JP4161976B2 - 光学装置およびプロジェクタ - Google Patents
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Description
この構成のプロジェクタは、冷却室内の冷却流体は、光変調素子の画像形成領域に接触するようにして、光源から射出された光束によって光変調素子に発生する熱を冷却流体の対流による熱伝達を利用して放熱するようにしていた。
また、このプロジェクタの冷却室内部には、冷却流体を対流させることによる光路への気泡やゴミの混入を防止するために気泡溜め用の凹部が形成され、冷却流体内に混入している気泡等をこの気泡溜め用の凹部に集めるようにして、光変調素子の画像形成領域と対向することを防止するようにしていた。
また、特許文献1に開示される構成に採用されていた気泡溜め部用の凹部は、画像形成部に近い配置となってしまうため、気泡等が画像形成部に入り込んでしまう場合があり、その結果として画像品質に影響を及ぼし、鮮明な投射画像を形成することができなくなるという問題もあった。
なお、ここで言う気泡蓄積部とは、冷却流体蓄積部の内部の決まった位置に存在するものではなく、冷却流体蓄積部の姿勢や、気泡と冷却流体の体積の比率、および、気泡と冷却流体の比重の大小等により存在する場所が移動するものである。
また、冷却流体が蓄積される冷却流体蓄積部は、冷却流体中の気泡の通過を防止する気泡捕捉部を備えているので、冷却流体蓄積部から排出される冷却流体中には、気泡がほとんど残らず、光変調素子保持体の冷却室内に気泡が入り込んでしまうことを防止することができ、光学装置で形成した光学像を投射した場合に、鮮明な投射画像を形成することができる。
更には、この気泡捕捉部の孔は、径が非常に小さなものとなるので、冷却流体中にごみが混入していた場合であっても、気泡捕捉部によりごみの通過を防止することができるため、冷却流体蓄積部から、光変調素子保持体の冷却室にごみが排出されてしまうのを防止することができる。
なお、気泡捕捉部を通過することができなかった気泡やごみは、気泡捕捉部近傍に停滞し、小さな気泡同士が集まって大きな気泡となり浮力によって冷却流体中を上昇する。そして、気泡蓄積部に蓄積されることになる。
光学装置において、冷却流体蓄積部を流れる冷却流体の流れが急激に速くなった場合には、気泡蓄積部に負圧が発生することがある。負圧が発生すると、気泡蓄積部中の気体が冷却流体内に入り込んでしまう場合がある。
これに対し、本発明によれば、前記気泡蓄積部と、前記冷却流体蓄積部外部とを連通可能とする開放弁が設けられているので、開放弁を開放し、気泡蓄積部と冷却流体蓄積部外部とを連通させることで気泡蓄積部の圧力を調整することができ、これにより、気泡蓄積部中の気体が冷却流体中に入り込んでしまうのを防止することができる。
また、気泡蓄積部が開放弁と離れる側に位置付けられた場合、すなわち、開放弁が冷却流体と接している際には開放弁を閉塞状態とすることから、冷却流体蓄積部の内部に存在する冷却流体が外部に漏れ出すことを防止することができる。
この本発明によれば、気泡蓄積部と冷却流体蓄積部内部の蓄積される冷却流体の界面に対して気液分離膜が配接されているので、気泡捕捉部により通過不能とされた気泡を、気液分離膜を介して気泡蓄積部に効率よく排出することができ、冷却流体蓄積部から冷却室に対して気泡が排出されることを確実に防止することができる。
このような本発明によれば、気液分離膜が撓んだ状態で配設されていることにより、冷却流体蓄積部内部の冷却流体の量の変動に対応することができる。
具体的には、冷却流体蓄積部中の冷却流体の量が少ない場合には、気液分離膜は下方に撓んだ状態となり、冷却流体の量が多い場合には、上方に撓んだ状態とすることにより、冷却流体蓄積部内部の冷却流体の量の変動に対応することができる。更には、気液分離膜が撓んでいることにより、気泡蓄積部の圧力の変動に応じて、気液分離膜を変形させることができ、気泡蓄積部の圧力変動に対応することができる。
この本発明によれば、冷却流体蓄積部に気液分離膜を上方向や下方向に移動させる移動機構を設けることで、冷却流体蓄積部内部の冷却流体の量の変動に対応することができるとともに、この移動機構により、気液分離膜を上下方向に適宜移動させることにより、気泡蓄積部の圧力を簡便に調整することができる。
この本発明によれば、冷却流体蓄積部の前記気泡蓄積部近傍には、前記気泡蓄積部および冷却流体蓄積部の外部とを連通する連通路が形成されているので、気泡蓄積部の圧力を冷却流体蓄積部外部の圧力と略等しい状態とすることができる。この結果、気泡蓄積部での負圧の発生を防止することができるので、気泡蓄積部中の気泡が冷却流体中に混入してしまうのを防止することができる。
この本発明によれば、連通路は蛇行形状をなして延びているので、連通路の長さが長くなるため、万が一、冷却流体が連通路内に入ってしまうことがあっても、連通路から液体蓄積部外部に冷却流体が排出されてしまうことがない。
ここで、本発明では、第1筒状部の上方向側、すなわち、気泡捕捉部に対し冷却流体流入側の上方向側に気泡排出孔が形成されていることから、気泡捕捉面で捕捉され浮力により上昇する気泡は、気泡排出孔を介してスムースに排出することができる。従って、前記した効果をより好適に奏することができる。
また、固定部材に対し、気泡が気泡捕捉部から離れて上昇する位置にのみ気泡排出孔を形成したことから、形成する気泡排出孔の数を最小限に抑えている。
ここで、本発明では、光学装置が所定の姿勢であるとき、第1筒状部の下方向側に気泡排出孔が形成されていることから、天地逆さまの姿勢では、前記気泡排出孔は、第1筒状部の上方向側に位置することとなる。すなわち、本発明の光学装置を、天地逆さまの姿勢で設置すると、前記気泡排出孔は、固定部材において気泡捕捉部に対し冷却流体流入側の上方向側に位置することとなる。これにより、当該光学装置の姿勢変更前と同様に、気泡捕捉面で捕捉された気泡はスムースに排出されることができる。
なお、光学装置が所定の姿勢で設置された際に、冷却流体が流体循環部材を流通する方向を所定の方向とし、当該所定の方向とは反対の流通方向を、逆の方向とする。
本発明の光学装置を、前記天地逆さまの姿勢で設置し、かつ、冷却流体を逆の方向に流通させる場合を考える。
ここで、本発明では、所定の姿勢の場合において第2筒状部の下方向側に気泡排出孔が形成されていることから、天地逆さまの姿勢では、前記気泡排出孔は、第2筒状部の上方向側に位置することとなる。すなわち、当該光学装置を、天地逆さまの姿勢で設置し、かつ、冷却流体を逆の方向に流通させると、気泡排出孔は、固定部材において気泡捕捉部を通過する冷却流体流入側の上方向側に位置している。これにより、気泡捕捉部に捕捉された気泡は、この気泡排出孔を介してスムースに排出されることができる。
この本発明によれば、気泡捕捉部を多孔性フィルタからなるようにしているので、気泡の捕捉をより確実に行うことができることとなり、前記の効果をより一層効率よく奏することができる。
この本発明のプロジェクタによれば、前記した構成のいずれかの光学装置を備えているため、前記した光学装置が奏する効果と同様の効果を発揮することができる。
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、プロジェクタ1の概略構成を模式的に示す図である。
プロジェクタ1は、光源から射出される光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成し、形成した光学像をスクリーン上に拡大投射するものである。このプロジェクタ1は、外装ケース2と、冷却ユニット3と、光学ユニット4と、投射光学装置としての投射レンズLとを備える。
なお、図1において、図示は省略するが、外装ケース2内において、冷却ユニット3、光学ユニット4、および投射レンズL以外の空間には、電源ブロック、ランプ駆動回路等が配置されるものとする。
また、図示は省略するが、この外装ケース2には、冷却ユニット3によりプロジェクタ1外部から冷却空気を内部に導入するための吸気口およびプロジェクタ1内部で温められた空気を排出するための排気口が形成されている。
さらに、この外装ケース2には、図1に示すように、投射レンズLの側方で外装ケース2の角部分に位置し、光学ユニット4の後述する光学装置のラジエータを他の部材と隔離する隔壁21が形成されている。
なお、この冷却ユニット3は、図示は省略するが、シロッコファン31および軸流ファン32の他、光学ユニット4の後述する光源装置、および図示しない電源ブロック、ランプ駆動回路等を冷却するための冷却ファンも有しているものとする。
投射レンズLは、複数のレンズが組み合わされた組レンズとして構成される。そして、この投射レンズLは、光学ユニット4にて形成された光学像(カラー画像)を図示しないスクリーン上に拡大投射する。
光学ユニット4は、図1に示すように、インテグレータ照明光学系41、色分離光学系42、リレー光学系43、光学装置44、および、これら光学部品41〜44を収納配置する光学部品用筐体45とを備える。
インテグレータ照明光学系41は、光学装置44を構成する後述する液晶パネルの画像形成領域を略均一に照明するための光学系である。このインテグレータ照明光学系41は、図1に示すように、光源装置411と、第1レンズアレイ412と、第2レンズアレイ413と、偏光変換素子414と、重畳レンズ415とを備える。
第2レンズアレイ413は、第1レンズアレイ412と略同様な構成を有しており、小レンズがマトリクス状に配列された構成を有している。この第2レンズアレイ413は、重畳レンズ415とともに、第1レンズアレイ412の各小レンズの像を光学装置44の後述する液晶パネル上に結像させる機能を有している。
具体的に、偏光変換素子414によって略1種類の偏光光に変換された各部分光は、重畳レンズ415によって最終的に光学装置44の後述する液晶パネル上にほぼ重畳される。偏光光を変調するタイプの液晶パネルを用いたプロジェクタでは、1種類の偏光光しか利用できないため、ランダムな偏光光を発する光源装置411からの光の略半分を利用できない。このため、偏光変換素子414を用いることで、光源装置411からの射出光を略1種類の偏光光に変換し、光学装置44での光の利用効率を高めている。
リレー光学系43は、図1に示すように、入射側レンズ431、リレーレンズ433、および反射ミラー432,434を備え、色分離光学系42で分離された赤色光を光学装置44の後述する赤色光用の液晶パネルまで導く機能を有している。
なお、光学装置44は、具体的な構成は後述するが、液晶パネル441、入射側偏光板442、射出側偏光板443、およびクロスダイクロイックプリズム444以外に、メインタンク445、流体圧送部、ラジエータ、流体循環部材448(図2等参照)、中継タンク5(図2等参照)、および光変調素子保持体4402(図2等参照)を備える。
射出側偏光板443は、入射側偏光板442と同様に透光性基板443Aおよび光学変換膜としての偏光膜443B(図7参照)を有し、液晶パネル441から射出された光束のうち、入射側偏光板442における光束の透過軸と直交する偏光軸を有する光束のみ透過させ、その他の光束を吸収するものである。
光学装置44の構成を図1〜図4を参照して説明する。ここで、図2および図3は、光学装置本体440の概略構成を示した図であり、図2は、光学装置本体440を上方から見た斜視図、また、図3は、光学装置本体440の内部構造を示した断面図である。
これら冷却流体流入部445Aおよび冷却流体排出部445Bは、流体循環部材448の管径寸法よりも小さい管径寸法を有する略筒状部材から構成され、メインタンク445の内外に突出するように配置されている。そして、冷却流体流入部445Aの外側に突出した一端には、流体循環部材448の一端が接続され、該流体循環部材448を介して外部からの冷却流体がメインタンク445内部に流入する。また、冷却流体排出部445Bの外側に突出した一端にも、流体循環部材448の一端が接続され、該流体循環部材448を介してメインタンク445内部の冷却流体が外部へと流出する。
そして、このメインタンク445は、図1に示すように、光学部品用筐体45と外装ケース2の内側面とで形成される平面視三角形状の領域に配置される。この領域にメインタンク445を配置することで、外装ケース2内の収納効率の向上が図れ、プロジェクタ1が大型化することがない。
図5は、光変調素子保持体4402の概略構成を示す分解斜視図であり、図6は、光変調素子保持体4402の断面図である。 3つの光変調素子保持体4402は、3つの液晶パネル441、3つの入射側偏光板442、および3つの射出側偏光板443をそれぞれ保持する。また、この光変調素子保持体4402内部には、冷却流体が流入し、該冷却流体により3つの液晶パネル441、3つの入射側偏光板442、および3つの射出側偏光板443がそれぞれ冷却される。
このうち、第1弾性部材4407A、および第4弾性部材4407Dは、略矩形枠状に形成され、後述する枠状部材4405,4406の各凹部4405E,4406Bに設置される。
さらに、第3弾性部材4407Cは、略矩形枠状に形成されるとともに、下方側左右方向略中央部分に挿通孔4407C1が形成されている。この第3弾性部材4407Cは、後述する枠状部材4406の凹部4406Fに設置される。
なお、弾性部材4407は、シリコンゴムに限らず、水分透過量の少ないブチルゴムまたはフッ素ゴムを使用してもよい。
この枠状部材4405は、略中央部分に液晶パネル441の画像形成領域に対応した矩形状の開口部4405Aを有する平面視略矩形状のアルミニウム製の枠体である。
この枠状部材4405の光束射出側端面には、図5,6に示すように、第2弾性部材4407Bが嵌めこまれる凹部4405Bが形成されている。
この凹部4405Bに第2弾性部材4407Bをはめ込み、中間枠体4409に保持された液晶パネル441を開口部4405Aに対向させることで、開口部4405Aの光束射出側が閉塞される。
また、枠状部材4405の下部には、下方に突出した筒状部4405Iが形成されている。この筒状部4405Iは、流体循環部材448と接続されるものである。
筒状部4405Cは、この筒状部4405Iに対して略直交するように配置され、連通接続している。そして、この筒状部4405Cの内側面の一部は、前記筒状部4405Iの中心軸と交差するように延出し、該内側面の一部には前記筒状部4405Iを介して流入した冷却流体を、枠状部材4405の光束入射側および光束射出側に分流する突出部4405C2が形成されている。
また、枠状部材4405の光束入射側端面には、凹部4405Eよりも深い凹部4405Fが形成されている。
第1冷却室R1は、液晶パネル441の画像形成領域に対向したものであり、入射側偏光板442および液晶パネル441により形成されたものであるため、これらの熱が第1冷却室R1内の冷却流体に熱伝導可能となっている。
この枠状部材4406は、上述した枠状部材4405と略同様に、略中央部分に液晶パネル441の画像形成領域に対応した矩形状の開口部4406Aを有する平面視略矩形状のアルミニウム製の枠体である。
さらに枠状部材4406の前記凹部4406Bの内側には、凹部4406Bよりも深い凹部4406Eが形成されている。この凹部4406Eに連通するように、枠状部材4406には、上方に突出した筒状部4406Iが形成されている。
なお、光束入射側端面には、第3弾性部材4407Cに対応した形状の凹部4406Fが形成されており、この凹部4406Fに第3弾性部材4407Cをはめ込み、さらに、枠状部材4405により液晶パネル441を押圧することで、枠状部材4406の開口部4406Aが閉鎖される。
すなわち、枠状部材4406では、光束入射側端面に液晶パネル441を押圧するとともに、光束射出側端面に射出側偏光板443を押圧することで、開口部4406Aが閉鎖され、枠状部材4406内部に冷却流体が注入される第2冷却室R2が形成される。
第2冷却室R2は、液晶パネル441の画像形成領域に対向したものであり、射出側偏光板443および液晶パネル441により形成されたものであるため、これらの熱は第2冷却室R2内の冷却流体に熱伝導可能となっている。
以上のような枠状部材4405,4406には、それぞれねじ孔が形成されており、このねじ孔にねじを螺合することで、枠状部材4405,4406が組み合わされる。
枠状部材4406と枠状部材4405とを組み合わせた状態では、枠状部材4406における筒状部4406Dが、中間枠体4409の後述する挿通孔4409D、第2弾性部材4407Bの挿通孔4407B1を介して、枠状部材4405における挿通孔4405Dに挿通される。
また、枠状部材4406と枠状部材4405とを組み合わせた状態では、枠状部材4405の筒状部4405Cが中間枠体4409の挿通孔4409D、第3弾性部材4407Cの挿通孔4407C1を介して枠状部材4406の孔4406Cに挿入される。
この中間枠体4409において、その略中央部分には、液晶パネル441の対向基板441Dを嵌合可能な矩形状の開口部4409Aが形成され、液晶パネル441の対向基板441Dを開口部4409Aに嵌合させることで、中間枠体4409に対して液晶パネル441が位置決めされる。
図3,図4,図7および図8を用いて流体蓄積部である中継タンク5の構成について説明する。図3に示すように、中継タンク5は、クロスダイクロイックプリズム444を挟んで上下に対向配置されている。ここで、クロスダイクロイックプリズム444の上部に配置される中継タンク5を中継タンク5A、クロスダイクロイックプリズム444の下部に配置される中継タンク5を中継タンク5Bとする。
なお、図面中の矢印方向は、冷却流体の流れる方向である。
タンク本体51は、中空の略直方体形状であり、内部に冷却流体を蓄積されている。このタンク本体51は、図7の上面に向かって開口した断面略コ字型の本体部51Aと、この本体部51Aの開口を閉塞する蓋部51Bを備えている。
本体部51Aは、平面略矩形状の底面部51A1および当該底面部51A1の周縁から立ち上がった側面部51A2を備える、
また、タンク本体51の内部には、冷却流体が蓄積されており、この冷却流体の液面は、タンク本体51の側面に形成され、冷却流体流入部52および冷却流体排出部53を構成するパイプ521,531が接続される孔51A21より、図7における上方に位置することになる。すなわち、冷却流体の液面と、蓋部51Bとの間に形成された空間が気泡蓄積部51Cとなる。
第2固定部562も、第1固定部561と同様に、両端が開口した中空の筒状部562Aと、この筒状部562Aの端から広がるフランジ部562Bとが一体的になって形成されている。
なお、図7は、固定部材56はフィルタ55の周囲を取り囲むように配置して狭持している態様を示している。
ここで、フィルタ55の孔551の大きさは、液晶パネル441の1画素の大きさよりも小さくすることが好ましく、例えば、孔551の径は5〜20μmの範囲内としておけばよい。なお、孔551の径は、冷却流体の種類、粘度、表面張力、および流通時の冷却流体の流動圧力に応じて適宜決定すればよい。
また、中継タンク5Aを構成する平板状の蓋部51Bは、中継タンク5Bのように切り欠き51B1や貫通孔51B2が形成されず、同様に、中継タンク5Bのように開放弁51Dも配設されていない態様を示している。
次に、図3の光学装置における冷却流体の循環について説明する。
メインタンク445に蓄積された冷却流体は、図示しない流体圧送部を介して排出され、流体循環部材448を通り、中継タンク5Bの冷却流体流入部52に導入される。そして、冷却流体流入部52に導入された冷却流体は、タンク本体51内に案内される。タンク本体51内に案内された冷却流体は、タンク本体51内に蓄積されるとともに、徐々に固定部材56の第2固定部562の筒状部562A内に排出されることになる。そして、第2固定部562の窪み562B1に嵌め込まれたフィルタ55を介して、冷却流体排出部53に排出されることになる。
各光変調素子保持体4402の筒状部4406Iから排出された冷却流体は、流体循環部材448により合流して、中継タンク5Aに蓄積される。
このような本実施形態では、メインタンク445からの冷却流体を中継タンク5Bを介して光変調素子保持体4402の冷却室R1,R2に送り、さらに、冷却室R1,R2から排出される冷却流体を中継タンク5Aを介してメインタンク445に戻して循環させている。よって、光変調素子保持体4402の冷却室R1,R2内に冷却流体を密封させておく場合に比べ、冷却流体が加温されにくく、これにより、液晶パネル441、入射側偏光板442、射出側偏光板443を効率よく冷却することができる。
また、フィルタ55の孔551は、径が非常に小さいので、冷却流体中にごみが混入していた場合であっても、フィルタ55によりごみの通過を防止することができる。
従って、タンク5から、光変調素子保持体4402の冷却室R1,R2内にごみが排出されてしまうのを防止することができる。
以上により、気泡が冷却流体中に長期間停滞することがなく、中継タンク5から冷却室R1,R2に対して、気泡が排出されてしまうのを確実に防止することができる。従って、この本発明のプロジェクタ1により投射された画像は、高品質および鮮明な投射画像となる。
また、光束の入出が行われるクロスダイクロイックプリズム444表面とは、変調した光束をクロスダイクロイックプリズム444へ射出する液晶パネル441、および、クロスダイクロイックプリズム444で形成された光学像を集光し外部へ拡大投射する投射レンズLと対向する面である。すなわち、光束の入出が行われないクロスダイクロイックプリズム444表面近傍は、液晶パネル441および投射レンズL等が配置されていないため、余スペースとなっている。すなわち、本実施形態では、この余スペースに中継タンク5を配設するので、光学装置44に含まれる余分なスペースを有効活用することができる。
また、中継タンク5は、複数の冷却室R1,R2に連通する複数の流体循環部材448を、各中継タンク5A,5B付近にて1つに合流させて接続させている。
以上により、光学装置44の大型化を抑えることができる。
また、フィルタ55で捕捉された気泡が、フィルタ55から離れて上昇する位置にのみ孔562A1を形成したことから、固定部材56に形成する気泡排出孔の数を最小限に抑えることができる。
さらに、本実施形態では、冷却室R1,R2内部を流通する冷却流体は、下方向側から上方向側へ向かって流通させている。冷却室R1,R2内部において、液晶パネル441からの熱によって加熱された冷却液体は上側に移動するが、この移動方向が、冷却液体の流通方向と同方向であるため、加熱された冷却液体が冷却室R1,R2内で滞留されることはない。これにより、冷却室内部の冷却液体は、液晶パネル441からの熱を効率よく冷却することができる。
図9および図10を参照して本発明の第2実施形態について説明する。
以下の説明では、既に説明した部分と同一の部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
第1実施形態では、中継タンク5のタンク本体51の蓋部51Bに貫通孔51B2を設け、この貫通孔51B2に開放弁51Dを設置することで、タンク本体51内の気泡蓄積部51Cの圧力の調整を行っていたが、本実施形態では、圧力の調整機構が前記実施形態と異なっており、本実施形態の中継タンク6は、前記実施形態の中継タンク5と蓋部61Bの構成のみが異なっており、他の点においては共通する構成となっている。
すなわち、図9および図10に示す本実施形態の中継タンク6は、蓋部61Bおよびタンク本体51を有するタンク本体61と、冷却流体流入部52と、冷却流体排出部53と、フィルタ55と、固定部材56を備えている。
第1部材61B1には、気泡蓄積部51Cと、タンク本体61外部とを連通する連通路61B10が形成されている。
図10にも示すように、連通路本体61B12は、第1部材61B1の表面を蛇行するように切り欠いたものである。この連通路本体61B12の先端(貫通孔61B11側と反対側の端部)は、第1部材61B1の側面61B13にまで延びており、第1部材61B1の側面61B13を切り欠いている。
連通路本体61B12の断面は図示しないが、略円弧状となっており、この円弧の径は、冷却流体の粘度や、冷却流体の流動圧力等に応じて決定される。
第2部材61B2は、第1部材61B1の貫通孔61B11や、連通路本体61B12の上面を覆うものである。
中継タンク6の蓋部61Bには、気泡蓄積部51Cと、タンク本体61外部とを連通する連通路61B10が形成されている。そして、この連通路61B10は、第1部材61B1の表裏面を貫通し、気泡蓄積部51Cに連通する貫通孔61B11と、この貫通孔61B11の一方の開口に接続された連通路本体61B12とを備える。
従って、貫通孔61B11および連通路本体61B12を介して気泡蓄積部51C内の気圧を中継タンク6外部の気圧と等しくすることができ、気泡蓄積部51Cでの負圧の発生を防止することができるので、気泡蓄積部51C中の気体が中継タンク6中の冷却流体中に混入してしまうのを防止することができる。
また、本実施形態の中継タンク6では、前記実施形態(図7参照)のように開放弁を使用する必要がないので、光学装置44の製造コストの低下を図ることができる。なお、本実施形態では連通路本体61B12の断面を略円弧状としたが、矩形状や三角形状などの他の断面形状としてもよい。
図11を用いて、本発明の第3実施形態について説明する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一の部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
第3実施形態の中継タンク7は、本体部51Aの冷却流体と気泡蓄積部51Cとの間に、気液分離膜77が配置されている点が前記各実施形態と異なっている。他の点においては、前記各実施形態と同じ構成である。
ここで、タンク本体51の本体部51Aの4枚の側面部51A2に跨るように、気液分離膜77が配置されている。この気液分離膜77は、冷却流体の液面を覆うように配置されており、冷却流体の透過を阻止するとともに、気体を通過可能とするものである。この気液分離膜77は、多孔質膜であり、例えば、従来公知のPTFE(PolyTetra-Fluoro Ethylene:4フッ化エチレン樹脂)や、シリコン樹脂等により構成された多孔質の膜が例
示できる。
中継タンク7の冷却流体と、気泡蓄積部51Cとの境界部分に、冷却流体の透過を阻止し、気体を透過させる気液分離膜77が配置されているので、フィルタ55により、通過不能とされた気泡を、気液分離膜77を介して気泡蓄積部51Cに排出することができる。
さらに、気液分離膜77を撓んだ状態で配置することで、中継タンク6内の冷却流体の量の変動に対応することができる。すなわち、中継タンク6内の冷却流体の量が少ない場合には、気液分離膜77は下方に撓んだ状態となり、冷却流体の量が多い場合には、気液分離膜77が上方に撓んだ状態となる。
図12を用いて、本発明の第4実施形態について説明する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一の部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
前記した第3実施形態では、中継タンク7のタンク本体51の本体部51Aの4枚の側面部51A2に跨るように、気液分離膜77を配置し、気液分離膜77を撓んだ状態として側面部51A2に取り付けた態様を示したが、取付け構造はこのような態様に限られるものではない。
図13を用いて、本発明の第5実施形態について説明する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一の部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
図13に示した第5実施形態の中継タンク8における、タンク本体部51Aの側面部51A2には、タンク本体51の内部に形成される気泡蓄積部51Cと、タンク本体51の外部を連通可能とする連通孔541が形成されており、また、この連通孔541には、図示しない吸引ポンプと連接された連通管542が、端部を気泡蓄積部の内部に位置するように取り付けられている。
前記第1実施形態〜第5実施形態では、クロスダイクロイックプリズム444の上部に配設される中継タンク5Aには、フィルタ55および固定部材56は特に取り付られないとしたが、本発明では、中継タンク5Aに、これらフィルタ55および固定部材56を取り付てもよい。
固定部材56Aの構成は、前述した固定部材56と比較して、気泡排出孔の形成位置を除いて同一である。
本変形例の気泡排出孔としての孔561A1は、図14に示すように、第1固定部561を構成する筒状部561Aの上側面に貫通形成されている。つまり、孔561A1は、フィルタ55を通過する冷却流体流入側の固定部材56の上側面に形成されている。
従って、中継タンク5Aに流入される冷却流体中には気泡がほとんど残らないため、中継タンク5Aから排出された冷却流体が案内されるメインタンク445および流体圧送部に、気泡が混入することを防ぐことができる。
従って、流体圧送部に流入する冷却流体に含まれる気泡およびごみ等を低減させることができるので、流体圧送部に引き起こされる故障を防ぐことができる。
なお、この中継タンク5Aに、前述した開放弁51D、気液分離膜77、連通路61B10、および、気泡排出部54等を設けてもよい。
図15〜図17を用いて、本発明の第6実施形態について説明する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一の部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
前記した第1実施形態では、中継タンク5は、クロスダイクロイックプリズム444を挟んで上下に対向配置されており、このうち、クロスダイクロイックプリズム444の下部に配設される中継タンク5Bについては、気泡捕捉部であるフィルタ55や、中継タンク5Bを構成する平板状の蓋部51Bに切り欠き51B1や貫通孔51B2が形成されており、また、当該貫通孔51B2内部には、開放弁51Dが配設されている構成を示した。一方、クロスダイクロイックプリズム444の上部に配設される中継タンク5Aについては、上述したクロスダイクロイックプリズム444の下部に配置される中継タンク5Bと共通した構成である一方、これらフィルタ等が形成ないし配設されていない構成を示したものであった。
また、開放弁51Eの基本的な構造は、前記した開放弁51Dとほぼ同様であるが、プロジェクタ1の姿勢を変更した際の圧力の変動による冷却流体の漏れを防止するために、前記した開放弁51Dより閉塞する能力が高いものを採用しているので、気泡蓄積部51Cの内部が中継タンク9A,9Bの外部に対してある程度負圧状態になっても開放しないようになっている。
さらに、フィルタ55および固定部材56Bの構成等については、気泡排出孔の形成位置を除いて、前記した第1実施形態のフィルタ55および固定部材56と共通する。このため、ここでは、固定部材56Bに形成された気泡排出孔、および、開放弁51Eについて説明する。
一方、中継タンク9Aにおいて、パイプ521端部に設けられた固定部材56Bには、第1固定部561の上側面に孔561A1が、第1固定部561の下側面に孔561A2が形成されている。すなわち、孔561A1,561A2は、中継タンク9Bの孔562A1,562A2と同様に、フィルタ55に対し冷却流体流入側の上下側面にそれぞれ形成されている。
貫通孔51B2は、気泡蓄積部51Cとタンク本体51の外部と連通するものである。この貫通孔51B2内部には、開放弁51Eが配設されている。
この場合には、前記のように調整球51E2と中空の円柱部51E11または錘部51E12の間には若干の空隙が形成されているため、必要な流路が確保されることになる。
また、本実施形態では、開放弁本体51E1の断面形状を略円形状としたが、例えば、段目形状を略楕円形状等の円以外の形状としてもよい。
更には、本実施形態では、中継タンク5Bを構成する平板状の蓋として蓋部51Bを用いた態様を示したが、図8に示した切り欠き51B1の代わりに、図10にて示した連通路本体61B12を用いてもよい。
図18〜図20を用いて、本発明の第7実施形態について説明する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一の部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態の光学装置44は、前記した第6実施形態と比較して、気泡排出孔の形成位置が異なるとともに、姿勢検出部と、圧送駆動制御部とを備えている点が異なる。なお、図18に示す冷却流体の流れる方向(図18中に矢印で示す)を、所定の方向とし、この所定の方向とは反対に向かう流れ方向を、逆の方向とする。
姿勢検出部は、プロジェクタ1の姿勢が、所定の姿勢、または、天地逆さまの姿勢のいずれであるか検出する。圧送駆動制御部は、姿勢検出部が検出したプロジェクタ1の姿勢に応じて、冷却流体の流れる方向を、前記所定の方向、または、逆の方向に変更する。
ここでは、固定部材56Cに形成される気泡排出孔、および、姿勢検出部、圧送駆動制御部について説明する。
すなわち、中継タンク9Bに配設された固定部材56Cには、当該固定部材56Cに固定されるフィルタ55を通過する冷却流体流入側の上側面、および、冷却流体流出側の下側面に、それぞれ気泡排出孔が貫通形成されている。
制御基板11は、例えば、光学ユニット4の上方に配置される。この制御基板11は、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置が実装された回路基板として構成
されている。
この制御基板11は、図19に示すように、プロジェクタ1におけるプロジェクタ1全体の駆動制御や、冷却流体の流れる方向の制御を行う主制御系111と、液晶パネル441(441R,441G,441B)の駆動制御を行う表示制御系112と、メモリ113とを備えている。このうち、メモリ113は、表示制御系112が液晶パネル441を駆動制御する際に読み込まれる画像表示用設定データが記録されるものであり、EEPROMおよびフラッシュメモリ等で構成することができる。
一方、運転制御部1112は、位置判定部1111から、プロジェクタ1の姿勢が天地逆さまの姿勢であるという判定結果が連絡された場合には、ポンプ駆動ユニット1114に対して、冷却流体の流れる方向を、所定の方向と反対方向にする制御信号を出力する駆動制御を行い、ポンプ駆動ユニット1114が、冷却流体の流れる方向をそのように変更する。
図20からも分かるように、プロジェクタ1の姿勢の変更後において、中継タンク9に蓄積された冷却流体、気泡蓄積部51C、および、開放弁51E等の位置関係は、変更前と常に一定となる。さらに、冷却流体の流れる方向に対する気泡排出孔の形成位置も、変更前と常に一定となる。
従って、プロジェクタ1が、所定の姿勢および天地逆さまの姿勢のいずれで設置されても、フィルタ55に捕捉された気泡を、気泡排出孔を介してスムースに排出し、気泡蓄積部51Cに蓄積させることができる。
図21は、前記した第6実施形態および第7実施形態の変形例としての光学装置本体440の内部構造を示す断面図である。
本変形例では、第6実施形態および第7実施形態で採用した固定部材56B,56Cのかわりに、図21に示すような固定部材56Dを採用している。固定部材56Dは、前述の固定部材56B,56Cと比較して、気泡排出孔の形成位置が異なる。
すなわち、中継タンク9B´に配設された固定部材56Dには、当該固定部材56Dに固定されるフィルタ55に対して、パイプ531を通過する冷却流体流入側の上下側面、および、冷却流体流出側の下側面にそれぞれ気泡排出孔が貫通形成されている。
すなわち、中継タンク9A´に配設された固定部材56Dには、中継タンク9B´と同様に、フィルタ55に対して、パイプ521を通過する冷却流体流入側の上下側面、および、冷却流体流出側の下側面にそれぞれ気泡排出孔が形成されている。
この図21の構成においても、前記した第5実施形態(図13参照)と同様、この連通管と図示しない吸引ポンプにより構成される気泡排出部54により、気泡蓄積部51Cの内部に蓄積された気泡等を外部に効率よく排出することができる。
図22〜図24を用いて、本発明の第8実施形態について説明する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一の部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
前記実施形態では、冷却流体流入部52および冷却流体排出部53は、中継タンク5の側面部51A2に配設され、冷却流体は、中継タンク5に対し略水平方向に流出・流入している構成を示した。
本実施形態の光学装置44では、図22に示すように、冷却室R1,R2に連通する冷却流体流入部52が中継タンク5Aの上面部51A3に配設され、冷却室R1,R2に連通する冷却流体排出部53が、中継タンク5Bの底面部51A1に配設されている。
具体的には、中継タンク5Bに接続される冷却流体排出部53のパイプ531は、中継タンク5Bの底面部51A1に形成された孔51A11を挿通して、本体部51Aの内部に引き込まれている。当該パイプ531の端部は、中継タンク5Bに蓄積された冷却流体の液面よりも下方に位置している。さらに、パイプ531の端部には、固定部材56Eを介してフィルタ55が固定されている。固定部材56Eは、前述した固定部材56と比較して、気泡排出孔の形成位置および構成を除いて同一である。
なお、孔56E1は、フィルタ55の外周を囲んで複数個が等間隔に形成されている。
当該パイプ521の端部は、中継タンク5Aに蓄積された冷却流体の液面よりも下方に位置している。さらに、当該パイプ521の端部には、固定部材56Eを介してフィルタ55が固定されている。固定部材56Eには、中継タンク5Bに設けられた固定部材56Eと同様に、気泡排出孔56E1が形成されている。ただし、固定部材56Eでは、気泡排出孔56E1を構成する連通路56E12は、第1固定部561のフィルタ55挟持面に溝状に形成されている。
前述した孔56E1が形成されたことにより、中継タンク5Bに設けられた固定部材56Eでは、フィルタ55の冷却流体流入側で捕捉された気泡が、連通路56E12を通って貫通孔56E11まで移動し、浮力により上昇する。すなわち、フィルタ55で捕捉した気泡を、孔56E1を介してスムースに排出し、冷却流体の液面の上部の気泡蓄積部51Cに蓄積することができる。
また、孔56E1は、フィルタ55の全周を囲んで等間隔に複数形成されていることから、フィルタ55で捕捉された気泡を排出させやすくさせることができる。
一方、中継タンク5Aにおいても、孔56E1を形成したことにより、固定部材56Eでは、フィルタ55で捕捉した気泡を、孔56E1を介してスムースに排出し、冷却流体の液面の上部の気泡蓄積部51Cに蓄積することができる。
なお、本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
本発明では、中継タンク5〜9の内部に、開放弁51D,51Eと、気液分離膜77とが共に配設されていてもよい。他にも、中継タンク5〜9は、連通路61B10と、気液分離膜77とが共に配設される構成や、開放弁51D,51Eと、連通路61B10と、気泡排出部54とが共に配設されている構成も考えられる。このように、複数の構成を組み合わせることにより、冷却流体の漏れ抑止等の効果を、なおいっそう高めることができる。
また、実施形態6および実施形態7で挙げたプロジェクタ1の中継タンク9では、開放弁51Eを配設したが、本発明では、実施形態6および実施形態7のように設置姿勢を変更できるプロジェクタ1においても、冷却流体が漏れない構成であるならば、中継タンク9に開放弁51Dおよび気液分離膜77等を配設してもよい。
さらに、前記各実施形態では、フィルタ55を中継タンク5〜7の冷却流体排出部53或いは、冷却流体流入部52’に対し、固定する固定部材56の第2固定部562の筒状部562Aには、気泡排出用の孔562A1を形成したが、この孔562A1はなくてもよい。なお、孔562A1がない場合には、気泡は、第2固定部562の筒状部562Aの開口から排出されることとなる。
前記各実施形態では、光入射面と光射出面とが異なる透過型の液晶パネルを用いていたが、光入射面と光射出面とが同一となる反射型の液晶パネルを用いてもよい。
さらに、前記各実施形態では、光変調素子として液晶パネルを用いていたが、マイクロミラーを用いたデバイスなど、液晶以外の光変調素子を用いてもよい。この場合は、光束入射側および光束射出側の偏光板は省略できる。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造等としてもよい。
Claims (25)
- 光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調素子を含んで構成される光学装置であって、
内部に冷却流体が封入された冷却室が形成され、前記冷却室内の前記冷却流体に対して熱伝達可能に前記光変調素子を保持する光変調素子保持体と、
前記冷却室と連通接続され、前記冷却流体を前記冷却室外部に案内し、再度前記冷却室内部に導く複数の流体循環部材と、
前記複数の流体循環部材における前記冷却流体の流路中に配置され、前記冷却流体を内部に流入させる冷却流体流入部、および前記冷却流体を外部に流出させる冷却流体排出部を有し、前記冷却流体を内部に蓄積する冷却流体蓄積部と、
前記複数の流体循環部材における前記冷却流体の流路中に配置され、前記冷却流体を前記複数の流体循環部材を介して強制的に循環させる流体圧送部とを備え、
前記冷却流体蓄積部の内部には、
複数の孔を有し、前記冷却流体排出部に向けて前記冷却流体を流通させるとともに前記冷却流体に含まれる気泡を捕捉する気泡捕捉部と、
前記気泡捕捉部にて捕捉された気泡を蓄積する気泡蓄積部とが設けられ、
前記冷却流体蓄積部の前記気泡蓄積部近傍には、前記気泡蓄積部と前記冷却流体蓄積部外部とを連通可能とする開放弁が設けられ、
前記開放弁は、前記気泡蓄積部と前記冷却流体蓄積部の外部とを連通する連通路を開放する開放状態、および前記連通路を閉塞する閉塞状態を切り換え、
前記開放弁による切り換えが、前記気泡蓄積部の内部が前記冷却流体蓄積部の外部に対して負圧状態である場合に前記開放状態とし、前記気泡蓄積部の内部が前記冷却流体蓄積部の外部に対して負圧状態でない場合に前記閉塞状態とすることを特徴とする光学装置。 - 請求項1に記載の光学装置において、
当該光学装置を所定の姿勢で設置した際に、前記光学装置自体の自重がかかる方向を下方向、前記自重がかかる方向と逆方向を上方向とした場合に、
前記気泡蓄積部は、前記冷却流体蓄積部の内部の前記上方向に集まるように設けられることを特徴とする光学装置。 - 請求項1または請求項2に記載の光学装置において、
前記開放弁は、前記気泡蓄積部と前記冷却流体蓄積部の外部とを連通する連通路を開放する開放状態、および、前記連通路を閉塞する閉塞状態に切り換え可能に構成され、
前記気泡蓄積部が前記開放弁と接する側に位置付けられた場合には、前記開放弁が前記開放状態に切り換えられ、
前記気泡蓄積部が前記開放弁と離れる側に位置付けられた場合には、前記開放弁が前記閉塞状態に切り換えられることを特徴とする光学装置。 - 請求項3に記載の光学装置において、
当該光学装置を所定の姿勢で設置した際に、前記光学装置自体の自重がかかる方向を下方向、前記自重がかかる方向と逆方向を上方向とした場合に、
前記開放弁は、
先端部に向かって窄まる中空部を備えた筒状の開放弁本体と、当該中空部に略球状の調整部材を封入してなり、前記冷却流体蓄積部に対し、前記先端部が前記流体蓄積部の内部を向くように配され、
前記先端部が前記下方向側を向く場合には、前記調整部材の自重により、前記調整部材が接触する前記中空部の壁面を押圧して前記先端部を僅かに開くことにより開放状態とされ、
前記先端部が前記上方向側を向く場合には、前記先端部が閉じることにより閉塞状態とされることを特徴とする光学装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の光学装置において、
前記気泡蓄積部と前記冷却流体蓄積部に蓄積される冷却流体の界面には、気体の透過を許容しかつ液体の透過を阻止する気液分離膜が配設されていることを特徴とする光学装置。 - 請求項5に記載の光学装置において、
前記気液分離膜が撓んだ状態で配設されていることを特徴とする光学装置。 - 請求項5または請求項6に記載の光学装置において、
前記冷却流体蓄積部には、前記気液分離膜を前記上方向および前記下方向に移動させる移動機構が配設されていることを特徴とする光学装置。 - 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の光学装置において、
前記冷却流体蓄積部の前記気泡蓄積部近傍には、前記気泡蓄積部および前記冷却流体蓄積部外部とを連通する連通路が形成されていることを特徴とする光学装置。 - 請求項8に記載の光学装置において
前記連通路は、蛇行形状をなして延びていることを特徴とする光学装置。 - 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の光学装置において、
前記冷却流体蓄積部には、前記気泡蓄積部と前記冷却流体蓄積部の外部とを連通する連通孔が形成されており、
前記連通孔と接続され、前記連通孔を介して前記気泡蓄積部の内部に蓄積された気泡を前記冷却流体蓄積部の外部に強制的に排出させる気泡排出部を備えていることを特徴とする光学装置。 - 請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の光学装置において、
前記光変調素子は、複数で構成され、
前記光変調素子保持体は、前記複数の光変調素子に対応して複数で構成され、
前記複数の光変調素子保持体が取り付けられる複数の光束入射側端面を有し、前記複数の光変調素子にて変調された各色光を合成して射出する色合成光学装置を備え、
前記冷却流体蓄積部は、前記色合成光学装置の前記複数の光束入射側端面と交差する端面に取り付けられていることを特徴とする光学装置。 - 請求項11に記載の光学装置において、
当該光学装置を所定の姿勢で設置した際に、前記光学装置自体の自重がかかる方向を下方向、前記自重がかかる方向と逆方向を上方向とした場合に、
前記冷却流体蓄積部は、
蓄積した冷却流体を、前記複数の流体循環部材を介して、前記複数の光変調素子保持体に形成された冷却室毎に分岐して送出する送出側冷却流体蓄積部と、
前記複数光変調素子保持体に形成された冷却室毎から前記複数の流体循環部材を介して前記冷却流体を一括して送入する送入側冷却流体蓄積部とで構成され、
前記送出側冷却流体蓄積部は、前記色合成光学装置の前記複数の光束入射端面と交差する端面のうち、前記下方向側の端面に取り付けられ、
前記送入側冷却流体蓄積部は、前記色合成光学装置の前記複数の光束入射端面と交差する端面のうち、前記上方向側の端面に取り付けられていることを特徴とする光学装置。 - 請求項1ないし請求項12のいずれかに記載の光学装置において、
前記冷却流体蓄積部は、蓄積した冷却流体を前記複数の冷却室に送出する送出側冷却流体蓄積部と、前記複数の冷却室から前記複数の流体循環部材を介して前記冷却流体を送入する送入側冷却流体蓄積部とで構成され、
前記流体圧送部は、前記送入側冷却流体蓄積部から排出された冷却流体を前記送出側冷却流体蓄積部に圧送することを特徴とする光学装置。 - 請求項1ないし請求項13のいずれかに記載の光学装置において、
当該光学装置を所定の姿勢で設置した際に、前記光学装置自体の自重がかかる方向を下方向、前記自重がかかる方向と逆方向を上方向とした場合に、
冷却流体は、前記気泡捕捉部を介して前記上方向側から前記下方向側へ流通し、
前記気泡捕捉部は、前記冷却流体に含まれる気泡を捕捉する気泡捕捉面が前記上方向に略直交するように配置されていることを特徴とする光学装置。 - 請求項1ないし請求項14のいずれかに記載の光学装置において、
前記気泡捕捉部は、固定部材を介して、前記冷却流体流入部および前記冷却流体排出部のうち少なくともいずれか一方に取り付けられ、
前記固定部材には、前記気泡捕捉部にて捕捉された気泡を前記気泡蓄積部に向けて排出する気泡排出孔が形成されていることを特徴とする光学装置。 - 請求項15に記載の光学装置において、
当該光学装置を所定の姿勢で設置した際に、前記光学装置自体の自重がかかる方向を下方向、前記自重がかかる方向と逆方向を上方向とした場合に、
前記固定部材は、
前記気泡捕捉部の冷却流体流入側に延び、冷却流体を前記気泡捕捉部に案内する第1筒状部と、
前記気泡捕捉部の冷却流体流出側に延びる第2筒状部とから構成され、
前記気泡捕捉部は、冷却流体に含まれる気泡を捕捉する気泡捕捉面が前記上方向または前記下方向に対し略平行となるように、前記気泡捕捉面の外縁部が前記第1筒状部および前記第2筒状部により挟持固定され、
前記気泡排出孔は、前記第1筒状部の前記上方向側に少なくとも1つ形成されていることを特徴とする光学装置。 - 請求項16に記載の光学装置において、
前記気泡排出孔は、前記第1筒状部の前記下方向側に少なくとも1つ形成されていることを特徴とする光学装置。 - 請求項16または請求項17に記載の光学装置において、
前記気泡排出孔は、前記第2筒状部の前記下方向側に少なくとも1つ形成されていることを特徴とする光学装置。 - 請求項15に記載の光学装置において、
当該光学装置を所定の姿勢で設置した際に、前記光学装置自体の自重がかかる方向を下方向、前記自重がかかる方向と逆方向を上方向とした場合に、
前記固定部材は、
前記気泡捕捉部の冷却流体流入側に延び、冷却流体を前記気泡捕捉部に案内する第1筒状部と、
前記気泡捕捉部の冷却流体流出側に延びる第2筒状部とから構成され、
前記気泡捕捉部は、冷却流体に含まれる気泡を捕捉する気泡捕捉面が前記上方向または前記下方向に対し略直交となるように、前記気泡捕捉面の外縁部が前記第1筒状部および前記第2筒状部により挟持固定され、
前記気泡排出孔は、前記気泡捕捉面の外縁部から、前記上下方向に対し略直交する方向外側に形成されていることを特徴とする光学装置。 - 請求項1ないし請求項19のいずれかに記載の光学装置において、
前記気泡捕捉部が多孔性フィルタからなることを特徴とする光学装置。 - 請求項1ないし請求項20のいずれかに記載の光学装置において、
当該光学装置自体の自重がかかる方向を下方向、前記自重がかかる方向と逆方向を上方向とした場合に、
冷却流体は、前記冷却室内部を前記下方向側から前記上方向側へ向かって流通することを特徴とする光学装置。 - 光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成し、前記光学像を拡大投射するプロジェクタであって、
請求項1ないし請求項21のいずれかに記載の光学装置を備えていることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項22に記載のプロジェクタにおいて、
当該プロジェクタを所定の姿勢で設置した際に、前記プロジェクタ自体の自重がかかる方向を下方向、前記自重がかかる方向と逆方向を上方向とした場合に、
前記流体循環部材は、冷却流体が前記冷却室内部を前記上下方向に流通するように接続され、
当該プロジェクタの姿勢を検出する姿勢検出部と、
前記流体圧送部を駆動制御する圧送駆動制御部とを備え、
当該圧送駆動制御部は、前記姿勢検出部により検出された当該プロジェクタの姿勢に応じて、前記流体圧送部を駆動制御して冷却流体の流通方向を切り換え、冷却室内部の冷却流体を、当該プロジェクタ自体の自重がかかる方向である下方向側から上方向側へ流通させることを特徴とするプロジェクタ。 - 光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成し、前記光学像を拡大投射するプロジェクタであって、
請求項12に記載の光学装置を備え、
前記送出側冷却流体蓄積部の内部に配設される前記気泡捕捉部は、当該送出側冷却流体蓄積部の前記冷却流体排出部に取り付けられ、
前記送入側冷却流体蓄積部の内部に配設される前記気泡捕捉部は、当該送入側冷却流体蓄積部の前記冷却流体流入部に取り付けられ、
当該プロジェクタの姿勢を検出する姿勢検出部と、
前記流体圧送部を駆動制御する圧送駆動制御部とを備え、
前記圧送駆動制御部は、前記姿勢検出部による検出結果に応じて、前記流体圧送部を制御することにより前記冷却流体の流通方向を切り換え、
前記送出側冷却流体蓄積部および前記送入側冷却流体蓄積部のうち、当該プロジェクタの自重がかかる方向側に位置する前記冷却流体蓄積部に対し、蓄積した冷却流体を前記複数の流体循環部材を介して前記複数の光変調素子保持体に形成された各冷却室毎に分岐して送出させることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項23または請求項24に記載のプロジェクタにおいて、
前記冷却流体蓄積部には、前記気泡蓄積部と前記冷却流体蓄積部の外部とを連通可能とする開放弁が形成され、
前記開放弁は、先端部に向かって窄まる中空部を備えた筒状の開放弁本体と、当該中空部に略球状の調整部材を封入してなり、
前記複数の流体蓄積部のそれぞれに対して、前記先端部が前記冷却流体蓄積部の内部を向くように配され、
前記姿勢検出部は、前記調整部材の位置を検出することにより当該プロジェクタの姿勢を検出することを特徴とするプロジェクタ。
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