JP4175875B2 - 信号獲得装置およびx線ct装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、信号獲得装置およびX線CT(Computed Tomography)装置に関し、特に、対象について、X線に基づく複数ビュー(view)の投影信号および心拍信号を獲得する装置、および、そのような信号獲得装置を備えたX線CT装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、X線CT装置では、ヘリカルスキャンにより心拍同期の撮影を行うときは、撮影の対象について、複数ビュー(view)の投影データ(data)および心拍信号を獲得して記憶し、心拍信号を基準にして抽出した投影データ(data)を用いて、所望の心拍位相における心臓の断層像等を再構成するようにしている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−209884号公報(第8−11頁、図13−21)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
心拍同期の撮影は心拍が概ね一定であることを前提としているので、不整脈の症状を持つ対象については、撮影を適正に行うことが困難である。
【0005】
そこで、本発明の課題は、不整脈の症状を持つ対象について心拍同期撮影を適正に行うことを可能にする信号獲得装置、および、そのような信号獲得装置を備えたX線CT装置を実現することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1)上記の課題を解決するためのひとつの観点での発明は、対象について、X線に基づく複数ビューの投影信号および心拍信号を獲得する信号獲得手段と、前記投影信号および前記心拍信号を記憶する記憶手段と、前記心拍信号に基づいて心拍数を求める計算手段と、心拍数の時間的推移を表示する表示手段と、前記心拍数の時間的推移における心拍不整個所を使用者が指摘することを可能にする指摘手段と、前記指摘に基づいて心拍不整期間中の投影信号を前記記憶手段から削除する削除手段と、を具備することを特徴とする信号獲得装置である。
【0007】
(2)上記の課題を解決するための他の観点での発明は、撮影の対象について、X線に基づく複数ビューの投影信号および心拍信号を獲得する信号獲得手段と、前記投影信号および前記心拍信号を記憶する記憶手段と、前記心拍信号に基づいて心拍数を求める計算手段と、心拍数の時間的推移を表示する表示手段と、前記心拍数の時間的推移における心拍不整個所を使用者が指摘することを可能にする指摘手段と、前記指摘に基づいて心拍不整期間中の投影信号を前記記憶手段から削除する削除手段と、前記削除後の投影信号に基づいて画像を生成する画像生成手段と、を具備することを特徴とするX線CT装置である。
【0008】
(1)および(2)に記載の各観点での発明では、計算手段によって心拍数を求め、表示手段によって心拍数の時間的推移を表示し、指摘手段によって心拍数の時間的推移における心拍不整個所を使用者が指摘することを可能にし、削除手段によって心拍不整期間中の投影信号を記憶手段から削除するので、対象が不整脈の症状を持つ場合でも、心拍同期撮影を適正に行うことが可能になる。
【0009】
前記信号獲得手段は、前記心拍信号として心電信号を獲得することが、心拍数を適切に求める点で好ましい。
【0010】
前記表示手段は、前記心拍数の時間的推移をグラフィック表示することが、心拍不整個所の指摘を容易にする点で好ましい。
【0011】
前記指摘手段は、ポインティング・デバイスを有することが、心拍不整個所の指摘をさらに容易にする点で好ましい。
【0012】
前記削除手段は、心電信号のR波を基準として投影信号を削除することが、心拍不整期間中の投影信号の削除を適切に行う点で好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は実施の形態に限定されるものではない。図1にX線CT装置のブロック(block)図を示す。本装置は本発明の実施の形態の一例である。本装置の構成によって、本発明の装置に関する実施の形態の一例が示される。
【0014】
図1に示すように、本装置は、走査ガントリ(gantry)2、撮影テーブル(table)4、操作コンソール(console)6および心拍検出装置10を備えている。
【0015】
走査ガントリ2はX線管20を有する。X線管20から放射された図示しないX線は、コリメータ(collimetor)22により扇状のX線ビームすなわちファンビーム(fan beam)となるように成形され、X線検出器24に照射される。X線管20とX線検出器24の間の空間には、撮影の対象が撮影テーブル4に搭載されて搬入される。
【0016】
X線検出器24は、扇状のX線ビームの広がりの方向にアレイ(array)状に配列された複数の検出素子を有する。X線検出器24の構成については後にあらためて説明する。X線管20、コリメータ22およびX線検出器24は、X線照射・検出装置を構成する。X線照射・検出装置については後にあらためて説明する。
【0017】
X線検出器24にはデータ収集部26が接続されている。データ収集部26は、X線検出器24の個々の検出素子の検出信号をディジタルデータ(digital data)として収集する。検出素子の検出信号は、X線による対象の投影を表す信号となる。以下、これを投影信号ともいう。
【0018】
X線管20からのX線の照射は、X線コントローラ(controller)28によって制御される。なお、X線管20とX線コントローラ28との接続関係については図示を省略する。コリメータ22は、コリメータコントローラ30によって制御される。なお、コリメータ22とコリメータコントローラ30との接続関係については図示を省略する。
【0019】
以上のX線管20からコリメータコントローラ30までのものが、走査ガントリ2の回転部34に搭載されている。回転部34の回転は、回転コントローラ36によって制御される。なお、回転部34と回転コントローラ36との接続関係については図示を省略する。
【0020】
操作コンソール6はデータ処理装置60を有する。データ処理装置60は、例えばコンピュータ(computer)等によって構成される。データ処理装置60には、制御インターフェース(interface)62が接続されている。制御インターフェース62には、走査ガントリ2と撮影テーブル4が接続されている。データ処理装置60は制御インターフェース62を通じて走査ガントリ2および撮影テーブル4を制御する。
【0021】
走査ガントリ2内のデータ収集部26、X線コントローラ28、コリメータコントローラ30および回転コントローラ36が、制御インターフェース62を通じて制御される。なお、それら各部と制御インターフェース62との個別の接続については図示を省略する。
【0022】
データ処理装置60には、データ収集バッファ64が接続されている。データ収集バッファ64には、走査ガントリ2のデータ収集部26が接続されている。データ収集部26で収集されたデータがデータ収集バッファ64を通じてデータ処理装置60に入力される。以下、このデータを投影データともいう。
【0023】
データ処理装置60には、制御インターフェース62を通じて心拍検出装置10が接続されている。心拍検出装置10は撮影テーブル6の上の対象の心拍を検出し、心拍信号を制御インターフェース62を通じてデータ処理装置60に入力する。心拍検出装置10としては 例えば心電計が用いられる。心電計は心電信号を計測する。心電信号は心臓の収縮に伴う急峻なR波を含むので心拍信号として好適である。
【0024】
データ処理装置60には記憶装置66が接続されている。記憶装置66には、データ収集バッファ64および制御インターフェース62を通じてそれぞれデータ処理装置60に入力された投影データおよび心拍信号が記憶される。
【0025】
記憶装置66にはまたデータ処理装置60用のプログラム(program)が記憶される。データ処理装置60がそのプログラムを実行することにより、本装置の動作が遂行される。
【0026】
データ処理装置60は、データ収集バッファ64を通じて記憶装置66に収集した投影データを用いて画像再構成を行う。画像再構成には、例えばフィルタード・バックプロジェクション(filtered back projection)法等が用いられる。なお、記憶装置66の投影データには、画像再構成前に後述のような処理が施される。
【0027】
データ処理装置60には、表示装置68および操作装置70が接続されている。表示装置68は、グラフィックディスプレー(graphic display)等で構成される。操作装置70はポインティングデバイス(pointing device)を備えたキーボード(keyboard)等で構成される。
【0028】
表示装置68は、データ処理装置60から出力される再構成画像やその他の情報を表示する。操作装置70は、使用者によって操作され、各種の指示や情報等をデータ処理装置60に入力する。使用者は表示装置68および操作装置70を使用してインタラクティブ(interactive)に本装置を操作する。
【0029】
図2に、X線検出器24の構成を模式的に示す。同図に示すように、X線検出器24は、多数のX線検出素子24(i)を1次元のアレイ(array)状に配列した多チャンネルのX線検出器となっている。iはチャンネル番号であり例えばi=1〜1000である。X線検出素子24(i)は、全体として、円筒凹面状に湾曲したX線入射面を形成する。
【0030】
X線検出器24は、図3に示すように、複数のX線検出素子24(ik)を2次元のアレイ状に配列したものであってよい。複数のX線検出素子24(ik)は、全体として、円筒凹面状に湾曲したX線入射面を形成する。kは列番号であり例えばk=1,2,3,4である。X線検出素子24(ik)は、列番号kが同一なもの同士でそれぞれ検出素子列を構成する。なお、X線検出器24の検出素子列は4列に限るものではなく、それ以上または以下の複数であってよい。
【0031】
X線検出素子24(ik)は、例えばシンチレータ(scintillator)とフォトダイオード(photo diode)の組み合わせによって構成される。なお、これに限るものではなく、例えばカドミウム・テルル(CdTe)等を利用した半導体X線検出素子、あるいは、キセノン(Xe)ガスを利用した電離箱型のX線検出素子であってよい。
【0032】
図4に、X線照射・検出装置におけるX線管20とコリメータ22とX線検出器24の相互関係を示す。なお、図4の(a)は走査ガントリ2の正面から見た状態を示す図、(b)は側面から見た状態を示す図である。同図に示すように、X線管20から放射されたX線は、コリメータ22により扇状のX線ビーム400となるように成形されてX線検出器24に照射される。
【0033】
図4の(a)では、扇状のX線ビーム400の広がりを示す。X線ビーム400の広がり方向は、X線検出器24におけるチャンネルの配列方向に一致する。(b)ではX線ビーム400の厚みを示す。X線ビーム400の厚み方向は、X線検出器24における複数の検出素子列の並設方向に一致する。
【0034】
このようなX線ビーム400の扇面に体軸を交差させて、例えば図5に示すように、撮影テーブル4に載置された対象8がX線照射空間に搬入される。走査ガントリ2は、内部にX線照射・検出装置を包含する筒状の構造になっている。
【0035】
X線照射空間は走査ガントリ2の筒状構造の内側空間に形成される。X線ビーム400によってスライスされた対象8の像がX線検出器24に投影される。X線検出器24によって、対象8を透過したX線が検出される。対象8に照射するX線ビーム400の厚みthは、コリメータ22のアパーチャの開度により調節される。
【0036】
X線管20、コリメータ22およびX線検出器24からなるX線照射・検出装置は、それらの相互関係を保ったまま対象8の体軸の周りを連続的に回転(スキャン:scan)する。これによって、アキシャルスキャン(axial scan)が行われる。
【0037】
X線照射・検出装置の回転に並行して、矢印42で示すように撮影テーブル4を対象8の体軸方向に連続的に移動させた場合は、X線照射・検出装置は、対象8に関して相対的に、対象8を包囲する螺旋状の軌道に沿って旋回することになる。これによっていわゆるヘリカルスキャン(helical scan)が行われる。
【0038】
なお、X線検出器24が対象8を包囲する円環状の構造を持つものである場合は、X線検出器24は固定としX線管20とコリメータ22からなるX線照射装置だけを回転させるようにしてもよい。
【0039】
スキャンの1回転当たり複数(例えば1000程度)のビューの投影データが収集される。投影データの収集は、X線検出器24−データ収集部26−データ収集バッファ64の系列によって行われる。以下、投影データをスキャンデータともいう。このようなデータ収集に並行して、心拍検出装置10−制御インターフェース62の系統による心拍信号の収集が行われる。
【0040】
図6に、本装置の動作のフロー(flow)図を示す。同図に示すように、ステップ(step)601で、心拍同期スキャンが行われる。すなわち、走査ガントリ2によってアキシャルスキャンまたはヘリカルスキャンが行われ、それに並行して、心拍検出装置10によって心拍信号検出が行われる。走査ガントリ2および心拍検出装置10からなる部分は、本発明における信号獲得手段の実施の形態の一例である。
【0041】
次に、ステップ603で、スキャンデータおよび心拍信号を記憶することが行われる。スキャンデータおよび心拍信号の記憶は、記憶装置66によって行われる。記憶装置66は、本発明における記憶手段の実施の形態の一例である。
【0042】
図7に、記憶装置66における投影データおよび心拍信号の記憶要領を示す。同図に示すように、スキャンデータを記憶するビュー・チャンネル平面の一部に、各ビューごとに心拍信号を記憶する領域を設け、この領域に心拍信号をビューごとにスキャンデータと対応させて記憶する。なお、心拍信号は心電信号のR波の有無を示す信号として記憶される。
【0043】
ビュー間の時間差は、ビュータイミングによって定まる例えば1ms等の一定値である。したがって、例えば1msごとの心拍信号の状態が記憶される。心拍信号の論理値は、Rが発生した部分で「1」であり、それ以外の部分では「0」である。これによって、「1」が記憶されているビューの番号からR波の発生時点を知ることができる。
【0044】
心拍信号はビュー・チャンネル平面とは別個に記憶するようにしてもよい。その場合には、例えば図8に示すように、ビュー番号と対にしてそのビューにおける心拍信号の論理値を記憶する。このような情報からも「1」が記憶されているビューの番号からR波の発生時点を知ることができる。
【0045】
次に、ステップ605で、心拍数計算が行われる。心拍数計算はデータ処理装置60によって行われる。データ処理装置60は、本発明における計算手段の実施の形態の一例である。データ処理装置60は、次式によって心拍数BPM(beat per minute)を計算する。
【0046】
【数1】
【0047】
ここで、
TR(i):i番目のR波の発生時刻(秒単位)
TR(i+1):i+1番目のR波の発生時刻(秒単位)
次に、ステップ607で、心拍数の時間的推移を表示することが行われる。心拍数の時間的推移の表示は、表示装置68によって行われる。表示装置68は、本発明における表示手段の実施の形態の一例である。心拍数の時間的推移は、例えば図9に示すように、横軸を時間とし縦軸を心拍数とするグラフ(graph)によって示される。グラフは、心拍が安定している部分では平坦であるが、心拍が不整な部分では大きく変化する。これによって、心拍不整個所すなわち不整脈の発生個所を一目で判別することができる。
【0048】
次に、ステップ609で、心拍不整個所を指摘することが行われる。心拍不整個所の指摘は、本装置の使用者によって行われる。使用者は、グラフから心拍不整の有無を判定し、心拍不整と判定した個所を、操作装置70のポインティング・デバイスで指摘する。ポインティング・デバイスを用いることにより、心拍不整個所を容易に指摘することができる。図9は、円形のカーソル(cursor)を心拍不整個所に合わせた状態を示している。操作装置70は、本発明における指摘手段の実施の形態の一例である。
【0049】
次に、ステップ611で、心拍不整期間中のスキャンデータを削除することが行われる。心拍不整期間中のスキャンデータの削除は、使用者による上記のような指摘に基づいて、データ処理装置60により行われる。データ処理装置60は、本発明における削除手段の実施の形態の一例である。データ処理装置60は、カーソルで指摘されたグラフ上の位置から心拍不整期間を認識し、その期間中のスキャンデータを記憶装置66から削除する。
【0050】
図10に、スキャンデータ削除の要領を概念的に示す。同図に示すように、R波R2とR3の間が心拍不整期間であるとすると、R波R2が発生した時点のビュー番号v2のスキャンデータから、R波R3が発生した時点のビュー番号v3までのスキャンデータを消去する。このようにR波を基準として削除することにより、心拍不整期間中のスキャンデータを正しく削除することができる。
【0051】
次に、ステップ613で、画像再構成が行われる。画像再構成は、データ処理装置60によって行われる。データ処理装置60は、本発明におけ画像生成手段の実施の形態の一例である。画像再構成は心拍不整期間中のデータを削除した後のスキャンデータを用いて行われる。スキャンに用いられるスキャンデータは全て心拍が正常なデータとなるから、再構成画像として適正なものを得ることができる。すなわち、心拍不整に影響されずに心拍同期撮影を適正に行うことができる。
【0052】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、不整脈の症状を持つ対象について心拍同期撮影を適正に行うことを可能にする信号獲得装置、および、そのような信号獲得装置を備えたX線CT装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック図である。
【図2】X線検出器の構成を示す図である。
【図3】X線検出器の構成を示す図である。
【図4】X線照射・検出装置の構成を示す図である。
【図5】X線照射・検出装置と対象との関係を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態の一例の装置の動作のフロー図である。
【図7】スキャンデータおよび心拍信号の記憶要領を示す図である。
【図8】心拍信号の記憶要領を示す図である。
【図9】心拍数の表示状態を示す図である。
【図10】スキャンデータの削除要領を示す図である。
【符号の説明】
2 走査ガントリ
20 X線管
22 コリメータ
24 X線検出器
26 データ収集部
28 X線コントローラ
30 コリメータコントローラ
34 回転部
36 回転コントローラ
4 撮影テーブル
6 操作コンソール
60 データ処理装置
62 制御インターフェース
64 データ収集バッファ
66 記憶装置
68 表示装置
70 操作装置
8 対象
10 心拍検出装置
400 X線ビーム
Claims (10)
- 対象について、X線に基づく複数ビューの投影信号および心拍信号を獲得する信号獲得手段と、
前記投影信号および前記心拍信号を記憶する記憶手段と、
前記心拍信号に基づいて心拍数を求める計算手段と、
心拍数の時間的推移を表示する表示手段と、
前記心拍数の時間的推移における心拍不整個所を使用者が指摘することを可能にする指摘手段と、
前記指摘に基づいて心拍不整期間中の投影信号を前記記憶手段から削除する削除手段と、
を具備することを特徴とする信号獲得装置。 - 前記信号獲得手段は、前記心拍信号として心電信号を獲得する、
ことを特徴とする請求項1に記載の信号獲得装置。 - 前記表示手段は、前記心拍数の時間的推移をグラフィック表示する、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の信号獲得装置。 - 前記指摘手段は、ポインティング・デバイスを有する、
ことを特徴とする請求項2ないし請求項3のうちのいずれか1つに記載の信号獲得装置。 - 前記削除手段は、心電信号のR波を基準として投影信号を削除する、
ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のうちのいずれか1つに記載の信号獲得装置。 - 撮影の対象について、X線に基づく複数ビューの投影信号および心拍信号を獲得する信号獲得手段と、
前記投影信号および前記心拍信号を記憶する記憶手段と、
前記心拍信号に基づいて心拍数を求める計算手段と、
心拍数の時間的推移を表示する表示手段と、
前記心拍数の時間的推移における心拍不整個所を使用者が指摘することを可能にする指摘手段と、
前記指摘に基づいて心拍不整期間中の投影信号を前記記憶手段から削除する削除手段と、
前記削除後の投影信号に基づいて画像を生成する画像生成手段と、
を具備することを特徴とするX線CT装置。 - 前記信号獲得手段は、前記心拍信号として心電信号を獲得する、
ことを特徴とする請求項6に記載のX線CT装置。 - 前記表示手段は、前記心拍数の時間的推移をグラフィック表示する、
ことを特徴とする請求項6または請求項7に記載のX線CT装置。 - 前記指摘手段は、ポインティング・デバイスを有する、
ことを特徴とする請求項6ないし請求項8のうちのいずれか1つに記載のX線CT装置。 - 前記削除手段は、心電信号のR波を基準として投影信号を削除する、
ことを特徴とする請求項7ないし請求項9のうちのいずれか1つに記載のX線CT装置。
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