JP4193575B2 - ディスクブレーキ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、右輪のディスクに取付けられる一対のパッドと、左輪のディスクに取付けられる一対のパッドとを備えるディスクブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両は、通常、右輪と左輪のそれぞれにディスクを有する。そしてディスクブレーキ装置は、右輪のディスクに押圧される一対のパッドと、左輪のディスクに押圧される一対のパッドを有する。これら一対のパッドは、一つがディスクのインナ側に取付けられ、他の一つがディスクのアウタ側に取付られる。
そしてパッドは、従来鳴き対策として様々な構成を有していた。例えば、特許文献1に係るパッドが従来知られていた。
特許文献1に係るパッドは、摩擦材とその摩擦材の裏面を支持する裏板を備えていた。そして裏板には、縦方向(ディスク径方向)に溝が形成されていた。したがって裏板は、その溝を中心として曲がりやすい構造になっていた。そのためパッドは、制動時において曲げられることで中央部がディスクに対して食い込みやすい構造になっていた。そのためパッドは、偏摩耗によって中央部が凹んでしまった場合においても、中央部をディスクに対して押圧することができる。かくして摩擦材の面圧を均一にし、鳴きの発生が抑制されていた。
【0003】
【特許文献1】
実開平6−69459号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしパッドは、一般に図4〜6に示すように様々なモードで鳴き(振動)を発生させている。例えば一次曲げ方向の振動による鳴き(図4)、一次捩れ方向の振動による鳴き(図5)、二次曲げ方向の振動による鳴き(図6)などにより鳴きを発生させている。
そしてこれらのモードによる鳴きは、図7に示すようにそれぞれ特有の周波数を有する。例えば一次曲げ方向の振動による鳴きにおいてはP1、一次捩れ方向の振動による鳴きにおいてはP2、二次曲げ方向の振動による鳴きにおいてはP3の周波数を有する。
そして特許文献1に係るパッドは、一次曲げ方向の振動の鳴きを効果的に抑制する構造ではあったが、一次捩れ方向の振動の鳴きを効果的に抑制する構造ではなかった。
ところで従来、特許文献1と異なる他のパッドも知られていた。すなわち摩擦材の表面に溝(スリット)を有する構造である。そしてその溝が摩擦材の表面を斜めに横断するものも従来知られていた(実物が知られていた)。しかしこの溝は、摩擦材の摩耗粉を除去することを目的として形成されたものであった。そのため溝の方向が問題にされることは従来なかった。そのためすべてのパッドに同一傾斜方向の溝が形成されていた。
そこで本発明は、一次捩れ方向の振動の鳴きを効果的に抑制することができるディスクブレーキ装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明は、上記各請求項に記載の通りの構成を備えるディスクブレーキ装置であることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によると、パッドのそれぞれは、パッドを斜めに捩れやすくするためにパッドを斜めに横断する捩れ許容部を有する。またディスクのインナ側に取付けられるインナパッドとディスクのアウタ側に取付けられるアウタパッドは、それぞれの捩れ許容部が交差する位置関係になるようにディスクに取付けられている。そして右輪のインナパッドと左輪のインナパッドは、それぞれの捩れ許容部が平行な位置関係、右輪のアウタパッドと左輪のアウタパッドは、それぞれの捩れ許容部が平行な位置関係になるように各ディスクに取付けられている。
すなわち捩れ許容部は、パッドを斜めに横断する。そしてインナパッドとアウタパッドの捩れ許容部は、相互に交差する位置関係になっている。
したがってパッドは、捩れ許容部を中心線として捩れやすい構造になっている。そしてインナパッドとアウタパッドは、捩れ方向が交差する。そのためインナパッドとアウタパッドの間に連成振動が発生することが抑制される。かくして一次捩れ方向の振動における鳴きが効果的に抑制される。
【0006】
さらに本発明は、右輪のインナパッドの捩れ許容部と左輪のインナパッドの捩れ許容部は、平行な位置関係になっている。そして右輪のアウタパッドの捩れ許容部と左輪のアウタパッドの捩れ許容部は、平行な位置関係になっている。
すなわち右輪側の捩れ許容部と左輪側の捩れ許容部は、右輪のインナ・アウタの関係と左輪のインナ・アウタの関係とが左右対称であることから、左右対称の関係を有する。
ところで鳴きは、各要素が複雑にからまって生じており、ディスクの特性(例えば固有振動)も要素の一つになっている。そして右輪のディスクと左輪のディスクの特性は、一般に左右対称になっている。
これに対して本発明は、右輪側の捩れ許容部と左輪側の捩れ許容部が左右対称の関係になっている。したがって鳴きを効果的に抑制することができる。例えば、右輪の鳴きを効果的に抑制することで、左輪の鳴きも同時に効果的に抑制することができる。
かくして本発明によると、一次捩れにおける鳴きを効果的に抑制することができる。
【0009】
さらに請求項1に記載の発明によると、インナパッドとアウタパッドから振動の発生しやすい一のパッドを求める。そして一のパッドが捩れやすい方向における捩れ方向を求め、その捩れ方向における捩れ中心線と交差する傾斜方向の捩れ許容部を一のパッドに設ける。
すなわち実験やシミュレーション等によって、振動の発生しやすい一のパッドを求め、その一のパッドの捩れやすい方向を求める。そしてその捩れ中心線と交差する方向に捩れ許容部の傾斜方向が決定されている。
したがって一のパッドは、捩れやすい方向と逆方向に捩れやすくなる。そのため一のパッドは、全体として捩れにくい構成になり、一次捩れ方向の振動の鳴きが抑制される。そして一のパッドの捩れ許容部の傾斜方向が決定されることで、他のパッドの捩れ許容部の傾斜方向も決定される(請求項1参照)。
かくして複数のパッドは、それぞれの捩れ許容部の傾斜方向が容易に決定される。そして捩れ許容部によって一次捩れ方向の振動が効果的に抑制される。
また請求項1に記載の発明によると、捩れ許容部は、それぞれパッドの略中央を通って斜めにパッドを横断する構成になっている。
請求項2に記載の発明によると、捩れ許容部は、ディスク径方向に対して35°〜55°の傾斜角度を有している。
【0010】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
実施の形態1を図1〜8にしたがって説明する。
ディスクブレーキ装置1は、図2に示すように複数(例えば四つ)のパッド2a〜2dを有する。パッド2a〜2dの内の一対のパッド2a,2bは、右輪のディスクDに取付けられる。そして他の一対のパッド2c,2dは、左輪のディスクDに取付けられる。
【0011】
またディスクブレーキ装置1は、パッド2a,2bを支持するために右輪側の車両本体に取付けられるマウンティングと、パッド2c,2dを支持するために左輪側の車両本体に取付けられるマウンティングを有する(図2への記載省略)。そしてパッド2a〜2dは、マウンティングによってディスク軸方向に移動可能に支持されている。
またディスクブレーキ装置1は、パッド2a,2bを右輪のディスクDに押し付ける押付手段と、パッド2c,2dを左輪のディスクDに押付ける押付手段を有する。
押付手段は、マウンティングに対してディスク軸方向に移動可能に支持されるキャリパを有する。そしてキャリパは、インナパッド2a,2cをディスクDに押付けるピストンと、アウタパッド2b,2dをディスクDに押付ける爪部を有する。
【0012】
パッド2は、図1に示すように摩擦材3と裏板4を有する。
裏板4は、金属板材から成形されており、摩擦材3の裏面を支持する。
摩擦材3は、ほぼ板状に成形されており、表面側に押圧面30を有する。
押圧面30は、パッド2がディスクDに押付けられることでディスクDの表面に押圧される面であって、押圧されることでディスクDの表面を摺動し、制動力を生じる。
【0013】
また摩擦材3は、図1に示すように捩れ許容部5を有する。
捩れ許容部5は、押圧面30の表面に溝状に形成されている。そして捩れ許容部5は、押圧面30を斜めに横断する。すなわち捩れ許容部5は、図1に示すようにディスクD外周側の端縁とディスクD内周側の端縁に向けて横断すると同時にディスク周方向へも延出する。換言すると捩れ許容部5は、ディスク径方向とディスク周方向のどちらに対しても傾斜角度を有する構成になっている。
そして捩れ許容部5は、ディスク径方向に対して傾斜角度50を有する。
【0014】
傾斜角度50は、パッド2の捩れによる鳴きを効果的に抑制するために、図5に示すようにパッド2が捩れた際の捩れ中心線(捩れの腹)61と同一の角度、あるいは捩れ中心線61と左右対称の傾斜角度を有する。例えばパッド2a,2bは、図3に示すように右上がりの傾斜角度を有する。またパッド2c,2dは、左上がりの傾斜角度を有する。そしてパッド2a〜2dは、二品番によって構成されている。
また傾斜角度50は、35°〜55°であることが好ましい(図1参照)。傾斜角度50をこの角度にすることで、摩擦材3の欠けを抑制することが実験等によって求められているからである。
【0015】
パッド2a〜2dは、図2に示すようにそれぞれディスクDに取付けられる。そしてインナ側(車両内側)に取付けられるインナパッド2a,2cと、アウタ側(車両外側)に取付けられるアウタパッド2b,2dは、それぞれの捩れ許容部5a〜5dが交差する位置関係になるようにディスクDに取付けられる。
また右輪のインナパッド2aと左輪のインナパッド2cは、それぞれの捩れ許容部5a,5cがほぼ平行な位置関係になるようにディスクDに取付けられる。そして右輪のアウタパッド2bと左輪のアウタパッド2dは、それぞれの捩れ許容部5b,5dがほぼ平行な位置関係になるようにディスクDに取付けられる。
【0016】
次に、パッド2の鳴きの発生を説明する。
パッド2は、一般に図4〜6に示すように様々なモードで鳴き(振動)を発生させている。例えば一次曲げ方向の振動による鳴き(図4)、一次捩れ方向の振動による鳴き(図5)、二次曲げ方向の振動による鳴き(図6)などにより鳴きを発生させている。
そしてパッド2は、図4に示すように一次曲げ方向の振動においては、縦線60を中心に振動する。そして図5に示すように一次捩れ方向の振動においては、捩れ中心線61(腹)を中心に振動し、図6に示すように二次曲げ方向の振動においては、二本の縦線62,63を中心に振動する。
そしてこれらのモードによる鳴きは、図7に示すようにそれぞれ特有の周波数を有する。例えば一次曲げ方向の振動による鳴きにおいてはP1(約4000Hz)、一次捩れ方向の振動による鳴きにおいてはP2(約6000Hz)、二次曲げ方向の振動による鳴きにおいてはP3(約8000Hz)の周波数を有する。
【0017】
そして捩れ許容部5は、一次捩れ方向の振動を抑制するために、次のように傾斜方向が決定されている。
先ず、インナパッド2a,2cとアウタパッド2b,2dから振動の発生しやすい一のパッド2を求める。例えば実験やシミュレーション等によって一のパッド2を求める。
シミュレーションでは、ディスクの特性(固有振動など)やパッド2の規制位置などがパラメータとされる。そしてディスクの特性では、ディスクの形状などがパラメータとなる。またパッド2の規制位置では、ピストンやキャリパの爪によってパッド2が押圧される位置、およびマウンティングによってパッド2が支持される位置などがパラメータとなる。
【0018】
次に、図5に示すように一のパッド2の捩れやすい方向を実験やシミュレーション等によって求める。
すなわち捩れ許容部を有さない一のパッド2を準備し、あるいは想定する。そして一のパッド2の一次捩れの状態を求める。そしてこの時の捩れ中心線61を求める。なおシミュレーションでは、ディスクの特性やパッド2の規制位置などがパラメータとなる。
そして次に、捩れ許容部5の傾斜方向を捩れ中心線61と交差する方向に決定する。例えば捩れ中心線61と左右対称になる傾斜方向、あるいは直交する傾斜方向に決定する。したがって一のパッド2に設けられる捩れ許容部5の傾斜方向が決定される。
【0019】
次に、残りのパッド2の捩れ許容部5の傾斜方向を決定する。
すなわちインナパッド(2aまたは2c)とアウタパッド(2bまたは2d)の捩れ許容部5の傾斜方向を図2に示すように交差する関係になるように決定する。そして右輪のインナパッド2aと左輪のインナパッド2cの捩れ許容部5a,5cの傾斜方向が、平行になるように決定する。また右輪のアウタパッド2bと左輪のアウタパッド2dの捩れ許容部5b,5dの傾斜方向が、平行になるように決定する。
以上のようにしてすべての捩れ許容部5の傾斜方向が決定される。
【0020】
次に、本形態のディスクブレーキ装置1における鳴きの発生率を実験により求めた。そしてその結果を図8のLとRにまとめた。そして従来構造のディスクブレーキ装置の鳴きの発生率も実験により求め、図8のC1にまとめた。また比較実験も行いその結果をC2−RとC2−Lにまとめた。
Lは、本形態の左輪の鳴きの発生率の結果で、Rが右輪の鳴きの発生率の結果である。そしてC1は、パッドに捩れ許容部を有さない従来構造のディスクブレーキ装置の鳴きの発生率の結果である。
また図8のC2−RとC2−Lは、左上がりの捩れ許容部を有するパッド、すなわち図3のパッド2c,2dと同じタイプのパッドをすべてのパッドに採用した際の鳴きの発生率の結果である。そしてC2−Rが右輪の結果、C2−Lが左輪の結果である。
【0021】
そして図8の結果から以下のことがわかる。
先ず、C1が他の場合よりも鳴きの発生率が大きい。このことからパッドに捩れ許容部を設けることで鳴きが抑制されることがわかる。
またC2−RがC2−Lよりも鳴きの発生率が大きいのに対し、本形態のRとLは、ほぼ同じである。このことから本形態のように捩れ許容部5a〜5dを左右対称の位置関係になるように配設することで、右輪の鳴きと左輪の鳴きを同時に抑制することができることがわかる。
【0022】
以上のようにディスクブレーキ装置1が形成される。
すなわち捩れ許容部5は、図1に示すようにパッド2を斜めに横断する。そしてインナパッド2a,2cとアウタパッド2b,2dの捩れ許容部5は、図2に示すように相互に交差する位置関係になっている。
したがってパッド2は、捩れ許容部5を中心線に捩れやすい構造になっている。そしてインナパッド2a,2cとアウタパッド2b,2dの捩れ方向が交差する。そのためインナパッド2a,2cとアウタパッド2b,2dの間に連成振動が発生することが抑制される。かくして一次捩れ方向の振動における鳴きが効果的に抑制される。
【0023】
さらに本形態は、図2に示すように右輪のインナパッド2aの捩れ許容部5aと左輪のインナパッド2cの捩れ許容部5cは、平行な位置関係になっている。そして右輪のアウタパッド2bの捩れ許容部5bと左輪のアウタパッド2dの捩れ許容部5dは、平行な位置関係になっている。
すなわち右輪側の捩れ許容部5a,5bと左輪側の捩れ許容部5c,5dは、右輪のインナ・アウタの関係と左輪のインナ・アウタの関係とが左右対称であることから、左右対称の関係を有する。
ところで鳴きは、各要素が複雑にからまって生じており、ディスクの特性(例えば固有振動)も要素の一つになっている。そして右輪のディスクと左輪のディスクの特性は、一般に左右対称になっている。
これに対して本形態は、右輪側の捩れ許容部5a,5bと、左輪側の捩れ許容部5c,5dが左右対称の関係になっている。したがって鳴きを効果的に抑制することができる。例えば、右輪の鳴きを効果的に抑制することで、左輪の鳴きも同時に効果的に抑制することができる。
かくして本形態によると、一次捩れにおける鳴きを効果的に抑制することができる。
【0024】
また捩れ許容部5は、図1に示すように摩擦材3の表面を溝状に形成した構成である。そのためパッド2は、捩れ許容部5が設けられた部分においてパッド2の厚みが薄くなる。したがってパッド2は、捩れ許容部を中心に捩れやすい構造になっている。
また捩れ許容部5は、摩擦材3の表面を溝状に形成した構成であって、容易な構成である。そのため捩れ許容部5は、容易に形成される。そして捩れ許容部5は、摩擦材3の表面に形成されている。したがって捩れ許容部5は、摩擦材3の摩耗粉を排出する効果も備える構成になっている。
【0025】
また捩れ許容部5は、実験やシミュレーション等によって傾斜方向が決定されている。すなわち振動の発生しやすい一のパッド2を求め、その一のパッド2の捩れやすい方向を求める。そしてその捩れ中心線61(図5参照)と交差する方向に捩れ許容部5の傾斜方向が決定されている。
したがって一のパッド2は、捩れやすい方向と逆方向に捩れやすくなる。そのため一のパッド2は、全体として捩れにくい構成になり、一次捩れ方向の振動の鳴きが抑制される。そして一のパッド2の捩れ許容部5の傾斜方向が決定されることで、他のパッド2の捩れ許容部5の傾斜方向も決定される。
かくして複数のパッド2は、それぞれの捩れ許容部5の傾斜方向が容易に決定される。そして捩れ許容部5によって一次捩れ方向の振動が効果的に抑制される。
【0026】
(実施の形態2)
実施の形態2を図9にしたがって説明する。実施の形態2は、実施の形態1とほぼ同様に形成されている。しかし実施の形態2は、裏板4に捩れ許容部7を有し、摩擦材3に捩れ許容部(図1の捩れ許容部5)を有さない点が実施の形態1と相違している。以下、相違点を中心に実施の形態2について説明する。
パッド2は、図9に示すように摩擦材3と裏板4を有する。そして摩擦材3には、実施の形態1と異なり図1に示す捩れ許容部5が形成されていない。そのため摩擦材3の押圧面は、実施の形態1に係る摩擦材の押圧面よりも面積が広い構成になっている。
【0027】
裏板4は、裏面に捩れ許容部7を有する。
捩れ許容部7は、裏板4の裏面を溝状に形成した構成であって、裏板4を斜めに横断する。すなわち捩れ許容部7は、ディスク外周側の端縁とディスク内周側の端縁に向けて横断すると同時にディスク周方向へも延出する。換言すると捩れ許容部7は、ディスク径方向とディスク周方向のどちらに対しても傾斜角度を有する構成になっている。
そして捩れ許容部7は、ディスク径方向に対して傾斜角度70を有する。
傾斜角度70は、パッド2が捩れた際の捩れ中心線61(図4参照)と同一方向、あるいは交差する方向(例えば左右対称の方向あるいは直行する方向など)である。そして傾斜角度70は、35°〜55°であることが好ましい。
【0028】
以上のようにして実施の形態2が形成される。
したがって実施の形態2は、実施の形態1とほぼ同様の作用効果を奏する。
そして捩れ許容部7は、裏板4の裏面を溝状に形成した構成である。そのためパッド2は、捩れ許容部7が設けられた部分においてパッド2の厚みが薄くなる。したがってパッド2は、捩れ許容部7を中心に捩れやすい構造になっている。
また捩れ許容部7は、裏板4の裏面を溝状に形成した構成であって、容易な構成である。そのため捩れ許容部7は、容易に形成される。そして捩れ許容部7は、裏板4の裏面に形成されるため、ディスクに押圧される摩擦材3の面積を減少させることなく形成される。かくして捩れ許容部7は、パッド2の制動力を落とすことなく形成される。
【0029】
(他の実施の形態)
また本発明は、実施の形態1,2に限定されず、以下の形態であってもよい。
(1)すなわち実施の形態1,2の捩れ許容部は、どちらも溝状に形成されていた。しかし捩れ許容部が、他の部分よりも柔軟性に富む材料から成形される形態であってもよい。
(2)また実施の形態1では、摩擦材が一枚状の構成であった。しかし摩擦材が捩れ許容部において分割される二枚の摩擦構成体を有する構成であって、摩擦構成体間の隙間によって捩れ許容部が形成される形態であってもよい。
(3)また実施の形態2では、裏板が一枚状の構成であった。しかし裏板が捩れ許容部において分割される二枚の裏板構成体を有する構成であって、裏板構成体間の隙間によって捩れ許容部が形成される形態であってもよい。
【0030】
【発明の効果】
本発明のディスクブレーキ装置によれば、一次捩れ方向の振動の鳴きを効果的に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パッドの正面斜視図である。
【図2】ディスクブレーキの模式図である。
【図3】パッドの正面図である。
【図4】パッドの一次曲げ方向の振動の状態を示す正面斜視図である。
【図5】パッドの一次捩れ方向の振動の状態を示す正面斜視図である。
【図6】パッドの二次曲げ方向の振動の状態を示す正面斜視図である。
【図7】各振動モードによる鳴きの大きさと周波数との関係を示す表である。
【図8】従来のディスクブレーキ装置と実施の形態1のディスクブレーキ装置における鳴きの発生率を示す表である。
【図9】実施の形態2に係るパッドの背面斜視図である。
【符号の説明】
1…ディスクブレーキ装置
2…パッド
2a,2c…インナパッド(パッド)
2b,2d…アウタパッド(パッド)
3…摩擦材
4…裏板
5,5a〜5d,7…捩れ許容部
30…押圧面
50,70…傾斜角度
61…捩れ中心線
Claims (2)
- 右輪のディスクに取付けられる一対のパッドと、左輪のディスクに取付けられる一対のパッドとを備え、前記パッドのそれぞれにパッドを斜めに捩れやすくするために前記パッドを斜めに横断する捩れ許容部が設けられているディスクブレーキ装置であって、
前記ディスクのインナ側に取付けられるインナパッドと前記ディスクのアウタ側に取付けられるアウタパッドから振動の発生しやすい一のパッドを求め、該一のパッドの捩れやすい方向を求め、その捩れ方向における捩れ中心線と交差する傾斜方向の捩れ許容部を前記一のパッドに設け、
かつ前記インナパッドと前記アウタパッドは、それぞれの捩れ許容部が交差する位置関係になるようにディスクに取付けられており、かつ、右輪のインナパッドと左輪のインナパッドは、それぞれの捩れ許容部が平行な位置関係、右輪のアウタパッドと左輪のアウタパッドは、それぞれの捩れ許容部が平行な位置関係になるように各ディスクに取付けられ、
前記捩れ許容部は、それぞれパッドの略中央を通って斜めに前記パッドを横断する構成になっていることを特徴とするディスクブレーキ装置。 - 請求項1に記載のディスクブレーキ装置であって、
前記捩れ許容部は、ディスク径方向に対して35°〜55°の傾斜角度を有することを特徴とするディスクブレーキ装置。
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