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JP4141658B2 - シートベルト装置 - Google Patents

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JP4141658B2
JP4141658B2 JP2001127118A JP2001127118A JP4141658B2 JP 4141658 B2 JP4141658 B2 JP 4141658B2 JP 2001127118 A JP2001127118 A JP 2001127118A JP 2001127118 A JP2001127118 A JP 2001127118A JP 4141658 B2 JP4141658 B2 JP 4141658B2
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seat
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fixed
belt
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健治 三宅
茂 小林
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株式会社オーテックジャパン
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Publication date
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  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばワンボックス車の補助シートなどに取り付けられたいわゆるシートベルト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、ワンボックス車の例えば中央席の側部に設けられた緊急用の補助シートには、衝突時などの乗員の安全を確保するために、2点式のシートベルト装置が取り付けられている。その一つとして、例えば図3〜図5に示すようなものがある。
【0003】
概略を説明すれば、この従来の2点式シートベルト装置は、車体フロアに固定されたシートレッグ2上にシートクッション3とシートバック4とからなる補助シート1に設けられ、シートクッション3の一側部に固定されたベルトバックル5と、シートクッション3の他側部側のシートレッグ2に固定されたリトラクタ6と、該リトラクタ6に引き出し自在に巻装されたシートベルト7とを備えている。また、このシートベルト7の先端部には、前記ベルトバックル5に係脱可能なタング8が取り付けられている。
【0004】
したがって、このシートベルトを装着するには、まず、シートベルト7のタング8を持って該シートベルト7をリフレクタ6から上方へ引き出し、図4に示すように、そのまま補助シート1の肘掛け9の下を通して着座している人Hの脚の上を横方向から通過させて、図5に示すように、そのままタング8をベルトバックル5に係止させれば、シートベルト7の装着作業が完了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前記従来のシートベルト装置にあっては、リトラクタ6がシートレッグ2に固定されていると共に、ベルトバックル5も単にシートクッション3の一側部に固定されているだけであるから、車両の衝突時などに前方へ大きな衝撃荷重が掛かり、シートベルト7が急激に前方へ引っ張られた場合に、シートクッション3がシートベルト7に引っ張られて浮き上がってしまうおそれがある。
【0007】
しかも、前記リトラクタ6は、シートレッグ2に固定されているだけであるから、その結合剛性も十分に得られないおそれがある。
【0008】
そこで、本発明は、シートベルトによる急激な引っ張りにも十分に耐えられ、シートクッションの浮き上がりを規制し得る安全性の高いシートベルト装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1に記載の発明は、車体フロアにシートレッグを介して支持されたシートクッションの一側部に取り付けられた係合部材と、前記シートクッションの他側部側の車室側壁に固定された第1リトラクタと、該第1リトラクタに巻装されて、先端部に前記係合部材に係脱可能な係止部材を有する第1シートベルトと、前記シートクッション下部の車体フロアに固定された第2リトラクタと、該第2リトラクタに巻装されて、先端部が前記係合部材の近傍に固定された第2シートベルトとを備えことを特徴としている。
【0013】
請求項に記載の発明は、前記係合部材を第1タングあるいは第1バックルによって形成する一方、前記係止部材を前記第1タングまたは第1バックルにそれぞれ対応して係脱する第2タングまたは第2バックルによって形成したことを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】
【0015】
以下、本発明にかかるシートベルト装置を補助シートに適用した一実施形態を図面に基づいて詳述する。
【0016】
すなわち、前記補助シート11は、図1及び図2に示すように、車体フロア10上に固定されたシートレッグ12と、該シートレッグ12に図1の右回転方向へ折り畳み自在に設けられたシートクッション13と、該シートクッション13の後部に設けられて前方へ折り畳み自在なシートバック4とから構成されている。
【0017】
前記シートレッグ12は、車体フロア10上に固定されたブラケット12aと、該ブラケット12aの側部に一体的固定されて上端部が上方へ折曲形成された支持部12bとを有している。なお、シートクッション13は、前記シートレッグ12の支持部12bに下部の他側側、つまり下部左側が載置固定されている。
【0018】
そして、シートベルト装置は、前記シートクッション13の一側部に取り付けられた係合部材であるベルトタング14と、前記シートクッション13の他側部側の車室側壁15に設けられた第1リトラクタ16と、該第1リトラクタ16に巻装された第1シートベルト17と、前記シートレッグ12の近傍の車体フロア10に固定された第2リトラクタ18と、該第2リトラクタ18に巻装された第2シートベルト19とを備えている。
【0019】
前記、第1シートベルト17は、先端部に前記ベルトタング14に係脱可能なバックル20が設けられている一方、前記第2シートベルト19は、先端部19aが前記ベルトタング14の取付基部14aにボルトなどによって共締め固定された固定アンカー21を介してシートクッション13の下部に固定されている
【0020】
また、前記第2リトラクタ18は、ほぼL字形状に折曲されたブラケット22を介して前記シートレッグ12のブラケット12aの内側に位置する車体フロア10上に固定されている。
【0021】
したがって、この2点式シートベルト装置の第1シートベルト17を装着するには、まず、例えばシートクッション13に着座した人が、図1に示すように、例えば左手で第1シートベルト17のバックル20を持って第1リトラクタ16から上方へ引き出し、そのまま着座した人の腰の上方を巻き付けるように取り回すと共に、このバックル20を、右手に持っているベルトタング14に係止させる。これによって、第1シートベルト20の装着が簡単に完了する。
【0022】
そして、この2点式シートベルト装置は、前記第2リトラクタ18に巻装された第2シートベルト19の先端部19aがシートクッション13の一側部、つまりベルトタング14側下部にアンカー部21を介して固定されているため、車両の衝突時などにおいて、第1シートベルト17を介してシートクッション13に前方への急激な衝撃荷重が掛かっても前記第2シートベルト19によってその荷重を支持させることができるため、該シートクッション13の浮き上がりの発生を確実に防止できる。
【0023】
しかも、前記第1リトラクタ16は、従来のようにシートレッグではなく車室内側壁15に固定されているため、その結合剛性が高くなり、第1シートベルト17を介してシートクッション13の浮き上がりをさらに抑制することができる。
【0024】
この結果、各シートベルト17,19により、急激な前方荷重に十分に耐えることが可能になり、高い安全性を確保できる。
【0025】
また、前記アンカー部21を、シートクッション13の下部に対してシートレッグ12の支持部12bと反対側の位置に設けたたため、シートクッション13の浮き上がりを一層効果的に防止できる。
【0026】
なお、シートクッション13を支持部12b上端部のヒンジを介して図1中左方向に立ち上げながら折り畳むと、第2シートベルト19は第2リトラクタ18から引き出されるが、その引き出し速度は十分に遅いため、第2リトラクタ18のストッパ機構が働くことはなく、なんら抵抗なく折り畳むことができる。
【0027】
また、第2リトラクタ18は、その配設位置をアンカー部21の直下に近いほどシートクッション13の浮き上がり防止効果が大きくなるので、車両の仕様などに応じてその配設位置を可及的にアンカー部21に近い位置に設定することが望ましい。
【0028】
本発明は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、例えば、前記第1シートベルト17のバックル20をタングに替え、また同時にベルトタング14をバックルに変更することも可能である。
【0029】
【発明の効果】
【0030】
以上の説明で明らかなように、請求項1に記載のシートベルト装置によれば、前記係合部材側の車体所定位置に、第2リトラクタを固定し、この第2リトラクタに巻装された第2シートベルトの先端部を前記係合部材の近傍に固定したため、車両の衝突時などにおいて、シートクッションに前方への急激な衝撃荷重が掛かっても前記第2シートベルトによってその荷重を支持することができるため、該シートクッションの浮き上がりの発生を確実に防止できる。
【0031】
また、前記第1リトラクタを、従来のようにシートレッグではなく、シートクッションの他側部側の車室側壁に固定しため、その結合剛性が高くなり、前記シートクッションの浮き上がりをさらに抑制することができる。この結果、各シートベルトにより、急激な前方荷重に十分に耐えることが可能になり、高い安全性を確保できる。
【0032】
さらに、第2リトラクタを車体フロアに固定しため、その結合剛性が高くなり、この点でもシートクッションの浮き上がり抑制力を高めることができる。
【0033】
請求項に記載の発明によれば、係止部材や係合部材の選択の自由度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるシートベルト装置の実施形態を示す背面側斜視図である。
【図2】同実施形態の概略斜視図。
【図3】従来の2点式シートベルト装置を部分的に示す斜視図である。
【図4】同従来のシートベルト装置の操作を示す説明図である。
【図5】図4のA矢視図である。
【符号の説明】
10 車体パネル
11 補助シート
12 シートレッグ
13 シートクッション
14 ベルトタング
15 車室側壁
16 第1リトラクタ
17 第1シートベルト
18 第2リトラクタ
19 第2シートベルト
20 バックル
21 アンカー部

Claims (2)

  1. 車体フロアにシートレッグを介して支持されたシートクッションの一側部に取り付けられた係合部材と、
    前記シートクッションの他側部側の車室側壁に固定された第1リトラクタと、
    該第1リトラクタに巻装されて、先端部に前記係合部材に係脱可能な係止部材を有する第1シートベルトと、
    前記シートクッション下部の車体フロアに固定された第2リトラクタと、
    該第2リトラクタに巻装されて、先端部が前記係合部材の近傍に固定された第2シートベルトとを備えことを特徴とするシートベルト装置。
  2. 前記係合部材を第1タングあるいは第1バックルによって形成する一方、前記係止部材を前記第1タングまたは第1バックルにそれぞれ対応して係脱する第2タングまたは第2バックルによって形成したことを特徴とする請求項1記載のシートベルト装置。
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