所定量以内であれば、車両は第1の地図情報上の経路を走行しているとみなし、車両の走行経路を地図情報上の経路にマッチングさせる。受信環境によってはGPS信号から車両の正確な位置を特定できない場合に車両位置を補正するためである。このような処理が行われたマップマッチングの履歴には、自車両の位置と第1の地図情報の経路とのずれ量に関する情報が含まれている。
マップマッチング履歴の記録について説明すると、図6に示すように、地図情報の道路情報は、交差点や分岐合流の位置を示すノードとノード間の道路形状を表現するための補間点とそれらを結ぶリンクから構成されている。マップマッチング履歴は、リンク毎に記録してもよく、M0,M1,M2のようにノードからノードまでの区間ごとに記録してもよいし、M0〜M2のノード区間をまとめて記録しても良い。マップマッチング履歴には、走行経路と第1の地図情報の経路とのずれ量、又はリンクやノード間の距離に対してマップマッチングが成功した(ずれ量が所定量以下と判断された)走行距離の割合をマップマッチング成功率が含まれる。これらとともに、走行日時(Rdi)を併せて記録してもよい。する。
ちなみに、本実施形態のマップマッチング履歴取得部215は、所定期間におけるマップマッチング履歴のみを取得するようにしてもよいし、GPS(Global Positioning System)からの信号の受信環境が良好である場合(例えば情報受信可能な衛星数が4つ以上である場合)のマップマッチング履歴のみを取得するようにしてもよい。
地図信頼度算出手段220は、マップマッチング履歴から求められる、実際の走行履歴経路と第1の地図情報の経路とのずれ量に基づいて、第1の地図情報の信頼度を算出する。実際の走行履歴経路と第1の地図情報の経路とのずれ量が小さい場合、第1の地図情報の信頼度を高くし、ずれ量が大きい場合、第1の地図情報の信頼度を低く算出する。ずれ量の値と信頼度の値とは、予め対応づけておいてもよいし、所定の計算式により算出してもよい。なお、実際の走行履歴と第1の地図情報の経路とのずれ量は、所定期間内のマップマッチング履歴における、両経路のずれ量の平均であってもよいし、ずれ量が所定範囲である場合に実行されるマップマッチング成功率(所定距離に対してマップマッチング処理が行われた(ずれ量が所定量以下と判断された)走行距離の割合としてもよい。
次に、第2実施形態の地図信頼度算出装置200の動作手順を図7に示したフローチャートに基づいて説明する。なお本制御は、ナビゲーション装置310のメインプログラムから呼び出されている。呼出周期は特に限定されず、メッシュ状に区分された地図情報の区画の境界を通過するときとしても良いし、また自車両が一定距離(例えば200m)走行したタイミング毎としてもよい。
情報取得手段210の第1バージョン情報取得部211は現在利用している第1地図情報の第1バージョン情報(Vd)を取得する(S211)。本例の第1バーション情報はバージョンを特定する日付である。S211に続くS112、S118、S119は、図4に示した第1実施形態の動作と同様である。
S212では、情報提示や車両制御に用いるために現在利用している(プレビューしている)地図情報にマップマッチング履歴が記録されているかどうかを判断する。マップマッチング履歴は、ナビゲーション装置310に記憶されたものを利用する。マップマッチング履歴が記憶されていればS213へ進み、そうでなければ本制御を終了する。
S213では、S212で利用している(プレビューしている)範囲のリンクまたはノード間のマップマッチング成功率(ずれ量が所定量以下となる率)の平均値(または最小値)が所定値Ms(例えば90%)以上で、かつ記録した日時Rdiと現在の日付Ndとの差が所定値(例えば1週間)以下であれば、道路形状の変化は無いと判断しS214へ進み、そうでなければ本制御を終了する。
S214では、地図情報が時間的に旧くても、道路形状に関する地図属性(たとえば、曲率、勾配、道幅、道路種別)は、情報提示や車両制御に用いる。例えば、走行制御装置320のカーブ手前減速制御システムにおいて、地図情報の更新日時が現在の日付よりも3年以上前であっても、現在利用している(プレビューしている)地図情報のカーブ形状には変更がなく、地図情報の信頼性が高いとして地図情報が最新のものである場合と同様の動作制御を行う。
本実施形態によれば、マップマッチングの履歴から取得した実際の走行履歴と現在利用している第1の地図情報のずれ量に基づいて、地図情報の信頼度を算出することができる。地図情報が時間的に旧いものであっても、地図情報の内容に変化がない場合もあり、地図情報のバージョン情報に基づいて地図情報の信頼度を画一的に判断できない場合もある。本実施形態では、実際の地図情報の変化をマップマッチング履歴のずれ量から判断するため、現実の状況に応じた地図情報の信頼度を求めることができる。
以上のように、過去に走行した経路のマップマッチング履歴を用いて道路形状に関する地図属性の信頼性を判定し、情報提示や車両制御の作動内容に反映させることで、変化が反映されていない地図情報に基づく誤作動を防止することができる。
なお、第1実施形態および第2実施形態では、車両制御システム100について説明をしたが、コンピュータに本発明の車両制御用プログラムを実行させた場合は、同様に動作し、同様の効果を奏する。
<第3実施形態>
第3実施形態は、車載装置300側が情報提示や車両制御の作動内容の決定する点を特徴とする。つまり、車載装置300の各装置は、地図信頼度算出装置200が算出した第1の地図情報の信頼度を取得し、この信頼度に応じて車両制御の作動内容等を決定する。第1の地図情報の信頼度を算出する機能において、本実施形態の地図信頼度算出装置200は第1実施形態の地図信頼度算出装置200と共通する。ここでは、地図情報と当該地図情報の信頼度を用いて車両制御を行う走行制御装置320、バッテリ回生制御装置330、車線逸脱防止制御装置340について、それぞれ説明する。
(3−1)車両制御システム100を構成する走行制御装置320は、第1実施形態または第2実施形態の地図信頼度算出装置200と連携し、地図情報に基づいて車両の走行速度を制御する。本実施形態の走行制御装置320は、信頼度に応じて車両の減速度を決定し、決定された減速度に基づいて車両の走行速度を制御する。ちなみに、この種の装置としては、特開平11−222055号公報に記載された車両制御装置がある。
走行制御装置320は、信頼度取得部321と制御部322とを有する。信頼度取得部321は地図信頼度算出手段220から信頼度を取得する。制御部322は信頼度が算出された地図情報を参照し、所定の地点(たとえばカーブ手前、交差点手前)において車両が所定の速度で走行するように、信頼度に応じて走行中の車両の減速度を決定する。
制御部322は、信頼度に対応する制御内容で走行制御を行う。信頼度に対応づけられた走行制御装置320の制御内容を図9の第1列に示した。図9には、制御内容の一例として、カーブ手前における減速制御内容を示した。図9に示すように、地図情報の信頼度に対し、最大減速度xGと、所定条件の下でブレーキ操作を促す警報出力処理を行うか否かとが、対応づけられている。図9の例では、地図情報の信頼度は、地図情報の旧さ(新しさ)であって、第1バージョン情報と第2バージョン情報(又は現在日時)との時間差により表現されている。もちろん、マップマッチング履歴に基づく実際の走行経路と第1の地図情報上の経路とのずれ量により表現することも可能である。
本実施形態の走行制御装置320は、地図情報が最新(ずれ量が所定量以下)と判断された場合、最大減速度を0.3Gとし、所定条件の下でブレーキ操作を促す警報出力処理を行う。地図情報が旧くなるに従い(信頼度が低下するに従い)、最大減速度を減少させ、地図情報が1年以上旧い場合は減速を行わない。さらに、地図情報が3年以上旧い場合は地図情報の信頼度が低く、適切な警報の出力および適切な減速制御を行うことができないおそれがあることから、減速制御及び警報出力を行わない。
本実施形態の走行制御装置320の制御手順を図10のフローチャート図に示した。図10に示すように、信頼度取得部321は、地図信頼度算出手段220から信頼度を取得する(S311)。制御部322は、信頼度に応じた制御内容(図9参照)を取得し(S312)、信頼度に応じた走行制御を行う(S313)。
本実施形態の走行制御装置320によれば、地図情報が旧く、実際の道路形状と一致していないおそれのある場合に、誤った警報や誤った減速制御を行うことを防止することができる。たとえば、S字状にカーブする道路が直線道路に変更されたにもかかわらず、地図情報が更新されていない場合、このような旧い地図情報を用いて減速制御を行うと、直線道路において減速を促す警報や減速制御が行われてしまう場合がある。また、既存の道路に併走する併走路が新設されたにもかかわらず、地図情報が更新されていない場合、実際には新設道路を走行している自車両の走行経路を既存道路にマップマッチングしてしまうおそれがある。このような旧い地図情報を用いて減速制御を行うと、実際の走行経路にはカーブがないのに、減速を促す警報や減速制御が行われてしまう場合がある。本実施形態の走行制御装置320は、地図情報の旧さに応じて地図情報の信頼度を算出し、信頼度に応じた制御を行うため、このような誤った警報や減速制御を行うことがない。
(3−2)車両制御システム100を構成するバッテリ回生制御装置330は、第1実施形態または第2実施形態の地図信頼度算出装置200と連携し、地図情報に含まれる充放電スケジュール決定要因に基づいてHEV(ハイブリッド車),EV(電気自動車)、FCV(燃料電池電気自動車)のバッテリの走行中における充放電スケジュールを決定する。本実施形態のバッテリ回生制御装置330は、信頼度に応じて充放電制御範囲(充電率の範囲)を決定し、信頼度に応じて地図情報中の充放電スケジュールの決定要因を選択する。ちなみに、この種の装置としては、特開2001−183150号公報に記載された走行パターン生成装置がある。
バッテリ回生制御装置330は、信頼度取得部331と制御部332とを有する。信頼度取得部331は地図信頼度算出手段220から信頼度を取得する。制御部332は信頼度が算出された地図情報に含まれる、交差点の位置、高低差その他の充放電スケジュール決定要因を参照し、電気自動車のバッテリの回生充電量が最大となるように、信頼度に応じて走行中の車両の充放電スケジュールを決定する。
制御部332は、信頼度に応じた充放電スケジュール決定要因の選択、および信頼度に応じた充放電制御範囲(制御を行う充電率の範囲)の決定を行う。信頼度に対応づけられたバッテリ回生制御装置330の制御内容を図9の第2列に示した。図9に示すように、地図情報の信頼度に対し、回生可能区間の予測を行うか否か、利用する充放電スケジュール決定要因に対応する地図属性の限定条件、充放電制御範囲が、対応づけられている。地図属性の限定範囲は、図3に示した対応情報に基づいて決定する。なお、図9の例では、地図情報の信頼度は、地図情報の旧さ(新しさ)であって、第1バージョン情報と第2バージョン情報(又は現在日時)との時間差により表現されている。もちろん、マップマッチング履歴に基づく実際の走行経路と第1の地図情報上の経路とのずれ量により表現することも可能である。
本実施形態のバッテリ回生制御装置330は、地図情報が最新(ずれ量が所定量以下)と判断された場合、回生可能区間を予測し、地図情報に含まれるすべての情報を制限することなく利用し、充放電制御範囲を充電率20%〜90%の範囲で行う。地図情報が旧くなるに従い(信頼度が低下するに従い)、充放電スケジュール決定要因に対応する地図属性を制限し、充放電制御範囲を狭くする。地図情報が1ヶ月以上旧い場合は、道路曲率、道路勾配、一時停止の位置についての地図属性を除いた決定要因を用いて充放電スケジュールを決定する(図3参照)。地図情報が1年以上旧い場合は充放電制御範囲を30〜70%と制限する。さらに、地図情報が3年以上旧い場合は地図情報の信頼度が低く、適切な充放電スケジュールを決定することができないおそれがあるため、回生可能区間の予測および充放電制御を行わない。
本実施形態のバッテリ回生制御装置330の制御手順を図10に示した。図10に示すように、信頼度取得部331は、地図信頼度算出手段220から信頼度を取得する(S311)。制御部332は、信頼度に応じた制御内容(図9参照)を取得し(S312)、信頼度に応じた走行制御を行う(S313)。
本実施形態のバッテリ回生制御装置330によれば、地図情報が旧く、実際の道路状態と一致していないおそれのある場合に、誤ったバッテリ回生スケジュールに基づくバッテリ回生制御を行うことを防止することができる。
(3−3)車両制御システム100を構成する車線逸脱防止制御装置340は、第1実施形態または第2実施形態の地図信頼度算出装置200と連携し、CCDカメラにより取得した車線映像に加え、地図情報中の車線判別情報を補助情報として用いて車線を認識し、認識した車線からの車両の逸脱走行を防止する。本実施形態の車線逸脱防止制御装置340は、信頼度に応じて地図情報に含まれる車線判別情報を補助情報として利用するか否かを決定し、信頼度に応じて地図情報に含まれる情報のうち利用する情報の地図属性を選択する。ちなみに、この種の装置としては、特開2002−109694号公報に記載された運転支援システムがある。
車線逸脱防止制御装置340は、信頼度取得部341と制御部342とを有する。信頼度取得部341は地図信頼度算出手段220から信頼度を取得する。制御部342は信頼度が算出された地図情報に含まれる、車線判別情報を参照し、車線の数、走行車線の位置に応じて車線逸脱防止制御を行う。
制御部342は、信頼度に応じた車線判別情報の選択を行う。信頼度に対応づけられた車線逸脱防止装置340の制御内容を図9の第3列に示した。図9に示すように、地図情報の信頼度に対し、車線判別情報の選択するか否か、選択する車線判別情報に対応する地図属性の限定範囲が対応づけられている。地図属性の限定範囲は、図3に示した対応情報に基づいて決定する。なお、図9の例では、地図情報の信頼度は、地図情報の旧さ(新しさ)であって、第1バージョン情報と第2バージョン情報(又は現在日時)との時間差により表現されている。もちろん、マップマッチング履歴に基づく実際の走行経路と第1の地図情報上の経路とのずれ量により表現することも可能である。
本実施形態の車線逸脱防止制御装置340は、地図情報が最新(ずれ量が所定量以下)と判断された場合、地図情報に含まれるすべての情報を制限することなく利用する。地図情報が旧くなるに従い(信頼度が低下するに従い)、車線判別情報に対応する地図属性を制限する。地図情報が1年以上旧い場合は、車線数、道幅、道路種別といった車線判別情報を除いた地図情報に基づいて車線数、車線の位置などを判別し、認識された車線に基づく車線逸脱防止制御を行う(図3参照)
本実施形態の車線逸脱防止制御装置340の制御手順を図10に示した。図10に示すように、信頼度取得部341は、地図信頼度算出手段220から信頼度を取得する(S311)。制御部342は、信頼度に応じた制御内容(図9参照)を取得し(S312)、信頼度に応じた車線逸脱防止制御を行う(S313)。
本実施形態の車線逸脱防止制御装置340によれば、地図情報が旧く、車線増設等が行われた実際の道路状態と一致していないおそれのある場合に、誤った車線認識に基づく車線逸脱防止制御を行うことを防止することができる。
以上のように、本実施形態の車両制御システムによれば、現在利用している地図情報の信頼度に応じて情報提示および車両制御の内容を決定することで、地図情報に記録された情報と実際の道路状況が異なる場合でも、誤った情報提示や車両制御を防止することができる。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
第1実施形態の車両制御システムの概要を示す図である。 第1実施形態の車両制御システムのブロック構成図である。 信頼度と地図情報中の地図属性との対応情報の一例である。 第1実施形態に係る地図信頼度算出装置の制御手順を示す図である。 第2実施形態の車両制御システムのブロック構成図である。 マップマッチング履歴の記録を説明するための図である。 第2実施形態に係る地図信頼度算出装置の制御手順を示す図である。 第3実施形態の車両制御システムのブロック構成図である。 信頼度と制御内容との対応情報の一例である。 第3実施形態に係る車両制御手順を示す図である。
符号の説明
100…車両制御システム
200…地図信頼度算出装置
210…情報取得手段
211・・・第1バージョン情報取得部
212・・・地図情報取得部
213・・・第2バージョン情報取得部
214・・・現在時刻取得部
215・・・マップマッチング履歴取得部
220・・・地図信頼度算出手段
221・・・比較部
222・・・算出部222
223・・・出力部223
230・・・制御命令生成手段
231・・・信頼度−制御値テーブル
300・・・車載装置
310・・・ナビゲーション装置
320・・・走行制御装置
330・・・バッテリ回生制御装置
340・・・車線逸脱防止制御装置
350・・・提示装置

Claims (13)

  1. 現在利用している第1の地図情報の第1バージョン情報と、外部から取得する第2の地図情報の第2バージョン情報とを取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段により取得された前記第1バージョン情報と前記第2バージョン情報とに基づいて、前記第1の地図情報の信頼度を算出する地図信頼度算出手段と、
    前記地図情報に含まれる情報のうち利用する情報の地図属性と前記信頼度とを予め対応付けた対応情報を参照して、前記地図信頼度算出手段により算出された信頼度に基づいて利用する地図属性を選択し、選択された地図属性のみが含まれる地図情報を読み込ませる制御命令を生成する制御命令生成手段とを有する地図信頼度算出装置。
  2. 前記地図信頼度算出手段は、前記第1バージョン情報に含まれる更新日時と前記第2バージョン情報に含まれる更新日時とを比較して、前記第1の地図情報の信頼度を算出する請求項1記載の地図信頼度算出装置。
  3. 現在利用している第1の地図情報の第1バージョン情報と、現在時刻とを取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段により取得された前記第1バージョン情報に含まれる更新日時と前記現在時刻とを比較して、前記第1の地図情報の信頼度を算出する地図信頼度算出手段と、
    前記地図情報に含まれる情報のうち利用する情報の地図属性と前記信頼度とを予め対応付けた対応情報を参照して、前記地図信頼度算出手段により算出された信頼度に基づいて利用する地図属性を選択し、選択された地図属性のみが含まれる地図情報を読み込ませる制御命令を生成する制御命令生成手段とを有する地図信頼度算出装置。
  4. 前記第1の地図情報はメッシュ状に区分された所定領域の地図情報であって、前記所定領域を特定する情報を含み、前記第2の地図情報はメッシュ状に区分された所定領域の地図情報であって、前記所定領域を特定する情報を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の地図信頼度算出装置。
  5. 現在利用している第1の地図情報に基づくマップマッチング履歴を取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段により取得されたマップマッチング履歴から求められた、実際の走行履歴経路と前記第1の地図情報の経路とのずれ量に基づいて、前記第1の地図情報の信頼度を算出する地図信頼度算出手段と、
    前記地図情報に含まれる情報のうち利用する情報の地図属性と前記信頼度とを予め対応付けた対応情報を参照して、前記地図信頼度算出手段により算出された信頼度に基づいて利用する地図属性を選択し、選択された地図属性のみが含まれる地図情報を読み込ませる制御命令を生成する制御命令生成手段とを有する地図信頼度算出装置。
  6. 前記制御命令生成手段は、前記信頼度が所定の閾値よりも低い場合、前記情報取得手段に、前記第1の地図情報よりも新しい地図情報を前記外部から取得させ、第1の地図情報を更新させる制御命令をさらに生成する請求項1〜5のいずれかに記載の地図信頼度算出装置。
  7. 前記請求項1〜6のいずれかの地図信頼度算出装置と、地図情報に基づいて車両の走行速度を制御する走行制御装置とを有する車両制御システムであって、
    前記走行制御装置は、前記信頼度に応じて車両の減速度を決定し、決定された減速度に基づいて車両の走行速度を制御する車両制御システム。
  8. 前記請求項1〜6のいずれかの地図信頼度算出装置と、地図情報に含まれる充放電スケジュール決定要因に基づいて電気自動車用のバッテリの走行中における充放電スケジュールを決定するバッテリ回生制御装置とを有する車両制御システムであって、
    前記バッテリ回生制御装置は、前記地図信頼度算出装置により算出された信頼度に応じて前記地図情報中の充放電スケジュールの決定要因を選択する車両制御システム。
  9. 前記請求項1〜6のいずれかの地図信頼度算出装置と、地図情報に含まれる車線判別情報に基づいて車線逸脱防止制御を行う車線逸脱防止装置とを備える車両制御システムであって、
    前記車線逸脱防止装置は、前記地図信頼度算出装置により算出された信頼度に応じて前記地図情報中の車線判別情報を選択する車両制御システム。
  10. ナビゲーション機能を備え、車載された車両制御装置に、
    現在利用している第1の地図情報の第1バージョン情報と、外部から取得する第2の地図情報の第2バージョン情報とを取得するステップと、
    前記取得された前記第1バージョン情報と前記第2バージョン情報とに基づいて、前記第1の地図情報の信頼度を算出するステップと、
    前記地図情報に含まれる情報のうち利用する情報の地図属性と前記信頼度とを予め対応付けた対応情報を参照して、前記算出された信頼度に基づいて利用する地図属性を選択し、選択された地図属性のみが含まれる地図情報を読み込ませる制御命令を生成するステップと、
    前記生成された制御命令を出力するステップと、を実行させるための車両制御装置用プログラム。
  11. 前記第1の地図情報の信頼度を算出するステップは、前記第1バージョン情報に含まれる更新日時と前記第2バージョン情報に含まれる更新日時とを比較して、前記第1の地図情報の信頼度を算出する請求項10に記載の車両制御装置用プログラム。
  12. ナビゲーション機能を備え、車載された車両制御装置に、
    現在利用している第1の地図情報の第1バージョン情報と、現在時刻とを取得するステップと、
    前記取得された前記第1バージョン情報に含まれる更新日時と前記現在時刻とを比較して、前記第1の地図情報の信頼度を算出するステップと、
    前記地図情報に含まれる情報のうち利用する情報の地図属性と前記信頼度とを予め対応付けた対応情報を参照して、前記算出された信頼度に基づいて利用する地図属性を選択し、選択された地図属性のみが含まれる地図情報を読み込ませる制御命令を生成するステップと、
    前記生成された制御命令を出力するステップと、を実行させるための車両制御装置用プログラム。
  13. ナビゲーション機能を備え、車載された車両制御装置に、
    現在利用している第1の地図情報に基づくマップマッチング履歴を、前記ナビゲーション機能を用いて取得するステップと、
    前記取得されたマップマッチング履歴から求められた、実際の走行履歴経路と前記第1の地図情報の経路とのずれ量に基づいて、前記第1の地図情報の信頼度を算出するステップと、
    前記地図情報に含まれる情報のうち利用する情報の地図属性と前記信頼度とを予め対応付けた対応情報を参照して、前記算出された信頼度に基づいて利用する地図属性を選択し、選択された地図属性のみが含まれる地図情報を読み込ませる制御命令を生成するステップと、
    前記生成された制御命令を出力するステップと、を実行させるための車両制御装置用プログラム。
JP2003381682A 2003-11-11 2003-11-11 地図信頼度算出装置 Expired - Fee Related JP4225184B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003381682A JP4225184B2 (ja) 2003-11-11 2003-11-11 地図信頼度算出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003381682A JP4225184B2 (ja) 2003-11-11 2003-11-11 地図信頼度算出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005147713A JP2005147713A (ja) 2005-06-09
JP4225184B2 true JP4225184B2 (ja) 2009-02-18

Family

ID=34690982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003381682A Expired - Fee Related JP4225184B2 (ja) 2003-11-11 2003-11-11 地図信頼度算出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4225184B2 (ja)

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5078056B2 (ja) * 2006-01-26 2012-11-21 株式会社 ゼネテック 料金所ゲート状況出力システム
JP4816124B2 (ja) 2006-02-20 2011-11-16 株式会社デンソー 地図評価装置および地図評価方法
JP4525607B2 (ja) 2006-02-20 2010-08-18 株式会社デンソー 車両制御装置
JP4682870B2 (ja) 2006-02-24 2011-05-11 株式会社デンソー 運転支援装置
JP4799244B2 (ja) * 2006-03-30 2011-10-26 三菱電機株式会社 管路情報システム
JP5162103B2 (ja) * 2006-05-15 2013-03-13 トヨタ自動車株式会社 支援制御装置
JP4938351B2 (ja) * 2006-05-16 2012-05-23 トヨタ自動車株式会社 車両用測位情報更新装置
JP5206116B2 (ja) * 2008-05-22 2013-06-12 日産自動車株式会社 車両用ナビゲーションシステム及び車両用ナビゲーション方法
JP4799709B2 (ja) * 2009-03-04 2011-10-26 三菱電機株式会社 地図配信サーバ及び地図情報端末
JP5387277B2 (ja) * 2009-08-07 2014-01-15 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 走行支援で利用される情報の信頼度特定装置、方法およびプログラム
JP5673691B2 (ja) * 2010-12-08 2015-02-18 トヨタ自動車株式会社 運転支援装置
JP5706698B2 (ja) * 2011-01-20 2015-04-22 本田技研工業株式会社 自動車用自動減速装置
JP6349740B2 (ja) * 2014-01-22 2018-07-04 株式会社デンソー 地図データ評価装置
JP5997797B2 (ja) 2015-03-03 2016-09-28 富士重工業株式会社 車両の地図データ処理装置
JP6082415B2 (ja) * 2015-03-03 2017-02-15 富士重工業株式会社 車両の走行制御装置
JP6439541B2 (ja) * 2015-03-27 2018-12-19 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 領域案内システム、方法およびプログラム
JP6654923B2 (ja) * 2016-02-16 2020-02-26 株式会社Subaru 地図情報出力装置
US11635304B2 (en) 2017-05-31 2023-04-25 Pioneer Corporation Map generation device, control method, program and storage medium
JP2020060498A (ja) * 2018-10-12 2020-04-16 パイオニア株式会社 情報処理装置
JP7237522B2 (ja) * 2018-10-31 2023-03-13 株式会社ゼンリン 地図更新システム
JP7139992B2 (ja) * 2019-02-14 2022-09-21 株式会社デンソー 制御用地図情報評価装置、制御用地図情報評価方法、及び制御プログラム
JP7548087B2 (ja) 2021-03-19 2024-09-10 株式会社豊田自動織機 自律走行車
JP2023074875A (ja) * 2021-11-18 2023-05-30 日立Astemo株式会社 地図情報更新システム及びそのサーバ装置
CN118730136B (zh) * 2024-08-30 2025-01-28 宁波赛宝信息产业技术研究院有限公司 一种自动驾驶车辆地图下载方法、装置、设备及介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005147713A (ja) 2005-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4225184B2 (ja) 地図信頼度算出装置
US10126751B2 (en) Lane change support device
US8180569B2 (en) Car information system, map server and on-board system
JP4910510B2 (ja) 制御用情報記憶装置及びプログラム
CN108137045B (zh) 车辆控制系统、车辆控制装置
CN102272807B (zh) 导航装置、探测信息发送方法以及交通信息生成装置
JP4929114B2 (ja) 車両用情報報知装置、情報提供システム、情報報知方法
EP2255349B1 (en) Driving support device, driving support method, and driving support program
JP5228366B2 (ja) 走行情報収集システムおよび走行情報の学習方法
CN111984282A (zh) 软件更新装置、服务器装置及软件更新方法
JP2013101589A (ja) 道路情報更新システム及びナビゲーション装置
JP2000020891A (ja) ナビゲーション装置
JP2010210284A (ja) 交通管理装置および交通管理方法
JP2006208155A (ja) ナビゲーションシステム
US11747168B2 (en) Information processing systems, information processing apparatus, and information processing methods
JP2008276285A (ja) 走行情報収集装置
JP5167968B2 (ja) ハイブリッド車両の運転支援装置、運転支援方法及びプログラム
JP5929996B2 (ja) 道路情報更新システム及びナビゲーション装置
JP4468763B2 (ja) 車載用電子装置
US12175868B2 (en) Vehicle control device and vehicle control system
JP2007218923A (ja) ナビゲーション装置の経路探索方法
CN100535599C (zh) 车载导航设备的危险区域引导方法
JP3784171B2 (ja) ナビゲーション装置
JP2011023021A (ja) 路車間狭域無線通信システム、路車間狭域無線通信システムのセンター、路側狭域無線通信装置、および車載狭域無線通信装置
JP2007218924A (ja) ナビゲーション装置の経路探索方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080812

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080814

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081003

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20081003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081104

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131205

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees