図1は、本発明の時計と画像の連動表示方法及びカレンダと画像の連動表示方法を適用可能な画像表示装置の一実施例の外観を示す図であり、画像表示装置としてデジタルカメラ100を例としたものである。
デジタルカメラ100は正面側(図1(a))に撮像レンズ111、光学ファインダ112及び測光センサ113を有している。また、デジタルカメラ100の背面(図1(b))には液晶モニタ画面41、光学ファインダ112、モードの切換えを行なうモードダイアル31、液晶モニタスイッチ32、メニューキー34、カーソルキー35、動画撮影開始/終了ボタン38、表示切替え用のDISPボタン39等のスイッチ及びキーが設けられている。また、上面(図1(c))にはズームレバー33、シャッターキー36、ストロボ設定キー37、及び電源ボタン91が設けられ、側部にはパーソナルコンピュータ(以下、パソコン)やモデム等の外部装置とUSBケーブルを接続する場合に用いるUSB端子接続部95が設けられている。また、図示していないが底面にはクレードルとの接続を行うクレードル接続部が設けられている。また、正面等に赤外線通信やブルートゥース等の近接通信用の光送受口や無線通信用アンテナ、GPS受信アンテナを設けるようにしてもよい。
図1(d)はモードダイアル31の詳細図であり、モードダイアル31の上面には、符号31−1〜31−7、・・・に示すような、ユーザがモードを判別しやすいアイコンや文字が印刷又は形押等により表示されており、ユーザがモードダイアルを廻してモード選択位置31−0に所望のアイコン等を合わせるとモードが切り替えられる。なお、図示の例では符号31−1は再生モードを意味し、符号31−2〜31−6は撮影モードを意味し、符号31−2は通常撮影モード、符号31−3はベストショットモード(シーン選択モード)、符号31−4はカップリングモード、符号31−5は夜景モード、符号31−6はムービー(動画)撮影モードを意味する。また、符号31−7はカレンダ表示&再生モードを意味する。
ユーザがモードダイアル31を廻して、カレンダ表示&再生モードにするとデジタルカメラ100は、図5(a)に示すようなカレンダ表示画面を表示し、ユーザが「画像連動表示」を選択すると、時計と画像を連動表示する(実施形態1)。また、ユーザが「画像連動表示」を選択するとカレンダと画像を連動表示する(実施形態2)ように構成することもできる。
図2は、図1に示したデジタルカメラの内部構成例を示すブロック図である。図2(a)で、デジタルカメラ100は、光学系11、信号変換部12、信号処理部13、DRAM14、制御部20、操作部30、表示部40、メモリーカード51等の記録媒体にアクセスし、撮影画像の記録時に画像データ等のデータを書き込み、記録画像の再生時に記録媒体から画像データ等のデータを読み出す記録部50、OSDデータ用ROM45、クレードル接続部55、入出力(I/O)インターフェイス56、及び電源90を有している。光学系11、信号変換部12、信号処理部13は被写体像を取り込んで画像データを生成する撮像手段に相当する。なお、クレードル接続部55は必須ではない。また、音声を入力して音声データに変換してメモリーカード51等の記録媒体に記録し、或いは記録されている音声データを復調して音声出力する入音声出力装置(図示せず)を備えるようにしてもよい。
光学系11は、撮像レンズ111、測光センサ113、ズーム機構114、自動合焦(AF)機構115及び自動絞り機構116や自動露出機構(AE)117等を含み、撮像レンズ111を介して集光された被写体像の光束を後段の撮像素子(CCD)上に結像させる。
信号変換部12は、CCD、CCD駆動用タイミング信号生成回路、CCD駆動用垂直ドライバ、自動利得制御回路およびA/D変換器(図示せず)を含み、前段の光学系11を介してCCDに結像した画像を電気信号に変換し、デジタルデータ(以下、画像データ)に変換して一定の周期で出力する。
信号処理部13は、静止画撮影モード時には信号変換部12からの出力を処理して、デジタルの輝度、色差マルチプレクス信号(Y,Cb,Crデータ)等の信号成分を得て、Y,Cb,Crデータ(以下、画像データ)をDRAM14に転送し、DRAM14の静止画バッファ領域に記憶する。また、スルー画像を表示するために、DRAM14に取込んだ画像データを間引いて表示部40に送る。シャッターキー36が全押しされるとその時点の画像データを表示部40に送って静止画表示させる。
また、動画撮影モード時には信号変換部12からの出力を処理して、デジタルの輝度、色差マルチプレクス信号(Y,Cb,Crデータ)等の信号成分を得て、Y,Cb,Crデータ(以下、画像データ)を所定の動画ファイルサイズ(例えば、約200KB/秒)に変換させて動画像データとしてDRAM14に転送し、DRAM14の動画像バッファ領域に順次記憶する。
また、信号処理部13は、撮影画像の記録時にDRAM14に書き込まれている画像データを読み出して、圧縮処理を施し、記録画像の再生時にメモリーカード51等の記録媒体に記録されている圧縮画像データに伸張処理を施して画像データを再生する圧縮伸張部を備えている。なお、圧縮画像データを高速で伸張する高速伸張部を備えるように構成してもよい。画像データの圧縮/伸張方式としては、例えば、JPEG圧縮方式によるが、これに限定されない。
実施例では、静止画像データをDRAM14の静止画バッファ領域に記憶し、動画像データを動画像バッファ領域に記憶するようにしたが、静止画像データと動画像データを記憶するバッファ領域を別々にせず静止画像データと動画像データ共通なバッファ領域に記憶するようにしてもよい。
DRAM14は作業用メモリとして用いられ、撮像された静止画像を一時的に記憶する画像バッファ領域や所定時間分の画像を一時的に記憶する動画像バッファ領域や画像の圧縮/伸張時や画像合成時の作業用領域等が確保されている。
制御部20は、図2(b)に示すように、CPU21、RAM22、プログラム格納用ROM23および時計手段としてのタイマー24等を備えたマイクロプロセッサ構成を有している。
CPU21は、上述の各回路および図示しない電源切換えスイッチ等にバスラインを介して接続し、プログラム格納用ROM23に格納されている制御プログラムによりデジタルカメラ100全体の制御を行なうと共に、ユーザのキー操作等により操作部30から送出される信号を受け取ると、受け取った信号が意味する処理に対応する動作プログラムをプログラム格納用ROMに格納されているプログラム群の中から取り出して、デジタルカメラ100の各機能の実行制御、例えば、本発明の時計と画像の連動表示方法に基づく時計及び画像の連動表示や、本発明のカレンダと画像の連動表示方法に基づく同期間に撮影された画像の縮小画像とカレンダとの連動表示や、ROM23内に格納された各処理手段の実行による各機能の実現のための実行制御を行なう。
例えば、撮影モードではデジタルカメラ100の撮影レンズ111の視野内の被写体像を取り込んでスルー画像(ファインダ画像)を表示し、シャッターキー36が半押しされると自動合焦や自動絞り、自動露出等を開始させ、全押しされると静止画撮影を行わせる。また、動画撮影開始ボタン38が押されると、コンティニアスAFによる連続自動合焦や自動絞り、自動露出等を行って動画撮影を開始させる。また、再生モードではメモリーカード51に記録されている画像(圧縮画像データ)を検索して伸張処理を施して画像(画像データ)を再生し、表示部40に表示する。また、図5(a)に示すようなカレンダ表示画面を表示し、ユーザが「画像連動表示」を選択すると、時計と画像を連動表示する(実施形態1)。また、ユーザが「画像連動表示」を選択するとカレンダと画像を連動表示する(実施形態2)ように構成することもできる。
なお、図5(b)に示すようなカレンダ表示画面を表示して、「時計と画像連動表示」又は「カレンダと画像連動表示」のいずれかを促し、「時計と画像連動表示」を選択すると時計と画像を連動表示し、「カレンダと画像連動表示」を選択するとカレンダと画像を連動表示するように構成してもよい。
RAM22は内部メモリに相当し、プログラム、データおよび処理結果の一時記憶および中間作業領域等に用いられる。プログラム格納用ROM23は上述の制御プログラムおよびデジタルカメラ100の各動作及びその他の各機能を実行させるためのプログラム群を記録する記録媒体であり、PROM、FROM(フラッシュROM)等のメモリが用いられる。
操作部30は、図1に示したような、モードダイアル31、液晶モニタスイッチ32、ズームレバー33、メニューキー34、カーソルキー35、シャッターキー36、及びストロボ設定キー37、動画撮影開始/終了ボタン38、DISPボタン39等のボタンやスイッチを構成部分としており、これらのキーやボタン或いはスイッチが操作されると状態信号や設定値が制御部20に送出される。なお、符号351はSETキーを意味する。
表示部40はビデオエンコーダ、VRAM(図示せず)および液晶モニタ画面(LCD)41等から構成されており、制御部20の表示制御により、撮像時のスルー画像、及び再生時の再生画像、本発明に基づく、時計と画像の連動表示、或いはカレンダと画像の連動表示、及び処理選択時の選択用メニュー(或いはアイコン)の表示等を行なう。
なお、表示部40の画面を液晶表示素子からなる画面の上に透明な薄膜からなるタッチ電極面を設け、タッチペンや指でポイント可能に構成してポイント用表示ボタンを表示可能にしてもよい。
OSDデータ用ROM45には、表示部40に表示するOSD(0n Screen Display)用の記号や、時計表示やカレンダ表示用のフォーマットや、図形および文字等のデジタル化された情報が登録されている。なお、デジタルカメラ100が音声出力装置を有する場合には、報知用のデジタル化された音声データを記録(登録)するようにしてもよい。また、OSDデータ用ROM45は必須ではなくOSDデータ用ROM45の代わりにメモリーカード51上の特定領域や内部に固定されたフラッシュメモリ等の記録媒体上の特定領域に登録するようにしてもよい。
記録部50は記録媒体を収容しCPU21の制御によりメモリーカード51上に信号処理部13からの画像データを記録する。なお、実施例では記録部50は記録媒体としてのメモリーカード51を着脱可能に構成し、データの書き込み/読み出しを行なうように構成したが、内部に固定されたフラッシュメモリ等の記録媒体にデータの書き込み/読み出しを行なうように構成してもよい。
メモリーカード51には、図3に示すように、管理領域51−0と、縮小画像にその元画像の撮影日時等の連動情報を対応づけた連動情報テーブル60(図4)を記憶する連動情報記録領域51−1と、静止画や動画の各画像の圧縮画像データをそれぞれ記録する画像データ記録領域51−2と、撮影日時登録リスト及び夫々の元画像に対応付けてその縮小画像データを記録する縮小画像データ記録領域51−3と、動画を記録する動画記録領域51−4とが設けられている。
縮小画像(サムネイル画像)は、画像の記録時に信号処理部13によって作成される。縮小処理は、例えば、メモリーカード51に記録されている画像データを読み出して一旦DRAM14に記憶し、その画素を縮小比率分間引くことにより行なわれる。なお、画像縮小手段を記録時ではなく後述する時計と画像の連動表示(実施形態1)やカレンダと画像の連動表示(実施形態2)を実行する前段で動作させるようにしてもよい。
図4は、メモリーカード51の連動情報記録領域51−1に記憶される連動情報テーブル60の構成例を示す図であり、連動情報テーブル60はメモリーカード51に記録されている画像データの撮影日時61、画像データ(画像ファイル)とのポインタ62、画像データに対応付けられている縮小画像データとのポインタ63等、縮小画像や画像を時計又はカレンダに連動させて表示する際に必要な時間情報及び画像を検索する際に必要なポインタ等の情報からなる。なお、図4ではポインタ62として画像番号を、ポインタ63として縮小画像番号を示したが、これに限定されない。例えば、画像ファイル名や縮小画像ファイル名、或いは画像記憶領域の先頭アドレスでもよい。また、連動情報テーブル60に最新の再生日時を登録するようにしてもよい。なお、連動情報記録領域51−1に記憶される連動情報テーブル60は必須ではない。つまり、撮影日時を検索する際に連動情報テーブル60の代わりに、メモリーカード51に記録されている画像ファイルの画像情報格納領域に格納されている撮影日時を検索するようにしてもよい。
(実施形態1)
本実施形態では、時計画像を表示し、指定又は選択された期間(時間帯、日、週、又は月)内に撮影された画像やその縮小画像を時計時間に連動させて(=対応付けて)表示する。以下、上記図1〜図4及び下記図5〜図8を基に説明する。なお、本実施形態でアナログ表示される時計(以下、「アナログ時計」と記す)と共に連動表示される縮小画像の元画像は静止画像に限定されず、動画でもよい。また、縮小画像でなく元画像(つまり、撮影画像の再生画像)をアナログ時計と共に表示するようにしてもよい。
1−1;時計と画像の連動表示
図5は連動表示処理選択画面の一実施例を示す図であり、図1で縮小画像の連動表示を行うためにモードダイアル31の「カレンダ」31−7を位置31−0に合わせた際に最初に表示される画面である。なお、この画面は必須でなく、モードダイアル31の「カレンダ」31−7を位置31−0に合わせると直ちに図6に示すような時計と画像の連動表示を行うように構成してもよい。
図5(a)のカレンダ70で、符号71は年表示欄を意味し、符号72は月表示欄を、符号73は連動指示表示を、符号74はカレンダ終了指示表示を意味する。カレンダ70が表示されたとき、ユーザがカーソルキー35を操作して年表示欄71にカーソルを移動させてSETキー351を押し、更にカーソルキー35で上下移動操作をしてからSETキー351を押すことにより、年表示欄71に表示させる年を変更(つまり、選択)することができる。また、カーソルキー35を操作して月表示欄72にカーソルを移動させてSETキー351を押し、更にカーソルキー35で上下移動操作をしてからSETキー351を押すことにより、月表示欄72に表示させる月を変更(つまり、選択)することができる。更に、カレンダ70に表示されている日付のうち所望の日付にカーソルを移動させてからSETキー351を押すとその日付が反転表示される。ユーザがこのようにして年、月、日を選択してから画像連動表示指示73を選択してSETキー351を押すと、図6に遷移して図示のような時計と縮小画像を連動表示し、終了指示74を選択するとカレンダ表示を終了する。
また、年、月、を選択し、日を選択してから更にカーソルキー35を移動させて異なる日を選択してSETキー351を押すと最初に選択した日から最後に選択した日までの複数の日が反転表示され、画像連動表示指示73を選択してSETキー351を押すとそれら複数の日が選択され、図6に遷移することができる。例えば、ある週を選択する場合は、その週の日曜を選択してから土曜を選択し、画像連動表示指示73を選択してSETキー351を押せばよい。
また、年、月を選択して画像連動表示指示73を選択してSETキー351を押すと月が選択され、図6に遷移することができる。また、単に画像連動表示指示73を選択してSETキー351を押すと、日時に関係なしに同一時間帯に撮った画像の縮小画像表示を行うものとして図6に遷移する。
なお、図5(b)のカレンダ75で、年、月、日や、年、月、週や、年、月等を選択してから時間・画像連動表示指示76を選択すると、図6に遷移して図示のような時計と縮小画像を連動表示し、終了指示78を選択するとカレンダ表示を終了するように構成してもよい。
図6は時計と縮小画像の連動表示例を示す図であり、符号81はアナログ時計、符号82は時計の時計針、符号83は時刻を表す文字盤、符号84は縮小画像、符号85は撮影画像(縮小画像84の元画像)を意味する。
図5(a)のカレンダ70又はカレンダ75で年、月、日を選択した場合は、アナログ時計81の文字盤83にカーソルを移動させてSETキー351を押すことによりその位置が意味する時刻の時間帯を選択することができる。
図6(a)の例は、図5で年、月、日を選択し、画像連動表示指示73を選択してSETキー351を押して、アナログ時計81で時刻「10時」を選択し、ある日の時間帯「10時」に撮った画像(10時6分に撮影された画像)の縮小画像84を表示した連動表示画面の例である。この画面が表示されているとき、カーソルキー35の左右移動操作を行うとメモリーカード51からその日の画像を順次表示し、アナログ時計81の時計針82を進めたり、戻すことができ、見かけ上、時計針82を動かしているかのように見える。また、DISPボタン39を押すと縮小画像84の元画像(撮影画像)85が表示され、再びDISPボタン39を押すと、時計と縮小画像の連動表示画面(図6(a))に戻る。
また、カーソルキー35の操作がない場合はアナログ時計81は時刻の遷移に従って時計針82を進め、時間の遷移に従い、アナログ時計81が示す時刻に撮影された画像がメモリーカード51にある場合は、その画像の縮小画像を取り出して表示する。
図6(b)の例は、図6(a)でカーソルキー35の左移動操作を繰り返して時間を遡及させて縮小画像84を順次表示した例であり、図6(c)の例は図6(b)で表示されていた縮小画像84の元画像(撮影画像85)の表示例である。
図7は、時計と画像の連動表示動作例を示すフローチャートであり、図8は時計&画像表示サブプログラムの動作を示すフローチャートである。
図7で、デジタルカメラ100の制御部20は、時計と画像の連動表示プログラムに従い、図5のカレンダ70(又は75)で選択された内容を調べ、「年、月、日」が選択された場合はステップS2に進み、「年、月、及び複数の日」が選択された場合はステップS11に進み、「年、月」が選択された場合はステップS15に進み、「時間帯のみ」が選択された場合はステップS19に進む(ステップS1)。
「年、月、日」が選択された場合は、制御部20は時間帯が指定されたか否か(つまり、アナログ時計81の文字盤83の時刻相当位置が指定されたか否か)を調べ、時間帯が指定された場合はステップS3に進み、そうでない場合(つまり、年月日のみの指定の場合)はステップS7に進む(ステップS2)。
上記ステップS2で時間帯が指定された場合は、制御部20は記録部50を制御してメモリーカード51に記録されている連動情報テーブル60をサーチし、指定された時間帯の中で最も新しい撮影日時を取り出す。また、その撮影日時の縮小画像データのポインタを基に縮小画像データを取り出す(ステップS3)。次に、時計&画像表示処理サブプログラムに分岐して図8に示す時計及び縮小画像表示処理を行ってアナログ時計81と縮小画像84を表示する(ステップS4)。
次に、記録部50を制御してメモリーカード51に記録されている連動情報テーブル60を調べ、指定された時間帯に撮影された画像に関する情報がない場合はステップS23に進み(ステップS5)、指定された時間帯に撮影された画像に関する情報がある場合は、記録部50を制御してメモリーカード51に記録されている連動情報テーブル60の次の撮影日時及びその撮影日時の縮小画像データを取り出してステップS4に戻る(ステップS6)。
上記ステップS2で時間帯が指定されなかった場合、つまり、年月日のみの指定の場合は、制御部20は記録部50を制御してメモリーカード51に記録されている連動情報テーブル60をサーチし、指定された撮影日の中で最も新しい撮影日時及びその撮影日時の縮小画像データを取り出し(ステップS7)、時計&画像表示処理サブプログラムに分岐して図8に示す時計及び縮小画像表示処理を行ってアナログ時計81と縮小画像84を表示する(ステップS8)。
次に、記録部50を制御してメモリーカード51に記録されている連動情報テーブル60を調べ、選択された日に撮影された画像に関する情報がない場合はステップS23に進み(ステップS9)、選択された時間帯の撮影画像がある場合は、記録部50を制御してメモリーカード51に記録されている連動情報テーブル60の次の撮影日時及び縮小画像データを取り出してステップS8に戻る(ステップS10)。
また、上記ステップS1で、「年、月、日及び複数の日」が選択された場合は、制御部20は記録部50を制御してメモリーカード51に記録されている連動情報テーブル60をサーチし、選択された撮影日の中で最も新しい撮影日時の撮影日時及びその撮影日時の縮小画像データを取り出し(ステップS11)、時計&画像表示処理サブプログラムに分岐して図8に示す時計及び縮小画像表示処理を行ってアナログ時計81と縮小画像84を表示する(ステップS12)。
次に、記録部50を制御してメモリーカード51に記録されている連動情報テーブル60を調べ、選択された日に撮影された画像に関する情報がない場合はステップS23に進み(ステップS13)、選択された日の撮影画像がある場合は、記録部50を制御してメモリーカード51に記録されている連動情報テーブル60の次の撮影日時及び縮小画像データを取り出してステップS12に戻る(ステップS14)。
また、上記ステップS1で、「年、月」が選択された場合は、制御部20は記録部50を制御してメモリーカード51に記録されている連動情報テーブル60をサーチし、選択された月の中で最も新しい撮影日時の撮影日時及びその撮影日時の縮小画像データを取り出し(ステップS15)、時計&画像表示処理サブプログラムに分岐して図8に示す時計及び縮小画像表示処理を行ってアナログ時計81と縮小画像84を表示する(ステップS16)。
次に、記録部50を制御してメモリーカード51に記録されている連動情報テーブル60を調べ、選択された月に撮影された画像に関する情報がない場合はステップS23に進み(ステップS17)、選択された時間帯の撮影画像がある場合は、記録部50を制御してメモリーカード51に記録されている連動情報テーブル60の次の撮影日時及び縮小画像データを取り出してステップS16に戻る(ステップS18)。
上記ステップS1で「時間帯のみ」が選択された場合は、制御部20は記録部50を制御してメモリーカード51に記録されている連動情報テーブル60をサーチし、選択された時間帯に撮影された画像の中で最も新しい画像の撮影日時及びその縮小画像データを取り出し(ステップS19)、時計&画像表示処理サブプログラムに分岐して図8に示す時計及び縮小画像表示処理を行ってアナログ時計81と縮小画像84を表示する(ステップS20)。
次に、記録部50を制御してメモリーカード51に記録されている連動情報テーブル60を調べ、選択された時間帯に撮影された画像に関する情報がない場合はステップS23に進み(ステップS21)、選択された時間帯に撮影された画像に関する情報がある場合は、記録部50を制御してメモリーカード51に記録されている連動情報テーブル60の次の撮影日時及びその撮影日時の縮小画像データを取り出してステップS20に戻る(ステップS22)。
図8の時計&画像表示処理サブプログラムで表示終了操作が行われたか、或いは、上記ステップS4、S8、S12、S16、S20のいずれかのステップで指定された時間帯に撮影された画像に関する情報がなかった場合は画面をクリアして連動表示動作を終了する(ステップS23)。
図8は、時計&画像表示処理サブプログラムの動作例を示すフローチャートである。図7のステップS4、S8、S12、S16、又はS20から移行があると、これらのステップのうちのいずれかのステップで取得した撮影日時を元にアナログ時計81の時計針82の位置(針先の座標(x、y))を決定し、決定した位置に基づいて時計針82を表示し(ステップS4−1)、上記ステップで取り出した撮影日に対応付けられている縮小画像データをメモリーカードから取り出し(ステップS4−2)、取り出した縮小データを基に縮小画像84を表示する(ステップS4−3)。
次に、制御部20は所定の表示時間(例えば、5秒)を経過したか否かを調べ(ステップS4−4)、表示時間を経過した場合は図7の移行元のステップに対応するステップS5、S9、S13、S17、又はS21に復帰し、経過していない場合はステップS4−5に進む(ステップS4−4)。
表示時間を経過していない場合は、制御部20はカーソルキー35の操作があったか否かを調べ、カーソルキー35が右(>)操作されない場合はステップS4−8に進み(ステップS4−5)、右操作された場合は図7のステップS1、又はステップS2で選択された期間(時間帯、日、複数の日(例えば、週)、月))を単位として、操作回数だけ期間を進めて、メモリーカード51に記録されている連動情報テーブル60をサーチし、選択された期間に撮影された画像の中で最も新しい画像の撮影日時及びその縮小画像データを取り出し(ステップS4−6)、取得した撮影日時を元にアナログ時計81の時計針82の位置を決定してステップS4−16に進む(ステップS4−7)。
カーソルキー35が左(<)操作されない場合はステップS4−11に進み(ステップS4−8)、左操作された場合は図7のステップS1、又はステップS2で選択された期間(時間帯、日、複数の日(例えば、週)、月)を単位として、操作回数だけ期間を遡ってメモリーカード51に記録されている連動情報テーブル60をサーチし、選択された期間に撮影された画像の中で最も新しい画像の撮影日時及びその縮小画像データを取り出し(ステップS4−9)、取得した撮影日時を元にアナログ時計81の時計針82の位置を決定してステップS4−16に進む(ステップS4−10)。
カーソルキー35によりアナログ時計81の時計針82の位置が指定されなかった場合はステップS4−15に遷移し(ステップS4−11)、時計針82の位置が指定された場合は指定された位置の座標データ(X、Y)から時刻を求め(ステップS4−12)、メモリーカード51に記録されている連動情報テーブル60をサーチし、求めた時刻に最も近い時刻に撮影された画像の撮影日時及びその縮小画像データを取り出し(ステップS4−13)、取得した撮影日時を元にアナログ時計81の時計針82の位置を決定してステップS4−16に進む(ステップS4−14)。
制御部20は表示終了操作(例えば、カーソルキー35の上下(∧∨)移動操作)が行われたか否かを調べ、終了操作が行われた場合は図7のステップS23に進み、そうでない場合はステップS4−4に戻る(ステップS4−15)。
上記ステップS4−7、S4−10、S4−14で決定された位置に時計針82を進めた(或いは後退させた)アナログ時計81を表示し(ステップS4−16)、メモリーカードから取り出した縮小データを基に縮小画像84を表示する(ステップ4−17)。
次に、制御部20は操作部30からの信号を調べ、DISPボタン39が押されたか否かを調べ、DISPボタン39が押された場合はステップS4−19に進み、そうでない場合はステップS4−4に戻る(ステップS4−18)。
DISPボタン39が押された場合は、制御部20は取得している撮影日時でメモリーカード51に記録されている連動情報テーブル60をサーチしてその撮影日時に撮影した画像の画像データ(つまり、表示されている縮小画像84の元画像データ(圧縮画像データ))を取り出し(ステップS4−19)、伸張処理を施して表示部40へ送り、図6(c)に示したような画像85として再生表示する(ステップS4−20)。
制御部20は操作部30からの信号を調べ、DISPボタン39が再度押されたか否かを調べ、DISPボタン39が押された場合は時計と縮小画像の連動表示画面に戻るためにステップS4−16に進み(ステップS21)、そうでない場合は終了操作(例えば、カーソルキー35の上下(∧∨)移動操作)が行われたか否かを調べ、終了操作が行われた場合は図7の移行元のステップに対応するステップS5、S9、S13、S17、又はS21に復帰する(ステップS4−22)。
上記図7及び図8のフローチャートにより、時系列順に画像を順送りしながら選択された期間内に撮影された画像を閲覧できる。つまり、指定された期間を単位としてその期間内に撮影された最も新しい画像の撮影時刻がアナログ時計形式で表示されるので、画像を撮影したときが分かりやすく、ユーザにとって撮影時の情景や思い出を回想することが容易になる。また、カーソルキー等で時間を進めたり、遡及させない場合には時間経過に沿って時計時刻が進み、ある時計時刻に撮影した画像があるとその縮小画像が連動表示されるので、この時間にこの画像を撮影したといった確認を行うこともできる。
また、時間帯のみを指定することにより、複数の日に同じ時間(8月10日の午前10時、8月14日の午前10時、・・・)に撮影した画像を順次表示できるので、定時観察画像の時系列的比較等を行うこともできる。
なお、上記図8のステップS4−1、S4−16のアナログ時計81の表示又はステップS4−3、S4−17の縮小画像84の表示の際、撮影年月日を画面上に表示することが望ましい。また、ステップS4−3及びS4−17で縮小画像を画面上の他の画像の表示サイズ(例えば、アナログ時計の大きさ)等に合わせて相対的に拡大又は縮小して表示することが望ましい。更に、ステップS4−20で元画像の再生画像を画面上の他の画像の表示サイズ等に合わせて相対的に拡大又は縮小して表示するようにしてもよい。
また、同じ時間に撮影した複数枚の画像がある場合には、アナログ時計に連動させて、代表の1枚(先頭か最後)を表示したり、マルチ画面表示したり、少しずつずらしながら重ね合わせて表示したり、所定時間毎に順次切り替え表示するようにしたり、ランダムに表示画像を選んで表示したり、期間によって選択画像を変える(例えば、1日は1枚目、2日は2枚目、3日は3枚目、・・・)ようにしてもよい。
1−2;時計とスライドショー画像の連動表示
図9は時計とスライドショー連動表示動作例を示す概略フローチャートであり、図10〜図12は、それぞれ時計とスライドショー連動表示の実施例を示す図であり、図10は日付に係わらず現在時刻と同一時間帯に撮影した画像をアトランダムな順序でスライドショー表示した例、図11は最も最近の再生日付の画像を撮影時間を示す時計と共にアトランダムな順序でスライドショー式に切り替えて表示した例、図12は最も最近の再生日付の画像105、106、・・を撮影時間を示す時計と共にアトランダムに画面に割り当てて表示した例、図13は最も最近の再生日付の画像105、106、・・を撮影時間を示す時計と共にアトランダムな順序で積み重ねて表示した例を示す。また、図10〜図13で符号101はアナログ時計、符号102はスライドショー表示された再生画像、符号103は撮影日を示す。また、図10〜図13で符号104は現在時刻を示す。なお、本実施例では、連動情報テーブル60(図4)は画像の再生日時記憶欄を備え、画像が再生される毎に再生日時が上書き記憶されるものとする。
図9において、再生モードで、制御部20はユーザがスライドショー表示機能を選択したか否かを調べ、スライドショー表示機能を選択した場合はステップT2に進み、そうでない場合はステップT10に進む(ステップT1)。
スライドショー表示機能が選択されると、制御部20は連動情報テーブル60(図4)の再生日時を検索して日付に無関係に同一時間帯に撮影された画像の有無を調べ、同一時間帯に撮影された画像がある場合はステップT3に進み、ない場合はステップT6に進む(ステップT2)。
現在時刻と同じ時間帯に撮影された撮影画像がある場合は、制御部20は連動情報テーブル60の再生日時を検索して日付に無関係に現在時刻と同じ時間帯(1時間、30分、15分等)に撮影された撮影画像の画像データを取り出し(ステップT3)、検索により取得した画像データを図10(a)〜図10(c)の例に示すように所定の時間間隔で再生して再生画像102を表示し(ステップT4)、現在時刻を示すアナログ時計101、撮影日103、及び現在時刻と共に再生画像102に重畳表示してステップT8に進む(ステップT5)。
現在時刻と同じ時間帯に撮影された撮影画像がない場合は、制御部20は連動情報テーブル60の再生日時を検索して最も最近に再生した日時の撮影画像の画像データを取り出して、図11、図12、又は図13の例のいずれかに示すように再生して再生画像102を表示し(ステップT6)、現在時刻を示すアナログ時計101、撮影日103、及び現在時刻と共に再生画像102に重畳表示し、ステップT8に進む(ステップT7)。
ユーザによる終了操作又は時間帯内の全画像を再生表示したあと所定時間を経過すると(ステップT8)、表示された画像に関する連動情報テーブル60上の再生日時を現在の日時で更新して処理を終了する(ステップT9)。
なお、上記図9〜図13の説明では現在の時刻と同一時間帯(15分、30分、1時間等)に撮影された画像について述べたが、スライドショー表示する時間帯は現在の時刻と同一時間帯に限定されない。例えば、ユーザが指定した時間帯やある画像の撮影時刻と同一の時間帯でもよい。この場合、連動表示されるアナログ時計は表示されている画像の撮影時刻を示すようにすることが望ましい。
上記構成により、画像と一緒にアナログ時計でアナログ的にスライドショー表示されている画像の撮影時刻を表示でき、現在の時刻や指定された時刻と略同一の時間帯に撮影された複数の画像をスライドショー表示できる。
また、現在時刻と同じ時間帯に撮影された撮影画像がない場合は、最も最近の再生日付の画像を撮影時間を示すアナログ時計と共にアトランダムな順序でスライドショー式に切り替えて表示したり(図11)、最も最近の再生日付の画像を撮影時間を示す時計と共にアトランダムに画面に割り当てて表示したり(図12)、最も最近の再生日付の画像を撮影時間を示す時計と共にアトランダムな順序で積み重ねて表示したり(図13)することにより、最近に再生された画像を一覧して知ることができる。
(実施形態2)
本実施形態では、カレンダに指定又は選択された期間(時間帯、日、週、又は月)内に撮影された画像やその縮小画像を時計時間に連動させて(=対応付けて)表示する。以下、画像表示装置としてデジタルカメラ100を例とし、図1〜図4を基に説明する。なお、本実施形態でアナログ表示される時計(以下、「アナログ時計」と記す)と共に連動表示される縮小画像の元画像は静止画像に限定されず、動画でもよい。
2−1;撮影画像とカレンダの並列表示
図14は、表示画像とその撮影年月のカレンダの連動表示画面の一実施例を示す図であり、符号141は再生画像、符号142は再生画像撮影月のカレンダ、符号143は撮影日時を示し、この例では撮影日は反転表示されている。また、図15は表示画像とその撮影年月のカレンダの連動表示動作例を示すフローチャートである。
図15で、ユーザがモードダイアル31を操作して再生モードを選択すると、制御部20は記録部50を制御してメモリーカード51に記録されている画像データ(圧縮データ)及びその画像情報を読み出させてDRAM14に転送させ(ステップU1)、読み出した画像データを再生し、表示部40に送って液晶モニタ画面41に再生画像141として表示させる。この際、再生画像141をカレンダ142の表示サイズに合わせて相対的に縮小して表示する(ステップU2)。
また、取得した画像情報から撮影日時を取り出し、撮影年月に対応するカレンダデータをOSDデータ用ROM45から取得し、表示部40に送って液晶モニタ画面41に表示されている再生画像141に並べて撮影年月のカレンダ142を表示する(ステップU3)。
更に、表示部40に表示制御コードを送り、カレンダ142の撮影日に対応する日付を強調するために他の日付とは異なるように差別表示(図14の例では反転表示)させる(ステップU4)。
次に、制御部20は操作部30からの信号を調べ、ユーザがカーソルキー35を右(>)操作したか否かを調べ、右操作した場合はステップU6に進み、終了操作が行われた場合は再生モードを終了する(ステップU5)。
ステップU5で右操作した場合は、メモリーカード51に記憶されている次の圧縮画像データを読み出させてDRAM14に転送させステップU2に戻る(ステップU6)。
上記図15のフローチャートに示す動作により、画像が再生されるとその画像の撮影年月のカレンダが並列表示され撮影日が反転表示等により強調表示されるので、撮影日時がわかりやすく、撮影時の情景や出来事などを思い出しやすい。
なお、(1)お気に入りの再生画像をカーソル操作等により指定しておくと、お気に入り画像があることがわかるように差別表示(例えば、その日付を点滅表示)するようにしてもよい。また、(2)2枚目以降の画像を再生する場合、今回の再生モード操作ですでに再生済みの画像の撮影日付を反転表示以外の強調表示方法(例えば、白抜き)に変更して表示するようにしてもよい。(3)また、カレンダ上で日付を選択するとその日に再生された画像を再生表示するようにしてもよい。
上記(1)、(2)、(3)の組み合わせにより、再生表示済みの画像をもう一度見たい場合や、再生済み画像のうちお気に入り画像だけを外部画像処理装置に転送したい場合や、お気に入り画像を印刷したい場合に、差別表示されている日付を指定するだけでお気に入りの画像を転送したり印刷したりすることができる。
更に、同じ日に複数撮影画像がある場合はその日付欄にその旨のマーク(例えば、¬)を表示したり、その日付の近傍に枚数を表示するようにしてもよい。
2−2;カレンダ上への画像の表示
図16は、カレンダ上への画像連動表示の一実施例を示す図であり、図16は月間カレンダ160の日付と同一の日に撮影された画像の縮小画像161をその日付上に重畳表示するようにした例である。図16が表示されているとき、ユーザがDISPボタン39を押すと図17に表示切り替えされる。更にDISPボタン39を押すと図18に表示切り替えされる。図16で符号162で示されている縮小画像はユーザがカーソルキー35の操作で選択した縮小画像を示している。図16で表示されている縮小画像をカーソル操作等により選択・指定すると元画像166が表示されるように構成されており、同一日に撮影された複数の画像がある場合はDISPボタン39による表示切り替え操作または所定時間経過後、次の元画像167が表示される。
図17は週間カレンダ170による一覧表示の例であり、週別に、7日分の撮影画像の縮小データを表示できる。各曜日と日付の下に時間帯の枠が表示され、該当週に撮影された画像の縮小画像171、・・・を撮影該当日の該当する時間帯の欄に重畳表示するようにした例である。図17が表示されているとき、ユーザがDISPボタン39を押すと図18に表示切り替えされる。更にDISPボタン39を押すと図16に表示切り替えされる。図17で符号172で示されている縮小画像はユーザがカーソルキー35の操作で選択した縮小画像を示している。図17で表示されている縮小画像172をカーソル操作等により選択・指定すると元画像176が表示されるように構成されており、同一時間帯に撮影された複数の画像がある場合はDISPボタン39による表示切り替え操作または所定時間経過後、次の元画像が表示される。
図18は時計型の日別カレンダであり、その日に撮影された画像の撮影時刻や時間帯に対応するアナログ時計状のカレンダ180の文字盤の12時間制又は24時間制の枠内に縮小画像を重畳表示するようにした例である。図18が表示されているとき、ユーザがDISPボタン39を押すと図16に表示切り替えされる。更にDISPボタン39を押すと図17に表示切り替えされる。図18で符号182で示されている縮小画像はユーザがカーソルキー35の操作で選択した縮小画像を示している。図18で表示されている縮小画像182をカーソル操作等により選択・指定すると元画像186が表示されるように構成されており、同一時間帯に撮影された複数の画像がある場合はDISPボタン39による表示切り替え操作または所定時間経過後、次の元画像187が表示される。
また、同一日付(図16)、又は同一日付の同一時間帯(図17、図18)に撮影された複数の画像がある場合はその旨を意味するマーク(図示の例では、¬)165、175、185が縮小画像の近傍に表示されている。なお、この際、日付上(或いは、時間帯上)に表示される縮小画像は複数の画像のうちの代表画像(実施例ではその日付或いはその日付の同一時間帯に撮影された画像のうちの先頭の画像)の縮小画像である(図16の6日、10日、28日、図17の28日6〜9時、12時〜午後3時、30日12時〜午後4時、図17の1時〜3時、4時〜5時、9時〜11時の縮小画像参照)。
また、カーソルキー35を左(<)又は右(>)操作すると、図16の例では操作回数に応じて月数を進め、又は操作回数に応じて月数を遡ってカレンダとその月に撮影された画像の縮小画像が日付上に表示され、図17の例では操作回数に応じて週を進め、又は操作回数に応じて週を遡ってカレンダとその週に撮影された画像の縮小画像が日付及び時間帯上に表示され、図18の例では操作回数に応じて日数を進め、又は操作回数に応じて日数を遡ってカレンダとその日に撮影された画像の縮小画像が時間帯上に表示される。
図19は、カレンダ上への画像連動表示動作例を示すフローチャートであり、デジタルカメラ100で再生モードが選択されると(ステップV1)、制御部20は、先ず、OSDデータ用ROM45から現在月のカレンダデータを読み出し、現在月の月間カレンダを表示し、操作部30からの信号を調べ、DISPボタン39が押された場合はステップV12に進み、そうでない場合はカーソルキー35の左(<)、右(>)操作が行われたか否かを調べてステップV3に進む(ステップV2)。
上記ステップV2で調べたカーソルキーの左右操作回数に応じて月数を進めるか遡らせた月の月間カレンダデータをOSDデータ用ROM45から読み出して該当月の月間カレンダを表示し(ステップV3)、記録部50を制御してメモリーカード51の連動情報テーブル60の撮影時刻61を検索し(ステップV4)、該当月の縮小画像データがある場合はステップV6に進み、該当月の縮小画像データがない場合はステップV9に進む(ステップV5)。
該当月の縮小画像データがある場合は連動情報テーブル60から該当月の縮小画像データのポインタ63を得て該当月に撮影された縮小画像データを読み出し、表示されているカレンダの日付のうち画像の撮影日に対応する日付欄に縮小画像を表示する。なお、その日に撮影された複数の画像の縮小画像データがあった場合はその中の先頭の画像の縮小画像を表示する(ステップV6)。また、代表画像を表示した際はその旨の表示マーク(図16の例ではマーク165(¬マーク))を表示する(ステップV7)。
次に、表示した画像が該当月の最後の画像か否かを調べ、最後の画像の場合はカレンダに縮小画像を表示し終えたものとしてステップV9に進み、そうでない場合はステップV4に戻る(ステップV8)。
ユーザは縮小画像が表示されている日付をカーソルキー35の右(>)、左(<)操作により選択してSETキー351の押し下げにより指定することができる。そこで、制御部20は操作部30からの信号を調べ、所定時間経過しても日付の選択・指定操作が行われない場合はステップV11に進み、日付の選択・指定操作が行われた場合はステップV10に進む(ステップV9)。
月間カレンダの日付欄に表示されている縮小画像のうち、代表画像が表示されている画像(つまり、同一日に撮影した画像が複数ある場合)が指定された場合に、ユーザはカーソルキー35の上(∧)/下(∨)操作によりページを戻したり、送ったりすることができる。そこで、制御部20は操作部30からの信号を調べ、カーソルキー35の下(∨)操作毎に、同一日に撮影した縮小画像データをメモリーカード51から正順に取り出して指定されている日付に上書き表示する。また、カーソルキー35の上(∧)操作毎に、同一日に撮影した縮小画像データをメモリーカード51から逆順に取り出して指定されている日付に上書き表示する(ステップV10)。
ユーザがカーソルキー35の操作により、所望の縮小画像上にカーソルを移動させ、SETキー351を押し下げると選択された画像を再生表示できる。そこで、制御部20は操作部30からの信号を調べ、SETキー351が押し下げられた場合はステップV32に進み、そうでない場合はステップV9に戻る(ステップV11)。
上記ステップV2でDISPボタン39が押された場合は、制御部20は、先ず、OSDデータ用ROM45から現在週のカレンダデータを読み出し、現在週の週間カレンダを表示してから操作部30からの信号を調べ、DISPボタン39が押された場合はステップV22に進み、そうでない場合はカーソルキー35の左(<)、右(>)操作が行われたか否かを調べてからステップV13に進む(ステップV12)。
上記ステップV12で調べたカーソルキーの左右操作回数に応じて週数を進めるか遡らせた週の週間カレンダデータをOSDデータ用ROM45から読み出して該当週の週間カレンダを表示し(ステップV13)、記録部50を制御してメモリーカード51の連動情報テーブル60の撮影時刻61を検索し(ステップV14)、該当週の縮小画像データがある場合はステップV16に進み、該当週の縮小画像データがない場合はステップV19に進む(ステップV15)。
該当週の縮小画像データがある場合は連動情報テーブル60から該当週の縮小画像データのポインタ63を得て該当週に撮影された縮小画像データを読み出し、表示されているカレンダの日付のうち画像の撮影日に対応する日付欄に縮小画像を表示する。その日に撮影された複数の画像の縮小画像データがあった場合はその中の先頭の画像の縮小画像を代表画像として表示する(ステップV16)。また、代表画像を表示した際はその旨の表示マーク(図17の例ではマーク175(¬マーク))を表示する(ステップV17)。
次に、表示した画像が該当週の最後の画像か否かを調べ、最後の画像の場合はカレンダに縮小画像を表示し終えたものとしてステップV19に進み、そうでない場合はステップV14に戻る(ステップV18)。
制御部20は操作部30からの信号を調べ、所定時間経過しても日付の選択・指定操作(カーソルキー35の左右操作)が行われない場合はステップV21に進み、日付の選択・指定操作が行われた場合はステップV20に進む(ステップV19)。
週間カレンダの日付欄に表示されている縮小画像のうち、代表画像が表示されている画像が指定された場合に、ユーザはカーソル操作によりページを戻したり、送ったりすることができる。そこで、制御部20は操作部30からの信号を調べ、カーソルキー35の下(∨)操作毎に、同一日に撮影した縮小画像データをメモリーカード51から正順に取り出して指定されている日付に上書き表示する。また、カーソルキー35の上(∧)操作毎に、同一日に撮影した縮小画像データをメモリーカード51から逆順に取り出して指定されている日付に上書き表示する(ステップV20)。
ユーザがカーソルキー35の操作により、所望の縮小画像上にカーソルを移動させ、SETキー351を押し下げると選択された画像を再生表示できる。そこで、制御部20は操作部30からの信号を調べ、SETキー351が押し下げられた場合はステップV32に進み、そうでない場合はステップV19に戻る(ステップV21)。
上記ステップV12でDISPボタン39が押された場合は、制御部20は、先ず、OSDデータ用ROM45から現在日のカレンダデータを読み出し、現在日の日別カレンダを表示してから操作部30からの信号を調べ、DISPボタン39が押された場合はステップV2に進み、そうでない場合はカーソルキー35の左(<)、右(>)操作が行われたか否かを調べてからステップV23に進む(ステップV22)。
上記ステップV22で調べたカーソルキーの左右操作回数に応じて日数を進めるか遡らせた日の日別カレンダデータをOSDデータ用ROM45から読み出して該当日の日別カレンダを表示し(ステップV23)、記録部50を制御してメモリーカード51の連動情報テーブル60の撮影時刻61を検索し(ステップV24)、該当日の縮小画像データがある場合はステップV26に進み、該当日の縮小画像データがない場合はステップV29に進む(ステップV25)。
該当日の縮小画像データがある場合は連動情報テーブル60から該当日の縮小画像データのポインタ63を得て該当日に撮影された縮小画像データを読み出し、表示されているカレンダの時刻又は時間帯欄のうち画像の撮影時間に対応する時刻又は時間帯欄に縮小画像を表示する。その時刻又は時間帯に撮影された複数の画像の縮小画像データがあった場合はその中の先頭の画像の縮小画像を代表画像として表示する(ステップV26)。また、代表画像を表示した際はその旨の表示マーク(図18の例ではマーク185(¬マーク))を表示する(ステップV27)。
次に、表示した画像が該当日の最後の画像か否かを調べ、最後の画像の場合はカレンダに縮小画像を表示し終えたものとしてステップV29に進み、そうでない場合はステップV24に戻る(ステップV28)。
制御部20は操作部30からの信号を調べ、所定時間経過しても時刻又は時間帯の選択・指定操作(カーソルキー35の左右操作)が行われない場合はステップV31に進み、時刻又は時間帯の選択・指定操作が行われた場合はステップV30に進む(ステップV29)。
日別カレンダの時刻又は時間帯欄に表示されている縮小画像のうち、代表画像が表示されている画像が指定された場合に、ユーザはカーソル操作によりページを戻したり、送ったりすることができる。そこで、制御部20は操作部30からの信号を調べ、カーソルキー35の下(∨)操作毎に、同一日に撮影した縮小画像データをメモリーカード51から正順に取り出して指定されている日付に上書き表示する。また、カーソルキー35の上(∧)操作毎に、同一日に撮影した縮小画像データをメモリーカード51から逆順に取り出して指定されている日付に上書き表示する(ステップV30)。
ユーザがカーソルキー35の操作により、所望の縮小画像上にカーソルを移動させ、SETキー351を押し下げると選択された画像を再生表示できる。そこで、制御部20は操作部30からの信号を調べ、SETキー351が押し下げられた場合はステップV32に進み、そうでない場合はステップV29に戻る(ステップV31)。
制御部20は、連動情報テーブル60から上記ステップV11、V21、又はV31で選択された縮小画像に対応する元画像のポインタを取り出し、記録部50を制御して元画像の画像データを取り出して再生処理を施し、再生画像を表示する(ステップV32)。
上記図16〜図18及び図19のフローチャートに示した動作により、撮影日時に対応する月間カレンダ及び週間カレンダの日付欄や日別カレンダの時刻又は時間帯欄に縮小画像を表示し、同じ日や同じ時間帯に撮影した複数の画像がある場合にもページ送りして画像を選択したり、日別カレンダ上で時刻又は時間帯別に振り分けて直接選択できるので、画像の検索が容易である。
なお、上記図19のフローチャートのステップV6、V16、V26、V10、V20、及びV30で縮小画像を画面上の他の画像の表示サイズ(例えば、日付欄の大きさ)等に合わせて相対的に拡大又は縮小して表示することが望ましい。更に、ステップV32で元画像の再生画像を画面上の他の画像の表示サイズ等に合わせて相対的に拡大又は縮小して表示するようにしてもよい。
図20〜図22は、日別カレンダ上への画像連動表示の他の実施例を示す図であり、図20は昼間12時間表示の日別カレンダ201(図20(a))と夜間12時間表示の日別カレンダ202(図20(b))とを切り替え表示可能とした例であり、図19のフローチャートのステップV22で日別カレンダに切り替え表示する際に現在時刻から昼間か夜間かを自動判定して日別カレンダ201又は日別カレンダ202を表示するようにしたり、ステップV23以降の任意のステップでDISPボタン39が押された場合に、日別カレンダ201と日別カレンダ202の表示切り替えを行うように構成してもよい。
図21は24時間制でその日に撮影した画像を一覧表示可能とした日別カレンダの例である。また、図22はある一日に撮影した画像をバーグラフや直線状に時刻223や時間帯を並べて、そこに縮小画像222を一覧表示するようにした日別カレンダの例であり、日別カレンダ220に暦や月例、六曜や、或いは個人や仕事の予定表(スケジュール)の内容224等、計時情報関連のデータを一緒に表示するようにしてもよい。例えば、図22の日別カレンダ220のように、その日一日の撮影画像の縮小画像222と予定内容データ224が時刻順に表示されると過去のその日の出来事を、あたかも日記を読むように、記憶を蘇らせることもできるので便利である。
図23は、カレンダの日付に無関係に指定された時間帯に撮影された画像の再生表示の一実施例を示す図であり、図23(a)は時間帯231を縦軸に、日付232を横軸にとった画像一覧カレンダであり、日付別、時間帯別に該当する撮影画像の縮小画像233が重畳表示される。また、同一時間帯に撮影した複数の画像がある場合にはマーク(図示の例では¬)234が縮小画像と共に表示される。図23(b)〜図23(e)は特定の時間帯(この例では6時から7時)に撮影された画像の再生表示例を示す。また、図24は指定された時間帯に撮影された画像の再生表示例を示すフローチャートである。
図24において、再生モードで、制御部20は、図23(a)に示したような画像一覧カレンダ230を表示し、ユーザに時間帯の選択を促し(ステップW1)、ユーザが画像一覧カレンダ230を見て時間帯を指定すると(ステップW2)、制御部20は、連動情報テーブル60(図4)の撮影日時61を検索して日付に無関係に同一時間帯に撮影された画像の有無を調べ(ステップW3)、同一時間帯に撮影された画像がある場合には画像のポインタを取り出し、メモリーカード51から指定された時間帯の画像データを順次取り出して再生処理を施し(ステップW4)、再生画像を順次表示する(ステップW5)。
上記図24のフローチャートに示した動作により、例えば、明け方や、日没や夜間の画像だけを検索する「時間別検索」を行うことができるので、多数の画像がある場合や撮影日が思い出せない場合にも迅速に同種の画像を検索することができる。
<変形例1>
上記図10〜図14、図16〜図23で表示されるカレンダ上に上述した以外の各種情報を表示するようにしてもよい。以下、図25により、画像が連動表示されているカレンダ上の情報表示の実施例を示す。
図25(a)は、カレンダの日付の日(或いは時間帯)に撮った画像の枚数を縮小画像と共に日付欄(或いは時間帯欄)に表示したり(図25(a−1))、枚数だけでなく録音や動画の有無をマーク等で表示したり(図25(a−3))した例である。この場合、撮影枚数等の情報を日付と明確に区別するために点滅等により差別表示してもよい。なお、撮影枚数等の情報を日付欄(或いは時間帯欄)に表示されている縮小画像に上書き表示するようにしてもよい。
また、撮影枚数等の情報表示はDISPボタン39を押すとオン/オフできるようにしてもよい。また、DISPボタン39を押さなくてもn秒毎にオン/オフを切り替えるようにしてもよい。また、同一日(或いは。同一時間帯)に撮影された複数の画像がある場合にはDISPボタン39の押し下げに伴い、2枚目、3枚目、・・・の画像を日付欄に再生表示するようにしてもよい。
図25(b)は、DISPボタン39を押し下げする毎に報知情報を変えるようにした例であり、図25(b−1)は日付を表示した例、図25(b−2)は撮影枚数を表示した例、図25(b−3)は録音や動画の有無を表示した例である。なお、DISPボタン39を押さなくても報知情報を切り替えるようにしてもよい。
図25(c)はカレンダの特定の位置に情報表示エリアを設け、そこに選択された画像に係わる情報を表示するようにした例である。図25(d)はDISPボタン39を押すと選択された画像の情報を日付欄又は表示されている縮小画像に関連付けて吹き出し表示するようにした例であり、表示された情報が読みやすい。図25(e)はDISPボタン39を押すと拡大された画像の情報を表示したり、何枚目の画像かといったページ表示だけでなく、画像のサイズや画質などの情報も表示するようにした例である。
<変形例2>
図26及び図27は、バーグラフ付きカレンダ上への画像連動表示の一実施例を示す図であり、撮影時間をグラフ表示するようにした例であり、図26(a)は24時間表示のバーグラフ付きカレンダ260と連動表示された縮小画像の例を示し、図26(b)は選択された画像の再生画像265を示し、図27(a)は1時間表示のバーグラフ付きカレンダ270と連動表示された縮小画像の例を示し、図27(b)は選択された画像の再生画像275を示す。
図26(a)で、カレンダ260の外周には撮影時間を表す24時間表示のバーグラフ261が表示され、カレンダ月(この例では、2003年7月)に撮影された画像の縮小画像262−1、262−2、262−3、262−4が撮影日に相当する日付欄に表示されている。なお、図示の例では表示欄に表示されている縮小画像はこの日付の日に撮影された静止画又は動画の代表画像である。なお、静止画と動画で枠の表示色を変えてもよい。
ここで、バーグラフ261で斜線で示されている撮影時刻表示部分261−1、261−2、261−3、261−4は選択された日付欄に示されている縮小画像262−1、262−2、262−3、262−4の元画像である静止画或いは動画の撮影時刻を示し(例えば、バーグラフ261の部分261−2は2003年7月17日に撮影された動画の撮影時間(10時00分〜11時40分)を示し)、静止画と動画で点滅間隔が異なる。なお、静止画と動画で枠の表示色を変えてもよい。
例えば、カレンダ260の「20日」の日付欄の縮小画像をカーソルキー35の操作等により選択すると、図示のように選択された日付欄が点滅する(或いは、表示色が変わる)と同時に、カレンダ260の外周のバーグラフ261の撮影時刻表示部分261−3が点滅(或いは、表示色が変わる)する。
また、縮小画像が表示されているバーグラフ261の撮影時刻表示部分を指定することにより、図26(b)に示すように元画像265を再生表示することができる。図示の例は、2003年7月20日12時50分から13時30分の間に撮影された画像の表示例である。同じ時間帯に撮影した複数の静止画像がある場合はカーソルキー35の上下操作によりページ送りやページ戻しを行うことができる。また、動画が撮影されている場合はカーソルキー35の上下操作により動画表示を進めたり戻したりできる。
また、図26(a)でカレンダ260が表示されているときにDISPボタン39を押すと表示切り替えが行われ、他の時間表示のグラフ付きカレンダ表示(例えば、図27(a)のカレンダ270の表示)に切り替えることができる。
図27(a)で、カレンダ270の曜日表示欄の上には時間273が表示され、カレンダ270の外周には分単位の撮影時刻を表す1時間表示のバーグラフ271が表示されている。また、カレンダ270の日付欄にはカレンダ月(この例では、2003年7月)に撮影された画像のうち、日付欄に対応する日に撮影された縮小画像272−1、272−2、272−3、272−4が表示されている。なお、図示の例では表示欄に表示されている縮小画像はこの日付の日に撮影された静止画又は動画の代表画像である。なお、静止画と動画で枠の表示色を変えてもよい。
ここで、バーグラフ271で斜線で示されている撮影時刻表示部分271−1、271−2、271−3、271−4は選択された日付欄に示されている縮小画像272−1、272−2、272−3、272−4の元画像である静止画或いは動画の撮影時刻を示し静止画と動画で点滅間隔が異なる。なお、静止画と動画で枠の表示色を変えてもよい。
また、縮小画像が表示されているバーグラフ271の撮影時刻表示部分を指定することにより、図27(b)に示すように元画像275を再生表示することができる。図示の例は、2003年7月20日13時15分に撮影された画像の表示例である。同じ時間帯に撮影した複数の静止画像がある場合はカーソルキー35の上下操作によりページ送りやページ戻しを行うことができる。また、動画が撮影されている場合はカーソルキー35の上下操作により動画表示を進めたり戻したりできる。
また、図27(a)でカレンダ270が表示されているときにDISPボタン39を押すと表示切り替えが行われ、他の時間表示のグラフ付きカレンダ表示(例えば、図26(a)のカレンダ260の表示)に切り替えることができる。
図28は、バーグラフ表示付きカレンダ上への画像連動表示の概略動作例を示すフローチャートであり、再生モードが選択されると(ステップX1)、制御部20は指定された年月の24時間表示バーグラフ付き月間カレンダを表示する(ステップX2)。
次に、カレンダの示す年月に撮影された縮小画像をメモリーカード51から取り出し、図26(a)の例に示したようにその撮影日に対応するバーグラフ付き月間カレンダの日付欄に表示する。なお、複数の画像が同一日に撮影された場合は代表画像を表示する(ステップX3)。また、カレンダの外周に表示されている24時間表示のバーグラフのうち取り出された縮小画像の元画像の撮影時刻に相当する時刻または時間帯の部分の配色を周りとは変化させて表示する(ステップX4)。
制御部20は、カレンダに示す年月に撮影された全ての画像の縮小画像が日付欄に表示されるまで上記ステップX3、X4を繰り返し(ステップX5)、全ての画像の縮小画像が日付欄に表示されると、所定時間内にDISPボタン39が押されたか否かを調べ、押された場合はステップX7に進み、押されていない場合はステップX12に進む(ステップX6)。
DISPボタン39が押された場合は、制御部20は画面をクリアした後、指定済みの年月の1時間表示バーグラフ付き月間カレンダを表示する(ステップX7)。カレンダの示す年月に撮影された縮小画像をメモリーカード51から取り出し、図27(a)の例に示したようにその撮影日に対応する1時間表示バーグラフ付き月間カレンダの日付欄に表示する。なお、複数の画像が同一日に撮影された場合は代表画像を表示する(ステップX8)。また、カレンダの外周に表示されている1時間表示のバーグラフのうち取り出された縮小画像の元画像の撮影時刻に相当する時刻または時間帯の部分の配色を周りとは変化させて表示する(ステップX9)。
制御部20は、カレンダに示す年月に撮影された全ての画像の縮小画像が日付欄に表示されるまで上記ステップX8、X9を繰り返し(ステップX10)、全ての画像の縮小画像が日付欄に表示されると、所定時間内にDISPボタン39が押されたか否かを調べ、押された場合はステップX2に戻り、押されていない場合はステップX12に進む(ステップX11)。
DISPボタン39が押されなかった場合は、縮小画像が表示されている日付欄がカーソルキー35の操作により指定されたか否かを調べ(ステップX12)、指定された場合指定した画像が動画か静止画かを調べ、動画の場合はステップX19に進む(ステップX13)。
また、指定された画像が静止画の場合は、メモリーカード51から指定された日付欄に表示されている縮小画像(或いは代表画像の縮小画像)の元画像データを読み出し、再生処理を施して再生画像を表示し(ステップX14)、縮小画像の元画像が代表画像か否かを調べ(ステップX15)、代表画像の場合は、制御部20は操作部30からの信号を基にページ送り操作がなされたか否かを調べ、ページ送り操作が行われた場合、つまり、カーソルキー35の下方(∨)操作があるとステップX17に進み、そうでない場合はX18に進む(ステップX16)。
ページ送り操作があると、同じ撮影日の画像データを順次メモリーカード51から読み出して再生処理を施して再生画像を表示し(ステップX17)、所定時間を経過した場合は、表示されているカレンダ又は再生画像をクリアして処理を終了する(ステップX18)。
メモリーカード51から指定された日付欄に表示されている縮小画像の元画像データ(動画データ)を順次読み出し、DRAM14に一時記憶(保持)し(ステップX19)、再生処理を施して表示し(ステップX20)、操作部30からの信号を基にページ送り/戻し操作がなされたか否かを調べ、ページ送り/戻し操作がなされた場合、つまり、カーソルキー35の下方(∨)操作又は上方(∧)操作があるとステップX22に進み、そうでない場合はX23に進む(ステップX21)。
ページ送り/戻り操作があると、現在表示されている動画像より操作時間分だけ先または後の動画像データを正順又は逆順にDRAM14から読み出して再生処理を施して表示する(ステップX22)。制御部20はまた、操作部30からの信号を基に動画表示終了操作が行われたか否かを調べ、動画表示終了操作が行われた場合は表示されているカレンダ又は再生画像をクリアして処理を終了し、そうでない場合はステップX21に戻る(ステップX23)。
上記図26及び図27と、図28のフローチャートに示す動作により、表示するカレンダの周囲に撮影時間をグラフ表示するので、ある指定日のどの時間にどの程度の画像があるかが一目でわかる。また、動画を再生する場合、このカット(撮影単位)がどのくらい続くのかが一目でわかる。
また、グラフをカレンダの周囲に設けたので場所をとらない。従って、画面の大きさが制限されているデジタルカメラや携帯電話や表示部付きクレードルのように画面が小さい画像表示装置でもカレンダが見やすい。更に、バーグラフ上の時刻を指定してその時刻に撮影された画像を呼び出す(=再生表示する)ことが容易であり、特に、撮影時間の長い動画の場合効果的である。
なお、上記図28のステップX3及びX8で縮小画像を画面上の他の画像の表示サイズ(例えば、日付欄の大きさ)等に合わせて相対的に拡大又は縮小して表示することが望ましい。更に、ステップX14及びX17で元画像の再生画像を画面上の他の画像の表示サイズ等に合わせて相対的に拡大又は縮小して表示するようにしてもよい。
なお、上記実施例では時間のグラフ表示をバーグラフを例として説明したが、グラフ表示の方法はバーグラフに限定されない。例えば、円グラフでもよい。また、グラフ表示付きカレンダのグラフは24時間制と1時間制としたがこれらに限定されない、例えば12時間制でもよいし、他の時間制でもよい。また、上記実施例ではカレンダの期間を1ヶ月単位としたがカレンダの期間は1ヶ月単位に限定されない。例えば、10日単位、週間単位でもよく、1日単位でもよい。
また、パーソナルコンピュータ(以下、パソコン)のように表示画面が十分広い場合は図26(b)、図27(b)の元画像の表示を1ヶ月分同時に表示するようにしてもよい。このようにすれば、1ヶ月全ての日において時間のグラフ表示となり、一度に把握できる。
上記実施形態1及び実施形態2ではデジタルカメラを画像表示装置の例として説明したが、画像表示装置という語はデジタルカメラに限定されない。例えば、表示部を備えた電子カメラや撮像装置、携帯電話、携帯情報端末、パソコン、画像記憶部及び表示部を備えた通信端末、画像表示部を備えたクレードル、などにも適用できる。
<応用例>
図29は、上記画像検索型カレンダ表示システムのネットワーク構成例を示す図である。以下、携帯電話に本発明のカレンダと画像の連動表示方法を適用した、画像検索型カレンダ表示システムの一例について図29を基に説明する。
画像検索型カレンダ表示システム800は、図29に示すように、インターネット等の通信ネットワーク700に接続するデータベース520を備えたサーバ510と、携帯電話等の携帯情報端末(以下、携帯電話)610、パソコン等の通信情報端末(以下、パソコン)620からなる。なお、符号750は通信ネットワーク700に接続し、携帯電話610からの無線データ受信して復調し、デジタルデータに変換して通信ネットワーク700に送出し、通信ネットワーク700からのデータ(デジタルデータ)を無線信号に変換して変調し、無線網に送出する無線基地局を示す。
サーバ510は携帯電話610やパソコン620等の端末(以下、「情報端末」と記す)から、画像検索型カレンダ表示指示があると指定された月のカレンダを生成してそのカレンダの日付に対応付けられた縮小画像データと共に生成したカレンダデータを要求元の情報端末に送信し、画像送信要求があるとデータベース520から要求された画像データ及びメッセージデータを取り出して要求元の情報端末宛てに送信する。また、詳細メッセージ送信要求があるとデータベース520から要求された詳細メッセージデータを取り出して要求元の情報端末宛てに送信する。
データベース520には、携帯電話610やパソコン620の画面に表示するOSD用の記号や、時計表示やカレンダ表示用のフォーマットや、図形および文字等のデジタル化された情報と、所定のジャンル(分野)別、月別、及び日別の順に分類された画像ファイル(縮小画像データ及びその元画像の圧縮画像データ)、各画像に対応付けられたメッセージデータ、URL、及び各画像に対応付けられた詳細情報ファイル、及び通信ネットワーク700に接続した情報端末にダウンロードする各種プログラム、例えば、本発明のカレンダと画像の連動表示方法を実現するプログラムの一種である画像検索型カレンダ表示動作プログラム、等が登録されている。
図30は、携帯電話又はパソコンによる画像検索型カレンダ表示動作時に表示される画面の例を示す図であり、図30(a)は情報端末を起動すると表示されるメニュー画面、図30(b)はジャンル別カレンダ選択画面の例であり、選択可能なジャンル名等がメニュー表示される。ユーザはイベント等のジャンル別に生成されるカレンダの種類を選択することができる。
図30(c)は、図30(b)で選択されたジャンルの月間カレンダであり、当初は選択されたジャンルの現在月のカレンダが表示され、その月に該当する画像の縮小画像が対応する日付欄に表示される。また、カレンダの月を指定することもできる。図30(c)で符号311はカレンダを、符号312は縮小画像を、符号313は表示する月間カレンダの月を選択・指定する選択・指定欄、符号314は指定すると図30(b)に戻る「戻り」ボタンを示す。
図30(d)は、図30(c)で日付欄の縮小画像を選択・指定すると表示される画面であり、符号315は選択・指定された縮小画像の元画像、符号316は説明用メッセージ、符号317は表示された画像315に関連するホームページのアドレスを示すURL、符号318は指定すると図30(c)に戻る「戻り」ボタン、符号319は詳細情報表示指示を示す。なお、URL317のうちの一つを指定すると指定されたURLで規定されるホームページにリンクする。
図30(e)はホームページ又は詳細情報の表示画面であり、符号320は指定すると図30(d)に戻る「戻り」ボタン、符号321は指定すると処理を終了する「終了」ボタンを示す。図30(d)でURLが指定されるとホームページが表示され、符号319が選択されると画像315に関連する詳細情報が表示される。
図30の例では、情報端末を起動すると図30(a)のメニュー画面が表示されるのでユーザが「ジャンル別カレンダ検索」メニューを選択すると、図30(b)に示すようなジャンル別カレンダ選択画面が表示される。ユーザが「1.季節の花だより」を選択すると図30(c)に示すような花便りに関連する縮小画像を日付欄に表示した現在月の月間カレンダが表示される。ユーザが年月選択欄313でカレンダの年月を選択・指定するとその年月のカレンダ311及びその月の花に関連する画像の縮小画像が表示される。
図30(c)で表示されている縮小画像を選択・指定すると図30(d)に示す花の画像(指定された縮小画像の元画像)315と説明メッセージ316、関連するホームページのURL317、詳細情報表示指示319等が表示される。
図30(d)でURLが指定されると図30(e)に画像315に係わる情報を含むホームページが表示され、詳細情報表示指示319が指定されると画像315に係わる詳細情報が表示される。
図31は、画像検索型カレンダ表示システムパソコンにおける各種端末とサーバの動作例を示すフローチャートであり、図31(a)は情報端末としての携帯電話610の動作例を示し、図31(b)はサーバの動作例を示す。なお、本応用例では情報端末として携帯電話を例として説明するが情報端末はこれに限定されない。
・携帯電話側の動作
図31(a)で、携帯電話610が起動されると携帯電話の制御部は動作プログラムに従って図30(a)に示すようなメニュー画面を表示してユーザに選択を促す(ステップY1)。ユーザが「ジャンル別カレンダ検索」メニューを選択するとプログラム送信要求が通信ネットワーク700を介してサーバ510に送信される(ステップY2)。
次に、携帯電話610の制御部は通信ネットワーク700を介してサーバ510から送信された画像検索型カレンダ表示動作プログラムをRAM等の一時記憶メモリにダウンロードし(ステップY3)、ダウンロードした画像検索型カレンダ表示動作プログラムに従って図30(b)に示すようなジャンル別カレンダ選択画面を表示してジャンルの選択を促す(ステップY4)。
ユーザが図30(b)に示されているジャンルの一つ、例えば、「1.季節の花だより」、を選択すると、携帯電話の制御部は画像検索型カレンダ表示動作プログラムに従って、選択されたジャンル情報及び現在年月を含むカレンダ送信要求を通信ネットワーク700を介してサーバ510に送信する(ステップY5)。
携帯電話610の制御部は通信ネットワーク700を介してサーバ510から送信された現在年月のカレンダデータ及び日付に対応付けられた縮小画像データを受信すると、図30(c)に示すように上記ステップY5で選択されたジャンルにかかわる縮小画像を対応する日付欄に表示した現在月の月間カレンダ311を表示する(ステップY6)。
ユーザがカレンダ311で縮小画像を選択・指定するとステップY11に進み(ステップY7)、カレンダ311の年月選択欄313でカレンダの年月を選択・指定すると(ステップY8)、携帯電話の制御部は画像検索型カレンダ表示動作プログラムに従って、選択されているジャンル情報及び指定された年月を含むカレンダ送信要求を通信ネットワーク700を介してサーバ510に送信する(ステップY9)。
携帯電話610の制御部は通信ネットワーク700を介してサーバ510から送信された指定年月のカレンダデータ及び日付に対応付けられた縮小画像データを受信すると図30(c)に示すように上記ステップY5で選択されたジャンルにかかわる縮小画像を対応する日付欄に表示した指定年月の月間カレンダを表示してステップY7に戻る(ステップY10)。
ユーザが月間カレンダ311に表示されている縮小画像を選択・指定すると、携帯電話610の制御部は通信ネットワーク700を介してサーバ510に指定された縮小画像識別情報を含む画像等送信要求を送信し(ステップY11)、サーバ510から指定した縮小画像の元画像データ(圧縮画像データ)やメッセージデータ、URL情報、及び詳細情報を受信すると図30(d)に示すように画像315、説明メッセージ316、及びURL317を含む説明画面を表示する(ステップY12)。
図30(d)でユーザがURLを選択・指定すると携帯電話610の制御部は通信ネットワーク700に指定されたURLを送出し(ステップY13)、ホームページをダウンロードして表示する(ステップY14)。また、図30(d)で詳細情報表示指示319が指定されると(ステップY15)、上記ステップY12で受信した詳細情報を表示する(ステップY16)。
なお、上記ステップY6で縮小画像を画面上の他の画像の表示サイズ(例えば、日付欄の大きさ)等に合わせて相対的に拡大又は縮小して表示することが望ましい。更に、ステップY12で元画像の再生画像を画面上の他の画像の表示サイズ等に合わせて相対的に拡大又は縮小して表示するようにしてもよい。
・サーバ側の動作
図31(b)で、携帯電話610からプログラム送信要求を受信すると(ステップZ1)、サーバ510はデータベース520から画像検索型カレンダ表示動作プログラムを取り出してプログラム送信要求元の端末(この場合は、携帯電話610)宛てに送信する(ステップZ2)。
また、携帯電話610からジャンル情報及び年月を含むカレンダ送信要求を受信すると(ステップZ3)、サーバ510は受信した年月のカレンダデータを生成すると共に(ステップZ4)、データベース520から受信したジャンルの指定された年月の縮小画像データを取り出して生成したカレンダデータと共にカレンダ送信要求元の端末宛てに送信する(ステップZ5)。
また、携帯電話610から縮小画像識別情報とジャンル情報を含む画像等送信要求を受信すると(ステップZ6)、サーバ510は受信した縮小画像識別情報を元に当該縮小画像データの元画像データ(圧縮画像データ)とそれに関連するメッセージデータ、URL情報及び詳細情報をデータベース520から取り出して送信要求元の端末宛てに送信する(ステップZ7)。
上記図31のフローチャートに示した動作により、携帯電話610のユーザは指定したジャンルの画像情報を月間カレンダで一覧できるので、何日に所望のイベントが開催されるかとか、いつごろ何処の蓮の花が開花しそうだといった情報を一目で把握できる。また、カレンダに表示されている画像を選択・指定するといった簡単でかつ最小の操作で詳細な情報を閲覧できる。
なお、上記説明では画像検索型カレンダ表示動作プログラムをサーバから情報端末にダウンロードするものとしたが、画像検索型カレンダ表示動作プログラムは情報端末側のメモリに予めインストールされていてもよい。
以上、本発明の一実施例について説明したが本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能であることはいうまでもない。