JP4192694B2 - 車両のシート構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のシート構造に関し、具体的には、車両前後方向及び車幅方向にスライド可能な車両のシート構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両のシート構造において、シート、特に2列目以降のシートを車両前後方向及び車幅方向にスライド可能とし、シートの利便性を向上させるものが知られている。
【0003】
また、上記の様に、シートを車両前後方向及び車幅方向にスライド可能とするにあたり、更に多様なシートアレンジを実現するべくシートの前後方向のスライド長さを大きくとる(いわゆるロングスライドを実現する)ことも行われる。この場合、前後方向スライドレールが車幅方向スライドレールに比べ非常に長いものとなるため、車両前後方向と車幅方向との摺動機構の両方を設けるにあたり車体のフロアに前後方向の摺動機構を配し、当該前後方向摺動機構に車幅方向摺動機構を摺動支持させるとともに、車幅方向摺動機構にシートを支持させるのが、摺動機構の支持剛性上好ましいと考えられる。このように構成されたシートの摺動機構の一例が、下記特許文献1に開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−203210号公報
一方で、シートアレンジのバリエーションとして、シートを、シートクッション上にシートバックが倒伏するように折り畳んだ状態とし、シートバックの背面上を荷室空間として使用したいというニーズも存在する。しかしながらシートバックを単に1つの回動軸を中心に前方に回動させるだけでは、シートクッションとシートバックの形状に起因して、シートを折り畳んだ状態においてシートバックの背面が水平状態とならない。従って、このような折り畳みシートの構成を設ける場合、シートバックの前伏に連動してシートクッション前方位置が若干前方に下降するよう構成する、といった工夫が必要となる。
【0005】
すなわち、上述の特許文献1に記載の構成(すなわち、いわゆるシートのロングスライドと車幅方向スライドを実現した構成)に対して、更にシートの利便性を向上するべく折り畳みシートの構成を組み合わせる場合、車両のフロアとシートとの間には、前後方向摺動機構、車幅方向摺動機構、及びシートクッションを前方に下降させる下降機構、とが配置されることになる。しかしながら、下降機構を別途設けてシートクッションの下面、特にシートクッションの下面の後端近傍に配置した場合、シートクッション厚が確保できず、シートの座り心地を悪化させる一因となる恐れがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車体のフロアに前後方向の摺動機構を配し、当該前後方向摺動機構に車幅方向摺動機構を摺動支持させるとともに、車幅方向摺動機構にシートを支持させた自動車のシート構造において、シートバックを前方に倒伏させることによりシートバック背面として生じる荷室フロアが、より低くかつ水平な状態となる構造を、シートクッション厚を確保して良好な座り心地を確保しつつ実現することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するべく、本発明においては以下のような構成としてある。すなわち、本発明の第1の構成は、車両の車室内に設けられ、シートクッションとシートバックとからなるとともに、上記シートバックがその背面を上方に向けて上記シートクッション上に倒伏可能となる様に構成されたシートと、上記シートの下部において上記車両の前後方向に離間して設けられ、上記シートを車幅方向に摺動案内する前方側車幅方向摺動機構及び後方側車幅方向摺動機構と、上記前方側車幅方向摺動機構及び上記後方側車幅方向摺動機構を上記車室内で前後方向に摺動案内する前後方向摺動機構とを有し、上記前方側車幅方向摺動機構、上記後方側車幅方向摺動機構及び上記前後方向摺動機構により上記シートが車両前後方向及び車幅方向の両方向に摺動案内されるよう構成された車両のシート構造において、上記シートバックは、上記シートクッション上にその背面を上方に向けて倒伏した状態となる様に上記後方側車幅方向摺動機構に設けられた軸支部を介して回動可能に支持されており、上記シートクッションは、上記シートバックにおける上記軸支部よりも上方に設けられた回動支持部にブラケットを介して支持されていると共に、該シートクッションの下面と上記前方側車幅方向摺動機構との間に設けられ該シートクッションを上記前方側車幅方向摺動機構に対し切離し可能に連結する連結部を介して支持されていて、上記連結部が上記前方側車幅方向摺動機構から切離された際に上記回動支持部を中心に上方かつ上記シートバック側に回動可能とされており、上記連結部は、ストライカと該ストライカに対して係合及びその解除が可能なラッチとを有しており、上記前方側車幅方向摺動機構よりも高い位置に上記後方側車幅方向摺動機構が位置し、かつ上記後方側車幅方向摺動機構と車室内のフロアとの間に、上記シートよりも後方に設けられた後席に着座する乗員用の足元空間を有する状態で、上記前方側車幅方向摺動機構と上記後方側車幅方向摺動機構とが上記前後方向摺動機構により車両前後方向に摺動案内されることを特徴とするものである。
【0008】
上記の構成によれば、シートが、前後方向摺動機構及び前後方向摺動機構に摺動支持された車幅方向摺動機構とにより車両の車幅方向と前後方向との両方向に摺動案内されるよう構成され、かつシートバックを前方に倒伏させた際にシートバック背面が略水平となるようシートクッションが前下方に移動するよう構成された場合において、シートクッションが上方に回動し、シートクッションが存在していた空間を荷室などの用途に利用できるアレンジを更に実現することが出来る。特に、シートクッションを上方に回動させた状態では、後方側車幅方向摺動機構がシートのほぼ直下に位置して当該空間内には位置しないため、当該空間の利便性が一層高められる。しかも、そのような構成が、シートバックの前方への倒伏によりシートクッションを前下方に変位させるための構成をシートクッションの後部下面に設けることなく実現できるため、シートクッション後部の厚みを犠牲にすることがなく良好な乗り心地を保つことが出来る。
【0009】
また、後方側車幅方向摺動機構が、比較的高い位置に配置されるため、シートバックを回動支持する軸支部の構成が大型化することがない。すなわち、シートバックをシートクッション上に倒伏可能とするには、シートバックは比較的高い位置で回動支持される必要があるため、後方側車幅方向摺動機構を前方側車幅方向摺動機構と同じ高さに配置したのでは、軸支部を実現するための構成が大型化し、シートの設計自由度を制限する恐れがあるが、上記の様に後方側車幅方向摺動機構を配置することで、シートバックを回動支持する軸支部の構成が小型化される。従って、シートバックの下部近傍、つまりシートクッション後部の設計自由度が高まり、シートは座り心地などを考慮して最適に設計することが出来る。また、シートクッションとフロアとの間に空間を有することになるため、当該シートの後方に更にシートが配置される場合、当該シートの下方に、後方のシートに着座する乗員のための足元空間が生じることになり、後方のシートに着座する乗員の快適性を向上させることが出来る。
【0010】
本発明の第2の構成は、上記連結部は、上記シートクッション下面に折り畳み可能に軸支されたサポートをさらに有しており、上記サポートは、上記シートクッションが上方かつ上記シートバック側に回動された際に該シートクッションの底面側に折り畳まれるように、リンクを介して上記シートバックに連結されていることを特徴とするものである。
【0011】
本発明の第3の構成は、上記前方側車幅方向摺動機構と上記後方側車幅方向摺動機構とを連結する連結部材が設けられていることを特徴とするものである。
【0012】
上記の構成によれば、前方側車幅方向摺動機構と後方側車幅方向摺動機構とが連結部材により連結されているため、シートクッション、及びシートバックの両方が、前方側車幅方向摺動機構と後方側車幅方向摺動機構の両方により、より強固に支持され、シートバックの前方への倒伏時により安定してシートクッションを前下方に変位させることが出来る。すなわち、乗り心地を悪化させること無くシートバック及びシートクッションを安定してアレンジ出来る構成が提供される。
【0013】
【発明の効果】
本発明によれば、車体のフロアに前後方向の摺動機構を配し、当該前後方向摺動機構に車幅方向摺動機構を摺動支持させるとともに、車幅方向摺動機構にシートを支持させた自動車のシート構造において、シートバックを前方に倒伏させることによりシートバック背面として生じる荷室フロアが、より低くかつ水平な状態となる構造を、シートクッション厚を確保して良好な座り心地を確保しつつ実現することが出来る。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の好適な実施形態を、図面を参照しながら説明する。まず、図1乃至図4を参照しながら、参考例について説明する。
【0015】
図1は、参考例が適用された車両Vの車室内の概略上面図であり、図面下側が車両進行方向前方に相当する。車室内には、運転席と助手席とを規定する1列目シート1、1列目シート1の後方に設けられた2列目シート2、及び2列目シート2の後方に設けられた3列目シート3が配置されており、参考例は2列目シート2に適用されている。2列目シート2は、車両進行方向で左右にそれぞれ配置された右側シートと左側シートとからなり、両シートとも後で詳しく説明する前後方向摺動機構20及び車幅方向摺動機構21により車両前後方向と車幅方向との両方向に移動させることが出来るよう構成されている。
【0016】
前後方向摺動機構20は、2列目シート2を前後方向に摺動案内するもので、左右のシートのそれぞれに対して車幅方向に離間して設けられた一対の前後方向ロアレールから主に構成されている(以下、前後ロアレールを前後方向摺動機構20として説明する)。一対の前後方向ロアレール20は、車両前後方向に離間して設けられた一対の車幅方向ロアレール21LF、21LR(図1においては不図示)を車両前後方向に摺動案内する。また、一対の車幅方向ロアレール21LF、21LRは、2列目シート2の下部に設けられた車幅方向アッパレール21UF、21UR(図1においては不図示)を車幅方向に摺動案内する。それで、2列目シート2は、その右側シートと左側シートのそれぞれが、車幅方向アッパレール21UF、21URが車幅方向ロアレール21LF、21LRに車幅方向に摺動案内されるとともに、車幅方向ロアレール21LF、21LRと車幅方向アッパレール21UF、21URとが一体的に前後方向ロアレール20により車両前後方向に摺動案内されることで、車両前後方向と車幅方向との両方向に移動出来ることになる。また、前後方向ロアレール20と車幅方向ロアレール21LF、21LRとの間、及び車幅方向ロアレール21LF、21LRと車幅方向アッパレール21UF、21URとの間には、それらを所定の位置に固定及び解除するロック機構が設けられており、ロック機構によるロック及びロック解除により、2列目シートを所定の前後方向位置及び車幅方向位置に固定することが出来る。このロック機構の構成は、周知のものであるため図示及び詳細な説明は省略する。
【0017】
図2は、前後方向摺動機構20、車幅方向摺動機構21、及び2列目シート2の構成を示す分解斜視図である。図2は、左側シートについて左後方から見たもので、右側の前後方向摺動機構20、及びシートバックフレームの右半分は、それぞれ左側のものと対称の構造であるため図示を省略している。また、右側シートについても、左側シートと略対称の構成であるため、図示及び説明を省略する。更に、2列目シート2は、一般的な車両用シート同様に、金属製のフレーム体を発泡材などからなるクッション材で覆ったものであるが、図2においてはクッション材の図示を省略し、フレームのみを図示している。
【0018】
上記前後方向ロアレール20は、車室内のフロア上に車両Vの進行方向に沿って設けられており、上述の様に車幅方向ロアレール21LF、21LRを摺動支持するものである。車幅方向ロアレール21LF、21LRは、上述の様に一対のものが車両の前後方向に離間して設けられており、具体的には前後方向ロアレール20に摺動案内されたブラケット29にその車幅方向両端部が固定されている。すなわち、車幅方向ロアレール21LF、21LRは、車幅方向に平行な一対のものが、一対の前後方向ロアレール20の間に設けられていて、ブラケット29が前後方向ロアレールに沿って摺動することで、一体的に前後方向に摺動案内されるよう構成されている。また、ブラケット29は後方ほどその高さが大きく構成されており、前方側の車幅方向ロアレール21LFよりも後方側の車幅方向ロアレール21LRの位置が高く配置されている。そのため、後方側の車幅方向ロアレール21LRの下部には車室内のフロアとの間に空間が生じており、2列目シート2後方の3列目シート3に着座する乗員の足元空間を確保して快適性を向上している。尚、前後方向ロアレール20とブラケット29とを相対的に摺動させる機構は、周知のベアリング機構などを用いて実現することが出来るため、図示及び詳細な説明を省略する。
【0019】
車幅方向ロアレール21LF、21LRは上述の様に、車幅方向アッパレール21UF、21URを摺動案内するものである。車幅方向アッパレール21UF、21URは、車幅方向ロアレール21LF、21LRに対応して一対のものが設けられており、後述の様に2列目シート2に取り付けられている。また、それら一対の車幅方向アッパレール21UF、21URは、連結板22により連結されている。連結板22には、その剛性を向上させるべくビード220が形成されており、一対の車幅方向アッパレール21UF、21URを連結することで、2列目シート2を安定して車両前後方向に摺動させるとともに、2列目シート2のアレンジを行う際の安定性の向上、及び後述するチャイルドシート取付用アンカ26に荷重が作用した際の耐荷重性の向上にも寄与している。
【0020】
車幅方向ロアレール21LF、21LRは、その長手方向に垂直な断面が略T字状に構成されている。一方、車幅方向アッパレール21UF、21URは、その長手方向に垂直な断面が、下方に開いた略コの字状の部分を含むとともに車幅方向ロアレール21LF、21LRのT字状断面を上方から取り囲む形状とされていて、その比較的大きい断面形状により、ロアレール21LF、21LRよりも高剛性とされている。この理由については、後で具体的に述べる。また、車幅方向アッパレール21UF、21URと車幅方向ロアレール21LF、21LRとを相対的に摺動させる機構については、周知のベアリング機構を用いて実現することが出来るため、図示及び詳細な説明を省略する。
【0021】
次に、2列目シート2の、車幅方向アッパレール21UF、21URへの取付け構造について説明する。
【0022】
2列目シート2のシートバック2Bは、ブラケット23及びナックル(不図示)を介して後方側の車幅方向アッパレール21URに軸支されている。すなわち、シートバック2Bはその軸支部P1を中心に、前後方向に回動動作が可能となっている。また、ナックルは一般的なシートリクライニング機構において使用されているもので、シートバックを任意の角度にてロック及び解除が可能な周知の構成を用いて実現することが出来るため、図示及び詳細な説明を省略する。それで、乗員は、シートバック2Bを前方に倒伏させるにあたり、ナックルを操作してロックを解除し、シートバック2Bを前方に倒伏させるという操作を行うことになる。尚、上述した様に、前方側の車幅方向ロアレール21LFよりも後方側の車幅方向ロアレール21LRの位置が高く配置されているため、シートバック2Bを支持するための軸支部P1を含むブラケット23からなる支持機構は、最大限に小型化されている。つまり、シートバック2Bをシートクッション2C上に倒伏させる構成とするにはシートバック2Bの軸支部P1は比較的高い位置となるため、後方側車幅方向ロアレール21LRを前方側車幅方向ロアレール21LFと同じ高さに配置した場合には、ブラケット23の上下方向寸法が大きくなるためである。このようにブラケット23の構成が小型化されているため、ブラケット23がシート2の設計自由度を制限することなく、シート2は座り心地などを考慮して最適に設計することが出来る。
【0023】
シートバック2Bのフレームの側部における上記軸支部P1の上方には、ブラケット24がその一端部(軸支部P2)において回動可能に軸支されている。一方ブラケット24の他端部は、シートクッション2Cの後部に連結されている。ブラケット24とシートクッション2C、具体的にはクッションフレーム2CFの後部との連結は両者が相対的に変位しないよう、2箇所のボルトにて行われている。
【0024】
尚、2列目シートの側部には、上記のブラケット23、24、29等が外部から見えることのないようにシートカバーが設けられているが、図2においては図示を省略している。
【0025】
一方、2列目シート2のシートクッション2Cは、その前部において、下面底部がリンク機構25を介して前方側の車幅方向アッパレール21UF上面に固定されている。リンク機構25は、2列目シート2を、そのシートバック2Bを前方に倒伏させた際にシートクッション2Cが前下方に移動することでシートバック2B背面が上方に向いて略水平面の状態となるよう、クッションフレーム2CFの前部を案内するよう構成されたもので、2列目シート2の下面前部で車幅方向に離間して2箇所、設けられている。
【0026】
つまり、上記の様にシートバック2Bとシートクッション2Cが連結されているため、シートバック2Bの前方への倒伏により、シートクッション2Cが前下方に移動する。シートクッション2Cの下面、すなわちシートクッション2Cにおけるクッションフレーム2CFよりも下側の部分は、当該シート2に着座する乗員の座り心地には殆ど影響しないためクッション材は設けられず、下面から上方に向け凹部27(図2においては不図示)が形成されている。従って、その分シートクッション2Cを一層下方に変位させることが可能となっており、シートバック2Bを前方に倒伏させた際にシートクッション2Cが前下方に移動しても前方側の車幅方向摺動機構21との干渉を生じることなく、シートバック2Bの背面により形成される面を低く略水平な状態とすることが出来る。
【0027】
次に、2列目シート2のアレンジ、具体的にはシートバック2Bを前方に倒伏させる際の2列目シート2の動きについて、2列目シート2の概略側面図である図3(a)及び(b)を参照しながら説明する。図3には、シートバック2Bを回動支持するブラケット23は図示せず、軸支部P1のみ図示する。また、シートバックフレームについても、図示を省略する。
【0028】
図3(a)は、2列目シート2が着座状態、すなわち乗員が着座可能な状態にある際の概略側面図である。シートクッション2Cは、その座面つまりクッション材が設けられた側を上方に向けた略水平状態にあり、シートバック2Bは、シートクッション2Cの後端から上方に向けて略直立した状態となっている。
【0029】
この状態から、シートバック2Bを前方に倒伏させる操作を行うことにより、シートクッション2Cが前下方に移動する。すなわち、シートバック2Bを軸支部P1回りに前方に回動させると(図3(a)において矢印(i)にて示す)、シートクッション2Cに一端が固定されたブラケット24はその他端がシートバック2Bに対して回動可能に軸支されているため、シートバック2Bを前方に倒伏させた際に当該軸支部P2が前下方に変位するのに伴い、シートクッション2Cも一体に前下方に移動する(図3(a)において矢印(ii)にて示す)。シートクッション2Cの前部は、上述の様にリンク機構25により支持されていてその前下方への移動が許容されているため、シートクッション2Cは、シートバック2Bを前方に倒伏させるのに応じて前下方に安定して移動することが出来る。
【0030】
シートバック2Bが前方に倒伏した状態を、図3(b)に示す。図3(b)に示す様に、シートバック2Bの背面は、比較的低くかつ略水平な状態となっている。車両用のシートは一般に、乗員の座り心地を考慮して、そのシートクッションが前部ほど厚く構成されているため、シートクッションが変位しないままシートバックが前方に倒伏した場合には、その背面を略水平にするのにシートクッションとシートバックとの間にいわゆるダブルヒンジ機構などの複雑な機構を介在させる必要がある。しかしながら本実施形態によれば、上記の様にシートバック2Bとシートクッション2Cを連結することで、シートバック2Bの前方への倒伏に連動してシートクッション2Cを前下方に移動させることが出来、簡単な構成及び簡単な操作にてシートバック2Bの背面により低く水平な面を形成することが出来る。また、シートクッション2Cの後部にはシートクッション2Cとの連結を行うブラケット24のみしか設けられておらず、またリンク機構25はシートクッション2Cの前部に設けられているため、シートクッション2Cの後部の厚みを犠牲にすることなく、簡単な構成及び簡単な操作にてシートバック2Bの背面により低く水平な面を形成することが出来る様になっている。
【0031】
また、図3(b)のA−A断面を示す概略図である図4に示す様に、シートクッション2Cの下面は上方に向かって凹部27が形成されている(図4において、シートクッション2Cの下端部Eから、クッションフレーム2CFが露出した部分にかけて形成された空間部)。すなわち、シートクッション2Cのクッション材は、実質的にシートクッション2Cのフレーム体よりも上方にのみ設けられていてシートクッション2Cの下面はクッションフレーム2CFが露出し、上述のリンク機構25が直接固定されている。また、車幅方向摺動機構21の車幅方向長さは、シートクッション2Cの下面の凹部27の車幅方向長さよりも短くなされており、その範囲内で2列目シート2を車幅方向に摺動案内するよう構成されている。従って、2列目シート2が図3(b)に示す状態にアレンジされた際には、2列目シート2がいずれの車幅方向位置にあったとしても、シートクッション2Cの下面に形成された凹部27内に車幅方向摺動機構21が収容されることとなり、上記のシートアレンジ状態においてシートバック2Bの背面として構成される略水平な面の高さを、より低い位置とすることが出来る。上述した様に、2列目シート2への座り心地はクッションフレーム2CFよりも上方に設けられるクッション材にほぼ依存するため、シート下面に上記凹部27を形成しても、乗り心地が悪化することは無い。
【0032】
なお、図2及び図3には車両用シートに通常設けられるヘッドレストは図示していない。ヘッドレストは、着座状態においては周知の様にシートバックの上部に固定されているが、本実施形態の様にシートバックを前方に倒伏させる際には1列目シート1と干渉しないよう、取り外すことが可能に構成されている。
【0033】
本実施形態による2列目シート2には、アンカを介してチャイルドシートを取り付けることが可能に構成されている。以下、チャイルドシート取付用のアンカについて、再度図2を参照しながら説明する。
【0034】
チャイルドシート取付用のアンカ26は、いわゆるISOに準拠したISO-FIXと称する周知の形態のもので、2列目シート2が着座状態にある際には、シートクッション2Cとシートバック2Bの隙間に位置し、ISO-FIXに準拠したチャイルドシートであればいずれのものも、アンカ26及び不図示のシートベルトを介して2列目シート2上に取り付けることが出来るものである。
【0035】
アンカ26は、金属製のもので、後方側の車幅方向アッパレール21URに溶接により固定されている。具体的には、後方側の車幅方向アッパレール21URの後面に溶接されるとともに、2列目シート2に対して前方に向かって湾曲していて、着座状態にある2列目シート2のシートクッション2Cとシートバック2Bとの隙間に位置する様になされている。図示された様に、アンカ26は、車幅方向に離間した一対のものが、2列目シート2における右側シートと左側シートのそれぞれに設けられている。また、上述の様に2列目シート2をアレンジする際にはそのシートの動きと干渉しない様になされている。それで、チャイルドシートをアンカ26に固定した状態においても、チャイルドシートは2列目シート2と一体に車幅方向に摺動し、2列目シート2の車幅方向の摺動を妨げることが無い。
【0036】
上述の様に、アンカ26は後方側の車幅方向アッパレール21URの後面に溶接されているが、アッパレール21URはロアレール21LRをその内部に収容するため断面が大きく、そのためより剛性が高いため、チャイルドシートが取り付けられた際に、チャイルドシートに加わる荷重に対してより大きな耐荷重性を発揮することができる。また、アンカ26はアッパレール21URの後面に溶接されていること、また前方側と後方側のアッパレール21UF、21URが互いに連結されていることにより、前方に向けてチャイルドシートに加わる荷重に対しての耐荷重性が一層高められている。
【0037】
上記の構成に対し、シートクッション2Cをその前部を車体、具体的には前方側の車幅方向アッパレール21UFから離脱可能とし、後端を中心に上方に跳ね上げ可能に構成することが出来る。以下にその様な構成について図5乃至図7を参照しながら本発明の第1実施形態として説明する。図5乃至図7において、上述した参考例と共通の構成については同じ図示符号を付し、参考例と異なる構成、作用、及び効果を中心に以下に説明する。
【0038】
図5は、第1実施形態における、図2に相当する分解斜視図である。シートクッション2Cの前部における下面底部は、参考例においてはリンク機構25を介して前方側の車幅方向アッパレール21UF上面に固定されているが、第1実施形態においては、前方側の車幅方向アッパレール21UFに対して離脱可能とされたサポート290を介して、前方側の車幅方向アッパレール21UF上面に固定される。また、シートバックフレームに形成された軸支部P4とサポート290に設けられた軸支部P5とは、リンク295によって連結されているが、図5においては図示を省略している。このリンク295の構成及び作用については、図6を参照しながら後述する。
【0039】
サポート290は車幅方向に離間して設けられた一対の軸支部P3(図5においては不図示)が形成された支持部296を介してシートクッション2C下面に固定されている。また、サポート290にはシートクッション2Cに固定される側と反対側の端部において、前方側の車幅方向アッパレール21UF上面に設けられた一対のストライカ292と係合可能な一対のラッチ291がそれぞれ設けられている。それで、2列目シート2が着座状態にあるときには、シートクッション2Cの前部は、サポート290がラッチ291及びストライカ292を介して前方側の車幅方向アッパレール21UF上面に固定された状態となっている。ラッチ291は、図示しない操作部によりストライカ292に対して係合及び解除が可能に形成されている。
【0040】
次に、シートクッション2Cの上方への跳ね上げについて図6(a)を参照しながら説明する。シートクッション2Cが、図6(a)において図示符号Sにて示す着座状態にあるときには、シートクッション2Cの前部はサポート290、ラッチ291及びストライカ292を介して前方側の車幅方向アッパレール21UFに固定されている。一方、シートクッション2Cの後部は、シートバック2Bに回動可能に軸支されているが、この部分の構成については参考例におけるものと同様であるため、詳細な説明は省略する。一方、図6(a)において図示符号Tにて示す跳上げ状態にあるときには、サポート290のラッチ291がストライカ292から離脱してシートクッション2Cが全体としてシートバック2Bへの軸支部P2を中心に後ろ上方に回動し(図6(a)において矢印(iii)にて示す)、シートクッション2Cとシートバック2Bとが実質的に接した状態となっている。
【0041】
上述の様にサポート290は、シートクッション2C下面に対し回動可能に軸支されているとともに、リンク295によりシートバック2Bに連結されている。すなわち、リンク295は、サポート290の側部及びシートバックフレームの側部に、それぞれ軸支部P5及びP4を介して連結されており、シートクッション2Cが図6(a)における図示符号Tにて示す跳上げ状態になった際には、サポート290を折り畳み、サポート290がシートクッション2Cの底面から突出しない様に案内する。また、リンク295は、2列目シート2を側部から見た場合の、シートクッション2Cからシートバック2Bにかけての形状に対応した湾曲形状とされており、後述するようにシートカバーにより覆われるとともに、乗員の座り心地に影響しないようになされている。
【0042】
また、シートクッション2Cの跳ね上げ状態は、不図示のシートバックフレームに軸支されたロック293をブラケット24に設けられたストライカ294に係合させることにより維持される。
【0043】
尚、参考例と同様、ブラケット23、24、リンク295、ロック293、及びストライカ294等が外部から見えないよう、2列目シートの側部にはシートカバーが設けられているが、図示を省略している。
【0044】
図6(a)において図示符号Tにて示す跳上げ状態から、シートクッション2C及びシートバック2Bを一体として軸支部P1回りに前方に回動させることにより(図6(a)において矢印(iv)にて示す)、シートバック2Bの背面を荷室の底面として使用できる状態、すなわち参考例において倒伏状態に相当する状態とすることが出来る。この状態を図6(b)に示す。シートクッション2Cの下面には参考例と同様凹部27が形成されているのに加え、リンク295はシートバック2Bとサポート290とを連結しているためシートバック2Bとシートクッション2Cを一体に前方に倒伏した際にはサポート290が畳まれた状態をそのまま維持することになる。従って、図示された様に、倒伏状態においてシートクッション2Cの下面には空間が残り、シートクッション2Cは前側の車幅方向摺動機構21との干渉を生じないため、シートバック2Bの背面により形成される面が低く略水平な状態となっている。
【0045】
2列目シート2を着座状態から倒伏状態に移行させるにあたっては、乗員はまず不図示の操作部を操作して、サポート290に設けられたラッチ291を前方側の車幅方向アッパレール21UFに設けられたストライカ292から離脱させた後、シートクッション2Cを後上方に跳ね上げ、シートバック2Bに設けられたロック293をブラケット24に設けられたストライカ294に係合させることにより、シートクッション2Cを跳上げ状態とする。その後、不図示のナックルを操作してシートバック2Bとブラケット23との間のロックを解除しシートバック2Bとシートクッション2Cを一体に前方に回動させることにより、2列目シート2を倒伏状態とする。すなわち、2列目シート2を着座状態から一旦跳上げ状態とした後、2列目シート2全体を前方に回動させて倒伏状態とするという操作を行うことになる。
【0046】
上記の説明から明らかな様に、シートクッション2Cを跳上げ状態のまま維持することが出来る。すなわち、参考例に対し、第1実施形態においては、シートクッション2Cを跳上げ状態とすることで、着座可能状態から2列目シート2のシートクッション2Cが位置する部分を荷室として使用できる状態に2列目シート2をアレンジすることが可能とされている。また、車幅方向摺動機構21のうち後方側のものがシートバック2Bに接続されているため、上記の様にシートクッション2Cを跳上げ状態とした際に後方側の車幅方向摺動機構としてのアッパレール21UR及びロアレール21LRがシートバック2Bのほぼ直下に位置することになる。従って、2列目シート2が跳上げ状態にある際にその前方に形成される空間にはアッパレール21UR及びロアレール21LRが存在しないことになり、当該空間の用途が広がり、利便性の向上に寄与する。
【0047】
尚、サポート290に設けられるラッチ291の構成については、着脱式のシート等に使用されている周知のラッチ機構、例えば特開2000−6698号公報に記載のものを用いて実現することが出来る。
【0048】
以上、本発明を好適な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であることは言うまでも無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例が適用された車両の車室内の概略上面図である。
【図2】参考例における前後方向摺動機構、車幅方向摺動機構、及び2列目シートの構成を示す分解斜視図である。
【図3】参考例について、(a)2列目シートが着座状態にある場合、及び(b)倒伏状態にある場合、をそれぞれ示す2列目シートの概略側面図である。
【図4】図3(b)のA−A断面を示す概略図である。
【図5】第1実施形態における、図2に相当する分解斜視図である。
【図6】本発明の第1実施形態について、(a)2列目シートが着座状態及び跳上げ状態にある場合、及び(b)倒伏状態にある場合、をそれぞれ示す2列目シートの概略側面図である。
【符号の説明】
2 2列目シート(シート)
20 前後方向ロアレール(前後方向摺動機構)
21LF 前方側車幅方向ロアレール(前方側車幅方向摺動機構)
21UF 前方側車幅方向アッパレール(前方側車幅方向摺動機構)
21LR 後方側車幅方向ロアレール(後方側車幅方向摺動機構)
21UR 後方側車幅方向アッパレール(後方側車幅方向摺動機構)
22 連結板(連結部材)
25 リンク機構(案内部)
290 サポート(連結部)
291 ラッチ(連結部)
292 ストライカ(連結部)
2B シートバック
2C シートクッション
P1 軸支部
P2 軸支部(回動支持部)
V 車両
Claims (3)
- 車両の車室内に設けられ、シートクッションとシートバックとからなるとともに、上記シートバックがその背面を上方に向けて上記シートクッション上に倒伏可能となる様に構成されたシートと、
上記シートの下部において上記車両の前後方向に離間して設けられ、上記シートを車幅方向に摺動案内する前方側車幅方向摺動機構及び後方側車幅方向摺動機構と、
上記前方側車幅方向摺動機構及び上記後方側車幅方向摺動機構を上記車室内で前後方向に摺動案内する前後方向摺動機構とを有し、
上記前方側車幅方向摺動機構、上記後方側車幅方向摺動機構及び上記前後方向摺動機構により上記シートが車両前後方向及び車幅方向の両方向に摺動案内されるよう構成された車両のシート構造において、
上記シートバックは、上記シートクッション上にその背面を上方に向けて倒伏した状態となる様に上記後方側車幅方向摺動機構に設けられた軸支部を介して回動可能に支持されており、
上記シートクッションは、上記シートバックにおける上記軸支部よりも上方に設けられた回動支持部にブラケットを介して支持されていると共に、該シートクッションの下面と上記前方側車幅方向摺動機構との間に設けられ該シートクッションを上記前方側車幅方向摺動機構に対し切離し可能に連結する連結部を介して支持されていて、上記連結部が上記前方側車幅方向摺動機構から切離された際に上記回動支持部を中心に上方かつ上記シートバック側に回動可能とされており、
上記連結部は、ストライカと該ストライカに対して係合及びその解除が可能なラッチとを有しており、
上記前方側車幅方向摺動機構よりも高い位置に上記後方側車幅方向摺動機構が位置し、かつ上記後方側車幅方向摺動機構と車室内のフロアとの間に、上記シートよりも後方に設けられた後席に着座する乗員用の足元空間を有する状態で、上記前方側車幅方向摺動機構と上記後方側車幅方向摺動機構とが上記前後方向摺動機構により車両前後方向に摺動案内されることを特徴とする、車両のシート装置。 - 上記連結部は、上記シートクッション下面に折り畳み可能に軸支されたサポートをさらに有しており、
上記サポートは、上記シートクッションが上方かつ上記シートバック側に回動された際に該シートクッションの底面側に折り畳まれるように、リンクを介して上記シートバックに連結されていることを特徴とする、請求項1に記載の車両のシート装置。 - 上記前方側車幅方向摺動機構と上記後方側車幅方向摺動機構とを連結する連結部材が設けられていることを特徴とする、請求項1又は2のいずれかに記載の車両のシート装置。
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