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JP4217751B2 - 電力線通信システムにおける信号漏洩防止方法、及び信号漏洩防止装置 - Google Patents

電力線通信システムにおける信号漏洩防止方法、及び信号漏洩防止装置 Download PDF

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JP4217751B2 JP2008034528A JP2008034528A JP4217751B2 JP 4217751 B2 JP4217751 B2 JP 4217751B2 JP 2008034528 A JP2008034528 A JP 2008034528A JP 2008034528 A JP2008034528 A JP 2008034528A JP 4217751 B2 JP4217751 B2 JP 4217751B2
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Description

本発明は、電力線通信を行なう際により確実に信号の漏洩や混信を防止する信号漏洩防止方法、及び信号漏洩防止装置に関する。
近年、電力線を用いて通信を行なう電力線通信システムの開発が進められている。電力線通信システムにおいては、信号の混信や漏洩を防止するために、電力線上にブロッキングフィルタを設ける技術が開発されている。例えば特許文献1には、電灯線通信により発生する高周波信号を阻止するブロッキングフィルタをリアクトルとコンデンサ回路との組み合わせによって構成したものが開示されている。また特許文献2には、光ファイバと送電線から延出された電力線を用いたデータ伝送方式が開示されており、光ファイバ端部に第1分波フィルタが、需要家側の電力線に第2分波フィルタが設けられている。また特許文献3には、電力線通信システムの屋内電力線と屋外電力線との間に設けるブロッキングフィルタが開示されており、例えば各導電線に直列に設けたインダクタと、その屋内電力線側で導電線間に接続されたRC直列回路と、インダクタの屋外電力線側で導電線間に接続されたキャパシタとを備える。
特開2005−203915号公報 特開2002−353864号公報 特開2003−218754号公報
ところで、電力線には通常ノイズ漏洩防止処理等が施されていないため、電力線通信システムにおいては、より確実に信号の漏洩や混信を防止するための技術が求められている。そのためには、電力線通信システムを構成する電力線上において、適切な位置に適切な構成を有するフィルタ等の回路要素を配置することが要請されている。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、電力線通信を行なう際に、より確実に信号の漏洩や混信を防止する信号漏洩防止方法、及び信号漏洩防止装置を提供することを主たる目的とする。
上記の及び他の課題を解決するために、本発明の一態様は、柱上変圧器の二次側直下にある分岐点から分岐して複数の需要家宅にそれぞれ引き込まれる複数の引込線の夫々に接続される電力線モデム間で行われる通信の信号漏洩防止方法であって、前記複数の引込線の夫々が、第1の電線及び第2の電線を含んで構成され、前記引込線の夫々について、前記第1の電線に第1のコイルを設け、前記第2の電線に第2のコイルを設け、前記第1の電線と前記第2の電線とを、前記第1のコイル及び前記第2のコイルの上流側で第1のキャパシタを介して接続することにより構成されるローパスフィルタを設け、前記引込線の夫々について、前記ローパスフィルタが設けられている位置よりも下流側において、前記第1の電線と前記第2の電線との間に、第2のキャパシタ及び抵抗を直列に接続して構成されるRC直列回路を設け、その一端部が前記複数の引込線のうちの一の引込線を構成する第1の電線及び第2の電線に対して前記RC直列回路が接続される位置よりも下流側において接続され、その他端部が前記複数の引込線のうちの他の一の引込線を構成する第1の電線及び第2の電線に対して前記RC直列回路が接続される位置よりも下流側において接続される電力周波数遮断素子を設け、前記複数の引込線の夫々について、前記RC直列回路が接続される位置よりも下流側に電力線モデム子局装置を接続するとともに、前記複数の引込線のいずれか一つには、前記RC直列回路が接続される位置よりも下流側に、前記引込線によって構成される通信ネットワークを他の外部通信ネットワークに通信可能に接続する電力線モデム親局装置が接続されており、
前記電力周波数遮断素子は、前記電力線モデム親局装置が接続されている引込線と他の引込線との間にそれぞれ接続されていることを特徴とする。
このような態様によって、電力線通信を行なう際の信号の漏洩や混信をより確実に防止することが可能となる。つまり本発明に係る信号漏洩防止方法では、信号の混信や漏洩を防止するために設けられるブロッキングフィルタとして、ローパスフィルタとRC直列回路とを電力線モデムが接続される引込線に夫々設けるとともに、前記引込線の前記RC直列回路が接続する位置の下流側に電力線モデムを接続し、前記第1の引込線と前記第2の引込線とを、前記RC直列回路が接続する位置の下流側で、電力周波数遮断素子によって接続する。これにより、前記引込線のブロッキングフィルタより下流側を電力線通信に使用しつつ、より確実に信号の漏洩や混信を防止することが可能となる。
また、市場において低価格で大量に出回っているコイルやキャパシタを用いてLCローパスフィルタおよびRC直列回路を構成することができるので、電力供給地域内の全ての引込線に安価にブロッキングフィルタを設置することが可能となる。
さらに上記信号漏洩防止方法において、前記ローパスフィルタ及び前記RC直列回路と、前記電力周波数遮断素子とが、前記電力線モデム親局装置の外装ケース内に収容されるものとすることができる。
このような態様によって、上記の装置及び部品を風雨等から保護することができる。またブロッキングフィルタ及び電力周波数遮断素子の設置を、電力線モデムの設置とあわせて行なうこともできる。
本発明の他の態様は、柱上変圧器の二次側直下にある分岐点から分岐して複数の需要家宅にそれぞれ引き込まれる複数の引込線の夫々に接続される電力線モデムを備え、前記複数の引込線の夫々が、第1の電線及び第2の電線を含んで構成され、前記引込線の夫々について、前記第1の電線に第1のコイルを設け、前記第2の電線に第2のコイルを設け、前記第1の電線と前記第2の電線とを、前記第1のコイル及び前記第2のコイルの上流側で第1のキャパシタを介して接続することにより構成されるローパスフィルタを設け、前記引込線の夫々について、前記ローパスフィルタが設けられている位置よりも下流側において、前記第1の電線と前記第2の電線との間に、第2のキャパシタ及び抵抗を直列に接続して構成されるRC直列回路を設け、その一端部が前記複数の引込線のうちの一の引込線を構成する第1の電線及び第2の電線に対して前記RC直列回路が接続される位置よりも下流側において接続され、その他端部が前記複数の引込線のうちの他の一の引込線を構成する第1の電線及び第2の電線に対して前記RC直列回路が接続される位置よりも下流側において接続される電力周波数遮断素子を設け、前記複数の引込線の夫々について、前記RC直列回路が接続される位置よりも下流側に電力線モデム子局装置を接続するとともに、前記複数の引込線のいずれか一つには、前記RC直列回路が接続される位置よりも下流側に、前記引込線によって構成される通信ネットワークを他の外部通信ネットワークに通信可能に接続する電力線モデム親局装置が接続されており、前記電力周波数遮断素子は、前記電力線モデム親局装置が接続されている引込線と他の引込線との間にそれぞれ接続されている電力線通信システムに用いる信号漏洩防止装置であって、前記ローパスフィルタ及び前記RC直列回路と、前記電力周波数遮断素子とを備えることを特徴とする。
本発明のさらに他の態様は、分散型電源システムであって、柱上変圧器の二次側直下にある分岐点から分岐して複数の需要家宅にそれぞれ引き込まれる複数の引込線の夫々に接続される電力線モデム子局装置を備え、前記複数の引込線の夫々が、第1の電線及び第2の電線を含んで構成され、前記引込線の夫々について、前記第1の電線に第1のコイルを設け、前記第2の電線に第2のコイルを設け、前記第1の電線と前記第2の電線とを、前記第1のコイル及び前記第2のコイルの上流側で第1のキャパシタを介して接続することにより構成したローパスフィルタを設け、前記引込線の夫々について、前記ローパスフィルタが設けられている位置よりも下流側において、前記第1の電線と前記第2の電線との間に、第2のキャパシタ及び抵抗を直列に接続して構成されるRC直列回路を設け、その一端部が前記複数の引込線のうちの一の引込線を構成する第1の電線及び第2の電線に対して前記RC直列回路が接続される位置よりも下流側において接続され、その他端部が前記複数の引込線のうちの他の一の引込線を構成する第1の電線及び第2の電線に対して前記RC直列回路が接続される位置よりも下流側において接続される電力周波数遮断素子を設け、前記各電力線モデム子局装置を、前記複数の引込線の夫々について、前記RC直列回路が接続される位置よりも下流側に接続するとともに、前記複数の引込線のいずれか一つには、前記RC直列回路が接続される位置よりも下流側に、前記引込線によって構成される通信ネットワークを外部通信ネットワークに通信可能に接続する電力線モデム親局装置が接続され、前記電力周波数遮断素子は、前記電力線モデム親局装置が接続されている引込線と他の引込線との間にそれぞれ接続されている電力線通信ネットワークを有し、前記複数の需要家宅のうち、発電装置が設置されている需要家宅において、当該需要家宅に引き込まれる引込線に接続されている電力線モデム子局装置はさらに子局側通信装置と通信可能に接続されており、当該子局側通信装置はその需要家宅に設置されている前記発電装置と通信可能に接続されており、前記電力線モデム親局装置はさらに親局側通信装置と通信可能に接続されており、当該親局側通信装置は前記外部通信ネットワークを介して電力事業者施設に設置された情報処理装置と通信可能に接続されており、前記親局側通信装置は、前記情報処理装置から発電所等の稼働状況に関する情報を受信し、その受信した情報に基づいて前記子局側通信装置に前記発電装置を制御するための制御情報を送信し、前記子局側通信装置は、前記親局側通信装置から受信した前記制御情報に基づいて前記発電装置を制御する制御信号を出力することを特徴とする。
このような態様によって、電力線通信を行なう際の信号の漏洩や混信をより確実に防止することが可能となる。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明を実施するための最良の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
電力線通信を行なう際の信号の漏洩や混信をより確実に防止することが可能となる。
[第1実施例]
===全体構成===
本発明に係る信号漏洩防止方法及び電力線通信システムの第1実施例を図1に示す。
本実施例に係る電力線通信システム1000は、柱上変圧器200からの電力を需要家600の宅内の電力消費装置500に供給するための引込線800に、宅外に設置される親局側PLC(Power Line Communication)モデム300と、宅内に設置される子局側PLCモデム310と、が接続される。
なお親局側PLCモデム300及び子局側PLCモデム310は、特許請求の範囲に記載の電力線モデムに相当する。
柱上変圧器200は、配電線700を通じて供給される6600Vの電圧を、200Vあるいは100Vの電圧に変換して、引込線800に供給する。
引込線800は、各需要家600の宅内に引き込まれ、宅内の電力消費装置500に電力を供給する。なお本実施例では、引込線800とは、柱上変圧器200から宅内の電力消費装置500までの間の電力線をいい、屋内配線が含まれていてもよい。引込線800は、2本または3本の電線により構成される。各需要家600への電力の供給が単相3線式でおこなわれる場合は、引込線800は3本の電線で構成され、単相2線式で行なわれる場合は、引込線800は2本の電線で構成される。電力消費装置500は、例えばテレビや冷蔵庫、照明器具等の家電製品である。
各需要家600の宅内において、引込線800にはまた、発電装置510が接続されている。発電装置510は、例えば太陽光発電システムやコージェネレーションシステムにより構成される。発電装置510により発電された電力は、各需要家600の宅内において引込線800を通じて電力消費装置500に供給される。
また引込線800からは、1つ以上の分岐線810が分岐し、親局側PLCモデム300と、子局側PLCモデム310とが分岐線810に接続される。これらのPLCモデム300、310は、引込線800を流れる交流電力に対して信号の重畳や分離を行なう。これにより親局側PLCモデム300と子局側PLCモデム310とは、引込線800を介して信号の授受を行なうことが可能となる。
親局側PLCモデム300は、親局側通信装置400と通信ケーブル900を介して通信可能に接続される。通信ケーブル900は例えば光ファイバやメタルを信号の伝送媒体として構成される。通信ケーブル900は例えばインターネットやLAN(Local Area Network)を構成する。
親局側PLCモデム300は、外装ケース301に収容され、電柱上の柱上変圧器200近傍に設置される。外装ケース301には、後述するブロッキングフィルタ100も収容される。親局側PLCモデム300やブロッキングフィルタ100を外装ケース301に収容することにより、これらの装置を風雨等から保護することができる。またブロッキングフィルタ100の設置工事を、親局側PLCモデム300の設置工事と同時に行なうことも可能となる。
親局側通信装置400は、例えば電力会社の営業所に設置されるコンピュータにより構成される。親局側通信装置400は、発電所や変電所に設置されたコンピュータ(不図示)と通信可能に接続されており、発電所や変電所の稼動状況や、故障や事故等の各種情報を受信することができる。
子局側PLCモデム310は、子局側通信装置410と通信ケーブル900を介して通信可能に接続される。また子局側通信装置410は、発電装置510と接続されており、発電装置510を制御するための各種制御信号を出力する。子局側PLCモデム310や子局側通信装置410は、例えば各戸のメータボックス内に収容されるようにしてもよい。また子局側PLCモデム310と子局側通信装置410とは、一体的に構成された一つの装置として構成されてもよい。また子局側通信装置410は、発電装置510内に構成される形態としても良い。さらに子局側通信装置410は、パーソナルコンピュータにより構成しても良い。
===信号漏洩防止方法===
次に、本実施形態に係る信号漏洩防止方法について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る電力線通信システム1000においては、PLCモデム300、310が接続している分岐線810が引込線800から分岐する各分岐点のうち、最も柱上変圧器200寄りの分岐点(図1に示す例では、親局側PLCモデム300が接続される分岐線810が引込線800から分岐する分岐点)よりも柱上変圧器200寄りの引込線800上にブロッキングフィルタ100が設けられる。これにより、親局側通信装置400と子局側通信装置410との間で通信を行なう場合の信号の漏洩や混信を防止することができる。
ここで、本実施例に係るブロッキングフィルタ100は、LCローパスフィルタ110に加え、減衰特性改善回路120を備える。ブロッキングフィルタ100の一例を図2に示す。
図2に示す例では、LCローパスフィルタ110は、引込線800を構成する電線(第1の電線)801上に設けられるコイル111と、引込線800を構成する電線(第2の電線)802上に設けられるコイル111と、上記各コイル111と柱上変圧器200との間で各電線801、802を接続するキャパシタ112と、を備えて構成される。
もちろん、LCローパスフィルタは図2に示す構成に限定されるものではなく、例えば図2に示すコイル111は、適宜複数のコイルを直列や並列に接続して構成することもできる。また同様に図2に示すキャパシタ112は、適宜複数のキャパシタを直列や並列に接続して構成することもできる。
減衰特性改善回路120は、キャパシタ121と抵抗122とを直列に接続してなるRC直列回路であり、親局側PLCモデム300が接続される分岐線810が分岐する分岐点とLCローパスフィルタ110との間において、引込線800を構成する2本の電線801、802を接続する。
このように、最も柱上変圧器200寄りの分岐点と柱上変圧器200との間において、引込線800を構成する電線801、802上に直列にLCローパスフィルタ110を設け、このLCローパスフィルタ110と上記分岐点との間に直列に、上記電線801、802を、キャパシタ121と抵抗122とを直列に接続した減衰特性改善回路120で接続することにより、親局側PLCモデム300と子局側PLCモデム310との間で信号の授受を行なう際における信号の混信や漏洩をより確実に低減することが可能となる。その実験結果を図3及び図4に示す。
図3は、LCローパスフィルタ110のみを備え、減衰特性改善回路120を備えない構成のブロッキングフィルタ100を用いた場合の減衰特性を示すグラフであり、図4は、LCローパスフィルタ110及び減衰特性改善回路120を備える本実施例に係る構成のブロッキングフィルタ100を用いた場合の減衰特性を示すグラフである。
図3に示されるように、減衰特性改善回路120を備えない構成のブロッキングフィルタ100を用いた場合には、およそ−42dB程度の減衰特性にとどまるのに対し、減衰特性改善回路120を備える構成のブロッキングフィルタ100を用いた場合には、およそ−50dB程度の減衰特性が得られる。
このように、本実施例に係る減衰特性改善回路120を備える構成のブロッキングフィルタ100を引込線800に挿入することにより、電力線通信を行なう際の信号の漏洩や混信をより確実に防止することが可能となる。
ところで、本実施例に係る電力線通信システム1000においては、親局側通信装置400と子局側通信装置410とが通信可能に接続されている。ここで例えば、配電設備での事故等により停電が発生した場合には、各需要家600の宅内に設置されている発電装置510を停止させる必要があるが、このような場合、親局側通信装置400は、各子局側通信装置410に対して、各需要家600の宅内に設置されている発電装置510による発電を停止させるための発電停止要求を送信することにより、各需要家600の発電装置510を停止させることができる。
つまり子局側通信装置410は、発電停止要求に応じて、発電装置510を停止させるための制御信号を出力し、この制御信号が発電装置510に入力されると、各需要家600の発電装置510による発電が停止する。
その際、本実施例においては、減衰特性改善回路120を備える構成のブロッキングフィルタ100が引込線800に挿入されているため、信号の漏洩や混信なく、親局側通信装置400から子局側通信装置410に、確実に発電停止要求を送信することができる。このため、確実に発電装置を停止させることが可能となるのである。
[第2実施例]
次に、本発明に係る信号漏洩防止方法及び電力線通信システムの第2実施例について、図5及び図6を参照して説明する。なお、説明を簡略化するために、第1実施例と同一の構成要素については同一の符号を付してその説明は適宜省略し、主として相違点について述べることにする。
本実施例においても、引込線800は、柱上変圧器200から宅内の電力消費装置500までの間の電力線をいい、屋内配線が含まれていてもよい。また引込線800は、第1の電線及び第2の電線を含む2本または3本の電線により構成される。
本実施例では、第1実施例と異なり、ブロッキングフィルタ100を、柱上変圧器200の二次側にある所定の分岐点から各需要家600宅内へ分岐させた引込線800(第1の引込線及び第2の引込線を含んでいる)に設けている。各ブロッキングフィルタ100の構成は、例えば第1実施例の図2に示した構成をとることができ、LCローパスフィルタ110と減衰特性改善回路120とを組み合わせたものである。
分岐した引込線800の一つについて、そのブロッキングフィルタ100の下流側(電力消費装置500の側)に、親局側PLCモデム300と子局側PLCモデム310とが接続する。また、他の引込線800のブロッキングフィルタ100下流側には、それぞれ子局側PLCモデム310が接続する。親局側PLCモデム300と各子局側PLCモデム310とは、各引込線800の分岐点から分岐させて設けた分岐線810を介してそれぞれ引込線800に接続されている。
また、前記親局側PLCモデム300が接続する引込線800又は分岐線810と、前記子局側PLCモデム310が接続する他の引込線800又は分岐線810各々とを、前記ブロッキングフィルタ100の下流側においてそれぞれ電力周波数遮断素子130で接続している。
本実施例の場合、各ブロッキングフィルタ100の下流側にある各引込線800及び各分岐線810がPLCの通信線路を構成し、各ブロッキングフィルタ100の上流側(柱上変圧器200の二次側)へはPLCの高周波信号は流出しない。一方、親局側PLCモデム300が接続する分岐線810と子局側PLCモデム310が接続する分岐線810との間では、電力周波数遮断素子130によって、低周波の電力周波数をブロックしつつ高周波のPLC信号のみが授受されるようになり、PLCによる通信線路として機能させることができる。
なお、電力周波数遮断素子としては、例えばPLC通信線路としての所要特性に応じて選択した適当な容量を有するキャパシタを用いることができる。図6に示すように、引込線800が2線式であれば、各電力周波数遮断素子130は、一の引込線800の第1の電線801及び第2の電線802と、他の引込線800の第1の電線801及び第2の電線802との間をそれぞれ接続するキャパシタ131から構成すればよい。
一般にブロッキングフィルタ100は、通過電流の設計最大値を上回る電流容量を備えたコイル111を有するLCローパスフィルタ110を備えて構成する必要がある。前記第1実施例のように柱上変圧器200の直下の引込線800にブロッキングフィルタ100を設けた場合には、下流側の需要家600の戸数やそこでの電力使用状況によっては通過電流が100Aを超える場合があり、このような電流条件において1つのブロッキングフィルタ100を設ける構成とすることが必ずしも得策でないこともあり得る。
そのような場合に、上記のような構成とすることで、LCローパスフィルタ110のコイル111は、各需要家600の契約電流容量を上限として設計すればよいこととなり、各ブロッキングフィルタ100の小型化、低コスト化を実現することができるようになる。
なお、第1実施例と同様に、親局側PLCモデム300とブロッキングフィルタ100とを一の外装ケース301に収容することができ、この場合、親局側PLCモデム300やブロッキングフィルタ100を風雨等から保護することができる。またブロッキングフィルタ100の設置工事を、親局側PLCモデム300の設置工事と同時に行なうことも可能となる。
また、ブロッキングフィルタ100と電力周波数遮断素子130とを外装ケース302にまとめて収容してもよく、この場合、ブロッキングフィルタ100及び電力周波数遮断素子130(すなわちこれを構成するキャパシタ131)を風雨等から保護することができる。さらに、各ブロッキングフィルタ100、及び各電力周波数遮断素子130を親局側PLCモデム300の外装ケース301にまとめて収容してもよい。このような外装ケースは、例えば柱上変圧器200の近傍に設置することができる。
以上、本実施の形態に係る電力線通信システム1000について説明したが、本実施形態に係る電力線通信システム1000によれば、電力線通信を行なう際の信号の漏洩や混信をより確実に防止することが可能となる。
なお、上記実施の形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
本発明の第1実施例に係る電力線通信システムの全体構成を示す図である。 本実施の形態に係るブロッキングフィルタを示す図である。 減衰特性改善回路を備えないブロッキングフィルタを用いた場合の減衰特性を示す図である。 本実施の形態に係る減衰特性改善回路を備えるブロッキングフィルタを用いた場合の減衰特性を示す図である。 本発明の第2実施例に係る電力線通信システムの全体構成を示す図である。 図5の一部を示す模式的な回路図である。
符号の説明
100 ブロッキングフィルタ 110 LCローパスフィルタ
111 コイル 112、121、131 キャパシタ
120 減衰特性改善回路 122 抵抗
130 電力周波数遮断素子 200 柱上変圧器
300 親局側PLCモデム 301、302 外装ケース
310 子局側PLCモデム 400 親局側通信装置
410 子局側通信装置 500 電力消費装置
510 発電装置 600 需要家
700 配電線 800 引込線
801、802 電線 810 分岐線
900 通信ケーブル 1000 電力線通信システム

Claims (4)

  1. 柱上変圧器の二次側直下にある分岐点から分岐して複数の需要家宅にそれぞれ引き込まれる複数の引込線の夫々に接続される電力線モデム間で行われる通信の信号漏洩防止方法であって、
    前記複数の引込線の夫々が、第1の電線及び第2の電線を含んで構成され、
    前記引込線の夫々について、前記第1の電線に第1のコイルを設け、前記第2の電線に第2のコイルを設け、前記第1の電線と前記第2の電線とを、前記第1のコイル及び前記第2のコイルの上流側で第1のキャパシタを介して接続することにより構成されるローパスフィルタを設け、
    前記引込線の夫々について、前記ローパスフィルタが設けられている位置よりも下流側において、前記第1の電線と前記第2の電線との間に、第2のキャパシタ及び抵抗を直列に接続して構成されるRC直列回路を設け、
    その一端部が前記複数の引込線のうちの一の引込線を構成する第1の電線及び第2の電線に対して前記RC直列回路が接続される位置よりも下流側において接続され、その他端部が前記複数の引込線のうちの他の一の引込線を構成する第1の電線及び第2の電線に対して前記RC直列回路が接続される位置よりも下流側において接続される電力周波数遮断素子を設け、
    前記複数の引込線の夫々について、前記RC直列回路が接続される位置よりも下流側に電力線モデム子局装置を接続するとともに、前記複数の引込線のいずれか一つには、前記RC直列回路が接続される位置よりも下流側に、前記引込線によって構成される通信ネットワークを他の外部通信ネットワークに通信可能に接続する電力線モデム親局装置が接続されており、
    前記電力周波数遮断素子は、前記電力線モデム親局装置が接続されている引込線と他の引込線との間にそれぞれ接続されている、
    ことを特徴とする信号漏洩防止方法。
  2. 請求項1に記載の信号漏洩防止方法であって、
    前記ローパスフィルタ及び前記RC直列回路と、前記電力周波数遮断素子とが、前記電力線モデム親局装置の外装ケース内に収容される
    ことを特徴とする信号漏洩防止方法。
  3. 柱上変圧器の二次側直下にある分岐点から分岐して複数の需要家宅にそれぞれ引き込まれる複数の引込線の夫々に接続される電力線モデムを備え、
    前記複数の引込線の夫々が、第1の電線及び第2の電線を含んで構成され、
    前記引込線の夫々について、前記第1の電線に第1のコイルを設け、前記第2の電線に第2のコイルを設け、前記第1の電線と前記第2の電線とを、前記第1のコイル及び前記第2のコイルの上流側で第1のキャパシタを介して接続することにより構成されるローパスフィルタを設け、
    前記引込線の夫々について、前記ローパスフィルタが設けられている位置よりも下流側において、前記第1の電線と前記第2の電線との間に、第2のキャパシタ及び抵抗を直列に接続して構成されるRC直列回路を設け、
    その一端部が前記複数の引込線のうちの一の引込線を構成する第1の電線及び第2の電線に対して前記RC直列回路が接続される位置よりも下流側において接続され、その他端部が前記複数の引込線のうちの他の一の引込線を構成する第1の電線及び第2の電線に対して前記RC直列回路が接続される位置よりも下流側において接続される電力周波数遮断素子を設け、
    前記複数の引込線の夫々について、前記RC直列回路が接続される位置よりも下流側に電力線モデム子局装置を接続するとともに、前記複数の引込線のいずれか一つには、前記RC直列回路が接続される位置よりも下流側に、前記引込線によって構成される通信ネットワークを他の外部通信ネットワークに通信可能に接続する電力線モデム親局装置が接続されており、
    前記電力周波数遮断素子は、前記電力線モデム親局装置が接続されている引込線と他の引込線との間にそれぞれ接続されている、
    電力線通信システムに用いる信号漏洩防止装置であって、
    前記ローパスフィルタ及び前記RC直列回路と、前記電力周波数遮断素子とを備える
    ことを特徴とする信号漏洩防止装置。
  4. 柱上変圧器の二次側直下にある分岐点から分岐して複数の需要家宅にそれぞれ引き込まれる複数の引込線の夫々に接続される電力線モデム子局装置を備え、
    前記複数の引込線の夫々が、第1の電線及び第2の電線を含んで構成され、
    前記引込線の夫々について、前記第1の電線に第1のコイルを設け、前記第2の電線に第2のコイルを設け、前記第1の電線と前記第2の電線とを、前記第1のコイル及び前記第2のコイルの上流側で第1のキャパシタを介して接続することにより構成したローパスフィルタを設け、
    前記引込線の夫々について、前記ローパスフィルタが設けられている位置よりも下流側において、前記第1の電線と前記第2の電線との間に、第2のキャパシタ及び抵抗を直列に接続して構成されるRC直列回路を設け、
    その一端部が前記複数の引込線のうちの一の引込線を構成する第1の電線及び第2の電線に対して前記RC直列回路が接続される位置よりも下流側において接続され、その他端部が前記複数の引込線のうちの他の一の引込線を構成する第1の電線及び第2の電線に対して前記RC直列回路が接続される位置よりも下流側において接続される電力周波数遮断素子を設け、
    前記各電力線モデム子局装置を、前記複数の引込線の夫々について、前記RC直列回路が接続される位置よりも下流側に接続するとともに、前記複数の引込線のいずれか一つには、前記RC直列回路が接続される位置よりも下流側に、前記引込線によって構成される通信ネットワークを外部通信ネットワークに通信可能に接続する電力線モデム親局装置が接続され、前記電力周波数遮断素子は、前記電力線モデム親局装置が接続されている引込線と他の引込線との間にそれぞれ接続されている電力線通信ネットワークを有し、
    前記複数の需要家宅のうち、発電装置が設置されている需要家宅において、当該需要家宅に引き込まれる引込線に接続されている電力線モデム子局装置はさらに子局側通信装置と通信可能に接続されており、当該子局側通信装置はその需要家宅に設置されている前記発電装置と通信可能に接続されており、
    前記電力線モデム親局装置はさらに親局側通信装置と通信可能に接続されており、当該親局側通信装置は前記外部通信ネットワークを介して電力事業者施設に設置された情報処理装置と通信可能に接続されており、
    前記親局側通信装置は、前記情報処理装置から発電所等の稼働状況に関する情報を受信し、その受信した情報に基づいて前記子局側通信装置に前記発電装置を制御するための制御情報を送信し、
    前記子局側通信装置は、前記親局側通信装置から受信した前記制御情報に基づいて前記発電装置を制御する制御信号を出力する、
    ことを特徴とする分散型電源システム。
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