JP2506796Y2 - 予備粉砕装置 - Google Patents
予備粉砕装置Info
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- JP2506796Y2 JP2506796Y2 JP1991070238U JP7023891U JP2506796Y2 JP 2506796 Y2 JP2506796 Y2 JP 2506796Y2 JP 1991070238 U JP1991070238 U JP 1991070238U JP 7023891 U JP7023891 U JP 7023891U JP 2506796 Y2 JP2506796 Y2 JP 2506796Y2
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- Japan
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- classifier
- powder
- fine powder
- classifying blade
- crushing
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B02—CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
- B02C—CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
- B02C21/00—Disintegrating plant with or without drying of the material
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B02—CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
- B02C—CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
- B02C15/00—Disintegrating by milling members in the form of rollers or balls co-operating with rings or discs
- B02C2015/002—Disintegrating by milling members in the form of rollers or balls co-operating with rings or discs combined with a classifier
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
- Crushing And Grinding (AREA)
- Disintegrating Or Milling (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ボールミルの本粉砕に
より精粉を得る前段階として、原料の予備粉砕を行うよ
うにした予備粉砕装置に関するものである。
より精粉を得る前段階として、原料の予備粉砕を行うよ
うにした予備粉砕装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4はセメント製造設備の一例を示すも
ので、セメント原料を予備粉砕装置20と本粉砕装置3
0により2段階に粉砕することにより粉砕効率を上げる
ようにしている。
ので、セメント原料を予備粉砕装置20と本粉砕装置3
0により2段階に粉砕することにより粉砕効率を上げる
ようにしている。
【0003】予備粉砕装置20は、原料ホッパ1からの
セメント原料2を、粉砕能力に優れた竪型ミル或いはク
ラッシャ等の予備粉砕機21に原料供給フィーダ3を介
して導入することにより予備粉砕し、予備粉砕した粉粒
体22をコンベヤ23及びバケットエレベータ等の搬送
装置24を介して篩式分級機25に導いて分級するよう
にしている。
セメント原料2を、粉砕能力に優れた竪型ミル或いはク
ラッシャ等の予備粉砕機21に原料供給フィーダ3を介
して導入することにより予備粉砕し、予備粉砕した粉粒
体22をコンベヤ23及びバケットエレベータ等の搬送
装置24を介して篩式分級機25に導いて分級するよう
にしている。
【0004】篩式分級機25は、傾斜した篩板25aと
該篩板25aを振動させる振動発生装置25bとを備え
ており、前記篩式分級機25にて分離された篩上の粗粒
物26はコンベヤ27を介して前記原料供給フィーダ3
に再び戻し、篩式分級機25によって分離された篩下の
精粉を含んだ粉砕物28はコンベヤ29を介して本粉砕
装置30に導いて更に粉砕するようにしている。
該篩板25aを振動させる振動発生装置25bとを備え
ており、前記篩式分級機25にて分離された篩上の粗粒
物26はコンベヤ27を介して前記原料供給フィーダ3
に再び戻し、篩式分級機25によって分離された篩下の
精粉を含んだ粉砕物28はコンベヤ29を介して本粉砕
装置30に導いて更に粉砕するようにしている。
【0005】本粉砕装置30は、前記篩式分級機25か
らコンベヤ29を介して運ばれてきた粉砕物28を、微
粉細性能が優れた横型のボールミル4に軸方向一端の粉
砕物導入口5から導入して粉砕するようにしている。ボ
ールミル4は、略水平な軸を中心に回転する円筒体内に
多数の鋼球(ボール)又は円筒体ペブルが詰められ、前
記粉砕物28の粉砕を行うようになっている。
らコンベヤ29を介して運ばれてきた粉砕物28を、微
粉細性能が優れた横型のボールミル4に軸方向一端の粉
砕物導入口5から導入して粉砕するようにしている。ボ
ールミル4は、略水平な軸を中心に回転する円筒体内に
多数の鋼球(ボール)又は円筒体ペブルが詰められ、前
記粉砕物28の粉砕を行うようになっている。
【0006】ボールミル4の他端出口チャンバ6からで
た粉砕物7は、バケットエレベータ等の搬送装置8によ
り上部に搬送された後、エアスライド9等を介して空気
式分級機10に導かれるようになっている。
た粉砕物7は、バケットエレベータ等の搬送装置8によ
り上部に搬送された後、エアスライド9等を介して空気
式分級機10に導かれるようになっている。
【0007】空気式分級機10は、大気或いは熱ガスを
一部吸引して循環を行う循環ファン11による循環ガス
12を利用して前記粉砕物7を精粉(製品)13と戻し
粉14とに分級するようになっており、前記空気式分級
機10で分級された戻し粉14はエアスライド15を介
して前記ボールミル4の粉砕物導入口5に循環し、又空
気式分級機10で分級された精粉13は精粉搬出エアス
ライド16を介して製品として取り出すようにしてい
る。
一部吸引して循環を行う循環ファン11による循環ガス
12を利用して前記粉砕物7を精粉(製品)13と戻し
粉14とに分級するようになっており、前記空気式分級
機10で分級された戻し粉14はエアスライド15を介
して前記ボールミル4の粉砕物導入口5に循環し、又空
気式分級機10で分級された精粉13は精粉搬出エアス
ライド16を介して製品として取り出すようにしてい
る。
【0008】又、ボールミル4の出口チャンバ6が、吸
引管17によりボールミル集塵機18を介して集塵ファ
ン19に接続されていると共に、前記循環ガス12の一
部が前記ボールミル集塵機18に導かれるように接続さ
れており、ボールミル集塵機18にて精粉13が分離さ
れ、分離された精粉13は前記精粉搬出エアスライド1
6に投入されるようになっている。
引管17によりボールミル集塵機18を介して集塵ファ
ン19に接続されていると共に、前記循環ガス12の一
部が前記ボールミル集塵機18に導かれるように接続さ
れており、ボールミル集塵機18にて精粉13が分離さ
れ、分離された精粉13は前記精粉搬出エアスライド1
6に投入されるようになっている。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な従来装置に於いては、予備粉砕機21にて粉砕した粉
砕物22を、コンベヤ23及び搬送装置24を介して篩
式分級機25に導くことにより分級するようにしてお
り、且つ篩式分級機25によって分級した粗粒物26を
コンベヤ27により再び前記予備粉砕機21に戻すよう
に循環させているために、複雑な搬送設備を必要とする
と共に、篩式分級機25を独立して備えるようにしてい
るために設備が大掛かりになって設備費が増大する問題
を有していた。
な従来装置に於いては、予備粉砕機21にて粉砕した粉
砕物22を、コンベヤ23及び搬送装置24を介して篩
式分級機25に導くことにより分級するようにしてお
り、且つ篩式分級機25によって分級した粗粒物26を
コンベヤ27により再び前記予備粉砕機21に戻すよう
に循環させているために、複雑な搬送設備を必要とする
と共に、篩式分級機25を独立して備えるようにしてい
るために設備が大掛かりになって設備費が増大する問題
を有していた。
【0010】又、前記篩式分級機25は、粗粒物26と
粉砕物28に分離するのみであるために、ボールミル4
に導入される粉砕物28には製品となる精粉13が多量
に含まれており、従ってボールミル4では精粉13を再
び粉砕することになるため過粉砕となってボールミル4
の粉砕効率を著しく低下させ、元々低いボールミル4の
粉砕能力を更に低下させてしまう問題を有していた。
粉砕物28に分離するのみであるために、ボールミル4
に導入される粉砕物28には製品となる精粉13が多量
に含まれており、従ってボールミル4では精粉13を再
び粉砕することになるため過粉砕となってボールミル4
の粉砕効率を著しく低下させ、元々低いボールミル4の
粉砕能力を更に低下させてしまう問題を有していた。
【0011】本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなし
たもので、竪型ミルの上部から搬送空気と共に排出され
る粉粒体を、竪型ミルの直上に上昇管を介して備えた分
級機により直ちに精粉とボールミルに導く粉砕物とに分
級するようにして、搬送設備を省略すると共に、ボール
ミルに精粉が導入されることを防止してボールミルの粉
砕能力を大幅に増大させることを目的とする。
たもので、竪型ミルの上部から搬送空気と共に排出され
る粉粒体を、竪型ミルの直上に上昇管を介して備えた分
級機により直ちに精粉とボールミルに導く粉砕物とに分
級するようにして、搬送設備を省略すると共に、ボール
ミルに精粉が導入されることを防止してボールミルの粉
砕能力を大幅に増大させることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本考案は、原料を粉砕し
た粉粒体を搬送空気により浮遊させて上部出口から排出
する竪型ミルと、該竪型ミルの直上に接続した上昇管
と、該上昇管の上部に取付けられ、分級機ケーシングの
内部に分級羽根を水平に備えて導入空間により分級羽根
の周方向外側から前記粉粒体を導いて分級羽根を通過す
る精粉と分級羽根を通過しない粉砕物とに分離する分級
機と、前記分級羽根の内側に吸引管を介して接続した精
粉捕集機と吸引ファンとからなる精粉捕集装置と、前記
分級機ケーシングの下部に漏斗状に形成された傾斜部
と、該傾斜部の下端に接続されて前記上昇管の上端を斜
めに包囲する回収傾斜面と、該回収傾斜面の下端に接続
した傾斜取出し管とを備えて該傾斜取出し管からの粉砕
物を本粉砕を行うボールミルに導くよう設けた粉砕物取
出し部と、 前記傾斜部に周方向外側から二次空気を供給
する空気入口と、を備えたことを特徴とする予備粉砕装
置に係るものである。
た粉粒体を搬送空気により浮遊させて上部出口から排出
する竪型ミルと、該竪型ミルの直上に接続した上昇管
と、該上昇管の上部に取付けられ、分級機ケーシングの
内部に分級羽根を水平に備えて導入空間により分級羽根
の周方向外側から前記粉粒体を導いて分級羽根を通過す
る精粉と分級羽根を通過しない粉砕物とに分離する分級
機と、前記分級羽根の内側に吸引管を介して接続した精
粉捕集機と吸引ファンとからなる精粉捕集装置と、前記
分級機ケーシングの下部に漏斗状に形成された傾斜部
と、該傾斜部の下端に接続されて前記上昇管の上端を斜
めに包囲する回収傾斜面と、該回収傾斜面の下端に接続
した傾斜取出し管とを備えて該傾斜取出し管からの粉砕
物を本粉砕を行うボールミルに導くよう設けた粉砕物取
出し部と、 前記傾斜部に周方向外側から二次空気を供給
する空気入口と、を備えたことを特徴とする予備粉砕装
置に係るものである。
【0013】
【作用】本考案では、竪型ミルの直上に上昇管を介して
分級機を備えるようにしているので、分級機には搬送空
気に乗った精粉と粉砕物との混合物のみが導かれること
になり粗粒物は分級機に到達するまでに重力によって分
離される。従って、分級機において精粉と粉砕物の分離
が行われ、精粉は精粉捕集装置によって回収され、粉砕
物はそのままボールミルに導かれて本粉砕されるので、
搬送設備を省略することができる。又、分級羽根で分離
されて傾斜部を落下する粉砕物に、空気入口から二次空
気を導入して洗浄するようにしているので、粉砕物取出
し部に取り出される粉砕物に精粉が含まれないようにし
て、分級効率を高めることができる。従って、ボールミ
ルには粉砕物のみが導入され、精粉が混入することがな
いので、ボールミルにおける過粉砕が防止される。
分級機を備えるようにしているので、分級機には搬送空
気に乗った精粉と粉砕物との混合物のみが導かれること
になり粗粒物は分級機に到達するまでに重力によって分
離される。従って、分級機において精粉と粉砕物の分離
が行われ、精粉は精粉捕集装置によって回収され、粉砕
物はそのままボールミルに導かれて本粉砕されるので、
搬送設備を省略することができる。又、分級羽根で分離
されて傾斜部を落下する粉砕物に、空気入口から二次空
気を導入して洗浄するようにしているので、粉砕物取出
し部に取り出される粉砕物に精粉が含まれないようにし
て、分級効率を高めることができる。従って、ボールミ
ルには粉砕物のみが導入され、精粉が混入することがな
いので、ボールミルにおける過粉砕が防止される。
【0014】
【実施例】以下本考案の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
する。
【0015】図1及び図2は本考案の予備粉砕装置36
の一例を示し、又図3は本考案の予備粉砕装置36を図
4のセメント製造設備に適用した場合の一例を示すもの
で、図中31は縦型ミルであり、該縦型ミル31は駆動
装置32により回転される粉砕テーブル33と、該粉砕
テーブル33上に押しつけて粉砕テーブル33の回転に
より回転される粉砕ローラ34とを有しており、原料供
給管35から導入されたセメント原料(原料)2を前記
粉砕テーブル33と粉砕ローラ34によって粉砕し、粉
砕した粉粒体36’は前記粉砕テーブル33の下側外周
に設けた空気ノズル室38に搬送空気導入口39から導
入される搬送空気40によって浮遊上昇させて、上部出
口41から排出するようになっている。
の一例を示し、又図3は本考案の予備粉砕装置36を図
4のセメント製造設備に適用した場合の一例を示すもの
で、図中31は縦型ミルであり、該縦型ミル31は駆動
装置32により回転される粉砕テーブル33と、該粉砕
テーブル33上に押しつけて粉砕テーブル33の回転に
より回転される粉砕ローラ34とを有しており、原料供
給管35から導入されたセメント原料(原料)2を前記
粉砕テーブル33と粉砕ローラ34によって粉砕し、粉
砕した粉粒体36’は前記粉砕テーブル33の下側外周
に設けた空気ノズル室38に搬送空気導入口39から導
入される搬送空気40によって浮遊上昇させて、上部出
口41から排出するようになっている。
【0016】前記竪型ミル31の直上に、前記上部出口
41に接続した所要長さの上昇管42を設け、該上昇管
42の上部に分級機43を取付ける。前記上昇管42
は、粉粒体36’の上昇流が均一且つ安定して上昇する
ことにより、粉粒体36’中の粗粒物を重力にて効果的
に分離して竪型ミル31に再び落下させ得るように大き
な口径を有している。
41に接続した所要長さの上昇管42を設け、該上昇管
42の上部に分級機43を取付ける。前記上昇管42
は、粉粒体36’の上昇流が均一且つ安定して上昇する
ことにより、粉粒体36’中の粗粒物を重力にて効果的
に分離して竪型ミル31に再び落下させ得るように大き
な口径を有している。
【0017】分級機43は、前記上昇管42の上端部を
所要の間隔44を有して包囲した状態でその周方向所要
箇所を固定部材45により上昇管42に固定した分級機
ケーシング46を有している。該分級機ケーシング46
は、上方に向かって拡がる傾斜部47を有していると共
に、該傾斜部47の上端に円筒部48を形成している。
所要の間隔44を有して包囲した状態でその周方向所要
箇所を固定部材45により上昇管42に固定した分級機
ケーシング46を有している。該分級機ケーシング46
は、上方に向かって拡がる傾斜部47を有していると共
に、該傾斜部47の上端に円筒部48を形成している。
【0018】前記分級機43の円筒部48内には、外周
に所要のリング状の導入空間49を有して分級羽根50
が備えられていると共に、該分級羽根50の下側には逆
三角錐状の案内板51が備えてあり、前記上昇管42内
を上昇してくる粉砕物37が前記導入空間49から分級
羽根50に導かれることにより、分級羽根50の内側に
通過する精粉13と分級羽根50を通過できなく下方に
落下する粉砕物37とに分級されるようになっている。
に所要のリング状の導入空間49を有して分級羽根50
が備えられていると共に、該分級羽根50の下側には逆
三角錐状の案内板51が備えてあり、前記上昇管42内
を上昇してくる粉砕物37が前記導入空間49から分級
羽根50に導かれることにより、分級羽根50の内側に
通過する精粉13と分級羽根50を通過できなく下方に
落下する粉砕物37とに分級されるようになっている。
【0019】前記分級羽根50の内側上部に、精粉捕集
機52と吸引ファン53からなる精粉捕集装置54を吸
引管55を介して接続する。
機52と吸引ファン53からなる精粉捕集装置54を吸
引管55を介して接続する。
【0020】前記分級機ケーシング46の下端に、所要
の傾斜角度で傾斜して前記上昇管42の外周面を気密に
包囲する回収傾斜面56と、該回収傾斜面56の最下端
部に設けた傾斜取出し管57とからなる粉砕物取出し部
58を設ける。
の傾斜角度で傾斜して前記上昇管42の外周面を気密に
包囲する回収傾斜面56と、該回収傾斜面56の最下端
部に設けた傾斜取出し管57とからなる粉砕物取出し部
58を設ける。
【0021】又、前記分級機ケーシング46の傾斜部4
7の外周を包囲して二次空気59を供給するようにした
二次空気供給通路60を形成すると共に、前記傾斜部4
7にひさし状に内部下方に向かって延びる分離板61を
多段に設け、且つ該分離板61の夫々の下側に空気入口
62を形成する。
7の外周を包囲して二次空気59を供給するようにした
二次空気供給通路60を形成すると共に、前記傾斜部4
7にひさし状に内部下方に向かって延びる分離板61を
多段に設け、且つ該分離板61の夫々の下側に空気入口
62を形成する。
【0022】図1に於いて、原料導入管35から原料2
を供給し粉砕テーブル33を駆動装置32により回転さ
せた状態で精粉捕集装置54の吸引ファン53を駆動す
ると、粉砕テーブル33と粉砕ローラ34により粉砕さ
れた粉粒体36’は、搬送空気導入口39から導入され
る搬送空気40により竪型ミル31内を浮遊上昇して上
部出口41から上昇管内42内を上昇した後、導入空間
49から分級羽根50に導かれる。この時、前記上昇管
42内を上昇する間に粗粒物が重力により効果的に分離
されて、導入空間49には搬送空気40に乗った精粉1
3と粉砕物37との混合物のみが導かれることになり、
前記分離された粗粒物は竪型ミル31の粉砕テーブル3
3上に落下して再び粉砕される。
を供給し粉砕テーブル33を駆動装置32により回転さ
せた状態で精粉捕集装置54の吸引ファン53を駆動す
ると、粉砕テーブル33と粉砕ローラ34により粉砕さ
れた粉粒体36’は、搬送空気導入口39から導入され
る搬送空気40により竪型ミル31内を浮遊上昇して上
部出口41から上昇管内42内を上昇した後、導入空間
49から分級羽根50に導かれる。この時、前記上昇管
42内を上昇する間に粗粒物が重力により効果的に分離
されて、導入空間49には搬送空気40に乗った精粉1
3と粉砕物37との混合物のみが導かれることになり、
前記分離された粗粒物は竪型ミル31の粉砕テーブル3
3上に落下して再び粉砕される。
【0023】前記導入空間49に導かれた粉砕物の内、
分級羽根50を通った精粉13は、吸引管55を介して
精粉捕集装置54の精粉捕集機52により回収される。
又、分級羽根50を通過できない粉砕物37は、分級機
ケーシング46の傾斜部47に落下した後間隔44から
粉砕物取出し部58の回収傾斜面56に落下し更に傾斜
取出し管57を介して本粉砕装置30のボールミル4に
導かれて更に粉砕される。又前記粉砕物37が傾斜部4
7に落下した際、分離板61の下側の空気入口62から
導入されている二次空気59によって、粉砕物37に付
着した精粉13が効果的に分離されるようになる。
分級羽根50を通った精粉13は、吸引管55を介して
精粉捕集装置54の精粉捕集機52により回収される。
又、分級羽根50を通過できない粉砕物37は、分級機
ケーシング46の傾斜部47に落下した後間隔44から
粉砕物取出し部58の回収傾斜面56に落下し更に傾斜
取出し管57を介して本粉砕装置30のボールミル4に
導かれて更に粉砕される。又前記粉砕物37が傾斜部4
7に落下した際、分離板61の下側の空気入口62から
導入されている二次空気59によって、粉砕物37に付
着した精粉13が効果的に分離されるようになる。
【0024】上記したように、竪型ミル31の直上に設
けた分級機43において精粉13と粉砕物37の分離を
行い、精粉13は精粉捕集装置54によって回収し、粉
砕物37はそのままボールミル4に導いて本粉砕するよ
うにしているので、搬送設備を省略することができる。
けた分級機43において精粉13と粉砕物37の分離を
行い、精粉13は精粉捕集装置54によって回収し、粉
砕物37はそのままボールミル4に導いて本粉砕するよ
うにしているので、搬送設備を省略することができる。
【0025】又、分級機43に於いて精粉13を分離し
てしまうので、ボールミル4には粉砕物37のみが導入
されることになって、精粉13が導入されて過粉砕され
ることがなくなり、よってボールミル4の粉砕効率を高
めて粉砕能力を増大させることができる。
てしまうので、ボールミル4には粉砕物37のみが導入
されることになって、精粉13が導入されて過粉砕され
ることがなくなり、よってボールミル4の粉砕効率を高
めて粉砕能力を増大させることができる。
【0026】尚、本考案は上記実施例にのみ限定される
ものではなく、予備粉砕した粉砕物を更に粉砕する必要
があるような場合に於ける種々の装置に適用できること
及び予備粉砕機で粉砕されなかった原料を徒らに空気搬
送することなく、予備粉砕機から排出させること、その
他本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を
加え得ること等は勿論である。
ものではなく、予備粉砕した粉砕物を更に粉砕する必要
があるような場合に於ける種々の装置に適用できること
及び予備粉砕機で粉砕されなかった原料を徒らに空気搬
送することなく、予備粉砕機から排出させること、その
他本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を
加え得ること等は勿論である。
【0027】
【考案の効果】本考案の予備粉砕装置によれば、竪型ミ
ルの直上に上昇管を介して分級機を備え、搬送空気に乗
った精粉と粉砕物の混合物のみを分級機に導くように
し、分級機において精粉と粉砕物とに分離して精粉は精
粉捕集装置により回収し、粉砕物はそのまま本粉砕装置
のボールミルに導くようにしているので、搬送設備が省
略できて装置を大幅に簡略化することができる。
ルの直上に上昇管を介して分級機を備え、搬送空気に乗
った精粉と粉砕物の混合物のみを分級機に導くように
し、分級機において精粉と粉砕物とに分離して精粉は精
粉捕集装置により回収し、粉砕物はそのまま本粉砕装置
のボールミルに導くようにしているので、搬送設備が省
略できて装置を大幅に簡略化することができる。
【0028】又、分級羽根で分離されて傾斜部を落下す
る粉砕物に、空気入口から二次空気を導入して洗浄する
ようにしているので、粉砕物取出し部に取り出される粉
砕物に精粉が含まれないようにして、分級効率を高める
ことができる。従って、ボールミルには粉砕物のみが導
入されることになり精粉が混入することがないので、ボ
ールミルにおける過粉砕が防止でき、ボールミルの粉砕
能力を大幅に増大させることができる。
る粉砕物に、空気入口から二次空気を導入して洗浄する
ようにしているので、粉砕物取出し部に取り出される粉
砕物に精粉が含まれないようにして、分級効率を高める
ことができる。従って、ボールミルには粉砕物のみが導
入されることになり精粉が混入することがないので、ボ
ールミルにおける過粉砕が防止でき、ボールミルの粉砕
能力を大幅に増大させることができる。
【図1】本考案の一実施例を示す部分切断正面図であ
る。
る。
【図2】図1をII−II方向から見た切断平面図であ
る。
る。
【図3】図1の予備粉砕装置をセメント製造設備に適用
した場合の系統図である。
した場合の系統図である。
【図4】従来のセメント製造設備の一例を示す系統図で
ある。
ある。
2 原料 4 ボールミル 13 精粉 31 竪型ミル 36 予備粉砕装置 36’ 粉粒体 37 粉砕物 40 搬送空気 41 上部出口 42 上昇管 43 分級機46 分級機ケーシング 47 傾斜部 50 分級羽根 52 精粉捕集機 53 吸引ファン 54 精粉捕集装置 55 吸引管56 回収傾斜面 57 傾斜取出し管 58 粉砕物取出し部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 向井 新悟 東京都江東区豊洲三丁目2番16号 石川 島播磨重工業株式会社 豊洲総合事務所 内 (72)考案者 川合 勤 東京都江東区豊洲三丁目2番16号 石川 島播磨重工業株式会社 豊洲総合事務所 内 (72)考案者 八田 暢哉 東京都江東区豊洲三丁目2番16号 石川 島播磨重工業株式会社 豊洲総合事務所 内 (56)参考文献 特開 昭61−33245(JP,A) 特開 昭63−20047(JP,A) 特開 昭58−161955(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】 原料を粉砕した粉粒体を搬送空気により
浮遊させて上部出口から排出する竪型ミルと、 該竪型ミルの直上に接続した上昇管と、 該上昇管の上部に取付けられ、分級機ケーシングの内部
に分級羽根を水平に備えて導入空間により分級羽根の周
方向外側から前記粉粒体を導いて分級羽根を通過する精
粉と分級羽根を通過しない粉砕物とに分離する分級機
と、前記分級羽根の内側 に吸引管を介して接続した精粉捕集
機と吸引ファンとからなる精粉捕集装置と、前記分級機ケーシングの下部に漏斗状に形成された傾斜
部と、該傾斜部の下端に接続されて前記上昇管の上端を
斜めに包囲する回収傾斜面と、該回収傾斜面の下端に接
続した傾斜取出し管とを備えて該傾斜取出し管からの粉
砕物を 本粉砕を行うボールミルに導くよう設けた粉砕物
取出し部と、 前記傾斜部に周方向外側から二次空気を供給する空気入
口と、 を備えたことを特徴とする予備粉砕装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991070238U JP2506796Y2 (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | 予備粉砕装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991070238U JP2506796Y2 (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | 予備粉砕装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH057349U JPH057349U (ja) | 1993-02-02 |
JP2506796Y2 true JP2506796Y2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=13425790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991070238U Expired - Lifetime JP2506796Y2 (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | 予備粉砕装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2506796Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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EP3326720B1 (de) | 2016-11-23 | 2021-11-03 | Loesche GmbH | Verfahren zum aufbereiten von mehrphasen-mineral-rohstoffen |
DE102017115994A1 (de) * | 2017-07-17 | 2019-01-17 | Thyssenkrupp Ag | Zweistufiger Mahlkreislauf und Verfahren zur Herstellung eines gemahlenen Produkts mittels einer zweistufigen Mahlung |
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JPS6133245A (ja) * | 1984-07-26 | 1986-02-17 | 三菱重工業株式会社 | 粉砕装置 |
JPS6320047A (ja) * | 1986-07-10 | 1988-01-27 | 石川島播磨重工業株式会社 | 原料塊の粉砕方法およびその粉砕装置 |
-
1991
- 1991-07-16 JP JP1991070238U patent/JP2506796Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH057349U (ja) | 1993-02-02 |
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