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JP2875386B2 - 自動二輪車のディスクブレーキ装置 - Google Patents

自動二輪車のディスクブレーキ装置

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Publication number
JP2875386B2
JP2875386B2 JP2327488A JP32748890A JP2875386B2 JP 2875386 B2 JP2875386 B2 JP 2875386B2 JP 2327488 A JP2327488 A JP 2327488A JP 32748890 A JP32748890 A JP 32748890A JP 2875386 B2 JP2875386 B2 JP 2875386B2
Authority
JP
Japan
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contact surface
circumferential direction
depressions
depression
press contact
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP2327488A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04193694A (ja
Inventor
成人 北川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP2327488A priority Critical patent/JP2875386B2/ja
Publication of JPH04193694A publication Critical patent/JPH04193694A/ja
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Publication of JP2875386B2 publication Critical patent/JP2875386B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D69/00Friction linings; Attachment thereof; Selection of coacting friction substances or surfaces
    • F16D2069/004Profiled friction surfaces, e.g. grooves, dimples

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、制動力および耐久性を向上させることがで
きる自動二輪車のディスクブレーキ装置に関する。
[従来の技術] 自動二輪車のディスクブレーキは、車輪側に取付けら
れるディスクプレートと車体側に取付られるブレーキキ
ャリパとからなり、従来、制動力の向上のために、実開
昭60−16027号公報に示されるように、ディスクプレー
トの摺動面にスリットを加工する方式や、ディスクプレ
ートの摺動面に多数の孔を設ける方式が知られている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来のディスクプレートの摺動面
にスリットを加工する方式や、ディスクプレートの摺動
面に多数の孔を設ける方式においては、ディスクプレー
トの剛性を確保する必要から板厚を厚くしており、近年
の軽量化の要求に十分に答えていないという問題を有し
ている。
これを解決するために、実開昭58−127230号に示すよ
うに、円筒形状の窪みがディスクプレート圧接面一側と
他側でずれているものが知られているが、窪みは円筒形
状であるから、断面の剛性が低下し、制動時の熱で生じ
る圧接面の変形が大きくなり、さらに、窪みのある断面
の変化が少ないので、ディスクブレーキ特定の固有振動
数が確定され易く、ブレーキの鳴きが生じ易いという欠
点を有している。
本発明は上記問題を解決するものであって、制動力、
とくに雨天走行時等における水中制動効力を向上させる
と共に、剛性を確保しつつ軽量化を図ることができ、さ
らにブレーキの鳴きがしにくいことができる自動二輪車
のディスクブレーキ装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] そのために本発明の自動二輪車のディスクブレーキ装
置は、車輪3側に設けられるディスクプレート4と、車
体側に設けられ油圧の作用でディスクプレート4の両側
にパッド5aを圧接し制動をかけるブレーキキャリパ5
と、 前記ディスクプレート5のパッド5aの圧接面一側P1
に、圧接面の半径増大方向に等間隔で配列されると共
に、円周方向に等間隔で配列され、かつ圧接面の厚さの
略半分の深さに球面形状に形成された複数の第1の窪み
6aと、 半径増大方向に隣り合う第1の窪み6aの中間を通る円
周上に位置すると共に、円周方向に隣り合う第1の窪み
6aの中間に位置して円周方向に等間隔で配列され、第1
の窪み6aと同形状にかつ個数を少なく形成された複数の
第2の窪み6bと、 前記第1及び第2の窪み6a、6bの相対位置と同一に配
列され、かつ同一形状に形成された圧接面他側P2の第1
及び第2の窪み7a、7bとを備え、 圧接面他側P2の第1の窪み7aは、該窪みに対応する圧
接面一側P1の第1の窪み6aとこれに続く第2の窪み6bと
の円周方向の中間に位置に位置し、圧接面一側P1の第1
及び第2の窪み6a、6bから円周方向に少なくとも略窪み
の直径だけ離間させたことを特徴とする。
なお、上記構成に付加した番号は、図面と対比させる
ものであり、これにより本発明の構成が何ら限定される
ものではない。
[作用] 本発明においては、制動の繰り返しにより発生するブ
レーキキャリパにおけるパッドの摩耗分は、ディスクプ
レートの表裏に設けた窪み内に入りやがて飛散するた
め、制動力を向上させることができる。
[実施例] 以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。第
1図は本発明の自動二輪車のディスクブレーキ装置の1
実施例を示し、ディスクプレートの側面図、第2図は第
1図のA−A線に沿って矢印方向から見た断面図、第3
図は本発明に係わるディスクブレーキ装置の断面図であ
る。
第3図において、左右のフロントフォーク1には、車
軸2が固定され、該車軸2に前輪3が回転自在に支持さ
れ、前輪3には、ディスクプレート4が固定されてい
る。また、車体側には、ブレーキキャリパ5が取付けら
れ、油圧の作用によりパッド5aをディスクプレート4に
押し付け制動をかける構造となっている。
第1図および第2図に示すように、車輪3側に設けら
れるディスクプレート4と、車体側に設けられ油圧の作
用でディスクプレート4の両側にパッド5aを圧接し制動
をかけるブレーキキャリパ5と、前記ディスクプレート
5のパッド5aの圧接面一側P1に、圧接面の半径増大方向
に等間隔で配列されると共に、円周方向に等間隔で配列
され、かつ圧接面の厚さの略半分の深さに球面形状に形
成された複数の第1の窪み6aと、半径増大方向に隣り合
う第1の窪み6aの中間を通る円周上に位置すると共に、
円周方向に隣り合う第1の窪み6aの中間に位置して円周
方向に等間隔で配列され、第1の窪み6aと同形状にかつ
個数を少なく形成された複数の第2の窪み6bと、前記第
1及び第2の窪み6a、6bの相対位置と同一に配列され、
かつ同一形状に形成された圧接面他側P2の第1及び第2
の窪み7a、7bとを備えている。
そして、圧接面他側P2の第1の窪み7aは、該窪みに対
応する圧接面一側P1の第1の窪み6aとこれに続く第2の
窪み6bとの円周方向の中間に位置に位置し、圧接面一側
P1の第1及び第2の窪み6a、6bから円周方向に少なくと
も略窪みの直径だけ離間させるように配設している。
本発明においては、制動の繰り返しにより発生するブ
レーキキャリパ5におけるパッド5aの摩耗分は、ディス
クプレート4の表裏に設けた窪み6、7内に入りやがて
飛散するため、制動力を向上させることができる。とく
に、雨天走行時等における水中制動効力を向上させるこ
とができる。また、従来のようにディスクプレートにス
リットや孔を設ける方式と比較して剛性を確保しつつ軽
量化を可能とする。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく
種々の変更が可能である。
例えば、上記実施例においては、前輪側のディスクブ
レーキの例を示しているが、後輪側のディスクブレーキ
に適用してもよい。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、車輪側に設けら
れるディスクプレートと、車体側に設けられ該ディスク
プレートに制動をかけるためのブレーキキャリパと、前
記ディスクプレートの表裏に設けられ表側と裏側とで位
置を異ならしめる多数の窪みとを有するように構成する
ため、制動力を向上させることができ、また、ディスク
プレートの摺動面にスリットや孔を設ける方式に比べ
て、剛性を確保しつつ軽量化を図ることができる。
また、圧接面他側の第1の窪みは、該窪みに対応する
圧接面一側の第1の窪みとこれに続く第2の窪みとの円
周方向の中間に位置に位置し、圧接面一側の第1及び第
2の窪みから円周方向に少なくとも略窪みの直径だけ離
間させているので、圧接面の両側に配列される窪みが圧
接面の円周方向に直角な一つの断面に同時に形成されな
く、しかも窪みは圧接面の厚さの略半分の深さに球面形
状に形成されので、例えば円筒形に形成されるものと比
較してディスクプレートの剛性の低下が少なくなり、制
動時の熱で生じる圧接面の円周方向に波打つような変形
を小さくすることができる。
さらに、第の窪みと第2の窪みの個数が異なる上、両
側の第1、第2の窪みが全て円周方向にずれて重なるこ
とがなく、従って、圧接面の窪みのある断面は、圧接面
一側に第1の窪みがある断面、他側に第1の窪みがある
断面、圧接面一側に第2の窪みがある断面、他側に第2
窪みがある断面と変化する。ディスクブレーキは制動
時、鳴きを生じることがあるが、これは圧接面の摩擦力
の変化に起因しディスクブレーキがその特定の固有振動
数で共振する現象であり、圧接面は直径を節として固有
振動数に応じたモードで振動する。しかし、窪みのある
断面が上記のように4通りに変化して複雑化しディスク
ブレーキ特定の固有振動数が確定されにくくなり、ブレ
ーキの鳴きがしにくい構造にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の自動二輪車のディスクブレーキ装置の
1実施例を示し、ディスクプレートの側面図、第2図は
第1図のA−A線に沿って矢印方向から見た断面図、第
3図は本発明に係わるディスクブレーキ装置の断面図で
ある。 3……車輪、4……ディスクプレート、5……ブレーキ
キャリパ、6a、7a……第1の窪み、6b、7b……第2の窪

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輪側に設けられるディスクプレートと、
    車体側に設けられ油圧の作用でディスクプレートの両側
    にパッドを圧接し制動をかけるブレーキキャリパと、 前記ディスクプレートのパッドの圧接面一側に、圧接面
    の半径増大方向に等間隔で配列されると共に、円周方向
    に等間隔で配列され、かつ圧接面の厚さの略半分の深さ
    に球面形状に形成された複数の第1の窪みと、 半径増大方向に隣り合う第1の窪みの中間を通る円周上
    に位置すると共に、円周方向に隣り合う第1の窪みの中
    間に位置して円周方向に等間隔で配列され、第1の窪み
    と同形状にかつ個数を少なく形成された複数の第2の窪
    みと、 前記第1及び第2の窪みの相対位置と同一に配列され、
    かつ同一形状に形成された圧接面他側の第1及び第2の
    窪みとを備え、 圧接面他側の第1の窪みは、該窪みに対応する圧接面一
    側の第1の窪みとこれに続く第2の窪みとの円周方向の
    中間に位置に位置し、圧接面一側の第1及び第2の窪み
    から円周方向に少なくとも略窪みの直径だけ離間させた
    ことを特徴とする自動二輪車のディスクブレーキ装置。
JP2327488A 1990-11-28 1990-11-28 自動二輪車のディスクブレーキ装置 Expired - Lifetime JP2875386B2 (ja)

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JPH04193694A JPH04193694A (ja) 1992-07-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5706790B2 (ja) * 2011-09-06 2015-04-22 株式会社ユタカ技研 ブレーキディスク

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JPS58127230U (ja) * 1982-02-21 1983-08-29 佐々木 和夫 ブレ−キデイスク板

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