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JP4182754B2 - 磁性流体シール装置 - Google Patents

磁性流体シール装置 Download PDF

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JP4182754B2
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Description

技術分野
本発明は、磁性流体を用いた磁性流体シール装置及び磁性流体シール装置の装着方法に関するもので、例えばカメラのズームレンズ部等の磁性流体を用いて光を遮断する遮光装置に適用されるものである。
背景技術
従来、カメラのズームレンズ部等の遮光には、遮光装置としてシリコーンゴム等の接触式シール部材を用いた接触式シール装置が使用されていた。このような接触式シール装置の接触式シール部材の摺動抵抗は、一般的なオイルシール部材の摺動抵抗と比較して非常に小さいものである。
しかし、近年、カメラの小型化・多機能化の進展に伴って、カメラを構成する各ユニットの省電力化が課題となっており、ズームレンズ駆動時に必要とされる消費電力の低減に向けて、シール部材に対して更なる摺動抵抗の低下が求められるようになった。
しかしながら、従来の接触式シール部材を用いた遮光装置では、固体同士の接触によって摺動するので、いかに接触式シール部材の摺動抵抗の低減を図ってもそれには自ずと限界があった。
このため、出願人は、以前第7図に示すように、磁性流体を用いて遮光を行う磁性流体シール装置である遮光装置を発案した。
以下、第7図を用いて、従来の磁性流体を用いた遮光装置について説明する。第7図において、コンパクトカメラのズームレンズ部を構成する2連の鏡筒5,6であり、鏡筒6の内部にはレンズ7とシャッターユニット8が設置されている。
そして、遮光装置1は、径方向に互いに逆向きに着磁され、鏡筒5の内周面に配置された1対の環状磁石2,3と、1対の環状磁石2,3の形成する磁気回路によって環状磁石2,3の内周面(磁極部)と鏡筒6の外周面との隙間に保持された磁性流体4と、により構成されている。
この遮光装置1では、磁性流体4と鏡筒6との接触、即ち液体と固体の接触であるので、従来の接触式シール部材を用いた遮光装置に比して飛躍的に摺動抵抗を低減することができた。
しかしながら、上記のような従来技術の場合には、下記のような問題が生じていた。
第7図の磁性流体を用いた遮光装置1では、磁性流体4はその表面が1対の環状磁石2,3の発生する空間磁場の等磁場線にほぼ沿う形で保持される。
このため、鏡筒5,6間の隙間が偏心等によって変化する場合においても、鏡筒6の外
周面が1対の環状磁石2,3の発生する空間磁場の及ぶ範囲内にあり、かつ、磁性流体4の表面が鏡筒6の外周面に接する等磁場線に沿った形で保持されるのであれば(そのために必要な量の磁性流体4が存在するのであれば)、第8図に示すように、磁性流体4によって鏡筒5,6間の隙間を完全に遮光することができる。
しかし、鏡筒5,6間の隙間の最大間隔が、1対の環状磁石2,3の発生する空間磁場の及ぶ範囲を超える場合、もしくは鏡筒5,6間の隙間を塞ぐのに十分な量の磁性流体4が存在しない場合には、第9図に示すように、磁性流体4によって鏡筒5,6間の隙間を遮光することができなくなる。
この第9図の状態を回避し、鏡筒5,6間の隙間が偏心等によって変化する場合においても遮光装置1の遮光性を維持するためには、1対の環状磁石2,3をより強力な磁力を発生するものに変更して空間磁場の強度を高めるか、もしくは鏡筒5,6間の隙間に保持される磁性流体4を増量する必要があるが、強力な磁力を発生するためには1対の環状磁石2,3の大型化を招き、磁性流体4の増量は磁性流体4と鏡筒6との接触面積の増加に起因する摺動抵抗の増加を招いてしまい、これらはあまり好ましい方策とはいえないものであった。
本発明は上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、隙間の間隔変化が大きい場合にも遮光性を維持する高性能な磁性流体シール装置を提供することにある。
発明の開示
本発明は、上記した課題を解決するために以下の構成を採用する。
上記目的を達成するために本発明の磁性流体シール装置にあっては、
互いに相対移動可能に組付けられる2部材間の隙間からの漏光を防止して遮光する磁性流体シール装置であって、
径方向に互いに逆向きに着磁され、前記2部材の内の他方の部材の内周面に設けられた環状の取付溝に径方向に移動可能に配置される一対の環状磁石から成る磁力発生手段と、前記2部材の内一方の部材に対向して前記磁力発生手段の内周端部に形成される磁極部と、を有し、前記隙間を通過する磁気回路を形成する磁気回路形成手段と、
該磁気回路形成手段磁極部に磁気的に保持された前記一方の部材に接触し、前記隙間を塞いで遮光する磁性流体と、
を備えた磁性流体シール装置において、
前記磁気回路形成手段は前記一対の環状磁石のみで構成され、
前記一対の環状磁石の外周面と前記取付溝の溝底面との間に形成される隙間は他方の部材に対する一方の部材の偏心量以上の径方向の深さを有し、
前記一対の環状磁石が前記取付溝内で磁性流体の付与する磁気浮揚力によって前記一方の部材から浮遊支持されて、
前記2部材間の隙間の間隔変化に追随して相対移動可能に設けたことを特徴とする。
したがって、偏心等に起因して2部材間の隙間の間隔に変化が生じる場合においても、磁性流体を保持する磁気回路形成手段と2部材の内一方の部材との隙間を一定に保つことができ、磁性流体の一方の部材に対する接触面積を広げることがなく、磁性流体シール装置の摺動抵抗は、偏心量によらず常に一定に保たれる。
このため、偏心量に応じて磁力発生手段を大型化して磁気力を強めたり、磁性流体の量を増加することなく、隙間の間隔変化が大きい場合にも遮光性を維持することができる。
前記磁気回路形成手段は、2部材の内他方の部材に設けられた取付溝内で前記一方の部材に対しての遠近方向に移動可能に設けられたことが好適である。
これにより、磁気回路形成手段は、取付溝内で磁性流体の付与する磁気浮揚力によって
一方の部材から浮遊支持され、偏心時にも、磁気回路形成手段は、磁性流体によって一方の部材との隙間を一定に保持するように径方向に移動することができる。
前記磁気回路形成手段は、互いに逆向きに着磁されて接合された一対の前記磁力発生手段に、前記一対の磁極部を形成して設けられたことが好適である。
これにより、磁気回路形成手段は、構成が容易で製造性、組立性に優れる。
前記磁気回路形成手段の少なくとも一方の軸方向側面に、前記一方の部材の外周表面に接触して、前記磁性流体の軸方向への漏れを防止すると共に外部から前記磁性流体への異物混入を防止する漏れ防止部材を備えたことが好適である。
これにより、漏れ防止部材で磁性流体の軸方向への漏れを防止することができる。 カメラのズームレンズ部に配置されたことが好適である。
これにより、カメラのズームレンズ部の摺動抵抗を低減して、ズームレンズ部のズーム等に必要とされる電力の消費量を低減してカメラの省電力化、またズームレンズ部の偏心追随性の向上による省スペース化に伴うカメラの小型化を図ることができる。
互いに相対移動可能に組付けられる2部材間の隙間からの漏光を防止して遮光する磁性流体シール装置であって、
径方向に互いに逆向きに着磁され、前記2部材内の他方の部材の内周に装着されたスリーブの内周面に形成された環状の取り付け溝に径方向に移動可能に配置される一対の環状磁石からなる磁力発生手段と、前記2部材のうちの一方の部材に対向して前記磁力発生手段の内周端部に形成される磁極部とを有し、前記隙間を通過する磁気回路を形成する磁気回路形成手段と、
該磁気回路形成手段の磁極部に磁気的に保持されて前記一方の部材に接触し、前記隙間を塞いで密封する磁性流体と、
を備えた磁性流体シール装置において、
前記磁気回路形成手段は前記一対の環状磁石のみで構成され、
前記一対の環状磁石の外周面と前記取付溝の溝底面との間に形成される隙間は他方の部材に対する一方の部材の偏心量以上の径方向の深さを有し、
前記一対の環状磁石が前記磁性流体によって浮遊支持されて、
前記2部材間の隙間の間隔変化に追随して相対移動可能に設けたことを特徴とする。
したがって、磁気回路形成手段は、スリーブの取付溝内で磁性流体の付与する磁気浮揚力によって一方の部材から浮遊支持され、偏心時にも、磁気回路形成手段は、磁性流体によって一方の部材との隙間を一定に保持するように径方向に移動することができる。
このため、磁性流体の一方の部材に対する接触面積を広げることがなく、磁性流体シール 装置の摺動抵抗は、偏心量によらず常に一定に保たれ、隙間の間隔変化が大きい場合にも遮光性又は防塵性を維持することができる。
また、磁気回路形成手段は、互いに逆向きに着磁されて接合された一対の環状磁石に、一対の磁極部を形成して設けられているので、磁気回路形成手段は、強力な磁力を発生させつつ構成が容易で製造性、組立性に優れる。
前記磁気回路形成手段の少なくとも一方の軸方向側面に、前記一方の部材の外周表面に接触して、前記磁性流体の軸方向への漏れを防止すると共に外部から前記磁性流体への異物混入を防止する漏れ防止部材を備えたことが好適である。
これにより、漏れ防止部材で磁性流体の軸方向への漏れを防止することができる。また、外部から磁性流体への異物混入を確実に防止できる。
発明を実施するための最良の形態
(第1の実施の形態)
第1図、第2図を用いて第1の実施の形態に係る磁性流体シール装置としての遮光装置をコンパクトカメラに用いた構成について説明する。なお、第1図、第2図は、コンパクトカメラのズームレンズ部を概略拡大して示している。
まず、第1図を用いて遮光装置の構成を説明する。第1図に示すコンパクトカメラのズームレンズ部は、カメラ本体から移動可能に突き出た2連の鏡筒5,6と、1番内側の鏡筒6内部に配置されたレンズ7及びシャッターユニット8と、を備えている。
このズームレンズ部には、非磁性体の鏡筒5,6間に遮光装置1が設けられており、ズームなどでズームレンズ部が出入りする際の光及びダストの侵入を防いでいる。なお、遮光装置1は、鏡筒5とカメラ本体間の隙間等にも同様に用いられるものである。
遮光装置1は、径方向に互いに逆向きに着磁され、鏡筒5内周面に配置された1対の環
状磁石2,3(磁力発生手段)と、1対の環状磁石2,3の内周端部(磁極部)に保持された磁性流体4と、から構成される。
なお、ここで、磁気回路形成手段は、1対の環状磁石2,3のみで構成されている。
1対の環状磁石2,3は、径方向に互いに逆向きに着磁された状態で向かい合う軸方向端面同士を接合され、環状磁石2,3間の磁場分布に従って1対の環状磁石2,3の内周端部に磁性流体4が磁気的に保持されている。
この1対の環状磁石2,3は、鏡筒5の内周面に設けられた環状の取付溝に径方向に移動可能に配置されている。
取付溝に配置された1対の環状磁石2,3の外周面と取付溝の溝底面との間には、鏡筒5に対する鏡筒6の偏心量に応じた隙間9が形成されている。この隙間9は、鏡筒5に対する鏡筒6の偏心量以上の径方向の深さを有する。
即ち、鏡筒6が偏心した場合でも、鏡筒5の取付溝内から1対の環状磁石2,3が抜け出ず、かつ、鏡筒5の取付溝の溝底面に1対の環状磁石2,3の外周端部が接触しないような深さに設定されている。
また、1対の環状磁石2,3としては、金属、又は磁石粉を充填した有機材料等からなる永久磁石を用いている。
一方、磁性流体4としては、Fe等の微粒子を油,水,有機溶媒等の中にコロイド状に分散させたものを用いている。
なお、鏡筒6の外周面を、磁性流体4とのぬれ性を低下させる材料(ぬれ性低下部材)でコーティングしておくと、1対の環状磁石2,3の内周端部に磁気的に保持された磁性流体4がズーム等に伴って鏡筒6の外周面に残留してしまうことが防止でき、磁性流体4の保持が向上してよい。
そして、遮光装置1は、1対の環状磁石2,3の内周端部に磁性流体4で鏡筒6の外周面と接触して鏡筒5,6間の隙間を塞ぎ、遮光する。
ここで、1対の環状磁石2,3は、鏡筒5の内周面の取付溝内で磁性流体4の付与する磁気浮揚力によって鏡筒6から浮遊支持されている。
これは、1対の環状磁石2,3が発生する磁気力によって、1対の環状磁石2,3近傍に位置する磁性流体4内部には、1対の環状磁石2,3に近づくにつれ大きくなる圧力勾配が生じている。
このため、磁性流体4内部の圧力勾配によって、非磁性体の鏡筒6が圧力の低い方、即ち中心軸に向かって押し出される力が働き、その反作用として1対の環状磁石2,3が鏡筒6に対して浮遊される。
鏡筒5に対して鏡筒6が大きく偏心した場合にも、第2図に示すように、1対の環状磁石2,3は磁性流体4によって鏡筒6との隙間を一定に保持するように径方向に移動する。
つまり、1対の環状磁石2,3が磁性流体4によって浮遊支持されているので、鏡筒6の偏心に追随して径方向に移動する。
また、この時、1対の環状磁石2,3は径方向に移動しても、鏡筒5の取付溝から抜き出ないので、鏡筒5,6間の隙間は遮光された状態を維持している。
さらに、1対の環状磁石2,3は径方向に移動しても、鏡筒5の取付溝の溝底面に接触することがなく、1対の環状磁石2,3と鏡筒6間の隙間を狭めないので、磁性流体4の鏡筒6の外周面に対する接触面積を広げることがない。
その結果、遮光装置1の摺動抵抗は、鏡筒6の偏心量によらず常に一定に保たれる。
したがって、本実施の形態では、鏡筒6の偏心量に応じて1対の環状磁石2,3を大型化して磁気力を強めたり、磁性流体4の量を増加することなく、偏心しても遮光性を維持する遮光装置1を提供することができる。
また、遮光装置1の摺動抵抗は、偏心量によらず常に一定に保たれるので、ズームレンズ部をズーム等させる駆動装置は、一定の駆動力を有するものでよく、消費電力量の低減を図ることができる。
(遮光性の評価)
以上の構成の第1の実施の形態の遮光装置1と、鏡筒5に固定された1対の環状磁石2,3を備えた磁性流体4を用いた従来の遮光装置と、の偏心時における遮光性を比較した。
共通の条件として、
鏡筒5の内径:φ31.0mm、
鏡筒6の外径:φ30.6mm、
鏡筒5,6間の隙間:0.2mm、
鏡筒5に対する鏡筒6の偏心量:0.15mm、
1対の環状磁石2,3の外径:φ32.0mm、
1対の環状磁石2,3の内径:φ31.0mm、
1対の環状磁石2,3の軸方向幅:0.8mm、
磁性流体4の量:15μl、
である。
また、本実施の形態の遮光装置1だけの条件として、
鏡筒5の取付溝の溝径:φ32.3mm、
ある。
これら二つの遮光装置について上記の条件で偏心時の遮光性を比較した結果を以下に示す。
従来の遮光装置では、偏心量が0.12mmを超えるまでは遮光性を保っていたが、偏心量がそれ以上になると鏡筒5,6間の隙間の間隔が大きい領域で光が漏洩した。
本実施の形態の遮光装置1では、偏心量が0.15mmに達した状態においても遮光性を維持した。
このように、従来の遮光装置に比して本実施の形態の遮光装置1が、偏心量が大きくても偏心時の遮光性が維持されることが上記の比較で確認できた。
なお、1対の環状磁石2,3を内側の鏡筒6外周面に設けた取付溝に配置して磁性流体4によって浮遊支持し、磁性流体4と鏡筒5内周面とを接触させて、鏡筒5,6間の隙間を塞ぐ構成としてもよいし、磁性流体4によって鏡筒5,6間の隙間を埋める構成であれば形状に限定されないものである。
本実施の形態の磁気回路形成手段は、1対の環状磁石2,3を互いに逆向きに着磁されて接合した構成であるので、構成が容易で製造性、組立性に優れる。
(第2の実施の形態)
第3図には、第2の実施の形態が示されている。ここでは、第2の実施の形態に係る遮光装置1について説明し、その他の第1の実施の形態と同じ構成は、同じ符号を付して説明を省略する。
第2の実施の形態の遮光装置1には、1対の環状磁石2,3の軸方向両側にゴムやフェルト等からなる2つの補助シール10,11(漏れ防止部材)を隣接して設置している。このため、第2の実施の形態の遮光装置1では、補助シール10,11が鏡筒5,6の相対移動に伴う磁性流体4の軸方向への漏洩を確実に防止し、遮光性が向上する。
なお、この補助シール10,11は、摺動抵抗が極力小さくなるよう、その先端が鏡筒6に軽く接触する程度で設置するのが望ましい。
また、補助シールは、磁性流体4が漏洩し易い1対の環状磁石2,3の軸方向のいずれか
一方側のみに設けられてもよい。
以上の実施の形態では、磁性流体シール装置を遮光装置として適用した場合について説明したが、上記構成で低摩耗なシールを必要とするHDD等の精密機械のダストシール装置(この場合、外部から内部へ通じるストレートな隙間をなくして(鏡筒5と1対の環状磁石2,3間の隙間9による折り曲がった隙間は存在する)、外部からのダスト等が直接ストレートに内部へ侵入することを防止する防塵性があればよい)としても好適に用いられる。
(第3の実施の形態)
上記実施の形態における遮光装置のような構成の磁性流体シール装置では、所定の部位
に装着する場合に、まず、磁性流体を保持させない状態で、磁石等の磁気回路形成手段といった部品を装着し、その後に磁性流体をシール部に充填するという装着方法をとっていた。
しかしながら、このような磁性流体シール装置の装着方法では、装着箇所によっては磁性流体の充填作業が困難となることがあった。
また、磁性流体の充填作業を納入先のメーカに委ねることになるので、納入先のメーカにおける組立作業現場毎に磁性流体の充填装置を設置しなければならないという問題があった。
さらに、磁性流体の充填作業を納入先のメーカに委ねることで、充填量の管理を磁性流体シール装置の製造元で行うことができないことから、充填量の管理が不十分になってしまうおそれがあり、これによって装着作業時における磁性流体の充填量の不足等を原因とする遮光性又は防塵性の低下あるいは欠落によるトラブルが発生することも考えられた。
そこで、本実施の形態以降では、上記の問題を解決し、装着作業性及び品質管理の向上を図る磁性流体シール装置及び磁性流体シール装置の装着方法について説明する。
なお、本実施の形態以降でも、第1,第2の実施の形態と同様に磁性流体シール装置を遮光装置に適用した例で説明する。
第4図には、第3の実施の形態が示されている。ここでは、第3の実施の形態に係る遮光装置1について説明し、その他の第1の実施の形態と同じ構成は、同じ符号を付して説明を省略する。
第3の実施の形態の遮光装置1は、1対の環状磁石2,3を径方向に移動可能に配置する環状の取付溝を有するスリーブ12を鏡筒5と別体で備えている。
即ち、第1,第2の実施の形態では、取付溝が鏡筒5の内周面に直接形成されていたが、本実施の形態では、スリーブ12の内周面に取付溝を形成し、そのスリーブ12を鏡筒5に装着している。
なお、取付溝に配置された1対の環状磁石2,3の外周面と取付溝の溝底面との隙間9の設定等は第1の実施の形態と同様である。
したがって、鏡筒5に対して鏡筒6が大きく偏心した場合にも、1対の環状磁石2,3は磁性流体4の付与する磁気浮遊力によって鏡筒6との隙間を一定に維持するように径方向に移動する。
この時、遮光装置1の摺動抵抗は、鏡筒6の偏心量によらず常に一定に保たれ、1対の環状磁石2,3と鏡筒6間の隙間が磁性流体4で塞がれた状態であるので、第1,第2の実施の形態と同様な遮光性を維持することができる。
なお、この遮光装置1に適用された磁性流体シール装置をHDD等の精密機械のダストシール装置として適用すると、外部から内部へストレートに通じる隙間がなくなり、外部からのダスト等が直接ストレートに内部へ侵入することを防止する防塵性を維持することができる。
続いて、第5図を用いて本実施の形態に係る遮光装置1の装着方法について説明する。第5図は本実施の形態に係る遮光装置1の装着の様子を示す模式図である。
本実施の形態においては、遮光装置1のスリーブ12の取付溝内に1対の環状磁石2,3を配置し、磁性流体4を1対の環状磁石2,3の内周端部に充填した状態とし、この磁性流体充填済み状態のスリーブ12を予め治具13に取り付けておく。
なお、治具13にスリーブ12を取り付けた後に、磁性流体4の充填を行ってもよい。ここで、本実施の形態で用いられる治具13は、鏡筒6の外周と略同径の磁性流体接触部としての軸状部14を有しており、この軸状部14に先の磁性流体充填済み状態のスリーブ12を複数取り付けておく。
そして、遮光装置1を所定の装着部に装着する際には、軸状部14の端部を鏡筒6の端部に図示のように突き当てて、この突き当てた状態を維持しながら先の磁性流体充填済み状態のスリーブ12を鏡筒5,6の装着部まで図示矢印の方向にスライドさせて装着する。
鏡筒5,6の装着部では、スリーブ12が鏡筒5に嵌合することによって固着される。
ここで、上述した治具13の軸状部14の表面は、磁性流体4とのぬれ性を低下させるような状態であるとよい。このため、本実施の形態では、軸状部14の表面をぬれ性低下部材でコーティングしている。ぬれ性低下部材としては、例えば、フッ素を有するカップリング剤や高分子量化が容易なフッ素鎖を有するモノマーや撥油剤等がある。
また、治具13の材質としてぬれ性の低いものを使用して表面のぬれ性を低下させてもよい。ぬれ性の低い材質としては、例えば、PTFEで総称される全ての素材等がある。このように軸状部14の表面が磁性流体4とのぬれ性を低下させることによって、治具13に取り付けられた磁性流体充填済み状態のスリーブ12では、磁性流体4が軸状部14へ付着して治具13側に残留してしまうことを防止できる。よって、装着前における磁性流体4の充填量の管理を厳密に行うことができる。また、鏡筒6の外周面も、磁性流体4とのぬれ性を低下させるような状態であることが望ましく、この場合、治具13から鏡筒6へ磁性流体充填済み状態のスリーブ12をスライドさせる際の付着残留も防止できる。
以上のように、本実施の形態においては、治具13に取り付ける前又は取り付けた状態で磁性流体4の充填作業を行うことができるため、装着先の装置等の構造に左右されることなく、磁性流体4の充填作業を容易に行うことができる。
また、治具13に取り付けたスリーブ12の装着作業も、磁性流体充填済み状態のスリーブ12をスライドさせるだけで良いので、容易に行うことができる。
さらに、遮光装置1の製造元で磁性流体4の充填作業を行うことができるため、充填装置を製造元にのみ設置しておけばよく、また、磁性流体4の充填量の管理を遮光装置1の製造元で行うことができるため、品質管理も十分なものとなる。
なお、治具の磁性流体接触部の表面形状は、装着時の磁性流体4が接触する表面形状と同様にすればよく、例えば、1対の環状磁石2,3を内側の鏡筒6外周面に設けたスリーブ12の取付溝に配置して磁性流体4によって浮遊支持し、磁性流体4と鏡筒5内周面とを接触させて、鏡筒5,6間の隙間を塞ぐ構成の遮光装置1の場合には、治具13の磁性流体接触部は、鏡筒5内周とほぼ同径の内周を有する穴部や筒部に形成される。
(第4の実施の形態)
第6図には、第4の実施の形態が示されている。ここでは、第4の実施の形態に係る遮光装置1について説明し、その他の第3の実施の形態と同じ構成は、同じ符号を付して説明を省略する。
第4の実施の形態の遮光装置1には、第2の実施の形態と同様に、1対の環状磁石2,3の軸方向両側にゴムやフェルト,不織布等からなる2つの補助シール10,11(漏れ防止部材)を隣接して設置している。
そして、補助シール10,11は、1対の環状磁石2,3と一体的にスリーブ12の取付溝に配置される。
このため、第4の実施の形態の遮光装置1では、補助シール10,11が鏡筒5,6の相対移動に伴う磁性流体4の軸方向への漏洩を確実に防止し、遮光性が向上する。また、磁性流体4へ外部からの異物混入を確実に防止することができる。
なお、この補助シール10,11は、摺動抵抗が極力小さくなるよう、その先端が鏡筒6に軽く接触する程度で設置するのが望ましい。
また、補助シールは、磁性流体4が漏洩し易い又は外部から磁性流体4へ異物混入し易い1対の環状磁石2,3の軸方向のいずれか一方側のみに設けられてもよい。
以上の本実施の形態の遮光装置1でも、第3の実施の形態と同様な遮光装置1の装着方法が適用でき、装着作業性及び品質管理の向上を図ることができる。
産業上の利用可能性
以上説明したように、本発明は、磁気回路形成手段を、隙間の間隔変化に追随して相対移動可能に設けたことで、偏心等に起因して2部材間の隙間の間隔に変化が生じる場合においても、磁性流体を保持する磁気回路形成手段と2部材の内一方の部材との隙間を一定に保つことができ、磁性流体の一方の部材に対する接触面積を広げることがなく、磁性流
体シール装置の摺動抵抗は、偏心量によらず常に一定に保たれる。
このため、偏心量に応じて磁力発生手段を大型化して磁気力を強めたり、磁性流体の量を増加することなく、隙間の間隔変化が大きい場合にも遮光性を維持することができる。
磁気回路形成手段は、2部材の内他方の部材に設けられた取付溝内で一方の部材に対しての遠近方向に移動可能に設けられたことで、磁気回路形成手段は、取付溝内で磁性流体の付与する磁気浮揚力によって一方の部材から浮遊支持され、偏心時にも、磁気回路形成手段は、磁性流体によって一方の部材との隙間を一定に保持するように径方向に移動することができる。
また、磁気回路形成手段は、互いに逆向きに着磁されて接合された一対の磁力発生手段に、一対の磁極部を形成して設けられたことで、磁気回路形成手段は、構成が容易で製造性、組立性に優れる。
磁気回路形成手段の少なくとも一方の軸方向側面に、一方の部材の外周表面に接触する漏れ防止部材を備えたことで、磁性流体の軸方向への漏れを確実に防止することができると共に、磁性流体への異物の混入を防止することができる。
カメラのズームレンズ部に配置されたことで、カメラのズームレンズ部の摺動抵抗を低減して、ズームレンズ部のズーム等に必要とされる電力の消費量を低減してカメラの省電力化、またズームレンズ部の偏心追随性の向上による省スペース化に伴うカメラの小型化を図ることができる。
2部材の内他方の部材に装着されると共に一方の部材に対向する部位に取付溝が形成されたスリーブを備え、スリーブの取付溝内に、磁気回路形成手段を一方の部材に対しての遠近方向に移動可能に配置したことで、磁気回路形成手段は、スリーブの取付溝内で磁性流体の付与する磁気浮揚力によって一方の部材から浮遊支持され、偏心時にも、磁気回路形成手段は、磁性流体によって一方の部材との隙間を一定に保持するように径方向に移動することができる。
このため、磁性流体の一方の部材に対する接触面積を広げることがなく、磁性流体シール装置の摺動抵抗は、偏心量によらず常に一定に保たれ、隙間の間隔変化が大きい場合にも遮光性又は防塵性を維持することができる。
磁気回路形成手段の少なくとも一方の軸方向側面に、磁性流体の軸方向への漏れを防止する漏れ防止部材を備えたことで、漏れ防止部材で磁性流体の軸方向への漏れを防止することができる。また、外部から磁性流体への異物混入を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第1の実施の形態に係る遮光装置を示す半断面図であり、
第2図は、第1の実施の形態に係る遮光装置の偏心時の状態を示す断面図であり、
第3図は、第2の実施の形態に係る遮光装置を示す半断面図であり、
第4図は、第3の実施の形態に係る遮光装置を示す半断面図であり、
第5図は、第3の実施の形態に係る遮光装置の装着方法を示す半断面図であり、
第6図は、第4の実施の形態に係る遮光装置を示す半断面図であり、
第7図は、従来技術の遮光装置を示す半断面図であり、
第8図は、従来技術の遮光装置の偏心時の状態を示す断面図であり、
第9図は、従来技術の遮光装置が偏心時に漏光した状態を示す断面図である。

Claims (5)

  1. 互いに相対移動可能に組付けられる2部材間の隙間からの漏光を防止して遮光する磁性流体シール装置であって、
    径方向に互いに逆向きに着磁され、前記2部材の内の他方の部材の内周面に設けられた環状の取付溝に径方向に移動可能に配置される一対の環状磁石から成る磁力発生手段と、前記2部材の内一方の部材に対向して前記磁力発生手段の内周端部に形成される磁極部と、を有し、前記隙間を通過する磁気回路を形成する磁気回路形成手段と、
    該磁気回路形成手段磁極部に磁気的に保持されて前記一方の部材に接触し、前記隙間を塞いで遮光する磁性流体と、
    を備えた磁性流体シール装置において、
    前記磁気回路形成手段は前記一対の環状磁石のみで構成され、
    前記一対の環状磁石の外周面と前記取付溝の溝底面との間に形成される隙間は他方の部材に対する一方の部材の偏心量以上の径方向の深さを有し、
    前記一対の環状磁石が前記取付溝内で磁性流体の付与する磁気浮揚力によって前記一方の部材から浮遊支持されて、
    前記2部材間の隙間の間隔変化に追随して相対移動可能に設けたことを特徴とする磁性流体シール装置。
  2. 前記磁気回路形成手段の少なくとも一方の軸方向側面に、前記一方の部材の外周表面に接触して、前記磁性流体の軸方向への漏れを防止すると共に外部から前記磁性流体への異物混入を防止する漏れ防止部材を備えたことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の磁性流体シール装置。
  3. カメラのズームレンズ部に配置されたことを特徴とする請求の範囲第1項又は項に記載の磁性流体シール装置。
  4. 互いに相対移動可能に組付けられる2部材間の隙間からの漏光を防止して遮光する磁性流体シール装置であって、
    径方向に互いに逆向きに着磁され、前記2部材内の他方の部材の内周に装着されたスリーブの内周面に形成された環状の取り付け溝に径方向に移動可能に配置される一対の環状
    磁石からなる磁力発生手段と、前記2部材のうちの一方の部材に対向して前記磁力発生手段の内周端部に形成される磁極部とを有し、前記隙間を通過する磁気回路を形成する磁気回路形成手段と、
    該磁気回路形成手段の磁極部に磁気的に保持されて前記一方の部材に接触し、前記隙間を塞いで密封する磁性流体と、
    を備えた磁性流体シール装置において、
    前記磁気回路形成手段は前記一対の環状磁石のみで構成され、
    前記一対の環状磁石の外周面と前記取付溝の溝底面との間に形成される隙間は他方の部材に対する一方の部材の偏心量以上の径方向の深さを有し、
    前記一対の環状磁石が前記磁性流体によって浮遊支持されて、
    前記2部材間の隙間の間隔変化に追随して相対移動可能に設けたことを特徴とする磁性流体シール装置。
  5. 前記磁気回路形成手段の少なくとも一方の軸方向側面に、前記一方の部材の外周表面に接触して、前記磁性流体の軸方向への漏れを防止すると共に外部から前記磁性流体への異物混入を防止する漏れ防止部材を備えたことを特徴とする請求の範囲第4項に記載の磁性流体シール装置。
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