JP4174811B2 - 空気分級装置とこれを用いた微粉製造設備 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、粉体を微粉、粗粉およびその中間の中粉に分級する空気分級装置とこれを用いた微粉製造設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
センメントや石炭を粉砕して微粉を製造するために、従来から、ボールミルや竪型ミルが用いられている。
ボールミルは、原料(例えばセンメントクリンカ)を多数のミルボールを内蔵したミルドラム内に供給し、これをその軸線を中心に回転させ、ミルボールの衝撃,摩擦などの粉砕作用により原料を微粉砕するものである。かかるボールミルは、微細な微粉を製造できる特徴を有するが、原料以外のミルボールやミルドラムを駆動するため、粉砕効率が低い問題点がある。
【0003】
一方、図6に例示する竪型ミルは、粉砕機1、粗粒分離器2、等からなり、粉砕機1は、回転テーブル1a、粉砕ローラ1b、等から構成され、供給機により原料を回転テーブル1aに供給し、回転テーブル1aの回転により原料を粉砕ローラ1bで粉砕し、下方から供給される一次空気により粉砕され細粒化した原料を粗粉分離器2に空気輸送し、粗粉分離器2により粗粒をミル内に戻し、微細化した微粉を製品として外部に取り出すようになっている。かかる竪型ミルは、ボールミルに比較して所要動力が小さく、設置面積も小さい特徴を有しているが、原料を空気輸送するための一次空気のファン動力が大きい問題点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したボールミル及び竪型ミルの問題点を解決するために、本発明の発明者等は、図7に示す微粉製造設備を開発し既に実施している。この製造設備は、予備粉砕機3、エレベータ4a,4b、振動篩5、ボールミル6、エアセパレータ7、等を備え、予備粉砕機3で粉砕した原料をエレベータ4aにより振動篩5に供給し、振動篩5で粗粉を分級して予備粉砕機3に戻し、残りをボールミル6に供給して更に粉砕し、これをエレベータ4bでエアセパレータ7に供給し、微粉を製品として取り出し、中粉をボールミル6に戻すようになっている。なお,この図で7bはバグフィルターである。
【0005】
この微粉製造設備は、▲1▼予備粉砕機3が回転テーブル、粉砕ローラ、等からなり、竪型ミルの粉砕機と同様の構成であるため、特に粗粉の粉砕動力が小さい、▲2▼空気輸送の代わりに機械式輸送手段(コンベアやバケットエレベータ)を用いるため輸送動力が小さい、▲3▼微粉を分離しながら原料をボールミルで粉砕するので、ボールミルの粉砕効率が向上する、等の特徴がある。なお、エアセパレータ7は、例えば、通常のサイクロンセパレータの内部に回転ロータを備えたものであり、ロータの回転速度により、微粉(製品)の粒径を調整するようになっている。
【0006】
図7の微粉製造設備は、ボールミルや竪型ミルを用いた従来の微粉製造設備と比較して大幅な粉砕能力の増強と電力の節減を達成している。しかし、この微粉製造設備は、原料の粉砕効率と輸送効率は高いものの、粒子の分級効率が依然として低い問題点があった。
すなわち、上述した振動篩は、粉砕した原料から粗粉を分離することはできるが、微粉と中粉を分級しようとすると、篩の目が非常に細かくなって効率が極端に低下すると同時に振動篩が大きくなる問題点がある。従って、現状では製品として十分に細かい微粉もボールミルに供給することになり、ボールミルの粉砕能力の妨げとなっている。一方、エアセパレータは微粉と中粉を比較的効率よく分級することはできるが、比較的粗い原料を粗粉から微粉までの分級はできない問題点があった。
【0007】
本発明は上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、粉体を微粉、中粉及び粗粉に効率よく分級することができる空気分級装置と、これを用いて分級効率のみならず、粉砕効率及び輸送効率を更に高めることができる微粉製造設備を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、垂直な軸心Zを中心に回転駆動され周方向に間隔を隔てて配置された複数の回転ベーン(12a)を有する中空円筒状の回転ロータ(12)と、該回転ロータを囲んで同心に固定され周方向に間隔を隔てて配置された複数の固定ベーン(14a)を有する中空円筒状の固定セパレータ板(14)と、回転ロータと同軸に回転駆動され固定セパレータ板の上部を塞さぐ回転分散板(16)とを備え、回転分散板を相対的に低速に回転させて供給された粉体を一様に緩やかに広がり落ちるように分散させ、回転ロータを相対的に高速に回転させて微粒の粒度を調整し、前記各回転ベーンおよび前記各固定ベーンは、回転ロータの回転方向の先端と、該回転方向の後端と、を有し、前記先端が前記後端よりも回転ロータの回転軸に近接するように、前記各回転ベーン及び前記各固定ベーンは前記回転方向から同じ側に斜めに傾いて前記先端から前記後端まで延びており、空気流が、前記回転軸の側へ向かうように、複数の固定ベーンの間を通過し次いで複数の回転ベーンの間を通過するようになっている、ことを特徴とする空気分級装置が提供される。本発明の好ましい実施形態によれば、回転ロータの内側を外部に連通する微粉ダクト(18)と、固定セパレータ板の下方に設けられ回転ロータとの間を外部に連通する中粒シュート(20)と、回転分散板、固定セパレータ板及び中粒シュートを間隔を隔てて囲み、回転分散板上に粉体を供給する粉体供給管(22a)と粗粒を排出する粗粒シュート(22b)と空気を導入する空気導入管(22c)とを有する中空円筒状のケーシング(22)とを備える。
【0009】
上記本発明の構成によれば、予備粉砕した粉体を粉体供給管(22a)を介して回転分散板(16)上に供給し、その回転により固定セパレータ板(14)の回りに分散させて落下させ、空気導入管(22c)から供給される空気の上昇流により、そのまま自重で下降する粗粒と、上昇流に同伴される粉体(中粒と微粒)に分級し、粗粒を粗粒シュート(22b)から排出することができる。更に、上昇流に同伴される粉体は、固定セパレータ板(14)の固定ベーン(14a)で整流され、回転ベーン(12a)の回転により旋回流となり、遠心力の作用により、微粒は空気流に同伴して微粉ダクト(18)を介して外部に取り出され、中粒は回転ベーンの外側で下降し、中粒シュート(20)を介して外部に排出される。従って、この構成により、粉体を微粒、中粒及び粗粒に分級することができる。
また、本発明の構成によれば、回転ロータ(12)と回転分散板(16)が独立に回転駆動できるので、回転分散板を相対的に低速に回転させて供給された粉体を一様に緩やかに広がり落ちるように分散させることができ、逆に回転ロータを相対的に高速に回転させて微粒の粒度を調整することができる。
【0010】
更に本発明の好ましい実施形態によれば、前記粗粒シュート(22b)は、直径が下方に漸減するテーパ状に形成されており、該粗粒シュートの中間部に前記空気導入管(22c)が形成されている。この構成により、粗粒シュート内の上昇流を下方ほど強くすることができ、粗粒を効果的に分級することができる。
【0011】
また、本発明によれば、回転テーブルと粉砕ローラを有し原料を粉砕する予備粉砕機(3)と、空気流の流れにより粉体を微粒、粗粒およびその中間の中粉に分級する上記空気分級装置(10)と、予備粉砕機で粉砕した粉体を空気分級装置まで輸送する機械式輸送手段(4)と、を備え、空気分級装置で分級した微粒を製品として回収し、粗粒を予備粉砕機にリサイクルすることを特徴とする微粉製造設備が提供される。
【0012】
上記本発明の構成によれば、回転テーブルと粉砕ローラを有し原料を粉砕する予備粉砕機(3)を用いるので粉砕効率が高く、予備粉砕機で粉砕した粉体を空気分級装置まで輸送する機械式輸送手段(4)を用いるので輸送効率が高い。また、本発明では、空気流の流れにより粉体を微粒、粗粒およびその中間の中粉に分級する空気分級装置(10)を備えているので、分級効率を高めることができ、かつ分級した分級した微粒を製品として回収し、粗粒を予備粉砕機にリサイクルするので、予備粉砕機の粉砕効率と機械式輸送手段の輸送効率を更に高めることができる。
【0013】
本発明の好ましい実施形態によれば、更に、ボールミル(6)を備え、空気分級装置で分級した中粒を供給する。この構成により、空気分級装置で製品となる微粉を分級した中粒をボールミルに供給することにより、ボールミルにおける粉砕効率も高めることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図面を参照して説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し重複した説明を省略する。
図1は、本発明による空気分級装置の横断面図であり、図2は、図1のA−A線における断面図である。図1及び図2に示すように、本発明の空気分級装置10は、中空円筒状の回転ロータ12、中空円筒状の固定セパレータ板14、回転分散板16、微粉ダクト18、中粒シュート20及びケーシング22からなる。
【0015】
回転ロータ12は、垂直な軸心Zを中心に図示しない駆動装置により回転駆動される。また、この回転ロータ12は、図2に示すように周方向に間隔を隔てて配置された複数の回転ベーン12aを有している。固定セパレータ板14は、回転ロータ12を囲んで同心に固定されている。また、図2に示すように周方向に間隔を隔てて配置された複数の固定ベーン14aを有している。回転ベーン12aと固定ベーン14aは、この例では、同じ向きに傾斜した平板であり、かつ固定ベーン14aを通過した空気流の向きに回転ロータ12が回転(図で左回転)し、空気流がスムースに回転ベーン12aの間を通過して回転ロータ12の内側に流入するようになっている。なお、各ベーン12a,14aを翼形、その他の形状にしてもよい。
【0016】
微粉ダクト18は、回転ロータ12の内側を外部に連通している。なお、この図において、微粉ダクト18は回転ロータ12の下方に位置しているが、本発明はこれに限定されず、回転ロータ12の上方に設けてもよい。
中粒シュート20は、固定セパレータ板14の下方に設けられ、回転ロータ12との間を外部に連通している。この中粒シュート20は、図1に示すように下方が細いテーパ状に形成され、粗粒がスムースに落下するようになっているのがよい。
上述した構成により、外側から導入される空気流を固定セパレータ板14の固定ベーン14aで整流し、回転ベーン12aの回転により旋回流を形成し、遠心力の作用により、微粒と中粒を分級し、微粉ダクト18と中粒シュート20からそれぞれ外部に取り出すことができる。
【0017】
ケーシング22は、回転分散板16、固定セパレータ板14及び中粒シュート20を間隔を隔てて囲む気密容器である。また、このケーシング22は、回転分散板16の上に粉体を供給する粉体供給管22aと、粗粒を排出する粗粒シュート22bと、空気を導入する空気導入管22cとを有している。粗粒シュート22bは、この例では、直径が下方に漸減するテーパ状に形成されている。また、この粗粒シュート22bの中間部に空気導入管22cが設けられている。
回転分散板16は、回転ロータ12と同軸に、図示しない駆動装置により独立に回転駆動されている。また、この回転分散板16は、固定セパレータ板の上部を塞さぐように形成されている。
この構成により、予備粉砕した粉体を粉体供給管22aを介して回転分散板16上に供給し、その回転により固定セパレータ板14の回りに分散させて落下させ、空気導入管22cから供給される空気の上昇流により、そのまま自重で下降する粗粒と、上昇流に同伴される粉体(中粒と微粒)に分級し、粗粒を粗粒シュート22bから排出することができる。
【0018】
更に、上述した本発明の構成によれば、回転ロータ12と回転分散板16を独立に回転駆動できるので、回転分散板16を相対的に低速に回転させて供給された粉体を一様に緩やかに広がり落ちるように分散させることができ、逆に回転ロータ12を相対的に高速に回転させて微粒の粒度を調整することができる。
【0019】
図3は、本発明による微粉製造設備の全体構成図である。この図に示すように、本発明の微粉製造設備は、回転テーブルと粉砕ローラを有し原料を粉砕する予備粉砕機3と、空気流の流れにより粉体を微粒、粗粒およびその中間の中粉に分級する空気分級装置10と、予備粉砕機で粉砕した粉体を空気分級装置まで輸送する機械式輸送手段4と、ボールミル6とを備え、空気分級装置10で分級した微粒を製品として回収し、粗粒を予備粉砕機3にリサイクルし、かつ空気分級装置10で分級した中粒をボールミル6に供給するようになっている。
【0020】
この構成により、回転テーブルと粉砕ローラを有し原料を粉砕する予備粉砕機3を用いるので粉砕効率が高く、予備粉砕機3で粉砕した粉体を空気分級装置10まで輸送する機械式輸送手段4(例えばバケットエレベータ、ベルトコンベア)を用いるので輸送効率が高い。また、本発明では、空気流の流れにより粉体を微粒、粗粒およびその中間の中粉に分級する空気分級装置10を備えているので、分級効率を高めることができ、かつ分級した微粒を製品として回収し、粗粒を予備粉砕機3にリサイクルするので、予備粉砕機3の粉砕効率と機械式輸送手段の輸送効率を更に高めることができる。更に、ボールミル6を備え、空気分級装置10で分級した中粒をボールミルに供給することにより、ボールミル6における粉砕効率も高めることができる。
【0021】
以下、本発明の実施例を説明する。
図4は、本発明の微粉製造設備の実施例であり、全体のマテリアルバランスの実測値を示している。この図からわかるように、原料126t/hに対して、30t/hの微粒が本発明の空気分級装置10で分離されており、これにより、ボールミル6の負荷が低減していることがわかる。また、得られた微粒は3200cm2 /g以上の比表面積を有する良質のものであった。また、ボールミル6にはおよそ500cm2 /gの中粒が供給され、ボールミル6における粉砕効率も高めることができることがわかった。
【0022】
図5は、本発明の空気分級装置の実施例であり、分級前後の粉体の粒径分布を示している。なおこの例は、直径約2300mmの回転ロータ12を約18〜180rpmで高速回転させ、直径約3000mmの回転分散板16を約7.5〜30rpmで低速回転させた場合を示している。
図5から本発明の空気分級装置により、予備粉砕した粉体Aを粗粒B、中粒C及び微粉Dに効果的に分級できることがわかる。また、得られた製品(微粉D)は、44μmを92%が通過する非常に細かい微細であり、かつその分布もシャープになっている。
【0023】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
【0024】
【発明の効果】
上述したように、本発明の空気分級装置は、回転ロータ12と回転分散板16が独立に回転駆動できるので、回転分散板を相対的に低速に回転させて供給された粉体を一様に緩やかに広がり落ちるように分散させることができ、逆に回転ロータを相対的に高速に回転させて微粒の粒度を調整することができる。
また、本発明の微粉製造設備は、予備粉砕機3を用いるので粉砕効率が高く、機械式輸送手段4を用いるので輸送効率が高く、更に、空気分級装置10を備えているので、分級効率を高めることができ、かつ分級した分級した微粒を製品として回収し、粗粒を予備粉砕機にリサイクルするので、予備粉砕機の安定運転とボールミル6の粉砕効率を高めることができる。
【0025】
従って、本発明の空気分級装置とこれを用いた微粉製造設備は、粉体を微粉、中粉及び粗粉に効率よく分級することができる空気分級装置と、これを用いて分級効率のみならず、粉砕効率及び輸送効率を更に高めることができる、等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気分級装置の横断面図である。
【図2】図1のA−A線における断面図である。
【図3】本発明による微粉製造設備の全体構成図である。
【図4】本発明の微粉製造設備の実施例である。
【図5】本発明の空気分級装置の実施例である。
【図6】竪型ミルの模式図である。
【図7】従来の微粉製造設備の全体構成図である。
【符号の説明】
1 粉砕機
2 粗粒分離器
3 予備粉砕機
4,4a,4b 機械式輸送手段(バケットエレベータ)
5 振動篩
6 ボールミル
7 エアセパレータ
10 空気分級装置
12 回転ロータ
12a 回転ベーン
14 固定セパレータ板
14a 固定ベーン
16 回転分散板
18 微粉ダクト
20 中粒シュート
22 ケーシング
22a 粉体供給管
22b 粗粒シュート
22c 空気導入管
Claims (5)
- 垂直な軸心Zを中心に回転駆動され周方向に間隔を隔てて配置された複数の回転ベーン(12a)を有する中空円筒状の回転ロータ(12)と、該回転ロータを囲んで同心に固定され周方向に間隔を隔てて配置された複数の固定ベーン(14a)を有する中空円筒状の固定セパレータ板(14)と、回転ロータと同軸に回転駆動され固定セパレータ板の上部を塞さぐ回転分散板(16)とを備え、回転分散板を相対的に低速に回転させて供給された粉体を一様に緩やかに広がり落ちるように分散させ、回転ロータを相対的に高速に回転させて微粒の粒度を調整し、
前記各回転ベーンおよび前記各固定ベーンは、回転ロータの回転方向の先端と、該回転方向の後端と、を有し、
前記先端が前記後端よりも回転ロータの回転軸に近接するように、前記各回転ベーン及び前記各固定ベーンは前記回転方向から同じ側に斜めに傾いて前記先端から前記後端まで延びており、
空気流が、前記回転軸の側へ向かうように、複数の固定ベーンの間を通過し次いで複数の回転ベーンの間を通過するようになっている、ことを特徴とする空気分級装置。 - 前記回転ロータ(12)の内側を外部に連通する微粉ダクト(18)と、固定セパレータ板(14)の下方に設けられ回転ロータとの間を外部に連通する中粒シュート(20)と、回転分散板、固定セパレータ板及び中粒シュートを間隔を隔てて囲み、回転分散板上に粉体を供給する粉体供給管(22a)と粗粒を排出する粗粒シュート(22b)と空気を導入する空気導入管(22c)とを有する中空円筒状のケーシング(22)と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の空気分級装置。
- 前記粗粒シュート(22b)は、直径が下方に漸減するテーパ状に形成されており、該粗粒シュートの中間部に前記空気導入管(22c)が形成されている、ことを特徴とする請求項2に記載の空気分級装置。
- 回転テーブルと粉砕ローラを有し原料を粉砕する予備粉砕機(3)と、空気流の流れにより粉体を微粒、粗粒およびその中間の中粉に分級する請求項1に記載の空気分級装置(10)と、予備粉砕機で粉砕した粉体を空気分級装置まで輸送する機械式輸送手段(4)と、を備え、空気分級装置で分級した微粒を製品として回収し、粗粒を予備粉砕機にリサイクルすることを特徴とする微粉製造設備。
- 更に、ボールミル(6)を備え、前記空気分級装置で分級した中粒を供給する、ことを特徴とする請求項4に記載の微粉製造設備。
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